JP2002188623A - 流体軸受装置 - Google Patents

流体軸受装置

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JP2002188623A
JP2002188623A JP2000388146A JP2000388146A JP2002188623A JP 2002188623 A JP2002188623 A JP 2002188623A JP 2000388146 A JP2000388146 A JP 2000388146A JP 2000388146 A JP2000388146 A JP 2000388146A JP 2002188623 A JP2002188623 A JP 2002188623A
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JP
Japan
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bearing
dynamic pressure
radial dynamic
gravity
rigidity
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Application number
JP2000388146A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Ochiai
成行 落合
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の揺動方向の加振によって回転体の重心
回りに生じるジャイロモーメントに対する軸受のモーメ
ント剛性を高めて、回転軸とスリーブ内周面との接触に
よる損傷を防止し、耐久性及び信頼性の向上を図る。 【解決手段】 回転軸1を有する回転体と、回転軸1が
所定のすき間を隔てて嵌入されて該回転軸1と共に軸方
向に互いに離間配置された二個のラジアル動圧軸受を構
成するスリーブ5と備えた流体軸受装置において、二個
のラジアル動圧軸受の内で回転体の重心位置Gから遠い
方のラジアル動圧軸受の軸受剛性を他方のラジアル動圧
軸受の軸受剛性以上にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器、音響・
映像機器等の流体軸受装置、特に磁気ディスク装置や光
ディスク装置等に好適な流体軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は磁気ディスク装置用の流体軸受装
置を示している。図において符号1は回転軸、2は回転
軸1の上端に同心に固定されたハブ、3はハブ2の外周
部に搭載された二枚のディスク、4はハブ2の内周部に
取り付けられたロータ(磁石部)であり、これらの回転
軸1、ハブ2、ディスク3及びロータ4によって回転体
を構成している。回転体の回転軸1は円筒状のスリーブ
5に所定のすき間を隔てて嵌入されており、スリーブ5
の外周部にはステータ6が回転体のロータ4に対向して
取り付けられている。スリーブ5の内周面には軸方向の
上部と下部とにそれぞれ動圧発生用の溝7,8が設けら
れており、回転軸1と上部側の溝7とによって上部ラジ
アル動圧軸受を構成すると共に、回転軸1と下部側の溝
8とによって下部ラジアル動圧軸受を構成している。ま
た、回転軸1の下端にはスラストプレート9が固定され
ており、スラストプレート9の両面と該両面に対向する
相手部材の内の少なくとも一方の面には動圧発生用の溝
(図示せず。)が設けられてスラスト軸受を構成してい
る。スリーブ5と回転軸1との間に形成される円筒状の
空間にはグリース等が充填されている。
【0003】そして、回転軸1、ハブ2、ディスク3及
びロータ4によって構成される回転体を上部及び下部の
ラジアル動圧軸受を介してラジアル方向に支持すると共
に、ステータ6周りに回転自在に支持し、ステータ6が
発生する回転磁界によって回転体を一体的に回転させる
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
流体軸受装置においては、横方向(水平方向)の加振に
対するラジアル方向の軸受剛性を大きくするために、上
部ラジアル動圧軸受及び下部ラジアル動圧軸受の内で回
転体の重心位置Gに近い方のラジアル動圧軸受の軸受剛
性を他方のラジアル動圧軸受の軸受剛性に比べて大きく
している。図3の場合では、上部ラジアル動圧軸受の方
が回転体の重心位置Gに近いため、上部ラジアル動圧軸
受の軸受幅B1 が下部ラジアル動圧軸受の軸受幅B2
り広くなるように上部側及び下部側の動圧発生溝7,8
を形成し、上部ラジアル動圧軸受の軸受剛性を下部ラジ
アル動圧軸受の軸受剛性より大きくしている。
【0005】しかしながら、このように回転体の重心位
置Gに近い方のラジアル動圧軸受の軸受剛性を大きくす
ると、流体軸受装置の軸受剛性は転がり軸受のそれに比
べて小さいために、装置が揺動した場合に回転体の重心
回りに作用するジャイロモーメントMによって、重心位
置Gから遠い方、即ち、軸受剛性が小さい方のラジアル
動圧軸受(図3の場合、下部ラジアル動圧軸受)に大き
な荷重Pが負荷され、回転軸とスリーブ内周面(軸受
面)とが接触して損傷する虞れがあった。
【0006】本発明はこのような不都合を解消するため
になされたものであり、装置の揺動方向の加振によって
回転体の重心回りに生じるジャイロモーメントに対する
軸受のモーメント剛性を高め、これにより、回転軸とス
リーブ内周面との接触による損傷を防止して耐久性及び
信頼性の向上を図るようにした流体軸受装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る流体軸受装置は、回転軸を有する回転
体と、前記回転軸が所定のすき間を隔てて嵌入されて該
回転軸と共に軸方向に互いに離間配置された二個のラジ
アル動圧軸受を構成するスリーブとを備えた流体軸受装
置において、前記二個のラジアル動圧軸受の内で前記回
転体の重心位置から遠い方のラジアル動圧軸受の軸受剛
性を他方のラジアル動圧軸受の軸受剛性以上にしたこと
を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態で
ある流体軸受装置を説明するための説明的断面図、図2
は本発明の第2の実施の形態である流体軸受装置を説明
するための説明的断面図である。なお、各実施の形態共
に、磁気ディスク装置用の流体軸受装置を例に採り、ま
た、各実施の形態共に、装置の基本的構成は従来例(図
3)と略同様であるので、重複する部分については同一
符号を付してその説明を省略する。
【0009】まず、図1を参照して、第1の実施の形態
から説明すると、この流体軸受装置は、回転体の重心位
置Gが上部ラジアル動圧軸受側に配置されている例であ
り、該重心位置Gから遠い方の下部ラジアル動圧軸受の
軸受幅B2 が重心位置Gに近い方の上部ラジアル動圧軸
受の軸受幅B1 以上の広さとなるように上部側及び下部
側の動圧発生溝7,8を形成し、下部ラジアル動圧軸受
の軸受剛性を上部ラジアル動圧軸受の軸受剛性以上にし
ている。これにより、装置が揺動した場合に回転体の重
心回りに作用するジャイロモーメントMによって、重心
位置Gから遠い方、即ち、下部ラジアル動圧軸受に大き
な荷重Pが負荷されても、高い軸受のモーメント剛性に
より、回転軸1とスリーブ5内周面(軸受面)との接触
による損傷が防止されて耐久性及び信頼性の向上を図る
ことができる。
【0010】次に、図2を参照して、第2の実施の形態
を説明すると、この流体軸受装置は、ハブ2に搭載され
るディスク3を一枚にした例であり、回転体の重心位置
Gが下部ラジアル動圧軸受側に配置されている。従っ
て、この実施の形態では、該重心位置Gから遠い方の上
部ラジアル動圧軸受の軸受幅B1 が重心位置Gに近い方
の下部ラジアル動圧軸受の軸受幅B2 以上の広さとなる
ように上部側及び下部側の動圧発生溝7,8を形成し、
上部ラジアル動圧軸受の軸受剛性を下部ラジアル動圧軸
受の軸受剛性以上にしている。これにより、上記第1の
実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0011】なお、上記各実施の形態では、動圧発生用
の溝7,8をスリーブ5の内周面に設けた場合を例に採
ったが、これに代えて、動圧発生用の溝7,8を回転軸
1の外周面に設けるようにしてもよく、或いは回転軸1
の外周面及びスリーブ5の内周面の両方に設けるように
してもよい。また、上記各実施の形態では、回転軸1の
下端にスラストプレート9を固定した場合を例に採った
が、スラストプレート9を設けず、回転軸1の下端をそ
のままスラスト軸受としてもよい。
【0012】更に、上記各実施の形態では、ラジアル動
圧軸受の軸受幅を広くして軸受剛性を大きくする場合を
例に採ったが、これに代えて、回転体の重心位置Gから
遠い方のラジアル動圧軸受の軸受すきまを小さくして軸
受剛性を大きくするようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、装置の揺動方向の加振によって回転体の重心
回りに生じるジャイロモーメントに対する軸受のモーメ
ント剛性を高めることができるので、回転軸とスリーブ
内周面との接触による損傷を防止して耐久性及び信頼性
の向上を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である流体軸受装置
を説明するための説明的断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態である流体軸受装置
を説明するための説明的断面図である。
【図3】従来の流体軸受装置を説明するための説明的断
面図である。
【符号の説明】
1…回転軸 2…ハブ 3…ディスク 4…ロータ 5…スリーブ 6…ステータ 7…上部側動圧発生用溝 8…下部側動圧発生用溝 9…スラストプレート B1 …上部ラジアル動圧軸受の軸受幅 B2 …下部ラジアル動圧軸受の軸受幅 G…回転体の重心位置 M…ジャイロモーメント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を有する回転体と、前記回転軸が
    所定のすき間を隔てて嵌入されて該回転軸と共に軸方向
    に互いに離間配置された二個のラジアル動圧軸受を構成
    するスリーブとを備えた流体軸受装置において、 前記二個のラジアル動圧軸受の内で前記回転体の重心位
    置から遠い方のラジアル動圧軸受の軸受剛性を他方のラ
    ジアル動圧軸受の軸受剛性以上にしたことを特徴とする
    流体軸受装置。
JP2000388146A 2000-12-21 2000-12-21 流体軸受装置 Pending JP2002188623A (ja)

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