JP2002186456A - ケール加工物を含む抗コレステロール食品 - Google Patents

ケール加工物を含む抗コレステロール食品

Info

Publication number
JP2002186456A
JP2002186456A JP2000390773A JP2000390773A JP2002186456A JP 2002186456 A JP2002186456 A JP 2002186456A JP 2000390773 A JP2000390773 A JP 2000390773A JP 2000390773 A JP2000390773 A JP 2000390773A JP 2002186456 A JP2002186456 A JP 2002186456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kale
gaba
treatment
acid
food
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000390773A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4237934B2 (ja
Inventor
Kinya Takagaki
欣也 高垣
Shinjiro Maruyama
真二郎 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Shinyaku Co Ltd
Original Assignee
Toyo Shinyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Shinyaku Co Ltd filed Critical Toyo Shinyaku Co Ltd
Priority to JP2000390773A priority Critical patent/JP4237934B2/ja
Publication of JP2002186456A publication Critical patent/JP2002186456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4237934B2 publication Critical patent/JP4237934B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗高血圧作用および抗コレステロール作用に
優れる組成物を提供する。 【解決手段】 ケール加工物、および、血清コレステロ
ール低下作用を有する成分を含有する素材を含む、抗高
血圧および抗コレステロール組成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、γ−アミノ酪酸、
ビタミン類、ミネラル類、食物繊維などを高濃度で含有
するケール加工物を含む新規食品素材に関する。
【0002】
【従来の技術】抗高血圧効果を示す食品成分としては、
γ−アミノ酪酸(γ-aminobutyric acid、以下GABA
という)がある。GABAは、生体内でグルタミン酸の
脱炭酸によって生成されるアミノ酸の一種である。GA
BAは、哺乳動物の脳や脊髄に存在し、抑制系の神経伝
達物質として作用することが知られている。植物中にも
GABAは存在し、胚芽米、緑茶などが比較的多量のG
ABAを含有する。GABAは、脳の血流を改善し、酸
素供給量を増加させ、そして脳代謝を亢進させる働きを
もつことから、脳卒中、頭部外傷後遺症、脳動脈後遺症
による頭痛、耳鳴り、意欲低下などの治療に用いられて
いる。
【0003】GABAに注目した食品には、例えば、お
茶の製造過程で、摘採した茶葉を嫌気条件に置き、茶葉
中にGABAを多量に蓄積させたいわゆるギャバロン茶
が知られている。特開平8−173111号公報には、
コーヒー葉茶を無酸素状態で処理後110℃以上の高温
で熱処理、乾燥処理する方法でGABA濃度の高いコー
ヒー葉茶を得たことが記載されている。さらに、特開平
9−205989号公報には、茶葉に赤外線を照射して
GABAの含量を向上させることが記載されている。
【0004】また、最近の日本人の食生活は欧米化が進
み、肉類を中心とした食事の機会が大幅に増え、それに
伴って動脈硬化性疾患である心筋梗塞、脳血栓などの死
亡率が急激に増加している。その一方で、5,8,11,14,17
-エイコサペンタエン酸(以下「EPA」という)、4,
7,10,13,16,19-ドコサヘキサエン酸(以下「DHA」と
いう)のようなn−3系長鎖多価不飽和脂肪酸およびこ
れらを含む食品素材が血清中トリグリセリド値やコレス
テロール値を低減させる作用があることが動物実験や臨
床実験により明らかにされてきた(例えば、Robinson,
D.R.ら、J.Lipid Res.、第34巻、1435頁、1993年)。そ
こで上記の状態を改善する目的で、および高脂血症の予
防や高脂血症患者の血清脂質濃度を改善する目的で、E
PAおよびDHAを含む魚が意図的に摂取され、あるい
はEPAおよびDHAを含む魚油や魚油濃縮物などを素
材とする栄養補助食品の開発が行われている。しかし、
これらは、所望の効果を得るために多量かつ長期間にわ
たり摂取することが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、血圧降下作用
および血清コレステロール低下作用をそれぞれ有する成
分を組み合わせた、新たな抗高血圧および抗コレステロ
ール組成物が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、高血圧低
下作用を有する物質を探索したところ、ケールをはじめ
とするアブラナ科植物には血圧降下作用を有するGAB
Aが含まれることを見出し、そして、ケール中のGAB
A含量を高めることに成功した。ケールは、ビタミン
類、ミネラル類、食物繊維、およびメラトニンを豊富に
含み、近年、健康食品の素材として注目を浴びている。
ケールは特にGABA含量を高める処理に適しており、
GABA含量を高めたケール加工物を得ることができ
る。
【0007】そこで、ケール加工物を用いた食品による
抗コレステロール効果について、鋭意検討したところ、
ケール加工物と抗コレステロール作用を有する成分を含
有する素材との組み合わせにより、抗コレステロール効
果が相乗的に増強されること、およびケールのGABA
を保持または富化するように調製されたケール加工物を
用いることにより、抗コレステロール効果がさらに増強
されることを見出して、本発明の完成に至った。
【0008】本発明は、ケール加工物、および血清コレ
ステロール低下作用を有する成分を含有する素材を含
む、抗高血圧および抗コレステロール組成物を提供す
る。
【0009】好ましくは、上記ケール加工物は、GAB
A富化処理されたケールを用いて得られた加工物であ
る。
【0010】好ましくは、上記血清コレステロール低下
作用を有する成分は、n−3系長鎖多価不飽和脂肪酸、
食物繊維、オリゴ糖、および大豆タンパク質からなる群
より選択される少なくとも1種である。
【0011】好ましくは、上記n−3系長鎖多価不飽和
脂肪酸は、エイコサペンタエン酸(EPA)およびドコ
サヘキサエン酸(DHA)からなる群より選択される。
【0012】好ましくは、上記食物繊維は、ペクチン、
グアーガム、コンニャクマンナン、リグニン、サイリウ
ム、アルギン酸塩、キチン、およびキトサンからなる群
より選択される。
【0013】好ましくは、上記オリゴ糖は、ガラクトオ
リゴ糖、およびフラクトオリゴ糖からなる群より選択さ
れる。
【0014】本発明は、ケール加工物、および血清コレ
ステロール低下作用を有する成分を含有する素材を含
む、抗高血圧作用および抗コレステロール作用を有する
組成物であって、ケール加工物に由来する抗高血圧作用
および血清コレステロール低下作用を有する成分に由来
する抗コレステロール効果がそれぞれ増大された、組成
物に関する。
【0015】本発明は、ケール加工物と、n−3系長鎖
多価不飽和脂肪酸、食物繊維、オリゴ糖、および大豆タ
ンパク質からなる群より選択される成分を含有する素材
とを含む、抗高血圧作用および抗コレステロール作用を
有する組成物に関する。
【0016】本発明は、上記の組成物を含む食品に関す
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明においてケール加工物と
は、ケール乾燥粉末、ケールの細片化物およびその乾燥
粉末、ケールの搾汁およびその乾燥粉末、ケールのエキ
スおよびその乾燥粉末などをいう。
【0018】本発明のケール加工物の原料としては、例
えば、キッチンケール、ツリーケール、ブッシュケー
ル、マローケール、コラード、および緑葉カンランなど
の様々な種類のケールを用いることができる。これらの
ケールは、ケールは、収穫後直ちに処理されることが好
ましい。処理までに時間を要する場合、ケールの変質を
防ぐために低温貯蔵などの当業者が通常用いる貯蔵手段
により貯蔵するのが好ましい。
【0019】また、本発明においては、ケールの葉部お
よび茎部のいずれの部分も適用することができる。
【0020】ケールは、収穫後、水などで洗浄し、水気
を切って、そのまま処理するか、あるいは適切な長さ
(例えば5cm)に切断し、処理して用いられる。
【0021】ケールを細片化してもよい。細片化は、当
業者が通常使用するスライス、細断などの植物体を細片
化する方法により行われ得る。細片化には、スラリー化
も含まれる。スラリー化は、ミキサー、ジューサー、ブ
レンダーなどにより行われ、ケールは、どろどろした粥
状(液体と固体の懸濁液)になる。細片化の後に搾汁し
て得られるケール搾汁もまた用いられ得る。搾汁は、細
片化されたケールを遠心および/またはろ過することに
より行われ得る。
【0022】本発明の好ましい実施態様において、ケー
ルおよび上記のようにして加工されたケールは、その中
に含まれるGABAが増加するように処理される。
【0023】ケールをGABA富化処理する方法には、
例えば、嫌気処理または保温処理を包含する方法が挙げ
られる。GABA富化処理は、上記洗浄の前に行っても
よい。
【0024】嫌気処理とは、嫌気状態におくことをい
い、ほとんど酸素を含まないまたは無酸素の気体で処理
することを意味する。真空状態も含む。気体としては、
二酸化炭素ガス、窒素ガスが好ましく用いられる。
【0025】保温処理の方法は特に限定されない。温水
処理、赤外線照射処理、温風処理、インキュベーター処
理などが挙げられる。
【0026】嫌気処理および/または保温処理の時間
は、通常30分間〜24時間行われ得る。好ましくは、
1時間〜6時間である。嫌気処理および/または保温処
理の温度は、約25〜50℃が好ましく、約30〜45
℃がより好ましく、40℃前後が最も好ましい。25℃
に満たないか、50℃を超えるとGABAの含量が上が
りにくい。
【0027】また、ケールを、一定の温度(例えば、2
5〜50℃)の恒温室で保存、保管することもGABA
処理に含まれる。
【0028】嫌気処理および/または保温処理は、ケー
ルが乾燥しないような条件が好ましいが、乾燥するよう
な条件でもよい。
【0029】このようにして得られたケールは、処理し
ていないケールに比べてGABAの含量が高く、通常2
倍以上、好ましくは3倍以上、より好ましくは5倍以上
高められている。
【0030】なお、上記のGABA富化処理の他に、ケ
ールをグルタミン酸溶液に浸漬するか、あるいはケール
細片化物または搾汁の溶液にグルタミン酸を添加するこ
とにより、GABAを富化処理することもできる。ケー
ル由来の物質に内在している酵素の作用により、グルタ
ミン酸がGABAに変化し、GABA含有量が増加する
からである。
【0031】グルタミン酸溶液は、グルタミン酸のみな
らず、グルタミン酸ナトリウム、グルタミン酸カリウ
ム、グルタミン酸カルシウムのようなグルタミン酸の塩
を用いて作成することができる。また、グルタミン酸お
よび/またはその塩を含有する食品素材によっても、グ
ルタミン酸溶液を調製することができる。
【0032】グルタミン酸および/またはその塩を含有
する食品素材としては、例えば、昆布、ワカメなどの海
藻、シイタケ、マイタケなどのキノコ類、かつお(かつ
お節を含む)、いわしなどの魚類、あさり、しじみなど
の貝類、米、小麦、大豆(これらの胚芽を含む)、茶
葉、桑葉、野菜(例えば、トマト)、柑橘類(中果皮、
じょうのう膜)などが挙げられる。このように、グルタ
ミン酸および/またはその塩を比較的高濃度に含む食品
素材が好ましく用いられる。このような食品素材には、
可食性タンパク質に酵素処理、加熱処理などを施してグ
ルタミン酸を遊離または生成させたものなども含まれ
る。
【0033】グルタミン酸および/またはその塩を含有
する食品素材は、そのままの形態で、ケールの細片化物
もしくは搾汁またはケールを浸漬する溶液に添加しても
よく、必要に応じて細片化するか、あるいは食品素材を
搾汁または水溶液として、ケールの細片化物もしくは搾
汁または浸漬溶液に添加してもよい。また、これらの食
品素材の乾燥粉末をケールの細片化物もしくは搾汁また
は浸漬溶液に添加してもよい。
【0034】また、これらの食品素材に含まれるグルタ
ミン酸の成分を、必要に応じて加熱して溶出してもよ
い。あるいは、溶出した成分の乾燥粉末を、ケールの細
片化物もしくは搾汁または浸漬溶液に添加してもよい。
例えば、乾燥昆布を細片化してケールの細片化物もしく
は搾汁または浸漬溶液に添加、攪拌することにより、効
率的にGABAが増加する。
【0035】グルタミン酸によるGABA富化処理中の
ケールの細片化物もしくは搾汁または浸漬溶液の温度に
ついては、グルタミン酸からGABAへの変換を触媒す
る酵素が失活されない範囲で行われるのが好ましく、通
常20〜50℃、より好ましくは25〜40℃で行われ
る。
【0036】グルタミン酸によるGABA富化処理中の
細片化物もしくは搾汁または浸漬溶液のpHは、適宜調
整してもよい。pHの調整は、GABA富化処理を促進
させる目的と製品の色を鮮やかな緑色にする目的で行わ
れる。pHの調整方法は、pH調整剤を用いる方法でよ
く、通常3.5〜9.0、好ましくは4.0〜7.0、
より好ましくは5.0〜6.0である。また、pHをア
ルカリ性側に調整すれば、ケールを酸性で処理したもの
および未処理のものと比較して、鮮やかな緑色を呈する
ようになる。pHが4以下の条件で処理を行うと、GA
BA富化効率が低下する場合があることに加え、ケール
が褐色になるため好ましくない。
【0037】グルタミン酸によるGABAの富化処理の
時間は、10分〜24時間行うのがよい。30分以上行
えば、GABA含有量は飛躍的に増加する。
【0038】グルタミン酸によるGABAの富化処理に
用いられるグルタミン酸の量は、富化させるべきGAB
Aの量に応じて、適宜調整すればよい。通常は、グルタ
ミン酸もしくはその塩は、ケールの細片化物または搾汁
の0.01〜40重量%、好ましくは0.2〜20重量
%、より好ましくは0.5〜10重量%添加するのがよ
い。
【0039】グルタミン酸溶液にピリドキサールリン
酸、食塩などの無機塩化物を添加するか、または、有機
酸、ATPなどの阻害剤を反応系から取り除くことによ
って、GABA富化効率を高めることもできる。
【0040】ケールを食品素材として用いる場合には、
食品の変質(褪色などの変色を含む)を防ぐための処理
(ブランチング処理)が行われる。ブランチング処理
は、処理される形態に応じて種々の方法が用いられる
が、これには例えば、熱水処理、蒸煮処理などが挙げら
れる。この処理により、ケール加工物は、褪色、風味の
変化を生じなくなる。しかし、従来の熱水処理ではGA
BAが失われてしまうため、マイクロウェーブ処理のよ
うなGABAが保持される処理が好ましい。
【0041】マイクロウェーブ処理は、ケールの褪色に
関与する酵素が失活し、かつ加熱によりケールの緑色が
失われない範囲で行なえばよい。そのような範囲は、マ
イクロウェーブ照射装置の出力、マイクロウェーブの波
長、照射時間などにより適宜調節できる。マイクロウェ
ーブ処理することにより、ケール中のビタミン類、ミネ
ラル類などの分解、溶出が防止され、比較的低温の乾燥
により、乾燥粉末が得られ得る。
【0042】熱水処理は、例えば、ケールを塩化ナトリ
ウムおよび重曹を含有する熱水中に浸して行われる。熱
水処理時に、このように塩化ナトリウムおよび重曹を単
独であるいは組み合わせて適量添加することによって、
緑色が鮮やかに保持されたケール加工物を得ることがで
きる。
【0043】1つの実施態様において、ケールの細片化
物、搾汁、およびエキスは、常圧、または加圧下もしく
は減圧下、80〜150℃にて2〜180秒間処理され
る。
【0044】このようにして得られたケールの加工品
は、そのままか、またはさらに細片化、搾汁、抽出して
食品素材としてもよいし、あるいはさらに乾燥粉末化し
て食品素材としてもよい。
【0045】乾燥粉末化は、水分量が10%以下、好ま
しくは5%以下となるように行われ、必要に応じてさら
に粉砕して乾燥粉末を得ることができる。
【0046】乾燥の方法は熱風乾燥、高圧蒸気乾燥、電
磁波乾燥、凍結乾燥、噴霧乾燥など、あらゆる乾燥法を
用いることができる。乾燥は、できるだけ低温で行うの
が好ましく、加熱して乾燥する場合でも、例えば30〜
60℃、好ましくは40〜55℃で行うのが好ましい。
デキストリン、シクロデキストリン、デンプン、マルト
ースなどの賦形剤などを添加した後、噴霧乾燥または凍
結乾燥することもできる。
【0047】粉砕は当業者が通常用いる方法に従い、例
えば、クラッシャー、ミル、ブレンダー、石臼などを用
いて行うことができる。
【0048】上記のようにして得られたケールは、さら
に、必要に応じて、例えば、マイクロウェーブ処理、加
熱処理などの当業者に公知の任意の技術により殺菌され
得る。
【0049】ケール乾燥粉末は、ケールに細片化、抽出
処理をすることなく乾燥粉末化したものである。
【0050】ケール搾汁は、ケール加工物を調製する任
意の段階で搾汁したものであり、これを乾燥粉末化した
ものがケール搾汁粉末である。
【0051】ケールエキスは、GABA富化処理を施さ
ずあるいはGABA富化処理を施した以後の任意の段階
において、ケールに水、エタノール溶液などの当業者が
通常用いる抽出溶媒を加え、必要に応じて加温して抽出
したものであり、これを濃縮したもの含む。ケールエキ
ス末は、ケールエキスを乾燥粉末化したものである。
【0052】本明細書においてGABAを保持するよう
に調製されたケール加工物は、GABAが失われないよ
うに加工されたケール加工物のことをいう。
【0053】本明細書においてGABA富化処理された
ケール加工物は、GABA富化処理され、この際に増加
したGABAを保持するように加工されたケール由来の
食品素材のことをいう。
【0054】本来、ケールの生葉には、約30mg/1
00gのGABAが含まれているが、現在、通常の技術
として行われている緑色維持のためのブランチング処理
を行うと、GABAが熱水中に溶出して、GABAの含
有量が大幅に減少してしまう。ところが、本発明のGA
BA富化処理を行うことにより、ブランチング処理を施
した場合であっても、ケール加工物に目標のGABA量
を残存させることができる。
【0055】例えば、少なくとも10mg/100g以
上、好ましくは、100mg/100g以上、より好ま
しくは、200mg/100g以上、さらに好ましく
は、500mg/100g以上、さらにより好ましく
は、1000mg/100g以上のGABAを残存させ
ることができる。GABA含量の上限については、規定
しないが、GABA富化処理のグルタミン酸などの濃
度、浸漬時間、溶液の温度、溶液のpH、前述したマイ
クロウェーブ照射処理、赤外線処理、嫌気処理などを単
独または複数の工程を組み合わせることによって300
0mg/100g程度に富化することができる。
【0056】上記のようにして得られたケール加工物
は、そのまま飲食に供することができるが、賦形剤、増
量剤、結合剤、増粘剤、乳化剤、着色料、香料、食品添
加物、調味料などと混合し、用途に応じて粉末、顆粒、
錠剤などの形態に成形することもでき、さらに、各種の
飲食品に配合して飲食に供することができる。
【0057】ケール加工物は、他の素材と組み合わせ
て、健康食品の原料とされる。特に、血清コレステロー
ル低下作用を有する成分を含有する他の素材との組み合
わせが効果的である。このような素材としては、以下を
含むがこれらに限定されない原料から調製され得る。
【0058】n−3系長鎖多価不飽和脂肪酸を含む素
材:イワシ油、タラ肝油、ニシン油、イカ油、マグロ目
窩油などの魚油;クジラ、アザラシ、オットセイなどの
海産哺乳動物の体組織、該動物から分泌される乳汁;ク
ロレラ、スピルリナ、ドナリエラなどの微細藻類の細胞
から調製され得る。
【0059】食物繊維を含む素材:ジャイアントケルプ
を含む褐藻類の抽出物および熱分解物;カニ、エビなど
の殻の加水分解物;とうもろこしの外皮、米糠、米のも
みがら、小麦フスマ、大豆フスマ、カラス麦フスマ、ハ
ト麦フスマ、ライ麦フスマ、マイロ外皮、エン麦外皮な
どの穀類の外皮、大豆、小豆、えんどう豆の外皮、落花
生のウス皮などの豆類の外皮、インドオオバコなどの食
物種子の外皮、コンニャク芋、コンニャク粉、糖分抽出
後のビート(甜菜糖大根)、りんごなどの果実などから
調製され得る。
【0060】オリゴ糖を含む素材:ラクチュロース、パ
ラチノース、フラクトオリゴ糖、ラフィノース、スタキ
オース、キシロオリゴ糖、マルトオリゴ糖、イソマルト
オリゴ糖、トレハロース、ガラクトオリゴ糖などを含む
素材が挙げられる。
【0061】大豆タンパク質を含む素材:分離大豆タン
パク、繊維状大豆タンパク、濃縮大豆タンパク、脂肪大
豆粉などが挙げられる。
【0062】これらの食品素材を、ケール加工物と組み
合わせて処方すれば、その天然に含有する成分と、ケー
ルが含有するビタミン類、ミネラル類、食物繊維、GA
BAなどの成分との相加効果および/または相乗効果に
より、従来にない食品素材を提供することができる。ケ
ール加工物と組み合わせられる上記のような他の素材は
一般に市販されており容易に入手可能である。あるいは
本明細書の開示に従い、一般に当業者が通常用いる方法
によって原料素材から調製することができる。
【0063】具体的には、ケール加工物と組み合わせら
れる素材としては、以下のものが例示される。
【0064】上記のn−3系長鎖多価不飽和脂肪酸を含
む素材のうち、魚油から調製される素材は、例えば、魚
油を加水分解して得られる脂肪酸、あるいは魚油をアル
コールとエステル交換して得られる脂肪酸のアルキルエ
ステルを、蒸留、尿素付加、液体クロマトグラフィーな
どの方法で濃縮および精製して調製され得る。あるい
は、魚体から抽出される未精製魚油を、冷却分別、水蒸
気脱臭、活性白土処理などで精製することにより調製さ
れ得る。
【0065】上記のn−3系長鎖多価不飽和脂肪酸を含
む素材のうち、海産哺乳動物の体組織、該動物から分泌
される乳汁;クロレラ、スピルリナ、ドナリエラなどの
微細藻類の細胞などから調製される素材は、例えば、こ
れらを、圧搾処理またはn−ヘキサン、クロロホルム、
ベンゼン、ジエチルエーテル、メタノールなどの有機溶
剤を用いて抽出処理または分別処理し、必要に応じて、
脱ガム、アルカリ脱酸、脱色、脱臭などの処理を施して
調製され得る。
【0066】上記食物繊維を含む素材は、一般に、不溶
性繊維(セルロース、ヘミセルロース、リグニン、寒
天、キチン、コラーゲンなど)を主に含む素材と、水溶
性繊維(ペクチン、グアーガム、グルコマンナン、アル
ギン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸、低分子アルギ
ン酸、低分子グアーガム、難消化性デキストリン、ポリ
デキストロース)を主に含む素材とに大別されるが、い
ずれも本発明の組成物に用いられ得る。
【0067】上記の食物繊維を含む素材のうち、褐藻類
から調製される素材は、例えば、褐藻類を炭酸ナトリウ
ム水溶液で抽出し、塩酸または塩化カルシウムで沈殿さ
せることにより得られるアルギン酸画分として調製され
得る。さらに必要に応じて、得られるアルギン酸画分
は、酵素分解、酸加水分解、(加圧)熱分解などして低
分子量化して用いられ得る。
【0068】上記の食物繊維を含む素材のうち、カニ、
エビなどの殻の加水分解物から調製される素材は、これ
らを、塩酸を用いて脱灰(CaCOの分解除去、例え
ば2N HClで常温2日処理)し、そしてさらにカセ
イソーダを用いて脱タンパク(例えば1N NaOH、
100℃、36時間処理)して得られるキチン画分とし
て調製され得る。
【0069】上記の食物繊維を含む素材のうち、穀類の
外皮、豆類の外皮などの食物種子の外皮から調製される
素材は、酵素処理、化学的処理、物理的処理のいずれ
か、またはこれらを適宜組み合わせて処理されて用い得
る。酵素処理は、例えば、α−アミラーゼ、グルコアミ
ラーゼなどのデンプン分解酵素、プロテアーゼなどのタ
ンパク質分解酵素、リパーゼなどの脂質分解酵素、セル
ラーゼなどの繊維素分解酵素をpH3〜9、温度30〜
100℃の条件下で添加し、作用させて処理することに
より行われる。化学的処理は、例えば上記食物種子の外
皮に鉱酸、有機酸の水溶液を添加し、pH2〜5の条件
下で加熱するかまたは食品用界面活性剤を添加し、pH
3〜8の条件下で熱処理することにより行われる。物理
的処理は、例えば、上記食物種子の外皮をホモジナイザ
ー、ハンマーミルなどの粉砕機で粉砕した後、篩別する
ことにより行われる。
【0070】上記の食物繊維を含む素材のうち、コンニ
ャク芋、コンニャク粉から調製される素材は、そのまま
でもよいが、さらにこれらを原料として、水またはアル
コールで分離精製して得られる。
【0071】上記の食物繊維を含む素材のうち、糖分抽
出後のビート(甜菜糖大根)から調製される素材は、糖
分抽出後のビートコゼットを脱水、乾燥した後、粉砕し
て加工するか、加水下において剪断力を利用してコロイ
ド状に摩砕して得られる。
【0072】上記の食物繊維を含む素材のうち、りんご
などの果実から調製される素材は、果汁搾汁後の副生物
を乾燥、粉末化して得られる。
【0073】上記オリゴ糖を含む素材は、通常市販され
ており、例えば、55%含有の液状品、95%含有の液
状、粉状、顆粒状品として入手可能である。
【0074】上記大豆タンパク質を含む素材は、丸大
豆、脱皮大豆または全脂大豆粉を水に添加したものを二
軸エクストルーダー処理して、あるいは、エクストルー
ダー処理した脱脂大豆を、酸またはアルカリ水溶液また
は水溶性有機溶剤に浸漬して、糖分や大豆不快臭物質な
どを抽出後、固形分を乾燥処理して得られる。
【0075】ケール加工物と組み合わせられる食品素材
は、上記の食品素材のなかから必要に応じて少なくとも
1種が選択されて組み合わせて処方される。ケール加工
物は、天然のケールが含有するビタミン類、ミネラル
類、食物繊維などが、それらの機能を発揮するに十分な
量で、選択された少なくとも1種の食品素材と混合され
る。本発明者らは、特定の理論に拘束されることは意図
しないが、ケール加工物に、血清コレステロール低下作
用を有する成分を含有する素材を添加することにより、
(i)ケールを含む素材の抗高血圧作用が増大し、しか
も(ii)血清コレステロール低下作用を有する成分に
由来する、コレステロールの吸収抑制効果がさらに増大
することを見出した。
【0076】選択された少なくとも1種の食品素材は、
当業者に公知の形態、通常粉末形態で、ケール加工物と
混合され得る。ローヤルゼリー、ビタミン、プロテイ
ン、カルシウム、レシチンなどが配合され、さらに糖液
や調味料を加えて味を整えることもできる。そしてこれ
らは、用途または好みに応じて、液状の食品として提供
することができる。あるいは、ハードカプセル、ソフト
カプセルなどのカプセル剤、錠剤もしくは丸剤に、また
は粉末状、顆粒状、茶状、ティーバック状、もしくは飴
状などの形状に成形され得る。これらは、その形状また
は好みに応じて、そのまま食されてもよいし、あるいは
水、お湯、牛乳などに溶いて飲んでもよいし、または成
分を浸出させてから飲んでもよい。ケール加工物と選択
された食品素材との混合割合は、通常、1:9〜9:1
(重量比)の範囲、好ましくは、1:4〜4:1(重量
比)の範囲である。
【0077】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明がこの実施例により制限されないことはいうまで
もない。
【0078】1.ケール加工物の調製 本発明に用いたケール乾燥粉末およびケール搾汁粉末を
以下のように調製し、それぞれに含まれるGABA含量
を、アミノ酸自動分析装置を用いて以下の条件にて測定
した。
【0079】 (アミノ酸自動分析計操作条件) 機種:JLC−500/V(日本電子株式会杜) カラム:LCR−6、4mm×90mm(日本電子株式会社) 移動相:クエン酸リチウム緩衝液(日本電子株式会社) P-21 (pH 2.98, Li 0.105 mol/l) 0→16.3分 P-12 (pH 3.28, Li 0.26 mol/l) 16.3→36.1分 P-13 (pH 3.46, Li 0.80 mol/l) 36.1→56.0分 P-14 (pH 2.83, Li 1.54 mol/l) 56.0→63.4分 P-15 (pH 3.65, Li 1.54 mol/l) 63.4→80.0分 反応液:ニンヒドリン・ヒドリダンチン試液(和光純薬工業株式会社) 温度:カラム 35℃(0→16.3分), 64℃(16.3→31.0分) 44℃(31.0→44.4分), 72℃(63.4→80.0分) 反応糟 135℃ 流量:移動相 0.50ml/分 反応液 0.30ml/分 測定波長:570nm
【0080】(加工例1)ケールの生葉を摘み取り、水
洗後、水切りを行い、3cm角程度に細断した。その1
00gを、ビニール袋に入れ、空気を抜いた後に窒素を
充填した。これをインキュべーター内で40℃にて6時
間静置して嫌気処理(GABA富化処理)した。次い
で、GABA富化処理したケールを、GABAを保持す
るように、60秒間、2450MHz、500Wの出力
装置(電子レンジ、シャープ製RE−121)でマイク
ロウェーブ照射処理を行った。その後、直ちに5℃の冷
水に移し、約5分間浸漬し、冷却した。乾燥機(サンヨ
ー製、MOV−112S)を用い、60℃にて、6時間
乾燥し、ブレンダーで200メッシュを90%が通過す
る程度に粉砕してケールの粉末を得た。水分は5%以下
であった。
【0081】GABA富化処理を行わなかったケールに
ついても同様に処理し、ケール乾燥粉末を得た。得られ
たケール乾燥粉末には、GABA富化処理を行わなかっ
たものには、100gあたり169mg(加工例1
a)、GABA富化処理を行ったものには、100gあ
たり1414mgのGABAが含まれていた(加工例1
b)。
【0082】(加工例2)加工例1と同様に、GABA
富化処理したか、またはしていないケールの葉を、GA
BAが保持されるようにマイクロウェーブ処理した。次
いで、ミキサーで粉砕し、さらに遠心分離後、ろ過して
繊維分を除いた搾汁を得た。この搾汁を凍結乾燥し、搾
汁粉末を得た。得られたケール搾汁粉末には、GABA
富化処理を行わなかったものには、100gあたり23
9mg(加工例2a)、GABA富化処理を行ったもの
には、100gあたり1588mgのGABAが含まれ
ていた(加工例2b)。
【0083】(加工例3)細断したケール100gを9
5℃、1Lの熱水に投入し、3分間保持し、直ちに5℃
の冷水に移し、約5分間浸漬し、冷却した。冷却後、遠
心分離機で約45秒間脱水し、乾燥機(サンヨー製、M
OV−112S)を用い、60℃にて、10時間乾燥
し、ブレンダーで粉砕してケールの粉末を得た。水分は
5%以下であった。得られたケール乾燥粉末には、GA
BA富化処理を行わなかったものには、100gあたり
5.7mg(加工例3a)、GABA富化処理を行った
ものには、100gあたり55mgのGABAが含まれ
ていた(加工例3b)。
【0084】(加工例4)細断したケール100gを、
食塩7.5g、重曹7.5gを含む、95℃、1Lの熱
水に投入し、比較例1と同様に乾燥し、脱水した。次い
で、ミキサーで粉砕し、さらに遠心分離後、ろ過して繊
維分を除いた搾汁を得た。この搾汁を凍結乾燥し、搾汁
粉末を得た。得られたケール搾汁粉末には、GABA富
化処理を行わなかったものには、100gあたり7.0
mg(加工例4a)、GABA富化処理を行ったものに
は、100gあたり72mgのGABAが含まれていた
(加工例4b)。
【0085】2.SDラットを用いた抗コレステロール
試験 上記のように調製されたケール乾燥粉末またはケール搾
汁粉末、および市販のEPA、大豆タンパク質、アルギ
ン酸ナトリウム、キトサン、またはフラクトオリゴ糖
を、それぞれ、表1および表2に記載の割合で基本飼料
に配合し、試験飼料1〜20、比較飼料1〜10(表3
では比較1〜10と記載する)に示される重量比の配合
物を作成した。ここで、基本飼料は22%の牛乳カゼイ
ン、9%のラード、1%のコーンオイル、3.5%のミ
ネラル混合物、1%のコーンオイル、3.5%のミネラ
ル混合物、1%のビタミン混合物、0.15%の塩化コ
リン、1%のコレステロール、0.25%のコール酸ナ
トリウム、5%のセルロースおよび57.1%のショ糖
(それぞれ単位は重量%)である。
【0086】
【表1】
【0087】
【表2】
【0088】これらを、5週齢の幼若ラット5匹からな
る群に自由摂取させ、2週間後にその血液を採取し、血
清コレステロールを測定した。なお、血清コレステロー
ルは、市販のデタミナーTC5キット(協和メディック
ス株式会社製)を用いて測定した。結果を表3に示す。
【0089】
【表3】
【0090】表中の数値は、5匹の血清コレステロール
測定値の平均値±標準偏差を示す。
【0091】表3で示されるとおり、ケール由来の素材
と、EPA、大豆タンパク質、アルギン酸Na、または
キトサンとを組み合わせて添加した試験飼料を摂取させ
た群ではいずれも、ケール由来の素材を単独で添加した
比較飼料(比較飼料1〜4)、およびEPA、大豆タン
パク質、アルギン酸Na、またはキトサンを単独で添加
した比較飼料(比較飼料5〜9)を摂取させた群より血
清コレステロール値が低かった。
【0092】このことは、ケール由来の素材に、血清コ
レステロール低下作用を有する成分を含有する素材を添
加することにより、血清コレステロール低下作用が増大
されたことを示す。
【0093】
【発明の効果】抗高血圧作用および抗コレステロール作
用を有する新規食品素材が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 9/12 A61P 9/12 // A61K 35/78 A61K 35/78 C 45/00 45/00 Fターム(参考) 4B018 MD10 MD11 MD12 MD20 MD31 MD33 MD38 MD40 MD41 MD47 MD53 MD61 ME04 4C084 AA16 MA02 MA52 NA14 ZA421 ZC331 4C088 AB15 AC05 BA07 BA08 CA01 CA25 CA28 MA02 MA52 NA14 ZA42 ZC33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケール加工物、および血清コレステロー
    ル低下作用を有する成分を含有する素材を含む、抗高血
    圧および抗コレステロール組成物。
  2. 【請求項2】 前記ケール加工物が、GABA富化処理
    されたケールを用いて得られた加工物である、請求項1
    に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記血清コレステロール低下作用を有す
    る成分が、n−3系長鎖多価不飽和脂肪酸、食物繊維、
    オリゴ糖、および大豆タンパク質からなる群より選択さ
    れる少なくとも1種である、請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記n−3系長鎖多価不飽和脂肪酸が、
    エイコサペンタエン酸(EPA)およびドコサヘキサエ
    ン酸(DHA)からなる群より選択される少なくとも1
    種である、請求項3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記食物繊維が、ペクチン、グアーガ
    ム、コンニャクマンナン、リグニン、サイリウム、アル
    ギン酸塩、キチン、およびキトサンからなる群より選択
    される少なくとも1種である、請求項3に記載の組成
    物。
  6. 【請求項6】 前記オリゴ糖が、ガラクトオリゴ糖、お
    よびフラクトオリゴ糖からなる群より選択される少なく
    とも1種である、請求項3に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかの項に記載の
    組成物を含む食品。
JP2000390773A 2000-12-22 2000-12-22 ケール加工物を含む抗コレステロール食品 Expired - Fee Related JP4237934B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000390773A JP4237934B2 (ja) 2000-12-22 2000-12-22 ケール加工物を含む抗コレステロール食品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000390773A JP4237934B2 (ja) 2000-12-22 2000-12-22 ケール加工物を含む抗コレステロール食品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002186456A true JP2002186456A (ja) 2002-07-02
JP4237934B2 JP4237934B2 (ja) 2009-03-11

Family

ID=18857072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000390773A Expired - Fee Related JP4237934B2 (ja) 2000-12-22 2000-12-22 ケール加工物を含む抗コレステロール食品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4237934B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282581A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Yamaguchi Univ クラミジア属細菌の抑制に効果のあるトリプトファン代謝中間産物
JP2009067761A (ja) * 2007-09-18 2009-04-02 Asuka Corporation:Kk 錠剤サプリメント

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282581A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Yamaguchi Univ クラミジア属細菌の抑制に効果のあるトリプトファン代謝中間産物
JP2009067761A (ja) * 2007-09-18 2009-04-02 Asuka Corporation:Kk 錠剤サプリメント

Also Published As

Publication number Publication date
JP4237934B2 (ja) 2009-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1784087B1 (en) Process of extracting citrus fiber from citrus vesicles
KR101451635B1 (ko) 도토리를 포함한 식물성고기 및 그의 제조방법
KR102185001B1 (ko) 반건조 오징어의 제조방법 및 이에 의해 제조된 반건조 오징어
WO2019041409A1 (zh) 利用湿法超微粉碎和可控发酵技术生产高活性钙鱼糜的方法
Medhe et al. Dietary fibers, dietary peptides and dietary essential fatty acids from food processing by‐products
KR102139730B1 (ko) 식용 달팽이 비가열 가공방법
JP2002204669A (ja) ケール加工物を含む便秘改善食品
CN110897118A (zh) 一种果蔬微胶囊粉和果蔬微胶囊马铃薯粉及制备方法
KR102266142B1 (ko) 직화 핫도그의 제조방법 및 이에 의해 제조된 직화 핫도그
JP4183886B2 (ja) 麦若葉由来の素材を含む抗高血圧食品
JP2002209552A (ja) 免疫賦活食品
JP2001314170A (ja) 麦若葉由来の素材を含む抗コレステロール食品
CN111296846A (zh) 快速提取益生元并快速发酵益生菌的方法及益生产品
KR101426404B1 (ko) 현미 미강의 영양기능성 성분을 포함하는 추출물 및 이의 제조방법
KR102326403B1 (ko) 막창 가공방법 및 이에 의해 제조된 막창
JP4237934B2 (ja) ケール加工物を含む抗コレステロール食品
JP2002186457A (ja) ケール加工物を含む美容健康食品
JP2009060915A (ja) 麦若葉由来の素材を含む美容健康食品
KR101882229B1 (ko) 실크 단백질이 혼합된 이유식 제조방법
JPH0356424A (ja) カリウム補給用剤、その製法及びこれを含む飲食・医薬品
CN105394496A (zh) 大豆多肽苹果饮料及其制备方法
JP4084916B2 (ja) 麦若葉由来の素材を含む抗高血圧食品
JP2002065205A (ja) 麦若葉由来の素材を含む美容健康食品
KR101788854B1 (ko) 고상 발효를 이용한 미강 및 다시마 발효물 제조방법
CN102499375A (zh) 一种保健食品的制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081219

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 3

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees