JP2002164543A - 半導体装置、電気光学装置およびそれらの製造方法 - Google Patents

半導体装置、電気光学装置およびそれらの製造方法

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JP2002164543A
JP2002164543A JP2000361555A JP2000361555A JP2002164543A JP 2002164543 A JP2002164543 A JP 2002164543A JP 2000361555 A JP2000361555 A JP 2000361555A JP 2000361555 A JP2000361555 A JP 2000361555A JP 2002164543 A JP2002164543 A JP 2002164543A
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gate insulating
film
semiconductor
semiconductor device
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Hiroyuki Abe
裕幸 阿部
Kakaado Rameshu
カカード ラメシュ
Hiroaki Akiyama
博明 秋山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体膜とゲート絶縁膜との界面を清浄化す
ることにより特性の安定したTFTを備えた半導体装
置、電気光学装置、およびそれらの製造方法を提供する
こと。 【解決手段】 アクティブマトリクス基板2にTFT1
0、20、30を形成するにあたって、基板100上に
アモルファスのシリコン膜からなる半導体膜10aを形
成した後、この半導体膜10aにレーザーアニールを行
なう。次に、半導体膜10aの表面に薄い第1のゲート
絶縁膜131を大気圧プラズマ酸化により形成し、この
表面にレジストマスク401を形成する。この状態で第
1のゲート絶縁膜131と半導体膜10aを一括してエ
ッチングした後、レジストマスク401を除去し、第2
のゲート絶縁膜132を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
(以下、TFTという)を備えた半導体装置、電気光学
装置およびそれらの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TFTを備える半導体装置としては、た
とえば、TFTを画素スイッチング用のアクティブ素子
等として用いた液晶装置(電気光学装置)の駆動回路内
蔵型のアクティブマトリクス基板がある。
【0003】このアクティブマトリクス基板を製造する
にあたっては、従来、たとえば、図11(A)に示すよ
うに、石英基板やガラス基板などといった基板100上
に、シリコン酸化膜などの下地保護膜101、およびア
モルファスのシリコン膜などの半導体膜10aを順次形
成した後、半導体膜10aにレーザーアニールを施して
半導体膜10aを多結晶化する。次に、図11(B)に
示すように、半導体膜10aの表面にレジストマスク4
01を形成し、このレジストマスク401を介して半導
体膜10aをパターニングして半導体膜10aを島状に
した後、図11(C)に示すように、レジストマスクを
除去する。次に、図11(D)に示すように、半導体膜
10aの表面にシリコン酸化膜などのゲート絶縁膜13
を形成する。次に、図11(E)に示すように、ゲート
絶縁膜13の表面に走査線91およびゲート電極24、
34を形成し、これらの走査線91およびゲート電極2
4、34、あるいは不純物導入用のレジストマスクを介
して半導体膜10aの所定の領域に所定の不純物を導入
してソース領域16、26、36およびドレイン領域1
7、27、37を形成する。
【0004】このようにして画素スイッチング用のTF
T10、駆動回路用のN型TFT20および駆動回路用
のP型TFT30を形成した後は、層間絶縁膜18、1
9、ソース電極41、43、データ線90、ドレイン電
極11、42、および画素電極9などを形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体装置(液晶装置のアクティブマトリクス基板)の
製造方法では、図11(B)に示すように、半導体膜1
0aをパターニングする際に、半導体膜10aの表面に
直接、レジストマスク401を形成するため、半導体膜
10aとゲート絶縁膜13との界面が清浄でない。この
ため、TFT10、20、30の特性が安定しないとい
う問題点がある。すなわち、レジストマスク401は半
導体膜10aのパターニングが終了した後は除去される
ものの、レジストマスク401を除去する際に半導体膜
10aは硫酸などの剥離液に曝される。また、レジスト
マスク401を密着性よく形成するために、半導体膜1
0aの表面はヘキサメチルジシラザン蒸気に曝されると
ともに、ゲート絶縁膜13を形成する際には、それまで
の間に半導体膜10aの表面に形成された酸化膜を除去
するための希フッ酸溶液に曝される。従って、半導体膜
10aの表面に荒れやカーボン系分子の付着などが発生
するので、半導体膜10aとゲート絶縁膜13との界面
はとても清浄な状態とはいえない。
【0006】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
半導体膜とゲート絶縁膜との界面を清浄化し、かつ良質
なMOS(Metal−Oxide−Semicond
uctor)界面を形成することによって特性の安定し
たTFTを備えた半導体装置、電気光学装置、およびそ
れらの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、チャネルとなる半導体膜と該半導体膜
にゲート絶縁膜を介して対向するゲート電極を備える薄
膜トランジスタを有する半導体装置の製造方法におい
て、前記半導体膜を形成する半導体膜形成工程と、前記
半導体膜の表面を大気圧下における酸素プラズマ処理に
よって第1のゲート絶縁膜を形成する第1のゲート絶縁
膜形成工程と、前記第1のゲート絶縁膜の表面にレジス
トマスクを形成するマスク形成工程と、前記レジストマ
スクを介して前記第1のゲート絶縁膜および前記半導体
膜をパターニングするパターニング工程と、前記レジス
トマスクを除去した後、前記第1のゲート絶縁膜の表面
に第2のゲート絶縁膜を形成する第2のゲート絶縁膜形
成工程と、前記第2のゲート絶縁膜の表面にゲート電極
を形成するゲート電極形成工程と、前記半導体膜に不純
物を導入してTFTのソース・ドレイン領域を形成する
ソース・ドレイン領域形成工程とを有することを特徴と
する。
【0008】従って、本発明を適用した半導体装置にお
いて、前記TFTは、前記ゲート絶縁膜として、前記半
導体膜の表面に酸化によって形成された第1のゲート絶
縁膜と、該第1のゲート絶縁膜の表面に形成された第2
のゲート絶縁膜とを有し、前記第1のゲート絶縁膜は、
前記第2のゲート絶縁膜よりも薄く、かつ、前記半導体
膜と同一パターンで形成されている。
【0009】本発明では、半導体膜を島状にパターニン
グする際に、半導体膜の表面に直接、レジストマスクを
形成するのではなく、半導体膜の表面に薄い第1のゲー
ト絶縁膜を形成した後、この第1のゲート絶縁膜の表面
にレジストマスクを形成し、このレジストマスクによっ
て第1のゲート絶縁膜および半導体膜をパターニングす
る。このため、半導体膜の表面は、レジストマスク、レ
ジストマスクを除去する際に用いられる硫酸、レジスト
マスクを形成するときの前処理に用いられるヘキサメチ
ルジシラザン蒸気、およびゲート絶縁膜を形成する際に
半導体膜表面から異物を除去するために用いられる希フ
ッ酸溶液に触れることがない。従って、半導体膜の表面
に荒れやカーボン系分子の付着などが発生しないので、
半導体膜とゲート絶縁膜との間に清浄な界面を形成する
ことができる。それ故、半導体膜とゲート絶縁膜との界
面にトラップなどが発生するのを防止できるので、TF
Tの電気的特性が向上する。
【0010】本発明において、前記第1のゲート絶縁膜
の膜厚は、たとえば、20nm以下、好ましくは10n
m以下である。このような膜厚であれば、半導体膜と第
1のゲート絶縁膜とを一括してパターニングすることが
でき、特に、第1のゲート絶縁膜の膜厚が10nm以下
であれば、半導体膜と第1のゲート絶縁膜とを一括して
パターニングするのが一層容易である。
【0011】本発明において、前記第1のゲート絶縁膜
形成工程では、前記半導体膜の表面を酸化させることに
より前記第1のゲート絶縁膜を形成する。例えば、前記
第一のゲート絶縁膜形成工程では、前記半導体膜の表面
を大気圧下において、酸素を混合したヘリウムガスを用
いて形成されるプラズマによって酸化する。このようよ
うな構成とすると、第1のゲート絶縁膜は、半導体膜の
表面が酸化されたものであるため、ゲート絶縁膜と半導
体膜との界面は、もともと半導体膜のバルク内にあって
外気などに曝されることがない。それ故、より清浄なM
OS界面を得ることができるので、特性の安定したTF
Tを製造できる。
【0012】本発明において前記第1のゲート絶縁膜形
成工程におけるプラズマを用いた酸化は、ヘリウムに対
して酸素が5%以下の割合で混合されている。
【0013】プラズマを発生させるための電離は、電界
により加速された分子が近接する分子に衝突するまでに
得る運動エネルギーによって決まるが、大気圧下におい
ては、分子の平均自由行程が短いため、十分なエネルギ
ーが得られない。しかしながらヘリウム分子はその分子
サイズが小さいため、比較的衝突までの移動距離が長く
なり十分な運動エネルギーが得られるため、電離も容易
となり、プラズマが生じる。そこでヘリウムに対して、
酸素を最大でも5%まで加えることによって、酸素もプ
ラズマ化することが可能となる。
【0014】さらに、本発明におけるプラズマの発生に
おいて、ヘリウムに対して四フッ化炭素を0.03%以
下の割合で混合することによって、酸化レートを高くす
ることが可能となる。
【0015】同じく、本発明におけるプラズマの発生に
おいて、ヘリウムに対してクリプトンを0.03%以下
の割合で混合することによって、酸化レートを高くする
ことが可能となる。
【0016】さらに、本発明におけるプラズマの発生に
おいて、13.56、27.12ないし40.68MH
zといった高周波を用いることによって、電極近傍のス
トリーマ放電が抑えられ、プラズマは安定して得られる
ようになる。また、生成された電荷は、周波数が高くな
るほど電界の変化に追随した動きができなくなるため、
半導体膜や電極への物理的な衝突が抑えられる。よっ
て、電極のスパッタリング作用による汚染や、電荷によ
るチャージアップといった問題が取り除かれる。
【0017】本発明において、前記半導体膜形成工程で
は、前記半導体膜をアモルファスシリコン膜として形成
し、前記第1のゲート絶縁膜形成工程を行なう前に当該
アモルファスシリコン膜を結晶化させる結晶化工程を行
なうことが好ましい。たとえば、前記結晶化工程では、
レーザーアニール工程を行なう。このような方法であれ
ば、低温プロセスでTFTを製造できる。また、ゲート
絶縁膜を形成する前の半導体膜にレーザーアニールを行
なうので、半導体膜は、結晶化する際にゲート絶縁膜か
ら悪影響を受けないという利点がある。
【0018】本発明において、前記レーザーアニール工
程は、真空雰囲気においてレーザー光を照射することが
好ましい。真空雰囲気で照射を行なうと、多結晶となっ
たシリコン表面に10nm以上の凹凸が生じることがな
く、比較的平滑となる。そのため、この表面を大気圧下
においてプラズマ酸化を行ったとしても、特に結晶粒界
に対応する凹凸の谷の部分のみが集中的に酸化されるこ
とがなく、均一な厚さの酸化膜を形成することができ
る。
【0019】本発明において、前記半導体膜形成工程か
ら前記第1のゲート絶縁膜形成工程までの間、前記半導
体膜を非酸化性雰囲気内に保持することが好ましい。こ
のように形成すると、半導体膜を形成した以降、半導体
膜の表面に第1のゲート絶縁膜を形成するまでの間に半
導体膜の表面が外気やそれに含まれる異物などによって
酸化あるいは汚染されることを防止することができる。
【0020】このような半導体装置は、たとえば、前記
TFTを画素スイッチング素子として用いた電気光学装
置のアクティブマトリクス基板である。
【0021】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。ここでは、半導体装置として、駆動回
路内蔵型のアクティブマトリクス基板に本発明を適用し
た例を説明する。このアクティブマトリクス基板は、ア
クティブマトリクス型の液晶装置(電気光学装置)に用
いられる。なお、本形態のアクティブマトリクス基板
は、図11を参照して説明した従来のアクティブマトリ
クス基板と基本的な構成が共通するので、対応する機能
を有する部分には同一の符号を付して説明する。
【0022】(電気光学装置の画像表示領域の構成)図
1は、本形態の電気光学装置(液晶装置)に用いたアク
ティブマトリクス基板(半導体装置)の画像表示領域に
マトリクス状に形成された複数の画素の各種素子、配線
などの等価回路である。
【0023】図1に示すように、本形態の電気光学装置
1において、画像表示領域1aを構成するためにマトリ
クス状に形成された複数の画素には、画素電極9を制御
するためのTFT10(画素スイッチング用のTFT)
がマトリクス状に複数形成されており、画素信号が供給
されるデータ線90がTFT10のソースに電気的に接
続されている。データ線90に書き込む画像信号S1、
S2、…、Snは、この順に線順次に供給しても構わな
いし、相隣接する複数のデータ線90同士に対して、グ
ループ毎に供給するようにしても良い。また、TFT1
0のゲートには走査線91が電気的に接続されており、
所定のタイミングで、走査線91にパルス的に走査信号
G1、G2、…、Gmを、この順に線順次で印加するよ
うに構成されている。画素電極9は、TFT10のドレ
インに電気的に接続されており、スイッチング素子であ
るTFT10を一定期間だけそのスイッチを閉じること
により、データ線90から供給される画像信号S1、S
2、…、Snを所定のタイミングで書き込む。画素電極
9を介して液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S
1、S2、…、Snは、対向基板に形成された対向電極
との間で一定期間保持される。液晶は、印加される電圧
レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することによ
り、光を変調し、階調表示を可能にする。ノーマリーホ
ワイトモードであれば、印加された電圧に応じて入射光
がこの液晶部分を通過不可能とされ、ノーマリーブラッ
クモードであれば、印加された電圧に応じて入射光がこ
の液晶部分を通過可能とされ、全体として電気光学装置
1からは画像信号に応じたコントラストを持つ光が出射
する。ここで、保持された画像信号がリークするのを防
ぐために、画素電極9と対向電極との間に形成される液
晶容量と並列に、容量線92などを利用して蓄積容量4
0が形成されている。
【0024】(画素およびTFTの構成)図2および図
3はそれぞれ、各画素に形成された画素スイッチング用
のTFT10の平面図および断面図であり、図2には、
アクティブマトリクス基板上に構成される画素群のうち
のいくつかを抜き出して示しており、図3には、図2の
A−A′線における断面を示してある。
【0025】図2において、アクティブマトリクス基板
2は、複数の透明なITO(Indium Tin O
xide)膜からなる画素電極9がマトリクス状に形成
されており、これらの各画素電極9に対して画素スイッ
チング用のN型のTFT10がそれぞれ接続されてい
る。また、画素電極9の縦横の境界に沿って、データ線
90、走査線91および容量線92が形成され、TFT
10は、データ線90および走査線91に対して接続さ
れている。すなわち、データ線90は、コンタクトホー
ルを介してTFT10のソース領域16に電気的に接続
し、画素電極9は、コンタクトホールを介してTFT1
0のドレイン領域17に電気的に接続されている。ま
た、TFT10のチャネル形成領域15に対向するよう
に走査線91が延びている。蓄積容量40は、画素スイ
ッチング用のTFT10を形成するためのシリコン膜1
0a(半導体膜/図2に斜線を付した領域)の延設部分
に相当するシリコン膜40a(半導体膜/図2に斜線を
付した領域)を導電化したものを下電極41とし、この
下電極41に容量線92が上電極として重なった構造に
なっている。
【0026】このように構成した画素領域のA−A′線
における断面は、図3に示すように表される。図3から
わかるように、アクティブマトリクス基板2の基体たる
基板100の表面には、シリコン酸化膜などからなる絶
縁性の下地保護膜101が形成され、この下地保護膜1
01の表面には、島状のシリコン膜からなる半導体膜1
0a、40aが形成されている。半導体膜10aの表面
には、後述する第1のゲート絶縁膜131および第2の
ゲート絶縁膜132からなるゲート絶縁膜13が形成さ
れ、このゲート絶縁膜13の表面に走査線91がゲート
電極として通っている。シリコン膜10aのうち、走査
線91に対してゲート絶縁膜13を介して対峙する領域
がチャネル形成領域15になっている。このチャネル形
成領域15に対して一方側には、不純物濃度がたとえば
約1×1018cm3の低濃度ソース領域161、および
不純物濃度がたとえば約1×1020cm3の高濃度ソー
ス領域162を備えるソース領域16が形成され、他方
側には、不純物濃度がたとえば約1×1018cm3の低
濃度ドレイン領域171、および不純物濃度がたとえば
約1×1020cm3の高濃度ドレイン領域172を備え
るドレイン領域17が形成されている。
【0027】このように構成された画素スイッチング用
のTFT10の表面側には、第1の層間絶縁膜18およ
び第2の層間絶縁膜19が形成され、第1の層間絶縁膜
18の表面に形成されたデータ線90は、第1の層間絶
縁膜18およびゲート電極13に形成されたコンタクト
ホールを介して高濃度ソース領域162に電気的に接続
している。第1の層間絶縁膜18の表面にはデータ線9
0と同時形成されたドレイン電極11が形成され、この
ドレイン電極11は、第1の層間絶縁膜18およびゲー
ト電極13に形成されたコンタクトホールを介して高濃
度ドレイン領域172に電気的に接続している。また、
第2の層間絶縁膜19の表面には画素電極9が形成さ
れ、この画素電極9は、第2の層間絶縁膜19に形成さ
れたコンタクトホールを介してドレイン電極11に電気
的に接続している。ここで、第2の層間絶縁膜19はポ
リシラザン塗布膜を焼成して得た下層側層間絶縁膜19
1と、CVD法により形成されたシリコン酸化膜からな
る上層側層間絶縁膜192との2層構造になっている。
画素電極9の表面側にはシリコン酸化膜や有機膜からな
る表面保護膜45が形成され、この表面保護膜45の表
面にはポリイミド膜からなる配向膜46が形成されてい
る。この配向膜46は、ポリイミド膜に対してラビング
処理が施された膜である。
【0028】高濃度ドレイン領域172から延設された
シリコン膜40aには低濃度領域からなる下電極41が
形成されている。この下電極41に対しては、ゲート絶
縁膜13と同時形成された絶縁膜(誘電体膜)を介して
容量線92が対向していることにより、蓄積容量40が
形成されている。
【0029】ここで、TFT10は、好ましくは上述の
ようにLDD(Lightly Doped Drai
n)構造をもつが、低濃度ソース領域161および低濃
度ドレイン領域171に相当する領域に不純物イオンの
打ち込みを行なわないオフセット構造を有していてもよ
い。また、TFT10は、走査線91をマスクとして高
濃度で不純物イオンを打ち込み、自己整合的に高濃度ソ
ースおよびドレイン領域を形成したセルフアライン型の
TFTであってもよい。なお、本形態では、TFT10
のゲート電極(走査線91)をソース−ドレイン領域の
間に1個のみ配置したシングルゲート構造としたが、こ
れらの間に2個以上のゲート電極を配置してもよい。こ
の際、各々のゲート電極には同一の信号が印加されるよ
うにする。このようにデュアルゲート(ダブルゲート)
あるいはトリプルゲート以上でTFT10を構成すれ
ば、チャネルとソース−ドレイン領域の接合部でのリー
ク電流を防止でき、オフ時の電流を低減することが出来
る。これらのゲート電極の少なくとも1個をLDD構造
或いはオフセット構造にすれば、さらにオフ電流を低減
でき、安定したスイッチング素子を得ることが出来る。
【0030】(アクティブマトリクス基板上のその他の
TFT)図4は、駆動回路内蔵型のアクティブマトリク
ス基板2(半導体装置)に形成されている各TFTおよ
び蓄積容量の断面図である。この図4には、図面に向か
って右側から左側に向かって、LDD構造を有する画素
スイッチング用のN型のTFT、LDD構造を有する駆
動回路用のN型のTFT、およびLDD構造を有する駆
動回路用のP型のTFTを示してある。これらの駆動回
路用のTFTは、図9を参照して後述する走査線駆動回
路やデータ線駆動回路を構成する。
【0031】図4に示すように、駆動回路内蔵型のアク
ティブマトリクス基板2では、基板100の表面側に、
駆動回路用のN型のTFT10、駆動回路用のP型のT
FT20および画素スイッチング用のN型のTFT30
からなる3種類のTFTが形成されている。これらの素
子のうち、画素スイッチング用のN型のTFT10につ
いては、図3を参照して説明したとおりであるため、こ
こでは説明を省略する。また、駆動回路用のN型のTF
T20およびP型のTFT30は、基本的な構成が画素
スイッチング用のN型のTFT10と同様であるため、
それらの構造については簡単に説明しておく。
【0032】アクティブマトリクス基板2において、基
板100の表面側にはシリコン酸化膜からなる下地保護
膜101が形成され、この下地保護膜101の表面に
は、島状にパターニングされた多結晶性の半導体膜10
aが形成されている。これらの半導体膜10aはそれぞ
れ、画素スイッチング用のN型のTFT10、駆動回路
用のN型のTFT20および駆動回路用のP型のTFT
30を形成するためのもので、各半導体膜10aの表面
には、後述する第1のゲート絶縁膜131および第2の
ゲート絶縁膜132からなるゲート絶縁膜13が形成さ
れている。
【0033】駆動回路用のN型のTFT10および駆動
回路用のP型のTFT30において、ゲート絶縁膜13
の表面には、ゲート電極24、34がそれぞれ形成され
ている。各半導体膜10aには、ゲート電極24、34
に対してゲート絶縁膜13を介して対峙する領域にチャ
ネル領域25、35が形成されている。これらのチャネ
ル領域25、35の両側には、ソース領域26、36お
よびドレイン領域27、37がそれぞれ形成されてい
る。本形態において、ソース領域26、36およびドレ
イン領域27、37にはそれぞれ、ゲート電極24、3
4の端部に対してゲート絶縁膜13を介して対峙する不
純物濃度がたとえば約1×1018cm3の低濃度ソース
領域261、271および低濃度ドレイン領域271、
371が形成され、低濃度ソース領域261、361お
よび低濃度ドレイン領域271、371に隣接して、不
純物濃度がたとえば約1×1020cm3の高濃度ソース
領域262、362および高濃度ドレイン領域272、
372がそれぞれ形成されている。また、高濃度ソース
領域262、362には、第1の層間絶縁膜18のコン
タクトホールを介してソース電極41、43およびドレ
イン電極42がそれぞれ電気的に接続している。また、
ソース電極41、43およびドレイン電極42の表面側
には第2の層間絶縁膜19が形成されている。
【0034】(ゲート絶縁膜13の構造)このように構
成したアクティブマトリクス基板2において、いずれの
TFT10、20、30においても、ゲート絶縁膜13
は、半導体膜10aの表面に形成された薄い第1のゲー
ト絶縁膜131と、この第1のゲート絶縁膜131の表
面側に形成された第2のゲート絶縁膜132とから構成
されている。ここで、第1のゲート絶縁膜131は、膜
厚が20nm以下、好ましくは10nm以下である。こ
れに対して、第2のゲート絶縁膜132は、第1のゲー
ト絶縁膜131よりも厚く、膜厚はたとえば90nmで
ある。また、後述するように、第1のゲート絶縁膜13
1は、半導体膜10aと一緒にパターニングされたもの
であるため、その下地に相当する各半導体膜10aと同
一のパターンをもって形成されている。
【0035】(TFTの製造方法)このような構造のア
クティブマトリクス基板2の製造方法を図5、図6およ
び図7を参照して説明する。
【0036】図5は、本形態の製造方法において、アモ
ルファスの半導体膜10aの形成、この半導体膜10a
に対するレーザーアニール、および各種絶縁膜の形成を
行なうための処理装置の構成図である。図6および図7
は、本形態のアクティブマトリクス基板2の製造方法を
示す工程断面図である。
【0037】本形態において、図6(A)、(B)を参
照して後述する工程については、図5に示す処理装置内
で行なうため、各工程を説明する前に、図5を参照して
処理装置の構成を説明する。
【0038】図5において、処理装置700には、装置
内への基板100の搬入、および処理済の基板100の
搬出を行なうためのカセット式のローダ・アンローダー
部710と、基板100の表面に下地保護膜101や半
導体膜10aを形成するためのプラズマCVD装置72
0、アモルファスの半導体膜10aに対してレーザーア
ニールを行なうレーザーアニール装置750、第一のゲ
ート絶縁膜131の酸化形成を行なう大気圧プラズマ酸
化装置740とが構成されている。レーザーアニール装
置750は、レーザーアニール用チャンバー752、レ
ーザー光学系754、レーザー光源756などで構成さ
れている。大気圧プラズマ酸化装置740においては、
その処理室までが非酸化性雰囲気で繋がっている場合は
基板搬入後にプロセスガスを封入して大気圧としても良
いし、バッファー室を設けて大気圧に戻してから基板の
搬入を行っても良い。前者の場合であれば、大気圧プラ
ズマ酸化装置といいながらも基板の出し入れに対応でき
るよう、真空ポンプを備え持つ必要がある。
【0039】また、処理装置700には、ローダ・アン
ローダー部710によって搬入された基板100をプラ
ズマCVD装置720およびレーザーアニール装置75
0および大気圧プラズマ酸化装置740に搬送するとと
もに、処理済の基板100をローダ・アンローダー部7
10に戻す搬送機構760と、基板100の搬送経路を
非酸化性雰囲気に保持するハウジング790とが構成さ
れている。
【0040】このような処理装置700を用いてアクテ
ィブマトリクス基板2を製造するには、まず、清浄化し
た基板100を処理装置700のローダ・アンローダー
部710にセットする。以降、基板100は、この処理
装置700において、非酸化性雰囲気に保持されたまま
外気に曝されることなく、図6(B)を参照して説明す
る第1のゲート絶縁膜形成工程まで行われる。
【0041】まず、図6(A)に示すように、処理装置
700のプラズマCVD装置720のチャンバー内にお
いて、基板温度が約150℃から約450℃の温度条件
下で、ガラス基板からなる基板100の表面にプラズマ
CVD法によりシリコン酸化膜からなる下地保護膜10
1を形成する。このときの原料ガスとしては、たとえば
モノシランと笑気ガスとの混合ガスやTEOSと酸素、
あるいはジシランとアンモニアを用いることができる。
【0042】次に、基板100を外気に曝すことなく、
同じ処理装置700のプラズマCVD装置720のチャ
ンバー内において、基板温度が約150℃から約450
℃の温度条件下で、プラズマCVD法により基板100
の全面に厚さが40nm〜70nmのアモルファスのシ
リコン膜からなる半導体膜10aを形成する。このとき
の原料ガスとしては、たとえばジシランやモノシランを
用いることができる(半導体膜形成工程)。
【0043】次に、基板100を外気に曝すことなく、
同じ処理装置700のレーザーアニール装置750のレ
ーザーアニール用チャンバー752内で、半導体膜10
aにレーザー光を照射してアモルファスの半導体膜10
aをポリシリコン膜に変える(結晶化工程)。この結晶
化工程では、レーザーアニール装置750において、レ
ーザー光源756から出射したレーザー光(エキシマレ
ーザー)を光学系754を介して、ステージ上に載置さ
れた基板100に向けて照射する。この際には、照射領
域が一方向に長いラインビームを半導体膜10aに照射
し、その照射領域をずらしていく。その結果、アモルフ
ァスの半導体膜10aは一度溶融し、冷却固化過程を経
て多結晶化する。この際には、各領域へのレーザー光の
照射時間が非常に短時間であり、かつ、照射領域が基板
100全体に対して局所的であるため、基板100全体
が同時に高温に熱せられることがない。それ故、基板1
00としてガラス基板を用いても、熱による変形や割れ
等が生じない。
【0044】次に、図6(B)に示すように、同じ処理
装置700の大気圧プラズマ酸化装置740の処理室内
において、大気圧下で酸素200SCCMを混合したヘ
リウムガス10000SCCMを流しながら基板を挟む
電極間に周波数40.68MHzの高周波電源によっ
て、4W/cm2の出力を印加することでプラズマを形
成し、半導体膜10aの表面を酸化していく。(第1の
ゲート絶縁膜形成工程)。この時の基板温度は200℃
程度が好ましい。またプラズマを形成するためのガス
に、四フッ化炭素若しくはクリプトンを2SCCM加え
ることによって酸化レートを大きくすることが可能とな
る。
【0045】図8には前記処理条件、条件基板温度20
0℃、ヘリウムガス10000SCCM、酸素200S
CCM、そして周波数40.68MHz、出力4W/c
2によって大気圧プラズマ酸化を行った際の酸化レー
トを示す。
【0046】第1のゲート絶縁膜の膜厚は20nm以
下、好ましくは10nm以下の薄い膜であれば、次工程
のパターニングにおいて半導体膜10aと一括してパタ
ーニングすることが可能であるため、図8において、酸
化処理時間を20分、好ましくは10分程度にすれば、
その様な厚さの第1のゲート絶縁膜を形成することがで
きる。
【0047】次に、図6(C)に示すように、フォトリ
ソグラフィ法を用いて第1のゲート絶縁膜131の表面
にレジストマスク401を形成する(マスク形成工
程)。
【0048】次に、レジストマスク401を介してドラ
イエッチングを行なって、第1のゲート絶縁膜131お
よび半導体膜10aを一括してパターニングし、図6
(D)に示すように、画素スイッチング用のN型のTF
T10、蓄積容量40、駆動回路用のN型のTFT2
0、および駆動回路用のP型TFT30の各形成領域に
半導体膜10a、20a、30a、40aを島状に残す
(パターニング工程)。このエッチングの際に、半導体
膜10aの表面に形成されているのは、たとえば膜厚が
10nmの薄いシリコン酸化膜(第1のゲート絶縁膜1
31)であるので、半導体膜10aに対してドライエッ
チングを行なうときに第1のゲート絶縁膜131も同時
にエッチングされる。
【0049】次に、レジストマスク401を除去した
後、図6(E)に示すように、TEOS−CVD法、C
VD法、プラズマCVD法などにより、シリコン膜10
aの表面に、厚さが約15nm〜約100nmのシリコ
ン酸化膜からなる第2のゲート絶縁膜132を形成する
(第2のゲート絶縁膜形成工程)。この第2のゲート絶
縁膜132は、第1のゲート絶縁膜131とともにゲー
ト絶縁膜13を構成する。
【0050】次に、図7(A)に示すように、画素スイ
ッチング用のN型のTFT10、駆動回路用のN型TF
T20および駆動回路用のP型TFT30を形成するた
めの領域をレジストマスク402で覆った状態で、半導
体膜40aに低濃度N型の不純物を導入する。その結
果、蓄積容量40の下電極41が形成される。
【0051】次に、レジストマスク402を除去した
後、第2のゲート絶縁膜132の表面に、ドープドシリ
コン、シリサイド膜やアルミニウム膜、クロム膜、タン
タル膜などの金属膜などといったゲート電極形成用導電
膜(図示せず)を形成し、このゲート電極形成用導電膜
をパターニングすることにより、図7(B)に示すよう
に、走査線91、容量線92、ゲート電極24、34を
形成する(ゲート電極形成工程)。その結果、容量線9
2を上電極とした蓄積容量40が形成される。
【0052】次に、画素スイッチング用のN型のTFT
10、および駆動回路用のN型TFT20の側をレジス
トマスク403で覆った状態で、約0.1×1013/c
2〜約10×1013/cm2のドーズ量(低濃度)でP
型の不純物を導入する。その結果、駆動回路用のP型T
FT30の側では、ゲート電極34にセルフアライン的
に低濃度ソース領域361および低濃度ドレイン領域3
71が形成される。
【0053】次に、レジストマスク403を除去した
後、図7(C)に示すように、画素スイッチング用のN
型TFT10、および駆動回路用のN型TFT20の側
を覆うとともに、ゲート電極34をやや広めに覆うレジ
ストマスク404を形成し、この状態で、約0.1×1
15/cm2〜約10×1015/cm2のドーズ量(高濃
度)でP型の不純物を導入する。その結果、駆動回路用
のP型のTFT30が形成され、このTFT30では、
ゲート電極34の端部に対峙する部分に低濃度ソース領
域361および低濃度ドレイン領域371を残して、高
濃度ソース領域362および高濃度ドレイン領域372
が形成されている。
【0054】次に、レジストマスク404を除去した
後、図7(D)に示すように、駆動回路用のP型TFT
30の側をレジストマスク405で覆った状態で、約
0.1×1013/cm2〜約10×1013/cm2のドー
ズ量(低濃度)でN型の不純物を導入する。その結果、
画素スイッチング用のN型TFT10、および駆動回路
用のN型TFT30の側では、走査線91およびゲート
電極24にセルフアライン的に低濃度ソース領域16
1、261および低濃度ドレイン領域171、271が
形成される。
【0055】次に、レジストマスク405を除去した
後、図7(E)に示すように、駆動回路用のP型TFT
30の側を覆うとともに、走査線91およびゲート電極
24をやや広めに覆うレジストマスク406を形成し、
この状態で、約0.1×1015/cm2〜約10×10
15/cm2のドーズ量(高濃度)でN型の不純物を導入
する。その結果、画素スイッチング用のN型TFT1
0、および駆動回路用のN型TFT20が形成され、こ
れらのTFT10、20では、走査線91およびゲート
電極24の端部に対峙する部分に低濃度ソース領域16
1、261および低濃度ドレイン領域171、271を
残して、高濃度ソース領域162、262および高濃度
ドレイン領域172、272が形成される。
【0056】このようにして、画素スイッチング用のN
型のTFT10、駆動回路用のN型TFT20および駆
動回路用のP型TFT30を形成した後は、レジストマ
スク406を除去し、しかる後、図3および図4に示す
ように、酸化シリコン膜やNSG膜(ボロンやリンを含
まないシリケートガラス膜)などからなる第1の層間絶
縁膜18、コンタクトホール、ソース電極41、43、
ドレイン電極11、42、第2の層間絶縁膜19、表面
保護膜45、画素電極9および配向膜46を順次、形成
する。
【0057】(本形態の効果)以上説明したように、本
形態のアクティブマトリクス基板2の製造方法では、半
導体膜10aを島状にパターニングする際には、半導体
膜10aの表面に薄い第1のゲート絶縁膜131を大気
圧プラズマ酸化により形成した後、この第1のゲート絶
縁膜131の表面にレジストマスク401を形成して第
1のゲート絶縁膜131および半導体膜10aをパター
ニングする。このため、半導体膜10aの表面は、レジ
ストマスク401、レジストマスク401を除去する際
に用いられる硫酸、レジストマスク401を形成すると
きの前処理に用いられるヘキサメチルジシラザン蒸気、
およびゲート絶縁膜13を形成する際に半導体膜10a
表面から異物を除去するために用いられる希フッ酸溶液
に曝されることがない。従って、半導体膜10aの表面
に荒れやカーボン系分子の付着などが発生しないので、
半導体膜10aとゲート絶縁膜13との間に清浄な界面
を形成することができる。それ故、半導体膜10aとゲ
ート絶縁膜13との界面にトラップなどが発生するのを
防止できるので、TFT10、20、30のしきい値電
圧が安定するなど、電気的特性が向上する。
【0058】また、本形態では、第1のゲート絶縁膜1
31として、膜厚が10nm以下と十分に薄い絶縁膜を
形成したため、第1のゲート絶縁膜131と半導体膜1
0aとを一括してドライエッチングするのが容易であ
る。それ故、パターニング工程を簡略化することができ
る。
【0059】さらに、本形態において、半導体膜形成工
程では、半導体膜10aをアモルファスシリコン膜とし
て形成し、第1のゲート絶縁膜形成工程を行なう前にア
モルファスシリコン膜を結晶化させる結晶化工程(レー
ザーアニール工程)を行なう。このため、低温プロセス
でTFT10、20、30を製造できる。また、ゲート
絶縁膜13を形成する前の半導体膜10aにレーザーア
ニールを行なうので、半導体膜10aは、結晶化する際
にゲート絶縁膜13から悪影響を受けないという利点が
ある。
【0060】さらにまた、半導体膜形成工程から第1の
ゲート絶縁膜形成工程までの間、半導体膜10aは処理
装置700において非酸化性雰囲気内に保持されるの
で、半導体膜10aの表面が外気に曝さない。従って、
半導体膜10aの成膜後、第1のゲート絶縁膜131が
形成されるまでの間に半導体膜10aの表面が汚染され
ることを防止することができる。
【0061】(電気光学装置の構成)このような方法で
形成されたアクティブマトリスク基板2を用いて電気光
学装置(液晶装置)を構成した例を、図9および図10
を参照して説明する。
【0062】図9および図10はそれぞれ、本形態に係
る電気光学装置を対向基板の側からみた平面図、および
図9のH−H′線で切断したときの電気光学装置の断面
図である。
【0063】図9および図10において、電気光学装置
1は、画素電極9がマトリクス状に形成されたアクティ
ブマトリクス基板2と、対向電極62および遮光膜63
が形成された対向基板3と、これらの基板間に封入、挟
持されている液晶69とから概略構成されている。アク
ティブマトリクス基板2と対向基板3とは、対向基板3
の外周縁に沿って形成されたギャップ材含有のシール材
52によって所定の間隙を介して貼り合わされている。
アクティブマトリクス基板2と対向基板3との間には、
シール材52によって液晶封入領域66が区画形成さ
れ、この液晶封入領域66内に液晶69が封入されてい
る。この液晶封入領域66内において、アクティブマト
リクス基板2と対向基板3との間にはスペーサ63が散
布されている場合もある。シール材52としては、エポ
キシ樹脂や各種の紫外線硬化樹脂などを用いることがで
きる。また、シール材52に配合されるギャップ材とし
ては、約2μm〜約10μmの無機あるいは有機質のフ
ァイバ若しくは球などが用いられる。
【0064】対向基板3はアクティブマトリクス基板2
よりも小さく、アクティブマトリクス基板2の周辺部分
は、対向基板3の外周縁よりはみ出た状態に貼り合わさ
れる。従って、アクティブマトリクス基板2の駆動回路
(走査線駆動回路70やデータ線駆動回路60)や入出
力端子45は対向基板3から露出した状態にある。ここ
で、シール材52は部分的に途切れているので、この途
切れ部分によって、液晶注入口58が構成されている。
このため、対向基板3とアクティブマトリクス基板2と
を貼り合わせた後、シール材52の内側領域を減圧状態
にすれば、液晶注入口58から液晶69を減圧注入で
き、液晶69を封入した後、液晶注入口58を封止剤5
9で塞げばよい。なお、対向基板3には、シール材52
の内側において画像表示領域1aを見切りするための遮
光膜54も形成されている。また、対向基板3のコーナ
ー部には、アクティブマトリクス基板2と対向基板3と
の間で電気的導通をとるための上下導通材56が形成さ
れている。
【0065】ここで、走査線に供給される走査信号の遅
延が問題にならないのならば、走査線駆動回路70は片
側だけでも良いことは言うまでもない。また、データ線
駆動回路60を画像表示領域1aの辺に沿って両側に配
列しても良い。例えば奇数列のデータ線は画像表示領域
1aの一方の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路か
ら画像信号を供給し、 偶数列のデータ線は画像表示領域
1aの反対側の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路
から画像信号を供給するようにしても良い。このように
データ線を櫛歯状に駆動するようにすれば、データ線駆
動回路60の形成面積を拡張することが出来るため、複
雑な回路を構成することが可能となる。
【0066】また、アクティブマトリクス基板2におい
て、データ線駆動回路60と対向する辺の側では、遮光
膜54の下などを利用して、プリチャージ回路や検査回
路が設けられることもある。なお、データ線駆動回路6
0および走査線駆動回路70をアクティブマトリクス基
板2の上に形成する代わりに、たとえば、駆動用LSI
が実装されたTAB(テープ オートメイテッド、ボン
ディング)基板をアクティブマトリクス基板2の周辺部
に形成された端子群に対して異方性導電膜を介して電気
的および機械的に接続するようにしてもよい。また、対
向基板3およびアクティブマトリクス基板2の光入射側
の面あるいは光出射側には、使用する液晶69の種類、
すなわち、TN(ツイステッドネマティック)モード、
STN(スーパーTN)モード、D−STN(ダブル−
STN)モード等々の動作モードや、ノーマリーホワイ
トモード/ノーマリーブラックモードの別に応じて、偏
光フィルム、位相差フィルム、偏光板などが所定の向き
に配置される。
【0067】本形態の電気光学装置1を透過型で構成し
た場合には、たとえば、投射型電気光学装置(液晶プロ
ジェクタ)に使用することができる。この場合、3枚の
電気光学装置1がRGB用のライトバルブとして各々使
用され、各電気光学装置1の各々には、RGB色分解用
のダイクロイックミラーを介して分解された各色の光が
投射光として各々入射されることになる。従って、本形
態の電気光学装置1にはカラーフィルタが形成されてい
ない。
【0068】また、対向基板3において各画素電極9に
対向する領域にRGBのカラーフィルタをその保護膜と
ともに形成することにより、投射型液晶表示以外にも、
カラー液晶テレビなどといったカラー電気光学装置を構
成することができる。さらにまた、対向基板3に何層も
の屈折率の異なる干渉層を積層することにより、光の干
渉作用を利用して、RGB色をつくり出すダイクロイッ
クフィルタを形成してもよい。このダイクロイックフィ
ルタ付きの対向基板によれば、より明るいカラー表示を
行なうことができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、半導
体膜の表面に薄い第1のゲート絶縁膜を大気圧プラズマ
酸化により形成した後、この第1のゲート絶縁膜の表面
にレジストマスクを形成し、このレジストマスクによっ
て第1のゲート絶縁膜および半導体膜をパターニングす
ることに特徴を有する。従って、本発明によれば、半導
体膜の表面は、レジストマスクなどによって汚染される
ことがないので、半導体膜とゲート絶縁膜との間に清浄
な界面を形成することができる。また、得られるゲート
絶縁膜も高性能であることから良質な界面を形成するこ
とができる。それ故、半導体膜とゲート絶縁膜との界面
にトラップなどが発生するのを防止できるので、TFT
の電気的特性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電気光学装置(液晶装置)に
おいて、アクティブマトリクス基板(半導体装置)の画
像表示領域にマトリクス状に形成された複数の画素の各
種素子、配線等の等価回路である。
【図2】本発明を適用したアクティブマトリクス基板
(半導体装置)上に構成される画素スイッチング用のT
FTの平面図である。
【図3】図2のA−A′線における断面図である。
【図4】本発明を適用した駆動回路内蔵型のアクティブ
マトリクス基板(半導体装置)に形成されている各TF
Tおよび蓄積容量の断面図である。
【図5】図4に示すアクティブマトリクス基板を製造す
るにあたって、アモルファスの半導体膜の形成、この半
導体膜に対するレーザーアニール、および各種絶縁膜の
形成を行なうための処理装置の構成図である。
【図6】(A)〜(E)はそれぞれ、図4に示すアクテ
ィブマトリクス基板の製造工程のうち、第2のゲート絶
縁膜形成工程までを示す工程断面図である。
【図7】(A)〜(E)はそれぞれ、図4に示すアクテ
ィブマトリクス基板の製造工程のうち、図6に示す工程
以降に行われる各工程を示す工程断面図である。
【図8】本発明を適用したアクティブマトリクス基板の
製造方法において、大気圧プラズマ酸化処理を行い第1
のゲート絶縁膜を形成するにあたって、その酸化レート
を示したグラフである。
【図9】本発明を適用した電気光学装置(液晶装置)を
対向基板の側からみた平面図である。
【図10】図9のH−H′線における断面図である。
【図11】(A)〜(E)は、従来のアクティブマトリ
クス基板の製造方法を示す工程断面図である。
【符号の説明】
1 電気光学装置(液晶装置) 1a 画像表示領域 2 アクティブマトリクス基板(半導体装置) 3 対向基板 9 画素電極 10 画素スイッチング用のN型のTFT 10a 半導体膜 11、42 ドレイン電極 13 ゲート絶縁膜 15、25、35 チャネル領域 16、26、36 ソース領域 17、27、37 ドレイン領域 18、19 層間絶縁膜 20 駆動回路用のN型のTFT 24、34 ゲート電極 30 駆動回路用のP型のTFT 40 蓄積容量 41、43 ソース電極 60 データ側駆動回路 62 対向電極 70 走査側駆動回路 90 データ線 91 走査線 100 基板 101 下地保護膜 131 第1のゲート絶縁膜 132 第2のゲート絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 博明 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H092 JA25 JA29 JA38 JA42 JA44 JA46 JB13 JB23 JB32 JB33 JB38 JB41 JB51 JB57 JB63 JB69 KA04 MA05 MA07 MA14 MA15 MA16 MA18 MA19 MA20 MA27 MA30 MA35 MA37 MA41 NA25 NA27 PA07 QA07 RA05 5C094 AA02 AA21 BA03 BA43 CA19 EA04 EA05 EB02 5F058 BA20 BB07 BD01 BD04 BF07 BF23 BF25 BF29 BF73 BH12 5F110 AA06 AA16 BB02 BB04 CC02 DD02 DD13 EE03 EE04 EE05 EE08 EE28 FF09 FF23 FF25 GG02 GG13 GG25 GG45 HJ04 HM14 HM15 NN02 NN23 NN72 PP03 QQ02 QQ11

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャネルとなる半導体膜と該半導体膜に
    ゲート絶縁膜を介して対向するゲート電極を備える薄膜
    トランジスタを有する半導体装置において、 前記薄膜トランジスタは、前記ゲート絶縁膜として、前
    記半導体膜の表面に形成された第1のゲート絶縁膜と、
    該第1のゲート絶縁膜の表面に形成された第2のゲート
    絶縁膜とを有し、 前記第1のゲート絶縁膜は、前記第2のゲート絶縁膜よ
    りも薄く、かつ、前記半導体膜と同一パターンで形成さ
    れていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のゲート絶縁膜の膜厚は、20
    nm以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のゲート絶縁膜の膜厚は、10
    nm以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかの半導体装
    置を用いた電気光学装置であって、前記薄膜トランジス
    タを画素スイッチング用素子として形成してなることを
    特徴とする電気光学装置。
  5. 【請求項5】 チャネルとなる半導体膜、および該半導
    体膜にゲート絶縁膜を介して対向するゲート電極を備え
    る薄膜トランジスタを有する半導体装置の製造方法にお
    いて、 前記半導体膜を形成する半導体膜形成工程と、前記半導
    体膜の表面に第1のゲート絶縁膜を形成する第1のゲー
    ト絶縁膜形成工程と、前記第1のゲート絶縁膜の表面に
    レジストマスクを形成するマスク形成工程と、前記レジ
    ストマスクを介して前記第1のゲート絶縁膜および前記
    半導体膜をパターニングするパターニング工程と、前記
    レジストマスクを除去した後、前記第1のゲート絶縁膜
    の表面に第2のゲート絶縁膜を形成する第2のゲート絶
    縁膜形成工程と、前記第2のゲート絶縁膜の表面にゲー
    ト電極を形成するゲート電極形成工程と、前記半導体膜
    に不純物を導入して薄膜トランジスタのソース・ドレイ
    ン領域を形成するソース・ドレイン領域形成工程とを有
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記パターニング工程では、前記第1の
    ゲート絶縁膜と前記半導体膜とを一括してエッチングす
    ることを特徴とする請求項5記載の半導体装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記第1のゲート絶縁膜の膜厚は、20
    nm以下であることを特徴とする請求項5または6記載
    の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1のゲート絶縁膜の膜厚は、10
    nm以下であることを特徴とする請求項5または6記載
    の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1のゲート絶縁膜形成工程では、
    前記半導体膜の表面を酸化させることにより前記第1の
    ゲート絶縁膜を形成することを特徴とする請求項5乃至
    10記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第1のゲート絶縁膜形成工程にお
    ける酸化は、大気圧下において、酸素を混合したヘリウ
    ムガスを用いて形成されるプラズマによって行なうこと
    を特徴とする請求項9記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1のゲート絶縁膜形成工程にお
    けるプラズマを用いた酸化は、ヘリウムに対して酸素が
    5%以下の割合で混合されることを特徴とする請求項9
    記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1のゲート絶縁膜形成工程にお
    けるプラズマを用いた酸化は、ヘリウムに対して酸素が
    5%以下、四フツ化炭素が0.03%以下の割合で混合
    されることを特徴とする請求項9記載の半導体装置の製
    造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1のゲート絶縁膜形成工程にお
    けるプラズマを用いた酸化は、ヘリウムに対して酸素が
    5%以下、クリプトンが0.03%以下の割合で混合さ
    れることを特徴とする請求項9記載の半導体装置の製造
    方法。
  14. 【請求項14】 前記第1のゲート絶縁膜形成工程にお
    けるプラズマを用いた酸化は、13.56、27.12
    ないし40.68MHzの高周波によってプラズマを形
    成し、酸化を行なうことを特徴とする請求項9記載の半
    導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記半導体膜形成工程では、前記半導
    体膜をアモルファスシリコン膜として形成し、前記第1
    のゲート絶縁膜形成工程を行なう前に当該アモルファス
    シリコン膜を結晶化させる結晶化工程を行なうことを特
    徴とする請求項5乃至14記載の半導体装置の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 前記結晶化工程は、前記半導体膜にレ
    ーザー光を照射するレーザーアニール工程であることを
    特徴とする請求項15記載の半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記レーザーアニール工程は、真空中
    においてレーザー光を照射することを特徴とする請求項
    16記載の半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記半導体膜形成工程から前記第1の
    ゲート絶縁膜形成工程までの間、前記半導体膜を非酸化
    性雰囲気内に保持することを特徴とする請求項5乃至1
    7記載の半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項5ないし18のいずれかの半導
    体装置の製造方法を用いて電気光学装置を製造する方法
    であって、前記薄膜トランジスタを画素スイッチング用
    素子として形成することを特徴とする電気光学装置の製
    造方法。
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