JP2002205974A - バナナ形状重合性メソゲン化合物 - Google Patents

バナナ形状重合性メソゲン化合物

Info

Publication number
JP2002205974A
JP2002205974A JP2001303556A JP2001303556A JP2002205974A JP 2002205974 A JP2002205974 A JP 2002205974A JP 2001303556 A JP2001303556 A JP 2001303556A JP 2001303556 A JP2001303556 A JP 2001303556A JP 2002205974 A JP2002205974 A JP 2002205974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
groups
formula
independently
polymerizable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001303556A
Other languages
English (en)
Inventor
Mark Goulding
マルク・グールディング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck Patent GmbH
Original Assignee
Merck Patent GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Merck Patent GmbH filed Critical Merck Patent GmbH
Publication of JP2002205974A publication Critical patent/JP2002205974A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K2019/0444Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit characterized by a linking chain between rings or ring systems, a bridging chain between extensive mesogenic moieties or an end chain group
    • C09K2019/0448Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit characterized by a linking chain between rings or ring systems, a bridging chain between extensive mesogenic moieties or an end chain group the end chain group being a polymerizable end group, e.g. -Sp-P or acrylate

Landscapes

  • Polarising Elements (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高度の化学的安定性、機械的安定性および熱に
対する安定性、ならびに高い電気抵抗値を有し、また永
久的に固定されている分子構造を有し、さらにまた光学
物性の低い温度依存性を示す、強誘電性または反強誘電
性デバイス、重合した異方性材料および光学薄膜に適す
るバナナ形状液晶またはメソゲン化合物を提供する。 【解決手段】本発明は、下記(I)式で表わされるバナ
ナ形状重合性メソゲン化合物を提供する: P−(Sp
−X)−M1 −Y1 −B−Y2 −M2 −R
(I) 〔式中Pは重合性基であり、Spはスペーサー基であ
り、X、Y、Yは夫々独立して、−O−、−COO
−、−OCO−などであり、nは0又は1であり、
、Mは相互に独立してメソゲン基であり、Bは二
価環状基であり、RはH、ハロゲン、CNなどであ
る。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】(発明の目的)本発明は、バ
ナナ形状の重合性メソゲン化合物、これらの化合物を含
有する重合性組成物、本発明の化合物および組成物から
得られるポリマー、ならびに液晶ディスプレイ、特に強
誘電性およびフレキソエレクトリック(flexoelectric)
デバイス、光学薄膜、化粧品、診断用品、液晶顔料、偽
造防止用途、非線型光学素子または光学的情報保存にお
ける、もしくはカイラルドープ剤としての本発明による
化合物、組成物およびポリマーの使用に関する。
【0002】
【従来の技術】(背景および従来技術)バナナ形状(ban
ana-shaped) または屈曲形状(bent-shaped) の液晶(L
C)化合物は、従来技術で公知である。一例として、G.
Pelzl 、S.Diele およびW.Weissflog によるAdv.Mate
r.,1999,11(9),707 〜724 は、種々の種類のバナナ形状
分子構造を有する種々のタイプの低モル質量液晶材料お
よびそれらの用途にかかわる情報を開示している。従来
技術のバナナ形状LC分子は、例えばその隣接基に対し
て代表的には約120゜の角度で非線状に結合している
1,3−フェニレン基などの中心構造を含有し、これに
よって分子に屈曲またはバナナ形状の構造が付与されて
いる。代表的例には、下記化合物がある:
【0003】
【化4】
【0004】この化合物は、Pelzl 、Diele およびWeis
sflog による上記刊行物に開示されており、中間相でN
MR測定して得られる122゜の分子屈曲角αを示すも
のと報告されている。バナナ形状LC化合物には、種々
の種類の用途が示唆されている。例えば、これらの化合
物は、特別の分子パッキングを示し、強誘電性、フェリ
エレクトリック(ferrielectric) または反強誘電性(ant
iferroelectric) 物性を有するスメクティック層を生成
するための特別な分子パッキングを示すことが報告され
ており、また非常に迅速な切換え時間を備えた強誘電性
または反強誘電性の切換え可能なデバイスへの用途が示
唆されている。また、バナナ形状分子は、非カイラルで
あるような分子であるが、スメクティック層においてカ
イラリティを誘発するものと報告されている。
【0005】さらにまた、D.S.Hermann 等によるFreibu
rger Arbeitstagung Flussigkristalle,1998,57 頁に
は、バナナ形状LC化合物がネマティック媒体でフレキ
ソエレクトリック分極(flexoelectric polarization)を
誘発することができることを報告している。このフレキ
ソエレクトリック効果は、中でも、Chandrasekhar によ
り“Liquid Crystals ”、2版、Cambrige University
Press(1992) およびP.G.deGennes等により“The Physic
s of Liquid Crystals”、2版、Oxford SciencePublic
ations(1995) に記載されている。R.B.Meyer およびJ.
S.Patel は、Phys.Rev.Lett.,58(15),1538(1987)におい
て、フレキソエレクトリック効果を有するカイラルネマ
ティック材料は、これらをLCディスプレイおよび光学
スイッチ用の重要な材料とする、迅速な電気−光学スイ
ッチングを示すべきものと仮定した。この分野にかかわ
る追加の研究は、例えばP.Rudquist等によりLiq.Crys
t.,23(4).503(1997)に記載されている。
【0006】商業的用途で用いる場合、バナナ形状LC
材料は高度の化学的安定性および熱に対する安定性、な
らびに高い電気抵抗値を示さなければならない。さらに
また、かなりの用途では、永久的に固定されている分子
構造を有し、また高い熱および機械的安定性ならびに光
学物性の低い温度依存性を示す異方性材料が求められ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
の有利な性質を示し、また強誘電性またはフレキソエレ
クトリックデバイス、重合した異方性材料および光学薄
膜に適するバナナ形状重合性メソゲン化合物を提供する
ことにある。本発明のもう一つの課題は、このような化
合物を含有する組成物、ならびにこのような化合物およ
び組成物から得られるポリマーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(発明の要旨)本発明等
は、本発明によるバナナ形状重合性メソゲン化合物およ
びポリマーを提供することによって、上記課題を達成す
ることができることを見出した。切換え可能なデバイス
での使用に加えて、本発明による化合物およびその混合
物はまた、種々の形式のディスプレイおよびその他の光
学および電気光学用途、例えば光学補償板または偏光
膜、カラーフィルターおよび光学情報保存用途にも適し
ている。WO93/22397には、1,3−フェニレン基を有す
る重合性化合物が記載されているが、これらの化合物は
中間相を有していない。
【0009】本明細書全体を通して用いられているもの
として、メソゲン化合物の用語はバナナ形状、棒状形
状、ラス(lath)形状または円盤形状メソゲン基、すなわ
ちこのような基を有する化合物に中間相挙動を誘発する
能力を有する基を含有する化合物を包含する。これらの
化合物は必ずしも、それら自体が液晶相を示す必要はな
い。時には、これらの化合物は別種の成分との混合物中
でのみ中間相挙動を示し、または重合性化合物の場合、
これらの化合物または混合物を重合させた場合、中間相
挙動を示す。
【0010】本発明の目的の一つは、下記式で表わされ
るバナナ形状重合性メソゲン化合物にある: P−(Sp−X)−M1 −Y1 −B−Y2 −M2 −R I 式中、Pは、重合性基であり、Spは、スペーサー基で
あり、X、Y1 およびY2 は、それぞれ独立して、−O
−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−O
CO−O−、−CO−NR0 −、−NR0 −CO−、−
OCH2 −、−CH2 O−、−SCH2 −、−CH2
−、−CH=CH−COO−、−OOC−CH=CH−
または単結合であり、R0 は、Hであるか、または炭素
原子1〜4個を有するアルキル基であり、nは、0また
は1であり、M1 およびM2 は、相互に独立して、メソ
ゲン基であり、
【0011】Bは、化合物に屈曲構造を付与する二価環
状基であり、Rは、H、F、Cl、CN、OCN、SC
N、SF5 またはNO2 であるか、もしくは25個まで
の炭素原子を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基で
あり、この基は未置換であるか、または1個または2個
以上のハロゲンまたはCNにより置換されていてもよ
く、この基中に存在する1個のCH2 基または隣接して
いない2個以上のCH2 基はまた、それぞれ相互に独立
して、酸素原子が相互に直接に結合しないようにして、
−O−、−S−、−NH−、−N(CH3 )−、−CO
−、−COO−、−OCO−、−OCO−O−、−S−
CO−、−CO−S−、−CH=CH−または−C≡C
−により置き換えられていてもよく、もしくはRはま
た、P−(Sp−X)−を表わすことができ、ここで
P、Sp、Xおよびnは相互に独立して、上記意味の一
つを有する、ただしBが1,3−フェニレンであり、Y
1 が−COO−であり、Y2 が−OCO−であり、Rが
P−(Sp−X)−であり、Pがアクリレートであ
り、nが1であり、Spがヘキシレンであり、およびX
が−O−である場合、M1 およびM2 は同時に、未置換
1,4−フェニレンであることはできない。
【0012】本発明のもう一つの目的は、少なくとも1
種の式Iで表わされる化合物を含有する重合性混合物に
ある。本発明のさらにもう一つの目的は、本発明による
式Iで表わされる化合物または重合性組成物を重合させ
ることによって得られる異方性ポリマーにある。本発明
のもう一つの目的は、液晶ディスプレイ、例えばST
N、TN、AMD−TN、温度補償板、強誘電性、反強
誘電性、フレキソエレクトリック、ゲスト−ホスト、相
変化または表面安定化またはポリマー安定化コレステリ
ック組織(SSCT、PSCT)ディスプレイに、偏光
膜、補償板、配向膜、カラーフィルターまたはホログラ
フィック素子などの能動的および受動的光学素子に、接
着剤、異方性機械的性質を有する合成樹脂、化粧品、診
断用品、装飾および偽造防止用途液晶顔料、途、非線型
光学素子、光学情報保存における、もしくはカイラルド
ープ剤としての、本発明による式Iで表わされる化合
物、組成物またはポリマーの使用にある。
【0013】(発明の詳細な説明)式I中に存在する二
価環状基Bは、本発明の化合物に上記のとおりの分子ベ
ント角(bending angle) αを備えた屈曲形状またはバナ
ナ形状構造が付与されるように選択する。この二価環状
基Bにより式Iで表わされる本発明による化合物に付与
されるベント角は、好ましくは90〜165゜、特に1
05〜150゜非常に好ましくは115〜135゜、最
も好ましくは120〜130゜である。Bは好ましく
は、3個までのヘテロ原子を含有していてもよい一環状
または二環状芳香族基であり、例えば下記基から選択さ
れる:
【0014】
【化5】
【0015】上記各式中、Uは、CR′またはNであ
り、Vは、CR′2 、NR′、OまたはSであり、R′
は、Hであるか、または炭素原子1〜7個を有するアル
キル基であり、および一環状の5員環基は1、2または
3個の基Lにより、一環状の6員環基は1、2、3また
は4個の基Lにより、および二環状基は1、2、3、
4、5または6個の基Lにより置換されていてもよく、
ここでLはそれぞれ独立して、F、Cl、CN、SC
N、NO2 またはSF5 であるか、もしくは炭素原子1
〜7個を有するアルキル、アルコキシ、アルキルカルボ
ニルまたはアルコキシカルボニル基(この基中に存在す
る1個または2個以上のHは、FまたはClにより置換
されていてもよい)である。
【0016】Bは下記基から選択すると好ましい:
【化6】
【化7】
【0017】上記各式中、R′およびLは上記意味の一
つを有し、およびrは0、1、2または3である。好ま
しくは、少なくとも1個のR′はHを表わす。非常に好
ましくは、Bはその4−、5−および/または6−位置
がLにより置換されていてもよい1,3−フェニレン、
特に下記基である:
【化8】
【0018】上記各基において、L1 、L2 およびL3
は好ましくは、F、Cl、CN、OH、NO2 、C
3 、C2 5 、OCH3 、OC2 5 、COCH3
COC25 、COOCH3 、COOC2 5 、C
3 、OCF3 、OCHF2 、OC25 、特にF、C
l、CN、CH3 、C2 5 、OCH3 、COCH3
CF3およびOCF3 、最も好ましくはF、Cl、C
N、CH3 、OCH3 およびOCF3 から選択される。
【0019】式I中に存在するM1 は、式II1から選
択すると好ましい: −A1 −(Z−A2 m1− II1 式中、Zはそれぞれ独立して、−O−、−S−、−CO
−、−COO−、−OCO−、−OCO−O−、−CO
−NR0 −、−NR0 −CO−、−OCH2 −、−CH
2 O−、−SCH2 −、−CH2 S−、−CH2 CH2
−、−CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−CO
O−、−OCO−CH=CH−または単結合であり、A
1 およびA2 はそれぞれ独立して、1,4−フェニレン
基(この基中に存在する1個または2個以上のCH基は
またNにより置き換えられていてもよい)、1,4−シ
クロヘキシレン基(この基中に存在する1個のCH2
または隣接していない2個のCH2 基はOおよび/また
はSにより置き換えられていてもよい)、1,4−シク
ロヘキセニレン基、1,4−ビシクロ(2.2.2)オ
クチレン基、ピペリジン−1,4−ジイル基、ナフタレ
ン−2,6−ジイル基、デカヒドロナフタレン−2,6
−ジイル基または1,2,3,4−テトラヒドロナフタ
レン−2,6−ジイル基である(これらの基は全部が、
未置換であるか、または1個または2個以上のF、C
l、SCN、CN、NO2 またはSF5 、もしくは炭素
原子1〜7個を有し、フッ素化されていてもよいアルキ
ル、アルコキシ、アルキルカルボニルまたはアルコキシ
カルボニル基により置換されていてもよい)であり、R
0 は式Iの意味を有し、およびm1は、0、1、2また
は3である。
【0020】式I中に存在するM2 は下記式II2から
選択すると好ましい: −A1 −(Z−A2 m2− II2 式中、A1 、ZおよびA2 は、式II1の意味の一つを
有し、およびm2は、0、1、2または3である。好適
な式Iで表わされる化合物は、m1およびm2が相互に
独立して、1、2または3である化合物である。もう一
種の好適化合物は、メソゲン基M1 およびM2 が、2つ
または3つの、5または6員環を含有する化合物であ
る。特に好適な化合物は、m1およびm2の一方が2ま
たは3であり、および他方が1、2または3である、非
常に好ましくはm1およびm2の両方が2または3であ
る、特に2である化合物である。もう1種の好適化合物
は、m1+m2が3、4、5または6である化合物であ
る。
【0021】もう一つの好適態様は、式II1および/
またはII2において、少なくとも1個のZが−C≡C
−を表わす化合物に関する。これらの化合物は、高度に
複屈折性の材料が必要である場合における使用に特に適
している。好適メソゲン基M1 およびM2 の小さい群を
下記に挙げる。簡潔にするために、これらの基におい
て、Pheは1,4−フェニレン基であり、この基は1
〜4個のLにより置換されていてもよく、ここでLは
F、Cl、CN、SCN、NO 2 またはSF5 、もしく
は炭素原子1〜7個を有し、1個または2個以上のH原
子がFまたはClにより置換されていてもよいアルキ
ル、アルコキシ、アルキルカルボニルまたはアルコキシ
カルボニルであり、およびCycは1,4−シクロヘキ
シレンである。Zは式IIの意味の一つを有する。この
リストには、下記付属式で表わされる基およびそれらの
鏡像基も包含される:
【0022】
【化9】
【0023】付属式II−3、II−4、II−5、I
I−7およびII−10は、特に好適である。Zは好ま
しくは、−COO−、−OCO−、−CH2 CH2 −、
−C≡C−または単結合である。M1 およびM2 は、下
記式で表わされる基およびそれらの鏡像基から選択する
と特に好ましい:
【0024】
【化10】
【0025】
【化11】
【0026】上記各式中、Lは上記意味を有し、および
rは0、1または2である。これらの式において、
【化12】 であり、ここでLは上記意味の一つを有する。
【0027】付属式IId、IIg、IIh、IIi、
IIkおよびIIoは、特にIIdおよびIIkは特に
好適である。Lは好ましくは、F、Cl、CN、OH、
NO2 、CH3 、C2 5 、OCH 3 、OC2 5 、C
OCH3 、COC2 5 、COOCH3 、COOC2
5 、CF3 、OCF3 、OCHF2 、OC2 5 、特に
F、Cl、CN、CH3 、C 2 5 、OCH3 、COC
3 、CF3 およびOCF3 、最も好ましくはF、C
l、CH3 、OCH3 およびOCF3 である。本発明の
もう一つの好適態様において、重合性混合物は、少なく
とも1個のカイラリテイ中心を有するメソゲン基を含有
する、少なくとも1種の式Iで表わされるカイラル重合
性化合物を含有する。
【0028】これらの化合物において、M1 およびM2
は下記式に従い選択すると好ましい:上記各式中、 −(A1 −Z)3 −G1 − II* −1 −(A1 −Z)a −G2 −(Z−A2 b − II* −2 A1 、A2 およびZは式IIに示されている意味を有す
る。aおよびbは相互に独立して、0、1または2であ
る。G1 は式I中に存在するRと一緒になって、末端カ
イラル基を形成しており、またG2 は二価カイラル基で
ある。
【0029】好適カイラル基G1 −Rの例は、例えばWO
96/17901に記載されているようなコレステリル、テルペ
ノイド基であり、好ましくはメンチル、ネオメンチル、
カンフェイル、ピネイル、テルピネイル、イソロンギホ
リル(isolongifolyl) 、フェンキル(fenchyl) 、カレイ
ル(carreyl) 、ミルテニル(mythenyl)、ノピル(nopyl)
、ゲラニル(geranil) 、リナロイル、ネリル、シトロ
ネリルおよびジヒドロシトロネリル、特にメンチルまた
はメントン誘導体、もしくはピラノースまたはフラノー
ス環などを有する一価または二価基を含有する末端カイ
ラル糖誘導体、例えばWO95/16007に記載のカイラル糖類
から誘導される基である。好適カイラル基G2 は、例え
ばコレステリルまたは糖から誘導される基、ビナフチル
誘導体、または光学活性グリコール、特にその1−およ
び2−位置がアルキルまたはアリール基により置換され
ているエタン−1,2−ジオールである。糖基の場合、
これらの基はペントースまたはヘキソース環を含有する
一環状および二環状基から選択すると好ましい。
【0030】下記基G2 は、特に好ましい:
【化13】
【0031】上記各式中、Pheは上記意味を有し、R
4 はFであるか、または炭素原子1〜4個を有するフッ
素化されていてもよいアルキルであり、またY1
2 、Y 3 およびY4 は、式I中に存在するR1 の意味
の一つを有する。好適G2 は、ジアンヒドロソルビトー
ル、置換エタンジオールなど:
【化14】 (各式中、R4 は、F、CH3 またはCF3 である)
【0032】または置換されていてもよいビナフチル:
【化15】 (式中、Y1 、Y2 、Y3 およびY4 は、HまたはFで
あるか、もしくは炭素原子1〜8個を有するフッ素化さ
れていてもよいアルキルである)である。
【0033】式II1* およびII2* 中に存在する−
(A1 −Z)a −および−(Z−A 2 b −は、上記好
適式II−1〜II−25およびIIa〜IIo、最も
好ましくは式II1〜II6およびIIa〜IIfから
選択すると好ましい。式I中に存在するRが、アルキル
基である場合またはアルコキシ基、すなわち末端CH2
が−O−により置き換えられている基である場合、この
基は直鎖状または分枝鎖状であることができる。この基
は好ましくは、直鎖状であって、炭素原子2個、3個、
4個、5個、6個、7個または8個を有し、従って好ま
しくは、例えばエチル、プロピル、ブチル、ペンチル、
ヘキシル、ヘプチル、オクチル、エトキシ、プロポキ
シ、ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシ、ヘプトキシま
たはオクトキシであり、さらにまたメチル、ノニル、デ
シル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシ
ル、ペンタデシル、ノノキシ、デコキシ、ウンデコキ
シ、ドデコキシ、トリデコキシまたはテトラデコキシで
あることができる。特に好ましくは、Rは炭素原子1〜
8個を有する直鎖状アルキルまたはアルコキシである。
【0034】オキサアルキル、すなわち1個のCH2
−O−により置き換えられている場合、この基は、例え
ば直鎖状の2−オキサプロピル(=メトキシメチル)、
2−(=エトキシメチル)または3−オキサブチル(=
2- メトキシエチル)、2−、3−または4−オキサペ
ンチル、2−、3−、4−または5−オキサヘキシル、
2−、3−、4−、5−または6−オキサヘプチル、2
−、3−、4−、5−、6−または7−オキサオクチ
ル、2−、3−、4−、5−、6−、7−または8−オ
キサノニル、もしくは2−、3−、4−、5−、6−、
7−、8−または9−オキサデシルが好適である。ハロ
ゲンは好ましくは、FまたはClである。
【0035】式I中に存在するRは、極性または非極性
基であることができる。極性基である場合、RはCN、
NO2 、ハロゲン、OCH3 、OCN、SCN、COR
5 またはCOOR5 、もしくは炭素原子1〜4個を有す
るモノフッ素化、オリゴフッ素化または多フッ素化アル
キルまたはアルコキシ基から選択する。R5 は炭素原子
1〜4個、好ましくは1〜3個を有するフッ素化されて
いてもよいアルキルである。特に好適な極性基Rは、
F、Cl、CN、NO2 、OCH3 、COCH3、CO
2 5 、COOCH3 、COOC2 5 、CF3 、C
2 5 、OCF3、OCHF2 およびOC2 5 、特に
F、Cl、CN、OCH3 およびOCF3である。非極
性基である場合、Rは好ましくは、15個までの炭素原
子を有するアルキルまたは炭素原子2〜15個を有する
アルコキシである。
【0036】式I中に存在するRは非カイラルまたはカ
イラル基であることができる。カイラル基である場合、
この基は下記式IIIに従い選択すると好ましい:
【化16】 式中、X1 は、−O−、−S−、−CO−、−COO
−、−OCO−、−OCOO−または単結合であり、Q
1 は、炭素原子1〜9個を有するアルキレンまたはアル
キレン−オキシ基または単結合であり、Q2 は、炭素原
子1〜10個を有するアルキルまたはアルコキシ基であ
り、この基は未置換であるか、または1個または2個以
上のハロゲンまたはCNにより置換されていてもよく、
この基中に存在する1個のCH2 基または隣接していな
い2個以上のCH2 基は、それぞれ相互に独立して、酸
素原子が相互に直接に結合しないものとして、−C≡C
−、−O−、−S−、−NH−、−N(CH3 )−、−
CO−、−COO−、−OCO−、−OCO−O−、−
S−CO−または−CO−S−により置き換えられてい
てもよく、Q3 は、ハロゲンまたはシアノ基、もしくは
2 とは相違する炭素原子1〜4個を有するアルキルま
たはアルコキシ基である。
【0037】式III中に存在するQ1 がアルキレン−
オキシ基である場合、その酸素原子は好ましくは、カイ
ラル炭素原子に隣接している。好適カイラル基Rは、2
−アルキル、2−アルコキシ、2−メチルアルキル、2
−メチルアルコキシ、2−フルオロアルキル、2−フル
オロアルコキシ、2−(2−エチン)−アルキル、2−
(2−エチン)−アルコキシ、1,1,1−トリフルオ
ロ−2−アルキルおよび1,1,1−トリフルオロ−2
−アルコキシである。
【0038】特に好適なカイラル基Rの例には、2−ブ
チル(=1−メチルプロピル)、2−メチルブチル、2
−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−エチルヘ
キシル、2−プロピルペンチル、特に2−メチルブチ
ル、2−メチルブトキシ、2−メチルペントキシ、3−
メチルペントキシ、2−エチルヘキソキシ、1−メチル
ヘキソキシ、2−オクチルオキシ、2−オキサ−3−メ
チルブチル、3−オキサ−4−メチルペンチル、4−メ
チルヘキシル、2−ヘキシル、2−オクチル、2−ノニ
ル、2−デシル、2−ドデシル、6−メトキシオクトキ
シ、6−メチルオクトキシ、6−メチルオクタノイルオ
キシ、5−メチルヘプチルオキシカルボニル、2−メチ
ルブチリルオキシ、3−メチルバレロイルオキシ、4−
メチルヘキサノイルオキシ、2−クロルプロピオニルオ
キシ、2−クロロ−3−メチルブチリルオキシ、2−ク
ロロ−4−メチルバレリルオキシ、2−クロロ−3−メ
チルバレリルオキシ、2−メチル−3−オキサペンチ
ル、2−メチル−3−オキサヘキシル、1−メトキシプ
ロピル−2−オキシ、1−エトキシプロピル−2−オキ
シ、1−プロポキシプロピル−2−オキシ、1−ブトキ
シプロピル−2−オキシ、2−フルオロオクチルオキ
シ、2−フルオロデシルオキシ、1,1,1−トリフル
オロ−2−オクチルオキシ、1,1,1−トリフルオロ
−2−オクチル、2−フルオロメチルオクチルオキシが
ある。2−ヘキシル、2−オクチル、2−オクチルオキ
シ、1,1,1−トリフルオロ−2−ヘキシル、1,
1,1−トリフルオロ−2−オクチルおよび1,1,1
−トリフルオロ−2−オクチルオキシは、特に好適な例
である。
【0039】さらに、非カイラル分枝鎖状基Rを含有す
る式Iで表わされる化合物は、例えば結晶化傾向の減少
の理由で、場合により重要であることがある。この種の
分枝鎖状基は一般に、1個よりも多くの鎖分枝を含有し
ていない。好適非カイラル分枝鎖状基は、イソプロピ
ル、イソブチル(=1−メチルプロピル)、イソペンチ
ル(=3−メチルブチル)、イソプロポキシ、2−メチ
ルプロポキシおよび3−メチルブトキシである。本発明
のもう一つの好適態様は、式Iにおいて、RがP−(S
p−X)−を表わす化合物に関する。
【0040】重合性基Pは、CH2 =CW1 −COO
−、
【化17】 、CH2 =CW2 −O−、CH3 −CH=CH−O−、
HO−CW2 3 −、HS−CW2 3 −、HW2
−、HO−CW2 3 −NH−、CH2 =CW1 −CO
−NH−、CH2 =CH−(COO)k1−Phe−
(O)k2−、Phe−CH=CH−、HOOC−、OC
N−およびW4 5 6 Si−から選択すると好まし
く、ここでW1 は、H、Cl、CN、フェニルまたは炭
素原子1〜5個を有するアルキル、特にH、Clまたは
CH3 であり、W2 およびW3 は相互に独立して、Hで
あるか、または炭素原子1〜5個を有するアルキル、特
にメチル、エチルまたはn−プロピルであり、W4 、W
5 およびW6 は相互に独立して、Clであるか、または
炭素原子1〜5個を有するオキサアルキルまたはオキサ
カルボニルアルキルであり、またk1およびk2は相互
に独立して、0または1である。
【0041】Pは特に好ましくは、アクリレート、メタ
アクリレート、ビニル、ビニルオキシ、エポキシ、スチ
レンまたはプロペニルエーテル基、特にアクリレート、
メタアクリレート、ビニルまたはエポキシである。スペ
ーサー基Spとしては、この目的に当業者に知られてい
る全部の基を用いることができる。スペーサー基Spは
好ましくは、炭素原子1〜20個、特に1〜12個を有
する直鎖状または分枝鎖状アルキレン基であり、この基
中に存在する1個のCH2 基または隣接していない2個
以上のCH2 基はまた、−O−、−S−、−NH−、−
N(CH3 )−、−CO−、−O−CO−、−S−CO
−、−O−COO−、−CO−S−、−CO−O−、−
CH(ハロゲン)−、−CH(CN)−、−CH=CH
−または−C≡C−により置き換えられていてもよい。
【0042】代表的スペーサー基の例には、−(C
2 )o−、−(CH2 CH2 O)p−、−CH2 CH
2 −、−CH2 CH2 −S−CH2 CH2 −または−C
2 CH 2 −NH−CH2 CH2 −があり、ここでoは
2〜12の整数であり、またpは1〜3の整数である。
好適スペーサー基の例には、エチレン、プロピレン、ブ
チレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン、オクチ
レン、ノニレン、デシレン、ウンデシレン、ドデシレ
ン、オクタデシレン、エチレンオキシエチレン、メチレ
ンオキシブチレン、エチレン−チオエチレン、エチレン
−N−メチルイミノエチレン、1−メチルアルキレン、
エテニレン、プロペニレンおよびブテニレンがある。
【0043】式Iにおいて、Spが炭素原子2〜8個を
有するアルキルまたはアルコキシ基を表わす本発明の化
合物は特に好適である。直鎖状のアルキル基またはアル
コキシ基は特に好ましい。本発明のもう一つの好適態様
において、式Iで表わされるカイラル化合物は、少なく
とも1個の式IVで表わされるカイラル基であるスペー
サー基Spを含有する:
【化18】
【0044】式中、Q1 およびQ3 は、式IIIに示さ
れている意味を有し、およびQ4 は、Q1 とは相違する
炭素原子1〜10個を有するアルキレンまたはアルキレ
ン−オキシ基であるか、または単結合である。式III
に存在するQ1 がアルキレン−オキシ基である場合、そ
の酸素原子はカイラル炭素に隣接していると好ましい。
RがP−Sp−X−を表わす場合、式Iで表わされる化
合物中に存在する2個のスペーサー基Spは、同一また
は相違していてもよい。上記好適化合物の中で、nが1
である化合物は特に好ましい。nが0である基P−(S
p−X)−およびnが1である基P−(Sp−X)
−の両方を含有する化合物はまた、好ましい。
【0045】式Iで表わされる好適化合物は、下記化合
物である:
【化19】
【0046】
【化20】
【0047】
【化21】
【0048】上記各式中、P、Sp、X、LおよびRは
上記意味を有する。上記式で表わされる化合物におい
て、LがCN、Cl、F、CF3 またはOCF3 であ
り、Rが炭素原子1〜15個を有する直鎖状または分枝
鎖状アルキルまたはアルコキシであり、およびP、Sp
およびXが式Iの意味の一つを有する化合物は特に好ま
しい。式Iで表わされる化合物は、それ自体公知であ
り、有機化学の標準的学術書、例えばHouben-Weyl によ
るMethoden der organischen Chemie,Thieme出版社、St
uttgart に記載されているような方法に従い、または同
様の方法に従い合成することができる。いくつかの特定
の製造方法は、例に見ることができる。特に、本発明に
よる化合物は、下記反応スキームに従い、または同様の
方法に従い製造することができる(L=アルキル、ハロ
ゲン、CN、アルコキシ、チオアルキルであり、R=式
Iに定義されているとおりであり、好ましくはハロゲ
ン、アルキルまたはアルコキシである)。
【0049】スキーム 1
【化22】
【0050】スキーム 2
【化23】
【0051】
【化24】
【0052】スキーム 3
【化25】
【0053】
【化26】
【0054】スキーム 4
【化27】
【0055】
【化28】
【0056】スキーム 5
【化29】
【0057】
【化30】
【0058】スキーム 6
【化31】
【0059】式Iで表わされる化合物およびこれらの化
合物を含有する液晶媒体は、液晶ディスプレイ、例えば
STN、TN、AMD−TN、温度補償、ゲスト−ホス
ト、相変化または表面安定化もしくはポリマー安定化コ
レステリック組織(SSCT、PSCT)ディスプレ
イ、特に強誘電性、反強誘電性またはフレキソエレクト
リックデバイス、能動的および受動的光学素子(例えば
偏光板、補償板、配向膜、カラーフィルターまたはホロ
グラフィック素子)、接着剤、異方性機械的性質を備え
た合成樹脂、化粧品、診断用品、装飾用または機密保護
用液晶顔料、非線型光学素子、光学的情報保存に、また
はカイラルドープ剤として使用することができる。本発
明によるカイラル化合物はまた、液晶ディスプレイ、例
えばスーパーツィストまたはアクティブマトリックスデ
ィスプレイ、強誘電性、反強誘電性またはフレキソエレ
クトリックデバイス、もしくはコレステリックディスプ
レイなどのための液晶媒体に使用することもできる。
【0060】本発明による化合物はまた、異方性ポリマ
ーまたはポリマーゲルの製造に使用することもできる。
異方性ポリマーは、1種または2種以上の本発明による
化合物を、任意に別種の成分と一緒に、例えば公知方法
に従う溶液重合またはバルク重合により重合させること
によって製造することができる。好ましくは、式Iで表
わされる化合物は、追加の式Iで表わされる化合物また
は少なくとも1個の重合性基を有する別の化合物と一緒
に、混合物中で重合させる。特に好適には、本発明によ
る化合物または混合物を基板上に塗布し、均一配向で配
向させ、次いで例えば熱または活性照射線により、その
場で重合させる。これにより、塗布された材料の均一配
向が永久的に固定される。特に1個よりも多くの重合性
基を有する化合物または混合物を用いる場合、高い機械
的および熱に対する安定性を有する架橋した異方性ポリ
マーを得ることができる。
【0061】配向した重合性メソゲン材料のその場での
重合にかかわる詳細な説明は、D.J.Broer 等によるMakr
omolekulare Chemie,190,2255(1989) に記載されてい
る。重合性混合物中に、本発明による化合物とともに共
−成分として使用することができる適当な重合性メソゲ
ン化合物の例は、例えばWO93/22397;EP0,261,712;DE19
5,04,224;WO95/22586およびWO97/00600に記載されてい
る。しかしながら、これらの刊行物に記載されている化
合物は単なる例であって、本発明の範囲を制限するもの
ではない。重合性CLC混合物は、1個の重合官能性基
を有する少なくとも1種の重合性メソゲン化合物および
2個または3個以上の重合官能性基を有する少なくとも
1種の重合性メソゲン化合物を含有する。特定の有用な
一反応性カイラルおよび非カイラル重合性メソゲン化合
物の例を下記化合物リストに示す。しかしながら、この
リストは説明のためのものであって、本発明を制限しよ
うとするものではなく、本発明を説明するものであると
見做すべきである。
【0062】
【化32】
【0063】
【化33】
【0064】有用な二反応性カイラルおよび非カイラル
重合性メソゲン化合物を下記化合物リストに示す。しか
しながら、このリストは説明のためのものであって、本
発明を制限しようとするものではなく、本発明を説明す
るものである。
【0065】
【化34】
【0066】上記式において、Pは式Iの意味および上
記のとおりのその好適な意味の一つを有し、xおよびy
は同一または相違し、1〜12の整数であり、Aは未置
換であるか、または2−、3−および/または5−位置
でL1 により置換されている1,4−フェニレンである
か、または1,4−シクロヘキシレンであり、Z1 は式
IIの意味の一つを有し、vは0または1であり、Yは
上記Rにかかわる定義のとおりの極性基であり、R0
非極性アルキルまたはアルコキシ基であり、Terはテ
ルペノイド基、例えばメンチルなどであり、Cholは
コレステリル基であり、L1 およびL2 はそれぞれ独立
して、H、F、Cl、CN、OHまたはNO2 である
か、もしくは炭素原子1〜4個を有するハロゲン化され
ていてもよいアルキル、アルコキシまたはカルボニル基
であり、また上記式中に存在する1,4−フェニレン環
は2−、3−および/または5−位置でL1 により置換
されていてもよい。
【0067】これに関連して、非極性基の用語は好まし
くは、1個または2個以上の、好ましくは1〜15個の
炭素原子を有するアルキル基または2個または3個以上
の、好ましくは2〜15個の炭素原子を有するアルコキ
シ基を表わす。上記式VおよびVIで表わされる一重合
官能性および二重合官能性メソゲン化合物は、それ自体
公知であり、上記刊行物および例えばHouben-Weyl によ
るMethoden der organischen Chemie,Thieme出版社、St
uttgart などの有機化学の標準的学術書に記載されてい
るような方法により製造することができる。本発明の好
適態様において、重合性液晶混合物は、少なくとも1種
の本発明によるカイラル化合物、少なくとも1種の式V
a〜Vmで表わされる一官能性化合物および少なくとも
1種の式VIa〜VIeで表わされる二重合官能性化合
物を含有する。
【0068】もう一つの好適態様において、重合性液晶
混合物は、少なくとも1種の本発明によるカイラル化合
物および少なくとも2種の式Va〜Vmで表わされる一
官能性化合物を含有する。本発明のもう一つの目的は、
少なくとも1種の式Iで表わされるカイラル化合物およ
び好ましくは式Va〜Vmおよび式VIa〜VIeから
選択される少なくとも1種の重合性メソゲン化合物およ
び/または少なくとも1種の式Iで表わされる重合性カ
イラル化合物を含有する液晶混合物を(共)重合させる
ことによって得られる配向されたカイラル液晶相を有す
る異方性ポリマー薄膜にある。均一配向を備えたカイラ
ル液晶相を有する異方性ポリマー薄膜を製造するには、
例えば本発明による液晶混合物を基板上に塗布し、配向
させ、次いでこれを熱または活性照射線に曝すことによ
ってその場で重合させる。配向および硬化は液晶混合物
の液晶相で行うと好ましい。
【0069】活性照射の用語は、UV光、IR光または
可視光などの光の照射、X−線またはガンマ線の照射、
または高エネルギー粒子、例えばイオンまたは電子の照
射を意味する。活性照射線の供給源としては、例えば単
一のUV灯または一組のUV灯を用いることができる。
活性照射線のもう一つの可能な供給源は、レーザーな
ど、例えばUVレーザーまたは可視レーザーである。一
例として、UV光を用いて重合させる場合、UV照射下
に分解して、重合反応を開始させるフリーラジカルまた
はイオンを生成する光開始剤を使用することができる。
反応性メソゲンを、例えばビニルおよびエポキシド反応
性基により硬化させる場合、カチオン性光開始剤、すな
わちフリーラジカルの代わりにカチオンを用いる光硬化
剤を用いることもできる。
【0070】ラジカル重合用の光開始剤としては、例え
ば市販のイルガキュア(Irgacure)651 、イルガキュア18
4 、ダロキュア(Darocure)1173またはダロキュア4205
(これらの全部はCiba Geigy AG から入手することがで
きる)を用いることができ、他方、カチオン性光重合の
場合、市販のUV16974(Union Carbide)を用いることがで
きる。好ましくは、この重合性液晶混合物は、光開始
剤、特に好ましくはUV−光開始剤を0.01〜10重
量%、特に0.05〜8重量%、非常に好ましくは0.
1〜5重量%の量で含有する。本発明の好適態様におい
て、重合性メソゲン材料の重合は、不活性気体雰囲気下
に、好ましくは窒素雰囲気下に行う。
【0071】基板としては、例えばガラスまたは石英シ
ート、ならびにプラスティック薄膜またはシートを使用
することができる。重合前、重合中および/または重合
後に、塗布混合物の表面上に第二の基板を配置すること
もできる。これらの基板は、重合後に取り除くことがで
き、または取り除かなくてもよい。活性線照射による硬
化の場合であって、2枚の基板を用いる場合、少なくと
も1枚の基板は重合に用いられる活性照射線に対して透
過性でなければならない。アイソトロピックまたは複屈
折性基板を使用することができる。重合後に重合した薄
膜から基板を取り除かない場合、アイソトロピック基板
を用いると好ましい。
【0072】好ましくは、少なくとも1方の基板はプラ
スティック基板、例えばポリエチレンテレフタレート(P
ET) などのポリエステル、ポリビニルアルコール(pva)
、ポリカーボネート(PC)またはトリアセチルセルロー
ス(TAC) の薄膜など、特に好ましくはPET 薄膜またはTA
C 薄膜である。複屈折性基板としては、例えば等軸に伸
長させたプラスティック薄膜を用いることができる。一
例として、PET 薄膜は、ICI Corp. からメリネックス(M
elinex) の登録商品名で市販されている。本発明の好適
態様において、重合性混合物は基板上に、または基板間
に塗布し、次いで好ましくはその中間相で配向させ、均
一配向を得る。均一配向は、例えば混合物をドクターブ
レードにより剪断することによって得ることができる。
配向膜、例えばラビングしたポリイミドまたはスパッタ
リングしたSiOxの膜を少なくとも一方の基板上に適
用することもできる。
【0073】もう一つの好適態様において、第二の基板
を塗布材料の表面上に配置する。この場合、2枚の基板
を一緒に配置することによって生じる剪断は、良好な配
向を得るのに充分である。塗布材料に、電場または磁場
を適用することもできる。いくつかの場合、重合性混合
物の配向を補助するばかりでなく、また重合を抑制する
ことがある酸素を排除するために、第二の基板を適用す
ると有利である。別法として、硬化は不活性気体雰囲気
下に行うことができる。しかしながら、空気中での硬化
もまた、適当な光開始剤および高灯力を用いることによ
って可能である。カチオン性光開始剤を用いる場合、酸
素の排除は、最も多くの場合に不必要であるが、水分は
排除しなければならない。
【0074】重合性メソゲン化合物のその場での重合に
かかわる詳細な説明は、D.J.Broer等によるMakromoleku
lare Chemie,190,2255(1989) に見出すことができる。
異方性ポリマー薄膜製造用の重合性液晶混合物は、1種
または2種以上の式Iで表わされる重合性カイラル化合
物を好ましくは0.1〜35重量%、特に0.5〜15
重量%および非常に特に好ましくは0.5〜5重量%の
量で含有する。重合性液晶混合物は、1〜3種の式Iで
表わされるカイラル化合物を含有すると好ましい。本発
明の重合性液晶混合物は、1種または2種以上の別種の
適当な成分、例えば触媒、感度増強剤、安定剤、共反応
性モノマーまたは界面活性化合物などをさらに含有する
ことができる。
【0075】本発明の好適態様において、本発明の重合
性液晶混合物は、例えば当該組成物の貯蔵中における望
ましくない自発的重合を防止するために用いられる安定
剤を含有する。安定剤としては、原則的に、この目的に
かかわり当業者に知られている全部の化合物を用いるこ
とができる。これらの化合物は、広く種々の化合物とし
て市販されている。代表的な安定剤の例には、4−エト
キシフェノールまたはブチル化ヒドロキシトルエン(BH
T) がある。ポリマーの架橋度を増大させるために、2
個または3個以上の重合官能性基を有する非メソゲン化
合物を20%までの量で重合性組成物に、別法としてま
たは追加の手段として、多重合官能性メソゲン化合物に
添加することもできる。
【0076】二官能性非メソゲンモノマーの代表的例
は、炭素原子1〜20個を有するアルキルを含有するア
ルキルジアクリレートまたはアルキルジメタアクリレー
トである。2個よりも多くの重合性基を有する非メソゲ
ンモノマーの代表的例は、トリメチルプロパントリメタ
アクリレートまたはペンタエリスリトールテトラアクリ
レートである。1個のみの重合官能性基を有する化合物
を含有する本発明による組成物の重合は、線状ポリマー
が得られ、他方、1個よりも多くの重合官能性基を有す
る化合物が存在すると、架橋したポリマーが得られる。
異方性ポリマーゲルを製造する場合、液晶混合物は上記
のとおりにその場で重合させることができるが、この場
合、重合性混合物の配向は不必要である。
【0077】本発明による化合物、ポリマーおよびポリ
マー薄膜は、液晶ディスプレイに、例えばSTN、T
N、AMD−TN、温度補償、強誘電性、反強誘電性、
フレキソエレクトリック、ゲスト−ホスト、相変化また
は表面安定化またはポリマー安定化コレステリック組織
(SSCT、PSCT)ディスプレイに、能動的および
受動的光学素子(例えば偏光膜、補償板、配向膜、カラ
ーフィルターまたはホログラフィック素子)に、接着
剤、異方性機械的性質を備えた合成樹脂に、化粧品、診
断用品、装飾用および機密保護用液晶顔料に、非線型光
学素子、光学的情報保存に、またはカイラルドープ剤と
して、使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 19/54 C09K 19/54 B 4H027 G02B 1/04 G02B 1/04 4J100 5/20 5/20 5/30 5/30 G02F 1/13 500 G02F 1/13 500 G03H 1/02 G03H 1/02 (71)出願人 591032596 Frankfurter Str. 250, D−64293 Darmstadt,Fed eral Republic of Ge rmany (72)発明者 マルク・グールディング ドイツ連邦共和国 デー−64293 ダルム シュタット フランクフルター シュトラ ーセ 250 Fターム(参考) 2H048 AA06 2H049 BA02 BA06 BA42 2K008 AA04 DD12 4C071 AA01 BB01 CC12 EE05 FF15 HH05 JJ01 JJ06 LL05 4H006 AA01 AA03 AB46 AB64 BJ20 BJ50 BM10 BM30 BP30 4H027 BA11 BB03 BB04 BB09 BB10 BD01 BD23 4J100 AL66P AT01P AT11P BA02P BA12P BA15P BA22P BA34P BA40P BA41P BA51P BB01P BC33P BC43P BC44P BC49P BC53P BC83P CA01 CA03 DA55 DA66

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式Iで表わされる重合性メソゲン化合
    物: P−(Sp−X)−M1 −Y1 −B−Y2 −M2 −R I 式中、 Pは、重合性基であり、 Spは、スペーサー基であり、 X、Y1 およびY2 は、それぞれ独立して、−O−、−
    S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−OCO−
    O−、−CO−NR0 −、−NR0 −CO−、−OCH
    2 −、−CH2 O−、−SCH2 −、−CH2 S−、−
    CH=CH−COO−、−OOC−CH=CH−または
    単結合であり、 R0 は、Hであるか、または炭素原子1〜4個を有する
    アルキル基であり、 nは、0または1であり、 M1 およびM2 は、相互に独立して、メソゲン基であ
    り、 Bは、化合物に屈曲構造を付与する二価環状基であり、 Rは、H、F、Cl、CN、OCN、SCN、SF5
    たはNO2 であるか、もしくは25個までの炭素原子を
    有する直鎖状または分枝鎖状アルキル基であり、この基
    は未置換であるか、または1個または2個以上のハロゲ
    ンまたはCNにより置換されていてもよく、この基中に
    存在する1個のCH2 基または隣接していない2個以上
    のCH2 基はまた、それぞれ相互に独立して、酸素原子
    が相互に直接に結合しないものとして、−O−、−S
    −、−NH−、−N(CH3 )−、−CO−、−COO
    −、−OCO−、−OCO−O−、−S−CO−、−C
    O−S−、−CH=CH−または−C≡C−により置き
    換えられていてもよく、もしくはRはまた、P−(Sp
    −X)−を表わすことができ、ここでP、Sp、Xお
    よびnは相互に独立して、上記意味の一つを有する、 ただしBが1,3−フェニレンであり、Y1 が−COO
    −であり、Y2 が−OCO−であり、RがP−(Sp−
    X)−であり、Pがアクリレートであり、nが1であ
    り、Spがヘキシレンであり、およびXが−O−である
    場合、M1 およびM2 は同時に、未置換1,4−フェニ
    レンであることはできない。
  2. 【請求項2】Bが、下記基から選択されることを特徴と
    する、請求項1に記載の重合性メソゲン化合物: 【化1】 各式中、 Uは、CR′またはNであり、 Vは、CR′2 、NR′、OまたはSであり、 R′は、Hであるか、または炭素原子1〜7個を有する
    アルキル基であり、および一環状の5員環基は1、2ま
    たは3個の基Lにより、一環状の6員環基は1、2、3
    または4個の基Lにより、および二環状の基は1、2、
    3、4、5または6個の基Lにより置換されていてもよ
    く、ここでLはそれぞれ独立して、F、Cl、CN、S
    CN、NO2 またはSF5 であるか、または炭素原子1
    〜7個を有するアルキル、アルコキシ、アルキルカルボ
    ニルまたはアルコキシカルボニル基(この基中に存在す
    る1個または2個以上のH原子は、FまたはClにより
    置換されていてもよい)である。
  3. 【請求項3】M1 が下記式II1から選択され、および
    2 が下記式II2から選択されることを特徴とする、
    請求項1または2のいずれかに記載の重合性メソゲン化
    合物: −A1 −(Z−A2 m1− II1 −A1 −(Z−A2 m2− II2 各式中、 Zはそれぞれ独立して、−O−、−S−、−CO−、−
    COO−、−OCO−、−O−COO−、−CO−NR
    0 −、−NR0 −CO−、−OCH2 −、−CH2
    −、−SCH2 −、−CH2 S−、−CH2 CH2 −、
    −CH=CH−、−C≡C−、−CH=CH−COO
    −、−OCO−CH=CH−または単結合であり、 R0 は、式Iの意味を有し、 A1 およびA2 はそれぞれ独立して、1,4−フェニレ
    ン基(この基中に存在する1個または2個以上のCH基
    はまた、Nにより置き換えられていてもよい)、1,4
    −シクロヘキシレン基(この基中に存在する1個のCH
    2 基または隣接していない2個のCH2 基はOおよび/
    またはSにより置き換えられていてもよい)、1,4−
    シクロヘキセニレン基、1,4−ビシクロ(2.2.
    2)オクチレン基、ピペリジン−1,4−ジイル基、ナ
    フタレン−2,6−ジイル基、デカヒドロナフタレン−
    2,6−ジイル基または1,2,3,4−テトラヒドロ
    ナフタレン−2,6−ジイル基である(これらの基は全
    部が、未置換であるか、または1個または2個以上の
    F、Cl、SCN、CN、NO2 またはSF5 、もしく
    は炭素原子1〜7個を有し、フッ素化されていてもよい
    アルキル、アルコキシ、アルキルカルボニルまたはアル
    コキシカルボニル基により置換されていてもよい)であ
    り、およびm1およびm2は相互に独立して、0、1、
    2または3である。
  4. 【請求項4】M1 およびM2 が、下記式で表わされる基
    およびそれらの鏡像基から選択されることを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の重合性メソゲン化
    合物: 【化2】 【化3】 各式中、Lは請求項2に定義されているとおりであり、
    およびrは0、1または2である。
  5. 【請求項5】RがP−(Sp−X)−であることを特
    徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の重合性メソ
    ゲン化合物。
  6. 【請求項6】Rが、F、ClまたはCNであるか、もし
    くは炭素原子1〜12個を有し、ハロゲン化されていて
    もよいアルキル基、アルコキシ基またはアルケニル基で
    あることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載
    の重合性メソゲン化合物。
  7. 【請求項7】少なくとも1種の請求項1〜6のいずれか
    に記載の重合性メソゲン化合物を含有する液晶混合物。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の混合物を重合させること
    によって得られる直鎖状または架橋した液晶ポリマー。
  9. 【請求項9】液晶ディスプレイ、光学薄膜、化粧品、診
    断用品、液晶顔料、偽造防止用途、非線型光学素子また
    は光学的情報保存部品における、もしくはカイラルドー
    プ剤としての、請求項1〜8のいずれかに記載の化合
    物、混合物またはポリマーの使用。
  10. 【請求項10】請求項7に記載の液晶混合物を含有する
    液晶ディスプレイ。
JP2001303556A 2000-12-12 2001-09-28 バナナ形状重合性メソゲン化合物 Pending JP2002205974A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP00126559.4 2000-12-12
EP00126559 2000-12-12

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002205974A true JP2002205974A (ja) 2002-07-23

Family

ID=8170562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001303556A Pending JP2002205974A (ja) 2000-12-12 2001-09-28 バナナ形状重合性メソゲン化合物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002205974A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007169178A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Asahi Glass Co Ltd カイラル剤、液晶組成物、高分子液晶、回折素子、及び光情報記録再生装置
JP2007293314A (ja) * 2006-03-29 2007-11-08 Sumitomo Chemical Co Ltd フィルムおよびフィルムの製造方法、並びにその利用
JPWO2008105320A1 (ja) * 2007-02-22 2010-06-03 日本ゼオン株式会社 コレステリック液晶組成物、円偏光分離シート及び製造方法
JP2010536894A (ja) * 2007-08-30 2010-12-02 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 液晶ディスプレイ
JP2016530307A (ja) * 2013-09-12 2016-09-29 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMerck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung メソゲン化合物およびメソゲン媒体

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0867647A (ja) * 1994-08-31 1996-03-12 Dainippon Ink & Chem Inc ベンジル(5−置換フェニル)エーテル誘導体
JPH08209129A (ja) * 1994-09-22 1996-08-13 Asulab Sa 液晶組成物およびそれを含むセル
JPH101665A (ja) * 1996-06-18 1998-01-06 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 電界発光素子
US5871665A (en) * 1992-04-27 1999-02-16 Merck Patent Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung Electrooptical liquid crystal system
WO2000060027A2 (en) * 1999-04-06 2000-10-12 Qinetiq Limited Liquid crystalline alkenyl compounds incorporating an heterocyclic five-membered ring
JP2001303058A (ja) * 2000-04-26 2001-10-31 Nippon Mitsubishi Oil Corp スメクチック液晶組成物および機能性フィルム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5871665A (en) * 1992-04-27 1999-02-16 Merck Patent Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung Electrooptical liquid crystal system
JPH0867647A (ja) * 1994-08-31 1996-03-12 Dainippon Ink & Chem Inc ベンジル(5−置換フェニル)エーテル誘導体
JPH08209129A (ja) * 1994-09-22 1996-08-13 Asulab Sa 液晶組成物およびそれを含むセル
JPH101665A (ja) * 1996-06-18 1998-01-06 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 電界発光素子
WO2000060027A2 (en) * 1999-04-06 2000-10-12 Qinetiq Limited Liquid crystalline alkenyl compounds incorporating an heterocyclic five-membered ring
JP2001303058A (ja) * 2000-04-26 2001-10-31 Nippon Mitsubishi Oil Corp スメクチック液晶組成物および機能性フィルム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007169178A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Asahi Glass Co Ltd カイラル剤、液晶組成物、高分子液晶、回折素子、及び光情報記録再生装置
JP2007293314A (ja) * 2006-03-29 2007-11-08 Sumitomo Chemical Co Ltd フィルムおよびフィルムの製造方法、並びにその利用
JPWO2008105320A1 (ja) * 2007-02-22 2010-06-03 日本ゼオン株式会社 コレステリック液晶組成物、円偏光分離シート及び製造方法
JP2010536894A (ja) * 2007-08-30 2010-12-02 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 液晶ディスプレイ
JP2014160248A (ja) * 2007-08-30 2014-09-04 Merck Patent Gmbh 液晶ディスプレイ
JP2016530307A (ja) * 2013-09-12 2016-09-29 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMerck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung メソゲン化合物およびメソゲン媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4425545B2 (ja) キラルな化合物
JP5111715B2 (ja) キラルな化合物iii
JP4452338B2 (ja) カイラル化合物
JP5265838B2 (ja) キラルな化合物i
JP5317382B2 (ja) キラルな化合物ii
JP4549611B2 (ja) キラル化合物
JP5355838B2 (ja) キラルな光異性化可能な化合物
US7125500B2 (en) Multireactive polymerizable mesogenic compounds
US6514578B1 (en) Polymerizable mesogenic tolanes
US7029728B2 (en) Polymerizable liquid crystal material
JP4553550B2 (ja) 重合可能な単環式化合物
EP1256617B1 (en) Polymerizable liquid crystal material
JP6913084B2 (ja) キラル化合物
US6183822B1 (en) Polymerizable mesogenic fluorophenylenes
GB2379931A (en) 1,4-di-(trans-cyclohexyl)benzenes
JP2002205974A (ja) バナナ形状重合性メソゲン化合物
EP0972818B1 (en) Polymerizable mesogenic fluorophenylenes
EP1215195A1 (en) Banana-shaped polymerizable mesogenic compounds

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111012

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111017

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120131