JP2002153127A - 植物生育管理システム - Google Patents

植物生育管理システム

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JP2002153127A
JP2002153127A JP2000354108A JP2000354108A JP2002153127A JP 2002153127 A JP2002153127 A JP 2002153127A JP 2000354108 A JP2000354108 A JP 2000354108A JP 2000354108 A JP2000354108 A JP 2000354108A JP 2002153127 A JP2002153127 A JP 2002153127A
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隆 戸田
Hideto Tsuji
英人 辻
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TODA BIOSYSTEM KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目的とする植物の生育経験のない素人であっ
ても、容易に且つ迅速に、その植物の生育状況やその生
長を促すための薬剤の施用量等を知り、植物の生長のた
めに正しい対処を採ることが出来る植物の生育管理シス
テムを提供すること。 【解決手段】 植物の生育現場12において、植物の生
理情報を検知する工程と、該植物が根付いている土壌の
状態を検知する工程と、それら検知された植物生理デー
タと土壌状態データとを、生育現場12から離れた管理
センター18に対して送信せしめる工程と、該管理セン
ター18において、受信されたデータに基づいて、当該
植物の生育状況を診断し、必要な薬剤の施用量を決定す
る工程と、かかる決定された薬剤の施用量を、該管理セ
ンター18から植物生育現場12の施用者に対してフィ
ードバックする工程とを含むようにして、植物生育管理
システム10を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、植物生育管理システムに係り、
特に、経験の浅い素人であっても、容易に且つ迅速に、
植物の生長を促すための薬剤の施用量を把握することが
出来る植物の生育管理システムに関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、植物の生育状況は、かかる植物
の葉色等の外観状態から、経験に基づいて、診断されて
いる。しかしながら、植物の葉色等の外観形状は、その
植物の品種等によっても異なっており、その植物の生育
状況を診断するには、その植物に精通していなければ、
非常に難しい。
【0003】また、その植物の生育状況を把握すること
が出来ても、よく知られているように、植物の生育に
は、気温や日照時間、降水量等の気象条件や、施肥量等
による土壌条件等の様々な因子が複雑に且つ密接に関わ
り合っているところから、それから先、植物に対して、
如何なる処置乃至は処方を行なうべきかを、そのような
気象条件や土壌条件等を加味して判断することは、更に
難しく、特にゴルフ場等の遠隔の地における植物の生育
管理には、詳しく事情を説明して、経験者から対応策を
聞くことも出来ないために、経験の浅い素人や初心者に
あっては、生育対象とする植物を枯らしてしまったり、
収穫すべき穀物や果実が大きくならなかったり、或いは
その味が劣る等といった失敗をしてしまうことが多く、
長年の経験と勘が必要とされているのである。
【0004】要するに、植物の生育を管理するには、そ
の植物に関する多くの知識、更には長年の経験や勘が必
要とされ、経験の浅い素人には、その植物に対して、そ
の生長を促すための肥料や栄養剤等の薬剤の種類や、そ
れらの施用量、施用時期を判断することが極めて困難で
あるという問題が存しているのである。特に、それらの
中でも、植物生長促進剤や植物活力剤、土壌改良剤等の
薬剤を施用するに際しては、一般に、それらが少量にお
いて、大きな効果を発現するものであるところから、そ
の最適施用量の許容範囲は、極めて狭いものとなってい
ることは、言うまでもないところである。
【0005】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、かかる事情を背
景にして為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、所望とする植物の生育経験のない素人であって
も、容易に且つ迅速に、その植物の生育状況やその生長
を促すための薬剤の施用量等を知り、植物の生長のため
に正しく対処することが出来る植物の生育管理システム
を提供することにある。
【0006】
【解決手段】そして、本発明にあっては、そのような課
題を解決するために、(a)植物の生育現場において、
かかる植物の葉が吸収する二酸化炭素量と葉から蒸散す
る水分の蒸発量を測定して、該植物の生理情報を検知す
る工程と、(b)該植物が根付いている土壌のpHや電
気伝導度、水分量を測定して、土壌状態を検知する工程
と、(c)それら検知された植物生理データと土壌状態
データを、植物生育現場から離れた管理センターに対し
て、通信手段を介して送信せしめる工程と、(d)該管
理センターにおいて、受信された前記データに基づい
て、当該植物の生育状況を診断し、必要な植物生長促進
剤乃至は植物活力剤又は土壌改良剤からなる薬剤の施用
量を決定する工程と、(e)かかる決定された薬剤の施
用量を、該管理センターから植物生育現場の施用者に対
して通信手段を介してフィードバックする工程と、を含
むことを特徴とする植物生育管理システムを、その要旨
とするものである。
【0007】すなわち、この本発明に従う植物生育管理
システムにあっては、植物の生育現場で測定した所定の
データを、植物生育現場から離れた場所に位置する管理
センターに対して、通信手段を介して送信するだけで、
かかる植物の生育状況が該管理センターに蓄積されてい
るデータに基づいて診断され、必要とされる薬剤の施用
量が、その施用者に対してリアルタイムに通知せしめら
れるようになっているのである。
【0008】従って、かくの如き本発明に従う植物生育
管理システムによれば、遠隔の地において、その植物に
関する専門的知識を有していなくても、その現場に居な
がらにして、その植物に対して実施すべき作業を、迅速
に把握することが出来るようになっており、以て、誰に
でも簡単に植物を生育することが実現可能となっている
のである。
【0009】しかも、そのような管理センターに送信せ
しめるデータとしては、植物の葉が吸収する二酸化炭素
量と葉から蒸散する水分の蒸発量とからなる植物生理デ
ータと、土壌のpHや電気伝導度、水分量からなる土壌
状態データが組み合わされて採用されているところか
ら、当該植物の生育状態とその生育環境とが共に考慮さ
れて、植物に応じた薬剤の処方が確実に実施されること
となり、以て、施用者による薬剤の撒布が間違いなく実
現され得、所望とする植物を確実に生育、管理すること
が出来るのである。
【0010】なお、このような本発明に従う植物生育管
理システムにおける好ましい態様の一つによれば、前記
植物の生育状況の診断が、前記受信されたデータと共
に、予め記憶された気温、降水量、日照等の、前記植物
生育現場における気象データに基づいて、行なわれるこ
とが、望ましい。このように、気象データを考慮するこ
とによって、植物に対するより一層的確な処置乃至は処
方が実施され得ることとなる。
【0011】また、本発明に従う植物生育管理システム
の別の好ましい態様の一つによれば、前記薬剤が、オリ
ゴ糖キトサンを主成分とする土壌改良剤であることが望
ましいのであり、このような土壌改良剤を採用すること
によって、その優れた抗菌作用、抗線虫作用、更には植
物細胞活性作用が発現され、以て、植物の生育が効果的
に高められるのである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施の形態について、図面を
参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0013】先ず、図1には、本発明に従う植物生育管
理システムの一構成例たる、ゴルフ場での松の生育管理
システム10が、概念的に示されている。そこにおい
て、12は、松が育てられている生育現場(ゴルフ場)
であって、そこでは、かかる松の葉が吸収する二酸化炭
素の量(CO2濃度)と葉から蒸散する水分の蒸発量
(H2O濃度)からなる松の植物生理データを検知する
植物生理検知手段14と、松が根付いている土壌のpH
や電気伝導度、水分量を検知する土壌状態検知手段16
と、更に、生育現場12から離れた場所に位置する管理
センター18との通信を行なうための送受信手段20
と、そのような送受信手段20にて受信したデータを出
力するための表示手段22とが、設けられている。
【0014】また、管理センター18は、それが運営さ
れるに有利な土地(都市等)に設けられており、そこに
は、生育現場12との通信を行なうための送受信手段2
4と共に、データの処理を行なうデータ処理部26、記
憶部28が、設けられている。そして、図1からも明ら
かなように、かかる管理センター18と松の生育現場1
2とは、通信手段30によって連結されており、以て生
育現場12から管理センター18へ、或いは、管理セン
ター18から生育現場12への、双方向のデータの伝送
が可能となっているのである。
【0015】より具体的には、上述せる本発明例として
の松の生育管理システム10における生育現場12は、
植物である松が生育されているゴルフ場であり、そこに
おいて、所定のデータが測定されることとなるのであ
る。なお、そのような生育現場12にて測定されるデー
タとしては、松の生育状況と松の生育環境が容易に且つ
正確に判断されて、経験の浅い素人であっても、確実に
その生育管理を実施することが出来るように、松の生理
状態を示す植物生理データと土壌の状態を表す土壌状態
データが共に採用されているのである。すなわち、植物
生理検知手段14にて、植物生理データとしての松の葉
が吸収する二酸化炭素量(CO2濃度)と、葉から蒸散
する水分の蒸発量(H2O濃度)が測定され、また、土
壌状態検知手段16にて、土壌状態データとしての松が
根付いている土壌のpHや電気伝導度、水分量(含水
量)が測定される。
【0016】ここにおいて、上述せる如き植物生理デー
タの一つである、松の葉が吸収する二酸化炭素量(CO
2濃度)は、植物の光合成反応の程度を判断するための
ものであって、その検知は、例えば、松の葉を枝に付け
たままの状態において所定体積のリーフチャンバ内に閉
じ込め、かかるリーフチャンバ内の二酸化炭素量(CO
2濃度:C1)と、大気中の二酸化炭素量(CO2濃度:
2)とを、従来から公知の各種手法にて実測し、それ
ら大気中とチャンバ内の二酸化炭素量の差(C2−C1
を算出することによって行なわれることとなる。一般
に、かかる二酸化炭素量(CO2濃度)がプラスの値で
ある場合には、葉が二酸化炭素を吸収しているところか
ら、かかる植物にて行なわれている光合成反応が、植物
の呼吸反応より多いことが分かるのであり、逆に、二酸
化炭素量(CO2濃度)がマイナス値をとる場合には、
葉から二酸化炭素が放出されているのであり、以てかか
る植物にて行なわれている光合成量よりも呼吸量の方が
多くなっていることが、分かるのである。しかも、この
ような二酸化炭素量(CO2濃度)を所定時間単位にて
測定することによって、二酸化炭素の濃度変化を求める
ことが出来、以て、単位時間当たりの光合成量、すなわ
ち光合成速度を求めることが可能となっているのであ
る。なお、光合成量は、植物に照射される光の強さや温
度にも依存することは、よく知られているところであ
り、二酸化炭素を測定するに際して、温度や光の強さも
共に測定することが、望ましい。
【0017】また、他方の植物生理データである松の葉
の水分の蒸発量(H2O濃度)は、葉の蒸散速度を求
め、気孔の開度を判断するためのものであって、その測
定手法としては、上記の二酸化炭素量の測定と同様に、
枝に付けたままの状態の松の葉を、所定体積のリーフチ
ャンバ内に閉じ込めて、かかるリーフチャンバ内の水蒸
気の量(H2O濃度:C3)と、大気中の水蒸気量(H2
O濃度:C4)とを、従来から公知の手法にて実測し、
それらチャンバ内と大気中の水蒸気量の差(C3−C4
を算出することによって、検知する手法等が有利に採用
され、かかる蒸発量(H2O濃度)を所定時間単位で測
定することによって、蒸散速度が求められるのである。
そして、そのような蒸散速度が高ければ高いほど、気孔
の開口度が高くなっていると言えるのである。
【0018】従って、これらの二酸化炭素量と水の蒸発
量からなる植物生理データを測定することによって、当
該松の生育状況、人間に例えるならばその健康状態、を
診断することが可能となるのである。しかしながら、こ
のような植物生理データだけでは、松が如何にしてその
生育状態に至ったのかを判断することが出来ず、その生
育状況に適合した正しい対処を採ることが出来ない。そ
のため、そのような生育状況に至った背景乃至は原因を
追求するために、本発明例においては、更に、植物の生
育環境を把握することの出来る土壌状態データを検知し
ているのである。そして、それら植物生理データと土壌
状態データ、具体的には土壌のpH、電気伝導度、水分
量が組み合わされることによって、松に対する処方乃至
は処置が、一層正確に実現され得ることとなるのであ
る。
【0019】尤も、それら土壌状態データの一つである
pHは、よく知られているように、土壌の酸性度、つま
り、土壌が酸性であるか、中性、アルカリ性であるかを
判断するものであって、例えば、検知されたpH値があ
まりにも低い場合には、松が生育し難いところから、そ
の生長が阻害されないように、石灰等を施用して中和を
行なうように処置したり、酸性土壌において欠乏し易
い、燐酸、石灰、苦土等の補給を実施する等の処置を行
なうための、判断基準ともなるものである。本発明で
は、このような土壌のpHが、植物(松)の生育状態を
知り、これからの対応策を決定するための一つの因子と
されているのである。
【0020】また、電気伝導度(導電率)は、土壌中の
塩の濃度、つまり、土壌に含まれるイオンの数にて規定
されるものであって、例えば、土壌中に含まれる肥料量
が多くなるに従って、電気伝導度も上昇し、逆に、肥料
量が少なくなると共に、電気伝導度の値も低くなるとこ
ろから、本発明においては、その測定値から、主として
土壌中に残存する肥料の量、つまり松の栄養状態を判断
して、松の生育状態を把握し得るようになっている。そ
して、その値が低い場合には、また、施肥の促すように
対応することも可能であるとなっているのである。
【0021】さらに、土壌中の水分は、よく知られてい
るように、植物にとって欠くことの出来ないものであ
る。従って、かかる水分量が、極端に少ない場合には、
植物が枯死してしまったり、光合成能力が著しく低下し
てしまう恐れがあるところから、植物に灌水する処置が
採られる一方、逆に多過ぎる場合には、共生菌が減少し
たり、植物の根が腐ってしまう等の問題が惹起せしめら
れる恐れがあるところから、水はけを良くする等の処置
が講じられることとなる。なお、この水分量は、上記し
た灌水処置等の判断基準となる他にも、上述せる如き植
物の葉からの水の蒸発量と対比することによって、植物
に潜在する病気等を推測することも可能であり、例え
ば、土壌中に充分な量の水分が含まれているにも拘わら
ず、葉からの水分の蒸散がない場合には、外観上におい
て何等の変化が発生してなくとも、その植物に何らかの
異変が発生していることが、推察されるのである。従っ
て、かかる土壌の水分量を知ることにより、また、松の
生育状態が有効に把握することが出来るのである。
【0022】なお、上述せる如き植物の生理情報と土壌
状態とを検知する植物生理検知手段14及び土壌状態検
知手段16としては、葉から出入する二酸化炭素量と水
分蒸発量、及び土壌におけるpHと電気伝導度と水分量
とを、それぞれ測定出来るものであれば、従来から公知
の各種の検出装置を採用することが可能である。例え
ば、植物生理検知手段14としては、二酸化炭素と水蒸
気の濃度を同時に測定することが可能な「開放型光合成
蒸散測定システムLI−6400P」(米国:ライカ社
製)や、特開平5―79980号公報に開示されている
ような測定装置等を例示することが出来るが、それらの
二酸化炭素と水蒸気を共に測定することの出来る装置に
何等限定されるわけではなく、二酸化炭素量と水蒸気量
が別々の装置にて検知される、2つの装置からなるもの
であってもよい。また、土壌状態検知手段16にあって
も、土壌のpHや電気伝導度、水分量を測定可能であれ
ば、従来から公知の各種の検出装置が採用され得、pH
や電気伝導度、水分量を共に測定することが可能な装置
であっても、それらを個々に測定する3つの装置からな
るものであっても、何等構わない。
【0023】また、送受信手段20は、上述の植物生理
検知手段14と土壌状態検知手段16にて検出された各
種のデータを、生育現場12から離れた、植物の生育管
理を総括して行なう管理センター18に送信したり、ま
た逆に、管理センター18から送られてくるデータを受
信するための装置であって、例えば、通信手段30への
接続が可能とされたパソコンや、ファクシミリ、携帯電
話、テレビ電話等の、従来から公知の各種の情報伝達媒
体が、そのような送受信手段20として採用されること
となる。そして、そのような送受信手段20にて受信さ
れたデータを出力せしめるための表示手段22として
も、モニタやプリンタ等の、従来から表示装置乃至は出
力装置として採用されている各種のものが採用され得る
のである。
【0024】さらに、生育現場12と管理センター18
とを連結する通信手段30としては、一般に、電話回
線、デジタル回線、通信衛星といった情報(データ)を
双方向に伝送する通信回線が挙げられる。而して、この
ような通信手段30によって、生育現場12に居る素人
が、対応策を聞くために、わざわざ管理センター18や
経験者の元に、松に関する種々のデータを持って出かけ
て行く必要性がなくなるという利点が得られるのであ
り、また、松の生育現場12と管理センター18との距
離が如何に離れていようとも、リアルタイムで、データ
のやりとりを行なうことが可能となるのである。
【0025】ところで、管理センター18は、それが運
営されるに有利な土地(都市等)に設けられており、当
該松を始めとする多種多様の植物の管理を総括して行な
うことが出来るようになっている。そして、かかる管理
センター18にて、松の生育現場12から送信されたデ
ータが受け取られると、かかるデータに基づいて、松の
生育状況が診断され、その診断結果に基づいて、松に対
して的確な薬剤の処方が決定される。なお、このような
管理センター18にあっては、松の生育現場12の他に
も、様々な場所に位置する植物の生育現場からのデータ
が受信され得るようになっている。
【0026】具体的には、松の生育現場12から管理セ
ンター18へ伝送されたデータは、該管理センター18
に設けられた送受信手段24によって受信され、送信手
段24から、松の生育状況の診断及び薬剤の施用量が決
定されるデータ処理部26に送られるようになっている
のである。
【0027】なお、かかる送受信手段24は、前述の送
受信手段20と同様なものであって、通信手段30への
接続が可能とされたパソコンや、ファクシミリ、携帯電
話、テレビ電話等の、従来から公知の各種の装置が採用
され得、それによって、送受信手段10にて送信された
植物生理データや土壌状態データが受信される一方、デ
ータ処理部26から送られる薬剤の処方データが送信さ
れ得るのである。
【0028】また、データ処理部26では、その送受信
手段24にて受信された生育現場12からのデータを処
理するための送られてきた松の植物生理データと土壌状
態データが、それまでに蓄積された松の解析用データと
対比されることによって、生育現場12における松の生
育状況や生育環境等が診断されて、そのようにして診断
された生育状況等に応じて、薬剤の施用量等が決定さ
れ、それが送受信手段24に送られるようになっている
のである。
【0029】なお、上記の松の解析用データは、生育現
場12の松と同一品種の松に関する植物生理データや、
土壌条件データ、肥料や薬剤等の処方データ、更には、
診断対象である松の生育現場12における気温、降水
量、日照等の気象データ等からなるものであって、通常
は、メモリ、ハードディスク等の記憶部28に、記憶さ
れており、生育状況を診断するに際して、データ処理部
26に適宜に読み込まれる、言い換えれば、データベー
ス化されているものである。
【0030】また、データ処理部26において決定され
る薬剤としては、松の生育目的に応じて、従来から公知
の各種の植物生長促進剤、植物活力剤、又は土壌改良剤
等の薬剤が適宜に選択され、その施用量が決定されるの
である。なお、かかる土壌改良剤としては、特に限定さ
れるものではないが、オリゴ糖キトサンを主成分とす
る、特開平1−121989号公報に開示される如き培
養液又はその含浸物からなる土壌改良剤、例えば、「バ
イネキトン」や「スーパーバイネ」「花咲かじーさん」
(株式会社トダバイオシステム製品)等の撒布に際し
て、本発明が有利に適用され得るのである。そして、そ
のようなオリゴ糖キトサンを主成分とする土壌改良剤の
撒布によって、優れた抗菌作用、抗線虫作用、更には植
物細胞活性作用が発現され、具体的には、サイトカイニ
ン様活性が発現され、これによって、植物の生育が効果
的に促進せしめられ得て、植物の有効な生育が実現され
ることとなるのである。
【0031】ところで、上述の如き本例の松の生育管理
システム10を用いて、松に対して薬剤を施用する際に
は、以下のようにして実施されることとなるが、本発明
が、以下に例示の方法に限定されるものでは決してな
く、必要に応じて、種々の態様にて実施され得るもので
あることは、言うまでもないところである。
【0032】すなわち、先ず、薬剤の施用を実施する者
が、植物生理検知手段14及び土壌状態検知手段16、
送受信手段20、表示手段22を、ゴルフ場の松の生育
現場12に携行する。そして、植物生理検知手段14を
用いて、松の葉が吸収する二酸化炭素量と、葉から蒸散
する水分の蒸発量とを測定すると共に、土壌情報検知手
段16にて、かかる植物生理データを検知した松の根付
いている土壌のpH、電気伝導度、及び水分量を測定す
る。そして、その得られた植物生理データと土壌状態デ
ータを、その測定時の温度や光の照射量等の必要に応じ
て適宜に測定されるデータと共に、送受信手段20に入
力或いは送信する。次いで、送受信手段20に入力乃至
は送信されたデータを、通信手段30を介して管理セン
ター18に送信せしめるのである。そして、生育現場1
2の薬剤の施用者は、それらのデータの送信を行うと、
管理センター18からの、施用すべき薬剤の種類とその
施用量の指示を待つこととなる。
【0033】一方、管理センター18では、上述の送信
された各種データ(検知データ)が送受信手段24にお
いて受信され、受信されたデータがデータ処理部26へ
と送られるようになっている。また、かかる検知データ
がデータ処理部26へ送られると、植物の生理データや
土壌情報データに対応して松の生育状況を判断し、その
対応策を決定するためのデータ(松の解析用データ)が
記憶部28からデータ処理部26に読み込まれて、かか
るデータ処理部26にて、それら検知データと解析用デ
ータとが対比されて、松の生育状況が診断されるのであ
る。そして、その得られた診断結果から、土壌条件や、
過去の気象履歴を含む気象条件等が加味されて、松に必
要とされる薬剤の種類、及びその施用量が決定され、す
なわち、処方データが作成され、送受信手段24に送ら
れることとなる。
【0034】そして、かかる処方データが、送受信手段
24から通信手段30を介して松の生育現場12に対し
て伝送せしめられることによって、生育現場12にフィ
ードバックされるようになっている。而して、その処方
データがフィードバックされると、それが直ちに表示手
段22にて出力せしめられて、施用者が、薬剤の施用量
等を容易に認識することが出来るようになっており、施
用者は、その出力された処方データに従って、薬剤の撒
布を実施するのである。従って、松を育てたことのない
素人であっても、施用量を極めて判断し難い薬剤を、間
違いなく施用することが出来るのである
【0035】このように、本発明に係る松の生育管理シ
ステム10にあっては、松の生育現場12で測定した所
定のデータを、生育現場12から離れた管理センター1
8に対して、送信手段30を介して送信するだけで、即
座に、かかる松の生育状況が診断されて、薬剤の施用量
の処方データがフィードバックされるようになっている
ところから、その生育現場12に居ながらにして、その
松の生長のために実施すべき対処を迅速に把握すること
が出来るようになっているのである。
【0036】また、施用者が、松に関する専門知識を全
く有していなくても、表示手段22にて出力された処方
データに従って、作業を実施するだけでよいところか
ら、経験や勘が必要とされず、松の生育経験のない素人
であっても、松の生長を促すための薬剤の施用量等を知
り、松の生長のために正しい対処を採ることが出来るよ
うになっているのである。更には、遠隔の地にある生育
現場12に、松の生育におけるベテランを常勤させた
り、派遣したりする必要性もなくなるという利点があ
る。
【0037】さらに、松の生育管理システム10におい
ては、植物生理データのみではなく、その植物の生育環
境(土壌条件等)も熟慮されているところから、松の生
育状況の診断ミスの発生が有利に防止され、以て、その
植物の発育段階や生育環境に応じた薬剤の処方が、優れ
た信頼性をもって実現され得るようになっているのであ
る。
【0038】以上、本発明の代表的な実施形態について
詳述してきたが、それは、あくまでも例示に過ぎないも
のであって、本発明は、そのような実施形態に係る具体
的な記述によって、何等限定的に解釈されるものではな
いことが、理解されるべきである。
【0039】例えば、上記実施形態においては、ゴルフ
場の松の生育管理について詳述してきたが、本発明は、
そのような植物に何等限定されるものでは決してなく、
松を始めとするあらゆる種類の植物について、適用可能
なのである。なお、そのような複数の植物の生育管理を
実施するに際しては、植物によって望まれる生育環境等
が異なるところから、植物の種類や品種毎に異なるデー
タベースが作成されることとなる。
【0040】さらに、上述せる如き実施形態において
は、生育現場12にフィードバックされる処方データと
して、施用する薬剤の施用量が例示されていたが、かか
る薬剤の施用量の他にも、松の生育状況の診断結果や、
将来の松の生育予想、肥料、水等の施用処方等を、必要
に応じて、フィードバックせしめるようにすることも可
能である。また、上例では、処方データにおける薬剤と
して、植物生長促進剤、植物活力剤乃至は、土壌改良剤
等が例示されていたが、これら植物の生長を促進せしめ
る薬剤の他にも、植物の生育状況や土壌状態に応じて、
従来から用いられる公知の薬剤の処方を行なってもよ
い。
【0041】そして、前述せる如き本発明に従う実施形
態によれば、土壌状態データとして、土壌のpH、電気
伝導度、及び水分量が例示されていたが、これらの他に
も、土壌の通気性、地温等のデータを追加することも可
能である。また一方、植物生理データにあっても、二酸
化炭素量や水分の蒸発量の他に、葉温や気孔の開度、ク
ロロフィル量等を、必要に応じて適宜に付加すること
も、勿論可能である。なお、ここにおいて、かかる気孔
の開度やクロロフィル量は、実測することも出来るが、
上記二酸化炭素量や水分の蒸発量からも算出可能であ
る。
【0042】また、前述の実施形態では、薬剤の施用者
が、植物生理検知手段14や土壌状態検知手段16、送
受信手段20、表示手段22を、松の生育現場12に持
ち運んでいたが、それら植物生理検知手段14や土壌状
態検知手段16、送受信手段20、表示手段22は常設
のものであっても、非常設のものであっても、何等構わ
ない。
【0043】さらに、上例においては、薬剤の施用者
が、植物生理データや土壌状態データ等のデータを測定
していたが、薬剤の施用者とデータの測定者が、同一人
であっても別人であっても何等構わないことは、言うま
でもないところである。
【0044】その他、一々列挙はしないが、本発明が、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
【0045】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に従う植物生育管理システムにあっては、生育しようと
する植物の生育経験が全くない素人であっても、所定の
データを送信するだけで、容易に且つ迅速に、その植物
の生育状況を診断し、その生長を促すための薬剤の施用
量等を知り、植物の生長のために正しい対処を採ること
が出来るのであり、これによって、植物を枯らす等とい
った失敗をすることなく、優れた信頼性をもって植物の
生育を促進せしめることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う植物生育管理システムの一構成例
を概念的に示す説明図である。
【符号の説明】
10 松の生育管理システム 12 生育現場 14 植物生理検知手段 16 土壌状態検
知手段 18 管理センター 20 送受信手段 22 表示手段 24 送受信手段 26 データ処理部 28 記憶部 30 通信手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物の生育現場において、かかる植物の
    葉が吸収する二酸化炭素量と葉から蒸散する水分の蒸発
    量を測定して、該植物の生理情報を検知する工程と、 該植物が根付いている土壌のpHや電気伝導度、水分量
    を測定して、土壌状態を検知する工程と、 それら検知された植物生理データと土壌状態データを、
    植物生育現場から離れた管理センターに対して、通信手
    段を介して送信せしめる工程と、 該管理センターにおいて、受信された前記データに基づ
    いて、当該植物の生育状況を診断し、必要な植物生長促
    進剤乃至は植物活力剤又は土壌改良剤からなる薬剤の施
    用量を決定する工程と、 かかる決定された薬剤の施用量を、該管理センターから
    植物生育現場の施用者に対して通信手段を介してフィー
    ドバックする工程と、を含むことを特徴とする植物生育
    管理システム。
  2. 【請求項2】 前記植物の生育状況の診断が、前記受信
    されたデータと共に、予め記憶された気温、降水量、日
    照等の、前記植物生育現場における気象データに基づい
    て、行なわれる請求項1に記載の植物生育管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記薬剤が、オリゴ糖キトサンを主成分
    とする土壌改良剤である請求項1または請求項2に記載
    の植物生育管理システム。
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