JP2002203066A - 装置情報配信システム - Google Patents

装置情報配信システム

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JP2002203066A
JP2002203066A JP2000403117A JP2000403117A JP2002203066A JP 2002203066 A JP2002203066 A JP 2002203066A JP 2000403117 A JP2000403117 A JP 2000403117A JP 2000403117 A JP2000403117 A JP 2000403117A JP 2002203066 A JP2002203066 A JP 2002203066A
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JP2000403117A
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English (en)
Inventor
Morio Komai
盛生 駒井
Hitoshi Wada
仁志 和田
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土木建設機械としての油圧ショベル1の保守
管理を各関係部門で支援できるようにする。 【解決手段】 油圧ショベル1に関する情報は予め複数
の分類に層別され、記憶手段5に記憶される。油圧ショ
ベル1本体で発生した装置情報は油圧ショベル1に備え
られている検出手段によって検出され、判定手段によっ
て何れの分類に属するか判定される。そして装置情報は
油圧ショベル1の通信衛星アンテナ3から、通信衛星
2、通信中継局9を介して管理部門11、燃料供給部門
12、レンタル業者13、工事現場監督部門14に送信
される。これにより、各管理部門11〜14は、この装
置情報に基づいて油圧ショベル1の保守管理を支援する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、土木・建設機
械、自動車、船、飛行機等の移動物体や複写機、ボイラ
ー等の固定設備等、装置のメンテナンスを関係管理部門
で支援できるようにするため、装置に関する情報を自動
分類して、関係する会社又は部署に自動配信する装置情
報配信システムに関するものである。
【0002】
【従来技術】情報にはアワーメータ等の稼働に関する情
報、故障に関する情報、危険を知らせる警告情報、燃料
・油・トナーのように使用状況に応じて補充の必要性を
知らせる予知情報等種々雑多な情報があり、従来は夫々
の情報をその装置を使用する者又はその装置の管理者が
必要に応じて判断し、又は故障等のトラブルが生じた時
に関係部門に電話等で連絡して対応していた。例えば、
複写装置が故障すれば複写機メーカのサービス部門に電
話連絡し、複写機のトナーが無くなればトナーを販売す
る事務用品取扱店に電話連絡する。また、油圧ショベル
等の土木・建設機械において、故障が生じた場合は土木
・建設機械の製造・販売会社のサービス部門に電話連絡
し、燃料乃至作動油等の油が残り少なくなってきた時は
ガソリンスタンド等の燃料供給部門に電話連絡するとい
うように各情報に応じて対応が異なっていた。
【0003】これは、故障のようなトラブルが発生した
り、トナーや燃料・油が少なくなっても前記のような方
法でしか対応することができなかったからであるが、こ
のような対応は、得られた情報すなわち発生した原因に
よってその都度対応するのではスピードを要求される現
代社会においては、時代の流れにそぐわない対応の仕方
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実に
鑑みなされたものであり、その目的は、例えば、土木・
建設機械、自動車、船、飛行機等の移動物体や複写機、
ボイラ等の設備のメンテナンスを必要とする装置におい
て、故障のようなトラブルが発生したり、トナーが欠如
し、燃料・油が不足した場合にそれらの情報をその装置
を使用する者又はその装置の管理者がその都度電話又は
FAX等で連絡するのではなく、装置情報が容易に、し
かもすぐに得られるように、情報を予め複数の分類に層
別し、発生した情報が予め設定した何れの分類に属する
かを自動的に判定し、例えば装置に関し発生した情報が
アワーメータ等の稼働に関する情報、故障に関する情
報、危険を知らせる警告情報、燃料・油・トナーのよう
に使用状況に応じて補充の必要性を知らせる予知情報等
の何れに属するか判定し、その判定結果に基づいて自動
的に情報を関係する会社又は部署に連絡することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、第1の発明は、所定の装置に関する情報を予め分類
し、該分類された情報を記憶する記憶手段と、装置本体
で発生した情報を検出する検出手段と、該検出手段で検
出された情報が何れの分類に属するかを判定する判定手
段と、情報を送受信する交信手段と、を前記装置に設け
ると共に、該装置を管理する管理部門に、前記判定手段
の判定結果に基づいて分類された情報を受信する交信手
段と、該受信した情報を出力する出力手段と、を設け、
前記装置に関する情報を装置から管理部門に自動的に配
信するようにした装置情報配信システムに係るものであ
る。
【0006】第2の発明は、前記装置に情報抽出手段を
設けると共に、装置を管理する管理部門に情報抽出指令
手段を設け、該情報抽出指令手段からの指令により前記
記憶手段に記憶されている装置に関する情報を抽出する
ようにした装置情報配信システムに係るものである。
【0007】第3の発明は、前記情報を少なくとも上位
分類と下位分類の2層に分類するようにした装置情報配
信システムに係るものである。第4の発明は、前記上位
分類を一般情報と不具合情報に区分けし、前記装置の交
信手段が、区分けに応じて当該情報を色分け送信するよ
うにした装置情報配信システムに係るものである。
【0008】第5の発明は、前記記憶手段が、持ち運び
自由な記憶媒体である装置情報配信システムに係るもの
である。第6の発明は、前記装置が移動物体である装置
情報配信システムに係るものである。
【0009】第7の発明は、前記移動体が土木・建設機
械、自動車、船、飛行機のうちのいずれか1つである装
置情報配信システムに係るものである。第8の発明は、
前記情報が燃料乃至油に関する情報であり、前記管理部
門が燃料供給部門である装置情報配信システムに係るも
のである。
【0010】第9の発明は、前記装置の交信手段と管理
部門の交信手段とが、無線を介して情報を送受信するよ
うに構成されている装置情報配信システムに係るもので
ある。第10の発明は、前記装置が固定設備である装置
情報配信システムに係るものである。
【0011】第11の発明は、前記固定設備が複写機、
ボイラーのうちのいずれか1つである装置情報配信シス
テムに係るものである。第12の発明は、前記装置の交
信手段と管理部門の交信手段とが、有線及び無線のうち
の少なくとも一方を介して情報を送受信するように構成
されている装置情報配信システムに係るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図9に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に
係る送信システム図を示し、図2は本発明の実施形態に
係るシステムブロック図を示す。図3は本発明の実施形
態に係る状態表示のモニターディスプレイの表示例を示
し、図4は本発明の実施形態に係るエンジン系故障診断
のモニターディスプレイの表示例を示し、図5は本発明
の実施形態に係る機械本体系故障診断のモニターディス
プレイの表示例を示し、図6は本発明の実施形態に係る
使用履歴のモニターディスプレイの表示例を示し、図7
は層別に分類された階層を示し、図8は一般情報のうち
の日常管理情報及び運転管理情報を示す。また、図9は
本発明の他の実施形態に係る送信システム図を示し、図
10は本発明の他の実施形態に係るシステムブロック図
を示し、図11は本発明の他の実施形態に係る送信シス
テム図を示す。
【0013】図1及び図2において、1は移動物体(装
置)としての油圧ショベルであり、2は無線による通信
手段としての通信衛星である。該油圧ショベル1には通
信衛星2との交信を行う通信衛星アンテナ3を有する交
信手段4と、油圧ショベル1に関する種々雑多な情報、
例えばアワーメータ等の稼働に関する情報、故障に関す
る情報、危険を知らせる警告情報、燃料・油のように使
用状況に応じて補充の必要性を知らせる予知情報、土工
量等の工事情報を予め一定の取り決めの下、例えば第1
メインポンプ(P1)の圧力、第2メインポンプ(P
2)の圧力、ネガコン圧力、エンジン回転数、ポンプコ
ントロール電流値、ラジエータ水温、作動油温は状態表
示、そして、エンジン系の故障状況や機械本体系の故障
状況を示す故障診断、また、アワーメータ、機械操作時
間、上物操作時間、走行操作時間、旋回操作時間、昇圧
時間、ブレーカ使用時間等の使用履歴等に分類し、層別
した情報を記憶する記憶手段5と、油圧ショベル1で発
生した情報を検出する検出手段6(6’、6”…)と、
該検出手段6(6’、6”…)で検出した情報が前記記
憶手段5に記憶されている種々雑多な情報を予め層別し
た分類の何れの分類に属するかを判定する判定手段7及
び前記検出手段6(6’、6”…)で検出された情報を
表示するモニターディスプレイ8が装着されている。
【0014】9は通信衛星アンテナ10を有する通信中
継局で、該通信中継局9は油圧ショベル1の管理・サー
ビスを行う管理部門11、燃料・作動油を供給するガソ
リンスタンド等の燃料供給部門12、油圧ショベル1を
賃貸するレンタル業者13、土工量をチェックし工事の
進捗状況を管理する工事現場監督部門14の交信手段1
1a、12a、13a、14aに油圧ショベル1の情報
の種類に応じて情報を夫々配信する。
【0015】前記油圧ショベル1の管理・サービスを行
う管理部門11には前記交信手段11aが受信した情報
を出力する出力手段11bが、燃料・作動油を供給する
ガソリンスタンド等の燃料供給部門12には前記交信手
段12aが受信した情報を出力する出力手段12bが、
油圧ショベル1を賃貸するレンタル業者13には前記交
信手段13aが受信した情報を出力する出力手段13b
が、そして土工量をチェックし工事の進捗状況を管理す
る工事現場監督部門14には前記交信手段14aが受信
した情報を出力する出力手段14bが夫々設けられてい
る。
【0016】図3はモニターディスプレイ8の拡大図
で、P1は第1メインポンプ(P1)の圧力、P2は第
2メインポンプ(P2)の圧力、Nはネガコン圧力、E
NGはエンジン回転数、Iはポンプコントロール電流
値、WTはラジエータ水温、OTは作動油温を夫々示
す。そして、夫々の検出手段6(6’、6”…)で検出
された情報が判定手段7で状態表示に関するものなの
か、故障診断に関するものなのか、使用履歴に関するも
のなのか等を判定され、状態表示に該当する場合はモニ
ターディスプレイ8に図3に示すように表示される。
【0017】図4はモニターディスプレイ8にエンジン
系の故障状況を表示したもので、Eはエンジン系故障コ
ードを示し、例えば、E0015は水温センサー、E0
016は然温センサー、E0032はラックセンサー等
を示し、E0000は異常の無い状態を示す。この場合
も夫々の検出手段6(6’、6”…)で検出された情報
が判定手段7で状態表示に関するものなのか、故障診断
に関するものなのか、使用履歴に関するものなのか等を
判定され、エンジン系故障診断に該当する場合はモニタ
ーディスプレイ8に図4に示すように表示される。
【0018】図5はモニターディスプレイ8に機械本体
系の故障状況を表示したもので、Mは機械本体系故障コ
ードを示し、例えば、M0020は油温センサー、M0
030は燃料センサー、M0040は圧力センサー等を
示し、M0000は異常の無い状態を示す。そして、夫
々の検出手段6(6’、6”…)で検出された情報が判
定手段7で状態表示に関するものなのか、故障診断に関
するものなのか、使用履歴に関するものなのか等を判定
され、機械本体系故障診断に該当する場合はモニターデ
ィスプレイ8に図5に示すように表示される。
【0019】図6はモニターディスプレイ8に使用履歴
を表示したもので、ENGはアワーメータ、WRKは機
械操作時間、Uは上物操作時間、Tは走行操作時間、S
は旋回操作時間、PUは昇圧時間、BRKはブレーカ使
用時間等を示す。そして、夫々の検出手段6(6’、
6”…)で検出された情報が判定手段7で状態表示に関
するものなのか、故障診断に関するものなのか、使用履
歴に関するものなのか等を判定され、使用履歴に該当す
る場合はモニターディスプレイ8に図6に示すように表
示される。
【0020】図9及び図10は本発明の他の実施形態を
示し、この実施形態では、前記図1及び図2の実施形態
に更に情報抽出手段15を油圧ショベル1に設けると共
に、油圧ショベル1の管理・サービスを行う管理部門1
1に情報抽出指令手段11c、燃料・作動油を供給する
ガソリンスタンド等の燃料供給部門12に情報抽出指令
手段12c、油圧ショベル1を賃貸するレンタル業者1
3に情報抽出指令手段13c、そして土工量をチェック
し工事の進捗状況を管理する工事現場監督部門14に情
報抽出指令手段14cを夫々設けて構成されている。
【0021】次に作用について説明する。まず、所定の
装置に関する情報は予め複数の分類に層別される。図7
は、層別に分類された階層を示す説明図である。この図
7に示すように、情報は、大きく分けて上位分類と下位
分類とに分類され、上位分類は、一般情報と不具合情報
とに区分けされる。
【0022】また、一般情報の下位には、油圧ショベル
1の日常管理に関する日常管理情報、油圧ショベル1の
運転状態に関する運転管理情報等が層別され、不具合情
報の下位には機械本体に関する機械本体情報、油圧管理
に関する油圧管理情報等が層別される。
【0023】情報をこのような分類に層別するのは、油
圧ショベル1の特徴による。即ち、油圧ショベルのよう
な建設機械では、重量が大きく、簡単に持ち運びできる
ようなものではない。また、油圧ショベル1は、過酷な
環境下で稼働され、機械各部の損傷も少なくないし、部
品の入手に不便な場所で稼働される場合も多く、稼働が
停止すると、作業に大きな支障を来すことになる。従っ
て、その日常の管理、不具合が発生したときの管理が重
要となってくる。
【0024】このように油圧ショベル1では、日常の管
理、不具合の管理等が重要となってくるが、この油圧シ
ョベル1の保守管理には、高度の専門的な知識を要する
ので、これらの管理を油圧ショベル1の作業員に課すの
は酷である。従って、油圧ショベル1の管理を専門の管
理者に委託して作業員の手を煩わせないようにした方が
望ましい。
【0025】しかし、油圧ショベル1は、必ずしも交通
の便がよい場所で稼働されているわけではなく、管理者
が遠くにいるときは、情報をこの管理者に送信する必要
がある。この場合、管理者は関係する情報をすべて入手
しなければ、油圧ショベル1を正確に管理することはで
きない。
【0026】また、油圧ショベル1の管理情報を一局で
集中管理する方法も考えられるが、例えば、情報が燃
料、作動油に関する情報である場合は、この情報を関係
する燃料供給部門12に直接送信した方が望ましい。
【0027】従って、これらの情報を人手によらず、関
係部門にすぐに送信できるようにするためには、油圧シ
ョベル1に関する情報等を予め層別して分類しておく必
要がある。これが情報を複数の分類に層別する理由であ
る。
【0028】一般情報の日常管理情報、運転管理情報
は、前記した油圧ショベル1の特性に従ってさらに区分
けされる。例えば、適正な稼働が行われているかどうか
を判断するためには、稼働時間の管理が必要となってく
る。また、油圧ショベル1がプラント等の建設に使用さ
れた場合、建設期間中、油圧ショベル1は作業現場に放
置されるが、管理が不十分であれば、盗難が発生するお
それがある。従って、盗難防止に関する盗難防止情報が
必要となってくる。
【0029】このようにして、図8に示すように、日常
管理をするためには、稼働時間の管理に関する情報、稼
働場所の管理に関する情報、定期メンテナンスサービス
に関する情報、盗難防止に関する情報、消耗品交換サー
ビスに関する情報等が必要となってくる。同様にして、
油圧ショベル1の運転状態を管理するためには、エンジ
ン状態の管理に関する情報、油圧の管理に関する情報、
セルフチェックに関する情報、作業日報の作成に関する
情報等が必要となってくる。そして、これらの情報を、
日常管理情報、運転管理情報として分類しておく。この
ように情報の分類が行われた後、油圧ショベル1の状態
が各検出手段6(6’、6”…)によって検出される。
【0030】土木建設機械に関するあらゆる情報のうち
第1メインポンプ(P1)の圧力、第2メインポンプ
(P2)の圧力、ネガコン圧力、エンジン回転数、ポン
プコントロール電流値、ラジエータ水温、作動油温、燃
料残量、アワーメータ、機械操作時間、上物操作時間、
走行操作時間、旋回操作時間、昇圧時間、ブレーカ使用
時間、その他故障に関する情報、危険を知らせる警告情
報、燃料・油の補充の必要性を知らせる予知情報、土工
量等の工事情報等の現在の状態が、それぞれ検出手段6
(6’、6”…)により検出される。該検出手段6
(6’、6”…)で検出された情報は、判定手段7によ
ってどのように層別して分類するかが判定される。
【0031】例えば、エンジンアワーメータの情報は、
稼働時間の管理、定期メンテナンスの管理、消耗部品の
管理、作業日報の作成に必要な情報であると判定され、
図8に示すようにこの情報が稼働時間管理情報、定期メ
ンテナンスサービス情報、消耗部品交換サービス情報、
作業日報の作成情報の各区分に従って分類され、記憶手
段5に記憶される。尚、これらの検出情報は図3〜図6
で前記したようにモニターディスプレイ8に表示され
る。
【0032】このように分類された情報は、状態表示、
故障診断、使用履歴等毎に予め決められた送信先に送信
される。即ち、これらの情報は、油圧ショベル1の交信
手段4から通信衛星アンテナ3、通信衛星2、通信衛星
アンテナ10、通信中継局9を介して油圧ショベル1の
管理・サービスを行う管理部門11の交信手段11a、
燃料・作動油を供給するガソリンスタンド12の交信手
段12a、油圧ショベル1を賃貸するレンタル業者13
の交信手段13a、土工量をチェックし工事の進捗状況
を管理する工事現場監督部門14の交信手段14aの少
なくとも最適な一つに配信され、夫々の出力手段11
b、12b、13b、14bに出力される。
【0033】尚、前記出力手段11b、12b、13
b、14bをディスプレイとする。そして、前記油圧シ
ョベル1の種々雑多な情報は一般情報と不具合情報に分
類される。該分類された一般情報と不具合情報は色分け
されて(例えば一般情報は緑色、不具合情報は赤色)配
信され、該色分けされた情報は前記ディスプレイの出力
手段11b、12b、13b、14bに表示される。但
し、情報を色分けせずに表示することもできる。
【0034】以上、この図1乃至図6を用い、油圧ショ
ベル1においてトラブル等が生じた場合の動作について
説明したが、次に、各管理部門が入手したい装置情報を
管理部門側から指令して抽出する場合の動作について説
明する。
【0035】図9及び図10に示すように、油圧ショベ
ル1の管理・サービスを行う管理部門11、燃料・作動
油を供給するガソリンスタンド等の燃料供給部門12、
油圧ショベル1を賃貸するレンタル業者13、土工量を
チェックし工事の進捗状況を管理する工事現場監督部門
14が必要な装置情報を入手したい場合は、管理部門1
1の情報抽出指令手段11c、燃料供給部門12の情報
抽出指令手段12c、レンタル業者13の情報抽出指令
手段13c、工事現場監督部門14の情報抽出指令手段
14cが入手したい装置情報を送信するように指令す
る。
【0036】すると、この指令が、管理部門11の交信
手段11a、燃料供給部門12の交信手段12a、レン
タル業者13の交信手段13a、工事現場監督部門14
の交信手段14aにより、通信中継局9、通信衛星アン
テナ10、通信衛星2、通信衛星アンテナ3を介して交
信手段4に送信される。
【0037】該交信手段4が受信した指令は情報抽出手
段15に導出され、この指令に従って、記憶手段5に記
憶されている装置情報が抽出され、該装置情報が逆の経
路で油圧ショベル1の管理・サービスを行う管理部門1
1の交信手段11a、燃料・作動油を供給するガソリン
スタンド等の燃料供給部門12の交信手段12a、油圧
ショベル1を賃貸するレンタル業者13の交信手段13
a、土工量をチェックし工事の進捗状況を管理する工事
現場監督部門14の交信手段14aに送信される。この
ようにして、装置情報が各管理部門によって入手され
る。
【0038】かかる構成によれば、油圧ショベル1に関
する情報を予め層別に分類しておき、検出情報をこの分
類に区分けして関係部門に送信するようにしたので、関
係部門は送信された情報に基づいて分散して油圧ショベ
ル1のような土木建設機械等の保守管理を支援すること
ができる。
【0039】また、装置情報が人手によらず、関係する
会社又は部署に自動的に配信されるので、トラブルが生
じた場合に、その都度それらの情報をその装置を使用す
る者又はその装置の管理者が電話又はFAX等で連絡す
る手間を省くことができ、トラブルの発生から修理まで
の時間を短縮できるし、その装置を使用する者又はその
装置の管理者の労力も削減できる。従って、特に、重た
く、簡単に持ち運びできないような土木建設機械等で
は、その効果は大きい。
【0040】また、装置情報の交信が通信衛星2を介し
て行われるので、周囲に山、ビル等の障害物がある場所
で土木建設機械等を用いるときでも、装置情報を送受信
することができる。
【0041】尚、無線は、通信衛星に限られるものでは
なく、GPS(Global PositioningSystem)、あるいは
通常の無線による送受信機を用いることもできる。
【0042】以上、油圧ショベル等の土木建設機械につ
いて説明したが、複写機やボイラ等の固定設備に応用で
きるのは言うまでもない。複写機では、油圧ショベル1
と異なり、使用時に移動させる必要はないので、通信衛
星2の代わりに、図11に示すように、有線としての公
衆回線乃至無線により情報の発信、送信が行われる。
【0043】かかる図11において、16は工場内に設
置される設備(複写機、ボイラー等)で、該設備16は
プロバイダー(又は電話会社)17を介して公衆回線に
より複写機メーカ(又はボイラーメーカ)のサービス部
門18乃至トナーを販売する事務用品取扱店19又は燃
料供給部門12の交信手段18a、19a、12aに夫
々配信され、出力手段18b、19b、12bに出力さ
れる。
【0044】
【発明の効果】かかる発明によれば、装置、例えば複写
機、ボイラー等の固定設備、油圧ショベル等の土木・建
設機械等の移動物体のような装置に関する情報が分類さ
れ、装置を管理する部門に自動的に送信されるので、装
置の保守管理を各関係部門で支援することができ、その
都度それらの情報をその装置を使用する者又はその装置
の管理者が電話又はFAX等で連絡する必要がなくな
り、トラブルの発生から修理されるまでの時間を短縮で
き、その装置を使用する者又はその装置の管理者の労力
も削減できる等きわめて顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る送信システム図であ
る。
【図2】本発明の実施形態に係るシステムブロック図で
ある。
【図3】本発明の実施形態に係る状態表示のモニターデ
ィスプレイの表示例を示す説明図である。
【図4】本発明の実施形態に係るエンジン系故障診断の
モニターディスプレイの表示例を示す説明図である。
【図5】本発明の実施形態に係る機械本体系故障診断の
モニターディスプレイの表示例を示す説明図である。
【図6】本発明の実施形態に係る使用履歴のモニターデ
ィスプレイの表示例を示す説明図である。
【図7】本発明の実施形態に係る層別に分類された階層
を示す説明図である。
【図8】本発明の実施形態に係る一般情報のうちの日常
管理情報及び運転情報を示す説明図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係る送信システム図で
ある。
【図10】本発明の他の実施形態に係るシステムブロッ
ク図である。
【図11】本発明の他の実施形態に係る送信システム図
である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル 2 通信衛星 3 通信衛星アンテナ 4 交信手段 5 記憶手段 6 検出手段 7 判定手段 8 モニターディスプレイ 9 通信中継局 10 通信衛星アンテナ 11 管理・サービスを行う管理部門 11a 交信手段 11b 出力手段 12 燃料供給部門 12a 交信手段 12b 出力手段 13 レンタル業者 13a 交信手段 13b 出力手段 14 工事現場監督部門 14a 交信手段 14b 出力手段 15 情報抽出手段 16 設備(複写機、ボイラー) 17 プロバイダー(又は電話会社) 18 複写機メーカ(又はボイラーメーカ)のサービス
部門 18a 交信手段 18b 出力手段 19 事務用品取扱店 19a 交信手段 19b 出力手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の装置に関する情報を予め分類し、
    該分類された情報を記憶する記憶手段と、 装置本体で発生した情報を検出する検出手段と、 該検出手段で検出された情報が何れの分類に属するかを
    判定する判定手段と、 情報を送受信する交信手段と、を前記装置に設けると共
    に、 該装置を管理する管理部門に、 前記判定手段の判定結果に基づいて分類された情報を受
    信する交信手段と、 該受信した情報を出力する出力手段と、を設け、前記装
    置に関する情報を装置から管理部門に自動的に配信する
    ようにしたことを特徴とする装置情報配信システム。
  2. 【請求項2】 前記装置に情報抽出手段を設けると共
    に、装置を管理する管理部門に情報抽出指令手段を設
    け、該情報抽出指令手段からの指令により前記記憶手段
    に記憶されている装置に関する情報を抽出するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の装置情報配信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記情報を少なくとも上位分類と下位分
    類の2層に分類したことを特徴とする請求項1又は2記
    載の装置情報配信システム。
  4. 【請求項4】 前記上位分類を一般情報と不具合情報に
    区分けし、前記装置の交信手段は、区分けに応じて当該
    情報を色分け送信することを特徴とする請求項3記載の
    装置情報配信システム。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は、持ち運び自由な記憶媒
    体であることを特徴とする請求項1乃至4記載の装置情
    報配信システム。
  6. 【請求項6】 前記装置は移動物体であることを特徴と
    する請求項1乃至5記載の装置情報配信システム。
  7. 【請求項7】 前記移動体は土木・建設機械、自動車、
    船、飛行機のうちのいずれか1つであることを特徴とす
    る請求項6記載の装置情報配信システム。
  8. 【請求項8】 前記情報は燃料乃至油に関する情報であ
    り、前記管理部門は燃料供給部門であることを特徴とす
    る請求項7記載の装置情報配信システム。
  9. 【請求項9】 前記装置の交信手段と管理部門の交信手
    段とは、無線を介して情報を送受信するように構成され
    たことを特徴とする請求項6乃至8記載の装置情報配信
    システム。
  10. 【請求項10】 前記装置は固定設備であることを特徴
    とする請求項1乃至5記載の装置情報配信システム。
  11. 【請求項11】 前記固定設備は複写機、ボイラーのう
    ちのいずれか1つであることを特徴とする請求項10記
    載の装置情報配信システム。
  12. 【請求項12】 前記装置の交信手段と管理部門の交信
    手段とは、有線及び無線のうちの少なくとも一方を介し
    て情報を送受信するように構成されたことを特徴とする
    請求項10又は11記載の装置情報配信システム。
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