JP2002183572A

JP2002183572A - 販売プロモーションシステム

Info

Publication number: JP2002183572A
Application number: JP2000382994A
Authority: JP
Inventors: Mutsumi Kumai; 睦美熊井
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 2000-12-15
Filing date: 2000-12-15
Publication date: 2002-06-28

Abstract

(57)【要約】【課題】割引クーポンの発行を売上促進に連動させ待
ち時間を有効活用する。【解決手段】携帯電話１はユーザによる暗証番号，ア
ンケート回答の入力と、ゲームプレイおよびインターネ
ット広告／割引クーポン画面の表示等に使用される。Ｗ
ＷＷサーバ２は、ファミレス本部端末３へ暗証番号およ
び会員情報／アンケート情報を送信し、携帯電話からの
暗証番号の認証を行ない、携帯電話からのアクセスや入
力に応じて、暗証番号入力画面，ゲーム画面，インター
ネット広告画面，アンケート回答選択画面，アンケート
画面および割引クーポン画面を送信する。ファミレス本
部端末３は、ＷＷＷサーバから付与された暗証番号をフ
ァミレス店舗端末３０へ送信し、ファミレス店舗端末か
ら売上報告、ＷＷＷサーバから会員情報およびアンケー
ト情報を受信する。ファミレス店舗端末はファミレス本
部端末から暗証番号を受信し、ファミレス本部端末へ売
上報告を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、販売プロモーショ
ンシステム、特にファミリーレストラン等の外食企業が
売上促進を期すための販売プロモーションシステムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】ファミリーレストランは、豊富な品揃え
の飲食物を手軽な価格で提供する場として、これまで集
客に成功してきた。しかし、最近では、若者に人気のコ
ンビニエンスストアも生物（なまもの）食品の販売に注
力するようになってきており、またスーパーマーケット
やデパートでも、いわゆる中食の弁当や惣菜等の固定客
を増やしている模様である。食物を持ち帰りとしても、
電子レンジ等の家電調理器の普及により、家庭で調理し
た内食と同様な状態を簡単に作り出せることが多忙な現
代人にマッチするのであろう。このような状況の中にあ
って、最近ではファミリーレストランでもテイクアウト
（take out）サービスを開始している店舗が見受けられ
るようになった。

【０００３】しかし、ファミリーレストラン等の外食産
業が更に発展し、また競合する同業者の中で勝ち組みと
なるには、より強力な方策を講じる必要があろう。販売
促進には低価格化が強力な決め手になることに論を待た
ない。外食業界でも、従来、ファミリーレストラン等で
は、その一環として、会員登録の上、利用客の飲食金額
に応じてポイントを累算し、一定の金額に達すると割引
クーポン券を交付することによって実質的な値引きをし
ている。更に、最近では、インターネット画面にて無条
件に、または会員登録を条件に割引クーポンを発行する
外食企業も現われている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のポイントを累算していく方法では、その店を偶
にしか利用しない客は、ポイントカードの保管に無頓着
であり、利用しようとするときにはポイントカードを持
ち合わせていないことがある。更には紛失することもあ
って、利用客側では割得感を得られない場合が少なくな
い。企業側でも、氏名，性別，住所程度の個人情報と、
その会員の利用状況以上の情報は得られず、割引サービ
スが売上増加に結びついているとは言い難いのが実状で
ある。

【０００５】また、インターネット画面で割引クーポン
を発行する場合でも、状況は同様であって、割り引いた
分以上に売上が増加しているかは疑わしい。そうかとい
って、あまり細かい個人情報の入力やアンケートへの答
えを割引クーポン発行の条件にすると、アンケートに応
じる者が少なくなる。従って、売上促進のためのマーケ
ティング情報を得るまでには至らないことが多い。

【０００６】そこで、本発明の目的は、割引クーポンの
発行を売上促進に連動させることができる販売プロモー
ションシステムを提供することにある。

【０００７】また、本発明の他の目的は、ユーザのサー
ビス待ち時間を有効活用できる販売プロモーションシス
テムを提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】第１の本発明の販売プロ
モーションシステムは、当該店舗に係る商品の買上げを
したユーザが、通信機能を有する携帯端末によって提示
されたゲームないしクイズ(以下、「ゲーム」と記す)を
クリアすることを要件として、買上げに対する割引クー
ポンをユーザに発行することを特徴とする。

【０００９】第２の本発明の販売プロモーションシステ
ムは、当該店舗に係る商品の買上げをしたユーザが、通
信機能を有する携帯端末によって提示された一般企業の
広告を見ることを要件として、買上げに対する割引クー
ポンをユーザに発行することを特徴とする。

【００１０】第３の本発明の販売プロモーションシステ
ムは、当該店舗に係る商品の買上げをしたユーザが、通
信機能を有する携帯端末によって提示された複数のゲー
ムをクリアし、かつ該ゲームの間に提示された一般企業
の広告を見ることを要件として、買上げに対する割引ク
ーポンをユーザに発行することを特徴とする。

【００１１】第４の本発明の販売プロモーションシステ
ムは、当該店舗に係る商品の買上げをしたユーザが、通
信機能を有する携帯端末によって店舗が属する企業のマ
ーケティング情報を得るためのアンケートに答えること
を要件として、買上げに対する割引クーポンをユーザに
発行することを特徴とする。

【００１２】第５の本発明の販売プロモーションシステ
ムは、当該店舗に係る商品の買上げをしたユーザが、通
信機能を有する携帯端末によって提示されたゲームをク
リアし、かつ店舗が属する企業のマーケティング情報を
得るためのアンケートに答えることを要件として、買上
げに対する割引クーポンをユーザに発行することを特徴
とする。

【００１３】第６の本発明の販売プロモーションシステ
ムは、当該店舗に係る商品の買上げをしたユーザが、通
信機能を有する携帯端末によって提示された一般企業の
広告を見、かつ店舗が属する企業のマーケティング情報
を得るためのアンケートに答えることを要件として、買
上げに対する割引クーポンをユーザに発行することを特
徴とする。

【００１４】第７の本発明の販売プロモーションシステ
ムは、当該店舗に係る商品の買上げをしたユーザが、通
信機能を有する携帯端末によって提示された複数のゲー
ムをクリアし、かつ該ゲームの間に提示された一般企業
の広告を見、かつ店舗が属する企業のマーケティング情
報を得るためのアンケートに答えることを要件として、
買上げに対する割引クーポンをユーザに発行することを
特徴とする。

【００１５】より具体的には、本発明の販売プロモーシ
ョンシステムは、携帯電話(図１の１)とＷＷＷサーバ
(図１の２)とファミレス本部端末(図１の３)とがインタ
ーネット(図１の４)で接続され、またファミレス本部端
末とファミレス店舗端末(図１の３１〜３ｎ)とが企業内
ネット(図１の５)で接続された販売プロモーションシス
テムであって、携帯電話はユーザによって操作されてＷ
ＷＷサーバへの会員登録，暗証番号とアンケート回答の
入力と、ゲームのプレイおよびインターネット広告／割
引クーポン画面の表示等のために使用され、ＷＷＷサー
バは、携帯電話からユーザ情報を受信するとそのユーザ
を会員登録し、ＩＤ，パスワードを付与し、暗証番号の
認証を行ない、また携帯電話からのアクセスや入力に応
じて、暗証番号入力画面，ゲーム画面，インターネット
広告画面，アンケート回答選択画面，アンケート画面お
よび割引クーポン画面を送信し、ファミレス本部端末
は、ファミレス店舗端末から売上報告、ＷＷＷサーバか
ら会員情報およびアンケート情報を受信し、ファミレス
店舗端末はファミレス本部端末へ売上報告を送信するこ
とを特徴とする。

【００１６】また、上述のＷＷＷサーバは、ゲーム開始
用暗証番号およびクーポン獲得用暗証番号を発生する機
能と、ユーザの携帯端末からクーポン獲得ゲーム画面ア
クセスがあるとゲーム開始用暗証番号入力画面を携帯端
末へ送信する機能と、携帯端末からゲーム開始用暗証番
号が送信されてくるとその認証を行なって携帯端末へゲ
ーム画面を送信する機能と、ゲームがクリアされる毎に
一般企業の広告を携帯端末へ送信する機能と、ゲームが
所定回数クリアされ、かつ当該企業がマーケティング情
報を得るためのアンケートにユーザが答える場合には、
携帯端末へアンケート画面を送信する機能と、アンケー
トを受信するとクーポン獲得用暗証番号入力画面を携帯
端末へ送信する機能と、携帯端末からクーポン獲得用暗
証番号が送信されてくるとその認証を行なって携帯端末
へ割引クーポン画面を送信する機能とを備えたことを特
徴とする。

【００１７】ファミリーレストラン等では、ご飯時の時
間帯に利用客が集中し勝ちであるため、飲食するまでに
待ち時間が発生する場合があるが、このような場合、従
来は手持ち無沙汰にしているか、新聞・週刊誌等を見て
いる場合が多い。本発明は、この待ち時間を利用客側と
企業側の両者にとって有益な時間とするものである。す
なわち、利用客は、待ち時間を利用して、携帯電話等の
携帯端末によって一定のゲームを行なって、それをクリ
アすればアンケートに答えることを条件に割引クーポン
をゲットでき、その割引クーポンをその時の飲食に利用
できるようになる。利用客は、即座に利用できる割引ク
ーポンの入手を目論めば、多少の細かいアンケートにも
答えることを厭わないであろう。一方、外食企業側は、
このようにして活きたマーケット情報を得て外食プロモ
ーションに有効利用する。また、複数のゲームの間に他
の一般企業の広告を携帯端末に表示し、その広告料を徴
収する。システムを提供するＩＳＰ(Internet Service
Provider)等は、外食企業における売上高に応じてシス
テム使用料を受け取る。

【００１８】

【発明の実施の形態】第１の本発明の販売プロモーショ
ンシステムは、当該店舗に係る商品の買上げをしたユー
ザが、通信機能を有する携帯端末によって店舗が属する
企業のマーケティング情報を得るためのアンケートに答
えることを要件として、買上げに対する割引クーポンを
ユーザに発行するようにしたものである。

【００１９】第２の本発明の販売プロモーションシステ
ムは、当該店舗に係る商品の買上げをしたユーザが、通
信機能を有する携帯端末によってゲームを行い、かつ店
舗が属する企業のマーケティング情報を得るためのアン
ケートに答えることを要件として、買上げに対する割引
クーポンをユーザに発行するようにしたものである。

【００２０】第３の本発明の販売プロモーションシステ
ムは、当該店舗に係る商品の買上げをしたユーザが、通
信機能を有する携帯端末によって一般企業の広告を見、
かつ店舗が属する企業のマーケティング情報を得るため
のアンケートに答えることを要件として、買上げに対す
る割引クーポンを前記ユーザに発行するようにしたもの
である。

【００２１】第４の本発明の販売プロモーションシステ
ムは、当該店舗に係る商品の買上げをしたユーザが、通
信機能を有する携帯端末によって複数のゲームを行い、
かつ該ゲームの間に一般企業の広告を見、かつ店舗が属
する企業のマーケティング情報を得るためのアンケート
に答えることを要件として、買上げに対する割引クーポ
ンをユーザに発行するようにしたものである。

【００２２】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら具体的に説明する。

【００２３】図１は、本発明の一実施例としてのシステ
ム構成を示し、ユーザが携帯する携帯電話１と、本外食
プロモーションシステムを提供するシステム業者のＷＷ
Ｗサーバ２と、ファミリーレストラン（以下、「ファミ
レス」と記す）の本部が運用するファミレス本部端末３
とがインターネット４を介して接続可能になっている。
ファミレス本部端末３には、その企業の企業内ネットワ
ーク５を介して、その企業の店舗によって運用されるｎ
個のファミレス店舗端末３１〜３ｎ（３０で代表する）
が接続される。また、ＷＷＷサーバ２は、例えばＩＳＰ
等によって運用され、会員登録した顧客の会員情報を格
納するための会員データベース６が接続されている。

【００２４】図２は、図１に示したシステムにおいて、
携帯電話１とＷＷＷサーバ２、ＷＷＷサーバ２とファミ
レス本部端末３、ファミレス本部端末３とファミレス店
舗端末３０の各間で授受される主要な情報の流れを示し
ている。ファミレス店舗端末３０と携帯電話１との間で
は、ファミレス店員とユーザとの介入の下に情報が授受
される。

【００２５】携帯電話１はユーザによって操作されてＷ
ＷＷサーバ２と接続され、会員登録，暗証番号とアンケ
ート回答の入力，ゲームのプレイおよびインターネット
広告／割引クーポン画面の表示等のために使用される。

【００２６】ＷＷＷサーバ２は、ファミレス本部端末３
へ暗証番号および会員情報／アンケート情報を送信す
る。暗証番号には、ゲーム開始用暗証番号とクーポン発
行用暗証番号とがあり、毎日更新される。また、携帯電
話１からユーザ情報を受信するとそのユーザを会員登録
し、ＩＤ，パスワードを付与し、暗証番号の認証を行な
う。また、携帯電話１からのアクセスや入力に応じて、
暗証番号入力画面，ゲーム画面，インターネット広告画
面，アンケート回答選択画面，アンケート画面および割
引クーポン画面を送信する。

【００２７】ファミレス本部端末３は、ＷＷＷサーバ２
から付与された暗証番号をファミレス店舗端末３０へ送
信し、またファミレス店舗端末３０から売上報告、ＷＷ
Ｗサーバ２から会員情報およびアンケート情報を受信す
る。ファミレス店舗端末３０はファミレス本部端末３か
ら暗証番号を受信し、ファミレス本部端末３へ売上報告
を送信する。なお、暗証番号はファミレス本部端末３か
らファミレス店舗端末３０へ電話や口頭で伝えるように
してもよい。

【００２８】次に、図３を参照して外食プロモーション
システムの処理概要を説明する。ユーザが本サービスを
享受するためには、先ずＷＷＷサーバ２へ会員登録を行
なう（図３のステップＳ１）。これは、悪戯等を予防す
るためである。会員となったユーザがファミレスを利用
する場合には、そのファミレスへ行き、店員からゲーム
開始用暗証番号をもらってＷＷＷサーバ２へ送信する。
ＷＷＷサーバ２でゲーム開始用暗証番号の認証ができれ
ば、会員は携帯電話１によってメニューからゲームを選
択でき（図３のステップＳ２）、選択したゲームを行な
える（図３のステップＳ３）。

【００２９】ゲームは複数回行なうことが条件であり、
ゲームとゲームの間にインターネット広告が携帯電話１
に表示される。一定数のゲームをクリアでき、かつアン
ケートの回答に応じる場合には、会員は携帯電話１上で
アンケートに回答する（図３のステップＳ４）。最後
に、店員からクーポン発行用暗証番号をもらって、ＷＷ
Ｗサーバ２へ送信する（図３のステップＳ５）。ＷＷＷ
サーバ２でクーポン発行用暗証番号の認証ができれば、
ＷＷＷサーバ２は携帯電話１に景品ないしは商品券交換
画面を表示する（図３のステップＳ６）ので、会員はそ
れを店員に提示することによって景品や商品券を受け取
ることができる。

【００３０】図４は、上述の処理の詳細を示すフローチ
ャートである。ＷＷＷサーバ２は会員に付与するための
暗証番号を毎日更新してファミレス本部端末３へインタ
ーネット４経由で送信する［図４の（１）］。ファミレ
ス本部はこの暗証番号を企業内ネットワーク５を介して
各ファミレス店舗端末３０へ送信する［図４の
（２）］。ユーザが本サービスを受けるには、会員登録
していることが必要とされるので、非会員のユーザは、
初回にはｉモード，ｅｚ−ｗｅｂ，ｊ−ｓｋｙ等で携帯
電話１のインターネット情報を検索し、クーポン獲得サ
イトへ氏名，住所，電話番号等のユーザ情報を送信する
［図４の（３）］。ＷＷＷサーバ２はユーザ情報を会員
データベース６に格納することによって会員登録を行な
い［図４の（４）］、その会員にＩＤおよびパスワード
を送信する［図４の（４）］。

【００３１】図５は、会員登録時の画面遷移の一具体例
を示す。この例では、山田一郎というユーザが氏名，住
所，郵便番号等を入力し、ＩＤおよびパスワードが付与
される様子がフロー表示されている。

【００３２】会員山田一郎(以下、山田と記す)氏はファ
ミレスを利用するときに、料理がくるまでの待ち時間に
本サービスを受けることができる。図６は、本サービス
を受ける場合の流れを画面イメージで示す。先ず、山田
氏はＩＤおよびパスワードを携帯電話１に入力し、クー
ポン獲得ゲーム画面にアクセスする［図４の（６）］。
すると、ＷＷＷサーバ２から暗証番号入力画面（図６の
画面Ｇ１）が携帯電話１に送られてくる［図４の
（７）］。山田氏は店員から本日のゲーム開始用暗証番
号を聞き出し［図４の（８）］、そのゲーム開始用暗証
番号を入力する［図４の（９）］。ゲーム開始用暗証番
号は山田氏がそのファミレスに確かに行ったという証と
して使用される。ＷＷＷサーバ２は、暗証番号の認証を
行ない［図４の（１０）］、認証に問題が無ければ携帯
電話１にゲーム画面（図６の画面Ｇ２）を表示する［図
４の（１１）］。

【００３３】山田氏はこのゲーム画面によってゲームを
行なうことができる［図４の（１２）］。ゲームの内容
は、例えば図６の画面Ｇ２に示すような簡単なスクラッ
チゲームでもよいし、次に表示されるインターネット広
告にリンクしていて広告を見ていないと解けないなうな
内容でもよい。山田氏が第１ステージのゲームをクリア
すると［図４の（１３）］、ＷＷＷサーバ２は携帯電話
１にインターネット広告画面（図６の画面Ｇ３）を表示
する［図４の（１４）］。インターネット広告は一般企
業のものであり、広告収入は集客したファミレスに帰属
する。山田氏はインターネット広告画面上の確認ボタン
（図示省略）をクリックすると、第２ステージのゲーム
画面（図６の画面Ｇ４）が送られてくる［図４の（１
１）］。図６には、第２ステージのゲームまでしか示さ
れていないが、実際にはもっと多数のゲームを繰り返す
ことを予定している。ゲームとゲームの間には、それぞ
れインターネット広告画面がＷＷＷサーバ２から携帯電
話１へ送信されてきて表示されることを指定回数だけ繰
返す［図４の（１１）〜（１４）］。

【００３４】この間に山田氏がゲームをクリアできなか
った場合には、そこでサービスを終了し、携帯電話１の
画面はクーポン獲得サイトの画面に戻る。山田氏が指定
回数のゲームをクリアした場合には、ＷＷＷサーバ２は
携帯電話１へ、山田氏がアンケートに回答するか、しな
いかを選択するためのアンケート回答選択画面（図６の
画面Ｇ５）を表示する［図４の（１５）］。山田氏が
「アンケートに回答しない」を選択すると、携帯電話１
の画面はクーポン獲得サイトの画面に戻り、「アンケー
トに回答する」を選択すると、携帯電話１の画面はアン
ケート画面（図６の画面Ｇ６）を表示する［図４の（１
６）］。

【００３５】山田氏はアンケート画面上でアンケートに
回答し、ＷＷＷサーバ２へ送信する［図４の（１
７）］。すると、ＷＷＷサーバ２は暗証番号入力画面
（図６の画面Ｇ７）を携帯電話１に表示する［図４の
（１８）］。山田氏は、レジ会計時にファミレスのレジ
店員からクーポン発行用暗証番号を聞き出し［図４の
（１９）］、画面に入力する［図４の（２０）］。クー
ポン発行用暗証番号は山田氏が確かにそのファミレスで
飲食したことの証として使用される。ＷＷＷサーバ２
は、暗証番号の認証を行ない［図４の（２１）］、認証
に問題が無ければ携帯電話１に割引クーポン画面（図６
の画面Ｇ８）を表示する［図４の（２２）］。山田氏は
割引クーポン画面をレジ店員に提示する［図４の（２
３）］ことによって、そのときの飲食代金の割引サービ
スを受けることができる。

【００３６】最後に、ファミレス店舗端末３０からは企
業内ネットワーク５を介してファミレス本部端末３へ売
上報告を行なう［図４の（２４）］。また、ファミレス
本部端末３は、ＷＷＷサーバ２からインターネット４を
介してクーポンを獲得した会員情報およびアンケート情
報を受け取る［図４の（２５）］。これにより、ファミ
レス本部は、割引クーポンの売上高に対する寄与の度合
いをチェックできるとともに、活きた会員情報を得、今
後のマーケティングに利用できるようになる。また、フ
ァミレス本部は、インターネット広告の掲載料を広告主
から受け取る。本システムを提供するシステム業者は、
ファミレス本部から売上高にリンクしたシステム使用料
を受け取る。

【００３７】以上に説明した実施例では、山田氏が割引
クーポンを取得するのには、会員登録，ファミレスへの
来店（ゲーム開始用暗証番号の付与），複数のゲームプ
レイ，広告を見ること，アンケートへの回答および飲食
代金支払い（クーポン発行用暗証番号の付与）の全てを
行なう必要があるが、これは典型的な実施例にすぎず、
本発明はより広く解釈されるべきである。

【００３８】すなわち、先ず会員登録は悪戯予防のため
であって、必須条件とはならない。ファミレスへの来店
も宅配を考慮すれば同様である。宅配の場合には、ゲー
ム開始用暗証番号は宅配の注文時に店舗から聞き出し、
クーポン発行用暗証番号は飲食物の受取り時に配達員か
ら聞き出せばよい。しかし、アンケートへの回答および
飲食代金の支払いは必須とされる。ゲームとインターネ
ット広告は付随的である。

【００３９】従って、第１に、提示されたゲームをクリ
アし、飲食代金を支払えば割引クーポンを取得できる。
第２に、インターネット広告を見て、飲食代金を支払え
ば割引クーポンを取得できる。第３に、提示されたゲー
ムをクリアし、かつインターネット広告を見て、飲食代
金を支払えば割引クーポンを取得できる。第４に、アン
ケートに答え、飲食代金を支払えば割引クーポンを取得
できる。第５に、ゲームをクリアし、アンケートに答
え、飲食代金を支払えば割引クーポンを取得できる。第
６に、インターネット広告を見て、アンケートに答え、
飲食代金を支払えば割引クーポンを取得できる。第７
に、ゲームをクリアし、インターネット広告を見て、ア
ンケートに答え、飲食代金を支払えば割引クーポンを取
得できる。

【００４０】ここで、ゲームは、会員をエンジョイさせ
るためと共に割引クーポン発行率を制御するための手段
として機能する。また、複数のゲームは、その間にイン
ターネット広告を挿入するために役立つ。会員にインタ
ーネット広告を見させるためには、携帯電話１に一定時
間インターネット広告を表示し続け、その時間経過後に
確認ボタンのクリックによって画面が遷移する仕掛をす
るようにしてもよい。また、インターネット広告の内容
とゲーム内容とをリンクさせ、インターネット広告を見
ていないとゲームをクリアできないようにしてもよい。

【００４１】図７は、この種のゲームの一提案例として
のＣＭゲームを示すものである。図７において、画面Ｇ
１１はＣＭゲームの一覧メニューを提示する。Ａゲーム
からＦゲームまで割引クーポン獲得に必要とされるポイ
ント数に差をつけている。ポイント数が高いゲームほ
ど、インターネット広告を多く出す企業のインターネッ
ト広告に関連した内容とする。ゲームの難易度も高い。
画面Ｇ１２でクーポン提供の条件を告知し、画面Ｇ１３
で選択されたゲーム対応のＣＭを流す。画面Ｇ１４でＣ
Ｍ内容に関連したクイズを表示し、クリアすれば画面Ｇ
１５で獲得したポイント数を表示する。

【００４２】なお、以上は本発明の最も典型的な適用例
として外食プロモーションシステムについて説明した
が、本販売プロモーションシステムは、ファミレスにお
けるように、有料のサービスを享受できるようになるま
でに若干の待ち時間が発生することがあるサービスシー
ンにも同様に適用できる。

【００４３】また、以上に説明した販売プロモーション
方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを半
導体メモリ，フロッピー（登録商標）ディスク，ＣＤ−
ＲＯＭ等のコンピュータ読込み可能な記録媒体に記録し
てコンピュータに読み込ませ、実行させるようにしても
よい。そのプログラムはコンピュータを制御し、前述の
ＷＷＷサーバと同様な機能を発揮させる。

【００４４】

【発明の効果】本発明の第１の効果は、即時に利用でき
る割引クーポンを発行することとしたため、割引クーポ
ンの発行を売上促進に連動させることができる販売プロ
モーションシステムを提供することにある。

【００４５】本発明の第２の効果は、ユーザのサービス
待ち時間に、ユーザにはゲームを楽しんでもらったり、
一般企業の広告を見てもらうことによって、サービス待
ち時間を有効活用でき、ひいては売上促進に連動させる
ことができる販売プロモーションシステムを提供するこ
とにある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のシステム構成図

【図２】図１に示したシステムにおける主な情報の流れ
を示す図

【図３】本発明の処理概要を示す流れ図

【図４】図１に示したシステムにおける処理の詳細を示
す流れ図

【図５】会員登録時の画面遷移の一例を示す図

【図６】図１に示したシステムにおける処理時の画面遷
移の一例を示す図

【図７】本発明で採用できるインターネット広告とゲー
ムの内容とをリンクさせたＣＭゲームの画面遷移図

【符号の説明】

１携帯電話２ＷＷＷサーバ３ファミレス本部端末４インターネット５企業内ネット６会員データベース３０〜３ｎファミレス店舗端末

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】当該店舗に係る商品の買上げをしたユー
ザが、通信機能を有する携帯端末によって提示されたゲ
ームないしクイズをクリアすることを要件として、前記
買上げに対する割引クーポンを前記ユーザに発行するこ
とを特徴とする販売プロモーションシステム。
【請求項２】当該店舗に係る商品の買上げをしたユー
ザが、通信機能を有する携帯端末によって提示された一
般企業の広告を見ることを要件として、前記買上げに対
する割引クーポンを前記ユーザに発行することを特徴と
する販売プロモーションシステム。
【請求項３】当該店舗に係る商品の買上げをしたユー
ザが、通信機能を有する携帯端末によって提示された複
数のゲームないしはクイズをクリアし、かつ該ゲームな
いしはクイズの間に提示された一般企業の広告を見るこ
とを要件として、前記買上げに対する割引クーポンを前
記ユーザに発行することを特徴とする販売プロモーショ
ンシステム。
【請求項４】当該店舗に係る商品の買上げをしたユー
ザが、通信機能を有する携帯端末によって前記店舗が属
する企業のマーケティング情報を得るためのアンケート
に答えることを要件として、前記買上げに対する割引ク
ーポンを前記ユーザに発行することを特徴とする販売プ
ロモーションシステム。
【請求項５】当該店舗に係る商品の買上げをしたユー
ザが、通信機能を有する携帯端末によって提示されたゲ
ームないしはクイズをクリアし、かつ前記店舗が属する
企業のマーケティング情報を得るためのアンケートに答
えることを要件として、前記買上げに対する割引クーポ
ンを前記ユーザに発行することを特徴とする販売プロモ
ーションシステム。
【請求項６】当該店舗に係る商品の買上げをしたユー
ザが、通信機能を有する携帯端末によって提示された一
般企業の広告を見、かつ前記店舗が属する企業のマーケ
ティング情報を得るためのアンケートに答えることを要
件として、前記買上げに対する割引クーポンを前記ユー
ザに発行することを特徴とする販売プロモーションシス
テム。
【請求項７】当該店舗に係る商品の買上げをしたユー
ザが、通信機能を有する携帯端末によって提示された複
数のゲームないしはクイズをクリアし、かつ該ゲームな
いしはクイズの間に提示された一般企業の広告を見、か
つ前記店舗が属する企業のマーケティング情報を得るた
めのアンケートに答えることを要件として、前記買上げ
に対する割引クーポンを前記ユーザに発行することを特
徴とする販売プロモーションシステム。
【請求項８】前記ゲームないしはクイズの内容が前記
広告の内容とリンクしている請求項３または請求項７に
記載の販売プロモーション方法。
【請求項９】前記ユーザは前記企業の会員登録をして
いることを前記要件に付加した請求項１ないし請求項８
のいずれかに記載の販売プロモーションシステム。
【請求項１０】前記携帯端末は、該サービスを提供す
るＷＷＷサーバとインターネットを介して接続される請
求項１ないし請求項９のいずれかに記載の販売プロモー
ションシステム。
【請求項１１】前記ゲームないしはクイズをプレイす
るに当って、前記ＷＷＷサーバが発生し当該店舗の店員
から付与される暗証番号を前記携帯端末に入力するよう
にした請求項１０に記載の販売プロモーションシステ
ム。
【請求項１２】前記割引クーポンの発行を求めるに当
って、前記ＷＷＷサーバが発生し当該店舗の店員から付
与される暗証番号を前記携帯端末に入力するようにした
請求項１０または請求項１１に記載の販売プロモーショ
ンシステム。
【請求項１３】前記企業は外食企業である請求項１な
いし請求項１２のいずれかに記載の販売プロモーション
システム。
【請求項１４】前記店舗の店員は、前記ユーザの元へ
外食の宅配を行なう配達員である請求項１３に記載の販
売プロモーションシステム。
【請求項１５】携帯電話とＷＷＷサーバとファミレス
本部端末とがインターネット接続され、また前記ファミ
レス本部端末とファミレス店舗端末とが企業内ネットで
接続された販売プロモーションシステムであって、前記携帯電話はユーザによって操作されて前記ＷＷＷサ
ーバへの会員登録，暗証番号とアンケート回答の入力
と、ゲームのプレイおよびインターネット広告／割引ク
ーポン画面の表示等のために使用され、前記ＷＷＷサーバは、前記ファミレス本部端末へ暗証番
号および会員情報／アンケート情報を送信し、前記携帯
電話からユーザ情報を受信するとそのユーザを会員登録
し、ＩＤ，パスワードを付与し、暗証番号の認証を行な
い、また前記携帯電話からのアクセスや入力に応じて、
暗証番号入力画面，ゲーム画面，インターネット広告画
面，アンケート回答選択画面，アンケート画面および割
引クーポン画面を送信し、前記ファミレス本部端末は、前記ファミレス店舗端末か
ら売上報告、前記ＷＷＷサーバから会員情報およびアン
ケート情報を受信し、前記ファミレス店舗端末は前記ファミレス本部端末へ売
上報告を送信することを特徴とする販売プロモーション
システム。
【請求項１６】請求項１５に記載のＷＷＷサーバであ
って、ゲーム開始用暗証番号およびクーポン獲得用暗証番号を
発生する機能と、ユーザの携帯端末からクーポン獲得ゲーム画面アクセス
があるとゲーム開始用暗証番号入力画面を前記携帯端末
へ送信する機能と、前記携帯端末からゲーム開始用暗証番号が送信されてく
るとその認証を行なって前記携帯端末へゲーム画面を送
信する機能と、前記ゲームがクリアされる毎に一般企業の広告を前記携
帯端末へ送信する機能と、前記ゲームが所定回数クリアされ、かつ当該企業がマー
ケティング情報を得るためのアンケートに前記ユーザが
答える場合には、前記携帯端末へアンケート画面を送信
する機能と、前記アンケートを受信するとクーポン獲得用暗証番号入
力画面を前記携帯端末へ送信する機能と、前記携帯端末からクーポン獲得用暗証番号が送信されて
くるとその認証を行なって前記携帯端末へ割引クーポン
画面を送信する機能とを備えたことを特徴とするＷＷＷ
サーバ。
【請求項１７】ゲーム開始用暗証番号およびクーポン
獲得用暗証番号を発生する手順と、ユーザの携帯端末からクーポン獲得ゲーム画面アクセス
があるとゲーム開始用暗証番号入力画面を前記携帯端末
へ送信する手順と、前記携帯端末からゲーム開始用暗証番号が送信されてく
るとその認証を行なって前記携帯端末へゲーム画面を送
信する手順と、前記ゲームがクリアされる毎に一般企業の広告を前記携
帯端末へ送信する手順と、前記ゲームが所定回数クリアされ、かつ当該企業がマー
ケティング情報を得るためのアンケートに前記ユーザが
答える場合には、前記携帯端末へアンケート画面を送信
する手順と、前記アンケートを受信するとクーポン獲得用暗証番号入
力画面を前記携帯端末へ送信する手順と、前記携帯端末からクーポン獲得用暗証番号が送信されて
くるとその認証を行なって前記携帯端末へ割引クーポン
画面を送信する手順とを有することを特徴とする販売プ
ロモーション方法。
【請求項１８】ゲーム開始用暗証番号およびクーポン
獲得用暗証番号を発生する手順と、ユーザの携帯端末からクーポン獲得ゲーム画面アクセス
があるとゲーム開始用暗証番号入力画面を前記携帯端末
へ送信する手順と、前記携帯端末からゲーム開始用暗証番号が送信されてく
るとその認証を行なって前記携帯端末へゲーム画面を送
信する手順と、前記ゲームがクリアされる毎に一般企業の広告を前記携
帯端末へ送信する手順と、前記ゲームが所定回数クリアされ、かつ当該企業がマー
ケティング情報を得るためのアンケートに前記ユーザが
答える場合には、前記携帯端末へアンケート画面を送信
する手順と、前記アンケートを受信するとクーポン獲得用暗証番号入
力画面を前記携帯端末へ送信する手順と、前記携帯端末からクーポン獲得用暗証番号が送信されて
くるとその認証を行なって前記携帯端末へ割引クーポン
画面を送信する手順とを有する販売プロモーション方法
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
たコンピュータ読込み可能な記録媒体。