JP2002164219A - 雑音吸収具 - Google Patents

雑音吸収具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で良好な雑音吸収効果の得られる
雑音吸収具の提供。 【解決手段】 収納部2,3にスリット7を設けている
ので、(A),(B)に示す状態から(C),(D)に
示す状態までフェライト5を押し込んでいく際に収納部
2,3は極めて容易に変形し、延いては、雑音吸収具の
製造を容易にしてその製造コストを良好に低減すること
ができる。また、収納部2,3の内周面に形成された突
出部8は滑らかな表面形状を有し、フェライト5も外周
面が円筒状であるので、フェライト5を押し込んだ後に
収納部2,3に作用する復元力によって、突出部8同士
が近接してフェライト5を押し上げる。そして、この押
し上げ力によって、一対の収納部2,3を閉じ位置に配
設して使用する際にフェライト5同士が極めて良好に密
着し、雑音吸収効果を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の電線に
外嵌され、電子機器内部で発生した雑音電流、或いは外
部で発生した雑音電流を吸収する雑音吸収具に関わる。
【0002】
【従来の技術】電流に流れる雑音を吸収する方法とし
て、電線の周囲に磁性体であるフェライトを外嵌させ、
このフェライトにより電線を流れる雑音電流を吸収する
技術が知られている。従来、このようなフェライトを使
用した雑音吸収具としては、中心を通る一つの平面で2
分割されたされた中空円筒状のフェライトを2分割の収
納部内に個々に収納し、このようにフェライトを収納さ
せた2分割の収納部をヒンジ部を介して開閉可能にした
ものがある。
【0003】このように構成された雑音吸収具では、上
記2分割されたフェライトの間に電線を挟んで上記収納
部を閉じれば、磁性体であるフェライトによって電線の
周囲を囲み、その電線を流れる電流から雑音を吸収する
ことができる。また、この種の雑音吸収具では、上記各
収納部のヒンジ部で連結されていない側に係止部材を設
け、上記各収納部を閉じ位置に保持することも考えられ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の雑
音吸収具では、2分割されたフェライト同士が収納部を
閉じたときに密着しないと、充分な雑音吸収効果が生じ
ない場合があった。また、フェライトを収納部に収納す
る際には大きな力を加えて収納部を変形させる必要があ
り、雑音吸収具自身の製造コストも高くなっていた。そ
こで、本発明は、製造が容易で良好な雑音吸収効果の得
られる雑音吸収具を提供することを目的としてなされ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、互いに
組み合わせることにより電線収納孔を形成するように分
割された複数個の磁性体を、それぞれ収納するように分
割された複数個の収納部と、該各収納部同士を連結する
ヒンジ部と、上記各収納部の上記ヒンジ部で連結されて
いない側に設けられ、上記各収納部を閉じ位置に係止す
る係止部材と、を備えた雑音吸収具であって、少なくと
も一つの上記収納部に、その収納部を弾性変形させて上
記磁性体の収納を容易にする変形補助部を設けると共
に、当該磁性体の収納後に上記弾性変形した状態から上
記収納部に加わる復元力を上記磁性体を上記収納部から
押し出す方向に作用させるべく、上記収納部の内周面と
上記磁性体の外周面とを非相似に構成したことを特徴と
する。
【0006】このように構成された本発明では、上記収
納部に変形補助部を設けているので、磁性体の収納を容
易とする方向に上記収納部を弾性変形させるのが容易に
なり、延いては磁性体を上記収納部に収納する作業も容
易になる。従って、本発明の雑音吸収具は、製造が容易
でその製造コストも良好に低減することができる。
【0007】また、このように収納部を弾性変形させて
磁性体を収納すると、次に、収納部に上記変形に対する
復元力が作用する。そこで、本発明では、上記収納部の
内周面を磁性体の外周面とは非相似に構成することによ
って、上記復元力を磁性体を上記収納部から押し出す方
向に作用させている。このため、上記収納部から押し出
された磁性体は他の磁性体に良好に密着するので、本発
明では雑音吸収効果を良好に向上させることができる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、上記少なくとも一つの収納部の開口部に、そ
の収納部に収納された上記磁性体を開口部側から係止す
る弾性変形可能な突起を形成したことを特徴とする。本
発明では、上記復元力によって収納部から押し出された
磁性体は突起によって係止されるので、その磁性体が抜
け落ちるのを良好に防止することができる。また、この
とき、収納部の内周面から加わる押出し方向の力と上記
突起による係止力とによって磁性体が挟まれ、磁性体を
上記収納部に良好に固定することができる。
【0009】更に、上記突起は弾性変形可能であるの
で、収納部の内周面から加わる力によって磁性体が押し
出されると突起も幾分変形し、磁性体は上記押出し方向
に良好に変位することができる。このため、磁性体が押
し出されることにより他の磁性体と密着する前述の効果
は、上記突起を設けたにも拘わらずそのまま維持され
る。従って、本発明では、請求項1記載の発明の効果に
加えて、磁性体を上記収納部に一層良好に固定して雑音
吸収具の操作性を向上させることができるといった効果
が生じる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の構成に加え、上記磁性体が一つの平面によって2
分割されたものであり、少なくとも一方の上記収納部に
上記変形補助部を設けると共に、その収納部の内周面と
その収納部に収納される上記磁性体の外周面とを上記非
相似に構成したことを特徴とする。
【0011】本発明では、磁性体を一つの平面によって
2分割しているので、上記押出し方向の力が分割面に対
して垂直に作用し、磁性体同士の密着性が一層向上す
る。従って、本発明では、請求項1または2記載の発明
の効果に加えて、製造が一層容易で一層良好な雑音吸収
効果が得られるといった効果が生じる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の構
成に加え、上記係止部材が、上記一方の収納部の外周壁
面に形成された係止爪と、他方の上記収納部に形成され
上記係止爪に外側から係合する係止フックとによって構
成され、上記係止フックと上記ヒンジ部との間隔が、上
記係止爪と上記ヒンジ部との間隔よりも短く構成された
ことを特徴とする。
【0013】本発明では、上記他方の収納部に形成され
た係止フックを上記一方の収納部に形成された係止爪に
外側から係合することによって、上記2分割された収納
部を閉じ位置に係止することができる。また、本発明で
は、係止フックとヒンジ部との間隔が、係止爪とヒンジ
部との間隔よりも短く構成されている。このため、係止
フックが外側から係合することによって係止爪とヒンジ
部との間隔は一層圧縮され、この圧縮力によっても磁性
体を収納部から押し出す力が生じる。従って、本発明で
は、請求項3記載の発明の効果に加えて、磁性体同士を
一層良好に密着させ、雑音吸収効果を一層向上させるこ
とができるといった効果が生じる。
【0014】なお、上記他方の収納部を上記一方の収納
部よりも厚肉に形成するなどして変形しにくくした場
合、係止フックが係止爪に引っ張られることにより上記
他方の収納部が広がるのを良好に防止することができ
る。従って、この場合、上記一方の収納部に上記圧縮力
を一層良好に加えることができ、磁性体同士を更に一層
良好に密着させて雑音吸収効果を一層向上させることが
できる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載の構成に加え、上記磁性体の外周面が円筒面
によって構成され、上記収納部の内周面が、上記磁性体
の外周面が嵌合する円筒面に、更に、上記変形補助部を
挟んで対向する一対の滑らかな突出部を備えたことを特
徴とする。
【0016】本発明では、上記収納部の内周面が、上記
磁性体の外周面が嵌合する円筒面に、更に、上記変形補
助部を挟んで対向する一対の滑らかな突出部を備えてい
る。このため、変形補助部を中心に収納部を変形させて
磁性体を収納した後は、前述の復元力が上記突出部同士
を近接させる方向に作用する。この突出部は滑らかな表
面形状を有し、磁性体の外周面も円筒面であるので、突
出部同士が近接することによって磁性体は良好に上記収
納部から押し出される。従って、本発明では、請求項1
〜4の何れかに記載の発明の効果に加えて、磁性体を収
納部から押し出す力を一層良好に作用させることによっ
て磁性体同士を一層良好に密着させ、延いては、雑音吸
収効果を一層向上させることができるといった効果が生
じる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載の構成に加え、上記磁性体の外周面が円筒面
によって構成され、上記収納部の内周面が、上記磁性体
の外周面が嵌合する円筒面に、更に、上記変形補助部を
挟んで対向する傾斜面,リブ,または突起を備えたこと
を特徴とする。
【0018】本発明では、請求項5記載の突出部の代わ
りに、傾斜面,リブ,または突起を備えている。これら
の構成も、請求項5記載の突出部とほぼ同様に機能し、
同様の作用・効果を生じる。従って、本発明では、請求
項1〜4の何れかに記載の発明の効果に加えて、磁性体
を収納部から押し出す力を一層良好に作用させることに
よって磁性体同士を一層良好に密着させ、延いては、雑
音吸収効果を一層向上させることができるといった効果
が生じる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面と共に説明する。図1は本発明が適用された雑音吸収
具の構成を表す分解斜視図である。図1に示すように、
本実施の形態の雑音吸収具は保持ケース1と磁性体とし
てのフェライト5とによって構成され、保持ケース1
は、ヒンジ部4を介して接続された2つの収納部2,3
と後述の係止部材とから構成される。収納部2,3は、
中空円筒を一つの平面で中心軸に沿って2分割した形状
のフェライト5を収納するように形成されている。
【0020】収納部2,3には、その略円筒状の内周面
の四隅から、フェライト5が飛び出さないように上方
(開口側)から押えるための突起6が突出形成されてい
る。各突起6は、下方に向かって円弧状に湾曲してい
る。また、フェライト5上面の突起6との対向部には、
それぞれ切欠5aが形成されている。
【0021】一方、収納部2,3の軸方向両端面には、
中央に上方から変形補助部としてのスリット7が形成さ
れ、収納部2,3の内周面には、そのスリット7を挟ん
で対向する一対の滑らかな突出部8が、その内周面の軸
方向全長に渡って形成されている(図2参照)。また、
収納部2のヒンジ部4と連結されていない側の外周壁面
には係止爪11が形成され、収納部3のヒンジ部4と連
結されていない側の外周壁面にはその係止爪11に外側
から係合する係止フック12が形成されている。この係
止爪11及び係止フック12が前述の係止部材に相当す
る。
【0022】上記各収納部2,3にフェライト5を収納
することにより、本実施の形態の雑音吸収具が完成す
る。図2はその製造工程を表す縦断面図及び正面図であ
る。図2(A)の断面図に示すように、収納部2,3に
フェライト5を挿入していくと、フェライト5の外周面
が突起6の上面に当接する。図2(B)はその状態を表
す正面図である。
【0023】この状態からフェライト5を更に押し込ん
でいくと、収納部2,3はスリット7を開くように弾性
変形し、切欠5aが突起6の下方まで押し込まれた時点
でその突起6は切欠5aに係合し、収納部2,3には元
の形状に戻ろうとする復元力が作用する。こうして、ス
リット7を閉じる方向の復元力が作用すると、突出部8
はフェライト5の外周面に接触しながら互いに近接す
る。このため、フェライト5は突出部8に押し上げられ
て、図2(C)の断面図に示すように突起6との間にし
っかりと挟み込まれる。図2(D)はその状態を表す正
面図である。このようにして、フェライト5を収納部
2,3にそれぞれ収納すると、本実施の形態の雑音吸収
具が完成する。
【0024】ここで、本実施の形態では、収納部2,3
にスリット7を設けているので、フェライト5を押し込
んでいく際に収納部2,3は極めて容易に変形し、延い
ては、雑音吸収具の製造を容易にしてその製造コストを
良好に低減することができる。また、突出部8は滑らか
な表面形状を有し、フェライト5も外周面が円筒状であ
るので、上記復元力によって突出部8同士が近接するこ
とによってフェライト5は良好に押し上げられる。そし
て、この押し上げ力と突起6による係止力とによってフ
ェライト5はしっかりと挟まれ、収納部2,3に極めて
良好に固定することができる。しかも、図2(C)に示
したようにこのとき突起6は幾分変形し、これによって
フェライト5も幾分上方に変位するので、次のように収
納部2,3を閉じ位置に配設して使用する際にフェライ
ト5同士を極めて良好に密着させることができる。
【0025】次に、この雑音吸収具の使用方法を説明す
る。図3(A),(B)に示すように、フェライト5の
中空部(電線収納孔に相当)に電線(図示せず)が配設
されるようにしながらヒンジ部4を中心にして収納部
2,3を閉じていき、係止爪11に係止フック12を外
側から係合させることにより、収納部2,3が閉じ位置
に保持される。このとき、電線はフェライト5の中空部
に保持され、その周囲でフェライト5同士が密着してい
るので、その電線から雑音を良好に吸収することができ
る。また、このとき、フェライト5同士の相対する端面
は、各フェライト5の背後から突出部8の押圧力を垂直
に受けて強力に密着する。このため、本実施の形態で
は、上記雑音を極めて良好に吸収することができる。
【0026】更に、ここで、係止フック12とヒンジ部
4との間隔A(例えば26mm)を係止爪11とヒンジ
部4との間隔B(例えば27mm)よりも短く構成して
おけば、図3(C)示すように、係止爪11に係止フッ
ク12を係合させたとき、係止爪11とヒンジ部4との
間隔はBからAへ圧縮される。すると、この圧縮力によ
ってもフェライト5は突出部8からの押圧力を受け、フ
ェライト5同士を一層良好に密着させることができる。
従って、この場合、上記雑音吸収効果を一層向上させる
ことができる。なお、このとき図3(D)に示すよう
に、収納部2のスリット7は初期の形状よりも更に閉じ
る。
【0027】更に、この場合、収納部3を収納部2より
も厚肉に形成するなどして変形しにくくしておけば、係
止フック12が係止爪11に引っ張られることにより収
納部3が広がるのを良好に防止することができる。従っ
て、この場合、収納部2に上記圧縮力を一層良好に加え
ることができ、フェライト5同士を更に一層良好に密着
させて雑音吸収効果を一層向上させることができる。
【0028】以上、具体的な実施の形態を挙げて本発明
を説明したが、本発明は上記実施の形態に何等限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の形態で実施することができる。例えば、磁性体及び収
納部は3個以上に分割されてもよく、係止部材の形態も
種々に考えることができる。
【0029】また、収納部に加わる上記復元力を磁性体
を押し出す力に変換する形態としても種々考えられる。
例えば、突出部8の代わりに、図4(A)に示すように
単なる傾斜面81を設けてもよく、図4(B)に示すよ
うに何本かのリブ82を設けてもよく、図4(C)に示
すように何個かの突起83を設けてもよい。これらの構
成も、突出部8とほぼ同様に機能し、同様の作用・効果
を生じる。
【0030】更に、変形補助部としては、スリット7の
他にも、収納部2,3の上記両端面を低く形成したり、
スリット7とほぼ同じ位置に薄肉部を形成したり、スリ
ット7とほぼ同じ位置に凹部や円弧状の切欠部を形成し
たりしたものも採用することができ、この場合も上記実
施の形態とほぼ同様の作用・効果が生じる。
【0031】なお、図5として、製品化を計画している
具体的実施例としての雑音吸収具の設計計画図を添付し
たので参照されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された雑音吸収具の構成を表す斜
視図である。
【図2】その雑音吸収具の製造方法を表す縦断面図及び
正面図である。
【図3】その雑音吸収具の使用方法を表す縦断面図及び
正面図である。
【図4】雑音吸収具の各種変形例の構成を表す縦断面図
及び斜視図である。
【図5】上記雑音吸収具の具体的実施例の構成を表す設
計計画図である。
【符号の説明】
1…保持ケース 2,3…収納部 4…ヒンジ
部 5…フェライト 5a…切欠 6…突起 7…スリッ
ト 8…突出部 11…係止爪 12…係止フック 81…傾斜
面 82…リブ 83…突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに組み合わせることにより電線収納
    孔を形成するように分割された複数個の磁性体を、それ
    ぞれ収納するように分割された複数個の収納部と、 該各収納部同士を連結するヒンジ部と、 上記各収納部の上記ヒンジ部で連結されていない側に設
    けられ、上記各収納部を閉じ位置に係止する係止部材
    と、 を備えた雑音吸収具であって、 少なくとも一つの上記収納部に、その収納部を弾性変形
    させて上記磁性体の収納を容易にする変形補助部を設け
    ると共に、 当該磁性体の収納後に上記弾性変形した状態から上記収
    納部に加わる復元力を上記磁性体を上記収納部から押し
    出す方向に作用させるべく、上記収納部の内周面と上記
    磁性体の外周面とを非相似に構成したことを特徴とする
    雑音吸収具。
  2. 【請求項2】 上記少なくとも一つの収納部の開口部
    に、その収納部に収納された上記磁性体を開口部側から
    係止する弾性変形可能な突起を形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の雑音吸収具。
  3. 【請求項3】 上記磁性体が一つの平面によって2分割
    されたものであり、 少なくとも一方の上記収納部に上記変形補助部を設ける
    と共に、その収納部の内周面とその収納部に収納される
    上記磁性体の外周面とを上記非相似に構成したことを特
    徴とする請求項1または2記載の雑音吸収具。
  4. 【請求項4】 上記係止部材が、上記一方の収納部の外
    周壁面に形成された係止爪と、他方の上記収納部に形成
    され上記係止爪に外側から係合する係止フックとによっ
    て構成され、 上記係止フックと上記ヒンジ部との間隔が、上記係止爪
    と上記ヒンジ部との間隔よりも短く構成されたことを特
    徴とする請求項3記載の雑音吸収具。
  5. 【請求項5】 上記磁性体の外周面が円筒面によって構
    成され、 上記収納部の内周面が、上記磁性体の外周面が嵌合する
    円筒面に、更に、上記変形補助部を挟んで対向する一対
    の滑らかな突出部を備えたことを特徴とする請求項1〜
    4の何れかに記載の雑音吸収具。
  6. 【請求項6】 上記磁性体の外周面が円筒面によって構
    成され、 上記収納部の内周面が、上記磁性体の外周面が嵌合する
    円筒面に、更に、上記変形補助部を挟んで対向する傾斜
    面,リブ,または突起を備えたことを特徴とする請求項
    1〜4の何れかに記載の雑音吸収具。
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