JP2002159019A - 表示制御装置、撮影位置推測装置、表示システム、撮影システム、画像位置決め方法、撮影位置推測方法、及び処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

表示制御装置、撮影位置推測装置、表示システム、撮影システム、画像位置決め方法、撮影位置推測方法、及び処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2002159019A
JP2002159019A JP2000350157A JP2000350157A JP2002159019A JP 2002159019 A JP2002159019 A JP 2002159019A JP 2000350157 A JP2000350157 A JP 2000350157A JP 2000350157 A JP2000350157 A JP 2000350157A JP 2002159019 A JP2002159019 A JP 2002159019A
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photographing
marker
real
eye
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JP2000350157A
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English (en)
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Tomohiko Shimoyama
朋彦 下山
Kenji Morita
憲司 守田
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実写映像とCG画像の重ね合わせを的確に行う
ことができ、より自然な立体視を実現可能な表示制御装
置等を提供する。 【解決手段】 被写体を撮影する撮影手段によって得ら
れた実写映像と造形的に作成された仮装画像とを合成し
て表示部に表示する際に、前記実写映像に撮影されたマ
ーカーを参照して前記仮装画像の位置決めを行う画像位
置決め方法において、同一の被写体を撮影する2つの撮
影手段によって得られた2つの実写映像のそれぞれに前
記仮装画像を合成して表示する場合に、前記2つの実写
映像の両方に撮影されたマーカーのみを用いて前記仮装
画像の位置決めを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】VR(Virtul Rea
lity),MR(Mixed Reality)技術
を用いたゲーム、各種画像表示などに使用する表示制御
装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、操作者の右眼及び左眼に対応させ
た2つのLCDを有するHMD(Head Mount
Display)と、小型ビデオカメラとを組み合わ
せ、実写映像とCG(Computer Graphi
cs)画像を合成してHMDに表示するMR技術が注目
されている。このMR技術を使用することで、あたかも
現実世界の中にCGによる仮想の物体が現れたかのよう
に見せることができる。
【0003】このMR技術を実現するためには、実写映
像とCG映像の重ね合わせを一致させる必要がある。そ
こで、従来では、HMDに取り付けた左眼用及び右眼用
の2台のビデオカメラからそれぞれ取り込んだ同一場面
のビデオ映像(つまり実写映像)上にCG画像を上書き
するに際し、左眼用と右眼用の実写映像のそれぞれにつ
いて独立して、実写映像に撮影されたマーカー(目印)
を基にCG画像の表示位置を微調整することで、実写映
像とCG画像の位置合わせを行っている。
【0004】この位置合わせ方法について右眼側を例と
して具体的に説明すると、図11に示すように、ビデオ
カメラから取り込んだ実写映像(図11の500)の2
値化処理を行って実写映像からマーカー450〜453
を探す(510)。一方、マーカーの3次元座標(既
知)について、モデリング変換行列及び射影変換行列を
用いて変換処理を行い、マーカーが画面上で表示される
予想位置を求める(610)。
【0005】そして、実写映像上のマーカー450〜4
53の位置とマーカーの表示予想位置とを比較し、その
差分によりマーカーの表示予想位置の補正を行う(62
0)。これによって、CG画像454,455の表示位
置を微調整することができる(630)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の位置合わせ方法では、左眼用と右眼用の実写映像に
おいて異なったマーカーに合わせて位置合わせを行うこ
とがあり、この場合には、左右の映像で位置合わせの補
正量や方向が異なるものになる。つまり、左右の映像の
相対位置関係が変わり、その結果、不自然な立体映像を
生成してしまうことがあった。
【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑み、実写映
像とCG画像の重ね合わせを的確に行うことができ、よ
り自然な立体視を実現可能な表示制御装置等を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願における請求項1に記載の発明によれば、互い
に異なる第1の画像と第2の画像を入力する画像入力手
段と、入力された前記第1の画像と前記第2の画像とを
画像合成する手段であって、前記第1の画像に前記第2
の画像を合成する際、前記第1の画像中より検出した所
定のマーカーに基づいて第2の画像を位置決めするよう
になされた画像合成手段と、前記画像合成手段より出力
された合成画像を表示する表示手段とを備え、前記画像
合成手段は、同一の被写体を異なる位置から撮影した複
数の第1の画像に対して前記第2の画像を合成する際、
前記複数の第1の画像に共通に検出されたマーカーに基
づいて、前記第2の画像の位置決めを行うように構成さ
れた表示制御装置を特徴とする。
【0009】また請求項2に記載の発明によれば、請求
項1において、前記第1の画像は実写画像であり、前記
第2の画像はCG等の仮想画像であることを特徴とす
る。
【0010】また請求項3に記載の発明によれば、請求
項2において、前記第1の画像は、ステレオ画像を構成
する左右の画像であることを特徴とする。
【0011】また請求項4に記載の発明によれば、請求
項2において、前記マーカーは、前記実写画像の撮影対
象に予め付与され、前記撮影対象に対して位置が不変で
あることを特徴とする。
【0012】また請求項5に記載の発明によれば、互い
に異なる第1の画像と第2の画像を入力する画像入力ス
テップと、前記画像入力ステップにおいて入力された前
記第1の画像と前記第2の画像とを画像合成する処理を
行うステップであって、前記第1の画像に前記第2の画
像を合成する際、前記第1の画像中より検出した所定の
マーカーに基づいて第2の画像を位置決めするようにな
された画像合成ステップと、前記画像合成ステップによ
って生成された合成画像を表示する表示ステップとを備
え、前記画像合成ステップは、同一の被写体を異なる位
置から撮影した複数の第1の画像に対して前記第2の画
像を合成する際、前記複数の第1の画像に共通に検出さ
れたマーカーに基づいて、前記第2の画像の位置決めを
行うようにした表示制御方法を特徴とする。
【0013】また請求項6に記載の発明によれば、請求
項5において、前記第1の画像は実写画像であり、前記
第2の画像はCG等の仮想画像であることを特徴とす
る。
【0014】また請求項7に記載の発明によれば、請求
項6において、前記第1の画像は、ステレオ画像を構成
する左右の画像であることを特徴とする。
【0015】また請求項8に記載の発明によれば、請求
項6において、前記マーカーは、前記実写画像の撮影対
象に予め付与され、前記撮影対象に対して位置が不変で
あることを特徴とする。
【0016】請求項9記載の発明に係る表示制御装置で
は、被写体を撮影する撮影手段によって得られた実写映
像と造形的に作成された仮装画像とを合成して表示部に
表示する表示手段と、前記表示手段の合成表示の際に、
前記実写映像に撮影されたマーカーを参照して前記仮装
画像の位置決めを行う位置決め手段とを有する表示制御
装置において、前記表示手段により、同一の被写体を撮
影する2つの撮影手段によって得られた2つの実写映像
のそれぞれに前記仮装画像を合成して表示する際に、前
記位置決め手段は、前記2つの実写映像の両方に撮影さ
れたマーカーのみを用いて前記仮装画像の位置決めを行
うことを特徴とする。
【0017】請求項10記載の発明に係る表示制御装置
では、請求項9記載の表示制御装置において、前記2つ
の撮影手段は、左眼用カメラと右眼用カメラであること
を特徴とする。
【0018】請求項11記載の発明に係る表示制御装置
では、請求項10記載の表示制御装置において、前記表
示部は、左眼用表示部と右眼用表示部で構成され、前記
左眼用表示部は、前記2つの実写映像のうち前記左眼用
カメラで撮影された左眼用の実写映像を表示し、前記右
眼用表示部は、前記右眼用カメラで撮影された右眼用の
実写映像を表示することを特徴とする。
【0019】請求項12記載の発明に係る撮影位置推測
装置では、被写体を撮影する撮影手段によって得られた
実写映像からマーカーを検出する検出手段と、前記マー
カーを参照して前記被写体の撮影位置を推測する推測手
段とを備えた撮影位置推測装置において、前記検出手段
は、同一の被写体を撮影する2つの撮影手段によって得
られた2つの実写映像からそれぞれマーカーを検出する
ように構成し、前記推測手段は、前記検出手段で検出さ
れたマーカーのうち、前記2つの実写映像の両方に撮影
されたマーカーのみを選択し、その選択されたマーカー
を参照して前記被写体の撮影位置を推測することを特徴
とする。
【0020】請求項13記載の発明に係る撮影位置推測
装置では、請求項12記載の撮影位置推測装置におい
て、前記2つの撮影手段は、左眼用カメラと右眼用カメ
ラであることを特徴とする。
【0021】請求項14記載の発明に係る表示システム
では、請求項9乃至請求項11記載の表示制御装置を有
することを特徴とする。
【0022】請求項15記載の発明に係る撮影システム
では、請求項12または請求項13記載の撮影位置推測
装置を有することを特徴とする。
【0023】請求項16記載の発明に係る画像位置決め
方法では、被写体を撮影する撮影手段によって得られた
実写映像と造形的に作成された仮装画像とを合成して表
示部に表示する際に、前記実写映像に撮影されたマーカ
ーを参照して前記仮装画像の位置決めを行う画像位置決
め方法において、同一の被写体を撮影する2つの撮影手
段によって得られた2つの実写映像のそれぞれに前記仮
装画像を合成して表示する場合に、前記2つの実写映像
の両方に撮影されたマーカーのみを用いて前記仮装画像
の位置決めを行うことを特徴とする。
【0024】請求項17記載の発明に係る画像位置決め
方法では、請求項16記載の画像位置決め方法におい
て、前記2つの撮影手段は、左眼用カメラと右眼用カメ
ラであることを特徴とする。
【0025】請求項18記載の発明に係る画像位置決め
方法では、請求項17記載の画像位置決め方法におい
て、前記表示部は、左眼用表示部と右眼用表示部で構成
され、前記左眼用表示部は、前記2つの実写映像のうち
前記左眼用カメラで撮影された左眼用の実写映像を表示
し、前記右眼用表示部は、前記右眼用カメラで撮影され
た右眼用の実写映像を表示することを特徴とする。
【0026】請求項19記載の発明に係る撮影位置推測
方法では、被写体を撮影する撮影手段によって得られた
実写映像からマーカーを検出する検出行程と、前記マー
カーを参照して前記被写体の撮影位置を推測する推測行
程とを実行する撮影位置推測方法において、前記検出行
程は、同一の被写体を撮影する2つの撮影手段によって
得られた2つの実写映像からそれぞれマーカーを検出
し、前記推測行程は、前記検出行程で検出されたマーカ
ーのうち、前記2つの実写映像の両方に撮影されたマー
カーのみを選択し、その選択されたマーカーを参照して
前記被写体の撮影位置を推測することを特徴とする。
【0027】請求項20記載の発明に係る撮影位置推測
方法では、請求項19記載の撮影位置推測方法におい
て、前記2つの撮影手段は、左眼用カメラと右眼用カメ
ラであることを特徴とする。
【0028】請求項21記載の発明に係る処理プログラ
ムを記録した記録媒体では、被写体を撮影する撮影手段
によって得られた実写映像と造形的に作成された仮装画
像とを合成して表示部に表示する際に、前記実写映像に
撮影されたマーカーを参照して前記仮装画像の位置決め
を行う画像位置決め方法を実行するための処理プログラ
ムを記録した記録媒体であって、前記処理プログラム
は、同一の被写体を撮影する2つの撮影手段によって得
られた2つの実写映像のそれぞれに前記仮装画像を合成
して表示する場合に、前記2つの実写映像の両方に撮影
されたマーカーのみを用いて前記仮装画像の位置決めを
行う内容を有することを特徴とする。
【0029】請求項22記載の発明に係る処理プログラ
ムを記録した記録媒体では、マーカーが付された被写体
を撮影する撮影手段によって得られた実写映像からマー
カーを検出し、このマーカーを参照して前記被写体の撮
影位置を推測する撮影位置推測方法を実行するための処
理プログラムを記録した記録媒体であって、前記処理プ
ログラムは、同一の被写体を撮影する2つの撮影手段に
よって得られた2つの実写映像からそれぞれマーカーを
検出する第1のステップと、前記第1のステップによっ
て検出されたマーカーのうち、前記2つの実写映像の両
方に撮影されたマーカーのみを選択する第2のステップ
と、前記第2のステップで選択されたマーカーを参照し
て前記被写体の撮影位置を推測する第3のステップとを
備えたことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0031】図1は、本発明の実施の一形態に係る表示
システムの概略の外観図である。
【0032】同図に示すシステムは、MR技術を用いた
ゲーム用のシステムの一例であり、プレイヤーの頭部に
装着されるHMD100、プレイヤーの頭部の3次元空
間における位置及び方位を検出する3次元センサ本体2
00、前記3次元センサ200と協働して位置検出を可
能とする3次元センサ固定局210、プレイヤーの位置
演算、CG画像生成、合成等、各種の処理を行う計算機
300、及びゲームフィールド400により構成されて
いる。
【0033】HMD100は、HMD本体に取り付けら
れたビデオカメラで撮影した実画像にCG画像などを合
成して表示するビデオシースルー方式のHMDであり、
図2(a),(b)に示すように、ステレオ画像(3D
画像)を構成する左右画像をそれぞれ撮像するための左
眼及び右眼用カメラ110,111、3次元位置センサ
200に接続され、検出した位置方位を3次元位置セン
サ200へと送信する3次元位置センサ移動局120、
及び左眼及び右眼用LCD130,131からなる。
【0034】ここで、プレイヤーの頭部位置及び方位の
検出は、たとえば、3次元位置センサ固定局210より
空間に磁場を発生させ、磁気センサによって構成された
3次元位置センサ移動局120によって、磁気の変化を
検出して3次元位置センサ200へと送信し、使用者の
位置及び方位を演算し、計算機300へと供給するよう
に構成されている。
【0035】プレイヤーは、HMD100を装着してゲ
ームプレーし、この時、図3に示すように、HMD10
0内のLCD130,131には、カメラ110,11
1で撮影された実写映像500とCG画像600が合成
された合成画像700が表示される。
【0036】本実施形態ではビデオシースルー方式のH
MDを使用したが、これは本発明を制限するものではな
く、光学シースルー方式のHMDとビデオカメラを組み
合わせた方式のHMDに対して本発明を適応することも
可能である。
【0037】ゲームフィールド400には、図4に示す
ように、例えば4つのブロック410,411,41
3,414が置かれており、これらブロックの側面には
それぞれマーカー450,451,452,453がそ
れぞれ貼付されている。ゲームフィールド400の位置
は、ブロック410〜414とマーカー450〜453
の位置を含めて正確に測定してある。
【0038】図5は、本実施形態の表示制御システムの
機能構成を示すブロック図である。
【0039】HMD100に表示される映像は、計算機
300により作成される。計算機300は、CPU30
1、メモリ302、PCIブリッジ303、シリアルI
/O310、ビデオキャプチャカード320,321、
及びビデオボード330,331から構成されている。
【0040】そして、HMD100の左右のビデオカメ
ラ110,111より出力された画像信号(例えばNT
SC方式のビデオ信号)は、それぞれ計算機300内の
ビデオキャプチャカード320,321へと供給され、
画像信号が取り込まれ、PCI,PCIブリッジ303
を介してメモリ302へ供給され、あるいはCPU30
1へと供給されて各種画像処理が行われる。
【0041】また予めメモリ302に記憶され、あるい
は外部より周知の手段で供給された画像情報に基づい
て、CPU301内でCG画像が生成されるとともに、
ビデオキャプチャカード320、321からの実画像と
合成され、ビデオカード330,331を介してHMD
100の左右のLCD表示部へと供給される(例えばV
GA画像で)。
【0042】尚、左右のカメラ110,111からの実
画像と、CG画像の合成にあたっては、3次元位置セン
サ200より、プレイヤーの頭部の位置及び方位の情報
が供給され、画像合成の際の、カメラからの実画像と、
CG画像との位置合わせが行われる。すなわちプレイヤ
ーの位置及び視線方向に対応したCG画像の合成を行う
わけである。
【0043】3次元位置センサ200は、3次元位置セ
ンサ固定局210より発生された磁気を、HMD内蔵の
3次元センサ移動局120によって検出し、その検出結
果に基づいて、3次元位置センサ固定局210とHMD
内蔵の3次元位置センサ120の相対位置を測定するも
ので、位置情報は、x(縦方向),y(横方向),z
(奥行き方向),roll,pitch,yawの6つ
の位置について自由度を測定できる。
【0044】また、3次元位置センサ200は、計算機
300とシリアルインターフェイスで通信を行い、3次
元位置センサ固定局210の位置は、事前に正確に測定
してあり、HMD内蔵位置センサ120の3次元位置セ
ンサ固定局210に対する相対位置を知ることで、HM
D100の絶対位置(ゲームフィールド400の中心を
原点とする)を知ることができる。図6は、本実施形態
に係る計算機300のHMD表示スレッドを示すフロー
チャートである。
【0045】なお、左右の眼の処理は基本的に同じなの
で、ここでは右眼の処理について説明する。この図6の
フローチャートに従ったプログラムを計算機300内の
メモリ302等の記憶装置に格納し動作することによ
り、以下の制御方法を実現させることが可能となる。
【0046】ビデオカメラ110からの実写映像は、ビ
デオキャプチャカード320を通じて計算機300に取
り込まれる(ステップS100)。取り込んだ実写映像
は、メモリ302上のビデオバッファに書き込む(ステ
ップS101)。このビデオバッファは、作成途中の映
像を格納するための作業領域である。取り込んだ実写映
像を書き込むことで、実写映像をCG画像の背景画像と
することができる。
【0047】次いで、シリアルI/O310を通じて3
次元位置センサ200からHMD100の位置情報を得
る(ステップS102)。HMD100の位置は、ワー
ルド座標に変換してから格納する。ワールド座標は、ゲ
ームフィールド400の中心を原点とした座標系であ
る。ワールド座標への変換は、予め測定してあるゲーム
フィールド400の位置と3次元位置センサ固定局21
0の位置を用いることで簡単に行うことができる。
【0048】続いて、CG画像を描画に使用する射影変
換のための行列と、モデリング変換のための行列を作成
する(ステップS103)。HMD100のワールド座
標を用いてモデリング変換行列を作成する。また、予め
測定しておいたカメラの焦点距離などのパラメータか
ら、射影変換行列を作成する(射影行列の作成は最初の
1回のみで、以降は使い回す)。
【0049】そして、ビデオカメラ110に写ったゲー
ムフィールド400上のマーカー450,451,45
2,453を使ってCG画像と実写映像の位置合わせを
行う(ステップS104)。位置の補正は、カメラの方
向を補正する変換行列を作成し、これをモデリング行列
に乗ずる。位置合わせの詳細については後述する。
【0050】出来上がった変換行列を用い、CG画像デ
ータをビデオバッファに描画する(ステップS10
5)。ビデオバッファに上書きすることで、実写映像上
にCG画像が描画される。なお、CG画像データは、別
スレッドが必要に応じて動かしている。本実施形態では
魚とロケットのCG画像を動かしたが、CG画像の動か
し方は本発明と関連ないので説明を省略する。
【0051】描画が終わると、ビデオバッファをビデオ
ボード330上のフレームバッファに転送し、HMD1
00内のLCD130に映像を描画する(ステップS1
06)。
【0052】次に、上記ステップS103で実行される
CG画像の表示位置補正処理(実写映像とCG画像映像
との位置合わせ方法)について、図7のイメージ図と、
図8及び図9のフローチャートを参照しつつ詳細に説明
する。
【0053】CG画像の表示位置の補正は、実写映像中
に写ったゲームフィールド400上のマーカー450,
451,452,453の位置と、HMD内蔵の3次元
位置センサ120から得られた位置にカメラを置いた時
に(座標は既知)マーカーが見える位置との差分により
行う。実際の補正は、カメラの方向をずらすことにより
行う。以下、具体的に説明する。
【0054】最初に、左右のカメラについて、図8に示
すステップS200〜ステップS205の処理を行う。
【0055】本実施形態では、特に左右のカメラ11
0,111の両方に写っているマーカーのみを使用して
位置補正を行うことを特徴とする。
【0056】まず、HMD内蔵の3次元位置センサ12
0からの位置情報を基に、カメラ110,111の位置
からモデリング変換行列を、また予め測定しておいたカ
メラ110,111の画角情報などから射影変換行列を
作成する(ステップS200)。
【0057】次いで、マーカー450〜453の座標
(ゲームフィールド400上に固定されているので座標
は既知)を、作成したモデリング変換行列と射影変換行
列を使って変換し、マーカーが画面上で表示される予想
位置を求める(ステップS201、図11の610参
照)。
【0058】次に、左右の実写映像(図7の501,5
02)からマーカーを探す。本実施形態では、例えばオ
レンジ色のマーカー(マーカーは、それ以外の画像と区
別できれば、色は何でもよい)を使用する。マーカーの
識別は、取り込んだ実写映像から一定面積以上のオレン
ジ色の部分を取り出すことで行う。そして、取り込んだ
実写映像を、オレンジ色の部分とそうでない部分とを識
別することで2値化する(ステップS202、図7の5
11,512)。オレンジ色の部分の識別は、映像の各
画素を輝度信号Y,色差信号Cb,Crに変換し、C
b,Crの値が一定の範囲(カメラの特性、画像処理に
おける精度等によって変化するので、システムによって
適当な値に設定する)であるときにオレンジ色であると
した。
【0059】2値化した映像をブロックごとに分割する
ために、映像をラベリングする(ステップS203)。
ラベリングのアルゴリズムは一般に知られているので、
ここでは説明を省略する。
【0060】ラベリングが終了したら、一定以上の面積
(本実施形態では10ドット以上)のブロックの重心を
求める(ステップS204)。ブロックの重心は、ブロ
ックを構成する画素の座標の平均値を求めることで得る
ことができる。このブロックの重心(中心座標)が、実
写映像から検出したマーカーの画面上の位置となる。
【0061】マーカーの予想位置から最も近い位置にあ
るブロックを探し、その対応関係を記録する(ステップ
S205)。ただし、最も近いブロックが一定以上の距
離で離れていた場合には、そのマーカーに対応するブロ
ックは存在しなかったものとして記録する。
【0062】以上の処理を左右のカメラ110,111
について行った後、得られた左右のカメラ110,11
1についてのマーカー描画予想位置と、実写映像からの
マーカー(ブロック)検出位置との対応関係を用いて、
左右のカメラ110,111のそれぞれについて図9に
示した処理を行う。
【0063】まず、左右のカメラ110,111の両方
で対応の取れたマーカー450,452を選択する(ス
テップS300、図7の513,514)。
【0064】続いて、選択したマーカーについて予想位
置とラベリングしたブロックとの変位を求める(ステッ
プS301、図7の621,622)。すなわち、選択
されたマーカーについて、選択されたマーカー表示予測
位置すべての座標をベクトルとみなしたときの平均ベク
トルと、選択された実写映像から検出したマーカー位置
すべての座標をベクトルとみなしたときの平均ベクトル
とを計算する。
【0065】このマーカー表示予想位置の平均ベクトル
と、実写映像から検出したマーカー位置の平均ベクトル
とにより、補正のためにカメラを回転する方向を求め
る。カメラ位置の補正のための回転方向と角度の求め方
を図10に示す。
【0066】図10において、マーカー表示予測位置の
平均ベクトルを(mx,my)、実写映像から検出した
マーカー位置の平均ベクトルを(lx,ly)としたと
き、カメラの焦点距離(正確には焦点距離[mm]を1
画素のサイズ[mm/pixel]で割った値)をdと
して M=(mx,my,d) L=(lx,ly,d) の成す角度Θを求める。このΘがカメラ位置を回転させ
る角度となる。ΘはMとLの内積 |M|・|L|・cosΘ =M・L を解くことで求めることができる。また、回転軸は、回
転軸と平行するベクトルをMとLの外積により求めるこ
とができる。
【0067】以上の方法により求めた回転方向と角度を
基に、カメラ位置補正のための回転行列を作成し、カメ
ラ位置の補正行列とする(本実施形態では、カメラ自体
を回転させる代わりに世界全体を回転させる)。
【0068】そして、カメラ位置の補正行列をモデリン
グ変換行列に乗ずる(ステップS303)。
【0069】以上の処理により、実写映像とCG画像を
重ね合わせる際のCG画像描画位置の補正時に、左右の
カメラ110,111の両方で撮影されたマーカーのみ
を補正に使うことで、左右のCG画像描画位置の補正方
向を合わせ、より自然な立体視を実現することができ
る。
【0070】すなわち、前述したように、従来システム
において、左右のCG画像の位置合わせが不自然になる
要因の1つは、左眼右眼で位置合わせに使用するマーカ
ーが異なることである。異なるマーカーを使用して補正
するため、補正量や方向が左右の眼で異なり違和感を感
じさせる原因となっていた。この点を考慮して本実施形
態では、左右の実写映像いずれか一方のみに撮影された
マーカーを当該表示位置補正に使用せずに、左右の実写
映像の両方に撮影されたマーカーのみを位置合わせに使
用することで、より自然な立体視を実現する。
【0071】本発明は、上述した実施形態の装置に限定
されず、複数の機器から構成されるシステムに適用して
も、1つの機器から成る装置に適用してもよい。前述し
た実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム
コードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供
給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(また
はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラム
コードを読み出し実行することによっても、完成される
ことは言うまでもない。
【0072】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー
(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テー
プ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることがで
きる。また、コンピュータが読み出したプログラムコー
ドを実行することにより、前述した実施形態の機能が実
現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述
した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。
【0073】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指
示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニット
に備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって前述した実施形態の
機能が実現される場合も含まれることは言うまでもな
い。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
同一の被写体を撮影する2つの撮影手段によって得られ
た2つの実写映像のそれぞれに仮装画像を合成して表示
する際に、2つの実写映像の両方に撮影されたマーカー
のみを用いて仮装画像の位置決めを行うようにしたの
で、2つの実写映像として例えば左眼用と右眼用の実写
映像において、位置決め後も左右の実写映像の相対位置
関係が変更されずに維持でき、より自然な立体視を実現
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る表示制御システム
の概略の外観図である。
【図2】図1に示したHMDの詳細図である。
【図3】合成画像の生成を示すイメージ図である。
【図4】図1に示したゲームフィールドの拡大図であ
る。
【図5】実施形態の表示制御システムの機能構成を示す
ブロック図である。
【図6】実施形態に係る計算機300のHMD表示スレ
ッドを示すフローチャートである。
【図7】実施形態に係るCG画像の表示位置補正処理を
示すイメージ図である。
【図8】実施形態に係るCG画像の表示位置補正処理を
示すフローチャートである。
【図9】図8の続きのフローチャートである。
【図10】カメラ位置の補正のための回転方向と角度の
求め方を説明するための図である。
【図11】従来のCG画像の表示位置補正処理を示すイ
メージ図である。
【符号の説明】
100 HMD 110,111 ビデオカメラ 130,131 LCD 120 HMD内蔵位置センサ 130,131 液晶ディスプレイ 200 3次元位置センサ本体 210 3次元位置センサ固定局 300 計算機 301 CPU 302 メモリ 303 PCIブリッジ 310 シリアルI/O 320,321 ビデオキャプチャボード 330,331 ビデオボード
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 13/04 H04N 13/04 17/04 17/04 A Fターム(参考) 2C001 BA05 BC00 BC08 CB01 CC00 CC03 CC09 5C023 AA11 CA03 5C054 EA01 EA05 EH01 FA02 FA05 FC12 FE12 HA15 5C061 AA01 AB04 AB10 AB12 AB14 AB18 AB20 BB15

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる第1の画像と第2の画像を
    入力する画像入力手段と、入力された前記第1の画像と
    前記第2の画像とを画像合成する手段であって、前記第
    1の画像に前記第2の画像を合成する際、前記第1の画
    像中より検出した所定のマーカーに基づいて第2の画像
    を位置決めするようになされた画像合成手段と、前記画
    像合成手段より出力された合成画像を表示する表示手段
    とを備え、 前記画像合成手段は、同一の被写体を異なる位置から撮
    影した複数の第1の画像に対して前記第2の画像を合成
    する際、前記複数の第1の画像に共通に検出されたマー
    カーに基づいて、前記第2の画像の位置決めを行うよう
    に構成されていることを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1の画像は実
    写画像であり、前記第2の画像はCG等の仮想画像であ
    ることを特徴とする表示制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第1の画像は、
    ステレオ画像を構成する左右の画像であることを特徴と
    する表示制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記マーカーは、前
    記実写画像の撮影対象に予め付与され、前記撮影対象に
    対して位置が不変であることを特徴とする表示制御装
    置。
  5. 【請求項5】 互いに異なる第1の画像と第2の画像を
    入力する画像入力ステップと、前記画像入力ステップに
    おいて入力された前記第1の画像と前記第2の画像とを
    画像合成する処理を行うステップであって、前記第1の
    画像に前記第2の画像を合成する際、前記第1の画像中
    より検出した所定のマーカーに基づいて第2の画像を位
    置決めするようになされた画像合成ステップと、前記画
    像合成ステップによって生成された合成画像を表示する
    表示ステップとを備え、 前記画像合成ステップは、同一の被写体を異なる位置か
    ら撮影した複数の第1の画像に対して前記第2の画像を
    合成する際、前記複数の第1の画像に共通に検出された
    マーカーに基づいて、前記第2の画像の位置決めを行う
    ことを特徴とする表示制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記第1の画像は実
    写画像であり、前記第2の画像はCG等の仮想画像であ
    ることを特徴とする表示制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記第1の画像は、
    ステレオ画像を構成する左右の画像であることを特徴と
    する表示制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記マーカーは、前
    記実写画像の撮影対象に予め付与され、前記撮影対象に
    対して位置が不変であることを特徴とする表示制御方
    法。
  9. 【請求項9】 被写体を撮影する撮影手段によって得ら
    れた実写映像と造形的に作成された仮装画像とを合成し
    て表示部に表示する表示手段と、前記表示手段の合成表
    示の際に、前記実写映像に撮影されたマーカーを参照し
    て前記仮装画像の位置決めを行う位置決め手段とを有す
    る表示制御装置において、 前記表示手段により、同一の被写体を撮影する2つの撮
    影手段によって得られた2つの実写映像のそれぞれに前
    記仮装画像を合成して表示する際に、前記位置決め手段
    は、前記2つの実写映像の両方に撮影されたマーカーの
    みを用いて前記仮装画像の位置決めを行うことを特徴と
    する表示制御装置。
  10. 【請求項10】 前記2つの撮影手段は、左眼用カメラ
    と右眼用カメラであることを特徴とする請求項9記載の
    表示制御装置。
  11. 【請求項11】 前記表示部は、左眼用表示部と右眼用
    表示部で構成され、前記左眼用表示部は、前記2つの実
    写映像のうち前記左眼用カメラで撮影された左眼用の実
    写映像を表示し、前記右眼用表示部は、前記右眼用カメ
    ラで撮影された右眼用の実写映像を表示することを特徴
    とする請求項10記載の表示制御装置。
  12. 【請求項12】 被写体を撮影する撮影手段によって得
    られた実写映像からマーカーを検出する検出手段と、前
    記マーカーを参照して前記被写体の撮影位置を推測する
    推測手段とを備えた撮影位置推測装置において、 前記検出手段は、同一の被写体を撮影する2つの撮影手
    段によって得られた2つの実写映像からそれぞれマーカ
    ーを検出するように構成し、 前記推測手段は、前記検出手段で検出されたマーカーの
    うち、前記2つの実写映像の両方に撮影されたマーカー
    のみを選択し、その選択されたマーカーを参照して前記
    被写体の撮影位置を推測することを特徴とする撮影位置
    推測装置。
  13. 【請求項13】 前記2つの撮影手段は、左眼用カメラ
    と右眼用カメラであることを特徴とする請求項12記載
    の撮影位置推測装置。
  14. 【請求項14】 請求項9乃至請求項11記載の表示制
    御装置を有することを特徴とする表示システム。
  15. 【請求項15】 請求項12または請求項13記載の撮
    影位置推測装置を有することを特徴とする撮影システ
    ム。
  16. 【請求項16】 被写体を撮影する撮影手段によって得
    られた実写映像と造形的に作成された仮装画像とを合成
    して表示部に表示する際に、前記実写映像に撮影された
    マーカーを参照して前記仮装画像の位置決めを行う画像
    位置決め方法において、 同一の被写体を撮影する2つの撮影手段によって得られ
    た2つの実写映像のそれぞれに前記仮装画像を合成して
    表示する場合に、前記2つの実写映像の両方に撮影され
    たマーカーのみを用いて前記仮装画像の位置決めを行う
    ことを特徴とする画像位置決め方法。
  17. 【請求項17】 前記2つの撮影手段は、左眼用カメラ
    と右眼用カメラであることを特徴とする請求項16記載
    の画像位置決め方法。
  18. 【請求項18】 前記表示部は、左眼用表示部と右眼用
    表示部で構成され、前記左眼用表示部は、前記2つの実
    写映像のうち前記左眼用カメラで撮影された左眼用の実
    写映像を表示し、前記右眼用表示部は、前記右眼用カメ
    ラで撮影された右眼用の実写映像を表示することを特徴
    とする請求項17記載の画像位置決め方法。
  19. 【請求項19】 被写体を撮影する撮影手段によって得
    られた実写映像からマーカーを検出する検出行程と、前
    記マーカーを参照して前記被写体の撮影位置を推測する
    推測行程とを実行する撮影位置推測方法において、 前記検出行程は、同一の被写体を撮影する2つの撮影手
    段によって得られた2つの実写映像からそれぞれマーカ
    ーを検出し、 前記推測行程は、前記検出行程で検出されたマーカーの
    うち、前記2つの実写映像の両方に撮影されたマーカー
    のみを選択し、その選択されたマーカーを参照して前記
    被写体の撮影位置を推測することを特徴とする撮影位置
    推測方法。
  20. 【請求項20】 前記2つの撮影手段は、左眼用カメラ
    と右眼用カメラであることを特徴とする請求項19記載
    の撮影位置推測方法。
  21. 【請求項21】 被写体を撮影する撮影手段によって得
    られた実写映像と造形的に作成された仮装画像とを合成
    して表示部に表示する際に、前記実写映像に撮影された
    マーカーを参照して前記仮装画像の位置決めを行う画像
    位置決め方法を実行するための処理プログラムを記録し
    た記録媒体であって、 前記処理プログラムは、 同一の被写体を撮影する2つの撮影手段によって得られ
    た2つの実写映像のそれぞれに前記仮装画像を合成して
    表示する場合に、前記2つの実写映像の両方に撮影され
    たマーカーのみを用いて前記仮装画像の位置決めを行う
    内容を有することを特徴とする処理プログラムを記録し
    た記録媒体。
  22. 【請求項22】 マーカーが付された被写体を撮影する
    撮影手段によって得られた実写映像からマーカーを検出
    し、このマーカーを参照して前記被写体の撮影位置を推
    測する撮影位置推測方法を実行するための処理プログラ
    ムを記録した記録媒体であって、 前記処理プログラムは、 同一の被写体を撮影する2つの撮影手段によって得られ
    た2つの実写映像からそれぞれマーカーを検出する第1
    のステップと、 前記第1のステップによって検出されたマーカーのう
    ち、前記2つの実写映像の両方に撮影されたマーカーの
    みを選択する第2のステップと、 前記第2のステップで選択されたマーカーを参照して前
    記被写体の撮影位置を推測する第3のステップとを備え
    たことを特徴とする処理プログラムを記録した記録媒
    体。
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