JP2002176395A - アナログフィルタ - Google Patents

アナログフィルタ

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JP2002176395A
JP2002176395A JP2000372222A JP2000372222A JP2002176395A JP 2002176395 A JP2002176395 A JP 2002176395A JP 2000372222 A JP2000372222 A JP 2000372222A JP 2000372222 A JP2000372222 A JP 2000372222A JP 2002176395 A JP2002176395 A JP 2002176395A
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Yukio Koyanagi
裕喜生 小柳
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    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
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    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/04Frequency selective two-port networks
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
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    • H03H17/026Averaging filters

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力波形の歪みが少なく、構成が簡単なフィ
ルタを提供する。 【解決手段】 ΔΣ変調信号を保持する数段のS/H回
路、およびS/H回路の入出力信号を加算するアナログ
加算器を含む処理回路を複数組縦続接続し、各S/H回
路11-1,14-1,17-1,20-1の段数を後段にいく
に従って少なくした第1の演算部2-1と、これと同様に
構成した第2の演算部2-2とを縦続接続し、この構成を
用いてΔΣ変調信号に対して、出力波形の包絡線が有限
の標本点で0値に収束する有限台の2次曲線となるよう
にオーバーサンプリングと畳み込み演算とを行うことに
より、LPFの位相歪みや従来関数による打ち切り誤差
の発生を防止する。また、オーバーサンプリングと畳み
込み演算を実現するために考えられる普通の構成に比べ
て、S/H回路の段数と加算器の個数とを少なくするこ
とができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアナログフィルタに
関し、例えば、ΔΣ変調信号を滑らかにするためのフィ
ルタに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】ΔΣ変調は、アナログ信号をデジタル信
号に変換する際に、所定のサンプリング周波数のタイミ
ング毎に標本化した各サンプル点のデータに対して、直
前のデータに対する変化量を符号化することによってア
ナログ信号をコード化する方式である。すなわち、ΔΣ
変調では、アナログ信号の振幅成分を2値(1ビット)
のみで表現する。
【0003】このΔΣ変調は、例えばオーディオ信号の
符号化などに用いられる。ΔΣ変調方式では、現在広範
に用いられているCD(コンパクトディスク)が採用し
ているPCM方式と比べて、全体の構成を簡素化できる
とともに、量子化ノイズの分布を制御することによって
デジタル信号から元のアナログ信号への復元性を向上さ
せることができるというメリットを有する。
【0004】すなわち、PCM方式では、サンプリング
周波数のタイミング毎に量子化特性に応じた演算を行っ
てアナログ信号をデジタル信号に置き換え、全てのサン
プル点についてデータの絶対量を記録する。これに対し
て、ΔΣ変調方式では、直前のデータに対する変化量を
記録するだけで、PCM方式のような情報量の間引きや
補間がないため、量子化によって得られる2値信号は極
めてアナログに近い特性を示している。
【0005】したがって、ΔΣ変調方式に基づき符号化
されたデジタル信号を再生する場合には、PCM方式と
異なりD/A変換器を必要とせず、最終段に設けたロー
パスフィルタにより高周波成分のデジタル信号を除去す
るだけの単純なプロセスで元のアナログ信号を再現する
ことができる。実際、従来の音声再生装置では、ΔΣ変
調信号に対してローパスフィルタ処理を施すことによ
り、元のアナログ信号を再現するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ローパ
スフィルタを用いた場合には、当該ローパスフィルタの
位相歪みによって出力波形に歪みが生じてしまうという
問題があった。また、現在CD等に用いられているオー
バーサンプリング技術を応用して、sinc関数等を用
いた補間処理によって補間するという方法も考えられ
る。しかし、このsinc関数は±∞で0値に収束する
ため、演算で打ち切り誤差が生じ、やはり出力波形に歪
みが生じてしまう。また、構成もかなり複雑になってし
まうという問題があった。
【0007】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、ΔΣ変調出力に対する最適なア
ナログフィルタを提供することを目的とする。具体的に
は、出力波形の歪みが少なく、かつ、構成が簡単なアナ
ログフィルタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のアナログフィル
タは、ΔΣ変調された個々の離散データに対してオーバ
ーサンプリングおよび移動平均演算または畳み込み演算
を行うことにより、出力波形の包絡線が上記ΔΣ変調さ
れた個々の離散データのサンプル値を通る2次曲線とな
るように補間を実行するアナログフィルタであって、信
号を保持する数段のサンプルホールド回路と、上記数段
のサンプルホールド回路への入力信号と出力信号とを加
算する加算器とを含む回路を1組の処理回路として、複
数組の処理回路を縦続接続し、上記複数組の処理回路が
備える上記数段のサンプルホールド回路の段数をそれぞ
れ異ならせたことを特徴とする。
【0009】本発明の他の態様では、上記複数組の処理
回路が備える上記数段のサンプルホールド回路の段数
は、上記縦続接続の後段にいくに従って少なくなるよう
に構成したことを特徴とする。
【0010】本発明のその他の態様では、ΔΣ変調され
た個々の離散データに対して移動平均演算または畳み込
み演算を行うことにより、出力波形の包絡線が対称台形
波となるように補間を実行する第1の演算処理部と、上
記第1の演算処理部で求められた上記対称台形波の個々
の離散データに対して移動平均演算または畳み込み演算
を行うことにより、出力波形の包絡線が上記ΔΣ変調さ
れた個々の離散データのサンプル値を通る2次曲線波と
なるように補間を実行する第2の演算処理部とを備え、
上記第1の演算処理部および上記第2の演算処理部はそ
れぞれ、信号を保持する数段のサンプルホールド回路
と、上記数段のサンプルホールド回路への入力信号と出
力信号とを加算する加算器とを含む回路を1組の処理回
路として、複数組の処理回路を縦続接続し、上記複数組
の処理回路が備える上記数段のサンプルホールド回路の
段数をそれぞれ異ならせて構成したことを特徴とする。
【0011】本発明のその他の態様では、ΔΣ変調され
た個々の離散データに対して移動平均演算または畳み込
み演算を行うことにより、出力波形の包絡線が対称台形
波となるように補間を実行する第1の演算処理部と、上
記第1の演算処理部で求められた上記対称台形波の個々
の離散データに対して移動平均演算または畳み込み演算
を行うことにより、出力波形の包絡線が上記ΔΣ変調さ
れた個々の離散データのサンプル値を通る2次曲線波と
なるように補間を実行する第2の演算処理部とを備え、
上記第1の演算処理部および上記第2の演算処理部はそ
れぞれ、信号を保持する数段のサンプルホールド回路
と、上記数段のサンプルホールド回路への入力信号と出
力信号とを加算する加算器と、上記加算器の出力信号を
1/2倍する1/2除算器とを1組の処理回路として、
複数組の処理回路を縦続接続し、上記複数組の処理回路
が備える上記数段のサンプルホールド回路の段数をそれ
ぞれ異ならせたことを特徴とする。
【0012】本発明のその他の態様では、上記第1の演
算処理部および上記第2の演算処理部のそれぞれにおい
て、上記複数組の処理回路が備える上記数段のサンプル
ホールド回路の段数は、上記縦続接続の後段にいくに従
って少なくなるように構成したことを特徴とする。
【0013】本発明のその他の態様では、上記ΔΣ変調
された個々の離散データを、有限の標本点で0に収束す
る有限台の標本化関数の基準となるデジタルの基本波形
に応じて加工する前処理部を備え、上記前処理部の出力
信号に対して上記移動平均演算または畳み込み演算を行
うことを特徴とする。
【0014】本発明のその他の態様では、信号を保持す
る2i段のサンプルホールド回路と、上記2i段のサンプ
ルホールド回路への入力信号と出力信号とを加算する加
算器とを含む回路を1組の処理回路として、j組の処理
回路を縦続接続し、上記j組の処理回路が備える上記2
i段のサンプルホールド回路の段数をそれぞれi=j−
1,j−2,…,1,0とした第1の演算処理部と、上
記第1の演算処理部と同様に構成した第2の演算処理部
とを備え、上記第1の演算処理部および上記第2の演算
処理部を縦続接続して構成したことを特徴とする。
【0015】本発明のその他の態様では、信号を保持す
る2i段のサンプルホールド回路と、上記2i段のサンプ
ルホールド回路への入力信号と出力信号とを加算する加
算器と、上記加算器の出力信号を1/2倍する1/2除
算器とを1組の処理回路として、j組の処理回路を縦続
接続し、上記j組の処理回路が備える上記2i段のサン
プルホールド回路の段数をそれぞれi=j−1,j−
2,…,1,0とした第1の演算処理部と、上記第1の
演算処理部と同様に構成した第2の演算処理部とを備
え、上記第1の演算処理部および上記第2の演算処理部
を縦続接続して構成したことを特徴とする。
【0016】本発明のその他の態様では、上記第2の演
算処理部の出力信号を保持する1段のサンプルホールド
回路と、上記1段のサンプルホールド回路への入力信号
と出力信号とを加算する加算器と、上記加算器の出力信
号を1/2倍する1/2除算器とを更に備えたことを特
徴とする。
【0017】本発明のその他の態様では、上記ΔΣ変調
された個々の離散データを、有限の標本点で0に収束す
る有限台の標本化関数の基準となるデジタルの基本波形
に応じて加工する前処理部と、信号を保持する2i段の
サンプルホールド回路と、上記2i段のサンプルホール
ド回路への入力信号と出力信号とを加算する加算器とを
含む回路を1組の処理回路として、j組の処理回路を縦
続接続し、上記j組の処理回路が備える上記2i段のサ
ンプルホールド回路の段数をそれぞれi=j−1,j−
2,…,1,0とした第1の演算処理部と、上記第1の
演算処理部と同様に構成した第2の演算処理部とを備
え、上記前処理部、上記第1の演算処理部および上記第
2の演算処理部を縦続接続して構成したことを特徴とす
る。
【0018】本発明は上記技術手段より成るので、ΔΣ
変調信号に対してオーバーサンプリングと移動平均演算
または畳み込み演算とが行われることにより、有限の標
本点で0値に収束する有限台の標本化関数をフィルタ出
力の包絡線として補間することが可能となり、ローパス
フィルタの位相歪みやsinc関数等による打ち切り誤
差の発生が防止される。
【0019】しかも、本発明では、移動平均演算または
畳み込み演算を行う回路として、数段のサンプルホール
ド回路と、このサンプルホールド回路の入出力信号を加
算する加算器とを含む処理回路を複数組縦続接続し、各
サンプルホールド回路の段数をそれぞれ異ならせるよう
にしたので、移動平均演算または畳み込み演算を実現す
るために考えられる普通の構成に比べてサンプルホール
ド回路の段数と加算器の個数とを格段に少なくすること
が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】(第1の実施形態)第1の実施形態による
アナログフィルタは、ΔΣ変調された2値信号(1ビッ
ト信号)に対して、所定倍オーバーサンプリングと移動
平均演算または畳み込み演算(以下、コンボリューショ
ン演算と称する)とを行うことにより、より滑らかで歪
みの少ない波形を有するアナログ信号を得るものであ
る。
【0022】図1は、本実施形態によるアナログフィル
タの一構成例を示すブロック図である。図2および図3
は、本実施形態によるアナログフィルタの動作原理を説
明するための図である。まず、図2および図3を用いて
動作原理から説明する。
【0023】図2および図3は、サンプリング周波数f
によって決まる単位時間をT(=1/f)として、時間
幅2nT(図2ではn=16としている)、振幅1の単
一矩形波をフィルタ処理によってアナログ信号に変換す
る過程を示している。
【0024】図2(a)は、2n倍オーバーサンプリン
グと1回目のコンボリューション演算の処理例を示す。
図2(a)中の一番上の行に示される一連の数値列は、
時間幅2nT、振幅1の単一矩形波を示す。この矩形波
を時間Tずつシフトしてn回加算すると、図3(a)の
ように上辺が(n+1)T、下辺が(3n−1)T、高
さがnの対称台形波となる。
【0025】すなわち、図2(a)の一番上から下に向
かって16行分の数値列は、一番上の行に示される数値
列を1つずつ右方向にシフトしていったものである。図
2の行方向は時間軸を示しており、数値列を右方向にシ
フトするということは、一番上の行に示される数値列を
時間Tずつ徐々に遅延させていくことに対応する。ま
た、上から17行目の数値列は、1〜16行目の各数値
列を対応する列どうしで加算した値である。この17行
目の数値列は、図3(a)の対称台形波を示している。
【0026】図2(b)は、2回目のコンボリューショ
ン演算の処理例を示す。図2(b)中の一番上の行に示
される一連の数値列は、図2(a)に示した1回目のコ
ンボリューション演算の結果得られた対称台形波を示
す。この対称台形波を更に時間Tずつシフトしてn回加
算すると、図3(b)のように幅が(4n+1)T、振
幅がn2の連続した2次曲線となる。
【0027】図2(c)は、3回目のコンボリューショ
ン演算の処理例を示す。図2(c)中の一番上の行に示
される一連の数値列は、図2(b)に示した2回目のコ
ンボリューション演算の結果得られた2次曲線を示す。
この2次曲線を更に時間Tだけシフトして1回加算する
と、図3(c)のように幅が(4n+1)T、振幅が2
2の連続した2次曲線となる。
【0028】この図3(c)に示す関数は、全域におい
て1回微分可能であって、横軸に沿った標本位置tが1
から65の間にあるときに0以外の有限な値を有し、そ
れ以外の領域では値が全て0となる有限台の関数であ
る。また、図3(c)の関数は、t=33の標本点のみ
で極大値をとるという特徴を有する。
【0029】この図3(c)に示す2次曲線の振幅を2
2で割ったものが、フィルタ出力の包絡線となる。こ
のように動作するアナログフィルタにΔΣ変調信号の離
散データを入力した場合、一連の離散的な入力値に比例
した振幅を有する2次曲線波が時間2nTずつずれて合
成されるので、そのフィルタ出力はそれぞれの入力値を
通る滑らかな2次補間曲線となる。
【0030】従来用いられていたsinc関数は、t=
±∞の標本点で0に収束する関数であるため、ある補間
位置における補間値を正確に求めようとすると、t=±
∞までの各離散データに比例したsinc関数波を求め
て合成する必要があった。これに対して、本実施形態で
フィルタ出力の包絡線として用いる図3(c)の関数
は、t=1,65の標本点で0に収束するため、t=1
〜65の範囲内での離散データだけを考慮に入れれば良
い。
【0031】したがって、ある1つの補間値を求める場
合には、限られた数の離散データの値のみを考慮すれば
良いことになり、処理量を大幅に削減することができ
る。しかも、t=1〜65の範囲外の各離散データにつ
いては、本来考慮すべきであるが処理量や精度等を考慮
して無視しているという訳ではなく、理論的に考慮する
必要がないため、打ち切り誤差は発生しない。
【0032】図4は、単一の矩形波をΔΣ変調し、更に
ΔΣ変調信号に対して上述のアナログフィルタ処理を施
した場合の各波形を示す図である。図4において、グラ
フAはあるアナログ信号を0次ホールドして生成した矩
形波を示す。この矩形波をΔΣ変調すると、グラフBの
ような波形となる。さらに、このグラフBの波形に対し
て上述のアナログフィルタ処理を施すと、グラフCのよ
うな滑らかなアナログ波形となる。この波形は、元のア
ナログ信号の波形とほぼ一致している。
【0033】次に、上記の動作原理を実現するアナログ
フィルタの構成例を説明する。図1において、アナログ
積分器10は、ΔΣ変調された2値信号(1ビット信
号)を入力してアナログ積分する処理を行う。すなわ
ち、上述したように、ΔΣ変調信号は直前のデータに対
する変化量を符号化することによってコード化したもの
であるから、積分を行うことにより、各サンプル点にお
ける変化量のデータを絶対量のデータに変換する。この
アナログ積分器10は、基準のサンプリング周波数fを
2n倍した周波数Fsのクロックに従って動作すること
により、2n倍のオーバーサンプリングを実行する。
【0034】本実施形態のアナログフィルタ1は、アナ
ログ積分器10の出力信号に対して上述のコンボリュー
ション演算を実行する。図1に示すように、本実施形態
のアナログフィルタ1は、16段のコンボリューション
演算(図2(a)に示した1回目のコンボリューション
演算)を実行する第1のコンボリューション演算部2 -1
と、16段のコンボリューション演算(図2(b)に示
した2回目のコンボリューション演算)を実行する第2
のコンボリューション演算部2-2と、2段のコンボリュ
ーション演算(図2(c)に示した3回目のコンボリュ
ーション演算)を実行する第3のコンボリューション演
算部2-3とを備えている。
【0035】第1のコンボリューション演算部2-1は、
以下の構成11-1〜22-1を備えている。第1のコンボ
リューション演算部2-1の最入力側に設けられている8
段のサンプルホールド(S/H)回路11-1は、アナロ
グ積分器10の出力信号を周波数Fsのクロックに従っ
て順次保持する。すなわち、8段S/H回路11-1に入
力された信号は、時間T1=8/Fs分だけ遅延されて出
力される。アナログ加算器12-1は、8段S/H回路1
-1の入力信号と出力信号とを加算する。1/2除算器
13-1は、当該アナログ加算器12-1の出力信号を1/
2倍する。これらの8段S/H回路11-1、アナログ加
算器12-1および1/2除算器13-1によって1組の処
理回路が構成される。
【0036】4段S/H回路14-1は、1/2除算器1
-1の出力信号を周波数Fsのクロックに従って順次保
持する。すなわち、4段S/H回路14-1に入力された
信号は、時間T2=4/Fs分だけ遅延されて出力され
る。アナログ加算器15-1は、4段S/H回路14-1
入力信号と出力信号とを加算する。1/2除算器16-1
は、当該アナログ加算器15-1の出力信号を1/2倍す
る。
【0037】2段S/H回路17-1は、1/2除算器1
-1の出力信号を周波数Fsのクロックに従って順次保
持する。すなわち、2段S/H回路17-1に入力された
信号は、時間T3=2/Fs分だけ遅延されて出力され
る。アナログ加算器18-1は、2段S/H回路17-1
入力信号と出力信号とを加算する。1/2除算器19-1
は、当該アナログ加算器18-1の出力信号を1/2倍す
る。
【0038】1段S/H回路20-1は、1/2除算器1
-1の出力信号を周波数Fsのクロックに従って保持す
る。すなわち、1段S/H回路20-1に入力された信号
は、時間T4=1/Fs分だけ遅延されて出力される。ア
ナログ加算器21-1は、1段S/H回路20-1の入力信
号と出力信号とを加算する。1/2除算器22-1は、当
該アナログ加算器21-1の出力信号を1/2倍する。
【0039】第2のコンボリューション演算部2-2は、
上述した第1のコンボリューション演算部2-1と同様の
構成11-2〜22-2を備えている。すなわち、同じ符号
に異なる添数字を付したものは、それぞれ対応する構成
であることを示している。第2のコンボリューション演
算部2-2は、第1のコンボリューション演算部2-1の出
力信号に対して当該第1のコンボリューション演算部2
-1と同様の処理を実行する。
【0040】第3のコンボリューション演算部2-3は、
上述した第1のコンボリューション演算部2-1が備える
構成11-1〜22-1のうち最終段と同様の構成、すなわ
ち、1段S/H回路20-3、アナログ加算器21-3およ
び1/2除算器22-3を備えている。ここでも、同じ符
号に異なる添数字を付したものは、それぞれ対応する構
成であることを示している。第3のコンボリューション
演算部2-3は、第2のコンボリューション演算部2-2
出力信号に対して上記第1のコンボリューション演算部
-1の最終段と同様の処理を実行する。
【0041】このように、例えば第1のコンボリューシ
ョン演算部2-1では、4つのアナログ加算器と段数が異
なる4つのS/H回路とを縦続的に配置して、前段の加
算出力をS/Hするとともに、そのS/H回路の入出力
信号を2入力として更に後段で加算するという処理を繰
り返す。これにより、入力波を時間Tずつシフトして2
4=16回加算したのと同様の演算をすることができ
る。
【0042】第2のコンボリューション演算部2-2でも
同様に、入力波を時間Tずつシフトして24=16回加
算したのと同様の演算をすることができる。また、第3
のコンボリューション演算部2-3では、入力波を時間T
だけシフトして1つのアナログ加算器によって1回加算
する演算をすることができる。
【0043】したがって、このように動作するアナログ
フィルタ1にΔΣ変調信号の積分値を通すことにより、
一連のΔΣ変調波をコンボリューション演算して合成し
た数値列が順次得られる。この数値列により決まるアナ
ログ波形は、複数の1/2除算器によって振幅が1/2
2倍されて元の振幅と同じとなっている。
【0044】図5は、あるアナログ信号を0次ホールド
したデジタル信号に対してΔΣ変調処理およびアナログ
フィルタ処理を行った結果得られる波形を示す図であ
る。図5において、グラフAは0次ホールドしたデジタ
ル信号の波形、グラフBはΔΣ変調信号の波形、グラフ
Cはアナログフィルタ処理後のアナログ信号の波形を示
している。グラフCに示すアナログ波形は、元のアナロ
グ信号の波形とほぼ一致した滑らかな波形となってい
る。
【0045】以上のように、本実施形態のアナログフィ
ルタ1では、図2にて原理を説明したオーバーサンプリ
ングとコンボリューション演算とをΔΣ変調信号に対し
て実行し、有限の標本点で0値に収束する図3(c)の
ような波形をフィルタ出力の包絡線として補間すること
により、ローパスフィルタの位相歪みやsinc関数等
による打ち切り誤差が生じることもなく、出力波形に歪
みのないより滑らかなアナログ信号を再生することがで
きる。
【0046】また、本実施形態のアナログフィルタ1で
は、多段のコンボリューション演算を行うための回路
を、8段、4段、2段、1段と後ろにいくに従って徐々
に段数が少なくなるS/H回路と、それぞれのS/H回
路の入出力信号を加算するアナログ加算器と、各アナロ
グ加算器の出力信号を1/2倍する1/2除算器とによ
り構成している。
【0047】図2に示したコンボリューション演算を実
現するために考えられる普通の構成では、例えば1回目
のコンボリューション演算だけで512(=16×3
2)段のS/H回路と15個のアナログ加算器とが必要
になるが、図1に示す第1のコンボリューション演算部
-1では15(=8+4+2+1)段のS/H回路と4
個のアナログ加算器で済む。また、第2のコンボリュー
ション演算部2-2も15段のS/H回路と4個のアナロ
グ加算器で済み、第3のコンボリューション演算部2-2
では1段のS/H回路と1個のアナログ加算器だけで済
む。これにより、通常に構成した場合に比べてS/H回
路の段数とアナログ加算器の個数とを格段に少なくする
ことができ、構成を極めて簡単にすることができる。
【0048】参考までに、64倍のオーバーサンプリン
グと32段のコンボリューション演算を行った場合に得
られる波形を図6に示す。図6において、グラフAは0
次ホールドしたデジタル信号の波形、グラフBはΔΣ変
調信号の波形であり、共に図5に示したものと同じであ
る。グラフC’はアナログフィルタ処理後のアナログ信
号の波形を示している。この図6のグラフC’に示すア
ナログ波形は、図5のグラフCに示すアナログ波形と比
べて、より高周波成分がとれて単純化されている。フィ
ルタの使い方にもよるが、元のアナログ信号の再現性を
重視する場合には、図5の波形の方が好ましい。
【0049】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。第2の実施形態によるアナ
ログフィルタは、ΔΣ変調された2値信号(1ビット信
号)に対して、以下に述べる所定の標本化関数に対応し
たデジタルの基本波形で重み付けをし、その出力信号に
対して第1の実施形態で説明したコンボリューション演
算を行うことにより、より滑らかな波形を有するアナロ
グ信号を得るものである。
【0050】図7は本実施形態によるアナログフィルタ
の一構成例を示すブロック図、図8は動作タイミングを
示すタイミングチャートである。また、図9はデジタル
の基本波形を示す図、図10はこのデジタル基本波形を
アナログフィルタ処理した結果得られる波形を示す図で
ある。まず、図9および図10を用いて動作原理から説
明する。
【0051】図9に示すデジタル基本波形は、本実施形
態のアナログフィルタ処理を行う際に使用する標本化関
数の基本となるものである。このデジタル基本波形は、
基準のサンプリング周波数fを所定倍した周波数Fsの
クロックごとにデータ値を−1,1,8,8,1,−1
と変化させて作成したものである。演算過程の図示は省
略するが、このようなデジタル基本波形に対して図2で
説明したのと同様のオーバーサンプリングとコンボリュ
ーション演算とを行うと、その出力波形は図10のよう
になる。
【0052】この図10に示す関数は、図3(c)に示
した関数と同様に、全域において1回微分可能であっ
て、横軸に沿った標本位置tが1から65の間にあると
きに0以外の有限な値を有し、それ以外の領域では値が
全て0となる有限台の関数である。また、図10の関数
は、t=33の標本点のみで極大値をとり、t=1,1
7,49,65の4つの標本点において0になるという
特徴を有する関数であり、滑らかなアナログ波形の信号
を得るために必要なサンプル点は全て通る。
【0053】このように、図10に示す関数は、標本化
関数であって、全域において1回微分可能であり、しか
も標本位置t=1,65において0に収束する有限台の
関数である。したがって、この図10の標本化関数をフ
ィルタ出力の包絡線として用い、ΔΣ変調信号の各離散
データに基づく重ね合わせを行うことにより、離散デー
タ間の値を1回微分可能な関数を用いて補間することが
できる。しかも、打ち切り誤差が発生することがないの
で、出力波形の歪みを防ぐこともできる。
【0054】次に、上記の動作原理を実現するアナログ
フィルタの構成例を説明する。図7において、信号変換
部30は、ΔΣ変調された2値信号(1ビット信号)を
2ビットの差動デジタル信号に変換する処理を行う。こ
の信号変換部30は、基準のサンプリング周波数fを所
定倍した周波数Fsのクロックに従って動作する。信号
変換部30の出力段には、3つのフリップフロップ31
-1,31-2,31-3が設けられている。各フリップフロ
ップ31-1,31-2,31-3は、2ビットの差動デジタ
ル信号を周波数Fsのクロックに従って順次保持するフ
リップフロップを32段ずつ備えており、入力された信
号が時間T0=32/Fsだけ遅延されて出力される。
【0055】上記信号変換部30および各フリップフロ
ップ31-1,31-2,31-3の出力タップには、4つの
リードライトメモリ32-1,32-2,32-3,32-4
接続されている。すなわち、信号変換部30の出力タッ
プには第1のリードライトメモリ32-1が接続され、第
1のフリップフロップ31-1の出力タップには第2のリ
ードライトメモリ32-2が接続され、第2のフリップフ
ロップ31-2の出力タップには第3のリードライトメモ
リ32-3が接続され、第3のフリップフロップ31-3
出力タップには第4のリードライトメモリ32-4が接続
されている。
【0056】各リードライトメモリ32-1,32-2,3
-3,32-4は、2ビットの差動デジタル信号を32ス
テップ分記憶する領域を有しており、入力される差動デ
ジタル信号を周波数Fsのクロックに従って書き込み、
2倍周波数2Fsのクロックに従って読み出すように構
成されている。
【0057】これらのリードライトメモリ32-1,32
-2,32-3,32-4の出力段には、2つの極性切替/デ
ータ・セレクタ33-1,33-2が設けられている。すな
わち、第1および第2のリードライトメモリ32-1,3
-2の出力段に第1の極性切替/データ・セレクタ33
-1が接続され、第3および第4のリードライトメモリ3
-3,32-4の出力段に第2の極性切替/データ・セレ
クタ33-2が接続されている。
【0058】各極性切替/データ・セレクタ33-1,3
-2は、それぞれ2つのリードライトメモリから入力さ
れる差動デジタル信号の正負の極性を所定のタイミング
で切り替えるとともに、何れかの信号を選択して出力す
る処理を行う。各極性切替/データ・セレクタ33-1
33-2より出力された信号はそれぞれ、積分効果を伴っ
たA/D変換処理を行う第1および第3の積分型デジタ
ル/アナログ変換器34-1,34-3に入力される。
【0059】第1および第3の積分型デジタル/アナロ
グ変換器34-1,34-3は、上記第1および第2の極性
切替/データ・セレクタ33-1,33-2から出力された
差動デジタル信号をアナログ信号に変換する処理を行
う。また、第2の積分型デジタル/アナログ変換器34
-2は、上記第1のフリップフロップ31-1から出力され
た差動デジタル信号をアナログ信号に変換する処理を行
う。
【0060】図8は、入力されたΔΣ変調信号を処理し
て3つの積分型デジタル/アナログ変換器34-1,34
-2,34-3に差動デジタル信号を入力するまでの動作タ
イミングを示すタイミングチャートである。図8(a)
は、入力データの例を示す図である。ここでは、a〜g
のデータ列が順に入力された場合を想定している(a〜
gは振幅の大きさを表す)。
【0061】図8(b)は、メインデータおよびサブ1
〜サブ4データの書き込みおよび読み出しタイミングを
示す図である。ここで、メインデータは、第1のフリッ
プフロップ31-1から第2の積分型デジタル/アナログ
変換器34-2に出力されるデータを言い、サブ1〜サブ
4のデータは、各リードライトメモリ32-1,32-2
32-3,32-4に入出力されるデータを言うものとす
る。
【0062】図8(b)および図8(c)に示すよう
に、データaは、時刻t1にて周波数Fsのクロックに
従って第1のリードライトメモリ32-1に書き込まれ、
次の時刻t2にて2倍周波数2Fsのクロックに従って
第1のリードライトメモリ32- 1から2回読み出され、
サブ1データとして第1の極性切替/データ・セレクタ
33-1に入力される。
【0063】次の時刻t3では、信号INHが第1のリ
ードライトメモリ32-1に入力されてデータの入出力が
一時休止となる。また、この時刻t3では、第1のフリ
ップフロップ31-1から遅延を受けたデータaが読み出
され、メインデータとして第2の積分型デジタル/アナ
ログ変換器34-2に入力される。そして、次の時刻t4
にて再び2倍周波数2Fsのクロックに従って第1のリ
ードライトメモリ32- 1からデータaが2回読み出さ
れ、サブ1データとして第1の極性切替/データ・セレ
クタ33-1に入力される。
【0064】これにより、第1の極性切替/データ・セ
レクタ33-1には、時刻t2からt4にかけて2倍周波
数2Fsのクロックに従ってデータaが4回入力され
る。このとき第1の極性切替/データ・セレクタ33-1
は、2回目および3回目に入力されたデータaに対して
極性を反転させる処理を行い、その結果を第1の積分型
デジタル/アナログ変換器34-1に出力する。これによ
り、第1の積分型デジタル/アナログ変換器34-1
は、−a,a,a,−aのような順序でデータaが入力
される。
【0065】また、図8(b)および図8(d)に示す
ように、データbは、時刻t2にて周波数Fsのクロッ
クに従って第2のリードライトメモリ32-2に書き込ま
れ、次の時刻t3にて2倍周波数2Fsのクロックに従
って第2のリードライトメモリ32-2から2回読み出さ
れ、サブ2データとして第1の極性切替/データ・セレ
クタ33-1に入力される。
【0066】次の時刻t4では、信号INHが第2のリ
ードライトメモリ32-2に入力されてデータの入出力が
一時休止となる。また、この時刻t4では、第1のフリ
ップフロップ31-1から遅延を受けたデータbが読み出
され、メインデータとして第2の積分型デジタル/アナ
ログ変換器34-2に入力される。そして、次の時刻t5
にて再び2倍周波数2Fsのクロックに従って第2のリ
ードライトメモリ32- 2からデータbが2回読み出さ
れ、サブ2データとして第1の極性切替/データ・セレ
クタ33-1に入力される。
【0067】これにより、第1の極性切替/データ・セ
レクタ33-1には、時刻t3からt5にかけて2倍周波
数2Fsのクロックに従ってデータbが4回入力され
る。このとき第1の極性切替/データ・セレクタ33-1
は、2回目および3回目に入力されたデータbに対して
極性を反転させる処理を行い、その結果を第1の積分型
デジタル/アナログ変換器34-1に出力する。これによ
り、第1の積分型デジタル/アナログ変換器34-1
は、−b,b,b,−bのような順序でデータbが入力
される。
【0068】また、図8(b)および図8(e)に示す
ように、データcは、時刻t3にて周波数Fsのクロッ
クに従って第3のリードライトメモリ32-3に書き込ま
れ、次の時刻t4にて2倍周波数2Fsのクロックに従
って第3のリードライトメモリ32-3から2回読み出さ
れ、サブ3データとして第2の極性切替/データ・セレ
クタ33-2に入力される。
【0069】次の時刻t5では、信号INHが第3のリ
ードライトメモリ32-3に入力されてデータの入出力が
一時休止となる。また、この時刻t5では、第1のフリ
ップフロップ31-1から遅延を受けたデータcが読み出
され、メインデータとして第2の積分型デジタル/アナ
ログ変換器34-2に入力される。そして、次の時刻t6
にて再び2倍周波数2Fsのクロックに従って第3のリ
ードライトメモリ32- 3からデータcが2回読み出さ
れ、サブ3データとして第2の極性切替/データ・セレ
クタ33-2に入力される。
【0070】これにより、第2の極性切替/データ・セ
レクタ33-2には、時刻t4からt6にかけて2倍周波
数2Fsのクロックに従ってデータcが4回入力され
る。このとき第2の極性切替/データ・セレクタ33-2
は、2回目および3回目に入力されたデータcに対して
極性を反転させる処理を行い、その結果を第3の積分型
デジタル/アナログ変換器34-3に出力する。これによ
り、第3の積分型デジタル/アナログ変換器34-3
は、−c,c,c,−cのような順序でデータcが入力
される。
【0071】また、図8(b)および図8(f)に示す
ように、データdは、時刻t4にて周波数Fsのクロッ
クに従って第4のリードライトメモリ32-4に書き込ま
れ、次の時刻t5にて2倍周波数2Fsのクロックに従
って第4のリードライトメモリ32-4から2回読み出さ
れ、サブ4データとして第2の極性切替/データ・セレ
クタ33-2に入力される。
【0072】次の時刻t6では、信号INHが第4のリ
ードライトメモリ32-4に入力されてデータの入出力が
一時休止となる。また、この時刻t6では、第1のフリ
ップフロップ31-1から遅延を受けたデータdが読み出
され、メインデータとして第2の積分型デジタル/アナ
ログ変換器34-2に入力される。そして、次の時刻t7
にて再び2倍周波数2Fsのクロックに従って第4のリ
ードライトメモリ32- 4からデータdが2回読み出さ
れ、サブ4データとして第2の極性切替/データ・セレ
クタ33-2に入力される。
【0073】これにより、第2の極性切替/データ・セ
レクタ33-2には、時刻t5からt7にかけて2倍周波
数2Fsのクロックに従ってデータdが4回入力され
る。このとき第2の極性切替/データ・セレクタ33-2
は、2回目および3回目に入力されたデータdに対して
極性を反転させる処理を行い、その結果を第3の積分型
デジタル/アナログ変換器34-3に出力する。これによ
り、第3の積分型デジタル/アナログ変換器34-3
は、−d,d,d,−dのような順序でデータdが入力
される。
【0074】以降、データe,f,g,……についても
同様に、メインデータおよびサブ1データ〜サブ4デー
タの読み書きが順次行われる。また、極性切替の処理も
同様に行われる。
【0075】以上の処理により、例えば時刻t4のタイ
ミングでは、第1の積分型デジタル/アナログ変換器3
-1に2Fs周期のデータ列a,−aが入力され、第2
の積分型デジタル/アナログ変換器34-2にFs周期の
データbが入力され、第3の積分型デジタル/アナログ
変換器34-3に2Fs周期のデータ列−c,cが入力さ
れる。
【0076】重み付けアナログ加算器35は、各積分型
デジタル/アナログ変換器34-1,34-2,34-3から
出力されたアナログ信号を重み付けをしながら加算す
る。ここでは、第1の積分型デジタル/アナログ変換器
34-1、第2の積分型デジタル/アナログ変換器3
-2、第3の積分型デジタル/アナログ変換器34-3
らの出力信号に対して1:8:1となるように重み付け
をする。
【0077】これにより、ΔΣ変調された2値信号の値
に応じた振幅を有するアナログの基本波形が得られる。
例えば、上述の時刻t4のタイミングでは、各積分型デ
ジタル/アナログ変換器34-1,34-2,34-3に入力
されるデータ値a,b,cに応じた振幅を有する基本デ
ジタル波形(−a,a,8b,8b,c,−c)に対応
するアナログ波形が得られる。
【0078】この重み付けアナログ加算器35の後段に
は、アナログフィルタ1が接続されている。アナログフ
ィルタ1は、図1に示したものと同様に構成されてい
る。そして、重み付けアナログ加算器35から出力され
る基本波形に対して、第1の実施形態で説明したコンボ
リューション演算を実行する。
【0079】上述のように、本実施形態のアナログフィ
ルタ1は、有限の標本点で0値に収束する図3(c)の
ような波形をフィルタ出力の包絡線として補間するもの
であるから、ローパスフィルタの位相歪みやsinc関
数等による打ち切り誤差が生じることもなく、出力波形
に歪みのないより滑らかなアナログ信号を再生すること
ができる。
【0080】しかも、本実施形態では、ΔΣ変調信号を
アナログフィルタ1に入力する前処理として、ΔΣ変調
信号の離散データを図10に示すような有限台の標本化
関数の基準となる基本デジタル波形に応じて加工するよ
うにしているので、より一層滑らかなアナログ信号を再
生することができる。したがって、これを音声再生装置
に応用した場合には、通常のCD再生とは異なり滑らか
で伸びのある再生音声を得ることができる。
【0081】なお、上記実施形態では、コンボリューシ
ョン演算の例として、16段のコンボリューション演算
を2回行った後、2段のコンボリューション演算を行う
例について説明したが、本発明はこの例に限定されるも
のではない。例えば、16段のコンボリューション演算
を2回行うだけで、最後の2段のコンボリューション演
算は行わないようにしても、ある程度滑らかなアナログ
波形を得ることが可能である。また、例えば2段のコン
ボリューション演算を3回行った後、8段のコンボリュ
ーション演算を1回行うなど、任意段のコンボリューシ
ョン演算を任意に組み合わせて行うことが可能である。
【0082】また、上記実施形態では、複数のアナログ
加算器の出力段に1/2除算器を夫々設ける構成とした
が、数個あるいは全部の1/2除算器を1箇所にまとめ
て設けるようにしても良い。例えば、第1および第2の
コンボリューション演算部2 -1,2-2の最終段にそれぞ
れ1/16除算器を1つずつ設けるようにしたり、第3
のコンボリューション演算部2-3の最終段に1/2n2
除算器を1つ設けるようにしても良い。この場合は、S
/H回路とアナログ加算器とによって1組の処理回路が
構成される。
【0083】また、上記実施形態では、2i段のS/H
回路とアナログ加算器とを含む回路を1組の処理回路と
してj組の処理回路を縦続接続し、2i段のS/H回路
の段数をそれぞれi=j−1,j−2,…,1,0のよ
うに後段にいくに従って徐々に小さくなるように構成し
たが、この例に限定されるものではない。例えば、2 i
段のS/H回路の段数がそれぞれi=0,1,…,j−
2,j−1のように後段にいくに従って徐々に大きくな
るように配置したり、ランダムに配置するようにしても
良い。
【0084】その他、以上に説明した各実施形態は、何
れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示し
たものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が
限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、
本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱する
ことなく、様々な形で実施することができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、オ
ーバーサンプリングと移動平均演算または畳み込み演算
とによって、有限の標本点で0値に収束する有限台の標
本化関数をフィルタ出力の包絡線としてΔΣ変調された
離散データを補間することができ、ローパスフィルタの
位相歪みやsinc関数等による打ち切り誤差の発生を
なくして出力波形に歪みのない滑らかなアナログ信号を
得ることができる。したがって、本発明のアナログフィ
ルタを例えば音響機器に適用すれば、従来の音響機器に
比べて格段に音質の向上を図ることができる。しかも、
本発明のアナログフィルタによれば、移動平均演算また
は畳み込み演算を実現するために考えられる普通の構成
に比べて、サンプルホールド回路の段数と加算器の個数
とを格段に少なくすることができ、構成を簡素化するこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態によるアナログフィルタの一構
成例を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態によるアナログフィルタの動作
原理を説明するための図であり、コンボリューション演
算の実行過程を示す図である。
【図3】第1の実施形態によるアナログフィルタの動作
原理を説明するための図であり、コンボリューション演
算の実行過程で得られる各波形を示す図である。
【図4】単一の矩形波をΔΣ変調し、更にΔΣ変調信号
に対してアナログフィルタ処理を施した場合の各波形を
示す図である。
【図5】あるアナログ信号を0次ホールドしたデジタル
信号に対してΔΣ変調処理およびアナログフィルタ処理
を行った結果得られる波形の例を示す図である。
【図6】あるアナログ信号を0次ホールドしたデジタル
信号に対してΔΣ変調処理およびアナログフィルタ処理
を行った結果得られる波形の他の例を示す図である。
【図7】第2の実施形態によるアナログフィルタの一構
成例を示すブロック図である。
【図8】第2の実施形態によるアナログフィルタの動作
タイミングを示すタイミングチャートである。
【図9】第2の実施形態で用いるデジタル基本波形を示
す図である。
【図10】図9のデジタル基本波形から生成される標本
化関数を示す図である。
【符号の説明】
1 アナログフィルタ 2-1,2-2,2-3 コンボリューション演算部 10 アナログ積分器 11-1,11-2 8段サンプルホールド回路 12-1,12-2 アナログ加算器 13-1,13-2 1/2除算器 14-1,14-2 4段サンプルホールド回路 15-1,15-2 アナログ加算器 16-1,16-2 1/2除算器 17-1,17-2 2段サンプルホールド回路 18-1,18-2 アナログ加算器 19-1,19-2 1/2除算器 20-1,20-2,20-3 1段サンプルホールド回路 21-1,21-2,21-3 アナログ加算器 22-1,22-2,22-3 1/2除算器 30 信号変換部 31-1,31-2,31-3 32ステップフリップフロッ
プ 32-1,32-2,32-3,32-4 32ステップリード
ライトメモリ 33-1,33-2 極性切替/データ・セレクタ 34-1,34-2,34-3 積分型デジタル/アナログ変
換器 35 重み付けアナログ加算器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ΔΣ変調された個々の離散データに対し
    てオーバーサンプリングおよび移動平均演算または畳み
    込み演算を行うことにより、出力波形の包絡線が上記Δ
    Σ変調された個々の離散データのサンプル値を通る2次
    曲線となるように補間を実行するアナログフィルタであ
    って、 信号を保持する数段のサンプルホールド回路と、上記数
    段のサンプルホールド回路への入力信号と出力信号とを
    加算する加算器とを含む回路を1組の処理回路として、
    複数組の処理回路を縦続接続し、上記複数組の処理回路
    が備える上記数段のサンプルホールド回路の段数をそれ
    ぞれ異ならせたことを特徴とするアナログフィルタ。
  2. 【請求項2】 上記複数組の処理回路が備える上記数段
    のサンプルホールド回路の段数は、上記縦続接続の後段
    にいくに従って少なくなるように構成したことを特徴と
    する請求項1に記載のアナログフィルタ。
  3. 【請求項3】 ΔΣ変調された個々の離散データに対し
    て移動平均演算または畳み込み演算を行うことにより、
    出力波形の包絡線が対称台形波となるように補間を実行
    する第1の演算処理部と、 上記第1の演算処理部で求められた上記対称台形波の個
    々の離散データに対して移動平均演算または畳み込み演
    算を行うことにより、出力波形の包絡線が上記ΔΣ変調
    された個々の離散データのサンプル値を通る2次曲線波
    となるように補間を実行する第2の演算処理部とを備
    え、 上記第1の演算処理部および上記第2の演算処理部はそ
    れぞれ、信号を保持する数段のサンプルホールド回路
    と、上記数段のサンプルホールド回路への入力信号と出
    力信号とを加算する加算器とを含む回路を1組の処理回
    路として、複数組の処理回路を縦続接続し、上記複数組
    の処理回路が備える上記数段のサンプルホールド回路の
    段数をそれぞれ異ならせて構成したことを特徴とするア
    ナログフィルタ。
  4. 【請求項4】 ΔΣ変調された個々の離散データに対し
    て移動平均演算または畳み込み演算を行うことにより、
    出力波形の包絡線が対称台形波となるように補間を実行
    する第1の演算処理部と、 上記第1の演算処理部で求められた上記対称台形波の個
    々の離散データに対して移動平均演算または畳み込み演
    算を行うことにより、出力波形の包絡線が上記ΔΣ変調
    された個々の離散データのサンプル値を通る2次曲線波
    となるように補間を実行する第2の演算処理部とを備
    え、 上記第1の演算処理部および上記第2の演算処理部はそ
    れぞれ、信号を保持する数段のサンプルホールド回路
    と、上記数段のサンプルホールド回路への入力信号と出
    力信号とを加算する加算器と、上記加算器の出力信号を
    1/2倍する1/2除算器とを1組の処理回路として、
    複数組の処理回路を縦続接続し、上記複数組の処理回路
    が備える上記数段のサンプルホールド回路の段数をそれ
    ぞれ異ならせたことを特徴とするアナログフィルタ。
  5. 【請求項5】 上記第1の演算処理部および上記第2の
    演算処理部のそれぞれにおいて、上記複数組の処理回路
    が備える上記数段のサンプルホールド回路の段数は、上
    記縦続接続の後段にいくに従って少なくなるように構成
    したことを特徴とする請求項3または4に記載のアナロ
    グフィルタ。
  6. 【請求項6】 上記ΔΣ変調された個々の離散データ
    を、有限の標本点で0に収束する有限台の標本化関数の
    基準となるデジタルの基本波形に応じて加工する前処理
    部を備え、上記前処理部の出力信号に対して上記移動平
    均演算または畳み込み演算を行うことを特徴とする請求
    項1〜5の何れか1項に記載のアナログフィルタ。
  7. 【請求項7】 信号を保持する2i段のサンプルホール
    ド回路と、上記2i段のサンプルホールド回路への入力
    信号と出力信号とを加算する加算器とを含む回路を1組
    の処理回路として、j組の処理回路を縦続接続し、上記
    j組の処理回路が備える上記2i段のサンプルホールド
    回路の段数をそれぞれi=j−1,j−2,…,1,0
    とした第1の演算処理部と、 上記第1の演算処理部と同様に構成した第2の演算処理
    部とを備え、 上記第1の演算処理部および上記第2の演算処理部を縦
    続接続して構成したことを特徴とするアナログフィル
    タ。
  8. 【請求項8】 信号を保持する2i段のサンプルホール
    ド回路と、上記2i段のサンプルホールド回路への入力
    信号と出力信号とを加算する加算器と、上記加算器の出
    力信号を1/2倍する1/2除算器とを1組の処理回路
    として、j組の処理回路を縦続接続し、上記j組の処理
    回路が備える上記2i段のサンプルホールド回路の段数
    をそれぞれi=j−1,j−2,…,1,0とした第1
    の演算処理部と、 上記第1の演算処理部と同様に構成した第2の演算処理
    部とを備え、 上記第1の演算処理部および上記第2の演算処理部を縦
    続接続して構成したことを特徴とするアナログフィル
    タ。
  9. 【請求項9】 上記第2の演算処理部の出力信号を保持
    する1段のサンプルホールド回路と、上記1段のサンプ
    ルホールド回路への入力信号と出力信号とを加算する加
    算器と、上記加算器の出力信号を1/2倍する1/2除
    算器とを更に備えたことを特徴とする請求項8に記載の
    アナログフィルタ。
  10. 【請求項10】 上記ΔΣ変調された個々の離散データ
    を、有限の標本点で0に収束する有限台の標本化関数の
    基準となるデジタルの基本波形に応じて加工する前処理
    部と、 信号を保持する2i段のサンプルホールド回路と、上記
    i段のサンプルホールド回路への入力信号と出力信号
    とを加算する加算器とを含む回路を1組の処理回路とし
    て、j組の処理回路を縦続接続し、上記j組の処理回路
    が備える上記2i段のサンプルホールド回路の段数をそ
    れぞれi=j−1,j−2,…,1,0とした第1の演
    算処理部と、 上記第1の演算処理部と同様に構成した第2の演算処理
    部とを備え、上記前処理部、上記第1の演算処理部およ
    び上記第2の演算処理部を縦続接続して構成したことを
    特徴とするアナログフィルタ。
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