JP2002152486A - ベクトル型画像データのための電子透かし処理方法及び電子透かし情報管理システム - Google Patents

ベクトル型画像データのための電子透かし処理方法及び電子透かし情報管理システム

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JP2002152486A
JP2002152486A JP2000339550A JP2000339550A JP2002152486A JP 2002152486 A JP2002152486 A JP 2002152486A JP 2000339550 A JP2000339550 A JP 2000339550A JP 2000339550 A JP2000339550 A JP 2000339550A JP 2002152486 A JP2002152486 A JP 2002152486A
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JP2000339550A
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Hideaki Arita
秀昶 有田
Shinji Wakizaka
信治 脇阪
Naohisa Komatsu
尚久 小松
Makoto Kurihara
誠 栗原
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Zenrin Co Ltd
Original Assignee
Zenrin Co Ltd
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    • G06T2201/0051Embedding of the watermark in the spatial domain
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベクトル型画像データそれ自体に電子透かし
を埋め込む技術を提供する。 【解決手段】 オリジナルのベクトル型画像データ内の
1つのベクトル(P1-Q3)を、複数のセグメント(S1,S
2,S3)に分割する。各セグメントを、そこに埋め込みた
い1ビットコード「1」又「0」に対応した所定の分割
比「m:n」又は「k:l」で、2つの分割ベクトル(DV1とD
V2、DV3とDV4、DV5とDV6)に分割する。これにより、オ
リジナルのベクトル(P1-Q3)に、複数ビットのコード
が電子透かしとして埋め込まれる。さらに、分割ベクト
ル(DV1、DV2、DV3、DV4、DV5、DV6)の配列順序を、所
定のスクランブルアルゴリズムで、ランダムな配列順序
に変更し、さらに、分割ベクトル(DV1、DV2、DV3、DV
4、DV5、DV6)の始点と終点の座標値を、その直前の分
割ベクトルの終点からの相対座標に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ベクトル型画像デ
ータの著作権保護のための技術、特に、ベクトル型画像
データへの電子透かしの埋め込み及び抽出、並びにその
電子透かし情報の管理及び照合の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ベクトル型地図データやCAD設計データ
などのベクトル型画像データを販売又はインターネット
配信などする際に、その不正コピーや改ざんを牽制する
有効な著作権保護の手段として、ベクトル型画像データ
に電子透かし(=人に知覚されないように、コンテンツ
へ別の情報を付与することを可能とする技術)を埋め込
むことで、市場に出回っているデータが著作権所有者の
データか、又は、改ざんされたデータかを検出すること
を可能とする技術が要請されている。
【0003】従来、ラスタ型(つまりビットマップ型)
画像データに対する電子透かし技術に関しては、オリジ
ナルのラスタ型画像データの品質を殆ど損ねることなし
に、電子透かしを埋め込む技術が存在する。しかし、ベ
クトル型画像データに対する電子透かし技術として実用
的な手法はまだ存在しない。
【0004】従って、従来は、ベクトル型画像データの
不正コピー利用や改ざんを防止する方法として、ベクト
ル型画像データをラスタ型画像データ形式に変換し、そ
れに電子透かしを入れてから流通させている。 例え
ば、インターネット上でのベクトル型画像データの配信
システムでは、サーバ側で、ベクトル型画像データをGI
Fファイル、JPEGファイル又はPNGファイルなどのラスタ
型画像データに変換し、それに電子透かしを埋め込み、
そのラスタ型画像データをクライアントに配信すること
となる。
【0005】しかし、この従来システムでは、クライア
ントは、ラスタ型画像データを受け取るため、画像の拡
大・縮小又はスクロールをする度に、サーバにラスタ型
画像データの再度の生成を要求し、配信し直して貰わな
ければならない。また、クライアントはラスタ型画像デ
ータではその画像中の様々な図形要素を個別に認識し独
立に取り扱うことができない。例えば、地図の場合、ク
ライアントが各建物や各道路などの各地図図形要素をマ
ウスクリックで選択したり、それに固有の属性を持たせ
たりすることができない。その結果、従来の画像配信シ
ステムは、極めてパフォーマンス及び操作性の悪いもの
となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の一つ
の目的は、ベクトル型画像データそれ自体に電子透かし
を埋め込む技術を提供することにある。
【0007】本発明の別の目的は、ベクトル型画像デー
タに、そのオリジナルの品質を損なうことなく電子透か
しを埋め込む技術を提供することにある。
【0008】本発明のまた別の目的は、ベクトル型画像
データの不正コピー及び改ざん(フォーマット変換、拡
大・縮小、移動、回転、部分的な領域切り出し、他画像
とのマージなど)に対して耐性のある電子透かし技術を
提供することにある。
【0009】本発明の更に別の目的は、モノクロ(2
値、多値グレースケール)画像及びカラー画像のいずれ
にも適用可能な、ベクトル型画像データのための電子透
かし技術を提供することにある。
【0010】本発明のまた別の目的は、電子透かし入り
ベクトル型画像データから、オリジナル画像の再生可能
なベクトル型画像データを復元する技術を提供すること
にある。
【0011】本発明のまた更に別の目的は、電子透かし
入りベクトル型画像データから、正当なユーザのみが保
有できる秘密情報(例えば、リスクランブルのアルゴリ
ズムなど)を参照して、オリジナル画像の再生可能なベ
クトル型画像データを復元する技術を提供することにあ
る。
【0012】本発明のまた別の目的は、電子透かし入り
ベクトル型画像データから電子透かしを抽出する技術を
提供することにある。
【0013】本発明のまた更に別の目的は、電子透かし
入りベクトル型画像データから、著作権所有者のみが保
有できる秘密情報(例えば、ビットコード化の規約な
ど)を参照して、電子透かしを抽出する技術を提供する
ことにある。
【0014】本発明のまた更に別の目的は、市場に流通
している電子透かし入りベクトル型画像データに不正コ
ピー又は改ざんの疑いがあるとき、そのベクトル型画像
データから電子透かしを抽出して、不正コピー又は改ざ
んが検出できるようにするための技術を提供することに
ある。
【0015】本発明のまた別の目的は、ベクトル型画像
データのための電子透かし情報の管理システムを提供す
ることにある。
【0016】本発明のまた更に別の目的は、市場に流通
している電子透かし入りベクトル型画像データの不正コ
ピー又は改ざんを検出するための電子透かし情報の管理
システムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に従
がうベクトル型画像データへの電子透かし入埋め込み方
法は、オリジナルのベクトル型画像データからベクトル
を選ぶステップと、そのベクトルに電子透かしとして埋
め込みたいコードに割り当てられた所定の分割比で、そ
のベクトルを少なくとも2つの分割ベクトルに分割する
ステップとを備える。
【0018】この方法により、ベクトル型画像データそ
れ自体に、任意のコードが電子透かしとして埋め込まれ
る。しかも、分割ベクトルは、オリジナルのベクトルの
もつ図形情報を損ねていないから、オリジナルのベクト
ル型画像データがもっている画像の品質は損なわれな
い。つまり、この方法により、オリジナルの画像を完全
に再生可能な電子透かし入りベクトル型画像データを製
造することができる。この方法は、モノクロ(2値、多
値グレースケール)画像及びカラー画像のいずれにも適
用可能である。また、オリジナルのベクトルが表す図形
を損なうことなく電子透かしを埋めこんでいるから、ベ
クトル型画像データの不正コピー及び改ざん(フォーマ
ット変換、拡大・縮小、移動、回転、部分的な領域切り
出し、他画像とのマージなど)に対して耐性がある。埋
めこみたいコードが長い場合には、その長いコードを複
数のサブコードに分割し、そして、そのサブコード個数
分の複数のベクトルを選び、各ベクトルに各サブコード
を埋め込めば良い。
【0019】好適な実施形態では、オリジナルのベクト
ル型画像データから選んだベクトルを複数のセグメント
に分割し、各セグメントを少なくとも2つの分割ベクト
ルに分割する。各セグメントは、そこに埋め込みたいコ
ードに割り当てられた所定の分割比で分割される。こう
して、各セグメントにはその分割比に対応したコードが
電子透かしとして埋め込まれる。そして、複数のセグメ
ントに埋め込まれた複数のコードを合わせれば、より大
きな埋め込み情報が表現できる。
【0020】好適な実施形態では、攻撃への耐性を向上
させるために、電子透かしを埋め込んだ複数の分割ベク
トルに対して、予め定めたアルゴリズムのスクランブル
処理を施して、それらの分割ベクトル中の少なくとも一
つの分割ベクトルがもつ始点と終点の元の座標値を別の
座標値に変換する。
【0021】上記スクランブル処理は、例えば、(1)
前記複数の分割ベクトルの元の配列順序から別の配列順
序を得て、(2) それらの分割べクトル中の少なくとも
一つの分割ベクトルに対して、上記別の配列順序におい
て所定の順序関係にある別の分割ベクトルを選び、そし
て(3) その少なくとも一つの分割ベクトルの始点と終
点の元の座標値を、上記別の分割ベクトルの始点又は終
点から測った相対座標値に変換する、という手順で行な
うことができる。
【0022】本発明の第2の観点に従がう復元方法は、
電子透かしが埋め込まれ且つスクランブル処理が施され
た複数の分割ベクトルを含み、スクランブル処理前には
オリジナルなベクトル型画像データと同じオリジナル画
像が再生できるようになっていた電子透かし入りベクト
ル型画像データを入力し、また、上記複数の分割ベクト
ルを特定するためのベクトル特定情報と上記スクランブ
ル処理の逆操作であるリスクランブル処理のアルゴリズ
ムとを含んだ秘密情報を入力する。そして、その秘密情
報内のベクトル特定情報に基いて、上記電子透かし入り
ベクトル型画像データ内から前記複数の分割ベクトルを
特定し、その特定された複数の分割ベクトルに対して、
上記秘密情報内のリスクランブル処理を施す。これによ
り、スクランブル処理された複数の分割ベクトルが、ス
クランブル処理前の元の状態に戻されるので、オリジナ
ル画像の再生可能なベクトル型画像データが復元され
る。
【0023】上記の秘密情報(リスクランブル処理のア
ルゴリズムなど)は、正当なユーザのみが保有できるよ
うに管理することできる。それにより、正当なユーザの
みが、電子透かし入りベクトル型画像データからオリジ
ナル画像を再生することができる。
【0024】本発明の第3の観点に従う電子透かし抽出
方法は、電子透かしの埋め込まれた複数の分割ベクトル
を有する電子透かし入りベクトル型画像データを入力
し、また、上記複数の分割ベクトルを特定するためのベ
クトル特定情報と電子透かしとして埋め込み可能な複数
種のコードとそれらコードにそれぞれ割り当てられた分
割比とを示すビットコード化規約とを含んだ秘密情報を
入力する。そして、上記秘密情報内のベクトル特定情報
に基いて、上記電子透かし入りベクトル型画像データ内
から上記複数の分割ベクトルを特定する。続いて、特定
された複数の分割ベクトルを、それらの分割元であった
2以上のセグメントの各々に対応する2以上の分割ベク
トルの組に仕分ける。続いて、その2以上のセグメント
の各々について、対応する分割ベクトルの組の分割比を
計算し、計算した分割比と、上記秘密情報内のビットコ
ード化規約とに基いて、各セグメントに電子透かしとし
て埋め込まれたコードを抽出する。そして、上記2以上
のセグメントについて抽出されたコードを繋げること
で、電子透かし入りベクトル型画像データに埋め込まれ
ていた電子透かし情報を得る。
【0025】上記秘密情報(ビットコード化規約など)
は、著作権所有者のみが保有できるように管理すること
ができる。これにより、著作権所有者側だけが、電子透
かし入りベクトル型画像データから電子透かしを抽出す
ることができる。
【0026】好適な実施形態では、市場に流通している
電子透かし入りベクトル型画像データに不正コピー又は
改ざんの疑いがあるとき、その電子透かし入りベクトル
型画像データから上記の方法で電子透かし情報を抽出し
た上で、その電子透かし情報を調べることで、その電子
透かし入りベクトル型画像データが本当に不正コピー又
は改ざんされたものか否かを判断する。
【0027】本発明の第4の観点に従う電子透かし情報
管理システムは、市場に流通している電子透かし入りベ
クトル型画像データに埋め込まれているべき電子透かし
情報と、その電子透かし入りベクトル型画像データ内か
ら電子透かし情報を抽出するために必要な秘密情報とを
保存し管理する電子透かし情報管理データベースと、市
場から入手された電子透かし入りベクトル型画像データ
を入力する入力手段と、入力された電子透かし入りベク
トル型画像データから、上記秘密情報を用いて電子透か
し情報を抽出する抽出手段と、抽出された電子透かし情
報と、上記電子透かし情報管理データベースで管理され
ている電子透かし情報とを照合する照合手段と、その照
合結果を出力する結果出力手段とを備える。
【0028】このシステムによれば、市場に流通してい
る電子透かし入りベクトル型画像データの不正コピー又
は改ざんを検出することができる。
【0029】好適な実施形態では、電子透かしとして埋
め込む電子透かしとして、例えば、ベクトル型画像デー
タの製品番号又は製品識別情報、著作権所有者名・作成
日付け・ロゴマークなどの著作権情報、及び販売先・販
売日付けなどの流通情報などがある。或いは、製品番号
又は製品識別情報のみを埋め込み、その他の著作権情報
や流通情報は、製品番号又は製品識別情報と紐付けて、
電子透かし情報管理データベースに格納しておく。製品
番号又は製品識別情報などの電子透かし情報を電子透か
し情報管理データベースで管理しておくことにより、市
場に流通中のベクトル型画像データに不正コピー又は改
ざんの疑いがある場合は、その画像データから埋め込み
情報を抽出し、電子透かし情報管理データベースの格納
情報と比較・照合することで、どの販売先に、いつ提供
したベクトル型画像データが不正コピー又は改ざんされ
たかの追跡が可能となる。
【0030】本発明の第5の観点に従う、電子透かし入
りベクトル型画像データを記録したコンピュータ読取可
能な記録媒体では、そこに記録された電子透かし入りベ
クトル型画像データが、オリジナルのベクトル型画像デ
ータから選ばれたベクトルから分割された少なくとも2
つの分割ベクトルを含み、その少なくとも2つの分割ベ
クトルが、電子透かしとして埋め込まれたコードに対応
した分割比をもっているという特定の構造を有してい
る。
【0031】この記録媒体は、上述した本発明に従う電
子透かし埋めこみ方法を使用して電子透かしをオリジナ
ルのベクトル型画像データに埋め込んで、そのデータを
記録媒体に書き込むことで製造することができる。この
記録媒体に記録された電子透かし入りベクトル型画像デ
ータから、オリジナル画像を品質を損なうことなく再生
したり、電子透かし情報を抽出しりすることができる。
【0032】本発明は典型的にはコンピュータにより実
施することができるが、そのためのコンピュータプログ
ラムは、ディスク型ストレージ、半導体メモリおよび通
信ネットワークなどの各種の媒体を通じてコンピュータ
にインストールまたはロードすることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0034】まず、ベクトル型画像データに電子透かし
を埋め込む方法の一実施形態を説明する。
【0035】本実施形態は、オリジナルのベクトル型画
像データから選び出した1以上のベクトルの各々を複数
のベクトルに分割し(以下、オリジナルのベクトルを分
割したものを「セグメント」と呼ぶ)、その複数のセグ
メントの各々を更に複数(典型的には2つ)のベクトル
に分割し(以下、各セグメントを分割したものを「分割
ベクトル」と呼ぶ)、各セグメントに対してその分割ベ
クトルの長さの分割比に応じて「0」または「1」の1
ビットコードに対応させる。これにより、オリジナル画
像データから選択された各ベクトルは、「0」または
「1」の1ビットコードをそれぞれ表した複数のセグメ
ントから構成され、よって、複数ビットのコードを表す
ことになる。このように分割されたベクトルが、それが
表す複数ビットコードの電子透かしとなる。攻撃への耐
性確保のため、上記ベクトルに予め定めたアルゴリズム
のスクランブル処理を施し、それらのベクトルをランダ
ムに配置するという方法で、電子透かしを埋め込む。本
方法は、モノクロ、カラー画像いずれのベクトル型画像
データにも適用できる方法である。
【0036】分割セグメント数を所望の数を増やせば、
より多くのビット数の電子透かしを埋め込むことが可能
となる。電子透かしをベクトル型画像データのより多く
の位置に埋め込むことで、改ざんや不正コピーに対する
耐性が向上する。1ビットコードに対応する特定のベク
トル分割比とは異なる分割比のセグメントを意図的にノ
イズとして入れ込むことで、透かしの安全性(=攻撃へ
の耐性)を一層向上させることも可能である。
【0037】以下に一例として、1つのベクトルを3つ
のセグメントに分割し、3ビットのコードを電子透かし
として埋め込む場合の手順を示す。
【0038】(1)ベクトルVからの複数セグメントS1
〜S3の生成 ベクトル型画像データ内から選んだ1つのベクトルを任
意の位置で分割する。例えば、図1(A)に示すような
始点P1と終点Q3をもつ1つのベクトルVを、図1(B)
に示すように3つのセグメントS1〜S3に分割(生成)す
る。セグメントS1〜S3には、それぞれ始点P1、P2、P3と
終点Q1、Q2、Q3が設定される。ここで、セグメントS1〜
S3相互の重なりが許容されており、それにより、セグメ
ントS1〜S3の各々の長さが十分に確保され、各セグメン
トS1〜S3からの分割ベクトルの生成が容易となる。
【0039】(2)各セグメントの分割 例えば、各セグメントを2つの分割ベクトルに分割する
こととして、1ビットコード「0」に対応したベクトル
長の分割比を「k:l」、1ビットコード「1」に対応
た分割比を「m:n」と予め定めておく。ここで、上記分
割比の数値には変動可能な許容範囲を予め設定しておく
ことで、攻撃および雑音付加に対する耐性を増加させる
ことができる。例えば、上述した3つのセグメントS1〜
S3に3ビットコード「011」を埋め込むならば、最初
のセグメントS1には一桁目の1ビットコード「1」を埋
め込むことになる。そこで、図2(A)に示すような始
点P1と終点Q1をもった最初のセグメントS1を、図2
(B)に示すように1ビットコード「1」に対応した分
割比「m:n」(所定の許容範囲内で変動可能である)で
もって、図2(C)に示すように2つの分割ベクトルDV
1、DV2に分割する。
【0040】このようにして埋め込んだ電子透かしを後
に著作権所有者側で抽出して照合確認する時のために、
著作権所有者のみが保有できる秘密情報として、 セグメントに1ビットコードを埋め込むための分割の
規約(ビットコード化規約)、すなわち1ビットコード
「0」の分割比は「k:l」、1ビットコード「1」の
分割比は「m:n」という情報と、上記許容範囲の情報、
セグメントに埋め込んだ情報内容「1」と、それを
埋め込んだセグメントS1の始点P1と終点Q1の画像上での
絶対座標値(例えば地図画像の場合、緯度経度に対応す
る座標値)と、そのセグメントS1のベクトル型画像デー
タ内での配置場所など、を電子透かし情報管理データベ
ースに格納しておく。
【0041】(3)全セグメントの分割 残りのセグメントS2,S3に対しても、上記(2)と同様
の規則で分割を行って1ビットコードを埋め込む。その
結果、図3(B)に示すように、2つ目のセグメントS2
は「m:n」に分割されて2桁目の1ビットコード「1」
が埋めこまれ、3つ目のセグメントS3は「k:l」に分
割されて3桁目の1ビットコード「0」が埋め込まれ
る。2つ目、3つ目のセグメントS2、S3についても、同
様に著作権所有者のみが保有できる上記の秘密情報(つ
まり、上記(2)で述べた、であり、が共通の場
合にはのみでよい)が電子透かし情報管理データベー
スに格納される。
【0042】(4)分割ベクトルのスクランブル 図3(B)に示すように、セグメントS1〜S3から分割し
た分割ベクトルDV1〜DV6には、それぞれ始点P1、T1、P
2、T2、P3、T3と終点R1、Q1、R2、Q2、R3、Q3が設定さ
れる。よって、各分割ベクトルDV1〜DV6は独立したベク
トルとして表現される。
【0043】これらの分割ベクトルDV1〜DV6は、まず、
図4(A)に示すようにオリジナルの順序(DV1、DV2、
DV3、DV4、DV5、DV6)で配列されている。次に、これら
の分割ベクトルDV1〜DV6に対して予め定めたアルゴリズ
ムのスクランブル処理を施す。このスクランブル処理で
は、まず、図4(A)に示すような分割ベクトルDV1〜D
V6の元の配列順序(DV1、DV2、DV3、DV4、DV5、DV6の順
序)から、図4(B)に示すような、元のとは異なる実
質的にランダムな配列順序(例えば、DV3、DV6、DV2、D
V5、DV1、DV4の順序)を算出する。次に、攻撃への耐性
向上のため、図4(B)に示すように、そのランダムな
配列順序における2番目以降の分割ベクトルDV6、DV2、
DV5、DV1、DV4の各々に対して、その直前の順位をもつ
分割ベクトルDV3、DV6、DV2、DV5、DV1を選び、そし
て、その2番目以降の分割ベクトルDV6、DV2、DV5、DV
1、DV4の始点T3、T1、P3、P1、T2と終点Q3、Q1、R3、R
1、Q2がもつ元の絶対座標値(例えば地図画像の場合、
緯度経度に対応する座標値であり、丸印で図示してあ
る)を、それぞれの直前の分割ベクトルDV3、DV6、DV
2、DV5、DV1の終点R2、Q3、Q1、R3、R1から(矢印で図
示するように)測った相対座標値(三角印で図示してあ
る)に変換する。このスクランブル処理により、分割ベ
クトルDV1〜DV6に電子透かしとして埋め込まれたコード
は、そのスクランブルを解除して元の分割ベクトルDV1
〜DV6の表現を復元しない限り、正しく抽出できないこ
とになる。加えて、スクランブル処理された分割ベクト
ルDV1〜DV6の表現からは、そのスクランブルを解除して
元の分割ベクトルDV1〜DV6の表現を復元しない限り、元
のベクトルVと同じ図形を再生することもできない。
【0044】そして、このベクトル型画像データの正当
なユーザのみが保有できる秘密情報として、 リスクランブル(=逆スクランブル操作)のアルゴリ
ズム(すなわち、図4(B)に示したスクランブル処理
後の分割ベクトルの表現を図4(A)に示したスクラン
ブル処理前の元の表現に戻すためのアルゴリズムであっ
て、図4(B)に示した最初の分割ベクトルDV3をその
アルゴリズムに渡せば、そのアルゴリズムが2番目以降
の分割ベクトルDV6〜DV4を割り出し、その相対座標値を
絶対座標値に戻し、相対配置をスクランブル前の配置に
戻して元の表現を復元するようになっているアルゴリズ
ム)、及び 上記スクランブル処理で相対座標値の計算の基準とし
た最初の分割ベクトルDV6の識別情報とその終点R2の絶
対座標値、を電子透かし情報管理データベースに格納す
る。この正当なユーザのみが保有できる秘密情報は、電
子透かし入りベクトル型画像データとともに、正当なユ
ーザに配布されて、ユーザ側でオリジナルのベクトル型
画像データを復元する際に使われることとなる。また、
この秘密情報は著作権者も保持し、著作権者側で電子透
かしを抽出する際に使われることになる。
【0045】以上の手順で、電子透かしをベクトル型画
像データに埋め込むことができる。電子透かしとして埋
め込む情報としては、例えばベクトル型画像データの製
品番号又は製品識別情報、著作権所有者の氏名又は名称
・作成日付け・ロゴマークなどの著作権情報、及び販売
先・販売日付けなどの流通情報がある。或るいは、製品
番号又は製品識別情報のみを電子透かしとして埋め込
み、その他の情報はその製品番号又は製品識別と紐付け
て、電子透かし情報管理データベースに格納しておくこ
とも可能である。
【0046】電子透かしとして埋め込むべき情報を表す
コードは、上に例示したようなわずか3ビットというこ
とは実際殆どなく、通常は相当に多いビット数になる。
このような多数ビットのコードを電子透かしとして埋め
込む場合、1つのベクトルを多数のセグメントに分割し
てそこに埋め込んでもよいが、別法として、その多数ビ
ットのコードを少数ビットの複数のサブコードに分解し
て、複数のサブコードをベクトル型画像データ中から選
んだ複数のベクトルに上記の手順でそれぞれ埋め込むよ
うにしてもよい。
【0047】以上が、ベクトル型画像データに電子透か
しを埋め込む方法の一実施形態である。次に、この電子
透かし入りベクトル型画像データから、画像再生の可能
なベクトル型画像データを復元する方法の一実施形態を
説明する。この復元方法は、上述した正当なユーザのみ
が保有できる秘密情報を持つ者(つまり、正当なユーザ
又は著作権所有者)のみが行なうことができる。
【0048】正当なユーザは、上述した正当なユーザの
み保有する秘密情報(すなわち、リスクランブルのアル
ゴリズムと、相対座標計算の基準とした分割ベクトルの
識別情報とその終点絶対座標値)を入手し、そして、そ
の秘密情報を用いて、電子透かし入りベクトル型画像デ
ータ内から図5(A)に示すようなスクランブル処理さ
れた分割ベクトルDV3〜DV4の最初の配列順位の分割ベク
トルDV3を見つけ出し、その分割ベクトルDV3にリスクラ
ンブル処理を施すことで、図5(B)に示すようなスク
ランブル処理前の分割ベクトルDV1〜DV6に復元する。こ
のリスクランブル後の画像データには、その分割ベクト
ルDV1〜DV6の部分に依然として電子透かしが埋め込まれ
ているわけであるが、それが表現している画像それ自体
は、オリジナルの画像データのそれと実質的に同じであ
る(つまり、オリジナル画像の品質は全く損なわれてい
ない)。従って、そのリスクランブル後の電子透かし入
り画像データから、オリジナル画像と全く同じ画像を再
生することが可能である。
【0049】次に、電子透かし入りベクトル型画像デー
タから電子透かし情報を抽出する方法の一実施形態を説
明する。この抽出方法は、上述した著作権所有者のみが
保有する秘密情報と上述した正当なユーザのみが保有で
きる秘密情報の双方を持った者(つまり、著作権所有
者)のみが行ない得る。
【0050】(1)分割ベクトルのリスクランブル 著作権所有者は、まず、上述した正当なユーザのみが保
有できる秘密情報(リスクランブルのアルゴリズム、相
対座標計算の基準とした分割ベクトルの識別情報とその
終点絶対座標値)を参照して、上述した復元方法と同じ
方法で電子透かしの埋め込まれた分割ベクトルをリスク
ランブルし、その相対座標を絶対座標に変換し、その配
列順序を元の配列順序に戻す。
【0051】(2)セグメントの分割比算出 次に、元の配列順序に戻った分割ベクトルを、隣接し合
う(つまり、各セグメントから分割された)ペアの分割
ベクトルに仕分ける。又は、元の配列順序に戻った分割
ベクトルの始点と終点の座標と、著作権所有者のみが保
有する秘密情報(ビットコード化の規約、各セグメント
に埋め込んだ情報内容と各セグメントの始点と終点の座
標値など)内の各セグメントの始点と終点の座標値とに
基き、各セグメントに対応するペアの分割ベクトルを特
定する。そして、各ペアの分割ベクトルがもつ始点と終
点の座標値に基づき各セグメントの分割比を算出する。
【0052】(3)電子透かし情報の抽出 次に、著作権所有者のみが保有する秘密情報(ビットコ
ード化の規約、各セグメントに埋め込んだ情報内容と各
セグメントの始点と終点の座標値など)内のビットコー
ド化規約に規定されている分割比「m:n」、「k:l」と1
ビットコード「1」、「0」との対応関係に基き、算出
した各セグメントの分割比に対応する(つまり、各セグ
メントに埋め込まれていた)1ビットコード「1」又は
「0」を抽出する。全てのセグメントの情報内容「1」
又は「0」を抽出して繋げることで、電子透かしとして
埋め込まれていた全体の情報が判明する。
【0053】次に、以上説明した電子透かしの埋め込み
方法、画像データの復元方法、及び電子透かしの抽出方
法を総合的に用いて、電子透かし情報の管理を行なうた
めのコンピュータシステムの一実施形態を説明する。
【0054】図6は、電子透かし情報管理システムの一
実施形態の全体構成を示す。このシステム100の構成
と動作は以下の通りである。
【0055】このシステム100は、電子透かし埋め込
み部10と、電子透かし抽出・照合部20とを備える。
【0056】電子透かし埋め込み部10は、電子透かし
埋め込み機構・電子透かし情報管理機構14を有し、そ
れにより、著作権保護したいベクトル型画像データ13
の個々の製品に対して、上述した埋め込み方法で、電子
透かしとして、その製品の製品番号又は製品識別情報
や、上述した著作権情報(例えば、著作権所有者の氏名
又は名称・作成日付け・ロゴマークなどの著作権情報な
ど)や上述した流通情報(例えば、販売先・販売日付け
など)などの情報12を埋め込むと共に、その埋め込ん
だ情報12及び埋め込みの際に作成した上述の各種の秘
密情報を、電子透かし情報管理データベース16Aに格
納し保管する。なお、製品番号又は製品識別情報や著作
権情報などを全て電子透かしとして埋め込む代わりに、
製品番号又は製品識別情報などの基本情報だけを電子透
かしとして画像データ13に埋め込んで、著作権情報や
流通情報などの残りの関連情報は、その埋め込んだ製品
番号又は製品識別情報に紐付けた形で電子透かし情報管
理データベース16Aに格納しておくようにしてもよ
い。
【0057】市場200に流通する画像データ製品30
には、上記のようにして電子透かしを埋め込まれたベク
トル型画像データと、上述した正当なユーザのみが保管
できる秘密情報とが含まれている。この製品30を入手
した正当なユーザは、自分の例えばパーソナルコンピュ
ータなどに搭載されたベクトル型画像データ復元・表示
機構41を用いて、上述した復元方法により、その製品
30内の正当なユーザのみが保管できる秘密情報を参照
して、その製品30内の電子透かし入りベクトル型画像
データをリスクランブルして、オリジナルのベクトル型
画像データの画像と全く同じ品質の画像を再生し表示す
ることができる。
【0058】もし、或るユーザ50が、その製品30内
の電子透かし入りベクトル型画像データを不正コピー又
は改ざんなどしたものを市場200に流通させた疑いが
ある場合には、著作権所有者側は、市場200からその
不正コピー又は改ざんの疑いのある電子透かし入りベク
トル型画像データを入手して、それを電子透かし抽出・
照合部20に入れることで、不正コピー又は改ざんされ
たものであるか否かを調べることができる。
【0059】すなわち、電子透かし抽出・照合部20
は、電子透かし情報管理機構21と電子透かし照合機構
22と電子透かし抽出機構24と照合結果表示機構26
とを有している。電子透かし情報管理機構21は、電子
透かし埋め込み部10で作成された電子透かし情報管理
データベース16Aと実質的に同じ内容をもつ電子透か
し情報管理データベース16B(電子透かし情報管理デ
ータベース16Aそのものであってもよい)を管理して
いる。
【0060】電子透かし抽出機構24は、市場200か
ら入手された不正コピー又は改ざんの疑いのある電子透
かし入りベクトル型画像データ23を入力し、その入力
した電子透かし入りベクトル型画像データ23に対応す
る蓄積情報のデータベース16Bからの検索を電子透か
し情報管理機構21に依頼する。そして、電子透かし抽
出機構24は、電子透かし情報管理機構21が検索した
蓄積情報の中から著作権所有者のみが保有できる秘密情
報と正当なユーザのみが保有できる秘密情報とを受け取
り、それを参照して、前述した電子透かし抽出方法によ
り、その疑いある電子透かし入りベクトル型画像データ
23から、そこに電子透かしとして埋め込まれている情
報25(製品番号や製品識別情報などの基本情報と著作
権情報や流通情報などの関連情報であり、前述したよう
に基本情報だけの場合もある)を抽出する。
【0061】電子透かし照合機構22は、電子透かし情
報管理機構21が検索した蓄積情報の中から製品番号、
製品識別情報、著作権情報、流通情報などを受け取り、
それと、上記の抽出された埋め込み情報25とを照合す
る。その照合結果は、照合結果表示機構26によって抽
出情報照合結果表示画面27に表示される。表示された
照合結果から、オペレータは、その疑いある電子透かし
入りベクトル型画像データ23が、本当に不正コピー又
は改ざんされたものであるか否かを判断することができ
る。例えば、照合結果が一致であって、しかも、その画
像データ23がその著作権情報又は流通情報などから見
て正当とは判断されない流通経路に流れていたならば、
不正コピーであると判断できる。或いは、照合結果が一
致であって、しかも、その画像データ23から再生され
た画像がオリジナルの画像と完全に一致しないならば、
改ざんされたものと判断できる。
【0062】以上、本発明の一実施形態を説明したが、
上記の実施形態はあくまで本発明の説明のための例示で
あり、本発明を上記実施形態にのみ限定する趣旨ではな
い。従って、本発明は、上記実施形態以外の様々な形態
でも実施することができる。例えば、上記実施形態で
は、1つのベクトルを複数のセグメントに分割し、各セ
グメントを埋め込みコードに応じた分割比で複数の分割
ベクトルに分割したが、それに代えて、セグメントの分
割するという中間工程を省略し、1つのベクトルを直接
的に埋め込みコードに応じた分割比で複数の分割ベクト
ルに分割してもよい。また、例えば、上記実施形態で
は、1ビットコードに対してセグメントの所定の分割比
を割り当てたが、複数ビットコードに対してセグメント
の所定の分割比を割り当てても良い。例えば、2ビット
コード「00」に対して分割比「m:n」を、2ビットコ
ード「01」に対して分割比「k:l」を、2ビットコー
ド「10」に対して分割比「p:q」を、2ビットコード
「11」に対して分割比「s:t」を割り当てる、という
ようにである。また、セグメントを3つ以上の分割ベク
トルに分けて、その3つ以上の分割ベクトルの分割比
を、1ビット又は複数ビットのコードに割り当てても良
い。例えば、1ビットコード「0」に対して3分割比
「l:m:n」を、1ビットコード「1」に対して3分割比
「p:q:r」を割り当てる、というようにである。また、
1つのオリジナルベクトルから生成した複数の分割ベク
トルにスクランブルをかけるとき、それらの分割ベクト
ルだけでなく、他のベクトルも含めてスクランブルをか
ける(極端な場合は全画像データにスクランブルをかけ
る)ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】1つのベクトルVを複数のセグメントS1〜S3に
分割する様子を示す図。
【図2】1つのセグメントS1を2つの分割ベクトルDV
1、DV2に分割し1ビットコードを埋め込む様子を示す
図。
【図3】残りのセグメントS2、S3も同様に分割して1ビ
ットコードを埋め込む様子を示す図。
【図4】分割ベクトルDV1〜DV6にスクランブル処理を施
す様子を示す図。
【図5】リスクランブル処理の様子を示す図。
【図6】電子透かし情報管理システムの一実施形態の全
体構成を示すブロック図。
【符号の説明】
V オリジナルのベクトル S1〜S3 オリジナルのベクトルを分割したセグメント DV1〜DV6 セグメントを分割した分割ベクトル 100 電子透かし情報管理システム 10 電子透かし埋め込み部 20 電子透かし抽出・照合部 12 埋め込み情報 13 オリジナルベクトル型画像データ 14 電子透かし埋め込み機構・電子透かし情報管理機
構 16A、16B 電子透かし情報管理データベース 21 電子透かし情報管理機構 22 電子透かし照合機構 23 不正コピー又は改ざんの疑いあるベクトル型画像
データ 24 電子透かし抽出機構 25 抽出された埋め込み情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 尚久 東京都新宿区大久保3丁目4番1号 早稲 田大学 理工学部内 (72)発明者 栗原 誠 東京都新宿区大久保3丁目4番1号 早稲 田大学 理工学部内 Fターム(参考) 5B057 AA13 AA20 CA17 CB17 CG07 5C076 AA14 BA06 5C077 LL14 PP21 PP23 PQ08 5J104 AA14 PA00

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オリジナルのベクトル型画像データから
    ベクトルを選ぶステップと、 前記ベクトルに電子透かしとして埋め込みたいコードに
    割り当てられた所定の分割比で、前記ベクトルを少なく
    とも2つの分割ベクトルに分割するステップとを備えた
    ベクトル型画像データへの電子透かし埋め込み方法。
  2. 【請求項2】 前記ベクトルを複数のセグメントに分割
    するステップと、 各セグメントに電子透かしとして埋め込みたいコードに
    割り当てられた所定の分割比で、各セグメントを少なく
    とも2つの分割ベクトルに分割するステップとを備えた
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 複数の分割ベクトルに対して、少なくと
    も一つの分割ベクトルがもつ始点と終点の元の座標値を
    別の座標値に変換するための、予め定めたアルゴリズム
    のスクランブル処理を施すステップを更に備えた請求項
    1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記スクランブル処理を施すステップ
    が、 (1) 前記複数の分割ベクトルの元の配列順序から別の
    配列順序を得るステップと、 (2) 前記複数の分割べクトル中の少なくとも一つの分
    割ベクトルに対して、前記別の配列順序において所定の
    順序関係にある別の分割ベクトルを選ぶステップと、 (3) 前記少なくとも一つの分割ベクトルの始点と終点
    の元の座標値を、前記別の分割ベクトルの始点又は終点
    から測った相対座標値に変換するステップとを有する請
    求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 オリジナルのベクトル型画像データから
    ベクトルを選ぶ手段と、 前記ベクトルに電子透かしとして埋め込みたいコードに
    割り当てられた所定の分割比で、前記ベクトルを少なく
    とも2つの分割ベクトルに分割する手段とを備えたベク
    トル型画像データに電子透かし埋め込むためのシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記ベクトルを複数のセグメントに分割
    する手段と、 各セグメントに電子透かしとして埋め込みたいコードに
    割り当てられた所定の分割比で、各セグメントを少なく
    とも2つの分割ベクトルに分割する手段とを備えた請求
    項5記載のシステム。
  7. 【請求項7】 複数の分割ベクトルに対して、前記複数
    の分割ベクトル中の少なくとも一つの分割ベクトルがも
    つ始点と終点の元の座標値を別の座標値に変換するため
    の、予め定めたアルゴリズムのスクランブル処理を施す
    手段を更に備えた請求項5記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記スクランブル処理を施す手段が、 (1) 前記複数の分割ベクトルの元の配列順序から別の
    配列順序を得る手段と、 (2) 前記複数の分割べクトル中の少なくとも一つの分
    割ベクトルに対して、前記別の配列順序において所定の
    順序関係にある別の分割ベクトルを選ぶ手段と、 (3) 前記少なくとも一つの分割ベクトルの始点と終点
    の元の座標値を、前記別の分割ベクトルの始点又は終点
    から測った相対座標値に変換する手段とを有する請求項
    7記載のシステム。
  9. 【請求項9】 オリジナルのベクトル型画像データから
    ベクトルを選ぶステップと、 前記ベクトルに電子透かしとして埋め込みたいコードに
    割り当てられた所定の分割比で、前記ベクトルを少なく
    とも2つの分割ベクトルに分割するステップとをコンピ
    ュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピ
    ュータ読取可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 電子透かしが埋め込まれ且つスクラン
    ブル処理が施された複数の分割ベクトルを含み、前記ス
    クランブル処理が施される前にはオリジナルなベクトル
    型画像データと同じオリジナル画像が再生できるように
    なっていた電子透かし入りベクトル型画像データを受け
    るステップと、 前記複数の分割ベクトルを特定するためのベクトル特定
    情報と、前記スクランブル処理の逆操作であるリスクラ
    ンブル処理のアルゴリズムとを含んだ秘密情報を受ける
    ステップと、 前記秘密情報内の前記ベクトル特定情報に基いて、前記
    電子透かし入りベクトル型画像データ内から前記複数の
    分割ベクトルを特定するステップと、 特定された前記複数の分割ベクトルに対して、前記秘密
    情報内の前記リスクランブル処理を施すことにより、前
    記複数の分割ベクトルをスクランブル処理が施される前
    の元の状態に復元するステップとを備えた、電子透かし
    入りベクトル型画像データからオリジナル画像の再生可
    能なベクトル型画像データを復元する方法。
  11. 【請求項11】 電子透かしが埋め込まれ且つスクラン
    ブル処理が施された複数の分割ベクトルを含み、前記ス
    クランブル処理が施される前にはオリジナルなベクトル
    型画像データと同じオリジナル画像が再生できるように
    なっていた電子透かし入りベクトル型画像データを入力
    する手段と、 前記複数の分割ベクトルを特定するためのベクトル特定
    情報と、前記スクランブル処理の逆操作であるリスクラ
    ンブル処理のアルゴリズムとを含んだ秘密情報を入力す
    る手段と、 前記秘密情報内の前記ベクトル特定情報に基いて、前記
    電子透かし入りベクトル型画像データ内から前記複数の
    分割ベクトルを特定する手段と、 特定された前記複数の分割ベクトルに対して、前記秘密
    情報内の前記リスクランブル処理を施すことにより、前
    記複数の分割ベクトルをスクランブル処理が施される前
    の元の状態に復元する手段とを備えた、電子透かし入り
    ベクトル型画像データからオリジナル画像の再生可能な
    ベクトル型画像データを復元するためのシステム。
  12. 【請求項12】 電子透かしが埋め込まれ且つスクラン
    ブル処理が施された複数の分割ベクトルを含み、前記ス
    クランブル処理が施される前にはオリジナルなベクトル
    型画像データと同じオリジナル画像が再生できるように
    なっていた電子透かし入りベクトル型画像データを受け
    るステップと、 前記複数の分割ベクトルを特定するためのベクトル特定
    情報と、前記スクランブル処理の逆操作であるリスクラ
    ンブル処理のアルゴリズムとを含んだ秘密情報を受ける
    ステップと、 前記秘密情報内の前記ベクトル特定情報に基いて、前記
    電子透かし入りベクトル型画像データ内から前記複数の
    分割ベクトルを特定するステップと、 特定された前記複数の分割ベクトルに対して、前記秘密
    情報内の前記リスクランブル処理を施すことにより、前
    記複数の分割ベクトルをスクランブル処理が施される前
    の元の状態に復元するステップとをコンピュータに実行
    させるプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記
    録媒体。
  13. 【請求項13】 電子透かしの埋め込まれた複数の分割
    ベクトルを有する電子透かし入りベクトル型画像データ
    を受けるステップと、 前記複数の分割ベクトルを特定するためのベクトル特定
    情報と、電子透かしとして埋め込み可能な複数種のコー
    ドとそれらコードにそれぞれ割り当てられた分割比とを
    示すビットコード化規約とを含む秘密情報を受けるステ
    ップと、 前記秘密情報内の前記ベクトル特定情報に基いて、前記
    電子透かし入りベクトル型画像データ内から前記複数の
    分割ベクトルを特定するステップと、 特定された前記複数の分割ベクトルを、前記複数の分割
    ベクトルの分割元であった2以上のセグメントの各々に
    対応する2以上の分割ベクトルの組に仕分けるステップ
    と、 前記2以上のセグメントの各々について、対応する前記
    分割ベクトルの組の分割比を計算し、計算した前記分割
    比と、前記秘密情報内の前記ビットコード化規約とに基
    いて、各セグメントに電子透かしとして埋め込まれたコ
    ードを抽出するステップと、 前記2以上のセグメントについて抽出された前記コード
    を繋げて、前記電子透かし入りベクトル型画像データに
    電子透かしとして埋め込まれていた情報を得るステップ
    とを備えた、電子透かし入りベクトル型画像データから
    電子透かし情報を抽出する方法。
  14. 【請求項14】 前記電子透かし入りベクトル型画像デ
    ータに電子透かしとして埋め込まれていた情報を調べる
    ことで、前記電子透かし入りベクトル型画像データが不
    正に作られたものか否かを判断するステップを更に備え
    た請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 電子透かしの埋め込まれた複数の分割
    ベクトルを有する電子透かし入りベクトル型画像データ
    を受ける手段と、 前記複数の分割ベクトルを特定するためのベクトル特定
    情報と、電子透かしとして埋め込み可能な複数種のコー
    ドとそれらコードにそれぞれ割り当てられた分割比とを
    示すビットコード化規約とを含む秘密情報を受ける手段
    と、 前記秘密情報内の前記ベクトル特定情報に基いて、前記
    電子透かし入りベクトル型画像データ内から前記複数の
    分割ベクトルを特定する手段と、 特定された前記複数の分割ベクトルを、前記複数の分割
    ベクトルの分割元であった2以上のセグメントの各々に
    対応する2以上の分割ベクトルの組に仕分ける手段と、 前記2以上のセグメントの各々について、対応する前記
    分割ベクトルの組の分割比を計算し、計算した前記分割
    比と、前記秘密情報内の前記ビットコード化規約とに基
    いて、各セグメントに電子透かしとして埋め込まれたコ
    ードを抽出する手段と、 前記2以上のセグメントについて抽出された前記コード
    を繋げて、前記電子透かし入りベクトル型画像データに
    電子透かしとして埋め込まれていた情報を得る手段とを
    備えた、電子透かし入りベクトル型画像データから電子
    透かし情報を抽出するためのシステム。
  16. 【請求項16】 前記電子透かし入りベクトル型画像デ
    ータに電子透かしとして埋め込まれていた情報を調べる
    ことで、前記電子透かし入りベクトル型画像データが不
    正に作られたものか否かを判断する手段を更に備えた請
    求項15記載のシステム。
  17. 【請求項17】 電子透かしの埋め込まれた複数の分割
    ベクトルを有する電子透かし入りベクトル型画像データ
    を受けるステップと、 前記複数の分割ベクトルを特定するためのベクトル特定
    情報と、電子透かしとして埋め込み可能な複数種のコー
    ドとそれらコードにそれぞれ割り当てられた分割比とを
    示すビットコード化規約とを含む秘密情報を受けるステ
    ップと、 前記秘密情報内の前記ベクトル特定情報に基いて、前記
    電子透かし入りベクトル型画像データ内から前記複数の
    分割ベクトルを特定するステップと、 特定された前記複数の分割ベクトルを、前記複数の分割
    ベクトルの分割元であった2以上のセグメントの各々に
    対応する2以上の分割ベクトルの組に仕分けるステップ
    と、 前記2以上のセグメントの各々について、対応する前記
    分割ベクトルの組の分割比を計算し、計算した前記分割
    比と、前記秘密情報内の前記ビットコード化規約とに基
    いて、各セグメントに電子透かしとして埋め込まれたコ
    ードを抽出するステップと、 前記2以上のセグメントについて抽出された前記コード
    を繋げて、前記電子透かし入りベクトル型画像データに
    電子透かしとして埋め込まれていた情報を得るステップ
    とをコンピュータに行なわせるためのコンピュータプロ
    グラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 市場に流通している電子透かし入りベ
    クトル型画像データに埋め込まれているべき電子透かし
    情報と、前記電子透かし入りベクトル型画像データ内か
    ら前記電子透かし情報を抽出するために必要な秘密情報
    とを保存し管理する電子透かし情報管理データベース
    と、 市場から入手された電子透かし入りベクトル型画像デー
    タを入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された前記電子透かし入りベ
    クトル型画像データから、前記電子透かし情報管理デー
    タベースで管理されている前記秘密情報を用いて、前記
    電子透かし情報を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された前記電子透かし情報
    と、前記電子透かし情報管理データベースで管理されて
    いる前記電子透かし情報とを照合する照合手段と、 前記照合手段からの照合結果を出力する結果出力手段
    と、を備えた、不正に作成された電子透かし入りベクト
    ル型画像データを市場から検出するための電子透かし情
    報管理システム。
  19. 【請求項19】 オリジナルのベクトル型画像データか
    ら選ばれたベクトルから分割された少なくとも2つの分
    割ベクトルを含み、 前記少なくとも2つの分割ベクトルが、電子透かしとし
    て埋め込まれたコードに対応した分割比をもっている特
    定の構造を有した電子透かし入りベクトル型画像データ
    を記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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