JP2002169739A - ダウンロードシステム - Google Patents

ダウンロードシステム

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JP2002169739A
JP2002169739A JP2001230526A JP2001230526A JP2002169739A JP 2002169739 A JP2002169739 A JP 2002169739A JP 2001230526 A JP2001230526 A JP 2001230526A JP 2001230526 A JP2001230526 A JP 2001230526A JP 2002169739 A JP2002169739 A JP 2002169739A
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JP2001230526A
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English (en)
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Koichi Yasutake
剛一 安武
Kazuyuki Uchida
和之 内田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信側装置において実行不能なプログラムが
受信側装置に送信されるという無意味なダウンロード処
理が行われることのないダウンロードシステムを提供す
る。 【解決手段】 送信元装置から受信側装置にプログラム
がダウンロードされるダウンロードシステム1におい
て、要求元の受信側装置20がプログラムのダウンロー
ド要求とともに、その時点での受信側装置20上の資源
の使用状況を示す受信側装置情報を送信元装置10に送
信し、送信元装置10は、受信した受信側装置情報と予
め保持する使用資源情報700(プログラムごとに格
納、実行に要する資源を示す情報)とを元に、要求され
たプログラムが現在の受信側装置20上で実行可能か否
かを判定し、実行可能と判定した場合にのみプログラム
は受信側装置20へダウンロードされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、送信元装置から受
信側装置へ、無線あるいは有線による通信を利用して、
プログラムのダウンロードを行なうダウンロードシステ
ムに関する。
【従来の技術】近年、無線あるいは有線による通信が可
能な送信元装置と受信側装置との間で、受信側装置から
の要求に応じて送信元装置からプログラムのダウンロー
ドが行われるという、ダウンロードシステムを用いたサ
ービスが行われている。具体的な例としては、オンライ
ンショッピングの購入申し込み用のプログラム、放送番
組の番組表に従って番組予約を行うためのプログラム
を、サーバからユーザの手元にある端末(セットトップ
ボックスなど)にダウンロードするものや、装置の遠隔
監視システムにおいて監視センターから監視対象の装置
へ自己診断用プログラムをダウンロードするもの、など
がある。
【0002】そして、送信元装置は、受信側装置に関す
る静的な情報(装置のメモリ容量、規格など)を予め保
持しておき、プログラムをダウンロードする場合、これ
ら静的な情報をチェックしてプログラムの格納や実行に
問題がないと判断したうえで、プログラムを送信する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プログ
ラムを受信、格納するのに必要なプログラム格納領域が
あるか、充分なOS資源があるかといった受信側装置に
おけるプログラム動作環境は、その時々の状況によって
動的に変化する。例えば、ダウンロード要求時点で別の
プログラムが実行中であった場合、そのプログラムが格
納されている領域やそのプログラムの実行に使用されて
いる資源は、新たにダウンロードを要求したプログラム
の格納、実行には利用できない。しかも、ダウンロード
要求を指示するユーザも、格納領域やOS資源などの使
用状況を把握した上で指示を行うわけではないから、格
納や実行のできない状況から新たなプログラムのダウン
ロード要求が発行されてしまうことも充分ありうる。
【0004】そこで、ダウンロード処理は開始されたも
のの、受信側装置にはプログラムを格納するだけの空き
格納領域が無いためにダウンロードを打ち切らざるを得
なくなったり、プログラムを受信、格納はしたものの実
行に要する資源が不足していて、ダウンロードされたプ
ログラムを受信側装置が実行できない、あるいは実行し
た結果、システムが暴走する結果を招く、といった事態
が発生する。このように受信側装置が格納や実行のでき
ない状況でプログラムのダウンロード処理が行われるこ
とは、ユーザへのサービスという観点から見て不都合で
あるとともに、ダウンロードに要した時間や通信費が無
駄になるという問題もある。
【0005】本発明は、上記の課題に鑑み、受信側装置
が新たなダウンロードプログラムを格納・実行できない
状況で無意味なダウンロード処理が行われることのない
ダウンロードシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のダウンロードシステムは、プログラムを
受信、実行する受信側装置と前記受信側装置へプログラ
ムを送信する送信元装置とから成るダウンロードシステ
ムであって、前記受信側装置は、前記受信側装置が有す
るプログラム実行用資源の使用状況を示す受信側装置情
報を生成する情報生成手段と、ダウンロード対象のプロ
グラムを示す識別情報と前記情報生成手段が生成した受
信側装置情報とを含むダウンロード要求を前記送信元装
置に送信する要求送信手段と、前記ダウンロード要求に
応じて前記送信元装置が送信してくるプログラムを受信
するプログラム受信手段と、を有し、前記送信元装置
は、1以上のプログラムをそれぞれ識別情報と対応づけ
て保持するプログラム保持手段と、前記1以上のプログ
ラムの各々に関して、実行に必要な資源を示す必要資源
情報を保持する資源情報保持手段と、前記受信側装置か
ら送信されてくる前記ダウンロード要求を受け付ける要
求受付手段と、前記要求受付手段が受け付けた前記ダウ
ンロード要求に含まれる識別情報が示すプログラムに関
する必要資源情報と前記ダウンロード要求に含まれる受
信側装置情報とから、前記ダウンロード要求に含まれる
識別情報が示すプログラムを前記受信側装置が実行する
ことが可能か否か判定する判定手段と、前記判定手段が
前記受信側装置において実行可能と判定したプログラム
を前記受信側装置に送信するプログラム送信手段と、を
有すること、を特徴とする。
【0007】このようなダウンロードシステムでは、送
信元装置はプログラムダウンロードに先立って、受信側
装置がダウンロードを望むプログラムが受信側装置で実
行可能か否か判定するので、実行不能なプログラムがダ
ウンロードされるという意味のない処理が行われること
はない。
【0008】
【発明の実施の形態】 以下、本発明のダウンロードシ
ステムに関する実施の形態を、図面を参照しながら説明
する。(実施の形態1) 図1は、本実施の形態におけ
るダウンロードシステム1の構成を示すブロック図であ
る。ダウンロードシステム1は、1つの送信元装置10
と複数の受信側装置20(作図の都合上1つのみ図示)
とが回線網Nによって双方向通信の可能な形で接続され
て成り、受信側装置20からの要求に応じて、送信元装
置10から受信側装置20にプログラムのダウンロード
が行われる。具体的には、送信元装置10はケーブルテ
レビ(CATV)の放送局、受信側装置20はユーザの
家庭内に置かれてテレビ受像機に接続されたセットトッ
プボックスである。そして、ダウンロードされるプログ
ラムは、EPG(Electronic Program Guide:電子番組
案内)など、番組の視聴や予約録画などのサービスを実
現するために放送局が提供するプログラムである。
【0009】受信側装置20がダウンロードプログラム
を実行するためには、まず、プログラムを格納するため
の格納領域が確保できること、そして、当該プログラム
の実行に要する資源を確保できることが前提となる。 (ダウンロード処理の概要)先ず、プログラムのダウン
ロード処理実行の過程と、その過程において送信元装置
10と受信側装置20との間での送受信される各種の要
求および情報の概要とを説明する。
【0010】図2は、ダウンロード処理の手順とそれに
伴なう情報の流れとを示すシーケンス図である。先ず、
受信側装置20がユーザから、あるプログラムのダウン
ロード要求を発行するよう指示を受け付ける()。そ
して、受信側装置20は、その時点での自身のプログラ
ム実行環境(新たなプログラムを格納するための空きエ
リア、プログラム実行に用いることのできる資源の使用
状況)に関する情報(「受信側装置情報」)を生成する
()。そして、これに取得しようとするプログラムの
識別情報などを加えたダウンロード要求を送信元装置1
0に送信する()。
【0011】送信元装置10は受信側装置20からのダ
ウンロード要求を受け付けると、格納している複数のダ
ウンロード用プログラムから、要求に含まれるプログラ
ム識別情報に対応するプログラムとそれに付随する情報
とを読み出す()。この「付随する情報」は、当該プ
ログラムの実行に必要な資源に関する情報(「使用資源
情報」)などである。送信元装置10は、この使用資源
情報と受信側装置20から受け取った受信側装置情報と
を参照し、受信側装置20上で当該プログラムを実行で
きるかどうか(実行できるだけの資源の空きがあるかど
うか)判定する()。そして、実行可能と判定した場
合、送信元装置10は、当該プログラムの実行に必要な
情報(プログラムにどの資源を割り当てるかを示す「プ
ログラム情報」、プログラム実行時のシステム要求の内
容を示す「システム要求情報」)を生成し、これらとと
もにプログラムを受信側装置20に送信する()。
【0012】そして、受信側装置20は、受信したプロ
グラムを格納し、プログラム情報の内容に応じた資源の
確保を行ってから、必要なシステム要求を発行してプロ
グラムを実行する()。なお、の判定処理において
「実行不能」と判定した場合、送信元装置10は受信側
装置20に対し「ダウンロード不可」のメッセージを送
り、受信側装置20は、ユーザに対し、実行中のプログ
ラムを終らせて(資源に空きを作って)から再要求する
よう促す。 (構成)次いで、上記のダウンロード処理を実行するダ
ウンロードシステム1の構成を、図1を参照しながら、
受信側装置20と送信元装置10に分けて説明する。 (受信側装置20の構成)受信側装置20は、ダウンロ
ード処理に関連する構成として、ユーザとのインタフェ
ースを実現するインタフェース部21、受信側装置情報
を生成する受信側装置情報生成部22、ダウンロード要
求を送信元装置10に送る要求送信部23、ダウンロー
ドされてきたプログラムを受信するプログラム受信部2
4、プログラム実行のための資源を確保する資源獲得部
25、プログラム実行のためにシステムに対する要求を
発行するシステム要求発行部26、各種情報を保持する
記憶部27を有する。
【0013】インタフェース部21は、キーボード等の
入力手段(図示せず)を介してプログラムのダウンロー
ド要求をユーザから受け付けると、要求送信部23には
当該プログラムの識別情報を渡して、送信元装置10へ
の要求送信を指示するとともに、受信側装置情報生成部
22には資源情報の生成を指示する。また、インタフェ
ース部21は、プログラムダウンロード処理の結果をユ
ーザに伝えるためのメッセージを生成し、ディスプレイ
装置(図示せず)に表示する。
【0014】受信側装置情報生成部22は、インタフェ
ース部21の指示を受けて起動し、その時点で記憶部2
7に格納されている資源管理テーブル300と格納領域
管理テーブル400との内容をもとに受信側装置情報を
生成し、要求送信部23に出力する。資源管理テーブル
300には、プログラム実行用資源の使用状況を管理す
る情報が格納されており、格納領域管理テーブル400
には、ダウンロードプログラムの格納用領域の使用状態
を管理する情報が格納されている。
【0015】図3は資源管理テーブル300とそこに格
納された資源管理情報の例とを示す。資源管理テーブル
300には、受信側装置20でダウンロードプログラム
実行のために用いることのできる各種資源(タスク用資
源、メモリプール用資源)のそれぞれに関して管理用の
情報である資源管理情報301〜305が格納されてい
る。
【0016】資源管理情報301〜305は、資源の種
別を表す「資源種別部310」、各資源に付加された固
有の識別情報である「資源ID部320」、当該資源が
使用中かどうかを示す「使用状態部330」、資源が占
有する領域の大きさを示す「確保領域部340」から成
る。資源種別部310の内容は、「タスク用資源」であ
ることを示す「task」、「メモリプール用資源」である
ことを示す「mempool」の2種類となっている。「タス
ク用資源」はプログラムにおいて実行されるタスクの管
理のためにOSが使用する領域であり、具体的にはタス
ク管理情報(TCB:Task Control Block)が格納され
る。1つのプログラムの実行において複数のタスクが並
行して実行される場合があるが、同時に実行できるタス
クの数はタスク用資源の数で制限される。例えば、タス
ク用資源が2つしか使えない環境では3つ以上のタスク
が並行して走るようなプログラムは実行できない。一
方、「メモリプール用資源」はプログラムの実行のため
に使用される作業用メモリを管理するためにOSが利用
する情報が格納される領域である。
【0017】資源ID部320は、資源の識別情報であ
る。資源種別ごとに固有の値となるように設定されてい
る。使用状態部330の内容は、既に何らかのダウンロ
ードプログラムの実行のために使用されていて使用不可
であることを示す「USED」、いかなるプログラムにも使
用されておらず、新たなダウンロードプログラムの実行
のために使用可能であることを示す「UNUSED」のいずれ
かとなる。
【0018】図3の資源管理テーブル300の内容によ
れば、受信側装置20が3つのタスク用資源と2つのメ
モリプール用資源を有しており、そのうち1つのタスク
用資源(資源ID:1)と1つのメモリプール用資源
(資源ID:1)が使用中である。図4は、格納領域管
理テーブル400の構成とそこに格納される格納領域情
報の例とを示す図である。
【0019】格納領域情報401〜403はいずれも、
格納領域に付加された識別情報である領域ID部41
0、格納領域のメモリアドレスを示す先頭番地部42
0、格納領域の使用状態(USED:使用中/UNUSED:未使
用、すなわち、すでに格納されているダウンロードプロ
グラムがあるかどうか)を示す使用状態部430、格納
領域のサイズを示す確保領域部440、格納領域に格納
されたダウンロードプログラムの識別情報であるプログ
ラムID部450から成る。
【0020】図4の格納領域管理テーブル400の内容
から分かるのは、受信側装置20が3つの格納領域を有
し、そのうち、領域IDが「0」であるプログラム格納
領域に、「W」という識別情報を有するダウンロードプ
ログラムが格納されているということである。図3の資
源管理テーブル300の内容と照らし合わせて見れば、
このプログラムWが1つのタスク用資源と1つのメモリ
プール用資源を用いて実行中であると分かる。
【0021】要求送信部23は、インタフェース部21
からの指示を受けて起動し、受信側装置情報生成部22
から受信側装置情報が出力されてくるのを待ち、インタ
フェース部21から受け取ったプログラムの識別情報、
受信側装置情報生成部22から受け取った受信側装置情
報を併せたプログラムダウンロード要求を送信元装置1
0に送信する。なお、要求送信部23は、このダウンロ
ード要求に予め保持している受信側装置20のハードウ
ェアシリアル番号(要求元の識別情報)を付加してお
く。
【0022】図5は、要求送信部23から送信元装置1
0に送られるダウンロード要求500の構成と内容の例
とを示す図である。ダウンロード要求500は、ダウン
ロード要求の対象であるプログラムの識別情報510、
要求元の受信側装置20の識別情報であるハードウェア
シリアル番号520、そして、資源管理テーブル300
(図3参照)の内容である資源管理情報部531と格納
領域管理テーブル400(図4参照)の内容である格納
領域情報部532とを組み合わせた受信側装置情報53
0から成る。
【0023】プログラム受信部24は、要求送信部23
が送信した要求に応じて送信元装置10から送信されて
くるプログラムを受け取り、これを内蔵メモリ(図示せ
ず)に一時的に格納するとともに、プログラムとともに
送信されてくるプログラム情報(プログラム用の資源確
保に必要な情報、詳細は後述)を資源獲得部25に、シ
ステム要求情報(プログラムの実行開始に必要なシステ
ム要求に関する情報、詳細は後述)をシステム要求発行
部26に、それぞれ出力する。そして、資源獲得部25
から資源の獲得が完了した旨の通知がくるのを待って、
プログラム受信部24は、一時保持していたプログラム
を記憶部27内のプログラム格納領域に格納する。
【0024】また、プログラム受信部24は、「ダウン
ロード不可」の通知を送信元装置10から受け取った場
合、これに応じたメッセージを表示するようインタフェ
ース部21に指示する。資源獲得部25は、プログラム
受信部24から受け取ったプログラム情報の内容に応
じ、ダウンロードされるプログラムの格納領域および実
行に必要な資源を確保する。具体的には、資源の使用状
況を管理する資源管理テーブル300の内容を更新し
て、資源の使用を明示する(使用しようとする資源に関
する資源管理情報の使用状態部330の内容を「UNUSE
D」から「USED」に変更する)とともに、プログラムを
格納する領域についても使用を宣言するために、当該格
納領域に関する格納領域情報の使用状態部430の内容
を「UNUSED」から「USED」に変更する。
【0025】システム要求発行部26は、プログラム受
信部24から受け取ったシステム要求情報の内容に従っ
てシステム要求を発行し、システムの再起動やダウンロ
ードプログラムの実行などに関する制御要求を発生させ
る。記憶部27には、ダウンロードされてくるプログラ
ムが格納されるほか、上述の資源管理テーブル300、
格納領域管理テーブル400が格納されている。 (送信元装置10の構成)送信元装置10は、各種ダウ
ンロード用プログラムとその関連情報とが予め格納され
ている格納部16、ダウンロード要求を受け付ける要求
受信部11、要求されたプログラムを検索する検索部1
2、当該プログラムのダウンロードの可否(要求元受信
側装置での実行の可否)を判定する判定部13、プログ
ラムの内容の一部を受信側装置20での実行のために書
き換える書き換え部14、プログラムを送信するプログ
ラム送信部15を有する。
【0026】先ず、格納部16に格納されている各種情
報について説明する。格納部16には、プログラムとそ
の関連情報とが格納されているとともに、ダウンロード
要求に応じてこれらを速やかに読み出せるよう、これら
の格納位置を管理するプログラム管理テーブル600が
格納されている。図6はプログラム管理テーブル600
の構成と内容の一例とを示す図である。プログラム管理
テーブル600には、格納部16に格納されているプロ
グラムの各々に関するプログラム管理情報が格納されて
いる。プログラム管理情報は、プログラム自身の識別情
報であるプログラムID部601、および格納部16に
おける格納位置を示すプログラムアドレス部602、そ
して当該プログラムの関連情報の格納位置を示す使用資
源情報アドレス部603およびシステム要求情報アドレ
ス部604から成る。
【0027】プログラムID601は、プログラムの識
別情報であり、受信側装置からダウンロード要求500
とともに送信されてくるプログラム識別情報510(図
5参照)に対応する。プログラムアドレス602は、プ
ログラム本体の格納部16における格納位置(アドレ
ス)を示す。
【0028】使用資源情報アドレス部603は、当該プ
ログラムの実行に必要な資源とプログラムの格納に必要
な領域の大きさとを示す使用資源情報の格納位置(アド
レス)を示す。図7は、図6に示すプログラム管理情報
611が指すプログラムID「X」のダウンロード用プ
ログラム(以下「プログラムX」)を例に使用資源情報
700の構成と内容とを示す。情報は、大きく資源部7
10と格納領域部720とに分かれる。資源部710に
は、プログラムXの実行に必要な資源に関する情報が、
格納領域部720には、プログラムXの格納に必要な領
域のサイズを示す情報が格納されている。
【0029】同図の資源部710は、資源の種別を示す
資源種別部711、資源の識別情報である資源ID部7
12、資源に必要な領域のサイズを示す使用領域部71
3から成る。この使用資源情報700の内容からは、プ
ログラムXの実行には2つのタスク用資源と1つのメモ
リプール用資源が必要であり、タスク用資源のうちID
が「A」のものは領域サイズが「0x3000」、タス
ク用資源のうちIDが「B」のものは領域サイズが「0
x4000」、メモリプール用資源(ID:「C」)の
領域サイズは「0x300」であることが分かる。
【0030】ここで再び図6に示すプログラム管理テー
ブル600の説明に戻る。システム要求情報アドレス部
604は、当該プログラムが実行にあたって発行する必
要のあるシステム要求の内容を示すシステム要求情報の
格納位置を示す。図8は、システム要求情報の内容の概
略を示す図である。説明の便宜上、要求の内容は文字で
記載しているが、実際のシステム要求はプログラミング
言語で記述されている。ここでのシステム要求の例は、
プログラム実行の前にいったんシステムを終了させて再
起動することを求めるものである。ライン801の“再
起動”はシステムの再起動の要求である。ライン802
の“実行:X”はプログラム実行の要求であり、「X」
は実行すべきプログラムの識別情報である。
【0031】以上で格納部16に格納された各種情報の
説明を終り、以下、送信元装置10の構成各部の処理内
容を説明する。要求受信部11は、受信側装置20から
ダウンロード要求500(図5参照)を受信すると、そ
の中に含まれるダウンロード対象のプログラムの識別情
報510を検索部12に出力して検索を指示するととも
に、受信側装置情報530の内容を判定部13に出力す
る。また、受信側装置20のハードウェアシリアル番号
520を書き換え部14に出力する。
【0032】検索部12は、要求受信部11から出力さ
れてきたプログラム識別情報510の値を条件にプログ
ラム管理テーブル600のプログラムID部601を検
索し、要求されたプログラムに対応するプログラム管理
情報を読み出す。そして、当該プログラム管理情報の内
容(図6参照)をもとに、格納部16から、当該プログ
ラムの本体、当該プログラムに関する使用資源情報70
0(図7参照)およびシステム要求情報800(図8参
照)を読み出して、プログラム本体は書き換え部14
に、使用資源情報は判定部13に、システム要求情報は
プログラム送信部15に、それぞれ出力する。
【0033】判定部13は、要求受信部11から得た受
信側装置情報530の内容と、検索部12から得た使用
資源情報700とから、要求されたプログラムが要求元
の受信側装置20において実行可能かどうか判定する。
判定手順は以下の通りである。先ず、受信側装置20に
当該プログラムを格納することのできるプログラム格納
領域が存在するか、さらに、当該プログラムの実行に必
要な資源を受信側装置20内で確保できるか、これら2
つの要件について判定する。これらの条件が両方とも満
たされれば、当該プログラムは要求元の受信側装置20
で実行可能と判定される。
【0034】判定部13による判定処理の具体的内容
を、プログラムXのダウンロードの場合を例に図5、7
を参照しながら説明する。先ず格納領域に関する条件で
あるが、これについては、受信側装置情報530に含ま
れる格納領域情報部532の内容と使用資源情報700
の格納領域部720の内容とを照会することで判定す
る。
【0035】まず、図5に示す格納領域情報部532の
内容から、受信側装置20には、プログラム格納領域の
空きが2つあり、それぞれの領域のサイズは「0x80
0000」、「0x400000」であることが分か
る。一方、使用資源情報700における格納領域部72
0を見ると、ダウンロードを要求されたプログラムXの
格納に必要な領域の大きさは「0x500000」であ
るので、受信側装置20の2つの空き領域のうち領域の
サイズが「0x800000」である方の領域に格納で
きることが分かる。よって格納領域に関する条件は満た
される。
【0036】次いで、資源に関する条件については、受
信側装置情報530内の資源管理情報部531の内容と
使用資源情報700の資源部710の内容とを照会する
ことで判定が行われる。ここでは、資源部710の内容
から、プログラムXの実行に3つの資源(タスク用資源
2つ、メモリプール用資源1つ)が必要であることが分
かる。各資源について、受信側装置20上で確保できる
かどうか、資源管理情報部531の内容を確認する。先
ず、識別情報が「A」であるタスク用資源(以下、「タ
スク用資源A」)であるが、これに必要な領域のサイズ
は「0x3000」である。これに対し、資源管理情報
部531を見ると、受信側装置20には使用可能なタス
ク用資源(使用状態情報が「UNUSED」のもの)が2つあ
り、それぞれ資源IDは「2」、「3」、確保領域のサ
イズは「0x5000」、「0x4000」である。よ
って、タスク用資源Aには、受信側装置20内の資源I
D「2」のタスク用資源を割り当てることができる。同
様に、識別情報が「B」であるタスク用資源(以下、
「タスク用資源B」)にも、資源IDが「3」のタスク
用資源を割り当てることが可能である。
【0037】同様に、識別情報が「C」であるメモリプ
ール用資源については、受信側装置20で唯一使用可能
なメモリプール用資源(資源IDの値が「2」)に割り
当てることができる。すなわち、プログラムWの実行に
要する資源は、全て受信側装置20上に確保できること
が分かるので、資源に関する条件も満たされていること
が分かる。よって、プログラムXについての判定部13
の判定結果は、「実行可能」となる実行可能と判定した
場合、判定部13は、プログラム実行に必要な各種資源
に受信側装置20側のいずれの資源を割り当てるかを示
す割り当て情報を作成し、書き換え部14に出力する。
【0038】図9は、判定部13が作成する割り当て情
報900の構成と内容(プログラムXの場合)とを示
す。割り当て情報900は、送信元装置10側でプログ
ラム実行に必要な資源に付加している識別情報と受信側
装置20で使用可能な資源に付加している識別情報とを
対応付けることで、プログラム実行に必要な資源に受信
側装置20側のいずれの資源を割り当てるべきかを示
す。割り当て情報900は、資源種別部901、送信側
資源ID部902、受信側資源ID部903から成る。
送信元装置10側の資源IDと受信側装置20側の資源
IDとの対応関係は、上述した判定処理の過程で得られ
たものである。すなわち、送信元装置10が「A」のI
Dを付加したタスク用資源には、受信側装置20内のI
D「2」のタスク用資源を、送信元装置10が「B」の
IDを付加したタスク用資源には受信側装置20内のI
Dが「3」のタスク用資源を、送信元装置10が「C」
の識別情報を付加したメモリプール用資源については、
受信側装置20で唯一使用可能なメモリプール用資源
(ID「2」)を、それぞれ割り当てることを示してい
る。
【0039】さらに、判定部13は、ダウンロード対象
のプログラムを受信側装置20側で格納、実行するのに
必要な情報をまとめたプログラム情報を生成し、プログ
ラム送信部15に出力する。図10は、プログラム情報
1000の構成と内容の例(プログラムXの場合)とを
示す。プログラム情報1000は、プログラムID部1
010、格納領域サイズ部1020、領域ID部103
0、資源部1040から成る。プログラムID部101
0はダウンロード対象のプログラムの識別情報を示す。
格納領域サイズ部1020は、当該プログラムの格納に
必要な領域のサイズを示す。そして、領域ID部103
0は、プログラムを受信側装置20内のいずれの格納領
域に格納すべきかを格納領域の識別情報によって示す。
また、資源部1040は、プログラムの実行に受信側装
置20が使用すべき資源を、種別と資源IDとで示す。
プログラム情報1000は、受信側装置20側でプログ
ラムを格納・実行する際、資源管理テーブル300、格
納領域管理テーブル400の内容更新のために資源獲得
部25によって参照される。
【0040】なお、判定部13は、判定結果が「実行不
可」であった場合、結果をプログラム送信部15に通知
するのみで、割り当て情報、プログラム情報は生成しな
い。書き換え部14は、受信側装置20側で当該プログ
ラムが実行できるように、割り当て情報900の内容に
応じ、プログラムにおける資源使用に関わる部分の内容
を書きかえた上で、プログラム送信部15に出力する。
具体的には、プログラム内に記述された資源の識別情報
の値を、送信元装置10が付加していたものから、受信
側装置20側で用いる資源識別情報の値に書き換える。
こうした書き換えを行うのは、実行に当たって用いられ
る受信側装置側の資源は、装置ごとに、また、その時々
の資源使用状況に応じて動的に変化するためである。そ
こで、送信元装置10側では、保持しているプログラム
の資源関連の記述箇所にはダミーの識別情報を記述して
おき、要求を受けて具体的にどの受信側装置のどの資源
を用いるかが決定してから、このダミーの識別情報を受
信側装置で使用する実際の資源の識別情報に書き換える
のである。
【0041】図11は、書き換え部14が具体的にどの
ような書き換えを行うかを示す図である。同図はプログ
ラムリストのうち資源使用に関する部分である。同図
(a)は、書き換え前の内容を示す。ライン1101は
1つめのタスク用資源の使用に関する記述であり、ライ
ン1102は2つめのタスク用資源の使用に関する記述
である。ライン1103はメモリプール用資源の使用に
関する記述である。いずれの資源IDも、ダミーの値
(「A」、「B」、「C」:使用資源情報700(図7
参照)の資源ID部712に対応)で記述されている。
このダミーの値のままでは、受信側装置上でこのプログ
ラムを実行することはできない。
【0042】割り当て情報900(図9参照)の内容に
よれば、タスク用資源Aには受信側装置20側の資源I
D「2」のタスク用資源が、タスク用資源Bには受信側
装置20の資源ID「3」のタスク用資源が、メモリプ
ール用資源Cには受信側装置20の資源ID「2」のメ
モリプール用資源が割り当てられることになっている。
これに応じて書き換えられた結果が図11(b)であ
る。ライン1101’〜1103’に示す通り、タスク
用資源、メモリプール用資源はそれぞれ、資源IDの部
分が書き換えられている。また、書き換え部14は、書
き換え後のプログラムが受信側装置20で実行されるも
のであることを示すために、要求受信部11から受け取
った受信側装置20のハードウェアシリアル番号「67
5435」を受信側装置ID記述用のライン1104に
書き込む。受信側装置20は、自身のハードウェアシリ
アル番号が書き込まれていないダウンロードプログラム
は実行できないように設定されているので、このように
ハードウェアシリアル番号を書き込むことで、プログラ
ムの不正使用を防止できる。
【0043】プログラム送信部15は、判定部13から
出力されてきたプログラム情報テーブル1000、プロ
グラム書き換え部14から出力されてきた書き換え後の
プログラム本体、そして、検索部12から出力されてき
たシステム要求情報800を併せて受信側装置20に送
信する。 (動作)以下、ダウンロードシステム1のプログラムダ
ウンロード処理時の動作について、図面を参照しながら
説明する。
【0044】図12、13は、1件のプログラムダウン
ロード処理において、それぞれ受信側装置20、送信元
装置10の動作を示すフローチャートである。ダウンロ
ード処理は、受信側装置20がユーザからダウンロード
要求の発行指示を受け付けた時点で開始されるので、先
ず、図12に示す受信側装置20の動作から説明を始め
る。
【0045】先ず、インタフェース部21が、ユーザか
らダウンロード要求の発行指示、およびダウンロード要
求対象のプログラムの識別情報を受け付ける(S120
1:Yes)。これに応じて、受信側装置情報生成部22
は受信側装置情報を生成し、要求送信部23は、受信側
装置情報生成部22が生成した受信側装置情報、インタ
フェース部21が受け付けたプログラム識別情報、要求
送信部23が保持している受信側装置20のハードウェ
アシリアル番号を併せたダウンロード要求(図5参照)
を送信元装置10に送信する(S1202)。
【0046】受信側装置20がダウンロード要求を送信
した時点で、処理の主体は送信元装置10となる。以
下、図13の送信元装置10の動作を示すフローチャー
トを参照しながら説明する。送信元装置10では、先
ず、要求受信部11が受信側装置20からダウンロード
要求を受け付ける(S1301:Yes)。要求受信部1
1は、ダウンロード要求に含まれる情報のうち、プログ
ラム識別情報を検索部12に、受信側装置情報(格納領
域情報部および資源管理情報部)を判定部13に、受信
側装置20のハードウェアシリアル番号を書き換え部1
4に、それぞれ出力する。
【0047】そして、検索部12は、プログラム識別情
報をもとに当該プログラムに対応するプログラム管理情
報(図6参照)を得て、これをもとに格納部16から読
み出したプログラムを書き換え部14に、使用資源情報
700(図7参照)を判定部13に、システム要求情報
(図8参照)をプログラム送信部15に、それぞれ出力
する(S1302)。
【0048】次いで、判定部13は、要求受信部11か
ら得た受信側装置情報530の内容と検索部12から得
た使用資源情報700とをもとに、要求されたプログラ
ムが受信側装置20で実行可能かどうか(プログラム実
行に必要な資源を受信側装置20で確保できるかどう
か)を判定する(S1303)。判定部13は、受信側
装置20でプログラムの実行が可能と判定すると(S1
304:“実行可”)、プログラム情報1000(図1
0参照)を生成するとともに(S1305)、割り当て
情報900(図9参照)を生成して書き換え部14に出
力し、プログラムの書き換えを指示する。これに応じ
て、書き換え部14は、検索部12から出力されてきた
プログラムの内容の一部を書きかえたうえで、プログラ
ム送信部15に出力する(S1306)。
【0049】プログラム送信部15は、書き換え部14
から書き換え後のプログラムを受け取った時点で、判定
部13から得たプログラム情報1000、検索部12か
ら得たシステム要求情報800、書き換え部14から得
た書き換え後プログラムという順序で受信側装置20に
送信する(S1307)。なお、判定部13は、要求さ
れたプログラムの受信側装置での実行が不可能と判定す
ると(S1304:“実行不可”)、プログラム送信部
15に指示して、受信側装置20に「実行不可」を通知
させる(S1308)。
【0050】以上で、ダウンロード処理における送信元
装置10側の処理は完了する。以下、これに続く受信側
装置20側の動作を、再び図12を参照しながら説明す
る。応答待ちで待機していた受信側装置20は、送信元
装置10からの応答を待って(S1203:Yes)、処
理を再開する。ダウンロード要求に対して送信元装置1
0がプログラムを送信してきた場合(S1204:Ye
s)、プログラム受信部24は、送信元装置10から送
信されたプログラムおよびそれに付随するプログラム情
報1000を受信し、先ず、プログラム情報を資源獲得
部25に出力して、プログラムの受信・実行のための資
源獲得を指示する。
【0051】これに対し、資源獲得部25は、先ず、ダ
ウンロードされるプログラムの格納領域を確保するため
に、プログラム情報1000の内容に応じて記憶部27
が保持する格納領域管理テーブル400の内容(格納領
域情報)を更新する(S1205)。図14は、プログ
ラムXをID「1」の格納領域に格納する場合の、格納
領域情報1401の更新内容を示す図である。同図
(a)は更新前の状態であり、ID「1」の格納領域を
管理する格納領域情報1401の使用状態部の値は、未
使用であることを示す内容(「UNUSED」)となってい
る。資源獲得部25は、プログラム情報1000の内容
(領域ID部1010=「1」)を参照して、これに対
応する格納領域情報1401’の使用状態部の内容を
「USED」に書き換え、プログラムID部にはプログラム
情報1000のプログラムID部1010の内容「X」
を格納する。この結果、格納領域管理テーブル400の
内容は、同図(b)に示すものとなる。これにより、ダ
ウンロードされるプログラムXを領域ID「1」の格納
領域に格納することができる。
【0052】また、資源獲得部25は、プログラムの領
域サイズ「0x500000」に対して領域ID「1」
の領域のサイズが「0x800000」と大きく、サイ
ズ「0x300000」のあまりが生じるので、このあ
まりの部分を切り離して別領域として利用できるよう
に、新たな領域管理情報1402を追加する。次いで、
資源獲得部25は、資源管理テーブル300内の資源管
理情報の内容を更新して、ダウンロードされるプログラ
ムX実行用の資源を確保する(S1206)。
【0053】図15は、資源獲得部25が、プログラム
情報1000の内容(図10参照)に応じて、資源管理
テーブル300の内容をどう更新するかを示す図であ
る。同図(a)に示すように、更新前の資源管理テーブ
ル300では、2つのタスク用資源(ID:「2」、
「3」)と1つのメモリプール用資源(ID:「2」)
が未使用(「UNUSED」)となっている。プログラム情報
1000(資源部1040)では、プログラムX実行の
ために、これら空き資源をすべて使用することとなって
いるので、資源獲得部25は、これらの2つのタスク用
資源と1つのメモリプール用資源について、使用状態を
「USED」に変更する。その結果が図15(b)である。
【0054】上記の資源確保を完了した資源獲得部25
は、プログラム受信部24にその旨を通知する。する
と、プログラム受信部24は、受信したプログラムを資
源獲得部25が確保した格納領域(ID:1)に格納す
る(S1207)。そして、プログラムの受信・格納が
完了すると、プログラム受信部24は、システム要求発
行部26にシステム要求情報(図8参照)を出力して、
システム要求の発行を指示する。システム要求発行部2
6は、システム要求情報に応じたシステム要求(システ
ムの再起動、プログラムXに実行要求)を発行する(S
1208)。これによって、受信側装置20上でプログ
ラムXが実行される。
【0055】なお、プログラム受信部24が送信元装置
10から受信したのが、「プログラム実行不可」の通知
であった場合(S1204:No)、プログラム受信部2
4はインタフェース部21に指示して、「ダウンロード
不可」を通知するメッセージをユーザに提示させる(S
1209)。 (まとめ)上記の通り、本実施の形態におけるダウンロ
ードシステム1は、要求元の受信側装置20がプログラ
ムのダウンロード要求とともに受信側装置情報を送信元
装置10に送信し、送信元装置10は、この受信側装置
情報を元に、要求されたプログラムが現在の受信側装置
20上で実行可能か否かを判定し、実行可能と判定した
場合にのみプログラムのダウンロードを行う。そのた
め、格納あるいは実行のできないプログラムが受信側装
置20にダウンロードされるという、無駄な処理は行わ
れない。 (実施の形態2)本実施の形態におけるダウンロードシ
ステムの特徴は、送信元装置の側が、ダウンロード用プ
ログラムについて、標準のものに加えて、処理内容が標
準のものと同じで、しかも実行に要する資源の量が標準
のものと異なる予備プログラムを保持しておき、要求元
の受信側装置で使用可能な資源の状況に応じて、標準プ
ログラムおよび予備プログラムの中から、受信側装置で
確実に格納・実行できるものを選択して送信する、とい
う点である。ダウンロード処理のシーケンスは、実施の
形態1におけるシーケンス(図2)とほとんど同じであ
り、の「プログラムの実行可否の判定」が「実行可能
なプログラムの選択」に変わるのみである。 (構成)図16は、本実施の形態におけるダウンロード
システム2の概要を示す構成図である。実施の形態1に
おけるダウンロードシステム1と同一の構成については
同じ参照番号を付して、説明は省略する。本実施の形態
に固有の処理を行うのは送信元装置210のみであり、
受信側装置20の構成と処理内容とは実施の形態1の場
合と同じである。
【0056】本実施の形態における送信元装置210
は、格納部216に格納されるプログラム本体および使
用資源情報、そして、これらを管理するためのプログラ
ム管理情報の内容が実施の形態1と異なる。また、実施
の形態1における判定部13の代わりに選択部213を
有する。そして、プログラム検索部212、要求受信部
211の処理内容も実施の形態1と部分的に異なる。
【0057】先ず、格納部216に格納されているプロ
グラムおよびその関連情報について説明する。実施の形
態1と異なるのはプログラム本体、プログラム管理テー
ブル1700、使用資源情報1800である。格納部2
16に格納されているダウンロード用プログラムは、そ
れぞれに、処理内容が同じであって必要な格納領域の大
きさや資源の量のみが異なる予備プログラムを有してい
る。
【0058】図17は、本実施の形態におけるプログラ
ム管理テーブル1700の構成と内容の例とを示す図で
ある。実施の形態1におけるプログラム管理テーブル6
00と共通する部分には同じ参照番号を付し、説明は省
略する。プログラムID欄1710は、受信側装置20
から要求と共に送信されてくるプログラムIDと、送信
側装置210が保持しているプログラムに付加されたプ
ログラムIDとの対応関係を示す情報が格納され、要求
ID欄1711と格納ID欄1712とに分かれる。要
求ID欄1711の内容は、受信装置20がダウンロー
ド対象のプログラムを指定するためのプログラムIDで
あり、格納ID欄1712の内容は、これに対応する標
準プログラムおよび予備プログラムのプログラムIDで
ある。
【0059】プログラム管理情報1701(要求ID
「X」に対応するプログラムの場合)を例に具体的に説
明すると、受信装置側20からのプログラム「X」のダ
ウンロード要求(要求ID:「X」)に対しては、送信
可能なプログラムが3つ(それぞれの格納IDは「x
1」「x2」「x3」)あり、これら3つのプログラム
はそれぞれが、別個の格納位置(プログラムアドレス6
02が指すアドレス)に格納され、固有の使用資源情報
(使用資源情報アドレス部603が指すエリアに格
納)、システム要求情報(システム要求情報アドレス部
604が指すエリアに格納)を有している。
【0060】次に、本実施の形態における使用資源情報
について説明する。図18は、送信装置210が要求I
D「X」に対応して保持している3種類のプログラム
(格納ID:「x1」、「x2」、「x3」)に関する
使用資源情報を示す。同図(a)は、格納ID1712
の値が「x1」のプログラムに対応するものであり、同
図(b)は「x2」のプログラムに、同図(c)は「x
3」のプログラムに、それぞれ対応する。これら3種類
の使用資源情報は、格納領域のサイズ、あるいは、使用
する資源の数などが異なっている。
【0061】同図(a)に示す使用資源情報1801
(プログラムx1用)は標準のプログラムに関する情報
である。これに対し、同図(b)に示す使用資源情報1
802(プログラムx2用)を見ると、「x2」のプロ
グラム実行に必要な資源は、タスク用資源の数が「x
1」に比べて1つ少なくなっている。また、同図(c)
に示す使用資源情報1803(「x3」のプログラム
用)が示す必要資源は、数では「x1」と同じ(タスク
用資源2つ、メモリプール用資源1つ)であるが、タス
ク用資源(ID:B)の使用領域が「x1」に比べて小
さくなっている。
【0062】次いで、各構成部における本実施の形態固
有の処理について説明する。先ず、要求受信部211
は、受信側装置20からダウンロード要求500(図5
参照)を受信し、この中に含まれる情報のうちプログラ
ム識別情報510を検索部212に、受信側装置情報5
30を選択部213に出力する。プログラム検索部21
2は、要求受信部211から出力されてきた識別情報5
10の値をキーにプログラム管理テーブル1700を検
索し、識別情報510の値に要求ID欄1711の値が
一致するプログラム管理情報を読み出す。そして、当該
プログラム管理情報の内容(図17参照)をもとに、先
ず、格納部216から、要求されたプログラムに関する
全ての使用資源情報を読み出して選択部213に出力す
る。
【0063】そして、プログラム検索部212は、選択
部213から、ダウンロードすべきプログラムに選択さ
れたプログラムの格納ID(格納ID欄1712の内
容)が通知されるのを待つ。そして、通知を受けると、
プログラム管理情報を参照して当該格納IDに対応する
プログラムの本体およびシステム要求情報の格納位置の
アドレスを取得し、これらを格納部216から読み出
す。そして、プログラム本体は書き換え部14に、シス
テム要求情報は送信部15に、それぞれ出力する。
【0064】選択部213は、要求受信部211から得
た受信側装置20の受信側装置情報530の内容と、プ
ログラム検索部212から出力されてくる使用資源情報
(複数)とを比較し、受信側装置20から要求されたプ
ログラム要求IDに対応するプログラム群から実行可能
なプログラムを1つ選択する。以下、受信側装置20か
らプログラム要求ID「X」のダウンロード要求が送信
されてきた場合を例に、具体的な受信側装置情報500
(図5参照)および使用資源情報(図18参照)を参照
しながら、選択部213の処理を説明する。
【0065】選択部213は、先ず受信側装置情報53
0の格納領域情報部532が示す使用可能な格納領域の
確保領域のサイズと、3種類の使用資源情報1801,
1802,1803の各々が示すプログラム(x1、x
2、x3)の使用領域のサイズとを比較する。受信側装
置情報部530の格納領域情報部532を見ると、2つ
の格納領域が空いており、それぞれ格納領域サイズは
「0x800000」、「0x400000」である。
これに対し、3種類のダウンロード用プログラムの格納
に要する領域のサイズ(プログラム使用領域の値)は、
それぞれ「0x500000」、「0x40000
0」、「0x500000」である。よって、3種類の
ダウンロード用プログラムx1、x2、x3はいずれ
も、受信側装置20の2つの空き格納領域のうち大きい
方に格納可能であることが分かる。
【0066】ついで、選択部213は、プログラムの実
行に使用される資源をもとにプログラムを選択する。受
信側装置情報530の資源情報531を見ると、この時
点で受信側装置20がダウンロードプログラムの実行の
ために使用できる空き資源は「2つのタスク用資源と1
つのメモリプール用資源」である。これに対し、使用資
源情報1801〜1803を見ると、プログラムの実行
に要する資源は、プログラムx1、x3が「2つのタス
ク用資源と1つのメモリプール用資源」、プログラムx
2が「1つのタスク用資源と1つのメモリプール用資
源」であり、数の点ではいずれのプログラムについても
足りている。
【0067】しかし、受信側装置20で使用できる空き
タスク用資源の使用領域サイズはそれぞれ「0x500
0」と「0x4000」であり、これに対して、プログ
ラムx1用の実行に必要なタスク用資源の使用領域のサ
イズは「0x3000」「0x8000」である(使用
資源情報1801参照)。よって、プログラムx1につ
いては、受信側装置20にダウンロードしたとしてもタ
スク用資源の1つについてサイズが不充分であるため、
実行できないことが分かる。これに対し、プログラムx
2、x3については、使用領域サイズの点でも問題がな
く、受信装置20上で実行可能である。そこで、選択部
213は、これら2つのプログラムx2、x3うち1つ
を選び、選択したプログラムの識別情報(格納ID)を
プログラム検索部212に通知する。ここでは、プログ
ラム格納領域の小さい方であるプログラムx2を選択す
るものとする。
【0068】その後の選択部213の処理は、実施の形
態1における判定部13の処理と同じである。すなわ
ち、選択したプログラムについて、割り当て情報(図9
参照)を作成して書き換え部14に出力する。また、プ
ログラム情報テーブル(図10参照)を作成し、プログ
ラム送信部15に出力する。なお、受信側装置20で実
行可能なプログラムが存在しないと判定した場合の選択
部213の処理は、実施の形態1で判定部13が「実行
不可」と判定した場合の処理と同じで、プログラム送信
部15に対し、プログラムのダウンロードができない旨
を通知する。
【0069】また、選択部213がプログラムを選択し
た後の、送信装置210の構成各部(プログラム書き換
え部14、プログラム送信部15)の処理内容は、実施
の形態1の場合と同じである。すなわち、書き換え部1
4が割り当て情報に応じてプログラムを書き換え、プロ
グラム送信部15は、書き換え後のプログラム、プログ
ラム情報を受信側装置20に送信する。 (動作)受信側装置20の動作は、実施の形態1の場合
(図12参照)と同じであるので説明は省略する。ま
た、送信側装置210の動作についても、図13に示し
た実施の形態1の場合とほとんど同じであり、具体的に
は、ステップS1303に相当する処理が、「要求され
たプログラムの実行可否の判定」から「要求に対応する
複数のプログラムから実行可能なものを選択する」に変
わるのみである。 (まとめ)上記の通り、本実施の形態におけるダウンロ
ードシステム2では、送信元装置210が、処理内容が
同じで実行に要する資源量の異なる複数パターンのプロ
グラムを用意しておき、受信側装置20からの要求を受
けると、その中から受信側装置20側の状況に応じて実
行可能なプログラムを選択してダウンロードするので、
ダウンロードしたプログラムが受信側装置20側で実行
できないという事態を防止できるとともに、実施の形態
1に比べ、資源の不足が原因で受信側装置20へのプロ
グラムダウンロードができないという事態も発生しにく
くなる。 (実施の形態3)以下、本発明に係るダウンロードシス
テムの第3の実施の形態について説明する。本実施の形
態の特徴は、上記実施の形態2において、送信元装置2
10側(選択部213)が行っていたプログラムの選択
処理の一部(受信側装置で実行可能なプログラムが複数
あった場合にいずれかを選択する処理)を、受信側装置
において、ユーザに行わせる点である。 (全体の構成)図19は、本実施の形態におけるダウン
ロードシステム3の構成を示すブロック図である。第2
の実施の形態と共通する構成については、同じ参照番号
を付して説明は省略する。
【0070】本実施の形態のダウンロードシステム3で
は、送信元装置310は、実施の形態2と同様、各々の
ダウンロード用プログラムについて格納領域の大きさや
使用する資源の異なる複数のパターンを用意している。
実施の形態2と異なるのは、送信元装置310が受信側
装置320からの要求に応じ、要求IDに対応する複数
のプログラムから受信側装置320の資源使用状況で実
行可能なプログラムを全て選択し、各プログラムの特徴
を示す特徴情報を付加して受信側装置320に送信する
ことである。そして、受信側装置320では各プログラ
ムの特徴をユーザに提示した上で1つを選択させ、選択
されたプログラムを実行する。なお、各構成部について
説明する前に、ダウンロード処理のおおよその流れにつ
いて述べる。
【0071】(ダウンロード処理の概要)図20は、ダ
ウンロード処理の手順とそれに伴なう情報の流れとを示
すシーケンス図である。図2に示す実施の形態1の処理
の手順と共通する部分については、詳しい説明は省略す
る。先ず、受信側装置320がユーザからダウンロード
発行要求の指示を受け付けてから、要求を送信元装置3
10に送信するまでの処理(〜)は、実施の形態1
と同じである。
【0072】要求を受信した送信元装置310は、要求
されたプログラムID(要求ID)に対応する複数のプ
ログラムに関する使用資源情報を読み出し(a)、これ
ら使用資源情報を、要求とともに受信した受信側装置情
報と照らし合わせて、受信側装置320で実行可能なプ
ログラムを全て選択する(b)。そして、送信元装置3
10は、(b)の処理で選択したプログラムに関して、
各プログラムの特徴を示す特徴情報を含むプログラム情
報を受信側装置320に送信する(c)。
【0073】受信側装置320は、送信されてきたプロ
グラム情報に含まれる、各プログラムの特徴情報をユー
ザに提示し、1つのプログラムを選択させる(d)。そ
して、選択されたプログラムの識別情報(格納ID)を
送信元装置310に送信する(e)。これ以降の処理
は、実施の形態1におけるプログラム送信以降の処理
(図2では,)と同じである。なお、選択部313
の判定の結果、受信側装置320で実行可能なプログラ
ムが1つしかない、あるいは0であった場合、判定から
後の処理は、図2に示した実施の形態1の処理〜と
まったく同じである。
【0074】以下、送信元装置310、受信側装置32
0の構成各部の処理について、図20のシーケンス図に
示した処理(a)〜(e)の部分に関する内容を中心に
説明する。 (送信元装置310の構成)以下、送信元装置310の
構成について説明する。実施の形態1または2と同じ処
理内容の構成部については同じ参照番号を付して説明は
省略する。本実施の形態において固有の処理を行う構成
部は選択部313、プログラム送信部315である。な
お、書き換え部14は、処理内容は実施の形態1,2と
同じであるが、処理するプログラムの数が複数となる場
合がある。また、格納部316に格納される使用資源情
報に、本実施の形態固有の特徴情報が追加されている。
また、これに伴なって、使用資源情報をもとに生成され
るプログラム情報の内容も異なってくる。
【0075】先ず、本実施の形態における使用資源情報
について説明する。図21は、本実施の形態における使
用資源情報2100の構成と内容の一例(格納ID「x
3」に対応するプログラムの場合)とを示す図である。
使用資源情報2100は実施の形態2における使用資源
情報1803(図18(c)参照)とほぼ同じである
が、プログラムの特徴を記述したテキストデータである
特徴情報部2110を更に有する点が異なっている。な
お、特徴情報の内容(「領域の大小」、「処理の早
さ」)は、同じプログラム要求IDに対応するプログラ
ム群の中での互いに比較した場合の特徴である。図21
の例が示すのは、プログラムx3をプログラムx1、x
2と比較した場合の特徴となる。
【0076】次いで、各構成部の処理について説明す
る。選択部313の処理は、受信側装置320から送信
されてきた受信側装置情報500とプログラムの使用資
源情報とをもとに受信側装置320で実行可能なプログ
ラムを判定する部分まで、実施の形態2の選択部213
と同じである。ただし、判定の結果、実行可能なプログ
ラムが複数あった場合、実施の形態2の選択部213が
そのうち1つを選択したのに対し、本実施の形態の選択
部313は、実行可能なプログラム全てに対して、受信
側装置320への送信のための処理を行う。すなわち、
プログラム毎に割り当て情報(図9参照)とプログラム
情報とを作成し、割り当て情報は書き換え部314に、
プログラム情報はプログラム送信部315にそれぞれ出
力する。本実施の形態におけるプログラム情報は、上述
の使用資源情報2200に含まれていた特徴情報211
0の内容が追加されている点で、実施の形態1、2にお
けるプログラム情報1000と異なる。
【0077】図22は、本実施の形態におけるプログラ
ム情報2200の構成と内容の一例(図21と同様、プ
ログラムx3の場合)とを示す図である。実施の形態
1、2におけるプログラム情報(図10参照)と共通の
部分については、同じ参照番号を付して説明は省略す
る。本実施例におけるプログラム情報2200の特徴
は、先ず、上記の特徴情報を格納するためのエリアであ
る特徴情報部2250が追加される点である。また、プ
ログラムID部2210に格納されるのは「要求ID」
ではなく「格納ID」である。
【0078】プログラム送信部315は、選択部313
から複数のプログラムに関するプログラム情報が出力さ
れてきた場合(選択部313が複数のプログラムを選択
した場合)、先ず、プログラム情報のみを全て受信側装
置320に送信する。そして、受信側装置320からユ
ーザが選択したプログラムの識別情報(格納ID)が送
信されてくるのを待つ。
【0079】そして、受信側装置320から格納IDが
送信されてくると、プログラム送信部315は、書き換
え部14にから出力されてきた書き換え後プログラムの
うち、当該格納IDに対応するものを、これに関連する
システム要求情報と組み合わせて受信側装置320に送
信する。なお、選択部313の選択処理の結果、受信側
装置320で実行可能なプログラムが1つだけ、または
0である場合のプログラム送信部315の処理は、実施
の形態1、2のプログラム送信部と同じである。 (受信側装置320の構成)以下、受信側装置320の
構成について説明する。実施の形態1または2と同じ処
理内容の構成部については同じ参照番号を付して説明は
省略する。本実施の形態における固有の処理は、送信元
装置310からのダウンロードが開始されて以降であ
る。固有の処理を行う構成部はインタフェース部32
1、プログラム受信部324である。
【0080】プログラム受信部324は、送信元装置3
10からプログラムに先立って送信されてくるプログラ
ム情報を一時保存した上で、インタフェース部321に
各プログラムのプログラム情報を出力して、ユーザによ
るプログラム選択の指定を受け付けるよう指示する。そ
して、インタフェース部321からユーザが選択したプ
ログラムの識別情報が出力されてくると、当該識別情報
に対応するプログラムの格納IDを送信元装置310に
送り、これに対応するプログラム本体が送信されてくる
のを待つ。そして、プログラムが送信されてくると、プ
ログラム本体はプログラム格納領域に格納し、プログラ
ム情報は資源獲得部25に、システム要求情報はシステ
ム要求発行部26に、それぞれ出力する。
【0081】プログラム受信部324の処理は、送信元
装置310からダウンロードされてきたプログラムが1
つである場合、および送信元装置310から「プログラ
ム送信不可」の通知があった場合については、実施の形
態1、2と同じである。インタフェース部321は、実
施の形態1、2における処理(ユーザからのダウンロー
ド要求の受け付け)に加えて、ダウンロード候補の複数
のプログラムから1つをユーザに選択させる処理を行
う。
【0082】インタフェース部321は、プログラム受
信部324からユーザによるプログラム選択の受け付け
実行の指示を受けると、指示とともに送られてきた各プ
ログラムの特徴情報および格納IDをもとに、選択指示
を受け付けるためのプログラム選択画面(GUI)を生
成してディスプレイに表示する。図23は、インタフェ
ース部321によって受信側装置320のディスプレイ
に表示されるプログラム選択画面2300の例(プログ
ラムx2、x3の場合)を示す図である。プログラム選
択画面2300には、各プログラムについてプログラム
情報の内容を表示する情報表示部2310と、ユーザが
選択するプログラムをチェックするためのチェックボッ
クス2320、ユーザが選択決定を通知するための決定
ボタン2330が設けられている。
【0083】情報表示部2310に表示されているの
は、プログラム受信部324からインタフェース部32
1に出力されてくるプログラム情報に含まれる特徴情報
の内容である。プログラム選択画面2300上でユーザ
が特定のプログラムのチェックボックス2320をチェ
ックし、決定ボタン2330をクリックすると、インタ
フェース部321はチェックされたプログラムの識別情
報(格納ID)をプログラム受信部324に通知する。
【0084】なお、プログラム受信部324がプログラ
ムを受信してから後の、資源獲得部25、システム要求
発生部26の処理は、実施の形態1、2の場合と同じで
ある。 (まとめ)上記の通り、本実施の形態におけるダウンロ
ードシステム3は、送信元装置310が、受信側装置3
20の要求に応じてダウンロードできるプログラムが複
数ある場合、特徴情報を受信側装置320に送信して、
ユーザが特徴情報をもとにプログラムを選択できるよう
にしている。そのため、実施の形態2で実現できる効果
を実現できるのに加え、ユーザの意向に応じたプログラ
ムを選択することも可能となる。 (実施の形態4)本実施の形態は、実施の形態1〜3に
おいて送信元装置が行っていたプログラム実行可否の判
定を、受信側装置が行うものである。そして、その判定
は、実施の形態1〜3のように送信側装置が保持する使
用資源情報及び受信側装置が生成する受信側装置情報を
元に行われるのではなく、送信元装置が保持する資源確
保用のスクリプト(以下「資源スクリプト」)を、プロ
グラムダウンロードに先立って受信側装置が仮実行する
ことで行われる。以下、本発明の実施の形態を図面に従
い、具体的に説明する。
【0085】図24は本実施の形態におけるダウンロー
ドシステム4を示す。実施の形態1のダウンロードシス
テム1と同じ構成部については同じ参照番号を付してあ
る。本実施の形態における構成上の特徴は以下の通りで
ある。先ず、送信元装置2410においては判定処理用
の構成がなく、使用資源情報を保持していないこと、そ
して、受信側装置2420においては、受信側装置情報
を生成するための構成がないこと、判定処理を行うスク
リプト仮実行部2423を備えること、などである。
【0086】これら構成について説明する前に、本実施
の形態のダウンロードシステム4におけるダウンロード
処理のおおよその流れについて述べる。 (ダウンロード処理の概要)図25は、本実施の形態に
よるダウンロードシステム4におけるダウンロード処理
の手順とそれに伴なう情報の流れとを示すシーケンス図
である。
【0087】先ず、受信側装置2420がユーザから、
あるプログラムのダウンロード要求を発行するよう指示
を受け付ける()。すると、受信側装置2420は、
当該プログラムに関する資源スクリプトの送信要求(プ
ログラムIDを含む)を送信元装置2410に送信する
()。送信元装置2410は受信側装置2420から
の資源スクリプト要求を受け付けると、要求に付加され
たダウンロード用プログラムに対応する資源スクリプト
を読み出す。そして、読み出した資源スクリプトを受信
側装置2420に送信する()。
【0088】受信側装置2420は、受信した資源スク
リプトを仮実行することで、ダウンロードを要求しよう
としているプログラムの実行に必要な資源が確保できる
か否かチェックする()。その結果、必要な資源があ
れば、受信側装置2420は送信元装置2410に対
し、プログラムのダウンロード要求を送信する()。
そして、これに対して送信元装置2410からプログラ
ムがダウンロードされてくると()、これを受信、格
納すると共に、正規に資源を確保した上で、必要なシス
テム要求を発行してプログラムを実行する()。
【0089】なお、の資源スクリプトの仮実行結果
が、「必要な資源を確保できない」となった場合、受信
側装置2420は送信元装置2410に対してで送信
した要求のキャンセルを通知するとともに、ユーザにも
「ダウンロード不能」を通知する。 (構成)次いで、本実施の形態におけるダウンロードシ
ステム4の構成について説明する。 (送信元装置2410の構成)先ず、本実施の形態にお
ける送信元装置2410の構成について説明する。送信
元装置2410は、実施の形態1における送信元装置1
0が含んでいた判定部13、書き替え部14がなく、格
納部16には、実施の形態1における使用資源情報70
0の代わりに、資源スクリプト2600が格納されてい
る。
【0090】送信元装置2410がこうした構成を有す
るのは、上述の通り、本実施の形態では、実施の形態1
において判定部13、書き替え部14が行っていた処理
が受信側装置2420で行われるためであり、プログラ
ムの実行に必要な資源の確保の可否が、資源スクリプト
の仮実行によって判定されるからである。図26は、本
実施の形態において送信元装置2410の格納部16に
保持されている資源スクリプトの具体例を示す。
【0091】本実施の形態における資源スクリプトは、
実施の形態1における使用資源情報に代わるものであ
り、使用資源情報と同様、個々のダウンロード用プログ
ラムに1つが対応していて、具体的には、プログラム管
理テーブル(図6参照)に設定された情報で対応づけら
れる(使用資源情報アドレスの代わりに資源スクリプト
アドレスが設定される)。
【0092】同図に示す資源スクリプトは、あるダウン
ロード用プログラムの実行に必要な資源を確保するため
の資源スクリプトであり、タスク実行に必要な資源を取
得するタスク用スクリプト2610、計数セマフォ用資
源を取得するためのセマフォ用スクリプト2620、メ
ッセージキュー用の資源を取得するためのメッセージキ
ュー用スクリプト2630から成る。
【0093】各スクリプトは、基本的な構成として、取
得される資源の識別情報(使用資源情報700(図7参
照)の資源種別711及び資源ID712に相当)が設
定される資源名部2601、スクリプト関数が設定され
る関数部2602、取得する資源に関する特性が指定さ
れるパラメータ部2603から成る。タスク用スクリプ
ト2610は、スクリプト関数“DefTask”を実
行してタスク実行用資源を取得し、取得した資源名を
“TASK1”とする、という内容である。パラメータ
部2603には、取得されたタスク(識別情報“TAS
K1”)について、実行優先度を指定するパラメータ2
611、エントリポイントを指定するバラメータ261
2、必要なスタックサイズ(使用資源情報700(図7
参照)の使用領域713に相当)を指定するパラメータ
2613、起動時の実行状態を指定するバラメータ26
14が指定されている。
【0094】セマフォ用スクリプト2620は、スクリ
プト関数“DefSem”を実行して計数セマフォ用資
源を取得し、取得した資源名を“SEM1”とする、と
いう内容である。パラメータ部2603には、取得され
た計数セマフォ(識別情報“SEM1”)について、初
期値を指定する初期値パラメータ2621、取得処理で
待ち状態が発生した場合に優先度維承を実施するか否か
を指定するパラメータ2622が指定されている。
【0095】メッセージキュー用スクリプト2630
は、スクリプト関数“DefQueue”を実行してメ
ッセージキュー用資源を取得し、取得した資源名を“Q
UE1”とする、という内容である。パラメータ部26
03には、取得されたメッセージキュー(資源名“QU
E1”)について、これが扱うメッセージのサイズを指
定するサイズパラメータ2631、メッセージの個数を
指定する個数パラメータ2632、取得処理で待ち状態
が発生した場合に優先度縦承を実施するか否かを指定す
るパラメータ2633が、指定されている。
【0096】また、判定部13、書き替え部14が含ま
れないことの結果として、検索部2412の処理は、実
施の形態1における検索部12とは異なる。すなわち、
検索部2412は、受信側装置2420から送信されて
きた資源スクリプト要求を要求受信部11経由で受け取
ると、要求に付加されたプログラムIDをキーにプログ
ラム管理テーブル600を検索して、当該プログラムに
対応する資源スクリプトのアドレスを得て、格納部16
から資源スクリプトを読み出すと、これをプログラム送
信部15に渡して、受信側装置2420に送信させる。
そして、その後、受信側装置2420からプログラム要
求が送られてくると、要求に含まれる識別情報に対応す
るダウンロード用プログラムとこれに対応するシステム
要求情報とを格納部16から読み出してプログラム送信
部15に渡し、受信側装置2420に送信させる。 (受信側装置2420の構成)本実施の形態における受
信側装置2420は、実施の形態1において送信元装置
10が含んでいた書き替え部2428を有するのに加
え、実施の形態1における判定部13に相当するスクリ
プト仮実行部2423を有する。また、資源取得を資源
スクリプトに基づいて行う関係から、実施の形態1にお
ける資源獲得部25の代わりにプログラム格納領域取得
部2427及び資源最終確保部2425を有する。ま
た、実施の形態1にあった受信側装置情報生成部22が
不要となり、それに伴なってインタフェース部242
1、要求送信部2422、プログラム受信部2424が
本実施の形態に固有の処理を行う。
【0097】先ず、インタフェース部2421は、ユー
ザから受け付けたダウンロード要求発行指示を要求送受
信部2422に送る。要求送受信部2422は指示に含
まれるプログラム識別情報と共に、スクリプト要求を送
信元装置2410に送信する。そして、これに応じて送
信元装置2410から送信されてくる資源スクリプト
を、プログラム受信部2424が受信する。プログラム
受信部2424は受信した資源スクリプトをスクリプト
仮実行部2423に送る。その後、スクリプト仮実行部
2423による資源スクリプト仮実行結果に応じて、要
求送信部2422は、プログラムダウンロード要求(全
ての資源スクリプトについて、仮実行の結果が「資源取
得可能」の場合)、又は、ダウンロード処理キャンセル
通知(仮実行の結果が「資源取得不可」の資源スクリプ
トが1つでもある場合)を送信元装置2410に送信す
る。
【0098】スクリプト仮実行部2423は、プログラ
ム受信部2424から受け取った資源スクリプトを仮実
行して、ユーザが求めるダウンロードプログラムの実行
の可否(実行用資源の取得の可否)を判定する。また、
前記判定において「資源取得可」という結果が得られた
場合は、実行用資源の使用を受信装置2420のシステ
ムにおいて宣言し、これら資源が他のプログラムによっ
て使用されることがないようにする。具体的には、これ
ら資源に関する資源管理情報(図3参照)における使用
状態欄330の値を“UESD”に設定する。またプロ
グラム格納領域に関する格納領域管理情報(図4参照)
における使用状態部430の値を“USED”に設定す
る。その上で、使用を宣言した資源及びプログラム格納
領域の識別情報をプログラムの識別情報と共に、それぞ
れ、資源最終確保部2425、プログラム格納領域取得
部2427に通知する。
【0099】そして、スクリプト仮実行部2423は、
判定結果(「資源取得可」又は「資源取得不可」)を要
求受信部2422に渡す。プログラム受信部2424
は、送信元装置2410からダウンロードプログラム及
び当該プログラム用のシステム要求情報を受信し、それ
に応じて以下の処理を行う。先ず、プログラムの受信を
開始した時点で、当該プログラムの識別情報を資源最終
確保部2425、プログラム格納領域取得部2427に
通知し、当該プログラム用に使用が宣言されている資
源、プログラム格納領域について、最終的に当該プログ
ラム実行用に取得するよう指示する。そして、これに対
してプログラム格納領域取得部2427から、取得完了
の通知が領域のアドレス情報と共に返送されてくるのを
待って、受信したプログラムを当該領域に格納する。な
お、システム要求情報については、実施の形態1におけ
るプログラム受信部24と同様、システム要求発行部2
6に送る。また、プログラムの格納が完了すると、完了
通知を書き替え部2428に送る。
【0100】資源最終確保部2425は、スクリプト仮
実行部2423がスクリプト仮実行の結果として使用を
宣言した資源を、最終的にダウンロードプログラム実行
用に確保する。そして、確保した資源に関する情報(資
源情報)をまとめた資源情報テーブルを作成して、書き
替え部2428に送り、ダウンロードプログラムの書き
替えを指示する。
【0101】図27は、資源最終確保部2425が生成
する資源情報テーブル2700の構成及び内容の例を示
す。資源情報テーブル2700は、資源名欄2710、
資源ID欄2720、資源アドレス欄2730から成
る。資源名欄2710には、資源スクリプトによって取
得される資源に付加される資源名(図26参照)が格納
され、資源ID欄2720には、資源最終確保部242
5が実際に取得した資源の識別情報(実施の形態1にお
ける資源管理テーブル300の資源ID部320の値に
対応)が格納される。資源アドレス欄2730に設定さ
れるのは、資源最終確保部2425が実際に取得した資
源の記憶部27におけるアドレスである。なお、資源名
欄2710に設定される値は実施の形態1における送信
装置側の資源ID(図7、9参照)に相当する。
【0102】資源情報2701は、図26におけるタス
ク用スクリプト2610に従って取得されたタスク資源
に関する情報である。スクリプト2610において“T
ASK1”の資源名で示される資源に対して、受信装置
側2420で識別情報“2”を付加された資源が取得さ
れたことを示す。資源情報2702,2703は同様
に、セマフォ用スクリプト2620、メッセージキュー
用スクリプト2630において、“SEM1”、“QU
E1”の資源名で示される資源に対して、それぞれ、受
信装置側2420で識別情報“3”、“4”を付された
資源が取得されたことを示す。
【0103】書き替え部2428は、資源最終取得部2
425から書き換え実行指示を受け付けると、プログラ
ム受信部2424からダウンロードプログラムの受信、
格納完了の通知が格納エリアアドレスと共に送られてく
るのを待つ。そして、書き替え実行指示と共に送られて
くる資源情報テーブル2700の内容に従い、格納され
たダウンロードプログラムにおける資源名部分に、実際
に資源最終取得部2425が取得した資源の資源IDを
埋め込む。
【0104】図28は、書き替え部2428が行うダウ
ンロードプログラム書き替えの例を示す図である。図2
8(a)は、プログラム受信部2424が受信した、書
き替え前のダウンロードプログラム2800のうち、資
源に関連する部分の抜粋である。文2810は使用され
る資源の資源名を宣言する。ここでの資源名は、資源ス
クリプトの資源名部2601で指定される資源名に対応
している。use関数2811は、使用する資源の名称
を宣言するための関数である。パラメータ部2812、
2813には、資源の名称が指定される。ここでは、図
26に示したのと同じ、セマフォ用資源の名称“SEM
1”とメッセージキュー用資源の名称“QUE1”とが
指定されている。
【0105】文2820は、図26に示したタスク用資
源スクリプト2610に対応するタスクのタスクエント
リを定義する。“Task_entry”関数2821
は、タスクのエントリポイントを示す関数である。文2
830は、計数セマフオの使用を示す。“wai_se
m”関数2831は、計数セマフオの取得待ちを行うシ
ステムコールを示す。“ref”関数2832は、プロ
グラム実行時に用いられる資源の識別情報を取得する関
数である。ここでは、セマフォ用スクリプト2620の
実行によって取得される資源の識別情報を得るために、
セマフォ用スクリプト2620で指定された資源名“S
EM1”が指定されている。
【0106】文2840は、メッセージキューの使用を
示す。“snd_que”関数2841は、メッセージ
キューの送信を行うシステムコールを示す。“ref”
関数2842は、プログラム実行時に用いられる資源の
識別情報を取得する関数である。ここでは、メッセージ
キュー用スクリプト2630の実行によって取得される
資源の識別情報を得るために、メッセージキュー用スク
リプト2630で指定された資源名“QUE1”が指定
されている。パラメータ2843は、“snd_qu
e”関数2841で送信するメッセージが格納される変
数が指定される。
【0107】同図(b)は、書き替え後のダウンロード
プログラム2800を示す。文2830、2840にお
ける“ref”関数の部分が、受信側装置2420にお
いて実際に取得された資源の識別情報2832’、28
42’に書きかえられている。この書き替えは、図27
に示した資源情報2702,2703の内容に従って行
われたものである。 (動作)以下、本実施の形態でのダウンロード処理にお
ける受信側装置2420、送信元装置2410、それぞ
れの動作について説明する。 (受信側装置2420の動作)図29は、ダウンロード
処理における受信側装置2420の動作を示すフローチ
ャートである。
【0108】受信側装置2420において、ダウンロー
ド処理は、インタフェース部2421がユーザからダウ
ンロード要求発行指示を受け付けた時点で開始される
(S2901:Yes)。インタフェース部2421から
指示の内容を得た要求送信部2422は、指示に含まれ
るダウンロード対象プログラムの識別情報と共に、資源
スクリプト要求を送信元装置2410に送信する(S2
902)。
【0109】スクリプト要求に応じて送信元装置241
0が送信してくる資源スクリプトは、プログラム受信部
2424が受信してスクリプト仮実行部2423に渡
す。スクリプト仮実行部2423は資源スクリプトを仮
実行し、ダウンロードプログラムの実行に必要な資源の
取得の可否を判定し、判定結果を要求送信部2422に
渡す(S2903)。
【0110】判定結果が「資源取得不可」であった場合
(S2904:No)、要求送信部2422は送信元装置
2410にダウンロード要求のキャンセルを通知し、ユ
ーザにダウンロード不可を通知する(S2905)。判
定結果が「資源取得可」であった場合(S2904:Ye
s)、要求送信部2422は送信元装置2410にプロ
グラムダウンロード要求を送信する(S2906)。
【0111】ダウンロード要求に対して送信元装置24
10が送信してくるプログラムおよびそれに付随するシ
ステム要求情報は、プログラム受信部2424が受信す
る(S2907)。プログラム受信部2424は、資源
最終確保部2425に指示して、スクリプト仮実行部2
423が仮取得していた資源を最終的に取得させる(S
2908)。また、プログラム受信部2424は、プロ
グラム格納領域取得部2427に指示して、ダウンロー
ドプログラム格納用の領域を取得させる(S290
9)。
【0112】そして、格納領域が取得された後、プログ
ラム受信部2424は、受信したプログラムを当該領域
に格納すると(S2910)、書き替え部2428に格
納完了を通知する。書き替え部2428は、これに応じ
て格納されたプログラムを図28に示したように書き換
える(S2911)。その後の処理は実施の形態1の場
合と同じであり、プログラム受信部2424は、書き替
え部2428による書き替え処理の完了を待って、シス
テム要求発行部26にシステム要求情報を出力し、シス
テム要求の発行を指示する。システム要求発行部26
は、システム要求情報に応じたシステム要求(システム
の再起動、プログラムXに実行要求)を発行する(S2
912)。これによって、受信側装置2420上でダウ
ンロードプログラムが実行される。 (送信元装置2410の動作)図30は、ダウンロード
処理における送信元装置2410の動作を示すフローチ
ャートである。
【0113】送信元装置2410は、要求受信部11が
受信側装置2420から資源スクリプト要求を受け付け
た時点でダウンロード処理を開始する(S3001:Ye
s)。そして、プログラム検索部2412が、資源スク
リプト要求に付されたプログラム識別情報に対応する資
源スクリプトを格納部16から読み出してプログラム送
信部15に渡し、資源スクリプトは受信側装置2420
に送信される(S3002)。
【0114】その後、資源スクリプト仮実行の結果に応
じた応答が受信側装置2420から要求受信部11に送
られてくるのを待つ(S3003:Yes)。要求受信部
11がプログラムダウンロード要求を受信した場合(S
3004:Yes)、検索部2412が、ダウンロード要
求に付されたプログラム識別情報に対応するダウンロー
ドプログラムを対応するシステム要求情報と共に格納部
16から読み出し、読み出されたプログラム及びシステ
ム要求情報は、プログラム送信部15によって受信側装
置2420に送信される(S3005)。 (まとめ)以上の説明から明らかな通り、本実施の形態
によるダウンロードシステム4は、受信側装置2420
へのプログラムダウンロードの可否を、受信側装置24
20が送信元装置2410から受信した資源スクリプト
を仮実行することで判定する。実行不能なプログラムの
ダウンロード処理を防止できることに加え、判定を受信
側装置2420が行うことで、1回のダウンロード処理
あたりの送信元装置2410の負荷が小さくなるため、
ダウンロード要求が短時間に送信元装置2410に集中
した場合でも、ダウンロード処理の停滞は発生しにくく
なる。また、資源スクリプトの仮実行は、プログラム実
行のプロセスである資源確保処理の一部を兼ねている。
そのため、受信側装置情報を生成してこれを使用資源情
報と比較することで判定を行う実施の形態1〜3のシス
テムに比べ、判定処理の負荷が軽く、その分、ダウンロ
ード処理に要する時間を短縮できる。 (実施の形態5)本実施の形態におけるダウンロードシ
ステムは、受信側装置が備えるデバイスやプログラムに
関するチェックを、送信元装置から受信側装置に送信さ
れる検査スクリプトを実行することで行うものである。
【0115】これまでの実施の形態では、ダウンロード
プログラムの実行の可否を決定する条件として、格納領
域及びプログラム資源(タスク、メモリプール、セマフ
ォ、メッセージキュー)を挙げているが、実行可否の条
件はこれらに限定されない。例えば、受信側装置が備え
る機能も、ダウンロードプログラムの実行の可否を決定
する条件となりうる。例えば、デバイス(通信モデムな
ど)の有無や性能、組み込まれている(インストールさ
れている)プログラム(文字変換プログラムなど)の有
無や機能、である。
【0116】図31は、本実施の形態のおけるダウンロ
ードシステム5の構成を示すブロック図である。実施の
形態4と共通する構成については同じ参照番号を付し、
説明は省略する。 (構成)以下、本実施の形態におけるダウンロードシス
テム5の構成について説明する。実施の形態4と共通す
る構成には同じ参照番号を付し、説明は省略する。 (送信元装置3110の構成)送信元装置3110にお
いて、本実施の形態に固有の処理を行う構成は、検索部
3112である。また、格納部16には、各ダウンロー
ドプログラムに対応して、検査スクリプトが格納されて
いる。各ダウンロードプログラムと検査スクリプトとの
対応は、資源スクリプトやシステム要求情報と同様、プ
ログラム管理テーブル600に設定された情報で規定さ
れる。
【0117】図32に、本実施の形態でプログラムダウ
ンロード可否の判定に用いられる検査スクリプトの例を
示す。同図(a)は、検査スクリプトの1種であるデバ
イスチェック用スクリプト3210を示す。当該スクリ
プトは、受信側装置3120が備えるモデム(図示せ
ず)の機能チェックに用いられる。
【0118】デバイスチェック用スクリプト3210
は、結果部3211と関数部(CheckModem以
下)からなる。結果部3211は、関数部の実行結果と
して期待される値を指定する部分であり、ここでの指定
「OK」は、期待される実行結果が「正常」であること
を示す。関数部のうち、スクリプト関数名3212は、
チェック対象を指定する部分であり、「CheckMo
dem」は対象がモデムであることを示す。条件部32
13は、ダウンロードプログラムの実行の前提としてモ
デムに期待される機能を指定するものであり、ここで
は、最低ボーレートとして“9600”という値が、最
高ボーレートとして“38400”という値がそれぞれ
指定されている。条件部3213で指定された「最低ボ
ーレート=9600 & 最高ボーレート=38400」
という条件を受信側装置3120が備えるモデムが満た
していれば、関数「CheckModem」の実行結果
は「OK」となり、スクリプトは正常終了となるが、満
たしていなければ、スクリプトは中断となる。
【0119】同図(b)は、検査スクリプトの1種であ
るプログラムチェック用スクリプト3220を示す。当
該スクリプトは、文字変換用プログラムについて仮名漢
字変換機能の有無をチェックするものである。結果部3
221は、関数部(CheckModule以下)の実
行結果として期待される値を指定する部分であり、ここ
での指定「OK」は、期待されるチェック結果が「正
常」であることを示す。関数部において、スクリプト関
数名3222は、チェック対象を指定する部分であり、
「CheckModule」は対象がプログラムである
ことを示す。条件部3223は、ダウンロードプログラ
ムの実行の前提としてチェック対象プログラムに期待さ
れる機能を指定するものであり、検査対象のプログラム
を示すプログラム識別子“Kanakan”と、求めら
れる機能を示す機能パラメータ“仮名漢字変換”とから
なる。条件部3223で指定された「識別子が“Kan
akan”のプログラムは、“仮名漢字変換機能”を有
する」という条件を、受信側装置3120が満たしてい
れば、関数「CheckModule」の実行結果は
「OK」となり、スクリプトは正常終了となるが、満た
していなければ、スクリプトは中断となる。
【0120】図33は、図32(b)に示したチェック
スクリプトによるチェックの対象となるプログラムの例
を示す。当該プログラムはプログラミング言語Cで記述
されており、図示するのはその一部である。文3310
は、検査対象プログラムの有する機能を宣言する文であ
り、“DefModule”関数3311は、プログラ
ムの名称と機能を宣言する関数である。パラメータ33
12は、プログラムを識別する名称を指定するものであ
り、パラメータ3313は、プログラムが有する機能を
示す。 (受信側装置3120の構成)本実施の形態における受
信側装置3120の固有の構成は、検査スクリプト実行
部3121である。また、検査スクリプト実行部312
1の追加に伴なって、要求送信部3122、プログラム
受信部3124が、本実施の形態に固有の処理を行う。
【0121】プログラム受信部3124は、受信側装置
3120からの資源スクリプト要求に対して送信元装置
3110から送信されてくる資源スクリプト、検査スク
リプトを受信し、資源スクリプトをスクリプト仮実行部
2423に、検査スクリプトを検査スクリプト実行部3
121に、それぞれ送出する。検査スクリプト実行部3
121は、検査スクリプトを実行し、その実行結果(正
常終了か中断か)を要求送信部3122に出力する。
【0122】要求送信部3122は、検査スクリプト実
行部3121から送られてくる検査スクリプト実行結果
に基づいて、送信元装置3110にプログラムダウンロ
ード要求又はダウンロードのキャンセル通知を送信す
る。実施の形態4における要求送信部2422は、資源
スクリプトの実行結果がすべて正常終了であった場合に
プログラムダウンロード要求を送信していたが、要求送
信部3122は、資源スクリプト及び検査スクリプト全
ての実行結果が正常終了であった場合にプログラムダウ
ンロード要求を送信する。 (動作)本実施の形態におけるダウンロードシステム5
の動作は、実施の形態4におけるダウンロードシステム
4とほぼ同じであるため、説明は省略する。 (まとめ)以上の説明から明らかなように、本実施の形
態のダウンロードシステムによれば、受信側装置におけ
るデバイスの有無や性能、プログラムの有無や機能につ
いてチェックした上で、プログラムダウンロードを行う
ことができる。よって、プログラム実行のために、資源
の確保以外にデバイスやプログラムに関する条件を満た
す必要がある場合でも、実行不能なプログラムを無駄に
ダウンロードする自体は防止できる。また、受信側装置
が送信元装置から送られてくるスクリプトを実行する形
で判定が行われるので、受信側装置は、デバイスやプロ
グラムに関する情報を受信側装置情報のような形で収
集、送信する必要がない。
【0123】なお、検査スクリプトの実行によるダウン
ロード可否判定という、本実施の形態における特徴的処
理は、実施の形態1〜4の全てに適用することができ
る。さらに、デバイスやプログラムのチェックは、検査
スクリプト以外によって実行することも可能である。例
えば、送信元装置が「必要デバイス情報」や「必要プロ
グラム情報」を保持しておき、受信側装置にこれを送信
し、受信側装置ではこれら情報を自身の構成情報に照会
することで、ダウンロードの可否を判定する、という形
が考えられる。 (備考)上記実施の形態1〜3では、ダウンロードシス
テムをCATVの放送局と受信用セットトップボックス
としたが、これは一例である。これ以外にも例えば、サ
ービス提供業者のサーバから契約者の家庭内に設置され
たセットトップボックスなどの端末にオンラインショッ
ピングやテレビゲームなどのプログラムを送信する場合
なども考えられる。また、送信元装置と受信側装置との
送受信については、無線通信で実現してもよい。
【0124】また、上記実施の形態1〜3において、プ
ログラムのダウンロードは全て受信側装置からの要求に
よって開始されていたが、ダウンロード済みプログラム
のバージョンアップサービスあるいは機能拡張に伴なう
新規プログラムの追加ダウンロードなどのように、受信
装置側からの要求によらず、送信元装置からプログラム
のダウンロードを開始する場合もある。その場合は、先
ず、送信元装置が受信側装置に対して受信側装置情報の
生成・送信を要求することでダウンロード処理が開始さ
れる。送信元装置が受信側装置情報を受信してから後の
処理は、上記実施の形態1〜3で示した内容と同じであ
る。
【0125】なお、ここに挙げた実施の形態は5つであ
るが、各実施の形態の特徴を矛盾しない形で組み合わせ
て、更に別の実施の形態を実現することも可能である。
例えば、実施の形態5におけるデバイス又はプログラム
のチェックを、実施の形態1乃至3の送信元装置で行う
ことが考えられる。この場合、受信側装置は、デバイス
やプログラムに関する情報を受信側装置情報に付加して
送信元装置に送信する。また、実施の形態2、3に示し
たような、送信元装置が同機能のプログラムを複数用意
しておく形態を、実施の形態4、5に適用することもで
きる。この場合、受信側装置は、1のダウンロード要求
に対して送信されてくる複数プログラム用の資源スクリ
プト、検査スクリプトを仮実行又は実行し、その結果に
応じて実行可能なプログラムについて、ダウンロードを
要求することになる。
【0126】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のダウンロードシステムは、プログラムを受信、実行す
る受信側装置と前記受信側装置へプログラムを送信する
送信元装置とから成るダウンロードシステムであって、
前記受信側装置は、前記受信側装置が有するプログラム
実行用資源の使用状況を示す受信側装置情報を生成する
情報生成手段と、ダウンロード対象のプログラムを示す
識別情報と前記情報生成手段が生成した受信側装置情報
とを含むダウンロード要求を前記送信元装置に送信する
要求送信手段と、前記ダウンロード要求に応じて前記送
信元装置が送信してくるプログラムを受信するプログラ
ム受信手段と、を有し、前記送信元装置は、1以上のプ
ログラムをそれぞれ識別情報と対応づけて保持するプロ
グラム保持手段と、前記1以上のプログラムの各々に関
して、実行に必要な資源を示す必要資源情報を保持する
資源情報保持手段と、前記受信側装置から送信されてく
る前記ダウンロード要求を受け付ける要求受付手段と、
前記要求受付手段が受け付けた前記ダウンロード要求に
含まれる識別情報が示すプログラムに関する必要資源情
報と前記ダウンロード要求に含まれる受信側装置情報と
から、前記ダウンロード要求に含まれる識別情報が示す
プログラムを前記受信側装置が実行することが可能か否
か判定する判定手段と、前記判定手段が前記受信側装置
において実行可能と判定したプログラムを前記受信側装
置に送信するプログラム送信手段と、を有する、という
構成を特徴とする。 この構成によれば、受信側装置は
使用可能な資源に関する受信側装置情報をダウンロード
要求と共に送信元装置に送信し、送信元装置は受信側装
置情報を参照して要求されたプログラムが当該受信側装
置上で実行可能か判定した上で、可能な場合のみプログ
ラムのダウンロードを行うので、無意味なダウンロード
処理が行われることはない。
【0127】また、本発明のダウンロードシステムは、
プログラムを受信、実行する受信側装置と前記受信側装
置へプログラムを送信する送信元装置とから成るダウン
ロードシステムであって、前記受信側装置が、前記受信
側装置が有するプログラム実行用資源の使用状況を示す
受信側装置情報を生成する情報生成手段と、ダウンロー
ド対象のプログラムを示す識別情報と前記情報生成手段
が生成した受信側装置情報とを含むダウンロード要求を
前記送信元装置に送信する要求送信手段と、前記ダウン
ロード要求に応じて前記送信元装置が送信してくるプロ
グラムを受信するプログラム受信手段と、を有し、前記
送信元装置が、識別情報の各々に対して、実現する機能
の基本部分が同一で、しかも実行に要する資源の内容が
互いに異なる複数のプログラムを対応づける形で複数の
プログラムを保持しているプログラム保持手段と、前記
複数のプログラムの各々に関して、実行に必要な資源を
示す必要資源情報を保持する資源情報保持手段と、前記
受信側装置から送信されてくる前記ダウンロード要求を
受け付ける要求受付手段と、前記要求受付手段が受け付
けた前記ダウンロード要求に含まれる識別情報に対応す
る複数のプログラムの各々について、当該プログラムに
関する必要資源情報と前記要求受付手段が受け付けた受
信側装置情報とを元に、前記受信側装置において実行す
ることが可能か否か判定する判定手段と、前記判定手段
が前記受信側装置において実行可能と判定したプログラ
ムを前記受信側装置に送信するプログラム送信手段と、
を有する、という構成にすることもできる。
【0128】これによれば、送信元装置が保持する複数
のプログラムのいずれかは受信側装置で実行可能となる
可能性が高いので、資源の不足が原因で受信側装置への
プログラムダウンロードができないという事態そのもの
が発生しにくくなる。また、前記受信側装置における実
行が可能なプログラムが複数あった場合、前記判定手段
が1つを選択し、前記プログラム送信手段は前記判定手
段が選択したプログラムを前記受信側装置に送信する、
という構成でも、同様の効果は実現できる。 また、更
に、前記プログラム送信手段は、前記判定手段による判
定の結果、前記受信側装置における実行が可能なプログ
ラムが複数あった場合、前記実行可能なプログラムの各
々について、実行時の特徴を示す特徴情報を前記受信側
装置に送信し、それに対して前記受信側装置から送信さ
れてくる選択結果に対応するプログラムを前記受信側装
置に送信し、前記受信側装置は、前記プログラム送信手
段から受信した前記特徴情報をユーザに提示して、うち
1つをユーザに選択させる選択受付手段と、前記選択受
付手段が受け付けた選択結果を前記送信元装置に通知す
る選択結果通知手段と、を更に有する、という構成にす
ることもできる。 これによれば、上記の効果が実現で
きるのに加え、要求に応じてダウンロードできるプログ
ラムが複数ある場合、ユーザの意向に応じたプログラム
を選択することが可能となる。
【0129】また、本発明のダウンロードシステムは、
プログラムを受信、実行する受信側装置と前記受信側装
置へプログラムを送信する送信元装置とから成るダウン
ロードシステムであって、前記送信元装置は、1以上の
プログラムをそれぞれ識別情報に対応づけて保持してい
るプログラム保持手段と、前記1以上のプログラムの各
々について、実行に必要な資源を規定する資源データを
保持する資源データ保持手段と、前記受信側装置から送
信されてくる資源データ要求又はプログラム要求を受け
付ける要求受付手段と、前記要求受付手段が受け付けた
資源データ要求に含まれる識別情報に対応する資源デー
タを前記資源データ保持手段から読み出し前記受信側装
置に送信する、又は、前記要求受付手段が受け付けたプ
ログラム要求に含まれる識別情報に対応するプログラム
を前記プログラム保持手段から読み出し前記受信側装置
に送信する送信手段と、を有し、前記受信側装置は、ダ
ウンロード対象のプログラムを示す識別情報を含む資源
データ要求を前記送信元装置に送信する第1の要求送信
手段と、前記資源データ要求に応じて前記送信元装置が
送信してくる資源データを受信する資源データ受信手段
と、前記資源データを用いて前記ダウンロード対象のプ
ログラムの受信側装置での実行の可否を判定する判定手
段と、前記判定手段が実行可と判定した場合に、前記ダ
ウンロード対象のプログラムを示す識別情報を含むプロ
グラム要求を前記送信元装置に送信する第2の要求送信
手段と、前記プログラム要求に応じて前記送信元装置が
送信してくるプログラムを受信するプログラム受信手段
と、を有する、という構成にすることもできる。
【0130】この構成では、無駄なダウンロード処理を
行わずにすむのに加え、プログラムの実行の可否は受信
側装置が行うため、送信元装置の負荷が軽減されるの
で、短時間に多数のダウンロード要求が集中する事態と
なっても、ダウンロード処理は停滞なく実施される。ま
た、当該ダウンロードシステムについては、前記資源デ
ータ保持手段が保持する資源データは、対応するプログ
ラムの実行に必要な資源を取得するための資源取得スク
リプトであって、前記判定手段は、前記資源取得スクリ
プトを仮実行した結果に基づいて、前記ダウンロード対
象のプログラムの前記受信側装置での実行の可否を判定
する、という構成にすることもできる。
【0131】このようにした場合、プログラム実行処理
に含まれる資源取得処理の一部を実施することで、プロ
グラムの実行可否の判定が実施できる。よって、上記の
効果に加えて、判定処理の手順が簡略化できる効果も得
られる。また、本発明のダウンロードシステムは、プロ
グラムを受信、実行する受信側装置と前記受信側装置へ
プログラムを送信する送信元装置とから成るダウンロー
ドシステムであって、前記送信元装置は、1以上のプロ
グラムをそれぞれ識別情報に対応づけて保持しているプ
ログラム保持手段と、前記1以上のプログラムの各々に
ついて、実行の前提として前記受信側に求められるデバ
イスの機能又は組み込みプログラムの機能を前記受信側
装置が備えているか否か検査するための検査スクリプト
を保持する検査スクリプト保持手段と、前記受信側装置
から送信されてくる検査スクリプト要求又はプログラム
要求を受け付ける要求受付手段と、前記要求受付手段が
受け付けた検査スクリプト要求に含まれる識別情報に対
応する検査スクリプトを前記検査スクリプト保持手段か
ら読み出し前記受信側装置に送信する、又は、前記要求
受付手段が受け付けたプログラム要求に含まれる識別情
報に対応するプログラムを前記プログラム保持手段から
読み出し前記受信側装置に送信する送信手段と、を有
し、前記受信側装置は、ダウンロード対象のプログラム
を示す識別情報を含む検査スクリプト要求を前記送信元
装置に送信する第1の要求送信手段と、前記検査スクリ
プト要求に応じて前記送信元装置が送信してくる検査ス
クリプトを受信する検査スクリプト受信手段と、前記検
査スクリプト受信手段が受信した検査スクリプトを実行
し、その結果に基づいて前記ダウンロード対象のプログ
ラムの前記受信側装置での実行の可否を判定する判定手
段と、前記判定手段が実行可と判定した場合に、前記ダ
ウンロード対象のプログラムを示す識別情報を含むプロ
グラム要求を前記送信元装置に送信する第2の要求送信
手段と、前記プログラム要求に応じて前記送信元装置が
送信してくるプログラムを受信するプログラム受信手段
と、を有する、という構成にすることもできる。
【0132】この構成によれば、受信側装置におけるデ
バイスの機能やプログラムの機能の不足が原因で実施で
きないプログラムを無駄にダウンロード処理することを
防止できる。さらに、判定処理はスクリプトの実行によ
って行われるので、受信側装置でデバイス機能やプログ
ラム機能に関する情報を集めて送信元装置に送るという
作業は不要で、判定処理の負荷が軽い。
【0133】なお、これまでに述べた効果は、ダウンロ
ードシステムを構成する送信元装置又は受信側装置の一
方によっても実現できる。例えば、無意味なダウンロー
ド処理を防止する、という効果については、プログラム
を受信、実行する受信側装置と前記受信側装置へプログ
ラムを送信する送信元装置とから成るダウンロードシス
テムにおける前記受信側装置であって、前記受信側装置
が有するプログラム実行用資源の使用状況を示す受信側
装置情報を生成する情報生成手段と、ダウンロード対象
のプログラムを示す識別情報と前記情報生成手段が生成
した受信側装置情報とを含むダウンロード要求を前記送
信元装置に送信する要求送信手段と、前記ダウンロード
要求に応じて前記送信元装置が送信してくるプログラム
を受信するプログラム受信手段と、を有するという受信
側装置、又は、プログラムを受信、実行する受信側装置
と前記受信側装置へプログラムを送信する送信元装置と
から成るダウンロードシステムにおける前記送信元装置
であって、1以上のプログラムをそれぞれ識別情報と対
応づけて保持するプログラム保持手段と、前記1以上の
プログラムの各々に関して、実行に必要な資源を示す必
要資源情報を保持する資源情報保持手段と、前記受信側
装置から送信されてくる前記ダウンロード要求を受け付
ける要求受付手段と、前記要求受付手段が受け付けた前
記ダウンロード要求に含まれる識別情報が示すプログラ
ムに関する必要資源情報と前記ダウンロード要求に含ま
れる受信側装置情報とから、前記ダウンロード要求に含
まれる識別情報が示すプログラムを前記受信側装置が実
行することが可能か否か判定する判定手段と、前記判定
手段が前記受信側装置において実行可能と判定したプロ
グラムを前記受信側装置に送信するプログラム送信手段
と、を有するという送信元装置、によっても実現するこ
とができる。
【0134】また、上記の送信元装置について、更にプ
ログラムを受信、実行する受信側装置と前記受信側装置
へプログラムを送信する送信元装置とから成るダウンロ
ードシステムにおける前記送信元装置であって、識別情
報の各々に対して、実現する機能の基本部分が同一で、
しかも実行に要する資源の内容が互いに異なる複数のプ
ログラムを対応づける形で複数のプログラムを保持して
いるプログラム保持手段と、前記複数のプログラムの各
々に関して、実行に必要な資源を示す必要資源情報を保
持する資源情報保持手段と、前記受信側装置から送信さ
れてくるダウンロード要求を受け付ける要求受付手段
と、前記要求受付手段が受け付けた前記ダウンロード要
求に含まれる識別情報に対応する複数のプログラムの各
々について、当該プログラムに関する必要資源情報と前
記要求受付手段が受け付けた受信側装置情報とを元に、
前記受信側装置において実行することが可能か否か判定
し、前記受信側装置における実行が可能なプログラムが
複数あった場合、1つを選択する判定手段と、前記判定
手段が選択したプログラムを前記受信側装置に送信する
プログラム送信手段と、を有するとすれば、ダウンロー
ド不能となる事態そのものが発生しにくくなる。
【0135】また、上記の受信元装置について、更にプ
ログラムを受信、実行する受信側装置と前記受信側装置
へプログラムを送信する送信元装置とから成るダウンロ
ードシステムであって、前記送信元装置が識別情報の各
々に対して、実現する機能の基本部分が同一で、しかも
実行に要する資源の内容が互いに異なる複数のプログラ
ムを対応づける形でプログラムを保持しているようなダ
ウンロードシステム、における前記受信側装置であっ
て、前記受信側装置が有するプログラム実行用資源の使
用状況を示す受信側装置情報を生成する情報生成手段
と、ダウンロード対象のプログラムを示す識別情報と前
記情報生成手段が生成した受信側装置情報とを含むダウ
ンロード要求を前記送信元装置に送信する要求送信手段
と、前記ダウンロード要求に含まれる識別情報に対応づ
けられた複数のプログラムに関して実行時の特徴を示す
特徴情報を前記送信元装置から受信し、前記特徴情報を
ユーザに提示して、うち1つをユーザに選択させる選択
受付手段と、前記選択受付手段が受け付けた選択結果を
前記送信元装置に送信する選択結果通知手段と、前記選
択結果送信手段が送信した選択結果に対応するプログラ
ムを前記送信元装置から受信するプログラム受信手段
と、を有するとすれば、ダウンロード不能となる事態そ
のものが発生しにくくなると共に、ダウンロードできる
プログラムが複数ある場合、ユーザの意向に応じたプロ
グラムを選択することが可能となる。
【0136】また、送信元装置の負荷が軽くなる形でダ
ウンロード処理の可否判定行うために、受信側装置につ
いて、プログラムを受信、実行する受信側装置と前記受
信側装置へプログラムを送信する送信元装置とから成る
ダウンロードシステムにおける前記受信側装置であっ
て、ダウンロード対象のプログラムを示す識別情報を含
む資源データ要求を前記送信元装置に送信する第1の要
求送信手段と、前記資源データ要求に応じて前記送信元
装置が送信してくる資源データを受信する資源データ受
信手段と、前記資源データを用いて前記ダウンロード対
象のプログラムの受信側装置での実行の可否を判定する
判定手段と、前記判定手段が実行可と判定した場合に、
前記ダウンロード対象のプログラムを示す識別情報を含
むプログラム要求を前記送信元装置に送信する第2の要
求送信手段と、前記プログラム要求に応じて前記送信元
装置が送信してくるプログラムを受信するプログラム受
信手段と、を有するという構成としたり、送信元装置に
ついて、プログラムを受信、実行する受信側装置と前記
受信側装置へプログラムを送信する送信元装置とから成
るダウンロードシステムにおける前記送信元装置であっ
て、1以上のプログラムをそれぞれ識別情報に対応づけ
て保持しているプログラム保持手段と、前記1以上のプ
ログラムの各々について、実行に必要な資源を規定する
資源データを保持する資源データ保持手段と、前記受信
側装置から送信されてくる資源データ要求又はプログラ
ム要求を受け付ける要求受付手段と、前記要求受付手段
が受け付けた資源データ要求に含まれる識別情報に対応
する資源データを前記資源データ保持手段から読み出し
前記受信側装置に送信する、又は、前記要求受付手段が
受け付けたプログラム要求に含まれる識別情報に対応す
るプログラムを前記プログラム保持手段から読み出し前
記受信側装置に送信する送信手段と、を有する構成とす
ることができる。
【0137】さらに、上記に加え、前記判定手段は、前
記資源取得スクリプトを仮実行した結果に基づいて、前
記ダウンロード対象のプログラムの前記受信側装置での
実行の可否を判定するという構成としたり、送信元装置
の前記資源データ保持手段が保持する資源データを、対
応するプログラムの実行に必要な資源を取得するための
資源取得スクリプトとしたりすることで、判定処理の手
順を簡略化することもできる。
【0138】そして、受信側装置について、プログラム
を受信、実行する受信側装置と前記受信側装置へプログ
ラムを送信する送信元装置とから成るダウンロードシス
テムにおける前記受信側装置であって、ダウンロード対
象のプログラムを示す識別情報を含む検査スクリプト要
求を前記送信元装置に送信する第1の要求送信手段と、
前記検査スクリプト要求に応じて前記送信元装置が送信
してくる検査スクリプトを受信する検査スクリプト受信
手段と、前記検査スクリプト受信手段が受信した検査ス
クリプトを実行し、その結果に基づいて前記ダウンロー
ド対象のプログラムの前記受信側装置での実行の可否を
判定する判定手段と、前記判定手段が実行可と判定した
場合に、前記ダウンロード対象のプログラムを示す識別
情報を含むプログラム要求を前記送信元装置に送信する
第2の要求送信手段と、前記プログラム要求に応じて前
記送信元装置が送信してくるプログラムを受信するプロ
グラム受信手段と、を有する構成としたり、送信元装置
について、プログラムを受信、実行する受信側装置と前
記受信側装置へプログラムを送信する送信元装置とから
成るダウンロードシステムにおける前記送信元装置であ
って、1以上のプログラムをそれぞれ識別情報に対応づ
けて保持しているプログラム保持手段と、前記1以上の
プログラムの各々について、実行の前提として前記受信
側に求められるデバイスの機能又は組み込みプログラム
の機能を前記受信側装置が備えているか否か検査するた
めの検査スクリプトを保持する検査スクリプト保持手段
と、前記受信側装置から送信されてくる検査スクリプト
要求又はプログラム要求を受け付ける要求受付手段と、
前記要求受付手段が受け付けた検査スクリプト要求に含
まれる識別情報に対応する検査スクリプトを前記検査ス
クリプト保持手段から読み出し前記受信側装置に送信す
る、又は、前記要求受付手段が受け付けたプログラム要
求に含まれる識別情報に対応するプログラムを前記プロ
グラム保持手段から読み出し前記受信側装置に送信する
送信手段と、を有する構成としたりすることで、デバイ
スの機能やプログラムの機能の不足が原因で実施できな
いプログラムを無駄にダウンロード処理することを防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかわるダウンロードシステムの第
1の実施の形態における構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施の形態におけるダウンロード処理の手
順とそれに伴なう情報の流れとを示すシーケンス図であ
る。
【図3】同実施の形態における資源管理テーブルとそこ
に格納された資源管理情報の例とを示す図である。
【図4】同実施の形態における格納領域管理テーブルの
構成とそこに格納される格納領域情報の例とを示す図で
ある。
【図5】同実施の形態におけるダウンロード要求の構成
と内容の例とを示す図である。
【図6】同実施の形態におけるプログラム管理テーブル
の構成と内容の一例とを示す図である。
【図7】同実施の形態における使用資源情報の構成と内
容との一例を示す。
【図8】同実施の形態におけるシステム要求情報の内容
の概略を示す図である。
【図9】同実施の形態における割り当て情報の構成と内
容との一例を示す図である。
【図10】同実施の形態におけるプログラム情報の構成
と内容の例とを示す図である。
【図11】同実施の形態において書き換え部が行うプロ
グラム書き換えの具体的な内容の例示す図である。
【図12】同実施の形態における受信側装置の動作を示
すフローチャートである。
【図13】同実施の形態における送信元装置の動作を示
すフローチャートである。
【図14】同実施の形態における更新前後の格納領域情
報の内容を示す図である。
【図15】同実施の形態における更新前後の資源管理テ
ーブルの内容を示す図である。
【図16】本発明にかかわるダウンロードシステムの第
2の実施の形態における構成を示すブロック図である。
【図17】同実施の形態におけるプログラム管理テーブ
ルの構成と内容の例とを示す図である。
【図18】同実施の形態において送信元装置が保持して
いる3種類のプログラムに関する使用資源情報を示す。
【図19】本発明にかかわるダウンロードシステムの第
3の実施の形態における構成を示すブロック図である。
【図20】同実施の形態におけるダウンロード処理の手
順とそれに伴なう情報の流れとを示すシーケンス図であ
る。
【図21】同実施の形態における使用資源情報の構成と
内容の一例とを示す図である。
【図22】同実施の形態におけるプログラム情報の構成
と内容の一例とを示す図である。
【図23】同実施の形態においてインタフェース部によ
って表示されるプログラム選択画面の例を示す図であ
る。
【図24】本発明にかかわるダウンロードシステムの第
4の実施の形態における構成を示すブロック図である。
【図25】同実施の形態におけるダウンロード処理の手
順とそれに伴なう情報の流れとを示すシーケンス図であ
る。
【図26】同実施の形態における資源スクリプトの具体
例を示す図である。
【図27】同実施の形態における資源情報テーブルの構
成と内容の例とを示す図である。
【図28】同実施の形態におけるダウンロードプログラ
ムの書き替えの例を示す図である。
【図29】同実施の形態における受信側装置の動作を示
すフローチャートである。
【図30】同実施の形態における送信元装置の動作を示
すフローチャートである。
【図31】本発明にかかわるダウンロードシステムの第
5の実施の形態における構成を示すブロック図である。
【図32】同実施の形態における検査スクリプトの具体
例を示す図である。
【図33】同実施の形態において検査対象となるプログ
ラムの例を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5 ダウンロードシステム 10,210,1910,2410,3110 送信元
装置 11,211 要求受信部 12,212,2412,3112 検索部 13,213 判定部 14 書き換え部 15,315 プログラム送信部 16 格納部 313 選択部 20,320,2420,3120 受信側装置 21,321,2421 インタフェース部 22 受信装置情報生成部 23,2422,3122 要求送信部 24,324,2424,3124 プログラム受信部 2423 スクリプト仮実行部 2425 資源最終獲得部 2427 プログラム格納領域取得部 2428 書き換え部 25 資源獲得部 26 システム要求発行部 27 記憶部 3121 検査スクリプト実行部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムを受信、実行する受信側装置
    と前記受信側装置へプログラムを送信する送信元装置と
    から成るダウンロードシステムであって、前記受信側装
    置は、 前記受信側装置が有するプログラム実行用資源
    の使用状況を示す受信側装置情報を生成する情報生成手
    段と、 ダウンロード対象のプログラムを示す識別情報と前記情
    報生成手段が生成した受信側装置情報とを含むダウンロ
    ード要求を前記送信元装置に送信する要求送信手段と、 前記ダウンロード要求に応じて前記送信元装置が送信し
    てくるプログラムを受信するプログラム受信手段と、を
    有し、 前記送信元装置は、 1以上のプログラムをそれぞれ識別情報と対応づけて保
    持するプログラム保持手段と、 前記1以上のプログラムの各々に関して、実行に必要な
    資源を示す必要資源情報を保持する資源情報保持手段
    と、 前記受信側装置から送信されてくる前記ダウンロード要
    求を受け付ける要求受付手段と、 前記要求受付手段が受け付けた前記ダウンロード要求に
    含まれる識別情報が示すプログラムに関する必要資源情
    報と前記ダウンロード要求に含まれる受信側装置情報と
    から、前記ダウンロード要求に含まれる識別情報が示す
    プログラムを前記受信側装置が実行することが可能か否
    か判定する判定手段と、 前記判定手段が前記受信側装置において実行可能と判定
    したプログラムを前記受信側装置に送信するプログラム
    送信手段と、を有すること、を特徴とするダウンロード
    システム。
  2. 【請求項2】 プログラムを受信、実行する受信側装置
    と前記受信側装置へプログラムを送信する送信元装置と
    から成るダウンロードシステムであって、前記受信側装
    置は、 前記受信側装置が有するプログラム実行用資源
    の使用状況を示す受信側装置情報を生成する情報生成手
    段と、 ダウンロード対象のプログラムを示す識別情報と前記情
    報生成手段が生成した受信側装置情報とを含むダウンロ
    ード要求を前記送信元装置に送信する要求送信手段と、 前記ダウンロード要求に応じて前記送信元装置が送信し
    てくるプログラムを受信するプログラム受信手段と、を
    有し、 前記送信元装置は、 識別情報の各々に対して、実現する機能の基本部分が同
    一で、しかも実行に要する資源の内容が互いに異なる複
    数のプログラムを対応づける形で複数のプログラムを保
    持しているプログラム保持手段と、 前記複数のプログラムの各々に関して、実行に必要な資
    源を示す必要資源情報を保持する資源情報保持手段と、 前記受信側装置から送信されてくる前記ダウンロード要
    求を受け付ける要求受付手段と、 前記要求受付手段が受け付けた前記ダウンロード要求に
    含まれる識別情報に対応する複数のプログラムの各々に
    ついて、当該プログラムに関する必要資源情報と前記要
    求受付手段が受け付けた受信側装置情報とを元に、前記
    受信側装置において実行することが可能か否か判定する
    判定手段と、 前記判定手段が前記受信側装置において実行可能と判定
    したプログラムを前記受信側装置に送信するプログラム
    送信手段と、を有すること、 を特徴とするダウンロードシステム。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記受信側装置におけ
    る実行が可能なプログラムが複数あった場合、1つを選
    択し、 前記プログラム送信手段は、前記判定手段が選択したプ
    ログラムを前記受信側装置に送信すること、 を特徴とする請求項2に記載のダウンロードシステム。
  4. 【請求項4】 前記プログラム送信手段は、前記判定手
    段による判定の結果、前記受信側装置における実行が可
    能なプログラムが複数あった場合、前記実行可能なプロ
    グラムの各々について、実行時の特徴を示す特徴情報を
    前記受信側装置に送信し、それに対して前記受信側装置
    から送信されてくる選択結果に対応するプログラムを前
    記受信側装置に送信し、 前記受信側装置は、 前記プログラム送信手段から受信した前記特徴情報をユ
    ーザに提示して、うち1つをユーザに選択させる選択受
    付手段と、 前記選択受付手段が受け付けた選択結果を前記送信元装
    置に通知する選択結果通知手段と、を更に有すること、 を特徴とする請求項2に記載のダウンロードシステム。
  5. 【請求項5】 プログラムを受信、実行する受信側装置
    と前記受信側装置へプログラムを送信する送信元装置と
    から成るダウンロードシステムであって、前記送信元装
    置は、 1以上のプログラムをそれぞれ識別情報に対応づけて保
    持しているプログラム保持手段と、 前記1以上のプログラムの各々について、実行に必要な
    資源を規定する資源データを保持する資源データ保持手
    段と、 前記受信側装置から送信されてくる資源データ要求又は
    プログラム要求を受け付ける要求受付手段と、 前記要求受付手段が受け付けた資源データ要求に含まれ
    る識別情報に対応する資源データを前記資源データ保持
    手段から読み出し前記受信側装置に送信する、又は、前
    記要求受付手段が受け付けたプログラム要求に含まれる
    識別情報に対応するプログラムを前記プログラム保持手
    段から読み出し前記受信側装置に送信する送信手段と、
    を有し、 前記受信側装置は、 ダウンロード対象のプログラムを
    示す識別情報を含む資源データ要求を前記送信元装置に
    送信する第1の要求送信手段と、 前記資源データ要求に応じて前記送信元装置が送信して
    くる資源データを受信する資源データ受信手段と、 前記資源データを用いて前記ダウンロード対象のプログ
    ラムの受信側装置での実行の可否を判定する判定手段
    と、 前記判定手段が実行可と判定した場合に、前記ダウンロ
    ード対象のプログラムを示す識別情報を含むプログラム
    要求を前記送信元装置に送信する第2の要求送信手段
    と、 前記プログラム要求に応じて前記送信元装置が送信して
    くるプログラムを受信するプログラム受信手段と、を有
    すること、を特徴とするダウンロードシステム。
  6. 【請求項6】 前記資源データ保持手段が保持する資源
    データは、対応するプログラムの実行に必要な資源を取
    得するための資源取得スクリプトであって、 前記判定手段は、前記資源取得スクリプトを仮実行した
    結果に基づいて、前記ダウンロード対象のプログラムの
    前記受信側装置での実行の可否を判定すること、 を特徴とする請求項5に記載のダウンロードシステム。
  7. 【請求項7】 プログラムを受信、実行する受信側装置
    と前記受信側装置へプログラムを送信する送信元装置と
    から成るダウンロードシステムであって、前記送信元装
    置は、 1以上のプログラムをそれぞれ識別情報に対応づけて保
    持しているプログラム保持手段と、 前記1以上のプログラムの各々について、実行の前提と
    して前記受信側に求められるデバイスの機能又は組み込
    みプログラムの機能を前記受信側装置が備えているか否
    か検査するための検査スクリプトを保持する検査スクリ
    プト保持手段と、 前記受信側装置から送信されてくる検査スクリプト要求
    又はプログラム要求を受け付ける要求受付手段と、 前記要求受付手段が受け付けた検査スクリプト要求に含
    まれる識別情報に対応する検査スクリプトを前記検査ス
    クリプト保持手段から読み出し前記受信側装置に送信す
    る、又は、前記要求受付手段が受け付けたプログラム要
    求に含まれる識別情報に対応するプログラムを前記プロ
    グラム保持手段から読み出し前記受信側装置に送信する
    送信手段と、を有し、 前記受信側装置は、 ダウンロード対象のプログラムを
    示す識別情報を含む検査スクリプト要求を前記送信元装
    置に送信する第1の要求送信手段と、 前記検査スクリプト要求に応じて前記送信元装置が送信
    してくる検査スクリプトを受信する検査スクリプト受信
    手段と、 前記検査スクリプト受信手段が受信した検査スクリプト
    を実行し、その結果に基づいて前記ダウンロード対象の
    プログラムの前記受信側装置での実行の可否を判定する
    判定手段と、 前記判定手段が実行可と判定した場合に、前記ダウンロ
    ード対象のプログラムを示す識別情報を含むプログラム
    要求を前記送信元装置に送信する第2の要求送信手段
    と、 前記プログラム要求に応じて前記送信元装置が送信して
    くるプログラムを受信するプログラム受信手段と、を有
    すること、 を特徴とするダウンロードシステム。
  8. 【請求項8】 プログラムを受信、実行する受信側装置
    と前記受信側装置へプログラムを送信する送信元装置と
    から成るダウンロードシステムにおける前記受信側装置
    であって、 前記受信側装置が有するプログラム実行用
    資源の使用状況を示す受信側装置情報を生成する情報生
    成手段と、 ダウンロード対象のプログラムを示す識別情報と前記情
    報生成手段が生成した受信側装置情報とを含むダウンロ
    ード要求を前記送信元装置に送信する要求送信手段と、 前記ダウンロード要求に応じて前記送信元装置が送信し
    てくるプログラムを受信するプログラム受信手段と、を
    有すること、 を特徴とする受信側装置。
  9. 【請求項9】 プログラムを受信、実行する受信側装置
    と前記受信側装置へプログラムを送信する送信元装置と
    から成るダウンロードシステムであって、前記送信元装
    置が識別情報の各々に対して、実現する機能の基本部分
    が同一で、しかも実行に要する資源の内容が互いに異な
    る複数のプログラムを対応づける形でプログラムを保持
    しているようなダウンロードシステム、における前記受
    信側装置であって、 前記受信側装置が有するプログラ
    ム実行用資源の使用状況を示す受信側装置情報を生成す
    る情報生成手段と、 ダウンロード対象のプログラムを示す識別情報と前記情
    報生成手段が生成した受信側装置情報とを含むダウンロ
    ード要求を前記送信元装置に送信する要求送信手段と、 前記ダウンロード要求に含まれる識別情報に対応づけら
    れた複数のプログラムに関して実行時の特徴を示す特徴
    情報を前記送信元装置から受信し、前記特徴情報をユー
    ザに提示して、うち1つをユーザに選択させる選択受付
    手段と、 前記選択受付手段が受け付けた選択結果を前記送信元装
    置に送信する選択結果通知手段と、 前記選択結果送信手段が送信した選択結果に対応するプ
    ログラムを前記送信元装置から受信するプログラム受信
    手段と、を有すること、 を特徴とする受信側装置。
  10. 【請求項10】 プログラムを受信、実行する受信側装
    置と前記受信側装置へプログラムを送信する送信元装置
    とから成るダウンロードシステムにおける前記受信側装
    置であって、 ダウンロード対象のプログラムを示す識別情報を含む資
    源データ要求を前記送信元装置に送信する第1の要求送
    信手段と、 前記資源データ要求に応じて前記送信元装置が送信して
    くる資源データを受信する資源データ受信手段と、 前記資源データを用いて前記ダウンロード対象のプログ
    ラムの受信側装置での実行の可否を判定する判定手段
    と、 前記判定手段が実行可と判定した場合に、前記ダウンロ
    ード対象のプログラムを示す識別情報を含むプログラム
    要求を前記送信元装置に送信する第2の要求送信手段
    と、 前記プログラム要求に応じて前記送信元装置が送信して
    くるプログラムを受信するプログラム受信手段と、を有
    すること、 を特徴とする受信側装置。
  11. 【請求項11】 前記判定手段は、前記資源取得スクリ
    プトを仮実行した結果に基づいて、前記ダウンロード対
    象のプログラムの前記受信側装置での実行の可否を判定
    すること、 を特徴とする請求項10に記載の受信側装置。
  12. 【請求項12】 プログラムを受信、実行する受信側装
    置と前記受信側装置へプログラムを送信する送信元装置
    とから成るダウンロードシステムにおける前記受信側装
    置であって、 ダウンロード対象のプログラムを示す識別情報を含む検
    査スクリプト要求を前記送信元装置に送信する第1の要
    求送信手段と、 前記検査スクリプト要求に応じて前記送信元装置が送信
    してくる検査スクリプトを受信する検査スクリプト受信
    手段と、 前記検査スクリプト受信手段が受信した検査スクリプト
    を実行し、その結果に基づいて前記ダウンロード対象の
    プログラムの前記受信側装置での実行の可否を判定する
    判定手段と、 前記判定手段が実行可と判定した場合に、前記ダウンロ
    ード対象のプログラムを示す識別情報を含むプログラム
    要求を前記送信元装置に送信する第2の要求送信手段
    と、 前記プログラム要求に応じて前記送信元装置が送信して
    くるプログラムを受信するプログラム受信手段と、を有
    すること、 を特徴とする受信側装置。
  13. 【請求項13】 プログラムを受信、実行する受信側装
    置と前記受信側装置へプログラムを送信する送信元装置
    とから成るダウンロードシステムにおける前記送信元装
    置であって、 1以上のプログラムをそれぞれ識別情報と対応づけて保
    持するプログラム保持手段と、 前記1以上のプログラムの各々に関して、実行に必要な
    資源を示す必要資源情報を保持する資源情報保持手段
    と、 前記受信側装置から送信されてくる前記ダウンロード要
    求を受け付ける要求受付手段と、 前記要求受付手段が受け付けた前記ダウンロード要求に
    含まれる識別情報が示すプログラムに関する必要資源情
    報と前記ダウンロード要求に含まれる受信側装置情報と
    から、前記ダウンロード要求に含まれる識別情報が示す
    プログラムを前記受信側装置が実行することが可能か否
    か判定する判定手段と、 前記判定手段が前記受信側装置において実行可能と判定
    したプログラムを前記受信側装置に送信するプログラム
    送信手段と、を有すること、を特徴とする送信元装置。
  14. 【請求項14】 プログラムを受信、実行する受信側装
    置と前記受信側装置へプログラムを送信する送信元装置
    とから成るダウンロードシステムにおける前記送信元装
    置であって、 識別情報の各々に対して、実現する機能の基本部分が同
    一で、しかも実行に要する資源の内容が互いに異なる複
    数のプログラムを対応づける形で複数のプログラムを保
    持しているプログラム保持手段と、 前記複数のプログラムの各々に関して、実行に必要な資
    源を示す必要資源情報を保持する資源情報保持手段と、 前記受信側装置から送信されてくるダウンロード要求を
    受け付ける要求受付手段と、 前記要求受付手段が受け付けた前記ダウンロード要求に
    含まれる識別情報に対応する複数のプログラムの各々に
    ついて、当該プログラムに関する必要資源情報と前記要
    求受付手段が受け付けた受信側装置情報とを元に、前記
    受信側装置において実行することが可能か否か判定し、
    前記受信側装置における実行が可能なプログラムが複数
    あった場合、1つを選択する判定手段と、 前記判定手段が選択したプログラムを前記受信側装置に
    送信するプログラム送信手段と、を有すること、 を特徴とする送信元装置。
  15. 【請求項15】 プログラムを受信、実行する受信側装
    置と前記受信側装置へプログラムを送信する送信元装置
    とから成るダウンロードシステムにおける前記送信元装
    置であって、 1以上のプログラムをそれぞれ識別情報に対応づけて保
    持しているプログラム保持手段と、 前記1以上のプログラムの各々について、実行に必要な
    資源を規定する資源データを保持する資源データ保持手
    段と、 前記受信側装置から送信されてくる資源データ要求又は
    プログラム要求を受け付ける要求受付手段と、 前記要求受付手段が受け付けた資源データ要求に含まれ
    る識別情報に対応する資源データを前記資源データ保持
    手段から読み出し前記受信側装置に送信する、又は、前
    記要求受付手段が受け付けたプログラム要求に含まれる
    識別情報に対応するプログラムを前記プログラム保持手
    段から読み出し前記受信側装置に送信する送信手段と、
    を有すること、 を特徴とする送信元装置。
  16. 【請求項16】 前記資源データ保持手段が保持する資
    源データが、対応するプログラムの実行に必要な資源を
    取得するための資源取得スクリプトであること、を特徴
    とする請求項15に記載の送信元装置。
  17. 【請求項17】 プログラムを受信、実行する受信側装
    置と前記受信側装置へプログラムを送信する送信元装置
    とから成るダウンロードシステムにおける前記送信元装
    置であって、 1以上のプログラムをそれぞれ識別情報に対応づけて保
    持しているプログラム保持手段と、 前記1以上のプログラムの各々について、実行の前提と
    して前記受信側に求められるデバイスの機能又は組み込
    みプログラムの機能を前記受信側装置が備えているか否
    か検査するための検査スクリプトを保持する検査スクリ
    プト保持手段と、 前記受信側装置から送信されてくる検査スクリプト要求
    又はプログラム要求を受け付ける要求受付手段と、 前記要求受付手段が受け付けた検査スクリプト要求に含
    まれる識別情報に対応する検査スクリプトを前記検査ス
    クリプト保持手段から読み出し前記受信側装置に送信す
    る、又は、前記要求受付手段が受け付けたプログラム要
    求に含まれる識別情報に対応するプログラムを前記プロ
    グラム保持手段から読み出し前記受信側装置に送信する
    送信手段と、を有すること、 を特徴とする送信元装置。
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