JP2002202883A - ソフトウェアの実現(インプリメンテーション)方法及び処理生産装置 - Google Patents

ソフトウェアの実現(インプリメンテーション)方法及び処理生産装置

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JP2002202883A
JP2002202883A JP2000402797A JP2000402797A JP2002202883A JP 2002202883 A JP2002202883 A JP 2002202883A JP 2000402797 A JP2000402797 A JP 2000402797A JP 2000402797 A JP2000402797 A JP 2000402797A JP 2002202883 A JP2002202883 A JP 2002202883A
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Fumio Negoro
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ISD KENKYUSHO KK
Institute of Computer Based Software Methodology and Tech
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INST COMP BASED SOFTWARE
ISD KENKYUSHO KK
Institute of Computer Based Software Methodology and Tech
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開発要望者の意図を完璧に捉えるソフトウェ
アの実現(インプリメンテーション)方法及び処理生産
装置を提供すること。 【解決手段】 開発要望者が意図するところを開発要望
として表明するに至る思考作用並びにその作用の結果を
言動として表明する生命作用をアルゴリズムとして数式
化したシナリオ関数中で属人的要素を内包するK単語を
細分化し、各基底の構成、シナリオ関数の要素に一部変
更を加えて細分化されたK単語について反映させること
でソフトウェアの開発要件から本来不要な内部論理を消
去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば業務用・個
人用を問わずあらゆるソフトウェアに係るソフトウェア
の実現(インプリメンテーション)方法及び処理生産装
置に係り、特にソフトウェアの開発要件から内部論理を
消去する同期式実現(インプリメンテーション)方法及
び処理生産装置に関する。
【0002】
【従来の技術】適用業務や適用機能をソフトウェアとし
てインプリメント(実現)するに際し、その契機は適用
業務や適用機能に対する開発要望者による様々な説明の
提示である。そして、インプリメントとはその適用業務
や適用機能をソフトウェアとして実現したいとして開発
要望者が説明に使った単語で示唆していた意図を忠実に
プログラミング言語で表すことである。
【0003】しかしながら、適用業務や適用機能をソフ
トウェアとして実現したいとして開発要望者が説明に使
った単語で示唆していた意図と、その意図を言動により
客体化した説明事項の単語との間にはそれらの意図の解
釈において必然的に乖離が生じる。
【0004】ある意図を客体化した説明事項(その存在
の仕方は“単語の集合”である)とは、畢竟言動という
生命現象が呈している状態にほかならない。説明事項と
その背後にある意図との並存を考えるならば、あらゆる
現象には必ずその現象に対応した原因があり、その原因
から現象を導出する機能(関数)があることを認めなけ
ればならない。つまり、言動という生命現象で具象化さ
れた単語を例にとれば、その一つ一つの単語に対応した
原因と、その原因から一つ一つの単語の発言という現象
を導出する機能(思考作用)がなければならないことに
なる。意図とはこの一つ一つの単語に対応した原因に位
置する概念と考えられる。ところがその意図はその単語
発言という現象の直前に位置するのであるから、言葉に
なる前の意識の世界に存在することになる。
【0005】翻って考察して見るに、われわれ人類が成
立させる認識はすべて現象化・客体化された事柄に限定
される。言葉をかえれば、言葉として現象化・客体化さ
れる直前の意識の世界をわれわれ人類が認識することは
不可能ということになる。このことをソフトウェア開発
の局面に演繹して考えると、開発要望者の意図を他人は
おろか開発要望者自身でさえも完璧に捉えることは原理
的に不可能である、ということになる。
【0006】その帰結として、適用業務や適用機能をソ
フトウェアとして実現したいとしていた意図(しかし、
その意図は認識不可能である)から思考作用(しかし、
その思考作用の仕組みも認識不可能である)を経て客体
化された単語が示唆しているところの内容を調査・分析
したとしても、その意図を完璧に満たすようなプログラ
ムのインプリメントは原理的に不可能である。
【0007】ところが、従来のソフトウェア開発の考え
方では、開発要望者の意図は単語が示唆していることの
内容の調査・分析によって捉えられるものであるとの認
識に立っていた。このことは、従来のソフトウェア開発
の手順において、表明された開発要望で説明している適
用業務や適用機能を属人的な知識を用いて調査・分析
し、その調査・分析の結果が開発要望の意図であるとみ
なしてインプリメントしていたという事実からも明らか
である。
【0008】そのような従来のアプローチは常に客体化
された事柄が認識の対象であったのであり、客体化され
る直前の意識の世界にある事柄を対象にすることは決し
てできなかったのである。そして、その客体化された事
柄は意図そのものでは決してないのである点に徴すれ
ば、客体化された事柄の認識に基づいて開発要望者の意
図を満たした目的ソフトウェアを作ろうとする従来のソ
フトウェア開発のアプローチは、矛盾に満ちたものであ
ったと結論付けられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のソ
フトウェアのインプリメントは本質的に矛盾に満ちたも
のであり、開発要望者の意図を客体化された事柄の認識
に基づいて捉えようとすることから本来不要な(SEに
よる)内部ロジックの内包の混入が不可避となるため、
開発・保守等の局面で種々の問題があった。
【0010】本発明は上記の従来技術の問題を解決する
ためになされたもので、開発要望者の意図を完璧に捉え
るソフトウェアの実現(インプリメンテーション)方法
及び処理生産装置を提供することを目的とする。
【0011】本発明の別の目的は、先に出願した基礎発
明に係るLyee技術に等価単語についてのさらなる洞
察を反映させLyeeを用いたソフトウェア開発・保守
をより「存在の摂理」上より一層本質化しソフトウェア
開発過程において本来不必要な内部論理を論理要素から
消去することにある。
【0012】本発明の更に別の目的は、先に出願した基
礎発明に係るLyee技術にさらなる改良を加えソフト
ウェア開発・保守等における一層の効率化を図ることに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明は、開発要望者が意図すると
ころを開発要望として表明するに至る思考作用並びにそ
の作用の結果を言動として表明する生命作用をアルゴリ
ズムとして数式化したシナリオ関数であって、開発要望
として発せられる単語が入出力画面に係る場合の「T
0」及び該「T0」上の単語が入出力ファイルに係る場合
の「T1」を含むシナリオ関数をプログラミング化して
第1のプログラムを得るステップと、前記第1のプログ
ラムを前記開発要望中に含まれる単語の背後にある意図
(“A”)が、該単語として客体化(objectify)され
る直前の存在(“A”)及びかかる“A”が時間的
要素を内包させて人間に認識される状態の存在(“obje
ct”)に至る摂理上で同期を志向して自問自答を繰り返
すステップと、属人的な意図を内包した等価単語を「K
単語」とし、開発要望の表明の局面のK単語を特に「K
0i単語」とし、K単語のうち「具象の経路」にかかわ
るK単語を「K0o単語」とし、「記憶の経路」にかか
わるK単語については、「記憶する」側のK単語を「K
1o単語」、「記憶の覚睡」側を「K1i単語」と分類し
た上で、かかるそれぞれのK単語を前記基底論理中に反
映させるステップとを具備する。
【0014】「情報処理システム」とは、開発要望者が
意図するところを開発要望として表明するに至る思考作
用並びに言動による表明という生命現象を処理装置上で
再現する仕組みであるととらえる。
【0015】さらに「シナリオ関数」とは、本発明の基
礎であるLyeeと呼ぶ開発方法論において定義される
ものであって、開発要望者が開発要望を説明するために
客体化(objectify)した単語(以降、本明細書では“obj
ect”と表現する場合がある)に対して該単語として客
体化(objectify)される直前の存在、即ち、開発要望者
自身が与えた意味(以降、本明細書では“A” と表
現する場合がある)を、開発要望者に依存しない単語自
身が客体化(objectify)して欲しいとする意図(以降、
本明細書では「有意性」とも呼ぶ。“A” と表現す
る場合がある)との関係で決定する開発要望者の内面の
思考作用を関数、したがってアルゴリズムとして表した
ものをいい、具体的には、次式で表される。
【0016】 T0=Φ0(+{Φp{ ,L2(R,i),P2(R,G),L3(S,i),P2(rt,j)}}R +{Φp{Y3(R,i),R3(B,i),L3(R,i),L3(S,i),P3(rt,j),T1}} +{Φp{Y4(S,i),L4(S,i),P2(S,P),P4(s,j),P4(rt,j)}}S ) T1 = Φ1(+{Φp{ ,L2(r,i),P2(r,G),L3(w,i),P2(rt,j)}} +{Φp{Y3(r,i),R3(b,i),L3(r,i),L3(w,i),P3(rt,j)}} +{Φp{Y3(w,i),L4(w,j),P4(w,P),P4(s,j),P4(rt,j)}} ) この認識の上にたてば、このシナリオ関数の有する法則
をプログラミング言語で表せば、それは開発要望を完璧
に満たす情報処理システムのソフトウェアとなる。
【0017】また、「等価単語」とは、これまでのシナ
リオ関数T0及びシナリオ関数T1に基づいてソフトウェ
アを決定するに当たってその非同期事象を吸収する論理
を追加する必要性から採用された概念であって、具体的
には、開発要望者が自然言語で発した正規単語と区別さ
れ、正規単語を成立させるために開発要望者並びに開発
技術者が属人的経験と知識(Knowledge)を基にして説
明する単語をいう。
【0018】また、「K単語」とは、属人的な意図を内
包した等価単語をいい、具体的には「具象の経路」に係
る「K0o単語」、「記憶の経路」のうち「記憶する」
側に係る「K1o単語」、「記憶の覚睡」側に係る「K
1i単語」等によって定義される。
【0019】請求項2記載の本発明では、生産するソフ
トウェアが作動するコンピュータと人間とを介在するメ
ディアに属する有意性の単位ごとに前記ソフトウェアの
機能に関わらずに有意性を現実化する所与の普遍的構造
を有しかかる構造に前記メディアに係る識別子が埋め込
まれるべき第1の未定義部分及び該メディア上に存在す
る有意性獲得主体に係る識別子が埋め込まれるべき第2
の未定義部分が含まれる第1の基軸プログラム(基底論
理)と、前記ソフトウェアの機能に関わらずに前記第1
の基軸プログラムを複数の領域に展開する所与の普遍的
な構造を有しかかる構造には前記第1及び第2の未定義
部分が含まれる第2の基軸プログラム(パレット関数)
と、前記ソフトウェアの機能に関わらずに前記第1の基
軸プログラム及び第2の基軸プログラムを前記有意性の
単位及び前記メディアの分同期的に有意性が成立するよ
うに連鎖させる所与の普遍的な構造を有しかかる構造に
は前記第1及び第2の未定義部分が含まれる第3の基軸
プログラム(パレット連鎖関数)との前記第1及び第2
の未定義部分に前記ソフトウェアに係る開発要望からわ
り出したメディアに係る識別子及び該メディアに属する
有意性獲得主体に係る識別子を代入することによりソフ
トウェアを一義的に決定することを特徴とするソフトウ
ェア実現(インプリメンテーション)方法において、前
記第1、第2及び第3の基軸プログラムの構造は、デー
タコードから該データコードに化体している唯一的な有
意性を導出するメカニズムを関数表現したシナリオ関数
により特定され、前記メカニズムは、深層心理下にある
意識空間にて成立している有意性が確立空間、事象空間
及び等価空間にて完全線形モデルとして唯一的に引き継
がれ、この引き継がれた有意性が自然空間において群化
したものと他の群化したものとの差が意味として認識さ
れ、前記シナリオ関数は、沿え字2は前記確立空間をコ
ンピュータ上で模したW02パレットに係ることを、沿
え字3は前記事象空間をコンピュータ上で模したW03
パレットに係ることを、沿え字4は前記等価空間をコン
ピュータ上で模したW04パレットに係ることをそれぞ
れ表し、「Yn()」,「Rn()」,「Ln()」,「Ln()」,
「Pn()」は総称して基底論理とし、「Φp{,,,}」は
{と}とで囲まれる要素である基底論理を当該システム
の分総てを順序性不問の条件で集合させるパレット関数
であることを表し、kは前記メディアの識別子を、iは
有意性の成立する単位とみなす単語の識別子を、「Φ0
(+{}R+{}+{}S)」並びに「Φ1(+{}+{}+{})」は確立空
間、事象空間、等価空間を経て有意性が完全線形モデル
的に導出されるプロセスとして()内の要素であるパレ
ットをつなぐパレット連鎖関数であることを表し、「T
0」は識別子iにて指標される単語が属する媒体が識別
子R(Receive)にて指標される入力画面、及び識別子S
(Send)にて指標される出力画面である場合のシナリオ関
数であり、「T1」は「T0」にかかる識別子iにて指
標される単語の(後述する)有意性決定を補助するとこ
ろの識別子が同じiにて指標される単語が所属する媒体
が識別子r(read)/にて指標される入力ファイル、及び
識別子w(write)にて指標される出力ファイルあるいは帳
票である場合のシナリオ関数であることを表し、さら
に、「Yn()」は位相要素、「Rn()」はR型位相要素、
「L3(R,i)」及び「L3(r,i)」を位相要素型論理要素、
「L2(R,i)」;「L2(r,i)」;「L3(S,i)」;「L3(w,
i)」;「L4(S,i)」;「L4(w,i)」は論理要素、「P
2(,G)」及び「P4(,P)」を指令要素に係る作用要素、
「Pn(rt,j)」を経路要素に係る作用要素、「Pn(s,
j)」を構造要素に係る作用要素とそれぞれした場合、 T0=Φ0(+{Φp{ ,L2(R,i),P2(R,G),L3(S,i),P2(rt,j)}}R +{Φp{Y3(R,i),R3(B,i),L3(R,i),L3(S,i),P3(rt,j),T1}} +{Φp{Y4(S,i),L4(S,i),P2(S,P),P4(s,j),P4(rt,j)}}S ) T1 = Φ1(+{Φp{ ,L2(r,i),P2(r,G),L3(w,i),P2(rt,j)}} +{Φp{Y3(r,i),R3(b,i),L3(r,i),L3(w,i),P3(rt,j)}} +{Φp{Y3(w,i),L4(w,j),P4(w,P),P4(s,j),P4(rt,j)}} ) で表されることを特徴とする。
【0020】請求項3記載の本発明では、開発要望者が
意図するところを開発要望として表明するに至る思考作
用並びにその作用の結果を言動として表明する生命作用
をアルゴリズムとして数式化したシナリオ関数であっ
て、開発要望として発せられる単語が入出力画面に係る
場合の「T0」及び該「T0」上の単語が入出力ファイル
に係る場合の「T1」を含むシナリオ関数をプログラミ
ング化する手段と、前記第1のプログラムを前記開発要
望中に含まれる単語の背後にある意図(“A”)が、
該単語として客体化(objectify)される直前の存在
(“A”)及びかかる“A”が時間的要素を内包さ
せて人間に認識される状態の存在(“object”)に至る
摂理上で同期を志向して自問自答を繰り返す手段と、属
人的な意図を内包した等価単語を「K単語」とし、開発
要望の表明の局面のK単語を特に「K0i単語」とし、
K単語のうち「具象の経路」にかかわるK単語を「K0
o単語」とし、「記憶の経路」にかかわるK単語につい
ては、「記憶する」側のK単語を「K1o単語」、「記
憶の覚睡」側を「K1i単語」と分類した上で、かかる
それぞれのK単語を前記プログラミング化されたシナリ
オ関数中に反映させる手段とを具備する。
【0021】本発明では、シナリオ関数中でK単語を細
分化し、各基底論理中により的確に反映せしめた(具体
的には、基底論理の構成、シナリオ関数の要素に一部変
更を加えた)ので、ソフトウェアの開発要件から内部論
理(K単語を無視した要件)を消去することができる。
【0022】このようにソフトウェアの開発要件から内
部論理(K単語を無視した要件)を消去することによ
り、これまでのシナリオ関数T0及びシナリオ関数T1に
基づいてソフトウェアを決定するに当たってその非同期
事象を吸収する論理の追加が不要となり、ソフトウェア
開発・保守にあたりより一層の効率化が実現される。
【0023】
【発明の概要】本発明の基本となる考え方は、Lyee
と呼ばれる開発方法論であり、これについては、PCT
/JP96/03183(米国特許第6138268
号)、PCT/JP97/01492(日本特許第31
33343号)、PCT/JP99/01394、PC
T/JP00/04008、特願平11−321788
号、特願平12−160887号及び、特願平12−3
58405号で開示されているものである。
【0024】Lyeeと呼ぶ開発方法論においては、開
発要望者が開発要望を説明するために客体化(objectif
y)した単語(以降、本明細書では“object”と表現する
場合がある)に対して該単語として客体化(objectify)
される直前の存在、即ち、開発要望者自身が与えた意味
(以降、本明細書では“A” と表現する場合があ
る)を、開発要望者に依存しない単語自身が客体化(obj
ectify)して欲しいとする意図(以降、本明細書では
「有意性」とも呼ぶ。“A” と表現する場合があ
る)との関係で決定する開発要望者の内面の思考作用を
関数で表せる法則を確立している。この関数をシナリオ
関数と呼ぶ。
【0025】図1はこの関係を説明するための概念ブロ
ック図である。
【0026】同図に示すように、このシナリオ関数の有
する法則をプログラミング言語で表せば、それは開発要
望を完璧に満たす情報処理システムのソフトウェアとな
る。
【0027】結局、情報処理システムとは、開発要望者
が意図するところを開発要望として表明するに至る思考
作用並びに言動による表明という生命現象を処理装置上
で再現する仕組みであるととらえることができる。この
とき、ソフトウェアとはその思考作用並びに言動による
表明作用の持つ法則をプログラミング言語で表したもの
ということができ、その法則がシナリオ関数なのであ
る。
【0028】このシナリオ関数は次式で表される。 T0=Φ0(+{Φp{ ,L2(R,i),P2(R,G),L3(S,i),P2(rt,j)}}R +{Φp{Y3(R,i),R3(B,i),L3(R,i),L3(S,i),P3(rt,j),T1}} +{Φp{Y4(S,i),L4(S,i),P4(S,P),P4(s,j),P4(rt,j)}}S ) T1 = Φ1(+{Φp{ ,L2(r,i),P2(r,G),L3(w,i),P2(rt,j)}} +{Φp{Y3(r,i),R3(b,i),L3(r,i),L3(w,i),P3(rt,j)}} +{Φp{Y3(w,i),L4(w,j),P4(w,P),P4(s,j),P4(rt,j)}} ) このシナリオ関数をソフトウェアに適用した場合、「T
0」は識別子iにて指標される単語が属する媒体が識別
子R(Receive)にて指標される入力画面、及び識別子S
(Send)にて指標される出力画面である場合のシナリオ関
数であり、「T1」は「T0」にかかる識別子iにて指
標される単語の(後述する)有意性決定を補助するとこ
ろの識別子が同じiにて指標される単語が所属する媒体
が識別子r(read)/にて指標される入力ファイル、及び
識別子w(write)にて指標される出力ファイルあるいは帳
票である場合のシナリオ関数である。
【0029】上記の説明から、シナリオ関数は、人の思
考作用並びにその作用の結果を言動として表明する生命
作用の持つ法則と見なすことができる。さらに考察すれ
ば、その法則をプログラミング言語で表したプログラム
を搭載した情報処理システムは、開発要望者が意図する
ところを開発要望として表明するに至る思考作用並びに
その作用の結果を言動として表明する生命作用を処理装
置上で再現する仕組みと見なすことができる。
【0030】図2は、シナリオ関数の持つ法則をプログ
ラミング言語で表したプログラムを搭載した情報処理シ
ステムが同期式生産装置であって同時に同期式処理装置
であることを説明するための概念図である。
【0031】同図に示すところはつまり、そのような情
報処理システムの利用に際しても人の思考作用が働き、
その作用の結果を言動として表明する生命作用が情報処
理システムを利用するという現象である。
【0032】更にその利用という作用は直前の現象(開
発要望の一言であり、画面を介した画面表示)を成立さ
せていた意図との同期志向がもたらしたものであり、そ
の同期志向は臨界状態で成立しているということにな
る。
【0033】従って、情報処理システムとは開発要望の
意図を自問自答で確認し続けたい手段であったというこ
とができる。そのような開発要望者自身による自問自答
という前提を満たすには開発要望者以外の介入が皆無で
なければならない。
【0034】上図において、要望者以外の介入なし(当
事者とその当事者を代行するシナリオ関数を搭載したシ
ステム)という場合、Lyeeならばそのシナリオ関数
をプログラムとして実現することが可能である。
【0035】さて、シナリオ関数の右辺は、その識別子
iにて指標される単語の意味になる何か(単語自身の意
図(A))となるところの「有意性」と呼ぶ性質を帯
びることになるデータコードを、その媒体上の当該単語
の識別子iにて指標されるデータ・フィールドに客体化
(objectify)するプログラムである。
【0036】そのシナリオ関数の右辺のうち、「Φ0
(+{}R+{}+{}S)」並びに「Φ1(+{}+{}+{})」をパレット
連鎖関数と呼び、その構造法則をプログラミング言語で
記述すれば別のプログラムとなる。
【0037】「Φp{,,,}」はパレット関数と呼び、そ
の構造法則をプログラミング言語で記述すればまた別の
プログラムとなる。
【0038】「Yn()」,「Rn()」,「Ln()」,「L
n()」,「Pn()」は総称して基底論理と呼び、その構造
法則をプログラミング言語で記述すればさらに別のプロ
グラムとなる。
【0039】その内、「Yn()」は位相要素、「Rn()」
はR型位相要素、「Ln()」のうち、「L3(R,i)」、
「L3(r,i)」を位相要素型論理要素;「L2(R,i)」、
「L2(r,i)」、「L3(S,i)」、「L3(w,i)」、「L4(S,
i)」、「L4(w,i)」は論理要素、「Pn()」は総称して
作用要素、その内、「P2(,G)」,「P4(,P)」を指令要
素、「Pn(rt,j)」を経路要素、「Pn(s,j)」を構造要
素とそれぞれ呼ぶ。
【0040】ところで、単語とはソフトウェアの開発要
望として開発要望者が自然言語で発した意味を有するこ
とになる情報の最小の単位となるものに相当する。開発
要望者が発したこの単語を本発明では正規単語と呼び、
後述するK単語及び境界単語と区別する。なお、K単語
とは正規単語を成立させるために開発要望者並びに開発
技術者が属人的経験と知識(Knowledge)を基にして説
明する単語である。また、境界単語とはシナリオ関数T
0とシナリオ関数T1との間を連結する単語であってR
型位相要素の実現単位である。
【0041】一方、シナリオ関数とは開発要望者がソフ
トウェアの開発要望としてその単語をその単語として発
言しようと心のなかで決めた意図(つまり、これこそが
単語に対して属人的に付与する意味なのであるが)をそ
の正規単語自身のみを変数として求める関数でもある。
【0042】即ち、y=f(x)で表す関数の場合、独
立変数はxであるように、シナリオ関数の場合の独立変
数は単語i、より一層厳密に規定すれば単語に係る識別
子iである(以下、便宜上「シナリオ関数の場合の変数
は単語iである」といういい方もする)。即ち、 T0 =Φ0(+{Φp{Ln(単語i),,,}})) は y=f(単語i) と同義である。
【0043】このとき、開発要望者がソフトウェアの開
発要望を正規単語の部分集合の文章として客体化(objec
tify)した「局面」を、情報処理システムの場合は「画
面」など人が5感で直接的に認識できる媒体とみなした
のである。従ってかかる「局面」は、必ずしもいわゆる
「画面」だけに限定されるものではなく人が5感で認識
できる媒体一般を指す名称である。
【0044】そのような媒体を識別する識別子R、S、
r、wを定義体識別子と呼び、また、それらの媒体上にペ
ースト(貼り付け)された単語を識別する識別子iを単
語識別子と呼び、(後述する)作用要素の場合について
はその作用要素を識別する識別子G、P、jを作用子と呼
ぶ。
【0045】このシナリオ関数におけるパレット連鎖関
数の「Φ0(+{}R +{ +{}S )」並びに「Φ1(+{}+{ +
{}) 」において、‘(’は定義体からのデータのGE
T機能(受信機能やREAD機能)に対応する記号であ
る。
【0046】一方、‘)’は定義体へのデータのPUT
機能(送信機能やWRITE機能)に対応する記号であ
る。また、‘+’はプログラムの起動機能に対応する記
号である。更に、‘{ }D’は{}内の要素を定義体識別
子Dに属す分だけ集めるという意味であり、集合論で使
用する記号である。具体的にはDで指標されるプログラ
ムを起動の対象に含める、という意味である。
【0047】なお、T1の場合「2」、「4」の添え字
を持つ要素が集められる群、及びT0及びT1の場合の
「3」の添え字を持つ要素が集められる群については
‘{ }D’のDが添字になっていないから、T0並びに
T1としては1本だけのプログラムである。このような
群をパレットと呼び、「2」の添え字を持つ要素が集め
られる群をW02パレット、「3」の添え字を持つ要素
が集められる群をW03パレット及び「4」の添え字を
持つ要素が集められる群をW04パレットと呼ぶ(な
お、この3種類のパレットを単語に与える「座標」とも
呼ぶ)。また、一対のW04パレット、W02パレッ
ト、W03パレットを「基本構造」と呼び、これらの関
係を図式化したものを「処理経路図」と呼ぶ。
【0048】またシナリオ関数におけるパレット関数の
「Φp{,,,}」において、‘{ }’も{}内の同じ数字の
添え字を有する要素即ち基底論理を集めるという意味で
あり、集合論で使用する記号である。その集める範囲は
《L(第1の変数、第2の変数)》で表される各基底論
理の第1の変数(定義対識別子)に対応する定義体に属
し、かつ、第2の変数(単語識別子)に対応する単語ご
とのプログラム分である。この集めるということを、引
数を有しない(即ち、起動順序の条件を有しない、つま
り、依存関係がなく独立的である)CALL命令やPE
RFORM命令あるいはコンパイル単位に括ることで代
替させてもよい。
【0049】ここで「意味」とは、その単語で識別され
るデータ・フィールドに具象化されたデータコード(有
意性)を見た個々人の心(マインド)に湧出した何か
(言表不可能なもの)であると考える。そして、その
「何か」である意味とは、人の心で知覚され、その知覚
を契機として人(生命体)が生命の続く限りそれに対し
て反応(言動などの生命現象)を起こす要因に相当する
事柄と考える。
【0050】図1に示しているように、心(マインド)
に湧出した何かが客体化した単語(object)は思考作用
から不可逆性を以って具象化されるというのがLyee
の理論である。そして、ソフトウェアの開発要望である
言葉の発言もこのような現象の1つに他ならない。とこ
ろで、その言葉(単語)を発言できたということは、ユ
ーザはその単語を記憶していたからに他ならない。人の
記憶をコンピュータに代替させる手段がファイルである
から、開発要望の表明のための単語の発言に至る生命体
の内面に潜在する思考作用の論理とその論理をプログラ
ムとするシナリオ関数[シナリオ関数T0とシナリオ関
数T1]の要素との関係を処理経路図で説明すれば図3
のとおりとなる。
【0051】即ち同図において、 [動機]→[T1W02(記憶されている[A-]を思い出す<Get---P2(r,G)>)]→* * →[T1W03([A-]と[A+]との同期を成立させる)]→* * →[T0W03([A+]と同期した[A-]の導出)]→[T0W04([A-]の客体化)] →* * →[Φ0(客体化する([A-]を開発要望の単語で発言[Object]<画面表示>)] という流れとなる。
【0052】図3に示す流れは不可逆という摂理に適っ
ていることになる。なお[動機]の部分については後
に詳述する。
【0053】次に、開発要望を説明する単語が発言<画
面表示>されると、当人並びに他人である人はその客体
化(objectify)された単語の意味をその人なりに心(マ
インド)で感知しそれに対して必ず反応(客体化)す
る。それが生命体の生命体たる所以である。それが我々
人類の本能でもあるともいえる。つまり、次の単語の発
言という言動もその反応(客体化)にほかならない。そ
して、その反応は情報処理システムの場合の画面からの
データ入力と処理指示に相当する。
【0054】しかし、先行する単語の客体化(objectif
y)(発言<画面表示>)の時点(t0)と、表明された
単語の意味を感知して反応(次の単語の発言や画面から
のデータ入力及び処理指示)する時点(t1)との間には
時間的ギャップが必然的に介在する。時間的ギャップが
介在しているということは、その間にその人には様々な
事柄の感知と次の単語の発言という反応以外の反応が介
在する可能性を有しており、先行する単語だけの感知で
次の反応が線形的に行われたということにはならない。
【0055】即ち、t0とt1とは物理的にも論理的にも
「非同期」である。換言すれば、「“t0での感知”が
‘あれそれ’である」というのが本来の命題であるとこ
ろ、(その後様々な事柄の感知が介在したために)その
人は自身の属人的経験と知識に基づた、それゆえ線形的
では決してあり得ない判断で、「‘これそれ’と“t1
で感知”」し、t0とt1とは等しくないために‘あれそ
れ’と‘これそれ’との間で乖離が発生するということ
になる。このような関係を本発明では「機能的」とか
「論理的」とか「非同期的」とも呼ぶ。
【0056】翻って考察すれば、人類の本能的論述方法
であるところの三段論法(syllogism)はこのような範
疇に含まれる論法ということができる。すなわち、大前
提が「A=B」で小前提が「B=C」ならばその結論は
「C=A」である、とするのが三段論法(syllogism)
であるが、大前提を仮定した時点と小前提を仮定した時
点との間は非同期であって線形的では決してあり得ない
のであるから、その前提から線形的に結論が導かれるこ
とは決してあり得ないことになる。
【0057】さて、次の単語の発言とかデータ入力及び
処理指示というt1時点での反応は一体何を目的とした
言動なのであろうか?その答えは「それ以前に発言<画
面表示>された単語に対しその単語自身の意図
(“A”。それはLyee理論における意識空間に潜
在しているとする意識連鎖である。)との同期志向」で
あるとするのがLyeeの理論でもある。その同期志向
こそ、“t0時点での感知”が‘あれそれ’であった、
という命題の成立する根拠なのである。その後様々な事
柄の感知はあったとしたら、その感知は、そのような感
知に対する反応をさらに感知した人の属人性をもって、
「t0時点での単語自身の意図“A”と同期しよう」
とする開発要望者自身がその単語に与える属人的意味
(“A”)に相当する。
【0058】しかし、これは本来「不可逆」を摂理とす
る流れ、即ち、(“A” →“A”→“object”)
を「可逆」すること、つまり、(“A”←“A
←“object”)することであるから摂理に反している。
【0059】摂理に反する言動は「偽」という概念に該
当する。「偽」とは相互に差があり唯一的存在とならな
い、つまり正解ではないという状態でもある。従って、
単語の意味を感知してからの様々な反応(次の単語の発
言や画面からのデータ入力及び処理指示)は人間一人一
人みな異なることが摂理となる。これは、人間一人一人
の経験と記憶している知識の違いに拠って“その後の様
々な事柄の感知”と“感知に対する反応の押さえ方”と
が異なってくるということからも首肯できると考える。
【0060】さてここで、その“A”が摂理に適って
成立するためには、その方法、あるいは方法論がなけれ
ばならない筈である。それが摂理という概念でもある。
Lyee理論の結論からいえば、“A”が摂理に適っ
て成立する契機は新たな論理原子の「申命化」とその
「申命化」の帰結として成立する各種連鎖の再構築の法
則こそが、その摂理であるとしている。
【0061】すなわち、 ・開発要望を説明する一つの単語がt0時点で発言され
る(実は、この発言も1つの論理原子の「申命化」とそ
れ以前までに「申命化」した論理原子との各種連鎖の帰
結であった事柄である)。
【0062】・次に、新たな論理原子の「申命化」が行
われる。
【0063】・申命化の帰結として新たな意識連鎖(新
たな[A+])及び確立連鎖(新たな[A-])がLyee理論
に基づいて成立する。この連鎖は申命化した論理原子の
時間速度と呼ぶ活力が、正規分布の確率密度関数の法則
に従うとの前提から、直前の[A +]とそれに続く[A+]及び
直前の[A-]とそれに続く[A-]の意味の広がりは確率的に
近接したものとして成立することになる。
【0064】・次に、新たな[A-]が新たな[A+]に開示さ
れて新たな[A-]と[A+]が直前の[A+]と直前の[A-]との関
係で同期する。この同期の成立した状態を臨界状態と呼
ぶ。そして、この臨界状態を成立させた単位こそ連続的
な推移を摂理とする時間という概念と、その時間の推移
に沿って連続的に発生する森羅万象という空間の成立に
結びつくとするのがLyeeの理論が説明する「存在の
摂理」である。
【0065】・そして、そのようにしてt1時点までにo
bjectに客体化した森羅万象という事象に対する感知の
積み重ねの連鎖反応が、新たな単語を開発要望者が発言
したいとする属人的な意図に相当する。この臨界状態を
成立させた感知の単位を「K単語」と呼ぶ。なお、この
K単語は開発要望の表明の局面では言動によって具象化
されることは決してないが、そのK単語を成立させる基
本構造はT0の直前に位置づけられる。そこで、この開
発要望の表明の局面のK単語を特に「K0i単語」と呼
ぶ。
【0066】図4は以上の関係を説明するための概念ブ
ロック図である。
【0067】ここで、K0i単語に係る基本構造とT0
の基本構造との関係を図5に示す。
【0068】さて、上記の結果、新たな単語の[A+]が新
たな単語候補である[A-]に連想して、その開発要望者独
自の[A-]が成立する。即ち、 [申命化]→[T0W02(新たな単語候補の[A-]の成立)]→* * →[K0i基本構造により、新たな単語の[A-]と[A+]が直前の[A+]と[A-] との関係で臨界状態に達する] *→[T0W03(新たな単語の[A+]が連想して新たな単語候補である[A-]が成立)]→ という関係である。
【0069】従って、K0i基本構造とT0基本構造は
一体化しているということもできる。このことから、K
0i単語をT0のW03パレットに所属させK0i基本構
造を省略することもできる。次に、・開発要望者独自の
新たな単語の[A-]が成立すると、その新たな単語の[A-]
は言動による具象の前に一旦記憶の経路を辿る。
【0070】* このようなその次の単語の発言に至
るまでの生命体の内面に潜在する思考作用の論理をプロ
グラムとしたシナリオ関数[シナリオ関数T0とシナリ
オ関数T1]の要素を処理経路図で表せば、図6のとお
りとなる。
【0071】同図において、 [申命化]→[T0W02(新たな単語候補の[A-]の成立)]→* *→[K0基本構造により、新たな単語の[A-]と[A+]が直前の[A+]と[A-] との関係で臨界状態に達する] →* *→[T0W03(新たな単語の[A+]が連想して新たな単語k[A-]が成立)] →* *→([A-]の記憶経路へ)→* *→[T1W03(新たな単語の記憶[A-]の成立)]→* *→[T1W04(新たな単語の記憶[A-]の記憶<Put---P4(w,P)>)]→* *→([A-]の具象経路へ)→[T0W03] →[T0W04([A-]の客体化)(10)]→* →[Φ0(開発要望の次の単語の発言[Object]<画面表示>)(11)] となる。
【0072】なお、実際上は「記憶の経路」並びに「具
象の経路」においても、新たな記憶単語並びに具象単語
の[A-]と[A+]が直前の[A+]と[A-]との関係の臨界状態が
K単語を介して成立し、そのことによって継続性のある
単語の記憶並びに単語の客体化が達成される。このよう
なK単語のうち「具象の経路」にかかわるK単語を「K
0o単語」と呼び、「記憶の経路」にかかわるK単語に
ついては、「記憶する」側のK単語を「K1o単語」、
「記憶の覚睡」側を「K1i単語」と呼ぶ。
【0073】K単語に係る基本構造とT0の基本構造と
T1のの基本構造との関係を図7に示す。
【0074】このように新たな単語の発言も摂理に適っ
た作用で具象化されているのであるが、われわれ人間の
本能はこの摂理を認識できないので、この摂理に反した
可逆化の発想(つまり、非同期性をいかにも同期してい
るかのごとく繕うように発言すること)で開発要望の補
足説明をしてしまい勝ちとなる。結論的にいえば、三段
論法とはこのような説明の仕方であったのである。
【0075】このようなこのとき、われわれ人間は一人
一人みな他人と異なる経験と知識(Knowledge)を所有
している。これが即ちK0o単語並びにK1o単語であ
る。そのような人間の一人が開発要望者であったり開発
技術者であったりするのである。その非同期事象を起こ
す申命化の帰結であるところの臨界状態の成立が開発要
望を表明する次の単語の決定やその単語の補足説明であ
ったり、開発技術者の調査・分析とその結果に基づく設
計作業ということになる。
【0076】すなわち、人間の本能はそのようにして深
層心理下で次の単語が決定されたにもかかわらず、往々
にして直前(t0時点)に具象化されている単語との関係で
次の単語を(t1時点で)言動化してしまうのである。しか
しながら、シナリオ関数T0及びシナリオ関数T1は原則
として同期の状態(「正解のソフトウェア」といいかえ
てもよい。)を前提としていることから、現実的には、
これまでのシナリオ関数T0及びシナリオ関数T1に基づ
いてソフトウェアを決定するに当たってその非同期事象
を吸収する論理の追加が必要になっていた。例えば、取
引額という単語の有意性についてそれを求める計算方法
が、或る顧客に対しては[単価 ×個数]であるが、他
の顧客に対しては[(単価 × 個数) + 割引率]
にするというような場合である。これは本来別々の「取
引額」という単語であったものであるにも拘らず、先行
した単語(割引率を必要としない「取引額」という単
語)をその人の知識との関係で同じ単語(割引率を必要
とする「取引額」という単語)として使ってしまったの
である。このような場合、これまでのシナリオ関数T0
及びシナリオ関数T1(PCT/JP00/04008)においては、
等価単語なる概念を適用することによって図8に示すW
03論理要素で対処した。
【0077】すなわち、「取引額」という単語に対して
異なる計算式ごとのW03論理要素を複数個設け、それ
ぞれの自己生成部分にそれぞれの計算式を定義し、異な
る計算式ごとのW03論理要素における判断箱の三番目
に位置する正統判定の判断箱において、その計算式を実
行してもよい顧客区分(始点単語)であるか否かを検査
するようにしていた。しかし、この端点単語の正統性を
始点単語の条件で検査するということは、前述の「直前
(t0時点)に具象化されている単語との関係で正統化して
次の単語を(t1時点で)言動化すること」と同義である。
即ち、K単語を無視したことになり摂理に反する。その
結果、経路要素の実行判定部分でも次のW04パレット
に遷移する条件中に入るべきK単語を無視してしまうの
で、顧客区分(始点単語)の要件を重複して実現しまい
勝ちになる。
【0078】本出願はソフトウェアの開発要件から内部
論理(K単語を無視した要件)を消去し、ソフトウェア
開発のより一層の効率化を実現することを目的として既
出願であるPCT/JP00/04008等から改善を図ったものであ
る。これを「同期式インプリメンテーション方法」と呼
ぶ。
【0079】以下に、「同期式インプリメンテーション
方法」に伴う既出願(PCT/JP00/04008等)からの新規改
善方法を説明する。
【0080】先ず、W04パレットからW04位相要素
を廃止する。そして、W04パレットには当該定義体に
属する出力属性の単語及び始点として使う他の定義体に
属する単語に対応したW04論理要素を実装する(但
し、画面に属す単語の場合は入力属性であってもW04
論理要素を実装する)。また、等価単語の場合、既出願
(PCT/JP00/04008等)ではW03パレットに等価単語ご
とのW03論理要素を設けたが「同期式インプリメンテ
ーション方法」では等価単語ごとの論理要素をW04パ
レットに設ける。
【0081】そのW04論理要素の論理構造も図9に示
すとおりに変更する。
【0082】なお、自己生成式の右辺(始点単語)は、 ・入力属性の場合、W03パレットの自単語 ・出力属性の場合、W04パレットの単語 とする。
【0083】次に、W02パレットはこれまでどおり、
属性を検査する役割のW02論理要素を当該定義体に属
する入力属性の単語ごとに実装する。なお、入力属性の
単語には等価単語という概念は発生しない。そのW02
論理要素の論理構造も図10に示すとおりに変更する。
【0084】最後に、W03パレットからW03位相要
素を廃止する。代わりにW04パレットには当該定義体
に属する入力属性の単語ごとのW03位相要素型論理要
素を、出力属性の単語ごとにW03論理要素を実装す
る。そして、入力属性の単語ごとのW03位相要素型論
理要素ではW02論理要素において属性検査の結果に応
じた当該単語にかかる入力データの入力値編集を行い、
出力属性の単語ごとのW03論理要素では自己生成に代
わって自己生成の成立条件を検査し、その検査結果に対
応した等価単語の等価区分の決定を行う。
【0085】W03位相要素型論理要素の論理構造は図
11に示すとおりとし、またW03論理要素の論理構造
を図12に示すとおりとする。
【0086】次に、このように変更した理由をK単語と
の関係で説明する。既出願(PCT/JP00/04008等)では、
本来は顕在化すべきK単語を顕在化させないで同期構造
を成立させていた。すなわち、本来「存在の摂理」では
あり得ない位相要素を人工的な空間モデルによって準備
することにより同期が崩れないようにしたものである。
つまり、各パレット上ではすべての単語の有意性を同期
的に成立させ、位相要素は必ずその同期している直前の
パレット上の自己の単語識別子で指標されるデータフィ
ールドから当該パレット上の自己の単語識別子で指標さ
れるデータフィールドのデータを生成することによって
K単語を回避したのである。
【0087】従って、論理要素においても当該パレット
上ですべての単語の有意性を同期させる必要があり、一
つの論理要素の中で自己生成とその自己生成の正統性を
満たすように構造化したのである。しかしながら、既出
願(PCT/JP00/04008等)で説明しているとおり「存在の
摂理」において事象連鎖(W03位相要素型論理要素)
は意識空間から連想した意識連鎖を受容し、その事象連
鎖の***・正規化により等価連鎖(W03論理要素)が
成立し、その等価連鎖と等価連鎖との群化により新たな
等価連鎖(W04論理要素)が成立するというものであ
った。この***の作用こそ、本出願におけるW03論理
要素(図12)に対応するのである。
【0088】そして、***から群化の間にK単語が介在
するとして、それを司る作用を実は経路要素として対応
づけたのである。その結果、K単語に相当するものは経
路要素の実行条件にのみ顕在化させることができるので
ある。すなわち、先の事例の場合、顧客区分なるK単語
の条件はW03論理要素(図12)の自己生成条件では
なく経路要素の実行条件にのみ顕在化することによって
臨界状態を成立させることができ、これによって内部論
理を論理要素から消去できるのである。
【0089】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。例えば、図13に示すような
二つの画面を使って取引額を計算するソフトウェアの場
合の「同期式インプリメンテーション方法」を説明す
る。
【0090】このシステムの使い方は次のとおりとす
る。画面Aにおいて利用者は「単価」、「個数」及び
「顧客区分」を見出しとするデータフィ−ルドにデータ
を入力して「実行」キーを押下できる。そして、「顧客
区分=1」の場合、「取引額=単価×個数」の計算を実
行してその計算結果を「取引額」を見出しとするデータ
フィ−ルドに出力する。一方、「顧客区分=2」の場
合、画面Bに遷移し、「割引率」の入力を督促する。
【0091】画面Bにおいて利用者は「割引率」を見出
しとするデータフィ−ルドにデータを入力して「実行」
キーを押下できる。その後「取引額=(単価×個数)×
(1−割引率)」の計算を実行して画面Aに遷移し、そ
の計算結果を「取引額」を見出しとするデータフィ−ル
ドに出力する。
【0092】画面Bにおいて「取消」キーが押下された
場合は「割引率」を見出しとするデータフィ−ルドに入
力したデータを消去できる。画面Bにおいて「戻り」キ
ーが押下された場合は「割引率」を無視する。以上の要
件を纏めた内容を図14に示す。
【0093】図13及び図14の事例を処理経路図で表
せば図15のとおりとなる。
【0094】次に、「同期式インプリメンテーション方
法」で実現される各プログラムについて説明する。
【0095】図16は、パレット連鎖関数とパレット関
数と基底論理との関係を説明するためのフローチャート
である。
【0096】図15に示すとおり、システムが起動され
ると先ず画面AのW04パレットが作動する。それは図
16においてパレット連鎖関数の「当該W04パレット
起動」によって行われる。
【0097】画面AのW04パレットは、シナリオ関数
では次のとおりに表されている。
【0098】Φp{Y4(S,i),L4(S,i),P2(S,P),P4(s,
j),P4(rt,j)} このうち、W04位相要素(Y4(S,i))は「同期式イン
プリメンテーション方法」では不要である。結果とし
て、画面A(S)に属す単語(i)ごとのW04論理要素(L
4(S,i))が実装される。即ち、「単価」、「個数」、
「顧客区分」、「取引額」及び「実行」なる見出しの単
語である。なお、「取引額」についての要件は、計算式
が2種類とされているので等価単語となり、計算式ごと
のW04論理要素を実装する。
【0099】更に、指令要素(P2(S,P))と構造要素(P4
(s,j))と経路要素(P4(rt,j))とが一つずつ実装され
る。これらの基底論理はシナリオ関数の構成要素である
パレット関数(Φp{})が図16の「全基底論理の起
動」の機能によって作動順序不問の条件で起動される。
起動された基底論理を「取引額」なる単語を事例とし
て、図9に示す規則でインプリメントされたW04論理
要素のソースプログラムを例えばVisual Basicなるプロ
グラミング言語で表せば、「顧客区分=”1”」対応のソ
ースプログラムについては図17に、「顧客区分=”
1”」対応のソースプログラムについては図18にそれ
ぞれ示すとおりとなる。
【0100】これらのプログラムの意味するところは、
次のようになる。
【0101】・「自等価指定区分判定」の部分では、W
03パレットに準備されている取引額なる単語の等価指
定区分を記録するデータフィールドの内容が自己の等価
指定区分でないかを調べ、自己の等価指定区分でない場
合はこのプログラムを終了するという処理である。一
方、自己の等価指定区分の場合は次の「自己生成」の処
理に進む。
【0102】・「自己生成」の部分では、自己の等価指
定区分に対応した演算を実行して、演算結果を作業エリ
アにセットし、次の「空の判定」の処理に進む。
【0103】・「空の判定」の部分では、「自己生成」
の部分で実行した演算結果を記録する作業エリアを調
べ、そこにデータが存在していれば、「生成結果のセッ
ト」と「再起フラグのセット」の処理に進む。一方、演
算結果を記録する作業エリアを調べ、そこにデータが存
在していなければ、「不成立コードのセット」の処理に
進む。
【0104】・「生成結果のセット」と「再起フラグの
セット」の部分では、「自己生成」の部分で実行した演
算結果を記録する作業エリアの内容を自己の単語識別子
で指標されるデータフィールドにセットする。次に、こ
のデータを使用する他の単語のW04論理要素が既に作
動済みであればその「自己生成」が不成立で終わってい
るので、それを成立させるための再起動を指示する「再
起フラグのセット」を行う。この結果、総てのW04論
理要素の終了後パレット関数が作動し、この「再起フラ
グ」の内容を調べ、「再起フラグ」がセットされていれ
ば「再起フラグ」をリセットした後総てのW04論理要
素を起動する。このような仕組みにより、自己の単語の
データを生成できる条件のW04論理要素は自律的に自
己の単語のデータを生成でき、自己の単語のデータを生
成できない条件のW04論理要素は自律的に次の「不成
立コードのセット」の部分でその旨の報告メッセージが
作成される。
【0105】・「不成立コードのセット」の部分では、
出力属性の単語の場合は当該単語に対応するW03論理
要素で不成立であったかを調べ、不成立であった場合に
はその旨の報告メッセージを作成する。
【0106】以上の仕組みを有するW04パレットをイ
ンプリメンテーション(実現)するに必要な開発要件
は、開発要望として表明された単語自身とその単語が属
する画面とその自己の単語のデータを生成する演算式だ
けであり、処理手順などの内部論理は所与であるからイ
ンプリメンテーション要件から消去される。
【0107】また、W04パレットに実装することにな
る指令要素(P2(S,P))と構造要素(P4(s,j))と経路要素
(P4(rt,j))についても、その論理は所与であるから
インプリメンテーション要件から消去される。
【0108】次に画面AのW02パレットは、シナリオ
関数では次のとおりに表されている。
【0109】Φp{L2(R,i),P2(R,G),P2(rt,j)} 従って、画面A(R)に対応したW02パレットには画面
A(R)に属す単語(i)のうち入力属性を有する単語ごとの
W02論理要素(L2(R,i))が実装される。即ち、「単
価」、「個数」、「顧客区分」、「取引額」及び「実
行」なる見出しの単語のうち例えば出力属性とする「取
引額」なる見出しの単語のW02論理要素は実装されな
い。また更に、指令要素(P2(R,G))と経路要素(P4(r
t,j))とについてはそれぞれが一つずつ実装される。
【0110】この「単価」なる単語を事例として、図1
0の規則でインプリメントされたW02論理要素のソー
スプログラムを例えばVisual Basicなるプログラミング
言語で表せば図19に示すとおりとなる。
【0111】これらのプログラムの意味するところは次
のようになる。
【0112】・「空の判定」の部分では、W02パレッ
トに準備されている単価なる単語の受信データを記録す
るデータフィールドにデータがないかどうかを調べ、デ
ータがある場合はこのプログラムを終了する。一方、デ
ータがない場合は、次の「受信データの取込み及び属性
検査」の処理に進む。
【0113】・「受信データの取込み及び属性検査」の
部分では、指令要素(P2(R,G))によってバッファに受信
されている画面データを作業エリアにセットし、そのデ
ータの属性を検証する。この属性はW04論理要素の
「自己生成」部分で実行する自己の単語のデータを生成
する方法から機械的に決定できる。即ち、計算によって
自己の単語のデータを生成する場合の始点の単語である
場合は「数字」でなければならない、というのが自然法
則なのであるから、その属性は必然的に「数字」として
決定される。つまり、属性の要件を開発要望者から求め
る必要がなくなるのである。これも開発要望者自身の
「内部論理」の消去に該当する。
【0114】以降の処理は当該分野の技術者にとっては
自明であるので説明を省略する。
【0115】次に、T0のW03パレットは、シナリオ
関数では次のとおりに表されている。
【0116】Φp{Y3(R,i),R3(B,i),L3(R,i),L3(S,
i),P3(rt,j),T1} このW03パレットにおいて、「同期式インプリメンテ
ーション方法」の場合W03位相要素が廃止される。そ
して入力属性の単語ごとのW03位相要素型論理要素
(L3(R,i))では図11に示すとおり、W02論理要素
において属性検査の結果に応じた当該単語にかかる入力
データの編集を行う。また、出力属性の単語ごとにW0
3論理要素(L3(S,i))では図12に示すとおり自己生
成に代わって自己生成成立条件検査と等価単語の等価区
分の決定を行う。従って、画面A(R)に対応したT0の
W03パレットには、画面Aに属す単語(i)のうち入力
属性を有する単語ごとのW03位相要素型論理要素(L
3(R,i))及び出力属性を有する単語ごとのW03論理要
素がこの事例の場合は実装される。
【0117】なお、R型位相要素R3(B,i)はT0の基本
構造とT1の基本構造とで実現される適用業務或いは適
用機能の場合、T0の基本構造とT1の基本構造との間
を連結する境界単語(T0のW03パレットにはT1に
属す正規単語が境界単語になる。また、T1のW03パ
レットにはそのT1に関係するT0に属す正規単語が境
界単語になる。)ごとに実装される。更に、経路要素
(P4(rt,j))が一つ実装される。
【0118】入力属性を有する「単価」なる単語を事例
として、図11の規則でインプリメントされたW03位
相要素型論理要素(L3(R,i))のソースプログラムを例
えばVisual Basicなるプログラミング言語で表せば図2
0に示すとおりとなる。
【0119】これらのプログラムの意味するところは次
のようになる。
【0120】・「空の判定」の部分では、W03パレッ
トに準備されている単価なる単語のデータを記録するデ
ータフィールドにデータがないかどうかを調べ、データ
がある場合はこのプログラムを終了する。一方、データ
がない場合は次の「W02不成立の検証と対応する編
集」の処理に進む。
【0121】・「W02不成立の検証と対応する編集」
の部分では、W02論理要素でのデータ属性の検証結果
を検証する。属性が真の場合には当該単語の受信データ
をW03パレットに準備されている当該単価なる単語の
データを記録するデータフィールドにセットし、属性が
偽の場合には例えば当該「単価」なる単語のデータを記
録するデータフィールドにNULLをセットして次の
「成立の判定」の処理に進む。
【0122】以降の処理は当該分野の技術者にとっては
自明であるので説明を省略する。
【0123】以上の仕組みを有するW03位相要素型論
理要素をインプリメンテーションするに必要な開発要件
は、開発要望として表明された単語自身とその単語が属
する画面のみであり、処理手順などの内部論理は所与で
あるからインプリメンテーション要件から消去されるこ
とになる。
【0124】出力属性を有する「取引額」なる単語を事
例として、図12の規則でインプリメントされたW03
論理要素(L3(S,i))のソースプログラムを内部論理を
消去せずに例えばVisual Basicなるプログラミング言語
で表せば図21に示すとおりとなる。
【0125】これらのプログラムの意味するところは、
次のようになる。
【0126】・「空の判定」の部分では、W03パレッ
トに準備されている「取引額」なる単語の等価区分コー
ドを記録するデータフィールドにデータがないかどうか
を調べ、データコードがある場合はこのプログラムを終
了するという処理である。一方、データコードがない場
合は次の「自己生成条件検証」の処理に進む。
【0127】・「自己生成条件検証」の部分では、当該
単語の自己生成計算式ごとに実装されるW04論理要素
のいずれを実行すべきかの条件を検証する。その条件は
シナリオ関数の法則である始点単語にかかるデータの有
無及び開発要望者の指定した要件(顧客区分)の充足/
非充足である。その結果に応じて等価区分を作業エリア
にセットする。その後、次の「成立の判定」の処理に進
む。
【0128】以降の処理は当該分野の技術者にとっては
自明であるので説明を省略する。
【0129】次に、経路要素(P3(rt,j))について考
察する。経路要素に対する要件を整理すれば図22に示
すとおりとなる。
【0130】この条件に基づく経路要素のソースプログ
ラムを例えばVisual Basicなるプログラミング言語で表
せば図23に示すとおりとなる。
【0131】ここで、W03論理要素の自己生成条件検
証と経路要素の実行条件を吟味すると、 If W03.画面A.顧客区分 NOT= “1” 及び If W03.画面
A.顧客区分 NOT= “2” なる命令がW03パレットに重複して現れることが分か
る。
【0132】この重複が必要であるのか無駄であるのか
を吟味すると、まず、顧客区分=1で画面A実行キ−の
場合のパレットの動きは図24に示すとおりとなる。
【0133】すなわち、画面Bの基本構造が動作するこ
とは決してない。このことから画面Bに属する「割引
率」なる単語で指標されるデータフィールドにデータが
存在することも決してない。すると、W03論理要素の
自己生成条件検証は、 If W03.画面B.割引率 = NULL And W03.画面A.単価 NOT= NULL And W03.画面A.個数 NOT = NULL And W03.画面A.顧客区分 = “1” Then WORK3.A.取引額_e = “1” End If If W03.画面B.割引率 NOT= NULL And W03.画面A.単価 NOT= NULL And W03.画面A.個数 NOT = NULL And W03.画面A.顧客区分 = “2” Then WORK3.A.取引額_e = “2” End If となり、ここにおいて、「W03.画面B.割引率 = NULL
」の条件は必ず成立する。
【0134】従って、このW03論理要素の自己生成条
件検証から「W03.A.顧客区分 = “1”」は消去すること
ができる。
【0135】次に、顧客区分=2で画面A実行キ−の場
合のパレットの動きは図25に示すとおりとなる。
【0136】すなわち、画面Bの基本構造が動作しない
ことは決してない。このことから画面Bに属する「割引
率」なる単語で指標されるデータフィールドにデータが
存在することもあり得る。すると、W03論理要素の自
己生成条件検証は、 If W03.B.割引率 = NULL And W03.A.単価 NOT= NULL And W03.A.個数 NOT = NULL And W03.A.顧客区分 = “1” Then WORK3.A.取引額_e = “1” End If If W03.B.割引率 NOT= NULL And W03.A.単価 NOT= NULL And W03.A.個数 NOT = NULL And W03.A.顧客区分 = “2” Then WORK3.A.取引額_e = “2” End If となり、ここにおいては、「W03.B.割引率 = NULL 」
の場合(画面B戻りキー)と、「NOT = NULL」の場合
(画面B実行キー)のケースが生じる。
【0137】「W03.画面A.割引率 = NULL 」(画面B
戻りキー)の場合は、「WORK3.A.取引額_e = “1”」と
なり、W04論理要素での自己生成は顧客区分=”1”と
なる。これでは当初、顧客区分=”2”として一旦画面B
に遷移したのに顧客区分=”1”の計算をしてしまうよう
に見うけられるが、よく吟味すると、画面Bでの戻りキ
ー(即ち、顧客区分=”2”をキャンセル)を経ているこ
とからの帰結であると理解できる。結局、顧客区分=”
1”に変更しない限り決して、画面AのW04パレット
に遷移することはない。即ち、顧客区分=”1”に変更し
ない限り顧客区分=”1”の計算がされることはない。
【0138】結論として、W03論理要素の自己生成条
件検証からユーザ提示の要件(内部ロジック)を消去す
ることができる。
【0139】なお、本事例の場合、割引率がT1に属す
単語の場合、その単語は境界単語としてW03パレット
のR型位相要素として実装し、さらに、画面AW04パ
レットにも入力属性の論理要素として実現する。
【0140】以上により、要件の収集は次の要件だけで
あらゆるソフトを実現することが可能となる。
【0141】・単語の自己生成式 ・画面遷移条件 ・(属性は自己生成式が演算しきか否かで機械的に決定
できる) 以上詳細に説明したように、本実施形態に係る本発明の
ソフトウェアインプリメンテーション方法及び処理かつ
生産装置によれば、シナリオ関数中でK単語を細分化
し、各基底論理中により的確に反映させることが可能と
なる。
【0142】これにより、ソフトウェアの開発要件から
内部論理(K単語を無視した要件)を消去することが可
能となる。従ってLyeeに係るこれまでのシナリオ関
数T0及びシナリオ関数T1に基づいてソフトウェアを決
定するに当たってその非同期事象を吸収する論理の追加
が不要となり、ソフトウェア開発・保守にあたりより一
層の効率化が実現される。
【0143】なお、本発明は、上述した実施形態には限
定されず、本発明の技術思想の範囲内で様々な変形が可
能である。
【0144】例えば、上述した実施形態では、ソフトウ
ェアインプリメンテーション方法及び処理かつ生産装置
として本発明を実現する場合を例にとり説明したが、本
発明を例えばソフトウェアないしはプログラム自体、ソ
フトウェアを記録した記録媒体、ソフトウェアを伝送す
るための伝送媒体、ソフトウェア・プロダクト、あるい
はさらにかかる論理構造を例えばROM化して専用のソ
フトウェアインプリメンテーション装置として実現する
ことも可能である。
【0145】また、上述した実施形態において、プログ
ラムの実現言語は上述した例えばVisualBasi
cに限定されず、例えばC++、COBOL、PL1、
アセンブラ言語等あらゆるプログラミング言語によって
も実現できる。
【0146】さらに、上述した実施形態において、パレ
ット関数、パレット連鎖関数としてのプログラムには、
上述では触れなかったが、例えば順序整備による目的ソ
フトウェアの品質の最適化(これを「チューニング」と
呼ぶ。)を施してもよい。これによりソースプログラム
の空間圧縮が推進される。
【0147】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
シナリオ関数中でK単語を細分化し、各基底論理中によ
り的確に反映せしめた(具体的には、基底論理の構成、
シナリオ関数の要素に一部変更を加え、既存のLyee
技術に的確な改良を施した)ので、ソフトウェアの開発
要件から内部論理(K単語を無視した要件)を消去する
ことができる。
【0148】さらに、このようにソフトウェアの開発要
件から内部論理(K単語を無視した要件)を消去するこ
とにより既存のLyee技術に的確な改良を施したの
で、これまでのシナリオ関数T0及びシナリオ関数T1に
基づいてソフトウェアを決定するに当たってその非同期
事象を吸収する論理の追加が不要となり、ソフトウェア
開発・保守にあたりより一層の効率化が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシナリオ関数を説明するための概
念ブロック図である。
【図2】本発明に係るシナリオ関数の持つ法則をプログ
ラミング言語で表したプログラムを搭載した情報処理シ
ステムが同期式生産装置であって同時に同期式処理装置
であることを説明するための概念図である。
【図3】本発明に係る思考作用の論理とその論理をプロ
グラムとするシナリオ関数の要素との関係を処理経路図
で説明した概念図である。
【図4】本発明に係るK単語を成立させる基本構造を説
明するための概念ブロック図である。
【図5】本発明に係るK0i単語に係る基本構造とT0
の基本構造との関係を説明するための概念図である。
【図6】単語の発言に至るまでの生命体の内面に潜在す
る思考作用の論理をプログラムとしたシナリオ関数の要
素を処理経路図で説明するための概念図である。
【図7】本発明に係るK単語に係る基本構造とT0の基
本構造とT1のの基本構造との関係を説明するための概
念図である。
【図8】本発明に係るW03論理要素の処理の流れ・論
理構造を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明に係るW04論理要素の処理の流れ・論
理構造を説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明に係るW02論理要素の処理の流れ・
論理構造を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明に係るW03位相要素型論理要素の処
理の流れ・論理構造を説明するためのフローチャートで
ある。
【図12】本発明に係るW03論理要素の処理の流れ・
論理構造を説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態に係る、二つの画面を使
って取引額を計算するソフトウェアを開発する場合を説
明するための概念図である。
【図14】本発明の一実施形態に係るソフトウェア開発
についての要件を説明するための概念図である。
【図15】図13及び図14の事例の場合の処理経路図
である。
【図16】本発明の一実施形態に係るパレット連鎖関数
とパレット関数と基底論理との関係を説明するためのフ
ローチャートである。
【図17】本発明の一実施形態に係るソースプログラム
を説明するための図である。
【図18】本発明の一実施形態に係るソースプログラム
を説明するための図である。
【図19】本発明の一実施形態に係るソースプログラム
を説明するための図である。
【図20】本発明の一実施形態に係るソースプログラム
を説明するための図である。
【図21】本発明の一実施形態に係るソースプログラム
を説明するための図である。
【図22】本発明に係る経路要素に対する要件を説明す
るための概念図である。
【図23】本発明の一実施形態に係るソースプログラム
を説明するための図である。
【図24】本発明の一実施形態に係るパレットの動きを
説明するための処理経路図である。
【図25】本発明の一実施形態に係るパレットの動きを
説明するための処理経路図である。
【符号の説明】
1 動機 2 W02パレット 3 W03パレット 4 W03パレット 5 W04パレット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開発要望者が意図するところを開発要望
    として表明するに至る思考作用並びにその作用の結果を
    言動として表明する生命作用をアルゴリズムとして数式
    化したシナリオ関数であって、開発要望として発せられ
    る単語が入出力画面に係る場合の「T0」及び該「T0」
    上の単語が入出力ファイルに係る場合の「T1」を含む
    シナリオ関数をプログラミング化して第1のプログラム
    を得るステップと、 前記第1のプログラムを前記開発要望中に含まれる単語
    の背後にある意図(“A”)が、該単語として客体化
    (objectify)される直前の存在(“A”)及びかかる
    “A”が時間的要素を内包させて人間に認識される状
    態の存在(“object”)に至る摂理上で同期を志向して
    自問自答を繰り返すステップと、 属人的な意図を内包した等価単語を「K単語」とし、開
    発要望の表明の局面のK単語を特に「K0i単語」と
    し、K単語のうち「具象の経路」にかかわるK単語を
    「K0o単語」とし、「記憶の経路」にかかわるK単語
    については、「記憶する」側のK単語を「K1o単
    語」、「記憶の覚睡」側を「K1i単語」と分類した上
    で、かかるそれぞれのK単語を前記基底論理中に反映さ
    せるステップとを具備することを特徴とするソフトウェ
    アの実現((インプリメンテーション)方法。
  2. 【請求項2】 生産するソフトウェアが作動するコンピ
    ュータと人間とを介在するメディアに属する有意性の単
    位ごとに前記ソフトウェアの機能に関わらずに有意性を
    現実化する所与の普遍的構造を有しかかる構造に前記メ
    ディアに係る識別子が埋め込まれるべき第1の未定義部
    分及び該メディア上に存在する有意性獲得主体に係る識
    別子が埋め込まれるべき第2の未定義部分が含まれる第
    1の基軸プログラム(基底論理)と、 前記ソフトウェアの機能に関わらずに前記第1の基軸プ
    ログラムを複数の領域に展開する所与の普遍的な構造を
    有しかかる構造には前記第1及び第2の未定義部分が含
    まれる第2の基軸プログラム(パレット関数)と、 前記ソフトウェアの機能に関わらずに前記第1の基軸プ
    ログラム及び第2の基軸プログラムを前記有意性の単位
    及び前記メディアの分同期的に有意性が成立するように
    連鎖させる所与の普遍的な構造を有しかかる構造には前
    記第1及び第2の未定義部分が含まれる第3の基軸プロ
    グラム(パレット連鎖関数)との前記第1及び第2の未
    定義部分に前記ソフトウェアに係る開発要望からわり出
    したメディアに係る識別子及び該メディアに属する有意
    性獲得主体に係る識別子を代入することによりソフトウ
    ェアを一義的に決定することを特徴とするソフトウェア
    実現(インプリメンテーション)方法において、 前記第1、第2及び第3の基軸プログラムの構造は、デ
    ータコードから該データコードに化体している唯一的な
    有意性を導出するメカニズムを関数表現したシナリオ関
    数により特定され、 前記メカニズムは、深層心理下にある意識空間にて成立
    している有意性が確立空間、事象空間及び等価空間にて
    完全線形モデルとして唯一的に引き継がれ、この引き継
    がれた有意性が自然空間において群化したものと他の群
    化したものとの差が意味として認識され、 前記シナリオ関数は、沿え字2は前記確立空間をコンピ
    ュータ上で模したW02パレットに係ることを、沿え字
    3は前記事象空間をコンピュータ上で模したW03パレ
    ットに係ることを、沿え字4は前記等価空間をコンピュ
    ータ上で模したW04パレットに係ることをそれぞれ表
    し、「Yn()」,「Rn()」,「Ln()」,「Ln()」,「P
    n()」は総称して基底論理とし、「Φp{,,,}」は
    {と}とで囲まれる要素である基底論理を当該システム
    の分総てを順序性不問の条件で集合させるパレット関数
    であることを表し、kは前記メディアの識別子を、iは
    有意性の成立する単位とみなす単語の識別子を、「Φ0
    (+{}R+{}+{}S)」並びに「Φ1(+{}+{}+{})」は確立空
    間、事象空間、等価空間を経て有意性が完全線形モデル
    的に導出されるプロセスとして()内の要素であるパレ
    ットをつなぐパレット連鎖関数であることを表し、「T
    0」は識別子iにて指標される単語が属する媒体が識別
    子R(Receive)にて指標される入力画面、及び識別子S
    (Send)にて指標される出力画面である場合のシナリオ関
    数であり、「T1」は「T0」にかかる識別子iにて指
    標される単語の(後述する)有意性決定を補助するとこ
    ろの識別子が同じiにて指標される単語が所属する媒体
    が識別子r(read)/にて指標される入力ファイル、及び
    識別子w(write)にて指標される出力ファイルあるいは帳
    票である場合のシナリオ関数であることを表し、さら
    に、「Yn()」は位相要素、「Rn()」はR型位相要素、
    「L3(R,i)」及び「L3(r,i)」を位相要素型論理要素、
    「L2(R,i)」;「L2(r,i)」;「L3(S,i)」;「L3(w,
    i)」;「L4(S,i)」;「L4(w,i)」は論理要素、「P
    2(,G)」及び「P4(,P)」を指令要素に係る作用要素、
    「Pn(rt,j)」を経路要素に係る作用要素、「Pn(s,
    j)」を構造要素に係る作用要素とそれぞれした場合、 T0=Φ0(+{Φp{ ,L2(R,i),P2(R,G),L3(S,i),P2(rt,j)}}R +{Φp{Y3(R,i),R3(B,i),L3(R,i),L3(S,i),P3(rt,j),T1}} +{Φp{Y4(S,i),L4(S,i),P2(S,P),P4(s,j),P4(rt,j)}}S ) T1 = Φ1(+{Φp{ ,L2(r,i),P2(r,G),L3(w,i),P2(rt,j)}} +{Φp{Y3(r,i),R3(b,i),L3(r,i),L3(w,i),P3(rt,j)}} +{Φp{Y3(w,i),L4(w,j),P4(w,P),P4(s,j),P4(rt,j)}} ) で表されることを特徴とするソフトウェア実現(インプ
    リメンテーション)方法。
  3. 【請求項3】 開発要望者が意図するところを開発要望
    として表明するに至る思考作用並びにその作用の結果を
    言動として表明する生命作用をアルゴリズムとして数式
    化したシナリオ関数であって、開発要望として発せられ
    る単語が入出力画面に係る場合の「T0」及び該「T0」
    上の単語が入出力ファイルに係る場合の「T1」を含む
    シナリオ関数をプログラミング化する手段と、前記第1
    のプログラムを前記開発要望中に含まれる単語の背後に
    ある意図(“A”)が、該単語として客体化(objecti
    fy)される直前の存在(“A”)及びかかる“A
    が時間的要素を内包させて人間に認識される状態の存在
    (“object”)に至る摂理上で同期を志向して自問自答
    を繰り返す手段と、属人的な意図を内包した等価単語を
    「K単語」とし、開発要望の表明の局面のK単語を特に
    「K0i単語」とし、K単語のうち「具象の経路」にか
    かわるK単語を「K0o単語」とし、「記憶の経路」に
    かかわるK単語については、「記憶する」側のK単語を
    「K1o単語」、「記憶の覚睡」側を「K1i単語」と分
    類した上で、かかるそれぞれのK単語を前記プログラミ
    ング化されたシナリオ関数中に反映させる手段とを具備
    することを特徴とする処理生産装置。
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Cited By (2)

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