JP2002173963A - 分岐接続具 - Google Patents

分岐接続具

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JP2002173963A JP2000370640A JP2000370640A JP2002173963A JP 2002173963 A JP2002173963 A JP 2002173963A JP 2000370640 A JP2000370640 A JP 2000370640A JP 2000370640 A JP2000370640 A JP 2000370640A JP 2002173963 A JP2002173963 A JP 2002173963A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水栓関連機器への導管により湯水混合水栓の
設置個所の美観を大きく損ねることが無く、また、搬
送、保管、梱包等の取り扱いが容易で、しかも、導管と
の間に止水栓を支障無く配置することができる分岐接続
具を提供する。 【解決手段】 湯水混合水栓10の水栓本体11と、水
道配管の端末部6a、6bとの間に介在される分岐接続
具20である。水栓本体11に給湯を行う湯側の連絡流
路51を備える湯側継手部21と、水栓本体11に給水
を行う水側の連絡流路52を備える水側継手部31と、
を一体的に設ける。そして、湯側の連絡流路51若しく
は水側の連絡流路52の一方に分岐流路53を設けると
共に、湯側継手部21及び水側継手部31の双方に、分
岐流路53の解放部を構成する分岐接続口24、34を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本各発明は、湯水混合水栓の
水栓本体と、水道配管の端末部との間に介在される分岐
接続具に関する。
【0002】
【従来の技術】湯水混合水栓においては、その水栓本体
に給湯を行う湯側の連絡流路若しくは給水を行う水側の
連絡流路に分岐流路を設け、この分岐流路によって、食
器洗浄乾燥機、浄水器等の水栓関連機器に給湯若しくは
給水を行うことがある。例えば、図3に示すように、水
栓本体11の湯側及び水側の各接続口12、13と、湯
側及び水側の各水道配管の端末部6a、6bとの間に、
支持接続具61、62を介在させる湯水混合水栓10に
おいて、水栓本体11の一方の接続口12(13)と、
一方の支持接続具61(62)との間に分岐継手70を
付加し、他方の接続口13(12)と、他方の支持接続
具62(61)との間に直管継手75(所謂、アダプタ
ー)を付加することがある。そして、分岐継手70の一
側方に設けられた分岐接続口71に、水栓関連機器との
間に介在される導管80の基端部を接続することが行わ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、水栓関連機器
の設置位置は、台所、洗面所、浴室等の湯水混合水栓の
設置個所の状況や、使用者の好み等に応じて選択される
のが一般的である。例えば、図3に示す流し台5におい
て、水栓本体11の右側方の箇所5aにしか空きスペー
スがなく、水栓関連機器(図示を省略)をこの空きスペ
ースに設置することが必要となることがある。
【0004】しかし、図例の場合には、左側に位置する
湯側に分岐継手70が付加されており、しかも、分岐接
続口71が水栓関連機器の設置部位とは逆方向を指向し
ている。このため、導管80の基端部側を反転状に湾曲
させて分岐接続口71に接続すると共に、この導管80
を、図示一点鎖線Dに示すように、水側の支持接続具6
2や直管継手75等との干渉を回避しつつ、水栓本体1
1の下方等を煩雑に引き回し、前記右側方の箇所5aに
到達させることが必要である。従って、例えば、水栓本
体11の下方等に導管80の中間部が垂れ下がり、湯水
混合水栓10の設置個所の美観を大きく損なう。また、
分岐継手70と直管継手75とで1セットの分岐接続具
を構成するため、独立した部品の点数が多く、搬送、保
管、梱包等の取り扱いが煩雑である。
【0005】尚、この種の分岐継手70では、全体を回
転させて上記分岐接続口71を別方向に指向させること
は可能である(図3の一点鎖線の分岐接続口72を参
照)。この場合には、分岐接続口72を水栓関連機器の
設置部位に指向させることにより、導管80を大きく湾
曲させることなく引き回すことができるが、この導管8
0を、水側の支持接続具62や直管継手75等との干渉
を回避しつつ、前記右側方の箇所5aに到達させること
が必要である点で変わりがない。
【0006】また、この種の分岐継手70では、図3に
示すように、導管80との間に止水栓81が介在される
ことがある。そして、水栓関連機器を指向する分岐接続
口72を用いる場合には、分岐継手70と、直管継手7
5との間の空き空間に止水栓81を配置することが必要
となる。しかし、この空き空間は狭く、しかも、水栓本
体11の背後に存在するため、止水栓81を配置するこ
と自体が困難であったり、仮に配置できたとしても、止
水栓81の円滑な操作性を確保できないことがある。
【0007】本各発明はこのような実状に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、水栓関連機器
への導管により湯水混合水栓の設置個所の美観を大きく
損ねることが無く、また、搬送、保管、梱包等の取り扱
いが容易で、しかも、導管との間に止水栓を支障無く配
置することができる分岐接続具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1の発明
は、「湯水混合水栓の水栓本体と、水道配管の端末部と
の間に介在される分岐接続具であって、前記水栓本体に
給湯を行う湯側の連絡流路を備える湯側継手部と、前記
水栓本体に給水を行う水側の連絡流路を備える水側継手
部と、を一体的に設け、湯側の連絡流路若しくは水側の
連絡流路の一方に分岐流路を設けると共に、湯側継手部
及び水側継手部の双方に、前記分岐流路の解放部を構成
する分岐接続口を設けたことを特徴とする分岐接続具」
である。
【0009】本発明では、分岐流路を分岐接続具外に解
放する解放部、即ち、分岐接続口が、湯側継手部及び水
側継手部の双方に設けられる。このため、水栓関連機器
が水栓本体の周囲の何れの位置に設置されても、この水
栓関連機器と分岐接続具とを、導管を煩雑に引き回すこ
となく接続できる。即ち、水栓関連機器の設置個所側の
継手部の分岐接続口に対して、導管の基端部を接続すれ
ば、この導管と他方の継手部等との干渉を考慮する必要
が無いため、この導管を水栓本体の周囲で煩雑に引き回
す必要はない。また、このように、水栓関連機器の設置
個所側の継手部に導管を接続可能なため、導管の全長を
短くできる。従って、湯水混合水栓の設置個所の美観を
導管により大きく損ねることはない。
【0010】また、本分岐接続具では、湯側継手部と水
側継手部とが一体的に設けられて全体として1つの物品
となるため、独立した部品の点数が少なく、搬送、保
管、梱包等の取り扱いが容易となる。尚、本発明におい
ては、湯側継手部と水側継手部とを、鋳造や射出成型に
より1物品として一体に設けても、各々別体に形成され
た複数の部品を一体化して1物品としてもよい。さら
に、本分岐接続具では、分岐接続口と導管の基端部との
間に止水栓を介在させる場合に、この止水栓を両継手部
間に配置する必要がないため、この止水栓の配置作業が
容易であると共に、この止水栓の円滑な操作性を確実に
確保できる。
【0011】ここで、本分岐接続具の接続対象となる
「水栓関連機器」としては、例えば、食器洗浄乾燥機、
食器洗浄機、洗濯機、水処理器等を例示できる。尚、こ
の水処理器には、(1)水側の水道配管の端末部から供
給される水道水中より、「カルキ分」等の不要成分や、
塩素、トリハロメタン等の有害成分を除去して浄水とす
る等の浄化処理を行う「浄水器」、(2)同様な水道水
をアルカリイオン水や酸性イオン水に変換処理したり、
硬水や軟水に変換処理する「水質変換器」、(3)同様
な水道水にミネラル分等の有益な成分を添加処理する
「成分添加器」、(4)浄水器、水質変換器若しくは成
分添加器のうちの少なくとの2種の機能を備えるもの等
を例示できる。
【0012】次に、請求項2の発明は、「湯側継手部に
設けられた分岐接続口を反水側継手部側に指向させ、水
側継手部に設けられた分岐接続口を反湯側継手部側に指
向させたことを特徴とする請求項1に記載の分岐接続
具」である。
【0013】請求項2の発明の分岐接続具は、湯側継手
部側或いは水側継手部側に水栓関連機器を設置する場合
に、特に好適に用いられる。即ち、請求項1の発明で
は、湯側継手部の分岐接続口や水側継手部の分岐接続口
の指向する方向を限定しないが、各分岐接続口が上方向
や下方向等に指向する場合には、側方に水栓関連機器を
設置しようとすると、導管を湾曲させて引き回したり、
流路を屈曲させるエルボ等の接続具を介在させたりしな
ければならない。
【0014】これに対して請求項2の発明では、一方の
継手部に設けられる分岐接続口が他方の継手部の反対方
向を指向するため、水栓関連機器の設置部位の方向に指
向する分岐接続口を用いれば、導管を湾曲させたり、エ
ルボ等の接続具を介在させることなく、分岐接続口と水
栓関連機器とを導管を介して接続できる。
【0015】次に、請求項3の発明は、「前記水栓本体
と前記水道配管の端末部との間には、水栓本体と水道配
管の端末部とを連絡すると共に水栓本体を支持する支持
接続具が配置され、該支持接続具と水栓本体との間に介
在されることを特徴とする請求項1又は請求項2の何れ
かに記載の分岐接続具」である。
【0016】請求項1又は2の発明では、水道配管の端
末部に接続される態様の分岐接続具を包含する。しか
し、この態様では、既設の湯水混合水栓に分岐接続具を
後付けする際に、次のような問題を生ずる。一般に、水
道配管の端末部と他の部材との接続には、シールテープ
を介するテーパーネジの螺着といった煩雑な作業を要
し、配管の専門業者等による専門的な作業が必要とな
る。
【0017】一方、水栓本体及び支持接続具の接続は、
袋ナットや公知のワンタッチ継手等を用いた簡易な作業
によって行われる。よって、本発明のように、分岐接続
具を水栓本体と支持接続具との間に介在させることとす
ると、簡易な作業により分岐接続具を接続することがで
きる。従って、作業者が、専門業者以外の一般人であっ
ても、分岐接続具を簡単に後付けすることができる。
尚、請求項3の発明における「支持接続具」について
は、止水栓を備えたものとするのが望ましい。止水栓を
備えた支持接続具であれば、分岐接続具の後付けの際
に、わざわざ、水道配管の元の止水栓を操作する必要が
ないからである。
【0018】最後に、請求項4の発明は、「前記湯側継
手部と水側継手部との間に前記分岐流路を構成する連結
管を介在させ、湯側継手部若しくは水側継手部の少なく
とも一方を該連結管の軸心に沿って摺動自在としたこと
を特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の分
岐接続具」である。
【0019】一般に、水栓本体に設けられる湯側の接続
口と水側の接続口とのピッチや、湯側及び水側の水道配
管の端末間のピッチは、湯水混合水栓の種類や、水道配
管の施工状態によって区々である。これに対して、請求
項4の発明では、連結管に対して湯側継手部若しくは水
側継手部を摺動させて湯側継手部と水側継手部との間隔
を調節すれば、多様なピッチに対応させることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、図1及び2を用いて本各発
明に係る分岐接続具20の一具体例を説明する。この分
岐接続具20は、流し台上方の壁面2に設置された湯水
混合水栓10に適用されるものであり、この湯水混合水
栓10は、単一の操作部14により駆動される弁装置
(図示を省略)を内蔵する水栓本体11を備えている。
そして、この水栓本体11は、湯側及び水側の一対の水
道配管の端末部6a、6bに対して、湯側及び水側の一
対の支持接続具61、62と、本分岐接続具20と、を
介在させた状態にて接続されている。
【0021】尚、各端末部6a、6bには平行雌ネジが
刻設され、各支持接続具61、62の基端側の接続口6
3、64にはテーパー雄ネジが刻設されている。また、
各端末部6a、6bに対する各支持接続具61、62の
接続固定は、シールテープを介するテーパーネジの螺着
により行われている。さらに、各支持接続具61、62
は、止水栓66、66を備えている。そして、本分岐接
続具20は、請求項3の発明に従い、水栓本体11と、
各支持接続具61、62との間に介在されている。但
し、請求項3以外の各発明においては、各端末部6a、
6bと各支持接続具61、62との間に、本分岐接続具
20を接続することもできる。
【0022】水栓本体11の背面には、湯側の接続口1
2及び水側の接続口13が設けられ、これらの接続口1
2、13には、袋ナット15、16が回動可能に装着さ
れている。
【0023】本分岐接続具20は、直管状に構成された
連結管41と、連結管41の一端部43側に対して連結
管41の軸心に沿って摺動自在な状態に外嵌された湯側
継手部21と、連結管41の他端部44側に対して固着
状態で外嵌された水側継手部31と、を備えている。
【0024】湯側及び水側の各継手部21、31は、例
えば、同一形状の鋳物等で構成される母材に対し、細部
において異なる加工を各々施してなるものであり、何れ
の継手部21、31も、背面、前面、及び両側面の四面
に開放部を設けている。即ち、湯側継手部21では、背
面に湯流入口22、前面に湯流出口23、一側面に第1
の分岐接続口24、他側面に連結口25が夫々設けられ
ている。また、湯流入口22には、袋ナット26が回動
可能に装着され、湯流出口23及び第1の分岐接続口2
4には、各々雌ネジが刻設されている。さらに、連結口
25の端部側には、外面から内面に貫通するネジ孔27
が設けられている。一方、水側継手部31では、背面に
水流入口32、前面に水流出口33、一側面に第2の分
岐接続口34、他側面に連結口35が夫々設けられてい
る。また、水流入口32には、袋ナット36が回動可能
に装着され、水流出口33及び第2の分岐接続口34に
は、各々雌ネジが刻設され、連結口35には、雌ネジ3
8が刻設されている。
【0025】本分岐接続具20では、湯側継手部21と
水側継手部31とが、連結口25、35同士を対向させ
た状態で、連結管41を用いて一体化されている。即
ち、連結管41の一端部43は、連結口25を通じて湯
側継手部21内に挿嵌されている。この際、この一端部
43側の外周面と、湯側継手部21の内壁面との間の水
密性は、Oリング等のシール部材45によって確保され
ている。また、連結管41の一端部43側の外周面に
は、凹部47が設けられ、この凹部47内には、ネジ孔
27に螺合された止めネジ28の先端部が到達されてい
る。この止めネジ28により、湯側継手部21の摺動範
囲が規制されると共に、湯側継手部21からの連結管4
1の抜けが防止される。
【0026】一方、連結管41の他端部44は、連結口
35を通じて水側継手部31内に挿嵌されると共に、連
結管41の雄ネジ48を、水側継手部31の連結口35
内の雌ネジ38に螺合して固着状態とされている。但
し、請求項4の発明においては、水側継手部31を連結
管41の軸心に沿って摺動自在としてもよいし、湯側及
び水側継手部21、31の双方を連結管41の軸心に沿
って摺動自在としてもよい。
【0027】この他端部44の水側継手部31への挿嵌
に際しても、この他端部44側の外周面と、水側継手部
31の内壁面との間の水密性が、Oリング等のシール部
材46によって確保されている。また、連結管41の他
端部44は、水側継手部31の内部空間を連結管41内
の空間部分と連結管41外の空間部分とに区画するよう
に、水側継手部31の連絡流路52を貫通して奧端側
迄、挿入されて、水側継手部31に設けられた各接続口
(32〜34)のうちで、第2の分岐接続口34のみと
連通されている。
【0028】次に、本分岐接続具20の流路構成を説明
する。湯側の水道配管の端末部6aから供給される湯を
水栓本体11に給湯するための湯側の連絡流路51は、
図1の破線Aに示すように、湯流入口22を始端部と
し、湯流出口23を終端部とする状態に形成されてい
る。また、水側の水道配管の端末部6bから供給される
水を水栓本体11に給水するための水側の連絡流路52
は、図1の図示一点鎖線Bに示すように、水流入口32
を始端部とし、水流出口33を終端部とする状態に形成
されている。さらに、湯側の連絡流路51は、図1の図
示二点鎖線Cに示すように、分岐接続具20の両側方に
分岐する分岐流路53を備えている。そして、この分岐
流路53は、図2に示すように、第1の分岐接続口24
を通じて本分岐接続具20の一側方に開放される第1の
経路54と、連結管41の内部空間及び第2の分岐接続
口34を通じて本分岐接続具20の他側方に開放される
第2の経路55とを備えている。
【0029】尚、本各発明においては、本例とは異な
り、水側の連絡流路52に分岐流路を設けることもでき
る。この場合には、例えば、分岐接続具20の上下を反
転させて、湯側継手部21を水側に配置してこれを水側
継手部とし、水側継手部31を湯側に配置してこれを湯
側継手部とすればよい。
【0030】本分岐接続具20では、湯流入口22及び
水流入口32が、各袋ナット26、37を用いて、湯側
及び水側の各支持接続具61、62の端末側の接続口6
7、68に接続される。また、湯流出口23及び水流出
口33が、各袋ナット15、16を用いて、水栓本体1
1の各接続口12、13に接続され、分岐接続具20
は、水栓本体11と支持接続具61、62との間に介在
される。
【0031】尚、この介在作業の際には、水栓本体11
の両接続口12、13間のピッチに対して、湯流出口2
3及び水流出口33間のピッチを整合させることが必要
である。このため、本分岐接続具20では、湯側継手部
21を連結管41の軸心に沿って摺動させることによ
り、湯側継手部21と水側継手部31との間隔を調節し
て、湯流出口23及び水流出口33の間のピッチが調節
される。また、この分岐接続具20の介在作業の際に
は、各支持接続具61、62の止水栓66、66に閉弁
操作が施される。
【0032】この分岐接続具20によって、水栓本体1
1の一側方(図例では左側方)に設置される水栓関連機
器(例えば、食器洗浄乾燥機等)に給湯を行う場合に
は、図1に示すように、導管80の基端部を第1の分岐
接続口24に接続し、この導管80の端末部を、水栓関
連機器に接続すればよい。このとき、導管80には、必
要に応じて止水栓81が配置される。また、不使用状態
とされる第2の分岐接続口34には、封止キャップ82
等が、シール部材(図示を省略)を介して水密状に装着
される。
【0033】一方、水栓本体11の他側方(図例では右
側方)に設置される水栓関連機器に給湯を行う場合に
は、第2の分岐接続口34に導管80の基端部が接続さ
れ、第1の分岐接続口24に封止キャップ82等が水密
状に装着される。但し、水栓本体11の両側方に各々水
栓関連機器を設置し、第1の分岐接続口24と水栓本体
11の一側方に設置される水栓関連機器とを導管80を
介して接続すると共に、第2の分岐接続口34と水栓本
体11の他側方に設置される水栓関連機器とを、他の導
管80を介して接続することもできる。
【0034】尚、本例の分岐接続具20等のように、一
見した外観では分岐される流路の判別が困難な形態で
は、例えば、図1に示すように、本分岐接続具20の湯
側の接続口(即ち、湯流入口22、湯流出口23、第1
の分岐接続口24、第2の分岐接続口34)と、水側の
接続口(即ち、水流入口32、水流出口33)とに、形
状・色彩若しくは模様のうちの少なくと何れかが異なる
印85、86を付したり、湯側の接続口若しくは水側の
接続口の一方のみに所定の印を付したり、或いは、矢印
や線図等により流路方向を表示する等して、分岐がなさ
れる流路を明示するのが好ましい。
【0035】本各発明では、前述のように、水側継手部
31若しくは湯側継手部21の内部空間を、水側若しく
は湯側の連絡流路(51又は52)と分岐流路53とに
区画することが必要である。このためには、図2に示す
ように、連絡流路(51又は52)に連結管41(他端
部44)を貫通させて、この連結管41により内部空間
を区画するに限らず、水側継手部31若しくは湯側継手
部21の内部に別途の隔壁を設けて連絡流路(51又は
52)と分岐流路53とを区画してもよい。また、本各
発明は、本例と異なり、壁面2以外の面(例えば、デッ
キ面)に配置された湯水混合水栓にも適用することがで
きる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本各発明によると、水栓
関連機器への導管により湯水混合水栓の設置個所の美観
を大きく損ねることが無く、また、搬送、保管、梱包等
の取り扱いが容易で、しかも、導管との間に止水栓を支
障無く配置することができる分岐接続具が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本各発明に係る分岐接続具の一例を示す概略
的な平面図である。
【図2】 図1の1−1縦断面図である。
【図3】 従来例を説明するための概略的な平面図であ
る。
【符号の説明】
2;壁面、5;流し台、5a;右側方の箇所、6a、6
b;水道配管の端末部、10;湯水混合水栓、11;水
栓本体、12、13;接続口、14;操作部、15、1
6;袋ナット、20;分岐接続具、21;湯側継手部、
22;湯流入口、23;湯流出口、24;第1の分岐接
続口、25;連結口、26;袋ナット、27;ネジ孔、
28;止めネジ、31;水側継手部、32;水流入口、
33;水流出口、34;第2の分岐接続口、35;連結
口、36;袋ナット、38;雌ネジ、41;連結管、4
3;一端部、44;他端部、45、46;シール部材、
47;凹部、48;雄ネジ、51;湯側の連絡流路、5
2;水側の連絡流路、53;分岐流路、54;第1の経
路、55;第2の経路、61、62;支持接続具、6
3、64;基端側の接続口、66;止水栓、67、6
8;端末側の接続口、70;分岐継手、71;分岐接続
口、72;他の分岐接続口、75;直管継手、80:導
管、81;止水栓、82;封止キャップ、85、86;
印。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯水混合水栓の水栓本体と、水道配管の
    端末部との間に介在される分岐接続具であって、 前記水栓本体に給湯を行う湯側の連絡流路を備える湯側
    継手部と、前記水栓本体に給水を行う水側の連絡流路を
    備える水側継手部と、を一体的に設け、 湯側の連絡流路若しくは水側の連絡流路の一方に分岐流
    路を設けると共に、湯側継手部及び水側継手部の双方
    に、前記分岐流路の解放部を構成する分岐接続口を設け
    たことを特徴とする分岐接続具。
  2. 【請求項2】 湯側継手部に設けられた分岐接続口を反
    水側継手部側に指向させ、水側継手部に設けられた分岐
    接続口を反湯側継手部側に指向させたことを特徴とする
    請求項1に記載の分岐接続具。
  3. 【請求項3】 前記水栓本体と前記水道配管の端末部と
    の間には、水栓本体と水道配管の端末部とを連絡すると
    共に水栓本体を支持する支持接続具が配置され、該支持
    接続具と水栓本体との間に介在されることを特徴とする
    請求項1又は請求項2の何れかに記載の分岐接続具。
  4. 【請求項4】 前記湯側継手部と水側継手部との間に前
    記分岐流路を構成する連結管を介在させ、湯側継手部若
    しくは水側継手部の少なくとも一方を該連結管の軸心に
    沿って摺動自在としたことを特徴とする請求項1から請
    求項3の何れかに記載の分岐接続具。
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