JP2002188580A - 二連一体型歯車ポンプ - Google Patents
二連一体型歯車ポンプInfo
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Abstract
並びに省スペース、保守・点検の容易性、ポンプ構造の
簡素化並びにコスト低減を実現する。 【解決手段】 シールフランジ部12a、12bを挟ん
で上下に入口13a、13bおよび出口15a、15b
を設けた各インナーケーシング4a、4bの内部で主動
軸歯車3a、3bと従動軸歯車をかみ合って回転するよ
う構成した二つのポンプ本体を、吸込口20a、20b
および吐出口21a、21bを有し、内部が仕切り板部
22a、22bで上下に仕切られて吸込口20a、20
bに連なる低圧室18a(L)、18b(L)と、吐出
口21a、21bに連なる高圧室18a(H)、18b
(H)とに区画される二つの内部空間18a、18bを
備えた一体構造のアウターケーシング8に組み付けて二
連一体型歯車ポンプとする。
Description
や潤滑油等の供給に使用する歯車ポンプに関し、特に、
一方をランニング機とし他方をスタンバイ機とするのに
好適な二連式の歯車ポンプに関する。
常、2台一組みの歯車ポンプが用いられ、一方をランニ
ング機とし他方をスタンバイ機として例えば往路と復路
とで交互に運転される。そうした2台一組みの歯車ポン
プは、従来、縦型あるいは横型の同性能のポンプを2台
並べ、それら2台のポンプのケーシングの出入口にそれ
ぞれ外部配管を接続するというものであった。
うに2台のポンプを並べて、それぞれに外部配管を接続
する従来の技術では、ポンプ間に無駄なスペースができ
て設置スペースが大きくなり、また、配管が複雑で作業
性が悪いという問題があった。
品を取り出す際には一々配管を取り外す必要があって、
複雑で時間のかかる作業を強いられることも問題であっ
た。
供給に使用する場合には、スタンバイ中のポンプの内部
で燃料油が固まってしまわないようにヒーティング設備
を設ける必要があって、構造が複雑になり、コストもか
かるという問題があった。
されたものであって、配管の簡素化並びに省スペースを
実現するとともに、保守・点検の容易性、ポンプ構造の
簡素化並びにコスト低減を実現することを目的とする。
記構成の二連一体型歯車ポンプにより解決するものであ
る。
ンプは、相互にかみ合う一対の歯車を備えた主動軸およ
び従動軸を互いに平行に配置して、作動液体の入口およ
び出口を有する筺体内で上記一対の歯車を相互にかみ合
わせ、それら主動軸および従動軸の回転により作動液体
を上記入口から吸い込んで上記出口から吐き出すように
した二つのポンプ本体と、相互に隔離された二つの内部
空間を有するとともに、それら内部空間のそれぞれに開
口する吸込口および吐出口を有し、それら吸込口および
吐出口に外部配管が接続されるようにした一体構造の外
部筐体とで構成し、外部筺体の二つの内部空間にそれぞ
れのポンプ本体の筐体を挿入し、それら筐体の挿入によ
り上記外部筐体の各内部空間が上記吸込口に連なる低圧
室と上記吐出口に連なる高圧室とに区画されて、各ポン
プ本体を介しそれぞれ低圧室から高圧室へ液体が流れる
よう構成したものである。
燃料油や潤滑油等の供給において、例えば二つのポンプ
本体を交互に運転し、交互に一つをスタンバイさせる方
式で使用するのに好適で、縦型の二つのポンプ本体を一
体構造の外部筐体により二連一体型に組み付ける構成で
あるため、それ自体をコンパクトに形成でき、また、外
部配管は外部筐体に接続されるため、配管が簡素で作業
性が向上する。そして、二連型のポンプおよびその配管
をコンパクトに形成でき、省スペースを実現できる。
で、保守あるいは点検等のためポンプ部品を取り出す際
に一々配管を取り外す必要がなくなり、保守・点検の作
業性が飛躍的に向上する。
ング側からスタンバイ側へ熱が伝導し、スタンバイ中の
ポンプ本体の周囲が常時保温される。そのため、低質油
でも固まらないようにでき、別途ヒーティング設備を設
ける必要がなくなる。
筐体および配管はそのままで、ポンプ本体を取り替えて
性能を変えるようにでき、一つの外部筺体に別々の性能
のポンプ本体を組み付けるようにすることもできる。
のポンプ本体に対し配管も別にして、一方を燃料油用と
し、他方を潤滑油用として使用することも可能である。
て、外部筐体の各内部空間は、ポンプ本体挿入用の開口
を有するとともに内部が円形の刳り貫き穴を有する仕切
り板部によって仕切られ、その仕切り板部の刳り貫き穴
に各ポンプ本体の筐体が挿入されて、各ポンプ本体の筐
体と外部筐体とが各内部空間の開口位置および仕切板り
部の刳り貫き穴の位置でシールされ、仕切り板部の位置
で各内部空間が低圧室と高圧室とに区画されるよう構成
するのがよく、そうすることにより、低圧室と高圧室と
の間の漏れを無くすることができるとともに、各ポンプ
本体の筐体を安定して保持できる。
内部空間が低圧室と高圧室とに区画される構成とするに
ついては、外部筐体の各内部空間に開口する吸込口およ
び吐出口を仕切り板部の外周延長上に配置し、仕切り板
部を、外周側の一部分が高圧室側に湾曲して吸込口を低
圧室側に連通させ、他の一部分が低圧室側に湾曲して吐
出口を高圧室に連通させる構成とするのがよく、そうす
ることにより、吸込口および吐出口の対称配置が可能と
なり、配管のコンパクト化が容易となる。
部空間が低圧室と高圧室とに区画され、シールされる構
成とする場合に、各ポンプ本体の筐体は、外部筐体の開
口面に着脱可能に固定されるモーターフレームの端面に
固定し、シール手段として、各内部空間の開口位置およ
び仕切り板部の刳り貫き穴の位置にOリングを装着する
よう構成するのがよい。こうした構成とすることによ
り、各ポンプ本体の筐体を強固かつ安定して保持できる
とともに、高温・高圧の条件下でも漏れることの無いシ
ール性を維持できる。
歯車ポンプの外部筐体には、各内部空間の低圧室側と高
圧室側とにそれぞれ開口する調圧用の開口を設け、それ
ら低圧室側の開口と高圧室側の開口との間に安全弁また
は調圧弁を取り付けることができる。こうした構成とす
ることにより、外部配管に安全弁や調圧弁を設ける必要
が無くなり、配管構造の一層の簡素化が可能となる。
型歯車ポンプは、外部筐体の二つの内部空間に開口する
吸込口および吐出口を、吸込口と吐出口とがポンプ本体
を挟んで略対称で、吸込口同士および吐出口同士が同じ
側に開口する配置で設け、一側に開口する各吸込口に対
し共通の吸込側共通配管から分岐する各吸込側独立配管
を接続し、他の側に開口する各吐出口に対し共通の吐出
側共通配管から分岐する各吐出側独立配管を接続するの
がよく、それにより、コンパクトな配管を実現できる。
吸込側共通配管から分岐する各吸込側独立配管を接続
し、各吐出口に対して共通の吐出側共通配管から分岐す
る各吐出側独立配管を接続する場合、各吐出側独立配管
に逆止弁を配設するのがよく、そうすることにより、ポ
ンプ本体の一方をスタンバイさせるときの逆流を防止で
きる。
側共通配管から分岐する各吸込側独立配管を接続し、各
吐出口に対して共通の吐出側共通配管から分岐する各吐
出側独立配管を接続する場合に、吸込側共通配管は外部
筺体の下方に延設して、吐出側共通配管と並ぶ配置と
し、吸込側共通配管と吐出側共通配管とを接続する接続
管を設けて、その接続管に圧力調整弁を配設した構成と
するのがよい。この構成により、ポンプ吐出圧が一定圧
以上に上がらないよう調整するための圧力調整弁を一つ
にでき、配管構造も一層簡素化できる。
に基づいて説明する。
連一体型歯車ポンプの一例を示している。図1は筺体構
造の平面図(a)およびポンプ本体を組み付けた状態の
縦断面図(b)、図2はインナーケーシングの平面図
(a)、正面視縦断面図(b)および右側面視縦断面図
(c)、図3はアウターケーシングの一部破砕正面図
(a)、一部破砕平面図(b)および右側面図(c)、
図4は同二連一体型歯車ポンプの配管状態における斜視
図、図5は同二連一体型歯車ポンプの配管状態における
一部破砕左側面図である。
料油や潤滑油等の供給を交互に行うよう、縦型歯車式の
ポンプ本体を二つ配列し、それら二つのポンプ本体を一
体化してなる二連一体型の歯車ポンプであって、図1に
示すように、二つのポンプ本体は、それぞれ略垂直で互
いに平行に配置された主動軸1a,1bと従動軸2a、
2bとを備え、主動軸1a,1bに主動軸歯車3a、3
bが取り付けられ、従動軸2a、2bに従動軸歯車(図
示せず)が取り付けられて、それら主動軸歯車3a、3
bと従動軸歯車がそれぞれ一対となって相互にかみ合う
よう構成されている。
別のインナーケーシング4a、4b(筺体)を有し、主
動軸1a,1bおよび従動軸2a、2bがそれぞれのイ
ンナーケーシング4a、4bに上方から挿入されて、主
動軸1a,1bの下部が主動軸スラストベアリング5
a、5bと、耐腐食性に優れたメタル材6a、6bを組
み込んだ軸受メタル7a、7bとで回転自在に支承さ
れ、従動軸2a、2bの下部が、やはり耐腐食性に優れ
たメタル材を組み込んだ軸受メタル(いずれも図示せ
ず)で回転自在に支承される。そして、それら二つのポ
ンプ本体のインナーケーシング4a、4bを装着可能な
一体構造のアウターケーシング8(外部筐体)が別途形
成され、その一つのアウターケーシング8に上記二つの
ポンプ本体が組み付けられ、二連一体型歯車ポンプが構
成される。
示すように略長円筒状のケーシング本体9a、9bの上
端に円形の取付フランジ部10a、10bを有するもの
で、その略長円筒状のケーシング本体9a、9bには、
主動軸歯車3a、3bを取り付けた主動軸1a,1b
と、従動軸歯車を取り付けた従動軸2a、2bとを、主
動軸歯車3a、3bと従動軸歯車が相互にかみ合った状
態で装着可能なギヤー室11a、11bが形成されてい
る。また、ギヤー室11a、11bの軸方向中間位置の
外周には、上記取付フランジ部10a、10bより小径
とされた円形のシールフランジ部12a、12bが設け
られている。そして、ケーシング本体9a、9bの短軸
方向の一側には、ケーシング本体9a、9bの筒状周壁
下部をシールフランジ部12a、12bの外周に向けて
一部膨出させた形で、シールフランジ部12a、12b
の上面側にギヤー室11a、11bへの作動液体の入口
13a、13bを形成する周壁膨出部14a、14bが
設けられ、同短軸方向の他側には、ケーシング本体9
a、9bの筒状周壁上部をシールフランジ部12a、1
2bの外周に向けて一部膨出させた形で、シールフラン
ジ部12a、12bの下面側にギヤー室11a、11b
からの作動流体の出口15a、15bを形成する周壁膨
出部16a、16bが設けられている。また、上記シー
ルフランジ部12a、12bの外周には、Oリング装着
用のシール溝17a、17bが設けられている。
に外観略直方体形状で、正面視にて左右に並ぶ位置に二
つの相互に隔離されたポンプ本体装着用の内部空間18
a、18bを有する。
8a、18bは、それぞれ上部にポンプ本体挿入用の開
口19a、19bを有するとともに、各内部空間18
a、18bに開口する吸込口20a、20bおよび吐出
口21a、21bを有している。それら各内部空間18
a、18bの吸込口20a、20bおよび吐出口21
a、21bは、吸込口20a、20bと吐出口21a、
21bとがポンプ本体を挟んで略対称で、吸込口20
a、20b同士および吐出口21a、21b同士が同じ
側に開口する配置で設けられたものである。図示の例で
は、吸込口20a、20bは正面側に配置され、吐出口
21a、21bは背面側に配置されている。
は、組み付け状態において各内部空間18a、18bを
上記インナーケーシング4a、4bのシールフランジ部
12a、12bと重なる位置で上下に仕切る略水平方向
の仕切り板部22a、22bが設けられ、それら仕切り
板部22a、22bの略中央には円形の刳り貫き穴23
a、23bが設けられている。それら刳り貫き穴23
a、23bは、内周面がインナーケーシング4a、4b
のシールフランジ部12a、12bに略外接するよう構
成されたものである。
本体は、主動軸歯車3a、3bを取り付けた主動軸1
a,1bと従動軸歯車を取り付けた従動軸2a、2bと
をインナーケーシング4a、4bに組み込み、アウター
ケーシング8の上部開口面に載置されボルト固定される
各ポンプ本体毎のモーターフレーム24a、24bの下
端面に、インナーケーシング4a、4bの取付フランジ
部10a、10bをボルト固定した状態で、上記シール
フランジ部12a、12bのシール溝17a、17bに
Oリング25a、25b(図1の(b)参照)を装着し
て、インナーケーシング4a、4bをアウターケーシン
グ8の各開口19a、19bから挿入し、各内部空間1
8a、18bを上下に仕切る仕切り板部22a、22b
の刳り貫き穴23a、23bの内周面とインナーケーシ
ング4a、4bのシールフランジ部12a、12bとが
対峙して、Oリング25a、25bによりシール嵌合す
る状態に組み付ける。
ンジ部10a、10bは、アウターケーシング8上部の
上記開口19a、19bの内周面に略内接するよう構成
されている。ポンプ本体を組み付ける際には、このイン
ナーケーシング4a、4bの取付フランジ部10a、1
0bの外周上端部にOリング26a、26bを取り付
け、ポンプ本体を組み付けた状態でそれらOリング26
a、26bがアウターケーシング8側の開口19a、1
9bの上端縁の面取部との間に挟まって、その部分がシ
ールされるようにする。
8に組み付けられ、モーターフレーム24a、24bが
ボルト固定されると、アウターケーシング8の各内部空
間18a、18bは、仕切り板部22a、22bの刳り
貫き穴23a、23bの内周面とインナーケーシング4
a、4bのシールフランジ部12a、12bとがOリン
グ25a、25bを挟んでシール嵌合し、アウターケー
シング8の開口19a、19bの上端縁とインナーケー
シング4a、4bの取付フランジ部10a、10bとが
Oリング26a、26bを挟んでシール嵌合することに
より、各内部空間18a、18bが仕切り板部22a、
22bの位置で上方の低圧室18a(L)、18b
(L)と、下方の高圧室18a(H)、18b(H)と
に区画される。
a、18bに開口する上記吸込口20a、20bおよび
吐出口21a、21bは、図3の(c)等に示すように
刳り貫き穴23a、23bが形成された仕切り板部22
a、22bの外周延長上に配置されている。そして、そ
の仕切り板部22a、22bは、外周側の一部分が下方
(高圧室側)に湾曲して吸込口20a、20bを上方の
低圧室18a(L)、18b(L)に連通させ、他の一
部分が上方(低圧室側)に湾曲して吐出口21a、21
bを下方の高圧室18a(H)、18b(H)に連通さ
せるよう構成されている。
間18a、18bの吸込口20a、20bの側方に、低
圧室18a(L)、18b(L)側に開口する調圧用の
開口27a、27bと、高圧室18a(H)、18b
(H)側に開口する調圧用の開口28a、28bが設け
られ、後述の安全弁(または調圧弁)が取り付けられる
構成となっている。
ーム24a、24bの上端にはそれぞれモータ29a、
29bが設置され、ボルト固定される。そして、図1の
(b)に示すように各ポンプ本体の主動軸1a、1bが
カップリング30a、30bを介してモータ29a、2
9bの出力軸31a、31bに連結される。カップリン
グ30a、30bは、芯出し不要のものが好ましい。
bがモータ29a、29bによって駆動される。そし
て、主動軸歯車3a、3bが従動軸歯車とかみ合って回
転し、それら各一対の歯車の回転に伴うポンプ作用によ
って、燃料油等の作動液体をアウターケーシング8の各
吸込口20a、20bから吸い込み、低圧室18a
(L)、18b(L)を経てインナーケーシング4a、
4bの入口13a、13bからギヤー室11a、11b
へ導入し、出口15a、15bから高圧室18a
(H)、18b(H)へ流し、吐出口21a、21bか
ら送り出す。
は、図4および図5に示すとおりで、二つのポンプ本体
を組み付ける一体構造のアウターケーシング8に対し
て、背面側から二つのポンプ本体に共通の吐出側共通配
管32とやはり共通の吸込側共通配管33とが、上下に
並ぶ配置で平行に配設される。
グ8の背面側で下方に配設され。アウターケーシング8
を載せた固定台34の下をくぐり抜けて、アウターケー
シング8の正面側まで延設され、その先端には、左右に
分岐して立ち上がり、アウターケーシング8の正面の二
つの吸込口20a、20bにそれぞれ接続される二つの
吸込側独立配管35a、35bが接続されている。そし
て、それら各吸込側独立配管35a、35bの途中に締
切弁36a、36bが配設されている。
ーシング8の背面側で上方に配設され、その先端には、
左右に分岐して立ち下がり、アウターケーシング8の背
面の二つの吐出口21a、21bにそれぞれ接続される
二つの吐出側独立配管37a、37bが接続されてい
る。そして、各吐出側独立配管37a、37bの途中に
は、作動液体の逆流を阻止する逆止弁38a、38b
(図示せず)が配設されている。
は、吐出側共通配管32と吸込側共通配管33とを接続
する接続管39が設けられ、その接続管39の途中に
は、吐出側の圧力が一定以上に上がったときに吸込側共
通配管33側へ逃がして圧力を調整するよう機能する圧
力調整弁40が配設されている。
各内部空間18a、18bの高圧室18a(H)、18
b(H)側の圧力が上がりすぎたときに、高圧室18a
(H)、18b(H)側の開口28a、28bと低圧室
18a(L)、18b(L)側の開口27a、27bと
を連通させて、低圧室18a(L)、18b(L)側へ
逃がすよう機能する安全弁41a、41b(または調圧
弁)が取り付けられる。
本体の一方を運転し、他方をスタンバイ用として休止さ
せる場合に、スタンバイ側の吸込側独立配管(35aま
たは35b)の締切弁(36aまたは36b)を締め切
る。その状態でランニング側のモータ(29aまたは2
9b)を駆動することにより、歯車ポンプの作用で、図
4および図5に矢印で示す経路を経て吸込側共通配管3
3から吐出側共通配管32へ作動液体(燃料油や潤滑油
等)が送り出される。
タフレーム24a、24bとアウターケーシング8との
接続ボルトを取り外し、ポンプ本体をモータフレーム2
4a、24bごと吊り上げて、インナーケーシング4
a、4bをアウターケーシング8から取り出すことによ
り、全てのポンプ部品を取り外すことができ、外部配管
を取り外すことなく、保守、点検、部品交換等を行うこ
とができる。
縦型の二つのポンプ本体を一体構造のアウターケーシン
グ8により二連一体型に組み付ける構成であるため、コ
ンパクトであり、また、外部配管が簡素で、容易であ
り、コンパクトに形成できて、設置スペースも小さくて
すむ。
介してランニング側からスタンバイ側へ熱が伝導するた
め、スタンバイ側を常時保温状態に保つことができる。
ーシング4a、4bとの2箇所のシールを、いずれもO
リング(25a、25bおよび26a、26b)によっ
て行っており、部品間のシールにシートパッキンを使用
しないため、部品同士の固着を防止でき、分解および組
立を容易なものとすることができる。
いて説明したが、本発明の実施の形態の他の例として、
例えば、アウターケーシングおよび外部配管はそのまま
で、ポンプ本体を取り替えて性能を変えるようにでき、
また、別々の性能のポンプ本体を組み付けるようにする
こともできる。
に設けて、一方を燃料油用とし、他方を潤滑油用として
使用することも可能である。
ンプを固定台に載せて縦置配置したものであるが、固定
台を壁面に掛けて横置配置で設置することも可能であ
る。
ことができるものである。
の二連一体型歯車ポンプによれば、配管の簡素化並びに
省スペースを実現し、併せて、保守・点検の容易性、ポ
ンプ構造の簡素化並びにコスト低減を実現することがで
きる。
もスタンバイ側を保温するようにできる。
おける筺体構造の平面図(a)およびポンプ本体を組み
付けた状態の縦断面図(b)である。
ケーシングの平面図(a)、正面視縦断面図(b)およ
び右側面視縦断面図(c)である。
ケーシングの一部破砕正面図(a)、一部破砕平面図
(b)および右側面図(c)である。
配管状態における斜視図である。
配管状態における一部破砕左側面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 相互にかみ合う一対の歯車を備えた主動
軸および従動軸を互いに平行に配置して、作動液体の入
口および出口を有する筐体内で上記一対の歯車を相互に
かみ合わせ、それら主動軸および従動軸の回転により作
動液体を上記入口から吸い込んで上記出口から吐き出す
ようにした二つのポンプ本体と、 相互に隔離された二つの内部空間を有するとともに、そ
れら内部空間のそれぞれに開口する吸込口および吐出口
を有し、それら吸込口および吐出口に外部配管が接続さ
れるようにした一体構造の外部筐体とで構成し、 上記外部筺体の二つの内部空間にそれぞれのポンプ本体
の筐体を挿入し、それら筐体の挿入により上記外部筐体
の各内部空間が上記吸込口に連なる低圧室と上記吐出口
に連なる高圧室とに区画されて、各ポンプ本体を介しそ
れぞれ低圧室から高圧室へ液体が流れるよう構成したこ
とを特徴とする二連一体型歯車ポンプ。 - 【請求項2】 上記外部筐体の各内部空間は、ポンプ本
体挿入用の開口を有するとともに内部が円形の刳り貫き
穴を有する仕切り板部によって仕切られ、 その仕切り板部の刳り貫き穴に各ポンプ本体の上記筐体
が挿入されて、各ポンプ本体の筐体と外部筐体とが各内
部空間上部の開口位置および上記仕切板り部の刳り貫き
穴の位置でシールされ、 上記仕切り板部の位置で各内部空間が低圧室と高圧室と
に区画される請求項1記載の二連一体型歯車ポンプ。 - 【請求項3】 上記外部筐体の各内部空間に開口する吸
込口および吐出口は上記仕切り板部の外周延長上に配置
され、仕切り板部は、外周側の一部分が高圧室側に湾曲
して上記吸込口を低圧室に連通させ、他の一部分が低圧
室側に湾曲して上記吐出口を高圧室に連通させる請求項
2記載の二連一体型歯車ポンプ。 - 【請求項4】 各ポンプ本体の筐体は、上記外部筐体の
開口面に着脱可能に固定されるモーターフレームの端面
に固定され、シール手段として、各内部空間の開口位置
および上記仕切り板部の刳り貫き穴の位置にOリングが
装着される請求項2記載の二連一体型歯車ポンプ。 - 【請求項5】 上記外部筐体には、各内部空間の低圧室
側と高圧室側とにそれぞれ開口する調圧用の開口が設け
られ、それら低圧室側の開口と高圧室側の開口との間に
安全弁または調圧弁が取り付けられる請求項1記載の二
連一体型歯車ポンプ。 - 【請求項6】 上記外部筐体の二つの内部空間に開口す
る吸込口および吐出口は、吸気口と吐出口とがポンプ本
体を挟んで略対称で、吸込口同士および吐出口同士が同
じ側に開口する配置で設けられ、一側に開口する各吸込
口に対し共通の吸込側共通配管から分岐する各吸込側独
立配管が接続され、他の側に開口する各吐出口に対し共
通の吐出側共通配管から分岐する各吐出側独立配管が接
続される請求項1〜5のいずれか1項に記載の二連一体
型歯車ポンプ。 - 【請求項7】 上記各吐出側配管に逆止弁が配設される
請求項6記載の二連一体型歯車ポンプ。 - 【請求項8】 上記吸込側共通配管は上記外部筐体の下
方に延設されて、上記吐出側共通配管と並ぶ配置とさ
れ、吐出側共通配管と吸込側共通配管とを接続する接続
管が設けられ、該接続管に圧力調整弁が配設される請求
項6記載の二連一体型歯車ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000387475A JP4732579B2 (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 二連一体型歯車ポンプ |
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