JP2002186908A - 篩装置 - Google Patents

篩装置

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JP2002186908A
JP2002186908A JP2000387444A JP2000387444A JP2002186908A JP 2002186908 A JP2002186908 A JP 2002186908A JP 2000387444 A JP2000387444 A JP 2000387444A JP 2000387444 A JP2000387444 A JP 2000387444A JP 2002186908 A JP2002186908 A JP 2002186908A
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Seizaburo Akiyama
清三郎 秋山
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Hosokawa Micron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原料の篩い分けを連続的に行いつつ、篩網の
目詰まりを効果的に解消できる篩装置を提供する。 【解決手段】 装置ハウジング10に形設した篩空間1
1を篩網15で篩上空間16と篩下空間17とに区画す
る。篩上空間16の上面を閉ざす蓋20には原料投入口
23を設け、この原料投入口23の下に原料分散板25
を配置する。篩下空間17には製品出口30を設け、こ
こに吸引ダクト8を接続する。同じく篩下空間17に
は、篩網15の下で回転しつつ、篩網15に向かって空
気を吹き上げるノズル33を配置する。篩上空間16の
一側には残留粒子排出口40を設ける。残留粒子排出口
40には扉44を設け、開閉状態を選択できるようにす
る。また残留粒子排出口40には高さ可変のゲート板4
6を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体の篩い分けを行
う篩装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固体の篩い分けには、一般的に篩網を用
いる。通常の篩機では篩網を振動させることにより原料
粒子に強制的に運動を与え、加速した原料粒子が篩目を
抜けて行くという仕組をとっている。これにより、篩い
分けが効率よく遂行されるのであるが、一方では原料粒
子に強制的な運動力が与えられることにより、大きめの
粒子が篩目に無理矢理押し込まれて目詰まりするという
現象が生じやすい。そのため、連続的に篩分作業を行う
場合は、篩網を定期的に、又は常時清掃して目詰まりの
進行をくい止める必要がある。目詰まり解消にはブラシ
を用いることが多いが、それ以外の手法も開発されてい
る。例えば特開2000−135474号公報には、篩
網の下側より空気を吹き上げ、篩網の上に残ったものを
排出する構成を備えた篩装置が開示されている。ただし
この篩装置は、篩網の全域を同時に吹き上げるため、多
量の圧縮空気を導入する必要がある。また、篩網全体に
空気が分散することにより、局所での圧力が弱くなり、
目詰まり解消に十分有効であるとは言えない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、新規な篩い
分け原理を導入し、原料の篩い分けを連続的に行いつ
つ、篩網の目詰まりを効果的に解消できる篩装置を提供
することを目的とする。また、篩網を通過しなかった残
留粒子を効果的に排除できる篩装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、篩装置に次
の構成を備えさせることとした。 a.篩空間を篩上空間と篩下空間とに区画する篩網 b.前記篩上空間の上面を閉ざす蓋に形設された原料投
入口 c.前記篩下空間に設けられた製品出口 d.前記篩網の下で回転しつつ、篩網に向かって空気を
吹き上げるノズル。
【0005】このように篩空間を篩網で篩上空間と篩下
空間とに区画し、篩上空間の上面を閉ざす蓋には原料投
入口を形設し、篩下空間には、製品出口と、篩網の下で
回転しつつ、篩網に向かって空気を吹き上げるノズルを
配したから、ノズルから吹き上げられた空気が篩網を下
から上に通過した後、Uターンして篩網を上から下に抜
け、製品出口に向かうという空気の流れが生じる。原料
投入口より篩網の上に投入された原料粒子は篩網を上か
ら下に抜ける気流に乗って篩目を通過するものであり、
篩網を振動させるタイプのものほどの運動力が原料粒子
に与えられることはないので、粒子が篩目に強固に詰ま
って取れなくなるような事態はあまり起きない。すなわ
ち、篩網を下から上に吹き上げる気流により容易に除去
される程度の詰まり方なので、連続的に原料粒子を投入
しながら、同時進行的に篩網の目詰まりを解消すること
ができる。また、ノズルにより局所に集中して空気を吹
き付けるので、目詰まり解消パワーが大きい。
【0006】また本発明では、原料投入口の下に原料分
散板を配置した。これにより、原料粒子は篩網の1箇所
に集中することなく、広い範囲に分散して落下するの
で、篩網を広く使って効率的に篩い分け作業を遂行する
ことができる。
【0007】また本発明では、製品出口に吸引ダクトを
接続した。これにより、製品を速やかに取り出し、連続
篩い分け作業をスムーズに進行させることができる。
【0008】また本発明では、ノズルに製品かき出し用
のスクレーパーを設けた。これにより、製品出口から遠
い場所に落下した製品も、その場所に滞留させることな
く取り出すことができる。
【0009】また本発明では、原料のうち、篩網を通過
しなかった残留粒子を排出する残留粒子排出口を篩上空
間の一側に設けた。これにより、残留粒子が篩網をふさ
いで篩い分け作業の邪魔をするといった事態を防ぐこと
ができる。
【0010】また本発明では、残留粒子排出口に、閉鎖
状態と開放状態を選択できる扉を設けた。これにより、
残留粒子の量が少なく、さして篩い分け作業の支障にな
らない段階では残留粒子排出口を閉ざし、製品としての
微粉がここから漏出することを防ぎ、残留粒子の量が多
くなって篩い分け作業に支障が出始めたら残留粒子排出
口を開き、残留粒子を一挙に排出する、といった使い分
けが可能になる。
【0011】また本発明では、残留粒子排出口に高さ可
変のゲート板を設けた。これにより、残留粒子排出口の
通り易さを調整でき、質量が大きく従って運動慣性の大
きい残留粒子のみゲート板を飛び越させ、質量が小さく
運動慣性の小さい、製品としての微粒子は篩上空間にと
どめて篩網を通過させる、といった調整が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】図3に示すのは、本発明の篩装置
1を組み込んだ篩い分けシステムの概略構成である。篩
装置1は机程度の高さの基台2の上に設置する。さらに
基台2の上には、篩装置1に原料を供給する原料フィー
ダー3を設置する。基台2の横の床面上には製品回収タ
ワー4を設置する。製品回収タワー4の頂部には電動吸
引ブロワー5を設置し、タワーの底部には製品回収ペー
ル6を連結する。電動吸引ブロワー5は、製品回収タワ
ー4の天井部に配置したバッグフィルター7を介して、
篩装置1と製品回収タワー4とを連結する吸引ダクト8
に吸引力を及ぼす。
【0013】電動吸引ブロワー5を駆動すると、篩装置
1から製品回収タワー4へ、吸引ダクト8を通じて空気
とともに製品が吸い込まれる。なお「製品」とは、原料
粒子のうち篩網を通過した微粒子のことをいう。製品回
収タワー4に入った製品は、あるものは直ちに製品回収
ペール6に落下し、あるものは気流とともに舞い上がっ
てバッグフィルター7に濾過される。バッグフィルター
7の外面に付着した製品は、所定タイミングでバッグフ
ィルター7の逆洗が実行されることによりバッグフィル
ター7から剥離し、製品回収ペール6に落下する。篩い
分け作業終了後、製品回収タワー4から製品回収ペール
6を取り外し、製品を使用する場所、あるいは製品の容
器詰め作業場へと運ぶ。
【0014】図1に本発明の篩装置1の第1の実施形態
を示す。同図において、10は装置ハウジングであり、
その上部に篩空間11が形設されている。篩空間11は
上面が開放した円筒形の空間であり、その内周面には、
中間の高さのところに肩部12が形設されている。13
はリング14とその内側に張られた篩網15とよりなる
篩網ユニットである。リング14の外径は篩空間11の
内径より僅かに小さく、従ってリング14を篩空間11
に上方から挿入することが可能である。肩部12がリン
グ14の挿入限界となる。挿入限界において、リング1
4の下縁は肩部12の上面に密着し、また篩網15は篩
空間11を篩上空間16と篩下空間17とに区画する。
【0015】篩上空間16の上面は蓋20によって閉ざ
される。蓋20はリング14の内側に嵌合するものであ
り、リング14の内面には、篩網15より一段と高い位
置に、蓋20の周縁部を受ける水平な環状リブ21が形
設されている。蓋20の中心にはつまみ部22が一体形
設され、その中心を原料投入口23が上下に貫通する。
原料投入口23には上方から漏斗24が差し込まれる。
25は原料投入口23の真下に配置される原料分散板
で、中心が高く、中心から離れるほど低くなる、ほぼ円
錐状の断面形状に成形されている。数本のステー26が
原料分散板25を蓋20の下面に吊り下げ支持し、原料
分散板25は原料投入口23の出口から少し下方に離れ
た位置に保持されている。
【0016】篩下空間17の一側には製品出口30が形
設され、これに吸引ダクト8が接続されている。篩下空
間17の底部をなす底板31の中心には軸受部32が設
けられ、これにノズル33が垂直軸線まわりに回転自在
に保持されている。ノズル33は中空の軸部34と、篩
網15と少しの間隔を置いて平行するようこの軸部34
の上端から水平に張り出す、同じく中空のアーム部35
とを有する。アーム部35の半径は篩下空間17の内部
半径より少し小さい。アーム部35の上面には半径方向
に延びるスリット状の吹出口36が形設される。吹出口
36は軸部34の中心からアーム部35の先端近くまで
をカバーするものである。またアーム部35の先端にも
外向きの吹出口37が形設される。
【0017】アーム部34の下面には製品かき出し用の
スクレーパー38を固定する。スクレーパー38は合成
樹脂やゴム等弾性を有する材料からなる板状の部品であ
って、その縁が篩下空間の内周面及び底面と僅かな空隙
をもって対峙する形に成形されている。
【0018】次に、篩装置1の動作につき説明する。作
業目的に応じたメッシュの篩網15を備えた篩網ユニッ
ト13を選び、篩空間11にセットする。次いで蓋20
をセットする。吸引ダクト8から吸引を行いつつ、原料
投入口23の漏斗24に原料粒子を投入すると、原料粒
子は原料分散板25により四方八方に分散され、篩網1
5の上に落下する。その原料粒子のうち、製品となる微
粒子は篩網15の目をくぐり抜けて篩下空間17に落下
する。篩下空間17に落下した製品は空気とともに製品
出口30から吸引ダクト8に入り、製品回収タワー4へ
と運ばれて行く。
【0019】篩い分け作業の間、ノズル33は図示しな
い動力源から動力を受けて篩網15の下でゆっくりと回
転を続け、アーム部35を水平面内で旋回させている。
ノズル33には軸部34を通じて空気が送り込まれ、こ
の空気はアーム部35に転じて吹出口36から上向きに
吹き出し、また吹出口37から水平に吹き出す。吹出口
36からの空気は篩網15を下から上に吹き上げ、篩網
15の目に引っかかっていた物体を吹き飛ばす。これに
より、篩網15の目詰まりが解消される。吹出口37か
ら吹き出す空気は、篩下空間17の壁面やコーナー部に
付着あるいは滞留した製品を吹き払う。
【0020】篩網15を下から上に通過した空気は蓋2
0の下面に当たってUターンし、ノズル33が空気を吹
き上げていない箇所で篩網15を上から下に通過する。
この下向きの気流に乗って、原料粒子中の微粒子は篩目
を通過する。気流によって原料粒子に与えられる運動力
はそれほど大きなものではないので、原料粒子中の大き
めの粒子が篩目に強固に詰まるようなことはない。多少
引っかかる粒子が生じたとしても、それはノズル33が
吹き上げる空気により容易に除去される。
【0021】スクレーパー38は、その前面で製品を押
して行くものであり、製品出口30のところで吸引ダク
ト8の方へと製品をかき出す。スクレーパー38は前述
の通り合成樹脂やゴム等弾性のある材料で成形されてお
り、篩下空間17の内壁にこすれるようなことがあって
も内壁を傷つけない。また製品が固まってスクレーパー
38の移動を妨げるようなことがあってもスクレーパー
38自身がたわんで障害を乗り越えるので、ノズル33
の駆動メカニズムにはダメージが生じない。
【0022】図4に本発明の篩装置1の第2の実施形態
を示す。この第2の実施形態を含む以後の実施形態にお
いて、第1の実施形態と共通する構成要素には第1の実
施形態で使用したのと同じ符号を付し、説明は略す。こ
の第2の実施形態では、篩上空間16に投入された原料
粒子のうち、篩網15を通過しなかった残留粒子を排出
する残留粒子排出口40を篩上空間16の一側に設けて
いる。残留粒子排出口40は、篩網ユニット13のリン
グ14に形設した開口41と、装置ハウジング10に形
設した開口42とにより構成される。
【0023】43は開口42に連結する残留粒子容器で
ある。残留粒子容器43は、図示しないクランプ手段に
より、装置ハウジング10に着脱自在に取り付けられ
る。44は開口42の内部に配置される扉で、開口42
を開閉する役割を担う。扉44は上端の支軸45を中心
として垂直面内で回動するものであり、図に破線で示す
閉鎖状態と、実線で示す開放状態の2状態をとる。扉4
4を回動させ、また閉鎖状態と開放状態のいずれかに維
持するについては、周知のアクチュエーター要素、例え
ばエアシリンダー、ソレノイド、電動機等を利用するこ
とができる。あるいは手動で開閉し、適当な保持手段、
例えばラッチ、磁石、重錘、トグルスプリング等で閉鎖
状態又は開放状態を維持するようにしても良い。
【0024】扉44を開放して篩い分け作業を行うと、
篩網15を通過しない残留粒子は、ノズル33を回転さ
せる電動機が篩網15に伝える微振動や、ノズル33か
ら吹き上げる空気が篩網15を下から上に通過し、この
空気がUターンして今度は篩網15を上から下に通過す
るといった空気の流動により、篩網15の上を移動し、
残留粒子排出口40から残留粒子容器43に落ち込む。
これにより、篩網15の目をふさぐ要因が排除される。
残留粒子容器43の中の残留粒子の量が多くなったら扉
44を閉ざし、残留粒子容器43を取り外して中身を捨
てる。その後、再び残留粒子容器43を取り付け、扉4
4を開いて残留粒子の受け入れを再開する。
【0025】扉44を開放すると、製品となるべき微粒
子までもが残留粒子容器43の方に漏出する。微粒子の
漏出を少なくするには、残留粒子の量が少なく、さして
篩い分け作業の支障にならない段階では残留粒子排出口
40を閉ざして微粒子の漏出を防ぎ、残留粒子の量が多
くなって篩い分け作業に支障が出始めたら残留粒子排出
口40を開いて残留粒子を一挙に排出する、といった操
作をするのも一策である。
【0026】図5に本発明の篩装置1の第3の実施形態
を示す。残留粒子排出口40を設ける構成は第2の実施
形態と同様であるが、この第3の実施形態では、残留粒
子排出口40に高さ可変のゲート板46を付加した。具
体的には、開口42の下縁に垂直な溝47を形設し、こ
の中にゲート板46を上から挿入する。ゲート板46を
溝47に入れられるよう、装置ハウジング10は所要箇
所を分割構造としておく。溝47に挿入されたゲート板
46は、装置ハウジング10にねじ込まれたねじ48に
より、上縁が適当な高さになったところで固定される。
このゲート板46の背面に扉44が当たる。図6に示す
ように、ゲート板46は篩網ユニット13のリング14
の外面の曲率に沿って水平面内で湾曲している。扉44
もゲート板46に密着するよう湾曲している。
【0027】扉44を開放して篩い分け作業を行うと、
第2の実施形態のときと同様、篩網15を通過しない残
留粒子は、篩網15に伝わる微振動、また篩網15を通
過する空気の流動により篩網15の上で踊り上がり、残
留粒子排出口40から残留粒子容器43に入って行く。
今度の場合、残留粒子排出口40のところでゲート板4
6が障壁となっており、ゲート板46の上縁を飛び越え
るだけの運動エネルギーを持った物体しか残留粒子容器
43の方へ移動できない。そのため、ゲート板46を通
過して行くのは主として質量の大きい残留粒子だけとな
り、質量の小さい微粒子は篩上空間16の内側にとどま
るので、微粒子の漏出を抑制することができる。この効
果を一層確かなものとするため、篩上空間16から残留
粒子容器43の方へと流れる空気流が生じないよう、残
留粒子容器43を開口42に接合する箇所以外密閉構造
とするのが良い。なおゲート板46の上縁の高さについ
ては実験により適当な値を定める。
【0028】以上、本発明の各実施形態につき説明した
が、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、更に種々の変更
を加えることができる。例えば、ノズル33のアーム部
35が軸部34から1本だけ片持梁式に突き出す構成を
紹介したが、2本が対称的に突き出したり、あるいは3
本以上が放射状に突き出す構成とすることも可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明の篩装置は次のような効果を奏す
る。 篩空間を篩網で篩上空間と篩下空間とに区画し、篩上
空間の上面を閉ざす蓋には原料投入口を形設し、篩下空
間には、製品出口と、篩網の下で回転しつつ、篩網に向
かって空気を吹き上げるノズルを配したから、ノズルか
ら吹き上げられた空気が篩網を下から上に通過した後、
Uターンして篩網を上から下に抜け、製品出口に向かう
という気流が生じ、原料投入口より篩網の上に投入され
た原料粒子がこの上から下への気流に乗って篩目を通過
する。気流が原料粒子に与える運動力は、篩網を振動さ
せるタイプの篩機によって原料粒子に与えられる運動力
ほど大きなものではないので、原料粒子が篩目に強固に
詰まって取れなくなるような事態はあまり起きない。す
なわち、篩網を下から上に吹き上げる気流により容易に
除去される程度の詰まり方であり、原料投入口より連続
的に原料粒子を投入しながら、同時進行的に篩網の目詰
まりを解消することができる。また、ノズルにより局所
に集中して空気を吹き付けるので、目詰まり解消パワー
が大きい。
【0030】原料投入口の下に原料分散板を配置した
から、原料粒子は篩網の1箇所に集中することなく、広
い範囲に分散して落下し、篩網を広く使って効率的に篩
い分け作業を遂行することができる。
【00031】製品出口に吸引ダクトを接続したか
ら、製品を速やかに取り出し、連続篩い分け作業をスム
ーズに進行させることができる。
【00032】ノズルに製品かき出し用のスクレーパ
ーを設けたから、製品出口から遠い場所に落下した製品
も、その場所に滞留させることなく取り出すことができ
る。
【00033】原料粒子のうち、篩網を通過しなかっ
た残留粒子を排出する残留粒子排出口を篩上空間の一側
に設けたから、残留粒子が篩網をふさいで篩い分け作業
の邪魔をするといった事態を防ぐことができる。
【0034】残留粒子排出口に、閉鎖状態と開放状態
を選択できる扉を設けたから、残留粒子の量が少なく、
さして篩い分け作業の支障にならない段階では残留粒子
排出口を閉ざし、製品としての微粒子がここから漏出す
ることを防ぎ、残留粒子の量が多くなって篩い分け作業
に支障が出始めたら残留粒子排出口を開き、残留粒子を
一挙に排出する、といった使い分けが可能になる。
【0035】残留粒子排出口に高さ可変のゲート板を
設けたから、残留粒子排出口の通り易さを調整でき、質
量が大きく従って運動慣性の大きい残留粒子のみゲート
板を飛び越させ、質量が小さく運動慣性の小さい、製品
としての微粒子は篩上空間にとどめて篩網を通過させ
る、といった調整が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の篩装置の第1の実施形態を示す部分
垂直断面図
【図2】 図1の篩装置におけるノズルの上面図
【図3】 本発明の篩装置を組み込んだ篩分システムの
概略構成を示す側面図
【図4】 本発明の篩装置の第2の実施形態を示す部分
垂直断面図
【図5】 本発明の篩装置の第3の実施形態を示す部分
垂直断面図
【図6】 図5の篩装置の要部水平断面図
【符号の説明】
1 篩装置 2 基台 3 原料フィーダー 4 製品回収タワー 5 電動吸引ブロワー 6 製品回収ペール 7 バッグフィルター 8 吸引ダクト 10 装置ハウジング 11 篩空間 13 篩網ユニット 14 リング 15 篩網 16 篩上空間 17 篩下空間 20 蓋 23 原料投入口 25 原料分散板 30 製品出口 31 底板 32 軸受部 33 ノズル 34 軸部 35 アーム部 36 吹出口 37 吹出口 38 スクレーパー 40 残留成分排出口 41 開口 42 開口 43 残留成分容器 44 扉 45 支軸 46 ゲート板 47 溝 48 ねじ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の構成を備えた篩装置。 a.篩空間を篩上空間と篩下空間とに区画する篩網 b.前記篩上空間の上面を閉ざす蓋に形設された原料投
    入口 c.前記篩下空間に設けられた製品出口 d.前記篩網の下で回転しつつ、篩網に向かって空気を
    吹き上げるノズル。
  2. 【請求項2】 前記原料投入口の下に原料分散板が配置
    されていることを特徴とする請求項1に記載の篩装置。
  3. 【請求項3】 前記製品出口に吸引ダクトが接続されて
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の篩
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズルに製品かき出し用のスクレー
    パーを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のい
    ずれかに記載の篩装置。
  5. 【請求項5】 原料のうち、篩網を通過しなかった残留
    粒子を排出する残留粒子排出口を前記篩上空間の一側に
    設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか
    に記載の篩装置。
  6. 【請求項6】 前記残留粒子排出口に、閉鎖状態と開放
    状態を選択できる扉を設けたことを特徴とする請求項5
    に記載の篩装置。
  7. 【請求項7】 前記残留粒子排出口に高さ可変のゲート
    板を設けたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記
    載の篩装置。
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