JP2002203889A - 被処理体の真空保持装置 - Google Patents

被処理体の真空保持装置

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JP2002203889A JP2000399183A JP2000399183A JP2002203889A JP 2002203889 A JP2002203889 A JP 2002203889A JP 2000399183 A JP2000399183 A JP 2000399183A JP 2000399183 A JP2000399183 A JP 2000399183A JP 2002203889 A JP2002203889 A JP 2002203889A
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  • Manipulator (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】移動体に搭載する低容量の電源でも排気流量を
十分に確保することができ、被処理体を確実に真空吸着
することができる被処理体の真空保持装置を提供するこ
と。 【解決手段】被処理体の真空保持装置38は、ウエハを
吸着保持するアーム341と、アーム341内に形成さ
れ且つその吸着面で開口する排気路341Cと、排気路
341Cに配管344Aを介して連結された真空吸着機
構343とを備え、真空吸着機構は、搭載バッテリ(図
示せず)で駆動するコンプレッサ344と、コンプレッ
サ344から圧送される空気を圧縮空気として貯留する
空気タンク345と、空気タンク345内から流出する
圧縮空気の圧力を調整する空気圧調整機構346と、空
気圧調整機構346から供給される圧力空気を噴出させ
るエジェクタ347とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理体の真空保
持装置に関し、更に詳しくは自動搬送装置等の移動体に
搭載される被処理体の真空保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体装置の検査工程では半導体
ウエハ(以下、単に「ウエハ」と称す。)の検査装置と
してプローバが広く用いられている。プローバは、通
常、ローダ室とプローバ室とを備え、ウエハ状態でデバ
イスの電気的特性検査を行う。ローダ室は、複数(例え
ば、25枚)のウエハが収納されたキャリアを載置する
キャリア載置部と、キャリア載置部からウエハを一枚ず
つ搬送するウエハ搬送機構(以下、「ピンセット」と称
す。)と、ピンセットを介して搬送されるウエハのプリ
アライメントを行うプリアライメント機構(以下、「サ
ブチャック」と称す。)とを備えている。また、プロー
バ室は、ウエハを載置してX、Y、Z及びθ方向に移動
する載置台(以下、「メインチャック」と称す。)と、
メインチャックと協働してウエハのアライメントを行う
アライメント機構と、メインチャックの上方に配置され
たプローブカードと、プローブカードとテスタ間に介在
するテストヘッドとを備えている。
【0003】従って、ウエハの検査を行う場合には、ま
ずオペレータがロット単位で複数のウエハが収納された
キャリアをローダ室のキャリア載置部に載置する。次い
で、プローバが駆動すると、ピンセットがキャリア内の
ウエハを一枚ずつ取り出し、サブチャックを介してプリ
アライメントを行った後、ピンセットを介してプローバ
室内のメインチャックへウエハを引き渡す。ローダ室で
はメインチャックとアライメント機構が協働してウエハ
のアライメントを行う。アライメント後のウエハをメイ
ンチャックを介してインデックス送りしながらプローブ
カードと電気的に接触させて所定の電気的特性検査を行
う。ウエハの検査が終了すれば、メインチャック上のウ
エハをローダ室のピンセットで受け取ってキャリア内の
元の場所に戻した後、次のウエハの検査を上述の要領で
繰り返す。キャリア内の全てのウエハの検査が終了すれ
ば、オペレータが次のキャリアと交換し、新たなウエハ
について上述の検査を繰り返す。
【0004】しかしながら、例えば300mmウエハの
ように大口径化すると、複数枚のウエハが収納されたキ
ャリアは極めて重いため、オペレータがキャリアを持ち
運ぶことが殆ど不可能に近くなって来ている。また、持
ち運びできたとしても重量物であるため一人での持ち運
びには危険を伴う。このようなことはプローバに限らず
半導体製造装置一般に云えることでもある。
【0005】そこで、特開平10−303270号公報
では自動搬送車(以下、「AGV」と称す。)を使って
キャリアをロット単位で搬送する方法が提案されてい
る。この搬送方法を用いればウエハの搬送は解決するこ
とができる。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】しかしながら、ウエハの大口径化及びデバ
イスの超微細化により一枚のウエハに形成されるデバイ
スの数が飛躍的に増え、一枚のウエハの検査を終えるに
も長時間を要する上に、ロット単位でウエハの検査を行
うと全てのウエハの検査を終了するまで検査済みのウエ
ハまでプローバ(キャリア)内に止め置くことになり、
ロット単位のウエハを後工程に廻す時間がそれだけ遅延
し、結果的にTAT(Turn-Around-Time)の短縮が難し
い。
【0007】そこで、ウエハを一枚ずつ複数のプローバ
に分散して複数のプローバでウエハを並行処理し、検査
を終えたウエハを順次取り出してロット毎にキャリアに
纏め、纏まったウエハをキャリア単位で次工程へ廻すこ
とでTATを短縮することができる。この場合にはウエ
ハを一枚ずつ受け渡すためにAGVにもピンセットを搭
載する必要がある。しかしながら、ピンセットを用いて
ウエハを一枚ずつアーム上に保持するためには、真空吸
着機構が必要になる。真空吸着機構としては例えばコン
プレッサとエジェクタを用いた機構が簡便で好ましい
が、AGVに搭載できるコンプレッサの駆動源であるバ
ッテリの電源容量には限界があり、真空吸着に必要な排
気流量を十分に確保することができないという課題があ
った。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、移動体に搭載する低容量の電源でも排気流
量を十分に確保することができ、被処理体を確実に真空
吸着することができる被処理体の真空保持装置を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の被処理体の真空保持装置は、被処理体を吸着保持する
アームと、このアーム内に形成され且つ上記アームの吸
着面で開口する排気路と、この排気路に連通管を介して
連結された真空吸着機構とを備え、移動体に搭載して使
用する被処理体の真空保持装置であって、上記真空吸着
機構は、搭載電源で駆動するコンプレッサと、このコン
プレッサから圧送される気体を圧縮気体として貯留する
容器と、この容器内から流出する圧縮気体の圧力を調整
する気体圧調整手段と、この気体圧調整手段から供給さ
れる圧力気体を噴出させる手段とを有することを特徴と
するものである。
【0010】また、本発明の請求項2に記載の被処理体
の真空保持装置は、請求項1に記載の発明において、上
記移動体が自動搬送車であることを特徴とする被処理体
のものである。
【0011】また、本発明の請求項3に記載の被処理体
の真空保持装置は、請求項1または請求項2に記載の発
明において、上記アームを複数有することを特徴とする
ものである。
【0012】また、本発明の請求項4に記載の被処理体
の真空保持装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項
に記載の発明において、上記連通管を開閉する第1の開
閉弁を上記気体圧調整手段と上記噴出手段の間に設けた
ことを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の請求項5に記載の被処理体
の真空保持装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項
に記載の発明において、上記連通管を開閉する第2の開
閉弁を上記アームと上記噴出手段の間に設けたことを特
徴とするものである。
【0014】また、本発明の請求項6に記載の被処理体
の真空保持装置は、請求項5に記載の発明において、上
記アームと第2の開閉弁の間で上記排気路内の圧力を検
出する手段を設けたことを特徴とするものである。
【0015】また、本発明の請求項7に記載の被処理体
の真空保持装置は、請求項6に記載の発明において、上
記圧力検出手段は、上記アーム上における上記被処理体
の有無を検出する第1の圧力手段と、上記排気路内の圧
力漏れを検出する第2の圧力検出手段を有し、上記第2
の開閉弁は、上記第2の圧力検出手段の検出結果に基づ
いて開閉することを特徴とする被処理体の真空保持装
置。
【0016】また、本発明の請求項8に記載の被処理体
の真空保持装置は、請求項1〜請求項7のいずれか1項
に記載の発明において、上記気体圧調整手段と上記噴出
手段の間に上記連通管内の圧力を検出する第3の圧力検
出手段を設け、上記第3の圧力検出手段の検出結果に基
づいて上記コンプレッサを駆動させることを特徴とする
被処理体の真空保持装置。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図16に示す実施形
態に基づいて本発明を説明する。まず、本実施形態の被
処理体の真空保持装置を適用した被処理体(以下、「ウ
エハ」と称す。)を搬送する搬送システムについて説明
する、この搬送システムEは、図1の(a)、(b)に
示すように、ウエハ(図示せず)の検査工程を含む工場
全体を生産管理するホストコンピュータ1と、このホス
トコンピュータ1の管理下でウエハの電気的特性検査を
行う複数の検査装置(例えば、プローバ)2と、これら
のプローバ2に対してそれぞれの要求に応じてウエハを
一枚ずつ自動搬送する複数の自動搬送装置3と、これら
のAGV3を制御する搬送制御装置(以下、「AGVコ
ントローラ」と称す。)4とを備えている。プローバ2
とAGV3は、SEMI規格E23やE84に基づく光
結合された並列I/O(以下、「PIO」と称す。)イ
ンターフェースを有し、両者間でPIO通信を行うこと
によりウエハWを一枚ずつ受け渡すようにしてある。こ
のプローバ2はウエハWを一枚ずつ枚葉単位で受け取っ
て検査を行うため、枚葉式プローバ2として構成されて
いる。以下では枚葉式プローバ2を単にプローバとして
説明する。また、AGVコントローラ4はホストコンピ
ュータ1とSECS(Semiconductor Equipment Communi
cation Standard)通信回線を介して接続され、ホストコ
ンピュータ1の管理下でAGV3を無線通信を介して制
御すると共にウエハWをロット単位で管理している。
【0018】また、図1に示すように、複数のプローバ
2はグループコントローラ5を介してホストコンピュー
タ1とSECS通信回線を介して接続され、ホストコン
ピュータ1はグループコントローラ5を介して複数のプ
ローバ2を管理している。グループコントローラ5は、
プローバ2のレシピデータやログデータ等の検査に関す
る情報を管理している。また、各プローバ2にはそれぞ
れテスタ6がSECS通信回線を介して接続され、各プ
ローバ2はそれぞれのテスタ6からの指令に従って所定
の検査を個別に実行する。これらのテスタはテスタホス
ト7を介してホストコンピュータ1とSECS通信回線
を介して接続され、ホストコンピュータ1はテスタホス
トコンピュータ(以下、「テスタホスト」と称す。)7
を介して複数のテスタ6を管理している。また、ホスト
コンピュータ1にはウエハの検査結果に基づいて所定の
マーキングを行うマーキング装置8がマーキング指示装
置9を介して接続されている。マーキング指示装置9は
テスタホスト7のデータに基づいてマーキング装置8に
対してマーキングを指示する。更に、ホストコンピュー
タ1には複数のキャリアCを保管するストッカ10がS
ECS通信回線を介して接続され、ストッカ10はホス
トコンピュータ1の管理下で検査の前後のウエハをキャ
リア単位で保管、分類すると共にキャリア単位でウエハ
の出し入れを行う。
【0019】而して、プローバ2は、図2の(a)に示
すように、ローダ室21と、プローバ室22とを備えて
いる。ローダ室21はアダプタ23、ピンセット24及
びサブチャック25を有し、アダプタ23を除き従来の
プローバに準じて構成されている。アダプタ23はAG
V3との間でウエハWを一枚ずつ受け渡す第1の受け渡
し機構として構成されている。アダプタ23の詳細は後
述する。ピンセット24は、上下二段のアーム241を
有し、それぞれのアーム241でウエハWを真空吸着し
て保持し、真空吸着を解除することでアダプタ23との
間でウエハの受け渡しを行い、受け取ったウエハWをプ
ローバ室22へ搬送する。サブチャック25はピンセッ
ト24でウエハWを搬送する間にオリフラを基準にプリ
アライメントを行う。また、プローバ室22はウエハチ
ャック26、アライメント機構27及びプローブカード
28を有している。メインチャック26はX、Yテーブ
ル261を介してX、Y方向へ移動すると共に図示しな
い昇降機構及びθ回転機構を介してZ及びθ方向へ移動
する。アライメント機構27は、従来公知のようにアラ
イメントブリッジ271、CCDカメラ272等を有
し、メインチャック26と協働してウエハWとプローブ
カード28とのアライメントを行う。プローブカード2
8は複数のプローブ28Aを有し、プローブ28Aとメ
インチャック26上のウエハが電気的に接触し、テスト
ヘッド(図示せず)を介してテスタ6と接続される。
尚、ピンセット24は上下二段のアーム241を有して
いるため、以下では必要に応じて上段のアームをアーム
241A、下段のアームを241Bとして説明する。
【0020】アダプタ23は本実施形態に固有の機器で
ある。このアダプタ23は、図2の(b)に示すよう
に、偏平な筒状に形成され且つテーパ面を有するアダプ
タ本体231と、アダプタ本体231の底面中央で昇降
するサブチャック232とを備え、AGV3との間ある
いはピンセット24との間でウエハWを受け渡す際にサ
ブチャック232が昇降すると共にウエハWを吸着保持
できるようにしてある。このアダプタ23は、例えばキ
ャリアテーブル(図示せず)に着脱可能に配設され、キ
ャリアテーブルのインデクサ(図示せず)を介して昇降
するようになっている。キャリアテーブルはキャリアも
配置可能に構成され、キャリアあるいはアダプタ23を
判別する判別センサ(図示せず)を有している。従っ
て、ウエハWを受け渡す際に、アダプタ23がインデク
サを介して上昇すると共に、図2の(b)に示すように
サブチャック232がウエハWの受け渡し位置まで上昇
し、ウエハWを受け取った後、同図に二点鎖線で示す位
置まで下降してアダプタ本体231を介してウエハWの
センタリングを行う。
【0021】また、AGV3は、図1の(b)、図2の
(a)、(b)に示すように、装置本体31と、装置本
体31の一端部に配置され且つキャリアCを載置する昇
降可能なキャリア載置部32と、キャリア内でのウエハ
の収納位置を検出するマッピングセンサ33と、キャリ
アC内のウエハを搬送するピンセット34と、ウエハW
のプリアライメントを行うサブチャック35と、光学式
のプリアライメントセンサ36(図11参照)と、ウエ
ハWのIDコード(図示せず)を読み取る光学式文字読
取装置(OCR)37と、駆動源となるバッテリ(図示
せず)とを備え、AGVコントローラ4との無線通信を
介してストッカ10とプローバ2間や複数のプローバ2
間を自走してキャリアCを搬送し、ピンセット34を介
してキャリアCのウエハ2Wを複数のプローバ2に対し
て一枚ずつ配るようにしてある。
【0022】ピンセット34はAGV3に搭載されたウ
エハ搬送機構である。このピンセット34はウエハWの
受け渡し時に回転及び昇降可能に構成されている。即
ち、ピンセット34は、図2の(a)、(b)に示すよ
うに、ウエハWを真空吸着する上下二段のアーム341
を有する真空保持装置38と、これらのアーム341を
前後動可能に支持する正逆回転可能な基台342と、基
台342内に収納された駆動機構(図示せず)とを備
え、ウエハWを受け渡す際に後述のように上下のアーム
341が駆動機構を介して基台342上で個別に前後へ
移動し、ウエハWを受け渡す方向へ基台342が正逆回
転する。尚、以下では、必要に応じて上段のアームをア
ーム341A、下段のアームを341Bとして説明す
る。
【0023】しかし、AGV3に搭載可能なコンプレッ
サは搭載バッテリを電源にしているが、前述したように
バッテリとしては例えばせいぜい25V程度の低容量も
のしか搭載することができないため、ピンセット34の
真空吸着機構としては利用するには空気流量が不足す
る。即ち、AGV3の搭載バッテリを電源とする小型の
コンプレッサ344で空気をそのままエジェクタ347
Aから排気してもコンプレッサ344の空気流量が小さ
いため、アーム341の排気路341C内の空気を十分
に吸引排気することができず、アーム341上にウエハ
Wを真空吸着することができない。そこで、本実施形態
の被処理体の真空保持装置38に以下のような特殊な工
夫を施すことで流量不足を補っている。
【0024】即ち、本実施形態の真空保持装置38は、
図3、図4に示すように、ウエハWを吸着保持する上下
二段のアーム341と、これらのアーム341内に形成
された且つウエハWの吸着面で開口する排気路341C
と、この排気路341Cに配管344Aを介して連結さ
れた真空吸着機構343とを備え、AGVコントローラ
4の制御下で駆動する。この真空吸着機構343は、搭
載バッテリで駆動するコンプレッサ344と、このコン
プレッサ344から圧送される空気を所定の圧力(例え
ば、0.45MPa)で圧縮空気として貯留する空気タ
ンク345と、この空気タンク345から流出する圧縮
空気の圧力を調整する気体圧調整機構346と、この気
体圧調整機構346から供給される圧力空気を噴出させ
るエジェクタ347Aとを備えている。
【0025】コンプレッサ344は空気を圧送して所定
圧力で圧縮空気を空気タンク345内に一旦貯留する。
AGV3の搭載バッテリを電源とする小型のコンプレッ
サ344の空気流量が小さくても所定量の圧縮空気で空
気タンク345内に一旦貯留することによってウエハW
の真空吸着に必要な空気流量を確保することができる。
即ち、空気タンク345内に貯留された圧縮空気を利用
することによりウエハWの真空吸着に必要な空気流量を
確保することができる。気体圧調整機構346は、図4
に示すように、エアフィルタ346A、減圧弁346
B、及び圧力計346Cを有し、空気タンク345内の
圧縮空気を貯留すると共にウエハWの真空吸着に必要な
一定の流量で圧縮空気をエジェクタ347Aから外部へ
排気する。尚、図3の配管344Aの斜線部分は減圧部
分である。
【0026】また、真空吸着機構343は、気体圧調整
機構346とエジェクタ347Aの間に配設された配管
344Aを開閉する切換弁347と、アーム341とエ
ジェクタ347Aの間に配設された配管344Aを開閉
するパイロット付き逆止弁348と、アーム341とパ
イロット付き逆止弁348の間に配設された排気路34
1C内の圧力を検出する圧力センサ349とを備え、ア
ーム341でウエハWを保持し解放するように構成され
ている。
【0027】切替弁347は図4に示すようにソレノイ
ドバルブによって構成され、ソレノイドが付勢されると
気体圧調整機構346とアーム341とを連通し、それ
以外の時は気体圧調整機構346をアーム341から遮
断する。従って、切替弁347が付勢される気体圧調整
機構346から一定圧の空気が流れ、エジェクタ347
Aから空気を排気すると共にアーム341の排気路34
1Cから空気を吸引して排気する。この時、アーム34
1でウエハWを保持していると、アーム341の排気路
341Cの開口部をウエハWで閉じているため、排気路
341C(図4では配管344Aの減圧部分も排気路3
41Cとして示してある)内は減圧状態になってウエハ
Wをアーム341上に真空吸着することになる。この時
の真空度を圧力センサ349が検出し、この検出値に基
づいてソレノイドバルブ347AのON、OFFを制御
する。また、空気タンク345内の空気が消費されるこ
とで圧力計346Cの検出値に基づいてコンプレッサ3
44のON、OFFを制御する。また、パイロット付き
逆止弁348はソレノイドが付勢されるとアーム341
の排気路341Cをエジェクタ347A側に連通して排
気路341Cから空気を吸引し、ソレノイドが付勢状態
でなくなるとパイロット付き逆止弁348が排気路34
1Cを閉じて所定の減圧度を保持する。アーム341で
の真空吸着を解除する時にはパイロット付き逆止弁34
8のソレノイドを付勢して排気路341Cとエジェクタ
347Aを連通させて排気路341Cを大気に開放すれ
ば良い。
【0028】また、圧力センサ349は、図4に示すよ
うに、第1圧力スイッチ349A及び第2圧力スイッチ
349Bを有し、それぞれ異なった圧力を検出する。第
1圧力スイッチ349Aはアーム341上のウエハWの
有無を検出するセンサで、排気路341C内の圧力が例
えば大気圧より25kPa低い圧力を検出し、この検出
値に基づいてウエハWの存在の有無を知らせる。また、
第2圧力スイッチ349Bは排気路341C内の圧力漏
れを検出するセンサで、排気路341C内の圧力が例え
ば大気圧より40kPa低い圧力を検出し、内圧がこの
検出値より高くなった時点で圧力漏れのあることを知ら
せる。第2圧力スイッチ349Bが圧力漏れを検出する
と、即ち排気路341C内の圧力が高くなると(真空度
が低下すると)、第2圧力スイッチ349Bの検出結果
に基づいてソレノイドバルブ347を付勢してパイロッ
ト付きパイロット付き逆止弁348が開いて圧縮空気を
エジェクタ347Aから排気することにより排気路34
1C内の減圧を行い、第2圧力スイッチ349Bの圧力
が大気圧より40kPa以上低い圧力に達したらソレノ
イドバルブ347をOFFすると共にパイロット付きパ
イロット付き逆止弁348が閉じて減圧状態を保持す
る。また、圧力計346Cの値が所定の値を下回った場
合には、コンプレッサ344が駆動して空気タンク34
5内に圧縮空気を補充する。
【0029】而して、AGV3がプローバ2のウエハW
の受け渡し位置に到達すると、AGV3においてピンセ
ット34が駆動してキャリアC内のウエハWを一枚ずつ
取り出す。ところが、図5に示すようにキャリアCの内
面には例えば上下方向に25段の溝C1が形成され、こ
れらの溝C1にそれぞれウエハWを挿入して水平に収納
している。そのため、ウエハWはキャリアC内の溝C1
に左右にゆとりを持って挿入されウエハWの左右に隙間
があるため、ピンセット34を用いてキャリアCからウ
エハWを取り出した後、例えば光学式のセンサを用いて
センタリングを行う必要がある。ところが、本実施形態
ではキャリアCを利用してウエハWのセンタリングを行
う。
【0030】即ち、キャリアCは、図5に示すように、
キャリアCの背面に背面に向けて側面が徐々に狭くなる
傾斜面C2が左右対称に形成されている。そこで、ウエ
ハWのセンタリングを行う際にこの傾斜面C2を利用す
る。例えば、図5に示すようにピンセット34を駆動
し、真空吸着機構343をOFFの状態にしてアーム3
41を所定のウエハWの下側からカセットC内へ挿入す
る。この間にピンセット34WPが僅かに持ち上げてア
ーム341上にウエハWを載せる。この状態でアーム3
41をキャリアC内の奥へ更に挿入すると、アーム34
1を介してウエハWが同図の破線で示す位置から奥に移
動する間にキャリアCの左右の傾斜面C2と接触して止
まる一方、アーム341は奥に進入する。この際、左右
の傾斜面C2は左右対称になっているため、ピンセット
341がウエハWをキャリアC内に押し込む間にアーム
341上のウエハWを左右の傾斜面C2に接触させて自
動的にセンタリングを行うことができる。センタリング
後に真空吸着機構343が駆動してウエハWをアーム3
41で吸着保持する。この状態でアーム341がキャリ
アC内から後退し、ウエハWをキャリアCから取り出
す。ピンセット34は上述のようにしてキャリアCから
一枚のウエハWを取り出すと、90°回転してプローバ
2のアダプタ23にウエハWを受け渡す。
【0031】AGV3のピンセット34がプローバ2の
アダプタ23との間でウエハWの受け渡しを行う際に
は、前述のようにプローバ2とAGV3間で光結合PI
O通信を行う。そのため、AGV3とプローバ2はそれ
ぞれPIO通信インターフェースを備え、互いにPIO
通信利用して一枚のウエハWの受け渡しを正確に行うよ
うにしてある。AGV3は従来にないピンセット34を
備えているため、従来のSEMI規格で規定された通信
回線に加えて、ピンセット34の真空吸着機構343を
制御するための信号回線及びアーム341を制御するた
めの信号回線を有している。
【0032】また、プローバ2は前述のようにウエハW
の受け渡しのためのロードポートとして一つのアダプタ
(以下では、必要に応じて「ロードポート」とも称
す。)23を備えている。ところが、ロードポート23
が一つの場合にはプローバ2では検査済みのウエハWを
取り出すまでは次のウエハWを投入することができず、
スループット向上に限界があった。そこで、本実施形態
では図6に示すようにソフトウエアによって実際のロー
ドポート(以下、「実ロードポート」と称す。)23と
は別に仮想ロードポート23Vを少なくとも一つプロー
バ2に設定し、あたかも複数のロードポートがあるかの
ごとく取り扱うようにしてある。即ち、AGV3は、ウ
エハWを受け渡す際に図6に示すようにプローバ2内に
検査済みのウエハWが存在していても、光信号Lによる
PIO通信を行う時にソフトウエアを介してPIO通信
インターフェースの信号回線のロードポート番号を切り
換え、プローバ2内にウエハWが存在していても新たに
ウエハWを投入することができる。
【0033】AGV3とプローバ2とのPIO通信を介
してプローバ2に仮想ロードポート23Vを指定する
と、実ロードポート23に検査済みのウエハWを戻すこ
となく、例えばアンロード用のアーム241やアンロー
ドテーブル(図示せず)が仮想ロードポート23Vとし
て機能し、これらで検査済みのウエハWを保持し、アダ
プタ23を空けておき次のウエハWを待機することがで
きる。このように仮想ロードポート23Vを設けること
で、アンロード用のアーム241やアンロードテーブル
(図示せず)をフルに活用することができ、スループッ
トの向上を図ることができ、余分な実ロードポートを設
ける必要がなく、フットプリントアップや装置のコスト
アップを防止することができる。
【0034】ところで、本実施形態の搬送システムE
は、図1、図7に示すように、AGV3のピンセット3
4とプローバ2のアダプタ23との間でウエハWを正確
に受け渡すために独自のPIO通信インターフェース1
1A、11Bを備えている。これらのPIO通信インタ
ーフェース11A、11Bは、図7に示すように、それ
ぞれ8つのポートを有する8ビットで構成され、第1ビ
ットから第8ビットには同図に示す信号が割り振られて
いる。
【0035】そこで、図7に示すPIO通信インターフ
ェース11A、11Bを用いたPIO通信を利用したA
GV3とプローバ2間のウエハWの受け渡し方法につい
て図8〜図16を参照しながら説明する。図8〜図12
はAGV3からプローバ3へウエハWをロードする方法
を示し、図13はプローバ2内のウエハWの流れを示
し、図14から図16はプローバ2からAGV3へウエ
ハWをアンロードする方法を示す。
【0036】まず、AGV3からプローバ2へウエハW
を受け渡すウエハのロード方法について説明する。ホス
トコンピュータ1がSECS通信を介してAGVコント
ローラ4へウエハWの搬送指令を送信すると、図8のフ
ローチャートに示すように、AGV3はAGVコントロ
ーラ4の制御下でプローバ2の前(ウエハ受け渡し位
置)へ移動する(ステップS1)。AGV3が図10の
(a)に示すようにプローバ2に到達すると、図10の
(b)に示すようにマッピングセンサ33がキャリアC
側へ進出すると共にピンセット34が昇降し、ピンセッ
ト34が昇降する間にマッピングセンサ33を介してキ
ャリアC内のウエハWの収納状況をマッピングした後、
図10の(c)に示すようにピンセット34の上段アー
ム341Aが前進して所定のウエハWの僅か下方からキ
ャリアC内に進入する。この間に図8のフローチャート
に示すようにアーム341AとキャリアCを介してウエ
ハWのセンタリングを行う(ステップS2)。即ち、図
10の(c)に示すようにアーム341AがキャリアC
の最奥部へ進入する間に、ピンセット34が僅かに上昇
してアーム341A上にウエハWを載せ、そのままアー
ム341Aが最奥部に到達する。この間にアーム341
AはウエハWをキャリアCの左右対称の傾斜面C2に接
触させてウエハWのセンタリングを行う。次いで、ピン
セット34の真空吸着機構343(図3、図4参照)が
駆動してアーム341AでウエハWを真空吸着した後、
アーム341AがキャリアCから後退してセンタリング
後のウエハWをキャリアCから取り出す(ステップS
2)。
【0037】アーム341AでウエハWをキャリアCか
ら取り出すと、図10の(d)に示すようにサブチャッ
ク35が上昇してアーム341からウエハWを受け取っ
た後、サブチャック25が回転する間にプリアライメン
トセンサ36を介してウエハWのプリアライメントを行
う。引き続き、図10の(e)に示すようにサブチャッ
ク35が回転を停止した後下降し、ウエハWをアーム3
41Aへ戻す間にピンセット34が上昇しOCR37で
ウエハWに附されたIDコードを読み取ってウエハWの
ロットを識別した後、図10の(f)に示すようにピン
セット34が90°回転してプローバ2のアダプタ23
にアーム341の向きを合わせ、図11の(a)に示す
状態になる。OCR37で識別されたウエハWのIDコ
ードは後述の光通信によってAGV3からプローバ2に
通知する。
【0038】次いで、図8、図9に示すようにAGV3
とプローバ2間の光結合PIO通信を開始する。まず、
図8、図9に示すようにAGV3はプローバ2に対して
High状態のCS_0信号を送信した後、High状
態のVALID信号を送信する。CS_0信号がHig
h状態で有効であればVALID信号はHigh状態を
維持し、プローバ2のアダプタ(ロードポート)23が
ウエハWの受け取り可能な状態を確認する(ステップS
3)。プローバ2はVALID信号を受信すると図9に
示すようにプローバ2のL_REQ信号がHigh状態
になってAGV3へL_REQ信号を送信してウエハロ
ードのための搬送を指示する。
【0039】AGV3は図8に示すようにL_REQ信
号を受信したか否かを判断し(ステップS4)、AGV
3がL_REQ信号を受信していないと判断すると、プ
ローバ2はAGV3へL_REQ信号を送信する(ステ
ップS5)。AGV3がL_REQ信号を受信した旨判
断すると、ウエハWの搬送を開始するためにAGV3の
TR_REQ信号がHigh状態になってプローバ3へ
TR_REQ信号を送信し(ステップS6)、AGV3
はプローバ2に対してウエハWの搬送を開始する旨通知
する。プローバ2は図9に示すようにTR_REQ信号
を受信するとREADY信号がHigh状態になってA
GV3に対してREADY信号を送信し、ロードポート
23がアクセス可能になっていることをAGV3に通知
する。
【0040】AGV3はプローバ2からREADY信号
を受信したか否かを判断し(ステップS7)、AGV3
がREADY信号を受信していないと判断すると、プロ
ーバ2はAGV3へREADY信号を送信する(ステッ
プS8)。AGV3がREADY信号を受信した旨判断
すると、図9に示すようにAGV3ではBUSY信号が
High状態になってプローバ3へその信号を送信し
(ステップS9)、プローバ2に対してウエハWの搬送
を開始する旨通知する。
【0041】次いで、AGV3は図8に示すようにAE
NB信号を受信したか否かを判断し(ステップS1
0)、AGV3がAENB信号を受信していないと判断
すると、図9に示すようにプローバ2ではAENB信号
をHigh状態にして送信を開始する(ステップS1
1)。このAENB信号はAGV3からのBUSY信号
がHigh状態になった後、ロード時にはアダプタ23
のサブチャック232が下降位置にあってウエハWを保
持していない時、つまりウエハWをロードできる状態の
時にHigh状態になり、アンロード時にはサブチャッ
ク232が上昇位置にあってウエハWを保持し、ウエハ
Wをアンロードできることを確認してHigh状態にな
る。また、AENB信号はアダプタ23内のサブチャッ
ク232の真空吸着センサでロード時にウエハWを検出
してロードできない時にはLow状態になり、アンロー
ド時にウエハWを検出せず、アンロードできない時にL
ow状態になる。
【0042】而して、ステップS10においてAGV3
がHigh状態のAENB信号を受信した旨判断する
と、AGV3からのウエハWの搬送(ロード)を開始し
(ステップS11)、図11の(a)に示す状態からピ
ンセット34の上段アーム341Aがプローバ2のアダ
プタ23に向けて進出し、同図の(b)に示すようにウ
エハWをロードポート23の真上まで搬送する。
【0043】次いで、AGV3はプローバ2へPENB
信号を送信した後(ステップS12)、プローバ2でウ
エハWを検出してAENB信号がLow状態で且つL_
REQ信号がLow状態であるか否かを判断し(ステッ
プS13)、プローバ2がいずれの信号もHigh状態
でサブチャック232が下降位置でウエハWが無く、ア
クセス可能状態である判断すると、図11の(c)に示
すようにサブチャック232が上昇すると共にピンセッ
ト34の真空吸着機構343が真空吸着を解除する。P
ENB信号はロード時には真空吸着機構343をOFF
にした時にHigh状態になる。また、ロードポート2
3内のサブチャック232は図9に示すように真空吸着
を行ってウエハWを受け取る(ステップS14)。引き
続き、図9に示すようにプローバ2がAENB信号をL
ow状態にしてAGV3へその信号を送信し、サブチャ
ック323でウエハWを保持している旨通知する(ステ
ップS15)。また、これと同時にプローバ2はL_R
EQ信号をLow状態にしてその信号をAGV3へ送信
し、Lowでいない旨通知する(ステップS16)。こ
れによりAGV3はこのプローバ2では現在のところ次
のウエハWをロードでいないことを認識する。
【0044】その後、ステップS13へ戻り、再度プロ
ーバ2でウエハWを検出してAENB信号がLow状態
で且つL_REQ信号がLow状態であるか否かを判断
し、いずれの信号もLow状態であり、ロードを終了し
た旨判断すると、アーム341Aをロードポート23か
らAGV3へ戻す(ステップS17)。AGV3ではア
ーム341Aが戻るとTR_REQ信号、BUSY信
号、PENB信号をいずれもLow状態にしてそれぞれ
の信号をプローバ2へ送信し、ウエハWのロードを終了
した旨通知する(ステップS18)。
【0045】次いで、AGV3は図9に示すようにCO
MPT信号をHigh状態にしてプローバ2へ送信して
ウエハWの搬送作業を完了した旨通知した後(ステップ
S19)、AGV3がプローバ2からLow状態のRE
ADY信号を受信したか否かを判断し(ステップS2
0)、AGV3がREADY信号を受信していないと判
断すると、図9に示すようにプローバ2がREADY信
号をLow状態してAGV3へ送信し、一連の搬送作業
が完了したことを通知する(ステップS21)。AGV
3がLow状態のREADY信号を受信した旨判断する
と、図9に示すようにAGV3ではCS_0信号、VA
LID信号をLow状態にしてプローバ3へそれぞれの
信号を送信し(ステップS22)、ウエハWの搬送作業
を終了すると共に図11の(d)に示すようにピンセッ
ト34を逆方向に90°回転させ、ホストコンピュータ
1の指示を待って次のウエハWの受け渡し態勢に入る。
【0046】プローバ2では図11の(e)に示すよう
にアダプタ23内でウエハWを受け取ったサブチャック
232が一旦下降してアダプタ23内でウエハWのセン
タリングを行った後、同図の(f)に示すようにアダプ
タ23がピンセット24とのウエハWの受け渡し位置ま
で下降すると共にサブチャック232が上昇してアダプ
タ本体231の上方まで上昇する。この状態でピンセッ
ト24の上段アーム241Aが同図の(g)に示すよう
にアダプタ23側へ進出し、アダプタ23のサブチャッ
ク231が下降すると共にアーム241AでウエハWを
真空吸着して受け取る。
【0047】アーム241AでウエハWを受け取ると、
アーム241は図12の(a)に示すように向きをプロ
ーバ室22内のメインチャック26の方向に向ける。後
は従来のプローバと同様に、同図の(b)に示すように
ピンセット24とサブチャック25が協働してウエハW
のプリアライメントを行った後、同図の(c)に示すよ
うにメインチャック26へウエハWを引き渡す。更に、
同図の(d)に示すようにアライメント機構27を介し
てアライメントを行った後、同図の(e)に示すように
メインチャック26をインデックス送りを行いながらウ
エハWとプローブカード28のプローブ28Aと電気的
に接触させてウエハWの電気的特性検査を行う。尚、図
12の(b)、(c)において26AはウエハWの昇降
ピンである。
【0048】ウエハWを受け取ったプローバ2が検査を
実施している間に、ウエハWの受け渡しを終了した上述
のAGV3はホストコンピュータ1の制御下で同一ロッ
トのウエハWを他の複数のプローバ2の要求に応じて、
上述の要領で他の複数のプローバ2との間でウエハWの
受け渡しを行った後、このプローバ2において同一の検
査を並行して実施することができる。
【0049】プローバ2でのウエハWの電気的特性検査
を終了すると、図13の(a)に示すようにメインチャ
ック26の昇降ピン26Aが上昇してウエハWをメイン
チャック26から持ち上げる。引き続き、同図の(b)
に示すようにピンセット24の下段のアーム241Bが
メインチャック26へ進出してウエハWを受け取り、同
図の(c)に示すようにピンセット24を90°回転さ
せ、先端をアダプタ23に向けた後、同図の(d)に示
すようにピンセット24がアダプタ23へ進出すると、
同図の(e)に示すようにアダプタ23内のサブチャッ
ク232が上昇してウエハWをアーム241Bから受け
取る。その後、図13の(f)に示すようにAGVコン
トローラ4の制御下でAGV3がプローバ2の前に移動
する。AGV3がプローバ2と対峙すると、アダプタ2
3が図13の(f)に示すように二点鎖線で示す位置か
らウエハWを受け渡す実線位置まで上昇する。
【0050】次に、図14〜図16を参照しながらプロ
ーバ2からAGV3へウエハWを引き渡すウエハのアン
ロード方法について説明する。図14、図15に示すよ
うにAGV3がAGVコントローラ4からの指示に基づ
いて所定のプローバ2の前に移動すると(ステップ3
1)、AGV3とプローバ2間のPIO通信を開始す
る。AGV3はプローバ2に対してCS_0信号を送信
した後、VALID信号を送信する(ステップS3
2)。プローバ2はVALID信号を受信すると図15
に示すようにプローバ2のU_REQ信号がHigh状
態になってAGV3へU_REQ信号を送信してウエハ
Wをアンロードするための搬送を指示する。
【0051】AGV3は図14に示すようにU_REQ
信号を受信したか否かを判断し(ステップS33)、A
GV3がU_REQ信号を受信していないと判断する
と、プローバ2はAGV3へU_REQ信号を送信する
(ステップS34)。これによりステップS33におい
てAGV3がU_REQ信号を受信した旨判断すると、
ウエハWの搬送を開始するためにAGV3はTR_RE
Q信号をHigh状態にしてプローバ3へその信号を送
信し(ステップS35)、プローバ2に対してウエハW
の搬送を開始する旨通知する。
【0052】次いで、AGV3はプローバ2からREA
DY信号を受信したか否かを判断し(ステップS3
6)、AGV3がREADY信号を受信していないと判
断すると、プローバ2はAGV3へREADY信号をH
igh状態にして送信する(ステップS37)。AGV
3がREADY信号を受信し、プローバ2へのアクセス
可能と判断すると、図15に示すようにAGV3ではB
USY信号をHigh状態にしてプローバ3へその信号
を送信し(ステップS38)、プローバ2に対してウエ
ハWの搬送を開始する。
【0053】次いで、AGV3は図14に示すようにプ
ローバ2からAENB信号のHigh状態の受信したか
否かを判断し(ステップS39)、AGV3がAENB
信号を受信していないと判断すると、図15に示すよう
にプローバ2はAENB信号をHigh状態にして送信
する。(ステップS40)。ステップS39においてA
GV3がHigh状態のAENB信号を受信し、プロー
バ2におけるウエハWを検出しロードポート23内のサ
ブチャック232が上昇状態でアンロード可能であると
判断すると、AGV3からのウエハWの搬送を開始して
図16の(a)に示すようにピンセット34の下段アー
ム341Bをプローバ2のアダプタ23の真上まで移動
させる(ステップS41)。
【0054】次いで、AGV3は真空吸着機構343を
ONしてプローバ2へHigh状態のPENB信号を送
信した後(ステップS42)、プローバ2はウエハWが
無いことを検出してプローバ2のAENB信号がLow
状態で且つU_REQ信号がLow状態であるか否かを
判断し(ステップS43)、プローバ2がいずれの信号
もHigh状態でサブチャック232がアクセス可能状
態である判断すると、図16の(a)に示すようにアダ
プタ23が上昇すると共にサブチャック232が下降し
た後、ピンセット34の下段アーム341BでウエハW
を真空吸着してウエハWをアダプタ23からピンセット
34へ引き渡す(ステップS44)。プローバ2はウエ
ハWが取り除かれたことを検出すると図15に示すよう
にU_REQ信号をLow状態にしてその信号をAGV
3へ送信し、ウエハWが取り除かれたことをAGV3に
通知する(ステップS45)。引き続き、プローバ2は
AENB信号をLow状態にしてAGV3へ送信し、ア
ダプタ23にウエハWがない旨通知する(ステップS4
6)。
【0055】その後、ステップS43へ戻り、プローバ
2はアダプタ23にウエハWの無いことを検出してAE
NB信号がLow状態で且つU_REQ信号がLow状
態であるか否かを判断し、いずれの信号もLow状態で
アダプタ23でのウエハWのアンロードが終了したと判
断すると、アーム341Bをロードポート23からAG
V3へ戻す(ステップS47)。AGV3はアーム34
1Bが戻るとTR_REQ信号、BUSY信号、PEN
B信号をいずれもLow状態にしてそれぞれの信号をプ
ローバ2へ送信し、アンロード作業が終了したことをプ
ローバ2に通知した後(ステップS48)、AGV3は
図15に示すようにCOMPT信号をHigh状態にし
てプローバ2へ送信し、アンロード作業の完了を通知す
る(ステップS49)。
【0056】次いで、AGV3がプローバ2からLow
状態のREADY信号を受信したか否かを判断し(ステ
ップS50)、AGV3がREADY信号を受信してい
ないと判断すると、図14に示すようにプローバ2がR
EADY信号をLow状態して送信する(ステップS5
1)。AGV3がLow状態のREADY信号を受信し
た旨判断すると、図15に示すようにAGV3ではCS
_0信号、VALID信号をLow状態にしてプローバ
3へそれぞれの信号を送信し(ステップS52)、ウエ
ハWの搬送を終了すると共に図16の(b)に示すよう
にピンセット34を逆方向に90°回転させた後、図1
6の(c)に示すようにサブチャック35が上昇してウ
エハWをアーム341Bから受け取り、プリアライメン
トセンサ36でオリフラを検出する。引き続き、同図の
(d)に示すようにサブチャック35が下降してアーム
341BへウエハWを戻し、ピンセット34が上昇して
OCR37でウエハWのIDコードを読み取った後、同
図の(e)に示すようにアーム341BをキャリアC内
の元の場所へ収納する。
【0057】以上説明したように本実施形態によれば、
ウエハWを吸着保持するアーム341と、このアーム3
41内に形成された且つウエハWの吸着面で開口する排
気路341Cと、この排気路341Cに配管344Aを
介して連結された真空吸着機構343とを備え、真空吸
着機構343は、搭載バッテリで駆動するコンプレッサ
344と、このコンプレッサ344から圧送される気体
を圧縮気体として貯留する空気タンク345と、この空
気タンク345から流出する圧縮気体の圧力を調整する
気体圧調整機構346と、この気体圧調整機構346か
ら供給される圧力気体を噴出させるエジェクタ347A
とを有するため、AGV3に搭載されたバッテリによっ
て駆動するコンプレッサ344から圧送される空気を空
気タンク345内に圧縮空気として貯留した後、気体圧
調整機構346を介して圧縮空気の圧力を調整しながら
エジェクタ347Aから噴出させることでアーム341
にウエハWを確実に真空吸着することができる。
【0058】また、本実施形態によれば、上下二段のア
ーム341A、341Bを有するため、上段のアーム3
41Aをウエハロード専用に使用することができると共
に下段のアーム341Bをウエハアンロード専用に使用
することができ、ウエハWの搬送能力を高めることがで
きる。また、気体圧調整機構346とエジェクタ347
Aの間に配管344Aを開閉する切換弁347を設けた
ため、切換弁347を介して真空吸着機構343を確実
にON、OFF制御することができる。アーム341と
エジェクタ347Aの間に配管344Aを開閉するパイ
ロット付き逆止弁348を設けたため、パイロット付き
逆止弁348を介してウエハWの真空保持、真空保持解
除を確実に制御することができる。アーム341とパイ
ロット付き逆止弁348の間で排気路341C内の圧力
を検出する圧力センサ349を設けたため、圧力センサ
349を介して排気路341C内の真空度を検出してア
ーム341上のウエハWの保持状況を知ることができ、
しかも検出値に基づいてコンプレッサ344をON、O
FF制御することができる。
【0059】尚、本発明は上記実施形態に何等制限され
るものではなく、必要に応じて適宜設計変更することが
できる。例えば、真空吸着機構343の空気回路に用い
られる弁類は必要に応じて変更することができる。本発
明の要旨は、真空吸着する真空吸着機構343として用
いられるコンプレッサ344の流量不足をコンプレッサ
344で空気タンク345に圧縮空気を貯留して空気等
の流量を確保する点に特徴がある。
【0060】
【発明の効果】本発明の請求項1〜請求項8に記載の発
明によれば、移動体に搭載する低容量の電源でも排気流
量を十分に確保することができ、被処理体を確実に真空
吸着することができる被処理体の真空保持装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の被処理体の真空保持装置の一
実施形態を示す概念図、(b)はAGVの構成を概念図
である。
【図2】(a)はプローバとAGV間のウエハを受け渡
す状態を概念的に示す平面図、(b)は(a)の要部を
示す断面図である。
【図3】AGVに用いられるピンセットの真空吸着機構
を示す概念図である。
【図4】図3に示す真空吸着機構を示す回路図である。
【図5】キャリアを利用したウエハのセンタリング方法
を説明するための説明図である。
【図6】プローバに仮想ロードポートを設定した場合の
ウエハの受け渡しを説明するための説明図である。
【図7】(a)、(b)はそれぞれ図1に示す搬送シス
テムのPIO通信に用いられるインターフェースを示す
構成図である。
【図8】図1に示す搬送システムを用いたウエハの搬送
方法に適用されるウエハのロード方法を示すフローチャ
ートである。
【図9】図8に示すロード方法に適用される光通信のタ
イミングチャートである。
【図10】(a)〜(f)は図8に示すフローチャート
に対応するロード工程を示す工程図である。
【図11】(a)〜(g)は図8に示すフローチャート
に対応するロード工程を示す工程図である。
【図12】(a)〜(e)はプローバ内におけるウエハ
のフローを示す工程図である。
【図13】(a)〜(f)は図8に示すフローチャート
に対応するロード工程を示す工程図である。
【図14】図1に示す搬送システムを用いたウエハの搬
送方法におけるウエハのアンロード方法を示すフローチ
ャートである。
【図15】図14に示すアンロード方法に適用される光
通信のタイミングチャートである。
【図16】(a)〜(e)は図14に示すフローチャー
トに対応するアンロード工程を示す工程図である。
【符号の説明】
38 被処理体の真空保持装置 341 アーム 343 真空吸着機構 344 コンプレッサ 344A 配管(連通管) 345 空気タンク(容器) 346 気体圧調整機構(気体圧調整手段) 346C 圧力計(第3の圧力検出手段) 347 切換弁(第1の開閉弁) 347A エジェクタ(噴出手段) 348 パイロット付き逆止弁(第2の開閉弁) 349 圧力センサ(圧力検出手段) 349A 第1圧力スイッチ(第1の圧力検出手段) 349B 第2圧力スイッチ(第2の圧力検出手段) W ウエハ(被処理体)
フロントページの続き Fターム(参考) 3C007 ES02 EV05 FS03 FT11 KS30 NS09 NS11 NS17 3F061 BA02 BE05 CA03 CB05 DB00 DB04 DB06 DD03 5F031 CA02 DA01 EA06 FA01 FA03 FA07 FA11 FA12 GA08 GA35 GA36 GA47 GA49 GA50 GA58 HA13 HA53 HA58 JA02 JA04 JA10 JA13 JA15 JA23 JA34 JA47 JA50 KA02 KA06 KA07 KA08 KA10 KA11 KA13 MA33 PA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を吸着保持するアームと、この
    アーム内に形成され且つ上記アームの吸着面で開口する
    排気路と、この排気路に連通管を介して連結された真空
    吸着機構とを備え、移動体に搭載して使用する被処理体
    の真空保持装置であって、上記真空吸着機構は、搭載電
    源で駆動するコンプレッサと、このコンプレッサから圧
    送される気体を圧縮気体として貯留する容器と、この容
    器内から流出する圧縮気体の圧力を調整する気体圧調整
    手段と、この気体圧調整手段から供給される圧力気体を
    噴出させることにより上記排気路内を減圧する手段とを
    有することを特徴とする被処理体の真空保持装置。
  2. 【請求項2】 上記移動体が自動搬送車であることを特
    徴とする請求項1に記載の被処理体の真空保持装置。
  3. 【請求項3】 上記アームを複数有することを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の被処理体の真空保持
    装置。
  4. 【請求項4】 上記連通管を開閉する第1の開閉弁を上
    記気体圧調整手段と上記噴出手段の間に設けたことを特
    徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の被
    処理体の真空保持装置。
  5. 【請求項5】 上記連通管を開閉する第2の開閉弁を上
    記アームと上記噴出手段の間に設けたことを特徴とする
    請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の被処理体の
    真空保持装置。
  6. 【請求項6】 上記アームと第2の開閉弁の間で上記排
    気路内の圧力を検出する圧力手段を設けたことを特徴と
    する請求項5に記載の被処理体の真空保持装置。
  7. 【請求項7】 上記圧力検出手段は、上記アーム上にお
    ける上記被処理体の有無を検出する第1の圧力手段と、
    上記排気路内の圧力漏れを検出する第2の圧力検出手段
    を有し、上記第2の開閉弁は、上記第2の圧力検出手段
    の検出結果に基づいて開閉することを特徴とする請求項
    6に記載の被処理体の真空保持装置。
  8. 【請求項8】 上記気体圧調整手段と上記噴出手段の間
    に上記連通管内の圧力を検出する第3の圧力検出手段を
    設け、上記第3の圧力検出手段の検出結果に基づいて上
    記コンプレッサを駆動させることを特徴とする請求項1
    〜請求項7のいずれか1項に記載の被処理体の真空保持
    装置。
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