JP2002183338A - 損害評価方法および情報処理装置ならびに記憶媒体 - Google Patents

損害評価方法および情報処理装置ならびに記憶媒体

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JP2002183338A
JP2002183338A JP2000380509A JP2000380509A JP2002183338A JP 2002183338 A JP2002183338 A JP 2002183338A JP 2000380509 A JP2000380509 A JP 2000380509A JP 2000380509 A JP2000380509 A JP 2000380509A JP 2002183338 A JP2002183338 A JP 2002183338A
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damage
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cost
vehicle
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Etsuo Mitsuoka
悦夫 光岡
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事故車両の修理費用の見積り等の損害評価の
作業の効率化を図る。 【解決手段】 事故車両のデジタル画像等の写真画像デ
ータ306をもとに、正常な車両形状を示す(正常車両
形状データ307)と部品搭載位置(部品搭載位置デー
タ308)を重ね合せて比較することにより、自動的に
事故車両の損傷部品と損傷度合を認識して損傷部品デー
タ309に格納し、損傷部品と損傷度合に対する幾つか
の修理方法を修理方法データ310に抽出し、修理方法
から、修理工賃データ311、部品代データ312等に
基づいて工賃や部品代などの費用を算出することによ
り、最適な修理方法を選択し、選択された修理方法と費
用の情報をもとに、修理費の見積書(修理見積データ3
14)を、熟練等を必要とすることなく簡易に作成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、損害評価技術およ
び情報処理技術ならびに記憶媒体に関し、特に、損害保
険の対象物の損害評価、より詳しくは、事故車両の車両
修理費の見積作業等に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば損害保険の運用においては、保
険対象物の損害の正確かつ迅速な評価作業が、保険金の
支出の適正化等の観点から重要となる。
【0003】従来、たとえば、車両保険等における事故
車両の修理作業では、修理工場に入った事故車両を、保
険会社の修理費の鑑定人(アジャスタ)が、損害の確認
を行い、アジャスタと修理工場またはアジャスタのみが
修理費用の見積書を作成し、双方の合意が得られた時点
で、協定が結ばれ、事故車両の修理が開始される。
【0004】修理の見積作業は、損傷部分の修理か取替
かの判断や、作業時間の見積りなど、複雑な作業であ
り、実際に事故車両を確認しながら、担当者の経験や勘
を活用したり、マニュアル資料を参照するなどの煩雑な
作業を行っていた。また、比較的程度の軽い事故車両な
どについては、デジタル画像をもとに、修理工場と保険
会社との修理費用の協定が行われている。今後、簡単な
修理については、専門家以外の代理店なども見積書の作
成を行なう方向にあり、デジタル画像をベースにした、
修理費用の見積り作業の効率向上が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の事故車修理の見
積りでは、担当者(アジャスタ)の経験や勘、またはマ
ニュアル資料を参照することにより見積りを行うため、
熟練を要するとともに、所要時間も長くかかり、人件費
も嵩む、という技術的課題がある。
【0006】また、担当者の経験や勘に頼るため、見積
り結果にばらつきを生じるとともに、見積り作業の標準
化も困難である、という技術的課題もある。
【0007】本発明の目的は、熟練を必要とすることな
く、迅速かつ正確に評価対象物の損害評価を行うことが
可能な技術を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、評価対象物の損害評
価に要する人件費を削減することが可能な技術を提供す
ることにある。
【0009】本発明の他の目的は、評価対象物の損害評
価作業の標準化を実現することが可能な技術を提供する
ことにある。
【0010】本発明の他の目的は、損害保険金支出の適
正化、保険業務の運用コストの低減、を実現することが
可能な技術を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、評価対象物
の画像情報を取得する第1ステップと、画像情報に基づ
いて、評価対象物の損害の程度の少なくとも一部を自動
的に認識し、当該損害の修復に要する修復費用を算出す
る第2ステップと、を含む損害評価技術を提供する。
【0012】また、本発明では、評価対象物の画像情報
を取得する画像情報入力手段と、画像情報に基づいて、
評価対象物の損害の程度の少なくとも一部を自動的に認
識し、当該損害の修復に要する修復費用を算出する演算
手段と、を含む情報処理装置を提供する。
【0013】また、本発明では、評価対象物の画像情報
を入力する第1ステップと、画像情報に基づいて、評価
対象物の損害の程度の少なくとも一部を自動的に認識
し、当該損害の修復に要する修復費用を算出する第2ス
テップと、を実行するコンピュータプログラムが格納さ
れた、コンピュータにて読み取り可能な記憶媒体を提供
する。
【0014】より具体的には、一例として、評価対象物
が車両の場合、事故車両のデジタル画像をもとに、正常
な車両形状と比較することにより、自動的に損傷部品と
損傷度合を認識する。また損傷部品と損傷度合に対する
幾つかの修理方法を抽出し、修理方法から工賃や部品な
どの費用を算出することにより、最適な修理方法を選択
する。上記修理方法と費用をもとに、修理費の見積書を
簡易に作成する。
【0015】すなわち、脱着取替、板金、塗装などの修
理工賃データおよび部品代データを有する車両修理費見
積りシステムを、事故車両のデジタル画像を読み込む手
段、事故車両のデジタル画像から損傷部品、損傷度合を
認識し、損傷部品データに格納する手段、損傷部品デー
タをもとに、部品の修理方法(脱着取替、板金、塗
装)、部品代を抽出し、修理方法データに格納する手
段、修理方法に対応した工賃、および部品代を算出する
手段、複数の修理方法がある場合に、最適な費用となる
修理方法を選択する手段、修理方法の費用をもとに、見
積書を生成する手段、から構成する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施の形態である損害
評価方法を実施する情報処理装置の全体動作の一例を示
すフローチャートであり、図2は、本発明の一実施の形
態である損害評価方法を実施する情報処理装置の構成の
一例を示す概念図である。
【0018】図2に例示される本実施の形態の情報処理
装置において、201は、各種プログラムを実行する中
央処理装置、202は、主記憶装置、203は、利用者
がデータを入力する入力装置、204は、処理結果を表
示する表示装置、205は、各種プログラムやデータを
記憶する記憶装置、206は、入出力インターフェー
ス、207は、デジタル画像を記憶するデジタルカメラ
である。
【0019】また、本実施の形態の情報処理装置では、
CD−ROM、FD、DVD−ROM、不揮発性半導体
メモリ等の可搬型の図示しない記憶媒体から、後述の図
1のフローチャートに例示されるような損害評価方法を
実行するコンピュータプログラムを読み出してインスト
ールするための図示しない媒体ドライブ装置を備えてい
る。
【0020】本実施の形態の情報処理装置としては、大
型コンピュータ、ワークステーション、パーソナルコン
ピュータ、可搬型コンピュータ、情報処理機能を備えた
移動通信端末、等、あらゆる情報処理装置を用いること
ができる。デジタルカメラ207等の撮影装置は、情報
処理装置と一体であってもよいし、分離されていて独立
して使用可能にされていてもよい。
【0021】本実施の形態の情報処理装置は、一例とし
て、後述のように、事故車両のデジタル画像をもとに、
正常な車両形状と比較することにより、自動的に損傷部
品と損傷度合を認識し、また損傷部品と損傷度合に対す
る幾つかの修理方法を抽出し、修理方法から工賃や部品
などの費用を算出することにより、最適な修理方法を選
択し、上記修理方法と費用をもとに、修理費の見積書を
作成する動作を行う機能を有する車両見積りシステムと
して動作する。
【0022】すなわち、図3は、本発明の一実施の形態
である損害評価方法を実施する情報処理装置の機能構成
の一例を示す概念図である。図3において、301は、
修理費見積方法を制御する見積方法制御手段、302
は、デジタル画像をもとに損傷個所を認識する損傷部品
認識手段、303は、損傷個所の修理方法を抽出する修
理方法抽出手段、304は、修理方法に対する工賃を算
出する工賃データ算出手段、305は、修理見積データ
を作成する修理見積作成手段、306は、事故車のデジ
タル画像等で構成される事故車の写真画像データ、30
7は、正常車両形状データ、308は、部品搭載位置デ
ータ、309は、損傷部品データ、310は、修理方法
データ、311は、修理工賃データ、312は、部品代
データ、313は、塗装工賃/材料代データ、314
は、損傷部品の修理見積データ、である。
【0023】図4〜図6は、正常車両の画像情報と損傷
した事故車両の画像を左右に対比して表示した画像デー
タの一例である。正常車両については、事故車両のデジ
タル画像(写真画像データ306)と同じ視点になるよ
うに、正常車両の外観形状データ(正常車両形状データ
307)を回転した図形を表示する。例えば、図4は左
斜め横、図5は真横(左横)、図6は正面から、撮影し
た画像を対比して表示した例を示している。
【0024】図7〜図9は、正常車両の部品の搭載位置
を示す。写真データをもとに、図7は正面からみた時の
部品搭載位置、図8は真上からみた時の部品位置、図9
は側面からみた時の部品位置、を示している。また、図
10は部品搭載位置データ308の一例を示す。501
は部品名、502は正面から見た時の基準点からの部品
の位置座標(始点、終点)、503は上から見た時の基
準点からの部品の位置座標(始点、終点)、504は側
面から見た時の基準点からの部品の位置座標(始点、終
点)を示す。これをもとに、正常車両と異なる部分を事
故車両の損傷した部分を抽出し、その損傷部分に位置し
て損傷を受けたことが予想される部品を特定する。
【0025】図11は、損傷部品データ309の構成の
一例を示す説明図である。事故車両の画像データから得
られた損傷部位と、正常車両の部品搭載位置とから、損
傷部品認識手段302が認識した損傷部品と、損傷の度
合、損傷面積を格納する。図11では、フェンダとウィ
ンカランプが損傷したと認識された例を示す。図11に
おいて、601は、損傷部品の通し番号、602は、部
品コード、603は、部品名称、604は、部品の損傷
度合、605は、損傷面積である。
【0026】図12は、損傷部品の修理方法データ31
0の構成の一例を示す説明図である。損傷部品、損傷の
度合に対応した修理方法のデータを格納する。図12で
は、フェンダに対する板金、塗装、ウィンカランプに対
する取替作業、部品代の修理例を示す。図において、7
01は、通し番号、702は、修理コード、703は、
部品名称である。
【0027】図13は、修理工賃データ311の中の脱
着取替工賃データ311Aの構成の一例を示す説明図で
ある。損傷部品に対する脱着取替作業の工賃データを格
納する。図13では、ウィンカランプ、フェンダの取替
作業に対する工賃の例を示す。図13において、801
は、通し番号、802は、作業コード、803は、作業
名称、804は、作業に対する工賃である。
【0028】図14は、修理工賃データ311の中の板
金修正工賃データ311Bの構成の一例を示す説明図で
ある。板金作業に対する工賃データを格納する。図14
では、フェンダに対する板金作業の工賃データの例を示
す。図14において、1001は、通し番号、1002
は、作業コード、1003は、作業名称、1004は、
損傷度合、1005,1006,1007は、修理対象
の損傷面積別の工賃データである。
【0029】図15は、部品代データ312の構成の一
例を示す説明図である。各部品の部品価格を格納する。
図15では、ウィンカランプなどの部品価格の例を示
す。図15において、901は、通し番号、902は、
部品コード、903は、部品名称、904は、部品価格
である。
【0030】図16は、塗装工賃/材料代データ313
の構成の一例を示す説明図である。塗装作業に対する工
賃データを格納する。図16では、フェンダなどに対す
る塗装作業の工賃データの例を示す。図16において、
1101は、通し番号、1102は、部品コード、11
03は、部品名称、1104は、塗装工賃、1105
は、材料代である。
【0031】図17は、見積書のデータ(修理見積デー
タ314)の構成の一例を示す説明図である。部品の修
理方法に対する工賃、部品代を格納する。図17では、
フェンダ板金、塗装、ウィンカランプ取替、部品の修理
費の例を示す。図17において、1201は、通し番
号、1202は、部品コード、1203は、作業内容及
び部品名称、1204は、部品価格、1205は、工
賃、1206は、費用合計である。
【0032】以下、本実施の形態の作用の一例について
説明する。
【0033】図1のフローチャートにおいて、ステップ
101では、見積対象となる車両の種別を特定する情報
(たとえば車種、車名、年式、等)を入力する。なお、
後述の事故車の写真画像データ306から車種等の情報
を自動認識してもよい。
【0034】ステップ102では、事故車両のデジタル
画像を読み込む。この場合、図2に例示されるように、
デジタルカメラ207から入力してもよいし、図示しな
い情報ネットワークを経由して、遠隔地で撮影されたも
のを入力するようにしてもよい。
【0035】ステップ103では、事故車のデジタル画
像(事故車の写真画像データ306)と、正常車両形状
データ307を図4〜図6のように表示する。
【0036】ステップ104では、事故車のデジタル画
像と、正常車両形状データ307と部品搭載位置データ
308を比較(たとえば、正常な車両形状と部品の搭載
位置を重ね合せて比較)し、事故車の損傷部品(たとえ
ば、フェンダ)と、損傷度合、損傷面積を自動的に認識
し、損傷部品データ309に格納する。
【0037】ステップ105では、損傷部品データ30
9をもとに、損傷部品に対する修理方法(たとえば、フ
ェンダの板金)を抽出し、損傷範囲が部品に食い込んで
いる場合は部品取り換え、それ以外は修復として扱い、
修理方法データ310に格納する。
【0038】ステップ106では、修理方法データ31
0、修理工賃データ311、部品代データ312、等を
参照して、修理方法に対する工賃を算出する。ステップ
107では、他の修理方法が有れば、ステップ105に
戻り、その修理方法の工賃を算出する。無ければ、ステ
ップ108に進む。
【0039】ステップ108では、複数の修理方法(た
とえば、フェンダの取替)がある場合には、合計費用を
比較し、安価な修理方法を選択する。
【0040】ステップ109では、塗装工賃/材料代デ
ータ313、等を参照して、塗装費用を計算する。ステ
ップ110では、修理合計費用を計算し、修理見積デー
タ314に格納する。
【0041】ステップ111では、修理合計費用と車体
価格を比較し、修理合計費用が車体価格を超えていれ
ば、全損として、修理は実行しない。また、超えていな
ければ、分損として、修理を実行する。
【0042】また、必要に応じて、ステップ111で
は、外部の修理工場からの工場見積り金額と、上述の損
傷部品データ309、修理方法データ310、修理見積
データ314等の内容とを照らし合わせることで、工場
見積り金額や請求内容(修理箇所、修理部品等のリス
ト)が適正か否かの評価も行うことができる。
【0043】なお、本実施の形態の損害評価方法を実施
する情報処理装置の構成としては、図2に例示したもの
に限らず、図18に例示した構成とすることもできる。
【0044】すなわち、図18の構成例では、ネットワ
ークインタフェース208を介して、たとえばインター
ネット等の情報ネットワーク209に接続し、この情報
ネットワーク209を介して、車両情報サーバ210に
アクセスする構成としてもよい。この車両情報サーバ2
10は、たとえば自動車メーカや部品メーカ、あるいは
業界団体等が運営する情報サイトで、自動車メーカや部
品メーカ等から寄せられる最新の車種の外観画像や構成
部品、修理技術等に関する情報が集積されている。
【0045】すなわち、自動車等の評価対象物は、新製
品の発売やモデルチェンジ等が比較的頻繁に行われるの
で、たとえば、正常車両形状データ307、部品搭載位
置データ308、修理方法データ310、修理工賃デー
タ311、部品代データ312、塗装工賃/材料代デー
タ313等のように、車種に応じて頻繁に変わりうる情
報を車両情報サーバ210に置くことで、常に最新の情
報を事故車両の修理費見積り等の損害評価作業に利用可
能にするものである。
【0046】これにより、事故車両の修理費見積り等の
損害評価作業に必要な正常車両形状データ307、部品
搭載位置データ308、修理方法データ310、修理工
賃データ311、部品代データ312、塗装工賃/材料
代データ313等の情報を、損害評価方法を実施する情
報処理装置にて持つ必要がなくなり、記憶装置205の
容量削減を実現できるとともに、常に、最新の正常車両
等の情報を用いた正確な損害評価が可能になる。
【0047】また、図1等に例示される損害評価方法を
実施するためのコンピュータプログラムを、情報ネット
ワーク209を介して、車両情報サーバ210等の外部
のサイトから情報処理装置にインストールするようにし
てもよい。
【0048】以上説明したように、本実施の形態の損害
評価方法によれば、事故車両のデジタルの写真画像デー
タ306をもとに、正常車両形状データ307と、部品
の搭載位置(部品搭載位置データ308)を重ね合せて
自動的に、事故車両における損傷部品と損傷度合を認識
することができる。また損傷部品と損傷度合に対する修
理方法を抽出し、考えられる複数の修理方法から工賃や
部品などの費用を幾通りか算出することにより、最適な
修理方法を選択することができる。そして、上記修理方
法と費用の情報をもとに、修理費の見積書(修理見積デ
ータ314)を迅速かつ客観的に簡易に作成できる。
【0049】この結果、熟練を必要とすることなく、迅
速かつ正確に事故車両等の評価対象物の損害評価を行う
ことが可能となる。また、事故車両の写真画像データさ
え入手できれば、だれでも簡単に事故評価が可能となる
ため、事故車両等の評価対象物の損害評価に要するアジ
ャスタ等の専門家の人数を削減でき、人件費を削減する
ことが可能となる。また、担当者(アジャスタ)の主観
や熟練度等に起因する評価のばらつきを排除して、評価
対象物の損害評価作業の標準化を実現することが可能と
なる。また、車両保険等の損害保険金支出の適正化、保
険業務の運用コストの低減、等を実現することが可能と
なる。
【0050】本願の特許請求の範囲に記載された発明を
見方を変えて表現すれば以下の通りである。
【0051】表示装置、記憶装置、中央処理装置、出力
装置、およびデジタルカメラとの入出力インタフェース
を有する車両修理費見積りシステムにおいて、脱着取
替、板金、塗装などの修理工賃データおよび部品代デー
タをもとに、(1)デジタルカメラより、事故車両のデ
ジタル画像を読み込み、(2)事故車両のデジタル画像
をもとに、損傷部品と損傷度合を自動的に認識し、
(3)損傷部品の損傷度合に応じて、いくつかの修理費
用を抽出し、(4)修理方法ごとに工賃、部品代、材料
代などの修理費用を算出し、(5)修理方法ごとの費用
を比較し、最適な費用となる修理方法を選択し、(6)
修理費の見積書を自動的に生成する、ことを特徴とする
車両修理費見積り方法。
【0052】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0053】上述の実施の形態の説明では、評価対象物
の一例として事故車両の場合を例に採って説明したが、
家屋、その他、損害保険の対象物の損害評価に広く適用
することができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、熟練を必要とすること
なく、迅速かつ正確に評価対象物の損害評価を行うこと
ができる、という効果が得られる。
【0055】また、評価対象物の損害評価に要する人件
費を削減することができる、という効果が得られる。
【0056】また、評価対象物の損害評価作業の標準化
を実現することができる、という効果が得られる。
【0057】また、損害保険金支出の適正化、保険業務
の運用コストの低減、を実現することができる、という
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である損害評価方法を実
施する情報処理装置の全体動作の一例を示すフローチャ
ートである。
【図2】本発明の一実施の形態である損害評価方法を実
施する情報処理装置の構成の一例を示す概念図である。
【図3】本発明の一実施の形態である損害評価方法を実
施する情報処理装置の機能構成の一例を示す概念図であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態である損害評価方法を実
施する情報処理装置にて用いられる正常車両と事故車両
の画像データの一例を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態である損害評価方法を実
施する情報処理装置にて用いられる正常車両と事故車両
の画像データの一例を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態である損害評価方法を実
施する情報処理装置にて用いられる正常車両と事故車両
の画像データの一例を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態である損害評価方法を実
施する情報処理装置にて用いられる部品搭載位置データ
の一例を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態である損害評価方法を実
施する情報処理装置にて用いられる部品搭載位置データ
の一例を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態である損害評価方法を実
施する情報処理装置にて用いられる部品搭載位置データ
の一例を示す説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態である損害評価方法を
実施する情報処理装置にて用いられる部品搭載位置デー
タの構成の一例を示す説明図である。
【図11】本発明の一実施の形態である損害評価方法を
実施する情報処理装置にて生成される損傷部品データの
一例を示す説明図である。
【図12】本発明の一実施の形態である損害評価方法を
実施する情報処理装置にて生成される修理方法データの
一例を示す説明図である。
【図13】本発明の一実施の形態である損害評価方法を
実施する情報処理装置にて用いられる工賃データの一例
を示す説明図である。
【図14】本発明の一実施の形態である損害評価方法を
実施する情報処理装置にて用いられる工賃データの一例
を示す説明図である。
【図15】本発明の一実施の形態である損害評価方法を
実施する情報処理装置にて用いられる部品代データの一
例を示す説明図である。
【図16】本発明の一実施の形態である損害評価方法を
実施する情報処理装置にて用いられる塗装工賃/材料代
データの一例を示す説明図である。
【図17】本発明の一実施の形態である損害評価方法を
実施する情報処理装置にて生成される修理見積データの
構成の一例を示す説明図である。
【図18】本発明の一実施の形態である損害評価方法を
実施する情報処理装置の構成の変形例を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
201…中央処理装置、202…主記憶装置、203…
入力装置、204…表示装置、205…記憶装置、20
6…入出力インターフェース、207…デジタルカメ
ラ、208…ネットワークインタフェース、209…情
報ネットワーク、210…車両情報サーバ、301…見
積方法制御手段、302…損傷部品認識手段、303…
修理方法抽出手段、304…工賃データ算出手段、30
5…修理見積作成手段、306…写真画像データ、30
7…正常車両形状データ、308…部品搭載位置デー
タ、309…損傷部品データ、310…修理方法デー
タ、311…修理工賃データ、311A…脱着取替工賃
データ、311B…板金修正工賃データ、312…部品
代データ、313…塗装工賃/材料代データ、314…
修理見積データ、501…部品名、502…車両の正面
から見た部品位置座標、503…車両の上面から見た部
品位置座標、504…車両の側面から見た部品位置座
標、601…通し番号、602…部品コード、603…
部品名称、604…損傷度合、605…損傷面積、70
1…通し番号、702…修理コード、703…部品名
称、801…通し番号、802…作業コード、803…
作業名称、804…工賃、901…通し番号、902…
部品コード、903…部品名称、904…部品価格、1
001…通し番号、1002…作業コード、1003…
作業名称、1004…損傷度合、1005〜1007…
工賃データ、1101…通し番号、1102…部品コー
ド、1103…部品名称、1104…塗装工賃、110
5…材料代、1201…通し番号、1202…部品コー
ド、1203…部品名称、1204…部品価格、120
5…工賃、1206…費用合計。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 評価対象物の画像情報を取得する第1ス
    テップと、 前記画像情報に基づいて、前記評価対象物の損害の程度
    の少なくとも一部を自動的に認識し、当該損害の修復に
    要する修復費用を算出する第2ステップと、 を含むことを特徴とする損害評価方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の損害評価方法において、 前記評価対象物は事故車両であり、 前記第2ステップでは、前記事故車両と同種の正常な車
    両の外観情報および内部構造情報と、前記事故車両の前
    記画像情報とに基づいて前記損害の程度を認識し、認識
    された前記損害に関する複数の修復方法から費用が最少
    の修復方法を選択して前記修復費用を算出することを特
    徴とする損害評価方法。
  3. 【請求項3】 評価対象物の画像情報を取得する画像情
    報入力手段と、 前記画像情報に基づいて、前記評価対象物の損害の程度
    の少なくとも一部を自動的に認識し、当該損害の修復に
    要する修復費用を算出する演算手段と、 を含むことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の情報処理装置において、 前記画像情報入力手段は、前記事故車両の前記画像情報
    をデジタル画像として撮影するデジタルカメラであり、 前記演算手段では、前記事故車両と同種の正常な車両の
    外観情報および内部構造情報と、前記事故車両の前記デ
    ジタル画像とに基づいて前記損害の程度を認識し、認識
    された前記損害に関する複数の修復方法から費用が最少
    の修復方法を選択して前記修復費用を算出する機能を備
    えたことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 評価対象物の画像情報を入力する第1ス
    テップと、前記画像情報に基づいて、前記評価対象物の
    損害の程度の少なくとも一部を自動的に認識し、当該損
    害の修復に要する修復費用を算出する第2ステップと、
    を実行するコンピュータプログラムが格納された、コン
    ピュータにて読み取り可能な記憶媒体。
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