JP2002149105A - 画像拡大制御装置 - Google Patents

画像拡大制御装置

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JP2002149105A
JP2002149105A JP2000352513A JP2000352513A JP2002149105A JP 2002149105 A JP2002149105 A JP 2002149105A JP 2000352513 A JP2000352513 A JP 2000352513A JP 2000352513 A JP2000352513 A JP 2000352513A JP 2002149105 A JP2002149105 A JP 2002149105A
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Hiroyuki Nitta
博幸 新田
Tetsuo Takagi
徹夫 高木
Takeshi Maeda
武 前田
Toshiaki Ohashi
俊明 大橋
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/403Edge-driven scaling; Edge-based scaling

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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶ディスプレイは画素がマトリックス状に整
列して配置されているため、表示画像の輪郭を鮮明に表
示できる。しかし、従来の拡大方法では濃淡の境界がは
っきりとした画像の輪郭部分の高周波成分が平滑化さ
れ、シャープさが欠けた画像になり、表示画像がぼやけ
る。 【解決手段】画像拡大制御装置は、表示データを増加さ
せる拡大処理を施す拡大制御部と、拡大後の表示データ
の特性からエッジ強調部で使用するフィルタ係数を生成
するフィルタ係数生成部と、生成されたフィルタ係数を
使用して拡大後の表示データにフィルタを施すエッジ強
調部で構成される。フィルタ係数生成部で生成されるフ
ィルタ係数が小さい場合エッジ強調が弱くかかった画像
が液晶ディスプレイに表示され、フィルタ係数が大きい
場合エッジ強調が強くかかった画像が液晶ディスプレイ
に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字、グラフィッ
クス、自然画像で構成した静止画像や動画像のディジタ
ル画像情報を異なる画素数の画像情報に変換して、液晶
ディスプレイ等の表示装置に表示する画像拡大表示装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、原画像の1画素に
対して、同一画素を水平方向および垂直方向に埋めて原
画素の画素数を増やす方法や、原画像の画素間を直線で
結ぶように補間画素の階調値を算出して、画素を埋めて
行くことで原画素の画素数を増やす直線補間法がある
が、画素間を直線で結ぶことで高周波成分がなくなって
しまいぼやけた画像になってしまう。また、この方法で
整数倍でない拡大処理を行った場合、原画像の画素が拡
大後の画素に採用されない部分が生じる。この理由か
ら、整数倍でない拡大処理を行った場合でも、拡大後の
画素に原画像の画素を全て採用するため、特開平10−
178543号公報「画像拡大方法」に記載されている
様な方法をとっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記、特開平10−1
78543号公報の方法は整数倍以外の拡大を行った場
合でも、整数倍の直線補間法と同様に原画像の全ての画
素を採用して拡大ができる。
【0004】しかし、直線補間法と同様に、画素と画素
の間を直線で結んで補間を行うと、濃淡の境界がはっき
りとした画像の輪郭部分の高周波成分が平滑化されて、
シャープさが欠けた画像になり、表示画像がぼやけてし
まう問題がある。液晶ディスプレイは画素がマトリック
ス状に整列して配置されているため、表示画像の輪郭を
鮮明に表示することができる特長がある。しかし、上記
従来技術では画像データの拡大に伴い、その画像データ
がぼやけてしまい液晶ディスプレイの特長を生かすこと
が出来ない。
【0005】本発明の目的は、解像度が固定である液晶
ディスプレイ等に異なる解像度の画像データを表示する
際に必要となる拡大表示を液晶ディスプレイの特性を生
かした輪郭部分が鮮明な表示状態になるように画像デー
タを制御する制御回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためなされたものであり、その形態としては、表
示データを入力する入力装置と、水平方向にM個、垂直
方向にN個の画素を有する液晶ディスプレイと、表示デ
ータを入力して該液晶ディスプレイに入力表示データを
拡大表示する画像拡大制御装置において、画像拡大制御
装置は、表示データを増加させる拡大処理を施す拡大制
御部と、拡大後の表示データの特性から後述のエッジ強
調部で使用するフィルタ係数を生成するフィルタ係数生
成部と、前記生成されたフィルタ係数を使用して拡大後
の表示データにフィルタを施すエッジ強調部で構成され
る。上記、フィルタ係数生成部で生成されるフィルタ係
数が小さい場合エッジ強調が弱くかかった画像が液晶デ
ィスプレイに表示され、フィルタ係数が大きい場合エッ
ジ強調が強くかかった画像が液晶ディスプレイに表示さ
れる。上記により、拡大後の表示データに比べると輪郭
部分が鮮明になり最適な表示データにする事ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の画像拡大制御装置の第1
の実施例を以下に説明する。
【0008】図1は本発明の画像拡大制御装置の構成図
である。図1において、101はテレビチューナー、パ
ソコン、VTR等の入力装置であり、102は拡大制御
部であり、入力装置101から入力される画像データの
拡大処理を行う。103はフィルタ係数生成部であり、
拡大後の画像データの特性を解析して、その画像に施す
フィルタの係数を生成する。
【0009】104はエッジ強調部であり画像データの
劣化を補正する。
【0010】105は液晶ディスプレイ等の表示装置で
ある。
【0011】図2は該システムの動作フローチャートで
ある。
【0012】図3は拡大制御部102で入力画像データ
の拡大処理を行う制御例である。拡大処理制御を分かり
やすく1次元で表現している。各点のX1、X2、X
3、X4は画素点であり、X1は拡大後の補間画素点で
ある。
【0013】図4(a)は入力装置101から入力され
る原画像データの例を示した図であり、図4(b)は入
力装置101から入力される原画像データを拡大制御部
102で拡大処理された画像データの例を示した図であ
る。図4(a)、(b)の四角内の数字は画素値を表
す。
【0014】図5(a)の501はエッジ強調105を
構成するフィルタの図であり、502は入力装置101
から入力される画像データである。図5(b)はフィル
タの係数値の例である。
【0015】まず、図1〜図5を参照して動作概要を説
明する。
【0016】画像データ入力210において入力装置1
01に図4の(a)の画像データが入力される。拡大制
御部102は拡大処理202において入力装置101か
ら入力される前記画像データを図3に示す様に補間点画
素X1の両側の原画像2点X1、X2を直線で結びその
直線の値を補間画素値として拡大し、フィルタ係数生成
部103とエッジ強調部105に出力する。
【0017】拡大制御部102で行う画像データの拡大
は図3に示す直線補間ではなく、スプライン曲線やベジ
ェ曲線や4点の画素から補間画素値を求めて拡大する方
法でも良い。
【0018】次に、フィルタ係数生成部103はフィル
タ係数算出処理203において前記拡大画像データの特
性を解析し、エッジ強調部104で使用するフィルタ係
数を算出する。エッジ強調部104はエッジ強調処理2
04において、フィルタ係数生成部103で算出された
フィルタ係数で拡大制御部102から出力される前記拡
大画像データにフィルタ処理を施し、205の画像デー
タ出力において表示装置105に出力される。
【0019】前記フィルタ処理は、図5(a)501の
フィルタであり、画像データ502の内のターゲット画
素Xを求めるのに、ターゲット画素Xの周囲のa、b、
c、d、e、f、g、hの画素も参照し、図5(b)の
ようにマス毎に持っている係数値と、マスに対応する画
素値の積を算出して、それらの総和をターゲットXの画
素値とすることで、色の変化の大きい部分を鮮明にする
ことができる。マス毎の係数を変えることでエッジを強
くかけたり、弱くかけたりできる。このマス毎の係数は
フィルタ係数生成部103において拡大画像データの特
性から生成された係数を用いることで、輪郭部分が鮮明
になり最適な表示画像データが表示可能になる。
【0020】次に図6〜図12を参照してフィルタ係数
生成部103の動作を説明する。
【0021】図6は図1記載のフィルタ係数生成部10
3の構成図であり、103は前記フィルタ係数生成部で
あり、601は前記拡大制御部102より出力される拡
大後の画像データである。602は拡大後の画像データ
より、画素間の輝度の変化量を算出する輝度値変化量算
出手段であり、603は前記算出した画素間の輝度の変
化量を基に画像データに施すフィルタの係数を算出する
フィルタ係数算出手段である。604はフィルタ係数算
出手段603がフィルタの係数を算出する際に参照する
フィルタ係数テーブルであり、605は前記エッジ強調
部105で使用するフィルタの係数データである。
【0022】図7は輝度値変化量算出手段602の動作
フローチャートである。
【0023】701は垂直解像度NをカウントするVC
NTと水平解像度MをカウントするHCNTと輝度変化
値をカウントするCYCCNTを初期化する。702は
垂直解像度NとVCNTの比較を行い、703は水平解
像度MとHCNTの比較を行う。704はVCNTを1
インクリメントし、HCNTを0に初期化する。705
は参照画素DOTを算出する。706は水平解像度Mと
参照画素DOTの比較を行う。707は参照画素DOT
と参照画素DOT+1の差分の絶対値を算出し、708
は参照画素DOTと参照画素DOT−1の差分の絶対値
を算出する。709は707または、708で算出した
絶対値と予め設定してある閾値との比較を行う。710
はHCNTを1インクリメントする。711は輝度変化
値をカウントするCYCCNTを1インクリメントす
る。712は終了を意味する。
【0024】図8はフィルタ係数算出手段603の動作
フローチャートである。801は画素間の輝度変化値と
フィルタ係数テーブル604に予め設定されている閾値
1と比較する。802は閾値1の係数を選択する。80
3は画素間の輝度変化値とフィルタ係数テーブル604
に予め設定されている閾値2と比較する。804は閾値
2の係数を選択する。805は画素間の輝度変化値とフ
ィルタ係数テーブル604に予め設定されている閾値3
と比較する。806は閾値3の係数を選択する。807
は802または804または806で選択した係数を基
に他のフィルタ係数の算出を行う。808は終了を意味
する。
【0025】図9はフィルタ係数算出手段603が参照
するフィルタ係数テーブル604に格納されているデー
タ情報の例である。
【0026】図10はフィルタ係数算出手段603が参
照するフィルタ係数テーブル604に格納されている閾
値および係数値の例である。
【0027】図11は図4(a)の画像データに対して
本発明の第1の実施例を施した図である。
【0028】図12の(a)、(b)、(c)はそれぞ
れ図4(a)の原画像データ、図4(b)の拡大画像デ
ータ、図11の画像データを1次元的に表現した図であ
る。
【0029】次に、その詳細な動作に関して説明する。
【0030】拡大制御部102から出力される拡大画像
データ601が入力された輝度値変化量算出手段602
は701において、前記拡大画像データの垂直解像度N
と水平解像度Mの数をカウントする内部カウンタVCN
TとHCNTを0で初期化する。次に702において垂
直解像度NとVCNTの比較を行い、VCNTが垂直解
像度Nを超えていたら712の終了にジャンプする。V
CNTが垂直解像度Nを超えていなければ703におい
て水平解像度MとHCNTの比較を行う。703でHC
NTが水平解像度Mを超えていたら、次のラインを参照
するため704でVCNTを1インクリメントし、その
ラインの先頭画素を参照するためHCNTを0に初期化
する。
【0031】HCNTが水平解像度Mを超えていない場
合は705において、水平解像度Mと現在のVCNTの
カウンタ値とを乗算した値を求め、その値に現在のHC
NTのカウント値を加えて参照画素DOTを算出する。
次に、706において前記算出した参照画素DOTと水
平解像度Mを比較し、参照画素DOTが水平解像度Mと
同じ場合、708で参照画素DOTと参照画素DOT−
1の画素値の差を求めその差の絶対値を算出する。参照
画素DOTが水平解像度Mより小さい場合は、707で
参照画素DOTと参照画素DOT+1の画素値の差を求
めその差の絶対値を算出する。709において前記算出
した絶対値と輝度値変化量算出手段602内で予め設定
されている閾値とを比較し、絶対値が閾値より小さかっ
た場合は、画素間の輝度の変化が小さいとみなし、71
0において次の画素を参照するためHCNTを1インク
リメントする。絶対値が閾値以上である場合は、画素間
の輝度の変化が大きいとみなし、711において輝度変
化値をカウントする内部カウンタCYCCNTを1イン
クリメントする。上記処理により、1フレーム内の輝度
変化量を算出し、フィルタ係数算出手段603に出力す
る。フィルタ係数算出手段603では図8の801にお
いて、前記輝度値変化量算出手段602で算出された輝
度変化値とフィルタ係数テーブル604内で予め設定さ
れている図9の閾値1とを比較し、輝度変化値が閾値1
より小さい場合、図5(a)のフィルタ501のターゲ
ット画素Xの係数として802において係数KX_1を
選択し、ターゲット画素Xの斜め周囲の画素a、c、
f、hの係数としてKY_1を選択する。この場合輝度
変化値が閾値1より小さいと言うことは画素間の輝度変
化が小さいと言うことであり、エッジを強くエッジを強
く強調したほうが良いと判断できるため、係数KX_1
は大きい値で良い。輝度変化値が閾値1より大きい場合
は、803において、前記輝度値変化量算出手段602
で算出された輝度変化値とフィルタ係数テーブル604
内で予め設定されている図9の閾値2とを比較し、輝度
変化値が閾値2より小さい場合、図5(a)のフィルタ
501のターゲット画素Xの係数として804において
係数KX_2を選択し、ターゲット画素Xの斜め周囲の
画素a、c、f、hの係数としてKY_2を選択する。
この場合輝度変化値が閾値1より大きく閾値2より小さ
いと言うことは画素間の輝度変化が多少大きいと言うこ
とであり、エッジをさほど強く強調しなくても良いと判
断できるため、図9の係数KX_2はKX_1より小さ
い値で良い。輝度変化値が閾値2より大きい場合は、8
05において、前記輝度値変化量算出手段602で算出
された輝度変化値とフィルタ係数テーブル604内で予
め設定されている図9の閾値3とを比較し、輝度変化値
が閾値3より小さい場合、図5(a)のフィルタ501
のターゲット画素Xの係数として806において係数K
X_3を選択し、ターゲット画素Xの斜め周囲の画素
a、c、f、hの係数としてKY_3を選択する。この
場合輝度変化値が閾値2より大きく閾値3より小さいと
言うことは画素間の輝度変化が小さいと言うことであ
り、エッジを強く強調しなくても良いと判断できるた
め、図9のKX_3は小さい値とする。輝度変化値が図
9の閾値3より大きい場合は、輝度変化値が大きいた
め、エッジ強調処理を行わないで良いと判断して、80
8の終了に進む。
【0032】次に807において前記選択した、係数K
X_1または、係数KX_2または、係数KX_3及
び、係数KY_1、係数KY_2、係数KY_3を基に
ターゲット画素Xの上下左右の画素b、d、e、gの係
数を算出する。
【0033】ターゲット画素Xの係数としてKX_1、
ターゲット画素Xの斜め周囲の画素a、c、f、hの係
数としてKY_1が選択されたとすると、以下の式によ
りターゲット画素Xの上下左右の画素b、d、e、gの
係数KZが求められる。
【0034】
【数1】KZ=(1−( KX_1 + KY_1 ×
4 ) )/4 前記算出した係数データがエッジ強調部105に出力さ
れ、エッジ強調部105は入力された係数データにより
フィルタ処理を行う。前記805でエッジ強調処理を行
わないで良いと判断された場合は、エッジ強調処理を行
わない為のデータをエッジ強調部105に出力する。タ
ーゲット画素Xの出力画像データWは、
【0035】
【数2】W=KX_1 × X + KY_1(a+c
+f+h)+KZ(b+d+e+g) となる。
【0036】例えば、図7の709の閾値を2とし、フ
ィルタ係数テーブル604に格納されている係数値を図
10の係数値とした場合に本発明の第1の実施例を図4
(a)の画像データに適用すると、輝度変化量算出手段
602において、図4(a)の画像データの輝度変化量
は24と算出される。フィルタ係数算出手段603で
は、前記輝度変化量算出手段602で算出された輝度変
化量の値24とフィルタ係数テーブル604に格納され
ている閾値1の値30を比較して、閾値1の値30より
も小さいため、ターゲット画素Xの係数として5が選択
され、ターゲット画素Xの斜め周囲の画素a、c、f、
hの係数として0が選択されることでb、d、e、gの
係数は−1と算出され、図5(b)のフィルタになる。
このフィルタにより、図4(b)の拡大画像データのエ
ッジ強調が施され図11のように画素間の輝度差が出る
ことにより境界部分が鮮明になる。図4(b)の拡大画
像データと比較するとシャープさが増した画像データに
なる。
【0037】さらに分かりやすいように、図4(a)の
原画像データ、図4(b)の拡大画像データ、図11の
本発明の第1の実施例を施した画像データを1次元的に
表現したものをそれぞれ図12(a)、図12(b)、
図12(c)として比較すると、図12(b)の拡大画
像データは図12(a)の原画像に比べると、画素間の
変化量がなだらかになっているのが分かる。画素間の変
化量がなだらかと言うことは、画像がぼやけていると言
える。次に、図12(b)の拡大画像データと図12
(c)の本発明の第1の実施例を施した拡大画像データ
を比較すると、図12(c)の拡大画像データは図12
(b)の拡大画像データに比べて、画素間の変化量が大
きいことが分かる。画素間の変化量が大きいと言うこと
は、画像の境界部分が鮮明になりシャープな画像データ
であると言える。
【0038】画像の特性を細分化して処理するため、フ
ィルタ係数テーブル604内で管理している図9の閾値
と係数および、図8のフィルタ係数算出手段603の動
作フローチャート内の閾値の判定を増やしても良い。
【0039】また、図7の709の閾値を2として、さ
らに、フィルタ係数テーブル604に格納されている閾
値と係数値を図10の閾値と係数値としたが、図7の7
09の閾値もフィルタ係数テーブル604に格納されて
いる閾値と係数値も、これに従うものではなく変更でき
ることは言うまでも無い。
【0040】次に、本発明の第2の実施例に関して、図
13〜15を用いて説明する。第2の実施例は、上記フ
ィルタ係数算出手段603の動作とフィルタ係数テーブ
ル604で管理しているデータ情報を変更することで演
算を行わずに係数を決定できることが特徴である。
【0041】図13は、本発明の第2の実施例を実現す
る図6記載のフィルタ係数算出手段603の動作フロー
チャートである。1301は画素間の輝度変化値とフィ
ルタ係数テーブル604に予め設定されている閾値1と
比較する。1302は閾値1の係数を選択する。130
3は画素間の輝度変化値とフィルタ係数テーブル604
に予め設定されている閾値2と比較する。1304は閾
値2の係数を選択する。1305は画素間の輝度変化値
とフィルタ係数テーブル604に予め設定されている閾
値3と比較する。1306は閾値3の係数を選択する。
1307は終了を意味する。
【0042】図14はフィルタ係数算出手段603が参
照するフィルタ係数テーブル604に格納されているデ
ータ情報の例である。
【0043】図15はフィルタ係数算出手段603が参
照するフィルタ係数テーブル604に格納されている閾
値および係数値の例である。
【0044】次に、その詳細な動作に関して説明する。
【0045】フィルタ係数算出手段603は1301に
おいて、輝度値変化量算出手段602で算出された輝度
変化値とフィルタ係数テーブル604内で予め設定され
ている図14の閾値1とを比較し、輝度変化値が閾値1
より小さい場合、図5(a)のフィルタ501のターゲ
ット画素Xの係数として1302において係数KX_1
を選択し、ターゲット画素Xの斜め周囲の画素a、c、
f、hの係数としてKY_1を選択し、ターゲット画素
Xの上下左右の画素b、d、e、gの係数としてKZ_
1を選択する。この場合輝度変化値が閾値1より小さい
と言うことは画素間の輝度変化が小さいと言うことであ
り、エッジを強く強調したほうが良いと判断できるた
め、係数KX_1は大きい値で良い。輝度変化値が閾値
1より大きい場合は、1303において、輝度値変化量
算出手段602で算出された輝度変化値とフィルタ係数
テーブル604内で予め設定されている図14の閾値2
とを比較し、輝度変化値が閾値2より小さい場合、図5
(a)のフィルタ501のターゲット画素Xの係数とし
て1304において係数KX_2を選択し、ターゲット
画素Xの斜め周囲の画素a、c、f、hの係数としてK
Y_2を選択し、ターゲット画素Xの上下左右の画素
b、d、e、gの係数としてKZ_2を選択する。この
場合輝度変化値が閾値1より大きく閾値2より小さいと
言うことは画素間の輝度変化が多少大きいと言うことで
あり、エッジをさほど強く強調しなくても良いと判断で
きるため、図14の係数KX_2はKX_1より小さい
値で良い。輝度変化値が閾値2より大きい場合は、13
05において、輝度値変化量算出手段602で算出され
た輝度変化値とフィルタ係数テーブル604内で予め設
定されている図14の閾値3とを比較し、輝度変化値が
閾値3より小さい場合、図5(a)のフィルタ501の
ターゲット画素Xの係数として1306において係数K
X_3を選択し、ターゲット画素Xの斜め周囲の画素
a、c、f、hの係数としてKY_3を選択し、ターゲ
ット画素Xの上下左右の画素b、d、e、gの係数とし
てKZ_3を選択する。この場合輝度変化値が閾値2よ
り大きく閾値3より小さいと言うことは画素間の輝度変
化が小さいと言うことであり、エッジを強く強調しなく
ても良いと判断できるため、図14のKX_3は小さい
値とする。輝度変化値が図14の閾値3より大きい場合
は、輝度変化値が大きいため、エッジ強調処理を行わな
いで良いと判断して、1307の終了に進む。
【0046】この時、フィルタ係数テーブル604内の
それぞれの係数は、ターゲット画素の係数をKX、ター
ゲット画素Xの斜め周囲の画素の係数をKY、ターゲッ
ト画素Xの上下左右の画素をKZとした時、
【0047】
【数3】KX+4×KY+4×KZ=1 の式が成り立つものとする。
【0048】前記フィルタ係数算出手段603で算出し
た係数データがエッジ強調部105に出力され、エッジ
強調部105は入力された係数データによりフィルタ処
理を行う。前記1305でエッジ強調処理を行わないで
良いと判断された場合は、エッジ強調処理を行わない為
のデータをエッジ強調部105に出力する。ターゲット
画素Xの出力画像データWは、
【0049】
【数4】W=KX × X + KY(a+c+f+
h)+KZ(b+d+e+g) となり、本発明の第2の実施例によれば、フィルタ係数
算出手段603の動作を図13のように、また、フィル
タ係数テーブル604で管理しているデータ情報を、図
14ように変更することにより演算を行わずに係数を決
定できる。本発明の第1の実施例と同様にシャープさが
増した画像データの生成が可能になる。
【0050】例えば、図7の709の閾値を2とし、フ
ィルタ係数テーブル604に格納されている係数値を図
15の係数値とした場合に本発明の第2の実施例を図4
(a)の画像データに適用すると、輝度変化量算出手段
602において、図4(a)の画像データの輝度変化量
は24と算出される。フィルタ係数算出手段603で
は、前記輝度変化量算出手段602で算出された輝度変
化量の値24とフィルタ係数テーブル604に格納され
ている閾値1の値30を比較して、閾値1の値30より
も小さいため、ターゲット画素Xの係数として5が選択
され、ターゲット画素Xの斜め周囲の画素a、c、f、
hの係数として0が選択され、b、d、e、gの係数と
して−1が選択され、図5(b)のフィルタになる。こ
のフィルタにより、図4(b)の拡大画像データのエッ
ジ強調が施され、図11のように画素間の輝度差が出る
ことにより境界部分が鮮明になり、本発明の第1の実施
例と同様にシャープさが増した画像データの生成が可能
になる。
【0051】画像の特性を細分化して処理するため、本
発明の第1の実施例と同様にフィルタ係数テーブル12
02内で管理している図14の閾値と係数および、図1
3のフィルタ係数算出手段1201の動作フローチャー
ト内の閾値の判定を増やしても良い。
【0052】また、図7の709の閾値を2として、さ
らに、フィルタ係数テーブル604に格納されている閾
値と係数値を図15の閾値と係数値としたが、図7の7
09の閾値もフィルタ係数テーブル604に格納されて
いる閾値と係数値も、これに従うものではなく変更でき
ることは言うまでも無い。
【0053】次に、本発明の第3の実施例に関して、図
16〜21を用いて説明する。第3の実施例は、上記エ
ッジ強調部105で行うフィルタ処理とフィルタ係数算
出手段603の動作および、フィルタ係数テーブル60
4で管理しているデータ情報を変更することで、出力画
像データを算出する演算を少なくできることが特徴であ
る。
【0054】図16(a)の1601はエッジ強調10
5を構成するフィルタの図であり、502は図5の50
2と同様に入力装置101から入力される画像データで
ある。(b)はフィルタの係数値の例である。
【0055】図16(a)1601のフィルタは、画像
データ502の内のターゲット画素Xを求めるのに、タ
ーゲット画素Xの周囲の画素を参照していた図5(a)
の501のフィルタをターゲット画素Xの左右の画素
a、bだけを参照するようにしたフィルタである。
【0056】図15(a)1601のフィルタは、図5
(a)の501のフィルタと同様に、図15(b)のよ
うにマス毎に持っている数値と、マスに対応する画素値
の積を算出して、それらの総和をターゲットXの画素値
とすることで、色の変化の大きい部分を鮮明にすること
ができ、マス毎の係数を変えることでエッジを強くかけ
たり、弱くかけたりできる。このマスの係数はフィルタ
係数生成部103において拡大画像データの特性から生
成された係数を用いることで、輪郭部分が鮮明になり最
適な表示画像データが表示可能になる。
【0057】図17はフィルタ係数算出手段603の動
作フローチャートである。1701は画素間の輝度変化
値とフィルタ係数テーブル604に予め設定されている
閾値1と比較する。1702は閾値1の係数を選択す
る。1703は画素間の輝度変化値とフィルタ係数テー
ブル604に予め設定されている閾値2と比較する。1
704は閾値2の係数を選択する。1705は画素間の
輝度変化値とフィルタ係数テーブル604に予め設定さ
れている閾値3と比較する。1706は閾値3の係数を
選択する。1707は1702または1704または1
706で選択した係数を基に他のフィルタ係数の算出を
行う。1708は終了を意味する。
【0058】図18はフィルタ係数算出手段603が参
照するフィルタ係数テーブル604に格納されているデ
ータ情報の例である。
【0059】図19はフィルタ係数算出手段603が参
照するフィルタ係数テーブル604に格納されている閾
値および係数値の例である。
【0060】図20は図4(a)の画像データに対して
本発明の第3の実施例を施した図である。
【0061】図21は図20の画像データを1次元的に
表現した図である。
【0062】次に、その詳細な動作に関して説明する。
【0063】フィルタ係数算出手段603は1701に
おいて、輝度値変化量算出手段602で算出された輝度
変化値とフィルタ係数テーブル604内で予め設定され
ている図18の閾値1とを比較し、輝度変化値が閾値1
より小さい場合、図16(a)のフィルタ1601のタ
ーゲット画素Xの係数として1702において係数KX
_1を選択する。この場合輝度変化値が閾値1より小さ
いと言うことは画素間の輝度変化が小さいと言うことで
あり、エッジを強く強調したほうが良いと判断できるた
め、係数KX_1は大きい値で良い。輝度変化値が閾値
1より大きい場合は、1703において、輝度値変化量
算出手段602で算出された輝度変化値とフィルタ係数
テーブル604内で予め設定されている図18の閾値2
とを比較し、輝度変化値が閾値2より小さい場合、図1
6(a)のフィルタ1601のターゲット画素Xの係数
として1704において係数KX_2を選択する。この
場合輝度変化値が閾値1より大きく閾値2より小さいと
言うことは画素間の輝度変化が多少大きいと言うことで
あり、エッジをさほど強く強調しなくても良いと判断で
きるため、図18の係数KX_2はKX_1より小さい
値で良い。輝度変化値が閾値2より大きい場合は、17
05において、輝度値変化量算出手段602で算出され
た輝度変化値とフィルタ係数テーブル604内で予め設
定されている図18の閾値3とを比較し、輝度変化値が
閾値3より小さい場合、図16(a)のフィルタ160
1のターゲット画素Xの係数として1706において係
数KX_3を選択する。この場合輝度変化値が閾値2よ
り大きく閾値3より小さいと言うことは画素間の輝度変
化が小さいと言うことであり、エッジを強く強調しなく
ても良いと判断できるため、図18のKX_3は小さい
値とする。輝度変化値が図18の閾値3より大きい場合
は、輝度変化値が大きいため、エッジ強調処理を行わな
いで良いと判断して、1808の終了に進む。
【0064】次に1807において前記選択した、係数
KX_1または、係数KX_2または、係数KX_3を
基にターゲット画素Xの左右の画素a、b係数を算出す
る。
【0065】ターゲット画素Xの係数としてKX_1が
選択されたとすると、以下の式によりa、bの係数KY
を求められる。
【0066】
【数5】KY=(1−KX_1)/2 前記算出した係数データがエッジ強調部105に出力さ
れ、エッジ強調部105は入力された係数データにより
フィルタ処理を行う。前記1705でエッジ強調処理を
行わないで良いと判断された場合は、エッジ強調処理を
行わない為のデータをエッジ強調部105に出力する。
ターゲット画素Xの出力画像データWは、
【0067】
【数6】W=KX_1 × X + KY(a+b) となる。
【0068】例えば、図7の709の閾値を2とし、フ
ィルタ係数テーブル604に格納されている係数値を図
19の係数値とした場合に本発明の第3の実施例を図4
(a)の画像データに適用すると、輝度変化量算出手段
602において、図4(a)の画像データの輝度変化量
は24と算出される。フィルタ係数算出手段603で
は、前記輝度変化量算出手段602で算出された輝度変
化量の値24とフィルタ係数テーブル604に格納され
ている閾値1の値30を比較して、閾値1の値30より
も小さいため、ターゲット画素Xの係数として3が選択
され、ターゲット画素Xの左右の画素a、bの係数は−
1が算出され、図16(b)のフィルタになる。このフ
ィルタにより、図4(b)の拡大画像データのエッジ強
調が施され図20のように画素間の輝度差が出ることに
より境界部分が鮮明になる。図4(b)の拡大画像デー
タと比較するとシャープさが増した画像データになる。
【0069】さらに分かりやすいように、図4(a)の
原画像データ、図4(b)の拡大画像データを1次元的
に表現した図11(a)、図11(b)と図20の画像
データを1次元的に表現した図21をそれぞれ比較する
と、図11(b)の拡大画像データは図11(a)の原
画像に比べると、画素間の変化量がなだらかになってい
るのが分かる。画素間の変化量がなだらかと言うこと
は、画像がぼやけていると言える。次に、図11(b)
の拡大画像データと図21の本発明の第3の実施例を施
した後の拡大画像データを比較すると、図21の拡大画
像データは図11(b)の拡大画像データに比べて、画
素間の変化量が大きいことが分かる。画素間の変化量が
大きいと言うことは、画像の境界部分が鮮明になりシャ
ープな画像データであると言える。
【0070】本発明の第3の実施例によれば、少ない演
算で境界部分が鮮明な最適な画像データの生成が行え
る。
【0071】画像の特性を細分化して処理するため、フ
ィルタ係数テーブル604内で管理している図18の閾
値と係数および、図17のフィルタ係数算出手段603
の動作フローチャート内の閾値の判定を増やしても良
い。
【0072】また、図7の709の閾値を2として、さ
らに、フィルタ係数テーブル604に格納されている閾
値と係数値を図19の閾値と係数値としたが、図7の7
09の閾値もフィルタ係数テーブル604に格納されて
いる閾値と係数値も、これに従うものではなく変更でき
ることは言うまでも無い。
【0073】次に、本発明の第4の実施例に関して、図
22〜24を用いて説明する。第4の実施例は、本発明
の第3の実施例における、フィルタ係数算出手段603
の動作および、フィルタ係数テーブル604で管理して
いるデータ情報を変更することで、演算を行わずに係数
を決定できることが特徴である。
【0074】図22はフィルタ係数算出手段603の動
作フローチャートである。2201は画素間の輝度変化
値とフィルタ係数テーブル2102に予め設定されてい
る閾値1と比較する。2202は閾値1の係数を選択す
る。2203は画素間の輝度変化値とフィルタ係数テー
ブル2102に予め設定されている閾値2と比較する。
2204は閾値2の係数を選択する。2205は画素間
の輝度変化値とフィルタ係数テーブル2102に予め設
定されている閾値3と比較する。2206は閾値3の係
数を選択する。2207は終了を意味する。
【0075】図23はフィルタ係数算出手段603が参
照するフィルタ係数テーブル604に格納されているデ
ータ情報の例である。
【0076】図24はフィルタ係数算出手段603が参
照するフィルタ係数テーブル604に格納されている閾
値および係数値の例である。
【0077】次に、その詳細な動作に関して説明する。
【0078】フィルタ係数算出手段603は2201に
おいて、輝度値変化量算出手段602で算出された輝度
変化値とフィルタ係数テーブル604内で予め設定され
ている図23の閾値1とを比較し、輝度変化値が閾値1
より小さい場合、図16(a)のフィルタ1601のタ
ーゲット画素Xの係数として2202において係数KX
_1を選択し、ターゲット画素Xの左右の画素a、bの
係数としてKY_1を選択する。この場合輝度変化値が
閾値1より小さいと言うことは画素間の輝度変化が小さ
いと言うことであり、エッジを強く強調したほうが良い
と判断できるため、係数KX_1は大きい値で良い。輝
度変化値が閾値1より大きい場合は、2203におい
て、輝度値変化量算出手段602で算出された輝度変化
値とフィルタ係数テーブル604内で予め設定されてい
る図23の閾値2とを比較し、輝度変化値が閾値2より
小さい場合、図16(a)のフィルタ1601のターゲ
ット画素Xの係数として2204において係数KX_2
を選択し、ターゲット画素Xの左右の画素a、bの係数
としてKY_2を選択する。この場合、輝度変化値が閾
値1より大きく閾値2より小さいと言うことは画素間の
輝度変化が多少大きいと言うことであり、エッジをさほ
ど強く強調しなくても良いと判断できるため、図23の
係数KX_2はKX_1より小さい値で良い。輝度変化
値が閾値2より大きい場合は、2205において、輝度
値変化量算出手段602で算出された輝度変化値とフィ
ルタ係数テーブル604内で予め設定されている図23
の閾値3とを比較し、輝度変化値が閾値3より小さい場
合、図16(a)のフィルタ1601のターゲット画素
Xの係数として2206において係数KX_3を選択
し、ターゲット画素Xの左右の画素a、bの係数として
KY_3を選択する。この場合、輝度変化値が閾値2よ
り大きく閾値3より小さいと言うことは画素間の輝度変
化が小さいと言うことであり、エッジを強く強調しなく
ても良いと判断できるため、図23のKX_3は小さい
値とする。輝度変化値が図23の閾値3より大きい場合
は、輝度変化値が大きいため、エッジ強調処理を行わな
いで良いと判断して、2207の終了に進む。
【0079】この時、フィルタ係数テーブル604内の
それぞれの係数は、ターゲット画素の係数をKX、ター
ゲット画素Xの左右の画素をKYとした時、
【0080】
【数7】KX+2×KY=1 の式が成り立つものとする。
【0081】前記フィルタ係数算出手段603で算出し
た係数データがエッジ強調部105に出力され、エッジ
強調部105は入力された係数データによりフィルタ処
理を行う。前記2205でエッジ強調処理を行わないで
良いと判断された場合は、エッジ強調処理を行わない為
のデータをエッジ強調部105に出力する。ターゲット
画素Xの出力画像データWは、
【0082】
【数8】W=KX × X + KZ(a+b) となる。
【0083】例えば、図7の709の閾値を2とし、フ
ィルタ係数テーブル604に格納されている係数値を図
24の係数値とした場合に本発明の第4の実施例を図4
(a)の画像データに適用すると、輝度変化量算出手段
602において、図4(a)の画像データの輝度変化量
は24と算出される。フィルタ係数算出手段603で
は、前記輝度変化量算出手段602で算出された輝度変
化量の値24とフィルタ係数テーブル604に格納され
ている閾値1の値30を比較して、閾値1の値30より
も小さいため、ターゲット画素Xの係数として3が選択
され、ターゲット画素Xの左右の画素a、bの係数は−
1が選択され、図16(b)のフィルタになる。このフ
ィルタにより、図4(b)の拡大画像データのエッジ強
調が施され図20のように画素間の輝度差が出ることに
より境界部分が鮮明になる。図4(b)の拡大画像デー
タと比較するとシャープさが増した画像データになる。
【0084】さらに分かりやすいように、図4(a)の
原画像データ、図4(b)の拡大画像データを1次元的
に表現した図11(a)、図11(b)と図20の画像
データを1次元的に表現した図21をそれぞれ比較する
と、図11(b)の拡大画像データは図11(a)の原
画像に比べると、画素間の変化量がなだらかになってい
るのが分かる。画素間の変化量がなだらかと言うこと
は、画像がぼやけていると言える。次に、図11(b)
の拡大画像データと図21の本発明の第4の実施例を施
した後の拡大画像データを比較すると、図21の拡大画
像データは図11(b)の拡大画像データに比べて、画
素間の変化量が大きいことが分かる。画素間の変化量が
大きいと言うことは、画像の境界部分が鮮明になりシャ
ープな画像データであると言える。
【0085】本発明の第4の実施例によれば、演算を行
わずに係数を決定でき、本発明の第3の実施例と同様に
シャープさが増した画像データの生成が可能になる。
【0086】さらに、画像の特性を細分化して処理する
ため、本発明の第1の実施例と同様にフィルタ係数テー
ブル604内で管理している図23の閾値と係数およ
び、図22のフィルタ係数算出手段603の動作フロー
チャート内の閾値の判定を増やしても良い。
【0087】また、図7の709の閾値を2として、さ
らに、フィルタ係数テーブル604に格納されている閾
値と係数値を図24の閾値と係数値としたが、図7の7
09の閾値もフィルタ係数テーブル604に格納されて
いる閾値と係数値も、これに従うものではなく変更でき
ることは言うまでも無い。
【0088】次に、本発明の第5の実施例に関して、図
25〜27を用いて説明する。第5の実施例は、フィル
タ係数生成部103の係数生成方法を変更することで、
画像の明るさも考慮したフィルタ係数を生成することが
できることが特徴である。
【0089】図25は、本発明の第5の実施例を実現す
る図1記載のフィルタ係数生成部103の構成図であ
る。図25において、2501は平均輝度算出手段であ
り、2502はフィルタ係数算出手段である。図6と同
じ番号は、図6と同じ機能なのでここでの説明は省略す
る。
【0090】図26は平均輝度算出手段2501の動作
フローチャートである。2601は垂直解像度Nをカウ
ントするVCNTと水平解像度MをカウントするHCN
Tと総輝度値をカウントするALL_Yを初期化する。
2602は垂直解像度NとVCNTの比較を行い、26
03は水平解像度MとHCNTの比較を行う。2604
はVCNTを1インクリメントし、HCNTを0に初期
化する。2605は参照画素DOTを算出する。260
6は2605で算出した参照画素DOTの輝度値を総輝
度値ALL_Yに加える。2607はHCNTを1イン
クリメントする。2608は総輝度値ALL_Yを画像
データ601の解像度で除算する。2609は終了を意
味する。
【0091】図27はフィルタ係数算出手段2502の
動作フローチャートである。2701は画素間の輝度変
化値とフィルタ係数テーブル604に予め設定されてい
る閾値1と比較し、さらに、平均輝度値とフィルタ係数
算出手段2502内で予め設定されている閾値Xと比較
する。2702は閾値1の係数を選択する。2703は
画素間の輝度変化値とフィルタ係数テーブル604に予
め設定されている閾値2と比較し、さらに、平均輝度値
とフィルタ係数算出手段2502内で予め設定されてい
る閾値Yと比較する。2704は閾値2の係数を選択す
る。2705は画素間の輝度変化値とフィルタ係数テー
ブル604に予め設定されている閾値3と比較する。2
706は閾値3の係数を選択する。2707は2702
または2704または2706で選択した係数を基に他
のフィルタ係数の算出を行う。2708は終了を意味す
る。
【0092】次に、その詳細な動作に関して説明する。
【0093】拡大制御部102から出力される拡大画像
データ601が入力された平均輝度算出手段2501は
2601において、前記拡大画像データの垂直解像度N
と水平解像度Mの数と総輝度値をカウントする内部カウ
ンタVCNTとHCNTとALL_Yを0で初期化す
る。次に2602において垂直解像度NとVCNTの比
較を行い、VCNTが垂直解像度Nを超えていたら26
08にジャンプする。VCNTが垂直解像度Nを超えて
いなければ2603において水平解像度MとHCNTの
比較を行う。2603でHCNTが水平解像度Mを超え
ていたら、次のラインを参照するため2604でVCN
Tを1インクリメントし、そのラインの先頭画素を参照
するためHCNTを0に初期化する。
【0094】HCNTが水平解像度Mを超えていない場
合は2605において、水平解像度Mと現在のVCNT
のカウンタ値とを乗算した値を求め、その値に現在のH
CNTのカウント値を加えて参照画素DOTを算出す
る。次に、2606において前記算出した参照画素DO
Tの輝度値を総輝度値ALL_Yに加える。2607に
おいて次の画素を参照するためHCNTを1インクリメ
ントし、拡大画像データ601の解像度分の総輝度値A
LL_Yを算出したら、2608において総輝度値AL
L_Yを画像データ601の解像度で除算を行い平均輝
度値を算出し、フィルタ係数算出手段603に出力す
る。
【0095】フィルタ係数算出手段2502は2701
において、輝度値変化量算出手段602で算出された輝
度変化値とフィルタ係数テーブル604内で予め設定さ
れている図9の閾値1とを比較し、輝度変化値が閾値1
より小さい場合、かつ前記平均輝度算出手段2501で
算出された平均輝度値とフィルタ係数算出手段2502
内で予め設定されている閾値Xと比較し、平均輝度値が
閾値Xより小さい場合に図5(a)のフィルタ501の
ターゲット画素Xの係数として2702において係数K
X_1を選択し、ターゲット画素Xの斜め周囲の画素
a、c、f、hの係数としてKY_1を選択する。この
場合輝度変化値が閾値1より小さいと言うことは画素間
の輝度変化が小さいと言うことであり、また、平均輝度
値が閾値Xより小さいと言うことは、暗い画像であると
判断でき、エッジを強く強調したほうが良いため係数K
X_1は大きい値で良い。輝度変化値が閾値1より大き
い場合かつ平均輝度値が閾値Xより大きい場合は、27
03において、輝度値変化量算出手段602で算出され
た輝度変化値とフィルタ係数テーブル604内で予め設
定されている図9の閾値2とを比較し、輝度変化値が閾
値2より小さい場合かつ前記平均輝度算出手段2501
で算出された平均輝度値とフィルタ係数算出手段250
2内で予め設定されている閾値Yと比較し、平均輝度値
が閾値Yより小さい場合に図5(a)のフィルタ501
のターゲット画素Xの係数として2704において係数
KX_2を選択し、ターゲット画素Xの斜め周囲の画素
a、c、f、hの係数としてKY_2を選択する。この
場合、輝度変化値が閾値1より大きく閾値2より小さい
と言うことは画素間の輝度変化が多少大きいと言うこと
であり、また、平均輝度値が閾値Xより大きく閾値Yよ
り小さいと言うことは、多少明るい画像であると判断で
き、エッジをさほど強く強調しなくても良いと判断でき
るため、図9の係数KX_2はKX_1より小さい値で
良い。輝度変化値が閾値2より大きい場合、かつ平均輝
度値が閾値Yより大きい場合は2705において、輝度
値変化量算出手段602で算出された輝度変化値とフィ
ルタ係数テーブル604内で予め設定されている図9の
閾値3とを比較し、輝度変化値が閾値3より小さい場
合、図5(a)のフィルタ501のターゲット画素Xの
係数として2706において係数KX_3を選択し、タ
ーゲット画素Xの斜め周囲の画素a、c、f、hの係数
としてKY_3を選択する。この場合輝度変化値が閾値
2より大きく閾値3より小さいと言うことは画素間の輝
度変化が小さいと言うことでありかつ2703において
平均輝度値が閾値Yより大きいと判断された場合は明る
い画像であるため、エッジを強く強調しなくても良いた
め、図9のKX_3は小さい値とする。輝度変化値が図
9の閾値3より大きい場合は、輝度変化値が大きいた
め、エッジ強調処理を行わないで良いと判断して、27
08の終了に進む。
【0096】次に2707において、前記選択した、係
数KX_1または、係数KX_2または、係数KX_3
及び、係数KY_1、係数KY_2、係数KY_3を基
にターゲット画素Xの上下左右の画素b、d、e、gの
係数を算出する。係数の算出は本発明の第1の実施例と
同様である。
【0097】例えば、図7の709の閾値を2とし、図
27の2701の閾値Xを10、2703の閾値Yを2
0、とし、フィルタ係数テーブル604に格納されてい
る係数値を図10の係数値とした場合に本発明の第5の
実施例を図4(a)の画像データに適用すると、輝度変
化量算出手段602において、図4(a)の画像データ
の輝度変化量は24と算出され、平均輝度算出手段25
01において、図4(a)の画像データの平均輝度は
5.73と算出される。フィルタ係数算出手段2502
では、前記輝度変化量算出手段602で算出された輝度
変化量の値24とフィルタ係数テーブル604に格納さ
れている閾値1の値30を比較して、閾値1の値30よ
りも小さい。かつ、前記平均輝度算出手段2501で算
出された平均輝度と閾値Xの値10を比較して、閾値X
の値10よりも小さいため、ターゲット画素Xの係数と
して5が選択され、ターゲット画素Xの斜め周囲の画素
a、c、f、hの係数として0が選択されることでb、
d、e、gの係数は−1と算出され、図5(b)のフィ
ルタになる。このフィルタにより、図4(b)の拡大画
像データのエッジ強調が施され図11のように画素間の
輝度差が出ることにより境界部分が鮮明になる。図4
(b)の拡大画像データと比較するとシャープさが増し
た画像データになる。
【0098】本発明の第5の実施例によれば、フィルタ
係数生成部103で画像データの平均輝度を算出するこ
とで、画像データの特性をより細かく考慮でき、本発明
の第1の実施例と同様なシャープさが増した画像データ
になる。
【0099】さらに、画像の特性を細分化して処理する
ため、本発明の第1の実施例と同様にフィルタ係数テー
ブル604内で管理している図9の閾値と係数および、
フィルタ係数算出手段2502内で予め設定されている
閾値と図27のフィルタ係数算出手段2502の動作フ
ローチャート内の閾値の判定を増やしても良い。
【0100】また、図7の709の閾値を2とし、図2
7の2701の閾値Xを10、2703の閾値Yを2
0、として、さらに、フィルタ係数テーブル604に格
納されている閾値と係数値を図10の閾値と係数値とし
たが、図7の709の閾値も、図27の2701の閾値
X、2703の閾値Yも、フィルタ係数テーブル604
に格納されている閾値と係数値も、これに従うものでは
なく変更できることは言うまでも無い。
【0101】また、第2の実施例、第3の実施例、第4
の実施例でもフィルタ係数生成部103内に平均輝度算
出手段2401を設けても同様な効果が得られる。
【0102】本発明により、拡大処理によりシャープさ
が欠けた画像になってしまう表示画像データの輪郭部分
を鮮明して最適な表示画像データを生成することができ
る。
【0103】本発明の回路構成形態として、図28に示
すように拡大制御部102とフィルタ係数生成部103
とエッジ強調部104を集積した2801の拡大制御装
置と液晶ディスプレイ等の表示装置105が別々に構成
される形態と、図29に示すように液晶ディスプレイ等
の表示装置105内に拡大制御部102とフィルタ係数
生成部103とエッジ強調部104が集積される構成形
態がある。
【0104】
【発明の効果】本発明によれば、解像度が固定である液
晶ディスプレイ等に異なる解像度の画像データを表示す
る際に必要となる拡大表示を液晶ディスプレイの特性を
生かした輪郭部分が鮮明な表示状態になるように画像デ
ータを制御する制御回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像拡大制御装置の構成図。
【図2】画像拡大制御装置の動作フローチャート。
【図3】拡大処理の制御例を示す図。
【図4】入力画像データと拡大画像データの図。
【図5】エッジ強調部のフィルタとフィルタの例を示し
た図。
【図6】本発明のフィルタ係数生成部の構成図。
【図7】輝度値変化量算出の動作フローチャート。
【図8】フィルタ係数算出の動作フローチャート。
【図9】フィルタ係数テーブルに格納されているのデー
タ情報示す図。
【図10】本発明の表示例を示す図。
【図11】本発明の表示例の概要図。
【図12】本発明のフィルタ係数生成部の構成図。
【図13】フィルタ係数算出の動作フローチャート。
【図14】フィルタ係数テーブルに格納されているのデ
ータ情報示す図。
【図15】エッジ強調部のフィルタとフィルタの例を示
した図。
【図16】本発明のフィルタ係数生成部の構成図。
【図17】フィルタ係数算出の動作フローチャート。
【図18】本発明のマルチディスプレイのブロック図。
【図19】本発明の表示例を示す図。
【図20】本発明の表示例の概要図。
【図21】本発明のフィルタ係数生成部の構成図。
【図22】フィルタ係数算出の動作フローチャート。
【図23】フィルタ係数テーブルに格納されているのデ
ータ情報示す図。
【図24】本発明のフィルタ係数生成部の構成図。
【図25】平均輝度算出の動作フローチャート。
【図26】フィルタ係数算出の動作フローチャート。
【図27】従来の画像拡大方法のブロック図。
【図28】本発明の回路構成形態の図。
【図29】本発明の回路構成形態の図。
【符号の説明】
101…入力装置、102…拡大制御部、103…フィ
ルタ係数生成部、104…エッジ強調部、105…表示
装置、601…拡大画像データ、602…輝度値変化量
算出手段、603…フィルタ係数算出手段、604…フ
ィルタ係数テーブル、605…表示データ、1201…
フィルタ係数算出手段、1202…フィルタ係数テーブ
ル、1601…フィルタ係数算出手段、1602…フィ
ルタ係数テーブル、2101…フィルタ係数算出手段、
2102…フィルタ係数テーブル、2401…平均輝度
算出手段、2402…フィルタ係数算出手段、2701
…拡大倍率算出手段、2702…拡大画素数算出手段、
2703…画素値算出手段、2704…原画像データ、
2705…拡大画像データ、2706…倍率、2707
…拡大画素数テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/36 H04N 1/393 5C082 H04N 1/393 5/262 5/262 G09G 5/36 520F 520J (72)発明者 前田 武 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 大橋 俊明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 Fターム(参考) 5B057 BA30 CD06 CE03 CE06 CH07 CH18 DA16 5C006 AB01 AF45 AF47 BB11 BC16 FA00 5C023 AA02 AA08 AA38 BA03 5C076 AA21 AA31 BA06 BB25 CB04 5C080 AA10 BB05 DD01 EE21 JJ01 JJ02 JJ05 JJ07 5C082 AA01 BA02 BA12 BA29 BB15 CA21 CA33 CA84 CA85 DA51 MM10

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像を異なる画素数の画像に変
    換して表示する画像拡大制御装置において、 前記デジタル画像の画素数を変換する拡大処理を施す拡
    大制御部と、 前記拡大制御部で拡大されたデジタル画像にエッジ強調
    を施すエッジ強調部と、 前記拡大制御部で拡大されたデジタル画像から画像の特
    性を解析し、 前記エッジ強調部でエッジ強調を施すためのフィルタの
    係数を生成するフィルタ係数生成部を有することを特徴
    とする画像拡大制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のフィルタ係数生成部におい
    て、 前記拡大制御部で拡大されたデジタル画像の画素間の輝
    度の変化量を算出する輝度変化量算出手段と、 前記算出した輝度変化量からフィルタ係数を算出するフ
    ィルタ係数算出手段と、 フィルタ係数の算出で参照するフィルタ係数テーブルを
    有することを特徴とする請求項1の画像拡大制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2のフィルタ係数算出手段におい
    て、 前記フィルタ係数テーブルに予め設定されている閾値と
    比較し、 比較した結果から、横方向m×縦方向nのフィルタの一
    部の係数を選択し、 前記選択した係数より、残りの係数を算出することを特
    徴とする請求項1の画像拡大制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2のフィルタ係数算出手段におい
    て、 前記フィルタ係数テーブルに予め設定されている閾値と
    比較し、 比較した結果から、横方向m×縦方向nのフィルタの全
    て係数を選択することを特徴とする請求項1の画像拡大
    制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項2のフィルタ係数算出手段におい
    て、 前記フィルタ係数テーブルに予め設定されている閾値と
    比較し、 比較した結果から、横方向m×縦方向1のフィルタの一
    部の係数を選択し、 前記選択した係数より、残りの係数を算出することを特
    徴とする請求項1の画像拡大制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項2のフィルタ係数算出手段におい
    て、 前記フィルタ係数テーブルに予め設定されている閾値と
    比較し、 比較した結果から、横方向m×縦方向1のフィルタの全
    て係数を選択することを特徴とする請求項1の画像拡大
    制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1のフィルタ係数生成部におい
    て、 前記拡大制御部で拡大されたデジタル画像の画素間の輝
    度の変化量を算出する輝度変化量算出手段と、 前記拡大制御部で拡大されたデジタル画像の平均輝度を
    算出する平均輝度算出手段と、 前記算出した輝度変化量と平均輝度からフィルタ係数を
    算出するフィルタ係数算出手段と、 フィルタ係数の算出で参照するフィルタ係数テーブルを
    有することを特徴とする画像拡大制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7のフィルタ係数算出手段におい
    て、 前記フィルタ係数テーブルに予め設定されている閾値と
    比較し、 比較した結果から、横方向m×縦方向nのフィルタの一
    部の係数を選択し、 前記選択した係数より、残りの係数を算出することを特
    徴とする請求項1の画像拡大制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項7のフィルタ係数算出手段におい
    て、 前記フィルタ係数テーブルに予め設定されている閾値と
    比較し、 比較した結果から、横方向m×縦方向nのフィルタの全
    て係数を選択することを特徴とする請求項1の画像拡大
    制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項7のフィルタ係数算出手段にお
    いて、 前記フィルタ係数テーブルに予め設定されている閾値と
    比較し、 比較した結果から、横方向m×縦方向1のフィルタの一
    部の係数を選択し、 前記選択した係数より、残りの係数を算出することを特
    徴とする請求項1の画像拡大制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項7のフィルタ係数算出手段にお
    いて、 前記フィルタ係数テーブルに予め設定されている閾値と
    比較し、 比較した結果から、横方向m×縦方向1のフィルタの全
    て係数を選択することを特徴とする請求項1の画像拡大
    制御装置。
  12. 【請求項12】 デジタル画像の画素数を変換し、 異なる画素数のデジタル画像に変換する解像度変換回路
    と、 前記解像度変換回路で、前記画素数を変換されたデジタ
    ル画像の画素間の輝度の変化量からフィルタ係数を算出
    するフィルタ係数算出回路と、 前記フィルタ係数算出回路で算出された前記フィルタ係
    数を用いて、 前記画素数を変換されたデジタル画像の輪郭を強調する
    輪郭強調回路を備え、 前記輪郭を強調されたデジタル画素を液晶表示装置に表
    示することを特徴とする画像拡大制御装置。
  13. 【請求項13】 デジタル画像の画素数を変換し、 異なる画素数のデジタル画像に変換する解像度変換回路
    と、 前記解像度変換回路で、前記画素数を変換されたデジタ
    ル画像の画素間の輝度の変化量と平均輝度からフィルタ
    係数を算出するフィルタ係数算出回路と、 前記フィルタ係数算出回路で算出された前記フィルタ係
    数を用いて、 前記画素数を変換されたデジタル画像の輪郭を強調する
    輪郭強調回路を備え、 前記輪郭を強調されたデジタル画素を液晶表示装置に表
    示することを特徴とする画像拡大制御装置。
  14. 【請求項14】 デジタル画像の画素数を変換し、 異なる画素数のデジタル画像に変換する解像度変換回路
    と、 前記解像度変換回路で、前記画素数を変換されたデジタ
    ル画像の画素間の輝度の変化量からフィルタ特性を決定
    し、前記フィルタ特性により、前記画素数を変換された
    デジタル画像の特性を変換する特性変換回路と、 上記特性変換されたデジタル画像を液晶表示装置に表示
    することを特徴とする画像拡大制御装置。
  15. 【請求項15】 デジタル画像の画素数を変換し、 異なる画素数のデジタル画像に変換する解像度変換回路
    と、 前記解像度変換回路で、前記画素数を変換されたデジタ
    ル画像の画素間の輝度の変化量と平均輝度からフィルタ
    特性を決定し、前記フィルタ特性により、前記画素数を
    変換されたデジタル画像の特性を変換する特性変換回路
    と、 上記特性変換されたデジタル画像を液晶表示装置に表示
    することを特徴とする画像拡大制御装置。
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