JP2002204309A - 電話番号の賃貸処理方法及び電話番号の賃貸処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自分の電話番号を露出したくない
にもかかわらず、露出しなければならない場合、公開用
電話番号を臨時に貸そうとする要求を実現するための電
話番号の賃貸処理方法及び賃貸処理システムを提供す
る。また、本発明は、このような賃貸処理方法及び賃貸
処理システムを効果的に運営するための方法を提供す
る。 【解決手段】 本発明の賃貸処理方法及び賃貸処
理システムによれば、広告掲示用電話番号を賃貸しよう
とする賃貸申請者が有無線インターネット端末機を利用
してサービス処理用ウェブサーバーに接続するか、また
は電話網を介して自動応答電話システムに接続して受信
希望の電話番号を指定して電話番号の賃貸を申し込め
ば、賃貸期間中、賃貸電話番号に対する受信希望の電話
番号への着信通話の転送設定を行って設定内容を訂正す
るようにする。その結果、自分の使用電話番号を広告に
公開することによって発生するいたずら電話、またはす
でに売れた品物に対する頻繁な問い合わせ電話などを防
止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、不特定多数を対象
にして個人広告などを出すことによって、自分の電話番
号を公開しようとする使用者に広告公開用電話番号を賃
貸するビジネスモデルを具現するためのものであって、
特に、有無線インターネットウェブサイト、または自動
応答電話システム（ＡＲＳ）を利用して申請者に電話番
号を賃貸し、賃貸電話番号にかかってきた電話を申請者
が設定した受信希望の電話番号の電話機で受けることが
できるようにする電話番号の賃貸処理方法及び賃貸処理
システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】個人間の取り引きを実現するためには、
自分が売るか、買う品物の詳細情報を自分の連絡先の情
報と共に情報誌の広告欄、または物物交換用のウェブサ
イトなどに載せて不特定多数に公開する。そして、広告
を見た人々が載せられた広告物を読んだ後、広告物に載
せられた電話番号に電話をかけることにより取り引きの
ための意思交換が成立する。

【０００３】しかし、このようにして載せられた個人の
電話番号情報は、人々に悪用されて、いたずら電話の標
的になるか、既に取り引きが終わってこれ以上電話を受
ける必要がないにもかかわらず、依然として注文電話が
来る場合があるため、広告を出した広告主を不便にする
場合が多い。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は前記
従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであって、上
述したように、自分の電話番号を露出したくないにもか
かわらず、露出しなければならない場合、公開用電話番
号を臨時に貸そうとする要求を実現するための電話番号
の賃貸処理方法及び賃貸処理システムを提供することに
その目的がある。

【０００５】また、本発明は、このような賃貸処理方法
及び賃貸処理システムを効果的に運営するための方法を
提供することにその目的がある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、申請者の申請によって電気通信網を介し
て電話番号を賃貸し、賃貸された電話番号に対する着信
通話の転送申請を行う電話番号の賃貸処理システムにお
いて、受信希望の電話番号を指定して電話番号の賃貸サ
ービス申請を受け付けるステップと、電話番号の賃貸サ
ービス申請によって賃貸電話番号を定めた後、受信希望
の電話番号と賃貸電話番号とを一対一に対応させて記録
するステップと、確定されたサービス内容として賃貸電
話番号を申請者に通知するステップと、前記確定された
賃貸電話番号に対して、受信希望の電話番号への着信通
話の転送サービスの開始処理を行うステップとを含む。

【０００７】このような構成の本発明を提供することに
より、広告公開用電話番号を臨時に借りて自分の電話番
号の代わりに公開し、電話に出ようとする受信希望の電
話番号をもって着信通話の転送サービスを通信網を介し
て受付申請、申請し次第、電話番号を賃貸されて使うこ
とができるようになった。その結果、自分の電話番号を
露出したくない使用者の場合、広告物掲示による自分の
電話番号が公開により発生する各種問題をなくすことが
でき、何らの不便さなしに自分の電話で必要な電話を受
けることができるようになった。

【０００８】また、前記目的を達成するため、本発明に
おいて、前記サービス申請を受け付けるステップにおけ
る前記受信希望の電話番号の指定は、申請者が電話番号
の賃貸処理システムに接続した電話端末機から自動確認
されて指定されるようにする。このような構成の本発明
を提供することによって、申請者はより一層便利に電話
番号の賃貸サービス申請手続きを行うことができる。

【０００９】また、前記目的を達成するため、本発明に
おいて、前記サービス申請を受け付けるステップは、電
話番号の賃貸期間を指定するステップと、前記確定され
た電話番号の賃貸期間の満了時点に、前記賃貸電話番号
に対する前記着信通話の転送サービスの停止処理を行う
ステップとをさらに含むことを特徴とする電話番号の賃
貸処理方法を提供する。このような構成の本発明を提供
することにより、申請者は、自分が必要な期間を予め指
定してサービスを申し込むことにより、先決制後にサー
ビス満了時点になれば電話番号の賃貸サービスが自動停
止されるようにして便利にサービスを使うことができ
る。

【００１０】また、前記目的を達成するため、本発明に
おいて、前記賃貸電話番号を申請者に通知するステップ
は、申請者が指定するか、申請者の発信電話番号、また
は受信希望の電話番号から確認された移動通信端末機に
短文メッセージを送るステップをさらに含むようにす
る。このような構成の本発明を提供することにより、申
請者自身が賃貸した電話番号を別に記録しなくても短文
メッセージングサービスを介して通知するのでより一層
便利に賃貸した電話番号を使うことができる。

【００１１】また、前記目的を達成するため、本発明
は、上述した電話番号の賃貸処理方法において、申請者
が受信希望の電話番号、または電話番号の賃貸満了時点
に対する内容変更を申し込むステップと、前記申請者の
内容変更申請によって、受信希望の電話番号、または電
話番号の賃貸満了時点に対する変更設定を処理するステ
ップをまた含むようにする。

【００１２】このような構成を採用することにより、賃
貸申請時に設定した内容を変更することができるように
なっており、電話番号を賃貸した申請者がいつでも電話
番号の賃貸を中止してそれ以上電話に出ないこともで
き、また必要に応じて賃貸期間を延長することができ
る。そして、事情によって受信希望の電話番号を変えよ
うとする場合にも他の電話番号に変えることができる。

【００１３】また、前記目的を達成するため、本発明に
おいて、上述した電話番号の賃貸処理方法において、前
記申請者の電話番号の賃貸サービス申請、またはサービ
ス内容変更申請に対する受付は、有無線インターネット
端末機を利用して成り立つようにした方が好ましい。ま
た、前記申請者の電話番号の賃貸サービス申請、または
サービス内容変更申請に対する受付は、自動応答電話シ
ステムを介して行うことが好ましい。このような構成を
採用することによって、いつでもどこでも低費用で簡単
に電話番号を賃貸申請し、その申請の内容を訂正するこ
とができる。

【００１４】また、前記目的を達成するため、本発明に
おいて、申請者の申請によって、電気通信網を介して電
話番号を賃貸し、賃貸された電話番号に対する着信通話
の転送申請を行う電話番号の賃貸処理システムにおい
て、多数の賃貸電話番号のリスト及び申請者別のサービ
ス申請内容を記録する記録手段と、申請者が電話番号の
賃貸サービスの開始を申し込むによって、申請者と対話
し受信希望の電話番号を含むサービス申請内容を受け付
けるサービス申請受付処理手段と、前記受付処理手段の
サービス申請内容受付に対応して、前記記録装置に記録
された賃貸電話番号の中で、サービス休止中である少な
くとも一つを検索して、該当の申請に対する賃貸電話番
号として提供することにより賃貸電話番号を決めるよう
にする賃貸電話番号の割当手段と、前記賃貸電話番号の
割当手段によって提供されて確定された賃貸電話番号
に、申請者の申請内容を付加してその内容を記録装置に
記録するように処理し、着信通話の転送設定処理手段に
対して前記記録内容を提供することにより、該当の賃貸
電話番号に対する着信通話の転送設定を要請する主処理
手段と、前記主処理手段からの要請によって、記録装置
に記録された賃貸電話番号別の記録内容を参照して、該
当賃貸電話番号に対して受信希望の電話番号への着信通
話の転送サービスの開始を処理する、着信通話の転送設
定処理手段とを含む。

【００１５】このような構成の電話番号の賃貸処理シス
テムを提供することにより、電話番号の賃貸申請者が受
信を希望する電話番号を指定し電話番号の賃貸を申し込
めば、この申請を受け付けて休止中である賃貸用電話番
号の中でいずれか一つを提供するか、または多数の候補
電話番号を提供しいずれか一つを選ぶことができるよう
に賃貸電話番号を定め、賃貸期間が始まれば該当賃貸電
話番号に対して受信希望の電話番号への着信通話の転送
サービス処理を行うことができるようになる。その結
果、申請者は自分の電話番号に代わる電話番号を賃貸し
広告掲示用として公開することができるようになって、
自分の電話番号を露出しなくても不便さなしに自分の電
話を利用して電話を受けることができる。

【００１６】また、前記目的を達成するため、本発明に
おいて、申請者が電話端末機を利用して電話番号の賃貸
処理システムに接続した場合、申請者の発信電話番号を
確認する発信電話番号の確認手段をさらに含み、前記サ
ービス申請受付処理手段は、発信電話番号の確認手段か
ら確認された発信電話番号を受信希望の電話番号に初期
に設定することができるようにする。このような構成を
採用することにより、申請者がより簡便にサービスを利
用することができる。

【００１７】また、前記目的を達成するため、本発明に
おいて、前記サービス申請受付処理手段は、サービス申
請内容として、申請者が入力する賃貸期間も受付し、前
記着信通話転送の設定処理手段は、電話番号の賃貸期間
の満了時点に前記賃貸電話番号に対する前記着信通話の
転送サービスの停止処理を行うことが好ましい。その結
果、申請者は、自分が必要な期間を予め指定しサービス
を申し込むことにより、先決制後にサービス満了時点に
なれば電話番号の賃貸サービスが自動停止され、便利に
サービスを使うことができる。

【００１８】また、前記目的を達成するため、本発明に
おいて、上述した電話番号の賃貸処理システムは、申請
者に割当られて提供された賃貸電話番号を、申請者が指
定するか、申請者の発信電話番号または受信希望の電話
番号から確認された移動通信端末機に短文メッセージ送
る短文メッセージ通知手段をさらに含むように構成する
こととがより好ましい。このような構成の本発明を提供
することにより、申請者自分が賃貸された電話番号を別
に記録するか、覚えるようにする面倒さが除去できるの
で、自分が賃貸された電話番号をより一層便利に使うよ
うにした。

【００１９】また、前記目的を達成するため、本発明に
おいて、上述した電話番号の賃貸処理システムのサービ
ス申請受付処理手段は、既に申し込んだ電話番号の賃貸
サービスの申請内容として、サービスの使用期間及び受
信希望の電話番号が変更できるようにする変更受付処理
手段を含むように構成した方が好ましい。このような構
成を採用することにより、広告掲載による電話受信がそ
れ以上要らなくなった場合、賃貸期間を延長しようとす
る場合、または受信希望の電話番号を変更しようとする
場合、簡単にその内容を変更設定することができる。

【００２０】また、前記目的を達成するため、本発明に
おいて、前記電話番号の賃貸処理システムは、前記記録
装置に記録された賃貸電話番号別の記録内容が新規登
録、または変更登録された場合、賃貸電話番号から受信
希望の電話番号への着信通話転送をする前に音声出力さ
れる案内メッセージ内容を変更設定するメッセージ変更
設定処理手段をさらに含むように構成した方が好まし
い。このような構成を採用することにより、広告用に公
開された賃貸電話番号に電話をかけて人に音声出力され
る案内メッセージの内容を申請者のサービス申請内容に
適合するように直ちに変更することができる。

【００２１】また、前記目的を達成するため、本発明に
おいて、前記電話番号の賃貸処理システムは、前記記録
装置に記録される賃貸用電話番号の中で賃貸されない電
話番号の数と賃貸サービス申請推移を比べて、賃貸され
ない電話番号の数を適切に維持するように賃貸用電話番
号を追加確保するか、返納する賃貸電話番号の管理手段
をさらに含む。

【００２２】このような構成を採用することにより、賃
貸用電話番号に確保された電話番号の中で、賃貸されな
い電話番号の数の多い時には余っている電話番号を返納
し、賃貸されない電話番号の数が少ない時は、追加で確
保することができる。このような機能は本発明のシステ
ムを電話通信業者が直接運用する場合に特に効果的であ
る。

【００２３】また、前記目的を達成するため、本発明に
おいて、前記サービス申請受付処理手段は、有無線イン
ターネットウェブサイトの構成の一部として提供され
て、インターネットウェブページの形態で提供された申
込書の記入事項を申請者のサービス申請内容として受け
付けるように構成するか、または自動応答電話システム
の構成の一部として提供されて、申請者との対話形式で
順次に入力される入力事項を申請者のサービス申請内容
として受け付けるように構成した方が好ましい。このよ
うな構成を採用することにより、いつでもどこでも簡単
な操作だけで速かに広告物掲示用の電話番号を得ること
ができる。

【００２４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細な構成を添付
する図面を参照しながら説明する。図１は、本発明によ
る電話番号の賃貸処理システムの主要な構成を示すブロ
ック図である。図１に示す本発明の電話番号の賃貸処理
システム３は、システムをインターネットに接続させる
ための処理を行うネットワーク接続処理器３０と、申請
者の賃貸サービス申請を受け付けるためのウェブサーバ
ー３１及び自動応答電話システム３２と、加入者情報、
賃貸用電話番号リスト及び申請者の賃貸サービス申請内
容などを記録している記録装置としてのデータサーバー
３３と、申請者の賃貸サービス申請を処理するための処
理器として賃貸電話番号割当処理器３４、主処理器３
５、着信通話の転送設定器３６、メッセージ変更設定器
３７、賃貸電話番号管理器３８、代金決済処理器３９及
びメッセージングサーバー２９を含むように構成され
る。

【００２５】ネットワーク接続処理器３０は、本発明の
電話番号の賃貸処理システム３を有無線インターネット
に接続させる機能を有する。

【００２６】ウェブサーバー３１は、電話番号の賃貸申
請者などに種々の形態のウェブサービスを提供すること
以外に、本発明と関連し、インターネットを介して行わ
れる電話番号の賃貸申請またはサービス変更申請を受け
付けることができるようにする受付処理器としてそれに
適合した形態の使用者インタフェースを提供する。

【００２７】ウェブサーバー３１は、ウェブサーバーに
接続する申請者がどんなインターネット端末機に接続す
るかによって、それぞれのインターネット端末機との対
話に適合するように構成される。すなわち、インターネ
ットウェブサーバー３１は、移動通信端末機、ＰＤＡな
どを利用して無線インターネット接続を試みる場合を考
慮して無線インターネットウェブサーバーを含むように
構成される。

【００２８】申請者は、ウェブサーバー３１から提供す
る電話番号の賃貸申請用ウェブページを開いて、電話受
信を希望する電話番号及び使用期間を入力した申込書を
作成して提出することになる。

【００２９】この場合、場合によっては受信希望の電話
番号を入力する過程を略することができる。すなわち、
移動通信端末機１’などの無線インターネット端末機を
利用して無線インターネットウェブサーバー３１に接続
した場合には、受信希望の電話番号を該当の端末機の電
話番号として自動指定するように構成することができ
る。但し、他の電話番号が記入できるようにすることを
排除しない。勿論、ＰＳＴＮを介して自動応答システム
（ＡＲＳ）に電話接続をした場合にも、発信電話番号を
確認することができるため、受信希望の電話番号を自動
指定し修正することができる。発信電話番号の追跡のた
めには、ウェブサーバーまたはＡＲＳサーバーは、別の
発信電話番号の確認手段（図示せず）を含む。図示しな
い発信電話番号の確認手段は、電話接続を中継した基幹
通信事業者システムから提供される発信電話番号を単純
受信する機能のみを有するように包含させることもでき
る。

【００３０】その後、申請者は賃貸電話番号割当処理器
３５によって、賃貸電話番号を割当てられるようにな
る。但し、賃貸電話番号の割当は、多数の候補電話番号
を申請者に提示しそのうちいずれか一つを申請者が選択
できるように構成されることもできる。また、申請者
は、ウェブサーバー３１から提供するサービス申請内容
変更用ウェブページを開いて受信希望の電話番号及び使
用期間を変更する変更申込書を作成して提出することが
できる。

【００３１】ウェブサーバー３１から提供する電話番号
の賃貸申請用ウェブページまたはサービス申請内容変更
用ウェブページは、独立運営される形態で構成されるこ
ともでき、他のウェブサイトのウェブページに附属する
形態で構成されることもできる。この場合、他のウェブ
サイトは物物交換仲介用ウェブサイト、結婚仲介用ウェ
ブサイトなど多様な形態のＣ２Ｃ仲介のためのウェブサ
イトであることが好ましく、それぞれの広告を申し込む
申込書作成ウェブページに付加する形態として提供され
れば、申請者に利便性を高めることができる。

【００３２】自動応答電話システム３２は、申請者と電
話網を介して電話番号の賃貸申請またはサービス変更申
請を受け付ける受付処理器であって、申請者と対話式で
進行し、申請者の入力事項を順次に受け付ける自動応答
電話式使用者インタフェースを提供する。申請者は指定
されたサービス電話番号に電話をかけてシステム３２と
接続し、サービス案内音声に応じて受信希望の電話番号
及び使用期間などを入力し電話番号の賃貸申請を行う
か、既に申し込まれたサービス申請内容を変更するよう
になる。

【００３３】記録装置としてのデータサーバー３３に
は、ウェブサイトを介して加入した加入者情報、賃貸用
として確保している電話番号リスト及び申請者の賃貸サ
ービス申請内容などが主処理器３４の制御によって記録
される。データサーバー３３に記録されるデータの形
式、記録方式などは特別に限定しないが、図２に示すよ
うな形式の例として賃貸電話番号別に申請者情報、受信
希望の電話番号、サービス開始時点、サービス満了時
点、サービス期間、決済情報などが記録されるように構
成されることができる。

【００３４】図２において、データ記録形式内の“区
分”フィールドとは、データに対する内部活用のための
ものであり、未賃貸状態であるのか、賃貸状態であれば
どんな経路を介してどんな目的により賃貸申し込まれた
のかなどを識別するためのものであり、“決済情報”フ
ィールドには、決済手段を区別する識別字と決済処理に
使われる口座番号、カード番号、電話番号などが記載す
る。“変更情報”フィールドは、申請者がサービス申請
内容を変更しようとする場合、本人確認のため使われる
ものであり、本人確認機能は、受信希望の電話番号入力
に代替られ得るし、また移動通信端末機などにより無線
インターネットウェブサーバーに接続した場合には本人
確認手続きを経ることが当然であるため、省略すること
もできる。“状態”フィールドは、申請者の賃貸サービ
ス申請の結果、成功的な着信通話の転送サービスが成り
立ったのかが確認できるようにするための識別領域であ
る。

【００３５】賃貸電話番号割当処理器３４は、ウェブサ
ーバー３１または自動応答電話システム３２と通信し
て、電話番号の賃貸申請を受け付ける受付処理器３１、
３２を介して申請者の申込書入力、または変更申込書入
力が完了されて、これら処理器から賃貸電話番号の割当
要請がある時にデータサーバー３３に記録された賃貸用
電話番号の中から未賃貸状態である電話番号を読み出し
て、その結果を該当の受付処理器３１、３２に送る。実
施に応じては１個のみでなく多数の候補電話番号を提供
するように構成されることもできる。

【００３６】主処理器３５は、受付処理器３１、３２を
介して申請者の申込書が受付され、各申請別に賃貸電話
番号が確定されればそれによる後処理として、サービス
確定内容として確定された賃貸電話番号に申請内容を付
加して、図２のような形式のデータを生成し、このデー
タをデータサーバー３３に記録処理する。また、受付処
理器３１、３２を介して申請者のサービス変更申請があ
る場合、現在状態の設定内容をデータサーバー３３から
読み出して、該当の受付処理器３１、３２に提供し、確
定されたサービス変更申請内容をデータサーバー３３に
記録処理する。

【００３７】そして、主処理器３５は、このような記録
処理が終わった後、着信通話の転送設定器３６及びメッ
セージ変更設定器３７に対して、賃貸サービス開始によ
って通信業者との関係により成り立つ設定処理を行うこ
とを要請する。この場合、設定処理器３６、３９に対す
る設定処理要請方式は、申請者などによって設定内容の
新規設定または変更変更がある時毎に設定処理命令を主
処理器３５から設定処理器３６、３９に直接送ってデー
タサーバー３３に記録された内容通りに設定処理を行う
ように要請する方式が使われることができる。

【００３８】また、さらに他の方式では、図２に示した
記録形式の例のように“状態”フィールドを付加して未
処理状態“０”に変更処理する方式を使うことができ
る。この場合、着信通話の転送設定器３６及びメッセー
ジ変更設定器３７は、記録装置に賃貸電話番号別に記録
された記録（アイテム）領域中、状態フィールドの記録
状態を確認して未処理のものとして確認されたアイテム
を選別して、基幹通信事業者の交換システム５と通信す
ることで該当の設定処理を行う。そして設定処理が成功
的に成り立てば、この状態フィールドを処理状態“１”
に変更記録する。このように別の状態フィールドを使う
構成を使えば、事情によって電話交換システム管理器５
で着信通話の転送設定が直ちに成り立たない場合にも、
各設定器３６、３７に状態フィールドを繰り返して観察
し、未処理状態のアイテムに対する設定処理を行うよう
にすることによって、漏れなく設定処理を行うことがで
きる。

【００３９】以下、状態フィールドを観察する方式によ
り設定処理を行う場合を例にして設定処理過程をより詳
しく説明する。しかし、以下の内容は、その例に過ぎな
く、上述した主処理器の命令に従って設定処理を直ちに
行うようにする方式により構成されることができる。

【００４０】着信通話の転送設定器３６は、記録装置の
各アイテムに対する記録領域を続いて監視し、サービス
開始設定処理が成り立たないアイテム（状態フィールド
が“０”であるアイテム）を検索する。そして、検索さ
れたアイテムに対して“サービス開始時点”フィールド
の記録事項を確認し、システム時計（図示せず）を参照
して賃貸サービス開始時点に基幹通信事業者の交換シス
テム５と通信して着信通話の転送設定記録を訂正するよ
うに設定処理を行う。そして、記録装置に記録された各
アイテム別に記録領域に対して状態フィールドを“１”
に変更記録する。また、データサーバー３３のアイテム
に対してそれぞれの記録領域を観察し、サービス提供状
態を指示するアイテム（状態フィールドが“１”）に対
して“サービス満了時点”フィールドの記録事項を確認
しシステム時計を参照して賃貸サービス満了時点になっ
たのかを確認する。そして、サービス満了時点になれば
基幹通信事業者の交換システム５と通信して着信通話の
転送設定を解除するように設定処理を行う。その後、前
記状態フィールドを“０”に変更記録する。

【００４１】この場合、着信通話の転送設定器３６と期
間通信事業者交換システム５との間の通信は、着信通話
の転送設定器３６から基幹通信事業者の交換システム５
内のデータベース管理器と直接データ通信をするように
構成されることもできる。設定処理をより簡単に処理す
る方式には、着信通話の転送設定器３６が賃貸電話番号
を発信電話番号にして基幹通信事業者の交換システムで
コールして着信通話転送信号（各通信社別に指定された
ＤＴＭＦ信号）を送るように構成することができる。

【００４２】メッセージ変更設定器３７は、基幹通信事
業者の交換システム５と通信して、賃貸電話番号で電話
をかけた発信人が初期に音声確認できるように提示され
る音声メッセージを変更設定する機能を有する。具体的
な例を説明すれば、メッセージ変更設定器３７は、記録
装置の各アイテムの状態フィールドを続いて観察し、サ
ービス開始設定処理が成り立たないアイテム（状態フィ
ールドが“０”のアイテム）を捜す。そしてこのアイテ
ムに対して“サービス開始時点”フィールドの記録事項
を確認し、システム時計（図示せず）を参照して賃貸サ
ービス開始時点に基幹通信事業者の交換システム５と通
信して音声メッセージ記録内容を、電話番号を新たに賃
貸した申請者が直接入力したか、または申請者のことに
適合するように構成された音声メッセージに代替訂正す
ることのできるように設定処理する。

【００４３】この場合にも、メッセージ変更設定器３７
は、基幹通信事業者の交換システム５に音声コールをし
て、用意した音声メッセージ記録内容を代替させるよう
にできる。また、基幹通信事業者の交換システム５内の
音声メッセージ管理器（図示せず）と直接データ通信し
てデータを代替するように構成することもできる。

【００４４】また、着信通話の転送設定器３６は、デー
タサーバー３３のアイテムの記録領域を観察してサービ
ス状態であることを確認されたアイテム（状態フィール
ドが“１”）に対して“サービス満了時点”フィールド
の記録事項を確認しシステム時計を参照して賃貸サービ
ス満了時点に基幹通信事業者の交換システム５と通信し
て着信通話の転送設定を解除するように設定処理を行
う。

【００４５】一方、二つの変更設定器３６、３７は、一
つで統合構成されることもでき、別に構成されることも
できる。別に運営される場合には、二つの設定処理器の
処理状態を区別確認するため、図２の形式の記録領域に
状態フィールドを追加することができる。また、着信通
話の転送設定器３６も着信通話設定処理器と着信通話解
除処理器とに区別されることができる。

【００４６】一方、メッセージ変更設定器３７は、本発
明の実施により賃貸電話番号に電話した時、“この電話
番号は、ＸＸさんが賃貸した電話番号である”という案
内メッセージ、“この電話番号の賃貸期間は、いつから
いつまでである”という案内メッセージ、または“この
電話番号は、どこに広告されたどんな物品販売のために
いつからいつまで賃貸した電話番号である”というなど
の案内メッセージを音声出力した後、着信通話転送を試
みるように設計された場合にのみ必要なものである。従
って、案内メッセージを提供しないで直接着信通話転送
を試みる場合であれば、必須のものではない。このよう
な例の案内メッセージを使えば賃貸電話番号に電話をか
けた人に警戒心を与える効果及び既に取り引きが終了し
てサービスが中止されたか、使用者が変わった場合に不
必要な通話をしないようにする効果が得られる。

【００４７】賃貸電話番号管理器３８は、記録装置に記
録された記録内容を随時に点検してサービス申請推移
と、賃貸されない電話番号の数に基づいて適切な賃貸用
電話番号の数を追加確保するか、または電話番号を返納
する処理を行う。この時、賃貸電話番号管理器３８は、
基幹通信事業者の交換システム５と通信して新規加入ま
たは加入停止などの必要な処理を行う。

【００４８】賃貸電話番号管理器３８は、本発明の電話
番号の賃貸処理システム３が基幹通信事業者の交換シス
テム５の構成一部となって、電話番号追加確保や返納に
別途の費用精算が要求されない場合、または基幹通信事
業者と特別な契約により電話番号を購買返還することが
容易な場合に特に有効である。

【００４９】代金決済処理器３７は、本発明による電話
番号の賃貸サービスを有料で運営する場合にサービス使
用料を決済処理する。従って、特定ウェブサイトで自社
サービスの一部として無料提供するように運営される場
合であれば、必須構成要素ではない。本発明において、
サービス代金に対する決済方式は特定していないが、自
動応答電話システムにサービスを申し込んだ場合であれ
ば、電話をかけた電話番号、または受信希望の電話番号
の追加料金で後払い決済されることができ、ウェブサー
バーに接続してサービスを申し込んだ場合であれば、前
払い決済処理されることもできる。特に、クレジットカ
ード、サイバーカードなどにより決済処理が前払いされ
る場合には、該当のカード社などに対して決済処理のた
めのモジュールが付加されるように構成される。

【００５０】メッセージングサーバー２９は、申請者の
申請によって電話番号の賃貸処理が完了された場合、申
請者の移動通信電話番号に通知する。この時、申請者の
移動通信電話番号は、申請者が別に記入することによっ
て確認することができ、賃貸申請のために接続した確認
可能な移動通信端末機の移動通信電話番号や申請者が電
話番号の賃貸の時記載した受信希望の電話番号により確
認されることもできる。

【００５１】以上のように本発明による電話番号の賃貸
処理システム３の構成を説明したが、その構成要素の中
で一部は他の構成要素と機能が統合された形態により提
供されることができ、特に、各構成要素は同じ機能を行
うソフトウェアプログラムモジュールから構成されてい
てコンピューターの中央処理装置によって順次に処理さ
れるように成り立つこともできる。また、基幹通信事業
者の交換システム５と統合された形態に提供されること
もできる。

【００５２】以下、図３を参照しながら本発明による電
話番号の賃貸処理システムにおける賃貸処理方法を説明
する。まず申請者は、上述した図１のウェブサーバー３
１または自動応答電話システム３２の形態に提供される
受付処理器３１、３２に接続した後、使用者モードを選
択する（ステップＳ１）。使用者モードは賃貸サービス
に対する登録申請モードとサービス申請内容に対する変
更申請モードに分けられ、最初申請者は登録申請モード
を選択してサービス登録を申し込むことになる（ステッ
プＳ２）。

【００５３】登録申請モードが選択されれば、申請者は
受信希望の電話番号、電話番号の賃貸サービスの使用期
間を任意に入力し、決済方法を選択して決済関連記録を
入力することによりサービス登録申請を終えることにな
る（ステップＳ３、Ｓ４、Ｓ５）。この登録申請によっ
て、賃貸処理システム３の賃貸電話番号割当処理器３４
は、賃貸電話番号リストを検索して未賃貸中である賃貸
電話番号を一つ選択し申請者に賃貸電話番号を割当てる
（ステップＳ６）。この場合、割当過程において多数の
候補用電話番号が提示され申請者に選択されるように構
成されることもできる。

【００５４】一方、ステップＳ３の受信電話番号入力ス
テップは必須のものではない。特に、無線インターネッ
トを介して提供されるサービスの場合を考慮すれば、現
在無線インターネット接続を試みた移動通信端末機電話
番号が受信電話番号となるように自動設定する構成も可
能である。また、受信電話番号入力ステップは現在無線
インターネット接続を試みてウェブサーバー３１に接続
した移動通信端末機の番号、またはＡＲＳシステムに電
話をかけた電話端末機の電話番号に自動設定した後、変
更するのかどうかを質問して変更設定可能にする方法を
使うこともできる。

【００５５】また、使用期間も特定しないで申請するこ
とも可能であり、停止申請があるまでサービスをずっと
使うことにすることもできる。この場合、課金に対して
は、サービス停止申請がある時に、現在までのサービス
使用時間を算出して一度に課金するように構成すること
もできる。また、使用期間を予め指定して予約する形態
にもできる。

【００５６】このように、申請者の電話番号の賃貸登録
申請によって賃貸電話番号が割当てられ受信する電話番
号及び使用期間が確定されれば、処理システム３の主処
理器３５は、確定されたサービス申請内容を図２に示す
形態の形式により記録装置に記録し、その内容を申請者
に通知する（ステップＳ７）。

【００５７】そして、処理システム３の着信通話の転送
設定器３６は、主処理器のデータサーバー３３に図２の
形態に記録された記録内容を参照して、未処理状態の賃
貸電話番号を検索した後、該当の賃貸電話番号に対して
記録された着信通話の転送サービスが開始される時点を
確認する。そして、サービス開始時点に（ステップＳ
８）電話交換システム管理器と通信して賃貸電話番号へ
の着信通話を申請者が記載した受信希望の電話番号に転
送されるように着信通話の転送設定処理を行う（ステッ
プＳ９）。

【００５８】以後、電話番号の賃貸サービスが始まれ
ば、該当の申請者に対する課金処理が行われる（Ｓ１
０）。課金処理方式はウェブサイトに接続してサービス
登録申請を行う場合と、自動応答電話システムに接続し
てサービス登録申請を行う場合などによって変わること
ができ、具体的には各運営者の決済方式によって決定さ
れる。課金処理は図３に示すように順次的に着信通話の
転送設定が終わった後に成り立つこともできるが、その
以前に処理されることもできる。また課金処理ステップ
は、他の部分における受益を考慮して、無料で提供され
ることもできるので必須のものとは認められない。

【００５９】そして、申請者が申し込んだ電話番号の賃
貸サービスが正常に進行された後、賃貸処理システム３
の着信通話の転送設定器３６は、記録されたサービス申
請内容に応じて賃貸満了時点を計算し、サービス満了時
点になれば該当の賃貸電話番号に対する着信通話の転送
設定を停止することによりサービス処理を完了する（ス
テップＳ１９）。

【００６０】一方、申請者は自分が賃貸した電話番号に
対してサービス変更を要請することができる。この場
合、申請者はインターネット網または電話網を介してサ
ービス受付処理器３１、３２に接続して変更申請モード
を選択することによりサービス申請内容を訂正変更する
ことができる（ステップＳ１１）。

【００６１】この場合、接続権限の確認はウェブサーバ
ー接続の場合には、使用者ＩＤと接続暗号とを確認する
ことにより可能であり、自動応答電話システムの場合に
は自分が賃貸中である賃貸電話番号（または修正希望電
話番号）を入力して（ＡＲＳ接続）確認することができ
る。そして、サービス申請内容閲覧及び修正権限の有無
の確認は別途のパスワードを入力するようにするか、ま
たは修正希望電話番号をパスワードとして入力するよう
にして処理する。

【００６２】閲覧及び修正権限の確認が終わって変更申
請モードが始まれば（ステップＳ１１）、申請者は受信
希望の電話番号またはサービスの使用期間に対する修正
事項を入力し変更申請をすることになる（ステップＳ１
２、Ｓ１３、Ｓ１４）。変更申請が成り立った後、シス
テムの受付処理器３１、３２は、サービス変更申請入力
内容を記録装置に記録するように処理し、受付された内
容を申請者に通知して確認を要請することになる（ステ
ップＳ１５）。以後、すべてのものが順調に成り立て
ば、主処理器３５、着信通話の転送設定器３６及びメッ
セージ変更設定器３７は、サービス内容訂正による後処
理を行うことになる（ステップＳ１６）。

【００６３】この場合、サービスの使用期間の変更は、
サービスが終わり次第中止、またはサービス期間延長な
どの形態で成り立って、変更申請手続きが完成されれば
使用期間の延長による追加の決済処理が成り立つことに
なる（ステップＳ１７）。以後の該当の申請件に対して
賃貸満了時点が経過すれば、着信通話の転送設定を解除
することにより（Ｓ１８、Ｓ１９）、すべての過程が終
了することになる。

【００６４】図４はＡＲＳ電話を利用して本発明による
電話番号の賃貸処理システムに接続して電話番号を賃貸
される過程を示す処理フローチャートである。図４の処
理過程は、本質的に図３に示す電話番号の賃貸申請処理
過程と同様である。この図面に示すように、使用者は既
知のサービス用ＡＲＳ電話番号に電話をかけて（ステッ
プＳ２１）、受信希望の電話番号（ステップＳ２２）と
サービス利用期間（ステップＳ２３）とを入力して電話
番号の賃貸サービスを申し込む（ステップＳ２４）。

【００６５】そうすると、サービス申請内容が出力され
て申請者の確認入力を要請し（ステップＳ２５）、申請
者がサービス申請内容を確認すれば割当てられた賃貸用
電話番号が表示される（ステップＳ２６）。このような
過程を経て申請者の電話番号の賃貸申請過程は終了し、
賃貸電話番号の受信希望の電話番号への着信通話設定
（ステップＳ２７）と、サービス申請による使用料金精
算過程が行われる（ステップＳ２８）。この場合、受信
希望の電話番号入力ステップとサービス利用期間入力ス
テップとは省略されることができる。すなわち、受信希
望の電話番号を現在電話をかけた発信電話番号として自
動入力することができ、またサービスの使用期間もサー
ビス提供者側で予め決めるように構成することができる
（例えば、特別に指定しなければ７２時間の賃貸と見な
す）。

【００６６】図５は、無線インターネット端末機を利用
して本発明による電話番号の賃貸処理システムに接続し
て電話番号を賃貸される過程を示す処理フローチャート
である。図５の処理過程も本質的には図３に示す電話番
号の賃貸申請処理過程と同様である。この図面に示すよ
うに、電話番号の賃貸サービスを受けようとする使用者
は無線インターネット接続用端末機を使って、無線イン
ターネットを介して電話番号の賃貸用無線インターネッ
トウェブサイト（図１のウェブサーバーに提供される）
に接続する（ステップＳ３１）。そして、受信希望の電
話番号（ステップＳ３２）及びサービス利用期間（ステ
ップＳ３３）を入力した後、電話番号の賃貸サービス申
請をする（ステップＳ３４）。その後、サービス申請内
容が出力されて申請者の確認入力を要請し（ステップＳ
３５）、申請者がサービス申請内容を確認すれば、割当
られた賃貸用電話番号が表示される（ステップＳ３
６）。申請者は割当られた賃貸用電話番号を手で記録す
るか、または割当られた電話番号を端末機に貯蔵して随
時に確認するようにする。特別に保存が困難な移動通信
端末機である場合を考慮して、割当られた電話番号を短
文メッセージングサービスを介して文字通知するように
構成することもできる。

【００６７】このような過程を介して申請者の電話番号
の賃貸申請過程は終了し、賃貸電話番号の受信希望の電
話番号への着信通話設定処理が行われる（ステップＳ３
７）。サービス利用料金決済方式をあらかじめ決めてい
ない状態であれば、利用料金決済方式を指定し、決済要
請する過程を別に追加することができる（ステップＳ３
８）。

【００６８】図５において、受信希望の電話番号入力ス
テップ及びサービス利用期間入力ステップは、省略する
ことができる。すなわち、移動通信端末機を介して無線
インターネットに接続した場合であれば、移動通信端末
機の発信電話番号を受信希望の電話番号で自動入力する
ように構成することができる。また、サービスの使用期
間もサービス提供者側で予め決めるように構成すること
ができる（例えば、特別に指定しなければ７２時間の賃
貸と見なす）。

【００６９】図４のＡＲＳ電話接続または図５の無線イ
ンターネット接続を介してあらかじめ賃貸された電話番
号に対して受信希望番号、使用期間または音声案内文の
変更設定を処理する過程は、図３に示す場合と本質的に
同様な過程により成り立つ。詳細な説明は省略する。こ
の場合、当然のことであるが、申請者の変更設定処理の
ために使用すべき接続媒体は電話番号の賃貸申請の時に
使った媒体と同じである必要はない。申請の時使用した
媒体の種類と関係なしにどんな媒体であっても変更設定
可能に構成することもできる。

【００７０】一方、図３ないし図５の図面には図示して
いないが、サービス申請者が音声案内文全文または少な
くとも自分を他の申請者と識別するための名前（ＩＤ）
を音声または文字で入力するステップを含むことが好ま
しい。

【００７１】それでは、発信人が広告を介して公開され
た賃貸電話番号で通話を試みる時、着信通話転送直前に
出力される音声案内メッセージをサービス申請者が入力
した音声案内文や、申請者の名前を含むように構成する
ことができるため、本サービスの特性上、同一電話番号
に対して使用者が度々変更されても発信人が受信者を見
誤って通話を試みる可能性を減らすことができる。

【００７２】また、無線インターネット移動通信端末機
を使って無線インターネットを介して電話番号の賃貸を
申し込むように構成する場合には、音声または文字で案
内文を端末機でリアルタイムに直接入力し得るように構
成する以外にも、申請者の端末機の初期画面に表示され
るように、端末機に予め記録された“所有者名”データ
を送って、メッセージ案内文作成に使うように構成すれ
ばより好ましい。

【００７３】以上のような手続きにより電話番号の賃貸
申請とそれによって賃貸電話番号に対する受信希望の電
話番号への着信通話転送処理が終了すれば、申請者は電
話番号を公開した公開人として、自分のインターネット
個人広告または生活情報紙などの広告文に賃貸電話番号
を連絡電話番号として掲示するようになる。その結果、
申請者個人の電話番号は露出しないで保護される。一
方、広告を見たある人が発信人１０として賃貸電話番号
に電話をかけるようになれば、その電話は申請者である
受信者２０が設定した受信希望の電話番号に自動着信通
話転送処理されるので、追加に不便さが発生しない。

【００７４】一方、申請者が賃貸電話番号に電話をかけ
れば、受信希望の電話番号に着信通話転送をする前に、
この電話は着信通話転送機能を使う賃貸電話番号である
ということを知らせる案内メッセージを音声出力するこ
とができるようにした方が好ましい。また、賃貸電話番
号を多数の申請者が使用期間を決めて、共用で使うよう
になるので他の申請者に誤って伝逹される場合を考慮し
て、広告の対象と使用期間などを知らせる案内メッセー
ジを追加することもできる。特に、広告の対象を特定す
る場合、賃貸電話番号の割当処理器には賃貸電話番号の
割当時に以前に使った申請者の広告種類を検索して、広
告種類が重ならないように割当する機能を追加すること
が好ましい。

【００７５】以上のように、実施例から本発明による電
話番号の賃貸処理方法及び電話番号の賃貸処理システム
の構成を説明したが、本実施例に限られるものではな
い。本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で多様に変更実
施することが可能である。

【００７６】

【発明の効果】本発明において、個人広告掲示の目的な
どにより用いられる公開用電話番号を賃貸しようとする
賃貸申請者は、有無線インターネット端末機を利用して
ウェブサーバーに接続するか、または電話端末機を利用
して自動応答電話システムに接続して簡単な操作のみ
で、電話番号が賃貸され、同時に賃貸された電話番号に
対する受信希望の電話番号への着信通話の転送設定を行
うことができるようになった。その結果、自分の使用電
話番号を広告に公開することによって発生するいたずら
電話や、または既に売れた品物に対する頻繁な問い合わ
せ電話などの不便さを防止することができるようになっ
た。

【００７７】特に、本発明によれば、賃貸電話番号申請
者がいつでもどこでも通信網に接続可能な端末機を有し
て賃貸処理システムに接続して、自分の申請内容を訂正
して賃貸使用期間を短縮または延長することができ、ま
た受信希望の電話番号を変更することができるので、そ
の利便性が増加した。

【００７８】また、本発明によれば、賃貸処理システム
で確保した電話番号の数を未賃貸電話番号の数と顧客推
移の監視によって増減させ得ることによって、効率的な
システム運営を図ることができるようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にかかる電話番号の賃貸処理システムの
構成と周辺装置との接続状態を示す図面である。

【図２】本発明にかかる電話番号の賃貸処理システムの
記録装置に記録される電話番号別サービス申請状態の記
録形式を簡単に示す図面である。

【図３】本発明にかかる電話番号の賃貸処理方法の全体
処理手続きを示すフローチャートである。

【図４】ＡＲＳを利用して本発明にかかる電話番号の賃
貸処理システムに接続して電話番号を賃貸される過程を
示すフローチャートである。

【図５】無線インターネットを利用して本発明にかかる
電話番号の賃貸処理システムに接続して電話番号を賃貸
される過程を示す処理フローチャートである。

【符合の説明】

１、１’ 申請者インターネット端末機 ２、２’ 申請者電話端末機 ３ 電話番号の賃貸処理システム ４ インターネット網 ５ 基幹通信事業者の電話交換システム １０ 発信人電話機 ２０ 受信者電話機 ４１ 電話交換システム ４２ 基地局 ４３ 有無線連動ゲートウェイ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホンスンキ 大韓民国 ソウル市 クンチョンク シフ ン２ドン サン92−２，ビョクサンアパー トメント，ナンバー 202−1204 (72)発明者 リュヨンチョル 大韓民国 ソウル市 カンドンク チョン ホ１ドン 28−１，デソンヴィラ ナンバ ー 302 Ｆターム(参考） 5K024 AA02 AA45 CC01 DD06 EE01 GG03

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 申請者の申請によって電気通信網を介し
   て電話番号を賃貸し、賃貸された電話番号に対する着信
   通話の転送申請を行う電話番号の賃貸処理システムにお
   いて、 受信希望の電話番号を指定して電話番号の賃貸サービス
   申請を受け付けるステップと、 電話番号の賃貸サービス申請によって賃貸電話番号を定
   めた後、受信希望の電話番号と賃貸電話番号とを一対一
   に対応させて記録するステップと、 確定されたサービス内容として賃貸電話番号を申請者に
   通知するステップと、 前記確定された賃貸電話番号に対して、受信希望の電話
   番号への着信通話の転送サービスの開始処理を行うステ
   ップとを含むことを特徴とする電話番号の賃貸処理方
   法。
2. 【請求項２】 前記サービス申請を受け付けるステップ
   での前記受信希望の電話番号の指定は、申請者が電話番
   号の賃貸処理システムに接続した電話端末機から自動確
   認されて指定されることを特徴とする請求項１に記載の
   電話番号の賃貸処理方法。
3. 【請求項３】 前記サービス申請を受け付けるステップ
   は、電話番号の賃貸期間を指定するステップと、 前記確定された電話番号の賃貸期間の満了時点におい
   て、前記賃貸電話番号に対する前記着信通話の転送サー
   ビスの停止処理を行うステップとをさらに含むことを特
   徴とする請求項１、または請求項２に記載の電話番号の
   賃貸処理方法。
4. 【請求項４】 前記賃貸電話番号を申請者に通知するス
   テップは、 申請者が指定するか、申請者の発信電話番号または受信
   希望の電話番号から確認された移動通信端末機に短文メ
   ッセージを送るステップをさらに含むことを特徴とする
   請求項１ないし請求項３のいずれか一項に記載の電話番
   号の賃貸処理方法。
5. 【請求項５】 申請者が受信希望の電話番号、または電
   話番号の賃貸満了時点に対する内容変更を申し込むステ
   ップと、 前記申請者の内容変更申請によって、受信希望の電話番
   号、または電話番号の賃貸満了時点に対する変更設定を
   処理するステップとをさらに含むことを特徴とする請求
   項１ないし請求項４のいずれか一項に記載の電話番号の
   賃貸処理方法。
6. 【請求項６】 前記申請者の電話番号の賃貸サービス申
   請、またはサービス内容変更申請に対する受付は、デー
   タ通信網に接続された有無線インターネット端末機を利
   用してなることを特徴とする請求項１ないし請求項５の
   いずれか一項に記載の電話番号の賃貸処理方法。
7. 【請求項７】 前記申請者の電話番号の賃貸サービス申
   請、またはサービス内容変更申請に対する受付は、電話
   網を介して自動応答電話システムに接続された電話端末
   機を利用してなることを特徴とする請求項１ないし請求
   項４のいずれか一項に記載の電話番号の賃貸処理方法。
8. 【請求項８】 申請者の申請によって、電気通信網を介
   して電話番号を賃貸し、賃貸された電話番号に対する着
   信通話の転送申請を行う電話番号の賃貸処理システムに
   おいて、 多数の賃貸電話番号のリスト及び申請者別のサービス申
   請内容を記録する記録手段と、 申請者が電話番号の賃貸サービスの開始を申し込むによ
   って、申請者と対話し受信希望の電話番号を含むサービ
   ス申請内容を受け付けるサービス申請受付処理手段と、 前記受付処理手段のサービス申請内容受付に対応して、
   前記記録装置に記録された賃貸電話番号の中で、サービ
   ス休止中である少なくともいずれか一つを検索して、該
   当の申請に対する賃貸電話番号として提供することによ
   り賃貸電話番号を決めるようにする賃貸電話番号の割当
   手段と、 前記賃貸電話番号の割当手段によって提供されて確定さ
   れた賃貸電話番号に申請者の申請内容を付加してその内
   容を記録装置に記録するように処理し、着信通話の転送
   設定処理手段に対して前記記録内容を提供することによ
   り、該当の賃貸電話番号に対する着信通話の転送設定を
   要請する主処理手段と、 前記主処理手段からの要請によって、記録装置に記録さ
   れた賃貸電話番号別の記録内容を参照して、該当賃貸電
   話番号に対して受信希望の電話番号への着信通話の転送
   サービスの開始を処理する、着信通話の転送設定処理手
   段とを含むことを特徴とする電話番号の賃貸処理システ
   ム。
9. 【請求項９】 申請者が電話端末機を利用して電話番号
   の賃貸処理システムに接続した場合、申請者の発信電話
   番号を確認する発信電話番号の確認手段をさらに含み、 前記サービス申請の受付処理手段は、発信電話番号の確
   認手段から確認された発信電話番号を受信希望の電話番
   号として初期設定することを特徴とする請求項８に記載
   の電話番号の賃貸処理システム。
10. 【請求項１０】 申請者に割当てられて提供された賃貸
    電話番号を、申請者が指定するか、申請者の発信電話番
    号または受信希望の電話番号から確認された移動通信端
    末機に短文メッセージを送る短文メッセージ通知手段を
    さらに含むことを特徴とする請求項９に記載の電話番号
    の賃貸処理システム。
11. 【請求項１１】 前記サービス申請受付処理手段は、既
    に申し込んだ電話番号の賃貸申請内容であって、サービ
    スの使用期間及び受信希望の電話番号が変更できるよう
    にする変更受付処理手段を含むことを特徴とする請求項
    ８ないし請求項１０のいずれか一項に記載の電話番号の
    賃貸処理システム。
12. 【請求項１２】 前記電話番号の賃貸処理システムは、 前記記録装置に記録された賃貸電話番号別の記録内容が
    新規登録または変更登録された場合、 賃貸電話番号から受信希望の電話番号への着信通話転送
    をする前に出力されるメッセージの内容を変更設定する
    メッセージ変更設定処理手段をさらに含むことを特徴と
    する請求項８ないし請求項１１のいずれか一項に記載の
    電話番号の賃貸処理システム。
13. 【請求項１３】 前記電話番号の賃貸処理システムは、 前記記録装置に記録される賃貸用電話番号の中で、賃貸
    されない電話番号の数と賃貸サービス申請推移を比べ
    て、賃貸されない電話番号の数を適切に維持するように
    賃貸用電話番号を追加確保するか、返納する賃貸電話番
    号の管理手段をさらに含むことを特徴とする請求項８な
    いし請求項１２のいずれか一項に記載の電話番号の賃貸
    処理システム。
14. 【請求項１４】 前記サービス申請受付処理手段は、有
    無線インターネットウェブサイトの構成の一部として提
    供されることを特徴とする請求項８ないし請求項１３の
    いずれか一項に記載の電話番号の賃貸処理システム。
15. 【請求項１５】 前記サービス申請受付処理手段は、自
    動応答電話システムの構成の一部として提供されて、申
    請者との対話形式で順次に入力される入力事項を、申請
    者のサービス申請内容で受け付けたことを特徴とする請
    求項８ないし請求項１４のいずれか一項に記載の電話番
    号の賃貸処理システム。
16. 【請求項１６】 前記サービス申請受付処理手段は、サ
    ービス申請内容であって、申請者が入力する賃貸期間を
    さらに受け付け、 前記着信通話の転送設定処理手段は、電話番号の賃貸期
    間の満了時点に前記賃貸電話番号に対する前記着信通話
    の転送サービスの停止処理をすることを特徴とする請求
    項８ないし請求項１５のいずれか一項に記載の電話番号
    の賃貸処理システム。