JP2002171548A - マルチキャストサービス提供方法、無線基地局及び無線端末 - Google Patents
マルチキャストサービス提供方法、無線基地局及び無線端末Info
- Publication number
- JP2002171548A JP2002171548A JP2000366015A JP2000366015A JP2002171548A JP 2002171548 A JP2002171548 A JP 2002171548A JP 2000366015 A JP2000366015 A JP 2000366015A JP 2000366015 A JP2000366015 A JP 2000366015A JP 2002171548 A JP2002171548 A JP 2002171548A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base station
- wireless
- multicast data
- wireless base
- multicast
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 無線端末の移動時に通信の相手方となる無線
基地局を迅速に切り替えることを可能にしたマルチキャ
ストサービス提供方法、無線基地局及び無線端末を提供
する。 【解決手段】 無線端末２０が無線ゾーンをまたいで移
動すると、無線端末側ハンドオーバ制御装置２７は、切
替要求信号を移動先の無線基地局１０に送信する。無線
基地局側ハンドオーバ制御装置１６は、切替要求信号で
指定されるマルチキャストデータを配信するように、無
線基地局側マルチキャスト制御装置１５を制御するとと
もに、切替応答信号を無線端末２０に送信する。無線端
末側ハンドオーバ制御装置２７は、切替応答信号に従っ
て、無線チャネルの切替を制御し、無線端末側ハンドオ
ーバ制御装置２７は、マルチキャストデータの受信を開
始する。
基地局を迅速に切り替えることを可能にしたマルチキャ
ストサービス提供方法、無線基地局及び無線端末を提供
する。 【解決手段】 無線端末２０が無線ゾーンをまたいで移
動すると、無線端末側ハンドオーバ制御装置２７は、切
替要求信号を移動先の無線基地局１０に送信する。無線
基地局側ハンドオーバ制御装置１６は、切替要求信号で
指定されるマルチキャストデータを配信するように、無
線基地局側マルチキャスト制御装置１５を制御するとと
もに、切替応答信号を無線端末２０に送信する。無線端
末側ハンドオーバ制御装置２７は、切替応答信号に従っ
て、無線チャネルの切替を制御し、無線端末側ハンドオ
ーバ制御装置２７は、マルチキャストデータの受信を開
始する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチキャストサ
ービス提供方法に係り、詳しくは、無線基地局から無線
端末に対してマルチキャストデータを配信するマルチキ
ャストサービス提供方法に関する。
ービス提供方法に係り、詳しくは、無線基地局から無線
端末に対してマルチキャストデータを配信するマルチキ
ャストサービス提供方法に関する。
【０００２】また、本発明は、上述のようなマルチキャ
ストサービス提供方法に適用される無線基地局及び無線
端末に関する。
ストサービス提供方法に適用される無線基地局及び無線
端末に関する。
【０００３】
【従来の技術】移動体通信におけるマルチキャストサー
ビスでは、所定の条件を満たす特定且つ複数の無線端末
に対して同時にデータ（マルチキャストデータ）が配信
される。このマルチキャストサービスの代表例として、
高度無線呼出システム（高度無線呼出システム 標準規
格 RCR STD-34A 、（社）電波産業会）がある。しかし
ながら、この高度無線呼出システムでは、無線端末が存
在しない無線ゾーンにおいてもマルチキャストデータが
配信されてしまうため、無線リソースの有効利用を図る
ことが困難であった。このため、マルチキャストデータ
の配信を希望する無線端末が存在する無線ゾーンに限っ
て、そのマルチキャストデータの配信を行うようにした
マルチキャストシステムが提案されている。
ビスでは、所定の条件を満たす特定且つ複数の無線端末
に対して同時にデータ（マルチキャストデータ）が配信
される。このマルチキャストサービスの代表例として、
高度無線呼出システム（高度無線呼出システム 標準規
格 RCR STD-34A 、（社）電波産業会）がある。しかし
ながら、この高度無線呼出システムでは、無線端末が存
在しない無線ゾーンにおいてもマルチキャストデータが
配信されてしまうため、無線リソースの有効利用を図る
ことが困難であった。このため、マルチキャストデータ
の配信を希望する無線端末が存在する無線ゾーンに限っ
て、そのマルチキャストデータの配信を行うようにした
マルチキャストシステムが提案されている。
【０００４】このマルチキャストシステムでは、無線基
地局が止まり木チャネルという制御信号を自局の無線ゾ
ーン内に報知し、その無線ゾーン内の無線端末がこれを
定期的に受信する。止まり木チャネルには、無線端末が
マルチキャストデータを受信するために必須な情報であ
るマルチキャスト管理表の報知タイミング、及びそのマ
ルチキャスト管理表の報知に使用される無線チャネルを
特定するための情報が挿入されている。
地局が止まり木チャネルという制御信号を自局の無線ゾ
ーン内に報知し、その無線ゾーン内の無線端末がこれを
定期的に受信する。止まり木チャネルには、無線端末が
マルチキャストデータを受信するために必須な情報であ
るマルチキャスト管理表の報知タイミング、及びそのマ
ルチキャスト管理表の報知に使用される無線チャネルを
特定するための情報が挿入されている。
【０００５】マルチキャスト管理表は、無線基地局側の
マルチキャスト制御装置によって生成されるものであ
り、配信しているマルチキャストデータを指定する番組
名と、そのマルチキャストデータが配信される無線チャ
ネルを指定する無線チャネル番号と、配信の停止を自局
の無線ゾーン内の無線端末に問い合わせるために用いら
れる配信確認１及び配信確認２からなる。番組名には、
例えばＩＰアドレスが用いられる。無線チャネル番号
は、１つの番号に対してキャリア周波数や、無線スロッ
ト、拡散符号などの値が一意に決定されるようにしてお
く。
マルチキャスト制御装置によって生成されるものであ
り、配信しているマルチキャストデータを指定する番組
名と、そのマルチキャストデータが配信される無線チャ
ネルを指定する無線チャネル番号と、配信の停止を自局
の無線ゾーン内の無線端末に問い合わせるために用いら
れる配信確認１及び配信確認２からなる。番組名には、
例えばＩＰアドレスが用いられる。無線チャネル番号
は、１つの番号に対してキャリア周波数や、無線スロッ
ト、拡散符号などの値が一意に決定されるようにしてお
く。
【０００６】マルチキャストデータの受信を希望してい
る無線端末は、止まり木チャネルに挿入されている、マ
ルチキャスト管理表の報知に使用される無線チャネルを
特定するための情報を基に、マルチキャスト管理表を受
信し、希望するマルチキャストデータが配信されている
か否かを判定する。
る無線端末は、止まり木チャネルに挿入されている、マ
ルチキャスト管理表の報知に使用される無線チャネルを
特定するための情報を基に、マルチキャスト管理表を受
信し、希望するマルチキャストデータが配信されている
か否かを判定する。
【０００７】希望するマルチキャストデータが配信され
ている場合には、無線端末は、マルチキャスト管理表か
ら希望するマルチキャストデータが配信されている無線
チャネルを認識し、その無線チャネルに切り替えて希望
するマルチキャストデータを受信する。
ている場合には、無線端末は、マルチキャスト管理表か
ら希望するマルチキャストデータが配信されている無線
チャネルを認識し、その無線チャネルに切り替えて希望
するマルチキャストデータを受信する。
【０００８】一方、希望するマルチキャストデータが配
信されていない場合には、無線端末は、無線基地局に対
して、希望するマルチキャストデータを指定する情報を
含む配信要求信号を送信する。この配信要求信号を受信
した無線基地局は、要求されたマルチキャストデータの
配信を開始する。その後、無線基地局は、このマルチキ
ャストデータの配信に応じて、マルチキャスト管理表を
更新し、次のタイミングにおいて更新されたマルチキャ
スト管理表を報知する。無線端末は、この更新されたマ
ルチキャスト管理表を受信することにより、希望するマ
ルチキャストデータの配信の開始と、その配信に使用さ
れる無線チャネルを認識し、その無線チャネルに切り替
えて希望するマルチキャストデータの受信を開始する。
信されていない場合には、無線端末は、無線基地局に対
して、希望するマルチキャストデータを指定する情報を
含む配信要求信号を送信する。この配信要求信号を受信
した無線基地局は、要求されたマルチキャストデータの
配信を開始する。その後、無線基地局は、このマルチキ
ャストデータの配信に応じて、マルチキャスト管理表を
更新し、次のタイミングにおいて更新されたマルチキャ
スト管理表を報知する。無線端末は、この更新されたマ
ルチキャスト管理表を受信することにより、希望するマ
ルチキャストデータの配信の開始と、その配信に使用さ
れる無線チャネルを認識し、その無線チャネルに切り替
えて希望するマルチキャストデータの受信を開始する。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マルチキャ
ストサービスにおいても無線端末の移動によりハンドオ
ーバ制御が必要となる。しかしながら、隣接する無線基
地局間では使用される無線チャネルが異なるため、無線
端末は同じ無線チャネルでマルチキャストデータを受信
することができない。
ストサービスにおいても無線端末の移動によりハンドオ
ーバ制御が必要となる。しかしながら、隣接する無線基
地局間では使用される無線チャネルが異なるため、無線
端末は同じ無線チャネルでマルチキャストデータを受信
することができない。
【００１０】このため、上述したマルチキャストシステ
ムでは、マルチキャストデータを受信しながら移動する
無線端末は、その移動によりマルチキャストデータの配
信元となる無線基地局を切り替える必要が生じた場合
に、移動先の無線基地局から再度止まり木チャネルを受
信し、その止まり木チャネルに含まれる、マルチキャス
ト管理表の報知タイミング及びそのマルチキャスト管理
表の報知に使用される無線チャネルを特定するための情
報に基づいてマルチキャスト管理表を受信した上で、そ
のマルチキャスト管理表から希望するマルチキャストデ
ータが配信されている無線チャネルを認識し、その無線
チャネルに切り替えてマルチキャストデータを受信する
必要がある。即ち、無線端末は、移動によりマルチキャ
ストデータの配信元となる無線基地局を切り替える必要
が生じる毎に、止まり木チャネルの受信以降の動作を繰
り返さなければならず、移動先の無線基地局からのマル
チキャストデータを受信するまでに時間がかかる。
ムでは、マルチキャストデータを受信しながら移動する
無線端末は、その移動によりマルチキャストデータの配
信元となる無線基地局を切り替える必要が生じた場合
に、移動先の無線基地局から再度止まり木チャネルを受
信し、その止まり木チャネルに含まれる、マルチキャス
ト管理表の報知タイミング及びそのマルチキャスト管理
表の報知に使用される無線チャネルを特定するための情
報に基づいてマルチキャスト管理表を受信した上で、そ
のマルチキャスト管理表から希望するマルチキャストデ
ータが配信されている無線チャネルを認識し、その無線
チャネルに切り替えてマルチキャストデータを受信する
必要がある。即ち、無線端末は、移動によりマルチキャ
ストデータの配信元となる無線基地局を切り替える必要
が生じる毎に、止まり木チャネルの受信以降の動作を繰
り返さなければならず、移動先の無線基地局からのマル
チキャストデータを受信するまでに時間がかかる。
【００１１】このように、無線端末が移動先の無線基地
局からのマルチキャストデータを受信するまでに時間が
かかると、無線端末と移動元の無線基地局との距離が次
第に遠くなり、これらの間の通信にエラーが生じやすく
なる。
局からのマルチキャストデータを受信するまでに時間が
かかると、無線端末と移動元の無線基地局との距離が次
第に遠くなり、これらの間の通信にエラーが生じやすく
なる。
【００１２】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、その目的は、無線端末の移動時に通信の相手方とな
る無線基地局を迅速に切り替えることを可能にしたマル
チキャストサービス提供方法、無線基地局及び無線端末
を提供することにある。
り、その目的は、無線端末の移動時に通信の相手方とな
る無線基地局を迅速に切り替えることを可能にしたマル
チキャストサービス提供方法、無線基地局及び無線端末
を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は請求項１に記載されるように、無線基地局
から無線端末に対してマルチキャストデータを配信する
マルチキャストサービス提供方法において、マルチキャ
ストデータの配信を受ける無線端末は、通信の相手方を
移動元の無線基地局から移動先の無線基地局に切り替え
る必要が生じた場合に、該移動先の無線基地局に対し
て、マルチキャストデータの配信要求を送信し、移動先
の無線基地局は、上記無線端末からの配信要求に応じ、
マルチキャストデータの配信に使用される無線チャネル
の情報を上記無線端末に対して送信し、無線端末は、上
記移動先の無線基地局からの無線チャネルの情報に基づ
き無線チャネルを切り替えて、その移動先の無線基地局
からのマルチキャストデータを受信するように構成され
る。
め、本発明は請求項１に記載されるように、無線基地局
から無線端末に対してマルチキャストデータを配信する
マルチキャストサービス提供方法において、マルチキャ
ストデータの配信を受ける無線端末は、通信の相手方を
移動元の無線基地局から移動先の無線基地局に切り替え
る必要が生じた場合に、該移動先の無線基地局に対し
て、マルチキャストデータの配信要求を送信し、移動先
の無線基地局は、上記無線端末からの配信要求に応じ、
マルチキャストデータの配信に使用される無線チャネル
の情報を上記無線端末に対して送信し、無線端末は、上
記移動先の無線基地局からの無線チャネルの情報に基づ
き無線チャネルを切り替えて、その移動先の無線基地局
からのマルチキャストデータを受信するように構成され
る。
【００１４】このようなマルチキャストサービス提供方
法では、無線端末は、通信の相手方を移動元の無線基地
局から移動先の無線基地局に切り替える必要が生じた場
合に、移動先の無線基地局に対して配信要求を送信する
だけで、該配信要求に応じて、移動先の無線基地局から
マルチキャストデータの配信に使用される無線チャネル
の情報が送信されるため、その無線チャネルの情報に基
づいて無線チャネルを切り替えることでマルチキャスト
データを受信する。従って、従来のように、無線端末
が、移動先の無線基地局から再度止まり木チャネルを受
信し、更に該止まり木チャネルに含まれる情報に基づい
てマルチキャスト管理表を受信して、マルチキャスト管
理表により送信に使用される無線チャネルとを認識した
上でマルチキャストデータを受信する場合よりも、通信
の相手方となる無線基地局を迅速に切り替えることが可
能となる。
法では、無線端末は、通信の相手方を移動元の無線基地
局から移動先の無線基地局に切り替える必要が生じた場
合に、移動先の無線基地局に対して配信要求を送信する
だけで、該配信要求に応じて、移動先の無線基地局から
マルチキャストデータの配信に使用される無線チャネル
の情報が送信されるため、その無線チャネルの情報に基
づいて無線チャネルを切り替えることでマルチキャスト
データを受信する。従って、従来のように、無線端末
が、移動先の無線基地局から再度止まり木チャネルを受
信し、更に該止まり木チャネルに含まれる情報に基づい
てマルチキャスト管理表を受信して、マルチキャスト管
理表により送信に使用される無線チャネルとを認識した
上でマルチキャストデータを受信する場合よりも、通信
の相手方となる無線基地局を迅速に切り替えることが可
能となる。
【００１５】無線端末からの配信要求を移動先の無線基
地局に確実に受信させるという観点から、本発明は請求
項２に記載されるように、前記マルチキャストサービス
提供方法において、無線端末は、移動元の無線基地局に
上記マルチキャストデータの配信要求を送信し、該移動
元の無線基地局を経由して上記移動先の無線基地局に上
記マルチキャストデータの配信要求が送信されるように
構成することができる。
地局に確実に受信させるという観点から、本発明は請求
項２に記載されるように、前記マルチキャストサービス
提供方法において、無線端末は、移動元の無線基地局に
上記マルチキャストデータの配信要求を送信し、該移動
元の無線基地局を経由して上記移動先の無線基地局に上
記マルチキャストデータの配信要求が送信されるように
構成することができる。
【００１６】同様に、無線端末からの配信要求を移動先
の無線基地局に確実に受信させるという観点から、本発
明は請求項３に記載されるように、前記マルチキャスト
サービス提供方法において、無線端末は、配信要求を送
信してから所定時間内に、マルチキャストデータの配信
に使用される無線チャネルの情報を受信することができ
なかった場合に、再度配信要求を送信するように構成す
ることができる。
の無線基地局に確実に受信させるという観点から、本発
明は請求項３に記載されるように、前記マルチキャスト
サービス提供方法において、無線端末は、配信要求を送
信してから所定時間内に、マルチキャストデータの配信
に使用される無線チャネルの情報を受信することができ
なかった場合に、再度配信要求を送信するように構成す
ることができる。
【００１７】更に同様の観点から、本発明は請求項４に
記載されるように、前記マルチキャストサービス提供方
法において、無線端末は、配信要求を複数回送信するよ
うに構成することができる。
記載されるように、前記マルチキャストサービス提供方
法において、無線端末は、配信要求を複数回送信するよ
うに構成することができる。
【００１８】また、予め無線端末に移動先の無線基地局
が配信するマルチキャストデータを認識させ、移動先の
無線基地局が希望のマルチキャストデータを配信してい
れば、無線端末が配信要求を送信することなく、直ちに
マルチキャストデータを受信することができるようにし
て、移動時のマルチキャストデータの受信をより迅速に
行わせるという観点から、本発明は請求項５に記載され
るように、前記マルチキャストサービス提供方法におい
て、移動元の無線基地局は、自局に隣接する無線基地局
から配信されるマルチキャストデータに関する情報を取
得し、該マルチキャストデータに関する情報を送信し、
無線端末は、上記移動元の無線基地局からのマルチキャ
ストデータに関する情報に基づき、移動先の無線基地局
が希望のマルチキャストデータを配信していないと判断
した場合に、上記マルチキャストデータの配信要求が移
動先の無線基地局により受信されるように当該移動先の
無線基地局又は移動元の無線基地局に対して、該配信要
求を送信するように構成することができる。例えば、マ
ルチキャストデータに関する情報には、配信されている
マルチキャストデータを特定する情報や、そのマルチキ
ャストデータの配信に使用される無線チャネルの情報が
含まれる。
が配信するマルチキャストデータを認識させ、移動先の
無線基地局が希望のマルチキャストデータを配信してい
れば、無線端末が配信要求を送信することなく、直ちに
マルチキャストデータを受信することができるようにし
て、移動時のマルチキャストデータの受信をより迅速に
行わせるという観点から、本発明は請求項５に記載され
るように、前記マルチキャストサービス提供方法におい
て、移動元の無線基地局は、自局に隣接する無線基地局
から配信されるマルチキャストデータに関する情報を取
得し、該マルチキャストデータに関する情報を送信し、
無線端末は、上記移動元の無線基地局からのマルチキャ
ストデータに関する情報に基づき、移動先の無線基地局
が希望のマルチキャストデータを配信していないと判断
した場合に、上記マルチキャストデータの配信要求が移
動先の無線基地局により受信されるように当該移動先の
無線基地局又は移動元の無線基地局に対して、該配信要
求を送信するように構成することができる。例えば、マ
ルチキャストデータに関する情報には、配信されている
マルチキャストデータを特定する情報や、そのマルチキ
ャストデータの配信に使用される無線チャネルの情報が
含まれる。
【００１９】また、上記の目的を達成するため、本発明
は請求項６に記載されるように、無線端末に対してマル
チキャストデータを送信する無線基地局において、無線
端末から送信されるマルチキャストデータの配信要求を
受信する配信要求受信手段と、上記無線端末からの上記
マルチキャストデータの配信要求に応じ、マルチキャス
トデータの配信に使用される無線チャネルの情報を送信
する無線チャネル情報送信手段とを有する。
は請求項６に記載されるように、無線端末に対してマル
チキャストデータを送信する無線基地局において、無線
端末から送信されるマルチキャストデータの配信要求を
受信する配信要求受信手段と、上記無線端末からの上記
マルチキャストデータの配信要求に応じ、マルチキャス
トデータの配信に使用される無線チャネルの情報を送信
する無線チャネル情報送信手段とを有する。
【００２０】この場合、前記配信要求受信手段は、請求
項７に記載されるように、無線端末から他の無線基地局
を介して送信されるマルチキャストデータの配信要求を
受信するようにしても良い。また、請求項８に記載され
るように、自局に隣接する無線基地局から送信されるマ
ルチキャストデータに関する情報を取得するマルチキャ
スト情報取得手段と、該マルチキャストデータに関する
情報を送信するマルチキャスト情報送信手段とを有する
ようにしても良い。
項７に記載されるように、無線端末から他の無線基地局
を介して送信されるマルチキャストデータの配信要求を
受信するようにしても良い。また、請求項８に記載され
るように、自局に隣接する無線基地局から送信されるマ
ルチキャストデータに関する情報を取得するマルチキャ
スト情報取得手段と、該マルチキャストデータに関する
情報を送信するマルチキャスト情報送信手段とを有する
ようにしても良い。
【００２１】また、上記の目的を達成するため、本発明
は請求項９に記載されるように、無線基地局から配信さ
れるマルチキャストデータを受信する無線端末におい
て、通信の相手方を移動元の無線基地局から移動先の無
線基地局に切り替える必要が生じた場合に、移動先の無
線基地局に対して、マルチキャストデータの配信要求を
送信する配信要求送信手段と、該配信要求に応じて移動
先の無線基地局から送信される、マルチキャストデータ
の配信に使用される無線チャネルに関する情報に基づき
無線チャネルを切り替えて、移動先の無線基地局から配
信されるマルチキャストデータを受信するためのマルチ
キャストデータ受信制御手段とを有する。
は請求項９に記載されるように、無線基地局から配信さ
れるマルチキャストデータを受信する無線端末におい
て、通信の相手方を移動元の無線基地局から移動先の無
線基地局に切り替える必要が生じた場合に、移動先の無
線基地局に対して、マルチキャストデータの配信要求を
送信する配信要求送信手段と、該配信要求に応じて移動
先の無線基地局から送信される、マルチキャストデータ
の配信に使用される無線チャネルに関する情報に基づき
無線チャネルを切り替えて、移動先の無線基地局から配
信されるマルチキャストデータを受信するためのマルチ
キャストデータ受信制御手段とを有する。
【００２２】この場合、前記配信要求送信手段は、請求
項１０に記載されるように、移動元の無線基地局に上記
マルチキャストデータの配信要求を送信し、該移動元の
無線基地局を経由して上記移動先の無線基地局に上記マ
ルチキャストデータの配信要求が送信されるようにして
も良い。また、前記配信要求送信手段は、請求項１１に
記載されるように、配信要求を送信してから所定時間内
に、マルチキャストデータの配信に使用される無線チャ
ネルの情報を受信することができなかった場合に、再度
配信要求を送信するようにしても良い。更には、前記配
信要求送信手段は、請求項１２に記載されるように、配
信要求を複数回送信するようにしても良い。また、前記
配信要求送信手段は、請求項１３に記載されるように、
移動元の無線基地局から受信したその局に隣接する無線
基地局から配信されるマルチキャストデータに関する情
報に基づき、移動先の無線基地局が希望のマルチキャス
トデータを配信していないと判断した場合に、上記マル
チキャストデータの配信要求が移動先の無線基地局によ
り受信されるように当該移動先の無線基地局又は移動元
の無線基地局に対して、該配信要求を送信するようにし
ても良い。
項１０に記載されるように、移動元の無線基地局に上記
マルチキャストデータの配信要求を送信し、該移動元の
無線基地局を経由して上記移動先の無線基地局に上記マ
ルチキャストデータの配信要求が送信されるようにして
も良い。また、前記配信要求送信手段は、請求項１１に
記載されるように、配信要求を送信してから所定時間内
に、マルチキャストデータの配信に使用される無線チャ
ネルの情報を受信することができなかった場合に、再度
配信要求を送信するようにしても良い。更には、前記配
信要求送信手段は、請求項１２に記載されるように、配
信要求を複数回送信するようにしても良い。また、前記
配信要求送信手段は、請求項１３に記載されるように、
移動元の無線基地局から受信したその局に隣接する無線
基地局から配信されるマルチキャストデータに関する情
報に基づき、移動先の無線基地局が希望のマルチキャス
トデータを配信していないと判断した場合に、上記マル
チキャストデータの配信要求が移動先の無線基地局によ
り受信されるように当該移動先の無線基地局又は移動元
の無線基地局に対して、該配信要求を送信するようにし
ても良い。
【００２３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は、本発明の実施の形態に係
るマルチキャストサービス提供方法が適用されるマルチ
キャストシステムの構成例を示す図である。
に基づいて説明する。図１は、本発明の実施の形態に係
るマルチキャストサービス提供方法が適用されるマルチ
キャストシステムの構成例を示す図である。
【００２４】同図に示すマルチキャストシステムは、無
線基地局１０、無線端末２０により構成される。無線基
地局１０は、例えばＩＰ網等の基幹網を経由して提供さ
れる情報（マルチキャストデータ）をその無線エリア内
に存在する無線端末２０に送信（配信）する。無線端末
２０は、例えば携帯電話機や通信機能を有するパーソナ
ルコンピュータ端末（ＰＣ端末）であり、無線基地局か
ら配信されるマルチキャストデータを受信しており、移
動が生じた場合に通信の相手方となる無線基地局を迅速
に切り替える。
線基地局１０、無線端末２０により構成される。無線基
地局１０は、例えばＩＰ網等の基幹網を経由して提供さ
れる情報（マルチキャストデータ）をその無線エリア内
に存在する無線端末２０に送信（配信）する。無線端末
２０は、例えば携帯電話機や通信機能を有するパーソナ
ルコンピュータ端末（ＰＣ端末）であり、無線基地局か
ら配信されるマルチキャストデータを受信しており、移
動が生じた場合に通信の相手方となる無線基地局を迅速
に切り替える。
【００２５】無線基地局１０は、ネットワークインタフ
ェース１１、無線リンク制御装置１２、送受信機１３、
アンテナ１４、無線基地局側マルチキャスト制御装置１
５、無線基地局側ハンドオーバ制御装置１６、入出力装
置１７を有する。
ェース１１、無線リンク制御装置１２、送受信機１３、
アンテナ１４、無線基地局側マルチキャスト制御装置１
５、無線基地局側ハンドオーバ制御装置１６、入出力装
置１７を有する。
【００２６】ネットワークインタフェース１１は、ＯＳ
Ｉ参照モデル第３層に関する制御を行う。具体的には通
信プロトコルにＴＣＰ／ＩＰを用いた場合、ネットワー
クインタフェース１１は、ＩＰパケットの組み立て及び
分解や、マルチキャストアドレスの取り出し及び挿入を
行う。
Ｉ参照モデル第３層に関する制御を行う。具体的には通
信プロトコルにＴＣＰ／ＩＰを用いた場合、ネットワー
クインタフェース１１は、ＩＰパケットの組み立て及び
分解や、マルチキャストアドレスの取り出し及び挿入を
行う。
【００２７】無線リンク制御装置１２は、ＯＳＩ参照モ
デル第２層に関する制御を行う。具体的には無線リンク
制御装置１２は、マルチキャストデータを挿入するデー
タチャネルや各種制御チャネルを組み合わせた無線フレ
ームの組み立て及び分解を行う。
デル第２層に関する制御を行う。具体的には無線リンク
制御装置１２は、マルチキャストデータを挿入するデー
タチャネルや各種制御チャネルを組み合わせた無線フレ
ームの組み立て及び分解を行う。
【００２８】送受信機１３は、ＯＳＩ参照モデル第１層
に関する制御を行う。具体的には送受信機１３は、無線
リンク制御装置１２からのベースバンド信号を無線信号
に変換してアンテナ１４から送信したり、アンテナ１４
からの無線信号をベースバンド信号に変換することによ
り、無線信号の送受信を行う。
に関する制御を行う。具体的には送受信機１３は、無線
リンク制御装置１２からのベースバンド信号を無線信号
に変換してアンテナ１４から送信したり、アンテナ１４
からの無線信号をベースバンド信号に変換することによ
り、無線信号の送受信を行う。
【００２９】無線基地局側マルチキャスト制御装置１５
は、後述する無線端末２０のマルチキャスト制御装置と
協調してマルチキャストのための制御を行う。また、無
線基地局側マルチキャスト制御装置１５は、無線端末２
０がマルチキャストデータを受信するために必要な情報
であるマルチキャスト管理表を生成する。マルチキャス
ト管理表の詳細については後述する。
は、後述する無線端末２０のマルチキャスト制御装置と
協調してマルチキャストのための制御を行う。また、無
線基地局側マルチキャスト制御装置１５は、無線端末２
０がマルチキャストデータを受信するために必要な情報
であるマルチキャスト管理表を生成する。マルチキャス
ト管理表の詳細については後述する。
【００３０】無線基地局側ハンドオーバ制御装置１６
は、無線基地局側マルチキャスト制御装置１５に対して
マルチキャストデータの配信を指示したり、無線端末２
０に対してマルチキャストデータの配信に使用される無
線チャネルを通知する制御を行う。具体的には無線基地
局側ハンドオーバ制御装置１６は、基幹網からネットワ
ークインタフェースを経由して得られるマルチキャスト
アドレスや、無線リンク制御装置１２から得られるリン
ク制御に関する情報を基に、無線端末２０がその相手方
となる無線基地局を切り替えるためのハンドオーバ制御
を行うとともに、送受信機１３に対してマルチキャスト
に用いられる無線チャネルを指示する。
は、無線基地局側マルチキャスト制御装置１５に対して
マルチキャストデータの配信を指示したり、無線端末２
０に対してマルチキャストデータの配信に使用される無
線チャネルを通知する制御を行う。具体的には無線基地
局側ハンドオーバ制御装置１６は、基幹網からネットワ
ークインタフェースを経由して得られるマルチキャスト
アドレスや、無線リンク制御装置１２から得られるリン
ク制御に関する情報を基に、無線端末２０がその相手方
となる無線基地局を切り替えるためのハンドオーバ制御
を行うとともに、送受信機１３に対してマルチキャスト
に用いられる無線チャネルを指示する。
【００３１】また、無線基地局側ハンドオーバ制御装置
１６は、ネットワークインタフェース１１とこれに繋が
る基幹網を経由して隣接する無線基地局との間でマルチ
キャスト管理表を交換し、無線端末２０に対して自局及
び隣接する無線基地局のマルチキャスト管理表を報知す
るために無線リンク制御装置１２を制御する。
１６は、ネットワークインタフェース１１とこれに繋が
る基幹網を経由して隣接する無線基地局との間でマルチ
キャスト管理表を交換し、無線端末２０に対して自局及
び隣接する無線基地局のマルチキャスト管理表を報知す
るために無線リンク制御装置１２を制御する。
【００３２】一方、無線端末２０は、アンテナ２１、送
受信機２２、無線リンク制御装置２３、ユーザインタフ
ェース２４、入出力装置２５、無線端末側マルチキャス
ト制御装置２６、無線端末側ハンドオーバ制御装置２７
を有する。
受信機２２、無線リンク制御装置２３、ユーザインタフ
ェース２４、入出力装置２５、無線端末側マルチキャス
ト制御装置２６、無線端末側ハンドオーバ制御装置２７
を有する。
【００３３】送受信機２２及び無線リンク制御装置２３
は、それぞれ無線基地局１０内の送受信機１３及び無線
リンク制御装置１２と同等の動作を行う。但し、送受信
機２２は、無線基地局１０から送信される信号の電界強
度の測定も併せて行う。
は、それぞれ無線基地局１０内の送受信機１３及び無線
リンク制御装置１２と同等の動作を行う。但し、送受信
機２２は、無線基地局１０から送信される信号の電界強
度の測定も併せて行う。
【００３４】ユーザインタフェース２４は、無線リンク
制御装置２３からの信号についてＴＣＰ／ＩＰプロトコ
ルを終端し、入出力装置２５とのインタフェースをと
る。入出力装置２５は、音声や画像等の入出力を行うも
のであり、ディスプレイ、スピーカ、マイク、各種キー
ボード、外部接続端子等から構成される。
制御装置２３からの信号についてＴＣＰ／ＩＰプロトコ
ルを終端し、入出力装置２５とのインタフェースをと
る。入出力装置２５は、音声や画像等の入出力を行うも
のであり、ディスプレイ、スピーカ、マイク、各種キー
ボード、外部接続端子等から構成される。
【００３５】無線端末側マルチキャスト制御装置２６
は、ユーザインタフェース２４から得られる情報に基づ
いて、無線リンク制御装置２３を経由して無線基地局側
マルチキャスト制御装置１５と通信しながら、マルチキ
ャストのための制御を行う。
は、ユーザインタフェース２４から得られる情報に基づ
いて、無線リンク制御装置２３を経由して無線基地局側
マルチキャスト制御装置１５と通信しながら、マルチキ
ャストのための制御を行う。
【００３６】無線端末側ハンドオーバ制御装置２７は、
ハンドオーバ契機の検出、移動先の無線基地局の選択、
移動先の無線基地局に対するマルチキャストデータの配
信要求、及び、移動先の無線基地局におけるマルチキャ
スト管理表の取得を行う。
ハンドオーバ契機の検出、移動先の無線基地局の選択、
移動先の無線基地局に対するマルチキャストデータの配
信要求、及び、移動先の無線基地局におけるマルチキャ
スト管理表の取得を行う。
【００３７】具体的には無線端末側ハンドオーバ制御装
置２７は、送受信機２２から得られる電界強度に関する
情報と無線リンク制御装置２３から得られるリンク制御
に関する情報を基に、無線基地局側ハンドオーバ制御装
置１６と同期を取ってハンドオーバを行う。また、無線
端末側ハンドオーバ制御装置２７は、送受信機２２に対
してマルチキャストに用いられる無線チャネルを指示す
る。
置２７は、送受信機２２から得られる電界強度に関する
情報と無線リンク制御装置２３から得られるリンク制御
に関する情報を基に、無線基地局側ハンドオーバ制御装
置１６と同期を取ってハンドオーバを行う。また、無線
端末側ハンドオーバ制御装置２７は、送受信機２２に対
してマルチキャストに用いられる無線チャネルを指示す
る。
【００３８】以下、上述した機能を実現する実施例とし
て、無線端末が移動先の無線基地局に対して、直接に又
は移動元の無線基地局を経由してマルチキャストデータ
の配信を要求し、更にマルチキャストに使用される無線
チャネルを特定するための情報を取得して、移動時に通
信の相手方となる無線基地局を迅速に切り替えることを
可能とした第１実施例と、無線基地局が自局のマルチキ
ャスト管理表とともに隣接する無線基地局のマルチキャ
スト管理表を無線端末に通知し、無線端末が移動先の無
線基地局が配信しているマルチキャストデータを予め確
認して、移動時に通信の相手方となる無線基地局を迅速
に切り替えることを可能とした第２実施例について説明
する。
て、無線端末が移動先の無線基地局に対して、直接に又
は移動元の無線基地局を経由してマルチキャストデータ
の配信を要求し、更にマルチキャストに使用される無線
チャネルを特定するための情報を取得して、移動時に通
信の相手方となる無線基地局を迅速に切り替えることを
可能とした第１実施例と、無線基地局が自局のマルチキ
ャスト管理表とともに隣接する無線基地局のマルチキャ
スト管理表を無線端末に通知し、無線端末が移動先の無
線基地局が配信しているマルチキャストデータを予め確
認して、移動時に通信の相手方となる無線基地局を迅速
に切り替えることを可能とした第２実施例について説明
する。
【００３９】まず、第１実施例について説明する。第１
実施例における動作概念図を図２（ａ）、（ｂ）に、動
作フローを図３に示す。図２（ａ）に示すように移動元
の無線基地局１０−１の無線ゾーンＺ１内の無線端末２
０−１が、移動元の無線基地局１０−１からのマルチキ
ャストデータを受信中に、図２（ｂ）に示すように移動
先の無線基地局１０−２の無線ゾーンＺ２内に移動する
場合を考える。
実施例における動作概念図を図２（ａ）、（ｂ）に、動
作フローを図３に示す。図２（ａ）に示すように移動元
の無線基地局１０−１の無線ゾーンＺ１内の無線端末２
０−１が、移動元の無線基地局１０−１からのマルチキ
ャストデータを受信中に、図２（ｂ）に示すように移動
先の無線基地局１０−２の無線ゾーンＺ２内に移動する
場合を考える。
【００４０】この場合には、図３の動作フローに示すよ
うに、無線端末２０−１がマルチキャストデータを受信
中に（Ｓ１）、無線ゾーンＺ１内から無線ゾーンＺ２内
に移動すると（Ｓ２）、無線端末２０−１において、移
動先の無線基地局１０−２からの信号の受信強度が、移
動元の無線基地局１０−１からの信号の受信強度よりも
大きくなる。このとき、無線端末２０−１に内蔵される
無線端末側ハンドオーバ制御装置２７は、定期的に受信
している止まり木チャネルの受信強度に基づいて、移動
先の無線基地局１０−２からの止まり木チャネルの受信
強度が、移動元の無線基地局１０−１からの止まり木チ
ャネルの受信強度より大きくなった時点を、ハンドオー
バの契機と判断する（Ｓ３）。
うに、無線端末２０−１がマルチキャストデータを受信
中に（Ｓ１）、無線ゾーンＺ１内から無線ゾーンＺ２内
に移動すると（Ｓ２）、無線端末２０−１において、移
動先の無線基地局１０−２からの信号の受信強度が、移
動元の無線基地局１０−１からの信号の受信強度よりも
大きくなる。このとき、無線端末２０−１に内蔵される
無線端末側ハンドオーバ制御装置２７は、定期的に受信
している止まり木チャネルの受信強度に基づいて、移動
先の無線基地局１０−２からの止まり木チャネルの受信
強度が、移動元の無線基地局１０−１からの止まり木チ
ャネルの受信強度より大きくなった時点を、ハンドオー
バの契機と判断する（Ｓ３）。
【００４１】ハンドオーバの契機である場合には、無線
端末側ハンドオーバ制御装置２７は、通信の相手方とな
る無線基地局を移動元の無線基地局１０−１から移動先
の無線基地局１０−２に切り替えるための切替要求信号
を、無線リンク制御装置２３を経由して移動先の無線基
地局１０−２に送信する（Ｓ４）。
端末側ハンドオーバ制御装置２７は、通信の相手方とな
る無線基地局を移動元の無線基地局１０−１から移動先
の無線基地局１０−２に切り替えるための切替要求信号
を、無線リンク制御装置２３を経由して移動先の無線基
地局１０−２に送信する（Ｓ４）。
【００４２】切替要求信号には、電界強度から判断され
る移動先の無線基地局１０−２を指定する情報、無線端
末２０−１が受信を希望するマルチキャストデータを指
定する情報、発信元の無線端末２０−１を明示する情報
等が含まれている。この切替要求信号の送信には、送信
先である移動先の無線基地局１０−２が用意するランダ
ムアクセスチャネルが使用される。ランダムアクセスチ
ャネルに関する情報は、移動先の無線基地局１０−２か
らの止まり木チャネルから得ることができる。
る移動先の無線基地局１０−２を指定する情報、無線端
末２０−１が受信を希望するマルチキャストデータを指
定する情報、発信元の無線端末２０−１を明示する情報
等が含まれている。この切替要求信号の送信には、送信
先である移動先の無線基地局１０−２が用意するランダ
ムアクセスチャネルが使用される。ランダムアクセスチ
ャネルに関する情報は、移動先の無線基地局１０−２か
らの止まり木チャネルから得ることができる。
【００４３】移動先の無線基地局１０−２に内蔵される
無線基地局側ハンドオーバ制御装置１６は、無線端末１
０−１からの切替要求信号を受信し、無線基地局１０−
２がこの切替要求信号で指定されるマルチキャストデー
タを配信していない場合には、新たにそのマルチキャス
トデータを配信するように、無線基地局側マルチキャス
ト制御装置１５を制御する。無線基地局側マルチキャス
ト制御装置１５は、このような制御の下、無線端末２０
−１が受信を希望するマルチキャストデータの配信を開
始する（Ｓ５）。なお、無線基地局１０−２がこの切替
要求信号で指定されるマルチキャストデータを既に配信
している場合には、このような無線基地局側ハンドオー
バ制御装置１６による無線基地局側マルチキャスト制御
装置１５に対する制御は行われない。
無線基地局側ハンドオーバ制御装置１６は、無線端末１
０−１からの切替要求信号を受信し、無線基地局１０−
２がこの切替要求信号で指定されるマルチキャストデー
タを配信していない場合には、新たにそのマルチキャス
トデータを配信するように、無線基地局側マルチキャス
ト制御装置１５を制御する。無線基地局側マルチキャス
ト制御装置１５は、このような制御の下、無線端末２０
−１が受信を希望するマルチキャストデータの配信を開
始する（Ｓ５）。なお、無線基地局１０−２がこの切替
要求信号で指定されるマルチキャストデータを既に配信
している場合には、このような無線基地局側ハンドオー
バ制御装置１６による無線基地局側マルチキャスト制御
装置１５に対する制御は行われない。
【００４４】更に無線基地局側ハンドオーバ制御装置１
６は、配信が開始された又は既に配信している、無線端
末２０−１が受信を希望するマルチキャストデータを指
定する情報と該マルチキャストデータの配信に使用され
る無線チャネルを指定する情報とを含んだ切替応答信号
を、無線リンク制御装置１２を経由して、切替要求信号
を送信した無線端末２０−１に送信する（Ｓ６）。
６は、配信が開始された又は既に配信している、無線端
末２０−１が受信を希望するマルチキャストデータを指
定する情報と該マルチキャストデータの配信に使用され
る無線チャネルを指定する情報とを含んだ切替応答信号
を、無線リンク制御装置１２を経由して、切替要求信号
を送信した無線端末２０−１に送信する（Ｓ６）。
【００４５】無線端末２０−１に内蔵される無線端末側
ハンドオーバ制御装置２７は、この切替応答信号に従っ
て、無線チャネルの切替を制御する。これにより、無線
端末側ハンドオーバ制御装置２７は、移動先の無線基地
局１０−２からマルチキャストデータの受信を開始する
（Ｓ７）。
ハンドオーバ制御装置２７は、この切替応答信号に従っ
て、無線チャネルの切替を制御する。これにより、無線
端末側ハンドオーバ制御装置２７は、移動先の無線基地
局１０−２からマルチキャストデータの受信を開始する
（Ｓ７）。
【００４６】上述した一連の動作により、無線端末２０
−１は、移動元の無線基地局１０−１の無線ゾーンＺ１
内から移動先の無線基地局１０−２の無線ゾーンＺ２内
に移動しても、通信の相手方となる無線基地局を迅速に
切り替えることができる。
−１は、移動元の無線基地局１０−１の無線ゾーンＺ１
内から移動先の無線基地局１０−２の無線ゾーンＺ２内
に移動しても、通信の相手方となる無線基地局を迅速に
切り替えることができる。
【００４７】ところで、図３に示した動作フローのＳ４
において、無線端末２０−１が切替要求信号を移動元の
無線基地局１０−１に送信する構成としても良い。ま
た、無線基地局１０−２が切替要求信号を受信する機会
を増やして確実に受信することができるようにするため
に、無線端末２０−１が切替要求信号を移動元の無線基
地局１０−１と移動先の無線基地局１０−２の双方に送
信する構成としても良い。
において、無線端末２０−１が切替要求信号を移動元の
無線基地局１０−１に送信する構成としても良い。ま
た、無線基地局１０−２が切替要求信号を受信する機会
を増やして確実に受信することができるようにするため
に、無線端末２０−１が切替要求信号を移動元の無線基
地局１０−１と移動先の無線基地局１０−２の双方に送
信する構成としても良い。
【００４８】無線端末が移動元の無線基地局１０−１に
切替要求信号を送信する場合、その切替要求信号の中
に、移動先の無線基地局１０−２を特定する情報を含め
ておく必要がある。このような場合、移動元の無線基地
局１０−１が切替要求信号を受信したときに、これに内
蔵される無線基地局側ハンドオーバ制御装置１６は、そ
の切替要求信号に従い、ネットワークインタフェース１
０と基幹網を経由して移動先の無線基地局１０−２へ切
替要求信号を転送するようにする。なお、無線端末２０
−１が切替要求信号を移動元の無線基地局１０−１と移
動先の無線基地局１０−２の双方に送信する場合には、
移動先の無線基地局１０−２は、受信した２つの切替要
求信号の一方を選択する必要がある。具体的な選択方法
としては、受信した２つの切替要求信号のうちビット誤
り率の低い方を選択する方法等がある。
切替要求信号を送信する場合、その切替要求信号の中
に、移動先の無線基地局１０−２を特定する情報を含め
ておく必要がある。このような場合、移動元の無線基地
局１０−１が切替要求信号を受信したときに、これに内
蔵される無線基地局側ハンドオーバ制御装置１６は、そ
の切替要求信号に従い、ネットワークインタフェース１
０と基幹網を経由して移動先の無線基地局１０−２へ切
替要求信号を転送するようにする。なお、無線端末２０
−１が切替要求信号を移動元の無線基地局１０−１と移
動先の無線基地局１０−２の双方に送信する場合には、
移動先の無線基地局１０−２は、受信した２つの切替要
求信号の一方を選択する必要がある。具体的な選択方法
としては、受信した２つの切替要求信号のうちビット誤
り率の低い方を選択する方法等がある。
【００４９】また、無線基地局が切替要求信号を受信す
る機会を増やして確実に受信することができるようにす
るために、無線端末２０−１は、切替要求信号を送信し
てから所定時間経過しても切替応答信号を受信できなか
った場合には、再度切替要求信号を送信する構成にして
も良い。また、無線端末２０−１は、予め切替要求信号
を複数回送信する構成にしても良い。更には、無線端末
２０−１は、切替要求信号を複数回送信するようにし、
その複数回の送信から所定時間経過しても切替応答信号
を受信できなかった場合には、再度、切替要求信号を複
数回送信する構成にしても良い。
る機会を増やして確実に受信することができるようにす
るために、無線端末２０−１は、切替要求信号を送信し
てから所定時間経過しても切替応答信号を受信できなか
った場合には、再度切替要求信号を送信する構成にして
も良い。また、無線端末２０−１は、予め切替要求信号
を複数回送信する構成にしても良い。更には、無線端末
２０−１は、切替要求信号を複数回送信するようにし、
その複数回の送信から所定時間経過しても切替応答信号
を受信できなかった場合には、再度、切替要求信号を複
数回送信する構成にしても良い。
【００５０】このように本実施例では、無線端末２０−
１は、無線ゾーンをまたがって移動した場合に、移動先
の無線基地局１０−２に対して配信要求を送信すれば、
その配信要求に応じて、移動先の無線基地局１０−２か
らマルチキャストデータと、そのマルチキャストデータ
マルチキャストデータを指定する情報及び該マルチキャ
ストデータの配信に使用される無線チャネルを指定する
情報とを含んだ切替応答信号が送信されるため、移動時
において通信の相手方となる無線基地局を迅速に切り替
えることが可能となる。
１は、無線ゾーンをまたがって移動した場合に、移動先
の無線基地局１０−２に対して配信要求を送信すれば、
その配信要求に応じて、移動先の無線基地局１０−２か
らマルチキャストデータと、そのマルチキャストデータ
マルチキャストデータを指定する情報及び該マルチキャ
ストデータの配信に使用される無線チャネルを指定する
情報とを含んだ切替応答信号が送信されるため、移動時
において通信の相手方となる無線基地局を迅速に切り替
えることが可能となる。
【００５１】なお、本実施例において、複数の無線端末
が同時に切替要求信号を送信することにより、これらの
信号が衝突することを防止するために、無線端末が、移
動先の無線基地局の止まり木チャネルからマルチキャス
ト管理表が報知されるタイミングを知り、そのマルチキ
ャスト管理表が所定時間内に報知される場合には、その
マルチキャスト管理表を受信する。そして、無線端末
は、そのマルチキャスト管理表の内容に、継続して受信
したいマルチキャストデータが含まれていない場合に限
って、切替要求信号を送信するようにしても良い。一
方、マルチキャスト管理表の内容に、継続して受信した
いマルチキャストデータが含まれている場合には、無線
端末は、切替要求信号を送信することなく、その内容に
従ってマルチキャストデータを受信する。
が同時に切替要求信号を送信することにより、これらの
信号が衝突することを防止するために、無線端末が、移
動先の無線基地局の止まり木チャネルからマルチキャス
ト管理表が報知されるタイミングを知り、そのマルチキ
ャスト管理表が所定時間内に報知される場合には、その
マルチキャスト管理表を受信する。そして、無線端末
は、そのマルチキャスト管理表の内容に、継続して受信
したいマルチキャストデータが含まれていない場合に限
って、切替要求信号を送信するようにしても良い。一
方、マルチキャスト管理表の内容に、継続して受信した
いマルチキャストデータが含まれている場合には、無線
端末は、切替要求信号を送信することなく、その内容に
従ってマルチキャストデータを受信する。
【００５２】次に、第２実施例について説明する。第２
実施例における動作概念図を図４（ａ）、（ｂ）に示
す。また、また、図５に本実施例におけるマルチキャス
ト管理表の一例を、図６に動作フローを示す。
実施例における動作概念図を図４（ａ）、（ｂ）に示
す。また、また、図５に本実施例におけるマルチキャス
ト管理表の一例を、図６に動作フローを示す。
【００５３】まず、本実施例で用いられるマルチキャス
ト管理表について説明する。図４（ａ）において、移動
元の無線基地局１０−１は、自局に隣接する無線基地局
１０−２〜１０−７が配信しているマルチキャストデー
タに関する情報を、当該無線基地局１０−２〜１０−７
から受信し、これらと自局が配信しているマルチキャス
トデータに関する情報とを含んだマルチキャスト管理表
を、周期Ｔｔで無線ゾーンＺ１に報知し、無線端末２０
−１〜２０−３がこれを受信する。
ト管理表について説明する。図４（ａ）において、移動
元の無線基地局１０−１は、自局に隣接する無線基地局
１０−２〜１０−７が配信しているマルチキャストデー
タに関する情報を、当該無線基地局１０−２〜１０−７
から受信し、これらと自局が配信しているマルチキャス
トデータに関する情報とを含んだマルチキャスト管理表
を、周期Ｔｔで無線ゾーンＺ１に報知し、無線端末２０
−１〜２０−３がこれを受信する。
【００５４】図５に示すマルチキャスト管理表におい
て、１列目の無線基地局番号は、無線基地局１０−１〜
１０−７を特定する情報である。各無線基地局１０−１
〜１０−７には、１〜７の無線基地局番号が対応付けら
れている。
て、１列目の無線基地局番号は、無線基地局１０−１〜
１０−７を特定する情報である。各無線基地局１０−１
〜１０−７には、１〜７の無線基地局番号が対応付けら
れている。
【００５５】２列目の番組名は、各マルチキャストデー
タを特定する情報である。各マルチキャストデータに
は、番組名として固有のＩＰアドレス（マルチキャスト
アドレス）が対応付けられている。図５の例では、無線
基地局１０−１は３種類のマルチキャストデータを配信
しており、無線基地局１０−７は２種類のマルチキャス
トデータを配信している。
タを特定する情報である。各マルチキャストデータに
は、番組名として固有のＩＰアドレス（マルチキャスト
アドレス）が対応付けられている。図５の例では、無線
基地局１０−１は３種類のマルチキャストデータを配信
しており、無線基地局１０−７は２種類のマルチキャス
トデータを配信している。
【００５６】３列目の無線チャネル番号は、２列目の番
組名で特定されるマルチキャストデータの配信に使用さ
れる、キャリア周波数、無線スロット、拡散符号等の無
線チャネルを特定する情報である。各無線チャネルに
は、固有の無線チャネル番号が対応付けられている。
組名で特定されるマルチキャストデータの配信に使用さ
れる、キャリア周波数、無線スロット、拡散符号等の無
線チャネルを特定する情報である。各無線チャネルに
は、固有の無線チャネル番号が対応付けられている。
【００５７】４列目の配信確認１及び５列目の配信確認
２は、無線基地局１０が自局の無線ゾーン内の無線端末
２０に対し、マルチキャストデータの配信の停止を問い
合わせるために用いられる。
２は、無線基地局１０が自局の無線ゾーン内の無線端末
２０に対し、マルチキャストデータの配信の停止を問い
合わせるために用いられる。
【００５８】具体的には、無線端末２０は、無線基地局
１０から配信されるマルチキャストデータの中に配信が
不要になったマルチキャストデータがある場合には、そ
の不要になったマルチキャストデータを指定する情報を
含んだ配信不要通知を無線基地局１０に送信する。配信
不要通知を受信した無線基地局１０は、自局の無線ゾー
ン内の無線端末２０に対して配信停止の可否を問い合わ
せるために、その配信不要通知により指定されたマルチ
キャストデータに関する配信確認１の値を「１」に設定
し、それ以外のマルチキャストデータに関する配信確認
１の値を「０」に設定したマルチキャスト管理表を報知
する。
１０から配信されるマルチキャストデータの中に配信が
不要になったマルチキャストデータがある場合には、そ
の不要になったマルチキャストデータを指定する情報を
含んだ配信不要通知を無線基地局１０に送信する。配信
不要通知を受信した無線基地局１０は、自局の無線ゾー
ン内の無線端末２０に対して配信停止の可否を問い合わ
せるために、その配信不要通知により指定されたマルチ
キャストデータに関する配信確認１の値を「１」に設定
し、それ以外のマルチキャストデータに関する配信確認
１の値を「０」に設定したマルチキャスト管理表を報知
する。
【００５９】無線端末２０は、受信したマルチキャスト
管理表において、自らが受信中のマルチキャストデータ
に関する配信確認１の値が「１」であれば、ランダムタ
イマを予め定められた所定時間内の任意の値に設定し、
このランダムタイマがタイムアウトしたタイミングで、
受信中のマルチキャストデータを指定する情報を含んだ
応答信号を、無線基地局１０に対し送信する。
管理表において、自らが受信中のマルチキャストデータ
に関する配信確認１の値が「１」であれば、ランダムタ
イマを予め定められた所定時間内の任意の値に設定し、
このランダムタイマがタイムアウトしたタイミングで、
受信中のマルチキャストデータを指定する情報を含んだ
応答信号を、無線基地局１０に対し送信する。
【００６０】無線基地局１０は、所定の応答期限内に応
答信号を受信した場合には、その応答信号に対応するマ
ルチキャストデータ、即ち配信確認１の値が「１」に設
定されたマルチキャストデータの配信を継続し、応答信
号を受信しなかった場合には、配信を中止する。
答信号を受信した場合には、その応答信号に対応するマ
ルチキャストデータ、即ち配信確認１の値が「１」に設
定されたマルチキャストデータの配信を継続し、応答信
号を受信しなかった場合には、配信を中止する。
【００６１】ところで、伝搬環境の劣化や無線端末の電
源断等により、無線基地局１０が無線端末２０からの配
信不要通知を受信することができない場合がある。この
場合には、不要なマルチキャストデータの配信が継続さ
れてしまい、無線リソースの有効利用を図ることができ
ない。そこで、無線基地局１０は、無線ゾーン内の無線
端末２０に対し、自らが配信している全てのマルチキャ
ストデータについて、配信停止の可否を問い合わせるよ
うにする。
源断等により、無線基地局１０が無線端末２０からの配
信不要通知を受信することができない場合がある。この
場合には、不要なマルチキャストデータの配信が継続さ
れてしまい、無線リソースの有効利用を図ることができ
ない。そこで、無線基地局１０は、無線ゾーン内の無線
端末２０に対し、自らが配信している全てのマルチキャ
ストデータについて、配信停止の可否を問い合わせるよ
うにする。
【００６２】具体的には、無線基地局１０は、マルチキ
ャスト管理表の報知周期ＴｔのＮ倍の周期Ｔｑ毎に、配
信確認２の値を「１」に設定したマルチキャストデータ
を報知する。無線端末２０は、受信したマルチキャスト
データの配信確認２の値が「１」であり、且つ、マルチ
キャストデータを受信中であれば、ランダムタイマの値
をＴｑより短い任意の時間に設定し、このランダムタイ
マがタイムアウトしたタイミングで、受信中のマルチキ
ャストデータを指定する情報を含んだ応答信号を、無線
基地局１０に対し送信する。無線基地局１０は、この応
答信号により指定されていたマルチキャストデータにつ
いては、次の周期Ｔｑが経過するまで配信を継続する。
一方、無線基地局１０は、上記配信確認２の値を「１」
に設定したマルチキャストデータの報知からＴｑ経過後
に、それまでに指定されていなかったマルチキャストデ
ータについては配信を中止する。
ャスト管理表の報知周期ＴｔのＮ倍の周期Ｔｑ毎に、配
信確認２の値を「１」に設定したマルチキャストデータ
を報知する。無線端末２０は、受信したマルチキャスト
データの配信確認２の値が「１」であり、且つ、マルチ
キャストデータを受信中であれば、ランダムタイマの値
をＴｑより短い任意の時間に設定し、このランダムタイ
マがタイムアウトしたタイミングで、受信中のマルチキ
ャストデータを指定する情報を含んだ応答信号を、無線
基地局１０に対し送信する。無線基地局１０は、この応
答信号により指定されていたマルチキャストデータにつ
いては、次の周期Ｔｑが経過するまで配信を継続する。
一方、無線基地局１０は、上記配信確認２の値を「１」
に設定したマルチキャストデータの報知からＴｑ経過後
に、それまでに指定されていなかったマルチキャストデ
ータについては配信を中止する。
【００６３】図５に示すマルチキャスト管理表は、無線
基地局１０に内蔵される無線基地局側ハンドオーバ制御
装置１６が、ネットワークインタフェース１１を経由し
て隣接する無線基地局１０との間でマルチキャスト管理
表の授受を定期的に行い、得られた隣接する無線基地局
１０のマルチキャスト管理表を、自局のマルチキャスト
管理表に挿入することにより生成される。
基地局１０に内蔵される無線基地局側ハンドオーバ制御
装置１６が、ネットワークインタフェース１１を経由し
て隣接する無線基地局１０との間でマルチキャスト管理
表の授受を定期的に行い、得られた隣接する無線基地局
１０のマルチキャスト管理表を、自局のマルチキャスト
管理表に挿入することにより生成される。
【００６４】次に、本実施例における動作について説明
する。図４（ａ）に示すように移動元の無線基地局１０
−１の無線ゾーンＺ１内の無線端末２０−１が、移動元
の無線基地局１０−１からのマルチキャストデータを受
信中に移動先の無線基地局１０−２の無線ゾーンＺ２内
に移動する場合を考える。
する。図４（ａ）に示すように移動元の無線基地局１０
−１の無線ゾーンＺ１内の無線端末２０−１が、移動元
の無線基地局１０−１からのマルチキャストデータを受
信中に移動先の無線基地局１０−２の無線ゾーンＺ２内
に移動する場合を考える。
【００６５】この場合には、図６の動作フローに示すよ
うに、無線端末２０−１がマルチキャストデータＡを受
信するとともに、周期Ｔｔでマルチキャスト管理表を受
信中に（Ｓ１１）、無線ゾーンＺ１内から無線ゾーンＺ
２内に移動すると（Ｓ１２）、無線端末２０−１におい
て、移動先の無線基地局１０−２からの信号の受信強度
が、移動元の無線基地局１０−１からの信号の受信強度
よりも大きくなる。このとき、無線端末２０−１に内蔵
される無線端末側ハンドオーバ制御装置２７は、定期的
に受信している止まり木チャネルの受信強度に基づい
て、移動先の無線基地局１０−２からの止まり木チャネ
ルの受信強度が、移動元の無線基地局１０−１からの止
まり木チャネルの受信強度より大きくなった時点を、ハ
ンドオーバの契機と判断する（Ｓ１３）。
うに、無線端末２０−１がマルチキャストデータＡを受
信するとともに、周期Ｔｔでマルチキャスト管理表を受
信中に（Ｓ１１）、無線ゾーンＺ１内から無線ゾーンＺ
２内に移動すると（Ｓ１２）、無線端末２０−１におい
て、移動先の無線基地局１０−２からの信号の受信強度
が、移動元の無線基地局１０−１からの信号の受信強度
よりも大きくなる。このとき、無線端末２０−１に内蔵
される無線端末側ハンドオーバ制御装置２７は、定期的
に受信している止まり木チャネルの受信強度に基づい
て、移動先の無線基地局１０−２からの止まり木チャネ
ルの受信強度が、移動元の無線基地局１０−１からの止
まり木チャネルの受信強度より大きくなった時点を、ハ
ンドオーバの契機と判断する（Ｓ１３）。
【００６６】ハンドオーバの契機である場合には、無線
端末側ハンドオーバ制御装置２７は、最新のマルチキャ
スト管理表を参照し、受信中のマルチキャストデータＡ
が移動先の無線基地局１０−２の無線ゾーンＺ２におい
て配信されているか否かを確認する（Ｓ１４）。
端末側ハンドオーバ制御装置２７は、最新のマルチキャ
スト管理表を参照し、受信中のマルチキャストデータＡ
が移動先の無線基地局１０−２の無線ゾーンＺ２におい
て配信されているか否かを確認する（Ｓ１４）。
【００６７】受信中のマルチキャストデータＡが無線ゾ
ーンＺ２において配信されていない場合（Ｓ１４でＮ
Ｏ）には、無線端末側ハンドオーバ制御装置２７は、通
信の相手方となる無線基地局を移動元の無線基地局１０
−１から移動先の無線基地局１０−２に切り替えるため
の切替要求信号を、無線リンク制御装置２３を経由して
移動先の無線基地局１０−２に送信する（Ｓ１５）。こ
のとき、無線端末側ハンドオーバ制御装置２７は、切替
要求信号を、移動先の無線基地局１０−２に直接送信す
るようにしても良く、また、移動元の無線基地局１０−
１を介して移動先の無線基地局１０−２に送信するよう
にしても良い。
ーンＺ２において配信されていない場合（Ｓ１４でＮ
Ｏ）には、無線端末側ハンドオーバ制御装置２７は、通
信の相手方となる無線基地局を移動元の無線基地局１０
−１から移動先の無線基地局１０−２に切り替えるため
の切替要求信号を、無線リンク制御装置２３を経由して
移動先の無線基地局１０−２に送信する（Ｓ１５）。こ
のとき、無線端末側ハンドオーバ制御装置２７は、切替
要求信号を、移動先の無線基地局１０−２に直接送信す
るようにしても良く、また、移動元の無線基地局１０−
１を介して移動先の無線基地局１０−２に送信するよう
にしても良い。
【００６８】移動先の無線基地局１０−２に内蔵される
無線基地局側ハンドオーバ制御装置１６は、図４（ｂ）
に示すように、切替要求信号を受信し、この切替要求信
号に従って、マルチキャストデータＡを配信するよう
に、自局の無線基地局側マルチキャスト制御装置１５を
制御する。無線基地局側マルチキャスト制御装置１５
は、このような制御の下、マルチキャストデータＡの配
信を開始する（Ｓ１６）。更に無線基地局側ハンドオー
バ制御装置１６は、切替要求信号を送信した無線端末で
ある無線端末２０−１に対して、無線リンク制御装置１
２を経由して切替応答信号を送信する（Ｓ１７）。
無線基地局側ハンドオーバ制御装置１６は、図４（ｂ）
に示すように、切替要求信号を受信し、この切替要求信
号に従って、マルチキャストデータＡを配信するよう
に、自局の無線基地局側マルチキャスト制御装置１５を
制御する。無線基地局側マルチキャスト制御装置１５
は、このような制御の下、マルチキャストデータＡの配
信を開始する（Ｓ１６）。更に無線基地局側ハンドオー
バ制御装置１６は、切替要求信号を送信した無線端末で
ある無線端末２０−１に対して、無線リンク制御装置１
２を経由して切替応答信号を送信する（Ｓ１７）。
【００６９】無線端末２０−１に内蔵される無線端末側
ハンドオーバ制御装置２７は、この切替応答信号に従っ
て、無線チャネルの切替を制御する。これにより、無線
端末側ハンドオーバ制御装置２７は、移動先の無線基地
局１０−２からマルチキャストデータＡの受信を開始す
る（Ｓ１８）。
ハンドオーバ制御装置２７は、この切替応答信号に従っ
て、無線チャネルの切替を制御する。これにより、無線
端末側ハンドオーバ制御装置２７は、移動先の無線基地
局１０−２からマルチキャストデータＡの受信を開始す
る（Ｓ１８）。
【００７０】また、受信中のマルチキャストデータＡが
無線ゾーンＺ２において配信されている場合（Ｓ１４で
ＹＥＳ）には、無線端末２０−１に内蔵される無線端末
側ハンドオーバ制御装置２７は、マルチキャスト管理表
に従って、無線チャネルの切替を制御する。これによ
り、無線端末側ハンドオーバ制御装置２７は、移動先の
無線基地局１０−２からマルチキャストデータＡの受信
を開始する（Ｓ１９）。
無線ゾーンＺ２において配信されている場合（Ｓ１４で
ＹＥＳ）には、無線端末２０−１に内蔵される無線端末
側ハンドオーバ制御装置２７は、マルチキャスト管理表
に従って、無線チャネルの切替を制御する。これによ
り、無線端末側ハンドオーバ制御装置２７は、移動先の
無線基地局１０−２からマルチキャストデータＡの受信
を開始する（Ｓ１９）。
【００７１】上述した一連の動作により、無線端末２０
−１は、移動元の無線基地局１０−１の無線ゾーンＺ１
内から移動先の無線基地局１０−２の無線ゾーンＺ２内
に移動しても、通信の相手方となる無線基地局を迅速に
切り替えることができる。
−１は、移動元の無線基地局１０−１の無線ゾーンＺ１
内から移動先の無線基地局１０−２の無線ゾーンＺ２内
に移動しても、通信の相手方となる無線基地局を迅速に
切り替えることができる。
【００７２】なお、実施例１の場合と同様に、図６に示
した動作フローのＳ１５において、無線端末２０−１が
切替要求信号を移動元の無線基地局１０−１に送信する
構成としても良い。また、無線端末２０−１が切替要求
信号を移動元の無線基地局１０−１と移動先の無線基地
局１０−２の双方に送信する構成としても良い。
した動作フローのＳ１５において、無線端末２０−１が
切替要求信号を移動元の無線基地局１０−１に送信する
構成としても良い。また、無線端末２０−１が切替要求
信号を移動元の無線基地局１０−１と移動先の無線基地
局１０−２の双方に送信する構成としても良い。
【００７３】更には、無線端末２０−１は、切替要求信
号を送信してから所定時間経過しても切替応答信号を受
信できなかった場合には、再度切替要求信号を送信する
構成にしても良い。また、無線端末２０−１は、予め切
替要求信号を複数回送信する構成にしても良い。また、
無線端末２０−１は、切替要求信号を複数回送信するよ
うにし、その複数回の送信から所定時間経過しても切替
応答信号を受信できなかった場合には、再度、切替要求
信号を複数回送信する構成にしても良い。
号を送信してから所定時間経過しても切替応答信号を受
信できなかった場合には、再度切替要求信号を送信する
構成にしても良い。また、無線端末２０−１は、予め切
替要求信号を複数回送信する構成にしても良い。また、
無線端末２０−１は、切替要求信号を複数回送信するよ
うにし、その複数回の送信から所定時間経過しても切替
応答信号を受信できなかった場合には、再度、切替要求
信号を複数回送信する構成にしても良い。
【００７４】このように、本実施例では、無線端末２０
−１が無線ゾーンをまたがって移動する場合に、移動元
の無線基地局１０−１から報知されるマルチキャスト管
理表に、移動先の無線基地局１０−２が配信しているマ
ルチキャストデータに関する情報が含まれている。この
ため、無線端末２０−１は、予め移動先の無線基地局１
０−２が配信するマルチキャストデータを認識すること
ができ、希望するマルチキャストデータを該移動先の無
線基地局１０−２が配信していれば、配信要求を送信す
ることなく、直ちにマルチキャストデータを受信する。
従って、無線端末２０−１は、移動時において通信の相
手方となる無線基地局を迅速に切り替えることが可能と
なる。
−１が無線ゾーンをまたがって移動する場合に、移動元
の無線基地局１０−１から報知されるマルチキャスト管
理表に、移動先の無線基地局１０−２が配信しているマ
ルチキャストデータに関する情報が含まれている。この
ため、無線端末２０−１は、予め移動先の無線基地局１
０−２が配信するマルチキャストデータを認識すること
ができ、希望するマルチキャストデータを該移動先の無
線基地局１０−２が配信していれば、配信要求を送信す
ることなく、直ちにマルチキャストデータを受信する。
従って、無線端末２０−１は、移動時において通信の相
手方となる無線基地局を迅速に切り替えることが可能と
なる。
【００７５】上記各例において、図３に示すステップＳ
４及び図６に示すステップＳ１５での処理が無線端末に
おける配信要求送信手段に対応し、図３に示すステップ
Ｓ５及び図６に示すステップＳ１６での処理が無線基地
局における配信要求受信手段に対応する。また、図３に
示すステップＳ６及び図６に示すステップ１７での処理
が無線基地局における無線チャネル情報送信手段に対応
し、図３に示すステップＳ７及び図６に示すステップＳ
１８での処理が無線端末におけるマルチキャストデータ
受信制御手段に対応する。更に、移動元の無線基地局１
０−１が、自局に隣接する無線基地局１０−２〜１０−
７が配信しているマルチキャストデータに関する情報
を、当該無線基地局１０−２〜１０−７から受信し、こ
れらと自局が配信しているマルチキャストデータに関す
る情報とを含んだマルチキャスト管理表を、周期Ｔｔで
無線ゾーンＺ１に報知する処理がマルチキャスト情報取
得手段及びマルチキャスト情報送信手段に対応する。
４及び図６に示すステップＳ１５での処理が無線端末に
おける配信要求送信手段に対応し、図３に示すステップ
Ｓ５及び図６に示すステップＳ１６での処理が無線基地
局における配信要求受信手段に対応する。また、図３に
示すステップＳ６及び図６に示すステップ１７での処理
が無線基地局における無線チャネル情報送信手段に対応
し、図３に示すステップＳ７及び図６に示すステップＳ
１８での処理が無線端末におけるマルチキャストデータ
受信制御手段に対応する。更に、移動元の無線基地局１
０−１が、自局に隣接する無線基地局１０−２〜１０−
７が配信しているマルチキャストデータに関する情報
を、当該無線基地局１０−２〜１０−７から受信し、こ
れらと自局が配信しているマルチキャストデータに関す
る情報とを含んだマルチキャスト管理表を、周期Ｔｔで
無線ゾーンＺ１に報知する処理がマルチキャスト情報取
得手段及びマルチキャスト情報送信手段に対応する。
【００７６】
【発明の効果】上述の如く、本願発明によれば、無線端
末は、通信の相手方を移動元の無線基地局から移動先の
無線基地局に切り替える必要が生じた場合に、移動先の
無線基地局に対して配信要求を送信するだけで、該配信
要求に応じて、移動先の無線基地局からマルチキャスト
データの配信に使用される無線チャネルの情報が送信さ
れるため、従来よりも移動時において通信の相手方とな
る無線基地局を迅速に切り替えることが可能となる。
末は、通信の相手方を移動元の無線基地局から移動先の
無線基地局に切り替える必要が生じた場合に、移動先の
無線基地局に対して配信要求を送信するだけで、該配信
要求に応じて、移動先の無線基地局からマルチキャスト
データの配信に使用される無線チャネルの情報が送信さ
れるため、従来よりも移動時において通信の相手方とな
る無線基地局を迅速に切り替えることが可能となる。
【図１】本発明の実施の形態に係るマルチキャストサー
ビス提供方法が適用されるマルチキャストシステムの構
成例を示す図である。
ビス提供方法が適用されるマルチキャストシステムの構
成例を示す図である。
【図２】第１実施例における動作概念図である。
【図３】第１実施例における動作フローである。
【図４】第２実施例における動作概念図である。
【図５】第２実施例におけるマルチキャスト管理表の一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図６】第２実施例における動作フローである。
１０ 無線基地局 １１ ネットワークインタフェース １２、２３ 無線リンク制御装置 １３、２２ 送受信機 １４、２１ アンテナ １５ 無線基地局側マルチキャスト制御装置 １６ 無線基地局側ハンドオーバ制御装置 ２０ 無線端末 ２４ ユーザインタフェース ２５ 入出力装置 ２６ 無線端末側マルチキャスト制御装置 ２７ 無線端末側ハンドオーバ制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｍ 3/487 Ｈ０４Ｌ 11/00 ３１０Ｂ (72)発明者 佐藤 嬉珍 東京都千代田区永田町二丁目11番１号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 梅田 成視 東京都千代田区永田町二丁目11番１号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Ｆターム(参考） 5K015 AA10 AD02 AD05 AF08 GA07 5K024 AA05 AA77 BB04 BB07 CC11 DD04 FF04 FF06 GG03 GG12 5K033 CB13 DA19 5K067 AA14 CC22 DD30 DD43 DD44 DD46 EE02 EE10 EE23 FF05 FF16 GG02 GG07 HH01 HH22 JJ16 JJ21 JJ35 JJ39
Claims (13)
- 【請求項１】 無線基地局から無線端末に対してマルチ
キャストデータを配信するマルチキャストサービス提供
方法において、 マルチキャストデータの配信を受ける無線端末は、通信
の相手方を移動元の無線基地局から移動先の無線基地局
に切り替える必要が生じた場合に、該移動先の無線基地
局に対して、マルチキャストデータの配信要求を送信
し、 移動先の無線基地局は、上記無線端末からの配信要求に
応じ、マルチキャストデータの配信に使用される無線チ
ャネルの情報を上記無線端末に対して送信し、 無線端末は、上記移動先の無線基地局からの無線チャネ
ルの情報に基づき無線チャネルを切り替えて、その移動
先の無線基地局からのマルチキャストデータを受信する
ようにしたマルチキャストサービス提供方法。 - 【請求項２】 請求項１に記載のマルチキャストサービ
ス提供方法において、 無線端末は、移動元の無線基地局に上記マルチキャスト
データの配信要求を送信し、該移動元の無線基地局を経
由して上記移動先の無線基地局に上記マルチキャストデ
ータの配信要求が送信されるようにしたマルチキャスト
サービス提供方法。 - 【請求項３】 請求項１又は２に記載のマルチキャスト
サービス提供方法において、 無線端末は、配信要求を送信してから所定時間内に、マ
ルチキャストデータの配信に使用される無線チャネルの
情報を受信することができなかった場合に、再度配信要
求を送信するようにしたマルチキャストサービス提供方
法。 - 【請求項４】 請求項１乃至３の何れかに記載のマルチ
キャストサービス提供方法において、 無線端末は、配信要求を複数回送信するようにしたマル
チキャストサービス提供方法。 - 【請求項５】 請求項１乃至４の何れかに記載のマルチ
キャストサービス提供方法において、 移動元の無線基地局は、自局に隣接する無線基地局から
配信されるマルチキャストデータに関する情報を取得
し、該マルチキャストデータに関する情報を送信し、 無線端末は、上記移動元の無線基地局からのマルチキャ
ストデータに関する情報に基づき、移動先の無線基地局
が希望のマルチキャストデータを配信していないと判断
した場合に、上記マルチキャストデータの配信要求が移
動先の無線基地局により受信されるように当該移動先の
無線基地局又は移動元の無線基地局に対して、該配信要
求を送信するようにしたマルチキャストサービス提供方
法。 - 【請求項６】 無線端末に対してマルチキャストデータ
を送信する無線基地局において、 無線端末から送信されるマルチキャストデータの配信要
求を受信する配信要求受信手段と、 上記無線端末からの上記マルチキャストデータの配信要
求に応じ、マルチキャストデータの配信に使用される無
線チャネルの情報を送信する無線チャネル情報送信手段
と、を有する無線基地局。 - 【請求項７】 請求項６に記載の無線基地局において、 前記配信要求受信手段は、無線端末から他の無線基地局
を介して送信されるマルチキャストデータの配信要求を
受信するようにした無線基地局。 - 【請求項８】 請求項６又は７に記載の無線基地局にお
いて、 自局に隣接する無線基地局から送信されるマルチキャス
トデータに関する情報を取得するマルチキャスト情報取
得手段と、 該マルチキャストデータに関する情報を送信するマルチ
キャスト情報送信手段と、を有する無線基地局。 - 【請求項９】 無線基地局から配信されるマルチキャス
トデータを受信する無線端末において、 通信の相手方を移動元の無線基地局から移動先の無線基
地局に切り替える必要が生じた場合に、移動先の無線基
地局に対して、マルチキャストデータの配信要求を送信
する配信要求送信手段と、 該配信要求に応じて移動先の無線基地局から送信され
る、マルチキャストデータの配信に使用される無線チャ
ネルに関する情報に基づき無線チャネルを切り替えて、
移動先の無線基地局から配信されるマルチキャストデー
タを受信するためのマルチキャストデータ受信制御手段
と、を有する無線端末。 - 【請求項１０】 請求項９に記載の無線端末において、 前記配信要求送信手段は、移動元の無線基地局に上記マ
ルチキャストデータの配信要求を送信し、該移動元の無
線基地局を経由して上記移動先の無線基地局に上記マル
チキャストデータの配信要求が送信されるようにした無
線端末。 - 【請求項１１】 請求項９又は１０に記載の無線端末に
おいて、 前記配信要求送信手段は、配信要求を送信してから所定
時間内に、マルチキャストデータの配信に使用される無
線チャネルの情報を受信することができなかった場合
に、再度配信要求を送信するようにした無線端末。 - 【請求項１２】 請求項９乃至１１の何れかに記載の無
線端末において、 前記配信要求送信手段は、配信要求を複数回送信するよ
うにした無線端末。 - 【請求項１３】 請求項９乃至１２の何れかに記載の無
線端末において、 前記配信要求送信手段は、移動元の無線基地局から受信
したその局に隣接する無線基地局から配信されるマルチ
キャストデータに関する情報に基づき、移動先の無線基
地局が希望のマルチキャストデータを配信していないと
判断した場合に、上記マルチキャストデータの配信要求
が移動先の無線基地局により受信されるように当該移動
先の無線基地局又は移動元の無線基地局に対して、該配
信要求を送信するようにした無線端末。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000366015A JP2002171548A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | マルチキャストサービス提供方法、無線基地局及び無線端末 |
| CNB018009417A CN1243455C (zh) | 2000-04-14 | 2001-04-12 | 多点传播服务***及多点传播服务方法并信息递送装置和无线电终端及无线电基地台 |
| EP01919911A EP1185125B1 (en) | 2000-04-14 | 2001-04-12 | Multicast service providing system, multicast service providing method, information distributor and radio terminal |
| US10/018,005 US7254409B2 (en) | 2000-04-14 | 2001-04-12 | Multicast service providing system, multicast service providing method, information distributor, radio terminal, and radio base station |
| PCT/JP2001/003163 WO2001080590A1 (fr) | 2000-04-14 | 2001-04-12 | Systeme et procede de prestation de services multidiffusion, distributeur d'informations, terminal radio et station radio fixe |
| KR10-2001-7016135A KR100512755B1 (ko) | 2000-04-14 | 2001-04-12 | 멀티캐스트 서비스 제공 시스템, 멀티캐스트 서비스 제공방법, 정보일제송신장치, 무선단말 및 무선기지국 |
| DE60141107T DE60141107D1 (de) | 2000-04-14 | 2001-04-12 | System und verfahren zur bereitstellung eines mehrfachsendedienstes, informationsverteiler und funkendgerät |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000366015A JP2002171548A (ja) | 2000-11-30 | 2000-11-30 | マルチキャストサービス提供方法、無線基地局及び無線端末 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002171548A true JP2002171548A (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=18836696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000366015A Pending JP2002171548A (ja) | 2000-04-14 | 2000-11-30 | マルチキャストサービス提供方法、無線基地局及び無線端末 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002171548A (ja) |
Cited By (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003069925A1 (en) * | 2002-02-18 | 2003-08-21 | Sony Corporation | Wireless communication system, wireless communication device and wireless communication method, and computer program |
| WO2004025985A1 (ja) * | 2002-09-13 | 2004-03-25 | Fujitsu Limited | 移動通信システム |
| WO2004032377A1 (ja) * | 2002-10-01 | 2004-04-15 | Sony Corporation | 無線通信端末および無線通信方法 |
| JP2005533411A (ja) * | 2002-07-09 | 2005-11-04 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 通信システムにおけるマルチキャスト・サービス開始のための方法及びシステム |
| JP2006339919A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Kyocera Corp | 無線通信端末、基地局、ハンドオフ制御方法、および基地局制御方法 |
| JP2007507971A (ja) * | 2003-09-29 | 2007-03-29 | エルジー エレクトロニクス インコーポレーテッド | モバイル通信システムにおける点対多マルチメディアサービス用ラジオベアラーを構築する方法と装置 |
| JP2008514126A (ja) * | 2004-09-16 | 2008-05-01 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | テレビ電話ネットワークにおける呼設定 |
| US7395092B2 (en) | 2004-01-28 | 2008-07-01 | Ntt Docomo, Inc. | Radio network controller and mobile communication control method |
| KR100871216B1 (ko) * | 2002-11-06 | 2008-12-01 | 삼성전자주식회사 | 멀티캐스트 멀티미디어 방송 서비스를 제공하는 이동 통신시스템에서 제어 메시지 송수신 방법 |
| JP2009094788A (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Nakayo Telecommun Inc | 無線アクセスポイントおよび無線中継方法 |
| US7602802B2 (en) | 2004-08-05 | 2009-10-13 | Lg Electronics Inc. | Interrupting use of frequency layer convergence scheme |
| US7672670B2 (en) | 2003-09-16 | 2010-03-02 | Samsung Electronics Co., Ltd | Method and system for providing status information for Broadcast/Multicast Service in a mobile communication system |
| JP2010081619A (ja) * | 2002-10-22 | 2010-04-08 | Qualcomm Inc | 無線電話網内で放送コンテンツの共有送信又は個別送信を開始する方法と装置 |
| US7860087B2 (en) | 2004-08-05 | 2010-12-28 | Lg Electronics Inc. | Distinguishing between protocol packets in a wireless communication system |
| US7860958B2 (en) | 2003-03-31 | 2010-12-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Network management method for wireless transmission/reception of data streams, and network system and apparatus employing the same |
| US7969938B2 (en) | 2004-12-23 | 2011-06-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for providing multimedia broadcast/multicast service according to mobility of user equipment |
| JP2011254501A (ja) * | 2011-07-11 | 2011-12-15 | Sharp Corp | 移動局、基地局及びこれらを備えた無線通信システム |
| US8248991B2 (en) | 2004-05-07 | 2012-08-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for receiving broadcast service using broadcast zone identifier in a mobile communication system |
| US8731592B2 (en) | 2003-10-02 | 2014-05-20 | Samsung Electronics Co., Ltd | Method for transmitting/receiving service availability information of multimedia broadcasting/multicast service |
| JP2019527948A (ja) * | 2016-08-10 | 2019-10-03 | ソニー株式会社 | 無線通信における電子デバイス及び方法 |
-
2000
- 2000-11-30 JP JP2000366015A patent/JP2002171548A/ja active Pending
Cited By (28)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003069925A1 (en) * | 2002-02-18 | 2003-08-21 | Sony Corporation | Wireless communication system, wireless communication device and wireless communication method, and computer program |
| JP4727986B2 (ja) * | 2002-07-09 | 2011-07-20 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 通信システムにおけるマルチキャスト・サービス開始のための方法及びシステム |
| JP2005533411A (ja) * | 2002-07-09 | 2005-11-04 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 通信システムにおけるマルチキャスト・サービス開始のための方法及びシステム |
| US7796631B2 (en) | 2002-07-09 | 2010-09-14 | Qualcomm Incorporated | Method and system for a multicast service initiation in a communication system |
| WO2004025985A1 (ja) * | 2002-09-13 | 2004-03-25 | Fujitsu Limited | 移動通信システム |
| WO2004032377A1 (ja) * | 2002-10-01 | 2004-04-15 | Sony Corporation | 無線通信端末および無線通信方法 |
| US7542718B2 (en) | 2002-10-01 | 2009-06-02 | Sony Corporation | Wireless communication terminal and wireless communication method |
| US8611868B2 (en) | 2002-10-22 | 2013-12-17 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for commencing shared or individual transmission of broadcast content in a wireless telephone network |
| JP2010081619A (ja) * | 2002-10-22 | 2010-04-08 | Qualcomm Inc | 無線電話網内で放送コンテンツの共有送信又は個別送信を開始する方法と装置 |
| KR100871216B1 (ko) * | 2002-11-06 | 2008-12-01 | 삼성전자주식회사 | 멀티캐스트 멀티미디어 방송 서비스를 제공하는 이동 통신시스템에서 제어 메시지 송수신 방법 |
| US7860958B2 (en) | 2003-03-31 | 2010-12-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Network management method for wireless transmission/reception of data streams, and network system and apparatus employing the same |
| US7672670B2 (en) | 2003-09-16 | 2010-03-02 | Samsung Electronics Co., Ltd | Method and system for providing status information for Broadcast/Multicast Service in a mobile communication system |
| JP2007507971A (ja) * | 2003-09-29 | 2007-03-29 | エルジー エレクトロニクス インコーポレーテッド | モバイル通信システムにおける点対多マルチメディアサービス用ラジオベアラーを構築する方法と装置 |
| JP4664299B2 (ja) * | 2003-09-29 | 2011-04-06 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | モバイル通信システムにおける点対多マルチメディアサービス用ラジオベアラーを構築する方法と装置 |
| US8731592B2 (en) | 2003-10-02 | 2014-05-20 | Samsung Electronics Co., Ltd | Method for transmitting/receiving service availability information of multimedia broadcasting/multicast service |
| US7395092B2 (en) | 2004-01-28 | 2008-07-01 | Ntt Docomo, Inc. | Radio network controller and mobile communication control method |
| US8248991B2 (en) | 2004-05-07 | 2012-08-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for receiving broadcast service using broadcast zone identifier in a mobile communication system |
| US7860087B2 (en) | 2004-08-05 | 2010-12-28 | Lg Electronics Inc. | Distinguishing between protocol packets in a wireless communication system |
| US7602802B2 (en) | 2004-08-05 | 2009-10-13 | Lg Electronics Inc. | Interrupting use of frequency layer convergence scheme |
| US8259565B2 (en) | 2004-09-16 | 2012-09-04 | Qualcomm Inc. | Call setup in a video telephony network |
| JP2008514126A (ja) * | 2004-09-16 | 2008-05-01 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | テレビ電話ネットワークにおける呼設定 |
| US7969938B2 (en) | 2004-12-23 | 2011-06-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for providing multimedia broadcast/multicast service according to mobility of user equipment |
| US8725147B2 (en) | 2005-05-31 | 2014-05-13 | Kyocera Corporation | Radio communication terminal, base station, handoff control method and base station control method capable of achieving handoff while continuing service such as broadcast service and/or multicast service |
| JP2006339919A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Kyocera Corp | 無線通信端末、基地局、ハンドオフ制御方法、および基地局制御方法 |
| JP2009094788A (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Nakayo Telecommun Inc | 無線アクセスポイントおよび無線中継方法 |
| JP2011254501A (ja) * | 2011-07-11 | 2011-12-15 | Sharp Corp | 移動局、基地局及びこれらを備えた無線通信システム |
| JP2019527948A (ja) * | 2016-08-10 | 2019-10-03 | ソニー株式会社 | 無線通信における電子デバイス及び方法 |
| JP7031613B2 (ja) | 2016-08-10 | 2022-03-08 | ソニーグループ株式会社 | 無線通信における電子デバイス及び方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2002171548A (ja) | マルチキャストサービス提供方法、無線基地局及び無線端末 | |
| KR100512755B1 (ko) | 멀티캐스트 서비스 제공 시스템, 멀티캐스트 서비스 제공방법, 정보일제송신장치, 무선단말 및 무선기지국 | |
| JP3717748B2 (ja) | マルチキャストサービス提供方法及びシステム及び情報配信装置及び無線端末 | |
| CN1653733B (zh) | 一种用于在无线发射/接收单元中使用的方法 | |
| EP2014121B1 (en) | A method of operation in a dual carrier communication system | |
| JP2003530043A (ja) | 移動局によるパケット交換ページの受信を可能にするための方法 | |
| JP2003530018A (ja) | 移動局の回線交換ページの受信を可能にするための方法 | |
| MXPA06001311A (es) | Metodo y aparato para transmitir y recibir datos de paquete mbms e informacion de control. | |
| CN1620181A (zh) | 在码分多址移动通信***中的调度呼叫发生和建立 | |
| US7512101B2 (en) | Apparatus and method for enabling different reduced slot cycle modes in a wireless network | |
| CN101543130A (zh) | 在移动通信***中进行切换之时选择接入方法 | |
| US7974651B2 (en) | Automatically switching a TDMA radio affiliated with a FDMA site to a TDMA site | |
| US7280500B2 (en) | System and method for synchronizing broadcast transmissions from wireless base stations | |
| JPH07283782A (ja) | 移動通信システム | |
| CN101053166B (zh) | 双频/双模移动通信终端及其控制方法 | |
| US7133674B2 (en) | Apparatus and method for reactivating multiple packet data sessions in a wireless network | |
| JP2001128208A (ja) | 無線通信システム | |
| US9301195B2 (en) | Method, system and device for performing a registration procedure of a mobile terminal device in a mobile communications network | |
| JPH1079700A (ja) | 無線通信システム | |
| US20040077364A1 (en) | System and method for providing a group of subscribers with access to a wireless telecommunication system | |
| JP2000115067A (ja) | Ｔｄｍａディジタル無線通信による一斉通報システム | |
| KR20050110532A (ko) | 이동통신 시스템에서 호 설정 방법 및 장치 | |
| KR20070032334A (ko) | 무선 네트워크에서 통신을 하기 위한 전력 레벨 결정 방법및 시스템 | |
| KR100427576B1 (ko) | 비동기식 ｉｍｔ-2000 시스템에서의 회선 교환 서비스용이동 단말기의 코덱 제어 방법 | |
| CN102355630B (zh) | 管理多点播送服务的方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060411 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060602 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070116 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070522 |