JP2002177119A - ビールジョッキおよびその製造方法 - Google Patents

ビールジョッキおよびその製造方法

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JP2002177119A
JP2002177119A JP2000379668A JP2000379668A JP2002177119A JP 2002177119 A JP2002177119 A JP 2002177119A JP 2000379668 A JP2000379668 A JP 2000379668A JP 2000379668 A JP2000379668 A JP 2000379668A JP 2002177119 A JP2002177119 A JP 2002177119A
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beer mug
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beer
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Yoshikane Ikutake
好包 生武
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ステンレス材による2重構造で断熱性および保
冷性に優れたビールジョッキおよびその製造方法を提供
する。 【解決手段】ステンレス材薄板からなる有底容器形状の
外面部材2と、ステンレス材薄板からなり、前記外面部
材よりも寸法の小さい有底容器形状の内面部材3と、前
記外面部材の底面上に設置された重り部材4とを有し、
前記外面部材と前記内面部材とを、前記外面部材と前記
内面部材との間に空間5を設けて接合し2重構造として
なるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビール等の飲料
を入れ、飲食に使用するためのビールジョッキに関する
ものであり、さらに詳しくは、2重構造で断熱性および
保冷性に優れたビールジョッキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビール等の飲料を入れ、飲食に使用する
ための容器としては、ビールジョッキがある。従来のビ
ールジョッキは、ガラス製のものがほとんどであった。
また、ステンレス等の金属製のビールジョッキも存在し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のガラス製や金属
製のビールジョッキは、断熱性すなわち保冷性に問題が
あった。つまり、従来のビールジョッキに適温に冷えた
生ビール等の飲料を入れておいても、時間の経過ととも
に内部の飲料の温度が上がってしまい、生ビール等を長
時間適温に保つことが困難であった。
【0004】そこで、本発明は、ステンレス材による2
重構造で断熱性および保冷性に優れたビールジョッキお
よびその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のビールジョッキは、ステンレス材薄板から
なる有底容器形状の外面部材と、ステンレス材薄板から
なり、前記外面部材よりも寸法の小さい有底容器形状の
内面部材と、前記外面部材の底面上に設置された重り部
材とを有し、前記外面部材と前記内面部材とを、前記外
面部材と前記内面部材との間に空間を設けて接合し2重
構造としてなるものである。
【0006】また、上記のビールジョッキにおいて、前
記外面部材は、側面を構成する外面側部材と底面を構成
する外面底部材とを接合した後、成形したものであり、
前記内面部材は、側面を構成する内面側部材と底面を構
成する内面底部材とを接合した後、成形したものである
ことが好ましい。
【0007】また、上記のビールジョッキにおいて、前
記外面部材と前記内面部材との間の空間は密封されたも
のであることが好ましい。
【0008】また、上記のビールジョッキにおいて、前
記外面部材と前記内面部材との接合は溶接によるもので
あることが好ましい。
【0009】また、本発明のビールジョッキの製造方法
は、ステンレス材薄板からなる外面側部材とステンレス
材薄板からなる外面底部材とを接合し、有底容器形状に
成形して外面部材を作製する工程と、ステンレス材薄板
からなる内面側部材とステンレス材薄板からなる内面底
部材とを接合し、前記外面部材よりも寸法の小さい有底
容器形状に成形して内面部材を作製する工程と、前記外
面部材の底面上に重り部材を設置する工程と、前記外面
部材と前記内面部材とを、前記外面部材と前記内面部材
との間に空間を設けて接合する工程とを有するものであ
る。
【0010】また、上記のビールジョッキの製造方法に
おいて、前記外面部材および前記内面部材の成形加工
は、ローラを押圧転動させながら行うものであることが
好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。ここでは飲料として生ビールを例
にとって説明する。図1は、本発明のビールジョッキ1
の断面図である。ビールジョッキ1は、ステンレス材の
薄板からなる2重構造となっている。すなわち、ビール
ジョッキ1外側の外面部材2と内側の内面部材3との間
には、密封された空間5が設けられている。この空間5
には大気圧の空気が存在している。外面部材2と内面部
材3とは、ビールジョッキ1の最頂部において、溶接に
よって接合されている。外面部材2と内面部材3は、最
頂部以外では接触しないように配置されている。
【0012】また、外面部材2の底部には、重り部材4
が設置されている。重り部材4は、溶接、接着等によっ
て外面部材2に固定されている。したがって、重り部材
4は、ビールジョッキ1の空間5内に配置されることと
なり、外部からは見えない。重り部材4は、ビールジョ
ッキ1を倒れにくくするために設置されている。重り部
材4があるために、ビールジョッキ1に生ビールを注い
だ状態でも、ビールジョッキ1が倒れやすくなることは
ない。
【0013】このように、熱伝導率の小さいステンレス
材によってビールジョッキ1を形成したので、ビールジ
ョッキ1の断熱性が向上する。しかも、ビールジョッキ
1は2重構造となっているので、外面部材2と内面部材
3との間の密封された空間5の空気層により、ビールジ
ョッキ1の厚み方向の熱伝導も著しく減少する。したが
って、本発明のビールジョッキ1は、従来のものに比較
して断熱性が著しく向上しており、生ビール等の保冷性
も著しく向上している。そのため、ビールジョッキ1内
の生ビール等を長時間適温に保つことができる。
【0014】次に、本発明のビールジョッキ1の製造方
法を説明する。図2は、ビールジョッキ1の外面部材2
の断面図である。外面部材2は、ステンレス材の薄板か
らなる円筒状の外面側部材21と、ステンレス材の薄板
からなり底部を構成する外面底部材22とを溶接によっ
て接合して一体化し、その後、成形加工によって図2に
示すような曲面をなすように加工したものである。溶接
個所は、点線で示されている。
【0015】図3は、ビールジョッキ1の内面部材3の
断面図である。内面部材3は、ステンレス材の薄板から
なる円筒状の内面側部材31と、ステンレス材の薄板か
らなり底部を構成する内面底部材32とを溶接によって
接合して一体化し、その後、成形加工によって図3に示
すような曲面をなすように加工したものである。溶接個
所は、点線で示されている。
【0016】次に、外面部材2の底部に、重り部材4を
溶接、接着等によって固定する。さらに、その外面部材
2と図3に示すような内面部材3とを組み合わせて、最
頂部で溶接によって接合して一体化する。この接合によ
り、外面部材2と内面部材3の間の空間5は密封され
る。これによって、図1に示すようなビールジョッキ1
が製造できる。
【0017】図4および図5は、外面部材2および内面
部材3の成形方法を示す図である。外面部材2は、最初
は円筒状の側面部材と底部とを接合した有底円筒形状の
素材である。その有底円筒形状の素材にローラを押圧転
動させながら成形することによって、図2に示すような
曲面をなすように加工する。これにより、外面部材2は
有底容器形状となる。内面部材3についても同様であ
る。
【0018】図4は外面部材2の軸方向から見た断面図
であり、図5は外面部材2の側面方向から見た断面図で
ある。外面部材2をはさんでローラ6,7が配置されて
おり、これらのローラ6,7は外面部材2を押圧するよ
うに付勢されている。これらのローラ6,7は回転可能
に支持されているので、外面部材2を矢印方向に回転さ
せると、それにつられてローラ6,7も矢印方向に回転
する。
【0019】外面部材2を回転チャック8に保持して、
外面部材2を回転駆動しながら、ローラ6,7を図5に
おける左右方向および上下方向に移動させて、図2に示
すような曲面に加工する。内面部材3についても同様の
加工により、図3に示すような曲面に加工する。ただ
し、内面部材3は外面部材2に比較して寸法が小さくな
っており、外面部材2と内面部材3を組み合わせたとき
に、両者の間に空間5が生じるようにされている。
【0020】以上のようにして、ステンレス材による2
重構造で断熱性および保冷性に優れたビールジョッキ1
が製造できる。このビールジョッキ1は、熱伝導率の小
さいステンレス材によって製造されているので、断熱性
に優れている。しかも、ビールジョッキ1が2重構造と
なっているので、外面部材2と内面部材3との間の空気
層により、ビールジョッキの厚み方向の熱伝導も著しく
減少する。したがって、本発明のビールジョッキは、断
熱性が著しく優れており、生ビール等の保冷性も著しく
優れている。そのため、ビールジョッキ内に注がれた生
ビール等を長時間適温に保つことができる。
【0021】なお、以上の実施の形態では、飲料として
生ビールを例に挙げたがそれ以外の任意の飲料に対して
も同様の効果を奏することは明らかである。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているので、以下のような効果を奏する。
【0023】ビールジョッキが熱伝導率の小さいステン
レス材によって製造されているので、断熱性に優れてい
る。しかも、ビールジョッキが2重構造となっているの
で、外面部材と内面部材との間の空気層により、ビール
ジョッキの厚み方向の熱伝導も著しく減少し、ビールジ
ョッキの断熱性が著しく向上し、生ビール等の保冷性も
著しく向上する。そのため、ビールジョッキ内に注がれ
た生ビール等を長時間適温に保つことができる。さら
に、ビールジョッキの内部に重り部材を備えているの
で、ビールジョッキが倒れにくくなる。
【0024】ビールジョッキの外面部材と内面部材との
間の空間が密封されたものであるから、断熱性がさらに
向上し、生ビール等の保冷性もさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のビールジョッキの断面図であ
る。
【図2】図2は、ビールジョッキの外面部材の断面図で
ある。
【図3】図3は、ビールジョッキの内面部材の断面図で
ある。
【図4】図4は、外面部材および内面部材の成形方法を
示す図である。
【図5】図5は、外面部材および内面部材の成形方法を
示す図である。
【符号の説明】
1…ビールジョッキ 2…外面部材 3…内面部材 4…重り部材 5…空間 6,7…ローラ 8…回転チャック 21…外面側部材 22…外面底部材 31…内面側部材 32…内面底部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 81/38 B65D 81/38 E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステンレス材薄板からなる有底容器形状の
    外面部材(2)と、 ステンレス材薄板からなり、前記外面部材(2)よりも
    寸法の小さい有底容器形状の内面部材(3)と、 前記外面部材(2)の底面上に設置された重り部材
    (4)とを有し、 前記外面部材(2)と前記内面部材(3)とを、前記外
    面部材(2)と前記内面部材(3)との間に空間(5)
    を設けて接合し2重構造としてなるビールジョッキ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したビールジョッキであっ
    て、 前記外面部材(2)は、側面を構成する外面側部材(2
    1)と底面を構成する外面底部材(22)とを接合した
    後、成形したものであり、 前記内面部材(3)は、側面を構成する内面側部材(3
    1)と底面を構成する内面底部材(32)とを接合した
    後、成形したものであるビールジョッキ。
  3. 【請求項3】請求項1,2のいずれか1項に記載したビ
    ールジョッキであって、 前記外面部材(2)と前記内面部材(3)との間の空間
    (5)は密封されたものであるビールジョッキ。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載したビ
    ールジョッキであって、 前記外面部材(2)と前記内面部材(3)との接合は溶
    接によるものであるビールジョッキ。
  5. 【請求項5】ステンレス材薄板からなる外面側部材(2
    1)とステンレス材薄板からなる外面底部材(22)と
    を接合し、有底容器形状に成形して外面部材(2)を作
    製する工程と、 ステンレス材薄板からなる内面側部材(31)とステン
    レス材薄板からなる内面底部材(32)とを接合し、前
    記外面部材(2)よりも寸法の小さい有底容器形状に成
    形して内面部材(3)を作製する工程と、 前記外面部材(2)の底面上に重り部材(4)を設置す
    る工程と、 前記外面部材(2)と前記内面部材(3)とを、前記外
    面部材(2)と前記内面部材(3)との間に空間(5)
    を設けて接合する工程とを有するビールジョッキの製造
    方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載したビールジョッキの製造
    方法であって、 前記外面部材(2)および前記内面部材(3)の成形
    は、ローラ(6,7)を押圧転動させながら行うもので
    あるビールジョッキの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008081153A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Thermos Kk 容器および容器の成膜方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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