JP2002169524A - 通信方法および装置、ならびに、表示方法および装置 - Google Patents

通信方法および装置、ならびに、表示方法および装置

Info

Publication number
JP2002169524A
JP2002169524A JP2000367283A JP2000367283A JP2002169524A JP 2002169524 A JP2002169524 A JP 2002169524A JP 2000367283 A JP2000367283 A JP 2000367283A JP 2000367283 A JP2000367283 A JP 2000367283A JP 2002169524 A JP2002169524 A JP 2002169524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
font
video signal
display
osd
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000367283A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Matsubara
義明 松原
Hirotaka Takekoshi
弘孝 竹腰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000367283A priority Critical patent/JP2002169524A/ja
Publication of JP2002169524A publication Critical patent/JP2002169524A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイ装置に内蔵されるOSD機能に
対してOSD表示に用いられるフォントデータを容易に
追加できるようにする。 【解決手段】 コンピュータにおいてフォント選択画面
が表示され、ユーザにより追加したいフォントが選択さ
れる。選択されたフォントデータは、映像信号に重畳さ
れてディスプレイ2に対して送信される。ディスプレイ
2側では、コンピュータから送信された映像信号がビデ
オデータデコーダ20によりデコードされ、重畳された
フォントデータが取り出される。フォントデータは、E
EPROM89に格納される。予めデフォルトのフォン
トが格納されたフォントROMとEEPROM89と
は、例えばアドレスが連続的に設定され、フォントRO
MとEEPROM89とで恰も同一のメモリ空間をアク
セスするようにして、フォントデータが読み出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスプレイ装
置に内蔵されるOSD機能に対してOSD表示で用いら
れるフォントデータを容易に追加できるようにした表示
方法および装置、ならびに、通信方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、例えばコンピュータ装置から出力
された映像信号を表示するディスプレイ装置では、画面
の表示位置、表示サイズおよび表示すべき映像信号の偏
向周波数が多種多様となっている。このため、コンピュ
ータ装置などに用いられるディスプレイ装置としては、
1台で各種の映像信号(ビデオ信号)に対応可能なもの
が使用されるようになってきた。
【0003】このようなディスプレイ装置では、内蔵さ
れたマイクロプロセッサやメモリなどを用いて、映像信
号の各種毎に最適な画面表示を提供できるようにされて
いるものがある。このような従来例としては、例えば特
開平1−321475号公報に記載のディスプレイを一
例として挙げることができる。
【0004】特開平1−321475号公報に記載の従
来例では、予め、メモリに映像信号の種類毎に画面の表
示位置および表示サイズ情報を記憶させる。そして、マ
イクロプロセッサの制御に基づき、入力された入力映像
信号に応じた最適な画面の表示位置および表示サイズ情
報をメモリから読み出し、読み出された情報に基づきデ
ィスプレイ装置の偏向回路などを制御する。
【0005】一方、ディスプレイ装置に入力された入力
映像信号の種類が既知のものでない場合には、上述のメ
モリには対応する情報が記憶されていないことになる。
この場合には、ユーザが例えばディスプレイ装置の前面
に配される調整スイッチなどを操作することで、画面の
表示位置および表示サイズ情報などの、表示調整情報の
入力が行われる。ディスプレイ装置では、この入力され
た表示調整情報に基づき、上述のマイクロプロセッサに
より偏向回路などの制御情報が作成され、この制御情報
により表示調整がなされる。
【0006】この、ディスプレイ前面などに配された調
整スイッチを用いて表示調整を行うようにされたディス
プレイ装置では、より操作性を高めるため、オンスクリ
ーンディスプレイ(OSD)と称されるディスプレイ制
御用の調整画面が表示され、GUI(Graphical User In
terface)が構成されることが多い。
【0007】図16は、この画面調整時の一例のOSD
300を示す。画面調整用のOSD300は、このよう
にキャラクタを基本とした画面で構成される。ユーザ
は、このOSD300による調整画面を見ながら、例え
ば、ディスプレイ装置の前面に配された調整用スイッチ
を操作して所望の調整項目を選択し、さらに調整用スイ
ッチを所定に操作することで、選択された調整項目に対
して調整値を入力する。ディスプレイ装置では、この入
力された調整値に基づき偏向回路などの制御がなされ、
表示画面が調整される。
【0008】図16の例では、OSD300に対して上
部にメニューバーが設けられると共に、9個の選択領域
が設けられる。選択領域は、それぞれディスプレイ装置
2に対する表示調整の項目を示し、左上から、「SCR
EEN」(画調整)、「CENTER」(位置調整)、
「CONVER」(コンバー)、「GEOM」(画歪み
調整)、「EXIT」(OSD300の終了)、「CO
LOR」(色温度調整)、「LANG」(言語)、「S
IZE」(サイズ調整)および「OPTION」(オプ
ション)となっている。
【0009】OSD300は、予めメモリに記憶された
ビットマップデータがキャラクタコードに従い読み出さ
れて表示される。OSD300の表示が可能とされたデ
ィスプレイ装置においては、キャラクタベースのOSD
用キャラクタジェネレータが必須のハードウェア構成と
される。
【0010】図17は、従来技術による、OSD300
を表示するようにされたディスプレイ装置310の一例
の構成を示す。例えばコンピュータ装置から出力された
画像出力信号のうち、映像信号RGBが端子311に入
力され、垂直同期信号VSおよび水平同期信号HSがそ
れぞれ端子312および313に入力される。映像信号
RGBは、R、GおよびBの3原色の各色信号を含んで
いるアナログ映像信号である。端子311に入力された
映像信号RGBは、ビデオアンプ315に供給される。
端子312および313に入力された水平および垂直同
期信号HSおよびVSは、偏向制御回路318に供給さ
れると共に、OSDジェネレータ319に供給される。
【0011】一方、ディスプレイ装置310の前面パネ
ルに配された調整用スイッチ321から出力された制御
信号がマイクロプロセッサ320に供給される。なお、
図示しないが、マイクロプロセッサ320には、例えば
マイクロプロセッサ320が所定の動作を行うために必
要なプログラムやデータが予め記憶されたメモリが接続
される。マイクロプロセッサ320から出力される各種
制御信号やデータは、OSDジェネレータ319、ビデ
オアンプ315および偏向制御回路318にそれぞれ供
給される。
【0012】ビデオアンプ315は、マイクロプロセッ
サ320の制御に基づき、端子311から供給された映
像信号RGBと、OSDジェネレータから出力されたO
SD表示信号とが所定に合成された映像信号が出力され
る。この映像信号は、CRT(Cathode Ray Tube)317
に供給される。また、偏向制御回路318は、マイクロ
プロセッサ320の制御に基づき、端子312および3
13から供給された水平および垂直同期信号HSおよび
VSから水平および垂直偏向信号を生成する。水平およ
び垂直偏向信号は、CRT317の偏向ヨークDY31
6に供給される。CRT317では、偏向ヨークDY3
16に供給された水平および垂直偏向信号により電子ビ
ームが制御され、所定の画面表示がなされる。
【0013】調整用スイッチ321に対する操作に基づ
き、例えば表示画面調整を行うことを指示する制御信号
がマイクロプロセッサ320に供給されると、マイクロ
プロセッサ320からOSDジェネレータ319に対し
て、OSD表示のためのOSDキャラクタ発生を指示す
るための指示コマンドが発行される。OSDジェネレー
タ320では、この指示コマンドに示される内容に従っ
た、例えば上述の図16に示されるような制御画面を表
示可能とするOSD映像信号が生成される。このOSD
映像信号は、例えばRGBそれぞれの映像信号とOSD
ブランキング信号とからなる。このOSD映像信号は、
ビデオアンプ315に供給され、上述したように端子3
11から供給された映像信号RGBと合成される。
【0014】図18は、従来技術によるOSDジェネレ
ータ319の構成をより詳細に示す。レジスタバス35
0に対して、PLL351、シリアルバスI/F35
2、コードRAM(Random Access Memory)353および
タイミングコントローラ354が接続される。タイミン
グコントローラ354は、フォントバス357に接続さ
れ、フォントバス357には、さらに、フォントROM
(Read Only Memory)355およびカラージェネレータ3
56が接続される。フォントROM355には、OSD
表示用のキャラクタデータに相当するビットマップデー
タが予め格納される。
【0015】上述の、マイクロプロセッサ320から出
力される指示コマンドは、OSD制御用のシリアルデー
タとしてシリアルバスI/F352に受信される。この
シリアルデータは、シリアルバスI/F352でデコー
ドされ、OSDジェネレータ319の各ブロックを制御
するための図示されない制御レジスタに書き込まれる。
制御レジスタへのデータの書き込みおよび制御レジスタ
からのデータの読み出しは、レジスタバス350を介し
てなされる。
【0016】ディスプレイ装置310の端子311から
入力された水平同期信号HSがPLL351にも供給さ
れる。PLL351により、OSD表示用に必要なクロ
ックが水平同期信号HSに同期して生成される。
【0017】マイクロプロセッサ320から出力され
た、OSD表示を行うためのキャラクタコードがシリア
ルバスI/F352に入力され、デコードされレジスタ
バス350に供給される。このキャラクタコードは、コ
ードRAM353に供給され、コードRAM353に格
納される。コードRAM353に格納されるキャラクタ
コードは、OSD表示画面に表示される文字を示すコー
ドデータと、その文字が表示される座標データからな
る。
【0018】ディスプレイ装置310の端子311およ
び312から入力された水平および垂直同期信号HS、
VSがタイミングコントローラ354に供給される。水
平および垂直同期信号HS、VSと、マイクロプロセッ
サ320からシリアルバスI/F352およびレジスタ
バス350を介して供給された制御データに基づき、タ
イミングコントローラ354によりタイミング制御がな
され、コードRAM353から、OSD表示を行うため
のフォントのコードデータが読み出される。このコード
データに基づき、フォントバス357を介してフォント
ROM355からOSDによる表示キャラクタに対応す
るビットマップデータが読み出され、カラージェネレー
タ356に供給される。
【0019】また、タイミングコントローラ354によ
りタイミング制御され、コードRAM353からOSD
表示を行うためのフォントが表示される座標データが読
み出される。読み出された座標データは、フォントバス
357を介してカラージェネレータ356に供給され
る。
【0020】カラージェネレータ356では、フォント
バス357を介して供給されたビットマップデータに対
して、色データや透過データが付加される。色デー他野
党かデータが付加されたフォント表示のビットマップデ
ータは、フォント表示の座標データに基づきRGB各色
の制御パルスOSD_RGBおよびOSD表示のブラン
キングパルスOSD_Blankingとされ、ビデオ
アンプ315に供給される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述のOSD表示を行
うようにされたディスプレイ装置の場合には、OSD表
示として、キャラクタベースでの表示しかできず、ユー
ザにとって必ずしも使い易いものとはいえないという問
題点があった。
【0022】また、インターフェイスの利便性を高める
ために、例えば多国語対応といった複雑な表示を行おう
とすれば、OSD表示のために用意されるキャラクタ数
が増加し、上述のフォントROM355に必要なメモリ
容量が増大してしまうという問題点があった。
【0023】さらに、この従来例によるディスプレイ装
置310では、OSD300を表示するために使用可能
なフォントは、予めフォントROM355内に格納され
登録されているフォントに限定されるという問題点があ
った。
【0024】このような構成において、フォントの修正
や追加を行う場合には、フォントROM355の修正を
行う必要がある。例えばOSDジェネレータ319が1
チップのIC(集積回路)で構成され、フォントROM
355がそのICの内部に組み込まれているような場
合、フォントROM355の内容を修正するには、IC
全体を作り直す必要がある。すなわち、フォントROM
355の内容を修正するだけにもかかわらず、IC作製
のためにそのICチップ全体のマスクが必要となり、コ
ストの増大を招いていたという問題点があった。
【0025】このような問題を解決するために、幾つか
の方法が提案されている。例えば、特開平11−309
76号公報に記載の方法のように、コンピュータ装置の
アプリケーションのGUIを用いて、コンピュータ装置
側からディスプレイ装置の表示調整を行うことが提案さ
れている。この方法によれば、上述の従来技術による構
成に対し、ディスプレイ装置310側にOSDジェネレ
ータ319そのものが必要なくなるため、上述したよう
な問題点は、解決する。
【0026】しかしながら、この方法では、コンピュー
タ装置とディスプレイ装置との間で双方向で通信を行う
必要があることから、コンピュータ装置とディスプレイ
装置との間に、双方向通信を行うための専用の通信線を
設ける必要があった。コンピュータ装置とディスプレイ
装置とを接続する既存のケーブルに対して専用の双方向
通信を行う通信線を設けることは、ケーブルが増加した
り、一般的に普及されている既存のケーブルが使用でき
なくなるという問題点があった。
【0027】また例えば、特開平9−204167号公
報に記載の方法のように、コンピュータ装置から出力さ
れる映像信号や同期信号に対して所定のデータを重畳さ
せる方法が提案されている。この方法では、映像信号に
データを重畳するために、専用の通信線を設ける必要が
なく、上述したような問題点が解決される。
【0028】しかしながら、この方法では、データを映
像信号に重畳させるための専用なハードウェアをコンピ
ュータ装置側に設ける必要があるという問題点があっ
た。すなわち、この方法は、汎用のコンピュータ装置お
よびディスプレイ装置間でのインターフェイスとしては
不向きな構成であるという問題点があった。
【0029】さらに例えば、映像信号のDCレベルを利
用して通信する方法も提案されている。この方法では、
制御対象がアナログの映像信号を直接的に使用可能な、
特殊な項目に限定されてしまうという問題点があった。
すなわち、この方法では、多種の制御対象を有するシス
テムにおいては、実用的ではないといえる。
【0030】なお、この特開平9−204167号公報
に記載の方法では、コンピュータ装置側でキーボードを
操作することによって、ディスプレイ装置側の制御を行
っている。多くのユーザにとっては、キーボードをタイ
プしてコマンドを入力することは、煩わしく複雑な作業
であり、マウスなどの、直感的に入力作業を行える他の
入力デバイスを使用可能としたGUIが求められてい
た。
【0031】したがって、この発明の目的は、ディスプ
レイ装置に内蔵されるOSD機能に対してOSD表示に
用いられるフォントデータを容易に追加できるようにし
た表示方法および装置、ならびに、通信方法および装置
を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、OSD機能を内蔵する表示装置に
対して映像信号を供給する情報処理装置において、映像
信号を出力する映像信号出力手段と、映像信号出力手段
から出力された映像信号が供給される表示装置でOSD
のために用いられるフォントを指定するフォント指定命
令を表示装置に対して送信するフォント指定手段とを有
することを特徴とする情報処理装置である。
【0033】また、この発明は、OSD機能を内蔵する
表示装置に対して映像信号を供給する情報処理方法にお
いて、映像信号を出力する映像信号出力のステップと、
映像信号出力のステップにより出力された映像信号が供
給される表示装置でOSDのために用いられるフォント
を指定するフォント指定命令を表示装置に対して送信す
るフォント指定のステップとを有することを特徴とする
情報処理方法である。
【0034】また、この発明は、OSD機能を内蔵する
表示装置に対して映像信号を供給する情報処理装置にお
いて、映像信号を出力する映像信号出力手段と、映像信
号出力手段から出力された映像信号が供給される表示装
置でOSDのために用いられるフォントデータを表示装
置に対して送信するフォントデータ送信手段とを有する
ことを特徴とする情報処理装置である。
【0035】また、この発明は、OSD機能を内蔵する
表示装置に対して映像信号を供給する情報処理方法にお
いて、映像信号を出力する映像信号出力のステップと、
映像信号出力のステップにより出力された映像信号が供
給される表示装置でOSDのために用いられるフォント
データを表示装置に対して送信するフォントデータ送信
のステップとを有することを特徴とする情報処理方法で
ある。
【0036】また、この発明は、OSD機能が内蔵さ
れ、情報処理装置から供給された映像信号を表示するよ
うにされた表示装置において、情報処理装置から供給さ
れた映像信号を表示する表示手段と、表示手段に対して
OSDによる表示を行うOSD手段と、情報処理装置か
ら送信された、OSD手段でのOSDによる表示の際に
用いられるフォントを指定するフォント指定命令を受信
する受信手段とを有し、受信手段で受信されたフォント
指定命令に基づきOSDによる表示で用いられるフォン
トを切り替えるようにしたことを特徴とする表示装置で
ある。
【0037】また、この発明は、OSD機能が内蔵さ
れ、情報処理装置から供給された映像信号を表示するよ
うにされた表示方法において、情報処理装置から供給さ
れた映像信号を表示手段に表示する表示のステップと、
表示手段に対してOSDによる表示を行うOSDのステ
ップと、情報処理装置から送信された、OSDのステッ
プでのOSDによる表示の際に用いられるフォントを指
定するフォント指定命令を受信する受信のステップとを
有し、受信のステップで受信されたフォント指定命令に
基づきOSDによる表示で用いられるフォントを切り替
えるようにしたことを特徴とする表示方法である。
【0038】また、この発明は、OSD機能が内蔵さ
れ、情報処理装置から供給された映像信号を表示するよ
うにされた表示装置において、情報処理装置から供給さ
れた映像信号を表示する表示手段と、表示手段に対して
OSDによる表示を行うOSD手段と、情報処理装置か
ら送信された、OSD手段によるOSDによる表示の際
に用いられるフォントデータを受信する受信手段と、受
信手段で受信されたフォントデータを格納するメモリと
を有することを特徴とする表示装置である。
【0039】また、この発明は、OSD機能が内蔵さ
れ、情報処理装置から供給された映像信号を表示するよ
うにされた表示方法において、情報処理装置から供給さ
れた映像信号を表示手段に表示する表示のステップと、
表示手段に対してOSDによる表示を行うOSDのステ
ップと、情報処理装置から送信された、OSDのステッ
プによるOSDによる表示の際に用いられるフォントデ
ータを受信する受信のステップと、受信のステップで受
信されたフォントデータをメモリに格納するステップと
を有することを特徴とする表示方法である。
【0040】上述したように、請求項1および6に記載
の発明は、映像信号が供給される表示装置でOSDのた
めに用いられるフォントを指定するフォント指定命令を
表示装置に対して送信するようにしているため、表示装
置側では、フォント指定命令に基づきOSDに用いるフ
ォントを変更することができる。
【0041】また、請求項7および12に記載の発明
は、映像信号が供給される表示装置でOSDのために用
いられるフォントデータを表示装置に対して送信するよ
うにしているため、表示装置側では、OSDに用いるフ
ォントデータを追加することができる。
【0042】また、請求項13および18に記載の発明
は、情報処理装置から送信された、OSD手段によるO
SDによる表示の際に用いられるフォントを指定するフ
ォント指定命令を受信し、受信されたフォント指定命令
に基づきOSDによる表示で用いられるフォントを切り
替えるようにしているため、情報処理装置側からOSD
に用いるフォントを切り替えることができる。
【0043】また、請求項19および27に記載の発明
は、OSDによる表示の際に用いられるフォントデータ
を受信し、受信されたフォントデータをメモリに格納す
るようにしているため、OSDに用いられるフォントデ
ータを情報処理装置側から追加することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の第1の形
態を、図面を参照しながら説明する。図1は、コンピュ
ータ装置1とコンピュータ装置1から出力された映像信
号を映出するディスプレイ装置2の一例の使用形態を概
略的に示す。コンピュータ装置1に対して、入力デバイ
スとしてキーボード3およびマウス4が接続され、キー
ボード3から出力されたキー情報と、マウス4から出力
されたボタン押下情報およびマウス移動量データとがコ
ンピュータ装置1に供給される。なお、マウス4から出
力されるボタン押下情報およびマウス移動量データを、
以下まとめてマウス情報と称する。
【0045】コンピュータ装置1とディスプレイ装置2
とがケーブル接続され、コンピュータ装置1から出力さ
れた映像信号および水平、垂直同期信号がケーブルを介
してディスプレイ装置2に供給される。ディスプレイ装
置2の表示領域5に対して、これら映像信号および水
平、垂直同期信号に基づき、例えば映像信号の周波数や
解像度に従い所定に表示がなされる。ディスプレイ装置
2の表示デバイスとしては、例えばCRT(Cathode Ray
Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)が用いられ
る。
【0046】表示領域5には、マウス4から出力される
マウス情報(マウス移動量データ)に基づき、表示領域
5に表示された画面上の位置を指示するカーソル7が表
示される。例えばユーザは、マウス4を移動させてカー
ソル7を表示領域5内で移動させ、表示領域5上の表示
に基づき所定の位置でマウス4に設けられたボタンを押
下することで、画面上の当該位置に定義された所望の機
能を実現させることができる。
【0047】さらに、表示領域5には、OSD8を所定
に表示させることができる。ディスプレイ装置2には、
例えば前面パネルに操作ボタン6が設けられる。OSD
8は、例えばこの操作ボタン6を所定に操作すること
で、表示領域5内の所定領域にOSD8が表示される。
ユーザは、このOSD8を見ながら操作ボタン6を所定
に操作することで、表示領域5の表示を調整することが
できる。OSD8は、表示領域5に表示される他の表示
に優先して、最前面に表示される。
【0048】図2は、コンピュータ装置1の一例の構成
を概略的に示す。2本のバス10Aおよび10Bが設け
られる。バス10Aは、演算処理などが行われるCPU
(Central Processing Unit)11が接続されるCPUバ
ス10である。バス10Bは、CPUアドレスバスであ
る。バス10Aおよび10Bに、それぞれI/O部1
2、グラフィック部13、サウンド部14、メモリ16
およびハードディスクドライブ17(以下、HDD17
と略記する)が接続される。メモリ16は、例えばCP
U11のワークメモリとして用いられる。HDD17に
は、CPU11によって実行されるプログラムデータ
や、その他の各データが格納される。
【0049】バス10Aおよび10Bに、さらに他のデ
バイス15を接続するようにもできる。コンピュータ装
置1内に構成される各部は、バス10Aおよび10Bを
介して互いに通信される。
【0050】I/O部12は、キーボード3およびマウ
ス4が接続され、接続されたこれらのデバイスのコント
ロール情報が取得される。キーボード3から出力された
キー情報や、マウス4から出力されたマウス情報は、I
/O部12に入力され、バス10Aを介してCPU11
に供給される。
【0051】グラフィック部13では、CPU11から
の命令に基づき映像信号および同期信号が生成される。
生成された映像信号および同期信号は、コンピュータ装
置1から出力され、例えばディスプレイ装置2に供給さ
れる。生成される映像信号は、例えばカラー表示の場合
には、RGBの各色による3チャンネルの画像データ
と、垂直および水平同期信号VS、HSからなる。この
発明では、出力される映像信号に対してデータを重畳さ
せることができる。
【0052】グラフィック部13による映像信号の出力
形式としては、アナログ信号およびディジタル信号が考
えられる。アナログ信号として出力される映像信号は、
表示デバイスとして例えばCRTを用いたディスプレイ
装置2に適している。一方、ディジタル信号として出力
される映像信号は、表示デバイスとして例えばLCDを
用いたディスプレイ装置2に適している。ディジタル信
号として映像信号が出力される場合には、上述したRG
B各色の画像データおよび水平、垂直同期信号VS、H
Sに加えて、ディジタル信号による表示制御に必要な各
信号、例えばディジタルクロックDCLKやデータイネ
ーブル信号DEが出力される。
【0053】サウンド部14により、CPU11の命令
に従い、アナログ音声信号が生成され出力される。出力
された音声信号は、スピーカやヘッドフォンに供給さ
れ、再生される。
【0054】図3は、アナログ形式による映像信号の入
力に対応したディスプレイ装置2の一例の構成を示す。
例えばコンピュータ装置1から出力された画像出力信号
のうち、映像信号RGBが端子29に入力され、垂直同
期信号VSおよび水平同期信号HSがそれぞれ端子30
および31に入力される。映像信号RGBは、R、Gお
よびBの3原色の各色信号からなるアナログ映像信号で
ある。端子29に入力された映像信号RGBは、ビデオ
アンプ25およびビデオデータデコーダ20に供給され
る。端子30および31に入力された垂直および水平同
期信号VSおよびHSは、ビデオデータデコーダ20、
OSDジェネレータ(OSD GEN)22および偏向
制御回路26に供給される。
【0055】一方、ディスプレイ装置2の前面パネルに
配された調整用スイッチ24から出力された制御信号が
マイクロプロセッサ23に供給される。なお、図示しな
いが、マイクロプロセッサ23には、例えばマイクロプ
ロセッサ23が所定の動作を行うために必要なプログラ
ムやデータが予め記憶されたメモリが接続される。マイ
クロプロセッサ23から出力される各種制御信号やデー
タは、ビデオデータデコーダ20、OSDジェネレータ
22、ビデオアンプ25および偏向制御回路26にそれ
ぞれ供給される。
【0056】なお、USB端子200は、この実施の一
形態においては、省略することができる。
【0057】調整用スイッチ24に対する操作に基づ
き、例えば表示画面調整を行うことを指示する制御信号
がマイクロプロセッサ23に供給されると、マイクロプ
ロセッサ23からOSDジェネレータ22に対して、O
SD表示のためのOSDキャラクタ発生を指示するため
の指示コマンドが発行される。詳細は後述するが、OS
ジェネレータ22は、内部にメモリを有すると共に、E
EPROM(Electrically Erasable Read Only Memory)
89が接続され、OSD8の表示に用いられるフォント
データがこれらのメモリに格納される。EEPROM8
9では、外部から供給されたフォントデータを格納する
ことができる。OSDジェネレータ22では、これらメ
モリに格納されたフォントデータなどが用いられ、マイ
クロプロセッサ23から供給された指示コマンドに示さ
れる内容に従った制御画面を表示可能とするOSD映像
信号が生成される。このOSD映像信号は、例えばRG
Bそれぞれの映像信号とOSDブランキング信号とから
なり、ビデオアンプ25に供給される。
【0058】上述したように、コンピュータ装置1で
は、映像信号にデータを重畳して出力することができ
る。ビデオデータデコーダ20において、この映像信号
からコンピュータ装置1で重畳されたデータがデコード
される。デコード結果は、マイクロプロセッサ23に供
給される。詳細は後述するが、ビデオデータデコーダ2
0では、映像信号に重畳されたデータのデコード結果に
対応して、ブランキング信号が出力される。このブラン
キング信号は、ビデオアンプ25に供給される。
【0059】一方、タイミングコントローラ21では、
垂直および水平同期信号VS、HSに基づき垂直および
水平偏向信号が生成される。生成された垂直および水平
偏向信号は、偏向制御回路26に供給される。また、タ
イミングコントローラ21では、垂直および水平同期信
号VS、HSに基づき、OSD8を表示させるためのタ
イミング信号が生成される。このタイミング信号は、O
SDジェネレータ22に供給される。
【0060】ビデオアンプ25に供給された、映像信号
RGB、OSDジェネレータ22から出力されたOSD
表示信号およびビデオデータデコーダ20から出力され
たブランキング信号は、マイクロプロセッサ23の制御
に基づき所定に合成されて出力され、CRT(Cathode R
ay Tube)28に供給される。また、偏向制御回路26
は、マイクロプロセッサ23の制御に基づき、端子30
および31から供給された垂直および水平同期信号VS
およびHSから垂直および水平偏向信号を生成する。垂
直および水平偏向信号は、偏向ヨークDY27に供給さ
れる。CRT28では、偏向ヨークDY27に供給され
た垂直および水平偏向信号により電子ビームが制御さ
れ、所定の画面表示がなされる。
【0061】図4は、ビデオデータデコーダ20の一例
の構成を示す。R、GおよびBの各色にそれぞれ対応す
る3チャンネルの信号(それぞれ信号R、信号Gおよび
信号Bとする)からなる映像信号RGBがレベルシフト
回路35に供給され、信号レベルが所定にシフトされ
る。映像信号は、例えば0.7Vから5V、3.3V、
2.7Vなどの、ディジタルインターフェイスレベルに
変換され、ロジック回路で処理可能なようにされる。レ
ベルシフト回路35から出力された信号のうちデータ信
号は、端子D1およびD2にそれぞれ供給され、クロッ
ク信号は、デコーダ36およびラッチ回路37のクロッ
ク端子に供給される。この例では、レベルシフト回路3
5から出力された映像信号RGBのうち、信号Rおよび
Gがそれぞれデータ信号とされ、信号Bがクロック信号
とされる。
【0062】デコーダ36で信号RおよびGからデコー
ドされて得られたデータおよびイネーブル信号がラッチ
回路37のデータ端子Dおよびイネーブル端子ENにそ
れぞれ供給される。例えば、コンピュータ装置1から、
ディスプレイ装置2を制御するためのデータが映像信号
に重畳されてディスプレイ装置2に供給される場合、デ
ィスプレイ装置2に対する制御項目に対応するコードお
よびデータがデコーダ36によってデコードされる。デ
コードされたデータは、デコードされたコードに従って
出力されるイネーブル信号と同時に出力される。イネー
ブル信号は、実際には、デコードされるコードの数だけ
出力されるパルスであり、ラッチ回路37のイネーブル
端子ENも、対応する数だけ存在する。
【0063】デコーダ36によりデコードされ出力され
たデータは、ラッチ回路37回路に供給され、イネーブ
ル信号によりラッチされラッチ回路37に保持される。
保持されたデータは、マイクロプロセッサ23により読
み出され、ディスプレイ装置2の制御データとして用い
られる。
【0064】図5は、上述の図4の各部におけるタイミ
ングの例を示す。図5Aは、水平同期信号HSを示す。
図5Bおよび図5Cは、映像信号を構成する信号B、R
およびGに埋め込まれるクロックおよびデータを示す。
データ通信期間は、1水平周期の有効表示領域内に設け
られる。
【0065】信号Bには、図5Bに示されるように、表
示映像の1ドットの間隔を表すドットクロックが埋め込
まれる。ドットクロックは、例えば解像度が1024ド
ット×768ドットの表示を行う映像信号であれば、1
00MHz程度のクロック周波数とされる。ドットクロ
ックは、1水平周期の間の、データ通信期間に対応して
埋め込まれる。図5の例では、1水平周期内にドットク
ロックが連続的に40クロック埋め込まれ、40ドット
分がデータ通信期間とされる。
【0066】一方、信号RおよびGには、コントロール
コードおよびコントロールデータが埋め込まれる。コン
トロールコードは、表示制御のためのデータを映像信号
に埋め込んで送るこの例では、例えばディスプレイ装置
2のマイクロプロセッサ23におけるレジスタのアドレ
スである。例えば、表示制御される各項目毎にレジスタ
が1つずつ割り当てられ、コントロールコードにより示
されるレジスタにコントロールデータが書き込まれる。
マイクロプロセッサ23の制御により、レジスタに書き
込まれたデータ値に応じてレジスタに対応した制御項目
が制御され、表示調整がなされる。
【0067】図5Cにおいて、例えば所定のパターンか
らなるスタートビットに続けてコントロールコードが配
され、コントロールコードに対応したパリティビットが
コントロールの後ろに配される。続けて、コントロール
データが配され、コントロールデータに対応したパリテ
ィビットがコントロールデータの後ろに配される。コン
トロールデータのパリティビットの後ろに、例えば所定
のパターンからなるストップビットが配され、1水平周
期内、すなわち1ライン分のデータ通信の終了が示され
る。
【0068】この図5の例では、1ライン中のコントロ
ールコードおよびコントロールデータにそれぞれ16ド
ットクロックが割り当てられ、1ドットクロックを1ビ
ットとして用いてそれぞれ2バイトが伝送可能とされて
いる。例えば1ドット毎に画素をON/OFFさせる信
号として、データを重畳することができる。図5Cの例
では、コントロールコードとして2バイトのデータ「0
x0006」、コントロールデータとして2バイトのデ
ータ「0x0080」が信号RおよびGに重畳されて伝
送される。なお、「0xXXXX」は、「XXXX」部
分が2桁ずつの16進表記であることを示す。
【0069】スタートビットおよびストップビットは、
最低で1クロック分のデータで構成することができる。
例えば、 {R,G}={0,0} このようなパターンが考えられる。実際には、画像デー
タと混同されることを避けるため、数クロック分のデー
タをスタートビットとして用いるのが好ましい。例え
ば、スタートビットに8クロックを割り当てる場合の例
として、 {R[7],G[7]}={{1,0,1,0,1,0,1,
0},{0,0,1,1,1,1,0,0}} このようなパターンが考えられる。数クロック分のデー
タをスタートおよびストップビットとして用いること
で、判別の信頼性を向上させることができる。
【0070】また、スタートビットやストップビット
は、例えば2画面を用いてそれぞれ異なるパターンを用
い、2画面分のデータが揃ってからスタートビット、ス
トップビットの判断を行うようにしてもよい。一方のデ
ータをメモリなどに記憶させておくことで、この判断を
行うことができる。
【0071】上述のように、データは、スタートビッ
ト、ストップビットおよびパリティビットという冗長ビ
ットが付加されて映像信号に重畳され、伝送される。例
えばコンピュータ装置1から出力される映像信号中に、
このデータ通信による通信プロトコルと同一パターンの
画像データが存在した場合には、通信エラーが発生され
る可能性がある。冗長ビットを付加してデータを伝送す
ることにより、この通信エラーを回避することが可能に
なる。
【0072】これら図5Bおよび図5Cに示されるドッ
トクロック、コントロールコードおよびコントロールデ
ータは、上述したように、コンピュータ装置1側で映像
信号RGBに対して埋め込まれる。このとき、ドットク
ロック、コントロールコードおよびコントロールデータ
は、ディスプレイ装置2の表示領域5に表示される画像
データとして映像信号に埋め込まれる。
【0073】例えば、図2を参照し、CPU11でディ
スプレイ装置2に対して画像表示を指示する表示制御信
号が生成される際に、表示領域5内の任意の位置に、埋
め込むべきデータが、上述のスタートビット、ストップ
ビットと共に表示制御信号、例えば赤色(R)および/
または緑色(G)における2値のビットマップデータと
して挿入される。一例として、画像データがR、G、B
各色それぞれ8ビットで表現される場合、値0の画像デ
ータがビット値「0」を表し、値255の画像データが
ビット値「1」を表すようにする。
【0074】また、ドットクロックは、例えば、CPU
11によりコンピュータ装置1における表示設定から解
像度情報および水平周波数情報が取得され、取得された
解像度情報および水平周波数情報に基づき求められる。
求められたドットクロックは、上述したデータ埋め込み
区間に対応して、上述のデータの埋め込みと同様に表示
制御信号、例えば青色(B)における2値のビットマッ
プデータとして挿入される。
【0075】なお、ここでは、信号R、Gにデータが重
畳され、信号Bにドットクロックが重畳されるとした
が、この組み合わせは、これに限られない。
【0076】図5の説明に戻り、図5Cの如くコントロ
ールコードおよびコントロールデータが重畳された信号
RおよびGは、デコーダ36に供給される。デコーダ3
6では、図5Bの如く映像信号のうちの信号Bに重畳さ
れ供給されたビットクロックに基づき、スタートビット
およびストップビットが判別され、これらスタートビッ
トおよびストップビットの間がデコードされる。デコー
ドされたコントロールコードおよびコントロールデータ
は、それぞれパリティビットを用いてパリティチェック
がなされ、図5Dに示されるタイミングでデコーダ36
から出力される。
【0077】デコーダ36でデコードされ出力されたデ
ータ(コントロールコードおよびコントロールデータ)
は、ラッチ回路37の端子Dに入力される。また、デコ
ードされたコントロールコードおよびコントロールデー
タの区間をそれぞれ示すイネーブル信号がデコーダ36
で生成され出力される。図5Eは、イネーブル信号の例
を示す。この例では、イネーブル信号が”H”状態で、
データの有効期間が示される。イネーブル信号は、ラッ
チ回路37のイネーブル端子ENに供給される。ラッチ
回路37の端子Dに供給されたデータは、イネーブル端
子ENに入力されたイネーブル信号でラッチされ、シリ
アルデータに変換されて出力される。出力されたシリア
ルデータは、マイクロプロセッサ23に供給される。
【0078】また、デコーダ36では、例えばスタート
ビットが判別されてからストップビットが判別されるま
での期間に対応して、ブランキング信号が生成される。
図5Fは、ブランキング信号の例を示す。この例では、
ブランキング信号が”H”状態で、上述の期間が示され
る。ブランキング信号は、ビデオアンプ25に供給され
る。
【0079】図6は、この発明によるOSDジェネレー
タ22の一例の構成を示す。OSDジェネレータ22
は、従来技術で述べたOSDジェネレータ319に対し
てフォントRAM86とEEPROM89が追加された
構成となっている。
【0080】レジスタバス80に対して、PLL81、
シリアルバスI/F82、コードRAM(Random Access
Memory)83およびタイミングコントローラ84が接続
される。フォントバス88に対して、タイミングコント
ローラ84、フォントROM(Read Only Memory)85、
フォントRAM86およびカラージェネレータ(カラー
GEN)87が接続される。
【0081】さらに、フォントバス88に対してEEP
ROM89が接続される。なお、この図6の例では、E
EPROM89がOSDジェネレータ22の外部に設け
られるように説明しているが、これはこの例に限られな
い。EEPROM89をOSDジェネレータ22に組み
込むようにしてもよい。また、フォントROM85やフ
ォントRAM86は、OSジェネレータ22に対して外
付けの構成にして用いてもよい。
【0082】フォントROM85には、フォントデー
タ、すなわち、OSD8用のキャラクタデータに相当す
るビットマップデータが予め格納される。一方、フォン
トRAM86およびEEPROM89には、コンピュー
タ装置1から供給された追加フォントデータが格納され
る。EEPROM89は、記憶内容を電気的に消去でき
る不揮発性のメモリであり、追加で格納されたフォント
データは、例えばディスプレイ装置2において電源がO
FFとされても保持される。一方、フォントRAM86
は、揮発性のメモリであり、電源OFFなどにより記憶
内容が失われる。そのため、フォントRAM86は、フ
ォントデータの一時的な格納に用いられる。フォントR
AM86は、省略することができる。
【0083】図7は、フォントROM85、フォントR
AM86およびEEPROM89に格納されるフォント
データの一例を示す。これは、キャラクタ「M」を表示
させるためのフォントデータの例である。フォントデー
タは、例えば縦方向をワード方向、横方向をビット方向
として、図中の黒の部分がビット値「1」、白枠の部分
がビット値「0」で表現されたビットマップデータとし
て、例えばフォントROM85に格納される。
【0084】このような構成において、上述の、マイク
ロプロセッサ23から出力される指示コマンドは、OS
D制御用のシリアルデータとしてシリアルバスI/F8
2に受信される。このシリアルデータは、シリアルバス
I/F82でデコードされ、OSDジェネレータ22の
各ブロックを制御するための図示されない制御レジスタ
に書き込まれる。制御レジスタへのデータの書き込みお
よび制御レジスタからのデータの読み出しは、レジスタ
バス80を介してなされる。
【0085】ディスプレイ装置2の端子31から入力さ
れた水平同期信号HSがPLL81にも供給される。P
LL81により、OSD8用に必要なクロックが水平同
期信号HSに同期して生成される。
【0086】マイクロプロセッサ23から出力された、
OSD8を表示するためのキャラクタコードがシリアル
バスI/F82に入力され、デコードされレジスタバス
80に供給される。このキャラクタコードは、コードR
AM83に供給され、コードRAM83に格納される。
コードRAM83に格納されるキャラクタコードは、O
SD8の画面に表示される文字を示すコードデータと、
その文字が表示される座標データからなる。
【0087】ディスプレイ装置2の端子30および31
から入力された垂直および水平同期信号VS、HSがタ
イミングコントローラ84に供給される。垂直および水
平同期信号VS、HSと、マイクロプロセッサ23から
シリアルバスI/F82およびレジスタバス80を介し
て供給された制御データに基づき、タイミングコントロ
ーラ84によりタイミング制御がなされ、コードRAM
83から、OSD8を表示するためのフォントのコード
データが読み出される。このコードデータに基づき、フ
ォントバス88を介してフォントROM85、フォント
RAM86およびEEPROM89からフォントデータ
が読み出され、カラージェネレータ87に供給される。
【0088】また、タイミングコントローラ84により
タイミング制御され、コードRAM83からOSD8を
表示するためのフォントが表示される座標データが読み
出される。読み出された座標データは、フォントバス8
8を介してカラージェネレータ87に供給される。
【0089】カラージェネレータ87では、フォントバ
ス88を介して供給されたフォントデータに対して、色
データや透過データが付加される。色データや透過デー
タが付加されたフォントデータは、フォント表示の座標
データに基づきRGB各色の制御パルスOSD_RGB
およびOSD8のブランキングパルスOSD_Blan
kingとされ、ビデオアンプ25に供給される。
【0090】上述のEEPROM89および/またはフ
ォントRAM86に対して追加フォントデータを格納す
る処理について説明する。追加されるフォントデータ
は、コンピュータ装置1からディスプレイ装置2に対し
て供給される映像信号RGBに重畳されて転送される。
コンピュータ装置1側では、フォントデータの他にも、
様々なデータを映像信号に重畳してディスプレイ装置2
に対して転送することができる。そのため、ディスプレ
イ装置2側では、転送されたデータが何であるかを判断
する必要がある。
【0091】上述したように、コンピュータ装置1から
映像信号RGBに重畳して送信されるデータは、例えば
それぞれ2バイトずつのコントロールコードおよびコン
トロールデータと、これらに付された冗長ビットとから
なる。図8は、コントロールコードとコントロールデー
タのより具体的な例を示す。コントロールコードは、カ
テゴリコードをMSBとし、コントロールコードをLS
Bとした2バイトを用いて分類される。なお、図8にお
いて、「0xXX」は、「XX」が16進表記であるこ
とを示す。
【0092】1バイトのカテゴリコードで、転送される
データの種類が示される。図8の例では、カテゴリコー
ド「0x00」〜「0x1F」は、追加フォントデータ
が転送されることを示す。ここで、カテゴリコード「0
x00」〜「0x0F」がEEPROM89に格納する
フォントデータの転送を示し、カテゴリコード「0x1
0」〜「0x1F」がフォントRAM86に格納するフ
ォントデータの転送を示す。フォントデータは、コント
ロールデータとして転送される。
【0093】例えば、カテゴリコードがEEPROM8
9およびフォントRAM86に書き込まれたフォントデ
ータのキャラクタに対応し、読み出しの際にカテゴリコ
ードを指定することで、所定のキャラクタが読み出せる
ようにされる。
【0094】例えば、「メール到着」という文字列をO
SD8として表示させようとしたとき、フォントROM
85に「メ」および「ル」だけが登録されている場合に
は、残りのフォントデータを追加する必要がある。追加
されるフォントデータは、上述のようにしてEEPRO
M89および/またはフォントRAM86に格納され、
登録される。
【0095】このとき、図9に一例が示されるように、
フォントROM85、フォントRAM86およびEEP
ROM89のアドレスを連続的なアドレスとして、フォ
ントROM85、フォントRAM86およびEEPRO
M89にフォントデータを格納することが好ましい。こ
のようにすると、フォントROM85、フォントRAM
86およびEEPROM89のメモリ空間を恰も同一の
メモリ空間のようにして扱うことができる。したがっ
て、登録されたフォントデータに対して、コードRAM
83に、フォントデータが格納されたアドレス情報とし
て「0x30,0x00,0x40,0x10,0x1
1」と書き込むことで、書き込まれた順にフォントRO
M85、フォントRAM86およびEEPROM89に
対してアドレス情報が指定される。そして、フォントR
OM85、フォントRAM86およびEEPROM89
からアドレス情報が指定された順番でフォントデータが
読み出され、「メール到着」と表示させることができる
ようになる。
【0096】一方、カテゴリコード「0x20」は、コ
ンピュータ装置1のステータスについての通信コードで
あるPCイベントが転送されることを示す。カテゴリコ
ード「0x20」に組み合わされるコントロールコード
によって、コンピュータ装置1におけるステータスの種
類が示される。この図8の例では、コントロールコード
「0x00」でコンピュータ装置1に対して、図示され
ない通信手段を介して電子メールが着信されたことを示
し、コントロールコード「0x01」でコンピュータ装
置1において録画操作がなされたことが示される。
【0097】カテゴリコード「0x30」は、ディスプ
レイ装置2の表示調整のための制御データが転送される
ことを示す。コントロールコードによって、対応するア
イテムに示されるように、ディスプレイ装置2に対する
各調整項目が指定される。コントロールコードは、各調
整項目に対する設定値を示す。これらの設定値には、デ
フォルトの値が定められている。
【0098】このように、コンピュータ装置1からディ
スプレイ装置2に対して、データを映像信号RGBに重
畳させて通信することができるため、例えば上述した図
8のカテゴリコード「0x30」の各項目に示されるよ
うに、コンピュータ装置1からディスプレイ装置2に対
して表示調整のためのコントロールコードおよびコント
ロールデータを送信することで、コンピュータ装置1上
で、ディスプレイ装置2の表示調整を行うことができ
る。このときは、例えば、コンピュータ装置1によりデ
ィスプレイ装置2に対して表示調整用の画面を表示さ
せ、この画面に対してキーボード3やマウス4を用いて
所定の操作を行うことで、コントロールコードおよびデ
ータの入力や、入力された値のコンピュータ装置1から
ディスプレイ装置2に対する送信を制御する。
【0099】さらにこの発明では、コンピュータ装置1
からディスプレイ装置2に対する映像信号に重畳しての
データ通信およびコンピュータ装置1による画面表示を
用いて、ディスプレイ装置2に対するOSD8の表示に
用いられるフォントデータの追加を容易に行うことが可
能とされている。
【0100】例えば、コンピュータ装置1により、ディ
スプレイ装置2に対して追加したいフォントデータを選
択するフォント選択画面が表示される。ユーザにより、
キーボード3やマウス4などの入力デバイスを用いて、
このフォント選択画面の表示に基づきディスプレイ装置
2に追加したいフォントデータが選択されると、コンピ
ュータ装置1からディスプレイ装置2に対して選択され
た追加フォントデータが送信される。追加フォントデー
タは、例えば上述した映像信号RGBに重畳してのデー
タ通信を用いて、コンピュータ装置1からディスプレイ
装置2に対して送信される。
【0101】ディスプレイ装置2では、受信された映像
信号RGBから追加フォントデータがビデオデータデコ
ーダ20によりデコードされ、デコードされたこの追加
フォントデータが、例えばEEPROM89に格納され
る。OSDジェネレータ22により、このEEPROM
89に格納された追加フォントデータが読み出されるこ
とで、OSD8における追加フォントデータによる表示
が可能となる。
【0102】図10は、フォント選択画面60の一例を
示す。このフォント選択画面60は、例えば、上述した
表示調整用の画面に対して所定の操作を行うことで表示
される。より具体的には、コンピュータ装置1におい
て、ディスプレイ装置2の表示調整を行うアプリケーシ
ョンが起動される。表示調整アプリケーションは、例え
ばコンピュータ装置1のHDD17に予め格納され、C
PU11の制御によりHDD17から読み出されてメモ
リ16上に展開され、実行される。表示調整アプリケー
ションが起動されると、CPU11により所定の表示画
面を表示するような表示制御信号が生成される。この表
示制御信号がグラフィック部13に供給され、映像信号
として出力されてディスプレイ2に供給され、表示制御
信号に対応して表示領域5に所定の表示画面が表示され
る。
【0103】表示されたこの所定の表示画面に対して、
キーボード3やマウス4を用いて所定の操作を行うこと
で、フォント選択および送信を行うアプリケーションが
起動される。このフォント選択および送信を行うアプリ
ケーションにより、フォント選択画面60が表示され
る。これに限らず、表示調整を行うアプリケーションが
フォント選択画面60をさらに表示するようにしてもよ
い。
【0104】表示調整アプリケーションやフォント選択
および送信アプリケーションは、例えば当初はCD−R
OMなどにプログラムデータとして記録され、図示され
ないCD−ROMドライブによりCD−ROMに記録さ
れた表示調整アプリケーションやフォント選択および送
信アプリケーションが読み出され、それがHDD17に
格納されるようにしてもよい。表示調整アプリケーショ
ンフォント選択および送信アプリケーションが記録され
る記録媒体は、CD−ROMに限られない。また、記録
媒体を介さなくても、コンピュータ装置1に接続された
図示されない通信手段を介してインターネットなどの外
部のネットワークから入手され、HDD17に格納され
るようにもできる。
【0105】フォント選択画面60の表示領域61に
は、ディスプレイ装置2おいて、フォントROM85に
予め格納されているフォントデータに対応した、デフォ
ルトの言語が表示される。この図10の例では、「En
glish」、「French」、「German」、
「Portuguese」、「Italian」および
「Espanol」がデフォルトの言語とされる。例え
ば、表示領域61に設けられたラジオボタンRの何れか
を選択することで、選択されたラジオボタンRの傍らの
表示に対応した言語を表示するためのフォントが、ディ
スプレイ装置2においてOSD8に表示されるフォント
データに指定される。
【0106】一方、フォント選択画面60において、表
示領域62には、オプション言語としてディスプレイ装
置2にフォントデータを追加可能な言語が表示される。
この図10の例では、「日本語」、「韓国語」、「中国
語」および「台湾語」の各言語がオプション言語とされ
ている。すなわち、当初は、ディスプレイ装置2のフォ
ントROM85、フォントRAM86およびEEPRO
M89には、これらの言語を表示するためのフォントデ
ータは、格納されていない。表示領域62に設けられた
ラジオボタンRの何れかを選択することで、選択された
ラジオボタンRの傍らの表示に対応した言語を表示する
ためのフォントが、コンピュータ装置1からディスプレ
イ装置2に対して送信される。
【0107】コンピュータ装置1からディスプレイ装置
2へのフォントデータの送信は、上述したような方法に
より、コンピュータ装置1からディスプレイ装置2に送
信される映像信号RGBの映像表示期間内に重畳されて
なされる。この実施の一形態では、フォント選択画面6
0にデータ通信領域63を設け、映像信号RGBのデー
タ通信領域63に対応した期間内でフォントデータの送
信を行う。映像信号RGBに重畳されたフォントデータ
は、例えば図11に一例が示されるように、データ通信
領域63内の1乃至複数ライン上のドット表示64とし
て表示される。なお、図11のように、映像信号RGB
の複数ラインを用いてデータを重畳することで、データ
転送レートを稼ぐことができる。
【0108】なお、フォント選択画面60は、ディスプ
レイ装置2の表示領域5に表示される他の画像に優先さ
れて、最前面に表示されるようにコンピュータ装置1に
おいて制御される。これは、フォント選択画面60のデ
ータ通信領域63に表示されるドット表示64そのもの
が通信されるデータであるため、コンピュータ装置1に
おいてこのドット表示64が他の画面に隠れてしまう
と、通信されるデータが異なったものとなってしまうか
らである。
【0109】ディスプレイ装置2のOSD8を多国語対
応とすると、フォントデータが多く必要になり、大容量
のフォントROM85を必要とする。そこで、この実施
の一形態では、漢字などを含むためフォントデータをよ
り多く必要とする「日本語」、「韓国語」、「中国語」
および「台湾語」の各言語をオプションとし、これらの
言語を表示するためのフォントデータを、例えばコンピ
ュータ装置1のHDD17に格納しておく。そして、何
れかのオプション言語が選択された場合にのみ、選択さ
れたオプション言語に対応するフォントデータがHDD
17から読み出され、映像信号RGBに重畳され、ディ
スプレイ装置2に対して送信される。例えば日本語と韓
国語とのOSD8による同時表示は、通常、行われない
ため、このようにオプションとしてEEPROM89に
追加するようにしておくことで、フォントROM85の
容量を節約することができる。
【0110】なお、この図11の例では、ブランキング
信号による、映像信号に重畳されたデータによる表示の
消去は、行っていない。勿論、この図11の例に限ら
ず、重畳されたデータ期間に対応してブランキング信号
を生成し、映像信号に重畳されたデータによる表示を消
去するようにしてもよい。このブランキング信号による
消去の際に、例えばフォント選択画面60のバックグラ
ウンドの色データを取得し、取得された色データでドッ
ト表示64部分のデータをすげ替えるようにできる。す
げ替える色データは、フォント選択画面60のバックグ
ラウンド色に限らず、他の色としてもよい。また、ブラ
ンキング信号に基づき、ディスプレイ装置2側でOSD
ジェネレータ22により例えば「通信中」といった表示
データを作成し、これをデータ通信領域63の表示に優
先させて表示させるようにしてもよい。
【0111】次に、上述のようにしてフォントデータを
追加する処理について、図12および図13を用いてよ
り詳細に説明する。図12は、コンピュータ装置1にお
ける一例の処理を示すフローチャートである。ここで
は、表示調整アプリケーションによる表示調整用の画面
に対して所定の操作を行うことで、フォント選択画面6
0が表示されるものとする。先ず、ステップS10で、
表示調整アプリケーションが起動され、表示調整用の画
面をディスプレイ装置2の表示領域5に表示させるよう
に、CPU11によって表示制御信号が生成され、この
表示制御信号がグラフィック部13に供給される。供給
された表示制御信号に基づき、グラフィック部13によ
って表示調整用の画面を表示するような映像信号RGB
が出力される。
【0112】次のステップS11では、表示調整用の画
面に基づく調整操作、すなわち、キーボード3やマウス
4によるデータ入力があったかどうかが判断される。若
し、調整操作が無いと判断されたら、処理はステップS
19に移行する。
【0113】一方、ステップS11で調整操作があった
と判断されれば、処理はステップS12に移行する。ス
テップS12では、CPU11により、調整操作により
入力された調整データに応じたコントロールコードとコ
ントロールデータとが表示調整用のアプリケーションか
ら取得される。そして、ステップS13で、入力された
コントロールコードおよびコントロールデータに基づ
き、コンピュータ装置1による調整状態が取得される。
【0114】調整操作がディスプレイ装置2のOSD8
で用いられるフォントを切り替えるものである場合に
は、例えば、コントロールコードによりフォント切替が
示され(以下、フォント切替コード)、コントロールデ
ータにより切り替えられるフォントが示される。上述し
たような各国語の区別は、コントロールデータにより示
される。
【0115】ステップS14では、ステップS13で取
得されたコンピュータ装置1による調整状態がオプショ
ン言語を選択するものであるかどうかが判断される。こ
の判断は、例えば、図8を参照し、カテゴリコード「0
x30」、コントロールコード「0x08」のコントロ
ールデータに基づきなされる。若し、コンピュータ装置
1による調整状態がオプション言語を選択するものでな
いと判断されれば、処理はステップS16に移行する。
一方、ステップS14で、コンピュータ装置1の調整状
態がオプション言語を選択するものであると判断されれ
ば、処理はステップS15に移行する。
【0116】例えば、ステップS14で、表示調整用の
画面において「言語切替」という調整項目が選択され、
「言語切替」を示すコントロールコードが取得されると
共に、フォント選択画面60が表示され、オプション言
語が選択される。フォントデータは、上述したように、
コントロールデータとして取得される。ステップS15
では、選択されたオプション言語のフォントデータが例
えばHDD17から読み出される。
【0117】次のステップS16では、表示調整用の画
面で入力されたコントロールコードおよびコントロール
データや、フォント選択画面60で選択されたフォント
データに、通信エラーを防ぐためのスタートビット、ス
トップビットおよびパリティビットといった冗長ビット
が付加され、コンピュータ装置1からディスプレイ装置
2に対して送信されるデータが準備される。送信データ
が準備されると、コンピュータ装置1において、送信デ
ータが例えばフォント選択画面60の表示領域63に表
示されるように、映像信号RGBに対して重畳される。
【0118】なお、このときに、フォント選択画面60
の表示領域63に、カーソル7が表示されないように制
御される。
【0119】ステップS16による送信データの送信が
終了すると、次のステップS17で、ディスプレイ装置
2から通信が完了されたことが通知されたどうかが判断
される。若し、コンピュータ装置1によるデータ送信が
終了してもディスプレイ装置2から通信完了の通知が無
いと判断されれば、コンピュータ装置1およびディスプ
レイ装置2間で通信エラーが発生していると判断され、
ステップS18で通信エラーメッセージの表示がなされ
る。
【0120】一方、ステップS17で、ディスプレイ装
置2から通信が完了したことが通知されれば、処理はス
テップS19に移行する。ステップS19では、表示調
整用のアプリケーションが終了されたかどうかが判断さ
れる。若し、アプリケーションが終了されていると判断
されれば、一連の処理が終了される。一方、アプリケー
ションが未だ終了されていないと判断されれば、処理は
ステップS11に戻される。
【0121】なお、コンピュータ装置1およびディスプ
レイ装置2間で、例えば後述するUSBなどによる双方
向の通信を行うようにされていない場合には、上述した
ステップS17による判断処理が省略され、処理はステ
ップS16からステップS19に移行する。この場合、
通信エラーが発生した旨の通知は、例えばディスプレイ
装置2においてOSD8の表示によりなされる。
【0122】図13は、上述の図12の処理に対応し
た、ディスプレイ装置2側の一例の処理を示すフローチ
ャートである。最初のステップS30で、コンピュータ
装置1からフォント切替を示すコントロールコードが受
信されたかどうかが判断される。これは、上述したステ
ップS16に対応した処理であり、ステップS16によ
り送信された送信データに「言語切替」を示すコントロ
ールコード(以下、フォント切替コード)が含まれてい
れば、現在ディスプレイ装置2においてOSD8で用い
られるフォントが別のフォントに切り替えられるとさ
れ、処理はステップS31に移行される。若し、フォン
ト切替コードが含まれていないとされれば、一連の処理
が終了される。
【0123】ステップS31では、コンピュータ装置1
から送信されたフォント切替コードにより示されるフォ
ントと、現在ディスプレイ装置2のOSD8で用いられ
ているフォントとがマイクロプロセッサ23により比較
され、フォント切替コードによりフォントが変更される
かどうかが判断される。若し、フォント切替コードに基
づき示されるフォントと、OSD8で用いられているフ
ォントとが等しいと判断されれば、フォントが変更され
ないとして処理がステップS38に移行し、フォントデ
ータの変更が無い旨がOSD8により表示され、一連の
処理が終了される。
【0124】一方、ステップS31でフォントデータの
変更があると判断されれば、処理はステップS32に移
行し、フォント切替コードに基づき示されるフォントが
オプション言語を表示するフォントであるかどうかが判
断される。若し、オプション言語を表示するフォントで
はないと判断されれば、処理はステップS36に移行す
る。一方、ステップS32でフォント切替コードに基づ
き示されるフォントがオプション言語を表示するフォン
トであると判断されれば、処理はステップS33に移行
する。
【0125】ステップS32において、例えば、フォン
ト選択画面60で「中国語」が選択されている場合に
は、オプション言語が選択されていると判断され、処理
がステップS33に移行する。フォント選択画面60で
「French」が選択されている場合には、選択され
た言語のフォントがフォントROM85にデフォルトで
格納されており、オプション言語ではないので、フォン
トROM85から読み出されるフォントを所定に切り替
え、処理はステップS36に移行される。
【0126】オプション言語が選択されている場合に
は、コンピュータ装置1からディスプレイ装置2に対し
て、選択された言語を表示するためのフォントデータが
映像信号RGBに重畳されて次々に送信される。フォン
トデータは、受信された映像信号RGBからビデオデー
タデコーダ20によりデコードされる(ステップS3
3)。デコードされたフォントデータは、OSDジェネ
レータ22に供給され、EEPROM89に所定に格納
される(ステップS34)。なお、送信されたフォント
データがディスプレイ装置2の電源がOFFとされるま
での間しか用いられない一時的なデータであれば、フォ
ントRAM86に格納するようにしてもよい。
【0127】次のステップS35では、送信されたフォ
ントデータが全て受信されたかどうかが判断される。若
し、通信が終了してもフォントデータが全て受信されて
いないと判断されれば、処理はステップS37に移行
し、フォントデータ受信の際に通信エラーが発生した旨
がOSD8により表示され、一連の処理が終了される。
【0128】一方、ステップS35で、送信されたフォ
ントデータが全て受信されたと判断されれば、処理はス
テップS36に移行し、フォントデータの変更が終了さ
れた旨がOSD8により表示され、一連の処理が終了さ
れる。
【0129】この実施の一形態で用いている方法のよう
に、データを映像信号の映像表示区間に重畳することに
より、データ重畳のためのソフトウェアを、上位階層の
アプリケーションで作成することが可能になるという利
点がある。映像信号は、図14に示されるような階層構
造を介してグラフィック部13から出力される。
【0130】すなわち、上位階層のアプリケーション
は、表示領域5への描画を行う際に、上位階層のアプリ
ケーションが有する上位API(Application Programmi
ng Interface)70により、ドライバ71であるグラフ
ィックデバイスインターフェイスにアクセスされ、上位
API70からドライバ71に対して例えば描画コマン
ドが供給される。この描画コマンドに基づき、ドライバ
71により上述の図2におけるグラフィック部13をな
すグラフィックアクセラレータ72が制御され、映像信
号RGBや垂直および水平同期信号VS、HSなどが生
成され、出力される。
【0131】このような構成において、上位階層のアプ
リケーションにより、描画コマンドを利用して、ディス
プレイ装置2に伝送するデータが画像データとして作成
される。これにより、映像信号に対する映像表示区間へ
のデータの重畳が行われる。この発明による映像信号へ
のデータ重畳に、上位階層のアプリケーションで対応可
能であるため、OS(Operating System)の違いなどに伴
うソフトウェアの差が少なくて済み、開発が容易とな
る。また、データが画像データとして埋め込まれるの
で、グラフィック部13は、データ重畳のための特別な
機能を持つ必要がなく、グラフィック部13として、一
般的なグラフィックアクセラレータを用いることができ
る。そのため、様々なシステムへの対応が容易に可能と
なる。
【0132】なお、上述では、ディスプレイ装置2がア
ナログ方式の映像信号に対応しているとしたが、これは
この例に限られず、ディジタル方式の映像信号に対応し
たディスプレイ装置にも、この発明を適用することがで
きる。映像信号がディジタル方式の場合には、映像信号
RGBのデータが例えば1ドット分で8ビット×3
(R、G、B)=24ビットあるので、アナログ方式の
映像信号にデータを重畳する場合に比べて、大量のデー
タ通信が可能となる。
【0133】次に、この発明の実施の一形態の変形例に
ついて説明する。この実施の一形態の変形例は、コンピ
ュータ装置1およびディスプレイ装置2にそれぞれUS
B(Universal Serial Bus)インターフェイスを設け、コ
ンピュータ装置およびディスプレイ装置2間でUSBを
介して互いに通信できるようにしたものである。
【0134】コンピュータ装置1およびディスプレイ装
置2のそれぞれに、例えばUSBによるインターフェイ
スを設け、USBケーブルで以てコンピュータ装置1と
ディスプレイ装置2とを接続する。例えば、コンピュー
タ装置1では、USBインターフェイスを他のデバイス
15として接続することができる。また、ディスプレイ
装置2では、上述の図3の例では、ディスプレイ装置2
にUSB端子200が設けられ、USB端子200とマ
イクロプロセッサ23とが図示されないUSBインター
フェイスを介して接続される。こうすることで、コンピ
ュータ装置1とディスプレイ装置2との間で双方向の通
信を行うことができる。
【0135】この変形例においては、フォント切替コー
ドやフォントデータの送信は、USBによって行われ
る。図15は、USBを用いてフォントデータの送信を
行う場合の一例の処理を示すフローチャートである。上
述した図13と共通する処理には同一の番号を付し、詳
細な説明を省略する。
【0136】USBを用いたこの例では、ステップS3
0によりフォント切替コードが受信された後、ステップ
S40で、ディスプレイ装置2の調整状態がディスプレ
イ装置2からコンピュータ装置1に対して送信される。
例えば、表示調整用の画面に表示された各調整項目を示
すコントロールコードと、コントロールコードのそれぞ
れに対応するコントロールデータがUSBを介してコン
ピュータ装置1に送信される。
【0137】また、ステップS31でフォントの変更が
無いと判断された場合には、ステップS38’に処理が
移行し、フォントデータの変更が無い旨がディスプレイ
装置2からコンピュータ装置1に、USBを介して通知
される。さらに、ステップS35で、フォントデータの
受信の際に通信エラーが発生したと判断された場合に
は、ステップS37’に処理が移行し、通信エラーが発
生したことがディスプレイ装置2からコンピュータ装置
1に、USBを介して通知される。コンピュータ装置1
では、これらの通知に対し、所定のメッセージを表示す
る表示画面を適宜に作成し、映像信号RGBとしてディ
スプレイ装置2に供給することができる。
【0138】さらにまた、コントロールコードおよびコ
ントロールデータがUSBによって送信されるため、ス
テップS33’では、ビデオデータデコーダ20による
データのデコードが必要ない。
【0139】なお、ここでは、コンピュータ装置1とデ
ィスプレイ装置2との間の通信をUSBによって行うと
したが、これはこの例に限らず、他の通信インターフェ
イスを用いてもよい。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、フォントデータをコンピュータ装置からディスプレ
イ装置に送信するようにしているため、ディスプレイ装
置において、OSDに用いるフォントデータを追加する
ことができるという効果がある。
【0141】また、ディスプレイ装置に対して必要なフ
ォントデータだけを選択して追加することができるた
め、フォントROMの容量を増大させずにOSDにより
多国語表示を行うことができるという効果がある。
【0142】さらに、OSDで用いられるフォントを追
加できるため、OSDにおけるユーザインターフェイス
を向上させることができる効果がある。
【0143】さらにまた、この発明の実施の一形態で
は、フォントデータが画像データとして送信されるた
め、フォントデータの送信を上位階層のアプリケーショ
ンにより行うことができるという効果がある。
【0144】また、この発明の実施の一形態では、フォ
ントデータが画像データとして送信されるため、データ
を映像信号のブランキング期間を用いて伝送する場合の
ように、データの送信側に専用の構成を設ける必要がな
いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンピュータ装置とディスプレイ装置とを接続
して用いる場合の一例の使用形態を概略的に示す略線図
である。
【図2】コンピュータ装置の一例の構成を概略的に示す
ブロック図である。
【図3】アナログ形式による映像信号の入力に対応した
ディスプレイ装置の一例の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】ビデオデータデコーダの一例の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】ビデオデータデコーダの各部におけるタイミン
グの例を示すタイミングチャートである。
【図6】この発明によるOSDジェネレータ22の一例
の構成を示すブロック図である。
【図7】フォントROM、フォントRAMおよびEEP
ROMに格納されるフォントデータの一例を示す略線図
である。
【図8】コントロールコードとコントロールデータのよ
り具体的な例を示す略線図である。
【図9】複数のメモリにフォントデータを格納する一例
の方法を示す略線図である。
【図10】フォント選択画面の一例を示す略線図であ
る。
【図11】コンピュータ装置からディスプレイ装置に対
して映像信号RGBにデータを重畳して送信したときの
一例のフォント選択画面を示す略線図である。
【図12】コンピュータ装置におけるフォントデータ追
加の一例の処理を示すフローチャートである。
【図13】フォントデータ追加の際の、ディスプレイ装
置側の一例の処理を示すフローチャートである。
【図14】映像信号を出力するソフトウェアの階層構造
を説明するための略線図である。
【図15】USBを用いてフォントデータの送信を行う
場合の一例の処理を示すフローチャートである。
【図16】画面調整時の一例のOSDを示す略線図であ
る。
【図17】従来技術によるOSDを表示するようにされ
たディスプレイ装置の一例の構成を示すブロック図であ
る。
【図18】従来技術によるOSDジェネレータの構成を
より詳細に示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・コンピュータ装置、2・・・ディスプレイ装
置、5・・・表示領域、6・・・操作ボタン、7,7
A,7B,7C・・・カーソル、8・・・OSD、11
・・・CPU、13・・・グラフィック部、16・・・
メモリ、17・・・HDD、20・・・ビデオデータデ
コーダ、21・・・タイミングコントローラ、22・・
・OSDジェネレータ、23・・・マイクロプロセッ
サ、25・・・ビデオアンプ、28・・・CRT、33
・・・ビデオ入力セレクタ、60・・・フォント選択画
面、63・・・データ通信領域、70・・・上位AP
I、71・・・中位API、72・・・グラフィックア
クセラレータ、85・・・フォントROM、86・・・
フォントRAM、87・・・カラージェネレータ、88
・・・フォントバス、89・・・EEPROM、200
・・・USB端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/377 H04N 5/445 Z H04N 5/278 G09G 5/00 520W 5/445 555D 5/36 520M Fターム(参考) 5B069 AA01 BA03 BB06 CA14 DB10 5C023 AA18 AA38 CA06 DA08 5C025 AA28 AA30 BA27 BA28 CA09 DA08 5C082 AA01 AA22 AA24 BA02 BA27 BA34 BB02 BB12 BB36 BC16 CA56 CB05 CB10 DA34 DA86 MM02 MM09

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OSD機能を内蔵する表示装置に対して
    映像信号を供給する情報処理装置において、 映像信号を出力する映像信号出力手段と、 上記映像信号出力手段から出力された上記映像信号が供
    給される表示装置でOSDのために用いられるフォント
    を指定するフォント指定命令を上記表示装置に対して送
    信するフォント指定手段とを有することを特徴とする情
    報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、 上記フォント指定命令は、上記映像信号に重畳されて送
    信されることを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の情報処理装置におい
    て、 上記フォント指定命令は、上記映像信号の映像表示区間
    内に重畳されることを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の情報処理装置におい
    て、 上記フォント指定命令は、上記映像信号の垂直帰線期間
    内に重畳されることを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の情報処理装置におい
    て、 上記フォント指定命令は、上記映像信号とは別の経路で
    送信されることを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 OSD機能を内蔵する表示装置に対して
    映像信号を供給する情報処理方法において、 映像信号を出力する映像信号出力のステップと、 上記映像信号出力のステップにより出力された上記映像
    信号が供給される表示装置でOSDのために用いられる
    フォントを指定するフォント指定命令を上記表示装置に
    対して送信するフォント指定のステップとを有すること
    を特徴とする情報処理方法。
  7. 【請求項7】 OSD機能を内蔵する表示装置に対して
    映像信号を供給する情報処理装置において、 映像信号を出力する映像信号出力手段と、 上記映像信号出力手段から出力された上記映像信号が供
    給される表示装置でOSDのために用いられるフォント
    データを上記表示装置に対して送信するフォントデータ
    送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の情報処理装置におい
    て、 上記フォントデータは、上記映像信号に重畳されて送信
    されることを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の情報処理装置におい
    て、 上記フォントデータは、上記映像信号の映像表示区間内
    に重畳されることを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の情報処理装置におい
    て、 上記フォントデータは、上記映像信号の垂直帰線期間内
    に重畳されることを特徴とする情報処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の情報処理装置におい
    て、 上記フォントデータは、上記映像信号とは別の経路で送
    信されることを特徴とする情報処理装置。
  12. 【請求項12】 OSD機能を内蔵する表示装置に対し
    て映像信号を供給する情報処理方法において、 映像信号を出力する映像信号出力のステップと、 上記映像信号出力のステップにより出力された上記映像
    信号が供給される表示装置でOSDのために用いられる
    フォントデータを上記表示装置に対して送信するフォン
    トデータ送信のステップとを有することを特徴とする情
    報処理方法。
  13. 【請求項13】 OSD機能が内蔵され、情報処理装置
    から供給された映像信号を表示するようにされた表示装
    置において、 情報処理装置から供給された映像信号を表示する表示手
    段と、 上記表示手段に対してOSDによる表示を行うOSD手
    段と、 上記情報処理装置から送信された、上記OSD手段によ
    るOSDによる表示の際に用いられるフォントを指定す
    るフォント指定命令を受信する受信手段とを有し、 上記受信手段で受信された上記フォント指定命令に基づ
    き上記OSDによる表示で用いられるフォントを切り替
    えるようにしたことを特徴とする表示装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の表示装置におい
    て、 上記フォント指定命令は、上記映像信号に重畳されて送
    信されることを特徴とする表示装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の表示装置におい
    て、 上記フォント指定命令は、上記映像信号の映像表示区間
    内に重畳されることを特徴とする表示装置。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の表示装置におい
    て、 上記フォント指定命令は、上記映像信号の垂直帰線期間
    内に重畳されることを特徴とする表示装置。
  17. 【請求項17】 請求項13に記載の表示装置におい
    て、 上記フォント指定命令は、上記映像信号とは別の経路で
    送信されることを特徴とする表示装置。
  18. 【請求項18】 OSD機能が内蔵され、情報処理装置
    から供給された映像信号を表示するようにされた表示方
    法において、 情報処理装置から供給された映像信号を表示手段に表示
    する表示のステップと、 上記表示手段に対してOSDによる表示を行うOSDの
    ステップと、 上記情報処理装置から送信された、上記OSDのステッ
    プによるOSDによる表示の際に用いられるフォントを
    指定するフォント指定命令を受信する受信のステップと
    を有し、 上記受信のステップで受信された上記フォント指定命令
    に基づき上記OSDによる表示で用いられるフォントを
    切り替えるようにしたことを特徴とする表示方法。
  19. 【請求項19】 OSD機能が内蔵され、情報処理装置
    から供給された映像信号を表示するようにされた表示装
    置において、 情報処理装置から供給された映像信号を表示する表示手
    段と、 上記表示手段に対してOSDによる表示を行うOSD手
    段と、 上記情報処理装置から送信された、上記OSD手段での
    OSDによる表示の際に用いられるフォントデータを受
    信する受信手段と、 上記受信手段で受信された上記フォントデータを格納す
    るメモリとを有することを特徴とする表示装置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の表示装置におい
    て、 上記フォントデータは、上記映像信号に重畳されて送信
    されることを特徴とする表示装置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の表示装置におい
    て、 上記フォントデータは、上記映像信号の映像表示区間内
    に重畳されることを特徴とする表示装置。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載の表示装置におい
    て、 上記フォントデータは、上記映像信号の垂直帰線期間内
    に重畳されることを特徴とする表示装置。
  23. 【請求項23】 請求項19に記載の表示装置におい
    て、 上記フォントデータは、上記映像信号とは別の経路で送
    信されることを特徴とする表示装置。
  24. 【請求項24】 請求項19に記載の表示装置におい
    て、 上記メモリは、揮発性のメモリであることを特徴とする
    表示装置。
  25. 【請求項25】 請求項19に記載の表示装置におい
    て、 上記メモリは、不揮発性且つ記憶内容を電気的に消去可
    能なメモリであることを特徴とする表示装置。
  26. 【請求項26】 請求項19に記載の表示装置におい
    て、 上記メモリは、揮発性の第1のメモリと、不揮発性の第
    2のメモリとからなり、上記OSD手段による上記OS
    Dによる表示の際に用いられる上記フォントデータが予
    め格納された読み出し専用の第3のメモリをさらに有
    し、 上記第1のメモリと上記第2のメモリと上記第3のメモ
    リとで1のメモリのようにアドレスが構成されることを
    特徴とする表示装置。
  27. 【請求項27】 OSD機能が内蔵され、情報処理装置
    から供給された映像信号を表示するようにされた表示方
    法において、 情報処理装置から供給された映像信号を表示手段に表示
    する表示のステップと、 上記表示手段に対してOSDによる表示を行うOSDの
    ステップと、 上記情報処理装置から送信された、上記OSDのステッ
    プでのOSDによる表示の際に用いられるフォントデー
    タを受信する受信のステップと、 上記受信のステップで受信された上記フォントデータを
    メモリに格納するステップとを有することを特徴とする
    表示方法。
JP2000367283A 2000-12-01 2000-12-01 通信方法および装置、ならびに、表示方法および装置 Pending JP2002169524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000367283A JP2002169524A (ja) 2000-12-01 2000-12-01 通信方法および装置、ならびに、表示方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000367283A JP2002169524A (ja) 2000-12-01 2000-12-01 通信方法および装置、ならびに、表示方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002169524A true JP2002169524A (ja) 2002-06-14

Family

ID=18837731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000367283A Pending JP2002169524A (ja) 2000-12-01 2000-12-01 通信方法および装置、ならびに、表示方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002169524A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007279438A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Toshiba Corp 情報処理装置および制御方法
JP2008176661A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Fujitsu Ltd 情報処理装置、制御方法、制御プログラム及び表示装置
EP3203461A2 (en) 2016-02-03 2017-08-09 Rohm Co., Ltd. Timing controller
DE112019006716T5 (de) 2019-01-21 2021-11-04 Rohm Co. Ltd. Halbleitervorrichtung, fahrzeuginternes anzeigesystem unter verwendung derselben, und elektronische vorrichtung
DE112020001041T5 (de) 2019-03-29 2022-01-27 Rohm Co., Ltd. Halbleiterbauelement, fahrzeug-anzeigesystem mit halbleiterbauelement und elektronisches gerät
DE112020001685T5 (de) 2019-03-29 2022-06-09 Rohm Co., Ltd. Halbleiterbauelement, fahrzeug-anzeigesystem mit halbleiterbauelement und elektronisches gerät
US11361737B2 (en) 2018-01-26 2022-06-14 Rohm Co., Ltd. Bridge circuit
US11367415B2 (en) 2018-01-23 2022-06-21 Rohm Co., Ltd. Semiconductor apparatus
US11462150B2 (en) 2018-01-24 2022-10-04 Rohm Co., Ltd. Semiconductor apparatus
US11659211B2 (en) 2016-06-27 2023-05-23 Rohm Co., Ltd. Semiconductor apparatus for image transmission

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007279438A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Toshiba Corp 情報処理装置および制御方法
JP2008176661A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Fujitsu Ltd 情報処理装置、制御方法、制御プログラム及び表示装置
EP3203461A2 (en) 2016-02-03 2017-08-09 Rohm Co., Ltd. Timing controller
US10235931B2 (en) 2016-02-03 2019-03-19 Rohm Co., Ltd. Timing controller
US11659211B2 (en) 2016-06-27 2023-05-23 Rohm Co., Ltd. Semiconductor apparatus for image transmission
US11367415B2 (en) 2018-01-23 2022-06-21 Rohm Co., Ltd. Semiconductor apparatus
US11462150B2 (en) 2018-01-24 2022-10-04 Rohm Co., Ltd. Semiconductor apparatus
US11361737B2 (en) 2018-01-26 2022-06-14 Rohm Co., Ltd. Bridge circuit
DE112019006716T5 (de) 2019-01-21 2021-11-04 Rohm Co. Ltd. Halbleitervorrichtung, fahrzeuginternes anzeigesystem unter verwendung derselben, und elektronische vorrichtung
US11715442B2 (en) 2019-01-21 2023-08-01 Rohm Co., Ltd. Semiconductor apparatus with OSD function
DE112020001685T5 (de) 2019-03-29 2022-06-09 Rohm Co., Ltd. Halbleiterbauelement, fahrzeug-anzeigesystem mit halbleiterbauelement und elektronisches gerät
DE112020001041T5 (de) 2019-03-29 2022-01-27 Rohm Co., Ltd. Halbleiterbauelement, fahrzeug-anzeigesystem mit halbleiterbauelement und elektronisches gerät
US11854513B2 (en) 2019-03-29 2023-12-26 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device having an interface for digital video signals

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4541482B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US6828986B2 (en) Image display device and method for displaying an image on the basis of a plurality of image signals
JP4859154B2 (ja) 表示制御装置、表示制御システム、表示制御方法および記憶媒体
JPH10174179A (ja) リモートコマンダ及びネットワーク接続システム
JP2000305543A (ja) マルチ画像表示システムおよびマルチ画像表示方法
US6657646B2 (en) System and method for multimedia display
JPH10326091A (ja) 画像表示システムにおける情報処理装置の制御方法及びその実施の為のプログラムの記録媒体
JPS6360395B2 (ja)
CN113421532B (zh) 背光调整方法及显示设备
JP2002169524A (ja) 通信方法および装置、ならびに、表示方法および装置
JP2002032069A (ja) 表示制御装置、表示制御方法および記憶媒体
JP2002149142A (ja) 表示装置、送信方法および装置、ならびに、記録媒体
US7804543B2 (en) Method and apparatus for providing on screen display (OSD) data at a computer for display on a monitor over a transmission link
JP2002162956A (ja) 表示装置および方法、ならびに、情報機器
JP2001257970A (ja) 磁気記録再生装置
KR0141750B1 (ko) Gui osd 전용 모듈을 이용한 tv 시스템 및 그 제어방법
JPH10275074A (ja) 画像表示装置
JPH10275072A (ja) 画像表示システム及び情報処理装置
JPH06284353A (ja) オンスクリーン表示制御装置
JP2001013940A (ja) 表示制御装置及びその方法
JPH11126054A (ja) 表示装置及び表示方法
CN112631707B (zh) 一种用户界面展示方法及显示设备
JP3278735B2 (ja) ビデオモニタの調整システム
JPH10275073A (ja) 画像表示システム及び情報処理装置
CN113760211A (zh) 一种控制方法和控制装置