JP2002156860A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP2002156860A
JP2002156860A JP2000355616A JP2000355616A JP2002156860A JP 2002156860 A JP2002156860 A JP 2002156860A JP 2000355616 A JP2000355616 A JP 2000355616A JP 2000355616 A JP2000355616 A JP 2000355616A JP 2002156860 A JP2002156860 A JP 2002156860A
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Japan
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fixing device
heating
roller
set temperature
cleaning roller
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JP2000355616A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Katayanagi
秀敏 片柳
Hajime Tanaka
一 田中
Toshiki Hayamizu
俊樹 速水
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着装置内を通過する用紙が搬送不良(ジャ
ム)を発生した時に、加熱ローラに付着したトナーが用
紙へ転移する事を防止するとともに、加熱ローラ設定温
度を速やかに変更できる定着装置を提供する。 【解決手段】 加熱源81により加熱される加熱ローラ
82と、加熱ローラ82に圧接する加圧ローラ83とか
ら成る定着装置において、加熱ローラ82の表面に接触
して清掃するクリーニングローラ84を加熱ローラ82
に対して接離可能に設け、第1設定温度T1と、第1設
定温度T1と異なる第2設定温度T2とを有し、加熱ロ
ーラ82表面の設定温度を低く変更する場合に、クリー
ニングローラ84を加熱ローラ82に当接させ、一緒に
回転させる定着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられる定着装
置に関し、特に、トナー像を担持した転写材を加熱定着
する加熱ローラ、定着ベルト等の加熱回転体をクリーニ
ングするクリーニングローラを有する定着装置、及び該
定着装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置において、加熱溶融性の樹脂等より成
るトナーを担持する被記録材を加熱定着処理する定着装
置には、熱ローラ方式が多く採用されている。
【0003】熱ローラ方式の定着装置は、内部にハロゲ
ンヒータ等の発熱源を備えた熱伝導性基体上に離型層、
もしくは熱伝導性基体上に耐熱弾性層を被覆し更にその
上に離型層を被覆した加熱ローラと、これに圧接する弾
性を有する加圧ローラとから構成され、この一対のロー
ラの圧接部である定着ニップ部に用紙等の被記録材を通
過させる事により、被記録材に担持されたトナー像を加
熱、定着させるものである。
【0004】特開平6−332330号、特開平7−3
06609号各公報には、加熱ローラに加圧ローラを圧
接回転させて、定着加熱ローラの設定温度を低下させる
定着装置が提案されている。
【0005】しかしながら、加圧ローラ自動圧着解除機
構のない定着装置を有する画像形成装置においては、画
像形成時や待機時にも加圧ローラは加熱ローラに接して
いるので、加圧ローラは常にある程度高い温度に保たれ
ており、加熱ローラに加圧ローラを圧着回転させても加
熱ローラの温度低下時間にはある程度の時間を要し、ユ
ーザーに対して加熱ローラ設定温度変更に伴う待ち時間
が長かった。加圧ローラの熱容量を加熱ローラの熱容量
に対して大きく設定するほど前記待ち時間が短くできる
が、この場合、通常の画像形成時などに加熱ローラ表面
温度低下が大きくなってしまうという問題があった。
【0006】また、加熱ローラ側にも加圧ローラ側にも
熱源を有し、各ローラの設定温度差が小さい場合には、
加圧ローラの設定温度が加熱ローラの設定温度より低く
ても、加圧ローラの圧着回転による温度低下効果が小さ
い。
【0007】熱ローラ定着装置を有する画像形成装置に
おいて、加熱ローラ表面を清掃し、画像汚れを生じさせ
ないための手段として、実開平6−28868号明細書
に記載があるようなクリーニングローラを使用する方法
が知られている。この場合、特開平11−242401
号公報の定着装置のように、加熱ローラの表面硬度より
もクリーニングローラの表面硬度を低くする方がクリー
ニングローラの加熱ローラに対する密着性が高まりクリ
ーニング性が向上することが知られている。
【0008】特開平11−242401号公報の定着装
置は、クリーニングローラの表面硬度を定着ローラの表
面硬度より低くすると共に、クリーニングローラの回転
を停止させた状態で定着ローラ表面を摺擦させてクリー
ニングするものである。
【0009】しかしながら、特開平11−242401
号公報の定着装置は、加熱ローラとクリーニングローラ
のニップ幅を増大させる事により、クリーニング効率を
高めるために必要な手段であり、加熱ローラ、クリーニ
ングローラの双方とも硬度が低ければ低いほどよいとい
うことになる。定着ニップ中でクリーニングローラ側に
トナーが移行するか否かは表面性により決まるものであ
り、同じニップ幅の条件で比較した場合、加熱ローラと
クリーニングローラの表面性に関する条件が定められな
くては、より効率のよいクリーニング性は得られない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、高温の
定着設定温度からそれより低い設定温度に切り換える際
に、加熱ローラと加圧ローラとを不必要に長時間接触回
転させることなく、且つ、その温度切り換え時の待ち時
間を短縮可能な定着装置を検討し、本発明を完成した。
【0011】即ち、定着装置内を通過する転写材が搬送
不良(ジャム)を発生した時にのみクリーニングローラ
を加熱ローラに当接させ、転写材に付着したトナーが加
熱ローラへ転移する事を防止するとともに、加熱ローラ
の設定温度の切換が必要な際に、クリーニングローラの
当接を利用して、加熱ローラ表面の温度を低く変更する
事ができる定着装置を提供する。
【0012】また、厚紙定着用の高温モードから普通紙
定着用の普通紙モードに、加熱ローラ表面の設定温度を
低く変更する場合に、その温度切り換え時の待ち時間を
短縮可能な定着装置を提供する。
【0013】更に、カラー画像形成用のカラーモードか
ら白黒画像形成用の白黒モードに、加熱ローラ表面の設
定温度を低く変更する場合に、その温度切り換え時の待
ち時間を短縮可能な定着装置を提供する。
【0014】本発明は上記のような従来の問題点を解決
する定着装置、及び画像形成装置を提供することを目的
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、下記の構
成により達成される。
【0016】(1) 加熱源により加熱される加熱回転
体と、前記加熱回転体に圧接する加圧回転体とから成る
定着装置において、前記加熱回転体の表面に接触して清
掃するクリーニングローラを前記加熱回転体に対して接
離可能に設け、前記加熱回転体は、第1設定温度と、該
第1設定温度とは異なる第2設定温度とを有し、前記加
熱回転体表面の設定温度を低く変更する場合に、前記ク
リーニングローラを前記加熱回転体に当接させ、一緒に
回転させることを特徴とする定着装置。
【0017】(2) 加熱源により加熱される加熱回転
体と、前記加熱回転体に圧接する加圧回転体とから成る
定着装置において、前記加熱回転体の表面に接触して清
掃するクリーニングローラを前記加熱回転体に対して接
離可能に設け、前記クリーニングローラを、画像形成直
後に、所定時間前記加熱回転体に当接させ、一緒に回転
させることを特徴とする定着装置。
【0018】(3) 加熱源により加熱される加熱回転
体と、前記加熱回転体に接離可能に当接して一緒に回転
するクリーニングローラとから成る定着装置において、
前記クリーニングローラが前記加熱回転体に接触して回
転する際、前記クリーニングローラの前記加熱回転体の
外周面上での接触距離を、前記加熱回転体の外周長の整
数倍とすることを特徴とする定着装置。
【0019】(4) 加熱源により加熱される少なくと
も1層の弾性層と表面層を有する多層構造の加熱回転体
と、前記加熱回転体に当接して一緒に回転するクリーニ
ングローラとから成る定着装置において、前記クリーニ
ングローラの表面層の硬度を、前記加熱回転体の表面層
の硬度に対して低く設定することを特徴とする定着装
置。
【0020】(5) 加熱源により加熱される少なくと
も1層の弾性層を有する加熱回転体と、前記加熱回転体
に当接して一緒に回転するクリーニングローラとから成
る定着装置において、前記クリーニングローラの表面の
マイクロ硬度を、前記加熱回転体の表面のマイクロ硬度
に対して低く設定することを特徴とする定着装置。
【0021】(6) 前記(1)〜(5)の何れか1項
に記載の定着装置と画像形成手段と用紙搬送手段とを備
えて成ることを特徴とする画像形成装置。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の定着装置、及び画
像形成装置の実施の形態を図を用いて説明する。
【0023】(画像形成装置の一実施形態)図1は、本
発明に係る定着装置を備えた画像形成装置の一実施形態
を示すカラー画像形成装置の断面構成図である。
【0024】このカラー画像形成装置は、タンデム型カ
ラー画像形成装置と称せられるもので、縦列配置された
複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10K
と、複数のローラにより巻回され回動可能に支持された
半導電性エンドレスベルト状の中間転写体7と、給紙搬
送手段、及び定着装置8とから成る。
【0025】イエロー色の画像を形成する画像形成部1
0Yは、像担持体(感光体)1Yの周囲に配置された帯
電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y、一次転写手
段5Y、クリーニング手段6Yを有する。マゼンタ色の
画像を形成する画像形成部10Mは、像担持体(感光
体)1M、帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4
M、一次転写手段5M、クリーニング手段6Mを有す
る。シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、像
担持体(感光体)1C、帯電手段2C、露光手段3C、
現像手段4C、一次転写手段5C、クリーニング手段6
Cを有する。黒色画像を形成する画像形成部10Kは、
像担持体(感光体)1K、帯電手段2K、露光手段3
K、現像手段4K、一次転写手段5K、クリーニング手
段6Kを有する。
【0026】画像形成部10Y,10M,10C,10
Kより形成された各色の画像は、一次転写手段5Y,5
M,5C,5Kにより、回動する中間転写体7上に逐次
転写されて、合成されたカラー画像が形成される。給紙
カセット20内に収容された転写材(以下、用紙と称
す)Pは、給紙手段21により給紙され、複数の中間ロ
ーラ22A,22B,22C,22D、レジストローラ
23を経て、二次転写手段5Aに搬送され、用紙P上に
カラー画像が一括転写される。カラー画像が転写された
用紙Pは、定着装置8により定着処理され、排紙ローラ
24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置され
る。
【0027】両面画像形成時には、第1面に画像形成さ
れ、定着装置8から排出された用紙Pは、分岐手段26
により用紙排紙路から分岐され、下方の反転通紙路27
A,27B,27Cを通過して、中間ローラ22Dにお
いて合流する。反転搬送された用紙Pは、レジストロー
ラ23を経て、二次転写手段5Aに搬送され、用紙Pの
第2面上にカラー画像が一括転写される。カラー画像が
転写された用紙Pは、定着装置8により定着処理され、
排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に
載置される。
【0028】一方、二次転写手段5Aにより用紙Pにカ
ラー画像を転写した後、用紙Pを曲率分離した中間転写
体7は、クリーニング手段6Aにより残留トナーが除去
される。
【0029】画像形成処理中、一次転写手段5Kは常
時、感光体1Kに圧接している。他の一次転写手段5
Y,5M,5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれ対
応する感光体1Y,1M,1Cに圧接する。二次転写手
段5Aは、ここを用紙Pが通過して二次転写が行われる
時にのみ、中間転写体7に圧接する。
【0030】(定着装置の全体構成)図2は本発明の定
着装置の一実施の形態を示す断面図である。
【0031】定着装置(ローラ定着装置)8は、加熱源
81、加熱ローラ(加熱回転体)82、加圧ローラ(加
圧回転体)83等から成る。加熱ローラ82の周囲に
は、クリーニングローラ84、オイル塗布ローラ85、
クリーニングローラ86、非接触型の異常温度防止用の
サーモスタットTS1、非接触型の温度センサTS2が
配置されている。
【0032】加熱源81には、ハロゲンランプ、誘導加
熱手段等が用いられる。加熱ローラ82は、熱伝導性基
体(芯金)821、熱伝導性基体821の外側を被覆す
る耐熱弾性層(以下、弾性層と称す)822、更にその
外側を被覆する離型層823等により構成されている。
【0033】加圧ローラ83は、熱伝導性基体(芯金)
831の周囲に、シリコーンゴム等の弾性層832と、
更にその外層にフッ素樹脂を被覆する離型層833とに
より構成される。Nは加圧ローラ83と加熱ローラ82
とが圧接する定着ニップ部である。
【0034】温度センサTS2は、加熱ローラ82の表
面温度を検知する。温度センサTS2の検出信号により
不図示の制御手段は、加熱ローラ82の表面温度を所定
温度に制御する。
【0035】加熱ローラ82と加圧ローラ83とが圧接
する定着ニップ部Nに用紙Pが導入されると、加熱源8
1により加熱された加熱ローラ82の熱が用紙Pに付与
され、用紙P上のトナー像tが加熱定着される。
【0036】(加熱ローラ)加熱ローラ82は、熱伝導
性基体821、弾性層822、離型層823から成る直
径20〜70mmの円筒体である。円筒状の熱伝導性基
体821としては、熱伝導性の良好なアルミニウム材
(A5056,A5052,A5083,A6063な
ど)が主として用いられ、非磁性ステンレス鋼材(ST
KM11など)も用いられる。熱伝導性基体821は、
所要の機械的強度を有し、厚さ(肉厚)が0.8〜16
mm厚の円筒体である。
【0037】弾性層822は、例えばシリコーンゴムや
フッ素ゴム等の合成ゴムで形成される。さらに画像形成
の高速化対応のために、前記合成ゴム中に、フィラーと
してシリカ、アルミナ、酸化マグネシウム等の金属酸化
物の粉末5〜30質量%を配合させて熱伝導率を向上さ
せる方法が好ましく、熱伝導率が(2〜20)×10 -3
J/cm・s・K程度の弾性層として形成したものを用
いる。フィラーとして導電性カーボンブラックを用いれ
ば、弾性層822の電気抵抗(体積抵抗率)を容易に低
く設定し、加熱ローラ82の帯電防止に有効である。弾
性層822の厚さ(肉厚)は、0.5〜5mm、好まし
くは1〜3mm厚である。
【0038】弾性層822の外側(外周面)に、トナー
との離型性を良好とするため、厚さ15〜70μmのP
FA(フッ素樹脂)チューブを被覆したものや、フッ素
樹脂(PFA、PTFE、またはPFAとPTFEとの
混合物)塗料を15〜70μm塗布したもので、離型層
823を設ける。離型層823は、トナーとの離型性を
良好とするとともに、弾性層822の耐久性を高める。
弾性層822の外側にフッ素ゴム層を設けたり、フッ素
ラテックスゴム層を設け、さらにその上層に高離型シリ
コーンゴム層を設けてもよい。
【0039】図3は、加熱ローラ82の他の実施の形態
を示す層構成図である。なお、図3に使用されている符
号について、図2と同じ機能を有する部分には、同符号
を付している。また、図2と異なる点を説明する。
【0040】加熱ローラ82は、熱伝導性基体821に
弾性層822を被覆し、更にその上にゴムと樹脂から成
る混合層824を有し、更にその上に樹脂層825を形
成した4層構成である。
【0041】熱伝導性基体821と弾性層822は、前
記と同じ構成である。最外層の樹脂層825は、例え
ば、PFA等のフッ素樹脂により形成され、厚さ数10
μmの薄層である。樹脂層825は、前記離型層823
と同様にトナーとの離型性を良好とするとともに、弾性
層822の耐久性を高める。
【0042】樹脂層825の下層の混合層824は、フ
ッ素ゴムとフッ素樹脂とを混合して形成されたものであ
り、厚さ数10μmの薄層である。混合層824は、弾
性層822と樹脂層825との接着層として形成される
とともに、加熱ローラ82が加圧ローラ83と圧接して
回転する時、樹脂層825と弾性層822の緩衝材とし
て作用し、樹脂層825のクラック発生を防止する。
【0043】(加圧ローラ(図2参照))上側の加熱ロ
ーラ82と対をなす下側の円筒状の定着部材としての加
圧ローラ83は、熱伝導性基体831、弾性層832、
離型層833から成る。加圧ローラ83の構成部材は、
加熱ローラ82の構成部材とほぼ同一の材料、特性、寸
法に形成されている。
【0044】例えばアルミニウム材を用いた熱伝導性基
体831と、該熱伝導性基体831の外周面に、例えば
シリコーンゴム層或いはフッ素ゴム層やシリコーンゴム
の発泡材を用いたスポンジ状の、厚さ(肉厚)0.5〜
5mm厚でゴム硬度が0〜40Hs(JIS、Aゴム硬
度)のゴム層よりなる弾性層832とにより形成された
外径20〜70mm程度のソフトローラとして構成され
る。弾性層832の外側(外周面)には、離型性を有す
るPFA、PTFE等の耐熱性のフッ素樹脂を被覆した
離型層833が形成されている。固定位置に回転可能に
支持された上側の加熱ローラ82と、バネ付勢されて加
熱ローラ82に圧接する下側の加圧ローラ83との間
に、定着ニップ部Nが形成されトナー像tの定着が行わ
れる。
【0045】加圧ローラ83の他の実施の形態として、
図3の加熱ローラ82の層構成図と同様に、熱伝導性基
体831に弾性層832を被覆し、更にその上にゴムと
樹脂から成る混合層を、更にその上に樹脂層を積層し
て、4層構成の加圧ローラ83を形成する。
【0046】(定着装置の他の実施の形態)図4は、定
着装置の他の実施の形態を示す断面図である。
【0047】定着装置9は、ハロゲンランプ等の加熱源
91、回転可能な加熱ローラ92、圧接して回転する一
対の上加圧ローラ93Aと下加圧ローラ93B、加熱ロ
ーラ92と上加圧ローラ93Aの各外周面を巻回して回
動可能な加熱定着ベルト(加熱回転体)90等から構成
されている。
【0048】定着装置9は、加熱ローラ92により加熱
された加熱定着ベルト90を回動させ、回転する一対の
加圧ローラ93A,93B間に用紙Pを挟持させて搬送
し、挟持された加熱定着ベルト90により用紙P上のト
ナー像tを加熱定着する。
【0049】加熱定着ベルト90の上部には、加熱定着
ベルト90にオイルを塗布するオイル塗布ローラ95、
オイル塗布ローラ95の表面を清掃するクリーニングロ
ーラ96が配置されている。
【0050】上加圧ローラ93Aは低硬度の発泡弾性部
材により形成されている。下加圧ローラ93Bはゴム表
層にPFA等のフッ素樹脂を被覆したものである。加熱
ローラ92は例えばアルミニウム材のような熱伝導性基
体上にフッ素樹脂層を形成したローラであり、内部に加
熱源91を有する。加熱定着ベルト90は、エンドレス
ベルトであり、図2及び図3に示す加熱ローラ82の層
構成と同様の構成をなし、弾性変形可能である。即ち、
加熱定着ベルト90は、熱伝導性基体のニッケル電鋳
層、もしくはポリイミドのような耐熱樹脂層上にシリコ
ーンゴム等の弾性層と離型層を被覆した3層構成、又
は、熱伝導性基体、弾性層、混合層、樹脂層から成る4
層構成である。
【0051】加熱ローラ92の外周面近傍にはサーモス
タットTS1が配置され、下加圧ローラ93Bの外周面
近傍には温度センサTS2が配置されている。
【0052】定着ベルト90の下方には、ガイド板98
が配置されている。図示しない搬送手段により定着装置
9に搬送される用紙Pは、ガイド板98と定着ベルト9
0との傾斜間隙を通過し、上加圧ローラ93Aと下加圧
ローラ93Bとが圧接する定着ニップ部Nに送り込まれ
る。
【0053】用紙P上に形成されたトナー像tは、定着
ニップ部Nにおいて、加熱源91により加熱され、図示
しない駆動手段により回動される加熱ローラ92により
加熱、溶融されるとともに、上加圧ローラ93Aと下加
圧ローラ93Bとにより圧接されて用紙Pに定着され
る。
【0054】(クリーニングローラ)図2に示す定着装
置(ローラ定着装置)8において、クリーニングローラ
84は、加熱ローラ82の表面から離間した際に、加熱
ローラ82の上部に存在しない位置に配置する。このク
リーニングローラ84の圧接解除に、クリーニングロー
ラ84を加熱ローラ82の上部に設けると、クリーニン
グローラ84が加熱ローラ82に接触していなくても、
加熱ローラ82の熱気上昇によるクリーニングローラ8
4の温度上昇が生じる。従って、クリーニングローラ8
4は、加熱ローラ82の上部を避けた位置に配置する。
【0055】図4に示す定着装置(ベルト定着装置)9
においても、クリーニングローラ94を加熱ローラ92
の上部を避けた位置に配置する。
【0056】また、クリーニングローラ84は、金属等
の比較的肉厚の熱伝導性基体841上に薄い耐熱樹脂層
842を有する構成である(図2参照)。クリーニング
ローラ94は、金属等の比較的肉厚の熱伝導性基体94
1上に薄い耐熱樹脂層942を有する構成である(図4
参照)。
【0057】クリーニングローラ84,94を比較的熱
容量の大きい部材で構成することにより、温度低下効率
を良くすることができる。また、ジャム処理後の制御時
に温度低下が必要以上に大きくならないよう、加熱ロー
ラ82とクリーニングローラ84、加熱定着ベルト90
とクリーニングローラ94の各接触時間は、クリーニン
グするのに必要最小限にとどめる方がよい。
【0058】クリーニングローラ84表面の耐熱樹脂層
842の硬度H1は、加熱ローラ82表面の離型層82
3または樹脂層825の硬度H2に対して低く設定す
る。同様にして、クリーニングローラ94表面の耐熱樹
脂層942の硬度H1は、加熱定着ベルト90の表面層
の硬度H2に対して低く設定する。
【0059】加熱ローラ82とクリーニングローラ84
の表面マイクロ硬度条件もしくは、表面層の硬度条件を
定めることにより、加熱ローラ82上の残留トナーやそ
の他付着物と、加熱ローラ82、クリーニングローラ8
4間の接触面積を比較すると、クリーニングローラ84
の方が大きくなり、よってクリーニングローラ84とト
ナーの付着力が高まることによってクリーニング性能を
向上させることができる。この際、クリーニングローラ
84の表面層の接触角を、加熱ローラ82の表面層の接
触角より小さくなるような材質を設定する事により、ト
ナーなどの付着物のクリーニング性能をより向上させる
ことができる。
【0060】本発明の定着装置は、オイル塗布を兼ねる
クリーニングローラとそれに当接する第2のクリーニン
グローラを有する系にも適用可能である。
【0061】(クリーニングローラ84の制御)図5は
クリーニングローラの制御を示すブロック図である。
【0062】クリーニングローラ84は、図示しないラ
ッチソレノイドにより駆動され、常時には破線に示す位
置に停止保持されている。
【0063】定着装置8内を通過する用紙Pが搬送不良
を発生した事がセンサにより検知された時に、制御手段
100は図示しないラッチソレノイドを駆動して、クリ
ーニングローラ84を図示しないバネにより付勢して、
加熱ローラ82の表面に当接させる。クリーニングロー
ラ84は、回転駆動されている加熱ローラ82に圧接し
て一緒に回転して、加熱ローラ82上のトナーをクリー
ニングし、加熱ローラ82に付着したトナーなどの付着
物が用紙Pへ転移する事を防止する。これにより、搬送
不良を発生した用紙Pが定着ニップ部Nに停滞した際に
加熱ローラ82にオフセットしたトナーが用紙Pを汚す
ことを防止する事ができる。
【0064】定着装置9においても、用紙Pが搬送不良
を発生した事がセンサにより検知された時に、クリーニ
ングローラ94は、ラッチソレノイドにより駆動され図
示しないバネにより付勢され、加熱定着ベルト90の表
面に当接して、加熱定着ベルト90上のトナーをクリー
ニングする。これにより、搬送不良を発生した用紙Pが
定着ニップ部Nに停滞した際に、加熱定着ベルト90に
オフセットしたトナーが用紙Pを汚す事を防止する。
【0065】前記制御手段100には、第1設定温度T
1と、該第1設定温度T1と異なる第2設定温度T2と
が予め設定されていて、加熱ローラ82の表面の設定温
度を低く変更する場合に、クリーニングローラ84を加
熱ローラ82に当接させ、所定回数一緒に回転させる。
【0066】即ち、第1設定温度T1が普通紙定着用の
通常モードであり、第2設定温度T2が厚紙定着用の高
温モードであり、第2設定温度T2から第1設定温度T
1に加熱ローラ82の表面の設定温度を低く変更する場
合に、クリーニングローラ84を加熱ローラ82に当接
させ、一緒に回転させて加熱ローラ82の表面温度を低
下させる。
【0067】例えば、通常頻繁に使用される50〜90
g/m2の用紙Pに対応する普通紙モードに対する第1
設定温度T1として150〜170℃を選択し、はがき
等の100〜200g/m2の用紙Pに対応する厚紙モ
ードに対する第2設定温度T2として170〜190℃
を選択する。
【0068】また、白黒モードとカラーモードとを設定
可能なカラー画像形成装置においては、第1設定温度T
1が白黒画像形成用の白黒モードであり、第2設定温度
T2がカラー画像形成用のカラーモードである。第2設
定温度T2から第1設定温度T1に加熱ローラ82の表
面の設定温度を低く変更する場合に、クリーニングロー
ラ84を加熱ローラ82に当接させ、一緒に回転させて
加熱ローラ82の表面温度を低下させる。
【0069】例えば、白黒画像形成の際に使用されるト
ナーの種類等に応じて白黒画像形成モードに対する第1
設定温度T1として150〜170℃を選択し、カラー
モードに対する第2設定温度T2として170〜190
℃を選択する。
【0070】即ち、第1設定温度T1が2値画像定着用
の通常モードであり、第2設定温度T2が多値(3値以
上)画像定着用の高温モードであり、第2設定温度T2
から第1設定温度T1に加熱ローラ82の表面の設定温
度を低く変更する場合に、クリーニングローラ84を加
熱ローラ82に当接させ、一緒に回転させて加熱ローラ
82の表面温度を低下させる。
【0071】例えば、第1設定温度T1として150〜
170℃を選択し、第2設定温度T2として170〜1
90℃を選択する。
【0072】クリーニングローラ84が加熱ローラ82
に接触して回転する際、クリーニングローラ84の加熱
ローラ82の外周面上での接触距離を、加熱ローラ82
の外周長の整数倍とする。加熱ローラ82の表面温度に
むらが出ないように加熱ローラ82が回転している状態
でクリーニングローラ84を接触させ、且つ、接触距離
が加熱ローラ82の外周長の整数倍となるようにするこ
とが望ましい。
【0073】また、画像形成終了後に用紙Pが、排紙セ
ンサSの検知部を通過した直後にクリーニングローラ8
4を加熱ローラ82に接触させ、所定時間一緒に回転さ
せることにより、画像形成終了後の加熱ローラ82の温
度オーバーシュートを抑制することができる。
【0074】(定着装置の実施例) [実施例1] 加熱ローラ82:アルミ芯金+シリコーンゴム+表面P
FA樹脂層、円筒型アルミ芯金の内部にハロゲンヒータ
ーを設置、 加圧ローラ83:アルミ芯金+シリコーンゴム+表面P
FA樹脂層、円筒型アルミ芯金の内部にハロゲンヒータ
ー設置、 クリーニングローラ84:アルミ芯金+表面弗素ゴム
層、 温度検知手段:加熱ローラ82、加圧ローラ83に、非
接触型の異常温度防止用のサーモスタットTS1,TS
3、非接触型の温度センサTS2,TS4を配置し、そ
の検知出力によりハロゲンヒーターへの通電を制御す
る、 自動圧着解除機構:加熱ローラ82に対して加圧ローラ
83及びクリーニングローラ84を自動圧着解除する機
構あり、 加熱ローラ設定温度:設定温度1〜180℃(通常プロ
セスモード) 設定温度2〜140℃(低速プロセスモード) 加圧ローラ設定温度:設定温度1〜140℃(通常プロ
セスモード) 設定温度2〜140℃(低速プロセスモード) 加熱ローラ82は駆動回転、加圧ローラ83及びクリー
ニングローラ84は従動回転又は駆動回転、各モードで
の制御は、以下の通りである。
【0075】 通常の画像形成時に、加圧ローラ83
のみ加熱ローラ82に圧着回転させる。
【0076】 ジャム処理直後に、クリーニングロー
ラ84のみ加熱ローラ82に圧着回転させる。加熱ロー
ラ82上でクリーニングローラ84との接触距離が、加
熱ローラ82の外周長の2倍(転写紙P上の最大トナー
付着量が全て加熱ローラ82へ移行した場合に必要な
量)となった所で圧接を解除する。加熱ローラ82が設
定温度まで再上昇した所で画像形成動作に移る。
【0077】 設定温度変更(低下する方向)時に、
クリーニングローラ84、加圧ローラ83とも加熱ロー
ラ82に圧着回転させる。加熱ローラ82と加圧ローラ
83がともに設定温度になった所で、両ローラ82,8
3の圧接を解除した後に、画像形成動作に移る。
【0078】 設定温度変更(上昇する方向)時に、
クリーニングローラ84、加圧ローラ83とも加熱ロー
ラ82に圧着させない。加熱ローラ82、加圧ローラ8
3ともに設定温度になった所で、画像形成動作に移る。
【0079】[実施例2] 加熱ローラ82:アルミ芯金+シリコーンゴム+表面P
FA樹脂層、円筒型アルミ芯金の内部にハロゲンヒータ
ー設置、 加圧ローラ83:アルミ芯金+シリコーンゴム+表面P
FA樹脂層、円筒型アルミ芯金の内部にハロゲンヒータ
ー設置、 クリーニングローラ84:アルミ芯金+表面弗素ゴム
層、 クリーニングローラ84の表面は、上記表面PFA樹脂
層に対して硬度(例えばショアーD硬度)が柔らかい弗
素ゴム弾性層とする、 温度検知手段:加熱ローラ82、加圧ローラ83ともに
表面にサーミスタ温度センサを接触させ、その検知出力
によりハロゲンヒーターへの通電を制御する、 [実施例3] 加熱ローラ82:アルミ芯金+シリコーンゴム2mm厚
(硬度Asker−C30°)+表面PFA樹脂層、円
筒型アルミ芯金の内部にハロゲンヒーター設置、 加圧ローラ83:アルミ芯金+シリコーンゴム+表面P
FA樹脂層、円筒型アルミ芯金の内部にハロゲンヒータ
ー設置、 クリーニングローラ84:アルミ芯金+シリコーンゴム
2mm厚(硬度Asker−C30°)+表面弗素ゴム
層。
【0080】温度検知手段:加熱ローラ82、加圧ロー
ラ83に、非接触型の異常温度防止用のサーモスタット
TS1,TS3、非接触型の温度センサTS2,TS4
を配置し、その検知出力によりハロゲンヒーターへの通
電を制御する、 表面硬度:クリーニングローラ84の表面マイクロ硬度
は、上記の加熱ローラ82表面マイクロ硬度よりも柔ら
かいものとする。
【0081】(画像形成装置の他の実施例)本発明のカ
ラー画像形成装置は、図1に示すタンデム型カラー画像
形成装置に限定されるものではなく、複数の像担持体上
に形成されたトナー像tを用紙Pに直接転写して重ね合
わせトナー像tを形成し、定着装置により重ね合わせト
ナー像tを定着する方式のカラー画像形成装置にも適用
可能である。
【0082】また、本発明のカラー画像形成装置は、像
担持体上に順次形成される各色トナー像tを重ね合わせ
たのち、転写部で用紙P上に1回で転写してカラー画像
を形成し、その後、用紙Pを像担持体面から剥離し、定
着装置により重ね合わせトナー像tを定着する方式のカ
ラー画像形成装置にも適用可能である。なお、本発明は
モノクロ画像形成装置にも適用可能である。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、定着装置内を通過する
用紙が搬送不良(ジャム)を発生した時にのみ、クリー
ニングローラを加熱回転体表面に当接させ、加熱ローラ
に付着したトナーが用紙へ転移する事を防止するととも
に、加熱回転体表面の温度を速やかに低く変更する事が
できる。
【0084】また、厚紙定着用の高温モードから普通紙
定着用の普通紙モードに、加熱ローラ表面の設定温度を
低く変更する場合に、その温度切り換え時の待ち時間を
短縮する事が可能である。
【0085】更に、白黒画像形成用の白黒モードからカ
ラー画像形成用のカラーモードに、加熱ローラ表面の設
定温度を低く変更する場合に、その温度切り換え時の待
ち時間を短縮可能な定着装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置を備えた画像形成装置の
一実施形態を示すカラー画像形成装置の断面構成図。
【図2】本発明の定着装置の一実施の形態を示す断面
図。
【図3】加熱ローラの他の実施の形態を示す層構成図。
【図4】定着装置の他の実施の形態を示す断面図。
【図5】クリーニングローラの制御を示すブロック図。
【符号の説明】
8 定着装置(ローラ定着装置) 9 定着装置(ベルト定着装置) 10Y,10M,10C,10K 画像形成部 81,91 加熱源 82 加熱ローラ(加熱回転体) 83 加圧ローラ(加圧回転体) 84,86,94,96 クリーニングローラ 85,95 オイル塗布ローラ 90 加熱定着ベルト(加熱回転体) 92 加熱ローラ 93A 上加圧ローラ 93B 下加圧ローラ 100 制御手段 821,831 熱伝導性基体(芯金) 822,832 弾性層 823,833 離型層 824 混合層 825 樹脂層 842,942 耐熱樹脂層 841,941 熱伝導性基体 N 定着ニップ部 P 転写材(用紙) T1 第1設定温度 T2 第2設定温度 TS1,TS3 サーモスタット TS2,TS4 温度センサ t トナー像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AD04 AD07 AD18 2H033 AA08 AA45 AA46 AA47 BA30 BA49 BA54 BA55 BA57 CA01 CA07 CA16 CA18 CA22 CA30

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱源により加熱される加熱回転体と、
    前記加熱回転体に圧接する加圧回転体とから成る定着装
    置において、前記加熱回転体の表面に接触して清掃する
    クリーニングローラを前記加熱回転体に対して接離可能
    に設け、前記加熱回転体は、第1設定温度と、該第1設
    定温度とは異なる第2設定温度とを有し、前記加熱回転
    体表面の設定温度を低く変更する場合に、前記クリーニ
    ングローラを前記加熱回転体に当接させ、一緒に回転さ
    せることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 加熱源により加熱される加熱回転体と、
    前記加熱回転体に圧接する加圧回転体とから成る定着装
    置において、前記加熱回転体の表面に接触して清掃する
    クリーニングローラを前記加熱回転体に対して接離可能
    に設け、前記クリーニングローラを、画像形成直後に、
    所定時間前記加熱回転体に当接させ、一緒に回転させる
    ことを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニングローラは、前記定着装
    置内を通過する転写材が搬送不良を発生した時に、前記
    加熱回転体に当接することを特徴とする請求項1に記載
    の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記第1設定温度が普通紙定着用の通常
    モードであり、前記第2設定温度が厚紙定着用の高温モ
    ードであり、前記第2設定温度から前記第1設定温度に
    前記加熱回転体表面の設定温度を低く変更する場合に、
    前記クリーニングローラを前記加熱回転体に当接させ、
    一緒に回転させることを特徴とする請求項1または3に
    記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 前記第1設定温度がカラー画像形成用の
    カラーモードであり、前記第2設定温度が白黒画像形成
    用の白黒モードであり、前記第1設定温度から前記第2
    設定温度に前記加熱回転体表面の設定温度を低く変更す
    る場合に、前記クリーニングローラを前記加熱回転体に
    当接させ、一緒に回転させることを特徴とする請求項1
    または3に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 前記第1設定温度が2値画像用のモード
    であり、前記第2設定温度が多値画像用のモードであ
    り、前記第2設定温度から前記第1設定温度に前記加熱
    回転体表面の設定温度を低く変更する場合に、前記クリ
    ーニングローラを前記加熱回転体に当接させ、一緒に回
    転させることを特徴とする請求項1または3に記載の定
    着装置。
  7. 【請求項7】 前記第1設定温度が第1プロセス速度時
    のモードであり、前記第2設定温度が第2プロセス速度
    時のモードであり、前記第1プロセス速度が前記第2プ
    ロセス速度より遅く、前記第2設定温度から前記第1設
    定温度に前記加熱回転体表面の設定温度を低く変更する
    場合に、前記クリーニングローラを前記加熱回転体に当
    接させ、一緒に回転させることを特徴とする請求項1ま
    たは3に記載の定着装置。
  8. 【請求項8】 前記クリーニングローラは、前記加熱回
    転体表面から離間した際に、前記加熱回転体の上部を避
    けた位置に配置したことを特徴とする請求項1〜7の何
    れか1項に記載の定着装置。
  9. 【請求項9】 前記加熱回転体が、熱伝導性基体上に弾
    性層を被覆しさらにその上に離型層を有する構成であ
    り、前記クリーニングローラが金属もしくは熱伝導性基
    体上に薄い耐熱樹脂層を有する構成であることを特徴と
    する請求項1〜8の何れか1項に記載の定着装置。
  10. 【請求項10】 加熱源により加熱される加熱回転体
    と、前記加熱回転体に接離可能に当接して一緒に回転す
    るクリーニングローラとから成る定着装置において、前
    記クリーニングローラが前記加熱回転体に接触して回転
    する際、前記クリーニングローラの前記加熱回転体の外
    周面上での接触距離を、前記加熱回転体の外周長の整数
    倍とすることを特徴とする定着装置。
  11. 【請求項11】 加熱源により加熱される少なくとも1
    層の弾性層と表面層を有する多層構造の加熱回転体と、
    前記加熱回転体に当接して一緒に回転するクリーニング
    ローラとから成る定着装置において、前記クリーニング
    ローラの表面層の硬度を、前記加熱回転体の表面層の硬
    度に対して低く設定することを特徴とする定着装置。
  12. 【請求項12】 加熱源により加熱される少なくとも1
    層の弾性層を有する加熱回転体と、前記加熱回転体に当
    接して一緒に回転するクリーニングローラとから成る定
    着装置において、前記クリーニングローラの表面のマイ
    クロ硬度を、前記加熱回転体の表面のマイクロ硬度に対
    して低く設定することを特徴とする定着装置。
  13. 【請求項13】 前記クリーニングローラの表層の水に
    対する接触角が、前記加熱回転体表層の水に対する接触
    角より小さいことを特徴とする請求項11または12に
    記載の定着装置。
  14. 【請求項14】 前記クリーニングローラが離型剤を含
    浸しない第1のクリーニングローラであり、前記加熱回
    転体に当接して回転する離型剤が含浸保持されたオイル
    塗布ローラの表面に当接して清掃する離型剤を含浸しな
    い第2のクリーニングローラを設けたことを特徴とする
    請求項10〜13の何れか1項に記載の定着装置。
  15. 【請求項15】 前記加熱回転体が、ローラ形状をなす
    加熱ローラであることを特徴とする請求項1〜14の何
    れか1項に記載の定着装置。
  16. 【請求項16】 前記加熱回転体が、無端ベルト形状を
    なす加熱定着ベルトであることを特徴とする請求項1〜
    15の何れか1項に記載の定着装置。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16の何れか1項に記載の
    定着装置と画像形成手段と用紙搬送手段とを備えて成る
    ことを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記画像形成手段が少なくとも2色以
    上の画像を出力可能とすることを特徴とする請求項17
    に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記画像形成手段は、用紙反転搬送手
    段により搬送される用紙の両面に画像形成が可能である
    ことを特徴とする請求項17又は18に記載の画像形成
    装置。
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