JP2002160888A - 木材搬送装置 - Google Patents

木材搬送装置

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JP2002160888A
JP2002160888A JP2000359187A JP2000359187A JP2002160888A JP 2002160888 A JP2002160888 A JP 2002160888A JP 2000359187 A JP2000359187 A JP 2000359187A JP 2000359187 A JP2000359187 A JP 2000359187A JP 2002160888 A JP2002160888 A JP 2002160888A
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Japan
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cable
wood
timber
winch
wound
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JP2000359187A
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English (en)
Inventor
Tomosuke Kawasaki
智資 川崎
Masamitsu Sato
正光 佐藤
Minoru Ariyoshi
実 有吉
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IWAFUJI KOGYO KK
Original Assignee
IWAFUJI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人が直接木材に手を触れずに荷掛け、荷卸し
でき、かつ、伐採された木材を確実に掴持して荷掛け位
置から荷卸し位置に容易に搬送可能にすること。 【解決手段】 荷掛け位置と荷卸し位置に立設される支
柱である樹木1とタワーヤーダ2間に掛け渡される索条
10を、タワーヤーダ2側に配設されるそれぞれ巻き取
り及び繰り出し可能な第1及び第2のウィンチ4,5に
巻回される第1の索条11と第2の索条12とで形成
し、第1のウィンチ4に巻回される第1の索条11の先
端を、ばね部材の弾性力によって常時開放する一対の掴
持部22を有する荷掛け具20の両掴持部22の先端側
にループ状に繋着し、第2のウィンチ5に巻回される第
2の索条12を、樹木1とタワーヤーダ2間に掛け渡す
と共に、先端を荷掛け具20に繋着する。第1及び第2
のウィンチ4,5の巻き取り、繰り出しによって、荷掛
け具20の掴持部を開放又は木材を掴持する閉塞状態に
すると共に、掴持された木材を荷掛け位置から荷卸し位
置に搬送し、荷卸しする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、木材搬送装置に
関するもので、更に詳細には、伐採された樹木等の木材
を伐採された位置から集材位置に搬送する木材搬送装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、伐採された樹木等の木材を伐採位
置から集材位置に搬送する手段として、伐採位置(荷掛
け位置)と集材位置(荷卸し位置)に立設される例えば
樹木や自走式の支柱(タワー)を有するタワーヤーダ等
の支柱間に掛け渡される無端索条に、荷掛け滑車や先端
にフックを取り付けた吊荷索条等を具備する搬器を走行
可能に取り付け、搬器から垂下される吊荷索条のフック
にて伐採された数本の結束された木材を吊持して集材位
置に搬送している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の木材搬送装置においては、作業者が、伐採され
た数本の木材を結束し、結束された木材を吊荷索条のフ
ックに荷掛けする必要があるため、作業に多くの労力と
時間を要するという問題があった。また、傾斜や起伏し
た足場の悪い場所で結束や荷掛けの作業を人力で行うた
め、作業者が転倒したり、木材がバランスを崩して作業
者が巻き込まれる等の危険性があった。
【0004】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、人が直接木材に手を触れずに荷掛け、荷卸しでき、
かつ、伐採された木材を確実に掴持して荷掛け位置から
荷卸し位置に容易に搬送可能にした木材搬送装置を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、荷掛け位置と荷卸し位置に
立設される支柱間に掛け渡される索条を、一方の支柱側
に配設されるそれぞれ巻き取り及び繰り出し可能な第1
及び第2のウィンチに巻回される第1の索条と第2の索
条とで形成し、 上記第1のウィンチに巻回される第1
の索条の先端を、ばね部材の弾性力によって常時開放す
る一対の掴持部を有する荷掛け具の両掴持部の先端側に
ループ状に繋着し、 上記第2のウィンチに巻回される
第2の索条を、上記両支柱間に掛け渡すと共に、先端を
上記荷掛け具に繋着し、 上記第1及び第2のウィンチ
の巻き取り、繰り出しによって、上記荷掛け具の掴持部
を開放又は被搬送用の木材を掴持する閉塞状態にすると
共に、掴持された木材を荷掛け位置から荷卸し位置に搬
送すると共に、荷卸し可能に形成してなる、ことを特徴
とする。
【0006】このように構成することにより、第1及び
第2のウィンチから第1及び第2の索条を繰り出して、
荷掛け位置において荷掛け具の両掴持部を開放した状態
にし、この状態で両掴持部間に木材の端部を移動し、そ
の後、第1及び第2のウィンチを駆動して第1及び第2
の索条を巻き取ることで、両掴持部を閉塞して木材を掴
持する。そして、第1及び第2の索条間に張力(テンシ
ョン)を与えつつ第1の索条を巻き取ることで、木材を
荷卸し位置に搬送することができる。荷卸し位置に搬送
された後、第1のウィンチから第1の索条を繰り出すこ
とで、両掴持部が開放されて、木材を荷卸しすることが
できる。したがって、人が直接木材に手を触れずに荷掛
け、荷卸しすることができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の木
材搬送装置において、 上記第1の索条に、この第1の
索条に対して移動可能な繋留フックを取り付け、 上記
繋留フックと第2の索条に固着される固定クランプとを
繋留用索条にて連結し、 一方の支柱側に、上記繋留フ
ックと係脱可能に係合する繋留機構を配設してなる、こ
とを特徴とする。この場合、上記繋留フックを、筒状基
部と、この筒状基部における一方の支柱側端部に形成さ
れ、先端に向かって縮径テーパ面を有する係合部とで構
成し、繋留機構には、上記係合部に係脱可能に係合する
係止爪と、この係止爪と上記係合部の係合を解除する駆
動手段とを具備する方が好ましい(請求項3)。
【0008】このように構成することにより、第1の索
条を巻き取って繋留フックが繋留機構に係合した後、第
1の索条を繰り出すと共に、第2の索条を巻き取ること
で、繋留用索条が張るところまで第2の索条が巻き取ら
れ、次に、第1の索条の張力が解除されるので、荷掛け
具の掴持部が開放して木材を荷卸しすることができる。
したがって、木材の荷卸しを容易にかつ確実に行うこと
ができる。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の木材搬送装置において、 上記第1及び第2の索条
がそれぞれ掛け渡される滑車を有する連結具にて第1及
び第2の索条を連結してなる、ことを特徴とする。
【0010】このように構成することにより、第1の索
条と第2の索条が連結具にて連結されているので、木材
を荷掛け具の掴持部にて掴持すると共に、荷卸し位置に
搬送する際、第1の索条と第2の索条の2本の索条の張
力(テンション)を利用して木材を搬送することができ
る。したがって、木材の鼻上げの力を増すことができ、
木材を更に容易にかつ確実に搬送することができる。
【0011】この発明において、上記荷掛け具の掴持部
を、例えば、ばね部材の弾性力によって常時開放する有
底筒状半体にて形成すると共に、有底筒状半体の内側面
に滑り止め部を形成することができる(請求項5)。ま
た、上記荷掛け具の掴持部を、ばね部材の弾性力によっ
て常時開放する湾曲する格子状枠材にて形成すると共
に、格子状枠材の内側面に滑り止め部を形成してもよい
(請求項6)。また、上記荷掛け具の掴持部を、ばね部
材の弾性力によって常時開放する湾曲する一対の挟持部
材と、両挟持部材の先端同士を連結する連結部材とで形
成すると共に、挟持部材の内側面に滑り止め部を形成し
てもよい(請求項7)。この場合、滑り止め部は、木材
を掴持した際に木材が滑落するのを防止できるものであ
れば任意の形態でよく、例えば滑り止め部を複数の突起
にて形成するか、あるいは、合成ゴム製部材にて形成す
ることができる。
【0012】このように構成することにより、荷掛け具
の掴持部に形成された滑り止め部によって、木材を掴持
した際に木材が滑落するのを防止することができるの
で、木材を安全にかつ確実に搬送することができる。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれかに記載の木材搬送装置において、 上記荷掛
け具を、コイル状に屈曲されるばね部と、このばね部か
ら互いに拡開方向に延在する一対の掴持形成部とを具備
する略V字状に屈曲されるばね性を有する線状部材にて
形成し、この荷掛け具の掴持部を、上記線状部材の両掴
持形成部と、これら掴持形成部の先端部にループ状に繋
着される第1の索条とで形成してなる、ことを特徴とす
る。
【0014】このように構成することにより、荷掛け具
の構造を簡単にすることができると共に、構成部材の削
減を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の木材搬送装置
の実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0016】◎第一実施形態 図1は、この発明の木材搬送装置の第一実施形態を示す
概略構成図、図2は、上記木材搬送装置の木材を搬送す
る前の状態を示す概略構成図、図3は、上記木材搬送装
置の木材を搬送する状態を示す概略構成図、図4は、上
記木材搬送装置の木材の荷卸し状態を示す概略構成図で
ある。
【0017】この発明の木材搬送装置は、荷掛け位置に
立設される支柱例えば樹木1と、荷卸し位置に立設され
る支柱例えばタワーヤーダ2のタワー3との間に掛け渡
される索条10を、一方の支柱側例えばタワーヤーダ2
に配設(搭載)されるそれぞれ巻き取り及び繰り出し可
能な第1のウィンチ4及び第2のウィンチ5に巻回され
る例えばワイヤーロープにて形成される第1の索条11
と第2の索条12とで形成してなる。また、第1のウィ
ンチ4に巻回される第1の索条11の先端は、後述する
ばね部材例えば捻りコイルばね21の弾性力によって常
時開放する一対の掴持部22を有する荷掛け具20の両
掴持部22の先端側にループ状に繋着されている。ま
た、第2のウィンチ5に巻回される第2の索条12は、
タワーヤーダ2のタワー3と樹木1との間に掛け渡され
ると共に、先端が荷掛け具20に繋着されている。
【0018】この場合、第1の索条11は、タワーヤー
ダ2のタワー3に装着された第1の滑車31を介してタ
ワーヤーダ2に搭載された第1のウィンチ4のドラムに
巻き取り、繰り出し可能に巻回されている。一方、第2
の索条12は、一方の支柱であるタワーヤーダ2のタワ
ー3に装着された第2の滑車32を介してタワーヤーダ
2に搭載された第2のウィンチ5のドラムに巻き取り、
繰り出し可能に巻回されると共に、他方の支柱である樹
木1に装着される第3の滑車33及び第4の滑車34に
掛け渡されて、先端が荷掛け具20に繋着されている。
【0019】上記荷掛け具20は、図5に示すように、
枢支軸23に丁番24を介して回転可能に枢着される一
対の掴持部22である有底円筒体を2分割した有底筒状
半体25を具備しており、両有底筒状半体25は、ばね
部材である捻りコイルばね21の弾性力によって常時開
放するように形成されている。また、両有底筒状半体2
5の内側面には、滑り止め部である複数の突起26が形
成されている。
【0020】このように形成される荷掛け具20の両有
底筒状半体25の底部25a側の開放側端部には、それ
ぞれ繋留環41,42が突設されており、これら繋留環
41,42に第1の索条11の端部がループ状に繋着さ
れている。また、一方の有底筒状半体25の開口部25
b側の開放側端部には、別の繋留環43が突設されてお
り、この繋留環43に第2の索条12の先端が繋着され
ている。
【0021】また、第1の索条11には、この第1の索
条11に対して移動可能な繋留フック50が取り付けら
れている。この繋留フック50と、第2の索条12に固
着される固定クランプ51とが例えばワイヤーロープに
て形成される繋留用索条52にて連結されている。ま
た、繋留フック50は、一方の支柱であるタワーヤーダ
2のタワー3側に配設された繋留機構53に係脱可能に
係合し得るように構成されている。
【0022】この場合、繋留フック50は、図6に示す
ように、第1の索条11をルーズな状態に貫挿する筒状
基部54と、この筒状基部54におけるタワーヤーダ2
のタワー3側端部に形成され、先端に向かって縮径テー
パ面55aを有する係合部55とで構成されている。
【0023】一方、繋留機構53は、図6に示すよう
に、第1の索条11をルーズな状態に貫挿する貫通孔5
6aを有するブロック状基部56と、このブロック状基
部56の一側面に突設され、係合部55を嵌挿すべく先
端に向かって拡径するテーパ面57aを有するラッパ状
ガイド部57と、係合部55に係脱可能に係合する垂直
方向に揺動可能な係止爪58と、この係止爪58と係合
部55の係合を解除する駆動手段であるシリンダ59と
を具備している。この場合、シリンダ59は、タワーヤ
ーダ2に搭載された操作盤(図示せず)の操作によって
遠隔操作されるようになっている。
【0024】また、繋留フック50と第2の索条12に
固着される固定クランプ51とが繋留用索条52にて連
結されている。この場合、第4の滑車34には、固定ク
ランプ51が当接するストッパ部37が設けられてい
る。
【0025】また、第1の索条11と第2の索条12
は、第1の索条11又は第2の索条12がそれぞれ掛け
渡される滑車61,62を有する連結具60にて連結さ
れている。この連結具60の第1の索条11との連結位
置は、上記繋留フック50より荷掛け具20側である。
【0026】次に、この発明の木材搬送装置の動作態様
について、図1ないし図4を参照して説明する。まず、
第1のウィンチ4を繰り出し方向に駆動させて第1の索
条11を繰り出すと共に、第2のウィンチ5を巻き取り
方向に駆動させて第2の索条12を巻き取り、荷掛け具
20を荷掛け位置側に移動する。荷掛け具20が樹木1
側(荷掛け位置側)に移動されて、固定クランプ51が
第4の滑車34dのストッパ部37に当接して止まる
が、この状態で更に第1の索条11が繰り出されると、
荷掛け具20の前後の張力はなくなるので、掴持部であ
る両有底筒状半体25は開放する(図1参照)。
【0027】次に、伐採された木材6をグラップル7に
て把持して、木材6の端部を開放された荷掛け具20の
有底筒状半体25間に移動する(図2参照)。このと
き、木材6の端部を有底筒状半体25の底部25aに突
き当たるまで移動する。
【0028】木材6の端部を荷掛け具20の有底筒状半
体25間に移動した後、第1のウィンチ4を巻き取り方
向に駆動して第1の索条11を巻き取ると、荷掛け具2
0の有底筒状半体25が閉塞して木材6を掴持する。こ
の際、有底筒状半体25の内側面に形成された複数の突
起26が木材6に食い込むので、木材6を確実に掴持す
ることができる。また、このとき、連結具60にて連結
される第1の索条11と第2の索条12の2本の索条1
1,12の張力(テンション)を利用して木材6を搬送
することができるので、木材の鼻上げの力を増すことが
でき、木材6を容易に搬送姿勢に変更することができ
る。なお、有底筒状半体25によって木材6が掴持され
た時点で、グラップル7は木材6の把持を解除して、後
退する。
【0029】木材6を掴持した状態で、更に第1のウィ
ンチ4を巻き取り方向に駆動して第1の索条11を巻き
取る一方、第2のウィンチ5の回転を制動しながら第2
のウィンチ5を繰り出し方向に駆動して第2の索条12
を繰り出して張力(テンション)を掛けた状態で、木材
6を荷卸し位置へ移動する(図3参照)。このときの荷
掛け具20の掴持力は、第2の索条12の張力(テンシ
ョン)と木材6を荷卸し位置側へ引き寄せる力とで確実
に保持される。
【0030】繋留機構53に繋留フック50が係合する
まで第1の索条11を巻き取って木材6を荷卸し位置ま
で搬送する。その後、第1のウィンチ4を繰り出し方向
に駆動して第1の索条11を繰り出す一方、第2のウィ
ンチ5を巻き取り方向に駆動して第2の索条12を巻き
取ると、繋留用索条52が張るところまで第2の索条1
2が巻き取られ、次いで、荷掛け具20の有底筒状半体
25を閉塞していた第1の索条11の張力はなくなるの
で、荷掛け具20の両有底筒状半体25が開放して木材
6が荷卸しされる(図4参照)。
【0031】木材6を荷卸しした後、繋留機構53のシ
リンダ59(図6)を駆動して係止爪58と繋留フック
50の係合部55との係合を解き、そして、第1のウィ
ンチ4を繰り出し方向に駆動させて第1の索条11を繰
り出すと共に、第2のウィンチ5を巻き取り方向に駆動
させて第2の索条12を巻き取り、荷掛け具20を荷掛
け位置側に移動する。
【0032】以後、同様の動作を繰り返して伐採された
木材6を順次、荷掛け位置から荷卸し位置へ搬送するこ
とができる。
【0033】なお、上記説明では、第2の索条12が樹
木1に装着される2つの滑車(第3,4の滑車33,3
4)に掛け渡される場合について説明したが、第2の索
条12を、樹木1に装着される1つの滑車に掛け渡すよ
うにしてもよい。
【0034】また、上記説明では、樹木1を支柱とした
場合について説明したが、樹木1に代えてグラップル7
の車体側に滑車(第3,4の滑車33,34)を装着し
てもよい。このように、グラップル7を支柱として使用
することにより、荷掛け位置を自由に選定することがで
きると共に、支柱と荷掛け手段をグラップル7が兼用す
ることができる。
【0035】◎第二実施形態 図7は、この発明の木材搬送装置の第二実施形態を示す
概略構成図である。
【0036】第二実施形態は、上記第一実施形態におけ
る一方の支柱として他方の支柱と同様に樹木1を使用
し、索条10(第1の索条11、第2の索条)の巻き取
り・繰り出しを行う第1のウィンチ4及び第2のウィン
チ5を搭載した専用の集材機8を用いた場合である。
【0037】すなわち、荷卸し位置に立設された一方の
支柱である樹木1に、上記第一実施形態における第1の
滑車31、第2の滑車32に代えて第5の滑車35と第
6の滑車36を装着すると共に、第5の滑車35の近傍
位置に繋留機構53を配設した場合である。この場合、
第1の索条11は、繋留機構53及び第5の滑車35を
介して集材機8に搭載された第1のウィンチ4に巻き取
り・繰り出し可能に巻回されている。また、第2の索条
12は、第6の滑車36を介して第2のウィンチ5に巻
き取り・繰り出し可能に巻回されている。
【0038】なお、第二実施形態において、その他の部
分は、上記第一実施形態と同じであるので、同一部分に
は同一符号を付して、説明は省略する。
【0039】上記のように構成される第二実施形態の木
材搬送装置においても、第1のウィンチ4及び第2のウ
ィンチ5の巻き取り及び又は繰り出しによって、荷掛け
具20の掴持部である有底筒状半体25を開放又は木材
6を掴持する閉塞状態にすると共に、掴持された木材6
を荷掛け位置から荷卸し位置に搬送することができる。
【0040】上記のように構成される第二実施形態の木
材搬送装置によれば、支柱として自然の樹木1を使用す
ることができるので、第一実施形態のようなタワーヤー
ダ2を用いることなく、伐採された木材6を集材位置に
搬送し、荷卸しすることができる。
【0041】◎その他の実施形態 上記実施形態では、荷掛け具20の掴持部22が有底筒
状半体25にて形成される場合について説明したが、別
の形態の荷掛け具を用いることも可能である。例えば、
図8に示すような荷掛け具20Aを使用することができ
る。図8に示す荷掛け具20Aは、掴持部22を、ばね
部材である捻りコイルばね21の弾性力によって常時開
放する湾曲する格子状枠材70にて形成した場合であ
る。この場合、格子状枠材70は、取付板71に枢支軸
72と平行に取り付けられ、枢支軸72に巻装された捻
りコイルばね21によって常時開放方向に弾性力が付勢
される第1の横桁部73と、この第1の横桁部73と平
行な第2の横桁部74と、これら第1及び第2の横桁部
73,74の両端及び中央部を連結する互いに平行な円
弧状の第1,第2及び第3の縦桁部75,76,77
と、第1,第2及び第3の縦桁部75,76,77の中
央部を連結する連結横桁部78とで構成されている。ま
た、格子状枠材70の第1,第2及び第3の縦桁部7
5,76,77の内側面には、滑り止め部である複数の
突起26が形成されている。
【0042】なお、両格子状枠材70の開放側端部には
繋留環44が突設されており、一端側の両繋留環44に
は第1の索条11がループ状に繋着され、他端側の一方
(図8における左側)の繋留環44には第2の索条12
の端部が繋着されている。
【0043】上記のように構成される湾曲する格子状枠
材70を具備する荷掛け具20Aによれば、第1の索条
11が巻き取られることによって両格子状枠材70が閉
塞して木材6の端部を掴持することができる。この際、
第1,第2及び第3の縦桁部75,76,77の内側面
に形成された複数の突起26が木材6に食い込むので、
掴持を確実にすることができ、搬送中に木材6が落下す
るのを防止することができる。
【0044】また、別の荷掛け具として、図9に示す構
造の荷掛け具20Bを使用することができる。図9に示
す荷掛け具20Bは、掴持部22を、ばね部材である捻
りコイルばね21の弾性力によって常時開放する湾曲す
る一対の挟持部材80と、両挟持部材80の先端同士を
連結する連結部材81とで形成すると共に、挟持部材8
0の内側面に滑り止め部としての鋸歯状突起26Aを形
成した場合である。この場合、両掴持部22の挟持部材
80の基端部は枢支軸84をもって回転可能に枢着され
ている。また、枢支軸72に巻装される捻りコイルばね
21の一端が、一方の挟持部材80(図9における右
側)の基端部側に切り起こされたばね受け部82に止着
され、捻りコイルばね21の他端が、他方の挟持部材8
0(図9における左側)の基端部側に横架された軸83
に係止されている。したがって、捻りコイルばね21の
弾性力によって常時両挟持部材80が開放状態に維持さ
れる。
【0045】なお、両挟持部材80の開放側端部には繋
留環45が突設されており、一端側の両繋留環45には
第1の索条11がループ状に繋着され、他端側の一方
(図9における左側)の繋留環45には第2の索条12
の端部が繋着されている。
【0046】上記のように構成される湾曲する一対の挟
持部材80を具備する荷掛け具20Bによれば、第1の
索条11が巻き取られることによって両挟持部材80が
閉塞して木材6の端部を掴持することができる。この
際、挟持部材80に形成された鋸歯状の突起26Aが木
材6に食い込むので、掴持を確実にすることができ、搬
送中に木材6が落下するのを防止することができる。
【0047】また、更に別の荷掛け具として、図10に
示す構造の荷掛け具20Cを使用することができる。図
10に示す荷掛け具20Cは、コイル状に屈曲されるば
ね部91と、このばね部91から互いに拡開方向に延在
する一対の掴持形成部92とを具備する略V字状に屈曲
されるばね性を有する線状部材90にて形成されてい
る。この荷掛け具20Cの掴持部22は、線状部材90
の両掴持形成部92と、これら掴持形成部92の先端に
形成されたカール部93にループ状に繋着される第1の
索条11とで形成されている。なお、第1の索条11の
先端は連結具60に繋着されて、第1の索条11の先端
部に略三角形状の掴持空間94が形成されている。ま
た、コイル状ばね部91には、第2の索条12の端部が
繋着されている。
【0048】上記のように形成される荷掛け具20Cに
よれば、図10に示すように、荷掛け具20Cの掴持形
成部92が開放すると共に、第1の索条11の繋着部に
掴持空間94が形成された状態で、掴持空間94内に木
材6の端部を挿入した後、第1の索条11が巻き取られ
ることによって両掴持形成部92が閉塞すると共に、掴
持空間94が狭小となって木材6を締め付けた状態で木
材6の端部を掴持することができる。
【0049】また、上記荷掛け具20Cは、コイル状に
屈曲されるばね部91から互いに拡開方向に延在する一
対の掴持形成部92とを具備する略V字状に屈曲される
ばね性を有する線状部材90にて形成されているので、
構造が簡単であり、構成部材を削減することができる。
【0050】
【発明の効果】以上に詳述したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
【0051】(1)請求項1記載の発明によれば、第1
及び第2のウィンチから第1及び第2の索条を繰り出し
て、荷掛け位置において荷掛け具の両掴持部を開放した
状態にし、この状態で両掴持部間に木材の端部を移動
し、その後、第1及び第2のウィンチを駆動して第1及
び第2の索条を巻き取ることで、両掴持部を閉塞して木
材を掴持する。そして、第1及び第2の索条間に張力
(テンション)を与えつつ第1の索条を巻き取ること
で、木材を荷卸し位置に搬送することができる。荷卸し
位置に搬送された後、第1のウィンチから第1の索条を
繰り出すことで、両掴持部が開放されて、木材を荷卸し
することができる。したがって、第1及び第2の索条の
巻き取り、繰り出しによって、木材の掴持(荷掛け)、
搬送及び荷卸しを容易に行うことができ、木材の運搬作
業の効率を向上させることができる。
【0052】また、人が直接木材に手を触れずに荷掛
け、荷卸し作業を行うことができるので、作業の安全性
の向上を図ることができる。
【0053】(2)請求項2,3記載の発明によれば、
第1の索条を巻き取って繋留フックが繋留機構に係合し
た後、第1の索条を繰り出すと共に、第2の索条を巻き
取ることで、繋留用索条が張るところまで第2の索条が
巻き取られ、次に、第1の索条の張力が解除されるの
で、荷掛け具の掴持部が開放して木材を荷卸しすること
ができる。したがって、上記(1)に加えて木材の荷卸
しを容易にかつ確実に行うことができる。
【0054】(3)請求項4記載の発明によれば、第1
の索条と第2の索条が連結具にて連結されているので、
木材を荷掛け具の掴持部にて掴持すると共に、荷卸し位
置に搬送する際、第1の索条と第2の索条の2本の索条
の張力(テンション)を利用して木材を搬送することが
できる。したがって、上記(1)、(2)に加えて木材
の鼻上げの力を増すことができ、木材を更に容易にかつ
確実に搬送することができる。
【0055】(4)請求項5ないし7に記載の発明によ
れば、荷掛け具の掴持部に形成された滑り止め部によっ
て、木材を掴持した際に木材が滑落するのを防止するこ
とができるので、上記(1)〜(3)に加えて木材を更
に安全にかつ確実に搬送することができる。
【0056】(5)請求項8記載の発明によれば、荷掛
け具の構造を簡単にすることができると共に、構成部材
の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の木材搬送装置の第一実施形態を示す
概略構成図である。
【図2】上記木材搬送装置の木材を搬送する前の状態を
示す概略構成図である。
【図3】上記木材搬送装置の木材を搬送する状態を示す
概略構成図である。
【図4】上記木材搬送装置の木材の荷卸し状態を示す概
略構成図である。
【図5】第一実施形態における荷掛け具を示す斜視図で
ある。
【図6】この発明における繋留機構を示す断面図であ
る。
【図7】この発明の木材搬送装置の第二実施形態を示す
概略構成図である。
【図8】この発明における荷掛け具の別の形態を示す斜
視図である。
【図9】この発明における荷掛け具の更に別の形態を示
す斜視図である。
【図10】この発明における荷掛け具の更に別の形態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 樹木(支柱) 2 タワーヤーダ 3 タワー(支柱) 4 第1のウィンチ 5 第2のウィンチ 10 索条 11 第1の索条 12 第2の索条 20,20A,20B,20C 荷掛け具 21 捻りコイルばね(ばね部材) 22 掴持部 25 有底筒状半体 26 突起(滑り止め部) 26A 鋸歯状突起(滑り止め部) 50 繋留フック 51 固定クランプ 52 繋留用索条 53 繋留機構 58 係止爪 59 シリンダ(駆動手段) 60 連結具 61,62 滑車 70 格子状枠材 80 挟持部材 90 線状部材 91 ばね部 92 掴持形成部 93 カール部 94 掴持空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有吉 実 岩手県水沢市字桜屋敷西5−1 イワフジ 工業株式会社東北事業所内 Fターム(参考) 3F004 AA04 AA07 AB12 AE01 AJ01 EA04 LC08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷掛け位置と荷卸し位置に立設される支
    柱間に掛け渡される索条を、一方の支柱側に配設される
    それぞれ巻き取り及び繰り出し可能な第1及び第2のウ
    ィンチに巻回される第1の索条と第2の索条とで形成
    し、 上記第1のウィンチに巻回される第1の索条の先端を、
    ばね部材の弾性力によって常時開放する一対の掴持部を
    有する荷掛け具の両掴持部の先端側にループ状に繋着
    し、 上記第2のウィンチに巻回される第2の索条を、上記両
    支柱間に掛け渡すと共に、先端を上記荷掛け具に繋着
    し、 上記第1及び第2のウィンチの巻き取り、繰り出しによ
    って、上記荷掛け具の掴持部を開放又は被搬送用の木材
    を掴持する閉塞状態にすると共に、掴持された木材を荷
    掛け位置から荷卸し位置に搬送すると共に、荷卸し可能
    に形成してなる、ことを特徴とする木材搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の木材搬送装置において、 上記第1の索条に、この第1の索条に対して移動可能な
    繋留フックを取り付け、 上記繋留フックと第2の索条に固着される固定クランプ
    とを繋留用索条にて連結し、 一方の支柱側に、上記繋留フックと係脱可能に係合する
    繋留機構を配設してなる、ことを特徴とする木材搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の木材搬送装置において、 上記繋留フックを、筒状基部と、この筒状基部における
    一方の支柱側端部に形成され、先端に向かって縮径テー
    パ面を有する係合部とで構成し、 繋留機構は、上記係合部に係脱可能に係合する係止爪
    と、この係止爪と上記係合部の係合を解除する駆動手段
    とを具備する、ことを特徴とする木材搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の木材搬送装置にお
    いて、 上記第1及び第2の索条がそれぞれ掛け渡される滑車を
    有する連結具にて第1及び第2の索条を連結してなる、
    ことを特徴とする木材搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の木
    材搬送装置において、 上記荷掛け具の掴持部を、ばね部材の弾性力によって常
    時開放する有底筒状半体にて形成すると共に、有底筒状
    半体の内側面に滑り止め部を形成してなる、ことを特徴
    とする木材搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載の木
    材搬送装置において、 上記荷掛け具の掴持部を、ばね部材の弾性力によって常
    時開放する湾曲する格子状枠材にて形成すると共に、格
    子状枠材の内側面に滑り止め部を形成してなる、ことを
    特徴とする木材搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4のいずれかに記載の木
    材搬送装置において、 上記荷掛け具の掴持部を、ばね部材の弾性力によって常
    時開放する湾曲する一対の挟持部材と、両挟持部材の先
    端同士を連結する連結部材とで形成すると共に、挟持部
    材の内側面に滑り止め部を形成してなる、ことを特徴と
    する木材搬送装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし4のいずれかに記載の木
    材搬送装置において、 上記荷掛け具を、コイル状に屈曲されるばね部と、この
    ばね部から互いに拡開方向に延在する一対の掴持形成部
    とを具備する略V字状に屈曲されるばね性を有する線状
    部材にて形成し、この荷掛け具の掴持部を、上記線状部
    材の両掴持形成部と、これら掴持形成部の先端部にルー
    プ状に繋着される第1の索条とで形成してなる、ことを
    特徴とする木材搬送装置。
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KR101033190B1 (ko) 2010-11-09 2011-05-06 황금수 목재 인양기 겸용 목재 파쇄기
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