JP2002210316A - フィルターバグメディアおよびこれを用いてなるフィルターバグ - Google Patents

フィルターバグメディアおよびこれを用いてなるフィルターバグ

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JP2002210316A JP2001012217A JP2001012217A JP2002210316A JP 2002210316 A JP2002210316 A JP 2002210316A JP 2001012217 A JP2001012217 A JP 2001012217A JP 2001012217 A JP2001012217 A JP 2001012217A JP 2002210316 A JP2002210316 A JP 2002210316A
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茂一 村田
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダストの捕捉率の向上、低圧力損失、並びに
悪臭や有害物質の除去を達成できるフィルターバグメデ
ィア及びこれを用いてなるフィルターバグを提供する。 【解決手段】 シート状多孔性基材からなるフィルター
バグメディアであって、極性溶媒可溶性ポリマー100
重量部に対し機能性粒子が10〜300重量部混合され
てなる微細多孔層が、多孔性基材の表面に付設され、及
び/又は表面近傍に埋設され、前記微細多孔層内に平均
孔径10μm以下の気孔を有するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集塵装置の一つで
あるバグフィルターにおいて、不織布や織布などの多孔
性基材が袋状や封筒状に縫製されて使用されるフィルタ
ーバグに関し、詳しくは、大気中の粉塵の捕捉だけでな
く、悪臭や有害物質の吸着、除去が可能なフィルターバ
グおよびそのメディアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】バグフィルターは、公害防止、労働環境
の改善、有価粉体の回収などを目的とし、様々な分野の
プラントに付設される集塵装置として広く使用されてい
る。バグフィルターにおける集塵は、不織布や織布など
の多孔性基材の表面にできるだけ近い層でダストを捕捉
する、所謂、表面濾過によるものである。表層に堆積さ
れたダストは、振動、逆圧或いはパルスなどの方式によ
り払い落とされる。その素材(メディア)として、ニー
ドルパンチングにより製造された各種合成繊維製の不織
布又は織布や、微細な気孔を有した樹脂層が積層された
不織布又は織布が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ダストの細粒化に対応
し、環境保全に資するという観点から、フィルターバグ
には、ダストの捕捉率の向上だけでなく、ゴミ焼却炉で
発生するハロゲン化合物などの有害物質を吸着し、分
解、除去することが望まれている。ダストの捕捉率を向
上させる手段として、フィルターバグメディアとして細
い繊維からなる不織布や織布などの多孔性基材が用いら
れている。しかし、繊維径を小さくすること、特にミク
ロンオーダーの繊維を製造することには限界があり、そ
の結果、多孔性基材の間隙を小さくすることにも限界が
生じる。従って、捕捉すべきダストが小さすぎると多孔
性基材の間隙から漏れ、捕捉率を向上させることが難し
くなる。また、多孔性基材内部にダストが浸透し、表面
濾過が達成され難いという欠点を有する。
【0004】一方、微細な気孔を有する樹脂層が積層さ
れてなる従来の多孔性基材を用いた場合は、表面濾過を
達成し易く、ダストの捕捉率も向上するが、上記した細
い繊維からなる多孔性基材と同様に吸着や分解の機能は
有しないので、悪臭や有害物質を除去することは困難で
ある。
【0005】本発明は、従来技術のかかる欠点に鑑み、
ダストの捕捉率の向上、低圧力損失、並びに悪臭や有害
物質の除去を達成できるフィルターバグメディア及びこ
れを用いてなるフィルターバグを提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のフィルターバ
グメディアは、シート状多孔性基材からなるフィルター
バグメディアであって、上記の課題を解決するために、
極性溶媒可溶性ポリマー100重量部に対し機能性粒子
が10〜300重量部混合されてなる微細多孔層が、多
孔性基材の表面に付設され、及び/又は表面近傍に埋設
され、前記微細多孔層内に平均孔径10μm以下の気孔
を有するものとする。
【0007】前記機能性粒子の混合割合は極性溶媒可溶
性ポリマー100重量部に対し50〜200重量部の範
囲であり、機能性粒子の粒度は1μm以下であることが
好ましい(請求項2)。
【0008】前記機能性粒子としては、細孔を有する多
孔質材料、粘土化合物、触媒活性を有する材料、疎水性
シリカからなる群から選ばれた1種又は2種以上を用い
ることができる(請求項3)。
【0009】前記微細多孔層は、表面のスキン層が削除
されたものとすることができる(請求項4)。
【0010】本発明のフィルターバグは、上記のうちの
いずれかのフィルターバグメディアを用いてなるものと
する(請求項5)。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のフィルターバグメディア
は、従来のフィルターバグにおける上述の問題点を解決
するために、極性溶媒可溶性ポリマーと機能性粒子から
なり、平均孔径10μm以下の気孔を有する微細多孔層
を、多孔性基材の表面に付設し、及び/又は少なくとも
表面近傍に埋設したことを特徴とするものである。
【0012】すなわち、本発明者は、極性溶媒可溶性ポ
リマーと機能性粒子からなる微細多孔層内の気孔が、従
来の多孔性基材の気孔に比べて非常に小さいだけでな
く、機能性粒子が本来有する吸着や分解の機能を有する
こと、及び、前記微細多孔層の気孔は、粒子及び/又は
ポリマー間の間隙からなる細孔構造であることに着目し
た。このような微細多孔層を、多孔性基材表面に付設及
び/又は表面近傍に埋設することにより、表面濾過を促
進できると共に悪臭や有害物質の除去も可能となる。
【0013】このような観点からダストの捕捉性能の向
上、圧力損失の抑制、更に悪臭や有害物質の除去が可能
なフィルターバグメディアについて鋭意研究した結果、
極性溶媒可溶性ポリマーに機能性粒子が混合された微細
多孔層を多孔性基材の表面に付設し、及び/又は表面近
傍に埋設することにより、上記目的が達成されることを
究明し、本発明の完成に至ったものである。
【0014】本発明で用いる機能性粒子は、悪臭の原因
物質や各種有害物質の吸着や分解等の機能を有するもの
で、例としては、活性炭、ゼオライト、結晶性アルミノ
リン酸塩型モレキュラーシーブ、シリカゲル、シリカ、
珪藻土、パリゴスカイト、セピオライトなどの粒子内に
微孔を有する多孔質無機粒子;モンモリロナイト、ベン
トナイト、スメクタイト、バーミキュライト、カネマイ
トなどの粘土化合物;酸化チタン、マンガン酸化物など
の触媒活性を有する粒子;粒子表面が疎水化されたシリ
カ;水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなどの微
細短繊維状のウィスカーを含む粒子状形態を有するもの
が挙げられる。
【0015】これら機能性粒子の粒度は特に限定されな
いが、通常は10−2〜10μmのオーダーであり、
タイラーメッシュで300メッシュパス程度(約44m
μ以下)が好ましく、1μm以下が特に好ましい。
【0016】本発明で用いる極性溶媒可溶性ポリマー
は、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、N−メチルピロリドンなどの極性を
有する溶媒に溶解するものであれば特に限定されるもの
ではなく、例えば、ポリウレタン系、ポリアクリレー
ト、ポリアクリロニトリルなどのアクリル系、ポリ塩化
ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリフッ化ビニルなどのビニ
ル系、エポキシ系、ポリスルホン系、ポリエーテルスル
ホン系、フェノール系、ポリスチレン系、ポリアミド
系、ポリエステル系、スチレンーブタジエン共重合系、
アクリロニトリル−ブタジエン共重合系、それらのフッ
素、シリコーン誘導体などが用いられる。
【0017】また、本発明においては、必要に応じて他
の添加物を使用することができる。その例としては、短
繊維状の鉱滓繊維、セラミック繊維、ガラス繊維、炭素
繊維、活性炭素繊維、金属繊維などの無機繊維、シリコ
ーン系、フルオロカーボン系、長鎖脂肪酸塩系、長鎖ア
ミン塩系などの撥水及び/又は撥油剤或いは界面活性剤
などが挙げられる。
【0018】極性溶媒可溶性ポリマーと機能性粒子との
配合割合は、固形分比で極性溶媒可溶性ポリマー100
重量部に対し機能性粒子10〜300重量部が好まし
く、50〜200重量部がより好ましい。10重量部未
満であると機能性粒子の含有率が小さすぎて有害物質の
除去率が低下し、300重量部を越えると機能性粒子を
多孔性基材に固着することが難しくなり、ダストの払い
落とし時等に機能性粒子が脱落し易くなる。
【0019】極性溶媒可溶性ポリマーと機能性粒子から
なる微細多孔層の気孔の大きさは、その縦断面のSEM
画像を画像解析して、2値化処理し、円相当径として算
出した値の数平均値(本明細書においては、この値を
「平均孔径」というものとする)で表現され、その値が
10μm以下であることが好ましい。10μmを越える
と微細ダストの捕捉が不十分となり、表面濾過が難しく
なる。
【0020】上記微細多孔層を付設又は埋設する多孔性
基材としては、例えば、ポリエステル、アラミド、ポリ
フェニレンサルファイド、フッ素、ガラス、セラミック
等の各種繊維からなる不織布や織布などが使用でき、特
に限定されるものではない。また、多孔性基材の厚さ、
目付、繊維の種類、形状も特に限定されない。
【0021】上記微細多孔層を多孔性基材に付設又は埋
設して本発明のフィルターバグメディアを製造する方法
としては、ダイレクトコーティングや含浸、或いはラミ
ネート等の方法が適宜用いられる。
【0022】例えば、ダイレクトコーティングの場合、
極性溶媒可溶性ポリマーと機能性粒子の混合スラリーを
多孔性基材にコーティングし及び/又は含浸させ、湿式
凝固や溶媒の外部雰囲気への蒸発等により微細多孔層の
形成を行った後、乾燥すればよい。また、ラミネートの
場合、前記スラリーをポリエステルフィルムなどの無孔
質基材にコーティングし、湿式凝固や溶媒の外部雰囲気
への蒸発等により膜形成を行った後、乾燥し、コーティ
ング層を剥離することにより微細多孔膜単体を得る。得
られた膜を、グラビア法などにより多孔質基材にラミネ
ートし、一体化することにより目的物を得ることができ
る。
【0023】極性溶媒可溶性ポリマーと機能性粒子の混
合物の多孔性基材への付着量(付設又は埋設量)は、固
形分で5〜500g/mが好ましい。5g/m未満
であると微細多孔層が薄すぎて細かいダストの捕捉が十
分にできなくなり、また、有害物質の除去等の機能発現
も不十分となる。一方、500g/mを越えると通気
性が悪くなり、濾過速度を大きくすることができない。
【0024】一般に、湿式凝固法により形成された気孔
はマクロ気孔を伴うが、機能性粒子の粒度が1μm以下
であるとマクロ気孔が形成され難くなり、小気孔化と気
孔分布の均一化が可能になり、微細ダストの表面濾過が
促進される。
【0025】また、湿式凝固法では、得られる微細多孔
層(膜)の表面に他の部分より小さな気孔を有するスキ
ン層が生じ易いが、フィルターバグの濾過速度を大きく
する必要がある場合は、例えば研磨等の手段を用いて、
このスキン層を削除すればよい。
【0026】上記により得られる本発明のフィルターバ
グメディアにおいては、極性溶媒可溶性ポリマーと機能
性粒子からなる微細多孔層内の気孔が、粒子及び/又は
ポリマー間の微細な間隙であるので、不織布などの多孔
性基材単体の気孔と比較して顕著に小さい。従って、こ
の微細多孔層を用いることにより、ダストの捕捉効率を
従来より大きく向上させることができる。
【0027】また、上記微細多孔層を多孔性基材の表面
又は表面近傍に偏在化させることにより、多孔性基材が
有するマクロ気孔層と微細多孔層が有するミクロ気孔層
とが形成され、上流側にミクロ気孔層を配置すると表面
濾過が促進されるので、表面に堆積したダスト層の払い
落としが容易となる。
【0028】更に上記微細多孔層内には、有機物質を吸
着や分解することが可能な機能性粒子が含有されている
ので、捕捉率の向上、低圧力損失のみならず、悪臭や有
害物質の除去も可能となる。
【0029】従来のフィルターバグにおける粒子の捕捉
は、ダストが堆積されてなる一次粒子層による濾過であ
った。従って、新しいバグを使用する際には、一次粒子
層を形成させるために平常運転時よりも低い濾過速度で
運転しなければ、吹き漏れや目詰まりを起こすという問
題があった。即ち、従来は慣らし運転が必要であった
が、本発明のフィルターバグにおいては、機能性粒子と
ポリマーからなる微細多孔層が上記従来のバグの一次粒
子層と同様にダストを捕捉する働きを有するため、慣ら
し運転を省略することが可能となる。
【0030】また、従来のバグでは、上記一次粒子層の
脱落に伴う捕捉率の低下が見られたが、本発明のものに
おいては、バインダーの働きをするポリマーにより機能
性粒子が多孔性基材表面又は表面近傍に固着されている
ので、捕捉率を安定化させることができる。
【0031】さらに、機能性粒子として多孔性材料を用
いた場合、排気中に含まれる水分を吸着するので吸湿し
たダストの剥離がより容易になる。
【0032】
【実施例】[実施例1]N,N−ジメチルホルムアミド
に溶解されたポリウレタンと300メッシュパスの活性
炭粒子を、固形分比で前者100重量部に対して後者を
100重量部の割合で混合して混合スラリーを調製し
た。この混合スラリーを目付500g/m のニードル
パンチング法により得られたポリエステル繊維(2デニ
ール、76mm)製の不織布に固形分で50g/m
ーティングし、湿式凝固後、乾燥させ、フィルターバグ
メディアを得た。
【0033】[実施例2]N,N−ジメチルホルムアミ
ドに溶解されたポリエーテルスルホンと300メッシュ
パスの活性炭粒子を、固形分比で前者100重量部に対
して後者を30重量部の割合で混合して混合スラリーを
調製した。この混合スラリーを目付500g/mのニ
ードルパンチング法により得られたポリフェニレンサル
ファイド繊維(3デニール、51mm)製の不織布に固
形分で100g/mコーティングし、湿式凝固後、乾
燥させ、フィルターバグメディアを得た。
【0034】[実施例3]N,N−ジメチルホルムアミ
ドに溶解されたポリウレタンと粒子径が1μm以下の疎
水性シリカと300メッシュパスの活性炭粒子を、固形
分比でポリウレタン100重量部に対して疎水性シリカ
25重量部、活性炭粒子25重量部の割合で混合して混
合スラリーを調製した。この混合スラリーを目付500
g/mのニードルパンチング法により得られたアラミ
ド繊維(2デニール、76mm)製の不織布に固形分で
300g/mコーティングし、湿式凝固後、乾燥さ
せ、表層のスキン層を研磨により除去し、フィルターバ
グメディアを得た。
【0035】[比較例]実施例1と同一の、ニードルパ
ンチング法により得られた目付500g/mのポリエ
ステル繊維(2デニール、76mm)製の不織布を、混
合スラリーのコーティングを行わずにフィルターバグメ
ディアとした。
【0036】上記実施例及び比較例のフィルターバグメ
ディアのダスト捕捉率、圧力損失、及び脱臭率を下記の
条件で測定した。その結果を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】[捕捉率と圧力損失] JIS B992
1に準拠し、風速3m/minにおける1μmダストの
捕捉率と圧力損失を測定した。
【0039】[脱臭率] トルエン濃度が300ppm
になるように調整された1000ccの容器内に、直径
9cmの円形に裁断された実施例と比較例のフィルター
バグメディアを個々に封入した。次に、前記試料の封入
前と封入1時間後の容器内のトルエン濃度を検知管によ
り測定し、次式により脱臭率を算出した。
【0040】
【式1】
【0041】表1から明らかなように本発明のフィルタ
ーバグメディアは、粒子の捕捉率に優れ、且つ脱臭効果
を有していた。
【0042】
【発明の効果】本発明のフィルターバグメディアは、上
記したように、極性溶媒可溶性ポリマーと機能性粒子か
らなる微細多孔層が多孔性基材の表面に付設され、及び
/又は表面近傍に埋設された構造となっている。従っ
て、これを用いたフィルターバグは、ミクロ気孔を有す
る前記微細多孔層が表層に偏在化することにより表面濾
過が促進され、ダストの捕捉率が向上する。そして、従
来のような一次付着層を必要とせず、慣らし運転を省略
することができ、表面に堆積したダストを払い落とすこ
とも容易である。
【0043】また、上記微細多孔層内の機能性粒子層
は、ポリマーにより多孔性基材表面に固着されているた
め、従来品の一次粒子層のように払い落とし操作により
脱落しないので、捕捉率の安定化を図ることができる。
【0044】請求項2に記載のように、機能性粒子の粒
度が1μm以下であると一般に湿式凝固法において生じ
易いマクロ気孔が形成され難くなり、小気孔化と気孔分
布の均一化が可能になり、微細ダストの表面濾過が促進
される。
【0045】また、請求項3に記載のような機能性粒子
を用いることにより、微細多孔層に吸着や分解の機能が
付加されるので、悪臭や有害物質の除去も可能となる。
【0046】さらに請求項4に記載のように表面のスキ
ン層を削除することにより、フィルターバグの濾過速度
を大きくすることも可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C080 AA05 BB02 CC01 HH05 JJ05 JJ06 KK08 LL10 MM01 MM06 NN22 NN26 NN27 NN28 QQ17 4D058 JA04 JB05 JB06 JB12 JB14 JB24 JB41 4J002 AC071 AC081 BC021 BD031 BD131 BF021 BG041 BG081 BG101 CC031 CD001 CF001 CK021 CL001 CN031 CP171 DA036 DE076 DE096 DE136 DE146 DJ006 DJ016 DJ036 FA066 FD010 GD00 GF00 GM00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状多孔性基材からなるフィルターバ
    グメディアであって、 極性溶媒可溶性ポリマー100重量部に対し機能性粒子
    が10〜300重量部混合されてなる微細多孔層が、多
    孔性基材の表面に付設され、及び/又は表面近傍に埋設
    され、前記微細多孔層内に平均孔径10μm以下の気孔
    を有することを特徴とするフィルターバグメディア。
  2. 【請求項2】前記機能性粒子の混合割合が極性溶媒可溶
    性ポリマー100重量部に対し50〜200重量部の範
    囲であり、機能性粒子の粒度が1μm以下であることを
    特徴とする、請求項1に記載のフィルターバグメディ
    ア。
  3. 【請求項3】前記機能性粒子が、細孔を有する多孔質材
    料、粘土化合物、触媒活性を有する材料、疎水性シリカ
    からなる群から選ばれた1種又は2種以上であることを
    特徴とする、請求項1又は2に記載のフィルターバグメ
    ディア。
  4. 【請求項4】前記微細多孔層が表面のスキン層が削除さ
    れたものであることを特徴とする、請求項1〜3のいず
    れか1項に記載のフィルターバグメディア。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載のフィ
    ルターバグメディアを用いてなるフィルターバグ。
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