JP2002196114A - 前方散乱シート、それを含む積層シート及び液晶表示装置 - Google Patents

前方散乱シート、それを含む積層シート及び液晶表示装置

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JP2002196114A
JP2002196114A JP2000395713A JP2000395713A JP2002196114A JP 2002196114 A JP2002196114 A JP 2002196114A JP 2000395713 A JP2000395713 A JP 2000395713A JP 2000395713 A JP2000395713 A JP 2000395713A JP 2002196114 A JP2002196114 A JP 2002196114A
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laminated
sheet
film
forward scattering
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JP2000395713A
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English (en)
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Taku Honda
卓 本多
Norihiro Miwa
記裕 三輪
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射型又は半透過半反射型液晶表示装置に対
して、従来以上の明るさやコントラストを与えることが
できる前方散乱シートを提供し、さらにはそれを用いた
積層フィルム及び液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 内部に屈折率の不均一構造を有するシー
トであって、全光線透過率が90%以上100%未満で
あり、かつ、透明度が15%以上60%以下である前方
散乱シートが提供される。この前方散乱シート11を別
の樹脂シート21等と積層した積層シート、さらにはそ
の積層シートを液晶セル41と組み合わせた液晶表示装
置も提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前方散乱シート並
びに、それを用いた積層シート及び液晶表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話や携帯端末の普及に伴
い、より消費電力の少ない反射型又は半透過半反射型液
晶表示装置の需要が増している。さらに、情報量の増大
に対応して、カラー化の要望が増している。従来、白黒
の反射型又は半透過半反射型液晶表示装置は、液晶セル
の前面及び背面に偏光フィルムを配置し、背面側偏光フ
ィルムのさらに背面に反射フィルム又は半透過半反射フ
ィルムを配置することで、反射使用時における白表示を
可能にしていた。しかし、カラーの反射型又は半透過半
反射型液晶表示装置では、白表示輝度を向上する目的
と、視差による表示色の彩度の低下を防ぐ目的から、反
射フィルムを液晶セル外部に配置するのではなく、液晶
セル内に反射層を設ける方法が主流である。白表示を可
能にするためには、反射層により外光が散乱されなけれ
ばならない。そこで、液晶セル内に設けられた反射層に
微細な凹凸を施す方法と、反射層自体は鏡面反射層に
し、その前面に前方散乱層を設ける方法とが提案されて
いる。このような前方散乱層としては、例えば、特開平
9-113893 号公報に記載の光制御板を使用するものなど
が提案されているが、視角依存性の問題などにより十分
な性能には至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、主として液
晶セル内に鏡面反射層を形成してなる反射型又は半透過
半反射型液晶表示装置に対して、従来以上の明るさやコ
ントラストを与えることができる前方散乱シートを提供
し、さらにはそれを用いた積層フィルム及び液晶表示装
置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第一
の見地によれば、内部に屈折率の不均一構造を有するシ
ートであって、全光線透過率が90%以上100%未満
であり、かつ、透明度が15%以上60%以下である前
方散乱シートが提供される。
【0005】ここで、屈折率の不均一構造は、屈折率が
断続的に変化するものであってもよいし、連続的に変化
するものであってもよい。その構造は、例えば、樹脂体
中に微粒子を分散させることにより形成することができ
る。樹脂体には、アクリル系などの感圧接着剤を用いて
もよい。微粒子は、全光線透過率及び透明度の範囲を満
たす限りにおいて、特に制限されないが、適当なものと
してシリコーン樹脂が挙げられる。また、屈折率の不均
一構造は別途、シートを構成する成分の相分離により形
成することもできる。前方散乱シートの位相差値は、3
0nm以下であるのが好ましい。
【0006】また、本発明の第二の見地によれば、上記
の前方散乱シートが2枚の樹脂シートの間に挟持されて
なる積層シートが提供され、さらには、延伸された樹脂
シートと上記の前方散乱シートが積層されてなる積層シ
ートが提供される。
【0007】ここで、延伸された樹脂シートは、偏光フ
ィルム又は位相差フィルムであってよく、またその位相
差フィルムは、1/4波長フィルム又は1/2波長フィ
ルムであってよい。もちろん、偏光フィルムと位相差フ
ィルムの両者を前記前方散乱シートに積層することもで
き、特に、液晶表示装置に使用する目的では、偏光フィ
ルムと、少なくとも1枚の位相差フィルムと、前記の前
方散乱シートとが積層されてなる積層シートとすること
ができる。
【0008】また、前記の前方散乱シートが反射性フィ
ルム又は半透過半反射性フィルムと積層されてなる積層
シートも提供される。この場合、さらに偏光フィルムを
積層して、この偏光フィルムと、前記の前方散乱シート
と、反射性フィルム又は半透過半反射性フィルムとの少
なくとも3層が積層されてなる積層シートとしてもよ
い。
【0009】さらに、本発明の第三の見地によれば、偏
光フィルムと、少なくとも1枚の位相差フィルムと、前
記の前方散乱シートとが積層されてなる積層シートを、
液晶セルの前面に積層してなる液晶表示装置が提供され
る。この場合、液晶セルの背面にも偏光フィルムを積層
し、必要に応じて位相差フィルムをも積層し、さらにそ
の背面に背面照明装置を配置することができる。
【0010】また別の形態として、液晶セルの前面に、
偏光フィルムを積層し、必要に応じて位相差フィルムを
も積層し、液晶セルの背面に、前述した第二の見地から
特定される態様の一つである、前記の前方散乱シートが
反射性フィルム又は半透過半反射性フィルムと積層され
てなり、必要に応じて偏光フィルムが積層された積層シ
ートを積層してなる液晶表示装置も提供される。この場
合、液晶セルの背面には、上記の積層シートとともに位
相差フィルムを積層することができ、さらに必要に応じ
て、その背面に背面照明装置を配置することもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を明確にするため、以下に
詳細な説明を行う。本発明による前方散乱シートは、内
部に屈折率の不均一構造を有し、全光線透過率が90%
以上100%未満であり、かつ、透明度が15%以上6
0%以下のものである。ここでいう全光線透過率は、ア
メリカ材料試験協会制定の ASTM D1003 に規定されるも
のである。本発明においては、シートの全光線透過率が
90%以上100%未満となるようにする。
【0012】透明度は、 ASTM D1044 に示されるヘイズ
メーターにより計測される物理量であって、例えば、B
YKガードナー社製の“ヘイズガードプラス”(商品
名)により計測することができる。シートの散乱度合い
を定量化する指標として、例えば、JIS K 6714-1977 や
ASTM D1003 に示されるヘイズ率があるが、本発明者ら
の検討によれば、本発明の主たる用途である液晶表示装
置に前方散乱シートを使用する場合、その性能とヘイズ
率とは相関がなく、透明度に対して相関があることが判
明した。本発明においては、シートの透明度を15%以
上60%以下とする。シートの透明度は低い方が好まし
く、15%以上40%以下であるのが好ましい。さら
に、情報携帯端末などの画面を明るく見ることができる
角度範囲(視野角)が十分広いことを要求される分野に
使用される場合には、透明度が15%以上30%以下で
あるのが、より好ましい。
【0013】屈折率の不均一構造は、屈折率が断続的に
変化するものであってもよいし、連続的に変化するもの
であってもよい。屈折率が変化する構造を作るために
は、樹脂体中に微粒子を分散させる方法や、2種以上の
樹脂を溶剤中にて混合した液をキャストする方法、2種
以上の高分子を混練する方法、熱硬化性又は光硬化性樹
脂の硬化過程での相分離挙動を利用する方法などにより
行うことができる。
【0014】ここで、樹脂体及び微粒子がそれぞれ均一
な屈折率を有する場合には、樹脂体と微粒子の屈折率を
一致させなければ、前方散乱シートとしては断続的に屈
折率が変化する構造が得られる。一方、例えば、樹脂体
の屈折率は均一であるが、微粒子の屈折率は外周から中
心に向かって連続的に変化する場合、微粒子の外周の屈
折率が樹脂体の屈折率と一致すれば、前方散乱シートと
しては、連続的に屈折率が変化する構造が得られる。同
様に、2種以上の樹脂の混合又は混練においても、完全
に非相溶な系を用いれば断続的に屈折率が変化する構造
が得られるが、例えば、グラフト重合などにより相溶性
を制御することで連続的に屈折率が変化する構造を得る
こともできる。さらに、熱硬化性又は光硬化性樹脂の相
分離挙動を利用する場合にも、共重合性や反応性を利用
して、断続的又は連続的に屈折率が変化する構造を得る
ことができる。
【0015】本発明に用いられる樹脂の材質は特に制限
されず、無色透明な範囲で公知の各種樹脂が使用でき
る。例えば、ポリエチレンやポリプロピレンのようなポ
リオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリエチレンテレ
フタレートやポリエチレンナフタレートのようなポリエ
ステル系樹脂、ノルボルネン重合体のような環状ポリオ
レフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリサルフ
ォン系樹脂、ポリエーテルサルフォン系樹脂、ポリアリ
レート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂、ポリアクリレート系樹脂、ポリメタクリレ
ート系樹脂などの合成高分子、さらには、二酢酸セルロ
ースや三酢酸セルロースのようなセルロース系樹脂など
の天然高分子が使用できる。合成高分子はもちろん、モ
ノマー1種の単独重合体であることができるほか、上記
の各樹脂を構成するモノマーの2種又はそれ以上を共重
合してなる共重合体であってもよい。
【0016】また、樹脂は感圧接着剤であってもよい。
この場合には、アクリル系感圧接着剤、塩化ビニル系感
圧接着剤、合成ゴム系感圧接着剤、天然ゴム系接着剤、
シリコーン系接着剤などが使用できる。これらの感圧接
着剤の中でも、アクリル系感圧接着剤は、ハンドリング
性や耐久性の点から好ましい樹脂の一つである。アクリ
ル系感圧接着剤は、粘着性を与える低ガラス転移温度の
主モノマー成分、接着性や凝集力を与える高ガラス転移
温度のコモノマー成分、及び架橋や接着性改良のための
官能基含有モノマー成分を主とする共重合体よりなる。
主モノマー成分としては、例えば、アクリル酸エチル、
アクリル酸ブチル、アクリル酸アミル、アクリル酸2−
エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸シク
ロヘキシル、アクリル酸ベンジルのようなアクリル酸ア
ルキルエステルや、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸
アミル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル
酸オクチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル
酸ベンジルのようなメタクリル酸アルキルエステルなど
が挙げられる。コモノマー成分としては、例えば、アク
リル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリルなどが挙
げられる。 官能基含有モノマー成分としては、例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン
酸のようなカルボキシル基含有モノマーや、2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、N−メチロールアクリルア
ミドのようなヒドロキシル基含有モノマー、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、グリシジルメタクリレートな
どが挙げられる。
【0017】感圧接着剤は、架橋型のものが好ましい。
この場合、例えば、エポキシ系化合物、イソシアナート
化合物、金属キレート化合物、金属アルコキシド、金属
塩、アミン化合物、ヒドラジン化合物、アルデヒド系化
合物のような各種架橋剤を添加して架橋させる方法、放
射線を照射して架橋させる方法などが適用でき、これら
は、官能基の種類に応じて適宜選択される。さらに、感
圧接着剤を構成する主ポリマーの重量平均分子量は、好
ましくは60万〜200万程度であり、より好ましくは
80万〜180万である。重量平均分子量が60万未満
であると、後述する可塑剤の添加量が多い場合に、粘着
剤の被接着物への密着性や耐久性が低下する。また、重
量平均分子量が200万を越えると、特に可塑剤の量が
少ない場合に、粘着剤の弾性が高くなって柔軟性が低下
し、被接着物が収縮応力を発生する場合には、それを吸
収、緩和することができなくなる。ただし、架橋後に
は、溶剤中での混合や混練ができなくなるため、これら
の製造方法を採用する場合には、架橋前の状態で微粒子
の混合や2種以上の樹脂の混練を行い、キャスト法や押
出法などによりシート状に成形してから、架橋処理をす
る必要がある。
【0018】感圧接着剤には、可塑剤が配合されている
のが好ましい。可塑剤としては、例えば、フタル酸エス
テル、トリメリット酸エステル、ピロメリット酸エステ
ル、アジピン酸エステル、セバシン酸エステル、リン酸
トリエステル、グリコールエステルのようなエステル類
や、プロセスオイル、液状ポリエーテル、液状ポリテル
ペン、その他の液状樹脂などが挙げられ、これらのうち
の1種を単独で、又は2種以上を混合して用いることが
できる。さらに感圧接着剤には、必要に応じて例えば、
紫外線吸収剤や光安定剤、酸化防止剤等の各種添加剤を
添加することもできる。
【0019】さらに、樹脂は、光硬化性又は熱硬化性の
樹脂であってもよい。光硬化性又は熱硬化性の樹脂とし
ては、公知のものが使用できる。例えば、アクリレート
基、メタクリレート基、アリール基などの反応性二重結
合を有する化合物や、エポキシ基などの開環縮合性反応
基を有する化合物、さらにポリオール化合物とポリイソ
シアネート化合物の混合物などの反応系からなる化合物
系が挙げられる。光又は熱で硬化を行うに際しては、上
記樹脂に、光重合開始剤や、触媒、熱安定剤、紫外線安
定剤、レベリング剤等の添加剤を添加することができ
る。光又は熱による硬化は、公知の方法によって行うこ
とができる。この場合にも、硬化後には、溶剤中での混
合や混練ができなくなるため、これらの製造方法を採用
する場合には、硬化前の状態で微粒子の混合や2種以上
の樹脂の混練を行い、キャスト法や押出法などによりシ
ート状に成形してから、硬化処理をする必要がある。
【0020】本発明の前方散乱シートの主たる用途であ
る液晶表示装置への適用を考慮すると、前方散乱樹脂体
と他部材との界面で生じる反射は少ないことが好まし
い。このためには、樹脂の屈折率n(R)は、1.40≦
n(R)≦1.60の範囲にあるのが好ましい。
【0021】本発明に用いられる微粒子の材質は特に制
限されるものでなく、公知の有機微粒子や無機微粒子が
使用できる。有機微粒子としては、例えば、ポリスチレ
ン、ポリエチレンやポリプロピレンのようなポリオレフ
ィン系樹脂、ポリメタクリレート系樹脂、ポリアクリレ
ート系樹脂のような(メタ)アクリル系高分子などの粒
子が挙げられ、架橋された高分子であってもよい。さら
に、エチレン、プロピレン、スチレン、メタクリル酸メ
チル、ベンゾグアナミン、ホルムアルデヒド、メラミ
ン、ブタジエンなどから選ばれる2種又はそれ以上のモ
ノマーが共重合されてなる共重合体を使用することもで
きる。無機微粒子としては、例えば、シリカ、シリコー
ン、酸化チタン、酸化アルミニウムなどの粒子が挙げら
れる。
【0022】樹脂と微粒子との密着性を向上させるた
め、微粒子表面にカップリング処理を施してもよい。粒
子の形状は特に制限されないが、球状は好ましい形状の
一つである。平均粒径は、特に制限されないが、偏光へ
の影響や液晶表示装置に使用した際の表示品位を考慮す
ると、1μm 以上10μm 以下が好ましい範囲である。
【0023】液晶表示装置に前方散乱シートを使用する
にあたり、この前方散乱シートが薄すぎると取り扱いが
困難になり、また厚すぎると液晶表示装置の厚みそのも
のが増してしまうため、その厚みは1〜100μm 程度
とするのが好ましい。より好ましくは、10〜100μ
m の範囲である。
【0024】前方散乱シートを液晶表示装置に使用する
に際しては、この前方散乱シートの面内位相差値は小さ
い方が好ましい。具体的には、面内位相差値が30nm以
下であるのが好ましく、10nm以下であるのがより好ま
しく、さらには0nmであるのが最も好ましい。
【0025】前方散乱シートは、取扱いの容易さから、
図1に断面構成概略を示すように、2枚の樹脂シート2
4,24の間に前方散乱シート11が挟持された積層シ
ートとして、保管又は使用することができる。また、液
晶表示装置に使用するに際しては、図2に断面構成概略
を示すように、延伸された樹脂シート24と前方散乱シ
ート11を積層した積層シートとして使用することがで
きる。ここで使われる樹脂シート24の材質は特に制限
されず、公知の樹脂シートが使用できる。例えば、ポリ
エチレンやポリプロピレンのようなポリオレフィン系樹
脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポ
リエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート
のようなポリエステル系樹脂、ノルボルネン重合体のよ
うな環状ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、ポリサルフォン系樹脂、ポリエーテルサルフォン系
樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリビニルアルコール系
樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリレート系樹脂、
ポリメタクリレート系樹脂などの合成高分子、さらに
は、二酢酸セルロースや三酢酸セルロースのようなセル
ロース系樹脂などの天然高分子が使用できる。また樹脂
シート24は、感圧接着剤であってもよい。この場合に
は、アクリル系感圧接着剤、塩化ビニル系感圧接着剤、
合成ゴム系感圧接着剤、天然ゴム系接着剤、シリコーン
系接着剤などが使用できる。
【0026】延伸された樹脂シートは、偏光フィルムや
位相差フィルムであってもよい。偏光フィルムとしては
公知のものが使用でき、ポリビニルアルコール樹脂をヨ
ウ素又は二色性染料で染色したものが多く用いられる。
ポリビニルアルコール樹脂は耐水性に劣るため、保護フ
ィルムで被覆されているのが好ましく、保護フィルムに
は通常、三酢酸セルロース樹脂が使用される。位相差フ
ィルムも公知のものでよく、ポリカーボネート樹脂、ポ
リサルフォン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリ
アリレート樹脂、ノルボルネン樹脂などが主に使用され
る。延伸には公知の方法が採用でき、ロール間延伸のよ
うな縦延伸や、テンター延伸のような横延伸が多く用い
られる。また、延伸方向は一軸延伸でもよいが、液晶表
示装置に使用する際の視野角の調整のため、必要に応じ
て厚み配向を施してもよい。位相差フィルムの位相差値
は、所望の特性に合わせて適宜決定されるが、反射型又
は半透過半反射型液晶表示装置に使用する際には、10
0〜1,000nm の範囲のものが通常用いられる。ま
た、1/4波長フィルム又は1/2波長フィルムを使用
することは、好ましい形態の一つである。
【0027】本発明の前方散乱シートを、特に反射型又
は半透過半反射型液晶表示装置の前方散乱板として使用
する際には、偏光フィルムと、少なくとも1枚の位相差
フィルムと、前方散乱シートを積層して使用するのが好
ましい。例えば、TFT(薄膜トランジスタ)駆動反射
型液晶表示装置であれば、図3、図4及び図5に断面構
成概略を示すように、偏光フィルム21と1/2波長フ
ィルム22と1/4波長フィルム23とがこの順に積層
され、さらに図6に軸角度概略を示すように、1/2波
長フィルムの光軸82と1/4波長フィルムの光軸83
が略60°の角度で交差するとともに、偏光フィルムの
吸収軸81と1/2波長フィルムの光軸82が略15°
の角度で交差する、いわゆる広帯域円偏光フィルムを、
前方散乱シート11と積層したシートを使用するのが好
ましい。
【0028】図3においては、偏光フィルム21と1/
2波長フィルム22と1/4波長フィルム23とが、そ
れぞれ感圧接着剤31を介して積層され、1/4波長フ
ィルム23の側でさらに前方散乱フィルム11の上に積
層された構造になっている。図4も図3とほぼ同様であ
るが、前方散乱フィルム11の両面に感圧接着剤31の
層を設け、その一方の層で1/4波長フィルム23に接
着された構造となっている。また図5は、前方散乱フィ
ルム11の両面に感圧接着剤31の層を設け、その一方
の層に1/2波長フィルム22が、さらにその上に感圧
接着剤31を介して偏光フィルム21がそれぞれ積層さ
れ、他方の層に1/4波長フィルム23が積層され、さ
らにその1/4波長フィルム23の反対側にも感圧接着
剤31の層が設けられた構造になっている。
【0029】本発明の前方散乱シートを、特に反射型又
は半透過半反射型液晶表示装置の半透過半反射板として
使用する際には、この前方散乱シートと、反射性フィル
ム又は半透過半反射性フィルムとが積層されてなる積層
シートとして使用することができる。また、偏光フィル
ムと前方散乱シートと反射性フィルム又は半透過半反射
性フィルムとが積層されてなる積層シートの使用も好ま
しい。ここでいう反射性フィルムとは、入射光線を反射
するフィルムを意味する。また、半透過半反射性フィル
ムとは、入射光線の一部を透過し、残りの一部を反射す
るフィルムを意味する。全入射光線に対して、透過及び
反射されない残りの部分は半透過半反射層により吸収さ
れ、有効利用できなくなるため、この吸収は極力小さい
方が好ましい。
【0030】偏光フィルムと前方拡散シートと反射性フ
ィルム又は半透過半反射性フィルムとが積層された積層
シートの例を、図7に断面構成概略で示す。図7では、
基材26に金属薄膜25を付設したものが反射性フィル
ム又は半透過半反射性フィルムを構成しており、その上
に、感圧接着剤31、偏光フィルム21及び前方拡散シ
ート11が、この順で積層されている。反射性フィルム
又は半透過半反射性フィルムとしては、図7に示すよう
な基材26に金属薄膜25を付設したもののほか、2種
以上の高分子薄膜を多層積層して構成されるものなどを
使用することもできる。これらの層をそれぞれ単独で、
又は2層以上積層して使用することができ、2層以上を
積層する場合は、同一の層を使用してもよいし、異なる
層を使用してもよい。
【0031】反射性フィルム又は半透過半反射性フィル
ムに用いられる基材の材質は特に限定されない。例え
ば、ポリエチレンやポリプロピレンのようなポリオレフ
ィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系
樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフ
タレートのようなポリエステル系樹脂、ノルボルネン重
合体のような環状ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネ
ート系樹脂、ポリサルフォン系樹脂、ポリエーテルサル
フォン系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリビニルアル
コール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリレート
系樹脂、ポリメタクリレート系樹脂などの合成高分子、
さらには、二酢酸セルロースや三酢酸セルロースのよう
なセルロース系樹脂などの天然高分子が使用できる。ま
た、アルミニウム、銀、ステンレスなどの金属薄膜を直
接、反射性フィルム又は半透過半反射性フィルムとする
こともできる。
【0032】反射性フィルム又は半透過半反射性フィル
ムにおける金属薄膜として使用される金属は特に限定さ
れないが、アルミニウム、銀などが好適に用いられる。
この金属薄膜の膜厚は、所望とする透過性能及び反射性
能に応じて調整される。すなわち、半透過半反射層に対
して、透過率を高くすることを重視し、もって反射率を
低くすることを目的とすれば、金属薄膜を薄くすること
で、透過率を高く維持し、反射率を低くすることができ
る。逆に、反射率を高くすることを重視し、もって透過
率を低くすることを目的とすれば、金属薄膜を厚くする
ことで、透過率を低くし、反射率を高くすることができ
る。そこで、金属薄膜の膜厚は、通常、1nm以上100
μm 以下であり、さらには10nm以上1μm 以下の厚み
が好適に使用される。透明高分子フィルムに金属薄膜を
付設する方法としては、蒸着法やスパッタ法が好適に用
いられるが、金属を薄く圧延したフィルムを感圧型を含
む接着剤などにより貼合してもよい。金属薄膜を樹脂体
に付設するに際しては、密着性向上のために公知のアン
ダーコート層を設けてもよいし、金属薄膜の保護のため
に公知のオーバーコート層を設けてもよい。
【0033】高分子薄膜を多層積層して、半透過半反射
層とする場合、その高分子薄膜の材質は特に限定され
ず、前述の基材に使用することのできる樹脂として例示
したものが、同様に使用できる。高分子薄膜を多層積層
して反射性能を付与するには、例えば、J. A. RADFORD
らによる“POLYMER ENGINEERING AND SCIENCE”,13号
(1973年)216頁に記載の方法を適用することができ
る。
【0034】本発明の積層シートを作製する際には、各
部材の界面で発生する反射による光のロスを低減するた
めに、感圧接着剤を用いて密着積層するのが好ましい。
感圧接着剤には公知のものが使用でき、例えば、アクリ
レート系感圧接着剤、メタクリレート系感圧接着剤、塩
化ビニル系感圧接着剤、合成ゴム系感圧接着剤、天然ゴ
ム系接着剤、シリコーン系接着剤などが使用できる。こ
れらの感圧接着剤の中でも、アクリレート系感圧接着剤
は、ハンドリング性や耐久性の点から特に好ましい。
【0035】本発明の積層シートを使用する液晶表示装
置の一形態を、図8に断面構成概略で示す。この例で
は、偏光フィルム21と位相差フィルム22,23と前
方散乱シート11とが積層された積層シートを液晶セル
41の前面に積層して、液晶表示装置51が構成されて
いる。ここで用いる積層シート自体は、図3に示したも
のと同じであり、偏光フィルム21と1/2波長フィル
ム22と1/4波長フィルム23とが、それぞれ感圧接
着剤31を介して積層され、1/4波長フィルム23の
側でさらに前方散乱フィルム11の上に積層された構造
になっている。また、液晶セル41は、液晶33をセル
内に注入したものであり、電圧印加により液晶の配向状
態を変化させることで、セル内を透過する偏光光を直線
偏光から円偏光へ、あるいは、円偏光から直線偏光へと
状態を連続的に変化させるものである。このような液晶
セルとしては、公知のTN(ねじれネマチック)液晶セ
ル、STN(超ねじれネマチック)液晶セル、OCB
(光学補償ベンド)液晶セルなどが使用できる。図8で
は、対向する2枚のガラス板32,32及び側面壁(番
号なし)によってセルを構成し、前面側ガラス板には透
明電極34を、そして背面側ガラス板には反射電極35
を配置し、当該セルの中に液晶33が注入された状態
で、液晶セル41が構成されている。
【0036】本発明の積層シートを使用する液晶表示装
置の別の形態を、図9に断面構成概略で示す。この例で
は、偏光フィルム21と、位相差フィルム22,23
と、前方散乱シート11とが積層された積層シートを、
液晶セル42の前面に積層し、一方、液晶セル42の背
面には、偏光フィルム21と位相差フィルム23とを積
層し、さらにその背面に背面照明装置60を配置して、
液晶表示装置52が構成されている。このタイプにおい
て、液晶セル42背面の位相差フィルム23は、必要に
応じて設けられる。
【0037】この例における液晶セル42の前面に積層
される積層シートの構成は、図8の例と同様である。こ
の場合の液晶セルとしても、公知のTN液晶セル、ST
N液晶セル、OCB液晶セルなどが使用できる。液晶セ
ル42は、対向する2枚のガラス板32,32及び側面
壁(番号なし)によってセルを構成し、前面側ガラス板
には透明電極34を、そして背面側ガラス板には半透過
半反射電極36を配置し、当該セルの中に液晶33が注
入された状態となっている。液晶セルの背面に配置する
半透過半反射電極36には、半透過半反射の金属又は多
層薄膜電極を使用してもよいし、金属完全反射膜に部分
的に微細な穴を開けて光線が一部通過するように加工し
た電極を使用してもよい。
【0038】液晶セル42の背面には、位相差フィルム
23が感圧接着剤31を介して積層され、さらにその背
面に感圧接着剤31を介して偏光フィルム21が積層さ
れている。液晶セル42の背面側偏光フィルム21のさ
らに背面に配置される背面照明装置60は、レンズシー
ト61と、拡散シート62と、導光板63と、導光板に
光を入射するための光源64と、光源64からの光を導
光板63に集めるための反射板65と、導光板63を通
った光の大部分を液晶セル側に集めるための反射シート
66とで構成されている。
【0039】本発明の積層シートを使用する液晶表示装
置のさらに別の形態を、図10に断面構成概略で示す。
この例では、液晶セル43の前面に、偏光フィルム21
と位相差フィルム23を積層し、一方、液晶セル43の
背面には、偏光フィルム21と、前方散乱フィルム11
と、基材26に金属薄膜25を付設した反射性フィルム
又は半透過半反射性フィルムとが積層されてなる積層シ
ートを積層している。さらに必要に応じて、その背面に
背面照明装置60を配置して、全体の液晶表示装置53
が構成されている。このタイプにおいて、液晶セル43
前面の位相差フィルム23は必要に応じて設けられ、ま
た、液晶セル43の背面に、偏光フィルム21とともに
位相差フィルムを積層することもある。この例における
液晶セル43は、対向する2枚のガラス板32,32及
び側面壁(番号なし)によってセルを構成し、前面側ガ
ラス板に透明電極34を、そして背面側ガラス板にも透
明電極37を配置し、セルの中に液晶33が注入された
状態となっている。この液晶セル43は、電圧印加によ
り液晶の配向状態を変化させることで、セル内を透過す
る偏光光を旋光し、あるいは複屈折率を利用して、透過
光の偏光状態を変換するものであり、通常の透過型液晶
表示装置に使用されている液晶セルがそのまま使用でき
る。背面照明装置60の構成は、図9に示したものと同
様であり、通常の透過型又は半透過半反射型液晶表示装
置に使用されている背面照明装置がそのまま使用でき
る。
【0040】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示すが、本発明は
これらの実施例によって限定されるものではない。例
中、含有量ないし使用量を表す%は、特記ない限り重量
基準である。また、例中で前方散乱シートの評価に用い
た方法は次のとおりである。
【0041】(A)全光線透過率、透明度及びヘイズ率 前方散乱シート自体又は必要に応じて感圧接着剤を介し
てそれをガラス板に貼合したものを、前方散乱シート側
から測定光が入射するよう、BYKガードナー社製の
“ヘイズガードプラス”に配置して、全光線透過率(AS
TM D1003)、透明度(ASTM D1044)及びヘイズ率(ASTM
D1003)を測定した。
【0042】(B)反射輝度及び反射コントラスト ここで使用した反射白表示輝度評価装置の概略を図11
に、また、反射黒表示輝度評価装置の概略を図12に、
それぞれ断面図で示す。ラウンドルーペ“ENV-B-2”
(大塚光学株式会社製)からルーペを取り外したもの
を、環状外部光源装置として使用した。このラウンドル
ーペの環状蛍光灯72の中心直下に、光学ミラー74を
置き、その上に、各例で作製した前方散乱シート11
を、必要に応じて感圧接着剤を介してガラス板73に貼
合した状態で、ガラス板73が光学ミラー74と面する
ように配置した。環状蛍光灯72の中心上方には輝度計
71を配置して、前方散乱シート11の法線方向輝度を
測定できるようにした。図11に示すような、前方散乱
シート11の上に偏光フィルム21を配置した状態を、
模擬的に反射型液晶表示装置の白表示として、輝度を測
定した。一方、図12に示すような、前方散乱シート1
1の上に広帯域円偏光フィルム27を配置した状態を、
模擬的に反射型液晶表示装置の黒表示として、輝度を測
定した。コントラストは、同一の照射角で測定した白輝
度と黒輝度の比で表示した。照射角は、環状蛍光灯72
と光学ミラー74との距離により調整し、光学ミラー7
4の位置に照度計を置いて照度を測定した。
【0043】偏光フィルム21には、市販のポリビニル
アルコール/ヨウ素系偏光フィルムである“スミカラン
SR1862A”(住友化学工業株式会社製)を使用した。広
帯域円偏光フィルム27には、偏光フィルムである“ス
ミカラン SR1862A”と、市販の1/2波長フィルムであ
る“スミカライト SEF460275”(住友化学工業株式会社
製)と、市販の1/4波長フィルムである“スミカライ
ト SEF340138”(住友化学工業株式会社製)とを、この
順に図6に示す軸角度で積層したものを使用した。
【0044】また、前方散乱シートの製造に使用した材
料は次のとおりである。
【0045】樹脂となる感圧接着剤として、住友化学工
業株式会社から販売されている片面粘着層付き偏光フィ
ルム(例えば、“スミカラン SR1862APK”の末尾「K」
が感圧接着剤のグレードを示す)や片面粘着層付き位相
差フィルム(例えば、“スミカライト SEF340138B7”の
末尾「7」が感圧接着剤のグレードを示す)に使用され
ている感圧接着剤K番(屈折率1.47)、感圧接着剤
7番(屈折率1.47)及び感圧接着剤T番(屈折率1.
48)を使用した。
【0046】一方、無色透明球状微粒子としては、市販
のシリコーン樹脂微粒子である“トスパール #145”
(屈折率1.44、平均粒径4.5μm、東芝シリコーン
株式会社製)、及び市販のメラミン・ホルムアルデヒド
縮合物微粒子である“エポスターS12”(屈折率1.5
7、平均粒径1〜2μm 、株式会社日本触媒製)を使用
した。
【0047】実施例1 樹脂として感圧接着剤K番の原料液を用い、そこに、微
粒子として“トスパール #145”を固形分割合で15%
となるように添加し、分散後、2軸延伸された38μm
厚の離型処理付きポリエチレンテレフタレートフィルム
上に塗布し、風乾及び熱硬化させることで、25μm 厚
の前方散乱シートを得た。この前方散乱シートをガラス
上に転写し、前記(B)により照射角15°での反射輝
度及び反射コントラストを評価した。このとき、照度は
2,050ルクスであった。物性値及び結果を表1に示
す。反射白輝度は600cd/m2以上であり、明るい画面
を提供できる。
【0048】実施例2 感圧接着剤K番の原料液に、“トスパール #145”を固
形分割合で18%となるように添加した以外は、実施例
1と同様にして、前方散乱シートを得た。この前方散乱
シートについて、実施例1と同様の評価を行い、結果を
表1に示した。反射白輝度は600cd/m2以上であり、
明るい画面を提供できる。
【0049】実施例3 感圧接着剤K番の原料液に、“トスパール #145”を固
形分割合で25%となるように添加した以外は、実施例
1と同様にして、前方散乱シートを得た。この前方散乱
シートについて、実施例1と同様の評価を行い、結果を
表1に示した。反射白輝度は600cd/m2以上であり、
明るい画面を提供できる。
【0050】比較例1 感圧接着剤K番の原料液に、“トスパール #145”を固
形分割合で5%となるように添加した以外は、実施例1
と同様にして、前方散乱シートを得た。この前方散乱シ
ートについて、実施例1と同様の評価を行い、結果を表
1に示した。反射白輝度は600cd/m2未満であり、画
面は暗い。
【0051】比較例2 樹脂として感圧接着剤7番の原料液を用い、そこに、微
粒子として“エポスター S12”を固形分割合で3%とな
るように添加した以外は、実施例1と同様にして、前方
散乱シートを得た。この前方散乱シートについて、実施
例1と同様の評価を行い、結果を表1に示した。反射白
輝度は600cd/m2未満であり、画面は暗い。
【0052】
【表1】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 全光線透過率 透明度 ヘイズ率 反射白輝度 コントラスト ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例1 93.4 % 49.0 % 77.1 % 735 cd/m2 63 実施例2 93.0 % 45.5 % 80.3 % 800 cd/m2 66 実施例3 93.0 % 34.2 % 87.1 % 831 cd/m2 70 ──────────────────────────────── 比較例1 93.9 % 81.6 % 40.4 % 365 cd/m2 46 比較例2 91.0 % 83.3 % 83.7 % 446 cd/m2 23 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0053】実施例4 樹脂として感圧接着剤K番の原料液を用い、そこに、微
粒子として“トスパール #145”を固形分割合で27%
となるように添加した以外は、実施例1と同様にして、
前方散乱シートを得た。この前方散乱シートをガラス上
に転写し、前記(B)により照射角15°での反射輝度
及び反射コントラストを評価した。このとき、照度は
2,030ルクスであった。物性値及び結果を表2に示
す。また、照射角を5°刻みで30°まで変えていき、
各照射角での照度及び反射白輝度を評価し、結果を表3
に示した。この結果から、各照射角度での1,000ル
クス換算での反射白輝度を算出し、結果を表4に示し
た。
【0054】実施例5 感圧接着剤K番の原料液に、“トスパール #145”を固
形分割合で36%となるように添加した以外は、実施例
1と同様にして、前方散乱シートを得た。この前方散乱
シートについて、実施例4と同様の評価を行い、結果を
表2〜表4に示した。反射白輝度の照射角依存性は、実
施例4よりも緩和されている。
【0055】実施例6 樹脂として感圧接着剤T番の原料液を用い、そこに、微
粒子として“トスパール #145”を固形分割合で27%
となるように添加した以外は、実施例1と同様にして、
前方散乱シートを得た。この前方散乱シートについて、
実施例4と同様の評価を行い、結果を表2〜表4に示し
た。反射白輝度の照射角依存性は、実施例5よりもさら
に緩和されている。
【0056】実施例7 感圧接着剤K番の原料液に、 “トスパール #145”を固
形分割合で36%となるように添加した以外は、実施例
1と同様にして、前方散乱シートを得た。この前方散乱
シートについて、実施例4と同様の評価を行い、結果を
表2〜表4に示した。反射白輝度の照射角依存性は、実
施例6よりもさらに緩和されている。
【0057】
【表2】 光学特性並びに反射輝度及びコントラストの測定結果 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 全光線透過率 透明度 ヘイズ率 反射白輝度 コントラスト ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例4 92.9 % 31.9 % 87.7 % 833 cd/m2 69 実施例5 92.7 % 25.9 % 91.7 % 825 cd/m2 67 実施例6 92.9 % 25.1 % 91.7 % 795 cd/m2 65 実施例7 93.1 % 17.5 % 96.0 % 750 cd/m2 63 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0058】
【表3】 照射角度の変化による反射白輝度の変化 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 照射角度 15° 20° 25° 30° ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 照度 2,030 ルクス 3,430 ルクス 4,690 ルクス 6,150 ルクス ──────────────────────────── 実施例4 833 cd/m2 762 cd/m2 648 cd/m2 459 cd/m2 実施例5 825 cd/m2 827 cd/m2 742 cd/m2 561 cd/m2 実施例6 795 cd/m2 805 cd/m2 734 cd/m2 572 cd/m2 実施例7 750 cd/m2 845 cd/m2 807 cd/m2 674 cd/m2 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0059】
【表4】1,000ルクス換算での反射白輝度 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 照射角度 15° 20° 25° 30° ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例4 410 222 138 75 実施例5 406 241 158 91 実施例6 392 235 157 93 実施例7 369 246 172 110 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0060】
【発明の効果】本発明の前方散乱シートないしはそれを
他のシート又はフィルムと組み合わせた積層シートは、
反射型又は半透過半反射型液晶表示装置に使用した場合
に、反射使用環境下で明るい画面を与える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層シートの一例を示す断面模式図で
ある。
【図2】本発明の積層シートの別の例を示す断面模式図
である。
【図3】本発明の積層シートのもう一つ別の例を示す断
面模式図である。
【図4】本発明の積層シートのさらに別の例を示す断面
模式図である。
【図5】本発明の積層シートのさらにもう一つ別の例を
示す断面模式図である。
【図6】積層シートに用いる偏光フィルムの吸収軸と1
/2波長フィルムの光軸と1/4波長フィルムの光軸と
がなす軸角度を示す模式図である。
【図7】本発明の積層シートのさらに別の形態を示す断
面模式図である。
【図8】本発明の液晶表示装置の一例を示す断面模式図
である。
【図9】本発明の液晶表示装置の別の例を示す断面模式
図である。
【図10】本発明の液晶表示装置のもう一つ別の例を示
す断面模式図である。
【図11】実施例で反射輝度及び反射コントラストの測
定に用いた反射白輝度評価装置の構成を示す断面模式図
である。
【図12】実施例で反射輝度及び反射コントラストの測
定に用いた反射黒輝度評価装置の構成を示す断面模式図
である。
【符号の説明】
11……前方散乱シート、 21……偏光フィルム、 22……1/2波長フィルム、 23……1/4波長フィルム、 24……樹脂シート、 25……金属薄膜、 26……基材、 27……広帯域円偏光フィルム、 31……感圧接着剤、 32……ガラス板、 33……液晶、 34……前面透明電極、 35……背面反射電極、 36……背面半透過半反射電極、 37……背面透明電極、 41、42、43……液晶セル、 51……反射型液晶表示装置、 52、53……半透過半反射型液晶表示装置、 60……背面照明装置、 61……レンズシート、 62……拡散シート、 63……導光板、 64……光源、 65……反射板、 66……反射シート、 71……輝度計、 72……環状蛍光灯、 73……ガラス板、 74……光学ミラー、 81……偏光フィルムの吸収軸、 82……1/2波長フィルムの光軸、 83……1/4波長フィルムの光軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/13357 G02F 1/13357 1/13363 1/13363 G09F 9/00 313 G09F 9/00 313 324 324 Fターム(参考) 2H042 BA02 BA12 BA14 BA15 BA20 2H049 BA02 BA06 BA07 BB03 BB63 BC22 2H091 FA08X FA08Z FA11X FA11Z FA14Z FA23Z FA31X FA31Z FA41Z FB02 FB08 GA01 HA07 HA09 HA10 KA01 KA10 LA16 LA17 5G435 AA03 BB12 BB15 BB16 EE25 FF03 FF05 FF06 FF12 HH03 HH04 HH20 KK07

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に屈折率の不均一構造を有するシート
    であって、全光線透過率が90%以上100%未満であ
    り、かつ、透明度が15%以上60%以下であることを
    特徴とする前方散乱シート。
  2. 【請求項2】屈折率の不均一構造が、樹脂体中に微粒子
    を分散させることにより形成されている請求項1に記載
    の前方散乱シート。
  3. 【請求項3】樹脂体が、アクリル系感圧接着剤である請
    求項2に記載の前方散乱シート。
  4. 【請求項4】微粒子が、シリコーン樹脂である請求項2
    又は3に記載の前方散乱シート。
  5. 【請求項5】屈折率の不均一構造が、シートを構成する
    成分の相分離により生成されてなるものである請求項1
    に記載の前方散乱シート。
  6. 【請求項6】位相差値が30nm以下である請求項1から
    5のいずれかに記載の前方散乱シート。
  7. 【請求項7】2枚の樹脂シートの間に、請求項1から6
    のいずれかに記載の前方散乱シートが挟持されてなるこ
    とを特徴とする積層シート。
  8. 【請求項8】延伸された樹脂シートと請求項1から6の
    いずれかに記載の前方散乱シートが積層されてなること
    を特徴とする積層シート。
  9. 【請求項9】延伸された樹脂シートが、偏光フィルム又
    は位相差フィルムである請求項8に記載の積層シート。
  10. 【請求項10】延伸された樹脂シートが、1/4波長フ
    ィルム及び1/2波長フィルムから選ばれる位相差フィ
    ルムである請求項9に記載の積層シート。
  11. 【請求項11】延伸された樹脂シートが、偏光フィルム
    と、少なくとも1枚の位相差フィルムとで構成され、そ
    れらが前方散乱シートに積層されてなる請求項8に記載
    の積層シート。
  12. 【請求項12】請求項1から6のいずれかに記載の前方
    散乱シートと、反射性フィルム又は半透過半反射性フィ
    ルムとが積層されてなることを特徴とする積層シート。
  13. 【請求項13】さらに偏光フィルムが積層されている請
    求項12に記載の積層シート。
  14. 【請求項14】液晶セルの前面に、請求項11に記載の
    積層シートが積層されてなることを特徴とする液晶表示
    装置。
  15. 【請求項15】液晶セルの背面に偏光フィルムが積層さ
    れており、さらにその背面に背面照明装置が配置されて
    いる請求項14に記載の液晶表示装置。
  16. 【請求項16】液晶セルの背面に、該偏光フィルムとと
    もに位相差フィルムが積層されている請求項15に記載
    の液晶表示装置。
  17. 【請求項17】液晶セルの前面に、偏光フィルムが積層
    されてなり、液晶セルの背面に、請求項12又は13に
    記載の積層シートが積層されてなることを特徴とする液
    晶表示装置。
  18. 【請求項18】液晶セルの前面に、該偏光フィルムとと
    もに位相差フィルムが積層されている請求項17に記載
    の液晶表示装置。
  19. 【請求項19】液晶セルの背面に、該積層シートととも
    に位相差フィルムが積層されている請求項17又は18
    に記載の液晶表示装置。
  20. 【請求項20】背面に積層シートが積層された液晶セル
    のさらに背面に、背面照明装置が配置されている請求項
    17から19のいずれかに記載の液晶表示装置。
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