JP2002155789A - ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置 - Google Patents

ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置

Info

Publication number
JP2002155789A
JP2002155789A JP2000352174A JP2000352174A JP2002155789A JP 2002155789 A JP2002155789 A JP 2002155789A JP 2000352174 A JP2000352174 A JP 2000352174A JP 2000352174 A JP2000352174 A JP 2000352174A JP 2002155789 A JP2002155789 A JP 2002155789A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezo
piezo stack
stack
fuel injection
capacitance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000352174A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kawabata
彰 河端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2000352174A priority Critical patent/JP2002155789A/ja
Publication of JP2002155789A publication Critical patent/JP2002155789A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピエゾアクチエータ駆動回路において、ピエ
ゾスタックの静電容量を、ピエゾスタックへの通電用の
インダクタを用いずに、かつピエゾスタックの内部イン
ダクタンスの影響を受けずに高精度に求めることであ
る。 【解決手段】 交流電源19からピエゾスタック3Aに
数点の周波数にて交流電圧を印加し、ピエゾスタック3
Aに流れるピエゾスタック電流の周波数特性に基づい
て、CPU22がピエゾスタック3Aの静電容量を演算
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピエゾアクチュエー
タ駆動回路および燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ピエゾアクチュエータはPZT等の圧電
材料の圧電作用を利用したもので、容量性素子であるピ
エゾスタックが充放電により伸長または縮小して押圧力
を発生しピストン等を作動せしめる。例えば、内燃機関
の燃料噴射装置において、燃料噴射用のインジェクタの
開弁と閉弁の切り替えをピエゾアクチュエータにより行
うものが知られている。
【0003】ピエゾスタックはセラミック層と電極層と
が交互に積層した構造を有し、電気的にはセラミックコ
ンデンサと等価である。一般的にピエゾスタックを含め
容量性素子は静電容量が温度の上昇で大きく増大する。
図8は前記インジェクタに搭載されるピエゾスタックの
温度特性を示すもので、静電容量が、20°Cにおける
静電容量に対して120°C付近では200%も増大す
る大きな温度依存性を示す。このため、充電速度がばら
つき、燃料の噴射指令に対してインジェクタの開弁タイ
ミングが変動して、噴射量の調量精度が必ずしも十分で
はない。また、供給エネルギーEはE=(1/2)CV
2 (=(1/2)Q2 /C)で表され静電容量Cをパラ
メータとして含むから、ピエゾスタックの両端間電圧V
や電荷量Qを正確に制御しても供給エネルギーEがばら
つき、インジェクタの開弁作動が不安定になったり、過
剰な充電量が弁部の損耗等を引き起こすおそれがある。
【0004】特許第2773585号では、直流電源か
らピエゾスタックへの通電経路にインダクタを有するピ
エゾアクチュエータ駆動回路において、前記通電経路を
使ってピエゾスタック駆動用の電圧よりも低い直流電圧
をピエゾスタックに印加することにより通電経路に過渡
的に電流を流し、平衡状態に移行するまでの時間T0を
測定し、前記インダクタのインダクタンスをL0 として
T0 =(L0 ×Cp ) 1/2 より静電容量Cp を求めてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
許第2773585号の技術では、通電経路の途中にあ
る電流制限用のインダクタを利用しており、そのインダ
クタンスL0 が常に一定値をとるという前提で静電容量
Cp が算出される。また、ピエゾスタックの内部インダ
クタンスについては考慮されていない。このため、燃料
噴射制御に対する高精度要求がさらに高いものになる
と、必ずしも十分とはいえない。
【0006】本発明は前記実情に鑑みなされたもので、
正確にピエゾスタックの静電容量が求められてその結果
をピエゾスタックの制御に反映することのできるピエゾ
アクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、ピエゾスタックの充電と放電とを切り換え前記ピエ
ゾスタックの伸縮を制御するピエゾアクチュエータ駆動
回路において、ピエゾスタックに交流電圧を前記ピエゾ
スタックが伸縮しない一定の大きさでかつ周波数が掃引
するように印加し、前記ピエゾスタックに測定用の電流
を流す給電手段と、印加周波数が異なる複数の前記測定
用の電流に基づいてピエゾスタックの静電容量を演算す
る演算手段とを具備する構成とする。
【0008】ピエゾスタックの等価回路は容量成分の
他、インダクタンス成分を含み、これらの成分の直列回
路となっている。これらの成分の値によりピエゾスタッ
クの周波数特性が規定される。したがって、インダクタ
ンス成分によらず印加周波数の異なる複数の電流値から
静電容量が演算できる。しかも、ピエゾスタックの外部
のインダクタを用いないので、それによる演算誤差も生
じない。これにより、ピエゾアクチュエータを適正に制
御することができる。
【0009】請求項2記載の発明では、ピエゾスタック
の充電と放電とを切り換え前記ピエゾスタックの伸縮を
制御するピエゾアクチュエータ駆動回路において、ピエ
ゾスタックが伸縮しない予め設定した電流値にてピエゾ
スタックに定電流を流す給電手段と、予め設定した所定
時間の経過前後における前記ピエゾスタックの両端間電
圧に基づいて前記ピエゾスタックの静電容量を演算する
演算手段とを具備する構成とする。
【0010】ピエゾスタックの等価回路は容量成分の
他、インダクタンス成分を含み、これらの成分の直列回
路となっている。ピエゾスタックに定電流を流せばイン
ダクタンス成分による誘導起電力が0となるので、ピエ
ゾスタックの両端間電圧は容量成分の大きさに反比例し
た速度で直線的に変化する。したがって、前記ピエゾス
タックのインダクタンス成分によらず静電容量が演算で
きる。しかも、ピエゾスタックの外部のインダクタを用
いないので、それによる演算誤差も生じない。これによ
り、ピエゾアクチュエータを適正に制御することができ
る。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項1または
2の発明の構成において、前記演算手段を、前記静電容
量とともにピエゾスタックの内部抵抗を演算するように
設定する。
【0012】請求項1の発明の構成を有する場合におい
ては、ピエゾスタックの等価回路を構成する抵抗成分も
周波数特性を規定するから、ピエゾスタックの内部抵抗
も演算することができ、これにより、ピエゾアクチュエ
ータをさらに適正に制御することができる。
【0013】また、請求項2の発明の構成を有する場合
においては、ピエゾスタック両端間電圧は抵抗成分によ
る電圧降下をオフセット量として有しているから、ピエ
ゾスタックの内部抵抗も演算することができ、これによ
り、ピエゾアクチュエータをさらに適正に制御すること
ができる。
【0014】請求項4記載の発明では、燃料噴射装置
を、燃料の噴射用のノズル部を有し、燃料の噴射と停止
とを切り換える弁体を作動せしめる押圧力をピエゾアク
チュエータにより出力するインジェクタと、前記ピエゾ
アクチュエータを駆動する請求項1ないし3いずれか記
載のピエゾアクチュエータ駆動回路とを具備する構成と
する。また、請求項5記載の発明では、機関の運転状態
に応じて算出される燃料噴射パラメータを補正する補正
手段を備える構成とする。
【0015】ピエゾスタックの静電容量や内部抵抗が、
ばらつきや変動があっても正確に知ることができるか
ら、高精度な燃料噴射を行うことができる。また、イン
ジェクタの燃料噴射制御において機関の運転状態に応じ
て算出される燃料噴射パラメータに適正な補正を行える
ことにより、運転状態に応じた正確な燃料噴射を行うこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に本発明の
ピエゾアクチュエータ駆動回路の構成を示す。ピエゾア
クチュエータ駆動回路はコモンレール式の4気筒ディー
ゼルエンジンの燃料噴射装置の制御装置に適用されたも
ので、燃料噴射装置の全体構成については後述する。前
記制御装置としてのピエゾアクチュエータ駆動回路1
は、車載バッテリの給電(+B)で数十〜数百Vの直流
電圧を発生するDC−DCコンバータ111、およびそ
の出力端に並列に接続されたバッファコンデンサ112
により直流電源11を構成し、ピエゾスタック3A,3
B,3C,3Dの充電用の電圧を出力する。DC−DC
コンバータ111は一般的な降圧チョッパ型の回路で、
スイッチング素子1112のオン時にインダクタ111
1にエネルギーを蓄積して、スイッチング素子1112
のオフ時に逆起電力を発生するインダクタ1111から
ダイオード1113を介してバッファコンデンサ112
に充電される。バッファコンデンサ112はある程度静
電容量の大きなもので構成され、ピエゾスタック3A〜
3Dへの充電作動時にも略一定の電圧値を保つようにな
っている。
【0017】直流電源11のバッファコンデンサ112
からピエゾスタック3A〜3Dにインダクタ13を介し
て通電する第1の通電経路12aが設けてあり、通電経
路12aには、バッファコンデンサ112とインダクタ
13間にこれらと直列に第1のスイッチング素子14a
が介設されている。第1のスイッチング素子14aはM
OSFETで構成され、その寄生ダイオード(以下、第
1の寄生ダイオードという)141aがバッファコンデ
ンサ112の両端間電圧に対して逆バイアスとなるよう
に接続される。また、インダクタ13とピエゾスタック
3A〜3Dは第2の通電経路12bを形成している。こ
の通電経路12bは、インダクタ13と第1のスイッチ
ング素子14aの接続中点に接続される第2のスイッチ
ング素子14bを有し、インダクタ13、ピエゾスタッ
ク3A〜3Dおよび第2のスイッチング素子14bを含
む閉回路を形成している。第2のスイッチング素子14
bもMOSFETで構成され、その寄生ダイオード(以
下、第2の寄生ダイオードという)141bがバッファ
コンデンサ112の両端間電圧に対して逆バイアスとな
るように接続される。
【0018】通電経路12a,12bはピエゾスタック
3A〜3Dのそれぞれに共通であり、また、次のように
駆動対象としてのピエゾスタック3A〜3Dが選択でき
る。ピエゾスタック3A〜3Dのそれぞれには直列にス
イッチング素子(以下、適宜、選択スイッチング素子と
いう)15A,15B,15C,15D,15E,15
Fが接続されており、このうち第1の種類の選択スイッ
チング素子15A〜15Dはそれぞれピエゾスタック3
A〜3Dと1対1に対応して接続されて、噴射気筒のイ
ンジェクタのピエスタック3A〜3Dに対応する選択ス
イッチング素子15A〜15Dがオンされる。
【0019】また、第2の種類の選択スイッチング素子
15E,15Fは選択スイッチング素子15Eがピエゾ
スタック3Aとピエゾスタック3Bとに共通に、また、
選択スイッチング素子15Fがピエゾスタック3Cとピ
エゾスタック3Dとに共通に接続される。第2の種類の
選択スイッチング素子15E,15Fは、ピエゾスタッ
ク3A〜3Dのいずれかにおいて選択スイッチング素子
15A〜15Dにより制御不能な状態が出来しても当該
ピエゾスタック3A〜3Dを含む2つのピエゾスタック
3A〜3Dをピエゾアクチュエータ駆動回路1から切り
離して残りの2つのピエゾスタック3A〜3Dの作動を
確保するためのものである(リンプフォーム)。
【0020】各選択スイッチング素子15A〜15Fは
MOSFETが用いられており、その寄生ダイオード
(以下、選択寄生ダイオードという)151A,151
B,151C,151D,151E,151Fは、バッ
ファコンデンサ112に対して逆バイアスとなるように
接続されている。
【0021】また、ピエゾスタック3Aとピエゾスタッ
ク3Bとには、計測切り換え用のスイッチング素子16
Eを介して、ピエゾスタック3Cとピエゾスタック3D
とには、計測切り換え用のスイッチング素子16Fを介
して、給電手段である交流電源19から電圧が印加され
るようになっている。交流電源19は電圧制御発振器
(VCO)等の印加周波数が可変に構成された電源であ
る。交流電源19の出力の振幅はピエゾスタック3A〜
3Dの伸縮駆動時の印加電圧である数十Vに比してごく
小さい電圧値、例えば1V程度に設定されている。これ
により、電圧印加によりピエゾスタック3A〜3Dが伸
縮することがないし、伸縮駆動時とは逆相で電圧が印加
される場合がある交流であっても伸縮駆動時と同じ電気
特性で作動する。
【0022】ピエゾスタック3A〜3Dは、後述するよ
うに、各気筒に設けられたインジェクタ4(図2、図
3)の燃料噴射と停止の切り替え用としてインジェクタ
4のそれぞれに搭載される。
【0023】スイッチング素子14a,14b,15A
〜15F,16E,16Fの各ゲートにはコントローラ
21からそれぞれ制御信号が入力しており、前記のごと
く選択スイッチング素子15A〜15Dのいずれかをオ
ンして駆動対象のピエゾスタック3A〜3Dが選択され
るとともに、スイッチング素子14a,14bのゲート
にはパルス状の制御信号が入力してスイッチング素子1
4a,14bをオンオフし、ピエゾスタック3A〜3D
の充電制御および放電制御を行うようになっている。
【0024】また、ピエゾクタック3Aとピエゾクタッ
ク3Bとに共通に直列に比較的低抵抗の抵抗器17E
が、ピエゾクタック3Cとピエゾクタック3Dとに共通
に直列に前記抵抗器17Eと同じ抵抗器17Fが設けて
ある。その両端間電圧はコントローラ21に入力し、ピ
エゾスタック3A〜3Dの充電電流が検出されるように
なっている。
【0025】また、第2のスイッチング素子14bには
直列に比較的低抵抗の抵抗器18が設けてある。その両
端間電圧はコントローラ21に入力し、ピエゾスタック
3A〜3Dの放電電流が検出されるようになっている。
【0026】また、コントローラ21には各ピエゾスタ
ック3A〜3Dの両端端電圧(以下、ピエゾスタック電
圧という)が入力し、検出されるようになっている。
【0027】コントローラ21は、充電制御時には、第
1のスイッチング素子14aのオン期間とオフ期間とを
次のように設定し、第1のスイッチング素子14aの制
御信号を出力する。すなわち、第1のスイッチング素子
14aをオンして第1の通電経路12aに漸増する充電
電流を流す。充電電流が予め設定した電流値になるとス
イッチング素子14aをオフしてオフ期間に入る。この
時、インダクタ13に発生する逆起電力は第2の寄生ダ
イオード141bに対して順バイアスであるから、イン
ダクタ13に蓄積されたエネルギーにより第2の通電経
路12bに漸減するフライホイール電流が流れ、ピエゾ
スタック3A〜3Dの充電が進行する。充電電流が0に
なると再び第1のスイッチング素子14aをオンしてオ
ン期間に入り、これを繰り返す(複数スイッチング方
式)。そして、ピエゾスタック電圧が予め設定した電圧
に達するとスイッチング素子14aをオフに固定し、充
電は完了となる。
【0028】また、放電制御時には、第2のスイッチン
グ素子14bのオン期間とオフ期間とを次のように設定
し、第2のスイッチング素子14bの制御信号を出力す
る。すなわち、第2のスイッチング素子14bをオンし
て第2の通電経路12bに漸増する放電電流を流す。放
電電流が予め設定した電流値になるとスイッチング素子
14bをオフしてオフ期間に入る。この時、インダクタ
13に大きな逆起電力が発生し、インダクタ13に蓄積
されたエネルギーによりフライホイール電流を第1の通
電経路12aに流しバッファコンデンサ112にエネル
ギーを回収する。放電電流が0になると再び第2のスイ
ッチング素子14bをオンして、これを繰り返す。そし
て、ピエゾスタック電圧が0に達するとスイッチング素
子14bをオフに固定し、放電は完了となる。
【0029】コントローラ21には、後述する燃料噴射
制御全体を司るCPU21からの噴射信号が入力してお
り、これにより充電制御および放電制御を行う。噴射信
号は噴射期間に対応する「L」と「H」よりなる二値信
号であり、噴射信号の立ち上がりでピエゾスタック3A
〜3Dの充電を開始し、噴射信号の立ち下がりでピエゾ
スタック3A〜3Dを放電する。
【0030】また、コントローラ21はCPU21から
の指令で交流電源19を作動せしめ、ピエゾスタック3
A〜3Dへの印加周波数を所定の周波数とするととも
に、その時の抵抗器17E,17Fで検出される電流
(以下、ピエゾスタック電流という)を取り込むように
なっている。印加周波数は、交流電源19への制御信号
を変化させることで所定範囲内で設定可能である。
【0031】図2にピエゾスタック3A〜3Dが搭載さ
れる燃料噴射用のインジェクタ4を有し構成されるディ
ーゼルエンジンのコモンレール式の燃料噴射装置の構成
を示し、図3にインジェクタ4の構造を示す。図例はピ
エゾスタック3Aが搭載されたものであるが、ピエゾス
タック3B〜3Dが搭載されるインジェクタも同じ構造
である。ディーゼルエンジンの気筒数分のインジェクタ
4が各気筒に対応して設けられ(図例ではインジェクタ
4は1つのみ図示)、供給ライン55を介して連通する
共通のコモンレール54から燃料の供給を受け、インジ
ェクタ4から各気筒の燃焼室内に略コモンレール54内
の燃料圧力(以下、コモンレール圧力)に等しい噴射圧
力で燃料を噴射するようになっている。コモンレール5
4には燃料タンク51の燃料が高圧サプライポンプ53
により圧送されて高圧で蓄えられる。
【0032】また、コモンレール54からインジェクタ
4に供給された燃料は、上記燃焼室への噴射用の他、イ
ンジェクタ4の制御油圧等としても用いられ、インジェ
クタ4から低圧のドレーンライン56を経て燃料タンク
51に還流するようになっている。
【0033】圧力センサ57はコモンレール54に設け
られてコモンレール圧力を検出し、その検出結果に基づ
いて前記CPU21が調量弁52を制御してコモンレー
ル54への燃料の圧送量を調整し、コモンレール圧力を
他のセンサ入力等により知られる運転条件に応じた適正
な噴射圧となるように制御する。
【0034】図3に示すごとく、インジェクタ4は棒状
体で、図中下側部分がエンジンの図略の燃焼室壁を貫通
して燃焼室内に突出するように取り付けられている。イ
ンジェクタ4は下側から順にノズル部4a、背圧制御部
4b、ピエゾアクチュエータ4cとなっている。
【0035】ノズル部4aの本体404内にニードル4
21がその後端部にて摺動自在に保持されており、ニー
ドル421はノズル本体404の先端部に形成された環
状シート4041に着座または離座する。ニードル42
1の先端部の外周空間405には高圧通路401を介し
てコモンレール54から高圧燃料が導入され、ニードル
421の離座時に噴孔403から燃料が噴射される。ニ
ードル421にはその環状段面4211に前記高圧通路
401からの燃料圧がリフト方向(上向き)に作用して
いる。
【0036】ニードル421の後方には高圧通路401
からインオリフィス407を介して制御油としての燃料
が導入されており、ニードル421の背圧を発生する背
圧室406が形成される。この背圧は、背圧室406に
配設されたスプリング422とともにニードル421の
後端面4212に着座方向(下向き)に作用する。
【0037】前記背圧は背圧制御部4bで切り替えら
れ、背圧制御部4bは前記ピエゾスタック2Aを備えた
ピエゾアクチュエータ4cにより駆動される。なお、ピ
エゾスタック2B〜2Dを備えたインジェクタも同じ構
造である。
【0038】前記背圧室406はアウトオリフィス40
9を介して常時、背圧制御部4bの弁室410と連通し
ている。弁室410は天井面4101が上向きの円錐状
に形成されており、天井面4101の最上部で低圧室4
11とつながっている。低圧室411はドレーンライン
56に通じる低圧通路402と連通している。
【0039】弁室410の底面4102には高圧通路4
01から分岐する高圧制御通路408が開口している。
【0040】弁室410内には、下側部分を水平にカッ
トしたボール423が配設されている。ボール423は
上下動可能な弁体であり、下降時には、上記カット面で
弁座としての弁室底面(以下、高圧側シートという)4
102に着座し弁室410を高圧制御通路408と遮断
し、上昇時には弁座としての上記天井面(以下、低圧側
シートという)4101に着座し弁室410を前記低圧
室411から遮断する。これにより、ボール423下降
時には背圧室410がアウトオリフィス409、弁室4
10を経て低圧室411と連通し、ニードル421の背
圧が低下してニードル421が離座する。一方、ボール
423の上昇時には背圧室406が低圧室411と遮断
されて高圧通路401のみと連通し、ニードル421の
背圧が上昇してニードル421が着座する。
【0041】ボール423はピエゾアクチュエータ4c
により押圧駆動される。ピエゾアクチュエータ4cは、
低圧室411の上方に上下方向に形成された縦穴412
に径の異なる2つのピストン424,425が摺動自在
に保持され、上側の大径のピストン425の上方にピエ
ゾスタック3Aが上下方向を伸縮方向として配設されて
いる。
【0042】大径ピストン425はその下方に設けられ
たスプリング426によりピエゾスタック3Aと当接状
態を維持しており、ピエゾスタック3Aの伸縮量と同じ
だけ上下方向に変位するようになっている。
【0043】ボール423と対向する下側の小径ピスト
ン424と大径ピストン425と縦穴412とで画され
た空間には燃料が充填されて変位拡大室413が形成さ
れており、ピエゾスタック3Aの伸長で大径ピストン4
25が下方変位して変位拡大室413の燃料を押圧する
と、その押圧力が変位拡大室413の燃料を介して小径
ピストン424に伝えられる。ここで、小径ピストン4
24は大径ピストン425よりも小径としているので、
ピエゾスタック3Aの伸長量が拡大されて小径ピストン
424の変位に変換される。
【0044】燃料噴射時には、先ず、ピエゾスタック3
Aが充電されてピエゾスタック3Aが伸長することによ
り、小径ピストン424が下降してボール423を押し
下げる。これによりボール423が低圧側シート410
1から離間するとともに高圧側シート4102に着座し
て背圧室406が低圧通路402と連通するので、背圧
室406の燃料圧が低下する。これにより、ニードル4
21に離座方向に作用する力の方が着座方向に作用する
力よりも優勢となって、ニードル421が離座して燃料
噴射が開始される。
【0045】噴射停止は反対にピエゾスタック3Aの放
電によりピエゾスタック3Aを縮小してボール423へ
の押し下げ力を解除する。この時、弁室410内は低圧
となっており、またボール423の底面には高圧制御通
路408から高圧の燃料圧力が作用しているから、ボー
ル423には全体としては上向きの燃料圧が作用してい
る。そして、前記ボール423への押し下げ力の解除に
より、ボール423が高圧側シート4102から離間す
るとともに再び低圧側シート4101に着座して弁室4
10の燃料圧力が上昇するため、ニードル421が着座
し噴射が停止する。
【0046】本燃料噴射装置では、CPU22における
燃料噴射制御において、ピエゾスタック3A〜3Dの静
電容量等の変動が反映されて高精度な燃料噴射が実現で
きるようになっており、以下、燃料噴射制御について説
明する。図4に燃料噴射制御の内容を示すフローチャー
トを示す。ステップS101ではピエゾスタック3A〜
3Dの静電容量等を算出する必要があるか否かを判断す
る。静電容量の算出要求は例えば、一定の時間が経過す
るごとに発生するようにしてもよいし、イグニッション
スイッチがオンした時等のように車両の作動状態によっ
て発生するようにしてもよい。
【0047】静電容量等を算出する必要があればステッ
プS102でコントローラ21に指令信号を出力してコ
ントローラ21を次のように作動せしめる。測定すべき
ピエゾスタック3A〜3Dに対応する方の計測スイッチ
ング素子16E,16Fおよび3A〜3Dに対応する選
択スイッチング素子15A〜15Dをオンする。そし
て、交流電源19から所定範囲内の数点の周波数にて計
測用の電圧を順次、ピエゾスタック3A〜3Dに印加す
る。コントローラ21は周波数が異なる電圧が印加され
るごとに、抵抗器17Eまたは17Fにてピエゾスタッ
ク電流を取り込む。
【0048】ピエゾスタック3A〜3Dの等価回路は図
5のように表され、この時のピエゾスタック電流Iの挙
動は、ピエゾスタック電圧をV、インピーダンスZとし
て次式(1)に従う。式中、Cは静電容量であり、Rs
は内部抵抗であり、Ls は内部インダクタンスである。
また、fを交流電源19の出力周波数としてω=2πf
である。
【0049】 V=|Z|×I ={(Rs )2 +(ωLs −1/ωC)2 1/2 ×I・・・(1)
【0050】ピエゾスタック電流Iの大きさは図6のよ
うに共振周波数f0 (=(Ls ×C)1/2 /2π)でピ
ークをとるから、数点の周波数について取り込まれたピ
エゾスタック電流Iのうちの最大値およびその時の周波
数とを、共振時のピエゾスタック電流Iおよび共振周波
数f0 として記憶する。この時、式(2)が成り立つ。 V=Rs ×I・・・(2)
【0051】次いで、共振周波数f0 よりも十分に低周
波数側の周波数fL でピエゾスタック電流Iを検出し、
記憶する。この時、式(3)が成り立つ。 V≒{(Rs )2 +(1/2πfL C)2 1/2 ×I・・・(3)
【0052】なお、交流電源19からピエゾスタック3
A〜3Dに印加される前記数点の周波数は、ピエゾスタ
ック3A〜3Dの内部抵抗Rs や内部インダクタンスL
s を考慮しつつ予め静電容量Cの温度変動の範囲を実験
的に見積もっておき、かかる温度変動のなかで共振周波
数f0 をある程度の精度で特定可能なように、かつ共振
周波数f0 から十分に低周波数側の周波数が与えられる
ように設定する。したがって、共振周波数f0 の変動範
囲を含む数点と、共振周波数f0 よりも低周波側の1点
が設定される。
【0053】ステップS103では、取り込まれたピエ
ゾスタック電流値に基づいて、これら(2)、(3)の
関係から静電容量Cおよび内部抵抗Rs を得る。これは
次に計測要求があり(ステップS101)更新されるま
で記憶される。そしてステップS104に進む。なお、
ステップS101で静電容量C等を算出する必要がなけ
ればステップS102,S103をスキップする。
【0054】ステップS104では、アクセル開度やエ
ンジン回転数等に基づいて基本噴射時期、基本噴射量等
の燃料噴射パラメータを演算する。
【0055】ステップS105では、前記静電容量Cお
よび内部抵抗Rs に基づいて、ピエゾスタック3A〜3
Dの静電容量Cおよび内部抵抗Rs の変動に基因する噴
射時期、噴射量等の燃料噴射パラメータの補正値を求め
る。
【0056】燃料噴射パラメータの補正の一例について
説明する。CPU22からコントローラ21に出力され
る噴射信号は、その始期が燃料噴射時におけるピエゾス
タック3A〜3Dの充電時期を規定し、終期が放電時期
を規定するが、静電容量Cの変化で充電速度が変化して
ボール423のリフト作動の応答に影響し、背圧室40
6の圧力が、ニードル421が開弁可能な圧力に達する
時期が前後することになる。一方、例えば、本実施形態
のように複数スイッチング方式で充電電流のピーク値を
一定に制御する場合には、静電容量Cが大きいほどピエ
ゾスタック3A〜3Dへのエネルギー供給速度は低下す
る。単位電荷によってピエゾスタック3A〜3Dに供給
されるエネルギーであるピエゾスタック電圧が低くなる
からである。したがって、静電容量Cが大きいほど噴射
信号の出力時期が進角するように補正する。
【0057】また、内部抵抗Rs はその分損失となるの
で、ピエゾスタック3A〜3Dへのエネルギー供給速度
は低下する。内部抵抗Rs が大きいほど噴射信号の出力
時期が進角するように補正する。
【0058】ステップS106では、燃温等の他の条件
に基づいて燃料噴射パラメータの補正値を求める。
【0059】そして、ステップS105,S106で得
られた補正値により最終の燃料噴射パラメータを演算し
(ステップS107)、該燃料噴射パラメータに基づい
て噴射信号がコントローラ21に出力されて、燃料噴射
が実行される(ステップS108)。
【0060】本ピエゾアクチュエータ駆動回路1によれ
ば、インダクタ13を用いることなく、しかもインダク
タ13のインダクタンスやピエゾスタック3A〜3Dの
内部インダクタンスLs の影響を受けることなく、ピエ
ゾスタック3A〜3Dの静電容量Cおよび内部抵抗Rs
が得られるので、これらによる補正が適正になされ、高
精度な燃料噴射が実現できる。
【0061】なお、電流の検出は充電制御用の抵抗器1
7E,17Fを用いることで構成を簡略にしているが、
交流電源19側に静電容量等の測定専用の抵抗器を直列
に接続して、静電容量等の測定時にのみピエゾスタック
3A〜3Dとともに測定回路を形成するのでもよい。
【0062】また、共振周波数f0 よりも高周波数側の
予め設定した所定の周波数fH でピエゾスタック電流I
を検出すると、式(4)となるから、内部インダクタン
スLs が得られる。したがって、インダクタ13とピエ
ゾスタック3A〜3Dの共振作用でピエゾスタック3A
〜3Dを充電する共振方式の充電回路の場合、内部イン
ダクタンスLs についても補正することでさらに高精度
な噴射制御を実現することできる。 V≒{(Rs )2 +(2πfH Ls )2 1/2 ×I・・・(4)
【0063】また、本実施形態では共振点および共振点
から離れた周波数域における電流値に基づいて演算し演
算負担を軽減しているが、複数の周波数のもとでピエゾ
スタック電流を検出し式(1)に基づいて静電容量C、
内部抵抗Rs 等を演算してもよいのは勿論である。
【0064】(第2実施形態)図7に本発明の別の実施
形態になるピエゾアクチュエータ駆動回路を示す。第1
実施形態の構成において、給電手段を別の構成に代えた
もので、図中、実質的に第1実施形態と同じ作動をする
部分については第1実施形態と同じ番号を付し、第1実
施形態との相違点を中心に説明する。
【0065】本ピエゾアクチュエータ駆動回路1Aは、
ピエゾスタック3A〜3Dに定電流を流す給電手段であ
る定電流電源19Aを備えている。また、コントローラ
21Aは基本的に第1実施形態と同じもので、噴射信号
に基づいて充電制御および放電制御を行う。また、CP
U22Aからの指令で定電流電源19Aを作動させてピ
エゾスタック3A〜3Dに定電流を流し、通電開始時お
よび所定時間経過後におけるピエゾスタック電圧の検出
信号を保持する。前記所定時間を規定する信号は、例え
ばCPU22Aから長さが前記所定時間に設定された矩
形波として与えられる。
【0066】CPU22Aは前記2つのピエゾスタック
電圧の検出信号に基づいて静電容量Cおよび内部抵抗R
s を得る。すなわち、定電流電源19Aの作動で被測定
対象のピエゾスタック3A〜3Dを前記所定時間、充電
し、ピエゾスタック電圧を0Vから上昇せしめる。一
方、所定時間の開始時のピエゾスタック電圧Vi 、終了
時のピエゾスタック電圧Vf を取り込む。この、ピエゾ
スタック電圧Vf に基づいて次のように算出する。式
中、ΔTは所定時間である。
【0067】前記所定時間内において、ピエゾスタック
電流をi、ピエゾスタック電圧をVとすると、式(5)
が成り立つ。 V=Ls ×di/dt+Rs ×i+(1/C)×∫idt・・・(5)
【0068】i=一定であるから、di/dt=0、∫
idt=i×tであり、前記所定時間の始めと終わりに
注目すれば式(6−1)、(6−2)となる。
【0069】 Vi =Rs ×i・・・(6−1) Vf =Rs ×i+(1/C)×i×ΔT・・・(6−2)
【0070】この2式よりピエゾスタック3A〜3Dの
静電容量Cおよび内部抵抗Rs を演算する。
【0071】本実施形態でも、インダクタ13やピエゾ
スタック3A〜3Dの内部インダクタンスによらず静電
容量Cおよび内部抵抗Rs を正確に得ることができる。
しかも、ピエゾスタック3A〜3Dに定電流を流して2
回ピエゾスタック電圧Vを取り込むだけでよいから、演
算負担が軽い。
【0072】なお、前記各実施形態では内部抵抗Rs に
ついても求めてきわめて高精度な燃料噴射を実現してい
るが、内部抵抗Rs は温度変動が静電容量Cと比べて小
さいので、簡単には、内部抵抗Rs についての補正は省
略するのもよい。
【0073】また、ピエゾスタックの充電量を本実施形
態のようにピエゾスタック電圧で規定するものや、ある
いは電荷量で規定するものでは、静電容量によって供給
エネルギーが大きく変わるので、供給エネルギーが一定
になるように、演算された静電容量に応じて充電で到達
する最終のピエゾスタック電圧や電荷量を補正するのも
よい。これにより、供給エネルギーが適正に調整され、
ボール423や高圧側シート4102の損耗を防止する
ことができる。
【0074】なお、本発明は、ニードルの背圧の増減用
のボールの押圧力をピエゾスタックが出力する構成のも
のを示したが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、ピエゾスタックが直接にニードルを駆動する構成の
もの等にも適用することができる。また、内燃機関の燃
料噴射装置だけではなく、ピエゾアクチュエータを備え
た他の装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1のピエゾアクチュエータ
駆動回路の回路図である。
【図2】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路により駆動
されるピエゾアクチュエータが搭載された燃料噴射用の
インジェクタを有する内燃機関の燃料噴射装置の構成図
である。
【図3】前記インジェクタの断面図である。
【図4】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路における燃
料噴射パラメータの設定手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】前記インジェクタに搭載されるピエゾスタック
の等価回路図である。
【図6】前記ピエゾアクチュエータ駆動回路の静電容量
等の測定時におけるピエゾスタック電流の周波数特性を
示す図である。
【図7】本発明を適用した第2のピエゾアクチュエータ
駆動回路の回路図である。
【図8】ピエゾスタックの静電容量の温度依存性を示す
グラフである。
【符号の説明】
1,1A ピエゾアクチュエータ駆動回路 11 直流電源 111 DC−DCコンバータ 112 バッファコンデンサ 12a,12b 通電経路 13 インダクタ 14a 第1のスイッチング素子 141a 寄生ダイオード 14b 第2のスイッチング素子 141b 寄生ダイオード 15A,15B,15C,15D 選択スイッチング素
子 15E,15F 選択スイッチング素子 16E,16F 計測スイッチング素子 17E,17F 抵抗器 18 抵抗器 19 交流電源(給電手段) 19A 定電流電源(給電手段) 21,21A コントローラ 22,22A CPU(演算手段) 3A,3B,3C,3D ピエゾスタック 4 インジェクタ 4a ノズル部 4b 背圧制御部 4c ピエゾアクチュエータ 423 ボール(弁体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 41/09 H01L 41/08 P // F02M 51/06 U

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピエゾスタックの充電と放電とを切り換
    えピエゾスタックの伸縮を制御するピエゾアクチュエー
    タ駆動回路において、 ピエゾスタックに交流電圧をピエゾスタックが伸縮しな
    い一定の大きさでかつ周波数が掃引するように印加し、
    ピエゾスタックに測定用の電流を流す給電手段と、 印加周波数が異なる複数の前記測定用の電流に基づいて
    ピエゾスタックの静電容量を演算する演算手段とを具備
    することを特徴とするピエゾアクチュエータ駆動回路。
  2. 【請求項2】 ピエゾスタックの充電と放電とを切り換
    えピエゾスタックの伸縮を制御するピエゾアクチュエー
    タ駆動回路において、 ピエゾスタックが伸縮しない予め設定した電流値にてピ
    エゾスタックに定電流を流す給電手段と、 予め設定した所定時間の経過前後におけるピエゾスタッ
    クの両端間電圧に基づいてピエゾスタックの静電容量を
    演算する演算手段とを具備することを特徴とするピエゾ
    アクチュエータ駆動回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2いずれか記載のピエゾ
    アクチュエータ駆動回路において、前記演算手段を、前
    記静電容量とともにピエゾスタックの内部抵抗を演算す
    るように設定したピエゾアクチュエータ駆動回路。
  4. 【請求項4】 燃料の噴射用のノズル部を有し、燃料の
    噴射と停止とを切り換える弁体を作動せしめる押圧力を
    ピエゾアクチュエータにより出力するインジェクタと、 前記ピエゾアクチュエータを駆動する請求項1ないし3
    いずれか記載のピエゾアクチュエータ駆動回路とを具備
    することを特徴とする燃料噴射装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の燃料噴射装置において、
    機関の運転状態に応じて算出される燃料噴射パラメータ
    を補正する補正手段を備えることを特徴とする燃料噴射
    装置。
JP2000352174A 2000-11-20 2000-11-20 ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置 Pending JP2002155789A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000352174A JP2002155789A (ja) 2000-11-20 2000-11-20 ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000352174A JP2002155789A (ja) 2000-11-20 2000-11-20 ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002155789A true JP2002155789A (ja) 2002-05-31

Family

ID=18825111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000352174A Pending JP2002155789A (ja) 2000-11-20 2000-11-20 ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002155789A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4353781B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路
US7626315B2 (en) Piezo-injector driving apparatus
EP1814167B1 (en) Control apparatus for controlling discharge duration of piezo injector
JP4183376B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置
KR100662145B1 (ko) 하나 이상의 용량성 제어소자를 구동하는 방법 및 장치
JP4306769B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動装置
JP3913687B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置
JP2005039990A (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路
JP3922206B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路
JP2005016431A (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路
JP4414079B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路
JP4345226B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置
JP4604356B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置
JP4148124B2 (ja) 容量負荷素子の駆動装置
JP2002155789A (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路および燃料噴射装置
JP2003111448A (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路
JP3744407B2 (ja) 容量負荷変動体の充放電装置
JP4950385B2 (ja) 圧電素子を充電するための装置および圧電素子を充電する方法
JP4375241B2 (ja) ピエゾアクチュエータの変位量の計測方法、及びピエゾアクチュエータの駆動装置
JP4626112B2 (ja) ピエゾ素子の放電装置
JP2003227392A (ja) ピエゾアクチュエータ制御装置、ピエゾアクチュエータ制御方法および燃料噴射制御システム
JP4154857B2 (ja) 燃料噴射装置
JP2001349259A (ja) 圧電素子の充電装置及び圧電素子の充電方法
JP4414081B2 (ja) ピエゾアクチュエータ駆動回路
JP2003111446A (ja) ピエゾインジェクタの充電装置および放電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090526