JP2002151239A - シースヒータユニット - Google Patents

シースヒータユニット

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JP2002151239A
JP2002151239A JP2000344876A JP2000344876A JP2002151239A JP 2002151239 A JP2002151239 A JP 2002151239A JP 2000344876 A JP2000344876 A JP 2000344876A JP 2000344876 A JP2000344876 A JP 2000344876A JP 2002151239 A JP2002151239 A JP 2002151239A
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JP
Japan
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sheath
heating
heating wires
heater unit
wires
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JP2000344876A
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English (en)
Inventor
Masaaki Muto
正昭 武藤
Fukuji Nagamori
福治 永盛
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Sukegawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Sukegawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱線1aの断線時にも、容易に且つ早急に
リカバーすることができ、それにより発熱を長い時間停
止せない。 【解決手段】 このシースヒータユニットは、電流の通
電により熱を発生する発熱線1a、1b…と、この発熱
線1a、1b…を収納した金属チューブ状のシース2
と、このシース2の中に充填され、前記シース2に対し
て発熱線1a、1b…を絶縁する絶縁体6と、前記シー
ス2の外部に引き出され、発熱線1a、1b…に導通し
た端子4a、4b…とを有する。単一のシース2内に、
複数本の発熱線1a、1b…が収納され、それぞれの発
熱線1a、1b…の端部に端子4a、4b…が接続され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱線が金属チュ
ーブ状のシースの中に収納され、且つそのシースの中に
充填された絶縁材により絶縁されると共に、シースの外
部にその発熱線と導通する端子が導出されたシースヒー
タユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】シースヒータユニットは、ニッケルとク
ロムを主体とした合金やタンタル等からなる発熱線を、
マグネシア等からなる無機絶縁粉末を充填したステンレ
スチューブ等のシースに収納し、前記無機絶縁粉末によ
り発熱線をシースに対して絶縁している。さらに、シー
スの端部において、ターミナルアダプタを介して発熱線
に接続されたターミナルリードを導出し、そのターミナ
ルリードの端部に電源回路に接続するための端子を設け
たものである。
【0003】このようなシースヒータユニットは、蛇行
状や螺旋状に曲げて、目的のものを加熱するのに使用さ
れている。例えば、鋳造や樹脂成型等の成型型における
ホットランナー部の加熱や、半導体ウエハ等の基板上に
種々の膜を成膜するため、その基板を加熱する基板加熱
用熱源等として使用される。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】前記のようなシー
スヒータユニットにおける発熱線の寿命は有限であり、
長期使用によって劣化し、断線することが多々ある。そ
のため、前記のようなシースヒータユニットを用いた装
置の信頼性を確保するためには、定期的なシースヒータ
ユニットの交換が必要となる。
【0005】例えば、前述したような半導体ウエハ等の
基板加熱装置は、化学的気相成長装置(CVD装置)等
に使用されているが、そのようなCVD装置において、
所要の薄膜を形成するためには、その温度管理が厳密に
行われなければならない。また、CVD装置は、それ単
独で運転される訳ではなく、その前後の工程が不可分且
つ密接に関連して運転される。そのため、もし定期的な
シースヒータユニットの交換の前に発熱線が断線した場
合、その時点で処理していた基板には所要の薄膜が成膜
できず、その前後の工程も同時に停止され、大きな損失
をもたらす。
【0006】本発明は、従来のシースヒータユニットに
おける前述の課題に鑑み、発熱線の断線時にも、容易に
且つ早急にリカバーすることができ、それにより発熱を
長い時間停止せずに済むシースヒータユニットを提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記の目的
を達成するため、単一のシース2の中に複数系統の発熱
線1a、1b…を収納し、通常はそのうち一系統の発熱
線1aを使用して加熱を行い、万一その発熱線1aが断
線したら、他の発熱線1bに切り替え、継続して加熱を
行うことを可能としたものである。
【0008】より具体的に本発明によるシースヒータユ
ニットの構成を説明すると、このシースヒータユニット
は、電流の通電により熱を発生する発熱線1a、1b…
と、この発熱線1a、1b…を収納した金属チューブ状
のシース2と、このシース2の中に充填され、前記シー
ス2に対して発熱線1a、1b…を絶縁する絶縁体6
と、前記シース2の外部に引き出され、発熱線1a、1
b…に導通した端子4a、4b…とを有するものであっ
て、単一のシース2内に、複数本の発熱線1a、1b…
が収納され、それぞれの発熱線1a、1b…の端部に端
子4a、4b…が接続されているものである。
【0009】このシースヒータユニットでは、単一のシ
ース2内に複数本の発熱線1a、1b…が収納され、そ
れぞれの発熱線1a、1b…の端部が端子4a、4b…
に接続されているため、最初に端子4aを介して一系統
の発熱線1aに電源回路を接続し、加熱を行っていると
き、その発熱線1aが断線した場合、端子4bを介して
別系統の発熱線1bに電源回路を切り替え、すぐに加熱
を継続することができる。このため、断線に対する信頼
性の高い加熱装置が得られるようになる。
【0010】単一のシース2内に複数本の発熱線1a、
1b…を収納すると、発熱線1a、1b…の密度が増大
し、それら発熱線1a、1b…同士やそれら発熱線1
a、1b…とシース2との間のギャップが取りにくくな
る。そのため、耐絶縁性の低下が懸念される。これに対
しては、シース2の内部における発熱線1a、1b…と
シース2との間のギャップGを、シース2の内部におけ
る発熱線1a、1b…の相互のギャップgより大くする
ことにより、シース2の径を大きくすることなく発熱線
1a、1b…とシース2との間の絶縁を確実にすること
ができ、耐絶縁性の低下を招くことが無い。他方、発熱
線1a、1b…同士については高い絶縁性を得ることが
できないが、それらはそもそも一本ずつ使用され、同時
使用はされないため、それらの絶縁性については全く問
題にならない。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について、具体的且つ詳細に説明する。
図1に本発明の一実施形態によるシースヒータユニット
の外観が示され、図2にその図1のA−A部断面図が示
されている。
【0012】図1と図2に示すように、このシースヒー
タユニットは、ステンレスチューブ等からなるシース2
の内部にマグネシア等の無機絶縁粉末からなる絶縁体2
を充填すると共に、この絶縁体2に埋め込まれる状態
で、ニッケルとクロムを主体とする合金やタンタル等か
らなる発熱線1a、1bを収納したものである。図2に
う示すように、このシースヒータユニットでは、単一の
シース2の中に2本の発熱線1a、1bが収納され、絶
縁体2で発熱線1a、1b同士及び発熱線1a、1bと
シース2とが互いに絶縁されている。
【0013】このようなシースヒータユニットのヒータ
部分は、ステンレスチューブ等からなるシース2の内部
に2本の発熱線1a、1bを収納し、さらにシース2の
内部にマグネシア粉末等の絶縁材2を充填する。その
後、これをシース2の外部からスエージングして全体を
延伸し、所定の径のシースヒータユニットとする。
【0014】図1に示すように、シース2の端部のター
ミナルアダプタ5、5において、それぞれの発熱線1
a、1bの両端にターミナルリード3a、3bが接続さ
れると共に、ターミナルアダプタ5、5においてシース
2の端部が封止される共に、このターミナルアダプタ
5、5から前記のターミナルリード3a、3bが導出さ
れている。さらに、このターミナルリード3a、3bの
端部には、それぞれ端子4a、4bが接続されている。
【0015】図2に示すように、各発熱線1a、1bの
間とこれら発熱線1a、1bとシース2との間にそれぞ
れギャップg、Gが設けられている。そして、各発熱線
1a、1bの間のギャップgに比べて、発熱線1a、1
bとシース2との間のギャップGが十分大きく、図示の
例では、発熱線1a、1bとシース2との間のギャップ
Gが各発熱線1a、1bの間のギャップgの2.5倍程
ある。
【0016】単一のシース2内に2本の発熱線1a、1
bを収納すると、発熱線1a、1bとシース2との間の
ギャップGが取りにくくなる。しかし、発熱線1a、1
b…同時に2本使用されることはなく、それぞれ1本ず
つ使用される場合、それらのギャップgを小さくして
も、実用上絶縁性についての問題は生じない。そこで、
発熱線1a、1bとシース2との間のギャップGを、発
熱線1a、1bの間のギャップgより大くすることによ
り、シース2の径を増大せずに発熱線1a、1bとシー
ス2との間の絶縁を確実にすることができる。
【0017】前述のようにシーズヒータユニットは、ヒ
ータ部分を蛇行状もしくは螺旋状にして目的物を加熱す
る。図3は、このようなシーズヒータユニットの使用方
法を示す。図3(A)に示すように、発熱線1aの両端
の端子4a、4aに電源回路7を接続し、発熱線1aを
発熱し、目的物を加熱する。この状態において、発熱線
1aに断線やその他の障害が発生したとき、今後は、発
熱線1bの両端の端子4b、4bに電源回路7を接続
し、発熱線1bを発熱し、目的物を加熱する。こによ
り、万一一方の発熱線1aに障害が起こっても、他方の
発熱線に電源回路7を切り替え、加熱を継続することが
できる。
【0018】図4及び図5は、本発明の他の実施形態に
よるシースヒータユニットを示すものである。このシー
スヒータユニットは、3芯の発熱線1a、1b、1cを
シース2の中に収納し、絶縁体で絶縁したものである。
この例でも、発熱線1a、1b、1c相互のギャップg
に比べて、発熱線1a、1b、1cとシース2との間の
ギャップGが十分大きくとってある。このシースヒータ
ユニットでは、1本の発熱線1aの他にさらに2本のバ
ックアップ用の発熱線1b、1cが使えるので、より高
い信頼性を確保することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によるシース
ヒータユニットでは、単一のシース2内に複数本の発熱
線1a、1b…が収納されているため、一系統の発熱線
1aで加熱を行っているとき、その発熱線1aが断線し
た場合でも、別系統の発熱線1bですぐに加熱を継続す
ることができる。このため、断線に対する信頼性の高い
加熱装置が得られるようになる。
【0020】さらに、シース2の内部における発熱線1
a、1b…とシース2との間のギャップGを、シース2
の内部における発熱線1a、1b…の相互のギャップg
より大くすることにより、発熱線1a、1b…とシース
2との間の絶縁を確実にすることができ、耐絶縁性の低
下を招くことが無く、所要の絶縁特性を有するシースケ
ーブルユニットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるシースケーブルユニ
ットを一部省略して示した全体図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】同実施形態によるシースケーブルユニットの使
用例を示す概略結線図である。
【図4】本発明の他の実施形態によるシースケーブルユ
ニットを一部省略して示した全体図である。
【図5】図1のB−B線拡大断面図である。
【符号の説明】
1a 発熱線 1b 発熱線 1c 発熱線 2 シース 3a ターミナルリード 3b ターミナルリード 3c ターミナルリード 4a 端子 4b 端子 4c 端子 5 ターミナルアダプタ 6 絶縁体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流の通電により熱を発生する発熱線
    (1a)、(1b)…と、この発熱線(1a)、(1
    b)…を収納した金属チューブ状のシース(2)と、こ
    のシース(2)の中に充填され、前記シース(2)に対
    して発熱線(1a)、(1b)…を絶縁する絶縁体
    (6)と、前記シース(2)の外部に引き出され、発熱
    線(1a)、(1b)…に導通した端子(4a)、(4
    b)…とを有するシースヒータユニットにおいて、単一
    のシース(2)内に、複数本の発熱線(1a)、(1
    b)…が収納され、それぞれの発熱線(1a)、(1
    b)…の両端に端子(4a)、(4b)…が接続されて
    いることを特徴とするシースヒータユニット。
  2. 【請求項2】 シース(2)の内部における発熱線(1
    a)、(1b)…とシース(2)との間のギャップ
    (G)が、シース(2)の内部における発熱線(1
    a)、(1b)…の相互のギャップ(g)より大きいこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシースヒータユニッ
    ト。
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