JP2002169321A - カラー電子写真用受像材料 - Google Patents

カラー電子写真用受像材料

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JP2002169321A
JP2002169321A JP2000341971A JP2000341971A JP2002169321A JP 2002169321 A JP2002169321 A JP 2002169321A JP 2000341971 A JP2000341971 A JP 2000341971A JP 2000341971 A JP2000341971 A JP 2000341971A JP 2002169321 A JP2002169321 A JP 2002169321A
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average particle
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JP2000341971A
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Hiroshi Fujimoto
央 藤本
Keiichi Taguchi
慶一 田口
Tomoyoshi Tateishi
朋美 立石
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方の面に、光沢が優れ、色再現性のよいカ
ラー電子写真画像を形成することができるとともに、反
対面にインクジェットで記録したときに鮮明でにじみの
ない良好な画像を形成することができるカラー電子写真
用受像材料を提供すること。 【解決手段】 支持体と、該支持体の一方の面上に設け
たポリマーを含むトナーの受像層、および該支持体の他
方の面上に設けた微粒子を含む粒子層を有する電子写真
用受像材料において、該受像層の流動開始温度がトナー
の流動開始温度以下であり、該粒子層が平均粒径で5μ
m以上異なる2種以上の微粒子を含んでいることを特徴
とするカラー電子写真用受像材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射画像を形成す
るための電子写真用受像材料に関するものである。特
に、表面は電子写真方法による記録に適しており、裏面
はインクジェットによる記録に適している受像材料に関
する。
【0002】
【従来の技術】カラー電子写真方法はドライ処理で、印
字スピードが速く、汎用紙(普通紙や上質紙)に出力で
きることから、コピー機やパソコンの出力機として有用
されている。しかし、顔や風景等の画像情報を写真用途
として出力した場合、汎用紙等では、特に光沢が劣るた
め、十分な性能を得ることができない。光沢を得るため
には受像材料の表面が平滑であることが必要である。更
に、トナー転写後の定着時にトナーが受像層に埋め込ま
れ、表面が平滑になることが必要である。一方、近年の
インクジェットプリンターの普及によって一般家庭にお
いても手軽にインクジェットによるプリント出力が得ら
れるようになった。これによって、はがきの宛名等をイ
ンクジェットでプリントすることが盛んに行われるよう
になってきた。このため、上記の光沢のある写真ライク
な表印画を電子写真方法により記録し、裏面にインクジ
ェットで印字して各種のカードやハガキを作ることが実
用面から求められている。
【0003】電子写真の画像形成プロセスの定着工程で
は温度と圧力をかけてトナーを受像紙に定着するが、受
像面に光沢を持たせるためにはトナーを受像層に埋め込
ませ表面を平滑にする必要がある。特開昭63−929
65号公報にはトナーを受像層に埋め込むためにポリマ
ー層を表面に設けることが開示されている。また特開平
4−212168号公報においては、ポリマーの流動開
始温度を規定した受像層を設けることが開示されてい
る。これらの技術によって、受像面にある程度の光沢が
得られるようになった。一方、これらの受像紙のバック
面にインクジェットで印字することは可能であったが、
温度や湿度の変化によって、著しいカールが発生した
り、トナー画像にひび割れが発生するという問題があっ
た。これは支持体の紙が水分を吸収し伸縮することによ
り発生するものである。この問題に対処するために、米
国特許第5,691,039号明細書には、トナーの受
像層と反対面に融点が115℃以上のカール防止層を設
けることが開示されている。しかしながら、紙支持体上
に上記のような塗設層を設けるとインクジェットのイン
クの吸収が妨げられ、正常に印字できなかったり、イン
クがこすれてにじんだりすることが判明した。更に、受
像面の印画を電子写真で連続的に出力すると、集積部分
に集積された受像紙が接着してしまうという欠点がある
ことも判明した。
【0004】また、インクジェット用の受像層をトナー
の受像面と反対側に設けた場合、電子写真プリントの定
着時にかかる温度によって、定着ローラーに受像紙が巻
きついたり、オフセットするという問題が発生する。ま
た、高温環境下で受像紙を重ねて保管した場合に、トナ
ーの受像面が上に重ねられたインクジェットの受像面と
接着してしまう等の問題が発生することも明らかになっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来技術の問
題点に鑑みて、本発明は、一方の面に、光沢が優れてい
て色再現性のよいカラー電子写真画像を形成することが
できるとともに、反対面にインクジェットで記録したと
きに鮮明でにじみのない良好な画像を形成することがで
きるカラー電子写真用受像材料を提供することを課題と
した。また、記録前に重ねて保管しても互いに接着する
ことがなく、更には電子写真を連続プリントしても集積
部分で接着することがないカラー電子写真用受像材料を
提供することも課題とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、支持体
と、該支持体の一方の面上に設けたポリマーを含むトナ
ーの受像層、および該支持体の他方の面上に設けた微粒
子を含む粒子層を有する電子写真用受像材料において、
該受像層の流動開始温度がトナーの流動開始温度以下で
あり、該粒子層が平均粒径で5μm以上異なる2種以上
の微粒子を含んでいることを特徴とするカラー電子写真
用受像材料を提供する本発明により解決された。また、
上記の課題は、支持体と、該支持体の一方の面上に設け
たポリマーを含むトナーの受像層、および該支持体の他
方の面上に設けた微粒子を含む粒子層を有する電子写真
用受像材料において、該受像層の流動開始温度が98℃
以下であり、該粒子層が平均粒径で5μm以上異なる2
種以上の微粒子を含んでいることを特徴とするカラー電
子写真用受像材料を提供する別の本発明によっても解決
された。本発明のカラー電子写真用受像材料において
は、粒子層が、平均粒径が5μm以下である微粒子を少
なくとも1種含み、かつ該微粒子よりも平均粒径が5μ
m以上大きい別の微粒子を少なくとも1種含むことが好
ましい。また、粒子層が、平均粒径が10μm以上であ
る微粒子を少なくとも1種含み、かつ該微粒子よりも平
均粒径が5μm以上小さい別の微粒子を少なくとも1種
含むことが好ましい。さらに、トナーの受像層の厚みが
6μm以上であり、粒子層の厚みが1μm以上であり、
該粒子層が多孔性シリカ粒子を含有することが好まし
い。また、平均粒径が5μm以上異なる2種以上の微粒
子のうち、平均粒径が大きな微粒子1重量部に対して、
平均粒径が小さな微粒子が1〜10重量部含まれている
ことが好ましい。さらに、粒子層のバインダーの塗工量
が該粒子層の全粒子塗工量と同量以上であることが好ま
しい。なお、本明細書において「〜」は、その前後に記
載される数値を最小値および最大値として含む範囲を示
す。
【0007】
【発明の実施の形態】以下において、本発明のカラー電
子写真用受像材料について詳細に説明する。本発明のカ
ラー電子写真用受像材料は、支持体と、該支持体の一方
の面上に設けたポリマーを含むトナーの受像層、および
該支持体の他方の面上に設けた微粒子を含む粒子層を有
するものである。本発明のカラー電子写真用受像材料
は、トナー受像層の流動開始温度がトナーの流動開始温
度以下であるか、あるいはトナー受像層の流動開始温度
が98℃以下であることを1つの特徴とする。これらの
条件は少なくとも一方を満たす必要があるが、両方とも
満たしていてもよい。流動開始温度は、例えば島津製作
所製フローテスターCFT−500を用いて測定するこ
とができる。単にトナー受像層の流動開始温度をトナー
の流動開始温度より低くしたり、トナー受像層の流動開
始温度を98℃以下にすると、接着し易くなり、特に記
録前に重ねて長期高温下で保管するとブロッキングを起
こすことがある。このような問題を回避するための接着
防止技術としては、マット剤と称する微粒子を内蔵させ
ることが従来からよく知られている。しかしながら、電
子写真方法を用いる場合、高電圧をかけてトナーを転写
する転写工程があるため、これらのマット剤が転写画像
を乱したり、転写効率を落としたりするという欠点があ
る。特に10μm以上の粒子を充填すると、スポット状
にトナー画像が抜ける現象が発生することが明らかにな
った。その一方で、10μm以下の粒子を用いた場合は
ブロッキングや接着防止の機能が十分に得られないとい
うジレンマがあった。このような状況下で、本発明者
は、受像層と反対側のバック面に平均粒径が少なくとも
5μm以上異なる2種以上の粒子を含む粒子層を設ける
ことにより、上記ブロッキングを防止し、かつ転写不良
のない良好な画像が得られることを見い出した。すなわ
ち、本発明のカラー電子写真用受像材料は、トナー受像
層の流動開始温度をトナーの流動開始温度より低くする
か、トナー受像層の流動開始温度を98℃以下にすると
ともに、平均粒径で5μm以上異なる2種以上の微粒子
を含む粒子層を裏面に形成する点に特徴がある。
【0008】平均粒径で5μm以上の差がない微粒子を
含む粒子層を形成した場合は、ブロッキングを防ごうと
すると比較的大きいサイズ、例えば10μm付近の2種
以上の粒子を使用しなければならないが、この場合は上
述した転写不良の発生を避けることができない。本発明
では平均粒径の差は5μm以上であるが、好ましくは6
〜20μmであり、より好ましくは7〜15μmであ
る。平均粒径の差が20μm以上の場合は上記の転写不
良が発生する。
【0009】裏面に形成した上記条件を満たす粒子層
は、さらにインクジェットによる印字に良好な性能を示
すことが判明した。平均粒径の差が5μm未満の2種以
上の粒子を使用した場合は、表面を電子写真でプリント
した後に裏面にインクジェットで印字すると、電子写真
の定着ローラーに使用しているオフセット防止用オイル
の付着によってインクがはじかれたり、字がかすれたり
することが明らかになった。しかし、本発明にしたがっ
て平均粒径の差が5μm以上の2種以上の粒子を含む粒
子層を形成すれば、より鮮明で良好な印字状態が得られ
る。
【0010】インクジェットの印字の鮮明さや解像度の
点からは、粒子層は、比較的小さい粒子として平均粒径
が好ましくは5μm以下、より好ましくは0.1〜4μ
m、さらに好ましくは0.5〜3μmである粒子を少な
くとも1種含むことが好ましい。また、粒子層は、比較
的大きな粒子として平均粒径が好ましくは10μm以
上、より好ましくは10〜30μm、さらに好ましくは
10〜20μmの粒子を少なくとも1種含むことが好ま
しい。すなわち最も好ましい態様は、平均粒径が10〜
20μmの比較的大きな粒子と、平均粒径が0.5〜3
μmの比較的小さな粒子の少なくとも2種以上の粒子を
使用することである。この態様に従えば、電子写真プリ
ント時のオフセットや転写の異常がなく、かつ裏面のイ
ンクジェットによる印字性能の優れた受像紙が得られ
る。
【0011】本発明の好ましい実施態様では、トナー受
像層の厚みが6〜20μmであり、裏面のインクジェッ
ト受容の粒子層の厚みが1〜20μmである。なお、本
明細書における粒子層の厚みは、粒子層形成用の塗布液
を塗布して乾燥した後に形成されるバインダー層の厚み
を意味する。バインダー層表面からは粒子(マット剤)
が突出しているが、このような突出した粒子は粒子層の
厚みとして考慮しない。粒子層には、平均粒径が5μm
以上異なる2種以上の微粒子のうち、平均粒径が大きな
微粒子1重量部に対して、平均粒径が小さな微粒子が1
〜10重量部含まれていることが好ましく、2〜8重量
部含まれていることがより好ましい。平均粒径が大きな
微粒子よりも平均粒径が小さな粒子を多めに使用するこ
とによってインク印字の解像度が向上するばかりでな
く、電子写真の画質も改善されるという予想外の効果が
得られる。また、粒子層のバインダーの塗工量は、粒子
層の全粒子塗工量と同量以上であることが好ましく、1
〜5倍であることがより好ましい。バインダーの塗工量
が全粒子塗工量よりも少ない場合は、粒子(マット剤)
が受像材料からこぼれやすく、機器を汚染する懸念があ
る。またバインダー塗工量が全粒子塗工量の5倍を超え
ると、粒子がバインダー中に沈み込み、十分な接着防止
効果が現れず、また筆記適性も低下する傾向がある。
【0012】本発明に用いられる電子写真用受像材料の
支持体としては、定着温度に耐えることができ、平滑
性、白色度、滑り性、摩擦性、帯電防止性、定着後のへ
こみ等の点で要求を満足できるものならばどの様なもの
でも使用できる。一般的には、日本写真学会編「写真工
学の基礎−銀塩写真編−」、株式会社コロナ社刊(昭和
54年)(223)〜(240)頁記載の紙、合成高分
子(フィルム)等の写真用支持体が挙げられる。具体的
には、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系等の
合成紙)、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコー
ト紙、ポリエチレン等の合成樹脂パルプと天然パルプと
から作られる混抄紙、ヤンキー紙、バライタ紙、壁紙、
裏打用紙、合成樹脂またはエマルジョン含浸紙、合成ゴ
ムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙、セルロー
ス繊維紙、ポリオレフィンコート紙(特にポリエチレン
で両側を被覆した紙)等の紙支持体、ポリオレフィン、
ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリス
チレンメタクリレート、ポリエチレンナフタレート、ポ
リカーボネートポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプ
ロピレン、ポリイミド、セルロース類(例えばトリアセ
チルセルロース)等の各種プラスチックフィルムまたは
シートと該プラスチックに白色反射性を与える処理(例
えば、フィルム中へ酸化チタン等の顔料を含有させる等
の処理)をしたフィルムまたはシート、布類、金属、ガ
ラス類等が用いられる。これらは、単独で用いることも
できるし、ポリエチレン等の合成高分子で片面または両
面をラミネートされた支持体として用いることもでき
る。また、上記支持体の任意の組合せによる積層体も使
用できる。この他に、特開昭62−253159号公報
(29)〜(31)頁、特開平1−61236号公報
(14)〜(17)頁、特開昭63−316848号公
報、特開平2−22651号公報、同3−56955号
公報、米国特許第5,001,033号明細書等に記載
の支持体を用いることができる。
【0013】これらの支持体の中でも特に好ましいの
は、温度や湿度の影響を抑制できるポリエチレン等の合
成高分子で片面または両面をラミネートした支持体であ
る。本発明では、特に両面をラミネートした支持体を用
いた場合に顕著な効果が現れる。ラミネートした支持体
は吸水性がほとんどないために、これまではインクジェ
ットによる良好な印字ができなかったが、本発明の構成
に従って受像材料を製造すれば良好な印字適性が得られ
ることがわかった。支持体の厚みは、通常25〜300
μm、好ましくは50〜360μm、さらに好ましくは
75〜250μm程度である。
【0014】これら前述した支持体の構成層中には、本
発明の目的を害しない範囲内において、適宜選択した各
種の添加剤を添加させることができる。例えば、増白
剤、導電剤、填料、酸化チタン、群青、カーボンブラッ
ク等の顔料や染料等を必要に応じて含有させておくこと
ができる。また、これらの支持体の片面または両面に
は、その上に設けられる層との密着性を改良する目的で
種々の表面処理や下塗りを施すことができる。表面処理
としては例えば、光沢面、又は特開昭55−26507
号公報記載の微細面、マット面又は絹目面の型付けの処
理や、コロナ放電処理、火炎処理、グロー放電処理、又
はプラズマ処理等の活性化処理等が挙げられる。下塗り
としては、例えば、特開昭61−846443号公報に
記載の方法を用いることができる。また、これらは単独
に用いてもよく、また、型付け等を行った後に活性化処
理を施したり、更に活性化処理等の表面処理後に下塗り
を行う等、任意の組み合わせで併用して用いることもで
きる。これらの支持体の構成中や表面や裏面、及びそれ
らの組み合わせ中には、親水性バインダーとアルミナゾ
ルや酸化スズのような半導性金属酸化物、カーボンブラ
ックその他の帯電防止剤を塗布してもよい。具体的に
は、特開昭63−220246号公報等に記載の支持体
を使用できる。
【0015】支持体の片面上にはトナーの受容層を形成
する。トナーの受容層は、トナー受容性物質を含有す
る。トナー受容性物質の種類は特に制限されないが、代
表的なものとして、エステル結合を有するもの;ポリウ
レタン樹脂;尿素樹脂等のポリアミド樹脂;ポリスルホ
ン樹脂;ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル
−プロビオン酸ビニル共重合体樹脂;ポリビニルブチラ
ール等のポリオール樹脂、エチルセルロース樹脂、酢酸
セルロース樹脂等のセルロース樹脂;ポリカプロラクト
ン樹脂、スチレン−無水マレイン酸樹脂、ポリアクリロ
ニトリル樹脂、ポリエーテル樹脂、エポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂;ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等
のポリオレフィン樹脂、エチレンやプロピレン等のオレ
フィンと他のビニルモノマーとの共重合体樹脂、アクリ
ル樹脂等を例示することができる。受容性物質は単独で
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて混合物や共重
合体等として用いてもよい。
【0016】受容性樹脂としてはポリエステル樹脂を含
むものが好ましい。特に好ましいのは、ポリエステル樹
脂を20重量%以上含有するものである。エステル結合
を有する樹脂としては、テレフタル酸、イソフタル酸、
マレイン酸、フマル酸、フタル酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、アゼライン酸、アビエチン酸、コハク酸等のジカ
ルボン酸成分(これらのジカルボン酸成分にはスルホン
酸基、カルボキシル基等が置換していてもよい)と、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールS、2
−エチルシクロヘキシルジメタノール、ネオペンチルグ
リコール等のアルコール成分(これらのアルコール成分
には水酸基等が置換されていてもよい)との縮合により
得られるポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリブチルメタクリレート、ポリメチルアクリレー
ト、ポリブチルアクリレート等のポリアクリル酸エステ
ル樹脂またはポリメタクリル酸エステル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアクリレ
ート樹脂、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体樹
脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂等を例示すること
ができる。具体的には特開昭59−101395号、特
開昭63−7971号、特開昭63−7972号、特開
昭63−7973号、特開昭60−294862号の各
公報に記載されるものを挙げることができる。また、市
販品としては東洋紡製のバイロン290、バイロン20
0、バイロン280、バイロン300、バイロン10
3、バイロンGK−140、バイロンGK−130、花
王製のタフトンNE−382、タフトンU−5、ATR
−2009、ATR−2010、ユニチカ製のエリーテ
ルUE3500、UE3210、XA−8153、日本
合成化学製のポリエスターTP−220、R−188等
を使用することができる。
【0017】これらの受容性物質を含む受像層は、受容
性物質を水溶性バインダーに分散して担持することによ
り形成してもよい。硬膜剤により架橋反応しうる基を有
する水溶性のポリマーを用いることが好ましく、中でも
ポリビニルアルコールや、ゼラチン類は好ましく用いら
れる。また、受容性物質が、水溶性バインダー中に、粒
形を保つ様に塗膜を形成してもよく、その場合は、トナ
ーを熱定着するときの温度で塗布膜を形成するものの中
から選択することが好ましい。この場合に用いられる水
溶性バインダーとしては、公知の水溶性ポリマーが使用
できる。
【0018】受容性物質を水溶性バインダー中に分散す
る方法としては、疎水性物質を水溶性ポリマーに分散す
る際の公知の分散方法のいずれもが使用できる。代表的
には、受容性物質を水と非混和性の有機溶剤に溶解した
液を水溶性バインダーの水溶液と混合して乳化分散する
方法、受容性物質(ポリマー)のラテックスを水溶性バ
インダーの水溶液と混合する方法等がある。
【0019】水溶性ポリマーとしては、水可溶性のポリ
マーであれば、その組成、結合構造、分子構造、分子
量、分子量分布、形態を特定するものではない。ポリマ
ーの水可溶化基の例としては、水酸基、カルボン酸基、
アミノ基、アミド基、またはエーテル基等が挙げられ
る。水溶性ポリマーの例としては、リサーチ・ディスク
ロージャー(以下「RD」という)17,643号の2
6頁、RD18,716号の651頁、RD307,1
05号の873〜874頁および特開昭64−13,5
46号公報の(71)頁〜(75)頁に記載されたもの
が挙げられる。具体的には、例えば、ビニルピロリドン
−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ビニルピロリドン共
重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、水溶性ポ
リエステル、水溶性ポリウレタン、水溶性ナイロン、水
溶性エポキシ樹脂を使用することができる。
【0020】また、水分散アクリル樹脂、水分散ポリエ
ステル樹脂、水分散ポリスチレン樹脂、水分散ウレタン
樹脂等の水分散型樹脂;アクリル樹脂エマルジョン、ポ
リ酢酸ビニルエマルジョン、SBR(スチレン・ブタジ
エン・ゴム)エマルジョン等のエマルジョンあるいは、
これらの共重合体、混合物、及びカチオン変性のもの等
の水溶液の中から適宜に選択し、2種以上組合せること
ができる。また、ゼラチンは、種々の目的に応じて石灰
処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、カルシウム等の含有量
を減らしたいわゆる脱灰ゼラチンから選択すればよく、
組み合わせて用いることも好ましい。
【0021】水分散ポリエステルの市販品としては、例
えば、東洋紡製バイロナールMD−1250、MD−1
930や、互応化学製プラスコートZ−446、Z−4
65、RZ−96、第日本インキ製ES−611、ES
−670、高松油脂製ペスレジンA−160P、A−2
10、A−620等が挙げられる。用いるポリマーの成
膜温度は、プリント前の保存に対しては、室温以上が好
ましく、トナー粒子の定着に対しては100℃以下が好
ましい。
【0022】また、本発明の受像材料には、伸び率を制
御するために各種の可塑剤を使用することができる。使
用する可塑剤の熱物理特性は、構成する層のバインダー
や他の成分に併せて適宜選択する。例えば、融点で考え
ると300℃以下が好ましく、更に250℃以下が好ま
しく、特に好ましくは200℃以下が好ましい。可塑剤
の添加量は、層を構成するバインダーと他の成分と可塑
剤を全て加算した重量を100重量%とした時に、0.
001〜90重量%が好ましく、更に0.1〜60重量
%が好ましく、特に1〜40重量%が好ましい。
【0023】可塑剤としては、「化学便覧」(日本化学
会編、丸善)や、「可塑剤−その理論と応用−」(村井
孝一編著、幸書房)や、「可塑剤の研究・上」「可塑剤
の研究・下」(高分子化学協会編)や、「便覧 ゴム・
プラスチック配合薬品」(ラバーダイジェスト社編)等
を参考にして選択することができる。
【0024】また、可塑剤を、高沸点有機溶剤や熱溶剤
等という名前で記載している特開昭59−83154号
公報、同59−178451号公報、同59−1784
53号公報、同59−178454号公報、同59−1
78455号公報、同59−178457号公報、同6
2−174754号公報、同62−245253号公
報、同61−209444号公報、同61−20053
8号公報、同62−8145号公報、同62−9348
号公報、同62−30247号公報、同62−1366
46号公報、同62−174754号公報、同62−2
45253号公報、同61−209444号公報、同6
1−200538号公報、同62−8145号公報、同
62−9348号公報、同62−30247号公報、同
62−136646号公報、特開平2−235694号
公報等に記載されているようなエステル類(例えばフタ
ル酸エステル類、リン酸エステル類、脂肪酸エステル
類、アビエチン酸エステル類、アジピン酸エステル類、
セバシン酸エステル類、アゼライン酸エステル類、安息
香酸エステル類、酪酸エステル類、エポキシ化脂肪酸エ
ステル類、グリコール酸エステル類、プロピオン酸エス
テル類、トリメリット酸エステル類、クエン酸エステル
類、スルホン酸エステル類、カルボン酸エステル類、コ
ハク酸エステル類、マレイン酸エステル類、フマル酸エ
ステル類、フタル酸エステル類、ステアリン酸エステル
類等)、アミド類(例えば脂肪酸アミド類、スルホアミ
ド類等)、エーテル類、アルコール類、パラフィン類、
ラクトン類、ポリエチレンオキシ類、シリコーンオイル
類、フッ素化合物類等の化合物が挙げられる。
【0025】また、後述するようなポリマーの低分子量
品も用いることができる。市販品として、旭電化工業製
アデカサイザーPN−170、PN−1430や、C.
P.HALL社製品PARAPLEX−G−25、G−
30、G−40、理化ハーキュレス製品エステルガム8
L−JA、エステルR−95、ペンタリン4851、F
K115、4820、830、ルイゾール28−JA、
ピコラスチックA75、ピコテックスLC、クリスタレ
ックス3085等を挙げることができる。これらは、ス
ベリ性(摩擦力低下による搬送性向上)の調整や、定着
部オフセット(定着部へのトナーや層の剥離)の改良、
カールバランスの調整、帯電調整(トナー静電像の形
成)等の目的で使用してもよい。
【0026】本発明の電子写真用受像材料は、トナーの
転写、付着を調整する目的で、帯電調整剤を、少なくと
も一層中に含有することができる。帯電調整剤として
は、従来公知の帯電防止剤がいずれも使用可能であり、
陽イオン系界面活性剤、陰イオン系界面活性剤、両性界
面活性剤、非イオン系界面活性剤等の界面活性剤等の
他、高分子電解質、導電性金属酸化物等を使用できる。
例えば、第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体等の
カチオン系帯電防止剤、カチオン変性ポリメチルメタク
リレート、カチオン変性ポリスチレン、アルキルホスフ
ェート等のアニオン系帯電防止剤、アニオン系ポリマ
ー、脂肪酸エステル等のノニオン系帯電防止剤が挙げら
れるが、これらに限定するものではない。
【0027】導電性金属酸化物としては、ZnO、Ti
2、SnO2、Al23、In23、SiO2、Mg
O、BaO及びMoO3を挙げることができる。これら
は、単独で使用しても良く、これらの複合酸化物を使用
しても良い。また、金属酸化物は、異種元素をさらに含
有させてもよく、例えば、ZnOに対してAl、In
等、TiO2に対してNb、Ta等、SnO2に対して
は、Sb、Nb、ハロゲン元素等を含有(ドーピング)
させることができる。トナー受像層は、1×106〜1
×1015の範囲(25℃、相対湿度65%の条件にて)
の表面電気抵抗を有することが好ましい。1×106Ω
未満の場合は、受像層にトナーが転写される際のトナー
量が充分でなく得られるトナー画像の濃度が低く、一
方、1×1015Ωを超える場合は、転写時に必要以上の
電荷が発生しトナーが充分に転写されず、画像の濃度が
低くなる。電子写真用受像材料の取り扱い中に静電気を
帯びて塵埃が付着し易く、また複写時にミスフィード、
重送、放電マーク、トナー転写ヌケ等が発生し易くなる
ので好ましくない。また、水溶性ポリマーを含有する耐
熱層は必ずしも帯電調整する必要はない。
【0028】本発明において、電子写真用受像材料を構
成する原紙、耐水層、原紙被覆層、保護層、受像層、ク
ッション層、下塗層、断熱層、多孔層、耐熱層、接着
層、カール調整層等には、写真用添加剤を用いることが
できる。例えば、写真用添加剤としては、RD1764
3(1978年12月)、RD18716(1979年
11月)およびRD307105(1989年11月)
に記載されており、その該当箇所を下記にまとめる。
【0029】
【表1】
【0030】本発明の電子写真用受像材料には、ブロッ
キング防止や、スベリ性改良、帯電防止、剥離性改良、
白地やカール、受像材料全体の水分調整等の目的で、構
成層中に有機及び/又は無機の微粒子(以下マット剤と
略す)を添加することができる。マット剤としては、粒
径が0.001〜50μmであるものが好ましく、0.
05〜30μmであるものがさらに好ましい。マット剤
の平均粒径は耐熱層の厚みによるが、耐熱層の厚みを1
0とすると、0.01〜500であることが好ましく、
更に0.1〜300が好ましく、特に0.5〜100が
好ましい。マット剤は、耐熱層の表面に出ていても内部
に入っていてもよい。マット剤の塗布量は、0.001
〜20g/m2が好ましく、更に、0.003〜10g
/m2が好ましく、特に0.005〜5g/m2が好まし
い。
【0031】マット剤としては、従来公知のものが使用
できる。例えば、特開平5−262055号公報記載の
有機及び/または無機の微粒子をマット剤を用いること
ができる。具体的には、有機のマット剤として、例え
ば、ベンゾグアナミン樹脂粒子、ポリカーボネート樹脂
粒子、ABS樹脂粒子等特開昭63−274944号公
報、同63−274952号公報記載の化合物の他に、
メラミン樹脂粒子、メラミン−ホルムアルデヒド共重合
粒子、特開昭61−88256号公報(29)頁記載の
化合物のポリメチルメタクリレート粒子、ポリエチレン
粒子等のポリオレフィン樹脂粒子や、スチレン樹脂粒
子、架橋して耐熱性や耐磨耗性を向上した架橋ポリメチ
ルメタクリレート粒子、架橋ポリスチレン粒子等を挙げ
ることができる。無機のマット剤としては、例えば、酸
化物(二酸化チタン、ニ酸化ケイ素等)、アルカリ土類
金属塩(例えば硫酸塩や炭酸塩であり、具体的には硫酸
バリウム、炭酸カルシウム等)、画像を形成しないハロ
ゲン化銀粒子(塩化銀や臭化銀等)やガラス等を挙げる
ことができる。
【0032】本発明の粒子層には、平均粒径が5μm以
下の固体粒子を用いることが好ましい。平均粒径が5μ
m以下の固体粒子としては、無機顔料が好ましく用いら
れる。無機顔料の例としては、シリカ顔料、アルミナ顔
料、二酸化チタン顔料、酸化亜鉛顔料、酸化ジルコニウ
ム顔料、雲母状酸化鉄、鉛白、酸化鉛顔料、酸化コバル
ト顔料、ストロンチウムクロメート、モリブデン系顔
料、スメクタイト、酸化マグネシウム顔料、酸化カルシ
ウム顔料、炭酸カルシウム顔料及びムライトを挙げるこ
とができる。中でもシリカ顔料及びアルミナ顔料が好ま
しい。これらの無機顔料の二種類以上を併用してもよ
い。シリカ顔料には、球状シリカと無定形シリカが含ま
れる。シリカ顔料は、乾式法、湿式法又はエアロゲル法
により調製できる。疎水性シリカ粒子の表面は、トリメ
チルシリル基又はシリコーンで表面処理してもよい。シ
リカ顔料は、多孔質であることが好ましい。多孔質シリ
カ顔料の平均孔径は、0.1〜5μmであることが好ま
しい。また多孔質シリカ顔料の重量当りの平均孔容積
は、0.5〜3ml/gであることが好ましい。
【0033】アルミナ顔料には、無水アルミナとアルミ
ナ水和物が含まれる。無水アルミナの結晶型としては、
α、β、γ、δ、ζ、η、θ、κ、ρ又はχを用いるこ
とができる。無水アルミナよりもアルミナ水和物の方が
好ましい。アルミナ水和物としては、一水和物又は三水
和物を用いることできる。一水和物には、擬ベーマイ
ト、ベーマイト及びダイアスポアが含まれる。三水和物
には、ジブサイト及びバイヤライトが含まれる。アルミ
ナ顔料の平均粒径は、4〜300nmであることが好ま
しく、4〜200nmであることがさらに好ましい。ア
ルミナ顔料は、多孔質であることが好ましい。多孔質ア
ルミナ顔料の平均孔径は、50〜500nmであること
が好ましい。多孔質アルミナ顔料の重量当りの平均孔容
積は、0.3〜3ml/gであることが好ましい。アル
ミナ水和物は、アルミニウム塩溶液にアンモニアを加え
て沈澱させるゾルゲル法又はアルミン酸アルカリを加水
分解する方法により調製できる。無水アルミナは、アル
ミナ水和物を加熱により脱水することで得ることができ
る。無機顔料の使用量は、添加する層のバインダーに対
する乾燥重量比で、5〜2000重量%であることが好
ましい。
【0034】本発明の電子写真用受像材料を構成する層
は硬膜剤によって硬化されていてもよい。有機溶剤系の
ポリマーを硬化する場合には、特開昭61−19999
7号公報、同58−215398号公報等に記載されて
いる硬膜剤が使用できる。ポリエステル樹脂に対しては
特にイソシアネート系の硬膜剤の使用が好ましい。水溶
性ポリマーの場合は、表1の硬膜剤として指定した化合
物が使用できる。また、本発明の電子写真用受像材料に
は、塗布助剤、スベリ性改良、帯電防止、剥離性改良等
の目的で、有機フルオロ化合物を含有させてもよい。有
機フルオロ化合物の代表例としては、特公昭57−90
53号公報第8〜17欄、特開昭61−20944号公
報、同62−135826号公報等に記載されているフ
ッ素系界面活性剤、又はフッ素油等のオイル状フッ素化
合物、もしくは四フッ化エチレン樹脂等の固体状フッ素
化合物樹脂等の疎水性フッ素化合物が挙げられる。
【0035】本発明の電子写真用受像材料の裏面には耐
熱層を設けてもよい。耐熱層の素材としては、定着温度
に耐えることができれば、どの様なものでも使用できる
が、水溶性ポリマーを含有することが好ましく、更に好
ましくは水溶性ポリマーを10重量%以上含有すること
が好ましい。層を構成するバインダーや主成分として
は、前述した受像層用ポリマーや水溶性ポリマー、他の
有機溶剤可溶性ポリマーや水溶性ポリマーを用いること
ができる。水溶性ポリマーとしては、硬膜剤により架橋
反応しうる基を有する水溶性のポリマーが好ましく、中
でもポリビニルアルコールや、ゼラチン類が好ましく用
いられる。耐熱層は2層以上の層で構成されていてもよ
い。また、耐熱層の厚さは全体で0.01〜50μm、
特に0.05〜20μmの範囲が好ましい。
【0036】本発明において、電子写真用受像材料を構
成する層は、前述の材料を用い、更に必要に応じて各種
助剤を添加し、あるいは適当な溶剤に溶解や分散を行っ
て調整した素材を、ブレード塗布法、エアナイフ塗布
法、グラビア塗布法、スクイズ塗布法、ロールコーティ
ング塗布法、スプレー塗布法、ディップ塗布法、バー塗
布法、等の従来より公知の塗布方法を利用して形成する
ことができる。
【0037】電子写真用受像材料の形状は、電子写真方
法による記録に用いうる形状であれば特に制限されな
い。シート状または帯状であってもよく、ロール状の長
巻きであってもよい。プリントの効率の観点からは、ロ
ール状の長巻きであることが好ましい。ロール状の長巻
きである場合は、プリンター内部で最終商品の長さに裁
断することが好ましく、その機能を有したプリンターを
用いることが好ましい。本発明の電子写真用受像材料の
他の具体例としては、Lサイズや2Lサイズの写真プリ
ント、写真や絵柄入り名詞、チケット、カレンダー、縁
飾りのついた写真プリント等が挙げられ、いずれも好適
である。また、本発明の電子写真用受像材料を使用する
と、縁にプリントされていない白紙部分のないプリント
を電子写真プリント方式で作成することができる。
【0038】カラー電子写真方法に用いられるトナーと
しては、公知のものが使用でき、イエロー、マゼンタ、
シアン、または黒の3色または4色でカラー画像を形成
することが好ましい。さらには、各色濃度の異なる2つ
以上のトナーを用いてもよい。また、透明または白色の
トナーを用いることもある。ただし、本発明のカラー電
子写真用受像材料の受像層の流動開始温度よりも高い流
動開始温度を有するトナーを選択しなければならない。
また、UV吸収を持つトナーや、受像層の添加剤として
あげた各種添加剤を含有するトナーを用いてもよい。例
えば、退色防止剤を含有したトナーは、画像保存性に優
れたトナー画像を形成することができる。2種以上のト
ナーが反応し機能を発現するものであってもよい。他の
トナーより軟化点の高いものを併用し、いわゆるマット
剤として用いてもよい。また溶融状態での受像層との接
触角が異なるトナーを用いて、各トナーの定着時の広が
りをコントロールすることで実効濃度を変え階調の一部
を形成するようなものであってもよい。本発明は、用い
ることのできる電子写真方法としては、特に限定してお
らず、例えば、コロナ社出版の電子写真学会編集の「電
子写真技術の基礎と応用」及び、「電子写真技術の基礎
と応用・続」に記載の方法を挙げることができ、トナー
の種類や方式等を限定するものではない。
【0039】
【実施例】以下に実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに具体的に説明する。以下の実施例に示す材料、試
薬、割合、操作等は、本発明の精神から逸脱しない限り
適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲
は以下に示す具体例に制限されるものではない。なお、
以下の実施例で使用した化合物−1と界面活性剤−1の
構造は以下のとおりである。
【化1】
【0040】(実施例1)坪量160gの上質紙の両面
に密度が0.96g/m2のポリエチレンを15μmの
厚みになるようにラミネートして支持体を得た。この支
持体の片面上に、下記の受像層用組成物をワイヤーコー
ターにて乾燥膜厚が10μmになるように塗布、乾燥し
てトナーの受像層を形成した。 <受像層用組成物> ポリエステル樹脂(タフトンU−5、花王製) 100g 二酸化チタン(タイペークR A−220、石原産業製) 15g 化合物−1 10g メチルエチルケトン 400g
【0041】更に上記受像層とは反対側の面上に、下記
組成の粒子層用組成物をバーコーターにて乾燥膜厚が9
μmになるように塗布、乾燥して粒子層を形成し、カラ
ー電子写真用受像材料を得た。 <粒子層用組成物> ポリエステル樹脂(バイロナールMD−1930、東洋紡製) 130g 粒子A(ベンゾグアナミン樹脂、平均粒径は表2参照) 10g 粒子B(シリカ粒子、平均粒径は表2参照) 31g 水 320g
【0042】次に作成したカラー電子写真用受像材料
を、A4に裁断し、カラーレーザープリンター(ドキュ
カラーDC1250、富士ゼロックス製)にセットし
て、予めスキャナーで取り込んでおいた写真画像を受像
層面に記録した。続いて、粒子層面に、カラーインクジ
ェットプリンター(PM3000、エプソン社製)を用
いて、5ポイントから14ポイントの間でフォントの種
類を変更して漢字を印字した。受像層に形成されたトナ
ー画像の画質について、グレーベタの均一性とトナーの
抜けを評価した。また裏面のインクジェットの印字につ
いては、記録直後に乾いた布で印字部を擦って、インク
の流れ具合と各大きさのフォントの解像度を評価した。
更に、上記記録前のカラー電子写真受像材料を50枚重
ねて、40℃の環境下に1週間放置し、受像紙の接着状
態を確認した。結果を表2に示す。なお、トナーの流動
開始温度は、上記カラーレーザープリンター用に市販さ
れているカラートナーを用いて、島津製作所製フローテ
スターCFT−500により測定した。また受像層の流
動開始温度は、上記受像層を掻き落として回収し、同様
にフローテスターCFT−500を用いて測定した。そ
の結果、受像層の流動開始温度はトナーの流動開始温度
より3℃低かった。
【0043】
【表2】
【0044】表2から、粒径の差が5μm以下の場合
は、比較的粒径が大きな粒子を用いたときにトナー画像
に欠陥が生じやすくなり(番号1)、比較的粒径が小さ
な粒子を用いたときにインクジェットの文字ににじみが
生じて、接着しやすくなることがわかる(番号8)。一
方、本発明の条件を満たすカラー電子写真用受像材料を
用いれば、良好な電子写真画像及び、インクジェットに
よる良好な印字が得られることがわかる(番号2、4〜
7、9、10)。
【0045】(実施例2)実施例1の表2における番号
5の構成で使用した、裏面の粒子層の粒子A(平均粒径
12μm)及び粒子B(平均粒径3μm)の合計使用量
を変えずに、粒子Aと粒子Bの重量比を表3のように変
化させてカラー電子写真受像材料を製造し、実施例1と
同様の評価を行った。結果を表3に示す。粒子B(平均
粒径3μm)の重量/粒子A(平均粒径12μm)の重
量の比が1より小さい場合はインクジェットの印字の解
像度が低下する傾向があり、逆に10を超えると接着が
悪化する傾向があることがわかる。比が1〜10である
場合(本発明の好ましい範囲)は、インク印字の解像度
も、トナー画像の品質も良好であることがわかる。
【0046】
【表3】
【0047】(実施例3)受像層の厚みと裏面の粒子層
の厚みを表4に示す様に変更した以外は実施例1の番号
4と同様にカラー電子写真用受像材料を作成した。受像
層に形成されたトナー画像の45度光沢度を、デジタル
変角光沢計(スガ試験機(株)製、UGV−5D)によ
って測定した。また、粒子層にインクジェットで印字し
た文字の解像度も評価した。さらに実施例1と同様にし
て接着状態も試験した。結果を表4に示す。表4から受
像層の厚みが6μm以上の場合に比較的良好な光沢が得
られ、裏面の粒子層の厚みが1μm以上の場合に比較的
良好なインク印字が得られることがわかった。
【0048】
【表4】
【0049】(実施例4)支持体である坪量160gの
上質紙の片面に、下記の受像層用組成物をワイヤーコー
ターにて乾燥膜厚が10μmになるように塗布、乾燥し
てトナーの受像層を形成した。 <受像層用組成物> ポリエステル樹脂 100g (受像層としての流動開始温度をトナーとの差で表5に記載) 二酸化チタン(タイペークR A−220、石原産業製) 15g 化合物−1 80g メチルエチルケトン 400g
【0050】更に上記受像層とは反対の面上に、下記組
成の粒子層用組成物をバーコーターにて乾燥膜厚が3μ
mになるように塗布し、カラー電子写真受像材料を得
た。 <粒子層用組成物> ポリエステル樹脂(バイロナールMD−1200、東洋紡製) 130g 粒子A(ベンゾグアナミン樹脂、平均粒径12μm) 20g 粒子B(シリカ粒子、平均粒径は表5参照) 40g 界面活性剤−1 0.5g 水 320g
【0051】次に作成したカラー電子写真用受像材料
を、A4に裁断し、カラーレーザープリンター(ドキュ
カラーDC1250、富士ゼロックス製)にセットし
て、予めスキャナーで取り込んでおいた写真画像を受像
層面に記録した。反射濃度最小からD=2までのグレー
ベタ部分の光沢を光沢度計45度の値を読むことにより
測定し、その最大差を記録した。続いて、粒子層面に、
カラーインクジェットプリンター(PM3000、エプ
ソン社製)を用いて、5ポイントから14ポイントの間
でフォントの種類を変更して漢字を印字した。受像層に
形成したトナー画像の画質(画像に抜けがないものにつ
いては光沢度差を測定した)、粒子層のインクジェット
印字のインク流れ、解像度については、実施例1と同じ
方法で評価した。結果を表5に示す。
【0052】
【表5】
【0053】表5から明らかなように、粒子B(シリカ
粒子)の平均粒径が7μm以下である場合、すなわち平
均粒径12μmの粒子Aに比べて5μm以上小さい平均
粒径を有する粒子を使用した場合にインクの印字が良質
であることがわかる。一方、受像層の流動開始温度がト
ナーの流動開始温度より高い場合(受像層の流動開始温
度が98℃より高い場合)はトナー画像の光沢の均一性
が低下し、最大光沢と最小光沢の差が増大することがわ
かる。本発明の条件を満たすカラー電子写真用受像材料
は、いずれも良好な性能が得られることがわかる(番号
32および35)。
【0054】(実施例5)実施例1に使用したポリエス
テル樹脂(バイロナールMD−1930、東洋紡製)1
30gの代わりに、スチレン/ブタジエン/アクリル酸
比率が68/29/3であるSBR樹脂の水分散物(固
形分43%)を120g使用して、実施例1と同様にし
てカラー電子写真用受像材料を作成して評価した。その
結果、表1と同様に、本発明の条件を満たすカラー電子
写真用受像材料については良好な結果が得られた。特に
インクのにじみにくさについては、ポリエステル樹脂
(バイロナールMD−1930、東洋紡製)使用時に比
べてSBR使用時の方が好ましい結果が得られた。
【0055】(実施例6)実施例1で用いた粒子層用組
成物を以下のA〜Cに変更した以外は、実施例1と同様
にして電子写真用受像材料を作成した。 <粒子層用組成物A> ポリエステル樹脂(バイロナールMD−1930、東洋紡製)30% 188g ポリエステル樹脂(バイロナールMD−1200、東洋紡製)34% 166g 粒子A(架橋ポリスチレン樹脂 平均粒子径17μm) 38g 粒子B(シリカ粒子、平均粒子径3μm) 97g 水 512g
【0056】 <粒子層用組成物B> ポリエステル樹脂(バイロナールMD−1930、東洋紡製)30% 263g ポリエステル樹脂(バイロナールMD−1200、東洋紡製)34% 232g 粒子A(架橋ポリスチレン樹脂、平均粒子径17μm) 38g 粒子B(シリカ粒子、平均粒子径3μm) 97g 水 512g
【0057】 <粒子層用組成物C> SBR水分散物(ガラス転移点70℃)44% 318g 粒子A(架橋ポリスチレン樹脂、 平均粒子径17μm) 38g 粒子B(シリカ粒子、平均粒子径3μm) 97g 水 512g
【0058】作成した3種類の電子写真用受像材料のト
ナー受像面にカラーレーザープリンターで印画後、さら
にバック面にカラーインクジェットプリンター(PM8
00C、エプソン社製;及びBJC F850、キャノ
ン製)にてプリントし、性能を評価した。その結果、上
記粒子層用組成物A、B、Cを用いた場合は何れもイン
クジェット性能が良好であった。更にインクジェットで
プリント後、水滴をたらして放置する試験を行ったとこ
ろ、粒子層用組成物Cを用いた場合がニジミも少なく特
に良好であった。また、作成した3種類の電子写真用受
像材料1000枚をドキュカラーDC1250機器にそ
れぞれ通算して、定着ローラーの汚れを確認した。その
結果、粒子層用組成物Aを通紙した場合、特にバック面
に接する側の定着ローラーに白色の付着物が観察され、
バック面の粒子が転写していることがわかった。一方、
粒子層用組成物B、Cを使用した場合は、定着ローラー
にほとんど汚れがついていなかった。即ち、バインダー
(ポリエステル樹脂、あるいはSBR)の固形分量が、
粒子AとBの総量より多い場合により良好な性能が得ら
れることがわかった。
【0059】(実施例−7)支持体として、坪量150
gの上質紙の受像層側の面にポリエチレンを13μm、
バック層側の面に15μmの厚みになるようにラミネー
トを施し、下記の受像層用組成物をワイヤーコーターに
て乾燥時の厚みが8μmとなるように塗布、乾燥してト
ナーの受像層とした。 <受像層用組成物> ポリエステル樹脂(タフトンU-5、花王製) 400g 二酸化チタン(タイペーク(登録商標)A-220、石原産業製) 60g 化合物−1 34.8g 蛍光増白剤(Uvitex-OB、チハ゛・スヘ゜シャルティー・ケミカルス゛製) 2.1g 色味調節用染料 0.17g メチルエチルケトン 600g
【0060】なお、この実施例で使用した色味調整用染
料の構造は以下の通りであり、以下の染料を任意量選択
して調整を行った。このときの受像層の白色度は81%
であった。
【0061】“色味調整用染料(イエロー)”
【化2】
【0062】“色味調整用染料(マゼンタ)”
【化3】
【0063】“色味調整用染料(シアン)”
【化4】
【0064】更に上記受像層と反対の面に下記組成の粒
子層を同様にバーコーターにて乾燥膜重量が10g/m2
になるように塗布、乾燥した。 <粒子層> エタノール 52g 粒子A(表6参照) 12.2g 水 139g ポリエステル樹脂(バイロナールMD-1930、東洋紡製) 123g ポリエステル樹脂(バイロナールMD-1200、東洋紡製) 109g 粒子B(表6参照) 64g
【0065】 (表6) 粒子AMBX20(積水化成品工業製)平均粒子サイズ17μm SBX17(積水化成品工業製)平均粒子サイズ15μm 粒子Bサイシリア440 (富士シリシア化学製)平均粒子サイズ3.5μm サイシリア250N(富士シリシア化学製)平均粒子サイズ2.5μm 粒子層は以下の4種の受像シートを作成した。 粒子A+粒子B 粒子A+粒子B 粒子A+粒子B 粒子A+粒子B
【0066】上記で作成したカラー電子写真用受像シー
トをA4に裁断し、富士ゼロックス製のカラーレーザー
プリンター(ドキュカラーDC1250)にセットし
て、予めスキャナーで取り込んでおいた写真画像を受像
層面にプリントアウトした。続いて、トナー受像層を塗
布した受像紙の裏面に、エプソン社製のカラーインクジ
ェットプリンターPM800Cを用いて、5ポイントか
ら14ポイントのフォントの種類を変更した印字を行
い、実施例−1と同様の評価を行った。その結果、何れ
の受像シートにおいてもインクジェットの文字は5ポイ
ントまで良好に判読可能であった。また、プリント直後
に乾いた布で印字部を擦っても滲むことはなかった。受
像層の電子写真によるグレーベタは均一であり、トナー
の抜けはなかった。また上記プリント前の受像紙を50
枚重ねて、40℃環境下に1週間放置し、受像紙の接着
状態を確認したが、全く接着せず良好な性能が得られ
た。
【0067】
【発明の効果】本発明のカラー電子写真用受像材料は、
一方の面に、光沢が優れ、色再現性のよいカラー電子写
真画像を形成することができるとともに、反対面にイン
クジェットで記録したときに鮮明でにじみのない良好な
画像を形成することができる。また、本発明のカラー電
子写真用受像材料は、記録前に重ねて保管しても互いに
接着することがなく、更には電子写真を連続プリントし
ても集積部分で接着することがない。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、該支持体の一方の面上に設け
    たポリマーを含むトナーの受像層、および該支持体の他
    方の面上に設けた微粒子を含む粒子層を有する電子写真
    用受像材料において、 該受像層の流動開始温度がトナーの流動開始温度以下で
    あり、該粒子層が平均粒径で5μm以上異なる2種以上
    の微粒子を含んでいることを特徴とするカラー電子写真
    用受像材料。
  2. 【請求項2】 支持体と、該支持体の一方の面上に設け
    たポリマーを含むトナーの受像層、および該支持体の他
    方の面上に設けた微粒子を含む粒子層を有する電子写真
    用受像材料において、 該受像層の流動開始温度が98℃以下であり、該粒子層
    が平均粒径で5μm以上異なる2種以上の微粒子を含ん
    でいることを特徴とするカラー電子写真用受像材料。
  3. 【請求項3】 前記粒子層が、平均粒径が5μm以下で
    ある微粒子を少なくとも1種含み、かつ該微粒子よりも
    平均粒径が5μm以上大きい別の微粒子を少なくとも1
    種含むことを特徴とする請求項1または2に記載のカラ
    ー電子写真用受像材料。
  4. 【請求項4】 前記粒子層が、平均粒径が10μm以上
    である微粒子を少なくとも1種含み、かつ該微粒子より
    も平均粒径が5μm以上小さい別の微粒子を少なくとも
    1種含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載のカラー電子写真用受像材料。
  5. 【請求項5】 前記トナーの受像層の厚みが6μm以上
    であり、前記粒子層の厚みが1μm以上であり、該粒子
    層が多孔性シリカ粒子を含有することを特徴とする、請
    求項1〜4のいずれかに記載のカラー電子写真用受像材
    料。
  6. 【請求項6】 平均粒径が5μm以上異なる2種以上の
    微粒子のうち、平均粒径が大きな微粒子1重量部に対し
    て、平均粒径が小さな微粒子が1〜10重量部含まれて
    いることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    カラー電子写真用受像材料。
  7. 【請求項7】 上記粒子層のバインダーの塗工量が該粒
    子層の全粒子塗工量と同量以上であることを特徴とする
    請求項1〜6のいずれかに記載のカラー電子写真用受像
    材料。
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