JP2002207399A - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JP2002207399A
JP2002207399A JP2001000683A JP2001000683A JP2002207399A JP 2002207399 A JP2002207399 A JP 2002207399A JP 2001000683 A JP2001000683 A JP 2001000683A JP 2001000683 A JP2001000683 A JP 2001000683A JP 2002207399 A JP2002207399 A JP 2002207399A
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JP2001000683A
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Hiroyuki Tanaka
浩行 田中
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一旦市場に出た装置において、ユーザから不
具合発生の報告があった場合、その不具合発生メカニズ
ムを解明するための1つの手がかりを得るとともに、市
場におけるユーザの、場合によっては予期せぬ使用状況
等を把握し、今後の製品開発における1つの指標とす
る。 【解決手段】 各装置100側の操作パネル110か
ら、操作パネルコントローラ300、システムモニタ/
マネージャ330を経由して各アプリケーションプログ
ラム340に送られるキー押下情報を、外部制御システ
ム200に伝送する。これにより、操作パネル110か
ら入力された一連の手続きを外部制御システム200に
記録することができる。また、前記一連の手続を外部制
御システム200に伝送するのに加えてもしくは代えて
ログ保持機能1032に保持させることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、およびこれらの複合機能を有する画
像出力装置に係り、特に制御部の開発および製品保証に
おけるテスト・評価環境、あるいは市場における不具合
解析方法に関し、デバッグまたは障害発生時のテスト、
解析の効率化を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機またはプリンタ、あるいはこれに
FAX機能が付加されたような画像出力装置は複雑多機
能になってきているので、十分な、また効率的なトラブ
ルシューティングを実現するためには、機械と保守者の
間のインタフェースを充実させることが必要である。適
切なインタフェースは、機械の監視維持に必要な制御、
表示、故障コード、故障履歴を単に提供するだけでな
く、これらを、比較的簡単に、直接的かつ効率的に提供
する必要がある。
【0003】従来は、専門の保守者・点検員による定期
的な点検作業時に、その時点の供用中の複写機の状態を
観察し、点検した上で適切な処置を施していた。そのた
め、点検対象複写機の前回点検実施時点から、次の点検
時点までの複写機構成部品および複写機全体としての状
態の変動やトラブルの発生状況等を把握する手段は特に
なく、専門の点検員が必要に応じて推測し、判断してい
た。
【0004】このように、複写機の印刷品質の経時変化
に対する対処は各点検員の独自の経験的な判断に頼って
いるのが現状であり、特に画一化された一定の手法は知
られていない。
【0005】また、前述のように専門の点検員が診断処
理を行う場合の難点は、動作不良または劣化を起こして
いる機械の正確な部品またはサブシステムを容易にまた
自動的に指示できないことである。部品の修正または修
理に多くの時間と労力を費やすより、部品を単に取り替
えることができれば極めて経済的である。従って、機械
の不稼働時間を短縮するためには、広範な保守トラブル
シューティングを要求するのではなく、特定の部品また
はサブシステムの取り替え要求を指示する高度に知的
で、自動化された診断システムの提供が望ましい。
【0006】複写システムまたは印刷システム、例え
ば、電子写真複写機、レーザプリンタ、インクジェット
プリンタにおいて、印刷品質を監視する共通技術として
は、所定要求濃度の“テストパッチ”(test patch)を人
為的に生成する技術がある。この技術では、テストパッ
チの印刷材(トナーまたはインキ)の実際の濃度が光学
的に測定され、この印刷材が印刷シートに印刷される印
刷プロセスの有効性が判定される。
【0007】例として電子写真装置、例えばレーザプリ
ンタの場合には、印刷材の濃度の判定において一般に最
も関心のある表面は、電荷保持面すなわち光受容体であ
る。この上に静電潜像を形成し、次いで、特定の方法で
帯電された領域にトナー粒子を付着させてトナー現像を
行う。この場合、テストパッチの濃度を測定する光学素
子、これは、トナー領域被覆度センサ(toner area cove
rage sensor)、または“濃度計”(densitometer)と呼ば
れるが、光受容体の経路に沿い現像装置の現像処理の直
ぐ下流に配置される。通常、プリンタのオペレーティン
グシステムにルーチンを設け、露光システムにより所定
の位置の表面を所定の量だけ人為的に帯電または放電さ
せ、要求される濃度のテストパッチを光受容体の所定の
位置に周期的に生成する。テストパッチは現像装置を通
過し、その際、現像装置のトナー粒子がテストパッチに
静電的に付着する。テストパッチのトナーが濃ければ、
光学的テストにおいてテストパッチは暗く見える。現像
したテストパッチは、光受容体の経路に配置される濃度
計の計測位置を通過し、テストパッチの光吸収がテスト
される。このテストでは、テストパッチに吸収される光
が多ければ、テストパッチのトナーの濃度が大きいこと
になる。電子写真のテストパッチは、伝統的に光受容体
の文書間ゾーンに印刷される。一般に各テストパッチ
は、均一なベタ領域、ハーフトーン領域、バックグラウ
ンド領域として印刷される。従って、プロセス制御の従
来の方法には、テストパッチのベタ領域、均一なハーフ
トーン、バックグラウンドの設定が含まれる。特定の高
品質プリンタには、多くのテストパッチが含まれる。
【0008】従って、機械を診断し、特定の部品または
サブシステムの故障または動作不良を識別する機械デー
タを提供する簡単なトナー領域被覆度センサを使用でき
ることが望ましい。しかも、これは、複雑なセンサシス
テムとならないものが望まれる。また、簡単なセンサシ
ステムにより機械動作を評価し、取り替えの必要な部
品、構成要素、サブシステムを指示できる系統的で論理
的なテスト解析方法を提供することが望ましい。
【0009】一方、従来、保守点検対象の複写機の構成
部品および複写機全体としての状態は、保守点検を実施
する各時点だけの離散的な状態データとしてしか把握で
きないために、複写機に潜在する問題の発見が遅れるな
ど、保守点検作業が必ずしも最適なものとはなり得なか
った。このような問題、すなわち、ある一定の時間をお
いて行われる定期的な保守点検作業時という特定時点で
の各構成部品の状況から、その対象である複写機の定常
的な状態を推測、判断せざるを得ないという問題が、保
守点検作業レベルをより向上させる上での課題となって
いた。また、専門の点検員が有する定期検査に関する専
門的または経験的な知識は点検員により差があるため、
定期検査作業のレベルにばらつきが発生してしまうなど
といった問題もある。
【0010】そこで、例えば特開平7−28363号公
報には、上記従来技術の問題点を解消するために、複写
機構成部品および複写機全体の保守・点検作業を一定の
レベルで容易に実施できるようにユーザ側の保守点検員
あるいは専門の保守点検員を支援する複写機診断装置を
提供する方法が開示されている。
【0011】前記公報に開示された複写機診断装置は、
複写機から定時的に出力される構成部品の状態情報およ
び異状時に出力される異状状態情報を記憶する記憶手段
と、該記憶手段に記憶された定時状態情報および異状時
状態情報に基づいて複写機の状態の内容と変化・履歴を
分析・評価して複写機の保守に必要な診断結果情報を出
力し、複写機から出力した印刷物の品質評価を入力して
複写機に施すべき各種調整値を出力する診断手段とから
構成されている。そして、この構成により、診断手段
は、記憶装置に記憶された複写機から定時的に出力され
た構成部品の状態情報および異状時に出力された異状状
態情報に基づいて、複写機の過去から点検時までの各状
態に加えて変動経歴をも正確に把握し判断資料として分
析し評価することにより、対象複写機の現在状態と、潜
在的な問題点を的確に把握して出した複写機の保守に必
要な診断結果情報を出力し、当面の保守作業だけでな
く、以降の保守計画の立案にも有効な情報を提供するよ
うにしている。これにより、従来は点検時の状態情報に
基づく点検員の個人的なムラの有る判断であったがその
ような点検員による個人差をなくしている。また、複写
機から出力した印刷物の品質評価を入力して複写機に施
すべき各種調整値を出力することにより、保守点検員の
有する専門的・経験的な知識量の差によるレベルのばら
つきを無くして、複写機の印刷出力の経時変化に対して
保守点検員は適切な処置を施すことができるとしてい
る。
【0012】さらに、特開平5−164800号公報、
特開平5−164801号公報、特開平5−16480
2号公報では、従来のエキスパートシステムを用いた方
法、例えば、条件と結論が対となっているプロダクショ
ンルール型の推論を行う方法や、監視すべき対象からの
情報に基づいて監視制御装置で推論を行う技術、すなわ
ち、推論機構を備えた診断方式の問題点、つまり、知識
ベースとして予め多数のルールを用意しておく必要があ
り、エキスパートシステムによる診断結果の精度は、用
意されているルールが適正なものであるかどうかに依存
している点について言及している。
【0013】このようなエキスパートシステム、あるい
は推論機構を備えた診断方式を用いた、従来の診断方式
においては、ルールとしては基本原理が元々明らかなも
のであるか、あるいは、今までの経験から容易に予想で
きるものが採用されているので、全く予想できないよう
なトラブルや障害に対して対応できない新たなトラブル
が発生した場合には、新たに明らかになったトラブルと
その原因を新たなルールとしてエキスパートシステムの
知識ベースに組み込む必要があるが、エキスパートシス
テムを実現するための知識ベースを更新する作業に手間
が掛かるという問題がある。また、エキスパートシステ
ム自体が知識ベースの更新に対応できない場合もあり、
この場合は知識が直ぐに陳腐化してしまう可能性を指摘
している。
【0014】そこでこれら一連の発明では、予想できな
いようなトラブルに対して対応することができる診断方
法および装置として、被診断装置の動作状態を示す動作
状態情報に基づいて被診断装置の診断を行い、複数の被
診断装置から各被診断装置における動作状態を示す動作
状態情報を収集し、前記複数の動作状態情報から前記複
数の被診断装置に関して共通の特性を示す普遍的徴候を
抽出し、前記普遍的徴候に基づき前記被診断装置におい
て発生するおそれのあるトラブルを決定する方法を提案
している。
【0015】また、被診断装置の動作状態を示す複数の
要因からなる動作状態情報に基づいて被診断装置の診断
を行い、複数の被診断装置のそれぞれに対応して動作状
態を示す動作状態情報を得て、これら動作状態情報を解
析して前記複数の被診断装置に関して共通の特性を示す
普遍的徴候を得て、これらより得られた記普遍的徴候を
蓄積するための普遍的徴候事例ベースとを備えることで
解決を図っている。
【0016】この場合、複数の被診断装置、たとえば複
写機の動作状態を示す動作状態情報が診断装置に収集さ
れたトラブルの種類を示すデータとともに全部の動作状
態情報が診断装置に送り、診断装置では、複数の動作状
態情報から複数の被診断装置に関して共通の特性を示す
普遍的徴候を抽出する。この普遍的徴候は、全部の被診
断装置に共通なトラブルの徴候を示しており、特定のト
ラブルの発生頻度が高い場合、現在実際にトラブルが発
生していない場合でも将来的には同じトラブルが発生す
ることが予測されるため、これに基づいて予めトラブル
対策を施しておくことでトラブルを未然に防ぐことも可
能であるとしている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記に挙げた2つの例
では、保守点検における故障診断、あるいは品質維持の
ため適切な処置を、担当する保守点検員の専門的・経験
的な差異の影響を極力廃して施すことを可能とする手
段、あるいは、複雑多機能な装置の故障診断等/品質維
持管理を、確実に、効率よく、安定して行うことを可能
とする技術が開示されている。
【0018】ところがこれらの技術はいずれも、故障診
断や品質維持管理に関し、使用者の操作そのものに関す
るデータは考慮されていない。従来のように、複写機を
中心として画像出力装置がハードウェアとしての比率が
大きい場合には装置各部の部品としての機能、性能、耐
久性等を把握して維持管理することでほとんど問題ない
レベルで装置の維持管理が可能であった。ところが、近
年の様に、画像出力装置自体がインテリジェントな多数
の機能を有し、さらに画像出力装置として複写機、プリ
ンタ、FAX等々の様々な機能を有するに当たっては、
これらを制御するソフトウェアの比重が高まっているこ
とは疑いの無いことである。
【0019】また、特開平5−164800号公報、特
開平5−164801号公報、特開平5−164802
号公報においては、複数の被診断装置に関する情報を統
計的に扱うことで予測不能なトラブルへの迅速な対応を
図っており、長期的な解決策としては有効であると思わ
れるものの、装置固有への対応や、単発的な事例への対
応は必ずしも有効であるとは言えない。
【0020】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、装置の制御プログラ
ムを中心としたソフトウェアに対する解析的なアプロー
チから、不具合発生時の問題箇所予測を実現することに
より、より迅速な問題解決と品質の早期安定が可能な画
像出力装置を提供することにある。特に、装置が開発中
の段階から、製品試験段階、実際の市場に出た段階と、
様々な全ての段階において不具合解析の為の強力なツー
ルとして用いることができるため、高度な機能・性能の
確認、あるいはプログラムのデバッグを実施することが
でき、開発効率や評価試験効率の向上にも有効である。
【0021】さらに、基本的に、製品として市場に出す
前に十分な品質検査、負荷試験、加速試験、信頼性試験
を実施する物ではあるが、完全な試験を行う事は事実上
不可能である。どれだけの試験を重ねた場合でも、市場
において不具合が発生する可能性は残存していると言わ
ざるを得ない。従って、可能な限りの製品試験を実施し
た後、製品として市場に出ることになった場合には、市
場において不具合が発生した場合に、どれだけ迅速に、
効果的に対処を施せるかが問題になってくる。
【0022】ところが、市場において初めて顕在化する
ような不具合は、使用者の装置操作と装置御プログラム
の両者の、特定の組み合わせにおいてのみ発生する場合
が多々ある。また、あるいは、操作と制御の微妙なタイ
ミングにおいてのみ不具合が発生する場合もある。基本
的に、再現性が得られやすい不具合は製品出荷前の試験
によって検出される場合がほとんどであり、それ故に、
対処も比較的容易である。
【0023】ところが、市場において初めて明らかにな
るような不具合の場合、不具合発生の再現性が得られる
とは限らない。従って、原因を解明するにも不具合発生
を再現できないために対処ができない場合があり得る。
【0024】そこで、本発明の他の目的は、一旦市場に
出た装置において、ユーザから不具合発生の報告があっ
た場合、その不具合発生メカニズムを解明するための1
つの手がかりを得るとともに、市場におけるユーザの、
場合によっては予期せぬ使用状況等を把握し、今後の製
品開発における1つの指標とする事を目的とする。
【0025】すなわち、本発明では、制御プログラム内
で交わされる、関数コール、プロセス間通信、ハードウ
ェア状態情報通知等のシーケンスを参照データとして、
実際の動作との比較から設計と異なる動作をしたモジュ
ールを特定することができ、開発時に、品質、信頼性等
の各種試験段階、および市場へ出てからと、全ての段階
において、不具合が発生した場合における解析サポート
が期待できる。特に、制御プログラムレベルでの問題箇
所予測が可能であるため、開発者への迅速なフィードバ
ックが可能となる。
【0026】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、入力デバイスを備えた操作手段と、入力
画像データに基づいて画像を作像する作像手段と、各部
の制御を司る制御手段とを有する画像出力装置におい
て、前記入力デバイスから入力された操作履歴を読み出
し可能に記録する記録手段と、前記装置内の各部のハー
ドウェアおよびソフトウェアの動作状態を逐次前記制御
手段に通知する通知手段と、前記通知手段によって通知
された情報に基づいて各操作に対する動作を逐次検証す
る検証手段と、前記装置内共通のタイマとを備え、前記
制御手段は、前記装置が任意の操作者に使用される際の
操作手順と、前記装置内部の詳細な情報を同時に取得
し、前記通知手段は、通知すべき情報の発生時に前記タ
イマから得た時刻情報を付加し、発生時刻情報付き内部
状態情報を前記制御手段に通知し、前記検証手段は、前
記通知手段から前記制御手段に通知された内部状態情報
に基づいて前記入力デバイスから入力された各操作に対
する動作を逐次検証することを特徴とする。
【0027】この場合、さらに、操作者が使用する際の
操作手順と装置内部の詳細な情報に発生時刻情報と各操
作に対する動作の検証結果を付加し、通信機能を介して
外部の情報処理装置に逐次通知する手段と、前記装置の
使用者に対し使用不能である旨、あるいは修理が必要で
ある旨を知らせる手段と、前記制御手段は、前記使用不
能状態あるいは修理が必要な状態と判断したときに、内
部の動作状態情報および使用者による操作情報の取得を
停止し、前記情報処理装置に不具合発生情報を送信し、
情報の通知を停止する手段とを設けるとよい。
【0028】また、前記装置の使用者に対し使用不能で
ある旨、あるいは修理が必要である旨を知らせる手段を
設け、前記制御手段は、前記使用不能状態あるいは修理
が必要な状態と判断したときに、内部の動作状態情報お
よび使用者による操作情報の取得を停止し、それまでに
取得した情報の一部あるいは全部を各操作に対する動作
の検証結果を付加して前記記録手段に保存するようにす
ることもできる。なお、前記記録手段に保存する際に、
情報発生時刻順に並べ替えを行い、前記内部情報の発生
時刻順に前記記録手段に保持するようにすることもでき
る。また、前記記録手段に保持する際に、情報を保持す
る記憶部の容量を超える場合には、詳細な装置内部情報
に付加された発生時刻情報の古い物から順次破棄するよ
うにすることもできる。
【0029】前記検証手段は、各操作に対する動作に関
する情報の発生順序、動き、時間的タイミングを含む基
準データを保持し、これと実際の動作とを照らし合わせ
ることによって動作の正当性を検証する。前記検証手段
は、動作検証時に、期待される情報の発生順序と、該情
報発生の時間的なタイミングと、実動作に対する許容度
情報を、参照データとして内部に有し、該参照データと
実動作において発生する各情報の種別および/またはタ
イミングを比較し、前記参照データと実動作において発
生した情報との差異が許容範囲を逸脱した場合に、逸脱
の程度、性質、内容に応じて予め設定して警告情報を付
加した情報として前記記録手段に保存させる。また、前
記検証手段は、前記参照データとして内部に有する情報
の中の実動作に対する許容度情報を、正常動作状態から
致命的な状態まで段階的に設定し、検証結果がどのレベ
ルであるかを警告情報の一部として付加するようにする
こともできる。また、前記検証手段は、動作検証時に、
実際の動作に問題がないと判断されたとき、その動作に
関して発生した各情報を前記記録手段に保存しないよう
にすることもできる。また、前記検証手段は、動作検証
時に、検証結果が警告レベルの一部として付加される場
合、予め設定しておいた警告レベル以下の検証結果が得
られた場合、その動作に関して発生した各情報を前記記
録手段に保存しないようにすることもできる。また、前
記検証手段は、動作検証結果が正常でなかった場合に、
ソフトウェアおよび/またはハードウェアのどの部分に
問題がある可能性が高いかを示唆するようにすることも
できる。
【0030】なお、前記記録手段に保持された検証結果
およびこれに付随する情報を表示する表示手段を設けて
もよく、この場合、前記表示手段は、動作の検証結果に
警告レベルを付加し、表示対象となる警告レベル、ある
いは警告レベルの範囲を指定し、所望の警告レベル、あ
るいは警告レベル範囲の検証結果のみを選択的に表示す
るようにすることもできる。
【0031】なお、前記記録手段に保存することに代え
て、外部の情報処理手段に送信するように構成すること
も可能である。
【0032】前記構成をより具体的に述べると、第1の
手段は、操作部に各種キー、タッチパネル等の入力デバ
イスを有し、内部にCPU/MPUあるいはその他の制
御ユニットを持つ表示/印刷装置、および、その機能を
持つ複写機、ファクシミリ、プリンタ、あるいはこれら
の複合機能を持つ装置において、外部との通信機能を介
して接続された外部のパーソナルコンピュータやワーク
ステーション等の制御装置、あるいは、外部との通信機
能の有無とは関係なく内部の制御装置または制御部に、
上記各種キー、タッチパネル等の入力装置を介して行わ
れた操作履歴を記録することが可能であり、さらに該装
置内部の各種機能部、例えば画像形成部、定着部、帯電
プロセス、搬送系、給紙ユニット、操作パネル、画像読
み取り部、メモリ関連機構(画像データの圧縮伸長、転
送、加工等)、通信関連機構(公衆回線通信、USB、
IEEE1394,イーサネット(登録商標)、RS2
32C、パラレル等)、等々のハードウェア、ソフトウ
ェア両者の動作状態を逐次通知する機構を備え、該装置
が任意の操作者に使用される際の操作手順と、該装置内
部の詳細な情報を同時に取得することが可能な装置で、
該装置内部に共有のタイマーを有し、該装置内部の詳細
な情報を得る際に、各情報発生機構が通知すべき情報の
発生時に速やかに時刻情報を付加し、発生時刻情報付き
内部状態情報を制御部に通知する機能を備え、さらに、
これら装置内部の詳細な情報に基づいて各操作に対する
動作を逐次検証するようにした。
【0033】第2の手段は、第1の手段において、前記
装置が、その機能の全部あるは一部を果たすことが不可
能な状態となり、該装置の使用者に対し使用不可能であ
る旨、あるいは修理が必要である旨を知らせる機能を有
し、そのような使用不可能状態、あるいは修理が必要な
状態と判断したときに、内部の動作状態情報、および使
用者による操作情報の取得を停止し、それまでに取得し
た情報の一部あるいは全部を、各操作に対する動作の検
証結果を付加して内部の不揮発性記録装置に保存し、ま
た、所定の操作に従って前記保存情報を呼び出すことが
できるようにした。
【0034】第3の手段は、第1または第2の手段にお
いて、任意の操作者が使用する際の操作手順と装置内部
の詳細な情報に発生時刻情報と各操作に対する動作の検
証結果を付加し、該情報を外部との通信機能を介して装
置外部に接続されたパーソナルコンピュータやワークス
テーション等の制御装置に逐次通知する機能を有する装
置が、その装置が本来有する機能の全部あるは一部を果
たすことが不可能な状態になった際、該装置の使用者に
対し使用不可能である旨、あるいは修理が必要である旨
を知らせる機能を有し、そのような使用不可能状態、あ
るいは修理が必要な状態と判断したときに、内部の動作
状態情報、および使用者による操作情報の取得を停止
し、同時に、外部に接続された制御装置に対し不具合発
生情報を知らしめ、情報の通知を停止する機能を設け
た。
【0035】第4の手段は、第1または第2の手段にお
いて、各種キー、タッチパネル等の入力装置を介して行
われた操作履歴を記録する機能を有し、該装置内部の各
種機能部のハードウェア、ソフトウェア両者の動作状態
を逐次通知する機構を備え、該装置が任意の操作者に使
用される際の操作手順と該装置内部の詳細な情報を同時
に取得することが可能であり、該装置内部に共有のタイ
マーを有し、該装置内部の詳細な情報を得る際に各情報
発生機構が通知すべき情報の発生時に速やかに時刻情報
を付加し、さらに各操作に対する動作の検証結果を付加
する機能を有する装置で、発生時刻情報付き内部状態情
報を保存する際に、逐次情報発生時刻順に並べ替えを行
い、該内部情報の発生時刻順に内部の記憶装置に保持、
あるいは外部に接続された制御装置に通知するようにし
た。
【0036】第5の手段は、第1、第2および第4の手
段において、各種キー、タッチパネル等の入力装置を介
して行われた操作履歴を記録する機能を有し、該装置内
部の各種機能部のハードウェア、ソフトウェア両者の動
作状態を逐次通知する機構を備え、該装置が任意の操作
者に使用される際の操作手順と該装置内部の詳細な情報
を同時に取得することが可能であり、該装置内部に共有
のタイマーを有し、該装置内部の詳細な情報を得る際に
各情報発生機構が通知すべき情報の発生時に速やかに時
刻情報を付加し、さらに各操作に対する動作の検証結果
を付加する機能を有し、これらの情報を内部制御装置に
逐次通知する装置で、該装置内部の詳細な情報を内部に
保持する際に、情報を保持する記憶部の容量を超える場
合には、詳細な装置内部情報に付加された発生時刻情報
の古い物から順次破棄するようにした。
【0037】第6の手段は、第1ないし第5の手段にお
いて、操作部に各種キー、タッチパネル等の入力デバイ
スを有し、内部にCPU/MPUあるいはその他の制御
ユニットを持つ表示/印刷装置、および、その機能を持
つ複写機、ファクシミリ、プリンタ、あるいはこれらの
複合機能を持つ装置において、外部との通信機能を介し
て接続された外部のパーソナルコンピュータやワークス
テーション等の制御装置、あるいは、外部との通信機能
の有無とは関係なく内部の制御装置または制御部に、上
記各種キー、タッチパネル等の入力装置を介して行われ
た操作履歴を記録することが可能であり、さらに該装置
内部の各種機能部、例えば画像形成部、定着部、帯電プ
ロセス、搬送系、給紙ユニット、操作パネル、画像読み
取り部、メモリ関連機構(画像データの圧縮伸長、転
送、加工等)、通信関連機構(公衆回線通信、USB、
IEEE1394,イーサネット、RS232C、パラ
レル等)、等々のハードウェア、ソフトウェア両者の動
作状態を逐次通知する機能を備え、該装置が任意の操作
者に使用される際の操作手順と、該装置内部の詳細な情
報を同時に取得することが可能な装置で、該装置内部に
共有のタイマーを有し、該装置内部の詳細な情報を得る
際に、各情報発生機構が通知すべき情報の発生時に速や
かに時刻情報を付加し、発生時刻情報付き内部状態情報
を制御部に通知する機能を備え、さらに、各操作に対す
る動作に関する情報の発生順序、動き(シーケンス)、
時間的タイミング等の基準データを保持し、これと実際
の動作とを照らし合わせることによって動作の正当性を
検証するようにした。
【0038】第7の手段は、第1ないし第6の手段にお
いて、動作検証時において、期待される情報の発生順序
と、該情報発生の時間的なタイミングと、実動作に対す
る許容度情報を、参照データとして内部に有し、該参照
データと実動作において発生する各情報の種別、タイミ
ングを比較し、該参照データと実動作において発生した
情報との差異が許容範囲を逸脱した場合に、逸脱の程度
・性質・内容等によって、予め設定しておいた警告情報
を付加した情報として保存、あるいは外部に接続された
制御装置へ通知するようにした。
【0039】第8の手段は、第7の手段において、動作
検出時に、参照データとして内部に有する情報の中の実
動作に対する許容度情報を、正常動作状態から致命的な
状態まで段階的に設定し、検証結果がどのレベルである
かを警告情報の一部として付加し、通知するようにし
た。
【0040】第9の手段は、第1ないし第8の手段にお
いて、動作検証時に、実際の動作に問題がないと判断さ
れた場合、その動作に関して発生した各情報は保存しな
い、あるいは外部に接続された制御装置へ通知しないよ
うに設定できるようにした。
【0041】第10の手段は、第8の手段において、動
作検証時に、検証結果が警告レベルの一部として付加さ
れる場合、予め設定しておいた警告レベル以下の検証結
果が得られた場合、その動作に関して発生した各情報は
保存しない、あるいは外部に接続された制御装置へ通知
しないように設定できるようにした。
【0042】第11の手段は、第1ないし第10の手段
において、動作検証に用いる内部情報として、装置内部
のCPU/MPUあるいはその他の制御ユニットからな
る制御部に実装されている制御プログラムで用いられて
いる関数名、プロセス名、プロセス間通信におけるメッ
セージ名あるいはメッセージ、および、装置内部の各種
機能部、例えば画像形成部、定着部、帯電プロセス、搬
送系、給紙ユニット、操作パネル、画像読み取り部、メ
モリ関連機構(画像データの圧縮伸長、転送、加工
等)、通信関連機構(公衆回線通信、USB、IEEE
1394,イーサネット、RS232C、パラレル
等)、等々のハードウェアと制御ソフトウェアとの通信
メッセージ名あるいはメッセージを用い、動作検証結果
が正常でなかった場合に、ソフトウェア・ハードウェア
のどの部分に問題がある可能性が高いかを示唆すること
ができるようにした。
【0043】第12の手段は、第1ないし第11の手段
において、装置内部に保持された検証結果およびこれに
付随する情報を、該装置に付属の操作機能を用い、該装
置に付属の表示装置に表示することができるようにし
た。
【0044】第13の手段は、第1ないし第11の手段
において、装置内部に保持された検証結果およびこれに
付随する情報を、該装置に付属の操作機能、あるいは表
示装置を使用せず、該装置内部に設置された記憶装置か
ら読み出すことができるようにした。
【0045】第14の手段は、第12または第13の手
段において、動作の検証結果に警告レベルが付加され、
表示対象となる警告レベル、あるいは警告レベルの範囲
を指定し、所望の警告レベル、あるいは警告レベル範囲
の検証結果のみを選択的に表示し、また、読み出しがで
きるようにした。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0047】1.概略 本発明では、操作部の各種キー、タッチパネル等の入力
デバイスから発せられる信号・メッセージ等の情報を制
御するモジュールに、本来、前記情報を受け取るべきア
プリケーション・プログラム等のモジュールへ情報を伝
える手段に加え、前記情報の伝達と同時にモニタ・モジ
ュールにも同等の情報を伝える手段を設けることによ
り、操作部から入力された情報をモニタすることを可能
としている。また、入力デバイスからの情報に加え、装
置内部の各機能部間、あるいは各機能部と制御部、さら
には各機能部とアプリケーションとの間で交わされる情
報を取得する機構を設けることにより、装置内部の伝達
情報をモニタすることによって、装置に備えられた入力
デバイスからの情報、および装置内部で伝達される各種
情報を装置内部に保存、あるいは、装置外部とのインタ
ーフェースを介して接続された外部システムに保存する
ことができる。
【0048】このとき、入力デバイスから発せられる情
報を制御するモジュールに付加された、該情報のテスト
用モニタ・モジュールへの伝達手段による、操作部から
入力された情報をモニタする手段において、モニタ結
果、即ち、タッチパネル等の入力デバイスを操作した際
に発せられる情報を、一旦メモリ内に保持し、このデー
タを上記の入力デバイス以外からの操作情報取得手段に
対して、所定の順序・タイミングで順次発することによ
り、操作パネルからの手順を記録・再生する操作手順記
録機能が可能となる。
【0049】さらに、前述の操作手順記録機能において
記録される信号・メッセージ等の情報を、該情報に対応
した表示形式に変換する機能を具備することによって、
視認性の良い形式で表現することが可能になる。 入力
デバイスを介して入力された操作を、逐次、上記の形式
に変換する機能を具備することにより、この変換された
記述言語を逐次表示する事で、操作と記述言語による表
現との対応を容易に理解することが可能になると共に、
操作手順の記述言語への変換が自動的に実行できる。
【0050】図1および図2に本発明のシステムの概要
を示す。図1に示すように装置100の制御部101は
OSや各種デバイスドライバから構成される基部上に実
装される。このOS上に外部システム200とのインタ
ーフェース部102を構築し、これを介して外部システ
ム200との通信を実現する。検証モジュール103は
装置100内部の制御プログラム105で交わされる各
種情報、例えば、制御プログラム105内部の関数コー
ル、プロセス間通信、ハードウェア制御コマンド、およ
びハードウェアからの状態通知情報等104を逐次取得
する。この検証モジュール103は、装置100の動作
に応じた参照データを選択し、この参照データと実際に
装置100内部で交わされる情報とを逐次比較検証する
ことによって、各取得情報に対する判定を行う。
【0051】外部システム200上には本装置に対応し
たインターフェース部202が構築されており、これら
を介してデータの交換等を実現する。これは、開発の段
階では、例えば取得ログの表示プログラムや、取得ログ
データの保存を行うことができる。なお、このような取
得ログの表示プログラムや、取得ログデータの保存を行
う機能部を符号202で、コード変換モジュールを符号
203で、アプリケーションプログラムを符号204で
それぞれ示す。
【0052】図2は外部とのインターフェースを有しな
い例である。この場合、装置100自体に取得ログの表
示プログラムや警告レベル毎の情報表示プログラムを保
持し、ログデータを格納する。
【0053】図3は本装置の操作パネルコントローラ部
の構成を示すブロック図である。操作パネルコントロー
ラ部300はデバイスドライバ310およびウィンドウ
・マネージャ320とからなり、システムモニタ/マネ
ージャ330およびアプリケーション340と接続さ
れ、ユーザが行った操作パネル110(図4)からの入
力はシステムキーモニタ331を経由して、入力を要求
しているアプリケーション340、あるいはエンジンや
その他のシステムサービス等に通知される。
【0054】デバイスドライバ310は、ブザードライ
バ311、LEDドライバ312、LCDドライバ31
3、タッチパネルドライバ314およびハードキードラ
イバ315から基本的に構成されている。ウィンドウ・
マネージャ320には、ライブラリ関数321、オブジ
ェクトレコード322、アイテム検索部323およびハ
ードキー入力部324が設けられている。
【0055】また、システムモニタ・マネージャ330
には、前記システムキーモニタ331が設けられ、タッ
チパネルドライバ314からの入力がアイテム検索部3
23からタッチキーコードとしてシステムキーモニタ3
31に入力され、ハードキードライバ315からの入力
がハードキー入力部324からハードキーコードとして
システムキーモニタ331に入力され、それぞれアプリ
ケーション340にタッチキー情報あるいはハードキー
情報(システムキー以外)として入力される。アプリケ
ーション340からはオブジェクト操作や描画指示が、
また、システムモニタ/マネージャ330からはオブジ
ェクト操作、描画指示あるいはアプリケーション切替入
力がそれぞれ前記ライブラリ関数321に入力される。
仮想画面(オブジェクトレコード)322を描く場合に
は、ライブラリ関数321から仮想画面描画325指示
を受けて仮想画面を描くことになる。
【0056】2.第1の実施形態 図4は第1の実施形態に係る画像出力装置のシステム構
成を示すブロック図である。
【0057】本実施形態では、装置100側のモジュー
ル、アプリケーションはC言語によって記述されてお
り、外部制御システム200としてはパーソナルコンピ
ュータを用い、外部制御システム200の記述言語はC
およびC++を用いた。これらは他のプログラミング言
語、あるいはアセンブラ言語等を用いてもかまわない。
装置100と外部制御システム200との通信にはイー
サネットを利用した。これは、装置100内部にイーサ
ネット・インターフェースを備えたいわゆるネットワー
ク・プリンタの機能を含む装置を対象としたためであ
る。また実装の状況に応じて、RS−232C、IEE
E488/IEEE488.2(GP−IB)等を利用
することも可能である。
【0058】各装置100側の操作パネル110から、
操作パネルコントローラ300、システムモニタ/マネ
ージャ330を経由して各アプリケーションプログラム
340に送られるキー押下情報(図3−タッチキーコー
ド、ハードキーコード)を、外部制御システム200と
のインターフェース部102を介して外部制御システム
200に伝送する機能を有する。これにより、操作パネ
ル110から入力された一連の手続きを外部制御システ
ム200に記録することができる。ここで、操作パネル
110はキー、タッチパネル、表示装置、LED等のイ
ンジケータ、ブザー等全てを含む。操作パネルコントロ
ーラ300はこれら操作パネル110の制御を行い、上
記操作パネル110のデバイスドライバとして機能す
る。
【0059】システムモニタ/マネージャ330は装置
100内制御部110の全体のリソース管理を行い、本
実施形態はシステムモニタ/マネージャ330のキー操
作情報に関する処理機能に、外部制御システム200と
のインターフェース部102と情報の受け渡しを行う機
能を追加することによって、キー押下情報の記録・再生
機能を実現した。もちろん、システムの構成によって
は、操作パネルコントローラ300に相当する部分に同
様の機能を追加することにより、操作/描画情報の記録
機能を実現することもできる。あるいは、アプリケーシ
ョンプログラム自体に同様の機能を追加することによ
り、同様な記録機能を実現することもできる。
【0060】ユーザや評価担当者が操作パネル110か
らのキー入力を手動で行うような実際の使用状況におい
ては、ユーザは自分の操作を確実に記憶している保証は
ないし、各種のテストを実施した場合においても、より
複雑な操作を行った場合では、評価担当者が操作ミスを
犯す場合もあり得る。したがって、このような状況にお
いては、予期しない結果が得られた場合、果たして操作
ミスなのか、アプリケーション・プログラム等の不具合
なのか判断することが難しい場合が発生し得る。特に、
膨大な量のテストを多種多様の機種に応じて実施する場
合、テストに要する時間を短縮するために評価者は可能
な限りの早さで操作を行うことが多く、操作ミスが発生
する可能性も高くなってしまう。
【0061】本実施形態においては、ユーザや評価担当
者が手動によって操作パネル110からキー入力を施す
場合に、その一連の操作手順を、記録機能1032を用
いて記録することにより、予期しない結果が得られた場
合に、操作ミスか、あるいはアプリケーション等の不具
合かを区別することができる。
【0062】また、本実施形態においては、キーの押下
情報の記録のみならず、各アプリケーションの、操作パ
ネルに対する表示情報(命令)を取得することを可能と
しており、表示完了前に操作を行ってしまうような操作
ミスを検出することも可能であり、所定操作を行った場
合の不具合とそのような操作ミスとを区別することが可
能である。
【0063】本実施形態では、ユーザの操作パネル11
0を利用した操作情報がシステムモニタ/マネージャ3
30を介して各アプリケーション340に通知されると
ころをシステムモニタ/マネージャ330内部に同操作
情報をログ保持機能1032に同時に通知する機能を追
加し、操作情報をログにとる機能を実現している。
【0064】また、装置100内部の各種システムにも
同様に、発生した伝達情報を本来通知すべきアプリケー
ションやシステム、サービスの他に、同時にログ保持機
能1032にも通知する機能を付加している。伝達情報
としては、制御プログラムの各プロセス間通信、各種ハ
ードウェアへの制御コマンド、およびハードウェアから
の状態通知等がある。これにより、本装置100は操作
パネル110からの操作情報とともに装置100内部の
各種サービス、サブシステム120からのイベント情報
を取得することができる。
【0065】また、これらの各種情報の発生時刻を付加
する機能、すなわち時刻情報付加機能130を設けてい
る。これにより、装置100内のOSやシステムの動作
状態によって、若干のタイムラグが発生して、イベント
発生の情報伝達順序が入れ替わった場合でも、取得時刻
情報順にデータの並べ替えを行うことで、より正確なロ
グ情報を取得することが可能となる。
【0066】本実施形態では、これらの操作パネル11
0におけるキー操作情報、制御プログラム内部における
プロセス間通信情報、各種ハードウェアへの制御コマン
ド、ハードウェアからの状態通知情報を逐次取得して、
特定のイベントをトリガーとする一連の動作におけるこ
れら各種情報の動きを記述した参照データと照合する。
この時、参照データファイルに同時に記載されている許
容範囲に対し、警告フラグを付加するか否かを決定す
る。この許容範囲は対象となる情報の重要性や、タイミ
ングの許容範囲から定められ、主として開発者によって
設定される。また、許容範囲を多段に設定することによ
り、警告レベルを複数設けて動作の検証を実施してい
る。なお、参照データは、図4に示すログ保持機能10
32に保持される。なお、本実施形態では、特許請求の
範囲の記載における制御手段は、操作パネルコントロー
ラ300、さらに詳しくは操作パネルコントローラ30
0の図示しないCPUが対応する。このCPUは図示し
ないROMに格納されたプログラムに従い、図示しない
RAMをワークエリアとして使用しながらプログラムに
沿った処理を実行する。
【0067】通常、ユーザのパネル操作によって装置1
00の動作が決定される。例えば、複写機能を使用する
場合、複写枚数や変倍率等の設定を行った後、スタート
キーを押下することで一連の動作が開始する。本実施形
態では、複写機能については、スタートキー押下時点の
設定により、使用する参照データを決定する。ユーザが
一連の複写機能を用いた操作の合間に割り込みキーによ
る別の作業を要求した場合、割り込み処理が終了するま
では割り込み処理開始時に決定される参照データを用い
ることになる。また、装置100内部において致命的な
不具合、あるいは予め設定されたレベルのエラーが発生
した時点で、内部のログ保持機能1032へのデータ書
き込みを停止する。
【0068】これにより、このような不具合が発生した
際の、実際の操作手順、不具合発生までの内部状態の変
移等の情報を失うことなく保持することが可能となる。
【0069】また、実際に市場に提供された製品におい
て不具合が発生した場合でも、正確な操作手順と内部状
態に関する情報を得ることが可能となり、市場における
不具合発生に対して、迅速な対応が可能となる。従来、
不具合発生時の操作情報は、ユーザから事情を徴収して
さえも、正確な情報が得にくいのが実状であったが、本
発明により、不具合発生時の正確な情報が得られる。
【0070】このログデータとして取得した操作情報、
および装置内部の詳細な状態情報は装置内部のログ保持
機能1032に保持するとともに、外部制御システム2
00とのインターフェース部102を介して外部の制御
システム200と接続され、外部制御システム200に
送信される。外部制御システム200は、装置100と
のインターフェース部210と、ログデータ保存、警告
レベル表示、警告対象メッセージ表示などの各種機能を
備えた機能部220とからなる。本実施形態では外部制
御システム200として、FreeBSD をOSとして搭載し
たパーソナルコンピュータを用いた。これはもちろん、
他のOSを搭載したパーソナルコンピュータでも構わな
いし、ワークステーション等でも構わない。このように
外部の制御システム200と接続された場合、装置10
0内部で取得した装置100内部の詳細な状態情報や、
操作パネル110を用いたユーザの操作情報を外部装置
200内に保存することが可能となる。この保存は、例
えば前記機能部220で行われる。
【0071】通常、装置100内部にデータを保存する
場合、それほど大きな容量を確保することは難しいが、
例えば、製品出荷前の連続運転における内部状態のログ
を取得する場合など、上記のように外部制御システム2
00と接続することによって大量のデータを取得するこ
とが可能となる。これによって、装置100内の詳細な
情報と操作パネル110を介したユーザの操作を関連づ
けることが可能な一連のデータを取得し、不具合等が発
生した場合に原因を究明するための情報の1つとして、
内部の動作が期待したとおりであったかを内部情報のシ
ーケンスという形で取得し、所定動作を逸脱している場
合には、それがいかなる情報に起因するかを明確にする
ことが可能となる。
【0072】3.第2の実施形態 図5は第2の実施形態に係る画像出力装置のシステム構
成を示すブロック図である。
【0073】本実施形態は、例えば、複写機能のみを持
つ複写機等のテスト・評価に対して有効なものである。
本実施形態では、特に外部とのインターフェース部10
2を備えず、操作パネル110から入力された操作手順
を記録する手段、すなわち、前記ログ保持機能1032
を内部に備えた構成としたもので、図5において網点で
示した部分が第1の実施形態から削除されたような構成
である。他の機構については前述の第1の実施形態と同
様に構成され、同様に動作する。
【0074】取得された操作手順は内部メモリ(ログ保
持機能)1032に格納され、やはり、ある特定のパネ
ル操作によって消去することができる。これにより、特
別な評価システムを準備することなく、操作パネル11
0を介して行われる入力によるテスト・評価が実施でき
る。特に、市場に出された装置においても、サービスマ
ン等が容易にチェックすることが可能となる。
【0075】また、本実施形態では、警告レベルを5段
階に設定しており、指定レベルより低レベル(問題が少
ないと考えられるレベル)については記録しない設定
と、全てのレベルを記録しておき、操作パネルからの表
示要求時に表示レベルを指定できるようにした。また、
レベルを指定する際に複数レベルの指定と、レベルの範
囲指定も可能とした。
【0076】図6に示すように、取得したログは所定の
操作によりログ保持機能1032から読み出して装置1
00本体の操作パネル110に設けられた表示デバイス
に表示させることができる。本実施形態では表示デバイ
スは操作パネル110に設けられているが、もちろん個
別に実装されていても構わない。
【0077】本実施形態では、装置100内部に組み込
まれるテスト・評価用モジュールのコードのサイズを可
能な限り低減するため、外部制御システム200との通
信機能部を備えていないが、もちろん、外部制御システ
ム200との通信機能を有する装置において、外部制御
システム200と内部の両方に、上記の操作手順の記録
機能を持ってもかまわない。
【0078】その他、特に説明しない各部は、前記概略
構成および第1の実施形態と同等に構成されているの
で、重複する説明は省略する。
【0079】4.第3の実施形態 図7は第3の実施形態に係る画像出力装置のシステム構
成を示すブロック図である。
【0080】この実施形態は、装置100内部で取得し
た内部情報のログデータを直接読み出す例である。これ
は装置100において致命的な不具合が発生した場合、
第2の実施形態で述べたような方法も使用できないよう
な事態に落ちいた場合を想定したものである。
【0081】本実施形態では装置100内部で取得する
内部状態ログデータは、ログ取得用に完全に分離された
メモリ(ログ保持機能)1032内に保持される。本実
施形態では、このメモリデバイスとして、ICカードの
メモリを利用したが、これ以外にも、スマートメディア
等でも良い。もちろん、その目的は装置自体が正常に機
能しないような不具合が発生した場合でも、それまでに
取得しておいた内部情報を確実に得ることができるよう
にすることにある。従って、場合によってはフレキシブ
ル・ディスクや内部のハードディスクを利用する方法も
考えられる。もちろん、内部のハードディスクを利用す
る場合には、そのハードディスクを取り出し、別の装置
に据え付け、読み出す必要がある。
【0082】このようにメモリ1032をログ保持機能
として使用した場合、メモリ1032に外部からアクセ
スして読み出したり、メモリ1032を取り外して読み
取り装置に掛けて読み出したりすることができる。その
ため、装置100自体が機能しなくなるほどの不具合が
発生した場合でも、そのような不具合が発生するまでの
ユーザの操作と内部の詳細な状態情報を得ることが可能
となる。
【0083】その他、特に説明しない各部は、前記概略
構成および第1および第2の実施形態と同等に構成され
ているので、重複する説明は省略する。
【0084】
【発明の効果】以上のように構成された本発明によれ
ば、下記に述べるような効果を奏する。
【0085】本発明によれば、装置内部の詳細な状態情
報と、ユーザが操作パネルを介して操作した手順の情報
を同時に取得すると共に、各情報より制御プログラムの
動作が所定通りであるかを逐次検証して、その結果を含
めて取得することが可能となり、これにより不具合発生
時の原因解析に有効なデータを取得することができる。
また、取得したデータを内部の記憶装置から直接読み出
すことができるため、ネットワーク経由の解析や、装置
の再起動が不可能なほどの不具合発生時でも記憶デバイ
スから直接データを取得することが可能となる。
【0086】また、本発明によれば、ネットワークに接
続された装置の場合、遠隔地からの管理により運転して
いる場合でも、より詳細な内部情報と検証結果を得るこ
とが可能となり、不具合発生時の対処を迅速に行うこと
ができる。
【0087】また、本発明によれば、特にネットワーク
に接続されない装置の場合、取得したログデータを不揮
発性メモリに格納し、メモリへの上書きを停止するた
め、特に市場において、不具合発生までの記録を保持す
ることができる。また、不具合により電源が遮断された
場合でも、直前までのデータを取得/保持しておくこと
ができる。
【0088】また、本発明によれば、取得したデータを
発生時に付加された時刻情報を元に並べ替えて保持する
ため、より正確に内部データの取得と管理を行うことが
できる。
【0089】また、本発明によれば、有限である装置内
の資源を最大限かつ有効に利用し、効率の良い不具合発
生時の解析データを取得できる。
【0090】また、本発明によれば、ログデータ取得時
に内部情報の検証を逐次行うため、不具合発生時の一次
解析の手順を省略することが可能であり、また、一定レ
ベル以上の問題となりうる動作を選択的に保存すること
が可能となり、不具合解析の高効率化、省リソース化を
実現することができる。
【0091】また、本発明によれば、内部情報の検証に
おいて、所定動作に対する逸脱の程度、種別、性質等を
設定することができり、特に開発段階での効率の良い解
析が可能となる。
【0092】また、本発明によれば、指定動作に対し期
待される情報毎に許容範囲を設定できるため、特定の動
作マージンが少ない処理が常に警告レベルと判断される
ような不具合を回避し、対象となる動作毎、対象となる
情報毎に、適切な設定が可能となる。
【0093】また、本発明によれば、逐次検証の結果、
問題無いと判断された情報を敢えて保存・通知しないこ
とにより、リソースの節約が可能となる。
【0094】また、本発明によれば、取得対象となる情
報を警告レベルで設定できるため、必要な情報のみを選
択し、効率の良い解析が可能となる。
【0095】また、本発明によれば、装置内部の制御プ
ログラムで用いられている情報を直接取得することによ
り、より的確に問題と予想される部分を解析することが
可能となる。
【0096】また、本発明によれば、取得したデータを
装置に付随した操作パネルを使用し、装置に付随した表
示装置に表示させるため、ネットワーク等に接続されな
いスタンドアローンで使用される装置においても解析が
可能となる。
【0097】また、本発明によれば、表示するデータを
警告レベル単位で指定できるため、表示画面が限られる
状況においても効率の良いデータの閲覧が可能となる。
【0098】さらに、本発明によれば、記録手段に保存
することに代えて、外部の情報処理手段に送信するの
で、大量の情報であっても余裕をもって保存することが
可能になり、また、装置自体が故障しても外部に情報を
保存するので、情報を利用が確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像出力装置のシステ
ムの概要を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る外部とのインターフェ
ースを有しない画像出力装置のシステムの概要を示す図
である。
【図3】本発明の実施形態に係る画像出力装置の操作パ
ネルコントローラ部の構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る画像出力装置の
システム構成を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る画像出力装置の
システム構成を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る画像出力装置の
システム構成を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る画像出力装置の
システム構成を示す図である。
【符号の説明】
100 画像出力装置 101 システム部 102 インターフェイス部 103 検証モジュール 104 下位モジュール 105 制御プログラム 110 操作パネル 120 装置内部各種システム 300 操作パネルコントローラ 310 デバイスコントローラ 320 ウィンドウマネージャ 330 システムモニタ/マネージャ 340 アプリケーション 1031 動作検証プログラム 1032 ログ保持機能
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AP07 AQ05 AQ06 HN15 HV01 HV35 2H027 DA44 DA50 EE08 EJ08 EJ15 FA31 FA40 GB01 GB05 GB07 GB09 GB20 HA01 HA12 HA16 ZA07 5B021 AA01 AA05 AA19 NN16 NN17 NN19

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力デバイスを備えた操作手段と、入力
    画像データに基づいて画像を作像する作像手段と、各部
    の制御を司る制御手段とを有する画像出力装置におい
    て、 前記入力デバイスから入力された操作履歴を読み出し可
    能に記録する記録手段と、 前記装置内の各部のハードウェアおよびソフトウェアの
    動作状態を逐次前記制御手段に通知する通知手段と、 前記通知手段によって通知された情報に基づいて各操作
    に対する動作を逐次検証する検証手段と、 前記装置内共通のタイマと、を備え、 前記制御手段は、前記装置が任意の操作者に使用される
    際の操作手順と、前記装置内部の詳細な情報を同時に取
    得し、 前記通知手段は、通知すべき情報の発生時に前記タイマ
    から得た時刻情報を付加し、発生時刻情報付き内部状態
    情報を前記制御手段に通知し、 前記検証手段は、前記通知手段から前記制御手段に通知
    された内部状態情報に基づいて前記入力デバイスから入
    力された各操作に対する動作を逐次検証することを特徴
    とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】 操作者が使用する際の操作手順と装置内
    部の詳細な情報に発生時刻情報と各操作に対する動作の
    検証結果を付加し、通信機能を介して外部の情報処理装
    置に逐次通知する手段と、 前記装置の使用者に対し使用不能である旨、あるいは修
    理が必要である旨を知らせる手段と、 前記制御手段は、前記使用不能状態あるいは修理が必要
    な状態と判断したときに、内部の動作状態情報および使
    用者による操作情報の取得を停止し、前記情報処理装置
    に不具合発生情報を送信し、情報の通知を停止する手段
    と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の画像
    出力装置。
  3. 【請求項3】 前記装置の使用者に対し使用不能である
    旨、あるいは修理が必要である旨を知らせる手段を備
    え、 前記制御手段は、前記使用不能状態あるいは修理が必要
    な状態と判断したときに、内部の動作状態情報および使
    用者による操作情報の取得を停止し、それまでに取得し
    た情報の一部あるいは全部を各操作に対する動作の検証
    結果を付加して前記記録手段に保存することを特徴とす
    る請求項1記載の画像出力装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段に保存する際に、情報発生
    時刻順に並べ替えを行い、前記内部情報の発生時刻順に
    前記記録手段に保持することを特徴とする請求項3記載
    の画像出力装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段に保持する際に、情報を保
    持する記憶部の容量を超える場合には、詳細な装置内部
    情報に付加された発生時刻情報の古い物から順次破棄す
    ることを特徴とする請求項4記載の画像出力装置。
  6. 【請求項6】 前記検証手段は、各操作に対する動作に
    関する情報の発生順序、動き、時間的タイミングを含む
    基準データを保持し、これと実際の動作とを照らし合わ
    せることによって動作の正当性を逐次検証することを特
    徴とする請求項1記載の画像出力装置。
  7. 【請求項7】 前記検証手段は、動作検証時に、期待さ
    れる情報の発生順序と、該情報発生の時間的なタイミン
    グと、実動作に対する許容度情報を、参照データとして
    内部に有し、該参照データと実動作において発生する各
    情報の種別および/またはタイミングを比較し、前記参
    照データと実動作において発生した情報との差異が許容
    範囲を逸脱した場合に、逸脱の程度、性質、内容に応じ
    て予め設定して警告情報を付加した情報として前記記録
    手段に保存させることを特徴とする請求項1または6記
    載の画像出力装置。
  8. 【請求項8】 前記検証手段は、前記参照データとして
    内部に有する情報の中の実動作に対する許容度情報を、
    正常動作状態から致命的な状態まで段階的に設定し、検
    証結果がどのレベルであるかを警告情報の一部として付
    加することを特徴とする請求項7記載の画像出力装置。
  9. 【請求項9】 前記検証手段は、動作検証時に、実際の
    動作に問題がないと判断されたとき、その動作に関して
    発生した各情報は前記記録手段に保存しないようにする
    機能を備えていることを特徴とする請求項1,3,6,
    7および8のいずれか1項に記載の画像出力装置。
  10. 【請求項10】 前記検証手段は、動作検証時に、検証
    結果が警告レベルの一部として付加される場合、予め設
    定しておいた警告レベル以下の検証結果が得られた場
    合、その動作に関して発生した各情報は前記記録手段に
    保存しないようにする機能を備えていることを特徴とす
    る請求項8の画像出力装置。
  11. 【請求項11】 前記検証手段は、動作検証結果が正常
    でなかった場合に、ソフトウェアおよび/またはハード
    ウェアのどの部分に問題がある可能性が高いかを示唆す
    る機能を備えていることを特徴とする請求項1,3,
    6,7,8および10のいずれか1項に記載の画像出力
    装置。
  12. 【請求項12】 前記記録手段に保持された検証結果お
    よびこれに付随する情報を表示する表示手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項1,3,4および5のいずれ
    か1項に記載の画像出力装置。
  13. 【請求項13】 前記表示手段は、動作の検証結果に警
    告レベルを付加し、表示対象となる警告レベル、あるい
    は警告レベルの範囲を指定し、所望の警告レベル、ある
    いは警告レベル範囲の検証結果のみを選択的に表示する
    機能を備えていることを特徴とする請求項12記載の画
    像出力装置。
  14. 【請求項14】 前記記録手段に保存することに代え
    て、外部の情報処理手段に送信することを特徴とする請
    求項3、4および7のいずれか1項に記載の画像出力装
    置。
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