JP2002194410A - 回転炉床式還元炉の操業方法、銑鉄の製造方法、および、粒状酸化鉄還元物 - Google Patents

回転炉床式還元炉の操業方法、銑鉄の製造方法、および、粒状酸化鉄還元物

Info

Publication number
JP2002194410A
JP2002194410A JP2001269794A JP2001269794A JP2002194410A JP 2002194410 A JP2002194410 A JP 2002194410A JP 2001269794 A JP2001269794 A JP 2001269794A JP 2001269794 A JP2001269794 A JP 2001269794A JP 2002194410 A JP2002194410 A JP 2002194410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron
furnace
oxide
reduced
reduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001269794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3732132B2 (ja
Inventor
Tetsuji Ibaraki
哲治 茨城
Shoji Imura
章次 井村
Hiroshi Oda
博史 織田
Seiji Takahashi
政治 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2001269794A priority Critical patent/JP3732132B2/ja
Publication of JP2002194410A publication Critical patent/JP2002194410A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3732132B2 publication Critical patent/JP3732132B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Manufacture Of Iron (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 酸化鉄を原料として、回転炉床式還元炉で圧
潰強度が高い還元鉄ペレットを製造する回転炉床式還元
炉の操業方法、このペレットを高炉で直接使用する銑鉄
の製造方法を提供する。 【解決手段】 回転炉床式還元炉3で、気孔率が20〜
33%、トータル銑の含有比率が40%以上で、Cと、
Fe等と化学結合しているOとの、原子モル比率が0.
5〜1.5の粉体で構成される成形体を、1200℃以
上のガス雰囲気に暴露される時間が下記の式で示される
加熱最低時間:Taの1.0〜3.0倍の範囲で、炉内
ガスの最高温度が1400℃以下の条件で焼成還元する
回転炉床式還元炉の操業方法。 Ta=0.045exp(7,100/T)+0.12
1/3 [Ta:加熱最低時間(分)、T:1200℃以上の炉
内部分の平均ガス温度(K)、V:成形体の平均容積
(立体mm)]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転炉床式還元炉
で、酸化鉄を含む粉から構成される成形体を加熱還元し
て、強度が高い還元鉄の成形体を製造する方法に関す
る。また、還元後に、当該還元鉄の成形体を製鉄用高炉
で使用して、銑鉄を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】還元鉄や合金鉄を製造する金属還元プロ
セスとしては各種のものがあるが、この内で、生産性の
高いプロセスとして、回転炉床法での操業が実施されて
いる。回転炉床法は、固定した耐火物の天井および側壁
の下で、中央部を欠いた円盤状の耐火物の炉床がレール
の上を一定速度で回転する型式の焼成炉(以下、回転炉
と称す)を主体とするプロセスであり、酸化金属の還元
に用いられる。回転炉の炉床直径は10〜50メートル
かつ、幅は2〜6メートルである。
【0003】原料としては、粉状の鉱石や酸化金属ダス
トなどの酸化金属と還元剤としての炭素を用いる。還元
鉄の製造では、ペレットフィード等の微粒の鉄鉱石等が
用いられる。還元剤は炭素を用いるが、還元反応の生じ
る温度である1100℃程度までに、揮発しない炭素分
(固定炭素)の比率が高いものが望ましい。この様な炭
素源には、粉コークスや無煙炭が良い。
【0004】原料である酸化金属を含む粉体を炭素を含
む粉体と混合する。さらに、この混合物を成形体にし
て、これを回転炉の炉床上に敷きつめるように供給す
る。回転炉では、炉床が回転していき、炉床上の成形体
は高温の炉内の各部分を移動して、加熱される。この
時、成形体内では、炭素により、酸化金属が還元され
る。回転炉では、成形体が炉床上に静置されていること
から、成形体が炉内で崩壊しづらい利点がある。その結
果、耐火物上に粉化した原料が付着する問題が無く、ま
た、塊の製品歩留が高いと言った長所がある。また、生
産性が高く、安価な石炭系の還元剤や粉原料を使用でき
る、と言った理由から、近年、実施される例が増加して
いる。
【0005】さらに、回転炉床法は、高炉、転炉、電気
炉から発生する製鉄ダストや圧延工程でのシックナース
ラジの還元と不純物除去の処理にも有効であり、ダスト
処理プロセスとしても使用され、金属資源のリサイクル
に有効なプロセスである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、回転炉
床法での酸化金属の還元方法は、生産性や製造費用の面
で優れており、経済的に金属を製造する方法である。し
かしながら、還元をうまく行う以外に、次工程で利用し
やすい物理的な条件を満たす必要がある。
【0007】還元された成形体(還元鉄ペレット)はそ
のままでは製品とならないため、次工程での最終還元・
溶解が必要である。特に、回転炉床法で製造した還元鉄
ペレットは、炭素源からの硫黄分が金属鉄に吸収される
ため、還元鉄中の硫黄分は0.1〜0.3%となり、その
ままでは、鉄鋼製品として使用できない。したがって、
最終還元・溶解工程では、脱硫する機能が必要である。
製鉄用高炉は、還元・溶解とともに、脱硫機能を持つこ
とから、製鉄用高炉で還元鉄ペレットと他の原料と混合
して使用し、銑鉄を製造することは経済的な鉄製造の方
法である。
【0008】ただし、高炉で使用するためには、高強度
の還元鉄ペレットを製造することが重要である。理由は
以下に示すとおりである。高炉の炉内においては、20
00〜8000トンもの大量の鉱石類とコークスが積層
されている。その結果、高炉炉内の還元鉄ペレットに
は、大きな力がかかることから、要求される圧潰強度は
5×106 〜6×106N/m2以上と高い。
【0009】従来の技術においても、例えば、回転炉床
法での高強度の還元鉄ペレットの製造方法は、本発明者
らが出願した特許である特開2000-34526や特開2000-540
34に示されるような方法があった。これらの特許による
操業方法は、高強度の還元鉄ペレットの製造に有効なも
ので、高炉で使用できる還元鉄ペレットの製造には欠か
せない技術である。
【0010】しかしながら、これらの特許に基づく操業
においても、原料条件や反応条件の細かい管理がなされ
ていない問題があった。つまり、この技術においても、
反応時間の管理が十分でなかった。その結果、場合によ
っては、十分な強度のない還元鉄ペレットができること
もある。また、反応時間の管理が定量的でなく、反応時
間が長すぎて、加熱・還元のエネルギー消費が多すぎる
問題が生じていた。原料成分の条件や回転炉床法の還元
炉の炉内に供給する成形体の大きさ等の条件についても
十分な管理がされていない問題もあった。したがって、
これらの問題を解決する新しい技術が要望されていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題点に鑑みなされたものであり、その要旨とするところ
は、 (1)気孔率が20〜33%であり、トータル鉄の含有
比率が40%以上で、かつ、含有されている元素のう
ち、炭素と、鉄、マンガン、ニッケル、亜鉛、および、
鉛と化学結合している酸素との、原子モル比率が0.5
〜1.5の範囲である粉体で構成される成形体を、12
00℃以上のガス雰囲気に暴露される時間が下記の式で
示される加熱最低時間:Taの1.0〜3.0倍の範囲で、炉内
ガスの最高温度が1400℃以下の条件で焼成還元する
ことを特徴とする回転炉床式還元炉の操業方法。 Ta= 0.045 exp (7,100/T) + 0.12 Vp1/3 なお、Ta:加熱最低時間 (分)、 T:1200℃以上の炉内部分の平均ガス温度(K)、 Vp:成形体の平均容積(立方mm) (2)気孔率が33〜55%であり、トータル鉄の含有
比率が40%以上で、かつ、含有されている元素の内、
炭素と、鉄、マンガン、ニッケル、亜鉛、および、鉛と
化学結合している酸素との原子モル比率が0.5〜1.5
の範囲である粉体で構成される成形体を、1200℃以
上のガス雰囲気に暴露される時間が下記の式で示される
加熱最低時間 :Tbの1.0〜3.0倍の範囲で、炉内ガスの
最高温度が1400℃以下の条件で焼成還元することを
特徴とする回転炉床式還元炉の操業方法。 Tb = 0.05 exp (7,100/T) + 0.14 Vp1/3 なお、Tb:加熱最低時間(分)、 T:1200℃以上の炉内部分の平均ガス温度(K)、 Vp:成形体の平均容積(立方mm) (3)体積が100〜14000立方mmの成形体を用
いることを特徴とする前記(1)又は(2)記載の回転
炉床式還元炉の操業方法。 (4)混在する酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化カル
シウム、酸化マグネシウム、および、酸化燐の合計質量
が全質量の30%以下であることを特徴とする前記
(1)乃至(3)のいずれかに記載の回転炉床式還元炉
の操業方法。 (5)成形体を回転炉床式還元炉の炉床上に平均層数が
2.0以下の状態に積んで、焼成還元することを特徴と
する前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の鉄の製造
方法。 (6)前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の方法で
製造された還元鉄を含む粒を製鉄用高炉にて還元溶融す
ることを特徴とする銑鉄の製造方法。 (7)回転炉床式還元炉炉内で製造された、含有される
金属鉄の比率が40質量%以上、かつ、含有炭素が金属
鉄の質量の4%以下であり、混在する酸化珪素、酸化ア
ルミニウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、およ
び、酸化燐分の合計質量が全質量の35%以下である、
見掛け密度が1.6kg/cm3以上の粒状還元物を、製鉄用
高炉にて還元溶融することを特徴とする銑鉄の製造方
法。 (8)平均容積が70立方mm以上の粒状還元物を、製
鉄用高炉にて還元溶融することを特徴とする前記(7)
記載の銑鉄の製造方法、および、 (9)回転炉床式還元炉炉内で1200〜1400℃の
雰囲気温度に暴露されている時間が7分間以上であり、
含有される金属鉄の比率が40質量%以上、かつ、含有
炭素が金属鉄の質量の4%以下であり、混在する酸化珪
素、酸化アルミニウム、酸化カルシウム、酸化マグネシ
ウム、および、酸化燐分の合計質量が全質量の35%以
下である、見掛け密度が1.6kg/cm3以上の粒状酸化鉄
還元物、である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、回転炉床式還元炉で、
炭素を還元剤として、酸化鉄を固体状態での還元する還
元炉で高強度の還元鉄ペレットを製造する技術に関する
ものである。本発明を実施する回転炉床法の設備の例を
図1に示し、これをもとに、本発明の方法および装置を
説明する。
【0013】図1の設備は、原料粉体の成形装置1、成
形体乾燥装置2、回転炉床式還元炉3、還元鉄ペレット
冷却装置4、還元鉄ペレット篩装置5、および、還元鉄
ペレット備蓄ビン6から構成される。また、回転炉床式
還元炉3の断面図を図2に示す。固定された耐火物製の
天井7と炉壁8の下に、車輪10の上を回転する炉床9
が設置してある。炉壁8には、バーナー11が複数設置
してあり、火炎12により、炉内の温度と雰囲気をコン
トロールする。成形装置1で製造された成形体13は、
炉床上でガス輻射により、加熱されて、還元反応を起こ
す。
【0014】まず、粉鉄鉱石や転炉ガスダストなどの酸
化鉄を含む粉体とコークス粉などの炭素を含む粉体を混
合する。成形装置1にて、混合された粉体をハンドリン
グしやすい形状に成形する。成形方法は、傾斜した円盤
上で造粒核の周りに粉原料をまぶしながら、球形のペレ
ットを作るパン式造粒機でのペレット製造方法が最も一
般的に行われており、図1の設備でもこれを用いてい
る。また、他の方法としては、圧縮成形するブリケット
製造法や押し出し式の成形方法も行われる場合がある。
【0015】ここで、成形体は還元炉までの搬送に耐え
られる強度が必要である。パン式造粒機のペレットの場
合では、気孔率が20から33%の緻密なものを製造し
て、ペレット強度を高める。また、ブリケット製造法や
押し出し式の成形方法では、気孔率が30から55%
で、緻密でない成形体しかできないため、バインダーや
水分の粘着力で強度を高める。
【0016】酸化鉄と不純物のうち、1200℃前後の
温度で、一酸化炭素雰囲気の還元性の高い酸化物は、回
転炉床式還元炉3の炉内で炭素によって還元される。炭
素とこれらの酸化鉄を含む酸化物の比率は、炭素の原子
モル数が、これら酸化物中の酸素(活性酸素)の原子モ
ル数に対する比率を0.5〜1.5とすることが望まし
い。理由は以下の通りである。回転炉床法での還元で
は、酸化金属中の酸素と炭素が一酸化炭素を形成する条
件での還元反応が中心である。したがって、炭素と活性
酸素の原子モル比率(以降、炭素当量比と称す)は1.0
を中心基準として、原料配合する。ただし、雰囲気ガス
や温度によっては、一部は二酸化炭素までの反応まで還
元に寄与する場合もある。また、炉内の高温の水蒸気や
二酸化炭素ガスによる炭素の消費が多い場合もあること
から、余剰の炭素が必要な場合もある。つまり、炉内で
の反応条件によっては、炭素当量比を基準の0.5倍ま
で減少させたり、1.5倍まで増加させたりする。な
お、一般的には、還元鉄を製造するための原料に混合し
ている、活性酸素を有する酸化物は、主に、鉄、マンガ
ン、ニッケル、亜鉛、および、鉛の酸化物である。
【0017】上記の方法で製造した成形体を回転炉床式
還元炉3の炉内で、炉床9上に敷き詰め、焼成還元す
る。成形体を敷き込む層の数は、2層以下が望ましい。
理由は以下の通りである。成形体への熱伝達は、成形体
上部のガスからの輻射と炉床9からの接触・輻射伝熱で
行われる。したがって、層の数が2層までの場合は、成
形体が直接的に受熱できるが、2層以上では中間に入っ
た成形体は、上下の成形体の加熱が進んだ後にしか、加
熱されない。したがって、上下の成形体の還元が終了し
た後も長時間、中間の成形体の還元が終了しない問題が
ある。
【0018】還元反応は、1100℃程度で始まり、1
200℃を超えた時点から盛んに進行するようになる。
したがって、還元帯の炉内ガスは、1200℃以上であ
ることが必要である。ただし、1400℃以上となる
と、成形体に混在しているスラグ成分や還元された鉄が
残留炭素と反応して生成した鉄−炭素化合物が溶融す
る。成形体の一部が溶融して、周囲の成形体同士で粘着
したり、炉床9と融着したりする。この結果、成形体が
炉内から排出されなくなる問題があるため、還元温度
は、1200〜1400℃の範囲であることが望まし
い。また、1400℃以上の場合は、スラグ成分と還元
鉄との表面分離が起き、成形体の強度が低下する問題が
起きる。
【0019】本発明者らは、反応が盛んに行われる条件
である1200℃以上のガス温度の部分に、成形体が何
分間暴露されるかが、還元反応の進行に対して重要な指
標であるとして、以降の解析を行った。また、この温度
では、ある程度還元反応が進行した時点で、生成した金
属鉄の粒子間の焼結が始まるため、この焼結の進行につ
いての解析を行った。
【0020】還元反応の進行状態は、一般的に温度によ
り異なる。この酸化鉄と炭素のような単純系の無機反応
では、反応速度は温度に強く支配されている。一般に、
反応速度は、R = A exp(-G/kT) (ここで、Rは反応速度
定数、Aは常数、Gは活性化エネルギー、kはガス定数、T
は絶対温度)で示される。また、還元反応の後に起きる
金属鉄粉の焼結反応の速度も同様の温度依存性がある。
そこで、本発明者らは、回転炉床法の還元帯の炉内温度
と1200℃以上のガス温度に暴露される時間の酸化鉄
還元率と還元鉄ペレット圧潰強度に対する関係を調査し
た。
【0021】本発明者らが行った実験では、還元鉄ペレ
ットを高炉で使用するための強度を確保するためには、
還元反応が進行して、金属化率が高くなり、かつ、還元
で生成した金属鉄粉の焼結が進行していることが重要な
条件であることを解明した。そこで、還元鉄ペレットの
強度と還元条件(還元帯の平均ガス温度と1200℃以
上のガスに暴露される時間)を中心に解析すると、5×
106N/m2以上の圧潰強度を実現するための加熱最低時
間(Tc)は、 Tc = A exp (7,100/T) + B Vp1/3 ------ (1) なお、Tc:加熱最低時間(分)、 T:1200℃以上の炉内部分の平均ガス温度(K)、 Vp:成形体の平均容積(立方mm) の式で表すことができた。ここで、本発明者らは、この
実験の中で、式(1)の右辺の第2項で示されるよう
に、成形体の大きさでも最低加熱時間が変わることも見
出した。成形体の形がいろいろあるため、大きさを容積
で表現することが望ましく、この式には、成形体の大き
さの指標として容積の影響項を入れた。成形体が大きい
と内部までの加熱時間がかかることなどの現象があるか
ら、この影響が現れた。
【0022】本発明者らはさらに、 A、Bは、原料であ
る成形体の気孔率で異なる常数であることを見出した。
気孔率が小さく、緻密な成形体であるパン式造粒機で製
造したペレットなどの気孔率が20〜33%の成形体
は、反応と焼結が速く進行する結果、下式(2)とな
る。 Ta = 0.045 exp (7,100/T) + 0.12 Vp1/3 ------ (2) この気孔率の成形体での1200℃以上の雰囲気への暴露時
間と圧潰強度の関係を測定した結果の1例を図3に示
す。この処理では、ガス平均温度1250℃、成形体は
径が12mm、気孔率が27%のものを加熱還元した結
果である。図3に示されるように、ガス温度と成形体サ
イズから計算されるTaは、6.2分間であり、また、実
験結果でも、6分間を過ぎれば、還元ペレットの圧潰強
度が、5×106N/m2を超えていた。
【0023】また、粒子の充填が粗なもので気孔率が3
3から55%と大きい成形体は、反応と焼結が遅く、常
数A、Bの大きい、下式(3)となる。 Tb = 0.05 exp (7,100/T) + 0.14 Vp1/3 ------ (3) つまり、上式で表される加熱最低時間を越える場合は、
いずれも5×106N/m2以上の還元鉄ペレット圧潰強度
が実現できていた。この条件での実験結果の1例を図4に
示す。図4の結果は、ガス平均温度1250℃、成形体
は径が12mmで、気孔率が47%のものを加熱還元し
た結果である。ガス温度と成形体サイズから計算される
Tb値である6.8分間の線を示す。この実験結果でも、
6分間以下の加熱還元時間では、強度が不十分であった
が、7分間以上では、還元ペレットの圧潰強度が、5×
106N/m2を超えていた。
【0024】ただし、本発明者らは、成形体の体積が1
4000立方mm(球に近い形状では25mmのサイ
ズ)を超えると、原料成形体の強度が低下するととも
に、還元鉄ペレットの形状が異常となって、強度が低下
する現象が時として起きることがあることを、見い出し
た。大きな成形体の場合は、表面の反応が終了してか
ら、中心部の反応が盛んになる。その結果、表面近くの
部分の反応は早期に終了して、すぐに、金属鉄粉間の焼
結が始まる。しかし、内部の還元は遅いため、表面が焼
結した後も、還元反応が進行する。焼成後半には、内部
の還元に伴う一酸化炭素ガスの発生があるが、表面は緻
密になっており、ガス抜けが悪く、内部圧力が上昇し
て、還元鉄ペレットに機械的な欠陥を与える。その結
果、還元鉄ペレットの形状が異常となって、強度が低下
する。
【0025】成形体の体積が100立方mm以下(球に
近い形状では5mm以下のサイズ)では、成形体が小さ
すぎて、周りの成形体の影に入り、炉内ガスからの輻射
を受けづらい結果、反応が一定の率で進みづらい問題が
あった。この結果、このサイズ以下の成形体では、還元
率と強度が安定しなかった。また、100立方mmの成
形体は、還元されると、約30%体積が小さくなる。し
たがって、例えば、高炉で使用する場合は、還元鉄ペレ
ットの体積は、70立方mm以上であることが望まし
い。
【0026】反応と焼結の時間には、操業条件による変
化があり、また、5×106N/m2ではなく、より高強度
の還元鉄ペレットを製造する必要がある場合は、加熱最
低時間よりも長い時間の焼成が必要な場合もある。な
お、加熱最低時間の3倍までは、還元鉄ペレットの圧潰
強度が向上していくが、これ以上の長時間の焼成では強
度の向上が認められなかった。したがって、原料成形体
を1200℃以上で焼成還元する時間は、加熱最低時間
の1.0から3.0倍の範囲であることが良い。
【0027】さらに、本発明者らは、還元鉄ペレットの
成分と圧潰強度の関係を調査した。原料の酸化鉄比率が
高い場合は、いっそう圧潰強度が高くなることを見出し
た。この現象の理由としては、1200〜1400℃で
は、金属鉄は物質移動が速いため、還元鉄ペレット中の
金属鉄粉は短時間でも焼結する。このため、金属鉄比率
の還元鉄ペレットの緻密化、強度アップが大きい。一
方、酸化アルミなどの酸化物は物質移動が遅く、この温
度での数分間の加熱では、十分な焼結が進行しない。こ
のため、高金属鉄比率の還元鉄ペレットの強度が高くな
り、低金属鉄比率ものは強度が低い。本発明者らは、還
元鉄ペレットの金属鉄比率が40%以上の場合には、高
炉利用の限界値である、圧潰強度が5×106N/m2以上
の還元鉄ペレットを得ることができることを解明した。
また、この強度があれば、トラックや船での長距離輸送
も可能となる。
【0028】金属鉄比率が40%以上の還元鉄ペレット
の製造方法は以下のとおりである。まず、トータル鉄
(原料が含む鉄元素の質量比率)が、40%以上であれ
ば、還元時の酸素と炭素の質量減少を考慮すると、金属
鉄比率が40%以上の還元鉄ペレットが得られる。本発
明の還元反応では、反応した酸素と炭素が一酸化炭素と
二酸化炭素となって、成形体から放出される。その結
果、還元鉄ペレットの質量は原料成形体の65〜80%
となる。原料のトータル鉄40%を超えていれば、還元
鉄ペレットのトータル鉄比率は50〜60%と増える。
さらに、上記に説明した反応条件での鉄の還元率は70
%程度以上であることから、還元鉄ペレットの金属鉄比
率が40%以上のものが得られる。
【0029】ただし、原料成形体の還元を受けない酸化
物(酸化珪素、酸化アルミ、酸化カルシウム、酸化マグ
ネシウム等、以降、スラグ生成物と称す)の比率が多い
場合には、還元後の金属鉄ペレットの強度が低い。本発
明者らは、原料成形体のスラグ生成物比率が30%を越
す場合は、他の条件が適正であっても、金属鉄ペレット
の強度が5×106N/m2よりも低いことを解明した。つ
まり、還元鉄の粒子とは異なり、スラグ生成物の物質移
動は遅いため、1200〜1400℃の条件では、数分
間の間に、十分な焼結が終了しないことが理由である。
また、原料成形体のスラグ生成物比率が30%を越す場
合に、還元後の金属鉄ペレットのスラグ生成物比率は3
5%を越える。
【0030】このような原料を十分な炭素比率の原料を
1200〜1400℃の温度で還元反応、および、焼結
させる。焼成時間は、前に述べた加熱最低時間よりも長
い時間が必要であるが、通常の成形体体積、ガス温度、
気孔率などの条件では、7分間以上の1200℃以上の
ガスへの暴露を行えば、この条件を満たす。
【0031】また、本発明者らが行った以前の発明であ
る特開2000-34526にも示すように、還元鉄ペレット中の
残留炭素が多い場合に、本発明の条件でも、還元鉄ペレ
ットの強度が低下することを確認した。本発明の操業条
件では、残留炭素質量が金属鉄の質量の4%以上になる
と、還元鉄ペレットの圧潰強度が低下することを解明し
た。これは、金属鉄の炭素溶解量は4%までであり、未
溶解の炭素が、還元鉄ペレット内の粒子間に存在する
と、炭素が金属鉄の焼結結合を妨げることから、強度低
下をもたらすからである。この残留炭素濃度は、前出の
炭素と活性酸素の比率の原料を適正に還元した場合に得
られる。一般的な回転炉床法還元炉では、炭素当量比が
0.5以下であれば、トータル鉄中の金属鉄の比率(金
属化率)が65%以上となり、強度が高く、還元も進ん
だ還元ペレットを製造できる。一方、炭素当量比が、
1.3を超えるあたりから、反応後に、酸化鉄の還元に
余剰の炭素が発生し始めて、1.5以上では、還元ペレ
ットの残留炭素比率が4質量%以上となり、還元ペレッ
トの強度が所定の目的以下となる。したがって、炭素当
量比は、0.5〜1.5の範囲が良い。
【0032】以上に説明した操業方法で、還元鉄ペレッ
トを製造すると、還元された鉄粒子が焼結して、還元ペ
レットが締まることから、強度の高いものが得られる
が、この還元鉄ペレットは見掛け比重が1.6〜4.5kg
/cm3の範囲であった。この条件の還元鉄ペレットは5×
106N/m2以上の圧潰強度を有していた。原料の成形体
の気孔率が低く、緻密であれば、製造された還元鉄ペレ
ットの密度も高かった。還元鉄ペレットの見かけ密度
は、原料成形体の気孔率にも影響される。
【0033】気孔率が20から30%の球形ペレットで
は還元鉄ペレットの見掛け比重が3.0から4.5kg/cm3
であった、また、ブリケットや押し出し成形体では気孔
率が30から55%であり、この成形体から作った還元
鉄ペレットの見掛け比重が1.6〜3.5kg/cm3であっ
た。したがって、気孔率は20から55%の範囲であれ
ば、緻密で、高強度の還元鉄ペレットを製造することが
できる。なお、通常の経済的な方法では、気孔率が20
%以下である原料成形体を経済的に製造することは技術
的に困難である。
【0034】以上に説明した方法で、製造した高温の還
元鉄ペレットを適正な条件で冷却することにより、常温
の還元鉄ペレットを製造する。この還元鉄ペレットは、
長距離の輸送や製鉄用高炉での使用に耐えられるもので
ある。この還元鉄ペレットは、スラグ生成物や硫黄や燐
などの固溶不純物を溶かし、除去するためには、他の高
炉原料と混合して製鉄用高炉で使用することが望まし
い。高炉では、一部残った酸化鉄の還元と溶解を行う。
この時に、スラグ生成物は融体となって、溶融鉄と分離
する。また、硫黄分はスラグ中に移行して、約90%の
脱硫率が得られる。ここで、製造した銑鉄は、転炉や電
気炉の原料として用いられる。
【0035】
【実施例】図1に示される回転炉床式還元炉を用いて操
業した結果を示す。この設備は、毎時15トンの高炉向
け還元鉄ペレットを製造するものである。
【0036】原料は、微粉の鉄鉱石(ペレットフィー
ド)、転炉ガスダスト、および、粉コークスを混合した
もので、トータル鉄比率が54%、炭素比率が14%
で、炭素と活性酸素の原子モル比率が1.05であっ
た。これをパン式造粒装置1にて、気孔率が23%の成
形体を製造した。平均粒径は13mm(容積1150立
方mm)であった。これを水分1%まで乾燥して、回転
炉床式還元炉3で、加熱帯で加熱された後に、還元帯の
平均ガス温度1370℃で10分間焼成還元した。成形
体の敷き込み層数は1.4であった。ここで得られた還
元鉄ペレットをロータリークーラーで冷却した。この操
業条件で計算された加熱最低時間は、5.4分間である
ことから、この焼成還元時間は加熱最低時間の1から3
倍の範囲以内であった。
【0037】この操業で得られた還元鉄ペレットは、見
掛け比重が3.1kg/cm3あり、圧潰強度が9.5×106
N/m2であった。これは高炉で使用できる最低強度の約2
倍であり、他の鉱石や焼結鉱と混合して高炉で使用し
て、溶銑を製造した。
【0038】一方、比較例として行った操業では、同一
の原料成形体を、1370℃で4.3分間、焼成還元し
た。この還元鉄ペレットの圧潰強度は3.7×106N/m
2であった。これは、高炉で使用できる最低強度を満足
していなかった。
【0039】
【発明の効果】本発明の操業方法と装置を用いれば、比
較的高い還元率を確保したまま、圧潰強度が高い還元鉄
ペレットを製造することができる。この還元鉄ペレット
は、高炉で直接使用して溶銑を製造でき、また、長距離
の輸送にも耐えられる特徴を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の還元用回転炉床法の回転炉とその付帯
の装置からなる全体プロセス例を示す図である。
【図2】回転炉床式の還元炉の断面を示す図である。
【図3】気孔率が27%であり、直径が12mmの球形
の成形体を、平均ガス温度1250℃で、加熱還元した
場合の1200℃以上の雰囲気温度に暴露されている時
間と還元ペレットの圧潰強度の関係を示す図である。な
お、図中のプロットに付随する線の長さは、統計的に計
算された誤差を示すものであり、線の長さの範囲は90
%の確実性を示す。
【図4】気孔率が47%であり、直径が12mmの球形
の成形体を、平均ガス温度1250℃で、加熱還元した
場合の1200℃以上の雰囲気温度に暴露されている時
間と還元ペレットの圧潰強度の関係を示す図である。な
お、図中のプロットに付随する線の長さは、統計的に計
算された誤差を示すものであり、線の長さの範囲は90
%の確実性を示す。
【符号の説明】
1 成形装置 2 成形体乾燥装置 3 回転炉床式還元炉 4 還元鉄ペレット冷却装置 5 還元鉄ペレット篩装置 6 還元鉄ペレット備蓄ビン 7 天井 8 炉壁 9 炉床 10 車輪 11 バーナー 12 火炎 13 成形体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 織田 博史 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 (72)発明者 高橋 政治 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 Fターム(参考) 4K001 AA10 BA05 CA23 CA25 DA01 GA02 GA07 HA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気孔率が20〜33%であり、トータル
    鉄の含有比率が40%以上で、かつ、含有されている元
    素のうち、炭素と、鉄、マンガン、ニッケル、亜鉛、お
    よび、鉛と化学結合している酸素との、原子モル比率が
    0.5〜1.5の範囲である粉体で構成される成形体を、
    1200℃以上のガス雰囲気に暴露される時間が下記の
    式で示される加熱最低時間:Taの1.0〜3.0倍の範囲で、
    炉内ガスの最高温度が1400℃以下の条件で焼成還元
    することを特徴とする回転炉床式還元炉の操業方法。 Ta= 0.045 exp (7,100/T) + 0.12 Vp1/3 なお、Ta:加熱最低時間(分)、 T:1200℃以上の炉内部分の平均ガス温度(K)、 Vp:成形体の平均容積(立方mm)
  2. 【請求項2】 気孔率が33〜55%であり、トータル
    鉄の含有比率が40%以上で、かつ、含有されている元
    素のうち、炭素と、鉄、マンガン、ニッケル、亜鉛、お
    よび、鉛と化学結合している酸素との原子モル比率が
    0.5〜1.5の範囲である粉体で構成される成形体を、
    1200℃以上のガス雰囲気に暴露される時間が下記の
    式で示される加熱最低時間:Tbの1.0〜3.0倍の範囲で、
    炉内ガスの最高温度が1400℃以下の条件で焼成還元
    することを特徴とする回転炉床式還元炉の操業方法。 Tb = 0.05 exp (7,100/T) + 0.14 Vp1/3 なお、Tb:加熱最低時間(分)、 T:1200℃以上の炉内部分の平均ガス温度(K)、 Vp:成形体の平均容積(立方mm)
  3. 【請求項3】 体積が100〜14000立方mmの成
    形体を用いることを特徴とする請求項1又は2記載の回
    転炉床式還元炉の操業方法。
  4. 【請求項4】 混在する酸化珪素、酸化アルミニウム、
    酸化カルシウム、酸化マグネシウム、および、酸化燐の
    合計質量が全質量の30%以下であることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の回転炉床式還
    元炉の操業方法。
  5. 【請求項5】 成形体を回転炉床式還元炉の炉床上に平
    均層数が2.0以下の状態に積んで、焼成還元すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    鉄の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の方法で製造された還元鉄を含む粒を製鉄用高炉にて還
    元溶融することを特徴とする銑鉄の製造方法。
  7. 【請求項7】 回転炉床式還元炉炉内で製造された、含
    有される金属鉄の比率が40質量%以上、かつ、含有炭
    素が金属鉄の質量の4%以下であり、混在する酸化珪
    素、酸化アルミニウム、酸化カルシウム、酸化マグネシ
    ウム、および、酸化燐分の合計質量が全質量の35%以
    下である、見掛け密度が1.6kg/cm3以上の粒状還元物
    を、製鉄用高炉にて還元溶融することを特徴とする銑鉄
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 平均容積が70立方mm以上の粒状還元
    物を、製鉄用高炉にて還元溶融することを特徴とする請
    求項7記載の銑鉄の製造方法。
  9. 【請求項9】回転炉床式還元炉炉内で1200〜140
    0℃の雰囲気温度に暴露されている時間が7分間以上で
    あり、含有される金属鉄の比率が40質量%以上、か
    つ、含有炭素が金属鉄の質量の4%以下であり、混在す
    る酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化カルシウム、酸化
    マグネシウム、および、酸化燐分の合計質量が全質量の
    35%以下である、見掛け密度が1.6kg/cm3以上の粒
    状酸化鉄還元物。
JP2001269794A 2000-10-18 2001-09-06 回転炉床式還元炉の操業方法 Expired - Fee Related JP3732132B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001269794A JP3732132B2 (ja) 2000-10-18 2001-09-06 回転炉床式還元炉の操業方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-318497 2000-10-18
JP2000318497 2000-10-18
JP2001269794A JP3732132B2 (ja) 2000-10-18 2001-09-06 回転炉床式還元炉の操業方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002194410A true JP2002194410A (ja) 2002-07-10
JP3732132B2 JP3732132B2 (ja) 2006-01-05

Family

ID=26602351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001269794A Expired - Fee Related JP3732132B2 (ja) 2000-10-18 2001-09-06 回転炉床式還元炉の操業方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3732132B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005200672A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Nippon Steel Corp 還元処理用ダスト成型物
US6986801B2 (en) 2001-09-14 2006-01-17 Nippon Steel Corporation Method of producing reduced iron compacts in rotary hearth-type reducing furnace, reduced iron compacts, and method of producing molten iron using them
JP2010255075A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Nippon Steel Corp 還元鉄成形体の製造方法、及び銑鉄の製造方法
CN102994680A (zh) * 2012-12-26 2013-03-27 武汉桂坤科技有限公司 一种生产直接还原铁的可控气氛转底炉工艺
JP2017072327A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 株式会社神戸製鋼所 ロータリーキルンの設計方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IN2012DN00992A (ja) * 2009-08-21 2015-04-10 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6986801B2 (en) 2001-09-14 2006-01-17 Nippon Steel Corporation Method of producing reduced iron compacts in rotary hearth-type reducing furnace, reduced iron compacts, and method of producing molten iron using them
JP2005200672A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Nippon Steel Corp 還元処理用ダスト成型物
JP2010255075A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Nippon Steel Corp 還元鉄成形体の製造方法、及び銑鉄の製造方法
CN102994680A (zh) * 2012-12-26 2013-03-27 武汉桂坤科技有限公司 一种生产直接还原铁的可控气氛转底炉工艺
JP2017072327A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 株式会社神戸製鋼所 ロータリーキルンの設計方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3732132B2 (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6620850B2 (ja) 焼結鉱製造用の炭材内装造粒粒子とその製造方法
JP4317579B2 (ja) 還元鉄成形体の製造方法、及び銑鉄の製造方法
KR100607628B1 (ko) 회전 노상식 환원로에서의 환원철 성형체의 제조 방법 및환원철 성형체 및 이를 이용한 선철의 제조 방법
JP2004156140A (ja) フェロニッケルおよびフェロニッケル精錬原料の製造方法
JP5053305B2 (ja) 銑鉄の製造方法
JP3732136B2 (ja) 還元鉄の製造方法および還元鉄の冷却装置
JP5540806B2 (ja) 製鉄用炭材内装塊成鉱およびその製造方法
JP3749710B2 (ja) 高強度鉄含有粒状物の製造方法
JP2002194410A (ja) 回転炉床式還元炉の操業方法、銑鉄の製造方法、および、粒状酸化鉄還元物
JP2003089823A (ja) 回転炉床式還元炉への転炉ダストリサイクル方法
JPH11241125A (ja) 還元鉄ペレットの製造方法およびこの方法で製造した還元鉄ペレット
JP3863052B2 (ja) 高炉原料装入方法
US3645717A (en) Process of producing sponge iron pellets
JP5521387B2 (ja) 還元鉄成形体の製造方法、及び銑鉄の製造方法
JP2000034526A (ja) 還元鉄ペレットの製造方法
JP2013087350A (ja) 非焼成溶銑脱りん材および非焼成溶銑脱りん材を用いた溶銑の脱りん方法
JP5503364B2 (ja) 炭材内装塊成化物およびその製造方法、ならびにそれを用いた還元鉄製造方法
JP2003027150A (ja) 耐粉化特性に優れた非焼成塊成鉱の製造方法および非焼成塊成鉱
JP3864506B2 (ja) 半還元鉄塊成鉱およびその製造方法ならびに銑鉄の製造方法
JP3678034B2 (ja) 部分還元鉄の製造方法
JPS6286128A (ja) マンガン鉱石を主体とした原料の塊成化方法
JP2002285250A (ja) 焼結原料の造粒方法
JPS6248749B2 (ja)
JP2001294920A (ja) 還元鉄の製法
JPS5950723B2 (ja) 鉄鉱石ペレツトを用いた溶鉱炉の操業法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051011

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3732132

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131021

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131021

Year of fee payment: 8

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131021

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees