JP2002186391A - 電動リールのモータ制御装置 - Google Patents

電動リールのモータ制御装置

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JP2002186391A
JP2002186391A JP2000384195A JP2000384195A JP2002186391A JP 2002186391 A JP2002186391 A JP 2002186391A JP 2000384195 A JP2000384195 A JP 2000384195A JP 2000384195 A JP2000384195 A JP 2000384195A JP 2002186391 A JP2002186391 A JP 2002186391A
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motor
rotation
joystick
neutral position
reel
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Yuzo Kawabe
雄三 川辺
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Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動リールのモータ制御装置において、操作
部材の操作性を向上させる。 【解決手段】 カウンタケース4に配置されたジョイス
ティックJSは、中立位置Nにおいてジョイスティック
JSの押下方向の移動操作により、モータをオンオフ
し、前後方向の揺動操作によりモータの回転速度を変更
するためのスイッチである。また、ジョイスティックJ
Sは、常に中立位置Nにくるように付勢されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ制御装置、
特に、リール本体に装着されたスプール回転用モータを
制御するための電動リールのモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、巻き上げ時のスプールの回転を
モータで行う電動リールは、たとえば、100m以上の
水深を回遊する魚を船の上から釣るときによく使用され
る。この種の電動リールは、リール本体と、リール本体
に装着されたスプールと、スプールを回転させるハンド
ルと、スプールを巻き上げ方向に回転させるモータとを
備えている。リール本体の上面には、水深表示用のディ
スプレイや各種の入力を行うスイッチが設けられた操作
パネルが装着されている。
【0003】このような電動リールでは、リール本体の
側部に設けられた揺動式の操作部材を操作することによ
り、モータの回転速度を変更している。これにより、ス
プールの巻き上げ速度が変更される。このような操作部
材では、操作部材の揺動により、モータをオフ状態から
最大回転状態まで変化させている。そして、操作部材が
ある揺動位置に揺動したとき、操作部材はこの揺動位置
で保持され、揺動位置に対応する速度でモータの回転を
維持するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の操作部材で
は、操作部材の揺動位置とモータの回転速度とが対応し
ているため、希望の回転速度を実現するためには、操作
部材を所定の揺動位置に揺動させる必要がある。このた
め、たとえばリール本体側に設けられた所定の揺動位置
に対応する速度位置を示す目盛に、操作部材に設けられ
た矢印等の指針を合致させなければならないので、操作
部材の操作が面倒である。
【0005】また、操作部材によりオン状態からオフ状
態にするには、操作部材をある速度位置からオフ位置ま
で揺動させる必要があり、瞬時にモータをオフにするこ
とができない。このためモータをオフするときの操作部
材の操作が行いにくい。
【0006】本発明の課題は、電動リールのモータ制御
装置において、操作部材の操作性を向上させることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係るモータ制御
装置は、リール本体に装着されたスプールを回転させる
モータを制御するための電動リールのモータ制御装置で
あって、中立位置から二方向に揺動自在かつ中立位置に
おいて揺動方向と異なる方向に移動自在にリール本体に
設けられた操作部材と、操作部材の移動操作によりモー
タのオン、オフを行う第1回転制御手段と、操作部材を
中立位置から一方向に揺動させたときモータの回転数を
増加させ操作部材を中立位置から他方向に揺動させたと
きモータの回転数を減少させる第2回転制御手段と、操
作部材を中立位置に付勢する付勢手段とを備えている。
【0008】このモータ制御装置では、モータの速度を
変更する操作部材が、一方向に揺動させた増速位置及び
他方向に揺動させた減速位置に位置していても、常に中
立位置に付勢されている。このため、モータを増速した
い場合、たとえば増速位置に位置させる回数や、増速位
置に維持させる時間等によって速度を決めることができ
る。そして、操作部材は常に中立位置に戻るので、この
中立位置を基準として増速位置又は減速位置に位置させ
るだけで速度を変更できる。したがって、操作部材を回
転速度に対応する所定の揺動位置に合わせる必要がな
く、操作部材の操作性を向上させることができる。
【0009】また、モータをオン、オフするには、中立
位置において移動操作を行う。このように、1つの操作
部材の移動操作及び揺動操作により、それぞれオン、オ
フ及び速度変更を行うことができるので、操作部材の操
作性をさらに向上させることができる。
【0010】発明2に係るモータ制御装置は、発明1の
モータ制御装置において、第1回転制御手段は、モータ
のオン状態において操作部材の移動操作によりモータの
回転を停止させ、モータのオフ状態において操作部材の
移動操作によりモータを回転させる。この場合は、操作
部材の移動操作を行う毎に、オン状態とオフ状態とが入
れ替わるトグルスイッチとなっている。したがって、た
とえば操作部材の揺動操作によってオン状態になってい
るときに、その手で移動操作を行うことにより、瞬時に
モータをオフにすることができる。
【0011】発明3に係るモータ制御装置は、発明1の
モータ制御装置において、第1回転制御手段は、操作部
材が移動操作されている間、モータを回転させる。この
場合は、操作部材を所定の時間移動操作している間巻き
上げをする寸動巻き上げを行うことができる。
【0012】発明4に係るモータ制御装置は、発明3の
モータ制御装置において、第1回転制御手段は、操作部
材が所定の期間内に2回移動操作されたときに、モータ
を連続回転させる。この場合は、操作部材を移動操作し
ている間巻き上げをする寸動巻き上げと、操作部材を2
回移動操作することにより連続的に巻き上げをする連続
巻き上げとの両方を行うことができる。
【0013】発明5に係るモータ制御装置は、発明1か
ら4のいずれかのモータ制御装置において、第2回転制
御手段は、操作部材が中立位置にあるとき、モータの回
転状態を維持する。この場合は、モータがオフのときは
オフ状態を維持し、モータがオンのときはその速度での
オン状態を維持することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を採用した電
動リールは、図1及び図2に示すように、釣竿Rに装着
されるリール本体1と、リール本体1の側方に配置され
たスプール回転用のハンドル2と、ハンドル2のリール
本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3と
を主に備えている。
【0015】リール本体1は、左右1対の側板7a、7
bとそれらを連結する複数の連結部材8とからなるフレ
ーム7と、フレーム7の左右を覆う左右の側カバー9
a、9bとを有している。ハンドル2側(図1の右側)
の側カバー9bには、ハンドル2の回転軸が回転自在に
支持され、ハンドル2と逆側(図1の左側)の側カバー
9aには、外部電源PS接続用の電源コード18を接続
するためのコネクタ19が設けられている。
【0016】リール本体1の内部には、ハンドル2に連
結されたスプール10が回転自在に支持されている。ス
プール10の内部には、スプール10を糸巻き上げ方向
に回転駆動する直流駆動のモータ12が配置されてい
る。また、リール本体1のハンドル2側側面には、ハン
ドル2及びモータ12と、ハンドル2の後部上方にスプ
ール10との駆動伝達をオンオフするクラッチレバー1
1とが配置されている。
【0017】リール本体1の上部にはカウンタケース4
が固定されている。カウンタケース4は、リール本体1
の上部に配置され、上面に表示窓が形成されている。カ
ウンタケース4の上面には、図3に示すように、表示窓
を介して仕掛けの水深や棚位置を水面からと底からとの
2つの基準で表示するための液晶ディスプレイからなる
表示部5が臨んでおり、表示部5の周囲にはスイッチ操
作部6が設けられている。
【0018】表示部5は、中央に配置された4桁の7セ
グメント表示の水深表示領域5aと、その下方に配置さ
れた3桁の底水深表示領域5bと、水深表示領域5aの
図3右側に配置された回転状態表示領域5cとを有して
いる。また、表示部5には、「底から」、「学習」、
「指定」、「下巻」、「修正」、「入力」、「糸送
止」、「0セット」の8つの文字を表示可能である。
【0019】スイッチ操作部6は、図3に示すように、
表示部5の左側に上下に並べて配置された底メモスイッ
チSM及びモードスイッチMDと、表示部5の右側に配
置され前後方向に揺動自在かつカウンタケース4方向に
移動自在なジョイスティックJS(操作部材の一例)と
を有している。
【0020】底メモスイッチSMは、仕掛けが底に到達
したときに押されるスイッチであり、そのときの水深が
底として設定される。モードスイッチMDは、5種の糸
巻モードを設定するためのスイッチであり、たとえばこ
れを1回押すと学習モードに設定され、2回連続して押
すと指定モード、3回連続して押すと下巻モード、4回
連続して押すと修正モード、5回連続して押すと入力モ
ードにそれぞれ糸巻モードが設定される。
【0021】ジョイスティックJSは、図1から図3に
示すように、中立位置N(図2参照)においてジョイス
ティックJSの押下方向(図2の下方向)の移動操作に
より、モータ12をオンオフするためのスイッチであ
り、ジョイスティックJSがオン操作されている間モー
タ12を回転させる寸動巻き上げを行うことができる。
またジョイスティックJSを2回連続して移動操作を行
うことにより、モータ12を連続回転させる連続巻き上
げを行うことができる。
【0022】また、ジョイスティックJSは、前後方向
(図2の左右方向)の揺動操作により、モータ12の回
転速度を任意に変更可能である。ジョイスティックJS
は、図示しないバネ部材(付勢手段の一例)によりリー
ル本体1と連結され、常に中立位置Nにくるように付勢
されている。この中立位置Nから前方の増速位置Aにジ
ョイスティックJSを揺動させると増速し(図2実線矢
印右方向)、中立位置Nから後方の減速位置Bに揺動さ
せると減速する(図2実線矢印左方向)。そして、ジョ
イスティックJSを増速位置A又は減速位置Bで手を離
すと、バネ部材の付勢力により、ジョイスティックJS
は中立位置Nに戻される(図2の点線矢印方向)。
【0023】カウンタケース4内の上部には、表示部5
と、表示制御及びモータ制御を行うリール制御部30
(図4参照)とが配置されている。カウンタケース4内
の下部にはモータ12をPWM駆動するPWM駆動回路
31(図4参照)が配置されている。またカウンタケー
ス4内の下部には、ブザー40(図4参照)とスプール
センサ41(図4参照)とが配置されている。
【0024】リール制御部30は、カウンタケース4内
に配置されたCPU、RAM、ROM、I/Oインター
フェイス等を含むマイクロコンピュータを含んでいる。
リール制御部30は、制御プログラムに従って表示部5
の表示制御やモータ駆動制御等の各種の制御動作を実行
する。リール制御部30には、図4に示すように、スイ
ッチ操作部6の各種のスイッチとスプール10の回転方
向及び回転数(回転位置データ)を検出するためのスプ
ールセンサ41及びスプールカウンタ42とが接続され
ている。また、リール制御部30には、ブザー40とP
WM駆動回路31と表示部5と記憶部43と他の入出力
部とが接続されている。
【0025】PWM駆動回路31は、モータ12を駆動
するための駆動素子としてのFETを含んでいる。PW
M駆動回路31は、リール制御部30によりモータ駆動
電流のデューティ比が制御されてモータ12を速度可変
に駆動する。
【0026】スプールセンサ41は、前後に並べて配置
された2つのリードスイッチから構成されている。リー
ドスイッチは、磁石ホイールに装着された2個の磁石を
検出する。この検出パルスをスプールカウンタ42で計
数することでリールの回転数を検出できる。また、いず
れのリードスイッチが先に検出パルスを発したかにより
スプール10の回転方向を検出できる。
【0027】スプールカウンタ42は、スプールセンサ
41のオンオフ回数を計数するカウンタであり、この計
数値によりスプール回転数に関する回転位置データが得
られる。スプールカウンタ42は、スプール10が正転
(糸繰り出し方向の回転)すると計数値が減少し、逆転
すると増加する。
【0028】記憶部43は、たとえばEEPROM等の
不揮発メモリからなり、学習結果のデータや糸長算出時
に使用する各種のデータ等が記憶されている。次に、リ
ール制御部30によって行われる具体的な制御処理を、
図5以降の制御フローチャートに従って説明する。
【0029】電動リールが電源コード18を介して外部
電源PSに接続されると、図5のステップS1において
初期設定を行う。この初期設定ではスプールカウンタ4
2の計数値をリセットしたり、各種の変数やフラグをリ
セットしたり、水深表示モードを上からモードに設定す
る。
【0030】次にステップS2では表示処理を行う。表
示処理では、水深表示等の各種の表示処理を行う。ここ
で、上からモードのときには、水深表示領域5aに水面
基準の水深が表示される。また、底メモスイッチSMに
より底位置がセットされていると底位置が底水深表示領
域5bに表示される。
【0031】ステップS3では、スイッチ操作部6のい
ずれかのスイッチが押されたか否かを判断する。スイッ
チ入力がなされた場合にはステップS3からステップS
6に移行してスイッチ入力処理を実行する。スイッチ入
力がなされていない場合にはステップS4に移行する。
【0032】ステップS4ではスプール10が回転して
いるか否かを判断する。この判断は、スプールセンサ4
1の出力により判断する。またスプール10の回転が検
出された場合にはステップS4からステップS7に移行
する。ステップS7では各動作モード処理を実行する。
【0033】ステップS5ではその他の指令や入力がな
されたか否かを判断する。その他の指令あるいは入力が
なされた場合にはステップS5からステップS8に移行
してその他の処理を実行する。
【0034】ステップS6のスイッチ入力処理では図6
のステップS11で糸巻モードが設定されたか否かを判
断する。この判断は、モードスイッチMDが押されたか
否かにより判断する。モードスイッチMDが押されると
ステップS11からステップS15に移行する。ステッ
プS15では糸巻モード処理を実行する。
【0035】ステップS12では、ジョイスティックJ
Sが移動操作されたか否かを判断する。ジョイスティッ
クJSが移動操作されればステップS16に移行し、モ
ータ制御処理を行う。またステップS13では、ジョイ
スティックJSが揺動操作されているか否かを判断す
る。ここで「YES」と判断されればステップS17に
進み、速度制御処理を行う。ステップS14では、その
他のスイッチが操作されたか否かを判断する。その他の
スイッチの操作には底メモスイッチSM等の操作を含ん
でいる。他のスイッチ入力がなされると、ステップS1
4からステップS18に移行し、たとえば現在の水深の
底棚値にセットするなどの操作されたスイッチ入力に応
じた他のスイッチ入力処理を行う。
【0036】図6のステップS16のモータ制御処理で
は、図7に示すように、ジョイスティックJSが移動操
作によりオンされている状態から始まる。まずステップ
S21で、ジョイスティックJSが所定時間内に2回オ
ン操作されたか否かを判断する。ここで「NO」、つま
りジョイスティックJSがオンされ続けているとき、ス
テップS22へ進み、モータ12がオンされているか否
かを判断する。モータ12がオフであればステップS2
3へ進み、モータ12を回転させてステップS24に進
む。またステップS22で「YES」と判断されたと
き、すなわちモータ12が既にオンであれば、ステップ
S24へ移行する。ステップS24ではジョイスティッ
クJSがオフか否かを判断し、ジョイスティックJSが
オフにされるとステップS25へ進みモータ12の回転
を停止させる。ステップS21からステップS25では
ジョイスティックJSが押されている間にモータ12を
回転させる寸動巻き上げを行うことができる。
【0037】一方、ステップS21で「YES」と判断
されたとき、ステップS26へ移行しモータ12が回転
しているか否かを判断する。モータ12が回転していれ
ばステップS28で回転を停止させ、モータ12が回転
していなければステップS27で回転が開始される。こ
こではモータ12が回転していないときには、ジョイス
ティックJSが2回オンされることによってモータ12
を回転させる連続巻き上げを実行することができる。
【0038】図6のステップS17の速度制御処理で
は、図8に示すように、ステップS31では、ジョイス
ティックJSが増速位置Aに揺動されているか否かを判
断する。ジョイスティックJSが増速位置Aに揺動され
ると、ステップS31からステップS33に移行する。
ステップS33では、デューティ比を徐々に大きくして
モータ12の回転を増加させる。ステップS31で「N
O」と判断されたとき、ステップS32に移行する。ス
テップS32では、ジョイスティックJSが減速位置B
に揺動されているか否かを判断する。ジョイスティック
JSが減速位置Bに揺動されると、ステップS32から
ステップS34に移行する。ステップS34では、デュ
ーティ比を徐々に小さくしてモータ12の回転を減少さ
せる。ここでジョイスティックJSを増速位置A又は減
速位置Bに揺動させ続けると、ステップS33又はステ
ップS34を繰り返すことになり、結果的にジョイステ
ィックJSの揺動時間に応じてモータ12の回転を増減
させている。
【0039】この電動リールでは、ジョイスティックJ
Sは、中立位置Nから前後方向に揺動自在で中立位置N
において移動自在に設けられている。ここでは、ジョイ
スティックJSの前後方向の揺動によりモータ12の回
転速度を変更し、ジョイスティックJSの中立位置Nで
の移動操作によりモータ12のオン、オフを行ってい
る。このため、1つのジョイスティックJSで各種の操
作が可能であるので、操作部材の操作性を向上させるこ
とができる。
【0040】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、ジョイスティックJSが移
動操作されている間モータ12を回転させていたが、移
動操作を行う毎にモータ12をオン、オフにするように
してもよい。図9に示すように、図6ステップS16の
モータ制御処理は、まずステップS41で、モータ12
がオンされているか否かを判断する。モータ12がオフ
のときステップS42へ進みモータ12を回転させ、ス
テップS43に進む。またステップS41で「YES」
と判断されたときはステップS43へ移行する。ステッ
プS43ではモータスイッチPWがオフか否かを判断
し、モータスイッチPWがオフにされるとステップS4
4へ進みモータ12の回転を停止させる。ここではモー
タスイッチPWがオン操作されている間、モータ12を
回転させる。
【0041】(b) 前記実施形態では、ジョイスティ
ックJSは前後方向の2方向に揺動自在であったが、図
10及び図11に示すように、左右方向を加えた4方
向、さらに斜め方向を追加した8方向に揺動自在な構成
にしてもよい。なお、揺動操作に底メモスイッチSM及
びモードスイッチMDの各機能が割り当てられているた
め、底メモスイッチSM及びモードスイッチMDは設け
られていない。また、ジョイスティックJSの移動方向
も押下方向に限定されない。
【0042】(c) 前記実施形態では、ジョイスティ
ックJSは、カウンタケース4の表示部5の右側に配置
されていたが、これに限定されず、表示部5の左側や表
示部5の後方中央部(図11参照)に設けてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、電動リールのモータ制
御装置において、操作部材の移動操作によりモータのオ
ン、オフを行い、かつ揺動操作により速度変化可能な操
作部材を設けることにより、操作部材の操作性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した電動リールの平
面図。
【図2】本発明の一実施形態を採用した電動リールの側
面図。
【図3】前記電動リールの表示部周辺の平面図。
【図4】前記電動リールの制御ブロック図。
【図5】前記電動リールのメインルーチンを示すフロー
チャート。
【図6】スイッチ入力処理サブルーチンを示すフローチ
ャート。
【図7】モータ制御処理サブルーチンを示すフローチャ
ート。
【図8】速度制御処理サブルーチンを示すフローチャー
ト。
【図9】他の実施形態の図7に相当する図。
【図10】他の実施形態の図1に相当する図。
【図11】他の実施形態の図1に相当する図。
【符号の説明】
10 スプール 12 モータ 30 制御部 A 増速位置 B 減速位置 JS ジョイスティック N 中立位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール本体に装着されたスプールを回転さ
    せるモータを制御するための電動リールのモータ制御装
    置であって、 中立位置から二方向に揺動自在、かつ前記中立位置にお
    いて前記揺動方向と異なる方向に移動自在に前記リール
    本体に設けられた操作部材と、 前記操作部材の移動操作により、前記モータのオン、オ
    フを行う第1回転制御手段と、 前記操作部材を前記中立位置から一方向に揺動させたと
    き前記モータの回転数を増加させ、前記操作部材を前記
    中立位置から他方向に揺動させたとき前記モータの回転
    数を減少させる第2回転制御手段と、 前記操作部材を前記中立位置に付勢する付勢手段と、を
    備えた電動リールのモータ制御装置。
  2. 【請求項2】前記第1回転制御手段は、前記モータのオ
    ン状態において前記操作部材の移動操作により前記モー
    タの回転を停止させ、前記モータのオフ状態において前
    記操作部材の移動操作により前記モータを回転させる、
    請求項1に記載の電動リールのモータ制御装置。
  3. 【請求項3】前記第1回転制御手段は、前記操作部材が
    移動操作されている間、前記モータを回転させる、請求
    項1に記載の電動リールのモータ制御装置。
  4. 【請求項4】前記第1回転制御手段は、前記操作部材が
    所定の期間内に2回移動操作されたときに、前記モータ
    を連続回転させる、請求項3に記載の電動リールのモー
    タ制御装置。
  5. 【請求項5】前記第2回転制御手段は、前記操作部材が
    前記中立位置にあるとき、前記モータの回転状態を維持
    する、請求項1から4のいずれかに記載の電動リールの
    モータ制御装置。
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