JP2002190114A - 情報記録再生装置、情報記録再生方法及び情報記録媒体 - Google Patents

情報記録再生装置、情報記録再生方法及び情報記録媒体

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JP2002190114A
JP2002190114A JP2000388609A JP2000388609A JP2002190114A JP 2002190114 A JP2002190114 A JP 2002190114A JP 2000388609 A JP2000388609 A JP 2000388609A JP 2000388609 A JP2000388609 A JP 2000388609A JP 2002190114 A JP2002190114 A JP 2002190114A
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reproducing
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determination
recording
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JP2000388609A
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Eiji Nakajima
英二 中嶋
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/12Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/04Arrangements for preventing, inhibiting, or warning against double recording on the same blank or against other recording or reproducing malfunctions

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ウォブルの有り無し判定を高精度で行えるよ
うにする。 【解決手段】 DVDの記録面からの反射光を受光素子
で検出し、マトリクス回路5によって生成したプッシュ
プル信号Sppを2値化して、上限回数の制限されたn進
カウンタ8dで計数し、計数期間が決められた計数回路
8によってn進カウンタ8dから出力されるキャリー信
号SCRRを計数する。上記キャリー信号SCRRの計数値の
比から検出率を求め、検出率が所定値より低くなると、
n進カウンタ8dの上限回数や、計数期間を調整して検
出感度を調整する。判定部10aが、複数個の検出率を
所定の閾値と比較し、所定閾値を超える検出率の個数に
対する比較対象とした検出率の個数の比である判定率を
求め、判定率が所定の判定閾値を超えるとウォブルの形
成されている情報記録再生媒体であると判定させると共
に、判定率が判定閾値を超えない場合に判定閾値を調整
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばDVD等の
ウォブルの形成された情報記録再生媒体を用いて情報記
録又は情報再生を行う際、ウォブルを高精度で検出する
情報記録再生装置と情報記録再生方法、及びその情報記
録再生方法を実施するための情報が記録された情報記録
媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高密度記録が可能な情報記録再生媒体と
して、DVD(Digital Versatile Disk又はDigital Vi
deo Disk)が開発され、更に、DVD-VideoやDVD-
ROM等の読み出し専用のDVDの他、DVD-R等の
追記録が可能なDVDと、DVD-RW等の再書き込み
が可能なDVDも開発され、DVDファミリーの充実が
図られている。
【0003】ところが、こうした多種類のDVDを利用
するユーザー等にとっては、種類ごとに専用の情報記録
再生装置を購入したのでは不便であることから、DVD
ファミリーに属する各DVDを区別なく用いることので
きる汎用性に富んだ情報記録再生装置の開発が重要とな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、同じDVDフ
ァミリーに属するDVDであっても、DVDごとに情報
を書き込むための物理構造と物理データ構造及び論理デ
ータ構造が異なっており、そのため、情報記録再生装置
(「情報記録専用の装置」、「情報再生専用の装置」、
「情報記録及び情報再生を行うことが可能な装置」の総
称)が、情報記録又は情報再生を行う際、先ず、ウォブ
ルの形成されているDVDか、ウォブルの形成されてい
ないDVDかの判定を行って、DVDの種類毎に適切な
情報記録又は情報再生を行う必要がある。
【0005】また、著作権保護の観点からも、DVDの
種別判定をし、仮に複写の許容されていないコンテンツ
が記録されていたDVDを検出した場合には、再生動作
を行わない等の対応をする必要がある。
【0006】しかしながら、DVDの製造ばらつきや記
録再生面に反りが生じるといった情報記録再生媒体側で
の問題や、情報記録再生装置に備えられている光ピック
アップの個体差やその経年変化、信号処理回路を構成す
る電子素子の経年変化等の情報記録再生装置側での問題
が生じることにより、ウォブルの有無を高精度で判定す
ることが困難になる場合が発生するという問題があっ
た。すなわち、情報記録再生装置を最適な動作状態に設
定して製品出荷した場合でも、その後の予期せぬ環境下
において、ウォブルの判定精度が低下するといった回避
が困難な問題があった。
【0007】本発明は、こうした従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、ウォブルの有無を高精度で判定す
ることを可能にする情報記録再生装置及び情報記録再生
方法を提供することを目的とする。更に、ウォブルの有
無を高精度で判定することを可能にする情報が記録され
た情報記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の情報記録再生装置は、ウォブルの形
成されている情報記録再生媒体とウォブルの形成されて
いない情報記録再生媒体とを判定する機能を有する情報
記録再生装置であって、情報記録再生媒体よりの反射光
を受光する受光素子と、上記受光素子の出力信号から上
記情報記録再生媒体の記録再生面の特徴を表す信号を生
成する信号生成手段と、上記信号生成手段より出力され
る信号から上記記録再生面の特徴情報を検出すると共
に、その特徴情報の所定検出時間当たりの検出率を求め
る検出手段と、上記検出率に基づいて情報記録再生媒体
上のウォブルの有無を判定する手段と、上記判定手段が
誤判定を行った場合、検出感度パラメータを調整するこ
とにより上記特徴情報を検出する際の検出感度を制御す
る制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の情報再生装置は、ウォブル
の形成されている情報記録再生媒体とウォブルの形成さ
れていない情報記録再生媒体とを判定する機能を有する
情報記録再生装置であって、情報記録再生媒体よりの反
射光を受光する受光素子と、上記受光素子の出力信号か
ら上記情報記録再生媒体の記録再生面の特徴を表す信号
を生成する信号生成手段と、上記信号生成手段より出力
される信号から上記記録再生面の特徴情報を検出すると
共に、その特徴情報の所定検出時間当たりの検出率を求
める検出手段と、上記検出手段により求められた複数個
の検出率を所定の閾値と比較し、比較対象とした検出率
の個数に対する上記閾値を超える検出率の個数の比であ
る判定率を求め、上記判定率が所定の判定閾値より大き
いか否かで情報記録再生媒体上のウォブルの有無を判定
すると共に、上記判定が誤っていた場合に上記判定閾値
を調整する判定手段とを備え、上記判定閾値はウォブル
の形成されている情報記録再生媒体とウォブルの形成さ
れていない情報記録再生媒体とを識別する値に設定され
ていることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の情報記録再生装置は、ウォ
ブルの形成されている情報記録再生媒体とウォブルの形
成されていない情報記録再生媒体とを判定する機能を有
する情報記録再生装置であって、情報記録再生媒体より
の反射光を受光する受光素子と、上記受光素子の出力信
号から上記情報記録再生媒体の記録再生面の特徴を表す
信号を生成する信号生成手段と、上記信号生成手段より
出力される信号から上記記録再生面の特徴情報を検出す
ると共に、その特徴情報の所定検出時間当たりの検出率
を求める検出手段と、上記検出率に基づいて情報記録再
生媒体上のウォブルの有無を判定する判定手段と、上記
判定手段が誤判定を行った場合、検出感度パラメータを
調整することにより上記特徴情報を検出する際の検出感
度を制御する制御手段と、上記検出手段により求められ
た複数個の検出率を所定の閾値と比較し、比較対象とし
た検出率の個数に対する上記閾値を超える検出率の個数
の比である判定率を求め、上記判定率が所定の判定閾値
を超えるとウォブルの形成されている情報記録再生媒体
であると判定する判定手段とを備えることを特徴とす
る。
【0011】請求項4記載の情報記録再生方法は、ウォ
ブルの形成されている情報記録再生媒体とウォブルの形
成されていない情報記録再生媒体とを判定する情報記録
再生方法であって、情報記録再生媒体よりの反射光から
上記情報記録再生媒体の記録再生面の特徴を表す信号を
生成する生成工程と、上記生成した信号から上記記録再
生面の特徴情報を検出すると共に、その特徴情報の所定
検出時間当たりの検出率を求める検出工程と、上記検出
率に基づいて情報記録再生媒体上のウォブルの有無を判
定する判定工程と、上記判定工程にて誤判定を行った場
合、検出感度パラメータを調整することにより上記特徴
情報を検出する際の検出感度を制御する制御工程とを備
えることを特徴とする。
【0012】請求項5記載の情報記録再生方法は、ウォ
ブルの形成されている情報記録再生媒体とウォブルの形
成されていない情報記録再生媒体とを判定する情報記録
再生方法であって、情報記録再生媒体よりの反射光から
上記情報記録再生媒体の記録再生面の特徴を表す信号を
生成する生成工程と、上記生成した信号から上記記録再
生面の特徴情報を検出すると共に、その特徴情報の所定
検出時間当たりの検出率を求める検出工程と、上記複数
個の検出率を所定の閾値と比較し、比較対象とした検出
率の個数に対する上記閾値を超える検出率の個数の比で
ある判定率を求め、上記判定率が所定の判定閾値より大
きいか否かで情報記録再生媒体上のウォブルの有無を判
定すると共に、上記判定が誤っていた場合に上記判定閾
値を調整する制御工程とを有し、上記判定閾値はウォブ
ルの形成されている情報記録再生媒体とウォブルの形成
されていない情報記録再生媒体とを識別する値に設定す
ることを特徴とする。
【0013】請求項6記載の情報記録再生方法は、ウォ
ブルの形成されている情報記録再生媒体とウォブルの形
成されていない情報記録再生媒体とを判定する情報記録
再生方法であって、情報記録再生媒体よりの反射光から
上記情報記録再生媒体の記録再生面の特徴を表す信号を
生成する生成工程と、上記生成した信号から上記記録再
生面の特徴情報を検出すると共に、その特徴情報の所定
検出時間当たりの検出率を求める検出工程と、上記検出
率に基づいて情報記録再生媒体上のウォブルの有無を判
定する判定工程と、上記判定手段が誤判定を行った場
合、検出感度パラメータを調整することにより上記特徴
情報を検出する際の検出感度を制御する制御工程と、上
記複数個の検出率を所定の閾値と比較し、比較対象とし
た検出率の個数に対する上記閾値を超える検出率の個数
の比である判定率を求め、上記判定率が所定の判定閾値
を超えるとウォブルの形成されている情報記録再生媒体
であると判定する判定工程とを備えることを特徴とす
る。
【0014】請求項7記載の情報記録媒体は、ウォブル
の形成されている情報記録再生媒体とウォブルの形成さ
れていない情報記録再生媒体との判定を情報記録再生装
置に行わせるプログラム情報が記録された情報記録媒体
であって、判定対象の情報記録再生媒体よりの反射光か
ら記録再生面の特徴を表す信号を生成させ、上記生成し
た信号から上記記録再生面の特徴情報を検出すると共
に、その特徴情報の所定検出時間当たりの検出率を求め
させ、上記検出率に基づいて情報記録再生媒体上のウォ
ブルの有無を判定させ、上記判定手段が誤判定を行った
場合、検出感度パラメータを調整することにより上記特
徴情報を検出する際の検出感度を制御させるプログラム
情報が記録されていることを特徴とする。
【0015】請求項8記載の情報記録媒体は、ウォブル
の形成されている情報記録再生媒体とウォブルの形成さ
れていない情報記録再生媒体との判定を情報記録再生装
置に行わせる情報が記録された情報記録媒体であって、
判定対象の情報記録再生媒体よりの反射光から上記情報
記録再生媒体の記録再生面の特徴を表す信号を生成さ
せ、上記生成した信号から上記記録再生面の特徴情報を
検出すると共に、その特徴情報の所定検出時間当たりの
検出率を求めさせ、上記複数個の検出率を所定の閾値と
比較し、比較対象とした検出率の個数に対する上記閾値
を超える検出率の個数の比である判定率を求め、上記判
定率が所定の判定閾値よりも大きいか否かで情報記録再
生媒体上のウォブルの有無を判定させると共に、上記判
定が誤っていた場合には上記判定閾値を調整させ、上記
判定閾値はウォブルの形成されている情報記録再生媒体
とウォブルの形成されていない情報記録再生媒体とを識
別する値に設定されたプログラム情報が記録されている
ことを特徴とする。
【0016】請求項9記載の情報記録媒体は、ウォブル
の形成されている情報記録再生媒体とウォブルの形成さ
れていない情報記録再生媒体との判定を情報記録再生装
置に行わせる情報が記録された情報記録媒体であって、
判定対象の情報記録再生媒体よりの反射光から上記情報
記録再生媒体の記録再生面の特徴を表す信号を生成さ
せ、上記生成した信号から上記記録再生面の特徴情報を
検出すると共に、その特徴情報の所定検出時間当たりの
検出率を求めさせ、上記検出率に基づいて情報記録再生
媒体上のウォブルの有無を判定させ、上記判定手段が誤
判定を行った場合、検出感度パラメータを調整すること
により上記特徴情報を検出する際の検出感度を制御さ
せ、上記複数個の検出率を所定の閾値と比較し、比較対
象とした検出率の個数に対する上記閾値を超える検出率
の個数の比である判定率を求め、上記判定率が所定の判
定閾値を超えるとウォブルの形成されている情報記録再
生媒体であると判定させるプログラム情報が記録されて
いることを特徴とする。
【0017】請求項1、4、7の発明によると、判定対
象としての情報記録再生媒体から得られる反射光から記
録再生面の特徴を表す信号を生成する。この信号はウォ
ブルの形成された情報記録再生媒体によるものか、ウォ
ブルの形成されていない情報記録再生媒体によるものか
未だ判定不能な信号であることから、更に信号に含まれ
ている特徴情報の所定検出時間当たりの検出率を求め
る。そして、検出率が所定の検出感度閾値より低下した
場合には検出感度パラメータを調整することにより、検
出率の値によってウォブルの有り無しの判定をする際
に、その検出率がウォブルの有り無しの情報を良く反映
した値となるように調整する。
【0018】請求項2、5、8の発明によると、判定対
象としての情報記録再生媒体から得られる反射光から記
録再生面の特徴を表す信号を生成する。この信号はウォ
ブルの形成された情報記録再生媒体によるものか、ウォ
ブルの形成されていない情報記録再生媒体によるものか
未だ判定不能な信号であることから、更に信号に含まれ
ている特徴情報の所定検出時間当たりの検出率を求め
る。更に、複数個の検出率を所定の閾値と比較し、所定
閾値を超える検出率の個数に対する比較対象とした検出
率の個数の比である判定率を求め、判定率が所定の判定
閾値よりも大きいか否かで情報記録再生媒体上のウォブ
ルの有無を判定する共に、判定が誤っていた場合には判
定閾値を調整することにより、ウォブルの有り無しの判
定をする際の判定精度を向上させる。
【0019】請求項3、6、9の発明によると、判定対
象としての情報記録再生媒体から得られる反射光から記
録再生面の特徴を表す信号を生成する。この信号はウォ
ブルの形成された情報記録再生媒体によるものか、ウォ
ブルの形成されていない情報記録再生媒体によるものか
未だ判定不能な信号であることから、更に信号に含まれ
ている特徴情報の所定検出時間当たりの検出率を求め
る。そして、検出率に基づいてウォブルの有り無しの判
定をし、誤判定の場合にはその検出感度パラメータを調
整することで、検出率がウォブルの有り無しの情報を良
く反映した値となるように調整する。更に、複数個の検
出率を所定の閾値と比較し、所定閾値を超える検出率の
個数に対する比較対象とした検出率の個数の比である判
定率を求め、判定率が所定の判定閾値を超えるとウォブ
ルの形成されている情報記録再生媒体であると判定させ
ると共に、判定率が判定閾値を超えない場合に判定閾値
を調整することにより、ウォブルの有り無しの判定をす
る際の判定精度を向上させる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。尚、一実施形態として、少なくと
もDVD-ROM(DVD-Videoを含む)とDVD-R及
びDVD-RWを用いることが可能な汎用性を有した情
報記録再生装置について説明する。
【0021】図1は、本実施形態の情報記録再生装置1
の構成を示すブロック図である。
【0022】同図において、情報記録再生装置1は、装
填されたDVDを所定の線速度で回転するスピンドルモ
ータ2、光ピックアップ3、スピンドルモータ2及び光
ピックアップ3をサーボ制御等する制御回路4、マトリ
クス回路5、信号処理回路6、出力回路7、検出回路
8、記録信号生成回路9、システムコントローラ10を
備えて構成されている。
【0023】光ピックアップ3には、半導体レーザ3a
と光学系3bと受光素子3cが備えられている。
【0024】光ピックアップ3は、情報記録の際には、
半導体レーザ3aから射出される記録用のレーザ光(後
述の記録信号SWTの情報を有するレーザ光)を光学系3
bを介してDVDに照射することによりDVDへの情報
記録を行う。更に、記録用のレーザ光をDVDの記録面
にオントラックの状態で照射する等のために、DVDで
反射されるレーザ光(反射光)を光学系3bに通して受
光素子3cで電気信号に変換し、その変換した電気信号
に基づいて制御回路4にサーボ制御等を行わせる。
【0025】情報再生の際には、半導体レーザ3aから
所定パワーの再生用のレーザ光を光学系3bを介してD
VDに照射すると共に、DVDで反射されるレーザ光を
再び光学系3bに通し、受光素子3cで電気信号に変換
して出力する。また、情報再生の際にも、DVDで反射
されるレーザ光を光学系3bに通して受光素子3cで電
気信号に変換し、その変換した電気信号に基づいて制御
回路4にサーボ制御等を行わせる。
【0026】受光素子3cは、図2に示すように、分割
された複数個の受光面AB1,AB2,AB3,AB4
を有しており、上記のDVDより反射されてくるレーザ
光をこれらの受光面AB1,AB2,AB3,AB4に
よって分割受光することにより、複数の電気信号B1,
B2,B3,B4を出力する。尚、図示するように、受
光面AB1,AB2,AB3,AB4は、DVDのトラ
ック方向に対して、所定の位置関係となるように設けら
れている。
【0027】マトリクス回路5は、電気信号B1,B
2,B3,B4を演算することにより、RF信号SRF
と、トラッキングエラー信号STEと、フォーカスエラー
信号SFEと、プッシュプル信号Sppを生成して出力す
る。ここで、上記の電気信号について(B1+B2+B
3+B4)の演算を行うことでRF信号SRFを生成し、
(B1+B2)−(B3+B4)の演算を行うことでプ
ッシュプル信号Sppを生成している。
【0028】再び図1において、制御回路4には、LD
駆動回路4a、トラッキングサーボ回路4b、スライダ
回路4c、フォーカスサーボ回路4d、回転サーボ回路
4eが備えられている。
【0029】LD駆動回路4aは、情報記録の際、記録
信号生成回路9から供給される記録信号SWTによって駆
動電流を変調し、その変調した駆動電流を半導体レーザ
3aに供給することによって、記録用のレーザ光(記録
信号SWTの情報を有するレーザ光)を射出させる。情報
再生の際には、所定値の駆動電流を半導体レーザ3aに
供給することによって、再生用のレーザ光を射出させ
る。更に、RF信号SRFのレベルを検出し、PLL(Ph
ase Locked Loop)制御によって上記駆動電流を自動調
整することにより、記録用と再生用のレーザ光のパワー
を適切な値に制御する。
【0030】トラッキングサーボ回路4bは、レーザ光
がDVDに対してオントラック状態で照射されているか
をトラッキングエラー信号STEから検出し、レーザ光を
DVDに対してオントラック状態で照射すべく光ピック
アップ3の光学系3bの位置を制御する。
【0031】スライダ回路4cは、光ピックアップ3を
DVDの半径方向へ移動させる。
【0032】フォーカスサーボ回路4dは、レーザ光が
DVDに対して合焦状態で照射されているかをフォーカ
スエラー信号SFEから検出し、レーザ光を合焦させてD
VDに照射させるべく光ピックアップ3内の光学系3b
の位置を制御する。
【0033】回転サーボ回路4eは、スピンドルモータ
2が所定の線速度で回転しているかを後述の回転エラー
信号Seから検出し、スピンドルモータ2を所定の線速
度で回転させるようにサーボ制御する。
【0034】信号処理回路6は、図示しない復調回路と
ストリーム分離回路と復号回路とを備え、RF信号SRF
をA/D変換した後、復調回路によってDVDのデータ
フォーマットに準拠した復調処理と誤り訂正処理を行
い、更にストリーム分離回路によってオーディオストリ
ームとビデオストリームに分離すると共に、復号回路に
よってオーディオストリームとビデオストリームをそれ
ぞれ複号することにより、復号化したオーディオデータ
SauとビデオデータSvdを出力する。また、復調処理と
誤り訂正処理を行うことで得られる同期エラー信号Se
を回転サーボ回路4eに供給すると共に、上記の復号に
よって得られるコントロールデータSCNTをシステムコ
ントローラ10に供給する。
【0035】出力回路7は、オーディオ/ビデオ出力を
生成する回路であり、復号化されたオーディオデータS
auをデジタルデータとして出力、又はアナログオーディ
オ信号にD/A変換して出力する。また、復号化された
ビデオデータSvdをデジタルデータとして出力、又はオ
ーディオデータSauを含めたコンポジット信号に変換し
て出力する。
【0036】記録信号生成回路9は、外部から供給され
るオーディオ又はビデオ入力信号に対して圧縮変調など
の処理を行うことにより記録信号SWTを生成し、LD駆
動回路4aに供給する。
【0037】検出回路8は、図2に示すように、プッシ
ュプル信号Spp中のノイズを除去すべく所定周波数成分
のみを通過させるバンドパスフィルタ8aと、バンドパ
スフィルタ8aを通過したプッシュプル信号Spp’を2
値信号SHLに波形整形して出力するコンパレータ8b
と、所定の時間窓T2の範囲内に属する2値信号SHLだ
けを検出信号Sdwとして通過させるウィンドウ回路8c
と、検出信号Sdwを計数するn進カウンタ8dと、n進
カウンタ8dから出力されるキャリー信号SCRRを計数
する計数回路8eと、検出感度制御部8fとを備えて構
成されている。
【0038】ここで、バンドパスフィルタ8aの通過周
波数帯域はシステムコントローラ10から供給されるフ
ィルタ係数信号kiによって可変調整されるようになっ
ている。
【0039】コンパレータ8bは、システムコントロー
ラ10から供給される閾値電圧THDとプッシュプル信
号Spp’とを比較し、図3に示すように、プッシュプル
信号Spp’が閾値電圧THDより高レベルのときに論理
“H”、プッシュプル信号Spp’が閾値電圧THDより
低レベルのときに論理“L”となる2値信号SHLを出力
する。
【0040】ウィンドウ回路8cは、ANDゲート回路
等で形成され、システムコントローラ10から供給され
る矩形信号Wdwが論理“H”となる期間を時間窓T2と
し、図3に示すように、その時間窓T2内に生じる2値
信号SHLだけを検出信号Sdwとして出力する。
【0041】具体的には、矩形信号Wdwは所定期間T1
(=186システムクロック)に同期して論理“H”と
なる時間窓T2を発生させ、各時間窓T2は32システ
ムクロック(±16システムクロック)の幅で論理
“H”となるように設定されている。また、図6に模式
的に示すように、ウォブル(Wobble)の形成された標準
的なDVD-RWのグルーブトラック上にレーザ光をス
ポット照射してトラック方向に走査したときに得られる
2値信号SHLが論理“H”となる周期を期間T1(=1
86システムクロック)としている。尚、システムクロ
ックとは、本情報記録再生装置1において予め所定周波
数に設定されているシステムクロック信号の周期をい
い、システムクロック信号の186周期を上記期間T
1、32周期を時間窓T2としている。
【0042】n進カウンタ8dは、検出感度制御部8f
から供給される最大カウント数設定信号Dnによって、
その最大カウント数Nmaxが可変調整されるようになっ
ている。
【0043】例えば、Dn=100に設定された場合に
は、検出信号Sdwを100個計数する度ごとにキャリー
信号SCRRを出力してカウント動作を繰り返し、Dn=
200に設定された場合には、検出信号Sdwを200個
計数する度ごとにキャリー信号SCRRを出力してカウン
ト動作を繰り返す。
【0044】すなわち、n進カウンタ8dは、最大カウ
ント数設定信号Dnによって計数値の上限が調整される
可変カウンタであり、キャリー信号SCRRを出力する
と、リセットスタートしてカウント動作を繰り返すよう
になっている。更に、矩形信号Wdwの時間窓T2が生じ
るタイミングに同期して、論理“H”の検出信号Sdwを
カウントすると共に、時間窓T2が生じる時点で検出信
号Sdwが論理“L”となると、その時点からリセットス
タートしてカウント動作を繰り返すようになっている。
【0045】したがって、検出信号Sdwが期間T1毎に
連続して論理“H”となる場合であって、その連続回数
が最大カウント数設定信号Dnによって設定される上限
回数Nmaxを超えた場合に、n進カウンタ8dはキャリ
ー信号SCRRを出力する。しかし、図4に示すように、
例えばウォブルの形成されていないDVD−ROMを再
生し、その結果正規の波形とは異なるプッシュプル信号
Spp'が生じて、検出信号Sdwの論理“H”となる連続
回数が、最大カウント数設定信号Dnによって設定され
る上限回数Nmaxに満たない場合には、n進カウンタ8
dはキャリー信号SCRRを出力することなくリセットス
タートするようになっている。
【0046】計数回路8eは、検出感度制御部8fから
供給される検出期間設定信号Wthdによって設定される
検出期間τthd内でキャリー信号SCRRを計数し、その計
数値Sjdをシステムコントローラ10と検出感度制御部
8fに供給する。
【0047】すなわち、図5中の〜に示すように、
n進カウンタ8dがNmax回の連続計数動作を行う度ご
とにキャリー信号SCRRを出力すると、計数回路8eは
検出期間τthd内において各キャリー信号SCRRを計数
し、検出期間τthdの終端時点で計数値Sjdを出力す
る。また、計数回路8eはシステムコントローラ10か
ら指令されるまで、検出期間τthd毎に上記の計数動作
を繰り返して新規な計数値Sijを出力するようになって
いる。
【0048】検出感度制御部8fは、システムコントロ
ーラ10からの指示に従って、上記の最大カウント数設
定信号Dnと検出期間設定信号Wthdをn進カウンタ8
dと計数回路8eにそれぞれ供給する他、計数回路8e
からの計数値Sjdと、検出期間設定信号Wthdによって
設定した検出期間τthdとの比を演算することにより、
2値信号Sdwの検出率αを求める。
【0049】より具体的には、計数回路8eが連続して
Nmax回の計数動作をすることによりキャリー信号SCCR
を1つ出力するのに要する時間をτNmaxとし、計数回路
8eが検出期間τthd内に計数するであろう最大計数値
JDmaxをτthd/τNmaxの演算によって求めておく。そ
して、実際に得られた計数値Sjdと最大計数値JDmax
との比のパーセンテージ(%)、すなわち、(Sjd/J
Dmax)×100を検出率α(%)とする。
【0050】更に、後述するように判定部10aにおい
て、ウォブル有無の誤判定を行った場合、検出感度を上
げるべく、検出感度パラメータとしての上限回数Nmax
及び検出期間τthdを調整、又は上限回数Nmaxと検出期
間τthdの一方を調整することで、最大カウント数設定
信号Dnと検出期間設定信号Wthdによってn進カウン
タ8dの上限回数Nmaxと計数回路8eの検出期間τthd
をフィードバック制御する。
【0051】つまり、検出感度制御部8fの機能を総括
的に述べれば、n進カウンタ8dからキャリー信号SCR
Rが発生し易くするために上限回数Nmaxを調整、又は検
出率αの値が大きくなるように検出期間τthdを調整す
ることで、調整後の検出感度を向上させる。
【0052】尚、上限回数Nmax及び検出期間τthdを調
整するか、上限回数Nmaxと検出期間τthdの一方を調整
するかは、設計仕様に応じて回路設計者が適宜に選択す
ることとしている。
【0053】また、図2に示した検出回路8を構成して
いる各回路8a〜8fは、それぞれ個別の半導体集積回
路装置(IC)によって実現してもよいし、一部又は全
部の回路をデジタルシグナルプロセッサ(DSP)等の
演算機能を有するICで実現してもよい。また、検出感
度を調整するコンピュータプログラムによって実現する
ようにしてもよい。
【0054】要は、上記した機能を発揮する構成であれ
ば、検出回路8は図2に示した回路構成以外の構成で実
現してもよい。
【0055】次に、システムコントローラ10は、マイ
クロプロセッサ(MPU)を有し、所定のシステムプロ
グラムを実行することによって、情報記録再生装置1全
体の動作を制御する。更に、システムプログラムによっ
て実現された判定部10aと、不揮発性の半導体メモリ
で形成された記憶部10bが備えられている。
【0056】記憶部10bには、上記検出回路8と同機
能を有するアルゴリズムに基づいてウォブルの無い標準
的なDVD-ROMを読み取り検出することにより実験
的に求めた計数値Sjdから、判定率Kに対する出現率の
関係を示す特徴データAを求め、その実験的に求めた特
徴データAが記憶されている。更に、上記検出回路8と
同機能を有するアルゴリズムに基づいて標準的なDVD
-RWのウォブルを検出することにより実験的に求めた
計数値Sjdから、判定率Kに対する出現率の関係を示す
特徴データBを求め、その実験的に求めた特徴データB
も記憶されている。
【0057】ウォブルの形成されていないDVD-RO
Mの特徴データAについてより詳細に述べれば、判定率
Kとは、(Sjd/JDmax)×100の値である上記の
検出率αが所定の検出感度閾値αthdを超えた場合に
「ウォブル有り」と判断することとし、更に所定数(複
数)Mmaxの計数値Sjdについて求めた検出率αを検出
感度閾値αthdと比較したときに「ウォブル有り」と判
断した個数Nkを求め、その個数Nkと個数Mmaxとの百
パーセント比率(Nk/Mmax)×100(%)を言う。
つまり、複数個Mmaxの計数値Sjdについての各検出率
αを求めると共に、α>αthdとなる(「ウォブル有
り」と判断される)個数Nkを求め、Mmaxに対して「ウ
ォブル有り」と判断される個数Nkの発生比率を判定率
K(%)とする。
【0058】そして、複数枚(任意の数)のDVD-R
OMについての複数の判定率Kを求め、それらの判定率
Kに対する出現率(真にDVD-ROMであると判定さ
れる確率)を統計的手法によって求めることにより、上
記の判定率Kに対する出現率の関係を示す特徴データA
を求めている。
【0059】また、ウォブルが形成されている標準的な
DVD-RWについても同様の手法によって、複数個Mm
axの計数値Sjdについての各検出率αを求めると共に、
α>αthdとなる(「ウォブル有り」と判断される)個
数Nkを求め、Mmaxに対して「ウォブル有り」と判断さ
れる個数Nkの発生比率を判定率K(%)とする。
【0060】そして、複数枚(任意の数)のDVD-R
Wについての複数の判定率Kを求め、それらの判定率K
に対する出現率(真にDVD-RWであると判定される
確率)を統計的手法によって求めることにより、上記の
判定率Kに対する出現率の関係を示す特徴データBを求
めている。
【0061】そして、記憶部10bには、図7中の特性
曲線Aで示されるような特徴データAと、特性曲線Bで
示されるような特徴データBが製品出荷時に記憶され
る。
【0062】判定部10aは、実際に本情報記録再生装
置1に装填されたDVDを読取り検出することで得られ
る計数値Sjdから、実際の判定率Kを演算し、その判定
率Kの値が所定の判定閾値Kthdより小さいときには、
そのDVDを「ウォブル無し」のDVDであると判定
し、判定率Kの値が所定の判定閾値Kthdより大きいと
きには、そのDVDを「ウォブル有り」のDVDである
と判定する。
【0063】つまり、判定部10aは、実際にDVDが
装填されることにより生じる計数値Sjdを複数個Mmax
入力し、各計数値Sjdについての検出率αを検出感度閾
値αthdと比較しして、α>αthdの条件(「ウォブル有
り」と判断する条件)を満足する個数Nkを求め、K=
(Nk/Mmax)×100の演算によって、判定率Kを求
める。そして、実際に求めた判定率Kの値が所定の判定
閾値Kthdより大きいときに、そのDVDを「ウォブル
有り」のDVDであると判定する。
【0064】更に、判定閾値Kthdは、製品出荷時に予
め初期設定されており、図7に示すように、ウォブル無
しディスクであるDVD-ROMとウォブル有りディス
クであるDVD-RWのどちらの出現率も最も小さな値
になる範囲(マージン範囲)WM内に設定されている。
したがって、実際に求めた判定率Kが、K<Kthdであ
れば「ウォブル無し」、K≧Kthdであれば「ウォブル
有り」と判定して、その判定結果RSLTを発生し、システ
ムコントローラ10がその判定結果RSLTに基づいて、D
VDの種類に応じた情報記録又は情報再生の動作に移行
する。
【0065】更に、判定部10aが上記の「ウォブルの
有無判定」を行った後、システムコントローラ10が光
ピックアップ3をDVDの所定領域に移動させてその所
定領域の情報読取りを行わせる。そして、信号処理回路
6から所定のコントロールデータSCNTが出力されたか
を判定部10aが調べると共に、コントロールデータS
CNTの内容と「ウォブルの有無判定」によって求めた判
定結果RSLTとが対応関係に有るか否か調べることによっ
て、上記の「ウォブルの有無判定」の判定結果RSLTが誤
判定であったか否か調べ、誤判定のときには、判定閾値
Kthdを変更することにより、または、前述したように
検出回路8内の上限回数Nmaxと検出期間τthdを調整す
ることにより、「ウォブルの有無判定」の判定精度を向
上させるようになっている。
【0066】尚、判定閾値Kthdを変更する際の変更方
法の詳細については、次の動作説明において後述する
が、図8に対応して示す図9のように、仮に特性曲線A
とBの間のマージン範囲WMから外れた位置に判定閾値
Kthdが来たとすると、その判定閾値Kthdとマージン範
囲WMの端部位置との間の範囲ARKが誤判定を生じさ
せる範囲になる。すなわち、実際に求めた判定率Kの位
置がこの範囲ARK内の位置になると、「ウォブル有
り」と判定すべきところを「ウォブル無し」と誤判定し
てしまうという問題が生じることになる。
【0067】そこで、図9に示すように、判定閾値Kth
dがマージン範囲WM内の位置に来るように変更(更
新)することで、更新後における判定精度の向上を図る
ようにしている。尚、図9は、「ウォブル有り」と判定
すべきところを「ウォブル無し」と誤判定する場合を回
避すべく、判定閾値Kthdをマージン範囲WM側へ移動
させ、それによって、実際に求めた判定率Kが、K≧K
thdの関係となるようにすることで、「ウォブル有り」
と判定できるようにした場合を示している。
【0068】次に、かかる構成を有する本情報記録再生
装置1の動作を図11を参照して説明する。
【0069】まず、図11を参照して動作説明をする前
に、DVD-ROMとDVD-RとDVD-RW(DVD-
RWバージョン1.0)における物理構造とデータ構造
の差異について説明する。
【0070】DVD-RWとDVD-Rは、図6に示した
ように、ウォブル(Wobble)の形成されたグルーブ(Gr
oove)トラックとランド(Land)トラックが設けられ、
これらグルーブトラックとランドトラックは、内周側か
ら外周側へ螺旋状に形成されている。そして、グルーブ
トラック上に情報記録用のレーザスポットを照射して走
査することによって情報記録が行われ、また、グルーブ
トラック上に情報再生用のレーザスポットを照射して走
査することによって情報再生が行われる。
【0071】尚、図6には示されていないが、DVD-
RWバージョン1.0では、ランドトラック内に、物理
アドレスを規定するためのランドプリピット(Land Pre
-Pit)が形成されており、このランドプリピットを光ピ
ックアップ3にて光学読取りすることにより、物理アド
レスを検出できるようになっている。
【0072】次に、図10を参照してDVD-ROMと
DVD-RとDVD-RW(DVD-RWバージョン1.
0)のデータ構造を概説する。尚、同図中(a)がDV
D-ROMとDVD-Rの各データ構造、同図中(b)が
DVD-RWのデータ構造を示している。
【0073】DVD-ROMとDVD-RとDVD-RW
は共に、コンテンツデータであるオーディオデータやビ
デオデータ等のメインデータを記録するためのデータエ
リアと、管理情報等が記録される管理情報記録領域が設
けられている。
【0074】上記管理情報記録領域の1つとして、内周
側の所定領域に、DVDの物理情報が記録されるリード
インエリア(Lead-in Area:LIA)が設けられてい
る。
【0075】このリードインエリアLIAは、図10に
示すように、DVD-ROMとDVD-RとDVD-RW
毎に特徴付けられたデータ構造が規定されており、上記
のウォブル或いはランドプリピットの情報に基づいて物
理的に決められたECCブロックアドレスに従って、以
下に述べる各種管理情報の記録アドレス(セクタナンバ
ー)が決められている。
【0076】DVD-ROMとDVD-RとDVD-RW
の各リードインエリアLIAは、セクタナンバー“22
FA0”から始まっている。
【0077】DVD-ROMとDVD-Rは、セクタナン
バー“22FA0”から“2F000”前までの領域が
イニシャルゾーンとなっており、このイニシャルゾーン
には、ブランクを意味する全て“00”のヘキサデータ
が記録されている。
【0078】一方、DVD-RWは、セクタナンバー
“22FA0”から“2D600”前までの領域がイニ
シャルゾーン、“2D600”から“2E200”前ま
での領域がシステムリザーブエリア、“2E200”か
ら“2E400”前までの領域がバッファゾーン、“2
E400”から“2F000”前までの領域がRW-フ
ィジカルフォーマットインフォメーションエリアとなっ
ている。
【0079】DVD-RWにおける上記バッファゾーン
には、ブランクを意味する全て“00”のヘキサデータ
が記録されている。
【0080】RW-フィジカルフォーマットインフォメ
ーションエリアには、DVDの種類や、記録再生を行う
際の条件情報、製造に関する情報等を示すブックタイプ
(book-type)と呼ばれるコントロールデータが記録さ
れている。
【0081】セクタナンバー“2F000”から“30
000”前までの領域は、DVD-ROMとDVD-Rと
DVD-RWとも同様のデータ構造となっており、セク
タナンバー“2F000”から“2F020”前までの
領域がリファレンスコードゾーン、“2F020”から
“2F200”前の領域がバッファゾーン、“2F20
0”から“2FE00”前までの領域がコントロールデ
ータゾーン、“2FE00”から“30000”前まで
の領域がバッファゾーンとなっている。
【0082】上記両者のリファレンスコードゾーンに
は、エンボス基準コードが記録されており、本情報記録
再生装置1はこのエンボス基準コードを所定のエラー率
の範囲内で読み取れるように動作状態を適切な状態にセ
ットアップするようになっている。
【0083】上記“2F020”から“2F200”前
までの両バッファゾーンには、ブランクを意味する全て
“00”のヘキサデータが記録されている。
【0084】DVD-ROMとDVD-Rのコントロール
データゾーンには、ブックタイプ(book-type)と呼ば
れるコントロールデータ、すなわちDVDの種類や、記
録再生を行う際の条件情報、製造に関する情報等を示す
コントロールデータが記録されている。一方、DVD-
RWのコントロールデータゾーンには、エンボスピット
が記録されている。
【0085】上記“2FE00”から“30000”前
までの両バッファゾーンには、ブランクを意味する全て
“00”のヘキサデータが記録されている。
【0086】そして、“30000”以降がデータエリ
アとなっている。
【0087】次に、こうしたリードインエリアLIAを
有するDVD-ROMとDVD-RとDVD-RWが本情
報再生装置1に装填されたときの動作、特に種別判定と
その判別精度の向上を実現する動作について、図11を
参照して説明する。
【0088】同図中のステップS100において、DV
D-ROMとDVD-RとDVD-RWの何れかのDVD
が装填されるまで待機し、何れかのDVDが装填される
とステップS102に移行して初期処理を行う。
【0089】ステップS102では、検出回路8中の検
出感度制御部8fが、最大カウント数設定信号Dnによ
ってn進カウンタ8dの上限回数Nmaxを設定すると共
に、検出期間設定信号Wthdによって計数回路8eの検
出期間τthdを設定し、更に、検出感度閾値αthdのデー
タを記憶部10bから取得する。
【0090】尚、これらの上限回数Nmaxと検出期間τt
hdと検出感度閾値αthdのデータは、前回何れかのDV
Dが装填された際に処理して得られた履歴データとして
記憶部10bに既に記憶されており、新たにDVDが装
填される度に前回の履歴データに基づいてn進カウンタ
8dと計数回路8eの初期化、及び検出感度閾値αthd
のデータの取得を行うようになっている。
【0091】更にステップS102では、判定部10a
が判定処理に用いる判定閾値Kthdを記憶部10bから
読み出して取得する。つまり、判定閾値Kthdも前回何
れかのDVDが装填された際に処理して得られた履歴デ
ータとして記憶部10bに既に記憶されており、新たに
DVDが装填される度に判定部10aは前回の判定閾値
Kthdを取得するようになっている。
【0092】初期化が完了するとステップS104とS
106において、装填されたDVDの読取りを開始する
と共に、検出回路8によるウォブル検出処理及び判定部
10aによる判定処理を開始する。
【0093】すなわち、情報再生の場合と同様の処理を
行うことで生じるプッシュプル信号Sppを検出回路8が
処理し、それによって得られる計数値Sjdに基づいて判
定部10aがウォブルの有無を判定するための判定率K
を求める。
【0094】そして、ステップS108において、判定
部10aが判定率Kと判定閾値Kthdとを比較すること
により、「ウォブル有り」か「ウォブル無し」かの判定
をする。ここで、「ウォブル無し」のDVDが装填され
たと判定すると(「YES」の場合)、ステップS11
0に移行する。
【0095】次に、ステップS110では、システムコ
ントローラ10の制御の下で、図10に示したセクタナ
ンバー“2F200”以降のコントロールデータゾーン
にサーチして情報を読み取り再生し、信号処理回路6か
ら出力されるコントロールデータSCNTを取得する。そ
して、ステップS112において、ブックタイプのコン
トロールデータが得られたか判定する。
【0096】すなわち、ステップS108において「ウ
ォブル無し」のDVDであるDVD-ROMが装填され
たものとの一応の判定をした後、ステップS110にお
いて、セクタナンバー“2F200”以降のコントロー
ルデータゾーンにサーチしてそこに記録されている情報
をコントロールデータSCNTとして再生し、ステップS
112において、コントロールデータSCNTがDVD-R
OMのブックタイプを示すコントロールデータであるか
否か調べることにより、上記の「ウォブル無し」とした
判定結果が正しいか否かの更なる判定を行う。
【0097】そして、ステップS112において、DV
D-ROMのブックタイプを示すコントロールデータが
読めたと判定すると(「YES」の場合)、後述のステ
ップS124へ移行し、そうでない場合(「NO」の場
合)には、ステップS116に移行する。
【0098】ステップS116では、「ウォブル無し」
との判定結果は誤判定であったと確認し、その旨を検出
感度制御部8fへ通知した後、ステップ118ないしS
120の処理へ移行する。すなわち、「ウォブル無し」
と判定したにも関わらず、DVD-ROMではないこと
から、ウォブル判定のために設定されている判定閾値K
thdの値が適切でないと判断し、ステップS118ない
しS120の処理へ移行する。
【0099】ステップS118では、記憶部10bに記
憶されているDVD-ROMの特徴データAを取得し、
その特徴データAにおける出現率が最小値となるときの
判定率(以下、「基準判定率」という)Kmaxを求め
る。すなわち、図7に示したマージン範囲WMの終端位
置を表す判定率Kmaxを求める。そして、この基準判定
率Kmaxと所定のマージン係数Mとを掛け算した値M×
Kmaxが、上記ステップS106で求めた実際の判定率
Kより小さいか否か調べる。
【0100】ここで、マージン係数Mとは、基準判定率
Kmaxを基準として何倍までの上限範囲がマージン範囲
WMとして適切なのか判定するための係数である。別言
すれば、図7に示す基準判定率Kmaxをマージン範囲W
Mの終端位置としたときに、マージン範囲WMの上限位
置がDVD-RWの特徴データB側のどの位置までであ
れば、そのマージン範囲WMが適切であるか判定するた
めの係数である。
【0101】例えば、このマージン係数は、予め決めら
れたM=5、6、7…等の適宜の整数値であり、特徴デ
ータAとBが共に最小の出現率となるときの判定率の範
囲をマージン範囲WMとして予め実験的に求め、その範
囲WMが広ければマージン係数Mを大きな値にし、その
範囲WMが狭ければマージン係数Mは小さな値にすると
いった最適化を行うことで予め決められている。
【0102】そして、K≦M×Kmaxの場合(「NO」
の場合)には、実際に得られた判定率Kに対して現在の
マージン範囲WMは十分に確保されていると判断して、
ステップS122へ移行し、判定閾値Kthdの変更を行
うことなく、判定処理を完了する。
【0103】上記ステップS118において、K>M×
Kmaxの場合(「YES」の場合)には、ステップS1
20に移行して、判定閾値Kthdの変更(更新)を行
う。すなわち、実際に得られた判定率Kから所定の係数
値βを減算した値を、新たな判定閾値Kthdとする。こ
れにより、新たな判定閾値Kthdは、図9に示したよう
に、よりマージン範囲WM内に移動することになり、
「ウォブル有無」の判定精度をより向上させることが可
能となる。
【0104】そして、判定閾値Kthdを更新した後、ス
テップS122へ移行して一連の判定処理を完了する。
【0105】次に、上記したステップS112において
「YES」と判断してステップS124に移行すると、
すなわち、DVD-ROMのブックタイプを示すコント
ロールデータが読めたと判断してステップS124に移
行すると、まず、実際に得られた判定率Kと現在の基準
判定率Kmaxとの各値を比較し、K≦Kmaxであれば
(「NO」の場合)、基準判定率Kmaxの更新を必要と
しないと判定してステップS122へ移行し、一連の判
定処理を完了した後、DVD-ROMからの情報再生処
理等を開始することになる。
【0106】ステップS124において、K>Kmaxで
あれば(「YES」の場合)、ステップS126におい
て、DVD-ROMにおける基準判定率Kmaxの値を、実
際に得られた判定率Kの値で置き換える(更新する)。
尚、この基準判定率Kmaxの更新を行うと、次回にDV
Dが装填されたときには、ステップS118、S124
の判断処理の際には更新後の基準判定率Kmaxが用いら
れる。すなわち、基準判定率Kmaxも履歴データとして
記憶部10bに記憶されて、その後の判定処理に利用さ
れることで、判定閾値Kthdの更なる適正化を可能にし
ている。
【0107】次に、ステップS128において、上記所
定のマージン係数Mと更新後の基準判定率Kmaxとを掛
け算した値M×Kmaxと、今現在の判定率Kthdとの比較
を行い、M×Kmax≦Kthdであれば(「NO」の場
合)、判定閾値Kthdの更新を必要としないと判定して
ステップS122へ移行し、一連の判定処理を完了した
後、DVD-ROMからの情報再生処理等を開始するこ
とになる。
【0108】また、M×Kmax>Kthdであれば(「YE
S」の場合)、ステップS130に移行して、判定閾値
Kthdの変更(更新)を行う。すなわち、マージン係数
Mと更新後の基準判定率Kmaxとを掛け算した値M×Km
axを新たな判定閾値Kthdとして更新する。そして、ス
テップS122へ移行して、一連の判定処理を完了した
後、DVD-ROMからの情報再生処理等を開始するこ
とになる。
【0109】次に、上記のステップS108において、
「ウォブル有り」と判定した場合の動作を説明する。
「ウォブル有り」と判定すると、ステップS132に移
行し、セクタナンバー“2E400”以降に記録されて
いる情報を読み取る。すなわち、「ウォブル有り」と判
定すると、装填されたDVDはDVD-RWであろうと
の一応の判定を行い、図10に示したDVD-RWのR
W−フィジカルフォーマットインフォメーションエリア
に記録されているブックタイプのコントロールデータを
読み取るための処理を行う。そして、信号処理回路6か
ら出力されるコントロールデータSCNTをその読み取っ
た情報として取得する。
【0110】次に、ステップS134において、コント
ロールデータSCNTはDVD-RWのブックタイプのコン
トロールデータであるか否か判定し、そうであれば
(「YES」の場合)、「ウォブル有り」と判定した判
定結果は正しいと判定して、ステップS122へ移行し
て一連の判定処理を完了した後、DVD-RWに対する
情報記録又は情報再生の処理等へ移行する。
【0111】DVD-RWのブックタイプのコントロー
ルデータが読めなかった場合には、更にセクタナンバー
“2F200”以降を読み取り(ステップS136)、
その結果DVD-Rのブックタイプのコントロールデー
タが読めなかった場合には(ステップS138)、「ウ
ォブル有り」と判定したにも関わらずDVD-RWでも
DVD-Rでもないという最終判定結果が得られたこと
になり、装填されたDVDには何らかの異常があると判
断してエラー処理を行う(ステップS140)。例え
ば、そのDVDは、違法に複写された情報が記録されて
いる等の判定を行って、強制的に排出する等の処理を行
う。そして、ステップS122へ移行して一連の判定処
理を完了する。
【0112】このように本実施形態の情報記録再生装置
1によれば、検出回路8によって、プッシュプル信号S
ppに含まれているウォブルの情報を検出するための検出
感度を最適化し、更に、ウォブルを有するDVDとウォ
ブルの無いDVDを判定するのに、判定部10aが判定
率Kと判定閾値Kthdとの値を比較することによって判
定をすると共に、その判定に使われる判定閾値Kthdを
適切な値に調整することとしたので、ウォブルを有する
DVDとウォブルの無いDVDを高精度で判定すること
が可能になる。
【0113】尚、上記した検出感度の調整の際に、バン
ドパスフィルタ8aの通過周波数帯域とコンパレータ8
bの閾値電圧THDも適宜に調節するようにしてもよ
い。
【0114】また、以上に述べた実施形態では、検出回
路8によって検出感度を最適化し、且つ判定部10aで
判定閾値Kthdを適切な値に調整することとしている
が、変形例として、検出感度又は判定閾値Kthdのうち
何れか一方のみを調節するようにしてもよい。
【0115】判定閾値Kthdは製品出荷時に設定したま
まに固定しておき、検出感度だけを調節することとした
場合には、製品出荷時のDVD−ROMの特徴データA
とDVD−RWの特徴データBに対して判定閾値Kthd
が例えば図12(a)に示すような関係(誤判定し易い
関係)にあったとすると、上記検出回路8が検出感度を
最適化させていくにつれて、上記の特徴データAとB
は、図12(b)の点線で示す特徴データAEとBEで
示すように、マージン範囲WMをより広いマージン範囲
WM’に拡大するように変化する。このため、判定閾値
Kthdを固定しても、その判定閾値Kthdはマージン範囲
WM内に、より確実に位置するようになり、実際に求め
た判定率Kと判定閾値Kthdとの大小比較によってウォ
ブル有り無しの判定をする際の判定精度を向上させるこ
とが可能となる。
【0116】尚、実際には判定部10aが特徴データA
EとBEを求めるわけではないので、判定部10aは特
徴データAEとBEの変化を解析をするといった処理を
行うわけではないけれども、上記検出回路8が検出感度
を最適化させていく際の特徴データAEとBEの変化を
シミュレーションなどによって求めてみると、図12
(b)に示すような状態が得られることから、実質的に
図12(b)に示すような特徴データAEとBEを求め
たのと等価な状態が得られるということである。換言す
れば、現実には特徴データAEとBEは求まらないが、
実質的には特徴データAEとBEを求めたのと等価な環
境下で「ウォブル有り無し」の判定を行うことが可能と
なるので、その判定精度の向上を図ることが可能にな
る。
【0117】また、検出回路8の検出感度は製品出荷時
に設定したままに固定しておき、識別判定閾値Kthdを
調節することとした場合には、図9に示したように、判
定閾値Kthdがマージン範囲WM内に、より確実に位置
するように移動していくこととなるので、「ウォブル有
り無し」の判定精度を向上させることが可能となる。
【0118】したがって、検出回路8によって検出感度
を最適化し且つ判定部10aで識別判定閾値Kthdを適
切な値に調整することで、「ウォブル有り無し」の判定
精度を向上させるという上記実施例の構成にしてもよい
し、検出回路8によって検出感度を最適化し、判定部1
0aでは判定閾値Kthdを固定しておくという第1の変
形例の構成にしてもよいし、検出回路8の検出感度は固
定化し、判定部10aでは判定閾値Kthdを調整すると
いう第2の変形例の構成にしてもよい。
【0119】そして、上記の第1,第2の変形例によれ
ば、装置の簡素化や、システムプログラムの負担の軽減
を図ることが可能になる等の効果が得られる。
【0120】また、本実施形態及び変形例では、検出回
路8と判定部10aとを予め情報記録再生装置1に内蔵
しておく構成となっているが、本発明はこれに限定され
るものではない。すなわち、検出回路8及び判定部10
aをコンピュータプログラム(エミュレータ)で実現し
ておき、そのコンピュータプログラムをシステムコント
ローラに内蔵したメモリにインストールさせてから、シ
ステムコントローラ内のマイクロプロセッサがメモリを
アクセスしながらコンピュータプログラムを実行するこ
とで、上記の検出回路8及び判定部10aと同等の機能
を発揮させるようにしてもよい。つまり、検出回路8及
び判定部10aの機能をエミュレータに置き換えた構成
としてもよい。
【0121】また、上記のコンピュータプログラム(エ
ミュレータ)をアプリケーションプログラムとしてCD
(Compact Disk)やDVD等の情報記録媒体に記録して
ユーザー等に提供し、その情報記録媒体を再生すること
が可能なユーザー等の所有するパーソナルコンピュータ
等の電子機器にそのアプリケーションプログラムをイン
ストール又はダウンロードして実行させるようにしても
よい。これによれば、パーソナルコンピュータ等の電子
機器を、本情報記録再生装置1と同様の電子機器として
使用することが可能となり、ユーザー等に対して優れた
利便性を提供することができる等の効果が得られる。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、判
定対象の情報記録再生媒体よりの反射光を受光素子で受
光し、受光素子の出力信号から情報記録再生媒体の記録
再生面の特徴を表す信号を生成し、生成した信号から記
録再生面の特徴情報を検出すると共に、その特徴情報の
所定検出時間当たりの検出率を求め、検出率に基づいて
情報記録媒体上のウォブルの有無を判定し、その判定が
誤っていた場合には検出感度パラメータを調整すること
により、検出率の値によってウォブルの有り無しの判定
をする際に、その検出率がウォブルの有り無しの情報を
良く反映した値となるように調整することとしたので、
ウォブルの有り無しの判定精度を向上させることができ
る。
【0123】また、判定対象の情報記録再生媒体よりの
反射光を受光素子で受光し、受光素子の出力信号から情
報記録再生媒体の記録再生面の特徴を表す信号を生成
し、生成した信号から記録再生面の特徴情報を検出する
と共にその特徴情報の所定検出時間当たりの検出率を求
め、複数個の検出率を所定の閾値と比較し、比較対象と
した検出率の個数に対する所定閾値を超える検出率の個
数の比である判定率を求め、判定率が所定の判定閾値を
超えるか否かでウォブルの有無を判定すると共に、判定
が誤っていた場合には判定閾値を調整することとしたの
で、ウォブルの有り無しの判定をする際の判定精度を向
上させることができる。
【0124】また、判定対象の情報記録再生媒体よりの
反射光を受光素子で受光し、受光素子の出力信号から情
報記録再生媒体の記録再生面の特徴を表す信号を生成
し、生成した信号から記録再生面の特徴情報を検出する
と共にその特徴情報の所定検出時間当たりの検出率を求
め、そして、検出率に基づいてウォブルの有り無しの判
定をし、誤判定の場合にはその検出感度パラメータを調
整することで、検出率がウォブルの有り無しの情報を良
く反映した値となるように調整することとしたので、検
出率の値によってウォブルの有り無しの判定をする際
に、ウォブルの有り無しの判定精度を向上させることが
できる。更に、複数個の検出率を所定の閾値と比較し、
比較対象とした検出率の個数に対する所定閾値を超える
検出率の個数の比である判定率を求め、判定率が所定の
判定閾値を超えるとウォブルの形成されている情報記録
再生媒体であると判定させると共に、判定率が判定閾値
を超えない場合に判定閾値を調整することとしたので、
ウォブルの有り無しの判定をする際の判定精度を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の情報記録再生装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本実施形態の情報記録再生装置に備えられてい
る受光素子、検出回路、システムコントローラの構成を
示すブロック図である。
【図3】検出回路の機能を説明するための波形図であ
る。
【図4】検出回路の機能を更に説明するための波形図で
ある。
【図5】検出回路の機能を更に説明するための波形図で
ある。
【図6】DVD-RWの物理構造を模式的に示した図で
ある。
【図7】判定部によって行われるウォブル判定精度の向
上を図るための処理を説明するための図である。
【図8】判定部によって行われるウォブル判定精度の向
上を図るための処理を更に説明するための図である。
【図9】判定部によって行われるウォブル判定精度の向
上を図るための処理を更に説明するための図である。
【図10】DVD-ROMとDVD-RとDVD-RWの
データ構造を説明するための図である。
【図11】本情報記録再生装置の動作を説明するための
フローチャートである。
【図12】ウォブル判定精度の向上を図るために他の方
法を説明するための図である。
【符号の説明】
1…情報記録再生装置 2…スピンドルモータ 3…光ピックアップ 3a…半導体レーザ 3c…受光素子 4…制御回路 5…マトリクス回路 6…信号処理回路 7…出力回路 8…検出回路 8a…バンドパスフィルタ 8b…コンパレータ 8c…ウインドウ回路 8d…n進カウンタ 8e…計数回路 8f…検出感度制御部 10…システムコントローラ 10a…判定部 10b…記憶部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォブルの形成されている情報記録再生
    媒体とウォブルの形成されていない情報記録再生媒体と
    を判定する機能を有する情報記録再生装置であって、 情報記録再生媒体よりの反射光を受光する受光素子と、 前記受光素子の出力信号から前記情報記録再生媒体の記
    録再生面の特徴を表す信号を生成する信号生成手段と、 前記信号生成手段より出力される信号から前記記録再生
    面の特徴情報を検出すると共に、その特徴情報の所定検
    出時間当たりの検出率を求める検出手段と、 前記検出率に基づいて情報記録再生媒体上のウォブルの
    有無を判定する手段と、 前記判定手段が誤判定を行っ
    た場合、検出感度パラメータを調整することにより前記
    特徴情報を検出する際の検出感度を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 ウォブルの形成されている情報記録再生
    媒体とウォブルの形成されていない情報記録再生媒体と
    を判定する機能を有する情報記録再生装置であって、 情報記録再生媒体よりの反射光を受光する受光素子と、 前記受光素子の出力信号から前記情報記録再生媒体の記
    録再生面の特徴を表す信号を生成する信号生成手段と、 前記信号生成手段より出力される信号から前記記録再生
    面の特徴情報を検出すると共に、その特徴情報の所定検
    出時間当たりの検出率を求める検出手段と、 前記検出手段により求められた複数個の検出率を所定の
    閾値と比較し、比較対象とした検出率の個数に対する前
    記閾値を超える検出率の個数の比である判定率を求め、
    前記判定率が所定の判定閾値より大きいか否かで情報記
    録再生媒体上のウォブルの有無を判定すると共に、前記
    判定が誤っていた場合に前記判定閾値を調整する判定手
    段とを備え、 前記判定閾値はウォブルの形成されている情報記録再生
    媒体とウォブルの形成されていない情報記録再生媒体と
    を識別する値に設定されていることを特徴とする情報記
    録再生装置。
  3. 【請求項3】 ウォブルの形成されている情報記録再生
    媒体とウォブルの形成されていない情報記録再生媒体と
    を判定する機能を有する情報記録再生装置であって、 情報記録再生媒体よりの反射光を受光する受光素子と、 前記受光素子の出力信号から前記情報記録再生媒体の記
    録再生面の特徴を表す信号を生成する信号生成手段と、 前記信号生成手段より出力される信号から前記記録再生
    面の特徴情報を検出すると共に、その特徴情報の所定検
    出時間当たりの検出率を求める検出手段と、 前記検出率に基づいて情報記録再生媒体上のウォブルの
    有無を判定する判定手段と、 前記判定手段が誤判定を行った場合、検出感度パラメー
    タを調整することにより前記特徴情報を検出する際の検
    出感度を制御する制御手段と、 前記検出手段により求められた複数個の検出率を所定の
    閾値と比較し、比較対象とした検出率の個数に対する前
    記閾値を超える検出率の個数の比である判定率を求め、
    前記判定率が所定の判定閾値を超えるとウォブルの形成
    されている情報記録再生媒体であると判定する判定手段
    とを備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 ウォブルの形成されている情報記録再生
    媒体とウォブルの形成されていない情報記録再生媒体と
    を判定する情報記録再生方法であって、 情報記録再生媒体よりの反射光から前記情報記録再生媒
    体の記録再生面の特徴を表す信号を生成する生成工程
    と、 前記生成した信号から前記記録再生面の特徴情報を検出
    すると共に、その特徴情報の所定検出時間当たりの検出
    率を求める検出工程と、 前記検出率に基づいて情報記録再生媒体上のウォブルの
    有無を判定する判定工程と、 前記判定工程にて誤判定を行った場合、検出感度パラメ
    ータを調整することにより前記特徴情報を検出する際の
    検出感度を制御する制御工程と、 を備えることを特徴とする情報記録再生方法。
  5. 【請求項5】 ウォブルの形成されている情報記録再生
    媒体とウォブルの形成されていない情報記録再生媒体と
    を判定する情報記録再生方法であって、 情報記録再生媒体よりの反射光から前記情報記録再生媒
    体の記録再生面の特徴を表す信号を生成する生成工程
    と、 前記生成した信号から前記記録再生面の特徴情報を検出
    すると共に、その特徴情報の所定検出時間当たりの検出
    率を求める検出工程と、 前記複数個の検出率を所定の閾値と比較し、比較対象と
    した検出率の個数に対する前記閾値を超える検出率の個
    数の比である判定率を求め、前記判定率が所定の判定閾
    値より大きいか否かで情報記録再生媒体上のウォブルの
    有無を判定すると共に、前記判定が誤っていた場合に前
    記判定閾値を調整する制御工程とを有し、 前記判定閾値はウォブルの形成されている情報記録再生
    媒体とウォブルの形成されていない情報記録再生媒体と
    を識別する値に設定することを特徴とする情報記録再生
    方法。
  6. 【請求項6】 ウォブルの形成されている情報記録再生
    媒体とウォブルの形成されていない情報記録再生媒体と
    を判定する情報記録再生方法であって、 情報記録再生媒体よりの反射光から前記情報記録再生媒
    体の記録再生面の特徴を表す信号を生成する生成工程
    と、 前記生成した信号から前記記録再生面の特徴情報を検出
    すると共に、その特徴情報の所定検出時間当たりの検出
    率を求める検出工程と、 前記検出率に基づいて情報記録再生媒体上のウォブルの
    有無を判定する判定工程と、 前記判定手段が誤判定を行った場合、検出感度パラメー
    タを調整することにより前記特徴情報を検出する際の検
    出感度を制御する制御工程と、 前記複数個の検出率を所定の閾値と比較し、比較対象と
    した検出率の個数に対する前記閾値を超える検出率の個
    数の比である判定率を求め、前記判定率が所定の判定閾
    値を超えるとウォブルの形成されている情報記録再生媒
    体であると判定する判定工程と、を備えることを特徴と
    する情報記録再生方法。
  7. 【請求項7】 ウォブルの形成されている情報記録再生
    媒体とウォブルの形成されていない情報記録再生媒体と
    の判定を情報記録再生装置に行わせるプログラム情報が
    記録された情報記録媒体であって、 判定対象の情報記録再生媒体よりの反射光から記録再生
    面の特徴を表す信号を生成させ、 前記生成した信号から前記記録再生面の特徴情報を検出
    すると共に、その特徴情報の所定検出時間当たりの検出
    率を求めさせ、 前記検出率に基づいて情報記録再生媒体上のウォブルの
    有無を判定させ、 前記判定手段が誤判定を行った場合、検出感度パラメー
    タを調整することにより前記特徴情報を検出する際の検
    出感度を制御させるプログラム情報が記録されているこ
    とを特徴とする情報記録媒体。
  8. 【請求項8】 ウォブルの形成されている情報記録再生
    媒体とウォブルの形成されていない情報記録再生媒体と
    の判定を情報記録再生装置に行わせる情報が記録された
    情報記録媒体であって、 判定対象の情報記録再生媒体よりの反射光から前記情報
    記録再生媒体の記録再生面の特徴を表す信号を生成さ
    せ、 前記生成した信号から前記記録再生面の特徴情報を検出
    すると共に、その特徴情報の所定検出時間当たりの検出
    率を求めさせ、 前記複数個の検出率を所定の閾値と比較し、比較対象と
    した検出率の個数に対する前記閾値を超える検出率の個
    数の比である判定率を求め、前記判定率が所定の判定閾
    値よりも大きいか否かで情報記録再生媒体上のウォブル
    の有無を判定させると共に、前記判定が誤っていた場合
    には前記判定閾値を調整させ、 前記判定閾値はウォブルの形成されている情報記録再生
    媒体とウォブルの形成されていない情報記録再生媒体と
    を識別する値に設定されたプログラム情報が記録されて
    いることを特徴とする情報記録媒体。
  9. 【請求項9】 ウォブルの形成されている情報記録再生
    媒体とウォブルの形成されていない情報記録再生媒体と
    の判定を情報記録再生装置に行わせる情報が記録された
    情報記録媒体であって、 判定対象の情報記録再生媒体よりの反射光から前記情報
    記録再生媒体の記録再生面の特徴を表す信号を生成さ
    せ、 前記生成した信号から前記記録再生面の特徴情報を検出
    すると共に、その特徴情報の所定検出時間当たりの検出
    率を求めさせ、 前記検出率に基づいて情報記録再生媒体上のウォブルの
    有無を判定させ、 前記判定手段が誤判定を行った場合、検出感度パラメー
    タを調整することにより前記特徴情報を検出する際の検
    出感度を制御させ、 前記複数個の検出率を所定の閾値と比較し、比較対象と
    した検出率の個数に対する前記閾値を超える検出率の個
    数の比である判定率を求め、前記判定率が所定の判定閾
    値を超えるとウォブルの形成されている情報記録再生媒
    体であると判定させるプログラム情報が記録されている
    ことを特徴とする情報記録媒体。
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