JP2002189556A - 手動入力装置及びこれを用いた車載機器制御装置 - Google Patents

手動入力装置及びこれを用いた車載機器制御装置

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JP2002189556A
JP2002189556A JP2000390765A JP2000390765A JP2002189556A JP 2002189556 A JP2002189556 A JP 2002189556A JP 2000390765 A JP2000390765 A JP 2000390765A JP 2000390765 A JP2000390765 A JP 2000390765A JP 2002189556 A JP2002189556 A JP 2002189556A
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Mikio Onodera
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性及び信頼性に優れた手動入力装置を提
供すること、及び操作性及び信頼性に優れた車載機器制
御装置を提供すること。 【解決手段】 手動入力装置については、操作軸2の一
端に固着されたノブ3と、ノブ3に操作フィーリングを
付与するフィーリング付与手段4と、操作軸2の回転量
及び回転方向を検知する第1検知手段5と、ノブ3に外
力を負荷するアクチュエータ6と、アクチュエータ6の
駆動量及び駆動方向を検知する第2検知手段7と、外部
装置との間で信号の送受信を行う入出力部8と、外部検
知手段から出力される外部信号bに基づいてアクチュエ
ータ5の制御信号cを生成し出力する制御部9とを備え
るという構成にした。車載機器制御装置については、筐
体52に、車載電気機器の選択スイッチ54a〜54f
と、機能の選択スイッチ55a〜55cと、選択された
車載電気機器の機能を調整する手動入力装置1A〜1G
のいずれかを備えるという構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォースフィード
バック機能付きの手動入力装置とこれを用いた車載機器
制御装置とに係り、特に、ノブにフォースフィードバッ
ク用の外力を負荷するアクチュエータの制御手段に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ノブの操作フィーリングを良
好にしてノブの操作を確実なものにするため、ノブにそ
の操作量及び操作方向に応じた抵抗感や推力を付与する
フォースフィードバック機能付きの手動入力装置が知ら
れている。
【0003】図16に、従来より知られているこの種の
手動入力装置の一例を示す。本例の手動入力装置は、ノ
ブ101と、当該ノブ1の操作量及び操作方向を検知す
る検知手段102と、ノブ101に外力を負荷するアク
チュエータ103と、検知手段102から出力される検
知信号aを取り込んでアクチュエータ103の制御信号
cを生成する制御部104と、制御部104から出力さ
れた制御信号cをD/A変換するD/A変換器105
と、D/A変換器105によりアナログ信号に変換され
た制御信号cを増幅してアクチュエータ103の駆動電
力を得る電力増幅器106とから構成されている。制御
部104は、CPU104aとメモリ104bとから構
成されており、メモリ104bには、検知信号aに応じ
た制御信号cがテーブルの形で記憶されている。CPU
104aは、検知手段102からの検知信号aを取り込
み、取り込まれた検知信号aに応じた制御信号bをメモ
リ104bから読み出して、D/A変換器105に出力
する。
【0004】これによってアクチュエータ103が駆動
され、ノブ101にその操作量及び操作方向に応じたフ
ォースフィードバックを作用することができるので、本
例の手動入力装置は、ノブ101の操作フィーリングが
良好で、ノブ101の操作を確実なものにすることがで
きる。
【0005】この種の手動入力装置は、自動車における
バイワイヤ方式のギアシフト装置や、車載された各種の
電気機器、例えば、エアコン、ラジオ、テレビ、CDプ
レーヤ、ナビゲーションシステム等の機能調整装置に適
用される。
【0006】ギアシフト装置として適用する場合、手動
入力装置に備えられたフォースフィードバック機能は、
シフトレバーのレンジ切替にクリック感を与えたり、例
えばP(パーキング)レンジからR(リバース)レン
ジ、D(ドライブ)レンジから2nd(セカンド)レン
ジなど、特定レンジから他の特定レンジへのシフトレバ
ーの不正な操作を禁止するロック手段などとして利用さ
れる。また、車載電気機器の機能調整装置として利用す
る場合、手動入力装置に備えられたフォースフィードバ
ック機能は、ノブ101に適度な抵抗感を付与して機能
の微調整を容易にしたり、ノブ101に適度な推力を付
与してノブ1の操作を軽快にするのに利用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記手動入
力装置を自動車のギアシフト装置に適用する場合、手動
入力装置に備えられたフォースフィードバック機能を用
いて特定レンジから他の特定レンジへのシフトレバーの
不正な操作を禁止する構成にすると、シフトレバーが特
定レンジに切り替えられている期間中、常時アクチュエ
ータ103に電力を供給し続けなくてはならないので、
電力消費が大きくなる。かかる不都合を回避するため、
前記手動入力装置を自動車のギアシフト装置に適用する
場合においては、手動入力装置に備えられたフォースフ
ィードバック機能をシフトレバーのレンジ切替にクリッ
ク感を与えるためのみに利用し、特定レンジから他の特
定レンジへのシフトレバーの不正な操作を禁止するロッ
ク手段については、機械的に構成するのが普通である。
【0008】しかし、前記した従来の手動入力装置は、
ノブ101の操作量及び操作方向のみに基づいてアクチ
ュエータ103を制御する構成であるので、ロック手段
を機械的に構成すると、ロック手段が解除された後は、
手動入力装置に備えられたフォースフィードバック機能
によってシフトレバーのレンジ切替にクリック感が与え
られるだけになり、例えば高速走行中であってもDレン
ジからRレンジへのシフトレバーの切替やDレンジから
2ndレンジへのシフトレバーの切替が可能になる。高
速走行中にギアシフト装置がDレンジからRレンジに、
又は、Dレンジから2ndレンジに誤操作されても、自
動車に搭載されたトランスミッションがシンクロせず、
ギアがドライブギアからリバースギアに切り替えられる
ことはないが、実際のギアのかみ合い状態とシフトレバ
ーの切替位置とが不一致になると、ギアシフト装置によ
るトランスミッションの操作を的確に行えなくなるばか
りでなく、トランスミッションが不時に切り替えられて
自動車が急停止或いは急減速する等の不測の動作を起こ
すおそれもある。
【0009】手動入力装置を車載電気機器の機能調整装
置に適用する場合も同様であって、前記した従来の手動
入力装置は、機能を調整しようとする車載電気機器の状
態に関係なく、ノブ101の操作量及び操作方向のみに
基づいてアクチュエータ103を制御する構成であるの
で、車載電気機器の状態に応じた適切な機能調整を行う
ことが難しく、使い勝手が必ずしも良好ではないという
問題がある。
【0010】本発明は、かかる従来技術の不備を解消す
るためになされたものであって、その課題とするところ
は、操作しようとする外部装置の状態に応じて異なる操
作フィーリングをノブに付与することができて操作性及
び信頼性に優れた手動入力装置を提供すること、及びこ
の種の手動入力装置を備えた操作性及び信頼性に優れた
車載機器制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するため、手動入力装置に関して、第1に、ノブ
と、当該ノブに操作フィーリングを付与するフィーリン
グ付与手段と、当該フィーリング付与手段を駆動するア
クチュエータと、前記ノブの操作状態を検知する検知手
段と、前記ノブにより操作される外部装置との間で信号
の送受信を行う入出力部とを備え、前記アクチュエータ
を、少なくとも前記外部機器に接続された外部検知手段
から出力される外部信号に基づいて生成される制御信号
により制御するという構成にした。
【0012】かように、手動入力装置にフィーリング付
与手段とそのアクチュエータとを備えると、アクチュエ
ータを駆動してフィーリング付与手段を駆動することに
より、ノブに付与される操作フィーリングを適宜切り替
えることができるので、手動入力装置の操作性が改善さ
れ、当該手動入力装置を用いて実行しようとする機器の
機能調整を容易かつ確実に行うことができる。また、フ
ィーリング付与手段を駆動するアクチュエータを、少な
くとも外部検知手段から出力される外部信号に基づいて
生成される制御信号により制御すると、外部装置の状態
に応じたきめ細かいアクチュエータの制御を行うことが
できるので、外部装置の駆動状態とノブの操作状態との
不一致を防止することができ、手動入力装置の操作性及
び信頼性をより高めることができる。
【0013】本発明は、手動入力装置に関して、第2
に、ノブと、当該ノブに操作フィーリングを付与するフ
ィーリング付与手段と、当該フィーリング付与手段を駆
動するアクチュエータと、当該アクチュエータの制御部
と、前記ノブの操作状態を検知する検知手段と、前記ノ
ブにより操作される外部装置との間で信号の送受信を行
う入出力部とを備え、前記制御部に、前記入出力部を介
して少なくとも前記外部装置に接続された外部検知手段
から出力される外部信号を入力して少なくとも前記外部
信号に対応する前記アクチュエータの制御信号を生成
し、当該制御信号により前記アクチュエータを制御する
という構成にした。
【0014】かように、手動入力装置内に制御部を備
え、かつ全ての検知信号及び外部信号を当該制御部に入
力すると、外部装置を変更する必要がないので、外部装
置への手動入力装置の適用を容易に行うことができる。
【0015】また、手動入力装置に関して、第3に、ノ
ブと、当該ノブに操作フィーリングを付与するフィーリ
ング付与手段と、当該フィーリング付与手段を駆動する
アクチュエータと、当該アクチュエータの制御部と、前
記ノブの操作状態を検知する検知手段と、前記ノブによ
り操作される外部装置との間で信号の送受信を行う入出
力部とを備え、前記外部装置に少なくとも前記検知手段
から出力される検知信号及び前記外部装置に接続された
外部検知手段から出力される外部信号の双方を入力して
前記検知信号及び外部信号に対応する前記アクチュエー
タの制御情報を生成し、当該制御情報を前記入出力部を
介して前記制御部に取り込み、前記制御部にて前記制御
情報に対応する前記アクチュエータの制御信号を生成
し、当該制御信号により前記アクチュエータを制御する
という構成にした。
【0016】かように、外部装置にて検知信号及び外部
信号に応じた制御情報を生成し、制御部に送信するよう
にすると、制御部の負担が軽減されるので、アクチュエ
ータの制御速度を高めることができる。
【0017】また、手動入力装置に関して、第4に、ノ
ブと、当該ノブに操作フィーリングを付与するフィーリ
ング付与手段と、当該フィーリング付与手段を駆動する
アクチュエータと、前記ノブの操作状態を検知する検知
手段と、前記ノブにより操作される外部装置との間で信
号の送受信を行う入出力部とを備え、前記外部装置に、
少なくとも前記検知手段から出力される検知信号及び前
記外部装置に接続された外部検知手段から出力される外
部信号の双方を入力して前記検知信号及び外部信号に対
応する前記アクチュエータの制御信号を生成し、当該制
御信号により前記アクチュエータを制御するという構成
にした。
【0018】かように、外部装置にて検知信号及び外部
信号に応じたアクチュエータの制御信号を生成し、手動
入力装置に備えられたアクチュエータを制御するように
すると、手動入力装置については制御部を省略すること
ができるので、手動入力装置の小型化及び低コスト化を
図ることができる。
【0019】また、手動入力装置に関して、第5に、前
記第1乃至第4の課題解決手段におけるノブとして、直
線操作されるノブを備えるという構成にした。
【0020】かように、摺動入力装置に直線操作される
ノブを備えると、スライド形の手動入力装置の操作性を
改善することができるので、当該スライド形の手動入力
装置を用いて実行しようとする機器の機能調整を容易か
つ確実に行うことができる。
【0021】また、手動入力装置に関して、第6に、前
記第1乃至第4の課題解決手段におけるノブとして、回
転操作されるノブを備えるという構成にした。
【0022】かように、摺動入力装置に回転操作される
ノブを備えると、ロータリ形の手動入力装置の操作性を
改善することができるので、当該ロータリ形の手動入力
装置を用いて実行しようとする機器の機能調整を容易か
つ確実に行うことができる。
【0023】また、手動入力装置に関して、第7に、前
記第1乃至第4の課題解決手段におけるフィーリング付
与手段として、複数列のフィーリング生成パターンが形
成され、前記ノブによって操作される操作軸に固着され
た円板又は円筒体と、当該円板又は円筒体に弾接される
1つのボール又はピンとからなるものを用いると共に、
前記アクチュエータとして、前記ボール又はピンを前記
複数列のフィーリング生成パターンの配列方向に直線往
復移動するものを用いるという構成にした。
【0024】かかる構成によると、アクチュエータを駆
動して複数列のフィーリング生成パターンのいずれかに
1つのボール又はピンを選択的に当接させることによっ
て、当該ボール又はピンが当接されたフィーリング生成
パターンに対応する複数モードの操作フィーリングをノ
ブに付与することができるので、手動入力装置の操作性
が改善され、当該手動入力装置を用いて実行しようとす
る機器の機能調整を容易かつ確実に行うことができる。
【0025】また、手動入力装置に関して、第8に、前
記第1乃至第4の課題解決手段におけるフィーリング付
与手段として、1列のフィーリング生成パターンが形成
され、前記ノブによって操作される操作軸に固着された
円板又は円筒体と、当該円板又は円筒体に弾接される複
数個のボール又はピンとからなるものを用いると共に、
前記アクチュエータとして、前記複数個のボール又はピ
ンのいずれかを前記フィーリング生成パターンと選択的
に係合させる方向に直線往復移動するものを用いるとい
う構成にした。
【0026】かかる構成によると、アクチュエータを駆
動してフィーリング生成パターンにいずれか1つのボー
ル又はピンを選択的に当接させることによって、当該ボ
ール又はピンの形状やサイズに対応する複数モードの操
作フィーリングをノブに付与することができるので、手
動入力装置の操作性が改善され、当該手動入力装置を用
いて実行しようとする機器の機能調整を容易かつ確実に
行うことができる。
【0027】また、手動入力装置に関して、第9に、前
記第1乃至第4の課題解決手段におけるフィーリング付
与手段として、複数列のフィーリング生成パターンが外
面の軸線方向に平行に形成された回転多面体を用いると
共に、前記アクチュエータとして、前記回転多面体をそ
の軸線回りに回転往復駆動するものを用い、前記フィー
リング生成パターンが形成された前記回転多面体の外面
に前記ノブによって操作される操作軸の一端を当接する
という構成にした。
【0028】かかる構成によると、アクチュエータを駆
動して回転多面体をその軸線回りに回転し、当該回転多
面体の外面に形成された複数列のフィーリング生成パタ
ーンのいずれかにノブによって操作される操作軸の一端
を当接することによって、当該操作軸の一端が当接され
たフィーリング生成パターンに対応する複数モードの操
作フィーリングをノブに付与することができるので、手
動入力装置の操作性が改善され、当該手動入力装置を用
いて実行しようとする機器の機能調整を容易かつ確実に
行うことができる。
【0029】一方、車載機器制御装置に関しては、機能
調整を行おうとする電気機器を選択するための電気機器
選択スイッチと、当該選択スイッチによって選択された
電気機器が有する各種の機能より機能調整を行おうとす
る機能を選択する機能選択スイッチと、当該機能選択ス
イッチによって選択された機能を調整する手動入力装置
とを有し、前記手動入力装置として、ノブと、ノブに操
作フィーリングを付与するフィーリング付与手段と、フ
ィーリング付与手段を駆動するアクチュエータと、ノブ
の操作状態を検知する検知手段と、ノブにより操作され
る外部装置との間で信号の送受信を行う入出力部とを備
え、前記アクチュエータを、少なくとも前記検知手段か
ら出力される検知信号及び前記外部機器に接続された外
部検知手段から出力される外部信号の双方に基づいて生
成される制御信号により制御するものを備えるという構
成にした。
【0030】かように、車載機器制御装置に備えられる
手動入力装置として、ノブと、フィーリング付与手段
と、当該フィーリング付与手段のアクチュエータと備え
たものを用いると、アクチュエータを駆動してフィーリ
ング付与手段を駆動することにより、ノブに付与される
操作フィーリングを適宜切り替えることができるので、
車載された電気機器の調整内容に応じて異なる操作フィ
ーリングをノブに付与することができる。よって、車載
機器制御装置の操作性が改善され、当該車載機器制御装
置を用いて実行しようとする電気機器の機能調整を容易
かつ確実に行うことができる。また、車載機器制御装置
に備えられる手動入力装置として、少なくとも検知手段
から出力される検知信号及び外部装置に接続された外部
検知手段から出力される外部信号の双方に基づいて生成
される制御信号により制御するものを備えると、電気機
器の状態に応じたきめ細かいアクチュエータの制御を行
うことができるので、電気機器の駆動状態とノブの操作
状態との不一致を防止することができ、車載機器制御装
置の操作性及び信頼性を高めることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】まず、本発明に係る手動入力装置
の実施形態について説明する。
【0032】〈手動入力装置の第1例〉図1に、第1実
施形態例に係る手動入力装置1Aを示す。本例の手動入
力装置1Aは、ロータリ形の手動入力装置であって、こ
の図から明らかなように、筐体1と、筐体1に回転自在
に保持され、一端が筐体1に開設された透孔1aを貫通
して外部に突出された操作軸2と、筐体1より突出され
た操作軸2の一端に固着されたノブ3とを備えており、
筐体1内には、フィーリング付与手段4と、操作軸2ひ
いてはノブ3の回転量および回転方向を検出する第1検
知手段5と、フィーリング付与手段4を操作してノブ3
に付与される操作フィーリングを切り替えるアクチュエ
ータ6と、アクチュエータ6の駆動量および駆動方向を
検出する第2検知手段7とが収納されている。さらに、
この手動入力装置1Aには、図示しない外部装置との間
で信号の送受信を行う入出力部8と、図示しない外部装
置に接続された外部検知手段から出力される外部信号b
又は少なくとも外部信号bに基づいて生成された制御情
報eに基づいてアクチュエータ6の制御信号cを生成し
出力する制御部9と、制御部9から出力された制御信号
cをアナログ信号に変換するD/A変換器10と、D/
A変換器10にてアナログ信号に変換された制御信号c
を増幅してアクチュエータ6の駆動電力を得る電力増幅
器11とから構成されている。なお、アクチュエータ6
としてステッピングモータを用いる場合には、D/A変
換器10は省略することができる。
【0033】フィーリング付与手段4は、操作軸2に固
着された複数枚(図1の例では、3枚)の円板12,1
3,14と、当該円板12,13,14と共働してノブ
3に操作フィーリングを付与するボールホルダ15とか
らなる。前記円板12の円周面には、大径のくぼみ12
aが中程度のピッチで配列された第1フィーリング生成
パターンFP1が形成され、前記円板13の円周面に
は、中程度の直径を有するくぼみ13aが大きなピッチ
で配列された第2フィーリング生成パターンFP2が形
成され、前記円板14の円周面には、小径のくぼみ14
aが小さなピッチで配列された第3フィーリング生成パ
ターンFP3が形成されている。一方、ボールホルダ1
5には、前記各円板12,13,14のいずれかに選択
的に弾接されるボール15aと、当該ボール15aを常
時外向きに付勢して各円板12,13,14の円周面に
弾接させる弾性部材15bとが備えられている。
【0034】第1検知手段5としては、操作軸2に固着
されたコード板16と、当該コード板16の表面側及び
裏面側にそれぞれ発光素子17a及び受光素子17bが
対向に配置されたフォトインタラプタ17とからなるロ
ータリエンコーダが備えられている。コード板16に
は、多数のスリット16aが所定の配列で開設されてお
り、フォトインタラプタ17を横切るスリット16aを
検出することによって、操作軸2ひいてはノブ3の回転
量と回転方向等の位置信号を検出する。
【0035】アクチュエータ6としては、電磁石6a
と、当該電磁石6aによって多段階に直線往復駆動され
る駆動軸6bとからなるソレノイドが備えられており、
駆動軸6bの先端部に前記ボールホルダ15が取り付け
られている。駆動軸6bには、以下に説明する第2検知
手段7の回転軸7aに固着されたピニオン7bと噛み合
わされて第2検知手段7を駆動するラック6cが形成さ
れている。アクチュエータ6は、電磁石6aの励磁状態
を切り替えることによって駆動軸6bの突出量を変更
し、ボール15aが弾接される円板12,13,14を
切り替える。ボール15aを円板12の周面に弾接させ
た場合には、触感が大きくて連続する操作フィーリング
をノブ3に付与することができ、ボール15aを円板1
3の周面に弾接させた場合には、触感が大きくて間歇的
な操作フィーリングをノブ3に付与することができ、ボ
ール15aを円板14の周面に弾接させた場合には、触
感が小さくて連続する操作フィーリングをノブ3に付与
することができる。
【0036】第2検知手段7としては、ロータリエンコ
ーダやロータリ形可変抵抗器などの回転形の位置センサ
が用いられている。この第2検知手段7は、前記ラック
6cと当該ラック6cに噛み合わされたピニオン7bと
を介して前記アクチュエータ6の駆動軸6bと連結され
ており、電磁石6aからの駆動軸6bの突出量ひいては
ボール15aが弾接されている円板12,13,14を
検出する。
【0037】入出力部8は、送信側インタフェース8a
と受信側インタフェース8bとをもって構成されてお
り、送信側インタフェース8aからは第1検知手段5及
び第2検知手段7から出力される検知信号a1,a2が
図示しない外部装置に送信される。
【0038】制御部9は、CPU9aとメモリ9bとか
ら構成されており、メモリ9bには、前記外部信号b若
しくは少なくとも外部信号bに基づいて生成された制御
情報eを解析するためのデータ及びプログラムと、アク
チュエータ6の駆動データ及び駆動プログラムが記憶さ
れている。CPU9aは、前記外部信号b若しくは制御
情報eを取り込み、前記メモリ8bに記憶されたデータ
及びプログラムに基づいて前記外部信号b若しくは制御
情報eを解析し、前記メモリ8bに記憶されたデータ及
びプログラムに基づいて前記外部信号b若しくは制御情
報eに対応する制御信号cを決定し、D/A変換器10
に出力して、アクチュエータを駆動する。
【0039】制御信号cは、ノブ3に付与される操作フ
ィーリングに対応する信号である。信号の種別として
は、「振動の発生」、「衝撃力の発生」、「作動力の変
更」等がある。信号の種別が「振動の発生」である場合
には、振動強度、振動の形、負荷時間、周波数などを表
現する制御信号cが構成される。また、信号の種別が
「衝撃力の発生」である場合には、衝撃強度、衝撃の
形、負荷回数などを表現する制御信号cが構成される。
さらに、信号の種別が「作動力の変更」である場合に
は、作動力の強度、作動力の発生方向、負荷時間などを
表現する制御信号cが構成される。また、制御情報e
は、上記制御信号cの内容をコマンド化したものであ
る。さらに、「作動力の変更」をパターン化して行う場
合には、パターンを表現するコマンドをもって制御情報
eを構成することができる。その他、制御情報eは、負
荷量を示す値や前記検知信号a、それに外部装置に入力
される他の外部検知手段(図示省略)からの信号を取り
込んで構成することもできる。
【0040】本例の手動入力装置1Aは、アクチュエー
タ6を駆動してボールホルダ15を移動することによ
り、ボール15aと当該ボール15aが弾接される円板
12又は13又は14との組み合わせを変更することが
できる。そして、ボール15aを所要の円板12又は1
3又は14の円周面に弾接した後、ノブ3を操作軸2の
軸線回りに回転操作すると、操作軸2と円板12,1
3,14とがノブ3と一体に回転し、弾性部材15bに
よって常時一方向に付勢されたボール15aが円板12
又は13又は14の円周面に形成されたくぼみ12a又
は13a又は14aに係合されていた状態からランドに
乗り上げ、隣接するくぼみ12a又は13a又は14a
に係合するという動作がノブ3の回転量に応じて繰り返
されるので、そのときの操作力の変化がノブ3にクリッ
ク感触として付与される。前記したように、各円板1
2,13,14の円周面には、互いにサイズ及び形成ピ
ッチが異なる複数個のくぼみ12a,13a,14aの
配列からなる第1乃至第3のフィーリング生成パターン
FP1〜FP3が形成されているので、ボール15aと
当該ボール15aが弾接される円板12又は13又は1
4との組み合わせを変更することにより、ノブ3に付与
されるクリック感触を変更することができる。また、ノ
ブ3の回転操作に伴って、コード板16も操作軸2と一
体に回転するので、ノブ3の回転量と回転方向とがフォ
トインタラプタ17によって検出される。
【0041】かように、本例の手動入力装置1Aは、フ
ィーリング付与手段4として、操作軸2に固着され、円
周面にそれぞれ異なるフィーリング生成パターンFP1
〜FP3が形成された複数枚の円板12,13,14
と、これら円板12,13,14の円周面に弾接される
ボール15aを備えたボールホルダ15とからなるもの
を用い、アクチュエータ6によってボール15aが弾接
される円板12,13,14を選択的に切り替えるよう
にしたので、操作軸2に固着されたノブ3の操作に複数
モードの操作フィーリングを付与することができ、よっ
て、この手動入力装置1Aを用いれば、実行しようとす
る機器の機能調整を容易かつ確実に行うことができる。
また、操作軸2に複数枚の円板12,13,14を固着
する構成にしたので、フィーリング生成パターンFP1
〜FP3の変更や増減を容易に行うことができる。さら
に、本例の手動入力装置1Aは、CPU9aに図示しな
い外部装置に接続された外部検知手段から出力される外
部信号b又は制御情報eを取り込んでアクチュエータ6
の制御信号cを決定するので、外部装置の状態に応じた
きめ細かいアクチュエータ6の制御を行うことができ
る。したがって、外部装置の状態によっては、ノブ3の
操作を禁止可能なフィーリングパターンが形成された円
板にボールホルダ15のボール15aを弾接するように
アクチュエータ6を駆動することができるので、外部装
置の駆動状態とノブの操作状態との不一致を防止するこ
とができ、手動入力装置1Aの操作性及び信頼性を高め
ることができる。
【0042】〈手動入力装置の第2例〉図2に、第2実
施形態例に係る手動入力装置1Bを示す。本例の手動入
力装置1Bは、フィーリング付与手段4を、操作軸2に
固着された1枚の円板12と、当該円板12と共働して
ノブ3に操作フィーリングを付与する複数個(図2の例
では3個)のボールホルダ15,18,19とから構成
したことを特徴とする。
【0043】前記複数個のボールホルダ15,18,1
9は、アクチュエータ6の駆動軸6bに取り付けられ
る。前記円板12の円周面には、フィーリング生成パタ
ーンFPとして、所定形状及び所定サイズの複数個のく
ぼみ12aが所定のピッチで形成されている。一方、ボ
ールホルダ15,18,19には、前記円板12に選択
的に弾接されるボール15a,18a,19aと、当該
各ボール15a,18a,19aをそれぞれ常時外向き
に付勢して前記円板12の円周面に弾接させる弾性部材
15b,18b,19bとが備えられており、各ボール
ホルダ15,18,19ごとに、ボール15a,18
a,19aのサイズや弾性部材15b,18b,19b
の弾性力が変更されている。その他の部分の構成につい
ては、第1実施形態例に係る手動入力装置1Aと同じで
あるので、図2の対応する部分に図1と同一の符号を付
して説明を省略する。
【0044】本例の手動入力装置1Bは、アクチュエー
タ6を駆動し、ボールホルダ15,18,19を同時に
同一量だけ同一方向に移動することによって、円板12
と当該円板12の円周面に弾接されるボール15a,1
8a,19aとの組み合わせを変更することができる。
そして、所要のボール15a又は18a又は19aを円
板12の円周面に弾接した後、ノブ3を操作軸2の軸線
回りに回転操作すると、操作軸2と円板12とがノブ3
と一体に回転し、弾性部材15b又は18b又は19b
によって常時一方向に付勢されたボール15a又は18
a又は19aが円板12の円周面に形成されたくぼみ1
2aに係合されていた状態からランドに乗り上げ、隣接
するくぼみ12aに係合するという動作がノブ3の回転
量に応じて繰り返されるので、そのときの操作力の変化
がノブ3にクリック感触として付与される。前記したよ
うに、各ボールホルダ15,18,19には、サイズの
異なるボール15a,18a,19a及び/又は弾性力
が異なる弾性部材15b,18b,19bが備えられて
いるので、円板12と当該円板12の円周面に弾接され
るボール15a,18a,19aとの組み合わせを変更
することによって、ノブ3に付与されるクリック感触を
変更することができる。その他の部分の動作について
は、第1実施形態例に係る手動入力装置1Aと同じであ
るので説明を省略する。
【0045】かように、本例の手動入力装置1Bは、フ
ィーリング付与手段4として、操作軸2に固着された1
枚の円板12と、くぼみ12aが形成された当該円板1
2の円周面に選択的に弾接されるボール15a,18
a,19aを備えたボールホルダ15,18,19とか
らなるものを用い、アクチュエータ6によって円板12
に弾接されるボール15a,18a,19aを選択的に
切り替えるようにしたので、ノブ3の操作に複数モード
の操作フィーリングを付与することができ、この手動入
力装置1Bを用いて実行しようとする電気機器の機能調
整を容易かつ確実に行うことができる。また、操作軸2
に1枚の円板12のみを固着する構成にしたので、手動
入力装置の小型化、軽量化及び低コスト化を図ることが
できる。
【0046】〈手動入力装置の第3例〉図3に、第3実
施形態例に係る手動入力装置1Cを示す。本例の手動入
力装置1Cは、フィーリング付与手段4を、操作軸2に
固着された1個の円筒体20と、当該円筒体20と共働
してノブ3に操作フィーリングを付与する1個のボール
ホルダ15とから構成したことを特徴とする。前記円筒
体20の円筒面には、上端寄りに大径のくぼみ12aが
中程度のピッチで配列された第1フィーリング生成パタ
ーンFP1が形成され、中央部に中程度の直径を有する
くぼみ13aが大きなピッチで配列された第2フィーリ
ング生成パターンFP2が形成され、下端寄りに小径の
くぼみ14aが小さなピッチで配列された第3フィーリ
ング生成パターンFP3が形成されている。その他の部
分の構成については、第1実施形態例に係る手動入力装
置1Aと同じであるので、図3の対応する部分に図1と
同一の符号を付して説明を省略する。また、動作につい
ても、第1実施形態例に係る手動入力装置1Aと同じで
あるので説明を省略する。
【0047】本例の手動入力装置1Cは、フィーリング
付与手段4を操作軸2に固着された1個の円筒体20
と、当該円筒体20と共働してノブ3に操作フィーリン
グを付与する1個のボールホルダ15とから構成したの
で、前記第1及び第2実施形態例に係る手動入力装置1
A,1Bと同様の効果を奏するほか、部品点数の減少に
よる低コスト化を図ることができる。
【0048】〈手動入力装置の第4例〉図4に、第4実
施形態例に係る手動入力装置1Dを示す。本例の手動入
力装置1Dは、フィーリング付与手段4を、操作軸2に
固着された1枚の円板12と、当該円板12と共働して
ノブ3に操作フィーリングを付与する1個のボールホル
ダ15とから構成し、円板12のディスク面に複数列
(図4の例では、3列)のフィーリング生成パターンF
P1〜FP3を同心円状に形成すると共に、ボールホル
ダ15をアクチュエータ6によって円板12の半径方向
に移送するようにしたことを特徴とする。
【0049】円板12のディスク面には、図4に示すよ
うに、内周側より、山21aと谷21bとが交互に形成
された波形の第1フィーリング生成パターンFP1と、
小径のくぼみ12aが小さなピッチで形成された第2フ
ィーリング生成パターンFP2と、大径のくぼみ12b
が大きなピッチで形成された第3フィーリング生成パタ
ーンFP3とが同心円状に形成されている。アクチュエ
ータ6としては、ボイスコイルモータなどのリニアモー
タが備えられており、前記円板12の半径方向に配列さ
れた駆動軸6bの先端部にボールホルダ15が取り付け
られている。アクチュエータ6は、駆動軸6bの突出量
を変更し、ボール15aが弾接されるフィーリング生成
パターンFP1〜FP3を切り替える。ボール15aを
第1フィーリング生成パターンFP1に弾接させた場合
には、連続的に上下動する操作フィーリングをノブ3に
付与することができ、ボール15aを第2フィーリング
生成パターンFP2に弾接させた場合には、触感が小さ
くて間歇的な操作フィーリングをノブ3に付与すること
ができ、ボール15aを第3フィーリング生成パターン
FP3に弾接させた場合には、触感が大きくて間歇的な
操作フィーリングをノブ3に付与することができる。そ
の他の部分の構成については、第1実施形態例に係る手
動入力装置1Aと同じであるので、図4の対応する部分
に図1と同一の符号を表示して説明を省略する。また、
動作についても、ボールホルダ15の駆動方向が異なる
点を除いて第1実施形態例に係る手動入力装置1Aと同
じであるので説明を省略する。
【0050】本例の手動入力装置1Dは、フィーリング
付与手段4を操作軸2に固着された1個の円板12と当
該円板12と共働してノブ3に操作フィーリングを付与
する1個のボールホルダ15とから構成したので、前記
第1及び第2実施形態例に係る手動入力装置1A,1B
と同様の効果を奏するほか、部品点数の減少による低コ
スト化を図ることができる。また、ボールホルダ15を
円板12の半径方向に移送するようにしたので、手動入
力装置の薄形化を図ることができる。
【0051】〈手動入力装置の第5例〉図5に、第5実
施形態例に係る手動入力装置1Eを示す。本例の手動入
力装置1Eは、スライダ形の手動入力装置であって、フ
ィーリング付与手段4を、図示しない筐体(図1参照)
に回転可能に保持された回転多面体22と、操作軸2に
固着され、前記回転多面体22と共働してノブ3に操作
フィーリングを付与する1個のボールホルダ15とから
構成し、アクチュエータ6により前記回転多面体22を
その軸線回りに回転往復駆動することによって、ノブ3
に付与する操作フィーリングを切り替えることを特徴と
する。
【0052】前記回転多面体22は、軸線に垂直な断面
形状が6角形に形成されており、軸線に対して平行に配
列された6つの面のそれぞれにフィーリング生成パター
ンが形成されている(図5には、3列のフィーリング生
成パターンFP1〜FP3のみ表示する)。第1フィー
リング生成パターンFP1は、山21aと谷21bとが
交互に形成された波形をもって構成され、第2フィーリ
ング生成パターンFP2は、小径のくぼみ12aを小さ
なピッチで配列してなり、第3フィーリング生成パター
ンFP3は、大径のくぼみ12bを大きなピッチで配列
してなる、アクチュエータ6としては、回転多面体22
をその軸線回りに回転往復駆動する回転モータが用いら
れる。また、第1検知手段5としては、図示しない摺動
子がボールホルダ15と連結部材23を介して連結さ
れ、操作軸2ひいてはノブ3の移動量及び移動方向に応
じた位置信号を出力するスライド形ボリュームが用いら
れる。また、第2検知手段7としては、駆動軸7aが回
転多面体22に直結されたロータリエンコーダやロータ
リ形可変抵抗器などの回転形の位置センサが用いられ、
回転多面体22の回転位置、即ち、ボール15aが弾接
されているフィーリング生成パターンFP1〜FP3が
検出される。
【0053】本例の手動入力装置1Eは、アクチュエー
タ6を回転駆動することによって、ボール15aが弾接
されるフィーリング生成パターンFP1〜FP3を切り
替えることができる。そして、ボール15aを所要のフ
ィーリング生成パターンFP1又はFP2又はFP3に
弾接した後、ノブ3を回転多面体22の軸線方向に直線
操作すると、操作軸2及びボールホルダ15がノブ3の
移動方向にノブの移動量だけ移動するので、ボール15
aが弾接されたフィーリング生成パターンFP1〜FP
3の形状及び/又は配列に応じた操作フィーリングがノ
ブ3に付与される。即ち、ボール15aを第1フィーリ
ング生成パターンFP1に弾接させた場合には、連続的
に上下動する強い衝撃的な操作フィーリングをノブ3に
付与することができ、ボール15aを第2フィーリング
生成パターンFP2に弾接させた場合には、触感が小さ
くて間歇的な操作フィーリングをノブ3に付与すること
ができ、ボール15aを第3フィーリング生成パターン
FP3に弾接させた場合には、触感が大きくて間歇的な
操作フィーリングをノブ3に付与することができる。前
記回転多面体22の回転位置は、第2検知手段7によっ
て検出される。また、ノブ3の操作に伴って、第1検知
手段5に備えられた摺動子(図示省略)が、操作軸2、
ボールホルダ15及び連結部材23を介してノブ3の操
作方向にノブ3の操作量だけ移動されるので、当該第1
検知手段によって、ノブ3の操作量及び操作方向を検出
することができる。
【0054】かように、本例の手動入力装置1Eは、フ
ィーリング付与手段4を、回転多面体22と、直線操作
される操作軸2に固着され、回転多面体22と共働して
ノブ3に操作フィーリングを付与する1個のボールホル
ダ15とから構成し、アクチュエータ6により前記回転
多面体22をその軸線回りに回転往復駆動することによ
って、ノブ3に付与する操作フィーリングを切り替える
ようにしたので、スライダ形の手動入力装置について、
ノブ3の操作に複数モードの操作フィーリングを付与す
ることができ、この手動入力装置を用いて実行しようと
する電気機器の機能調整を容易かつ確実に行うことがで
きる。
【0055】〈手動入力装置の第6例〉図6に、第6実
施形態例に係る手動入力装置1Fを示す。本例の手動入
力装置1Fは、2次元操作形の手動入力装置であって、
図示しない筐体と、当該筐体に揺動自在に保持された操
作軸2と、操作軸2の一端に固着されたノブ3と、操作
軸2の揺動運動を互いに直角の方向に配置されたX方向
回転体24及びY方向回転体25の回転量に変換する変
換部26と、前記X方向回転体24の中心軸24aに固
着された複数枚(図6の例では、2枚)の円板12A,
13A及びX方向第1検知手段5Aと、円板12A,1
3Aの円周面に形成されたフィーリングパターンFP1
A及びFP2Aと、円板12A,13Aの円周面に弾接
されるボール15aを備えたボールホルダ15Aと、当
該ボールホルダ15Aを駆動してボール15aが弾接さ
れる円板を12A又は13Aに切り替えるX方向アクチ
ュエータ6Aと、X方向アクチュエータ6Aの駆動量及
び駆動方向を検知するX方向第2検知手段7Aと、前記
Y方向回転体25の中心軸25aに固着された複数枚
(図6の例では、2枚)の円板12B,13B及びY方
向第1検知手段5Bと、円板12B,13Bの円周面に
形成されたフィーリングパターンFP1B及びFP2B
と、円板12B,13Bの円周面に弾接されるボール1
5aを備えたボールホルダ15Bと、当該ボールホルダ
15Bを駆動してボール15aが弾接される円板を12
B又は13Bに切り替えるY方向アクチュエータ6B
と、Y方向アクチュエータ6Bの駆動量及び駆動方向を
検知するY方向第2検知手段7Bと、図示しない外部装
置との間で信号の送受信を行う入出力部7と、図示しな
い外部装置に接続された外部検知手段から出力される外
部信号b又は少なくとも外部信号bに基づいて生成され
た制御情報eに基づいてX方向アクチュエータ6Aの制
御信号c1及びY方向アクチュエータ6Bの制御信号c
2を生成し出力する制御部9と、制御部9から出力され
た制御信号c1,c2をアナログ信号に変換するX方向
D/A変換器10A及びY方向D/A変換器10Bと、
これら各D/A変換器10A,10Bによりアナログ信
号に変換された制御信号c1,c2を増幅して各アクチ
ュエータ6A,6Bの駆動電力を得るX方向電力増幅器
11A及びY方向電力増幅器11Bとから構成されてい
る。
【0056】前記X方向第1検知手段5A、X方向第2
検知手段7A、Y方向第1検知手段5B及びY方向第2
検知手段7Bとしては、ロータリエンコーダやポテンシ
ョメータ等を用いることができる。また、前記X方向ア
クチュエータ6A及びY方向アクチュエータ6Bとして
は、ソレノイドやリニアモータ等を用いることができ
る。その他、入出力部8の構成や制御部9の構成、それ
に制御部9から出力される制御信号cのコマンド構成に
ついては、第1実施形態例に係る手動入力装置1Aと同
じであるので、図6の対応する部分に図1と同一の符号
を付して説明を省略する。
【0057】本例の手動入力装置1Fは、操作軸2を揺
動すると、その揺動量及び揺動方向が互いに直角の方向
に配置されたX方向回転体24及びY方向回転体25の
回転量及び回転方向に変換される。このとき、円板12
A,13AがX方向回転体24と一体に回転すると共
に、円板12B,13BがY方向回転体25と一体に回
転するので、ノブ3にボール15aが弾接されたフィー
リングパターンFP1A、FP2A、FP1B、FP2
Bに応じた操作フィーリングが付与される。また、X方
向アクチュエータ6A及び/又はY方向アクチュエータ
6Bを駆動して、ボール15aが弾接されるフィーリン
グパターンFP1A、FP2A、FP1B、FP2Bを
切り替えることにより、ノブ3の操作フィーリングを変
更することができる。なお、ノブ3の揺動量及び揺動方
向は、X方向第1検知手段5A及びY方向第1検知手段
5Bから出力される検知信号a1,a3より演算により
求められる。また、各ボールホルダ15A,15Bの切
換位置は、X方向第2検知手段7A及びY方向第2検知
手段7Bから出力される検知信号a2,a4によって検
知することができる。
【0058】本例の手動入力装置1Fは、第1実施形態
例に係る手動入力装置1Aと同様の効果を有するほか、
操作軸2を筐体に揺動自在に保持したので、例えば各種
電気機器のリモートコントローラのように、ノブが2次
元方向に旋回操作される装置への適用が可能になる。
【0059】〈手動入力装置の第7例〉図7に、第7実
施形態例に係る手動入力装置1Gを示す。本例の手動入
力装置1Gは、図1に示した第1実施形態例に係る手動
入力装置1Aの制御部9を省略したことを特徴とする。
その他については、第1実施形態例に係る手動入力装置
1Aと同じであるので、図7の対応する部分に図1と同
一の符号を付して説明を省略する。本例の手動入力装置
1Hは、図示しない外部装置に備えられた制御手段によ
ってアクチュエータ6を制御することによって、第1実
施形態例に係る手動入力装置1Aと同様の効果を有す
る。これと同様に、第2実施形態例に係る手動入力装置
1B乃至第6実施形態例に係る手動入力装置1Fの制御
部9(第6実施形態例に係る手動入力装置1Fについて
は、X方向アクチュエータ6A及びY方向アクチュエー
タ6B)を省略することもできる。
【0060】〈手動入力装置のその他の実施形態〉 (1)前記各実施形態例においては、外部装置に接続さ
れた外部検知手段から出力される外部信号b又は制御信
号eに基づいてアクチュエータ6の制御信号cを生成し
たが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、
前記検知信号a及び/又は外部信号bに外部装置に接続
されていない他の外部検知手段から出力される外部信号
を加えてアクチュエータ5の制御信号cを生成すること
もできる。
【0061】(2)前記各実施形態例においては、フィ
ーリング付与手段4にボール15aを備えたが、かかる
構成に代えて、ピンを用いることも勿論可能である。ま
た、第2実施形態例に係る手動入力装置1Bのように複
数個のボールホルダ15を備えるタイプの手動入力装置
においては、ボール15aとピンの双方を用いることも
できる。
【0062】(3)ノブ3の形状、筐体に対する操作軸
2の配列、検知手段5,7の種類、アクチュエータ6の
種類については、前記各実施形態例に例示した組み合わ
せに限定されるものではなく、必要に応じて任意の組み
合わせとすることができる。
【0063】〈手動入力装置の第1適用例〉以下、手動
入力装置の第1適用例として、第5実施形態例に係るス
ライド形の手動入力装置1Eを適用したオートマチック
車の変速制御装置を、図8に基づいて説明する。
【0064】この図から明らかなように、本例の変速制
御装置は、手動入力装置1Eの入出力部8に、外部装置
として、トランスミッション制御装置31と、当該装置
31によって制御されるソレノイドやリニアモータなど
のアクチュエータからなるフォーク駆動部32と、当該
フォーク駆動部32の駆動状態を検知するエンコーダや
ポテンショメータなどの外部装置検知手段33と、前記
フォーク駆動部32によって操作される切替フォーク3
4と、当該切替フォーク34によってギアのかみ合いが
切り換えられるトランスミッション35と、トランスミ
ッション35の出力軸の回転数を検出する回転数センサ
36とを接続することによって構成される。本例の場
合、手動入力装置1Eのノブ3は、車室内に備えられ、
トランスミッション35を切り替えるためのシフトノブ
として使用される。
【0065】トランスミッション制御装置31には、前
記手動入力装置1Eに備えられた入出力部8と接続され
る入出力部37と、前記外部装置検知手段33から出力
される外部信号b1並びに前記回転数センサ36から出
力される外部信号b2よりフォーク駆動部32の駆動信
号dを生成して出力する外部装置制御部38と、外部装
置制御部38より出力された駆動信号dをD/A変換す
るD/A変換器39と、D/A変換器39によりアナロ
グ信号に変換された駆動信号dを増幅してフォーク駆動
部32の駆動電力を得る電力増幅器40とから構成され
ている。なお、フォーク駆動部32としてステッピング
モータを用いる場合には、D/A変換器39は省略する
ことができる。
【0066】入出力部37には、手動入力装置1Eの入
出力部8に備えられた送信側インタフェース8aと接続
される受信側インタフェース37bと、手動入力装置1
Eの入出力部8に備えられた受信側インタフェース8b
と接続される送信側インタフェース37aとが備えられ
ている。外部装置制御部38は、CPU38aとメモリ
38bとから構成されており、メモリ38bには、前記
外部信号b1,b2を解析するためのデータ及びプログ
ラムと、フォーク駆動部32の駆動データ及び駆動プロ
グラムが記憶されている。CPU38aは、前記外部信
号b1,b2を取り込み、前記メモリ38bに記憶され
たデータ及びプログラムに基づいてこれら検知信号a
1,a2及び前記外部信号b1,b2を解析し、前記メ
モリ38bに記憶されたデータ及びプログラムに基づい
てこれら外部信号b1,b2に対応する駆動信号dを決
定する。また、このCPU38aは、前記外部信号b
1,b2を、送信側インタフェース37b及び受信側イ
ンタフェース8bを介して手動入力装置1Eの制御部9
に送信する。
【0067】以下、前記のように構成された変速制御装
置の動作について説明する。
【0068】ノブ3が操作されると、その操作量及び操
作方向が第1検知手段5によって検知され、当該第1検
知手段5からは、ノブ3の操作量及び操作方向に応じた
検知信号a1が出力される。また、フィーリングパター
ンFP1〜FP3とボール15aとの係合状態は、第2
検知手段7によって検知され、当該第2検知手段7から
は、アクチュエータ6の操作量に応じた検知信号a2が
出力される。これらの各検知信号a1,a2は、送信側
インタフェース8a及び受信側インタフェース37aを
介して外部装置制御部38に送信される。一方、トラン
スミッション制御装置31に備えられたCPU38a
は、前記検知信号a1,a2及び外部信号b1,b2を
解析し、メモリ38bに記憶されたデータ及びプログラ
ムに基づいてこれらの各信号a1,a2,b1,b2に
対応する駆動信号dを決定し、D/A変換器39に出力
する。D/A変換器39は、駆動信号dをアナログ信号
に変換し、電力増幅器40に出力する。電力増幅器40
は、D/A変換器39から出力されたアナログ信号を増
幅し、フォーク駆動部32に印加する。これによって、
フォーク34が駆動され、ノブ3の操作内容に応じてト
ランスミッション35のギアのかみ合いが切り替えられ
る。外部装置制御部38は、前記外部装置検知手段33
から出力される外部信号b1と前記回転数センサ36か
ら出力される外部信号b2とを、送信側インタフェース
37b及び受信側インタフェース8bを介して手動入力
装置1Eの制御部9に送信する。制御部9は、送信され
た外部信号b1,b2を解析し、メモリ9bに記憶され
たデータ及びプログラムに基づいてこれらの各信号b
1,b2に対応する制御信号cを決定し、D/A変換器
10に出力する。D/A変換器10は、制御信号cをア
ナログ信号に変換し、電力増幅器11に出力する。電力
増幅器11は、D/A変換器10から出力されたアナロ
グ信号を増幅し、アクチュエータ6に印加する。これに
よって、回転多面体22が回転駆動され、所要のフィー
リングパターンにボール15aが弾接されるので、例え
ば、ノブ3に軽い抵抗感を付与するフィーリングパター
ンにボール15aを弾接することによって、ノブ3が1
のシフト位置から他のシフト位置に切り替え操作された
とき、ノブ3にシフト切替を感知させるクリック感を付
与することができる。また、トランスミッション35の
出力軸の回転数が高い場合において、ノブ3が例えばD
レンジからRレンジへの切替方向に操作された場合に
は、ノブ3に強い抵抗感を付与するフィーリングパター
ンにボール15aを弾接することによってノブ3の操作
を禁止し、ノブ3の誤操作を未然に防止することができ
る。
【0069】本例の場合、制御部9を備えた手動入力装
置1Eを用い、かつ外部信号b1,b2を当該制御部9
に入力する構成としたので、外部装置制御部38を変更
する必要がなく、外部装置であるトランスミッション制
御装置31に対する手動入力装置の適用を容易に行うこ
とができる。
【0070】なお、第5実施形態例に係る手動入力装置
1Eを適用する構成に代えて、第6実施形態例に係る2
次元操作形の手動入力装置1Fを適用することによっ
て、マニュアル車のシフトノブに所要の操作フィーリン
グを付与するようにすることもできる。
【0071】また、前記実施形態例においては、外部信
号b2として、回転数センサ36から出力されるトラン
スミッション35の出力軸の回転数をCPU38aに入
力したが、これと共に、或いはこれに代えて、車速やエ
ンジン回転数などの他の外部信号を入力することもでき
る。この場合、車速やエンジン回転数などの他の外部信
号は、外部装置制御部38に備えられたCPU38aに
接続することもできるし、手動入力装置1Eに備えられ
たCPU9aに接続することもできる。
【0072】〈手動入力装置の第2適用例〉以下、手動
入力装置の第2適用例を図9に基づいて説明する。本適
用例も、第5実施形態例に係るスライド形の手動入力装
置1Eをオートマチック車の変速制御装置に適用したも
のであるが、第1適用例とは異なり、外部装置制御部3
8から外部信号b1,b2を制御部9に送信するのでは
なく、生の検知信号a1,a2及び外部信号b1,b2
又は外部信号b1,b2を外部装置制御部38にてデー
タ構成がより簡単な制御情報eに変換し、変換により生
成された当該制御情報eを制御部9に送信することを特
徴とする。
【0073】即ち、外部装置制御部38に備えられたメ
モリ38bには、CPU38aに取り込まれた検知信号
a1,a2及び外部信号b1,b2又は外部信号b1,
b2をデータ構成がより簡単な制御情報eに変換するた
めの変換プログラムが備えられており、CPU38a
は、繰り返し当該変換プログラムを起動して、取り込ま
れた検知信号a1,a2及び外部信号b1,b2又は外
部信号b1,b2を制御情報eに変換し、送信側インタ
フェース37b及び受信側インタフェース8bを介して
手動入力装置1Eの制御部9に送信する。なお、車速や
エンジン回転数などの他の外部信号を入力する場合、こ
れらの外部信号は、外部装置制御部38に備えられたC
PU38aに接続される。
【0074】手動入力装置1EのCPU9aは、制御情
報eを解析し、メモリ9bに記憶されたデータ及びプロ
グラムに基づいて当該制御情報eに対応する制御信号c
を決定し、D/A変換器10に出力する。その他の構成
及び動作については、第1適用例と同じであるので、図
9の対応部分に図8と同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0075】本例の場合、外部装置制御部38に備えら
れたCPU38aにて、データ構成が生の検知信号a
1,a2及び外部信号b1,b2よりも簡単な制御情報
eを生成し、当該制御情報eを手動入力装置1Eに備え
られた制御部9にて解析する構成にしたので、制御部9
の負担が軽減され、アクチュエータ6の制御速度を高め
ることができる。
【0076】〈手動入力装置の第3適用例〉以下、手動
入力装置の第3適用例を図10に基づいて説明する。本
適用例は、第7実施形態例に係る手動入力装置1Gをオ
ートマチック車の変速制御装置に適用したものであっ
て、外部装置制御部38から手動入力装置1Gにアクチ
ュエータ6の制御信号cを送信することを特徴とする。
【0077】即ち、外部装置制御部38に備えられたメ
モリ38bには、CPU38aに取り込まれた検知信号
a1,a2及び外部信号b1,b2を解析するためのデ
ータ及びプログラムと、アクチュエータ6の駆動データ
及び駆動プログラムとが記憶されており、CPU38a
は、繰り返し当該駆動プログラムを起動して、取り込ま
れた検知信号a1,a2及び外部信号b1,b2又は外
部信号b1,b2に対応するアクチュエータ6の制御信
号cを生成し、D/A変換器10に出力する。その他の
構成及び動作については、第1適用例と同じであるの
で、図10の対応部分に図9と同一の符号を付して説明
を省略する。
【0078】本例の場合、外部装置制御部38に備えら
れたCPU38aにて手動入力装置1Gに備えられたア
クチュエータ6を制御するので、手動入力装置1Gにつ
いては制御部を省略することができ、手動入力装置の小
型化及び低コスト化を図ることができる。
【0079】なお、本例においても、車速やエンジン回
転数などの他の外部信号は、外部装置制御部38に備え
られたCPU38aに接続される。
【0080】〈手動入力装置の第4適用例〉以下、図1
1及び図12に基づいて、第1実施形態例に係るロータ
リ形の手動入力装置1Aを適用したラジオについて説明
する。
【0081】この図から明らかなように、本例のラジオ
は、手動入力装置1Aの入出力部8に、外部装置とし
て、ラジオ制御装置41と、当該制御装置41によって
制御されるDCモータやステッピングモータなどのアク
チュエータからなるチューナ駆動部42と、当該チュー
ナ駆動部42の駆動状態を検知するエンコーダやポテン
ショメータなどの外部装置検知手段43と、前記チュー
ナ駆動部42によって操作されるチューナ44と、チュ
ーナ44が局と同調したことを検知する同調検知手段4
5とを接続することによって構成される。本例の場合、
手動入力装置1Aのノブ3は、車室内に備えられ、チュ
ーナ44を操作するためのチューナ操作ノブとして使用
される。
【0082】ラジオ制御装置41には、手動入力装置1
Aに備えられた入出力部8と接続される入出力部46
と、前記検知手段5から出力される検知信号a1,a2
及び前記外部装置検知手段43から出力される外部信号
b3並びに前記同調検知手段45から出力される外部信
号b4よりチューナ駆動部42の駆動信号dを生成して
出力する外部装置制御部47と、外部装置制御部47よ
り出力された駆動信号dをアナログ信号に変換するD/
A変換器48と、D/A変換器48によりアナログ信号
に変換された駆動信号dを増幅してチューナ駆動部42
の駆動電力を得る電力増幅器49とから構成されてい
る。なお、チューナ駆動部42としてステッピングモー
タを用いる場合には、D/A変換器49は省略すること
ができる。
【0083】入出力部46には、手動入力装置1Aの入
出力部8に備えられた送信側インタフェース8aと接続
される受信側インタフェース46bと、手動入力装置1
Aの入出力部8に備えられた受信側インタフェース8b
と接続される送信側インタフェース46aとが備えられ
ている。外部装置制御部47は、CPU47aとメモリ
47bとから構成されており、メモリ47bには、前記
検知信号a1,a2及び前記外部信号b3,b4を解析
するためのデータ及びプログラムと、チューナ駆動部4
2の駆動データ及び駆動プログラムが記憶されている。
CPU47aは、検知信号a1,a2及び前記外部信号
b3,b4を取り込み、前記メモリ47bに記憶された
データ及びプログラムに基づいてこれら検知信号a1,
a2及び前記外部信号b3,b4を解析し、前記メモリ
47bに記憶されたデータ及びプログラムに基づいてこ
れら検知信号a1,a2及び前記外部信号b3,b4に
対応する駆動信号dを決定する。また、このCPU47
aは、外部信号b3,b4を、送信側インタフェース4
6b及び受信側インタフェース8bを介して手動入力装
置1Aの制御部9に送信する。
【0084】以下、前記のように構成されたラジオ制御
装置の動作について説明する。
【0085】ノブ3が操作されると、その操作量及び操
作方向が第1検知手段5によって検知され、当該第1検
知手段5からは、ノブ3の操作量及び操作方向に応じた
検知信号a1が出力される。また、フィーリングパター
ンFP1〜FP3とボール15aとの係合状態は、第2
検知手段7によって検知され、当該第2検知手段7から
は、アクチュエータ6の操作量に応じた検知信号a2が
出力される。これらの検知信号a1,a2は、送信側イ
ンタフェース8a及び受信側インタフェース46aを介
して外部装置制御部47に送信される。一方、ラジオ制
御装置41に備えられたCPU47aは、前記検知信号
a1,a2及び外部信号b3,b4を解析し、メモリ4
7bに記憶されたデータ及びプログラムに基づいてこれ
らの各信号a1,a2,b3,b4に対応する駆動信号
dを決定し、D/A変換器48に出力する。D/A変換
器48は、駆動信号dをアナログ信号に変換し、電力増
幅器49に出力する。電力増幅器49は、D/A変換器
48から出力されたアナログ信号を増幅し、チューナ駆
動部42に印加する。これによって、チューナ44が駆
動され、所望の局の選局が行われる。外部装置制御部4
7は、前記外部装置検知手段43から出力される外部信
号b3と前記同調検知手段45から出力される外部信号
b4とを、送信側インタフェース46b及び受信側イン
タフェース8bを介して手動入力装置1Aの制御部9に
送信する。制御部9は、送信された外部信号b3,b4
を解析し、メモリ9bに記憶されたデータ及びプログラ
ムに基づいてこれらの各信号b3,b4に対応する制御
信号cを決定し、D/A変換器10に出力する。D/A
変換器10は、制御信号cをアナログ信号に変換し、電
力増幅器11に出力する。電力増幅器11は、D/A変
換器10から出力されたアナログ信号を増幅し、アクチ
ュエータ6に印加する。これによって、ボールホルダ1
5が駆動され、所要のフィーリングパターンにボール1
5aが弾接されるので、例えば、チューナ44が国内局
に同調するごとにボール15aを比較的強い抵抗感を付
与するフィーリングパターンに弾接し、チューナ44が
外国局に同調するごとにボール15aを比較的弱い抵抗
感を付与するフィーリングパターンに弾接するようにボ
ールホルダ15を駆動することによって、国内局及び外
国局とを同調を正確に行うことができる。なお、抵抗感
を受けたときに同調した局が所望の局でない場合には、
ノブ3に抵抗感以上の力を負荷することによって容易に
ノブ3を回転することができるので、各局ごとにチュー
ナが停止する自動スキャン方式のチューナに比べて、所
望の選局を迅速に行うことができる。かように、本例の
ラジオ装置によれば、所望の局に対するチューナ34の
同調を容易かつ迅速に行うことができる。
【0086】なお、前記においては、第1実施形態例に
係る手動入力装置1Aを用いた場合を例にとって説明し
たが、第2乃至第4実施形態例に係るいずれかの手動入
力装置1B〜1Dを用いた場合にも、前記と同様の効果
を得ることができる。
【0087】〈車載機器制御装置の実施形態〉以下、本
発明に係る車載機器制御装置の一実施形態を、図13乃
至図15に基づいて説明する。図13は本実施形態例に
係る車載機器制御装置のダッシュボードへの取り付け状
態を示す要部斜視図、図14は本実施形態例に係る車載
機器制御装置が取り付けられた自動車の室内の状態を示
す要部平面図、図15は本実施形態例に係る車載機器制
御装置の機能ブロック図である。
【0088】図13から明らかなように、本実施形態例
に係る車載機器制御装置51は、筐体52が所要の大き
さの角形容器状に形成されており、当該筐体52の内部
には、前記第1乃至第7実施形態例に係る手動入力装置
1A〜1Gのいずれかが内蔵されていて、手動入力装置
1A〜1Gのいずれかに備えられたノブ3が筐体52の
上方に配設されている。また、前記筐体52の上面に
は、前記ノブ3の設定部を中心として円弧状に配列され
た6個の押釦スイッチ54a,54b,54c,54
d,54e,54fと、当該6個の押釦スイッチ群の配
列位置の外周部分にこれと同心円状に配列された3個の
押釦スイッチ55a,55b,55cと、ボリュームつ
まみ56とが配設されている。また、前記筐体22の前
面には、カードスロット57と、ディスクスロット58
とが開設されている。
【0089】この車載機器制御装置は、図14に示すよ
うに、自動車のダッシュボードAの運転席Bと助手席C
との間に取り付けられる。
【0090】円弧状に配列された6個の押釦スイッチ5
4a〜54fは、本例の車載機器制御装置51を用いて
操作しようとする車載電気機器、例えばラジオ、エアコ
ン、、テレビジョン、CDプレーヤ、カーナビゲーショ
ンシステム、ハンドルチルト装置、シート姿勢調整装
置、電話などを選択するための電気機器選択スイッチで
あって、各車載電気機器と個別に接続されている。どの
押釦スイッチとどの車載電気機器とを接続するかは任意
に設定することができるが、本例の車載機器制御装置5
1においては、図15に示すように、押釦スイッチ54
aがラジオ、押釦スイッチ54bがエアコン、押釦スイ
ッチ54cがテレビジョン、押釦スイッチ54dがCD
プレーヤ、押釦スイッチ54eがカーナビゲーションシ
ステム、押釦スイッチ54fがハンドルチルト装置にそ
れぞれ接続されており、所望の押釦スイッチのノブを押
圧操作することによって、当該押釦スイッチに接続され
た車載電気機器を選択できるようになっている。
【0091】前記6個の押釦スイッチの外周部分に配列
された3個の押釦スイッチ55a〜55cは、前記6個
の押釦スイッチ54a〜54fを操作することによって
選択された車載電気機器の機能を選択するための機能選
択スイッチであって、例えば押釦スイッチ54aによっ
てラジオが選択された場合、図15に示すように、3個
の押釦スイッチ55a〜55cは、それぞれチューナ選
択スイッチ、音量選択スイッチ、音質選択スイッチとし
て機能する。勿論、押釦スイッチ54a〜54fによっ
て選択された車載電気機器の種類に応じて、押釦スイッ
チ55a〜55cによって選択可能な機能の種類も変化
する。筐体52内に内蔵された手動入力装置1A(〜1
G)は、押釦スイッチ55a〜55cによって選択され
た機能の調整手段として使用され、例えば押釦スイッチ
55aによってラジオのチューナが選択された場合、ノ
ブ3を操作することによって、ラジオ局の同調を行うこ
とができる。ラジオ局の同調動作とその際に行われるノ
ブ3のフォースフィードバック制御については、前記
〈手動入力装置の第4適用例〉の欄に説明した通りであ
るので、説明を省略する。
【0092】かように、本例の車載機器制御装置は、複
数の車載電気機器を集中的に制御することができるの
で、各車載電気機器の機能調整を容易に行うことがで
き、自動車の安全運転性を高めることができる。また、
調整しようとする車載電気機器の状態に合わせてノブ3
の操作フィーリングを制御するようにしたので、ノブ3
の操作性を改善することができ、当該車載機器制御装置
を用いて実行しようとする電気機器の機能調整を容易か
つ確実に行うことができる。
【0093】
【発明の効果】本発明の手動入力装置は、手動入力装置
にフィーリング付与手段とそのアクチュエータとを備え
たので、アクチュエータを駆動してフィーリング付与手
段を駆動することによりノブに付与される操作フィーリ
ングを適宜切り替えることができ、手動入力装置の操作
性を改善できて、当該手動入力装置を用いて実行しよう
とする機器の機能調整を容易かつ確実に行うことができ
る。また、本発明の手動入力装置は、フィーリング付与
手段を駆動するアクチュエータを、検知手段から出力さ
れる検知信号と外部検知手段から出力される外部信号の
双方に基づいて生成される制御信号により制御するの
で、外部装置の状態に応じたきめ細かいアクチュエータ
の制御を行うことができ、外部装置の駆動状態とノブの
操作状態との不一致を防止することができて、手動入力
装置の操作性及び信頼性をより高めることができる。
【0094】また、本発明の車載機器制御装置は、1つ
の筐体に車載電気機器の選択スイッチと、選択された車
載電気機器の機能選択スイッチと、機能調整手段として
の手動入力装置を備えたので、複数の車載電気機器を集
中的に制御することができて各車載電気機器の機能調整
を容易に行うことができ、自動車の安全運転性を高める
ことができる。また、手動入力装置として、ノブと、フ
ィーリング付与手段と、当該フィーリング付与手段のア
クチュエータと備えたものを用いたので、アクチュエー
タを駆動してフィーリング付与手段を駆動することによ
り、ノブに付与される操作フィーリングを適宜切り替え
ることができて、車載された電気機器の調整内容に応じ
て異なる操作フィーリングをノブに付与することができ
る。よって、車載機器制御装置の操作性が改善され、当
該車載機器制御装置を用いて実行しようとする電気機器
の機能調整を容易かつ確実に行うことができる。また、
当該手動入力装置として、少なくとも検知手段から出力
される検知信号及び外部装置に接続された外部検知手段
から出力される外部信号の双方に基づいて生成される制
御信号により制御するものを備えたので、電気機器の状
態に応じたきめ細かいアクチュエータの制御を行うこと
ができ、電気機器の駆動状態とノブの操作状態との不一
致を防止することができて、車載機器制御装置の操作性
及び信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例に係る手動入力装置の構成図で
ある。
【図2】第2実施形態例に係る手動入力装置の構成図で
ある。
【図3】第3実施形態例に係る手動入力装置の構成図で
ある。
【図4】第4実施形態例に係る手動入力装置の構成図で
ある。
【図5】第5実施形態例に係る手動入力装置の構成図で
ある。
【図6】第6実施形態例に係る手動入力装置の構成図で
ある。
【図7】第7実施形態例に係る手動入力装置の構成図で
ある。
【図8】手動入力装置の第1適用例を示すブロック図で
ある。
【図9】手動入力装置の第2適用例を示すブロック図で
ある。
【図10】手動入力装置の第3適用例を示すブロック図
である。
【図11】手動入力装置の第4適用例を示すブロック図
である。
【図12】第4適用例に係る手動入力装置のノブに加え
られる操作フィーリングの一例を示す波形図である。
【図13】実施形態例に係る車載機器制御装置のダッシ
ュボードへの取り付け状態を示す要部斜視図である。
【図14】実施形態例に係る車載機器制御装置が取り付
けられた自動車の室内の状態を示す要部平面図である。
【図15】実施形態例に係る車載機器制御装置の機能ブ
ロック図である。
【図16】従来例に係る手動入力装置の構成図である。
【符号の説明】
1A〜1G 手動入力装置 2 操作軸 3 ノブ 4 フィーリング付与手段 5 第1検知手段 6 アクチュエータ 7 第2検知手段 8 入出力部 9 制御部 10 D/A変換器 11 電力増幅器 31 トランスミッション制御装置 32 フォーク駆動部 33 外部装置検知手段 34 切替フォーク 35 トランスミッション 36 回転数センサ 41 ラジオ制御装置 42 チューナ駆動部 43 外部装置検知手段 44 チューナ 45 同調検知手段 a1,a2 検知信号 b(b1,b2) 外部信号 c 制御信号 d 駆動信号 51 車載用入力装置 52 筐体 54a〜54f 押釦スイッチ 55a〜55c 押釦スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清野 健一 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 Fターム(参考) 5B020 AA15 DD02 DD05 DD51 GG01 KK03 5B087 AA09 AB12 AE00 BC13 BC16 BC19 BC26 BC34 DD03 DD10 DG01 5H303 AA13 BB01 BB02 BB06 BB07 BB12 BB20 DD01 DD03 DD04 EE01 FF09 GG04 HH05 KK33

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノブと、当該ノブに操作フィーリングを
    付与するフィーリング付与手段と、当該フィーリング付
    与手段を駆動するアクチュエータと、前記ノブの操作状
    態を検知する検知手段と、前記ノブにより操作される外
    部装置との間で信号の送受信を行う入出力部とを備え、
    前記アクチュエータを、少なくとも前記外部機器に接続
    された外部検知手段から出力される外部信号に基づいて
    生成される制御信号により制御することを特徴とする手
    動入力装置。
  2. 【請求項2】 ノブと、当該ノブに操作フィーリングを
    付与するフィーリング付与手段と、当該フィーリング付
    与手段を駆動するアクチュエータと、当該アクチュエー
    タの制御部と、前記ノブの操作状態を検知する検知手段
    と、前記ノブにより操作される外部装置との間で信号の
    送受信を行う入出力部とを備え、前記制御部に、前記入
    出力部を介して少なくとも前記外部装置に接続された外
    部検知手段から出力される外部信号を入力して少なくと
    も前記外部信号に対応する前記アクチュエータの制御信
    号を生成し、当該制御信号により前記アクチュエータを
    制御することを特徴とする手動入力装置。
  3. 【請求項3】 ノブと、当該ノブに操作フィーリングを
    付与するフィーリング付与手段と、当該フィーリング付
    与手段を駆動するアクチュエータと、当該アクチュエー
    タの制御部と、前記ノブの操作状態を検知する検知手段
    と、前記ノブにより操作される外部装置との間で信号の
    送受信を行う入出力部とを備え、前記外部装置に少なく
    とも前記検知手段から出力される検知信号及び前記外部
    装置に接続された外部検知手段から出力される外部信号
    の双方を入力して前記検知信号及び外部信号に対応する
    前記アクチュエータの制御情報を生成し、当該制御情報
    を前記入出力部を介して前記制御部に取り込み、前記制
    御部にて前記制御情報に対応する前記アクチュエータの
    制御信号を生成し、当該制御信号により前記アクチュエ
    ータを制御することを特徴とする手動入力装置。
  4. 【請求項4】 ノブと、当該ノブに操作フィーリングを
    付与するフィーリング付与手段と、当該フィーリング付
    与手段を駆動するアクチュエータと、前記ノブの操作状
    態を検知する検知手段と、前記ノブにより操作される外
    部装置との間で信号の送受信を行う入出力部とを備え、
    前記外部装置に、少なくとも前記検知手段から出力され
    る検知信号及び前記外部装置に接続された外部検知手段
    から出力される外部信号の双方を入力して前記検知信号
    及び外部信号に対応する前記アクチュエータの制御信号
    を生成し、当該制御信号により前記アクチュエータを制
    御することを特徴とする手動入力装置。
  5. 【請求項5】 前記ノブとして、直線操作されるノブを
    備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の手動入力装置。
  6. 【請求項6】 前記ノブとして、回転操作されるノブを
    備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の手動入力装置。
  7. 【請求項7】 前記フィーリング付与手段として、複数
    列のフィーリング生成パターンが形成され、前記ノブに
    よって操作される操作軸に固着された円板又は円筒体
    と、当該円板又は円筒体に弾接される1つのボール又は
    ピンとからなるものを用いると共に、前記アクチュエー
    タとして、前記ボール又はピンを前記複数列のフィーリ
    ング生成パターンの配列方向に直線往復移動するものを
    用いたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の手動入力装置。
  8. 【請求項8】 前記フィーリング付与手段として、1列
    のフィーリング生成パターンが形成され、前記ノブによ
    って操作される操作軸に固着された円板又は円筒体と、
    当該円板又は円筒体に弾接される複数個のボール又はピ
    ンとからなるものを用いると共に、前記アクチュエータ
    として、前記複数個のボール又はピンのいずれかを前記
    フィーリング生成パターンと選択的に係合させる方向に
    直線往復移動するものを用いたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項4のいずれかに記載の手動入力装置。
  9. 【請求項9】 前記フィーリング付与手段として、複数
    列のフィーリング生成パターンが外面の軸線方向に平行
    に形成された回転多面体を用いると共に、前記アクチュ
    エータとして、前記回転多面体をその軸線回りに回転往
    復駆動するものを用い、前記フィーリング生成パターン
    が形成された前記回転多面体の外面に前記ノブによって
    操作される操作軸の一端を当接したことを特徴とする請
    求項1乃至請求項4のいずれかに記載の手動入力装置。
  10. 【請求項10】 機能調整を行おうとする電気機器を選
    択するための電気機器選択スイッチと、当該選択スイッ
    チによって選択された電気機器が有する各種の機能より
    機能調整を行おうとする機能を選択する機能選択スイッ
    チと、当該機能選択スイッチによって選択された機能を
    調整する手動入力装置とを有し、前記手動入力装置とし
    て、ノブと、ノブに操作フィーリングを付与するフィー
    リング付与手段と、フィーリング付与手段を駆動するア
    クチュエータと、ノブの操作状態を検知する検知手段
    と、ノブにより操作される外部装置との間で信号の送受
    信を行う入出力部とを備え、前記アクチュエータを、少
    なくとも前記検知手段から出力される検知信号及び前記
    外部機器に接続された外部検知手段から出力される外部
    信号の双方に基づいて生成される制御信号により制御す
    るものを備えたことを特徴とする車載機器制御装置。
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