JP2002173599A - 導電性熱可塑性エラストマー組成物及びそれを用いた現像ローラ及びそれを用いた現像装置 - Google Patents

導電性熱可塑性エラストマー組成物及びそれを用いた現像ローラ及びそれを用いた現像装置

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JP2002173599A JP2000368589A JP2000368589A JP2002173599A JP 2002173599 A JP2002173599 A JP 2002173599A JP 2000368589 A JP2000368589 A JP 2000368589A JP 2000368589 A JP2000368589 A JP 2000368589A JP 2002173599 A JP2002173599 A JP 2002173599A
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elastomer composition
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Noriaki Kuroda
紀明 黒田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低圧縮永久歪化が小さく、軟化剤等による表
面ブリードがないものとし、簡便な製造工程で比較的安
価に製造できる現像ローラ及び現像装置の提供。 【解決手段】ポリアミド系エラストマー(A)、100
℃ムーニー粘度(ML1+4100℃)が120〜350で
あるオレフィン系共重合体ゴム100質量部当たり鉱物
油系軟化剤を20〜150質量部含有する油展オレフィ
ン系共重合体ゴム(B)、変性ポリオレフィン樹脂
(C)、導電性フィラー(D)から構成され、(A)がマ
トリックス相、(B)成分が分散相を形成し、(D)が
(A)中に選択的に存在することを特徴とする導電性熱
可塑性エラストマー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性熱可塑性エ
ラストマー組成物及びそれを用いた、複写機、プリンタ
等の電子写真装置や静電記録装置等における現像ローラ
及びそれを用いた現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴム的な軟質の材料であって、架
橋工程を必要とせず、リサイクル成形が容易である熱可
塑性エラストマーが注目されており、従来のゴムの代替
として自動車部品、家電部品、医療部品、日用品等の分
野で広く使用されている。
【0003】これら熱可塑性エラストマーが、柔軟なゴ
ム的な感触を有し、加硫ゴムに比べて成形性、耐候性、
着色性等に優れており、またコストの点からも、広範囲
に使用されてきた。
【0004】また近年、電子写真技術の進歩に伴い、電
子写真各プロセスで利用される導電性部材に対する要求
も高まっており、とりわけ現像装置に利用される現像ロ
ーラが注目されている。このような現像ローラに必要と
される特性は所定の電気抵抗値であるのみでなく、低硬
度化、低圧縮永久歪化、軟化剤等のブリードによる表面
汚染性のない等の種々の現像機構に適した特性を付加す
ることが必要である。
【0005】ここで、低硬度化のためにオイル等の軟化
剤を多量に配合すると、成形体表面へのブリードが問題
となり、軟化剤等の配合量に限界がある。また、化学発
泡剤や高圧ガス等を用いて成型体中に発泡空隙を形成す
る方法では、気泡サイズにバラツキや気泡の連通等の問
題が生じ、この気泡サイズの不均一化が圧縮永久歪特性
を悪くする原因の一つとなっている。
【0006】また、電子写真法における現像方式は主と
して一成分現像方式と二成分現像方式に分けられるが、
近年、電子写真装置の軽量・小型化等を目的として複写
装置部分を小さくする必要があるため、一成分系トナー
を用いた現像装置が使用されることが多い。
【0007】例えば、一成分現像剤(以下、トナーと呼
ぶ)を現像剤担持体としての現像ローラ上に担持して、
感光ドラムに接触させ、トナーを現像ローラから感光ド
ラム表面に転移させて、静電潜像をトナー像として顕像
化する接触現像法が知られている。この方法によれば、
磁性材料が不要であるため装置の簡素化、小型化が容易
であると共に、トナーのカラー化が容易である。
【0008】この接触現像法は、トナーを担持した現像
ローラを感光ドラム等の静電潜像を保持した静電保持体
に接触させて、トナーを静電保持体の潜像に付着させる
ことにより現像を行うもので、このため上記現像ローラ
は導電性を有する弾性体で形成する必要がある。
【0009】すなわち、この接触現像方法では、例えば
図3に示されているように、トナー6を収容した現像容
器で、本現像装置は、現像容器2内に、図中矢印aの方
向に回転する感光ドラム1と対向配置した現像ローラ3
を備え、感光ドラム1上の静電潜像を現像してトナー像
として可視化する。現像ローラ3は、感光ドラム1の回
転方向aに対し、矢印b方向に回転駆動される。
【0010】さらに上記現像容器2内には、現像ローラ
3の上方位置に現像ブレード4が設けられ、また現像ブ
レード4よりも現像ローラ3の回転方向上流側の位置に
弾性ローラー5が設けられる。
【0011】現像装置は、上記構成にて、弾性ローラー
5が矢印c方向に回転し、弾性ローラー5の回転により
トナー6を担持して現像ローラ3の近傍に供給し、現像
ローラ3と弾性ローラー5とが当接する当接部(ニップ
部)において、摺擦されることにより、現像ローラ3上
に付着する。
【0012】その後現像ローラ3の回転に伴い、現像ロ
ーラ3上に付着したトナー6は、現像ブレード4と現像
ローラ3との当接部で摺擦されて、十分に摩擦帯電を受
け、薄層を形成し、感光ドラム1へと搬送される。そし
て現像部において現像ローラ3と感光ドラム1との間
に、現像バイアスとして、例えば直流に交流を重畳した
交互電圧を印加することにより、現像ローラ3上のトナ
ー6が感光ドラム1の静電潜像に対応して転移し、静電
潜像に付着し、現像してトナー像として可視化する。
【0013】現像部において現像に消費されずに残存し
たトナー6は、現像ローラ3の回転と共に現像ローラ3
の下部より現像容器2内に回収される。
【0014】一方、上記の剥ぎ取られたトナー6の大部
分は、弾性ローラー5の回転に伴い現像容器2内のトナ
ー6中に搬送されて混ざり合い、剥ぎ取られたトナー6
の帯電電荷が分散される。
【0015】ここで、特開平05−59206、特開平
07−329214に提案されているように、現像ロー
ラ3は、感光ドラム1に密着した状態を確実に保持しつ
つ回転しなければならず、このため図2に示されている
ように、芯金2の外周に低硬度導電性ゴム組成物からな
る導電性弾性体層、あるいは導電性発泡体からなる発泡
体層3c(基層)を形成し、さらに少なくとも複数層の
導電剤を配合した樹脂被覆層3d(表層)を形成した構
造が知られている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の現像ローラには、以下の欠点がある。
【0017】1)従来の導電性弾性体層及び導電性発泡
層は、通常のゴム組成物より形成されるため、ゴム組成
物を長時間加熱する加硫工程が必須であり、このため設
備等も含め煩雑となり、制御が困難である。
【0018】2)また、加硫による3次元網目構造を形
成することのより、材料のリサイクル化ができず、環境
に優しくない。
【0019】さらに、発泡成型品を得る場合には、 3)化学発泡剤等を使用しているため、気泡サイズにバ
ラツキが生じ、この気泡サイズの不均一化が圧縮永久歪
特性を悪化させる。
【0020】また、基層の表面に2層以上の導電性樹脂
被覆層を形成したものについては、 1)多層構造になるため製造工程が煩雑となり、安価な
ローラ及び現像装置を供給することができない。
【0021】2)一般に、熱可塑性樹脂あるいは熱可塑
性エラストマーに単純に導電性フィラーを混合すると、
極度の硬度アップを生じ、また物性的にも脆いものにな
りやすく、耐久性に問題が生じる。弾性変形が可能な程
度に薄肉化できれば使用可能となるが、薄肉化にも限界
があり、感光ドラムとの十分な均一なニップを得るのは
困難となる。
【0022】3)コーティング等の溶剤を使用した工程
が多いため、環境に優しくない。
【0023】本発明は上記の欠点のない導電性熱可塑性
エラストマー組成物を提供することを課題とした。
【0024】本発明は、導電性熱可塑性エラストマー組
成物を用い、JIS Aが15〜60の範囲、特に15
〜50が好ましい。硬度が60度以下では十分なニップ
幅が得られ、逆に15度以上では、圧縮永久歪等が良好
である。またはこれに熱膨張中空粒子(E)を用いて、
低硬度化した場合はAsker C硬度が15〜50の範囲が好ま
しい。
【0025】低圧縮永久歪化(なるべく小さくすること
が好ましく、具体的に20%以下)、軟化剤等による表
面ブリードがないものとし、簡便な製造工程で比較的安
価に製造できる現像ローラ及び現像装置を提供すること
を目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本願は以下の発明により
構成される。
【0027】(1) ポリアミド系エラストマー
(A)、100℃ムーニー粘度(ML1+4100℃)が12
0〜350であるオレフィン系共重合体ゴム100質量
部当たり鉱物油系軟化剤を20〜150質量部含有する
油展オレフィン系共重合体ゴム(B)、変性ポリオレフ
ィン樹脂(C)、導電性フィラー(D)から構成され、
(A)/((B)+(C))=70〜15/30〜85質量部
からなり、(A)+(B)+(C)100質量部に対して、
(D)が1〜30質量部、(A)がマトリックス相、
(B)成分が分散相を形成し、(D)が(A)中に選択的
に存在することを特徴とする導電性熱可塑性エラストマ
ー組成物。
【0028】(2) (A)、(B)、(C)と架橋剤、
軟化剤等から選択される添加剤とを混練し、(A)の溶
融時に剪断力下、(B)を架橋反応させる工程を有する
(1)の導電性熱可塑性エラストマー組成物。
【0029】(3)(D)の添加を(B)の架橋反応終了
後に行う(1)〜(2)の何れかに記載の導電性熱可塑
性エラストマー組成物。
【0030】(4)オレフィン系共重合体ゴムが、エチ
レン−プロピレン−非共役ジエン系ゴムである(1)〜
(3)の何れかに記載の導電性熱可塑性エラストマー組
成物。
【0031】(5) エチレン−プロピレン−非共役ジ
エン系ゴムが、プロピレン含有量が10〜55質量%、
エチリデンノルボルネン含有量が1〜30質量%のエチ
レン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合体ゴ
ムである(1)〜(4)の何れかに記載の導電性熱可塑
性エラストマー組成物。
【0032】(6) 油展オレフィン系共重合体ゴム
(B)の100℃ムーニー粘度(ML1+4100℃)が30
〜100である(1)〜(5)の何れかに記載の導電性
熱可塑性エラストマー組成物。
【0033】(7) ポリアミド系エラストマー(A)
がポリアミドとポリエーテルとのブロックコポリマー
で、ポリアミド含有量が20〜80質量%であることを
特徴とする(1)〜(6)の何れかに記載の導電性熱可
塑性エラストマー組成物。
【0034】(8) 熱可塑性エラストマー組成物の硬
度(JIS A)が15〜50度である(1)〜(7)
の何れか記載の導電性熱可塑性エラストマー組成物。
【0035】(9) さらに熱膨張性中空粒子(E)成
分を1〜30質量部を添加したことを特徴とする(1)
〜(8)の何れかに記載の導電性熱可塑性エラストマー
組成物。
【0036】(10) 熱膨張中空粒子(E)を(1)
〜(8)の組成物に成型前にドライブレンドし、これを
発泡成型したことを特徴とする発泡弾性ローラ。
【0037】(11) 熱可塑性エラストマー組成物の
硬度(Asker C)が15〜50度である(9)に
記載の導電性熱可塑性エラストマー組成物。
【0038】(12) (1)〜(8)の何れかに記載
の導電性熱可塑性エラストマー組成物を現像ローラとし
て用いた弾性ローラ。
【0039】(13) 一成分現像剤を収容する現像剤
収容容器、前記容器から現像剤を現像部に担持輸送する
現像ローラを有する現像装置において、前記現像ローラ
が(12)に記載の弾性ローラであることを特徴とする
現像装置。
【0040】(14) 少なくとも電子写真感光体及び
現像装置を一体的にカートリッジ化し、画像形成装置本
体に対して着脱可能としたプロセスカートリッジにおい
て、該現像値が、一成分現像剤を収容する現像剤収容容
器、前記容器から現像剤を現像部に担持搬送する現像ロ
ーラを有する現像装置において、前記現像ローラが(1
3)に記載の弾性ローラであることを特徴とする現像装
置。
【0041】(15) 一成分現像剤を収容する現像剤
収容容器、前記容器から現像剤を現像部に担持輸送する
現像ローラを有する現像装置において、前記現像ローラ
(10)記載の弾性発泡ローラであることを特徴とする
現像装置。
【0042】(16) 少なくとも電子写真感光体及び
現像装置を一体的にカートリッジ化し、画像形成装置本
体に対して着脱可能としたプロセスカートリッジにおい
て、該現像値が、一成分現像剤を収容する現像剤収容容
器、前記容器から現像剤を現像部に担持搬送する現像ロ
ーラを有する現像装置において、前記現像ローラが(1
0)に記載の弾性発泡ローラであることを特徴とする現
像装置。
【0043】(17) (10)または(12)記載の
弾性ローラまたは弾性発泡ローラから選ばれたローラを
使用済み装置から導電性熱可塑性エラストマー組成物を
回収し、再度ローラに再生する方法。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明者は、上記目的を達成する
ため鋭意検討を行った結果、芯金の外周上に導電性可塑
性エラストマー組成物を有する現像ローラにおいて、既
存の押出機あるいは射出成型機等の設備を利用し、押出
成型あるいは射出成型等で成型または発泡成型すること
を特徴とし、低硬度化、低圧縮永久歪化、軟化剤等によ
る表面ブリードがなく、ローラ全体として安定な抵抗制
御が可能な上、簡便な製造工程で比較的安価に製造でき
る現像ローラを完成したものである。
【0045】本発明は、芯金の外周に上記導電性熱可塑
性エラストマー組成物を成型または発泡形成した現像ロ
ーラ上に、非磁性一成分トナーを担持して、該トナーの
薄層を形成し、この状態で静電潜像を表面に保持した潜
像保持体に接触して、前記薄層から前記現像剤を潜像保
持体表面の静電潜像に付着させ、該静電潜像を可視化す
る現像ローラにおいて、上記発泡成型した導電性熱可塑
性エラストマー組成物を主材としてなることを特徴とす
る現像ローラ、及び表面に静電潜像を保持するローラ状
またはドラム状の潜像保持体と、外周面に非磁性一成分
トナーを担持した状態で上記潜像保持体表面に当接し、
該潜像保持体の回転運動に連動して回転することによ
り、前記非磁性一成分トナーを潜像保持体表面の静電潜
像に付着させて該静電潜像を可視化する現像ローラとを
具備してなる現像装置において、上記現像ローラを用い
たことを特徴とする現像装置を提供する。
【0046】以下、本発明につきさらに詳しく説明す
る。本発明の現像ローラは、図1に示すように、芯金2
の外周に導電性熱可塑性エラストマー組成物3bを成型
または発泡成型したものである。
【0047】ここで、上記芯金2としては、良好な導電
性を有するものであれば、何れのものも使用し得る。
【0048】次に、導電性熱可塑性エラストマー組成物
3bについて説明する。この発明の導電性熱可塑性エラ
ストマー組成物は、ポリアミド系エラストマー(A)、
100℃ムーニー粘度(ML1+4100℃)が120〜3
50であるオレフィン系共重合体ゴム100質量部当た
り鉱物油系軟化剤を20〜150質量部含有する油展オ
レフィン系共重合体ゴム(B)、変性ポリオレフィン樹
脂(C)、導電性フィラー(D)成分から構成され、また
はこれに熱膨張性中空粒子(E)成分を追加して構成さ
れ、(A)/((B)+(C))=70〜15/30〜85質
量部、(A)+(B)+(C)100質量部に対して、(D)
が1〜30質量部、またはこれに(E)を1〜30質量
部とし、ポリアミド系エラストマー(A)の溶融時に剪
断力下、油展オレフィン系共重合体ゴム(B)が有機過
酸化物の存在下で架橋を行う工程を含み、ポリアミド系
エラストマー(A)がマトリックス相、油展オレフィン
系共重合体ゴム(B)成分が分散相を形成し、導電性フ
ィラー(D)が(A)中に選択的に存在することを特徴と
する。
【0049】本発明で使用されるポリアミド系エラスト
マー(A)は、公知のハードセグメントとソフトセグメ
ントからなる熱可塑性エラストマーが用いられ、ナイロ
ン6、66、11、12等のハードセグメントとポリエ
ーテルまたはポリエステル成分等のソフトセグメントを
含有するブロック共重合体である。
【0050】ハードセグメントであるポリアミドは、例
えばテレフタル酸、イソフタル酸、シュウ酸、アジピン
酸、セパシン酸、1,4−シクロヘキシルジカルボン
酸、36個の炭素原子を有する二量化脂肪酸あるいはこ
れを主成分とする重合脂肪酸の混合物等のジカルボン酸
とエチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサ
メチレンジアミン、テカメチレンジアミン、1,4−シ
クロヘキシルジアミン、m−キシリルジアミン等のジア
ミンとの重縮合物、あるいは、カプロラクタム、ラウリ
ルラクタム等ラクタムの開環重合物、あるいはアミノノ
ナン酸、アミノウンデカン酸等アミノカルボン酸の重縮
合物、あるいは上記環状ラクタムとジカルボン酸とジア
ミンとの共重合により得られるもの等が擧げられる。
【0051】ソフトセグメントとなるポリエステルとし
ては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,4−ビス(ヒドロキ
シメチル)−シクロヘキサン等脂肪族または脂環式ジオ
ールの一種または二種以上と上記のジカルボン酸とから
得られるもの、ポリεカプロラクトン等ラクトン化合物
の重縮合物等を擧げることができ、末端に水酸基または
カルボキシル基を有するものである。
【0052】また、ソフトセグメントとなるポリエーテ
ルとしては、例えばポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等の
ポリエーテルグリコール、あるいはこれらの共重合体が
擧げられる。
【0053】また本発明で使用される油展オレフィン系
共重合体ゴム(B)で使用されるオレフィン系共重合体
ゴムは、例えばエチレン−プロピレン系共重合体ゴム、
エチレン−プロピレン−非共役ジエン系ゴム、エチレン
−ブテン−非共役ジエン系ゴム、プロピレン−ブタジエ
ン系共重合体ゴムの如く、オレフィンを主成分とする無
定型ランダムな弾性共重合体である。これらの中で、特
にエチレン−プロピレン−非共役ジエン系ゴムが好まし
い。非共役ジエンとしてはジシクロペンタジエン、1,
4−ヘキサジエン、シクロオクタジエン、メチレンノル
ボルネン、エチリデンノルボルネン等があるが、特にエ
チリデンノルボルネンが好ましい。
【0054】より好ましい具体的な例としては、プロピ
レン含有量が10〜55質量%、好ましくは20〜40
質量%、エチリデンノルボルネン等の非共役ジエン含有
量が1〜30質量%、好ましくは3〜20質量%のエチ
レン−プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合体ゴ
ム(以下、他の非共役ジエンを用いたものも含めて「EP
DM」という。)であり、かつその100℃ムーニー粘度
(ML1+4100℃)が、120〜350、好ましくは1
40〜300である。プロピレン含有量が10質量%以
上では柔軟性であり、55質量%以下では機械的特性が
保たれる。
【0055】エチリデンノルボルネンに代表される非共
役ジエン含有量が1%より多いと機械的特性が良好で、
30質量%以下では射出成形性が良好である。100℃
ムーニー粘度(ML1+4100℃)が、120より低いと
機械的特性が低くなり、350より高いと成形品の外観
が損なわれる。然るに、ムーニー粘度が120〜350
のEPDMを用いると機械的特性が大きく、引張破断強度や
破断伸びを飛躍的に向上させ、また架橋効率が高くなる
ことで、機械的性質、特に強度、圧縮永久歪みの向上を
もたらす。EPDMは公知の方法で製造されたものを用いる
ことができる。
【0056】次に、本発明で使用される鉱物油系軟化剤
とは、加工性の改良や機械的特性を改良する目的で配合
される高沸点の石油留分でパラフィン系、ナフテン系ま
たは芳香族系等があるが、パラフィン系が好ましく用い
られる。芳香族成分が多くなると汚染性が強くなり、透
明製品あるいは明色製品を目的とする用途に限界が生
じ、好ましくない。
【0057】油展オレフィン系共重合体ゴム(B)は、
オレフィン系共重合体ゴム100質量部当たり鉱物油系
軟化剤を20〜150質量部、好ましくは30〜120
質量部含有するものである。20質量部より少ないと熱
可塑性エラストマー組成物の流動性が低下し、特に押出
加工性と射出成形性が損なわれる。一方、150質量部
より多くなると可塑性が著しく増加して加工性が悪くな
り、その上、製品の物性等の性能が低下するので好まし
くない。そして、油展オレフィン系共重合体ゴム(B)
の100℃ムーニー粘度(ML1+4100℃)は、好まし
くは30〜100、より好ましくは40〜90である。
30以上では機械的特性が良好で、100以下では成形
加工が良好である。
【0058】ムーニー粘度が120〜350のEPDMを用
いて鉱物油系軟化剤を大量に配合すると、柔軟性の確保
と流動性の向上による加工性の改良、及び機械特性の改
良を同時に満足させることの可能な熱可塑性エラストマ
ー組成物を得ることができる。一般にオレフィン系TPE
(熱化可塑エラストマー)組成物には流動性向上剤とし
て鉱物油系軟化剤が用いられているが、本研究者の研究
によれば、油展EPDMを用いない場合にはEPDMの粘度には
関係なく、EPDM100質量部当たり鉱物油系軟化剤を4
0質量部以上配合すると、熱可塑性エラストマー組成物
表面に軟化剤のブリードが発生し、製品の汚染、粘着等
が見られ好ましくない。 しかし、100℃ムーニー
粘度が120〜350のEPDM100質量部当たり20〜
150質量部の鉱物油系軟化剤を予め配合した油展EPDM
を用いると、軟化剤のブリードがなく、製品の汚染や粘
着が認められず、かつ破断強度、破断伸び、圧縮永久歪
み等の物性の優れた導電性熱可塑性エラストマー組成物
を得ることができる。この鉱物油系軟化剤の配合比が大
きいにも係わらず、軟化剤のブリードが認められないの
は、ムーニー粘度の高いEPDMを用いると鉱物油系軟化剤
の許容油展量の上限が上昇すること、予め好適に加えら
れた軟化剤がEPDMの中に均一分散するため等と考えられ
る。
【0059】また、(A)、(B)の相溶性を向上させる
ため、相溶化剤として変性ポリオレフィン樹脂(C)を
使用する。これは混練中に、マトリックス相を形成する
ポリアミド系エラストマー(A)と反応させ、グラフト
ポリマーを生成させると思われるが、(A)/(B)界面
の界面張力を低下させることで、分散粒子径を小さくで
き、また界面補強することで、機械特性を向上させるこ
ととなると思われる。
【0060】このときの相溶化剤の原料として用いられ
る変性ポリオレフィン樹脂(C)は、不飽和カルボン酸
またはその誘導体を、ベースとなるポリオレフィン樹脂
にグラフト共重合することにより得られる。本発明に用
いられる不飽和カルボン酸またはその誘導体としては、
例えば、アクリル酸、メタアクリル酸、マレイン酸、フ
マール酸等の不飽和ジカルボン酸及びそれらの酸ハライ
ド、アミド、イミド、酸無水物、エステル等の誘導体が
擧げられ、これらの中でもマレイン酸、ナジック酸また
はこれらの酸無水物が好適に用いられる。変性ポリオレ
フィン樹脂のベースとなるポリオレフィン樹脂に不飽和
カルボン酸またはその誘導体をグラフト共重合させる方
法としては、公知の種々の方法を用いることができ、例
えば、変性ポリオレフィンのベースとなるポリオレフィ
ン樹脂に不飽和カルボン酸またはその誘導体及び有機ペ
ルオキシド、有機ペルエステル、アゾ化合物等の重合開
始剤を添加し、溶融混練し共重合させる方法あるいは溶
媒に溶解させ、加熱反応により共重合させる方法等が擧
げられる。このような変性ポリオレフィンは市販品とし
て入手可能であり、例えば住化アトケム社製商品名ボン
ダイン等が例示される。
【0061】また、分子内にエポキシ基を含有する変性
ポリオレフィンは、特に限定するものではなく市販され
ているものであり、エチレンとグリシジルメタアクリレ
ートとの共重合体あるいはエチレン・アクリル酸、エチ
レン・メタクリル酸、エチレン・アクリレート、エチレ
ン・メタクリレート酸等とグリシジルメタアクリレート
との3元共重合体、グリシジルメタアクリレートをグラ
フトしたPP等が例示される。
【0062】(C)成分の添加量は、好ましくは(A)
の1〜20質量%、より好ましくは1〜10質量%である。
【0063】油展オレフィン系共重合体ゴム(B)の架
橋反応に用いる過酸化物は特に限定を受けない。例えば
過酸化ベンゾイル、p−クロルベンゾイルパーオキサイ
ド、アゾビスイソブチロニトリル、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン、2,5−
ジメチル−2,5ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサ
ン、2,2′−ビス(t−ブチルパーオキシ)−p−ジイ
ソプロピルベンゼン、1,1−ビス(t−ブチルペルオキ
シ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、3,5,5
−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、2,4−ジ
クロルベンゾイルパーオキサイド、シクロヘキサノンパ
ーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジ
クミルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサ
イド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、キュメンハイド
ロパーオキサイド等が擧げられる。
【0064】有機過酸化物の使用量は、(B)成分10
0質量部当たり0.5〜10質量部が好ましく、さらに
好ましくは1〜5質量部である。該使用量が過少な場合
は架橋密度が低く、ゴム弾性力が不十分となり、一方、
該使用量が過多な場合は加硫成形時に発泡等の不都合が
生じることがあり、好ましくない。
【0065】本発明においては、有機過酸化物による加
硫時の架橋効率を向上させるため、公知の架橋助剤、p,
p′−ジベンゾイルキノンジオキシム、キノンジオキシ
ム、トリアリルシアヌレート、硫黄、エチレンジメタア
クリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ト
リエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレン
グリコールジメタクリレート、N, N′−m−フェニレン
ビスマレイミド、トリアリルイソシアヌレート、トリメ
チロールプロパントリメタクリレート等を使用してもよ
い。該使用量は0.01〜5.0質量部の範囲で選ぶこと
ができる。このような化合物の配合により、均一かつ緩
和な架橋反応が起こり、機械特性を向上させることが可
能となる。0.01質量未満では効果が現れにくく、5.
0質量分を超えると経済的に有利ではない。
【0066】また、油展オレフィン系共重合体ゴム
(B)の架橋度は、架橋剤の添加位置、方法等で大きく
変わり、本発明の組成物は未架橋分がほとんどない完全
架橋型と未架橋分が存在する部分架橋型に大別される
が、より架橋ゴム的性質を発現させるためには、未架橋
分がほとんどない完全架橋型が好ましい。
【0067】次に、本発明で使用される導電性フィラー
(D)とは、EC (Extra Conductive)、ECF (Extra Condu
ctive Furnace)、SCF (Super Conductive Furnace)、CF
(Conductive Furnace)、アセチレンブラック等(ケッ
チェンブラックEC [商品名]を含む。]、SAF (Super Abr
asion Furnace)、ISAF (Intermediate SAF)、HAF (High
Abrasion Furnace)、FEF (Fast Extruding Furnace)、
GPF (General PurposeFurnace)、SRF(Semi Reinforcin
g Furnace)、FT (Fine Furnace)、MT (MediumThermal)
等のカーボンブラック;AlドープZnO、SnO2(酸化アン
チモンドープ)被属TiO2、SnO2 (酸化アンチモンドー
プ)被属SnO2、SnO2被属TiO2、K2O・nTiO2/SnO2Sb2O5
SnO2(酸化アンチモンドープ)被属複合酸化物等の金属
酸化物;銅粉、銀粉、アルミニウム粉等の金属単体等を
擧げることができる。この中で価格が安く少量で誘電性
を制御しやすいものはカーボンブラックである。通常
は、(A)+(B)+(C)100質量部に対し、(D)成
分を1〜30質量部、特に1〜15質量部範囲で好適に
用いられる。
【0068】本発明の導電性熱可塑性エラストマー組成
物は、特に制限されるものではないが、上記導電性フィ
ラー(D)、例えばカーボンブラックの配合により、そ
の抵抗値を103〜1010Ω・cmとすることが好まし
い。
【0069】さらに、電気抵抗率のムラをなくし、生産
単位毎のバラツキを小さくするために、導電性フィラー
として、電気抵抗率が100Ω・cm以下、好適には5×
10- 1Ω・cm以下ものと、電気抵抗率が101〜1010
Ω・cm、好ましくは101〜105Ω・cmのものと組み合
わせて使用することが好ましい。
【0070】本発明の導電性熱可塑性エラストマー樹脂
の組成物を得るには、ポリアミド系エラストマー(A)
と油展オレフィン系共重合体ゴム(B)を、(A)の融点
以上に加熱し、溶融時に十分に剪断力を与えて、油展オ
レフィン系共重合体ゴム(B)の架橋を行う工程を含む
方法により製造することが好ましい。この方法は動的架
橋と呼ばれる手法であるが、この方法を用いることによ
って本発明の組成物の力学特性は飛躍的に向上する。な
お、このとき用いる装置については特に限定するもので
はなく、ロール、パンパリーミキサー、ニーダー等のバ
ッチ式混練機やスクリュー押出機、ローター型連続混練
機等の連続混練機等を単独または組み合わせて用いられ
る。特に二軸混練機が好ましい。
【0071】導電性フィラー(D)の添加位置として、
(B)の架橋反応終了後に添加した方がよい。これは、
選択的に(A)中に分散させるためである。初期に(A)
/(B)/(C)/(D)をドライブレンドしたものを投
入すると、導電性フィラー(D)が(B)中にも分散する
ため、目標とする電気抵抗が出せない。(A)中に選択的
に存在させることで、少量の(D)の添加量で、目的の
機能を発現させる。特に、導電性フィラー添加による硬
度上昇分を、(A)/((B)+(C))の比率で、特に(B)
の比率が大きいほど、導電性熱可塑性エラストマー組成
物の硬度低減となり、(B)の架橋微分散構造が柔軟
性、変形回復に大きく貢献し、熱可塑性エラストマーの
欠点であった圧縮歪みを低減させる。
【0072】本発明で任意に添加できる熱膨張中空粒子
(E)として、例えば1990年高分子3a巻5月号の紹
介にある松本油脂製薬(株)の熱膨張性マイクロカプセ
ルに代表される発泡材料を示す。これはイソブタン・ぺ
ンタン等の低沸点有機溶剤を塩化ビリニデン・アクリロ
ニトリル・アクリル酸エステル・メタアクリル酸エステ
ル等からなる熱可塑性樹脂カプセルの中に含ませた数十
μm前後の微粒子である。加熱によって熱可塑性樹脂カ
プセルが軟化すると同時に内部の有機溶剤が気化膨張し
て体積で50〜100倍の発泡粒子となる。最適発泡温
度100〜200℃の製品が入手可能である。なお、熱
膨張中空粒子(E)は上記機能を有していればよく、例
示されたものに限定されるものではない。
【0073】熱膨張中空粒子(E)は必要とする発泡倍
率に応じてその量を調整する必要がある。配合量とし
て、(A)+(B)+(C)100質量部に対して1〜30質
量部、好ましくは2〜20質量部である。1質量部未満
の添加では、所定の発泡倍率あるいは硬度低減に寄与せ
ず、逆に30質量部以上では、材料としての機械強度の
低下、あるいは経済的にも有効ではない。
【0074】熱膨張中空粒子(E)の添加は、ローラ成
型前に、導電性熱可塑性エラストマー組成物のペレット
とドライブレンドし、押出成型あるいは射出成型等を行
った方がよい。これはローラ成型において、熱膨張中空
粒子の性質を配慮して不必要な加熱や過度の温度設定を
避けるためである。熱膨張中空粒子は膨張後も加熱を受
けると収縮あるいは破裂してしまうため、成型機内での
過剰な圧力、滞留を避けた設備と条件設定を行うことが
好ましい。
【0075】本発明の現像ローラは、非磁性一成分現像
剤を用いる通常の現像装置に組み込むことができ、具体
的には図3に示すように、トナーを供給するための弾性
ローラー5と静電潜像を保持した感光ドラム1との間
に、本発明現像ローラ3を感光ドラム1と接触した状態
で配設し、弾性ローラ5によりトナー6をこの現像ロー
ラ3に供給し、これを現像ブレード4により均一な薄層
に整え、さらにこの薄層からトナーを感光ドラム1に供
給し、該感光ドラム1の静電潜像にトナーを付着させて
潜像を可視化することができる。なお、図3の詳細につ
いては、従来技術において説明しているのでその説明を
省略する。
【0076】以下、実施例、比較例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
【0077】
【実施例】[実施例1−1]表1に配合を示す。前処理
として5mm×5mm×5mmの角ペレット化し油展オレフィ
ン系共重合体ゴム(商品名エスプレン600F:エチレ
ン含有量70質量%ML1+4100℃:53、油展量 1
00phr(住友化学工業(株)製))36.0質量部
にステアリン酸0.4質量部、酸化防止剤(商品名イル
ガノックス1010、(チバガイギー社製))0.4質
量部、架橋助剤(商品名NFバインマーエチレングリコー
ルジメタクリレート(第1工業製薬(株)製))1.2
質量部、架橋剤(2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキシン(日本油脂(株)製)0.8
質量部、無水マレイン酸変性ポリオレフィン(商品名ボ
ンダインAX8030(住化アトケム製)4.0質量部、
ポリアミド系エラストマー(商品名PEBAX2533(東
レ(株)製):構造は下記化学構造(化1)のポリアミ
ド系エラストマーである)60.0質量%
【0078】
【化1】
【0079】をヘンシェルミキサーを用いて均一ブレン
ド操作を10分間行った。このブレンド物を二軸混練機
を用いて、185℃で150秒間動的加熱処理を行い、
熱可塑性エラストマー組成物を得た。
【0080】さらに、上記熱可塑性エラストマー組成物
100質量部に、導電性フィラー(商品名ケッチェンブ
ラックEC(三菱化学製))10.0質量部をヘンシェル
ミキサーを用いて均一ブレンド操作を10分間行った。
クロスヘッド付きの単軸押出機を用いて、接着層が塗布
してある芯金を同時挿入しながら、200℃でチューブ
上に押出し、肉厚4.0mm、外径16mm, 長さ220mm
のチューブを成形し、現像ローラを得た。
【0081】[硬度]直径29mm、厚さ12.5mmの円
盤片を用いて、JIS K6301 に準拠して、23℃×50%
RHの条件で測定した。測定結果、JIS Aで45度で
あった。
【0082】[圧縮永久歪み]直径29mm、厚さ12.
5mm円盤片を40℃、72時間の条件で25%圧縮し、
次いで24時間、23℃×50%RHの雰囲気中に放置し
た後、JIS K6301準拠して測定した。測定結果は17で
あった。
【0083】[ローラ抵抗]作製した現像ローラに40
0Vの電圧を印加し、所定の電気抵抗計にて、ローラの
電気抵抗を測定した。測定結果、3.5×105Ω・cmで
あった。
【0084】[ドラム汚染性]作製した現像ローラを、
両端の軸本体部に各500gの荷重をかけて、新品の感
光ドラムに押し付け、40℃×95%RHの温室環境下に
1ケ月放置した。そして、感光体を観察して、ロール跡
が認められない場合を○、認められる場合を×として評
価した。測定した結果、感光体の汚染は認められなかっ
た。
【0085】[画像出し]作製した現像ローラを現像ユ
ニットに装着し、非磁性一成分トナーを収容し、15℃
×10%の低温低湿環境下、レーザービームプリンタ
(商品名:Lasershot:キャノン製)にて、6000枚ま
で画像出力した際、初期との画像状態を比較した。画像
出しを行ったところ、全く問題がなかった。
【0086】[実施例1−2〜1−4]導電性熱可塑性
エラストマー組成物を作製する際、表1に示すような配
合比を変更する以外は実施例1と同様に成型し、測定し
た。ローラ抵抗、ドラム汚染性、画像出しについて全く
問題がなかった。
【0087】
【表1】
【0088】[比較例1−1]導電性熱可塑性エラスト
マー組成物を作製する際、表2に示すような配合比を変
更する以外は実施例1−1と同様に成型し、測定した。
結果、硬度が60、圧縮永久歪が35となった。このた
め、画像出しでも、感光ドラムとの均一な接触を得るこ
とができず、安定したニップを形成できないため、濃度
ムラが生じた。
【0089】[比較例1−2]導電性熱可塑性エラスト
マー組成物を作製する際、表2に示すような架橋剤であ
る過酸化物の配合量を変更する以外は実施例1−1と同
様に成型し、測定した。結果、硬度が40となったが、
圧縮永久歪が28と悪くなった。このため、感光ドラム
との接触部に歪変形が残留してしまい、それによって接
触性が低下し、その結果、画像に白抜けが発生した。
【0090】[比較例1−3]導電性熱可塑性エラスト
マー組成物を作製する際、表2に示すようなポリアミド
系エラストマーに単純に導電性フィラー、熱膨張中空粒
子添加し、実施例1−1と同様に成型し、測定した。結
果、硬度が95、圧縮永久歪が56となった。このた
め、画像出しでも、感光ドラムとの均一な接触を得るこ
とができず、安定したニップを形成できないため、濃度
ムラが生じた。
【0091】[比較例1−4]導電性熱可塑性エラスト
マー組成物を作製する際、表2に示すようにポリアミド
系エラストマーに代えて塩ビ系エラストマー(三菱化成
ビニル社製:商品名サンプレーンF1469)を用いる
以外は実施例1と同様に成型し、測定した。結果、硬度
は25、圧縮永久歪が14となった。汚染性の試験で、
塩ビ系エラストマー中に添加されている可塑剤が、感光
ドラム表面に移行し、表面が変質し、跡が残った。画像
出しでも、トナーが付着固化してしまった。
【0092】
【表2】
【0093】[実施例2−1]表1に配合を示す。前処
理として5mm×5mm×5mmの角ペレット化し油展オレフ
ィン系共重合体ゴム(商品名エスプレン600F(住友
化学工業(株)製)36.0質量部にステアリン酸0.4
質量部、酸化防止剤(商品名イルガノックス1010、
(チバガイギー社製))0.4質量部、架橋助剤(商品
名NFバインマーエチレングリコールジメタクリレート
(第1工業製薬(株)製))1.2質量部、架橋剤(2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキ
シン(日本油脂(株)製)0.8質量部、無水マレイン
酸変性ポリオレフィン(商品名ボンダインAX8030
(住化アトケム製)4.0質量部、ポリアミド系エラス
トマー(商品名PEBAX2533(東レ(株)製))60.
0質量%をヘンシェルミキサーを用いて均一ブレンド操
作を10分間行った。このブレンド物を二軸混練機を用
いて、185℃で150秒間動的加熱処理を行い、熱可
塑性エラストマー組成物を得た。
【0094】さらに、上記熱可塑性エラストマー組成物
100質量部に、導電性フィラー(商品名ケッチェンブ
ラックEC(三菱化学製))10.0質量部、熱膨張性中
空粒子(商品名マツモトマイクロスフェアーF−100
(商品名:松本油脂製薬(株)製)12.0質量部をヘ
ンシェルミキサーを用いて均一ブレンド操作を10分間
行った。クロスヘッド付きの単軸押出機を用いて、接着
層が塗布してある芯金を同時挿入しながら、200℃で
チューブ上に押出し、肉厚4.0mm、外径16mm, 長さ
220mmのチューブを成形し、現像ローラを得た。
【0095】得られた組成物は実施例1−1に記載の方
法に準じて測定した。硬度はAskerC で45度、圧縮永
久歪みは19、ローラ抵抗は3.5×105Ω・cm、ドラ
ム汚染性は○および画像出しは全く問題がなかった。
【0096】[実施例2−2〜2−4]導電性熱可塑性
エラストマー組成物を作製する際、表3に示すような配
合比を変更する以外は実施例2−1と同様に成型し、測
定した。ただし、パラフィンオイルの添加については、
液添ポンプを使用し、表1の配合となるように連続かつ
定量的に注入した。二軸押出機ローラ抵抗、ドラム汚染
性、画像出しについて全く問題がなかった。
【0097】
【表3】
【0098】[比較例2−1]導電性熱可塑性エラスト
マー組成物を作製する際、表4に示すような配合比を変
更する以外は実施例2−1と同様に成型し、測定した。
結果、硬度が55、圧縮永久歪が38となった。このた
め、画像出しでも、感光ドラムとの均一な接触を得るこ
とができず、安定したニップを形成できないため、濃度
ムラが生じた。
【0099】[比較例2−2]導電性熱可塑性エラスト
マー組成物を作製する際、表4に示すような架橋剤であ
る過酸化物の配合量を変更する以外は実施例2−1と同
様に成型し、測定した。結果、硬度が40となったが、
圧縮永久歪が35と悪くなった。このため、感光ドラム
との接触部に歪変形が残留してしまい、それによって接
触性が低下し、その結果、画像に白抜けが発生した。
【0100】[比較例2−3]導電性熱可塑性エラスト
マー組成物を作製する際、表4に示すようなポリアミド
系エラストマーに単純に導電性フィラー、熱膨張中空粒
子添加し、実施例2−1と同様に成型し、測定した。結
果、硬度が76、圧縮永久歪が63となった。このた
め、画像出しでも、感光ドラムとの均一な接触を得るこ
とができず、安定したニップを形成できないため、濃度
ムラが生じた。
【0101】[比較例2−4]導電性熱可塑性エラスト
マー組成物を作製する際、実施例に使用した油展EPDMの
代わりに非油展EPDM(商品名501A(住友化学(株)製)
を使用し、表2に示す配合で実施例2−1と同様に成型
し、測定した。結果、硬度は40だが、圧縮永久歪が3
4となった。同配合ではオイルブリードが生じ、ドラム
表面を汚染し、画像出しでも、圧縮永久歪の低下によ
り、感光ドラムとの均一な接触を得ることができず、安
定したニップを形成できないため、白抜けが生じた。
【0102】[比較例2−5]導電性熱可塑性エラスト
マー組成物を作製する際、化学発泡剤アゾジカルボンア
ミド(商品名セルマイクCAP−500(三共化成(株)
製)を使用し、表2に示す配合で実施例2−1と同様に
成型し、測定した結果、硬度が40、圧縮永久歪が35
となった。このため、感光ドラムとの接触部に歪変形が
残留してしまい、それによって接触性が低下し、その結
果、画像に白抜けが発生した。
【0103】
【表4】
【0104】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明は、導電性熱
可塑性エラストマー組成物を用いることで、低硬度化、
低圧縮永久歪化、軟化剤等による表面のブリードがない
ものとし、簡便な製造工程で比較的安価に製造できる現
像ローラ及び現像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像ローラの使用形態の一例の説明図
である。
【図2】従来の現像ローラの構成の説明図である。
【図3】本発明の現像装置の一例の説明図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 容器 3 現像ローラ 3a 芯金 3b 導電性熱可塑性エラストマー組成物 3c 導電性弾性体層あるいは導電性発泡体層 3d 導電性樹脂被覆層 4 現像ブレード 5 弾性ローラー 6 トナー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/16 C08L 23/16 51/06 51/06 91/00 91/00 F16C 13/00 F16C 13/00 E A G03G 15/08 501 G03G 15/08 501D Fターム(参考) 2H077 AD06 BA09 EA14 EA15 FA13 FA22 3J103 AA02 AA12 AA85 BA41 FA14 FA30 GA57 GA58 HA03 HA12 HA20 HA46 4F070 AA16 AA54 AA63 AB03 AB08 AC04 AC13 AC94 AE02 AE06 AE08 GA05 GB07 4J002 AE05Y BB15X BB204 BB214 BN034 CD194 CH05W CL07W CL08W DA036 DA076 DA096 DE096 DE106 DE136 EA018 EK027 EK037 EK047 ET007 FB076 FB288 FD116 FD147 FD150 GB00 GN00 GQ00

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアミド系エラストマー(A)、10
    0℃ムーニー粘度(ML1+4100℃)が120〜350
    であるオレフィン系共重合体ゴム100質量部当たり鉱
    物油系軟化剤を20〜150質量部含有する油展オレフ
    ィン系共重合体ゴム(B)、変性ポリオレフィン樹脂
    (C)、導電性フィラー(D)から構成され、(A)/
    ((B)+(C))=70〜15/30〜85質量部からな
    り、(A)+(B)+(C)100質量部に対して、(D)が
    1〜30質量部、(A)がマトリックス相、(B)成分が
    分散相を形成し、(D)が(A)中に選択的に存在するこ
    とを特徴とする導電性熱可塑性エラストマー組成物。
  2. 【請求項2】 (A)、(B)、(C)と架橋剤、軟化剤
    等から選択される添加剤とを混練し、(A)の溶融時に
    剪断力下、(B)を架橋反応させる工程を有する請求項
    1の導電性熱可塑性エラストマー組成物。
  3. 【請求項3】 (D)の添加を(B)の架橋反応終了後に
    行う請求項1または2に記載の導電性熱可塑性エラスト
    マー組成物。
  4. 【請求項4】 オレフィン系共重合体ゴムが、エチレン
    −プロピレン−非共役ジエン系ゴムである請求項1〜3
    の何れかに記載の導電性熱可塑性エラストマー組成物。
  5. 【請求項5】 エチレン−プロピレン−非共役ジエン系
    ゴムが、プロピレン含有量が10〜55質量%、エチリ
    デンノルボルネン含有量が1〜30質量%のエチレン−
    プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合体ゴムであ
    る請求項1〜4の何れかに記載の導電性熱可塑性エラス
    トマー組成物。
  6. 【請求項6】 油展オレフィン系共重合体ゴム(B)の
    100℃ムーニー粘度(ML1+4100℃)が30〜10
    0である請求項1〜5の何れかに記載の導電性熱可塑性
    エラストマー組成物。
  7. 【請求項7】 ポリアミド系エラストマー(A)がポリ
    アミドとポリエーテルとのブロックコポリマーで、ポリ
    アミド含有量が20〜80質量%であることを特徴とす
    る請求項1〜6の何れかに記載の導電性熱可塑性エラス
    トマー組成物。
  8. 【請求項8】 熱可塑性エラストマー組成物の硬度(J
    IS A)が15〜50度である請求項1〜7の何れか
    記載の導電性熱可塑性エラストマー組成物。
  9. 【請求項9】 さらに熱膨張性中空粒子(E)成分を1
    〜30質量部を添加したことを特徴とする請求項1〜8
    の何れかに記載の導電性熱可塑性エラストマー組成物。
  10. 【請求項10】 熱膨張中空粒子(E)を請求項1〜8
    の組成物に成型前にドライブレンドし、これを発泡成型
    したことを特徴とする発泡弾性ローラ。
  11. 【請求項11】 熱可塑性エラストマー組成物の硬度
    (Asker C)が15〜50度である請求項9に記
    載の導電性熱可塑性エラストマー組成物。
  12. 【請求項12】 請求項1〜8の何れかに記載の導電性
    熱可塑性エラストマー組成物を現像ローラとして用いた
    弾性ローラ。
  13. 【請求項13】 一成分現像剤を収容する現像剤収容容
    器、前記容器から現像剤を現像部に担持輸送する現像ロ
    ーラを有する現像装置において、前記現像ローラが請求
    項12記載の弾性ローラであることを特徴とする現像装
    置。
  14. 【請求項14】 少なくとも電子写真感光体及び現像装
    置を一体的にカートリッジ化し、画像形成装置本体に対
    して着脱可能としたプロセスカートリッジにおいて、該
    現像値が、一成分現像剤を収容する現像剤収容容器、前
    記容器から現像剤を現像部に担持搬送する現像ローラを
    有する現像装置において、前記現像ローラが請求項13
    に記載の弾性ローラであることを特徴とする現像装置。
  15. 【請求項15】 一成分現像剤を収容する現像剤収容容
    器、前記容器から現像剤を現像部に担持輸送する現像ロ
    ーラを有する現像装置において、前記現像ローラが請求
    項10記載の弾性発泡ローラであることを特徴とする現
    像装置。
  16. 【請求項16】 少なくとも電子写真感光体及び現像装
    置を一体的にカートリッジ化し、画像形成装置本体に対
    して着脱可能としたプロセスカートリッジにおいて、該
    現像値が、一成分現像剤を収容する現像剤収容容器、前
    記容器から現像剤を現像部に担持搬送する現像ローラを
    有する現像装置において、前記現像ローラが請求項10
    に記載の弾性発泡ローラであることを特徴とする現像装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項10または12記載の弾性ロー
    ラまたは弾性発泡ローラから選ばれたローラを使用済み
    装置から導電性熱可塑性エラストマー組成物を回収し、
    再度ローラに再生する方法。
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