JP2002186233A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JP2002186233A
JP2002186233A JP2000378691A JP2000378691A JP2002186233A JP 2002186233 A JP2002186233 A JP 2002186233A JP 2000378691 A JP2000378691 A JP 2000378691A JP 2000378691 A JP2000378691 A JP 2000378691A JP 2002186233 A JP2002186233 A JP 2002186233A
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connection bus
brushless motor
connection
stator
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Kazunori Yamada
和則 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続用バスバーに亀裂等を生じさせることな
くステータからの振動を効果的に吸収させると共に、こ
の接続用バスバーの形成や取付作業を簡便に行え、製造
コストの低減を実現できる構造のブラシレスモータを提
供する。 【解決手段】 複数の励磁コイル7に対応して複数設け
られてこれら励磁コイル7と駆動制御回路30とを電気
的に接続する接続用バスバー50が、互いに略同一平面
上に配設された構造とする。また、これら複数の接続用
バスバー50にその板厚方向に屈曲して各々設けられた
振動吸収部60が、各接続用バスバー50と交差する直
線に沿って配列された構造とする。更に、各接続用バス
バー50の振動吸収部60を、その断面形状が略正三角
形となるように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の空
気調和装置等に使用されるブラシレスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】ブラシ等の整流機構が設けられていない
ブラシレスモータとしては、例えば、特開平9−191
625号公報にて開示されるようなブラシレスモータが
提案されている。このブラシレスモータは、例えば自動
車の空気調和装置等に使用されるものであり、図10に
示すように、励磁コイルa1を有するステータaがケー
ス部材bに固定され、このケース部材bに固定されたス
テータaにロータcが回転可能に支持された構造となっ
ている。
【0003】ケース部材bの内部には、ロータcを回転
駆動するための駆動制御回路が形成された回路基板dが
収納されている。駆動制御回路は、供給電力からサージ
を除去するフィルタ回路と、このフィルタ回路を通過し
た電流の励磁コイルa1に対する供給経路を所定時期に
切り換えてステータaからの発生磁界を制御する制御回
路とを有している。
【0004】制御回路とステータaの励磁コイルa1と
は、この励磁コイルa1に電気的に接続されたターミナ
ルピンeと、回路基板dに実装されたジョイントバーf
と、このジョイントバーfとターミナルピンeとを電気
的に接続する接続用バスバーgとを介して電気的に接続
されている。
【0005】接続用バスバーgは、ロータcが回転駆動
される際にステータaに生じる振動を回路基板dに伝え
ないようにして、この振動に起因する騒音の発生や接合
部における疲労破壊を防止するために設けられるもので
あり、長尺の金属板材が所定の形状に成形されてなるも
のである。
【0006】この接続用バスバーgは、図11に示すよ
うに、ステータaの励磁コイルa1の数に対応して複数
設けられている。そして、各接続用バスバーgは、その
一端側が励磁コイルa1と導通するターミナルピンeに
接続され、他端側が回路基板dに実装されたジョイント
バーfに接続されることで、回路基板dに形成された制
御回路とステータaの励磁コイルa1とを電気的に接続
している。
【0007】また、これら複数の接続用バスバーgは、
その中途部が板厚方向にU字状に屈曲され、このU字状
に屈曲された部分が、ロータcが回転駆動されたときに
ステータaに生じる振動を吸収するための振動吸収部g
1とされている。すなわち、これら複数の接続用バスバ
ーgは、ロータcが回転駆動されたときにステータaか
らターミナルピンeを介して伝達される振動を、U字状
に屈曲形成された振動吸収部g1にて吸収することで、
この振動が回路基板dに伝達されて騒音の発生や接合部
の疲労破壊を生じさせてしまうといった問題を回避する
ようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したブ
ラシレスモータにおいて、複数の接続用バスバーgは、
各接続用バスバーgに対応するターミナルピントeとの
接続レイアウト等を考慮して、それぞれ異なる形状に個
別に形成されて、所定の箇所に取り付けられるようにな
っている。このため、接続用バスバーgを形成すること
自体が煩雑であることに加えて、その取付作業も繁雑
で、このことがブラシレスモータの製造コスト低減を妨
げる要因の一つとなっていた。
【0009】また、上述したブラシレスモータの接続用
バスバーgは、その中途部にU字状に屈曲した振動吸収
部g1を設け、このU字状の振動吸収部g1にてステー
タaに生じた振動を吸収するようにしているが、U字状
の振動吸収部g1では、振動を吸収する際にこの振動吸
収部g1にかかる応力がU字状の頂点部分に集中してし
まい、この頂点部分に亀裂等を生じさせて、接続不良を
引き起こしてしまう場合があることが分かってきた。
【0010】本発明は、以上のような従来の実情に鑑み
て創案されたものであって、接続用バスバーに亀裂等を
生じさせることなくステータからの振動を効果的に吸収
させると共に、この接続用バスバーの形成や取付作業を
簡便に行え、製造コストの低減を実現できる構造のブラ
シレスモータを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数の励磁コイルを有するステータにロータが回転
可能に支持され、前記複数の励磁コイルに各々電気的に
接続されると共に駆動制御回路に電気的に接続される複
数の平板状の接続用バスバーを介して、前記駆動制御回
路からの駆動電流が前記励磁コイルに供給されること
で、前記ロータが回転駆動されるブラシレスモータにお
いて、前記複数の接続用バスバーは、板厚方向に屈曲す
る振動吸収部が設けられて、互いに略同一平面上に配設
されていると共に、各接続用バスバーに設けられた振動
吸収部が、各接続用バスバーと交差する直線に沿って配
列されていることを特徴としている。
【0012】この請求項1に記載のブラシレスモータで
は、駆動制御回路からの駆動電流が接続用バスバーを介
してステータの励磁コイルに供給されると、ステータか
ら駆動電流に応じた磁界が発生し、この磁界の作用によ
り、ステータに回転可能に支持されたロータが回転操作
されることになる。このとき、ロータの回転に伴ってス
テータに振動が生じると、この振動は、略同一平面上に
配設された複数の接続用バスバーに伝達されることにな
る。そして、これら複数の接続用バスバーに伝達された
ステータからの振動は、各接続用バスバーと交差する直
線に沿って各接続用バスバー毎に設けられた振動吸収部
により吸収されることになる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のブラシレスモータにおいて、前記駆動制御回路が、供
給電力からサージを除去するフィルタ回路と、このフィ
ルタ回路を通過した電流の前記複数の励磁コイルに対す
る供給経路を所定時期に切り換えて前記ステータからの
発生磁界を制御する制御回路とを有し、前記フィルタ回
路は、絶縁材料よりなるインナーケースに組み付けられ
た平板状の配線用バスバーを備え、前記複数の接続用バ
スバーは、前記配線用バスバーと共に前記インナーケー
スに組み付けられて、前記配線用バスバーと略同一平面
上に配設されていることを特徴としている。
【0014】この請求項2に記載のブラシレスモータで
は、インナーケースに組み付けられた配線用バスバーを
備えるフィルタ回路に電力が供給されると、このフィル
タ回路において供給電力からサージが除去される。そし
て、このフィルタ回路を通過した電流が制御回路に供給
れると、この電流の励磁コイルに対する供給経路が、制
御回路において所定時期に切り換えられ、駆動電流とし
て励磁コイルに供給されてロータが回転操作されること
になる。このとき、ロータの回転に伴ってステータに振
動が生じると、この振動は、配線用バスバーと共にイン
ナーケースに組み付けられて配線用バスバーと略同一平
面上に配設された複数の接続用バスバーに伝達され、こ
れら複数の接続用バスバーに設けられた振動吸収部によ
り吸収されることになる。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のブラシレスモータにおいて、前記複数の接続用バスバ
ーと前記配線用バスバーとが、単一の板材が打ち抜き加
工されて互いに連結した状態で前記インナーケースにイ
ンサート成形された後に、連結箇所が除去されてなるこ
とを特徴としている。
【0016】この請求項3に記載のブラシレスモータで
は、ロータが回転操作されたときにステータに振動が生
じると、この振動が、単一の板材が打ち抜き加工されて
配線用バスバーと共に互いに連結した状態でインナーケ
ースにインサート成形された後に連結箇所が除去されて
なる複数の接続用バスバーに伝達され、これら複数の接
続用バスバーに設けられた振動吸収部により吸収される
ことになる。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
の何れかに記載のブラシレスモータにおいて、前記複数
の接続用バスバーに設けられた振動吸収部が、頂点を挟
んで連続する2つの傾斜面を有する山形とされ、その断
面形状が略正三角形とされていることを特徴としてい
る。
【0018】この請求項4に記載のブラシレスモータで
は、ロータが回転操作されたときにステータに振動が生
じると、この振動が、複数の接続用バスバーに設けられ
た、頂点を挟んで連続する2つの傾斜面を有する山形
で、その断面形状が略正三角形とされた振動吸収部によ
り吸収されることになる。
【0019】請求項5に記載の発明は、複数の励磁コイ
ルを有するステータにロータが回転可能に支持され、前
記複数の励磁コイルに各々電気的に接続されると共に駆
動制御回路に電気的に接続される複数の平板状の接続用
バスバーを介して、前記駆動制御回路からの駆動電流が
前記励磁コイルに供給されることで、前記ロータが回転
駆動されるブラシレスモータにおいて、前記複数の接続
用バスバーには、板厚方向に屈曲する振動吸収部がそれ
ぞれ設けられ、これら振動吸収部が、頂点を挟んで連続
する2つの傾斜面を有する山形とされ、その断面形状が
略正三角形とされていることを特徴としている。
【0020】この請求項5に記載のブラシレスモータで
は、駆動制御回路からの駆動電流が接続用バスバーを介
してステータの励磁コイルに供給されると、ステータか
ら駆動電流に応じた磁界が発生し、この磁界の作用によ
り、ステータに回転可能に支持されたロータが回転操作
されることになる。このとき、ロータの回転に伴ってス
テータに振動が生じると、この振動は、略同一平面上に
配設された複数の接続用バスバーに伝達されることにな
る。そして、これら複数の接続用バスバーに伝達された
ステータからの振動は、頂点を挟んで連続する2つの傾
斜面を有する山形とされ、その断面形状が略正三角形と
されて各接続用バスバーに設けられた振動吸収部により
吸収されることになる。
【0021】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ロータ
が回転駆動されたときにステータに生じる振動を吸収す
るための複数の接続用バスバーが、互いに略同一平面上
に配設されていると共に、各接続用バスバーに板厚方向
に屈曲するよう設けられた振動吸収部が、各接続用バス
バーと交差する直線に沿って配列されているので、これ
ら複数の接続用バスバーを単一の板材を打ち抜き加工す
ることで同時に形成できると共に、各接続用バスバーの
振動吸収部を単一の金型で同時に形成することができ
る。したがって、この請求項1に記載の発明によれば、
複数の接続用バスバーの形成を簡便に行え、製造コスト
の低減を実現することができる。
【0022】請求項2に記載の発明によれば、複数の接
続用バスバーが、配線用バスバーと共にインナーケース
に組み付けられて、配線用バスバーと略同一平面上に配
設されているので、これら複数の接続用バスバーと配線
用バスバーとを単一の板材を打ち抜き加工することで同
時に形成できると共に、複数の接続用バスバーの取付作
業をインナーケースに組み付けられた状態で行うことが
できる。したがって、この請求項2に記載の発明によれ
ば、複数の接続用バスバーの形成を更に簡便に行えると
共に、複数の接続用バスバーの取付作業も簡便に行え、
製造コストの更なる低減を実現することができる。
【0023】請求項3に記載の発明によれば、複数の接
続用バスバーと配線用バスバーとが、単一の板材が打ち
抜き加工されて互いに連結した状態でインナーケースに
インサート成形された後に連結箇所が除去されてなるの
で、複数の接続用バスバー相互間における位置ずれを有
効に防止しながら、これら複数の接続用バスバーの取付
作業を極めて簡便且つ高精度に行うことができる。
【0024】請求項4に記載の発明によれば、複数の接
続用バスバーに設けられた振動吸収部が、頂点を挟んで
連続する2つの傾斜面を有する山形とされ、その断面形
状が略正三角形とされているので、ステータの振動が複
数の接続用バスバーに伝達されたときに、振動吸収部に
かかる応力が頂点部分に集中することなく有効に分散さ
れることになる。したがって、この請求項4に記載の発
明によれば、振動吸収部の頂点部分に亀裂を生じさせて
接続不良等を引き起こすことなく、ステータからの振動
を振動吸収部に適切に吸収させることができる。
【0025】請求項5に記載の発明によれば、複数の接
続用バスバーに設けられた振動吸収部が、頂点を挟んで
連続する2つの傾斜面を有する山形とされ、その断面形
状が略正三角形とされているので、ステータの振動が複
数の接続用バスバーに伝達されたときに、振動吸収部に
かかる応力が頂点部分に集中することなく有効に分散さ
れることになる。したがって、この請求項5に記載の発
明によれば、振動吸収部の頂点部分に亀裂を生じさせて
接続不良等を引き起こすことなく、ステータからの振動
を振動吸収部に適切に吸収させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0027】本発明を適用したブラシレスモータの一例
を図1に示す。この図1に示すブラシレスモータ1は、
例えば、自動車用空気調和装置のブロアユニットに使用
されるものであって、回路保護ケース20にステータ2
が固定され、このステータ2にロータ3が回転可能に支
持された構造となっている。
【0028】ステータ2は、回路保護ケース20に取り
付けられたハウジング4と、このハウジング4の外周側
に固定されたコア5と、このコア5に組み付けられた上
下一対の電気絶縁体6a,6bと、これらの電気絶縁体
6a,6bを介してコア5に巻回された複数の励磁コイ
ル7とを備えている。
【0029】ハウジング4は、例えばアルミニウム等が
略円柱状に成形されてなり、その下端部には、外周側に
突出するフランジ部4aが設けられている。ハウジング
4は、この下端部に設けられたフランジ部4aが、防振
ゴム8を介在させて、合成樹脂製の回路保護ケース20
にビス止めされることで、回路保護ケース20に固定さ
れている。
【0030】コア5は、金属薄板が積層されてなるもの
であり、ハウジング4の外周側に固着されている。そし
て、このコア5に、上下一対の電気絶縁体6a,6bを
介して、例えば3つの励磁コイル7が巻回されている。
これら3つの励磁コイル7は、回路保護ケース20内に
設けられた駆動制御回路30から駆動電流が供給される
ことで、ステータ2に磁界を発生させる。
【0031】ロータ3は、上下一対の軸受け部9a,9
bを介してハウジング4に回転可能に支持されたモータ
シャフト10と、このモータシャフト10の先端側に固
定されたヨーク11と、ヨーク11の内周側に貼着され
た複数の永久磁石12とを備えている。
【0032】モータシャフト10は、上下一対の軸受け
部9a,9bを介してハウジング4に回転可能に支持さ
れ、上方に突出する先端部には、例えば送風用のシロッ
コファンが取り付けられるようになっている。また、モ
ータシャフト10の基端側は回路保護ケース30の内部
に挿通されて、その端部に、ロータ3の回転位置を検出
するためのセンサマグネット13が取り付けられてい
る。このセンサマグネット13は、ヨーク11の内周側
に貼着された複数の永久磁石12に対応した複数の着磁
領域を有しており、各着磁領域が、その領域に対応する
永久磁石12と同極に着磁されている。
【0033】ヨーク11は、金属材料がすり鉢状に成形
されてなるものであり、その先端部がモータシャフト1
0の先端側に固定されて、コア5の外周側を覆ってい
る。このヨーク11の内周側に、ステータ2からの磁界
との相互作用によりロータ3に回転力を生じさせるため
の、例えば4つの永久磁石12が、コア5の外周側と僅
かな隙間を存して対向するように、略等間隔に配設され
ている。
【0034】回路保護ケース20は、上下一対のアッパ
ーケース21及びロアケース22が組み合わされてなる
ものであり、その内部には、ステータ2の複数の励磁コ
イル7に駆動電流を供給するための駆動制御回路30が
収納されている。この駆動制御回路30は、供給電力か
らサージを除去するフィルタ回路31と、このフィルタ
回路31を通過した電流の励磁コイル7に対する供給経
路を所定時期に切り換えてステータ5からの発生磁界を
制御する制御回路32とを備えている。
【0035】この駆動制御回路30のうちでステータ5
からの発生磁界を制御するための制御回路30は、図1
及び図2に示すように、回路保護ケース20の内部に固
定された回路基板33上に形成されている。なお、図2
は、駆動制御回路30全体を示す平面図である。
【0036】回路基板33には、所定の配線パターンが
パターニング形成されていると共に、フィルタ回路31
を通過してステータ5の励磁コイル7を流れる駆動電流
のフィルタ回路31からの電流経路を切り換えるスイッ
チング素子34や、このスイッチング素子34の電流切
り換え時期を制御する制御IC35、センサマグネット
13と協働してロータ3の回転位置を検出する図示しな
いホール素子、電解コンデンサ36等の電気部品が実装
されている。そして、これら回路基板33上の配線パタ
ーンや電気部品により制御回路30が構成されている。
【0037】スイッチング素子34は、その発熱を回路
保護ケース20の外部へ放熱するための放熱フィン37
aを備えたヒートシンク37に、スプリング部材38に
よって圧接されている。ヒートシンク37は、アルミニ
ウム等の熱伝導率の高い材料が門型の形状に成形されて
なるものであり、放熱フィン37aを回路保護ケース2
0の外部に露出させた状態で、回路基板33上に固定さ
れている。スプリング部材38は、スイッチング素子3
4の下方に配設されて、回路基板33に固定されてい
る。
【0038】一方、駆動制御回路30のうちで供給電力
からサージを除去するためのフィルタ回路31は、図1
及び図3,図4に示すように、回路保護ケース20の内
部に固定された合成樹脂製のインナーケース40に形成
されている。なお、図3は、図1に示したブラシレスモ
ータ1からロアケース12を取り外した状態を底面側か
ら見た様子を示しており、図4は、このブラシレスモー
タ1のフィルタ回路20が形成された部分のみを底面側
から見た様子を示している。
【0039】インナーケース40には、金属薄板が打ち
抜き加工されてなる配線用バスバー41が、インサート
成形によって組み付けられていると共に、電解コンデン
サ42,コモンモードチョークコイル43,バリスタ4
4,ヒューズ部材45等の電気部品が実装されている。
そして、これらインナーケース40に取り付けられた配
線用バスバー41や電気部品によりフィルタ回路31が
構成されている。
【0040】図1乃至図4に示すように、インナーケー
ス40は、アッパーケース21の頂壁に垂設された取付
ボス部にビス固定されて回路保護ケース20内の所定の
位置に配置されている。回路基板33は、インナーケー
ス40の上方に配置されて、インナーケース40を介し
てアッパーケース21に固定されている。そして、この
回路基板31の所定の位置に、インナーケース40に組
み付けられた配線用バスバー41の所定部位が上方へ折
曲されて半田付けされ、この半田付けによって、フィル
タ回路31と制御回路32とが電気的に接続されてい
る。
【0041】ここで、本発明を適用したブラシレスモー
タ1においては、フィルタ回路31が形成されたインナ
ーケース40に、ステータ2の3つの励磁コイル7に対
応して設けられた3本の接続用バスバー50も、配線用
バスバー41と共にインサート成形されて、このインナ
ーケース40に組み付けられている。
【0042】接続用バスバー50は、駆動制御回路30
の制御回路32とステータ2の励磁コイル7とを電気的
に導通させると共に、ロータ3が回転操作されたときに
ステータ2に生じる振動を回路基板33に伝えないよう
にするためのものであり、長尺の金属薄板が所定の形状
に成形されてなるものである。
【0043】ステータ2の3つの励磁コイル7に対応し
て設けられた3本の接続用バスバー50は、それぞれイ
ンナーケース40に組み付けられて、配線用バスバー4
1と共に、互いに略同一平面上に配設されている。そし
て、これら接続用バスバー50は、その一端が上方へ折
曲されて、回路基板33に設けられたスルーホール39
(図2参照)に挿通され、回路基板33上の配線パター
ンに半田付けされている。また、これら接続用バスバー
15の他端は、下方に折曲されて、先端部がステータ2
の3つの励磁コイル7に各々接続されて回路保護ケース
20のアッパーケース21を貫通して立設された3本の
ターミナルピン51の下端部に各々溶接されている。
【0044】ブラシレスモータ1では、以上のように、
接続用バスバー50の一端が回路基板33上の配線パタ
ーンに半田付けされ、接続用バスバー50の他端がター
ミナルピン51の下端部に溶接されることで、駆動制御
回路30の制御回路32とステータ2の励磁コイル7と
が、接続用バスバー50及びターミナルピン51を介し
て、電気的に導通するようになっている。
【0045】ここで、本発明を適用したブラシレスモー
タ1では、3本の接続用バスバー50が、互いに略同一
平面上に配設された構造となっているので、これら3本
の接続用バスバー50を単一の金属板材を打ち抜き加工
することで同時に形成することができる。更に、本発明
を適用したブラシレスモータ1では、これら3本の接続
用バスバー50が、配線用バスバー41と共にインナー
ケース40にインサート成形され、配線用バスバー41
と略同一平面上に位置してインナーケース40に組み付
けられた構造となっているので、これら3本の接続用バ
スバー50と配線用バスバー41とを単一の金属板材を
打ち抜き加工することで同時に形成することができると
共に、3本の接続用バスバー50の取付作業をインナー
ケース40に組み付けられた状態で行うことができ、接
続用バスバー50の形成及び取付作業を極めて簡便に行
うことができる。
【0046】単一の金属板材を打ち抜き加工することで
形成され、インナーケース40にインサート成形される
前の状態の接続用バスバー50及び配線用バスバー41
を図5に示す。
【0047】この図5に示すように、配線用バスバー4
1は、コネクタによって電気的に接続されるコネクタ端
子として、車載電源から電力を受電するプラス端子46
と、車体と電気的に接続されるアース端子47と、外部
制御信号を受信する信号端子48とを備えている。これ
らの端子46,47,48は、配線用バスバー41のバ
スバー本体49に溶接によって固着されている。
【0048】また、接続用バスバー50と配線用バスバ
ー41とは、図5中斜線で示す複数の架橋箇所で互いに
連結されており、このように互いに連結された状態でイ
ンナーケース40にインサート成形されるようになって
いる。そして、これら接続用バスバー50と配線用バス
バー41とは、互いに連結された状態でインナーケース
40にインサート成形された後に、架橋箇所が切除され
て分離され、所定の部位が所定の方向へ折曲されて最終
的な形状とされるようになっている。
【0049】以上のように、本発明を適用したブラシレ
スモータ1では、接続用バスバー50と配線用バスバー
41とが互いに連結された状態でインナーケース40に
インサート成形され、インサート成形後に架橋箇所が除
去されて分離され、個々の接続用バスバー50及び配線
用バスバー41とされるので、各接続用バスバー50相
互間における位置ずれや、各接続用バスバー50と配線
用バスバー41との位置ずれ等を有効に防止しながら、
これら接続用バスバー50や配線用バスバー41の取付
作業を極めて簡便且つ高精度に行うことができる。
【0050】配線用バスバー41と共にインナーケース
40にインサート成形される3本の接続用バスバー50
には、その中途部に、板厚方向に屈曲する振動吸収部6
0がそれぞれ設けられている。この振動吸収部60は、
ロータ3が回転操作されることに伴ってステータ2に生
じる振動を吸収するためのものである。
【0051】すなわち、駆動制御回路30から接続用バ
スバー50及びターミナルピン51を介してステータ2
の励磁コイル7に駆動電流が供給され、この駆動電流に
応じてロータ3が回転操作されたときに、ステータ2と
ロータ3との間での磁気吸引力の変化や、ロータ3の重
量バランスの不均衡等に起因して、ロータ3に振動が生
じ、この振動がステータ2に伝達されてステータ2が振
動する場合がある。このようなステータ2の振動が回路
基板33に伝わると、騒音発生の要因となり、また、回
路基板33上の接合部分に疲労破壊等を生じさせる要因
となる。そこで、ブラシレスモータ1では、ステータ2
と回路基板33上に形成された制御回路32とを電気的
に接続させるための接続用バスバー50に板厚方向に屈
曲する振動吸収部60を設け、ステータ2からの振動が
ターミナルピン51を介して接続用バスバー50に伝達
されたときに、振動吸収部60を変位させることでこの
振動を吸収して回路基板33に伝えないようにしてい
る。これにより、ステータ2の振動に起因する騒音の発
生や接合部における疲労破壊等が未然に防止されること
になる。
【0052】ところで、本発明を適用したブラシレスモ
ータ1では、3本の接続用バスバー50に各々設けられ
た振動吸収部60が、図6に示すように、各接続用バス
バー50と交差する直線(図6中一点鎖線で示す直線)
に沿って配列された構造となっている。すなわち、本発
明を適用したブラシレスモータ1では、3本の接続用バ
スバー50が上述したように互いに略同一平面上に配設
されていると共に、これら接続用バスバー50に各々設
けられた振動吸収部60が一直線上に並ぶように、各接
続用バスバー50のレイアウトが決定されている。な
お、図6は、3本の接続用バスバー50を底面側から見
た様子を示す平面図である。
【0053】本発明を適用したブラシレスモータ1で
は、以上のように、3本の接続用バスバー50が互いに
略同一平面上に配設され、各接続用バスバー50に設け
られた振動吸収部60が一直線上に並ぶような構造とす
ることで、各接続用バスバー50の振動吸収部60を単
一の金型で同時に形成することが可能となる。したがっ
て、このブラシレスモータ1では、振動吸収部60の形
成を含む接続用バスバー50の形成を極めて容易なもの
として、製造コストの大幅な低減を実現することができ
る。
【0054】また、本発明を適用したブラシレスモータ
1では、各接続用バスバー50に設けられた振動吸収部
60が、図7に示すように、頂点60aを挟んで連続す
る2つの斜辺60b,60cを有する山形とされ、その
断面形状が略正三角形とされている。すなわち、各接続
用バスバー50に設けられた振動吸収部60は、頂点6
0aの角度θ1が約60度とされていると共に、2つの
斜辺60b,60cと接続用バスバー50の当該振動吸
収部60が設けられていない部分を結ぶ線とがなす角度
θ2,θ3とがそれぞれ約60度とされている。なお、
図7は、図6におけるX1−X2線断面図である。
【0055】本発明を適用したブラシレスモータ1で
は、以上のように、各接続用バスバー50に設けた振動
吸収部60の形状を、頂点60aを挟んで連続する2つ
の斜辺60b,60cを有する山形とし、その断面形状
を略正三角形とすることで、振動吸収部60に亀裂等を
生じさせることなく、ステータ2からの振動を適切に吸
収できるようになされている。
【0056】詳述すると、この種のブラシレスモータに
おいて、接続用バスバーに振動吸収部を設ける場合、こ
れまでは当該接続用バスバーを板厚方向にU字状に曲折
して、これを振動吸収部とすることが多かった。このよ
うなU字状の振動吸収部は振動吸収効果に優れるもの
の、振動吸収時に変位を繰り返すことによって経時劣化
が進み、頂点部分に亀裂等が生じて最終的には破損して
しまう場合があることが分かってきた。このように、接
続用バスバーが破損してしまうと、駆動制御回路とステ
ータの励磁コイルとの電気的導通状態が遮断され、ブラ
シレスモータを適切に動作させることができなくなる。
【0057】U字状の振動吸収部に亀裂等を生じさせる
最も大きな要因は、振動吸収時の変位による応力が、U
字状の頂点部分に集中してしまうことにあると考えられ
る。すなわち、U字状の振動吸収部が変位したときに生
じる応力が、その頂点部分に集中的にかかり、これが繰
り返されることによって、頂点部分の強度が低下して亀
裂等が生じるものと考えられる。
【0058】以上のような不都合を生じさせることな
く、ステータ2からの振動を適切に吸収できる振動吸収
部60の最適な形状を鋭意検討したところ、図7に示し
たように、頂点60aを挟んで連続する2つの斜辺60
b,60cを有する山形で、その断面形状が略正三角形
のものが最適であることが分かった。このような形状の
振動吸収部60では、振動吸収時の変位により当該振動
吸収部60にかかる応力が、頂点60aに集中すること
なく他の2つの角部に適切に分散されて、頂点60aに
亀裂等が生じることが有効に抑制される。また、このよ
うな形状の振動吸収部60は、振動吸収効果にも優れ、
ステータ2からの振動を適切に吸収することができる。
【0059】本発明を適用したブラシレスモータ1で
は、以上のような知見に基づいて、各接続用バスバー5
0に設けた振動吸収部60の形状を、頂点60aを挟ん
で連続する2つの斜辺60b,60cを有する山形と
し、その断面形状を略正三角形としている。したがっ
て、このブラシレスモータ1では、振動吸収部60に亀
裂等を生じさせることなく、ステータ2からの振動を振
動吸収部60に適切に吸収させることができる。
【0060】なお、図6及び図7に示した例では、1つ
の接続用バスバー50に対して1つの振動吸収部60を
設けるようにしているが、接続用バスバー50に設けら
れる振動吸収部60の数は、振動発生量や要求される精
度等に応じて適宜決定すればよく、例えば、図8及び図
9に示すように、一端から他端までの距離が短い接続用
バスバー50には1つの振動吸収部60を設け、一端か
ら他端までの距離が長い接続用バスバー50に対して
は、ステータ2からの振動が伝達されたときの振幅が大
きくなるので、2つの振動吸収部60を設けるようにし
てもよい。なお、図8は、これら3本の接続用バスバー
50を底面側から見た様子を示す平面図であり、図9
は、図8におけるX3−X4線断面図である。
【0061】以上説明したように、本発明を適用したブ
ラシレスモータ1においては、ステータ2の3つの励磁
コイル7に対応して設けられた3本の接続用バスバー5
0が、互いに略同一平面上に配設されていると共に、こ
れら3本の接続用バスバー50に各々設けられた振動吸
収部60が、これら3本の接続用バスバー50と交差す
る直線に沿って配列された構造となっているので、単一
の金属板材を打ち抜き加工することでこれら3本の接続
用バスバー50を同時に形成することができると共に、
単一の金型を用いて各接続用バスバー50の振動吸収部
60を同時に形成することができる。したがって、この
ブラシレスモータ1では、振動吸収部60の形成を含む
接続用バスバー50の形成を極めて容易なものとして、
製造コストの大幅な低減を実現することができる。
【0062】更に、このブラシレスモータ1において
は、これら3本の接続用バスバー50が、配線用バスバ
ー41と共にインナーケース40にインサート成形さ
れ、配線用バスバー41と略同一平面上に位置してイン
ナーケース40に組み付けられた構造となっているの
で、これら3本の接続用バスバー50と配線用バスバー
41とを単一の金属板材を打ち抜き加工することで同時
に形成することができると共に、3本の接続用バスバー
50の取付作業をインナーケース40に組み付けられた
状態で行うことができ、接続用バスバー50の形成及び
取付作業を極めて簡便に行うことができる。
【0063】更に、このブラシレスモータ1において
は、接続用バスバー50と配線用バスバー41とが互い
に連結された状態でインナーケース40にインサート成
形され、インサート成形後に架橋箇所が除去されて分離
されることで個々の接続用バスバー50及び配線用バス
バー41とされるので、各接続用バスバー50相互間に
おける位置ずれや、各接続用バスバー50と配線用バス
バー41との位置ずれ等を有効に防止しながら、これら
接続用バスバー50や配線用バスバー41の取付作業を
極めて簡便且つ高精度に行うことができる。
【0064】また、このブラシレスモータ1において
は、3本の接続用バスバー50に各々設けられた振動吸
収部60の形状を、頂点60aを挟んで連続する2つの
斜辺60b,60cを有する山形で、その断面形状が略
正三角形となるようにしているので、振動吸収部60に
亀裂等を生じさせることなく、ロータ3が回転操作され
る際にステータ2から伝達される振動を振動吸収部60
にて適切に吸収して、騒音の発生等を有効に防止するこ
とができる。
【0065】なお、以上は、本発明を適用したブラシレ
スモータ1の一例について具体的に説明したが、本発明
は、以上の例に限定されるものではなく、各部の構造等
を適宜変更することが可能である。例えば、以上の例で
は、ステータ2が3つの励磁コイル7を備え、これに対
応して3本の接続用バスバー50が設けられているが、
励磁コイル7及び接続用バスバー50の数は、当該ブラ
シレスモータ1に要求される性能や使用目的等に応じて
適宜設定すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したブラシレスモータの一例を示
す断面図である。
【図2】上記ブラシレスモータが備える駆動制御回路の
全体を示す平面図である。
【図3】上記ブラシレスモータからロアケースを取り外
した状態を底面側から見た様子を示す平面図である。
【図4】上記ブラシレスモータのフィルタ回路が形成さ
れた部分のみを底面側から見た様子を示す平面図であ
る。
【図5】インナーケースにインサート成形される前の状
態の接続用バスバー及び配線用バスバーを示す平面図で
ある。
【図6】3本の接続用バスバーを底面側から見た様子を
示す平面図である。
【図7】図6におけるX1−X2線断面図である。
【図8】3本の接続用バスバーの他の例を底面側から見
た様子を示す平面図である。
【図9】図8におけるX3−X4線断面図である。
【図10】従来のブラシレスモータの断面図である。
【図11】従来のブラシレスモータから下側ケース部材
を取り外した状態を底面側から見た様子を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 ブラシレスモータ 2 ステータ 3 ロータ 4 ハウジング 5 コア 7 励磁コイル 10 モータシャフト 11 ヨーク 12 永久磁石 20 回路保護ケース 30 駆動制御回路 31 フィルタ回路 32 制御回路 33 回路基板 40 インナーケース 41 配線用バスバー 50 接続用バスバー 60 振動吸収部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の励磁コイル(7)を有するステー
    タ(2)にロータ(3)が回転可能に支持され、前記複
    数の励磁コイル(7)に各々電気的に接続されると共に
    駆動制御回路(30)に電気的に接続される複数の平板
    状の接続用バスバー(50)を介して、前記駆動制御回
    路(30)からの駆動電流が前記励磁コイル(7)に供
    給されることで、前記ロータ(3)が回転駆動されるブ
    ラシレスモータにおいて、 前記複数の接続用バスバー(50)は、板厚方向に屈曲
    する振動吸収部(60)が設けられて、互いに略同一平
    面上に配設されていると共に、各接続用バスバー(5
    0)に設けられた振動吸収部(60)が、各接続用バス
    バー(50)と交差する直線に沿って配列されているこ
    とを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 前記駆動制御回路(30)は、供給電力
    からサージを除去するフィルタ回路(31)と、このフ
    ィルタ回路(31)を通過した電流の前記複数の励磁コ
    イル(7)に対する供給経路を所定時期に切り換えて前
    記ステータ(2)からの発生磁界を制御する制御回路
    (32)とを有し、 前記フィルタ回路(31)は、絶縁材料よりなるインナ
    ーケース(40)に組み付けられた平板状の配線用バス
    バー(41)を備え、 前記複数の接続用バスバー(50)は、前記配線用バス
    バー(41)と共に前記インナーケース(40)に組み
    付けられて、前記配線用バスバー(41)と略同一平面
    上に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の
    ブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】 前記複数の接続用バスバー(50)と前
    記配線用バスバー(41)とは、単一の板材が打ち抜き
    加工されて互いに連結した状態で前記インナーケース
    (40)にインサート成形された後に、連結箇所が除去
    されてなることを特徴とする請求項2に記載のブラシレ
    スモータ。
  4. 【請求項4】 前記複数の接続用バスバー(50)に設
    けられた振動吸収部(60)は、頂点(60a)を挟ん
    で連続する2つの傾斜面(60b),(60c)を有す
    る山形とされ、その断面形状が略正三角形とされている
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のブラ
    シレスモータ。
  5. 【請求項5】 複数の励磁コイル(7)を有するステー
    タ(2)にロータ(3)が回転可能に支持され、前記複
    数の励磁コイル(7)に各々電気的に接続されると共に
    駆動制御回路(30)に電気的に接続される複数の平板
    状の接続用バスバー(50)を介して、前記駆動制御回
    路(30)からの駆動電流が前記励磁コイル(7)に供
    給されることで、前記ロータ(3)が回転駆動されるブ
    ラシレスモータにおいて、 前記複数の接続用バスバー(50)には、板厚方向に屈
    曲する振動吸収部(60)がそれぞれ設けられ、これら
    振動吸収部(60)が、頂点(60a)を挟んで連続す
    る2つの傾斜面(60b),(60c)を有する山形と
    され、その断面形状が略正三角形とされていることを特
    徴とするブラシレスモータ。
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