JP2002196759A - 携帯通信端末および携帯通信端末へのデータ入力方法 - Google Patents

携帯通信端末および携帯通信端末へのデータ入力方法

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JP2002196759A JP2000395317A JP2000395317A JP2002196759A JP 2002196759 A JP2002196759 A JP 2002196759A JP 2000395317 A JP2000395317 A JP 2000395317A JP 2000395317 A JP2000395317 A JP 2000395317A JP 2002196759 A JP2002196759 A JP 2002196759A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力したメロディに端末上で簡単に異なる伴
奏を付加したり、入力したメロディに基づいて自動的に
編曲したり、あるいはメロディ自体を自動的に作曲する
ことが可能な携帯通信端末およびその制御方法を提供す
る。 【解決手段】 携帯通信端末の表示器の一部の表示領域
17aに、横長のたすき形状をなし、伴奏生成用データ
として入力可能な、たとえば6種類のデータに対応して
6ブロックに分割された伴奏生成用データ入力領域を表
示し、ユーザは、携帯通信端末に設けられた左/右キー
を操作することで、入力したい項目の領域にカーソルを
合わせ、携帯通信端末に設けられたアップ/ダウンキー
を操作することで、カーソル位置の内容を変更し、その
内容を確定するときには、次のブロックにカーソルを移
動させる。そして、すべての項目に対して、入力内容の
確定を終了したときには、携帯通信端末に設けられたエ
ンターキーを操作することで、各伴奏生成用データを一
括して入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力したメロディ
に付加する伴奏を生成したり、入力したメロディに基づ
いて自動的に編曲したり、あるいはメロディ自体を自動
的に作曲したりすることが可能な携帯通信端末および携
帯通信端末へのデータ入力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】入力したメロディを再生したり、メロデ
ィ自体を作曲したりすることができる携帯通信端末(典
型的には、携帯電話機)は、従来から知られている。
【0003】かかる携帯通信端末では、その端末上で単
音または複音のメロディを入力したり、単音または複音
のメロディをサーバからダウンロードしたりして、内蔵
メモリに記憶させ、この記憶されたメロディを、着信メ
ロディとして再生したり、電子メールへ添付したりして
用いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の携
帯通信端末では、端末上で単音または複音のメロディを
入力するのは、端末全体のサイズをできるだけ小さくし
なければならない関係上、その操作スイッチの数や各操
作スイッチのサイズに制約が課されるために、ユーザに
とっては面倒で根気のいる作業であった。
【0005】また、サーバからダウンロードするように
したものでは、サーバに蓄えられている楽曲のバリエー
ションは一般に限られているため、同じメロディにはほ
ぼ同じ伴奏が付加されており、同じメロディに異なる伴
奏を付加することはできなかった。
【0006】本発明は、この点に着目してなされたもの
であり、入力したメロディに端末上で簡単に異なる伴奏
を付加したり、入力したメロディに基づいて自動的に編
曲したり、あるいはメロディ自体を自動的に作曲するこ
とが可能な携帯通信端末および携帯通信端末へのデータ
入力方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の携帯通信端末は、メロディを入力
するメロディ入力手段と、該入力されたメロディに付加
する伴奏を、複数種類の伴奏生成用データに基づいて生
成する伴奏生成手段と、前記複数種類の伴奏生成用デー
タをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領域を表
示する表示手段と、ユーザが左方向または右方向を指示
するための左/右方向指示手段と、ユーザが上方向また
は下方向を指示するための上/下方向指示手段と、前記
左/右方向指示手段による左方向または右方向の指示に
応じて、前記複数のデータ設定領域のいずれかを選択す
る選択手段と、前記上/下方向指示手段による上方向ま
たは下方向の指示に応じて、前記選択されたデータ設定
領域に表示されるデータ値を変更して設定する設定手段
とを有することを特徴とする。
【0008】ここで、左/右方向指示手段および上/下
方向指示手段は、それぞれ典型的には、左/右方向を指
示する矢印キーおよび上/下方向を指示する矢印キーで
あるが、これに限らず、これら各機能を割り当てた他の
キーであってもよいし、ジョイスティックタイプの操作
子であってもよい。要するに、方向を指示できるもので
あれば、どのようなものであってもよい。データ設定領
域は、各領域が横に連結されたものが望ましいが、横に
連結されたものが複数段重なっているものであってもよ
い。この場合には、段数を指定する手段が必要である
が、たとえばテンキーで指示するようにすればよい。以
上の事情は、請求項が変わっても同様である。
【0009】上記目的を達成するため、請求項2に記載
の携帯通信端末は、メロディを入力するメロディ入力手
段と、該入力されたメロディを、複数種類の編曲用デー
タに基づいて編曲する編曲手段と、前記複数種類の編曲
用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領
域を表示する表示手段と、ユーザが左方向または右方向
を指示するための左/右方向指示手段と、ユーザが上方
向または下方向を指示するための上/下方向指示手段
と、前記左/右方向指示手段による左方向または右方向
の指示に応じて、前記複数のデータ設定領域のいずれか
を選択する選択手段と、前記上/下方向指示手段による
上方向または下方向の指示に応じて、前記選択されたデ
ータ設定領域に表示されるデータ値を変更して設定する
設定手段とを有することを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するため、請求項3に記載
の携帯通信端末は、メロディを入力するメロディ入力手
段と、該入力されたメロディに付加する伴奏を、複数種
類の伴奏生成用データに基づいて生成する伴奏生成手段
と、前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設定す
るための複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、
当該携帯端末を操作するための複数の操作スイッチと、
前記複数種類の伴奏生成用データのそれぞれを前記複数
の操作スイッチのそれぞれに割り当てる割り当て手段
と、ユーザが前記操作スイッチを操作することにより、
前記複数のデータ設定領域中、前記操作された操作スイ
ッチに割り当てられた伴奏生成用データに対応する領域
のデータ値を設定する設定手段とを有することを特徴と
する。
【0011】ここで、操作スイッチは、典型的には、テ
ンキーである。もちろん、これに限られるわけではな
い。複数種類の伴奏生成用データのそれぞれと、複数の
操作スイッチのそれぞれとの割り当ては、たとえば予め
設定されメモリに記憶されている割当テーブルに基づい
て行うようにすればよいが、これに限らず、ユーザが、
端末上で自由に割り当てを行うことができるようにして
もよい。以上の事情は、請求項が変わっても同様であ
る。
【0012】上記目的を達成するため、請求項4に記載
の携帯通信端末は、メロディを入力するメロディ入力手
段と、該入力されたメロディを、複数種類の編曲用デー
タに基づいて編曲する編曲手段と、前記複数種類の編曲
用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領
域を表示する表示手段と、当該携帯端末を操作するため
の複数の操作スイッチと、前記複数種類の編曲用データ
のそれぞれを前記複数の操作スイッチのそれぞれに割り
当てる割り当て手段と、ユーザが前記操作スイッチを操
作することにより、前記複数のデータ設定領域中、前記
操作された操作スイッチに割り当てられた編曲用データ
に対応する領域のデータ値を設定する設定手段とを有す
ることを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、請求項5に記載
の携帯通信端末は、メロディを入力するメロディ入力手
段と、該入力されたメロディに付加する伴奏を、複数種
類の伴奏生成用データに基づいて生成する伴奏生成手段
と、前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設定す
るための複数のデータ設定領域、および、前記複数種類
の伴奏生成用データの各データ値を配列したデータパレ
ットを表示する表示手段と、前記データパレットに配列
された各データ値のいずれかを選択し、該選択されたデ
ータ値を、前記複数のデータ設定領域中、前記選択され
たデータ値の伴奏生成用データに対応する領域に設定す
る設定手段とを有することを特徴とする。
【0014】ここで、設定手段としては、各種態様が考
えられる。たとえば、データパレットに配列された各デ
ータの選択から、この選択されたデータを設定する領域
の選択までをユーザに任せるようにしたもの、データパ
レットに配列された各データの選択のみをユーザに任
せ、データが選択されると、自動的に対応する領域に設
定されるようにしたものなどが考えられる。以上の事情
は、請求項が変わっても同様である。
【0015】上記目的を達成するため、請求項6に記載
の携帯通信端末は、メロディを入力するメロディ入力手
段と、該入力されたメロディを、複数種類の編曲用デー
タに基づいて編曲する編曲手段と、前記複数種類の編曲
用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設定領
域、および、前記複数種類の編曲用データの各データ値
を配列したデータパレットを表示する表示手段と、前記
データパレットに配列された各データ値のいずれかを選
択し、該選択されたデータ値を、前記複数のデータ設定
領域中、前記選択されたデータ値の編曲用データに対応
する領域に設定する設定手段とを有することを特徴とす
る。
【0016】上記目的を達成するため、請求項7に記載
の携帯通信端末は、コード進行を設定するためのコード
進行設定領域であって、設定される複数のコードに対応
して複数のコード設定領域を備えたものを表示する表示
手段と、ユーザが左方向または右方向を指示するための
左/右方向指示手段と、ユーザが上方向または下方向を
指示するための上/下方向指示手段と、前記左/右方向
指示手段による左方向または右方向の指示に応じて、前
記複数のコード設定領域のいずれかを選択する選択手段
と、前記上/下方向指示手段による上方向または下方向
の指示に応じて、前記選択されたコード設定領域に表示
されるコード名を設定する設定手段とを有することを特
徴とする。
【0017】ここで、コード名は、典型的には、「根
音」と「タイプ」で指定する。もちろん、コードを指定
できるものであれば、これに限らない。以上の事情は、
請求項が変わっても同様である。
【0018】上記目的を達成するため、請求項8に記載
の携帯通信端末は、コード進行を設定するためのコード
進行設定領域であって、設定される複数のコードに対応
して複数のコード設定領域を備えたものを表示する表示
手段と、左方向または右方向を指示するための左/右方
向指示スイッチを含む、当該携帯端末を操作するための
複数の操作スイッチと、前記左/右方向指示スイッチに
よる左方向または右方向の指示に応じて、前記複数のコ
ード設定領域のいずれかを選択する選択手段と、前記複
数の操作スイッチのうち、前記左/右方向指示スイッチ
を除いた所定の操作スイッチの繰り返し操作に応じて、
前記選択されたコード入力領域に表示されるコード名を
変更して設定する設定手段とを有することを特徴とす
る。
【0019】上記目的を達成するため、請求項9に記載
の携帯通信端末は、コード進行を設定するためのコード
進行設定領域であって、設定される複数のコードに対応
して複数のコード設定領域を備えたものを表示する、タ
ッチパネル式の表示手段と、前記複数のコード設定領域
のうち、ユーザがタッチしたコード設定領域を選択する
選択手段と、該選択されたコード設定領域をユーザが繰
り返しタッチすることにより、当該コード設定領域に表
示されるコード名を変更して設定する設定手段とを有す
ることを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項10に記
載の携帯通信端末は、コード進行を設定するためのコー
ド進行設定領域であって、設定される複数のコードに対
応して複数のコード設定領域を備えたもの、および、各
種コード名を配列したデータパレットを表示する表示手
段と、前記データパレットに配列されたコード名のいず
れかを選択し、該選択されたコード名を、前記複数のコ
ード設定領域中選択したいずれかの領域に設定する設定
手段とを有することを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するため、請求項11に記
載の携帯通信端末は、コード進行を設定するためのコー
ド進行設定領域であって、設定される複数のコードに対
応して複数のコード設定領域を備えたものを表示する表
示手段と、当該携帯端末を操作するための複数の操作ス
イッチと、複数の音名のそれぞれを前記複数の操作スイ
ッチのそれぞれに割り当てる割り当て手段と、ユーザが
前記複数の操作スイッチから選択した複数の操作スイッ
チを組み合わせて操作したときに、該組み合わせて操作
された各操作スイッチにそれぞれ割り当てられた音名か
らコードを検出する検出手段と、該検出されたコード
を、前記複数のコード設定領域のいずれかに設定する設
定手段とを有することを特徴とする。
【0022】好ましくは、請求項12に記載の携帯通信
端末は、請求項7〜11のいずれかの携帯通信端末にお
いて、メロディを入力するメロディ入力手段を有し、前
記表示手段は、前記入力されたメロディを表示するとと
もに、前記コード進行設定領域に設定されたコード進行
を、前記表示されたメロディに対応付けて表示すること
を特徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項13に記
載の携帯通信端末は、複数の選択可能な構成要素からな
る曲構成を表示する表示手段と、前記表示された曲構成
から少なくとも1つ以上の構成要素をユーザの指示に応
じて選択する選択手段と、該選択された構成要素からな
る曲構成を設定する設定手段とを有することを特徴とす
る。
【0024】上記目的を達成するため、請求項14に記
載の携帯通信端末は、曲を構成する構成要素を複数配列
したデータパレットを表示する表示手段と、前記データ
パレットに配列された複数の構成要素からユーザの指示
に応じた構成要素を選択する選択手段と、該選択された
構成要素からなる曲構成を設定する設定手段とを有する
ことを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するため、請求項15に記
載の携帯通信端末は、複数の相異なる曲構成を表示する
表示手段と、該表示された複数の相異なる曲構成からい
ずれかの曲構成をユーザの指示に応じて選択する選択手
段と、該選択された曲構成を設定する設定手段とを有す
ることを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するため、請求項16に記
載の携帯通信端末は、複数種類の作曲用データに基づい
て作曲する作曲手段と、前記複数種類の作曲用データの
各データ値を組み合わせて形成する、複数のテンプレー
トであって、それぞれに名称が付けられたものを記憶す
る記憶手段と、該記憶された複数のテンプレートの各名
称を一覧表示する表示手段と、該表示されたテンプレー
トの名称の一覧からいずれかの名称をユーザの指示に応
じて選択する選択手段と、該選択された名称のテンプレ
ートを前記記憶手段から読み出して、該テンプレートに
記載されている各データ値を前記作曲用データとして設
定する設定手段とを有することを特徴とする。
【0027】上記目的を達成するため、請求項17に記
載の携帯通信端末は、複数種類の作曲用データに基づい
て作曲する作曲手段と、前記複数種類の作曲用データを
それぞれ設定するための複数のデータ設定領域を表示す
る表示手段と、方向を指示するための方向指示スイッチ
を含む、当該携帯端末を操作するための複数の操作スイ
ッチと、前記方向指示スイッチによる方向の指示に応じ
て、前記複数のデータ設定領域のいずれかを選択する選
択手段と、前記複数の操作スイッチのうち、前記方向指
示スイッチを除いた所定の操作スイッチの繰り返し操作
に応じて、前記選択されたデータ設定領域に表示される
データ値を変更して設定する設定手段とを有することを
特徴とする。
【0028】上記目的を達成するため、請求項18に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、メロディ入力
手段から入力されたメロディに付加する伴奏を、複数種
類の伴奏生成用データに基づいて生成する伴奏生成ステ
ップと、前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設
定するための複数のデータ設定領域を表示手段に表示す
る表示ステップと、ユーザが左/右方向指示手段を用い
て行った左方向または右方向の指示に応じて、前記複数
のデータ設定領域のいずれかを選択する選択ステップ
と、ユーザが上/下方向指示手段を用いて行った上方向
または下方向の指示に応じて、前記選択されたデータ設
定領域に表示されるデータ値を変更して設定する設定ス
テップとを有することを特徴とする。
【0029】上記目的を達成するため、請求項19に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、メロディ入力
手段から入力されたメロディを、複数種類の編曲用デー
タに基づいて編曲する編曲ステップと、前記複数種類の
編曲用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設
定領域を表示手段に表示する表示ステップと、ユーザが
左/右方向指示手段を用いて行った左方向または右方向
の指示に応じて、前記複数のデータ設定領域のいずれか
を選択する選択ステップと、ユーザが上/下方向指示手
段を用いて行った上方向または下方向の指示に応じて、
前記選択されたデータ設定領域に表示されるデータ値を
変更して設定する設定ステップとを有することを特徴と
する。
【0030】上記目的を達成するため、請求項20に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、メロディ入力
手段から入力されたメロディに付加する伴奏を、複数種
類の伴奏生成用データに基づいて生成する伴奏生成ステ
ップと、前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設
定するための複数のデータ設定領域を表示手段に表示す
る表示ステップと、前記複数種類の伴奏生成用データの
それぞれを、当該携帯端末を操作するための複数の操作
スイッチのそれぞれに割り当てる割り当てステップと、
ユーザが前記操作スイッチを操作することにより、前記
複数のデータ設定領域中、前記操作された操作スイッチ
に割り当てられた伴奏生成用データに対応する領域のデ
ータ値を設定する設定ステップとを有することを特徴と
する。
【0031】上記目的を達成するため、請求項21に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、メロディ入力
手段から入力されたメロディを、複数種類の編曲用デー
タに基づいて編曲する編曲ステップと、前記複数種類の
編曲用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設
定領域を表示手段に表示する表示ステップと、前記複数
種類の編曲用データのそれぞれを、当該携帯端末を操作
するための複数の操作スイッチのそれぞれに割り当てる
割り当てステップと、ユーザが前記操作スイッチを操作
することにより、前記複数のデータ設定領域中、前記操
作された操作スイッチに割り当てられた編曲用データに
対応する領域のデータ値を設定する設定ステップとを有
することを特徴とする。
【0032】上記目的を達成するため、請求項22に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、メロディ入力
手段から入力されたメロディに付加する伴奏を、複数種
類の伴奏生成用データに基づいて生成する伴奏生成ステ
ップと、前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設
定するための複数のデータ設定領域、および、前記複数
種類の伴奏生成用データの各データ値を配列したデータ
パレットを表示手段に表示する表示ステップと、ユーザ
が前記データパレットに配列された各データ値のいずれ
かを選択したときに、該選択されたデータ値を、前記複
数のデータ設定領域中、前記選択されたデータ値の伴奏
生成用データに対応する領域に設定する設定ステップと
を有することを特徴とする。
【0033】上記目的を達成するため、請求項23に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、メロディ入力
手段から入力されたメロディを、複数種類の編曲用デー
タに基づいて編曲する編曲ステップと、前記複数種類の
編曲用データをそれぞれ設定するための複数のデータ設
定領域、および、前記複数種類の編曲用データの各デー
タ値を配列したデータパレットを表示手段に表示する表
示ステップと、ユーザが前記データパレットに配列され
た各データ値のいずれかを選択したときに、該選択され
たデータ値を、前記複数のデータ設定領域中、前記選択
されたデータ値の編曲用データに対応する領域に設定す
る設定ステップとを有することを特徴とする。
【0034】上記目的を達成するため、請求項24に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、コード進行を
設定するためのコード進行設定領域であって、設定され
る複数のコードに対応して複数のコード設定領域を備え
たものを表示手段に表示する表示ステップと、ユーザが
左/右方向指示手段を用いて行った左方向または右方向
の指示に応じて、前記複数のコード設定領域のいずれか
を選択する選択ステップと、ユーザが上/下方向指示手
段を用いて行った上方向または下方向の指示に応じて、
前記選択されたコード設定領域に表示されるコード名を
設定する設定ステップとを有することを特徴とする。
【0035】上記目的を達成するため、請求項25に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、コード進行を
設定するためのコード進行設定領域であって、設定され
る複数のコードに対応して複数のコード設定領域を備え
たものを表示手段に表示する表示ステップと、ユーザが
左/右方向指示スイッチを用いて行った左方向または右
方向の指示に応じて、前記複数のコード設定領域のいず
れかを選択する選択ステップと、ユーザが複数の操作ス
イッチのうち、前記左/右方向指示スイッチを除いた所
定の操作スイッチを用いて行った繰り返し操作に応じ
て、前記選択されたコード入力領域に表示されるコード
名を変更して設定する設定ステップとを有することを特
徴とする。
【0036】上記目的を達成するため、請求項26に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、コード進行を
設定するためのコード進行設定領域であって、設定され
る複数のコードに対応して複数のコード設定領域を備え
たものを、タッチパネル式の表示手段に表示する表示ス
テップと、前記複数のコード設定領域のうち、ユーザが
タッチしたコード設定領域を選択する選択ステップと、
該選択されたコード設定領域をユーザが繰り返しタッチ
することにより、当該コード設定領域に表示されるコー
ド名を変更して設定する設定ステップとを有することを
特徴とする。
【0037】上記目的を達成するため、請求項27に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、コード進行を
設定するためのコード進行設定領域であって、設定され
る複数のコードに対応して複数のコード設定領域を備え
たもの、および、各種コード名を配列したデータパレッ
トを表示手段に表示する表示ステップと、ユーザが前記
データパレットに配列されたコード名のいずれかを選択
したときに、該選択されたコード名を、前記複数のコー
ド設定領域中選択したいずれかの領域に設定する設定ス
テップとを有することを特徴とする。
【0038】上記目的を達成するため、請求項28に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、コード進行を
設定するためのコード進行設定領域であって、設定され
る複数のコードに対応して複数のコード設定領域を備え
たものを表示手段に表示する表示ステップと、複数の音
名のそれぞれを、当該携帯端末を操作するための複数の
操作スイッチのそれぞれに割り当てる割り当てステップ
と、ユーザが前記複数の操作スイッチから選択した複数
の操作スイッチを組み合わせて操作したときに、該組み
合わせて操作された各操作スイッチにそれぞれ割り当て
られた音名からコードを検出する検出ステップと、該検
出されたコードを、前記複数のコード設定領域のいずれ
かに設定する設定ステップとを有することを特徴とす
る。
【0039】好ましくは、請求項29に記載の携帯通信
端末へのデータ入力方法は、請求項24〜28のいずれ
かの携帯通信端末へのデータ入力方法において、前記表
示ステップでは、メロディ入力手段から入力されたメロ
ディを表示するとともに、前記コード進行設定領域に設
定されたコード進行を、前記表示されたメロディに対応
付けて表示することを特徴とする。
【0040】上記目的を達成するため、請求項30に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、複数の選択可
能な構成要素からなる曲構成を表示手段に表示する表示
ステップと、前記表示された曲構成から少なくとも1つ
以上の構成要素をユーザの指示に応じて選択する選択ス
テップと、該選択された構成要素からなる曲構成を設定
する設定ステップとを有することを特徴とする。
【0041】上記目的を達成するため、請求項31に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、曲を構成する
構成要素を複数配列したデータパレットを表示手段に表
示する表示ステップと、前記データパレットに配列され
た複数の構成要素からユーザの指示に応じた構成要素を
選択する選択ステップと、該選択された構成要素からな
る曲構成を設定する設定ステップとを有することを特徴
とする。
【0042】上記目的を達成するため、請求項32に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、複数の相異な
る曲構成を表示手段に表示する表示ステップと、該表示
された複数の相異なる曲構成からいずれかの曲構成をユ
ーザの指示に応じて選択する選択ステップと、該選択さ
れた曲構成を設定する設定ステップとを有することを特
徴とする。
【0043】上記目的を達成するため、請求項33に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、複数種類の作
曲用データに基づいて作曲する作曲ステップと、前記複
数種類の作曲用データの各データ値を組み合わせて形成
する、複数のテンプレートであって、それぞれに名称が
付けられたものを記憶する記憶手段に記憶された複数の
テンプレートの各名称を表示手段に一覧表示する表示ス
テップと、該表示されたテンプレートの名称の一覧から
いずれかの名称をユーザの指示に応じて選択する選択ス
テップと、該選択された名称のテンプレートを前記記憶
手段から読み出して、該テンプレートに記載されている
各データ値を前記作曲用データとして設定する設定ステ
ップとを有することを特徴とする。
【0044】上記目的を達成するため、請求項34に記
載の携帯通信端末へのデータ入力方法は、複数種類の作
曲用データに基づいて作曲する作曲ステップと、前記複
数種類の作曲用データをそれぞれ設定するための複数の
データ設定領域を表示手段に表示する表示ステップと、
ユーザが方向指示スイッチを用いて行った方向の指示に
応じて、前記複数のデータ設定領域のいずれかを選択す
る選択ステップと、ユーザが複数の操作スイッチのう
ち、前記方向指示スイッチを除いた所定の操作スイッチ
を用いて行った繰り返し操作に応じて、前記選択された
データ設定領域に表示されるデータ値を変更して設定す
る設定ステップとを有することを特徴とする。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0046】図1は、本発明の一実施の形態に係る携帯
通信端末が他の通信端末と通信するときに必要なシステ
ム構成の一例を示す図であり、図示例では、本実施の形
態の携帯通信端末1として携帯電話機を採用し、他の通
信端末4として有線の通信端末、たとえばデスクトップ
型パーソナルコンピュータを採用している。もちろん、
他の通信端末4は、これに限らず、無線の通信端末、た
とえば携帯通信端末1と同様の携帯電話機または携帯用
のノート型パーソナルコンピュータであってもよい。要
するに、他の通信端末4は、携帯通信端末1と通信でき
るものであればどのようなものであってもよい。
【0047】携帯通信端末1、すなわち携帯電話機は、
中継局2を介して、たとえば公衆電話回線等のネットワ
ークNに接続され、ネットワークNには、携帯通信端末
1から送信されたデータを他の通信端末4に転送した
り、携帯通信端末1にデータをダウンロードしたりする
サーバ3と、携帯通信端末1と通信する他の通信端末4
が接続されている。
【0048】図2は、本実施の形態の携帯通信端末1の
概略構成を示すブロック図である。
【0049】同図に示すように、端末全体の制御を司る
CPU11には、テンキーや各種機能スイッチからなる
操作スイッチ群12、CPU11が実行する制御プログ
ラムや、各種テーブルデータ等を記憶するROM13、
演奏データ(着信メロディ用のものを含む)、各種入力
情報(たとえば、住所録や、留守番電話機能により記録
される音声情報等)および演算結果等を一時的に記憶す
るRAM14、半導体メモリ(たとえばメモリスティッ
ク)等の外部記憶装置15と、タイマ割込み処理におけ
る割込み時間や各種時間(後述するテンポを含む)、時
刻を計時するタイマ16、各種情報等を表示する、たと
えば液晶ディスプレイ(LCD)および発光ダイオード
(LED)等を備えた表示器17と、他の端末(図示せ
ず)と接続するための通信インターフェース(I/F)
18とが接続されている。
【0050】また、CPU11には、音声を入力するた
めのマイクロフォン19が、該マイクロフォン19から
のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変
換器20を介して接続され、このようにして入力された
音声信号や各種制御信号を電波に変換し、アンテナ22
を介して中継局2に送信するとともに、アンテナ22を
介して中継局2からの電波を受信し、音声信号や各種制
御信号に変換する電波送受信機21も接続されている。
【0051】さらに、CPU11には、相手の会話、た
とえば相手の通信端末4から送信されてきた音声信号を
音声に変換する音声用スピーカ24が、CPU11から
のデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/
A変換器23を介して接続され、CPU11の制御に応
じて音色が変化した各種デジタル楽音信号を生成する楽
音生成用音源25が接続されている。楽音生成用音源2
5の出力側には、そのデジタル楽音信号出力をアナログ
楽音信号に変換するD/A変換器26が接続され、D/
A変換器26の出力側には、そのアナログ楽音信号出力
を音響に変換する楽音用スピーカ27が接続されてい
る。
【0052】図3は、携帯通信端末1の外観図であり、
操作パネル面を示している。同図に示すように、操作パ
ネル面は、主として、操作スイッチ群12および表示器
17によって構成されている。
【0053】操作スイッチ群12を構成するスイッチと
しては、たとえば表示器17上に表示されたカーソル
(図示せず)を上/下/左/右方向にそれぞれ移動させ
るアップキー12u、ダウンキー12d、左キー12
l、右キー12rと、設定したデータの内容を確定させ
るエンターキー12eと、0〜9の整数値と“*”およ
び“#”を入力するテンキー12tとが図示されてい
る。これらのキーの他にも、たとえば、電話をかけた
り、電話を受けたりする通話キーや、電話を切ったりす
る切断キーなどのキーが設けられているが、本発明を説
明する上で必須の要素ではないため、図示されていな
い。また、複数のモードを設け、各モードを適宜切り替
えることにより、1つのキーで複数の機能を実現するよ
うにしてもよい。たとえば、テンキー12tの各数字キ
ーに、数字とともに「かな」や「アルファベット」を割
り当てるようにしてもよい。同様に、数字キーのうちい
ずれか4つのキーに、前記アップキー12u、ダウンキ
ー12d、左キー12l、右キー12rの各機能を割り
当てるようにしてもよい。さらに、アップキー12u、
ダウンキー12d、左キー12l、右キー12rに代え
て、ジョイスティックタイプの操作子を用いるようにし
てもよい。
【0054】表示器17は、たとえばタッチパネル形式
のLCDからなり、携帯通信端末1の動作状態や、携帯
通信端末1に入力すべき各種情報を表示する。ここで、
LCDはタッチパネル形式のものとしているが、LCD
面を何か(たとえばスタイラスペンや指)で振れたとき
またはLCD面に何かを近づけたときに、それを検出で
きるものであれば、その制御方式(たとえば、光学式、
電磁式等)は問わない。ただし、本実施の形態では、L
CD面にスタイラスペンや指を接触させたときに、その
位置を検出するような表示器を例に挙げて説明してい
る。もちろん、これは便宜上に過ぎない。また、LCD
は、白黒表示のものでもよいが、カラー表示できるもの
を採用すると、表示のバリエーションが広がってよい。
【0055】以上のように構成された携帯通信端末1が
実行する制御処理を、まず図4〜図6を参照してその概
要を説明し、次に図7〜図29を参照して詳細に説明す
る。
【0056】携帯通信端末1は、本発明の特徴となる機
能として、次の3種類の機能を備えている。すなわち、 (1)メロディと伴奏生成用データを入力し、入力され
た伴奏生成用データに基づいて、入力されたメロディに
自動的に伴奏を付加する自動伴奏機能(図4参照) (2)メロディと編曲用データを入力し、入力された編
曲用データに基づいて、入力されたメロディを自動的に
編曲する自動編曲機能(図5参照) (3)作曲用データ(およびモチーフ)を入力し、入力
された作曲用データに基づいて自動的に作曲する自動作
曲機能(図6参照) の3種類の機能を備えている。
【0057】図4は、自動伴奏機能を実現するための制
御ブロック図である。
【0058】同図に示すように、自動伴奏機能は、メロ
ディを入力するメロディ入力部31と、伴奏生成用デー
タを入力する伴奏生成用データ入力部32と、伴奏生成
用データ入力部32から入力された伴奏生成用データに
基づいて、伴奏を生成する伴奏生成部33と、メロディ
入力部31から入力されたメロディと伴奏生成部33に
よって生成された伴奏とを組み合わせて1つの曲データ
として記憶する曲データ記憶部34と、この記憶された
曲データを各種状況に応じて再生する曲データ再生部3
5と、この記憶された曲データを各種状況に応じて外部
に送信する曲データ送信部36によって実現されてい
る。
【0059】メロディ入力部31は、携帯通信端末1上
のスイッチ(たとえば、前記カーソル移動キー12u,
12d,12l,12rや前記テンキー12t)を用い
て入力したり、前記サーバ3に蓄積されている各種メロ
ディデータのうちいずれかを指定してダウンロードした
り、前記通信I/F12を介して他の端末(たとえば、
前記他の通信端末4)に記憶されているメロディデータ
をロードしたり、前記ROM13,RAM14または外
部記憶装置15からロードしたり、さらには、図6を用
いて後述する自動作曲機能により作曲されて記憶されて
いるメロディデータをロードしたりして、単旋律または
複旋律のメロディを入力する。
【0060】伴奏生成用データ入力部32は、伴奏生成
部33が伴奏を生成するときに、その基礎となる各種デ
ータ(パラメータ)を入力する。その入力方法は、本発
明の特徴の一つであるので、その詳細は、ここでは説明
せずに、別途後述する。
【0061】伴奏生成部33は、伴奏生成用データ入力
部32から入力された伴奏生成用データ(パラメータ)
に基づいて伴奏パートの伴奏データを生成する。この伴
奏データの生成は、本実施の形態では、既存の技術を用
いて行う。
【0062】曲データ記憶部34は、メロディ入力部3
1から入力されたメロディと、伴奏生成部33によって
生成された伴奏パートの伴奏データとを組み合わせて、
1つの曲データとして、たとえば前記RAM14または
外部記憶装置15の曲データ記憶領域に記憶させる。な
お、曲データ記憶部34は、メモリの容量に応じた数の
曲だけ記憶できるようにするのが好ましい。
【0063】曲データ再生部35は、上述のように、記
憶されている曲データを各種状況に応じて再生する。各
種状況に応じた再生の例としては、通話や電子メールの
着信時の報知音としての再生、目覚ましやスケジューラ
の報知音としての再生、通話の保留時や留守番電話時の
BGMとしての再生、音楽鑑賞としての再生等が考えら
れる。そして、これら各状況に応じて、再生する曲デー
タの種類を異ならせるようにしてもよい。
【0064】曲データ送信部36は、上述のように、記
憶されている曲データを各種状況に応じて外部に送信す
る。各種状況に応じた送信の例としては、電子メールに
添付して他の端末(たとえば、前記他の通信端末4)や
サーバ(たとえば、前記サーバ2)への送信、FTP
(File Transfer Protocol)によるサーバへの送信等が
考えられる。サーバに送信された曲データは、他者が自
由にダウンロードしたり、コンテストに応募したり等の
用途として利用できる。
【0065】図5は、自動編曲機能を実現するための制
御ブロック図である。なお、同図中、図4と同様の制御
を行うブロックには同一符号を付して、その説明を省略
する。
【0066】図5に示すように、自動編曲機能は、メロ
ディを入力するメロディ入力部31と、編曲用データを
入力する編曲用データ入力部42と、メロディ入力部3
1から入力されたメロディおよび編曲用データ入力部4
2から入力された編曲用データに基づいて自動編曲する
自動編曲部43と、自動編曲部43によって編曲された
曲データを記憶する曲データ記憶部34と、この記憶さ
れた曲データを各種状況に応じて再生する曲データ再生
部35と、この記憶された曲データを各種状況に応じて
外部に送信する曲データ送信部36によって実現されて
いる。
【0067】編曲用データ入力部42は、自動編曲部4
3が入力されたメロディを自動編曲するときに、その基
礎となる各種データ(パラメータ)を入力する。その入
力方法は、本発明の特徴の一つであるので、その詳細
は、ここでは説明せずに、別途後述する。
【0068】自動編曲部43は、編曲用データ入力部4
2から入力された編曲用データ(パラメータ)に基づい
て、メロディ入力部31から入力されたメロディを自動
的に編曲する。この自動編曲は、本実施の形態では、既
存の技術を用いて行う。
【0069】図6は、自動作曲機能を実現するための制
御ブロック図である。なお、同図中、図4と同様の制御
を行うブロックには同一符号を付して、その説明を省略
する。
【0070】図6に示すように、自動作曲機能は、作曲
用データを入力する作曲用データ入力部52と、作曲用
データ入力部52から入力された作曲用データに基づい
て自動作曲する自動作曲部53と、自動作曲部53によ
って作曲された曲データを記憶する曲データ記憶部34
と、この記憶された曲データを各種状況に応じて再生す
る曲データ再生部35と、この記憶された曲データを各
種状況に応じて外部に送信する曲データ送信部36によ
って実現されている。なお、作曲したい曲のモチーフを
入力するモチーフ入力部51を追加し、自動作曲部53
に対して、この入力されたモチーフに適合する曲を作曲
させるようにしてもよい。
【0071】作曲用データ入力部52は、自動作曲部5
3が自動作曲するときに、その基礎となる各種データ
(パラメータ)を入力する。その入力方法は、本発明の
特徴の一つであるので、その詳細は、ここでは説明せず
に、別途後述する。
【0072】自動作曲部53は、作曲用データ入力部5
2から入力された作曲用データ(パラメータ)に基づい
て自動的に作曲する。この自動作曲は、本実施の形態で
は、既存の技術を用いて行う。なお、モチーフ入力部5
1から曲のモチーフが入力されたときには、自動作曲部
53は、この入力されたモチーフに適合するように自動
作曲する。
【0073】モチーフ入力部51は、携帯通信端末1上
のスイッチ(たとえば、前記カーソル移動キー12u,
12d,12l,12rや前記テンキー12t)を用い
て入力したり、前記サーバ3に蓄積されている各種モチ
ーフデータのうちいずれかを指定してダウンロードした
り、前記通信I/F12を介して他の端末(たとえば、
前記他の通信端末4)に記憶されているモチーフデータ
をロードしたり、前記ROM13,RAM14または外
部記憶装置15からロードしたりして、単旋律のモチー
フデータ(数小節程度の短いメロディデータ)を入力す
る。
【0074】次に、これら自動伴奏機能、自動編曲機能
および自動作曲機能を実現する制御処理を、伴奏生成用
データ入力部32、編曲用データ入力部42および作曲
用データ入力部52が実行する制御処理を中心に、この
順序で詳細に説明する。
【0075】まず、伴奏生成用データ入力部32が実行
する制御処理を説明する。
【0076】伴奏生成用データとして入力可能なデータ
は、本実施の形態では、1.音楽ジャンル、2.伴奏ス
タイル、3.拍子、4.調、5.テンポ、6.コード進
行の6種類である。もちろん、これは例示に過ぎず、こ
れより多くてもよいし、少なくてもよい。
【0077】伴奏生成用データ入力部32は、この伴奏
生成用データを、データの種類に応じた入力方法を用い
て入力する。すなわち、1.音楽ジャンル、2.伴奏ス
タイル、3.拍子の3種類のデータは、1つの共通した
入力方法を用いて入力し、4.調、5.テンポ、6.コ
ード進行は、それぞれ異なった個別の入力方法(以下、
各入力方法を実現するための入力処理を、それぞれ、
「調入力処理」、「テンポ入力処理」および「コード進
行入力処理」という)を用いて入力する。
【0078】まず、「音楽ジャンル」、「伴奏スタイ
ル」および「拍子」を入力するための共通した入力方法
は、本実施の形態では、次の3種類の伴奏生成用データ
共通入力処理1〜3のうちいずれかの入力処理、すなわ
ち予め固定的に選択したいずれかの入力処理を用いて実
現するようにしている。もちろん、これに限らず、3種
類の伴奏生成用データ共通入力処理に対応して3種類の
モードを設けておき、ユーザが各モードを切り替えるこ
とにより、ユーザの好みに合う入力方法を選択できるよ
うにしてもよい。
【0079】図7は、伴奏生成用データ共通入力処理1
および2を説明するための図であり、そのうち(a)
が、主として伴奏生成用データ共通入力処理1を説明す
るためのものであり、(b)が、主として伴奏生成用デ
ータ共通入力処理2を説明するためのものである。そし
て、図8は、伴奏生成用データ共通入力処理3を説明す
るための図である。
【0080】以下、伴奏生成用データ共通入力処理1〜
3の各処理を、この順序で個別に説明する。
【0081】[伴奏生成用データ共通入力処理1]伴奏
生成用データ共通入力処理1によるデータ入力方法は、
前記図3の表示器17の表示領域17aに、図7(a)
に示すような伴奏生成用データ入力領域、具体的には、
横長のたすき形状をなし、上記入力可能な6種類のデー
タに対応して6ブロック(項目)に分割された伴奏生成
用データ入力領域を表示し、この伴奏生成用データ入力
領域の各ブロックにカーソルを合わせて、その表示内容
を変更することで、ユーザの好みのデータを入力するよ
うにしている。ただし、本伴奏生成用データ共通入力処
理1では、伴奏生成用データ入力領域の先頭のブロック
から3番目のブロックまで(それぞれ「音楽ジャンル」
から「拍子」に対応する)の入力方法を示している(後
述する伴奏生成用データ共通入力処理2および3につい
ても同様である)。
【0082】各ブロックの枠外には、該各ブロックから
それぞれ入力可能なデータの種類が分かるように、その
データ名称(「音楽ジャンル」、「伴奏スタイル」、
「拍子」、‥‥)が表示されている。
【0083】ユーザは、前記左/右キー12r,12l
を操作することで、入力したい項目のブロックにカーソ
ルを合わせ、前記アップ/ダウンキー12u,12dを
操作することで、カーソル位置のブロックに表示される
内容を変更し、その内容を確定するときには、次のブロ
ックにカーソルを移動させる。そして、すべての項目に
対して、入力内容の確定を終了したときには、前記エン
ターキー12eを操作することで、各伴奏生成用データ
を一括して入力する。なお、各伴奏生成用データの一括
入力は、このようなエンターキー12eの操作に限ら
ず、たとえば、表示器17上に一括入力ボタンを表示し
ておき、この一括入力ボタンにカーソルを合わせて、エ
ンターキー12eを操作し、一括入力ボタンをオンする
ことによって行うようにしてもよい。また、この一括入
力ボタンのオン指示は、エンターキー12eとは異なっ
たキーを用いて行うようにしてもよい。
【0084】図7(a)は、伴奏生成用データ共通入力
処理1が最初に起動された状態を示しており、各ブロッ
クにはデフォルトのデータが表示され、カーソルは、最
初に入力すべき項目である「音楽ジャンル」に合わされ
ている。図示例では、カーソルが合っている状態は、そ
のブロックに斜線を付すことで示されているが、これは
便宜上に過ぎず、白抜き文字としてもよいし、ブロック
の背景色を他のブロックと異ならせるようにしてもよ
い。要するに、カーソルが合っている状態であることが
分かれば、その表示態様はどのようなものであってもよ
い。
【0085】「音楽ジャンル」の項目には、図示例で
は、デフォルトの音楽ジャンルとして、「ジャズ」が設
定されている。この音楽ジャンルの内容を変更したい場
合には、上述のように、ユーザは、アップ/ダウンキー
12u,12dを操作することで、変更することができ
る。
【0086】図7(b)は、上述のように主として、伴
奏生成用データ共通入力処理2を説明するためのもので
あるが、伴奏生成用データ共通入力処理1の説明にも用
いることにする。同図は、伴奏生成用データのうち、
「音楽ジャンル」、「伴奏スタイル」および「拍子」と
して設定可能なデータ内容の一例を示し、図示例では、
音楽ジャンルとして、「ジャズ」、「ロック」および
「ラテン」の3種類、伴奏スタイルとして、ジャズの範
疇で「スイング」と「デキシー」の2種類、ロックの範
疇で「8ビート」と「16ビート」の2種類、ラテンの
範疇で「ボサノバ」の1種類、拍子として、「4/
4」、「3/4」および「12/8」の3種類を設定で
きるようになっている。このように、各項目に設定可能
なデータの種類が少ないのは、同図が伴奏生成用データ
共通入力処理2を説明するためのものであるからであ
り、実際には、各項目とも、より多くの種類の中から選
択できるように構成されている。
【0087】ユーザが、たとえば「音楽ジャンル」の内
容を変更したい場合には、カーソルを「音楽ジャンル」
に合わせ、ダウンキー12dを操作すると、その操作毎
にその表示内容が、「ジャズ」→「ロック」→「ラテ
ン」→「ジャズ」の順に変化して行き、これとは逆にア
ップキー12uを操作すると、その操作毎にその表示内
容が「ジャズ」→「ラテン」→「ロック」→「ジャズ」
の順に変化して行く。ユーザが、この中からデフォルト
の「ジャズ」を選択した後、右キー12rを操作してカ
ーソルを「伴奏スタイル」に移動させると、「音楽ジャ
ンル」の内容は「ジャズ」に確定し、「伴奏スタイル」
には、ジャズが選択されたときのデフォルト内容である
「スイング」が表示される。なお、ユーザが「音楽ジャ
ンル」として「ロック」を選択したときには、「伴奏ス
タイル」には、「ロック」が選択されたときのデフォル
ト内容である、たとえば「8ビート」が表示される。
【0088】そして、「伴奏スタイル」の表示内容も、
「音楽ジャンル」と同様に、ダウンキー12dを操作す
る毎に、「スイング」→「デキシー」→「スイング」の
順に変化して行く。ただし、「伴奏スタイル」として選
択可能な内容は、図示例では2種類であるため、アップ
キー12uを操作しても、ダウンキー12dの場合と同
様に、その操作毎に、「スイング」→「デキシー」→
「スイング」の順に変化して行く。
【0089】なお、「伴奏スタイル」と「音楽ジャン
ル」とは関連性が深く、「音楽ジャンル」が決まれば、
「伴奏スタイル」として選択可能なものは限られてい
る。図示例では、「ジャズ」に対して、「スイング」と
「デキシー」の2種類、「ロック」に対しては、「8ビ
ート」と「16ビート」の2種類、「ラテン」に対して
は、「ボサノバ」の1種類のみを選択でき、「音楽ジャ
ンル」に「ジャズ」が選択されているときに、他の「音
楽ジャンル」で選択されるべき「伴奏スタイル」、たと
えば「ロック」で選択されるべき「8ビート」または
「16ビート」を選択できないようにしている。このた
め、「伴奏スタイル」の項目に表示される内容も、「伴
奏スタイル」として選択可能な範囲内のものに規制さ
れ、上述のように、「音楽ジャンル」として「ジャズ」
が選択された場合には、「伴奏スタイル」としては、
「スイング」と「デキシー」の2種類のみをトグルで表
示させ、他の「音楽ジャンル」、たとえば「ロック」の
「伴奏スタイル」(「8ビート」および「16ビー
ト」)を表示させないようにしている。
【0090】ユーザが、「伴奏スタイル」として「デキ
シー」を選択した後、右キー12rを操作してカーソル
を「拍子」に移動させると、「拍子」のブロックには、
図7(a)に示すように、デフォルトの表示内容である
「4/4拍子」が表示される。「拍子」として選択可能
なものは、図7(b)の例では、「4/4」、「3/
4」、「12/8」の3種類であり、ユーザは、この中
から、上記「音楽ジャンル」および「伴奏スタイル」の
内容を確定したときと同様の方法により、好みのものを
選択して確定する。なお、本実施の形態では、「拍子」
として選択可能なものは、「音楽ジャンル」や「伴奏ス
タイル」として選択されたものに依存しないようにして
いるが、これに限らず、依存するようにしてもよい。
【0091】図9は、伴奏生成用データ共通入力処理1
の手順を示すフローチャートであり、上述した伴奏生成
用データ共通入力処理1をフローチャートの形式で視覚
的に表現したものである。
【0092】同図において、まず、表示器17の表示領
域17aに、横長のたすき形状をなした伴奏生成用デー
タ入力領域であって、該領域が6ブロックに分割された
ものを表示し(図7(a)参照)、この6ブロックのう
ち先頭から3番目までに、デフォルト値を設定して表示
し、カーソルを所定項目(図示例では先頭位置)にセッ
トする(ステップS1,S2)。
【0093】次に、アップ/ダウンキー12u,12d
が操作されたか否かを判別し(ステップS3)、操作さ
れたときには、その操作に応じてカーソル位置の項目
(ブロック)のデータを、上述のように順次変更して表
示する(ステップS4)一方、操作されないときには、
ステップS3をスキップしてステップS4に進む。
【0094】ステップS4では、左/右キー12r,1
2lが操作されたか否かを判別し、操作されたときに
は、その直前のカーソル位置の項目のデータを確定する
(ステップS6)とともに、カーソル位置をその操作に
応じた位置に移動する(ステップS7)一方、操作され
ないときには、ステップS6,S7をスキップしてステ
ップS8に進む。
【0095】ステップS8では、エンターキー12eが
操作されたか否か、すなわちすべての項目に対する入力
を終了したか否かを判別し、エンターキー12eが操作
されたときには、入力された伴奏生成用データを、たと
えば前記RAM14の所定位置に確保された伴奏生成用
データ記憶領域に一括して保存した後に、本伴奏用デー
タ共通入力処理1を終了する一方、エンターキー12e
が操作されないときには、前記ステップS3に戻って、
上述の処理を繰り返す。
【0096】[伴奏生成用データ共通入力処理2]伴奏
生成用データ共通入力処理2によるデータ入力方法は、
図7(b)に示すように、「音楽ジャンル」、「伴奏ス
タイル」および「拍子」として入力可能な各データに対
して、前記テンキー12tを構成する各キーを割り当
て、この割り当てられたキーを操作することにより、該
キーに対応するデータを、該データに対応する項目に直
接入力するものである。図7(a)中、各データに対応
して記載されている丸数字が、当該データの割り当てら
れた数字キーを示している。
【0097】なお、本伴奏用データ共通入力処理2にお
いても、伴奏生成用データ入力領域は、上記伴奏用デー
タ共通入力処理1と同様のもの、すなわち図7(a)に
図示された伴奏生成用データ入力領域を使用する。もち
ろん、これは説明の便宜上に過ぎず、他の表示形態のも
のを使用してもよい。
【0098】本伴奏用データ共通入力処理2が最初に起
動されると、まず、上記伴奏用データ共通入力処理1と
同様に、表示器17の表示領域17aに、図7(a)に
示すような伴奏生成用データ入力領域が表示されて、こ
の伴奏生成用データ入力領域の先頭から3番目までの各
ブロックに、それぞれデフォルトのデータが表示され
る。この状態で、ユーザが、テンキー12tのうち1列
目の数字キー、すなわち「1」、「4」または「7」の
いずれかのキーを操作すると、その数字キーに割り当て
られたデータが「音楽ジャンル」のブロックに表示され
る。具体的には、「4」キーを操作すると、「音楽ジャ
ンル」のブロックに「ロック」が表示される。
【0099】次に、テンキー12tのうち2列目のキ
ー、すなわち「2」、「5」、「8」のいずれかのキー
を操作すると、その数字キーに割り当てられたデータが
「伴奏スタイル」のブロックに表示される。ここで、
「伴奏スタイル」は、上述したように、「音楽ジャン
ル」と関連性が深いので、2列目のキーに割り当てられ
るデータは、「音楽ジャンル」に設定されたデータに応
じて変化するようにしている。具体的には、「音楽ジャ
ンル」として「ジャズ」が設定されているときには、す
なわち「音楽ジャンル」のブロックに「ジャズ」が表示
されているときには、「2」キーに「スイング」、
「5」キーに「デキシー」が割り当てられ、「音楽ジャ
ンル」として「ロック」が設定されているときには、
「2」キーに「8ビート」、「5」キーに「16ビー
ト」が割り当てられ、「音楽ジャンル」として「ラテ
ン」が設定されているときには、「8」キーに「ボサノ
バ」が割り当てられる。したがって、同じ数字キーを操
作したとしても、「音楽ジャンル」に設定されているデ
ータが異なれば、「伴奏スタイル」には異なったデータ
が入力される。そして、「音楽ジャンル」として「ジャ
ズ」や「ロック」が設定されている場合の「8」キー
や、「音楽ジャンル」として「ラテン」が設定されてい
る場合の「2」キーおよび「5」キーのように、データ
が割り当てられていないキーも存在する。
【0100】なお、テンキー12tのうち2列目の各キ
ーを操作する回数で、「伴奏スタイル」に設定するデー
タを変更するようにしてもよい。具体的には、「2」キ
ーに、「音楽ジャンル」として「ジャズ」が設定された
ときの「伴奏スタイル」のデータ(「スイング」または
「デキシー」)を割り当て、「5」キーに、「音楽ジャ
ンル」として「ロック」が設定されたときの「伴奏スタ
イル」のデータ(「8ビート」または「16ビート」)
を割り当て、「8」キーに、「音楽ジャンル」として
「ラテン」が設定されたときの「伴奏スタイル」のデー
タ(「ボサノバ」)を割り当てておく。そして、「音楽
ジャンル」に、たとえば「ロック」が設定されている状
態で、最初に「5」キーを操作したときには、「伴奏ス
タイル」のブロックに「8ビート」を表示し、再度
「5」キーを操作したときには、同じブロックに「16
ビート」を表示し、さらに「5」キーを操作したときに
は、同じブロックに「8ビート」を表示するというよう
に、「5」キーを操作する回数によって「伴奏スタイ
ル」に設定されるデータ内容を変更するようにする。
【0101】さらに、テンキー12tのうち3列目のキ
ー、すなわち「3」、「6」、「9」のいずれかのキー
を操作すると、その数字キーに割り当てられたデータが
「拍子」のブロックに表示される。本実施の形態では、
「3」キーに「4/4拍子」、「6」キーに「3/4拍
子」、「9」キーに「12/8拍子」が割り当てられて
おり、たとえば「6」キーを操作すると、「拍子」のブ
ロックに「3/4拍子」が表示される。
【0102】なお、テンキー12tの各キーと、該各キ
ーにそれぞれ割り当てられたデータ内容との対応関係が
一目で分かるように、表示器17上にその対応関係を表
示するようにしてもよい。
【0103】図10は、伴奏生成用データ共通入力処理
2の手順を示すフローチャートであり、上述した伴奏生
成用データ共通入力処理2をフローチャートの形式で視
覚的に表現したものである。なお、同図中、図9と同様
の処理を行うステップには、図9のステップと同一のス
テップ番号を付している。
【0104】図10において、まず、たとえば前記RO
M13に格納された割当テーブル、すなわちテンキー1
2tを構成する各キーと、該各キーにそれぞれ割り当て
られる各データとを対応付けるテーブルに基づいて、各
キーにデータを割り当て(ステップS11)、図9のス
テップS1と同様に、図7(a)に示すような、全体が
6ブロックに分割された伴奏生成用データ入力領域を、
表示器17の表示領域17aに表示し(ステップS
1)、図9のステップS2と同様に、この6ブロックの
うち先頭から3番目までに、デフォルト値を設定して表
示する(ステップS12)。ただし、ステップS12で
は、図9のステップS2と異なり、カーソルは表示して
いない。
【0105】次に、テンキー12tのいずれかが操作さ
れたか否かを判別し(ステップS13)、操作されたと
きには、そのキーに割り当てられているデータを、対応
する表示場所(ブロック)に表示する(ステップS1
4)一方、操作されないときには、ステップS14をス
キップしてステップS8に進む。
【0106】ステップS8およびS9の各処理は、図9
のステップS8およびS9と同様であるため、その説明
を省略する。
【0107】なお、本伴奏生成用データ共通入力処理2
では、上述のように、伴奏生成用データ入力領域の各ブ
ロックを指示するカーソルを表示せずに、テンキー12
tを構成する各キーには、設定される項目(表示される
ブロック)が定まったデータを割り当て、キーを操作す
るだけで、そのキーに割り当てられたデータが対応する
ブロックに表示されるようにしているが、この場合に
は、上述のように、同じキーを押す回数に応じてデータ
内容を変化させるというような特別な手法を用いない限
り、設定可能なデータ数が多くとも10種類に制限され
てしまう。したがって、より多くのデータを設定するよ
うにするには、前記伴奏生成用データ共通入力処理1と
同様に、伴奏生成用データ入力領域の各ブロックを指示
するカーソルを表示し、カーソル位置に応じて、テンキ
ー12tの各キーに割り当てるデータの種類を変更する
ようにすればよい。具体的には、「音楽ジャンル」の位
置にカーソルが合っているときには、「1」キーに「ジ
ャズ」、「2」キーに「ロック」、「3」キーに「ポッ
プス」、「4」キーに「ラテン」、「5」キーに「ワル
ツ」‥‥というようにデータを割り当て、「拍子」の位
置にカーソルが合っているときには、「1」キーに「4
/4拍子」、「2」キーに「3/4拍子」、「3」キー
に「12/8拍子」、「4」キーに「2/4拍子」、
「5」キーに「3/8拍子」‥‥というようにデータを
割り当て、カーソルの位置と操作されたテンキー12t
の位置に応じて、設定すべきデータを決定するようにす
ればよい。
【0108】[伴奏生成用データ共通入力処理3]伴奏
生成用データ共通入力処理3によるデータ入力方法は、
図8に示すように、表示器17の表示領域17aに、図
7(a)に示すような伴奏生成用データ入力領域を表示
し、各ブロックにカーソルを合わせて、その表示内容を
変更する点は、前記伴奏生成用データ共通入力処理1と
同様であるが、その変更の仕方が異なっている。すなわ
ち、本伴奏生成用データ共通入力処理3では、いずれか
のブロックにカーソルを合わせると、そのブロックに設
定可能なデータが、たとえばデータパレットの形式で、
表示領域17aの外に表示され、そのデータパレット1
7bから、ユーザが好みのデータを選択すると、そのデ
ータがカーソル位置のブロックに設定されて表示され
る。そして、カーソルを移動させると、移動前のブロッ
クに表示されているデータが確定するとともに、移動後
のブロックに表示すべきデータの種類に応じたデータパ
レットが表示される。
【0109】データパレット17bが表示されると、ユ
ーザは、たとえばスタイラスペン(stylus pen)や指
(ともに図示せず)で、データパレット17b内の好み
のデータを指示(ヒット)し、ドラッグしながらカーソ
ル位置のブロックに移動させると、そのブロックにヒッ
トしたデータが表示される。前述のように、表示器17
はタッチパネル形式のLCDからなっているので、この
ようなスタイラスペンや指を用いたデータの入力を行う
ことができる。なお、データの入力方法は、これに限ら
ず、スタイラスペンや指でデータをヒットした後、一旦
スタイラスペンや指を表示器17上から離し、再度カー
ソル位置のブロックに接触させたときに、ヒットしたデ
ータがそのブロックに入力されるようにしてもよい。ま
た、表示されたデータパレット17b内のデータとテン
キー12tの各キーとを対応付け、キーを操作すると、
該キーに対応したデータがカーソル位置のブロックに入
力されるようにしてもよい。この場合には、前記伴奏生
成用データ共通入力処理1と同様に、カーソル位置を移
動させることによって、入力されたデータが確定される
ようにすればよい。
【0110】図11は、伴奏生成用データ共通入力処理
3の手順を示すフローチャートであり、上述した伴奏生
成用データ共通入力処理3をフローチャートの形式で視
覚的に表現したものである。なお、同図中、図9と同様
の処理を行うステップには、図9のステップと同一のス
テップ番号を付している。
【0111】図11において、まず、図9のステップS
1およびS2と同様に、図7(a)に示すような、全体
が6ブロックに分割された伴奏生成用データ入力領域
を、表示器17の表示領域17aに表示し、この6ブロ
ックのうち先頭から3番目までに、デフォルト値を設定
して表示し、カーソルを所定項目(図示例では先頭位
置)にセットする。そして、カーソル位置に応じたデー
タパレットを表示する(ステップS21)。
【0112】次に、カーソル位置が変更されたか否かを
判別し(ステップS22)、変更されたときには、上記
ステップS21と同様に、カーソル位置に応じたデータ
パレットを表示する(ステップS23)一方、変更され
ないときには、ステップS23をスキップしてステップ
S24に進む。
【0113】ステップS24では、ユーザがデータパレ
ット内に表示されている複数のデータからいずれかのデ
ータをドラッグしたか否かを判別し、ドラッグされたと
きには、そのデータをカーソル位置のブロックに表示さ
せる(ステップS25)一方、ドラッグされないときに
は、ステップS25をスキップしてステップS8に進
む。
【0114】ステップS8およびS9の各処理は、それ
ぞれ、図9のステップS8およびS9の各処理と同様で
あるため、その説明を省略する。
【0115】[調入力処理]調入力処理によるデータ入
力方法は、ユーザが楽譜に表記されている#や♭の数を
入力すると、CPU11が自動的に調を特定し、この特
定された調を入力するものである。この入力方法によれ
ば、楽譜に表記されている調号の意味を理解できない初
心者でも、調を入力することができる。
【0116】前述のようにして、伴奏生成用データ入力
領域の先頭から3番目のブロックまでのデータ入力が終
了し、カーソルが3番目のブロックの位置にあるとき
に、ユーザが右キー12rを操作すると、カーソルは
「調」のブロックの位置に移動する。
【0117】この状態で、入力したい調号を構成する
“♯”または“♭”の個数を入力する。たとえば、テン
キー12tの「#」キーに“♯”、「*」キーに“♭”
を割り当てておき、入力したい調号に応じて、いずれか
のキーを所定回数操作することで、ユーザは、好みの調
を「調」のブロックに入力できる。たとえば、調号“#
#”で表記された調を入力する場合には、「#」キーを
2回操作し、調号“♭♭♭”で表記された調を入力する
場合には、「*」キーを3回操作する。ただし、調号は
同じであっても、長音階の調と短音階の調があり、調号
からだけでは、ユーザがいずれの音階の調を入力したい
のか分からないので、いずれの音階であるかを特定する
必要がある。この特定の方法としては、伴奏を付加する
メロディ、すなわち、前記図4のメロディ入力部31か
ら入力されたメロディを解析することによって、「調」
を特定する方法が考えられる。もちろん、長音階か短音
階かをユーザが特定して入力するようにしてもよい。
【0118】「調」の入力方法は、上記方法の他にも、
(1)「調」の名称を直接入力する方法、(2)「主
音」の名称のみ直接入力し、長音階か短音階かをメロデ
ィに基づいて検出する方法、(3)「主音」と「音階」
の各名称を直接入力する方法等が考えられる。
【0119】上記(1)の方法は、調の名称を、たとえ
ば英米名で入力するものである。たとえば、テンキー1
2tの各キーに「アルファベット」を割り当てておき、
ハ長調(英米名“CM(ajor)”)を入力する場合
には、“C”,“M”と入力し、イ短調(英米名“Am
(inor)”)を入力する場合には、“A”,“m”
と入力する。なお、この入力方法は、後述するコード進
行入力処理による入力方法と同様であるので、その詳細
な説明はコード進行入力処理に譲ることにする。
【0120】上記(2)の方法は、「主音」の名称を上
記(1)の方法と同様にして入力し、長音階か短音階か
は、上述したように、入力されたメロディに基づいて検
出して特定するものである。ここで、長音階か短音階か
の判別は、本発明の特徴ではないため、既知の方法を用
いて行うようにすればよい。
【0121】上記(3)の方法は、「主音」と「音階」
の各名称とを上記(1)の方法と同様にして入力するも
のである。
【0122】なお、「調」、「主音」および「音階」の
各名称は、英米名として説明したが、これは入力がし易
いからであり、日本名をひらがなやカタカナで入力した
り、漢字変換機能がある場合には漢字で入力したりする
ようにしてもよい。もちろん、ドイツ名やイタリア名
等、どのような名称で入力するようにしてもよい。
【0123】[テンポ入力処理]テンポ入力処理による
データ入力方法は、ユーザが好みのテンポ値(整数値)
をテンキー12tを操作することで入力するものであ
る。
【0124】「調」のブロックにカーソルが合っている
ときに、ユーザが右キー12rを操作すると、カーソル
は「テンポ」のブロックの位置に移動する。
【0125】この状態で、テンキー12tを用いて、好
みのテンポ値を入力すると、その値が「テンポ」のブロ
ックに表示される。たとえば、「1」キー、「2」キ
ー、「0」キーの順に操作すると、テンポ値として“1
20”が入力される。この場合、テンポ値は数値で入力
する必要があり、初心者にとっては、入力したテンポ値
が実際どのくらいのテンポに相当するかをイメージしづ
らい。このため、テンポ値を入力したときに、そのテン
ポ値に応じたメトロノーム音(音色は、実際のメトロノ
ームに合わせる必要はない)を発生させるようにしても
よい。
【0126】また、特定のキー(たとえば、「*」キ
ー)を、入力したいテンポに応じて叩き、この叩く時間
間隔を検出し、この検出結果に基づいてテンポ値を算出
するようにしてもよい。さらに、表示器17上に、所定
の領域を表示させ、この領域を前記スタイラスペンや指
でタッピングし、このタッピングの時間間隔を検出し
て、テンポ値を算出するようにしてもよい。
【0127】[コード進行入力処理]コード進行入力方
法は、本実施の形態では、次の4種類のコード進行入力
処理1〜4のうちいずれかの入力処理、すなわち予め固
定的に選択したいずれかの入力処理を用いて実現するよ
うにしている。もちろん、これに限らず、4種類のコー
ド進行入力処理に対応して4種類のモードを設けてお
き、ユーザが各モードを切り替えることにより、ユーザ
の好みに合う入力方法を選択できるようにしてもよい。
【0128】[コード進行入力処理1]コード進行入力
処理1によるデータ入力方法は、前記伴奏生成用データ
共通入力処理1と同様に、前記図3の表示器17の表示
領域17aに、図12(a)に示すような、横長のたす
き形状のコード進行入力領域であって、全体が複数個の
ブロックに分割されているものを表示し、入力すべき位
置のブロックをカーソルによって指定し、その表示内容
を、たとえばアップ/ダウンキー12u,12dを用い
て変更することで、ユーザの好みのデータを入力するも
のである。
【0129】コード進行入力領域は、図12(a)に示
すように、たとえば、1小節を4拍(4/4拍子の曲の
場合)とし、その2拍区間毎に1コード(和音)を入力
できるように構成されている。そして、1コードは、根
音とタイプによって指定するので、1コードを入力する
ための領域は、根音を入力するボックスとタイプを入力
するボックスにより構成されている。このような領域
が、入力されたメロディの長さ分連結されて、コード進
行入力領域を形成している。なお、表示領域17aは、
コード進行入力領域全体を表示できる幅を有していない
ため、表示領域17aには、コード進行入力領域の一部
が表示され、表示されていない領域は、たとえば左/右
キー12r,12lの操作によるカーソル移動ととも
に、コード進行入力領域全体をスクロールさせることで
表示するようにしている。ここで、スクロールの方法
は、これに限らず、スクロール専用のキーを設けて(割
り当てて)このキーを用いて行わせるようにしたり、表
示器17上にスクロールを指示する矢印を表示させ、そ
の矢印にカーソルを合わせてクリックすることで、行わ
せるようにしたりしてもよい。また、カーソルがコード
進行入力領域全体のどの位置に合っているのかをユーザ
が一目で分かるように、コード進行入力領域に小節番号
や拍番号など、データを入力する場所を特定できる情報
を表示するようにしてもよい。
【0130】本コード進行入力処理1が最初に起動され
ると、コード進行入力領域の先頭ブロックから所定個
(すなわち、表示領域17aに表示可能な個数)のブロ
ックが表示されるとともに、先頭ブロック、すなわち最
初に入力すべきコードの根音のブロックにカーソルが表
示される。カーソルは、前記伴奏生成用データ入力領域
上のカーソルと同様に、斜線で表現されている(図12
(a)参照)が、これは便宜上に過ぎず、その表示態様
はどのようなものであってもよい。なお、図12(a)
は、本コード進行入力処理が最初に起動された状態を示
しているものではなく、コード入力の途中で、最初に入
力したコードの根音を修正するために、その根音のブロ
ックにカーソルを移動させた状態を示している。すなわ
ち、本コード進行入力処理1が最初に起動された状態で
は、コード進行入力領域の各ブロックには何も表示され
ておらず、ただその最初のブロックにカーソルが表示さ
れているだけである。もちろん、前記伴奏生成用データ
共通入力処理1を最初に起動した場合のように、コード
進行入力領域の各ブロックにデフォルト値を表示するよ
うにしてもよい。
【0131】カーソルが根音のブロックに合っていると
きに、ダウンキー12dを操作すると、そのブロックに
表示されている根音の次の根音が表示される。根音を表
示する順序は、たとえば音高の低い順であり、図12
(b)に示す順序、すなわち、“C→C#→D→D#→
‥‥→C”である。なお、“#”の代わりに、“♭”を
用いて表現するようにしてもよい。すなわち、“C→D
♭→D→E♭→‥‥→C”というようにである。また、
幹音(C〜B)と派生音(変化記号#,♭の付いたも
の)とを混在させたものの中から、ある一つのキー(た
とえば、アップ/ダウンキー12u,12d)によって
根音を指定するものに限らず、幹音のいずれかを指定す
るキーと、変化記号のいずれかを指定するキーとを別々
に設け(割り当て)、この両キーを用いて根音を指定す
るようにしてもよい。
【0132】今の状態は、コード進行入力領域のすべて
のブロックに何も表示されていない状態であるので、最
初にダウンキー12dを操作すると“C”が表示され、
続いてダウンキー12dを操作すると“C#”が表示さ
れ、以下、ダウンキー12dを操作する毎に上記順序で
表示が切り替わって行く。逆に、アップキー12uが操
作されると、上記順序と逆の順序で表示が切り替わって
行く。そして、好みの根音が表示されたときに、アップ
/ダウンキー12u,12dによる操作を中止し、右キ
ー12rを操作して、カーソルを次のタイプのブロック
に移動させると、直前のブロック(この場合には根音の
ブロック)に表示されているデータが入力値として確定
する。
【0133】同様にして、カーソルがタイプのブロック
に合っているときに、ダウンキー12dを操作すると、
そのブロックに表示されているタイプの次のタイプが表
示される。タイプを表示する順序は、たとえば図12
(b)に示す順序、すなわち、“M(ajor)→m
(inor)→7(th)→m(inor)7(th)
→‥‥→M”の順序である。
【0134】今の状態は、タイプのブロックには何も表
示されていない状態であるので、最初にダウンキー12
dを操作すると“M”が表示され、続いてダウンキー1
2dを操作すると“m”が表示され、以下、ダウンキー
12dを操作する毎に上記順序で表示が切り替わって行
く。逆に、アップキー12uが操作されると、上記順序
と逆の順序で表示が切り替わって行く。そして、好みの
タイプが表示されたときに、アップ/ダウンキー12
u,12dによる操作を中止し、右キー12rを操作し
て、カーソルを次の根音のブロックに移動させると、直
前のタイプのブロックに表示されているデータが入力値
として確定する。
【0135】以上のようにして、コードを1つずつ指定
して行き、曲全体に亘って指定を終了したときには、前
記エンターキー12eを操作することで、各入力コード
を一括して入力する。
【0136】図15は、コード進行入力処理1の手順を
示すフローチャートであり、上述したコード進行入力処
理1をフローチャートの形式で視覚的に表現したもので
ある。
【0137】同図において、まず、表示器17の表示領
域17aに、横長のたすき形状をなしたコード進行入力
領域であって、該領域が複数のブロックに分割されたも
のを表示し(図12(a)参照)、この複数のブロック
のうち先頭から所定番目までを表示し、カーソルを先頭
のブロックにセットする(ステップS31)。
【0138】次に、アップ/ダウンキー12u,12d
が操作されたか否かを判別し(ステップS32)、操作
されたときには、現在カーソルが根音ブロックに合って
いるか否かを判別する(ステップS33)。
【0139】ステップS33で、現在カーソルが根音ブ
ロックに合っているときには、アップ/ダウンキー12
u,12dの操作に応じて、次の順番の根音データを表
示する(ステップS34)一方、現在カーソルが根音ブ
ロックに合っていないとき、すなわちタイプブロックに
合っているときには、アップ/ダウンキー12u,12
dの操作に応じて、次の順番のタイプデータを表示する
(ステップS35)。
【0140】一方、ステップS32で、アップ/ダウン
キー12u,12dが操作されないときには、ステップ
S33〜S35をスキップしてステップS36に進む。
【0141】ステップS36では、左/右キー12r,
12lが操作されたか否かを判別し、操作されたときに
は、その直前のカーソル位置のデータを確定する(ステ
ップS37)とともに、カーソル位置をその操作に応じ
た位置に移動する(ステップS38)一方、操作されな
いときには、ステップS37,S38をスキップしてス
テップS39に進む。
【0142】ステップS39では、エンターキー12e
が操作されたか否か、すなわち曲全体に対する入力を終
了したか否かを判別し、エンターキー12eが操作され
たときには、入力されたコード進行データを、たとえば
前記RAM14の所定位置に確保されたコード進行デー
タ記憶領域に保存した後に、本コード進行入力処理1を
終了する一方、エンターキー12eが操作されないとき
には、前記ステップS32に戻って、上述の処理を繰り
返す。
【0143】次に、コード進行入力処理1の変形例につ
いて説明する。
【0144】コード進行入力処理1では、ブロックの移
動を左/右キー12r,12lを操作することによって
行い、コードの入力をアップ/ダウンキー12u,12
dを操作することによって行うようにしたが、本変形例
では、ブロックの移動は同様に左/右キー12r,12
lを操作することによって行うものの、コードの入力
を、専用のデータ入力キーを設け(割り当て)、これを
繰り返し操作することにより行うようにしている。すな
わち、カーソルが根音ブロックに合っているときに、デ
ータ入力キーを操作すると、その操作毎に、C→C#→
D→‥‥→A#→B→Cと変化して行き、カーソルがタ
イプブロックに合っているときに、データ入力キーを操
作すると、その操作毎に、M→m→7→m7→Mと変化
して行く。
【0145】[コード進行入力処理2]コード進行入力
処理2によるデータ入力方法は、上記コード進行入力処
理1と同様に、表示器17の表示領域17aに、図13
に示すような横長のたすき形状のコード進行入力領域で
あって、全体が複数個のブロックに分割されているもの
を表示し、そのブロック、すなわち根音ブロックまたは
タイプブロックのいずれかを1つずつ指定して、その表
示内容を変更することで、ユーザの好みのデータを入力
するものである。しかし、本コード進行入力処理2は、
各ブロックの指定方法および該各ブロックの表示内容の
変更方法が、上記コード進行入力処理1と異なってい
る。
【0146】すなわち、本コード進行入力処理2では、
図13に示すように、入力すべきブロックを指定すると
きには、スタイラスペンP(または指)でそのブロック
を指定(ヒット)し、その入力内容、すなわち表示内容
を変更するときには、同じブロックを繰り返しヒットす
る度に、表示内容が変更されるようになっているので、
ユーザの好みの内容が表示されたところで、スタイラス
ペンPによるヒット処理を終了するようにする。
【0147】また、表示内容の確定は、ユーザが異なる
ブロックをスタイラスペンPでヒットしたときになさ
れ、曲全体に亘る入力の終了は、上記コード進行入力処
理1と同様に、エンターキー12eによってなされる。
もちろん、曲全体に亘る入力の終了は、これに限らず、
たとえば入力終了ボタンを表示器17上に表示させ、こ
の終了ボタンをスタイラスペンPでヒットするようにし
てもよい。
【0148】図16は、コード進行入力処理2の手順を
示すフローチャートであり、上述したコード進行入力処
理2をフローチャートの形式で視覚的に表現したもので
ある。なお、同図中、図15と同様の処理を行うステッ
プには、図15のステップと同一のステップ番号を付し
ている。
【0149】図16において、まず、図15のステップ
S31と同様に、表示器17の表示領域17aに、横長
のたすき形状をなしたコード進行入力領域であって、該
領域が複数のブロックに分割されたもののうち、先頭か
ら所定番目までを表示する(ステップS31′)。ただ
し、図15のステップS31と異なり、カーソルは表示
されない。
【0150】次に、ユーザがスタイラスペンPでいずれ
かのブロック、すなわち複数の根音ブロックまたは複数
のタイプブロック中のいずれか1つのブロックをタッチ
したか否かを判別し(ステップS51)、タッチしたと
きには、図15のステップS33と同様に、そのブロッ
クが根音ブロックか否かを判別する(ステップS3
3)。
【0151】ステップS33で、ユーザがタッチしたブ
ロックが根音ブロックのときには、そのタッチした根音
ブロックが前回タッチしたブロックと同じであるか否か
を判別し(ステップS52)、同じブロックのときに
は、図15のステップS34と同様に、次の順番の根音
データを表示する(ステップS34)一方、異なるブロ
ックのときには、初期根音として設定されている根音デ
ータを表示する(ステップS53)。
【0152】一方、ステップS33で、ユーザがタッチ
したブロックが根音ブロックでないとき、すなわちタイ
プブロックのときには、そのタッチしたタイプブロック
が前回タッチしたブロックと同じであるか否かを判別し
(ステップS54)、同じブロックのときには、図15
のステップS35と同様に、次の順番のタイプデータを
表示する(ステップS35)一方、異なるブロックのと
きには、初期タイプとして設定されているタイプデータ
を表示する(ステップS55)。
【0153】続くステップS39,S40の各処理は、
図15のステップS39,S40の各処理と同様である
ので、その説明を省略する。
【0154】[コード進行入力処理3]コード進行入力
処理3によるデータ入力方法は、上記コード進行入力処
理1と同様に、表示器17の表示領域17aに、図14
に示すような横長のたすき形状のコード進行入力領域で
あって、全体が複数個のブロックに分割されているもの
を表示し、そのブロック、すなわち根音ブロックまたは
タイプブロックのいずれかを1つずつ指定しながら、ユ
ーザの好みのデータを入力するものである。しかし、本
コード進行入力処理3は、下記の点で、上記コード進行
入力処理1と異なっている。
【0155】すなわち、本コード進行入力処理3では、
図14に示すように、任意の根音データを選択可能な根
音データパレット17cと、任意のタイプデータを選択
可能なタイプデータパレット17dを表示し、ユーザ
が、たとえばスタイラスペンまたは指で、根音データパ
レット17c内の好みのデータを指示(ヒット)し、ド
ラッグしながら目的の根音ブロックに移動させ、ドロッ
プすると、そのデータが目的の根音ブロックに張り付け
られて表示され、タイプデータパレット17d内の好み
のデータをヒットし、ドラッグしながら目的のタイプブ
ロックに移動させ、ドロップすると、そのデータが目的
のタイプブロックに張り付けられて表示される。ただ
し、根音データパレット17c内のデータをタイプブロ
ックにドロップしたとき、または、これとは逆に、タイ
プデータパレット17d内のデータを根音ブロックにド
ロップしたときには、そのデータはそのブロックに張り
付けられないようにしている。このとき、ユーザの操作
が間違っていることを警告するようにしてもよい。警告
の方法としては、たとえば、このブロックには張り付け
られない旨の表示をするようにしたり、警告音を発生す
るようにしたり、または、「このブロックには張り付け
られません」と音声で発音するようにしたりする方法が
考えられる。
【0156】本実施の形態では、根音データパレット1
7cには、幹音(C〜B)と変化記号(#,♭)とが別
々に配列され、根音として派生音(変化記号の付いた
音)、たとえば“C#”を入力するときには、根音デー
タパレット17cから、まず“C”をヒットして目的の
根音ブロックにドロップし、次に“#”をヒットして同
じ根音ブロックにドロップする。もちろん、これに限ら
ず、根音データパレットには、幹音データとともに派生
音データ(たとえば、C#,D#,F#,G#,A#)
も配列しておくようにしてもよい。この場合には、1回
の操作で、派生音を根音ブロックに入力することができ
る。ただし、根音データパレットに配列されるデータの
数が、本実施の形態の根音データパレット17cと比較
して多くなってしまう。
【0157】図17は、コード進行入力処理3の手順を
示すフローチャートであり、上述したコード進行入力処
理3をフローチャートの形式で視覚的に表現したもので
ある。なお、同図中、図15と同様の処理を行うステッ
プには、図15のステップと同一のステップ番号を付し
ている。
【0158】図17において、まず、図15のステップ
S31と同様に、表示器17の表示領域17aに、横長
のたすき形状をなしたコード進行入力領域であって、該
領域が複数のブロックに分割されたもののうち、先頭か
ら所定番目までを表示する(ステップS61)。ただ
し、図15のステップS31と異なり、カーソルを表示
せず、また、データパレット、すなわち根音データパレ
ット17cおよびタイプデータパレット17dを表示す
る。
【0159】次に、データパレットからいずれかのブロ
ック、すなわち根音ブロックまたはタイプブロックにデ
ータ、すなわち根音データまたはタイプデータをドラッ
グ&ドロップしたか否かを判別し(ステップS62)、
いずれかのブロックにいずれかのデータをドラッグ&ド
ロップしたときには、そのブロックにそのデータを表示
させる(ステップS63)一方、いずれかのブロックに
いずれかのデータをドラッグ&ドロップしないときに
は、ステップS63をスキップして、ステップS39に
進む。
【0160】続くステップS39,S40の各処理は、
図15のステップS39,S40の各処理と同様である
ので、その説明を省略する。
【0161】[コード進行入力処理4]コード進行入力
処理4によるデータ入力方法は、上記コード進行入力処
理1と同様に、表示器17の表示領域17aに、横長の
たすき形状のコード進行入力領域であって、全体が複数
個のブロックに分割されているものを表示し、そのブロ
ックを1つずつ指定して、その表示内容を変更すること
で、ユーザの好みのデータを入力するものである。しか
し、本コード進行入力処理4は、下記の点で、上記コー
ド進行入力処理1と異なっている。
【0162】すなわち、本コード進行入力処理4では、
根音データとタイプデータとを入力することにより目的
のコードを入力するのではなく、コード構成音を入力
し、この入力した構成音からコードを検出することで、
目的のコードを入力するようにしている。そして、コー
ド構成音の入力方法として、各構成音を1つずつ指定し
て入力する、いわゆるステップ入力方法と、各構成音を
同時に指定して入力する、いわゆるリアルタイム入力方
法のいずれかを選択できるように構成されている。すな
わち、ステップ入力方法およびリアルタイム入力方法に
対応して、それぞれステップ入力モードおよびリアルタ
イム入力モードを設け、ユーザはいずれかの入力モード
を選択することにより、好みの入力方法でコード進行を
入力することができる。以下、ステップ入力方法、リア
ルタイム入力方法の順にさらに詳細に説明する。
【0163】ステップ入力方法は、上述のように、コー
ド構成音を1つずつ指定した後、そのコードを自動的に
検出することにより、すなわち、コード検出プログラム
をCPU11に実行させることにより、目的のコードを
入力するようにしたものである。ここで、コード構成音
は、たとえばテンキー12tの各キーに割り当て、該各
キーを押さえることで、目的のコード構成音を入力す
る。コード構成音の各キーへの割り当て方法としては、
たとえば、(1)上記コード進行入力処理3と同様に、
幹音と変化記号とを別々のキーに割り当てる方法、
(2)各コード構成音に対して、それぞれ1つのキーを
割り当てる方法が考えられる。
【0164】上記(1)の割り当て方法は、たとえば、
7種類の幹音(C〜B)を、それぞれ前記テンキー12
tの1〜7の各数字キーに割り当てるとともに、2種類
の変化記号(#,♭)を、それぞれテンキー12tの
“#”,“*”に割り当てる。そして、幹音は、テンキ
ー12tのうち、対応する数字キーを押すことによって
入力し、派生音は、テンキー12tのうち、対応する数
字キーを押し、続いて対応する変化記号の割り当てられ
たキーを押すことによって入力する。
【0165】また、上記(2)の割り当て方法は、たと
えば、12種類の音名を、それぞれテンキー12tの全
キー(10種類の数字キーと“#”,“*”の2種類の
キーとを合わせた12種類のキー)のそれぞれに割り当
てる。そして、コード構成音は、テンキー12tのう
ち、対応するキーを押すことにより、1回の操作で入力
する。
【0166】このようにして、割り当て方法に応じた方
法で、コード構成音を1つずつ指定して行き、1つのコ
ードを構成する構成音をすべて入力し終えたときに、ユ
ーザがそのコードを検出する要求をCPU11に対して
行うと、これに応じて、CPU11は、コード構成音か
らコードを検出するコード検出プログラムを実行し、入
力したコード構成音に対応するコードを自動的に検出す
る。そして、このコードに対応する根音とタイプを、そ
れぞれ、カーソル位置の根音ブロックとタイプブロック
に入力して表示する。なお、本実施の形態では、コード
を自動的に検出する契機は、ユーザが与えるようにした
が、これに限らず、ユーザが所定個のコード構成音を入
力した時点で、CPU11が自動的に上記コード検出プ
ログラムを実行するようにしてもよい。
【0167】リアルタイム入力方法は、上記ステップ入
力方法と、キー操作の仕方のみが異なり、コード構成音
のテンキー12tへの割り当て(ただし、入力操作のし
易さから上記(2)の方法のみを採る)や、コード構成
音からコードの検出等は同じ(ただし、コードを検出す
る契機は自動的にする)である。すなわち、リアルタイ
ム入力方法では、上述のようにして割り当てたテンキー
12tのうち、目的のコード構成音に対応するキーを、
たとえば鍵盤からコードを入力するように同時押しする
ことによって目的のコードを入力し、さらに、この入力
操作をリアルタイムで行うようにしている。
【0168】したがって、コード構成音に対応するキー
を同時押した時点でコードを検出して表示した後、カー
ソルを次のブロックに移動させ、次のコード構成音に対
応するキーを同時押しした時点で、直前のブロックに表
示されたコード、すなわち根音とタイプが表示されたコ
ードが確定するととともに、次のコードを検出して表示
した後、カーソルを次のブロックに移動させ、この処理
をユーザが構成音の入力を中止するまで繰り返して行
う。
【0169】なお、ステップ入力方法においても、リア
ルタイム入力方法においても、コード構成音を入力する
たびに、その構成音を発音させて、ユーザがどの構成音
を入力しているかが分かるようにした方が好ましい。ま
た、入力したコード構成音からコード、すなわちその根
音とタイプを検出したときに、そのコードの音を発音さ
せたり、そのコードの名称を発音させたりしてもよい。
【0170】図18は、コード進行入力処理4の手順を
示すフローチャートであり、上述したコード進行入力処
理4をフローチャートの形式で視覚的に表現したもので
ある。なお、同図中、図15と同様の処理を行うステッ
プには、図15のステップと同一のステップ番号を付し
ている。
【0171】図18において、まず、図15のステップ
S31と同様に、表示器17の表示領域17aに、横長
のたすき形状をなしたコード進行入力領域であって、該
領域が複数のブロックに分割されたもののうち、先頭か
ら所定番目までを表示する(ステップS31)。
【0172】次に、コードを入力したいブロックにカー
ソルを設定し(ステップS71)、現在の入力モードが
ステップ入力モードであるか否かを判別する(ステップ
S72)。
【0173】ステップS72で、現在の入力モードがス
テップ入力モードのときには、少なくとも3つの音名に
対応するキーを順次操作することにより目的のコード構
成音を入力する(ステップS73)一方、現在の入力モ
ードがステップ入力モードでないとき、すなわちリアル
タイム入力モードのときには、少なくとも3つの音名に
対応するキーを同時操作することにより目的のコード構
成音を入力する(ステップS74)。
【0174】続くステップS75では、ユーザによって
コードを検出する指示がなされたか否かを判別し、コー
ド検出の指示がなされたときにはステップS76に進む
一方、コード検出の指示がなされないときには前記ステ
ップS72に戻って、上述の処理を繰り返す。なお、こ
のステップS75の判別処理は、リアルタイム入力モー
ドのときには必要がなく、ステップ入力モードのときで
も、上述のように省略するようにしてもよい。
【0175】ステップS76では、入力されたコード構
成音からコードを検出し、ステップS77では、コード
検出に成功したか否かを判別する。この判別の結果、コ
ード検出に成功したときには、カーソルが合っている位
置のブロックに、検出したコードに対応する根音および
タイプを表示する(ステップS78)一方、コード検出
に失敗したときには、コード検出に失敗した旨を表示す
るとともに、入力したコード構成音を削除した(ステッ
プS79)後に、前記ステップS72に戻る。
【0176】続くステップS39,S40の各処理は、
図15のステップS39,S40の各処理と同様である
ので、その説明を省略する。
【0177】次に、以上のような各種コード進行入力処
理によって入力されたコード進行を、前記メロディ入力
部31によって入力されたメロディとともに、前記表示
器17上に表示する表示方法について説明する。
【0178】コード進行は、上述のように、コード進行
を入力するための専用領域、すなわち横長のたすき形状
のコード進行入力領域に入力するようにしていたが、こ
のコード進行入力領域は、コード進行を入力し易くする
目的のみで形成されているので、ユーザが他の目的、た
とえば入力されたコード進行と入力されたメロディとの
対応関係を知る目的で、このコード進行入力領域を使っ
たときには、必ずしも使い易いものではなかった。この
ため、本実施の形態では、次の各種表示方法で、入力さ
れたコード進行と入力されたメロディとの対応関係を明
瞭化するようにしている。
【0179】図19は、表示器17上に表示された表示
の一例を示す図であり、(a)〜(f)の6種類の表示
例が図示されている。
【0180】図19(a)は、入力されたメロディを、
その音長を音符で表すとともにその音高をイタリア式音
名で表して表示し、入力されたコード進行を、その対応
する位置に表示するようにした例を示している。
【0181】図19(b)は、図19(a)の例に対し
て、音名の表記を英米式に変更した例を示している。
【0182】図19(c)は、入力されたメロディを、
ピアノロールのように表示し、入力されたコード進行
を、その対応する位置に表示するようにした例を示して
いる。
【0183】図19(d)は、入力されたメロディを、
五線譜上に表示し、入力されたコード進行を、その対応
する位置に表示するようにした例を示している。
【0184】図19(e)は、縦軸を音高とするととも
に横軸を進行方向とした碁盤の目上に、入力されたメロ
ディを黒点で表示し、入力されたコード進行を、その対
応する位置に表示するようにした例を示している。ここ
で、横軸の1目盛りは、4分音符長に対応し、目盛り上
に黒点がない場合には、その前の音が継続していること
を示す(この事情は、図19(f)に対しても同様であ
る)。
【0185】図19(f)は、図19(e)の例に対し
て、黒点に代えて、イタリア式音名を記載した碁石状の
ものを表示するようにした例を示している。
【0186】なお、上記6種類の表示例はあくまでも一
例に過ぎず、様々な変形例を考えることができる。たと
えば、音名は、上記イタリア式および英米式に限らず、
日本式やドイツ式等どのようなものを採用してもよい。
また、図19(e),(f)では、上述のように、進行
方向の目盛りの単位を4分音符長として、その目盛り上
に黒点または碁石状のものがない場合には、その前にあ
る音が継続していることを暗示するが、その状態をより
明確化するためには、図19(a),(b),(d)の
ように、黒点や碁石状のものを音符形状にすればよい。
【0187】次に、編曲用データ入力部42が実行する
制御処理を説明する。
【0188】編曲用データとして入力可能なデータは、
本実施の形態では、1.音楽ジャンル、2.拍子、3.
調、4.コード進行、5.編曲指示の5種類である。も
ちろん、これは例示に過ぎず、これより多くてもよい
し、少なくてもよい。ここで、上記1.〜4.の4種類
のデータは、前記伴奏生成用データとして入力可能なデ
ータの一部と共通し、その入力方法と同様の方法を用い
て入力すればよいため、その入力方法についての説明を
省略する。
【0189】上記5.編曲指示として入力可能なデータ
は、(1)入力されたメロディにハーモニー音を付加す
るか否かを指示するデータ、(2)編曲後の曲構成を指
示するデータである。
【0190】上記(1)のデータは、次のようにして入
力する。すなわち、表示器17上に、「入力されたメロ
ディにハーモニー音を付加する」という文言とともにチ
ェックボックス(“□”)を表示し、ユーザが、たとえ
ば前記左/右キー12r,12lや前記アップ/ダウン
キー12u,12dを操作することで、チェックボック
スにカーソルを合わせ、入力されたメロディにハーモニ
ー音を付加させたいときには、前記エンターキー12e
を操作することで、チェックボックスにチェック
(“×”)を付ける。チェック後、そのチェックを取り
消したいときには、再度、チェックボックスにカーソル
を合わせて、エンターキー12eを操作することで、チ
ェックを外す。もちろん、チェックを外す方法はこれに
限らず、たとえば、エンターキー12eの他に、取り消
しキーを設け、チェックボックスにカーソルを合わせた
状態で、取り消しキーを操作することにより、チェック
ボックスのチェックを外すようにしてもよい。また、チ
ェックボックスにチェックを付けたり外したりする動作
を、前記スタイラスペンをチェックボックスに接触させ
る度にトグルで行わせるようにしてもよい。
【0191】また、入力されたメロディにハーモニー音
を付加するときに、同時にハーモニー音を付加するパー
ト数を入力できるようにしてもよい。このとき、ハーモ
ニー音の音色を指定できるようにしてもよい。
【0192】次に、上記(2)のデータは、本実施の形
態では、次の3種類の入力方法、すなわち曲構成データ
入力方法1〜3からいずれかを選択して入力できるよう
に構成されている。たとえば、曲構成データ入力方法1
〜3に対応してそれぞれモードを設け、ユーザがいずれ
かのモードを選択することにより、好みの曲構成データ
入力方法を選択する。もちろん、これに限らず、予め固
定的に選択されたいずれかの曲構成データ入力方法のみ
をユーザに提示するようにしてもよい。
【0193】[曲構成データ入力処理1]曲構成データ
入力処理1によって実現される曲構成データ入力方法1
は、図20に示すように、表示器17上に、複数の構成
要素(各構成要素は、それぞれブロックで示される)か
らなる曲構成例を表示しておき、この中からユーザが編
曲後の曲構成として相応しいものののみを選択すること
により、曲構成データを入力するものである。図中、斜
線が付されたブロック(図示例では、「間奏」ブロック
と「2コーラス」ブロック)は、最初に提示された曲構
成から除外する構成要素を示している。したがって、図
示例では、ユーザは、編曲後の曲構成として、「イント
ロ」、「1コーラス」、「エンディング」という構成を
選択したことになる。
【0194】ここで、曲の構成要素を選択する方法は、
たとえば、前記左/右キー12r,12lを操作するこ
とで、表示された曲構成の複数ブロックのうち目的のブ
ロックにカーソルを合わせ、前記アップ/ダウンキー1
2u,12dを操作することで、選択/除外をトグルで
行う。そして、目的のブロックを除外するときにのみ、
上述のように、そのブロックに斜線が付される。もちろ
ん、表示態様は、これに限らず、たとえば、白抜き文字
にしたり、背景色を他のブロックのそれと異ならせるよ
うにしたり等、除外ブロックであることがユーザに認識
できる表示態様であれば、その表示態様を問わないこと
は言うまでもない。
【0195】そして、すべてのブロックの状態、すなわ
ち選択ブロックであるか除外ブロックであるかの選択を
終了したときには、たとえば前記エンターキー12eを
操作することにより、曲構成データの入力を確定する。
【0196】図23は、曲構成データ入力処理1の手順
を示すフローチャートであり、上述した曲構成データ入
力処理1をフローチャートの形式で視覚的に表現したも
のである。
【0197】同図において、まず、表示器17上に、全
ブロックの曲構成を表示する(ステップS81)。
【0198】次に、左/右キー12r,12lが操作さ
れたか否かを判別し(ステップS82)、左/右キー1
2r,12lが操作されたときには、その操作状態に応
じて左または右のブロックにカーソルを移動させる(ス
テップS83)一方、左/右キー12r,12lが操作
されないときには、ステップS83をスキップしてステ
ップS84に進む。、ステップS84では、アップ/ダ
ウンキー12u,12dが操作されたか否かを判別し、
アップ/ダウンキー12u,12dが操作されたときに
は、その操作状態に応じてカーソル位置のブロックをオ
ン(選択)/オフ(除外)する(ステップS85)一
方、アップ/ダウンキー12u,12dが操作されない
ときには、ステップS85をスキップしてステップS8
6に進む。
【0199】ステップS86では、エンターキー12e
の操作による、曲構成データの決定指示がなされたか否
かを判別し、決定指示がなされたときには、その曲構成
データを、たとえば前記RAM14の所定位置に確保さ
れた曲構成データ記憶領域に保存した(ステップS8
7)後に、本曲構成データ入力処理1を終了する一方、
決定指示がなされないときには、前記ステップS82に
戻って上述の処理を繰り返す。
【0200】[曲構成データ入力処理2]曲構成データ
入力処理2によって実現される曲構成データ入力方法2
は、図21に示すように、表示器17上に、曲の各構成
要素が配列されたデータパレット17eを表示し、この
中から編曲後の曲構成として相応しいものを1つずつド
ラッグして、表示領域17a上でドロップすることで、
曲構成データを入力するものである。図示例では、デー
タパレット17eから、まず、「イントロ」ブロックが
ドラッグ&ドロップされ、次に、「1コーラス」ブロッ
クがドラッグ&ドロップされた状態を示している。2番
目の「1コーラス」ブロックを、最初にドロップした
「イントロ」ブロックの後にドロップすると、図示例の
ように両ブロックが自動的に結線されるようになってい
る。
【0201】ここで、ブロックのドラッグ&ドロップ
は、たとえば前記スタイラスペンを用いて行えばよい
が、もちろんこれに限らず、スタイラスペンに代えて、
指で操作するようにしてもよい。
【0202】図24は、曲構成データ入力処理2の手順
を示すフローチャートであり、上述した曲構成データ入
力処理2をフローチャートの形式で視覚的に表現したも
のである。なお、同図中、図23と同様の処理を行うス
テップには、図23のステップと同一のステップ番号を
付している。
【0203】図24において、まず、曲構成ブロックの
要素をデータパレット形式で、表示器17上に表示する
(ステップS91)。
【0204】次に、いずれかの要素を曲構成作成領域
(前記表示領域17a)にドラッグ&ドロップされたか
否かを判別し(ステップS92)、ドラッグ&ドロップ
されたときには、そのドラッグ&ドロップされた要素を
曲構成作成領域に表示し、複数の要素が表示されたとき
には、その要素間を自動結線する(ステップS93)一
方、ドラッグ&ドロップされないときには、ステップS
93をスキップしてステップS86に進む。
【0205】ステップS86,S87の各処理は、図2
3のステップS86,S87の各処理と同様であるの
で、その説明を省略する。
【0206】[曲構成データ入力処理3]曲構成データ
入力処理3によって実現される曲構成データ入力方法3
は、図22に示すように、表示器17上に、複数(図示
例では、2個)の曲構成データの候補(タイプ)を表示
しておき、その中からユーザが選択したものを曲構成デ
ータとして入力するようにしたものである。
【0207】曲構成データの選択方法としては、たとえ
ば、表示されているタイプ番号をテンキー12tの対応
する数字キーを用いて指定する方法、左/右キー12
r,12lやアップ/ダウンキー12u,12dを用い
てカーソル位置を好みのタイプ番号に合わせ、その位置
でエンターキー12eを操作することによって指定する
方法、スタイラスペンや指を用いて、好みのタイプ番号
を指定する方法等が考えられる。
【0208】なお、曲構成データの候補中にユーザの好
みの曲構成データがないときには、候補の曲構成データ
を、上記曲構成データ入力処理1と同様にして編集でき
るようにしてもよい。
【0209】図25は、曲構成データ入力処理3の手順
を示すフローチャートであり、上述した曲構成データ入
力処理3をフローチャートの形式で視覚的に表現したも
のである。なお、同図中、図23と同様の処理を行うス
テップには、図23のステップと同一のステップ番号を
付している。
【0210】図25において、まず、複数の曲構成デー
タをメモリ(ROM13、RAM14または外部記憶装
置15)から読み出して、表示器17上に表示する(ス
テップS101)。
【0211】次に、ユーザが、上述したいずれかの方法
を用いて、いずれかの曲構成データを選択すると、その
選択された曲構成データを、ユーザがその選択を認識で
きる態様で表示する(ステップS102)。
【0212】そして、図23のステップS87と同様
に、選択された曲構成データを曲構成データ記憶領域に
保存した(ステップS87)後に、本曲構成データ入力
処理1を終了する。
【0213】次に、作曲用データ入力部52が実行する
制御処理を説明する。
【0214】作曲用データとして入力可能なデータは、
本実施の形態では、1.音楽ジャンル、2.拍子、3.
調、4.小節数、5.コード進行、6.ブロック構成、
7.楽節構成、8.メロディピッチ生成用データ、9.
メロディリズム生成用データの9種類である。もちろ
ん、これは例示に過ぎず、これより多くてもよいし、少
なくてもよい。ここで、上記1.〜3.,5.の4種類
のデータは、前記伴奏生成用データとして入力可能なデ
ータの一部と共通し、その入力方法と同様の方法を用い
て入力すればよいため、その入力方法についての説明を
省略する。
【0215】作曲用データに特有のデータ、たとえば上
記4.,6.〜9.の6種類のデータは、本実施の形態
では、次の2種類の作曲用データ入力処理1,2によっ
て入力するようにしている。なお、この2種類の作曲用
データ入力処理1,2は、それぞれ対応するモードを設
け、ユーザがそのいずれかのモードを選択することで、
いずれかの作曲用データ入力処理を選択するようにして
もよいし、予め固定的に選択したいずれかの作曲用デー
タ入力処理のみをユーザに提示するようにしてもよい。
【0216】[作曲用データ入力処理1]作曲用データ
入力処理1によって実現される作曲用データ入力方法1
は、図26に示すように、作曲すべき曲のジャンル毎
に、それぞれ異なった曲風を示す複数個の名称が付けら
れたテンプレートを予め記憶しておき、ユーザが作曲し
たい曲のジャンルで、その曲の曲風に最も近い名称を選
択すると、この名称に対応するテンプレートが読み出さ
れて、そのテンプレートに記載された作曲用データを一
括して入力するというものである。すなわち、各テンプ
レートには、それぞれ異なった名称が付与され、該各名
称に相応しい作曲用データ、たとえばブロック構成、楽
節構成、メロディピッチ生成用データおよびメロディリ
ズム生成用データが選択されて記載され、曲のジャンル
毎に、たとえばメモリ(ROM13、RAM14または
外部記憶装置15)に記憶されている。
【0217】作曲用データ入力処理1に処理が移行する
と、メモリに記憶されているテンプレートが属する曲の
ジャンルの一覧が、図26に示すように、表示器17上
に表示される。ユーザは、この曲のジャンルの一覧か
ら、作曲したい曲が属するジャンルを選択する。その選
択は、たとえば、前記スタイラスペンや指で好みのジャ
ンルを押さえたり、カーソルを好みのジャンルに合わせ
て、エンターキー12eを操作したりして行うようにす
ればよい。
【0218】このようにして好みのジャンルが指定され
ると、指定されたジャンルに属する曲の曲風を示す名称
の一覧がポップアップされる。図26には、ユーザが曲
のジャンルとして「ロック」を選択した場合が図示され
ており、「ロック」に属する曲風の名称、具体的には
「1970年代ロック」、「ヘビーメタル」および「ス
ローロック」の各名称がポップアップウィンドウ上に表
示されている。これにより、ユーザは、メモリには「ロ
ック」のジャンルとして、これら3種類の曲風にそれぞ
れ相応しい作曲用データが記載されたテンプレートが記
憶されていることが分かり、この中から作曲したい曲の
曲風に最も近い名称を選択することで、作曲データの個
々の内容を詳細に知らなくても、好みの作曲用データを
一括して入力することができる。
【0219】図28は、作曲用データ入力処理1の手順
を示すフローチャートであり、上述した作曲用データ入
力処理1をフローチャートの形式で視覚的に表現したも
のである。
【0220】同図において、まず、複数の作曲用テンプ
レートのグループ名称をメモリから読み出して、表示器
17に表示し(ステップS111)、ユーザの指示に応
じて、表示されたグループ名称のうちいずれかを選択し
て表示する(ステップS112)。
【0221】次に、選択されたグループ名称に属する複
数の作曲用テンプレートの名称をメモリから読み出し
て、表示器17に表示し(ステップS113)、ユーザ
の指示に応じて、表示された名称のうちいずれかを選択
して表示する(ステップS114)。
【0222】そして、選択した名称の作曲用テンプレー
トを読み出して(ステップS115)、その作曲用テン
プレートに記載されている作曲用データを、たとえば前
記RAM14の所定位置に確保された作曲用データ記憶
領域に保存した(ステップ116)後に、本作曲用デー
タ入力処理1を終了する。
【0223】[作曲用データ入力処理2]作曲用データ
入力処理2によって実現される作曲用データ入力方法2
は、図27に示すように、複数の作曲用データを入力で
きる作曲用データ入力枠を表示し、各ブロックをそれぞ
れ指定しながら作曲用データを入力するものである。
【0224】図示例では、作曲用データとして、ブロッ
ク構成、楽節構成、メロディピッチダイナミクスおよび
基本音長の各データを入力できるように構成されてい
る。もちろん、これは一例に過ぎず、作曲用データとし
て入力できるデータの個数は、これよりも多くてもよい
し、少なくてもよい。また、作曲用データの種類も、図
示例のものに限らないことは言うまでもない。
【0225】作曲用データ入力枠内の各ブロックの指定
は、左/右キー12r,12lまたはアップ/ダウンキ
ー12u,12dを操作し、カーソル位置を移動させる
ことで行われる。そして、作曲用データの入力は、目的
のブロックにカーソルを合わせた状態で、値変更キー、
たとえばテンキー12tの所定キーに割り当てたものを
操作する度に、当該ブロックに表示されるデータ値が変
更されて行く。
【0226】図29は、作曲用データ入力処理2の手順
を示すフローチャートであり、上述した作曲用データ入
力処理2をフローチャートの形式で視覚的に表現したも
のである。
【0227】同図において、まず、作曲用データ入力枠
を表示器17上に表示する(ステップS121)。
【0228】次に、前記左/右キー12r,12lが操
作されたか否かを判別し(ステップS122)、左/右
キー12r,12lが操作されたときには、その操作状
態に応じて左または右の枠にカーソルを移動させる(ス
テップS123)一方、左/右キー12r,12lが操
作されないときには、ステップS123をスキップして
ステップS124に進む。
【0229】ステップS124では、前記アップ/ダウ
ンキー12u,12dが操作されたか否かを判別し、ア
ップ/ダウンキー12u,12dが操作されたときに
は、その操作状態に応じて上または下の枠にカーソルを
移動させる(ステップS125)一方、アップ/ダウン
キー12u,12dが操作されないときには、ステップ
S125をスキップしてステップS126に進む。
【0230】ステップS126では、値変更キーが操作
されたか否かを判別し、値変更キーが操作されたときに
は、カーソル位置の枠に表示されるデータを交換して表
示する(ステップS127)一方、値変更キーが操作さ
れないときには、ステップS127をスキップしてステ
ップS128に進む。
【0231】ステップS128,S129の各処理は、
それぞれ前記図26のステップS115,S116の各
処理と同様であるので、その説明を省略する。
【0232】このように、本実施の形態では、伴奏用デ
ータ、編曲用データ、作曲用データの各データを、携帯
通信端末というデータの設定が困難な装置からでも、用
意に設定できるようにし、このようにして設定したデー
タに基づいて、入力されたメロディに付加する伴奏を生
成し、入力されたメロディを自動編曲し、あるいはメロ
ディ自体を作曲するようにしたので、携帯通信端末上
で、簡単にオリジナルの曲を得ることができる。
【0233】なお、上述した実施の形態の機能を実現す
るソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは
装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒
体に格納されたプログラムコードを読出し実行すること
によっても、本発明の目的が達成されることは言うまで
もない。
【0234】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することに
なり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発
明を構成することになる。
【0235】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、たとえば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ
カード、ROMなどを用いることができる。また、他の
MIDI機器や通信ネットワークを介してサーバコンピ
ュータからプログラムコードが供給されるようにしても
よい。
【0236】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、上述した実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる
ことは言うまでもない。
【0237】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって上述した実施の形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0238】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,3,
5,18,20または22のいずれかに記載の発明によ
れば、簡単な操作によって伴奏生成用データを設定する
ことができ、このようにして設定した伴奏生成用データ
に基づいて、入力されたメロディに付加される伴奏が生
成されるので、簡単にオリジナルの曲を得ることができ
る。
【0239】また、請求項2,4,6,19,21また
は23のいずれかに記載の発明によれば、簡単な操作に
よって編曲用データを設定することができ、このように
して設定した伴奏生成用データに基づいて、入力された
メロディが編曲されるので、簡単にオリジナルの曲を得
ることができる。
【0240】さらに、請求項7〜11,24〜28のい
ずれかに記載の発明によれば、簡単な操作によって、伴
奏生成用データ、編曲用データおよび作曲用データに含
まれるコード進行を設定することができ、このようにし
て設定したコード進行に基づいて、入力されたメロディ
に付加される伴奏が生成され、入力されたメロディが編
曲され、あるいはメロディ自体が作曲されるので、簡単
にオリジナルの曲を得ることができる。
【0241】また、請求項13〜17,30〜34のい
ずれかに記載の発明によれば、簡単な操作によって、作
曲用データを設定することができ、このようにして設定
した作曲用データに基づいて、メロディ自体が作曲され
るので、簡単にオリジナルの曲を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る携帯通信端末が
他の通信端末と通信するときに必要なシステム構成の一
例を示す図である。
【図2】 図1の携帯通信端末の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】 図2の携帯通信端末の外観図である。
【図4】 自動伴奏機能を実現するための制御ブロック
図である。
【図5】 自動編曲機能を実現するための制御ブロック
図である。
【図6】 自動作曲機能を実現するための制御ブロック
図である。
【図7】 伴奏生成用データ共通入力処理1および2を
説明するための図である。
【図8】 伴奏生成用データ共通入力処理3を説明する
ための図である。
【図9】 伴奏生成用データ共通入力処理1の手順を示
すフローチャートである。
【図10】 伴奏生成用データ共通入力処理2の手順を
示すフローチャートである。
【図11】 伴奏生成用データ共通入力処理3の手順を
示すフローチャートである。
【図12】 コード進行入力処理1を説明するための図
である。
【図13】 コード進行入力処理2を説明するための図
である。
【図14】 コード進行入力処理3を説明するための図
である。
【図15】 コード進行入力処理1の手順を示すフロー
チャートである。
【図16】 コード進行入力処理2の手順を示すフロー
チャートである。
【図17】 コード進行入力処理3の手順を示すフロー
チャートである。
【図18】 コード進行入力処理4の手順を示すフロー
チャートである。
【図19】 図2の表示器上に表示された表示の一例を
示す図である。
【図20】 曲構成データ入力処理1を説明するための
図である。
【図21】 曲構成データ入力処理2を説明するための
図である。
【図22】 曲構成データ入力処理3を説明するための
図である。
【図23】 曲構成データ入力処理1の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図24】 曲構成データ入力処理2の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図25】 曲構成データ入力処理3の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図26】 作曲用データ入力処理1を説明するための
図である。
【図27】 作曲用データ入力処理2を説明するための
図である。
【図28】 作曲用データ入力処理1の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図29】 作曲用データ入力処理2の手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
11 CPU(メロディ入力手段、伴奏生成手段、表示
手段、選択手段、設定手段、編曲手段、割り当て手段、
検出手段) 12 操作スイッチ群(メロディ入力手段、左/右方向
指示手段、上/下方向指示手段、操作スイッチ) 13 ROM(割り当て手段) 15 外部記憶装置(メロディ入力手段) 17 表示器(表示手段) 18 通信I/F(メロディ入力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D378 KK17 LA09 LA15 LA27 LA28 LA29 MM06 MM12 MM16 MM19 MM22 MM24 MM26 MM71 MM79 MM93 PP05 QQ05 QQ08 SA08 SA20 SC01 SD04 TT12 TT23 TT24 TT32 5K027 AA11 BB01 CC08 FF22 FF25 KK03

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メロディを入力するメロディ入力手段
    と、 該入力されたメロディに付加する伴奏を、複数種類の伴
    奏生成用データに基づいて生成する伴奏生成手段と、 前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設定するた
    めの複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、 ユーザが左方向または右方向を指示するための左/右方
    向指示手段と、 ユーザが上方向または下方向を指示するための上/下方
    向指示手段と、 前記左/右方向指示手段による左方向または右方向の指
    示に応じて、前記複数のデータ設定領域のいずれかを選
    択する選択手段と、 前記上/下方向指示手段による上方向または下方向の指
    示に応じて、前記選択されたデータ設定領域に表示され
    るデータ値を変更して設定する設定手段とを有すること
    を特徴とする携帯通信端末。
  2. 【請求項2】 メロディを入力するメロディ入力手段
    と、 該入力されたメロディを、複数種類の編曲用データに基
    づいて編曲する編曲手段と、 前記複数種類の編曲用データをそれぞれ設定するための
    複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、 ユーザが左方向または右方向を指示するための左/右方
    向指示手段と、 ユーザが上方向または下方向を指示するための上/下方
    向指示手段と、 前記左/右方向指示手段による左方向または右方向の指
    示に応じて、前記複数のデータ設定領域のいずれかを選
    択する選択手段と、 前記上/下方向指示手段による上方向または下方向の指
    示に応じて、前記選択されたデータ設定領域に表示され
    るデータ値を変更して設定する設定手段とを有すること
    を特徴とする携帯通信端末。
  3. 【請求項3】 メロディを入力するメロディ入力手段
    と、 該入力されたメロディに付加する伴奏を、複数種類の伴
    奏生成用データに基づいて生成する伴奏生成手段と、 前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設定するた
    めの複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、 当該携帯端末を操作するための複数の操作スイッチと、 前記複数種類の伴奏生成用データのそれぞれを前記複数
    の操作スイッチのそれぞれに割り当てる割り当て手段
    と、 ユーザが前記操作スイッチを操作することにより、前記
    複数のデータ設定領域中、前記操作された操作スイッチ
    に割り当てられた伴奏生成用データに対応する領域のデ
    ータ値を設定する設定手段とを有することを特徴とする
    携帯通信端末。
  4. 【請求項4】 メロディを入力するメロディ入力手段
    と、 該入力されたメロディを、複数種類の編曲用データに基
    づいて編曲する編曲手段と、 前記複数種類の編曲用データをそれぞれ設定するための
    複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、 当該携帯端末を操作するための複数の操作スイッチと、 前記複数種類の編曲用データのそれぞれを前記複数の操
    作スイッチのそれぞれに割り当てる割り当て手段と、 ユーザが前記操作スイッチを操作することにより、前記
    複数のデータ設定領域中、前記操作された操作スイッチ
    に割り当てられた編曲用データに対応する領域のデータ
    値を設定する設定手段とを有することを特徴とする携帯
    通信端末。
  5. 【請求項5】 メロディを入力するメロディ入力手段
    と、 該入力されたメロディに付加する伴奏を、複数種類の伴
    奏生成用データに基づいて生成する伴奏生成手段と、 前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設定するた
    めの複数のデータ設定領域、および、前記複数種類の伴
    奏生成用データの各データ値を配列したデータパレット
    を表示する表示手段と、 前記データパレットに配列された各データ値のいずれか
    を選択し、該選択されたデータ値を、前記複数のデータ
    設定領域中、前記選択されたデータ値の伴奏生成用デー
    タに対応する領域に設定する設定手段とを有することを
    特徴とする携帯通信端末。
  6. 【請求項6】 メロディを入力するメロディ入力手段
    と、 該入力されたメロディを、複数種類の編曲用データに基
    づいて編曲する編曲手段と、 前記複数種類の編曲用データをそれぞれ設定するための
    複数のデータ設定領域、および、前記複数種類の編曲用
    データの各データ値を配列したデータパレットを表示す
    る表示手段と、 前記データパレットに配列された各データ値のいずれか
    を選択し、該選択されたデータ値を、前記複数のデータ
    設定領域中、前記選択されたデータ値の編曲用データに
    対応する領域に設定する設定手段とを有することを特徴
    とする携帯通信端末。
  7. 【請求項7】 コード進行を設定するためのコード進行
    設定領域であって、設定される複数のコードに対応して
    複数のコード設定領域を備えたものを表示する表示手段
    と、 ユーザが左方向または右方向を指示するための左/右方
    向指示手段と、 ユーザが上方向または下方向を指示するための上/下方
    向指示手段と、 前記左/右方向指示手段による左方向または右方向の指
    示に応じて、前記複数のコード設定領域のいずれかを選
    択する選択手段と、 前記上/下方向指示手段による上方向または下方向の指
    示に応じて、前記選択されたコード設定領域に表示され
    るコード名を設定する設定手段とを有することを特徴と
    する携帯通信端末。
  8. 【請求項8】 コード進行を設定するためのコード進行
    設定領域であって、設定される複数のコードに対応して
    複数のコード設定領域を備えたものを表示する表示手段
    と、 左方向または右方向を指示するための左/右方向指示ス
    イッチを含む、当該携帯端末を操作するための複数の操
    作スイッチと、 前記左/右方向指示スイッチによる左方向または右方向
    の指示に応じて、前記複数のコード設定領域のいずれか
    を選択する選択手段と、 前記複数の操作スイッチのうち、前記左/右方向指示ス
    イッチを除いた所定の操作スイッチの繰り返し操作に応
    じて、前記選択されたコード入力領域に表示されるコー
    ド名を変更して設定する設定手段とを有することを特徴
    とする携帯通信端末。
  9. 【請求項9】 コード進行を設定するためのコード進行
    設定領域であって、設定される複数のコードに対応して
    複数のコード設定領域を備えたものを表示する、タッチ
    パネル式の表示手段と、 前記複数のコード設定領域のうち、ユーザがタッチした
    コード設定領域を選択する選択手段と、 該選択されたコード設定領域をユーザが繰り返しタッチ
    することにより、当該コード設定領域に表示されるコー
    ド名を変更して設定する設定手段とを有することを特徴
    とする携帯通信端末。
  10. 【請求項10】 コード進行を設定するためのコード進
    行設定領域であって、設定される複数のコードに対応し
    て複数のコード設定領域を備えたもの、および、各種コ
    ード名を配列したデータパレットを表示する表示手段
    と、 前記データパレットに配列されたコード名のいずれかを
    選択し、該選択されたコード名を、前記複数のコード設
    定領域中選択したいずれかの領域に設定する設定手段と
    を有することを特徴とする携帯通信端末。
  11. 【請求項11】 コード進行を設定するためのコード進
    行設定領域であって、設定される複数のコードに対応し
    て複数のコード設定領域を備えたものを表示する表示手
    段と、 当該携帯端末を操作するための複数の操作スイッチと、 複数の音名のそれぞれを前記複数の操作スイッチのそれ
    ぞれに割り当てる割り当て手段と、 ユーザが前記複数の操作スイッチから選択した複数の操
    作スイッチを組み合わせて操作したときに、該組み合わ
    せて操作された各操作スイッチにそれぞれ割り当てられ
    た音名からコードを検出する検出手段と、 該検出されたコードを、前記複数のコード設定領域のい
    ずれかに設定する設定手段とを有することを特徴とする
    携帯通信端末。
  12. 【請求項12】 メロディを入力するメロディ入力手段
    を有し、 前記表示手段は、前記入力されたメロディを表示すると
    ともに、前記コード進行設定領域に設定されたコード進
    行を、前記表示されたメロディに対応付けて表示するこ
    とを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の携帯
    通信端末。
  13. 【請求項13】 複数の選択可能な構成要素からなる曲
    構成を表示する表示手段と、 前記表示された曲構成から少なくとも1つ以上の構成要
    素をユーザの指示に応じて選択する選択手段と、 該選択された構成要素からなる曲構成を設定する設定手
    段とを有することを特徴とする携帯通信端末。
  14. 【請求項14】 曲を構成する構成要素を複数配列した
    データパレットを表示する表示手段と、 前記データパレットに配列された複数の構成要素からユ
    ーザの指示に応じた構成要素を選択する選択手段と、 該選択された構成要素からなる曲構成を設定する設定手
    段とを有することを特徴とする携帯通信端末。
  15. 【請求項15】 複数の相異なる曲構成を表示する表示
    手段と、 該表示された複数の相異なる曲構成からいずれかの曲構
    成をユーザの指示に応じて選択する選択手段と、 該選択された曲構成を設定する設定手段とを有すること
    を特徴とする携帯通信端末。
  16. 【請求項16】 複数種類の作曲用データに基づいて作
    曲する作曲手段と、 前記複数種類の作曲用データの各データ値を組み合わせ
    て形成する、複数のテンプレートであって、それぞれに
    名称が付けられたものを記憶する記憶手段と、 該記憶された複数のテンプレートの各名称を一覧表示す
    る表示手段と、 該表示されたテンプレートの名称の一覧からいずれかの
    名称をユーザの指示に応じて選択する選択手段と、 該選択された名称のテンプレートを前記記憶手段から読
    み出して、該テンプレートに記載されている各データ値
    を前記作曲用データとして設定する設定手段とを有する
    ことを特徴とする携帯通信端末。
  17. 【請求項17】 複数種類の作曲用データに基づいて作
    曲する作曲手段と、 前記複数種類の作曲用データをそれぞれ設定するための
    複数のデータ設定領域を表示する表示手段と、 方向を指示するための方向指示スイッチを含む、当該携
    帯端末を操作するための複数の操作スイッチと、 前記方向指示スイッチによる方向の指示に応じて、前記
    複数のデータ設定領域のいずれかを選択する選択手段
    と、 前記複数の操作スイッチのうち、前記方向指示スイッチ
    を除いた所定の操作スイッチの繰り返し操作に応じて、
    前記選択されたデータ設定領域に表示されるデータ値を
    変更して設定する設定手段とを有することを特徴とする
    携帯通信端末。
  18. 【請求項18】 メロディ入力手段から入力されたメロ
    ディに付加する伴奏を、複数種類の伴奏生成用データに
    基づいて生成する伴奏生成ステップと、 前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設定するた
    めの複数のデータ設定領域を表示手段に表示する表示ス
    テップと、 ユーザが左/右方向指示手段を用いて行った左方向また
    は右方向の指示に応じて、前記複数のデータ設定領域の
    いずれかを選択する選択ステップと、 ユーザが上/下方向指示手段を用いて行った上方向また
    は下方向の指示に応じて、前記選択されたデータ設定領
    域に表示されるデータ値を変更して設定する設定ステッ
    プとを有することを特徴とする携帯通信端末へのデータ
    入力方法。
  19. 【請求項19】 メロディ入力手段から入力されたメロ
    ディを、複数種類の編曲用データに基づいて編曲する編
    曲ステップと、 前記複数種類の編曲用データをそれぞれ設定するための
    複数のデータ設定領域を表示手段に表示する表示ステッ
    プと、 ユーザが左/右方向指示手段を用いて行った左方向また
    は右方向の指示に応じて、前記複数のデータ設定領域の
    いずれかを選択する選択ステップと、 ユーザが上/下方向指示手段を用いて行った上方向また
    は下方向の指示に応じて、前記選択されたデータ設定領
    域に表示されるデータ値を変更して設定する設定ステッ
    プとを有することを特徴とする携帯通信端末へのデータ
    入力方法。
  20. 【請求項20】 メロディ入力手段から入力されたメロ
    ディに付加する伴奏を、複数種類の伴奏生成用データに
    基づいて生成する伴奏生成ステップと、 前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設定するた
    めの複数のデータ設定領域を表示手段に表示する表示ス
    テップと、 前記複数種類の伴奏生成用データのそれぞれを、当該携
    帯端末を操作するための複数の操作スイッチのそれぞれ
    に割り当てる割り当てステップと、 ユーザが前記操作スイッチを操作することにより、前記
    複数のデータ設定領域中、前記操作された操作スイッチ
    に割り当てられた伴奏生成用データに対応する領域のデ
    ータ値を設定する設定ステップとを有することを特徴と
    する携帯通信端末へのデータ入力方法。
  21. 【請求項21】 メロディ入力手段から入力されたメロ
    ディを、複数種類の編曲用データに基づいて編曲する編
    曲ステップと、 前記複数種類の編曲用データをそれぞれ設定するための
    複数のデータ設定領域を表示手段に表示する表示ステッ
    プと、 前記複数種類の編曲用データのそれぞれを、当該携帯端
    末を操作するための複数の操作スイッチのそれぞれに割
    り当てる割り当てステップと、 ユーザが前記操作スイッチを操作することにより、前記
    複数のデータ設定領域中、前記操作された操作スイッチ
    に割り当てられた編曲用データに対応する領域のデータ
    値を設定する設定ステップとを有することを特徴とする
    携帯通信端末へのデータ入力方法。
  22. 【請求項22】 メロディ入力手段から入力されたメロ
    ディに付加する伴奏を、複数種類の伴奏生成用データに
    基づいて生成する伴奏生成ステップと、 前記複数種類の伴奏生成用データをそれぞれ設定するた
    めの複数のデータ設定領域、および、前記複数種類の伴
    奏生成用データの各データ値を配列したデータパレット
    を表示手段に表示する表示ステップと、 ユーザが前記データパレットに配列された各データ値の
    いずれかを選択したときに、該選択されたデータ値を、
    前記複数のデータ設定領域中、前記選択されたデータ値
    の伴奏生成用データに対応する領域に設定する設定ステ
    ップとを有することを特徴とする携帯通信端末へのデー
    タ入力方法。
  23. 【請求項23】 メロディ入力手段から入力されたメロ
    ディを、複数種類の編曲用データに基づいて編曲する編
    曲ステップと、 前記複数種類の編曲用データをそれぞれ設定するための
    複数のデータ設定領域、および、前記複数種類の編曲用
    データの各データ値を配列したデータパレットを表示手
    段に表示する表示ステップと、 ユーザが前記データパレットに配列された各データ値の
    いずれかを選択したときに、該選択されたデータ値を、
    前記複数のデータ設定領域中、前記選択されたデータ値
    の編曲用データに対応する領域に設定する設定ステップ
    とを有することを特徴とする携帯通信端末へのデータ入
    力方法。
  24. 【請求項24】 コード進行を設定するためのコード進
    行設定領域であって、設定される複数のコードに対応し
    て複数のコード設定領域を備えたものを表示手段に表示
    する表示ステップと、 ユーザが左/右方向指示手段を用いて行った左方向また
    は右方向の指示に応じて、前記複数のコード設定領域の
    いずれかを選択する選択ステップと、 ユーザが上/下方向指示手段を用いて行った上方向また
    は下方向の指示に応じて、前記選択されたコード設定領
    域に表示されるコード名を設定する設定ステップとを有
    することを特徴とする携帯通信端末へのデータ入力方
    法。
  25. 【請求項25】 コード進行を設定するためのコード進
    行設定領域であって、設定される複数のコードに対応し
    て複数のコード設定領域を備えたものを表示手段に表示
    する表示ステップと、 ユーザが左/右方向指示スイッチを用いて行った左方向
    または右方向の指示に応じて、前記複数のコード設定領
    域のいずれかを選択する選択ステップと、 ユーザが複数の操作スイッチのうち、前記左/右方向指
    示スイッチを除いた所定の操作スイッチを用いて行った
    繰り返し操作に応じて、前記選択されたコード入力領域
    に表示されるコード名を変更して設定する設定ステップ
    とを有することを特徴とする携帯通信端末へのデータ入
    力方法。
  26. 【請求項26】 コード進行を設定するためのコード進
    行設定領域であって、設定される複数のコードに対応し
    て複数のコード設定領域を備えたものを、タッチパネル
    式の表示手段に表示する表示ステップと、 前記複数のコード設定領域のうち、ユーザがタッチした
    コード設定領域を選択する選択ステップと、 該選択されたコード設定領域をユーザが繰り返しタッチ
    することにより、当該コード設定領域に表示されるコー
    ド名を変更して設定する設定ステップとを有することを
    特徴とする携帯通信端末へのデータ入力方法。
  27. 【請求項27】 コード進行を設定するためのコード進
    行設定領域であって、設定される複数のコードに対応し
    て複数のコード設定領域を備えたもの、および、各種コ
    ード名を配列したデータパレットを表示手段に表示する
    表示ステップと、 ユーザが前記データパレットに配列されたコード名のい
    ずれかを選択したときに、該選択されたコード名を、前
    記複数のコード設定領域中選択したいずれかの領域に設
    定する設定ステップとを有することを特徴とする携帯通
    信端末へのデータ入力方法。
  28. 【請求項28】 コード進行を設定するためのコード進
    行設定領域であって、設定される複数のコードに対応し
    て複数のコード設定領域を備えたものを表示手段に表示
    する表示ステップと、 複数の音名のそれぞれを、当該携帯端末を操作するため
    の複数の操作スイッチのそれぞれに割り当てる割り当て
    ステップと、 ユーザが前記複数の操作スイッチから選択した複数の操
    作スイッチを組み合わせて操作したときに、該組み合わ
    せて操作された各操作スイッチにそれぞれ割り当てられ
    た音名からコードを検出する検出ステップと、 該検出されたコードを、前記複数のコード設定領域のい
    ずれかに設定する設定ステップとを有することを特徴と
    する携帯通信端末へのデータ入力方法。
  29. 【請求項29】 前記表示ステップでは、メロディ入力
    手段から入力されたメロディを表示するとともに、前記
    コード進行設定領域に設定されたコード進行を、前記表
    示されたメロディに対応付けて表示することを特徴とす
    る請求項24〜28のいずれかに記載の携帯通信端末へ
    のデータ入力方法。
  30. 【請求項30】 複数の選択可能な構成要素からなる曲
    構成を表示手段に表示する表示ステップと、 前記表示された曲構成から少なくとも1つ以上の構成要
    素をユーザの指示に応じて選択する選択ステップと、 該選択された構成要素からなる曲構成を設定する設定ス
    テップとを有することを特徴とする携帯通信端末へのデ
    ータ入力方法。
  31. 【請求項31】 曲を構成する構成要素を複数配列した
    データパレットを表示手段に表示する表示ステップと、 前記データパレットに配列された複数の構成要素からユ
    ーザの指示に応じた構成要素を選択する選択ステップ
    と、 該選択された構成要素からなる曲構成を設定する設定ス
    テップとを有することを特徴とする携帯通信端末へのデ
    ータ入力方法。
  32. 【請求項32】 複数の相異なる曲構成を表示手段に表
    示する表示ステップと、 該表示された複数の相異なる曲構成からいずれかの曲構
    成をユーザの指示に応じて選択する選択ステップと、 該選択された曲構成を設定する設定ステップとを有する
    ことを特徴とする携帯通信端末へのデータ入力方法。
  33. 【請求項33】 複数種類の作曲用データに基づいて作
    曲する作曲ステップと、 前記複数種類の作曲用データの各データ値を組み合わせ
    て形成する、複数のテンプレートであって、それぞれに
    名称が付けられたものを記憶する記憶手段に記憶された
    複数のテンプレートの各名称を表示手段に一覧表示する
    表示ステップと、 該表示されたテンプレートの名称の一覧からいずれかの
    名称をユーザの指示に応じて選択する選択ステップと、 該選択された名称のテンプレートを前記記憶手段から読
    み出して、該テンプレートに記載されている各データ値
    を前記作曲用データとして設定する設定ステップとを有
    することを特徴とする携帯通信端末へのデータ入力方
    法。
  34. 【請求項34】 複数種類の作曲用データに基づいて作
    曲する作曲ステップと、 前記複数種類の作曲用データをそれぞれ設定するための
    複数のデータ設定領域を表示手段に表示する表示ステッ
    プと、 ユーザが方向指示スイッチを用いて行った方向の指示に
    応じて、前記複数のデータ設定領域のいずれかを選択す
    る選択ステップと、 ユーザが複数の操作スイッチのうち、前記方向指示スイ
    ッチを除いた所定の操作スイッチを用いて行った繰り返
    し操作に応じて、前記選択されたデータ設定領域に表示
    されるデータ値を変更して設定する設定ステップとを有
    することを特徴とする携帯通信端末へのデータ入力方
    法。
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