JP2002181576A - 車載情報端末および目標物選択方法 - Google Patents

車載情報端末および目標物選択方法

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JP2002181576A JP2000379871A JP2000379871A JP2002181576A JP 2002181576 A JP2002181576 A JP 2002181576A JP 2000379871 A JP2000379871 A JP 2000379871A JP 2000379871 A JP2000379871 A JP 2000379871A JP 2002181576 A JP2002181576 A JP 2002181576A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経路上または経由地における、使用者の嗜好
・関心に合う目標物の選択には、煩雑な操作が必要であ
ったが、走行軌跡から嗜好・関心を分析し、目標物につ
いての訪問係数を学習することで、簡単な操作で目標物
を選択して経路を算出する車載情報端末を提供する。 【解決手段】 衛星あるいは車両センサの測位データ入
力より現在位置を算出し、かつ、使用者が指定位置を入
力する入力データ制御部1と、地図データベースより、
現在位置もしくは指定位置の近辺の地図データを抽出す
る地図制御部2と、目標物についての使用者の嗜好・関
心の度合いを表す訪問係数を含む使用者情報を格納する
メモリ3と、訪問係数に基づいて、地図データより目標
物を選択し、目標物を巡る経路を検索するコース作成部
5と、使用者の目標物への立ち寄り時間を基に訪問係数
を算定・更新する使用者情報更新部4と、目標物および
経路を表示する表示部6とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図情報を基に案
内や検索を行う車載情報端末および目標物選択方法に関
するものである.
【0002】
【従来の技術】従来,車載情報端末において、経路の目
的地又は経由地を設定する場合には、使用者が地図上の
位置を直接設定するか、若しくは最寄り検索,情報検索
等の処理を実行した結果を用いて設定していた(例え
ば、特開2000−2556号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,この方
法で複雑な経路を設定しようとすると、使用者は自分の
所望の経路を得るために何回も目標物や施設の検索およ
び経路探索の操作を繰り返さなければならず、操作が煩
雑であった。
【0004】一方、上記とは別に、固定の観光ルートを
予め複数記憶するという方法もあるが、これは旅行会社
等が決めた経路をそのまま載せたもので、使用者の行き
たい場所が必ずしも経路にあるわけではなく、仮に使用
者がこの経路を変更したいと望んでも変更はできないか
操作が煩雑になるという欠点があった。
【0005】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、簡単な操作で使用者の嗜好にあった走
行経路を得る車載情報端末ならびに走行経路作成方法を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車載情報端末
は、衛星および車両センサの少なくとも一方により現在
位置データを算出する自車位置算出手段と、使用者が指
定位置データを入力する入力手段と、目標物についての
使用者の嗜好・関心を記述する使用者情報を格納する記
憶手段と、使用者情報に基づいて、端末が保有または取
得した地図データにより、現在位置もしくは指定位置の
近傍の目標物を選択する目標物選択手段とで構成されて
いる。この構成により、現在位置もしくは指定位置の近
辺にあって、使用者の嗜好・関心に合う目標物を選択す
ることができる。
【0007】また、本発明の車載情報端末は、地図デー
タおよび使用者情報中に、目標物を特定する分類コード
を含む種別コードを付しておき、使用者情報中の目標物
に付された種別コードと等しい種別コードを付加された
目標物を、地図データ中より、検索し、目標物を選択す
る目標物選択手段で構成されている。この構成により、
種別コードを用い、使用者の嗜好・関心に合う目標物を
的確に選択することができる。
【0008】また、本発明の車載情報端末は、使用者
が、指定位置データに加えて、コース種別データの入力
を行う入力手段と、使用者情報中の種別コードの中で、
コース種別データに対応する種別コードを選択し、地図
データより、選択した種別コードが付加された目標物を
検索する目標物選択手段とで構成されている。この構成
により、使用者の走行目的に合った目標物を選択するこ
とができる。
【0009】また、本発明の車載情報端末は、更に、自
車位置算出手段における現在位置の移動と時刻などで表
される走行記録と地図データとに基づいて、目標物への
立ち寄りを判定して、使用者情報を更新する使用者情報
更新手段を加えて構成される。この構成により、走行履
歴から使用者の嗜好・関心を学習・更新して、目標物を
選択することができる。
【0010】また、本発明の車載情報端末は、使用者情
報に目標物への使用者の嗜好・関心の度合いを表す訪問
係数を加え、使用者の目標物への立ち寄り時間を基に目
標物への訪問係数を算定・更新する使用者情報更新手段
と、訪問係数に従って目標物の検索を行う目標物選択手
段とで構成される。この構成により、走行履歴から使用
者の嗜好・関心の度合いを定量的に学習・更新して、的
確に目標物を選択することができる。
【0011】また、本発明の車載情報端末は、使用者情
報更新手段に、目標物への立ち寄り時間および再度訪問
するまでの時間に基づいて、訪問係数を更新する機能を
加えた構成である。この構成により、訪問係数の精度が
向上し、より的確に目標物を選択することができる。
【0012】また、本発明の車載情報端末は、使用者情
報更新手段に、自車位置と目標物の間の直線距離によっ
て立ち寄り時間を修正する機能を加えた構成である。こ
のことによって、訪問係数の精度が更に向上し、更に的
確に目標物を選択することができる。
【0013】また、本発明の車載情報端末は、使用者情
報更新手段において、訪問係数の算出を地図データに定
義された種別に応じた算定方法で行う構成である。この
構成により、訪問係数の精度が更に向上するため、一層
的確に目標物の選択することができる。
【0014】また、本発明の車載情報端末は、訪問係数
に従って求めた複数の目標物への巡回経路探索を行うコ
ース作成手段を追加した構成である。この構成により、
適切な走行経路を得ることができる。
【0015】また、本発明の車載情報端末は、選択した
目標物および探索した巡回経路を地図上に表示する表示
手段を加えた構成である。この構成により、使用者が選
択した目標物を巡って容易に走行することができる。
【0016】さらに、本発明の目標物選択方法は、衛星
および車両センサの少なくとも一方の入力より現在位置
を算出するステップと、目標物についての使用者の嗜好
・関心を記述する使用者情報に基づいて、内蔵する地図
データおよび通信を用いて外部の地図データの少なくと
も一方より、現在位置または使用者が指定する指定位置
の近辺の目標物を選択する選択ステップとで構成するも
のである。この方法によって、現在位置もしくは指定位
置の近辺にあって、使用者の嗜好・関心に合う目標物を
選択することができる。
【0017】また、本発明の目標物選択方法は、地図デ
ータおよび使用者情報中に、目標物を特定する分類コー
ドを含む種別コードを付しておき、選択ステップが、使
用者情報中の目標物と種別コードの全てまたは一部が等
しい目標物を、地図データの中より、検索する選択ステ
ップであるものである。この方法によって、種別コード
を用い、使用者の嗜好・関心に合う目標物を的確に選択
することができる。
【0018】また、本発明の目標物選択方法は、選択ス
テップが、使用者の走行目的を表すコース種別データの
指定に基づいて、使用者情報中の種別コードの中で、コ
ース種別データに対応する種別コードを選択し、地図デ
ータ中より、種別コードの一部または全てが等しい種別
コードが付された目標物を検索する選択ステップである
ものである。この方法によって、使用者の走行目的に合
った目標物を選択することができる。
【0019】また、本発明の目標物選択方法は、現在位
置の移動と時刻などで表される走行記録および地図デー
タに基づいて、目標物への立ち寄りを判定して、使用者
情報を更新する更新ステップを含むものである。この方
法によって、走行履歴から使用者の嗜好・関心を学習・
更新して、目標物を選択することができる。
【0020】また、本発明の目標物選択方法は、使用者
情報中に目標物への使用者の嗜好・関心の度合いを表す
訪問係数を加え、更新ステップが、目標物への立ち寄り
時間および再度訪問するまでの時間に基づいて、訪問係
数を更新する更新ステップであり、選択ステップが、訪
問係数に従って、地図データ中の目標物を検索する選択
ステップであるものである。この方法によって、走行履
歴から使用者の嗜好・関心の度合いを定量的に学習・更
新して、的確に目標物を選択することができる。
【0021】また、本発明の目標物選択方法は、、選択
ステップによって選択・検索した、目標物を巡る、巡回
経路を探索するステップと、目標物および巡回経路を地
図上に表示するステップを含むものである。この方法に
よって、目標物を巡る適切な走行経路上を容易に走行す
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0023】図1は本発明の車載情報端末の実施例の構
成を示す機能ブロック図である。
【0024】本実施例の車載情報端末は、使用者、セン
サ等からの入力を制御し、現在位置と指定位置および走
行目的などを出力するための入力データ制御部1と、記
録している地図データベースの読み込みを制御し、前記
現在位置および指定位置を中心とする所定の範囲の地図
データと走行軌跡データを作成・出力する地図制御部2
と、使用者の嗜好・関心を反映した目標物(立ち寄る対
象の土地・施設・建物などをいう。以下同じ。)に関す
る情報を記述した使用者情報および前記走行軌跡データ
等を記録するメモリ3と、走行軌跡データより使用者の
嗜好・関心を学習して、使用者情報を更新する使用者情
報更新部4と、地図データおよび使用者情報等を基に目
標物等を決定して経路探索を行うコース作成部5と探索
経路の全体図と各目標物への到着予測時間等の表示を行
う表示部6とを備えたものである。
【0025】本発明において重要な役割を担っている使
用者情報について、図9で説明する。この使用者情報に
は、使用者の嗜好・関心に合致した目標物の種別コード
と名称および目標物に前回までに立ち寄った時間の総計
と前回に立ち寄った年月日・時刻と嗜好・関心の度合い
を表す訪問係数などが含まれている。なお、図9の使用
者情報の各データには、説明のためのデータ記号UA〜
UHを付している。
【0026】種別コードは、4桁の16進数で表し、1
6進数であることを表すコード「0x」を先頭に付して
いる。この例では図11に掲げるように、1桁目で大分
類を、2桁目で中分類を、4桁目と5桁目とで小分類を
表している。また、大分類の1〜3は旅行関連を、大分
類の4〜6は生活関連の処理分類を表している。
【0027】立ち寄った年月日は6桁の10進数で表
し、西暦年の下2桁および月と日とをそれぞれ2桁ずつ
の数字で表している。立ち寄った時刻は4桁の数字で表
し、24時間表示の時間と分とをそれぞれ2桁の数字で
表している。
【0028】訪問係数は、後述する算出方法による0と
1との間の数で、嗜好・関心の度合いが高い方が大きい
値を持つ。
【0029】まず上記実施例の動作の概要を図2〜図2
2を用いて説明する。初めにコース作成部5の行うコー
ス作成処理について図2〜図4のフローチャートを参照
して説明する。
【0030】入力データ制御部に、巡回点ピックアップ
条件(巡回点ピックアップ条件とは、図8のように、出
発地・目的地・走行指定地である巡回基準点それぞれの
位置・走行目的を示すコース種別などを言う。)が入力
され、コース作成部5へ供給される(図2ステップ2、
以下フローチャートではS2のように略記する。)と、
コース作成部は巡回点ピックアップ処理を実行する(図
2ステップ3から、図3の巡回点ピックアップ処理ST
ARTへ処理が移行する)。
【0031】この巡回点ピックアップ処理では、主とし
て以下の処理を行う。
【0032】1)地図データベースの中より、巡回基準
点付近の地図データを選択して読み込む(ステップ
6)。
【0033】2)使用者情報を順次読み(ステップ6ま
たはステップ13)、コース種別に合うデータを選択す
る(ステップ7とステップ8またはステップ10とステ
ップ11)。
【0034】3)1)項で選択された地図データの中よ
り、その目標物の種別コードが、2)項において選択さ
れたデータの種別コードに合致するものを選択して、巡
回点リストへ追記する(ステップ9またはステップ1
2)。
【0035】4)使用者情報が終わるまで、2)項と
3)項を繰返す(ステップ14)。この巡回点ピックア
ップ処理によって、使用者情報に記録された使用者の嗜
好・関心を表す目標物の種別コードに適合する、巡回基
準点付近の目標物すなわち巡回点が求められる。
【0036】次に、使用者情報更新部4の行う使用者情
報更新動作について、図5〜図7のフローチャートを参
照して説明する。地図情報部2より走行軌跡データが供
給される(図5ステップ36)と、使用者情報更新部4
は使用者情報更新処理を実行する(図5ステップ37か
ら、図6の使用者情報更新処理STARTへ処理が移行
する)。使用者情報更新処理は主として以下の処理を行
う。
【0037】1)走行軌跡データより、駐車か否かを判定
する(ステップ45)。
【0038】2)駐車の場合には、地図データより求め
た、現在地近辺の目標物(以下、ランドマークとも云
う)に立ち寄ったと仮定して、以下の処理を続行する。
なお、実施例の仮定は、使用者の確認を加えれば、確定
にすることもできる。
【0039】3)自車と目標値の距離によって、駐車時間
により立ち寄り時間を推定する(図7ステップ59、ス
テップ60)。
【0040】4)使用者情報に、目標物を含むデータの有
無を判定する(図7ステップ63)。
【0041】A.使用者情報に、目標物を含むデータが
ある場合には、 i)立ち寄り時間を使用者情報の総立ち寄り時間に加
え、新総立ち寄り時間とし(ステップ64)、 ii)立ち寄った時刻と使用者情報の立ち寄った時刻と
の差を、更新間隔とする(ステップ65)。
【0042】iii)目標物の種別コードによって異な
る算出方法によって、新総立ち寄り時間より、訪問係数
を求め(ステップ73または76)、更新間隔時間よ
り、修正係数を求め(ステップ72または75)、両係
数の積を訪問係数とする(ステップ74)。
【0043】iv)使用者情報のデータの総立ち寄り時
間・立ち寄った年月日と時刻・訪問係数を更新する(S
78)。
【0044】B.使用者情報に、目標物を含むデータが
ない場合には、 i)立ち寄り時間を新総立ち寄り時間とする(ステップ
66)。
【0045】ii)目標物の種別コードによって異なる
算出方法によって、新総立ち寄り時間より、訪問係数を
求める(ステップ68または69)。
【0046】iii)目標物の種別コードと名称、およ
び総立ち寄り時間・立ち寄った年月日と時刻・訪問係数
を追記する(ステップ70)。目標物の種別コードと名
称、および総立ち寄り時間・立ち寄った年月日と時刻・
訪問係数を追記する(ステップ70)。
【0047】5)使用者情報のデータを訪問係数の大きい
順に並べ直す(ステップ79)。
【0048】以上のような使用者情報の更新動作によっ
て、目標物について使用者の嗜好・関心を自動的に学習
して、使用者情報のデータが更新される。従って、この
より使用者情報の更新動作を繰返すことにより、使用者
の嗜好・関心の学習が進むことになり、より適切に前述
のコース作成が可能になる。
【0049】引続いて、上記の実施例の動作を詳細に説
明する。
【0050】電源の投入やリセットスタートによって車
載情報端末が動作を開始すると、コース作成部5と使用
者情報更新部4が起動される。コース作成部5は所定の
初期化処理を図2のステップ1で行った後、ピックアッ
プ条件の入力待ちとなる(図2のステップ2)。以下
に、図8のピックアップ条件(下記)の実施例が入力さ
れた場合について説明する。
【0051】 出発地経度:139°23′35″ 出発地緯度:35°34′07″ 巡回基準点経度:139°02′06″ 巡回基準点緯度:35°11′58 ″ 目的地経度:139°01′29″ 目的地緯度:35°12′03″ コース種別:旅行 図3の巡回点ピックアップ処理においては、最初に巡回
点ピックアップ条件に示された、巡回基準点Cを中心と
した所定範囲、例えば半径または東西南北10kmの範
囲などの地図データの読み込みを地図制御部へ要求し、
出発地Sを巡回点リスト(図12)へ登録し、さらに、
使用者情報のデータである使用者情報記録の先頭データ
を取得する(ステップ6)。
【0052】図9の使用者情報記録の実施例の先頭デー
タUAは次の通りである。
【0053】種別コード:0x5112 名称:コンビ
ニエンスストア1 総立ち寄り時間:1150分 立ち寄った年月日:00
328 立ち寄った時刻:2015 訪問係数:0.92 この取得データについて処理を進める(ステップ7)。
巡回点ピックアップ条件に示されたコース種別が旅行の
場合は、ステップ8を実行し、旅行でない場合はステッ
プ10を実行する。図8の実施例ではコース種別が旅行
のためステップ8を実行する。
【0054】使用者情報記録より取得したデータに示さ
れた種別コードを判定し(ステップ8)、種別コードが
旅行関連の場合は、ステップ9の巡回点リスト作成処理
を実行し、旅行関連でない場合はステップ9を実行しな
い。取得した使用者情報記録データUAの種別コードは
生活関連のためステップ9を実行せず、使用者情報記録
の次のデータを取得する(ステップ13)。使用者情報
記録が終了か否かを判定し(ステップ14)、終了の場
合はステップ15を実行し、終了でない場合はステップ
7に戻り、以上の処理を繰返し実行する。
【0055】この使用者情報記録のデータUBおよびデ
ータUCの種別コードも生活の関連ためステップ7以下
先ほどと同様のステップを経て、使用者情報記録の次の
データUDを取得して、処理を行う。
【0056】種別コード:0x36110 名称:スキ
ー場1 総立ち寄り時間:19900分 立ち寄った年月日:0
00301 立ち寄った時刻:1320 訪問係数:0.57 この使用者情報記録のデータUDの種別コードは旅行関
連のため、ステップ9の巡回点リスト追加処理を実行す
る。次に図4の巡回点リスト追加処理について説明す
る。地図データの最初の下記データMAを取得し、中分
類一致フラグを0にする(ステップ16)。
【0057】種別コード:0x1421 ランドマーク
名称:箱根関所跡 ランドマーク中心経度:139°01′45″ ランド
マーク中心緯度:35°11′21″ 最寄り道路:0x1120 この取得データMAについて処理を進める。使用者情報
記録のデータUDと地図データのデータMAとの種別コ
ードの一致を判定する(ステップ18)。一致の場合は
ステップ20を実行し、一致しなかった場合はステップ
19を実行する。探しているデータUDの種別コードは
0x3611のためステップ19を実行する。次に、使
用者情報記録のデータUDの種別コードと地図データM
Aの種別コードの中分類までの一致を判定する(ステッ
プ23)。一致した場合はステップ25を実行し、一致
しなかった場合はステップ24を実行する。探している
種別コードは0x3611のためステップ24を実行す
る。中分類一致フラグが1の場合はステップ34を実行
し、1でない場合はステップ29を実行する(ステップ
24)。ここでは、中分類一致フラグは0のため、ステ
ップ29を実行する。使用者情報記録のデータUDの種
別コードと地図データMAの種別コードの大分類との一
致を判定する(ステップ30)。
【0058】一致した場合はステップ31以下を実行
し、一致しなかった場合は直接ステップ34へ飛ぶ。探
しているデータUDの種別コードは0x3611であ
り、地図データMAの種別コードは0x1421のため
ステップ34へ飛び、地図データの次のデータMBを取
得する(ステップ34)。
【0059】地図データが終了の場合は処理を終了し、
終了でない場合は上記のステップ17以下を繰返し実行
する(ステップ35)。
【0060】地図データMB〜地図データMDの種別コ
ードも大分類まで一致しないため、地図データの次のデ
ータMEを取得して、同様の処理を行う。
【0061】種別コード:0x3540 ランドマーク
名称:アスレチックガーデン ランドマーク中心経度:139°06′16″ ランド
マーク中心緯度:35°13′51″ 最寄り道路:0x01e0 この地図データMEの種別コードは大分類が一致するた
め、地図データより巡回点リスト(図12)に必要なラ
ンドマークの緯度、経度、最寄り道路IDなどを取得す
る(ステップ31)。取得した緯度経度と一致するデー
タが巡回点リストにすでに存在する場合はステップ34
を実行し、存在しない場合はステップ33を実行する
(ステップ32)。この場合には、まだ巡回点リストは
作成していないため、取得したデータを巡回点リストに
追加する(ステップ33)。
【0062】地図データの次の下記データMFを取得す
る(ステップ34)。
【0063】 種別コード:0xfff ランドマーク名称: ランドマーク中心経度: ランドマーク中心緯度: 最寄り道路:地図データMFは終了データのため、巡回
点リスト作成処理を終了する。図3の巡回点ピックアッ
プ処理へ戻り、使用者情報記録の次のデータUEを取得
して、処理を行う。
【0064】種別コード:0x35210 名称:レジ
ャーランド1 総立ち寄り時間:18000分 立ち寄った年月日:4
991224 立ち寄った時刻:2130 訪問係数:0.55 この使用者情報記録のデータUEの種別コードは旅行関
連のため、図4の巡回点リスト追加処理を実行する。先
ほどと同様にして、下記の地図データMEを取得するま
で処理を繰返す。
【0065】種別コード:0x3540 ランドマーク
名称:アスレチックガーデン ランドマーク中心経度:139°06′16″ ランド
マーク中心緯度:35°13′51″ 最寄り道路:0x01e0 この地図データMEは先ほど追加した巡回点リスト(図
12)に存在するために、再度リストに追加されない
(ステップ32)。次の地図データMFは終了データの
ため、巡回点リスト追加処理は終了する。図3の巡回点
ピックアップ処理のステップ13へ戻り、使用者情報記
録の次の下記データUFを取得して処理を行う。
【0066】種別コード:0x14320 名称:史跡
1 総立ち寄り時間:5900分 立ち寄った年月日:980505 立ち寄った時刻:1
715 訪問係数:0.34 この使用者情報記録のデータUFの種別コードは旅行関
連のため、図4の巡回点リスト追加処理を実行する。下
記地図データMAを取得して、先ほどと同様に処理を進
める。
【0067】種別コード:0x14210 ランドマー
ク名称:箱根関所跡 ランドマーク中心経度:139°01′45″ ランド
マーク中心緯度:35°11′21″ 最寄り道路:0x1120 前記データUFと地図データMAの種別コードは大・中
分類が一致するため、地図データより巡回点リストに必
要なランドマークの緯度、経度、最寄り道路IDを取得す
る(ステップ25)。取得した緯度経度と一致するデー
タが巡回点リストに存在しないため、取得したデータを
巡回点リストへ追加する(ステップ27)。中分類一致
フラグを1にする(ステップ28)。地図データの次の
下記データMBを取得する(ステップ34)。
【0068】種別コード:0x1210 ランドマーク
名称:芦ノ湖 ランドマーク中心経度:139°02′01″ ランド
マーク中心緯度:35°11′51″ 最寄り道路:0x111e この地図データMBおよび引き続く地図データMB〜地
図データMEは大分類では一致するが、すでに中分類一
致フラグが1になっているため(ステップ24)、地図
データMFを取得する(ステップ34)まで、同じ処理
を繰り返す。
【0069】次の地図データMFは終了データのため
(ステップ35)、図4の巡回点リスト追加処理を終了
し、図3の巡回点ピックアップ処理へ戻る。使用者情報
記録の次の下記データUGを取得して、処理を続ける。
【0070】種別コード:0x1111 名称:国定公
園1 総立ち寄り時間:550分 立ち寄った年月日:990813 立ち寄った時刻:1
045 訪問係数:0.15 この取得データについて処理を進める。この使用者情報
記録のデータUGの種別コードは旅行関連のため、図4
の巡回点リスト追加処理を実行する。次の地図データM
Aについて先ほどと同様に処理を進める。
【0071】種別コード:0x1421 ランドマーク
名称:箱根関所跡 ランドマーク中心経度:139°01′45″ ランド
マーク中心緯度:35°11′21″ 最寄り道路:0x1120 前記データUGとこの地図データMAの種別コードは大
分類では一致するが、すでに巡回点リストの中に存在す
るため(ステップ32)、データは追加せず地図データ
の次の下記データMBを取得する(ステップ34)。
【0072】種別コード:0x1210 ランドマーク
名称:芦ノ湖 ランドマーク中心経度:139°02′01″ ランド
マーク中心緯度:35°11′51″ 最寄り道路:0x111e 前記データUGとこの地図データMBの種別コードは大
分類で一致し巡回点リストの中にデータは存在しないの
で、巡回点リストに追加する(ステップ33)。
【0073】次の地図データMCおよびデータMDも先
ほどと同様であり、巡回点リストの中にデータは存在し
ないので、巡回点リストに追加する(ステップ33)。
【0074】続いて地図データの次の下記データMEを
取得する。
【0075】種別コード:0x3540 ランドマーク
名称:アスレチックガーデン ランドマーク中心経度:139°06′16″ ランド
マーク中心緯度:35°13′51″ 最寄り道路:0x01e0 このデータMEの種別コードは大分類でも一致しないた
め(ステップ30)、地図データの次のデータMFを取
得する(ステップ34)。地図データMFは終了データ
のため、図4の巡回点リスト追加処理を終了し、図3の
巡回点ピックアップ処理へ戻る。使用者情報記録の次の
データUHは終了データのため、巡回点リスト(図1
2)に巡回点ピックアップ条件(図8)の目的地のデー
タEを追加する(ステップ15)。図3の巡回点ピック
アップ処理を終了し、図2のコース作成処理に戻る。
【0076】前記巡回点リストの巡回点を訪問係数の順
に選択・増加させて、巡回点への推定立ち寄り時間(例
えば、図9の使用者情報の総立ち寄り時間を立ち寄り回
数(図には明示してない)で除した過去の平均立ち寄り
時間などで求めた)と目標物間の推定移動時間の合計
が、出発予定時間と目的地への到着希望時間あるいは巡
回点での滞在予定時間(例えば、巡回点ピックアップ条
件(図8)で設定して)内の範囲内で、巡回点の選択と
前記巡回点を巡る最適な経路を探索する(ステップ
4)。次に経路の全体図、各巡回点への到着時間、各巡
回点間の距離を表示部6にて表示する(ステップ5)。
【0077】以上で、一連のコース作成処理を終了し、
再度初期処理ステップ2を実行して、次のピックアップ
条件のデータ入力待ちとなる。
【0078】次に使用者情報更新部4の使用者情報更新
動作を図5〜7に沿って説明する。電源の投入やリセッ
トスタートによって車載情報端末が動作を開始すると、
使用者情報更新部4が起動されて、走行軌跡データの入
力待ちとなる(図5のステップ36)。
【0079】図15に掲げた走行軌跡の実施例が入力さ
れた場合について説明する。この例は、図22に示す場
所において一度電源を落として停車した後、電源を再投
入して車載情報端末が動作を開始した場合である。
【0080】図15に掲げた走行軌跡は下記のデータで
ある。
【0081】自車経度:139°09′54″ 自車緯
度:35°14′50″ 車速:0 年月日:000403 時間:1310 ランドマーク
情報:P1 ランドマーク情報の項のP1で指定されるランドマーク
情報(図16)には2つのデータが含まれており、次の
通りである。
【0082】図22のランドマーク1のランドマーク情
報(図16のデータL1) 種別コード:0xc211 名称:ファミリーレストラ
ン3 経度:139°09′35″ 緯度:35°14′5
0″ 図22のランドマーク2のランドマーク情報(図16の
データL2) 種別コード:0x5111 名称:コンビニエンススト
ア1 経度:139°09′54″ 緯度:35°14′5
3″ 上記の最新の走行軌跡データが地図制御部2から送られ
ると、図5のステップ37から、図6の使用者情報更新
処理STARTへ処理が移行する。最初に処理済みコー
ドリスト(図13)を初期化し、直前の走行軌跡より得
られるランドマークリスト(図14)の最初の下記デー
タLL1を取得する(ステップ42)。
【0083】種別コード:0xc211 年月日:00
0403 時間:1220 ランドマークの経度:139°09′54″ ランドマ
ークの緯度:35°14′50″ 自車経度:139°09′54″ 自車緯度:35°1
4′50″ このランドマークリストのデータLL1の自車位置と図
15の走行軌跡データの自車位置とに示された緯度、経
度より、この間の自車の移動距離を求める(ステップ4
3)。
【0084】データLL1の自車位置 経度:139°
09′54″ 緯度:35°14′50″ 走行軌跡データの自車位置 経度:139°09′5
4″ 緯度:35°14′50″ 両者の位置は同じであり、自車位置の移動距離は0
[m]である。
【0085】ランドマークリストのデータLL1に示さ
れた年月日と時間と走行軌跡データに示された年月日、
時間との差より立ち寄り時間を求める(ステップ4
4)。
【0086】データLL1の年月日:000403 デ
ータLL1の時間:1220 走行軌跡データの年月日:000403 走行軌跡デー
タの時間:1310両データの差より、立ち寄り時間は
50分である。
【0087】自車の移動が20[m]未満であり、かつ
立ち寄り時間が3分以上経過しているという両条件を満
たしているか否かを判定し(ステップ45)、前記両条
件を満たしている場合は、駐車して立ち寄ったものと判
断して、ステップ46以降の処理を実行し、前記条件を
満たしていない場合は駐車と判断せず前記処理をスキッ
プする。この例では共に条件を満たしているため、ステ
ップ46以降を実行する。
【0088】ランドマークリストのデータLL1に示さ
れたランドマークの緯度、経度と走行軌跡データに示さ
れた自車の緯度、経度より、自車とランドマーク1との
直線距離を求める(ステップ46)。
【0089】ランドマーク1の位置 経度:139°0
9′55″ 緯度:35°14′50″ 走行軌跡データの自車位置 経度:139°09′5
4″ 緯度:35°14′50″ この両データより、自車とランドマーク1との直線距離
は25[m]である。ランドマーク1のデータLL1に示
された種別コードが処理済みコードリストに示された種
別コードの中に存在する場合はステップ48以下を実行
し、存在しない場合はステップ51更新処理以下を実行
する(ステップ47)。ここでは、処理済みコードリス
トにデータはまだ作られていないため、ステップ51の
更新処理(図7)を実行する。次に更新処理を図7を参
照して説明する。
【0090】ランドマークリストのデータLL1に示さ
れた種別コードの最上位ビットである駐車場フラグが1
の場合はステップ57以下を実行し、1でない場合はス
テップ59を実行する(ステップ56)。このデータL
L1の種別コード(0xc211)の駐車場フラグは1
のため、ステップ57を実行し、種別コードの駐車場フ
ラグを0にする(ステップ57)。駐車場フラグを0に
するため、データLL1の種別コードは0x4211と
なる。ランドマーク1との距離を10[m]に修正する
(ステップ58)。
【0091】ついで、ランドマークとの直線距離を基に
立ち寄り時間の修正係数を算出する(ステップ59)。
図17に前記直線距離と立ち寄り時間修正係数の関係を
表すグラフの実施例を示す。ランドマーク1との直線距
離は10[m]のため、立ち寄り時間修正係数は1.0
となる。立ち寄り時間に修正係数をかけて、立ち寄り時
間を修正する(ステップ60)。立ち寄り時間修正係数
は1.0のため、立ち寄り時間は50分となる。
【0092】使用者情報記録(図9)の最初のデータU
Aを取得する(ステップ61)。ランドマークリストの
データLL1に示された種別コードと種別コードが一致
する使用者情報記録のデータをデータUAから順に探す
(ステップ62)。使用者情報記録の中に一致するデー
タが見つかった場合はステップ64以下を実行し、一致
するデータが見つからなかった場合はステップ66以下
を実行する(ステップ63)。
【0093】使用者情報記録の中で種別コードが一致す
るのは下記データUCで、次の通り。
【0094】種別コード:0x4210 名称:ファミ
リーレストラン1 総立ち寄り時間:1720分 立ち寄った年月日:00
0322 立ち寄った時刻:1930 訪問係数:0.60 走行軌跡データ(図15)に示された年月日、時刻と使
用者情報記録のデータUCに示された立ち寄った年月
日、時刻より更新間隔を算出する(ステップ64)。
【0095】走行軌跡データの年月日:000403
走行軌跡データの時刻:1310 データUCの年月日:000322 データUCの時
刻;1939 両データの差よりより更新間隔は16900分となる。
【0096】使用者情報記録のデータUCに示された総
立ち寄り時間に今回求めた立ち寄り時間を加えて、総立
ち寄り時間を算出し直す(ステップ65)。すなわち、
先ほど求めた立ち寄り時間50分を、使用者情報記録の
データUCの総立ち寄り時間1720分に加えて177
0分に更新する。
【0097】前記種別コードが生活関連の場合はステッ
プ72以下を実行し、生活関連でない場合はステップ7
5以下を実行する(ステップ71)。この場合の種別コ
ード0x4211は生活関連であるので、ステップ72を実行
する。
【0098】更新間隔より生活関連の修正係数を算出す
る(ステップ72)。
【0099】図18に生活関連の更新間隔と修正係数の
関係の実施例をグラフで示す。更新間隔は16900分
のため、生活関連の修正係数は0.6になる。
【0100】総立ち寄り時間より生活関連の訪問係数を
算出する(ステップ73)。
【0101】図19に生活関連の総立ち寄り時間と訪問
係数の関係の実施例をグラフで示す。総立ち寄り時間は
1770分のため、訪問係数は0.61になる。
【0102】生活関連の訪問係数0.61に修正係数
0.6をかけて訪問係数を0.37に修正する(ステッ
プ74)。
【0103】使用者情報記録の前記データUCの総立ち
寄り時間、立ち寄った年月日、時刻、訪問係数を更新す
る(ステップ78)。
【0104】使用者情報記録を訪問係数の降順に並べ替
えて処理を終了し(ステップ79)、使用者情報更新処
理へ戻る。
【0105】処理済みコードリストにランドマークリス
ト1の種別コード(ステップ52)およびランドマーク
と自車の直線距離を追加する(ステップ53)。
【0106】ランドマークリスト(図14)の次のデー
タを得る(ステップ54)。ランドマークリストのデー
タが終了の場合は使用者情報更新処理を終了して図5の
ステップ38へ戻り、終了でない場合は再度ステップ4
6以下を実行する(ステップ55)。実施例ではランド
マークリストの次の下記データLL2を得る。
【0107】種別コード:0x5111 年月日:00
0403 時間:1220 ランドマークの経度:139°09′54″ ランドマ
ークの緯度:35°14′53″ 自車経度:139°09′54″ 自車緯度:35°1
4′50″ 自車とランドマーク2との直線距離を求める(ステップ
46)。
【0108】ランドマーク2の位置 経度:139°0
9′54″ 緯度:35°14′53″ 走行軌跡データの自車位置 経度:139°09′5
4″ 緯度:35°14′50″ 両位置の差より、自車とランドマークとの直線距離は9
3[m]である。データLL2の種別コードは処理済み
コードリストのデータに存在しないため、ステップ51
更新処理(図7)を実行する。種別コードの駐車場フラ
グは1ではないため、ステップ59を実行する。ランド
マーク2との直線距離は93[m]のため、立ち寄り時間
修正係数は0.65となる。立ち寄り時間修正係数は
0.65のため立ち寄り時間は33分に修正される。
【0109】使用者情報記録のデータの中でデータLL
2の種別コードと一致するデータは見つからないため、
ステップ66を実行する。総立ち寄り時間を立ち寄り時
間とする(ステップ66)。総立ち寄り時間は33分と
なる。ランドマークリストのデータに示された種別コー
ドを判定し(ステップ67)、種別コードが生活関連の
場合はステップ68を実行し、生活関連で無い場合はス
テップ69を実行する(ステップ67)。
【0110】データLL2の種別コード0x5111は
生活関連であるので、ステップ68を実行する。立ち寄
り時間より生活関連の訪問係数を算出する(ステップ6
8)。総立ち寄り時間は33分のため、訪問係数は0.
13になる。使用者情報記録に各項目のデータを追加す
る(ステップ70)。
【0111】使用者情報記録を訪問係数の降順に並べ替
えて処理を終了し、使用者情報更新処理へ戻る(ステッ
プ79)。
【0112】ランドマークリストは終了のため、図6使
用者情報更新処理を終了して(ステップ55)、図5の
使用者情報更新部の動作へ戻る。
【0113】次に地図制御部2から走行軌跡データが入
力されると(ステップ38)、ステップ39を実行す
る。走行軌跡データに示された車速が20[km/h]
以下の場合は、ランドマークリストの更新処理(ステッ
プ40、41)を実行し後に、20[km/h]以下で
ない場合は、そのまま、再び走行軌跡データの入力を待
つ(ステップ39)。
【0114】実施例では、走行軌跡データの車速が0
[km/h]なので、ランドマークリストの更新処理であ
るステップ40以下を実行する。現在のランドマークリ
スト(図14)の全データを消去し(ステップ40)、
走行軌跡データの全てのランドマーク情報(図16)を
ランドマークリストへ登録・更新する(ステップ4
1)。
【0115】次にステップ38において、走行軌跡デー
タの入力待ちとなる。
【0116】以上述べたように、本発明においては、使
用者の嗜好・関心の度合いが反映された使用者情報が走
行軌跡データより自動的に更新される。
【0117】なお、前述の巡回点ピックアップ処理にお
いては、内蔵する地図データベースより必要部分を抽出
するものとして説明を行ったが、通信によって、外部の
サービスセンターなどに貯えられた地図データベースよ
り必要部分を抽出することもできる。
【0118】また、前述のコース作成処理においては、
巡回点ピックアップ条件(図8)における、巡回基準点
が1点であるとして説明を行ったが、複数の巡回基準点
を設定して、その処理を順次行うように拡張することが
できる。
【0119】また、巡回基準点を中心とした地図データ
の読出し(図3のステップ6)を、出発地から巡回基準
点および巡回基準点から目的地までの経路に沿って、あ
るいは巡回基準点を指定せずに出発地から目的地までの
経路に沿って、必要な範囲を順次読み出すことにより、
経路沿いの目標物を検索するようにすることもできる。
【0120】また、巡回点ピックアップ処理(図2のス
テップ3)の後、および/または、経路表示(図2のス
テップ5)の後に、従来の技術を用いて、取り出した巡
回点すなわち目標物の削除・追加を行うことができるこ
とは云うまでも無い。
【0121】なお、また、前記のコース作成処理(図2
〜4)および使用者情報更新動作(図5〜7)において
は、コース種別が旅行・生活の2種類に限定して説明し
たが、例えば、業務・趣味などその他の種類を追加して
も本発明の本質を損なうものではない。
【0122】また、同一車両を複数使用者で利用する場
合には、使用者別の使用者情報を保存しておいて、使用
者に応じて対応する使用者情報を適用することもでき
る。
【0123】また、使用者情報を車両より取外し可能な
記憶媒体、たとえばICカードなどに転記・保存してお
いて、動作開始時に、使用者情報を前記記憶媒体より読
み出すことにより、車両を変更しても使用者の嗜好・関
心に適応したコースを作成することもできる。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、使
用者は特に意識することなく、走行軌跡を用いて、目標
物についての使用者の嗜好・関心を学習させ、学習結果
を用いて経路探索を行う事で、使用者にとって初めて訪
れる場所においても使用者の嗜好・関心に合った目標物
を選択し、走行経路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の機能ブロック図
【図2】本発明の実施例におけるコース作成処理のフロ
ー図
【図3】本発明の実施例における巡回点ピックアップ処
理のフロー図
【図4】本発明の実施例における巡回点リスト追加処理
のフロー図
【図5】本発明の実施例における使用者情報更新動作の
フロー図
【図6】本発明の実施例における使用者情報更新処理の
フロー図
【図7】本発明の実施例における更新処理のフロー図
【図8】本発明の巡回点ピックアップ条件の一例を示す
【図9】本発明の使用者情報記録の一例を示す図
【図10】本発明の巡回基準点近辺の地図データの一例
を示す図
【図11】本発明の種別コードの一例を示す図
【図12】本発明の巡回点リストの一例を示す図
【図13】本発明の処理済みコードリストの一例を示す
【図14】本発明のランドマークリストの一例を示す図
【図15】本発明の走行軌跡データの一例を示す図
【図16】本発明の走行軌跡のランドマーク情報の一例
を示す図
【図17】本発明の実施例におけるランドマークとの直
線距離と立ち寄り時間修正係数の関係を表す図
【図18】本発明の実施例における生活関連の更新間隔
と修正係数の関係を表す図
【図19】本発明の実施例における生活関連の総立ち寄
り時間と訪問係数の関係を表す図
【図20】本発明の実施例における旅行関連の更新間隔
と修正係数の関係を表す図
【図21】本発明の実施例における旅行関連の総立ち寄
り時間と訪問係数の関係を表す図
【図22】本発明の実施例における動作開始点の説明図
【符号の説明】 1 入力データ制御部 2 地図制御部 3 メモリ 4 使用者情報更新部 5 コース作成部 6 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/10 G09B 29/10 A Fターム(参考) 2C032 HB05 HC13 HC27 HD04 HD16 HD18 HD24 HD26 2F029 AA02 AB13 AC02 AC09 AC14 5B075 KK07 KK13 KK33 KK37 ND03 ND06 ND20 ND22 ND23 ND34 NS10 PP02 PP03 PP12 PP13 PP30 PQ02 PQ13 PR08 UU14 UU16 5H180 AA01 FF10 FF11 FF22 FF27 FF32

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星および車両センサの少なくとも一方
    により現在位置データを算出する自車位置算出手段と、
    使用者が指定位置データを入力する入力手段と、目標物
    についての使用者の嗜好・関心を表す使用者情報を格納
    する記憶手段と、前記使用者情報に基づいて、端末が保
    有または取得した地図データにより、前記現在位置もし
    くは指定位置の近傍の目標物を選択する目標物選択手段
    とを備えたことを特徴とする車載情報端末。
  2. 【請求項2】 前記地図データおよび前記使用者情報中
    の目標物に、分類コードを含む種別コードを付加してお
    き、前記地図データ中より、前記使用者情報中の目標物
    に付された種別コードと等しい種別コードを付加された
    目標物を検索し、選択する目標物選択手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の車載情報端末。
  3. 【請求項3】 使用者が、前記指定位置データに加え
    て、コース種別データの入力を行う前記入力手段と、前
    記使用者情報中の目標物の種別コードより、前記コース
    種別データに対応する種別コードを選択して、前記地図
    データより、選択した前記種別コードが付加された目標
    物を検索し、前記目標物を選択する前記目標物選択手段
    とを備えたことを特徴とする請求項2記載の車載情報端
    末。
  4. 【請求項4】 前記現在位置の移動と時刻で表される走
    行記録と、前記地図データとに基づいて、目標物への立
    ち寄りを判定し、前記使用者情報を更新する使用者情報
    更新手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求
    項3記載の車載情報端末。
  5. 【請求項5】 前記使用者情報に、目標物についての使
    用者の嗜好・関心の度合いを表す訪問係数を加え、使用
    者の目標物への立ち寄り時間に基づいて、前記訪問係数
    を算定・更新する前記使用者情報更新手段と、前記訪問
    係数に従って、前記地図データ中の目標物の検索を行う
    前記目標物選択手段とを備えたことを特徴とする請求項
    4記載の車載情報端末。
  6. 【請求項6】 目標物への立ち寄り時間および再度訪問
    するまでの時間に基づいて、前記訪問係数を更新する前
    記使用者情報更新手段を備えたことを特徴とする請求項
    5記載の車載情報端末。
  7. 【請求項7】 自車位置と目標物の間の直線距離によっ
    て前記立ち寄り時間を修正する前記使用者情報更新手段
    を備えたことを特徴とする請求項5および請求項6記載
    の車載情報端末。
  8. 【請求項8】 前記訪問係数の算出を、地図データに定
    義された目標物の種別毎に異なる算定方法で行う前記使
    用者情報更新手段を備えたことを特徴とする請求項5な
    いし請求項7記載の車載情報端末。
  9. 【請求項9】 前記目標物への巡回経路探索を行うコー
    ス作成手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請
    求項8記載の車載情報端末。
  10. 【請求項10】 前記目標物および前記巡回経路を地図
    上に表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項
    9記載の車載情報端末。
  11. 【請求項11】 衛星および車両センサの少なくとも一
    方の入力より現在位置を算出するステップと、目標物に
    ついての使用者の嗜好・関心を記述する使用者情報に基
    づいて、内蔵する地図データおよび通信によって接続さ
    れる外部の地図データの少なくとも一方より、前記現在
    位置または使用者が指定する指定位置の近辺の目標物を
    選択する選択ステップとで構成することを特徴とする目
    標物選択方法。
  12. 【請求項12】 前記地図データおよび前記使用者情報
    中の目標物に、種別コードを付しておき、前記選択ステ
    ップが、前記地図データより、前記使用者情報中にある
    目標物に付された種別コードと少なくとも一部が等しい
    種別コードの目標物を検索する選択ステップであること
    を特徴とする請求項11記載の目標物選択方法。
  13. 【請求項13】 前記選択ステップが、使用者が走行目
    的を表すコース種別を指定して、前記使用者情報中の目
    標物の種別コードより、前記コース種別データに対応す
    る種別コードを選択して、前記地図データ中より、前記
    種別コードと少なくとも一部が等しい種別コードの目標
    物を検索する選択ステップであることを特徴とする請求
    項12記載の目標物選択方法。
  14. 【請求項14】 前記現在位置の移動と時刻で表される
    走行記録、および前記地図データに基づいて、目標物へ
    の立ち寄りを判定して、前記使用者情報を更新する更新
    ステップを含むことを特徴とする請求項11ないし請求
    項13記載の目標物選択方法。
  15. 【請求項15】 前記使用者情報中に目標物についての
    使用者の嗜好・関心の度合いを表す訪問係数を加え、前
    記更新ステップが、目標物への立ち寄り時間および再度
    訪問するまでの時間の少なくとも一方に基づいて、前記
    訪問係数を更新する更新ステップであり、前記選択ステ
    ップが、前記訪問係数に従って、前記地図データ中の目
    標物を検索する選択ステップであることを特徴とする請
    求項14記載の目標物選択方法。
  16. 【請求項16】 前記選択ステップによって選択・検索
    した、前記目標物を巡る巡回経路を探索するステップ
    と、前記目標物および巡回経路を地図上に表示するステ
    ップを含むことを特徴とする請求項11ないし請求項1
    5記載の目標物選択方法。
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