JP2002180781A - 泥水シールド工法における切羽水圧の制御方法 - Google Patents

泥水シールド工法における切羽水圧の制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機構の複雑化を伴うことなく、圧力変動に
対して、迅速に応答すること。 【解決手段】 掘進機10は、本体14と、掘削ドラム
16とを備え、隔壁18によりチャンバ12が隔成され
ている。隔壁18の上部側には、送泥管20が連通接続
されている。送泥管20の他端側は、送泥ポンプ22を
介して泥水タンク24に接続されている。隔壁18の下
部側には、排泥管26が連通接続されている。排泥管2
6の他端側は、排泥ポンプ28を介して、地上側に設置
される処理プラントに接続されている。掘進機10の後
続台車や掘進機本体14内に設置され、チャンバ12と
連通接続される圧力調整タンク30を備えている。圧力
調整タンク30は、内部に所定水位の水Wが収容された
第1および第2タンク30a,30bと、内部に空気の
みが収容されたダンパタンク30cとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、泥水シールド工
法における切羽水圧の制御方法に関し、特に、切羽水圧
の変動に迅速に対応することができる制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】地下鉄トンネルなどの構築工法の一種と
して、泥水シールド工法が知られている。泥水シールド
工法は、シールド掘進機の前端に設けられた掘削ドラム
の背面側にチャンバを隔成し、チャンバ内に泥水を循環
させながら、切羽水圧を一定に保持して、掘削土砂を泥
水スラリーとして坑外に排出する。
【0003】この場合、チャンバには、地上に設置され
る泥水タンクから送泥ポンプを介して、泥水を送り込む
送泥管と、チャンバ内の泥水スラリーを、排泥ポンプを
介して坑外に排出する排泥管とが連通接続される。
【0004】このような構成のシールド掘進機を用いて
トンネルを掘削する際には、切羽の崩壊を防止するため
に、チャンバ内の泥水圧を一定に保つ必要があるが、こ
のような切羽水圧の制御に、従来は、地上側に設置され
る送泥ポンプの調整により行っていた。
【0005】送泥ポンプの調整により切羽水圧を制御す
る際には、シールド掘進機のチャンバ内の圧力を測定す
る圧力計を設置し、この圧力計の指示値が目標値になる
ように、その検出信号を送泥ポンプ側にフィードバック
することにより行われている。
【0006】しかしながら、このような従来の泥水シー
ルド工法における切羽水圧の制御方法には、以下に説明
する技術的な課題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上述したよ
うな泥水シールド工法で、長距離掘削を行う場合には、
切羽と送泥ポンプとの間の距離が非常に長くなる。とこ
ろが、この場合、前述したようにチャンバに設置した圧
力計により泥水ポンプをフィードバック制御すると、切
羽水圧の検出から制御信号の送出までに時間がかかり、
圧力変動に対する応答性が悪化し、瞬間的な閉塞の発生
などにより、切羽水圧の変動幅が大きくなるという問題
があった。
【0008】このような問題に対して、シールド掘進機
本体のチャンバ内に、エアチャンバを設置して、このエ
アチャンバにより切羽水圧の変動を吸収しようとする試
みもあったが、この方法では、チャンバ内の機構が複雑
化し、掘削土砂の付着滞留が増し、逆に閉塞を起こし易
くなって、切羽水圧を大きく変動させる要因となる。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、チ
ャンバ内の機構の複雑化を伴うことなく、圧力変動に対
して、迅速に応答することができる泥水シールド工法に
おける切羽水圧の制御方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、シールド掘進機の前端に設けられた掘削
ドラムの背面側にチャンバを隔成し、地上に設置される
泥水タンクから送泥ポンプを介して、泥水を前記チャン
バ内に送り込む送泥管と、前記チャンバ内の泥水スラリ
ーを、排泥ポンプを介して坑外に排出する排泥管とを前
記チャンバに連通接続し、前記チャンバ内の切羽水圧を
一定に保持しつつ、掘削土砂を前記泥水スラリーとして
坑外に排出する泥水シールド工法において、前記シール
ド掘進機の後続台車または掘進機本体内に、所定水位の
水を収容する圧力調整タンクを設置し、前記チャンバ内
と前記圧力調整タンクとを直接連通するか、あるいは前
記送泥管または排泥管を介して前記チャンバ内と前記圧
力調整タンクとを間接的に連通し、前記チャンバ内の圧
力変動を前記圧力調整タンク内の水位の上下により吸収
するようにした。
【0011】このように構成した泥水シールド工法にお
ける切羽水圧の制御方法によれば、シールド掘進機の後
続台車または掘進機本体内に、所定水位の水を収容する
圧力調整タンクを設置し、チャンバ内と圧力調整タンク
とを直接連通するか、あるいは送泥管または排泥管を介
してチャンバ内と圧力調整タンクとを間接的に連通し、
チャンバ内の圧力変動を圧力調整タンク内の水位の上下
により吸収するので、チャンバと送泥ポンプとの間の距
離が長くなっても、圧力変動に対して、迅速に応答する
ことができ、しかも、チャンバ内の機構の複雑化を伴う
こもない。
【0012】前記チャンバ内の切羽水圧は、前記チャン
バ内の圧力値を検出して、この圧力値に基づいて前記送
泥ポンプをフィードバック制御して、一定に保つことが
できる。
【0013】また、前記チャンバ内の切羽水圧は、前記
送泥ポンプを一定回転数で運転するとともに、前記チャ
ンバ内の圧力値を検出して、この圧力値に基づいて、前
記エアタンク内のエアー圧力をフィードバック制御し
て、一定に保つことができる。
【0014】さらに、本発明は、シールド掘進機の前端
に設けられた掘削ドラムの背面側にチャンバを隔成し、
地上に設置される泥水タンクから送泥ポンプを介して、
泥水を前記チャンバ内に送り込む送泥管と、前記チャン
バ内の泥水スラリーを、排泥ポンプを介して坑外に排出
する排泥管とを前記チャンバに連通接続し、前記チャン
バ内の切羽水圧を一定に保持しつつ、掘削土砂を前記泥
水スラリーとして坑外に排出する泥水シールド工法にお
いて、前記シールド掘進機の後続台車または掘進機本体
内に、所定水位の泥水を収容する圧力調整タンクを設置
し、前記チャンバ内と前記圧力調整タンクとを直接連通
するか、あるいは前記送泥管または排泥管を介して前記
チャンバ内と前記圧力調整タンクとを間接的に連通し、
前記チャンバ内の圧力変動を前記圧力調整タンク内の泥
水位の上下により吸収するようにした。
【0015】このように構成した泥水シールド工法にお
ける切羽水圧の制御方法においても、チャンバ内の機構
の複雑化を伴うことなく、圧力変動に対して、迅速に応
答することができる。
【0016】前記チャンバ内の切羽水圧は、前記排泥管
の途中に流量計を設置し、この流量計の検出値に基づい
て前記排泥ポンプを制御して、排泥量が一定になるよう
に保持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1
は、本発明にかかる泥水シールド工法における切羽水圧
の制御方法の第1実施例を示している。
【0018】同図に示した切羽圧力の制御方法は、泥水
シールド掘進機10のチャンバ12内の切羽圧力を一定
に保つように行われる。泥水シールド掘進機10は、筒
状の本体14と、本体14の先端に回転自在に支持され
た掘削ドラム16とを備えている。
【0019】掘削ドラム16の背面側には、隔壁18が
設置され、この隔壁18によりチャンバ12が隔成され
ている。隔壁18の上部側には、送泥管20の一端がこ
れを貫通するようにして、チャンバ12内と連通接続さ
れている。
【0020】送泥管20の他端側は、シールド掘進機1
0の後方に延設され、地上に設置される送泥ポンプ22
を介して、泥水Bが満たされた泥水タンク24に接続さ
れている。隔壁18の下部側には、排泥管26の一端が
これを貫通するようにして、チャンバ12内と連通接続
されている。
【0021】排泥管26の他端側は、シールド掘進機1
0の後方に延設され、管路の途中に設置された排泥ポン
プ28を介して、地上側に設置される処理プラントに接
続されている。
【0022】このように構成された泥水シールド掘進機
10では、地上に設置される泥水タンク24から送泥ポ
ンプ22を介して、泥水Bを送泥管20によりチャンバ
12内に送り込みながら、チャンバ12内の泥水スラリ
ーSを、排泥ポンプ28を介して排泥管26で坑外に排
出する際に、チャンバ12内の切羽水圧を一定に保持し
て切羽の崩壊を防止する。
【0023】このような泥水シールド工法の基本的な構
成は、従来のこの種の工法と同じであるが、本実施例の
場合には、以下に説明する点に顕著な特徴がある。すな
わち、本実施例の場合には、シールド掘進機10の後続
台車(図示省略)、または、掘進機本体14内に設置さ
れ、チャンバ12と連通接続される圧力調整タンク30
を備えている。
【0024】本実施例の圧力調整タンク30は、内部に
所定水位の水Wが収容された第1および第2タンク30
a,30bと、内部にエアAのみが収容されたダンパタ
ンク30cとを備えている。
【0025】第1および第2タンク30a,30bは、
水位以深の部分で連通管32により並列接続され、連通
管32は、第1開閉弁34を介して、チャンバ12内と
連通接続されている。
【0026】第1開閉弁34は、チャンバ12を隔成す
る隔壁18の近傍に配置され、その前後には、第1およ
び第2圧力センサ36,38が設置されている。また、
第1タンク30aには、内部の水Wの水位を検出する水
位計40が付設され、底部には、水Wを排出するドレー
ン42が設けられている。
【0027】さらに、第1タンク30aには、第2開閉
弁44を介して、水Wの給水部46に接続されている。
一方、第1および第2タンク30a,30bと、ダンパ
タンク30cの上部側は、接続管48により並列接続さ
れ、接続管48には、第3開閉弁50と電磁弁52とを
介在させて、コンプレッサ54に接続されている。
【0028】ダンパタンク30cには、第3圧力センサ
56が設置されていて、状況を監視できるとともに、万
一水が浸入した場合に、バルブ60を開いて排出するこ
とができる。
【0029】以上のように構成された圧力調整タンク3
0内の水位調整は、これがチャンバ12に未接続状態で
行い、所定のエアー容量が確保される。この手順は、以
下の順に行う。
【0030】まず、本体14内の第1開閉弁34を閉じ
た状態で、第1および第2タンク30a,30b内の水
Wの水位を水位計40で確認し、これが許容範囲内であ
れば、以下の手順は行わない。なお、水位調整をする場
合、タンク30a,30b内のエア圧力を0.1Mpa
程度に調整して、連通管32内の泥水が逆流することを
防止し、現在の水位が目標水位よりも低い場合には、水
位を確認しつつ第2開閉弁44を開いて水Wを供給す
る。また、現在の水位が目標水位よりも高い場合には、
ドレーン42を開いて、水位を調整する。
【0031】このようにして、第1および第2タンク3
0a,30b内の水Wの水位調整が終了すると、次に、
第1開閉弁34の前後の圧力センサ36,38の圧力値
を検出し、第3開閉弁50を開弁した状態で、電磁弁5
2を制御し、圧力センサ36,38の検出値が一致する
ように調整する。
【0032】圧力センサ36,38の検出値が一致する
と、第3開閉弁50を閉弁して、電磁弁52の作動を停
止させて、第1開閉弁34を開弁させて、圧力調整タン
ク30をチャンバ12内と連通させる。
【0033】なお、このような圧力タンク30の接続
は、シールド掘進機10の掘削中ないしはセグメント組
み立て中を開始したときに行われ、シールド掘進機10
の掘削停止中には、第1開閉弁34を閉弁して、圧力調
整タンク30は、チャンバ12と切り離される。
【0034】以上のようにして、圧力調整タンク30が
チャンバ12に連通接続された後には、チャンバ12内
の切羽水圧は、チャンバ12内の圧力値を圧力センサ1
3により検出して、この圧力値に基づいて送泥ポンプ2
2をフィードバック制御して、一定に保つようにする。
【0035】シールド掘進機10による掘進の進行過程
で、チャンバ12内の切羽水圧が変動すると、チャンバ
12には、連通管32を介して圧力調整タンク30が接
続されているので、この圧力変動により、第1および第
2タンク30a,30b内に収容されている水Wの水位
が上下方向に移動して、圧力変動を緩和吸収する。
【0036】このような圧力変動の吸収効果は、シール
ド掘進機10の後続台車または掘進機本体14内に、所
定水位の泥水を収容する圧力調整タンク30を設置し、
チャンバ12内と圧力調整タンク30とを直接連通する
ことにより得られるので、チャンバ12内の機構の複雑
化を伴うことなく、チャンバ12と送泥ポンプ22との
間の距離が長くなっても、圧力変動に対して、迅速に応
答することができる。
【0037】なお、上記実施例の場合、チャンバ12内
の切羽水圧は、送泥ポンプ22を一定回転数で運転する
とともに、圧力調整タンク30内のエアー圧力を、チャ
ンバ12内の圧力値を第1圧力センサ36で検出して、
この検出圧力値に基づいてフィードバック制御して、一
定に保つことができる。
【0038】このような制御方法を採用すると、単に、
圧力調整タンク30により圧力変動を自動的に吸収する
場合に比べて、より一層圧力変動に対して迅速に対応す
ることができるとともに、急激で大きな圧力変動にも有
効に対応できる。
【0039】また、本実施例で示した第1開閉弁34と
一対の第1および第2圧力センサ36,38のユニット
は、図1に実線で示した個所に替えて、同図に仮想性で
示すように、送泥管20に接続するか、あるいは、排泥
管26に接続し、チャンバ12内と圧力調整タンク30
とがこれらを介して間接的に連通接続するようにしても
よい。
【0040】さらに、図1に符号61で示した開閉弁
は、連通管32とチャンバ12との間に介装されたバイ
パス通路63の開閉に用いられるものであって、このバ
イパス通路63は、連通管32の清掃時に用いられる。
【0041】図2は、本発明にかかる泥水シールド工法
における切羽水圧の制御方法の第2実施例を示してお
り、上記第1実施例と同一もしくは相当する部分には、
同一符号を付して、その説明を省略するとともに、以下
にその特徴点についてのみ説明する。
【0042】図2に示した実施例では、圧力調整タンク
30内に所定の水位で収容される流体を水Wに替えて、
泥水Bとしている。また、送泥管20には、送泥流量計
62が設置されるとともに、排泥管26には、排泥流量
計64が設置されていて、各管路を流れる送泥流量と排
泥流量とが検出されるようになっている。
【0043】このように構成したシールド掘進機10で
は、掘削開始前に、前述した第1実施例と同じ手順に従
って、圧力調整タンク30がチャンバ12と接続される
とともに、その後は、切羽水圧は、以下のように制御さ
れる。
【0044】すなわち、本実施例の場合、掘削中の運転
では、送泥ポンプ22は、送泥流量計62で検出される
送泥流量が目標値に近づくように制御される。この目標
値は、排泥流量−掘削土砂量で定義される。
【0045】この場合の掘削土砂量は、シールド掘進機
10に取り付けられたジャッキスピード計より以下の式
で算出される。 掘削土砂量=π×(D/2)2×ジャッキスピード(m
/min) ここに、Dは、シールド掘進機10の直径(m)であ
る。この式から掘削土砂量を演算よって求めると、排泥
流量が排泥流量計64により測定されているので、これ
らの値から送泥流量の目標値を求めることができる。
【0046】一方、チャンバ12内の切羽水圧は、圧力
センサ13の検出値に基づいて、電磁弁52を比例制御
し、各タンク30a〜30c内のエアー圧力を調整し
て、目標値になるように制御される。
【0047】また、このような制御と同時にタンク30
a,30b内の泥水Bの水位が一定に保たれるように、
水位計40に基づいて調整する。
【0048】以上のような制御が行われている過程で、
チャンバ12内の切羽水圧が変動すると、タンク30
a,30b内から泥水Bの供給や、泥水Bの受け入れが
行われて、チャンバ12と送泥ポンプ22との間の距離
が長くなっても、上記第1実施例と同様に、チャンバ1
2内の機構の複雑化を伴うことなく、圧力変動に対し
て、迅速に応答することができる。
【0049】なお、この第2実施例の場合も、第1実施
例と同様に、第1開閉弁34と一対の第1および第2圧
力センサ36,38のユニットは、図2に示した個所に
替えて、送泥管20ないしは排泥管26に接続してもよ
い。
【0050】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かかる泥水シールド工法における切羽水圧の制御方法に
よれば、チャンバ内の機構の複雑化を伴うことなく、圧
力変動に対して、迅速に応答することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる泥水シールド工法における切羽
水圧の制御方法の第1実施例を示す実施状態の説明図で
ある。
【図2】本発明にかかる泥水シールド工法における切羽
水圧の制御方法の第2実施例を示す実施状態の説明図で
ある。
【符号の説明】
10 泥水シールド掘進機 12 チャンバ 14 掘削ドラム 18 隔壁 20 送泥管 22 送泥ポンプ 26 排泥管 28 排泥ポンプ 30 圧力調整タンク 32 連通管 34 第1圧力センサ 36 第1開閉弁 38 第2圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 仁 埼玉県川越市南台1−10−4 株式会社大 林組東京機械工場内 Fターム(参考) 2D054 AC01 CA03 CA08 FA05 GA10 GA23 GA52 GA63

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘進機の前端に設けられた掘削
    ドラムの背面側にチャンバを隔成し、 地上に設置される泥水タンクから送泥ポンプを介して、
    泥水を前記チャンバ内に送り込む送泥管と、前記チャン
    バ内の泥水スラリーを、排泥ポンプを介して坑外に排出
    する排泥管とを前記チャンバに連通接続し、 前記チャンバ内の切羽水圧を一定に保持しつつ、掘削土
    砂を前記泥水スラリーとして坑外に排出する泥水シール
    ド工法において、 前記シールド掘進機の後続台車または掘進機本体内に、
    所定水位の水を収容する圧力調整タンクを設置し、 前記チャンバ内と前記圧力調整タンクとを直接連通する
    か、あるいは前記送泥管または排泥管を介して前記チャ
    ンバ内と前記圧力調整タンクとを間接的に連通し、 前記チャンバ内の圧力変動を前記圧力調整タンク内の水
    位の上下により吸収することを特徴とする泥水シールド
    工法における切羽水圧の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記チャンバ内の切羽水圧は、前記チャ
    ンバ内の圧力値を検出して、この圧力値に基づいて前記
    送泥ポンプをフィードバック制御して、一定に保つこと
    を特徴とする請求項1記載の泥水シールド工法における
    切羽水圧の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記チャンバ内の切羽水圧は、前記送泥
    ポンプを一定回転数で運転するとともに、前記チャンバ
    内の圧力値を検出して、この圧力値に基づいて、前記エ
    アタンク内のエアー圧力をフィードバック制御して、一
    定に保つことを特徴とする請求項1記載の泥水シールド
    工法における切羽水圧の制御方法。
  4. 【請求項4】 シールド掘進機の前端に設けられた掘削
    ドラムの背面側にチャンバを隔成し、 地上に設置される泥水タンクから送泥ポンプを介して、
    泥水を前記チャンバ内に送り込む送泥管と、前記チャン
    バ内の泥水スラリーを、排泥ポンプを介して坑外に排出
    する排泥管とを前記チャンバ内に連通接続し、 前記チャンバ内の切羽水圧を一定に保持しつつ、掘削土
    砂を前記泥水スラリーとして坑外に排出する泥水シール
    ド工法において、 前記シールド掘進機の後続台車または掘進機本体内に、
    所定水位の泥水を収容する圧力調整タンクを設置し、 前記チャンバ内と前記圧力調整タンクとを直接連通する
    か、あるいは前記送泥管または排泥管を介して前記チャ
    ンバ内と前記圧力調整タンクとを間接的に連通し、 前記チャンバ内の圧力変動を前記圧力調整タンク内の泥
    水位の上下により吸収することを特徴とする泥水シール
    ド工法における切羽水圧の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記チャンバ内の切羽水圧は、前記排泥
    管の途中に流量計を設置し、この流量計の検出値に基づ
    いて前記排泥ポンプを制御して、排泥量が一定になるよ
    うに保持することを特徴とする請求項4記載の泥水シー
    ルド工法における切羽水圧の制御方法。
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Cited By (15)

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