JP2002148387A - 貯蔵容器、貯蔵容器の詰替えシステム、および詰替え方法 - Google Patents

貯蔵容器、貯蔵容器の詰替えシステム、および詰替え方法

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JP2002148387A
JP2002148387A JP2000339534A JP2000339534A JP2002148387A JP 2002148387 A JP2002148387 A JP 2002148387A JP 2000339534 A JP2000339534 A JP 2000339534A JP 2000339534 A JP2000339534 A JP 2000339534A JP 2002148387 A JP2002148387 A JP 2002148387A
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Kenichi Matsunaga
健一 松永
Iwaji Abe
岩司 阿部
Kazuo Murakami
和夫 村上
Kazuo Asada
和雄 浅田
Sunao Shiraishi
直 白石
Shigeru Kunishima
茂 国嶋
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】詰替え作業中において密閉容器が落下した場合
でも、密閉容器の破損を防止可能な貯蔵容器、詰替えシ
ステム、詰替え方法を提供することにある。 【解決手段】コンクリートキャスク10の容器本体12
は、キャニスタ14を収納する収納部22を備えてい
る。容器本体の収納部22に対してキャニスタの装填お
よび取り出しを行う詰め替えシステムは、収納部の径よ
りも小さな外径およびキャニスタの径よりも大きな内径
を有した減速シリンダ72と、減速シリンダを収納部内
の下降位置と収納部から引き出された上昇位置との間で
昇降させる第1昇降機構74と、キャニスタの一端部を
保持する保持部76を有し、キャニスタを容器本体に対
して昇降させる第2昇降機構78と、を備えている。詰
替え作業時、容器本体の収納部内に減速シリンダを装着
した状態で、第2昇降機構により、キャニスタを収納部
に対して装填および取り出しを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発熱を伴う放射
性物質を貯蔵管理する貯蔵容器、放射性物質を収納した
金属製の密閉容器、いわゆるキャニスタを貯蔵容器に対
して装填及び取り出しを行う詰替えシステム、および詰
替え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉の使用済燃料に代表される高放射
性物質は、解体処理されるとともに、プルトニウム等の
燃料として再度使用可能な有用物質を回収するため、再
処理される。そして、これらの使用済燃料は、再処理を
行うまでの間、密閉された状態で貯蔵されている。この
ような高放射性物質の貯蔵方法としては、キャスク等の
貯蔵容器を用いた乾式法が注目されている。乾式法に用
いるキャスクには種々の構造のものがあるが、コンクリ
ート構造物によって使用済燃料を遮蔽するコンクリート
キャスクは、低コストであることから特に注目されてい
る。コンクリートは、構造体として必要な強度が得られ
る等の利点も備えている。
【0003】このようなコンクリートキャスクは、上部
および底部が閉塞された筒状のコンクリート容器を備
え、このコンクリート容器内に、使用済燃料が封入され
た筒状の金属密閉容器、いわゆるキャニスタ、が収納さ
れている。
【0004】一般に、キャニスタは、使用済燃料から発
生した崩壊熱により加熱され200℃程度の高温となる
ため、コンクリートキャスクには、使用済燃料から発生
した崩壊熱を除熱するための除熱構造が設けられてい
る。すなわち、コンクリート容器の内周面とキャニスタ
の外周面との間には、冷却空気流路として機能する環状
の隙間が形成され、コンクリート容器の下端周縁部には
吸気口が、また、容器の上端周縁部には排気口がそれぞ
れ設けられている。そして、吸気口からコンクリート容
器内に導入された冷却空気としての外気を、冷却空気流
路を流して自然対流させ排気口から排出することによ
り、キャニスタおよびコンクリート容器を除熱し冷却し
ている。
【0005】このように構成されたコンクリートキャス
クでは、上述した除熱構造により、使用済燃料の冷却、
コンクリート層により放射線の遮蔽、キャニスタにより
使用済燃料の密封を担保している。そして、コンクリー
トキャスクは、高放射性物質を長期間に亘って安全に、
かつ、安定して保管する必要があり、長期間に亘って高
い放射線遮蔽性能が要求されている。
【0006】一方、このようなコンクリートキャスクに
対する放射性物質の収納作業および取り出し作業は以下
の工程で行われる。まず、放射性物質として、例えば、
原子炉の使用済燃料は、原子力発電所の貯蔵プール等で
キャニスタに収納され密閉される。そして、このキャニ
スタは輸送用容器、いわゆる輸送用キャスクに収納され
た後、トラック等によって貯蔵施設に搬送される。この
貯蔵施設において、搬送されてきたキャニスタは、輸送
用キャスクから引き抜かれ、予め用意しておいたコンク
リートキャスク内に装填される。そして、キャニスタは
コンクリートキャスクに収納された状態で、所定期間貯
蔵される。
【0007】また、このようにして所定期間貯蔵された
後、キャニスタは、コンクリートキャスクから取り出さ
れ、再度、輸送用キャスクに装填され、トラック等によ
って再処理施設へ搬送される。
【0008】コンクリートキャスクに対するキャニスタ
の装填および取り出し、すなわち、コンクリートキャス
クに対するキャニスタの詰替え作業は、通常、コンクリ
ートキャスクを立てた状態で配置し、キャニスタを上か
ら吊り下げた状態で、コンクリートキャスクの上端開口
を通して、コンクリートキャスク内へ装填あるいはコン
クリートキャスクから取り出しを行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなキャニスタの詰替え作業において、吊り上げら
れたキャニスタが何らかの原因により万一落下する場合
も想定する必要がある。例えば、詰替え作業中にキャニ
スタがコンクリートキャスクの真上に位置した状態か
ら、あるいは、一部がキャニスタに挿入された状態から
落下した場合、このキャニスタは、コンクリートキャス
ク内を通ってコンクリートキャスクの底壁に衝突し、そ
の衝撃によって破損することが考えられる。
【0010】したがって、キャニスタおよびコンクリー
トキャスクの放射線に対する密閉性および遮蔽性を確実
に担保し、信頼性および安全性を一層向上するために
は、上記のような落下に対するキャニスタの破損を防止
するための対策が必要となる。
【0011】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、密閉容器の詰替え作業等において密閉
容器の落下が生じた場合でも、密閉容器の破損を防止可
能な貯蔵容器、貯蔵容器の詰替えシステム、および詰替
え方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る貯蔵容器は、放射性物質が封入され
た密閉容器を収納する収納部、およびこの収納部に対し
て上記密閉容器を出し入れするための上端開口を有した
容器本体と、上記容器本体の上端開口を閉塞した蓋と、
上記容器本体の底部に設けられた吸気口、上記容器本体
の上部に設けられた排気口、および上記収納部の内面と
この収納部に収納された上記密閉容器の外面との間に規
定された冷却空気流路を有し、上記吸気口から容器本体
内に導入された空気を上記冷却空気流路に流して上記放
射性物質から発生する熱を除去し、上記排気口から排出
する除熱部と、上記密閉容器を上記収納部に対して出し
入れする際、上記吸気口および排気口をそれぞれ閉塞す
る複数の閉塞部材と、上記容器本体の上端開口に設けら
れているとともに、上記収納部の寸法よりも小さくかつ
上記密閉容器の外寸法よりも大きな寸法に形成され上記
密閉容器を挿通可能な挿通孔を有した速度減衰部と、を
備えたことを特徴としている。
【0013】上記構成の貯蔵容器によれば、収納部に対
して密閉容器を装填あるいは取り出す場合、速度減衰部
の挿通孔を通して装填あるいは取り出しが行われる。そ
して、この挿通孔は、上記収納部の寸法よりも小さくか
つ上記密閉容器の外寸法よりも大きな寸法を有している
ため、密閉容器が挿通孔を通る際に形成される密閉容器
外面と挿通孔との隙間を、上記収納部内に装着した状態
における密閉容器と収納部内面との隙間よりも小さくす
ることができる。そして、同時に、閉塞部材によって吸
気口および排気口を閉塞することにより、収納室内の空
気は上記密閉容器外面と挿通孔との狭い隙間のみを通っ
て外部に排気される。
【0014】従って、密閉容器の詰替え作業中に密閉容
器が万一落下した場合でも、上記密閉容器外面と挿通孔
との隙間を通る空気の抵抗が大きく、空気ダンパとして
作用し、密閉容器の落下速度を大幅に減速することがで
きる。これにより、不慮の事故等によって密閉容器が落
下した場合でも、密閉容器に作用する衝撃を低減し、密
閉容器の破損を防止することが可能となる。
【0015】また、この発明に係る貯蔵容器の詰替えシ
ステムは、放射性物質が封入された密閉容器を収納する
収納部、およびこの収納部に対して上記密閉容器を出し
入れするための上端開口を有した容器本体と、上記容器
本体の上端開口を閉塞した蓋と、上記容器本体の底部に
設けられた吸気口、上記容器本体の上部に設けられた排
気口、および上記収納部の内面とこの収納部に収納され
た上記密閉容器の外面との間に規定された冷却空気流路
を有し、上記吸気口から容器本体内に導入された空気を
上記冷却空気流路に流して上記放射性物質から発生する
熱を除去し、上記排気口から排出する除熱部と、を備え
た貯蔵容器に対して、上記密閉容器を装填および取り出
す貯蔵容器の詰替えシステムにおいて、上記収納部の寸
法よりも小さな外寸法および上記密閉容器の寸法よりも
大きな内寸法を有し、上記上端開口を通して上記収納部
内に装着可能な減速シリンダと、上記減速シリンダを上
記容器本体の収納部内に装着された下降位置と、上記収
納部から引き出された上昇位置との間で昇降させる第1
昇降機構と、上記密閉容器の一端部を保持する保持部を
有し、上記密閉容器を上記容器本体に対して昇降させる
第2昇降機構と、を備え、上記容器本体の収納部内に上
記減速シリンダを装着した状態で、上記第2昇降機構に
より、上記密閉容器を上記収納部に対して装填および取
り出しを行うことを特徴としている。
【0016】更に、この発明に係る貯蔵容器の詰替え方
法は、放射性物質が封入された密閉容器を収納する収納
部、およびこの収納部に対して上記密閉容器を出し入れ
するための上端開口を有した容器本体と、上記容器本体
の上端開口を閉塞した蓋と、上記容器本体の底部に設け
られた吸気口、上記容器本体の上部に設けられた排気
口、および上記収納部の内面とこの収納部に収納された
上記密閉容器の外面との間に規定された冷却空気流路を
有し、上記吸気口から容器本体内に導入された空気を上
記冷却空気流路に流して上記放射性物質から発生する熱
を除去し、上記排気口から排出する除熱部と、を備えた
貯蔵容器に対して、上記密閉容器を装填および取り出す
貯蔵容器の詰替え方法において、上記収納部の寸法より
も小さな外寸法および上記密閉容器の寸法よりも大きな
内寸法を有した減速シリンダを、上記貯蔵容器の上端開
口を通して上記収納部内に装着し、上記減速シリンダの
上端開口を通して、上記密閉容器を上方から上記減速シ
リンダ内に挿入することにより上記収納部内に配置した
後、上記減速シリンダを上記収納部から引き上げ、上記
密閉容器を上記収納部から取り出す際、上記貯蔵容器の
上端開口を通して上記減速シリンダを上記収納部内に装
着し、上記密閉容器の外側に配置した後、上記密閉容器
を上記収納部から引き上げることを特徴としている。
【0017】上記のように構成された詰替えシステムお
よび詰替え方法によれば、貯蔵容器の収納部に対する密
閉容器の装填および取り出しは、予め、減速シリンダを
収納部内に装着した状態で行う。減速シリンダを収納部
内に装着することにより、収納部内には、減速シリンダ
によって収納部よりも寸法の小さな空間が規定される。
そのため、減速シリンダ内を通る密閉容器の外面と減速
シリンダの内面との隙間は、上記収納部内に装着した状
態における密閉容器と収納部内面との隙間よりも小さ
く、減速シリンダ内の空気はこの小さな隙間のみを通っ
て外部に排気される。従って、密閉容器の詰替え作業中
に密閉容器が万一落下した場合でも、上記減速シリンダ
内面と密閉容器外面との隙間を通る空気の抵抗が大き
く、空気ダンパとして作用し、密閉容器の落下速度を大
幅に減速することができる。これにより、不慮の事故等
によって密閉容器が落下した場合でも、密閉容器に作用
する衝撃を低減し、密閉容器の破損を防止することが可
能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の第1の実施の形態に係るコンクリートキャスクにつ
いて詳細に説明する。図1ないし図3に示すように、コ
ンクリート製貯蔵容器としてのコンクリートキャスク1
0は、コンクリートにより形成され遮蔽構造体として機
能する容器本体12を備え、この容器本体内には、キャ
ニスタ14が収納されている。キャニスタ14は、金属
によって形成されているとともに、両端が閉塞した円筒
形状の密閉容器からなり、この密閉容器内には、バスケ
ット16により支持された状態で、使用済燃料集合体1
8が複数体封入されている。これらの使用済燃料集合体
18は、例えば、原子炉の使用済燃料であり、崩壊熱に
伴う発熱と放射線の発生を伴う放射性物質を含んでい
る。
【0019】コンクリートキャスク10の容器本体12
は、底部の閉塞された円筒形状を有し、例えば、高さ約
6m、直径約4m程度に形成され、また、コンクリート
の壁厚は、約0.9m程度に形成されている。容器本体
12の上端開口は、外面が炭素鋼板によって覆われたコ
ンクリート製の蓋体20により閉塞されている。この蓋
体20は、複数のボルト21により容器本体12の上端
にボルト止めされている。なお、容器本体12のコンク
リート壁内には、図示しない配筋が施されている。
【0020】容器本体12内には、この容器本体の内周
面および蓋体20により、円柱形状の収納部22が規定
されている。そして、この収納部22内にキャニスタ1
4が収納されている。キャニスタ14は、収納部22の
底面に形成された複数のリブ31上に載置されていると
ともに、容器本体12と同軸的に配置されている。ま
た、キャニスタ14は、その外周面が容器本体12の内
周面との間に所定の隙間、例えば、10cm程度の隙間
G1を持った状態で、収納部22内に収納されている。
【0021】そして、キャニスタ14の外周面と容器本
体12の内周面との間の上記隙間により、冷却空気が流
れる冷却空気流路24が形成されている。この冷却空気
流路24は、キャニスタ14の外周面の全周に亘って、
かつ、外周面の軸方向全長に亘って形成されている。
【0022】容器本体12の底部には複数、例えば4つ
の吸気口26が形成され、また、容器本体12の上端部
には、同様に、4つの排気口28が形成され、それぞれ
冷却空気流路24に連通している。4つの吸気口26
は、容器本体12の円周方向に沿って互いに等間隔離間
して設けられ、容器本体12の底部外周面に開口してい
る。また、排気口28は、容器本体12の円周方向に沿
って互いに等間隔離間して設けられ、容器本体12の上
端部外周面に開口している。
【0023】これらの吸気口26、排気口28、および
冷却空気流路24は、空気の自然循環冷却によりコンク
リートキャスク10を除熱する除熱部を構成している。
すなわち、吸気口26から容器本体12内に導入された
冷却空気としての外気は、冷却空気流路24を通ってキ
ャニスタ14の周囲を流れ、その間、キャニスタ14お
よび容器本体12を除熱し冷却する。そして、キャニス
タ14からの熱によって加熱され昇温した冷却空気は、
排気口28から容器本体12の外部に排出される。
【0024】一方、容器本体12の内周面には、炭素鋼
等の金属からなる円筒状のライナ30が設けられてい
る。金属からなるライナ30は、コンクリートに比較し
て伝熱性が高く、使用済燃料集合体18から発生した熱
の伝熱を促進するとともに、使用済燃料集合体18から
の放射線、主としてγ線、を遮蔽する機能を有してい
る。
【0025】また、第1の実施の形態に係るコンクリー
トキャスク10は、容器本体12の収納部22に対して
キャニスタ22を装填および取り出す際、すなわち、詰
替えを行う際に使用する速度減衰部、および容器本体1
2の吸気口26および排気口28を閉塞する閉塞部材を
備えている。
【0026】詳細に述べると、図4ないし図6に示すよ
うに、速度減衰部は、ほぼ環状に形成され容器本体12
の上端開口部に脱着自在に装着される速度減衰部材34
を備えている。速度減衰部材34は、その上端部外周に
位置したフランジ35を有し、炭素鋼、ステンレス等の
金属によって一体に形成されている。速度減衰部材34
の内孔はキャニスタ14を挿通可能な挿通孔36として
機能し、この挿通孔の径は、収納部22の径よりも小さ
くかつキャニスタ14の外径よりも大きく形成されてい
る。また、速度減衰部材34の外径は収納部22の径と
ほぼ一致しているとともに、フランジ35の径は収納部
22の径よりも十分に大きく形成されている。
【0027】キャニスタ14の詰替え作業を行う場合、
コンクリートキャスク10の容器本体12から蓋体20
を取り外して上端を開放し、代わって、容器本体12の
上端開口部に速度減衰部材34を装着する。この場合、
速度減衰部材34は、その外周面が容器本体12の収納
部22の上端部内面に密着し、かつ、フランジ35が容
器本体12の上端部に載置された状態で、容器本体12
の上端開口部に嵌合され、容器本体と同軸的に保持され
る。同時に、速度減衰部材34は4つの排気口28を閉
塞し、この発明における閉塞部材の一部としても機能す
る。
【0028】一方、図5および図7に示すように、閉塞
部材は、例えば炭素鋼、ステンレス等の金属で形成され
た複数の閉塞板38を含んでいる。そして、キャニスタ
14の詰替え作業を行う際、各閉塞板38はOリング4
0を間に挟んで容器本体12の外面にボルト止めされ、
吸気口26を閉塞する。
【0029】このように、速度減衰部材34を装着する
とともに閉塞板38によって各吸気口26を閉塞した
後、図5および図6に示すように、キャニスタ14を保
持した詰替え装置の外筒42を容器本体12の上方に配
置する。そして、この外筒42から速度減衰部材34の
挿通孔36を通して、キャニスタ14を容器本体12の
収納部22内に装填する。逆に、収納部22からキャニ
スタ14を取り出す場合も同様に、速度減衰部材34の
挿通孔36を通して、キャニスタ14を引き上げ、外筒
42内に収納する。
【0030】このように、キャニスタ14の装填および
取り出し作業は、速度減衰部材34の挿通孔36を通し
て行う。ここで、挿通孔36は、収納部22の径よりも
小さくかつキャニスタ14の外径よりも大きな径を有し
ているため、キャニスタ14が挿通孔36を通る際に形
成されるキャニスタ外面と挿通孔との隙間G2は、収納
部22内に装着した状態におけるキャニスタ14と収納
部内面との隙間G1よりも大幅に狭くなる。例えば、こ
の隙間G2は、約10〜40mm、望ましくは約10〜
20mmに設定される。同時に、装填および取り出し作
業時、各吸気口26は閉塞板38により、また、排気口
28は速度減衰部材34によってそれぞれ閉塞されてい
る。
【0031】そのため、キャニスタ14の詰替え作業中
に何らかの原因でキャニスタが落下した場合、収納室2
2内に閉じ込められた空気およびその他の気体は、キャ
ニスタ14外面と挿通孔36との狭い隙間G2を通って
のみ外部に排気され、その際の流通抵抗が大きくキャニ
スタ14に対し空気ダンパとして作用する。従って、キ
ャニスタ14の落下速度を大幅に減速することができ
る。
【0032】図8は、隙間G2を種々変更して、キャニ
スタの時間に対する落下速度の変化を示したもので、隙
間G2が小さい程、落下速度を減速できることが分か
る。これにより、詰替え作業中に不慮の事故等によって
キャニスタ14が落下した場合でも、キャニスタに作用
する衝撃を低減し、キャニスタの破損を防止することが
できる。
【0033】なお、上述した第1の実施の形態におい
て、速度減衰部材34に形成された挿通孔36の内面は
滑らかな表面としたが、図9に示すように、挿通孔36
の内面に、この挿通孔とほぼ同軸的な環状溝44を速度
減衰部材の軸方向に離間して複数形成する構成としても
良い。このような速度減衰部材34を用いた場合、キャ
ニスタ14外面と挿通孔36との隙間を通る空気の圧力
損失係数が増大し、一層大きなダンピング効果を得るこ
とができる。
【0034】また、速度減衰部材34は、容器本体12
に対して脱着自在な構成としたが、図10に示すよう
に、容器本体12の上端開口部内に固定的に設けても良
い。この場合、速度減衰部材34は金属あるいはコンク
リートによって形成され、コンクリートを用いる場合に
は、容器本体12と一体的に形成しても良い。更に、こ
の場合、キャニスタの詰替え作業時、排気孔28は上述
した閉塞板38と同様の閉塞部材によって閉塞される。
【0035】更に、吸気口26、排気口28を閉塞する
閉塞板38はボルト止めに限らず、チャック等の他の方
法によって脱着可能に取付けても良い。また、閉塞板3
8は、脱着式のものに限らず、吸気口あるいは排気口を
閉塞する位置と吸気口あるいは排気口を開放する位置と
の間を移動可能に容器本体12に取付けられていても良
い。この場合、例えば、図11に示すように、吸気口2
6あるいは排気口28の近傍において、容器本体12の
外面に一対のガイドレール46を設け、閉塞板38をこ
れらのガイドレール46に沿って摺動可能に設けても良
い。
【0036】次に、この発明の第2の実施の形態に係る
貯蔵容器の詰替えシステムについて説明する。図12に
示すように、詰替えシステムは、例えばコンクリート壁
によって構成された建屋50を備え、この建屋50は容
器載置部52と容器載置部の上方に設けられたハウジン
グ56とを備え、これら容器載置部52およびハウジン
グ56は水平な床壁54によって仕切られている。
【0037】容器載置部52は、キャニスタ14を収納
し輸送するための輸送容器、つまり、輸送用キャスク6
0を立位状態で配置するための第1載置部62a、およ
びコンクリートキャスク10を立位状態で配置するため
の第2載置部62bを有している。そして、第1および
第2載置部62a、62bは並んで位置しているととも
に、垂直な隔壁64によって互いに仕切られている。ま
た、第1載置部62aおよび第2載置部62bは、床壁
54に形成された第1開口65aおよび第2開口65b
を通してそれぞれハウジング56内に連通している。な
お、コンクリートキャスク10は、前述した第1の実施
の形態において図1ないし図3に示したコンクリートキ
ャスクと同一の構成を備えているものとする。
【0038】ハウジング56内には、コンクリートキャ
スク10に対してキャニスタ14を詰替える詰替え装置
70が設けられている。この詰替え装置70は、コンク
リートキャスク10の収納部22内に装填可能な減速シ
リンダ72と、コンクリートキャスク10に対して減速
シリンダ72を昇降させる第1昇降機構74と、キャニ
スタ14の上端を保持する保持部76を有し、キャニス
タを保持して昇降させる第2昇降機構78と、を備えて
いる。
【0039】減速シリンダ72は、例えば、炭素鋼、ス
テンレス等の金属によって形成され、コンクリートキャ
スク10の容器本体12内に形成された収納部22の径
よりも小さな外径、およびキャニスタ14の径よりも大
きな内径を有している。それにより、この減速シリンダ
72は、床壁54の第2開口65bおよび容器本体12
の上端開口を通して、コンクリートキャスク10の収納
部22内に挿入可能となっている。同時に、この減速シ
リンダ72内にキャニスタ14を挿通可能と成ってい
る。減速シリンダ72の内径は、キャニスタ14を挿入
した状態で、キャニスタ外面と減速シリンダ内面との隙
間が、約10〜40mm、望ましくは約10〜20mm
となるように設定される。更に、減速シリンダ72は、
収納部22の軸方向長さよりも長く形成され、後述する
ように、収納部22内に装填された際、その上端部が容
器本体12から僅かに突出するように形成されている。
【0040】第1昇降機構74は、ハウジング56の天
壁57に設けられ第1開口65bの上方に位置した駆動
部75を有し、この駆動部は複数本のワイヤ80を介し
て減速シリンダ72を吊り下げ支持している。そして、
第1昇降機構74は、駆動部75によってワイヤ80を
巻き上げおよび送り出すことにより減速シリンダ72を
昇降させ、この減速シリンダをコンクリートキャスク1
0の収納部22内に装填し、あるいは収納部から引き上
げることができる。
【0041】一方、第2昇降機構78の保持部76は、
複数の係合爪83を有し、これらの係合爪をキャニスタ
14の上端壁に形成された図示しない複数の係合凹所に
それぞれ係合させることにより、キャニスタ14を保持
する。また、第2昇降機構78は、ハウジング56の天
壁57に設けられた駆動部77を有し、この駆動部は複
数本のワイヤ81を介して保持部76を吊り下げ支持し
ている。更に、駆動部77は、床壁54に形成された第
1開口65aの上方、つまり、輸送用キャスク60の上
方に位置する図示の第1位置と、コンクリートキャスク
10の上方に位置する第2位置との間を、天壁57の内
面に取付けられたガイドレール82に沿って移動可能に
設けられている。
【0042】そして、第2昇降機構78は、駆動部77
によってワイヤ81を巻き上げおよび送り出すことによ
り、保持部76に保持されたキャニスタ14を昇降させ
るとともに、キャニスタ14を保持した状態で第1位置
と第2位置との間を移動可能となっている。
【0043】以下、上記詰替えシステムによるキャニス
タの詰替え動作を説明する。まず、原子力発電所等から
輸送されてきた輸送用キャスク60を第1載置部62a
に立位状態で配置するとともに、コンクリートキャスク
10を第2載置部62bに立位状態で配置する。輸送用
キャスク60には、使用済燃料を封入したキャニスタ1
4が収納されている。この際、減速シリンダ72をハウ
ジング56内に収納された上昇位置に保持し、また、第
1昇降機構78を第1位置に移動させておく。更に、コ
ンクリートキャスク10の蓋は予め取り外しておく。
【0044】続いて、図13に示すように、第1載置部
62aの側方を可動壁53によって遮蔽するとともに、
輸送用キャスク60の蓋を取り外す。この状態で、第2
昇降機構78の駆動部77を駆動して保持部76をキャ
ニスタ14の上端まで下降させ、この保持部によってキ
ャニスタ14の上端部を保持する。その後、キャニスタ
14と共に保持部76を引き上げ、キャニスタ14を輸
送用キャスク60から取り出してハウジング56内に収
容する。
【0045】同時に、第1昇降機構74の駆動部75を
駆動して減速シリンダ72を下降させ、床壁54の第2
開口65bおよび容器本体12の上端開口を通して、収
納部22内に挿入する。そして、減速シリンダ72の下
端が容器本体12の底壁内面に当接した時点で、すなわ
ち、減速シリンダ72が図示の下降位置まで挿入された
時点で駆動部75による駆動を停止する。
【0046】下降位置において、減速シリンダ72の下
端開口は容器本体12の底壁によって閉塞されるととも
に、減速シリンダの上端部は、容器本体12の排気口2
8よりも上方に位置し容器本体の上端開口から僅かに突
出した状態となる。従って、収納部22内には、減速シ
リンダ72および容器本体12の底壁によって仕切られ
た空間が形成され、この空間は収納部22よりも小さな
径を有しているとともに、減速シリンダ72の上端開口
を除いて外部から遮蔽されている。
【0047】次に、図14に示すように、第2昇降機構
78の駆動部77を第1位置から第2位置へ移動させ、
この第2昇降機構によって吊り下げられたキャニスタ1
4をコンクリートキャスク10の上方位置まで搬送す
る。なお、輸送用キャスク60からキャニスタ14を取
り出し後、輸送用キャスク60の蓋を閉めておく。
【0048】続いて、図15に示すように、第2昇降機
構78の駆動部77を駆動して保持部76およびキャニ
スタ14を下降させ、床壁54の第2開口65bおよび
減速シリンダ72の上端開口を通して、キャニスタ14
を減速シリンダ内に挿入する。そして、キャニスタ14
の下端が容器本体12の底壁内面に当接した時点で、す
なわち、キャニスタ14がコンクリートキャスク10の
収納部22内に完全に収納された時点で、駆動部77に
よる駆動を停止する。
【0049】その後、図16に示すように、第2昇降機
構78は、保持部76によるキャニスタ14の保持を解
除し、駆動部75を駆動して保持部76をハウジング5
6内に引き上げる。同時に、第1昇降機構74は、駆動
部75を駆動して減速シリンダ72をコンクリートキャ
スク10の収納部22から引き上げ、ハウジング56内
へ収納する。
【0050】このように減速シリンダ72および第2昇
降機構78の保持部76を引き上げた後、図17に示す
ように、コンクリートキャスク10の容器本体12の上
端開口に蓋体20を装着して閉じることにより、キャニ
スタ14の装填作業が終了する。装填作業終了後、容器
載置部52の可動壁85を移動して第2載置部62bを
開放し、キャニスタ14が装填されたコンクリートキャ
スク10を搬出する。
【0051】一方、コンクリートキャスク10からキャ
ニスタ14を取り出して輸送用キャスク60に移し変え
る場合には、上述した装填工程を逆の順番で行う。すな
わち、コンクリートキャスク10の容器本体12の収納
部22内に減速シリンダ72を挿入し、下降位置に配置
した後、第2昇降機構78により、減速シリンダ72の
上端開口を通してキャニスタ14を引き上げる。そし
て、引き上げたキャニスタ14を輸送用キャスク60の
上方まで搬送した後、輸送用キャスク内に装填する。そ
の後、減速シリンダ72を収納部22から引き上げ、容
器本体12の上端開口を蓋体20で閉じることにより、
キャニスタ14の取り出し作業が終了する。
【0052】以上のように構成された詰替えシステムお
よび詰替え方法によれば、コンクリートキャスク10の
収納部22に対するキャニスタ14の装填および取り出
しは、予め、減速シリンダ72を収納部22内に装着し
た状態で行う。そして、減速シリンダ72を収納部22
内に装着した場合、収納部内には、減速シリンダによっ
て収納部よりも径の小さな空間が規定される。そのた
め、減速シリンダ72内を通るキャニスタ14の外面と
減速シリンダの内面との隙間は、収納部22内面とキャ
ニスタ14との間の隙間よりも小さく、減速シリンダ内
の空気はこの小さな隙間のみを通って外部に排気され
る。従って、キャニスタ14の詰替え作業中にキャニス
タ14が落下した場合でも、減速シリンダ72内面とキ
ャニスタ14外面との隙間を通る空気の抵抗が大きく、
空気ダンパとして作用し、キャニスタ14の落下速度を
大幅に減速することができる。これにより、不慮の事故
等によってキャニスタ14が落下した場合でも、キャニ
スタに作用する衝撃を低減し、キャニスタの破損を防止
することができる。その結果、詰替え作業時における放
射線漏洩等の事故発生を防止し、信頼性および安全性の
向上を図ることができる。
【0053】次に、この発明の第3の実施の形態に係る
貯蔵容器の詰替えシステムについて説明する。図18に
示すように、詰替えシステムは、例えばコンクリート壁
によって構成された建屋50を備え、この建屋50は容
器載置部52と容器載置部の上方に設けられたハウジン
グ56とを備えている。そして、第3の実施の形態によ
れば、ハウジング56は容器載置部52に対して移動自
在に配設され、代わって、第2昇降機構78はハウジン
グに対して固定的に設けられている。
【0054】詳細に述べると、容器載置部52は、輸送
用キャスク60を立位状態で配置するための第1載置部
62a、およびコンクリートキャスク10を立位状態で
配置するための第2載置部62bを有している。そし
て、第1および第2載置部62a、62bは並んで位置
しているとともに、垂直な隔壁64によって互いに仕切
られている。また、第1載置部62aおよび第2載置部
62bは、それぞれ上方に向かって開放している。
【0055】ハウジング56は、容器載置部52に隣接
対向した底壁59を有し、この底壁には、導入開口86
が形成されているとともに、導入開口86を開閉するた
めの後述するシャッタ88が設けられている。そして、
ハウジング56は、その導入開口86が第1載置部62
aに対向する第1位置と、第2載置部62bに対向する
図示の第2位置との間を移動自在に設けられている。
【0056】また、ハウジング56内には、第1昇降機
構74、減速シリンダ72、第2昇降機構78が設けら
れ、減速シリンダ72は、導入開口86を通して昇降可
能となっている。ただし、第2昇降機構78の駆動機構
77は、ハウジング56に対して固定的に配設されてい
るとともに、第1昇降機構74のワイヤ80の先端に
は、減速シリンダ72を保持および開放可能な図示しな
い保持手段が設けられている。その他、第1昇降機構7
4、減速シリンダ72、第2昇降機構78の構成は前述
した第2の実施の形態と同一であり、同一の部分には同
一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0057】上述した第3の実施の形態に係る詰替えシ
ステムによってキャニスタの詰替えを行う場合、図18
に示すように、まず、原子力発電所等から輸送されてき
た輸送用キャスク60を第1載置部62aに立位状態で
配置するとともに、コンクリートキャスク10を第2載
置部62bに立位状態で配置する。この際、減速シリン
ダ72をハウジング56内に収納された上昇位置に保持
し、また、コンクリートキャスク10の蓋は予め取り外
しておく。
【0058】続いて、ハウジング56を第2載置部62
bと対向する第2位置に移動させた後、後述するシャッ
タ88を開けてハウジングの導入開口86を開放する。
次に、第1昇降機構74の駆動部75を駆動して減速シ
リンダ72を下降させ、導入開口86およびコンクリー
トキャスク10の容器本体12の上端開口を通して、収
納部22内に挿入する。そして、減速シリンダ72の下
端が容器本体12の底壁内面に当接した時点で、すなわ
ち、図18(b)および図19に示す下降位置まで挿入
された時点で駆動部75による駆動を停止する。
【0059】下降位置において、減速シリンダ72の下
端開口は容器本体12の底壁によって閉塞されるととも
に、減速シリンダの上端部は、容器本体12の排気口2
8よりも上方に位置し容器本体の上端開口から僅かに突
出した状態となる。従って、収納部22内には、減速シ
リンダ72および容器本体12の底壁によって仕切られ
た空間が形成され、この空間は収納部22よりも小さな
径を有しているとともに、減速シリンダ72の上端開口
を除いて外部から遮蔽されている。
【0060】続いて、図19に示すように、ワイヤ80
から減速シリンダ72を解放するとともに輸送用キャス
ク60の蓋を取り外した後、ハウジング56を第1載置
部62aと対向する第1位置に移動させる。この状態
で、第2昇降機構78の駆動部77を駆動し、導入開口
86を通して保持部76をキャニスタ14の上端まで下
降させ、この保持部によってキャニスタ14の上端部を
保持する。その後、キャニスタ14と共に保持部76を
引き上げ、キャニスタ14を輸送用キャスク60から取
り出してハウジング56内に収容する。更に、シャッタ
88によりハウジング56の導入開口86を閉塞する。
【0061】次に、図20に示すように、ハウジング5
6を第2載置部62bと対向する第2位置へ移動させ
る。なお、輸送用キャスク60からキャニスタ14を取
り出し後、輸送用キャスク60の蓋を閉めておく。
【0062】続いて、図21に示すように、シャッタ8
8を開けて導入開口88を開放した後、第2昇降機構7
8の駆動部77を駆動して保持部76およびキャニスタ
14を下降させ、導入開口86および減速シリンダ72
の上端開口を通して、キャニスタ14を減速シリンダ内
に挿入する。そして、キャニスタ14の下端が容器本体
12の底壁内面に当接した時点で、すなわち、キャニス
タ14がコンクリートキャスク10の収納部22内に完
全に収納された時点で、駆動部77による駆動を停止す
る。
【0063】その後、図22に示すように、第2昇降機
構78は、保持部76によるキャニスタ14の保持を解
除し、駆動部75を駆動して保持部76をハウジング5
6内に引き上げる。同時に、第1昇降機構74は、ワイ
ヤ80を介して減速シリンダ72を支持した後、駆動部
75を駆動して減速シリンダ72をコンクリートキャス
ク10の収納部22から引き上げ、図23に示すよう
に、ハウジング56内へ収納する。そして、シャッタ8
8によってハウジング56の導入開口86を閉じるとと
もに、コンクリートキャスク10の容器本体12の上端
開口に蓋体20を装着して閉じることにより、キャニス
タ14の装填作業が終了する。
【0064】一方、コンクリートキャスク10からキャ
ニスタ14を取り出して輸送用キャスク60に移し変え
る場合には、上述した装填工程を逆の順番で行う。すな
わち、コンクリートキャスク10の容器本体12の収納
部22内に減速シリンダ72を挿入し、下降位置に配置
した後、第2昇降機構78により、減速シリンダ72の
上端開口を通してキャニスタ14を引き上げる。そし
て、引き上げたキャニスタ14をハウジング56内に収
納し、輸送用キャスク60の上方まで搬送した後、輸送
用キャスク内に装填する。その後、減速シリンダ72を
収納部22から引き上げ、容器本体12の上端開口を蓋
で閉じることにより、キャニスタ14の取り出し作業が
終了する。
【0065】以上のように構成された第3の実施の形態
に係る詰替えシステムおよび詰替え方法においても、コ
ンクリートキャスク10の収納部22に対するキャニス
タ14の装填および取り出しは、予め、減速シリンダ7
2を収納部22内に装着した状態で行う。そして、減速
シリンダ72を収納部22内に装着した場合、収納部内
には、減速シリンダによって収納部よりも径の小さな空
間が規定される。そのため、減速シリンダ72内を通る
キャニスタ14の外面と減速シリンダの内面との隙間
は、収納部22内面とキャニスタ14との隙間よりも小
さく、減速シリンダ内の空気はこの小さな隙間のみを通
って外部に排気される。従って、キャニスタ14の詰替
え作業中にキャニスタ14が落下した場合でも、減速シ
リンダ72内面とキャニスタ14外面との隙間を通る空
気の抵抗が大きく、空気ダンパとして作用し、キャニス
タ14の落下速度を大幅に減速することができる。これ
により、不慮の事故等によってキャニスタ14が落下し
た場合でも、キャニスタに作用する衝撃を低減し、キャ
ニスタの破損を防止することができる。その結果、詰替
え作業時における放射線漏洩等の事故発生を防止し、信
頼性および安全性の向上を図ることができる。
【0066】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、上述した実施の形態において、コンクリ
ートキャスクの容器本体は円筒形状としたが、これに限
らず、四角筒、三角筒等の多角形筒状としても良い。こ
の場合、キャニスタ、速度減衰部材、減速シリンダの形
状も、コンクリートキャスクの容器本体に対応した形状
とすることにより、上記と同様の作用効果を得ることが
できる。
【0067】また、詰替えシステムにおいて、第1およ
び第2昇降機構の保持部、駆動部等の構成は上述した実
施の形態に限定されることなく、必要に応じて種々選択
可能である。また、キャニスタを詰替える対象となるキ
ャスクは、コンクリートキャスクに限らず、他の貯蔵容
器であっても良い。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、密閉容器の詰替え作業等において密閉容器の落下が
生じた場合でも、密閉容器の破損を防止でき安全性およ
び信頼性の向上した貯蔵容器、貯蔵容器の詰替えシステ
ム、および詰替え方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係るコンクリー
トキャスクを一部破断して示す斜視図。
【図2】上記コンクリートキャスクの縦断面図。
【図3】図2の線A−Aに沿った断面図。
【図4】上記コンクリートキャスクの容器本体上部、
蓋、および速度減衰部材を示す分解斜視図。
【図5】上記コンクリートキャスクの収納部にキャニス
タを装填および取り出しする際の状態を示す断面図。
【図6】上記速度減衰部材が装填された容器本体上端部
の一部を拡大して示す断面図。
【図7】上記コンクリートキャスクの吸気口に閉塞板を
取り付けた状態を概略的に示す図。
【図8】上記キャニスタの落下時間と落下速度との関係
を示すグラフ。
【図9】速度減衰部材の変形例を示す断面図。
【図10】速度減衰部を容器本体に固定的に設けた変形
例を示す断面図。
【図11】上記閉塞板の取付け構造の変形例を示す斜視
図。
【図12】この発明の第2の実施の形態に係る貯蔵容器
の詰替えシステムを示す断面図。
【図13】上記第2の実施の形態に係る詰替えシステム
の詰替え工程を示す断面図。
【図14】上記第2の実施の形態に係る詰替えシステム
の詰替え工程を示す断面図。
【図15】上記第2の実施の形態に係る詰替えシステム
の詰替え工程を示す断面図。
【図16】上記第2の実施の形態に係る詰替えシステム
の詰替え工程を示す断面図。
【図17】上記第2の実施の形態に係る詰替えシステム
の詰替え工程を示す断面図。
【図18】この発明の第3の実施の形態に係る貯蔵容器
の詰替えシステムを示す断面図。
【図19】上記第3の実施の形態に係る詰替えシステム
の詰替え工程を示す断面図。
【図20】上記第3の実施の形態に係る詰替えシステム
の詰替え工程を示す断面図。
【図21】上記第3の実施の形態に係る詰替えシステム
の詰替え工程を示す断面図。
【図22】上記第3の実施の形態に係る詰替えシステム
の詰替え工程を示す断面図。
【図23】上記第3の実施の形態に係る詰替えシステム
の詰替え工程を示す断面図。
【符号の説明】
10…コンクリートキャクス 12…容器本体 14…キャニスタ 18…使用済燃料集合体 20…蓋 22…収納部 24…冷却空気流路 26…吸気口 28…排気口 34…速度減衰部材 36…挿通孔 38…閉塞板 44…環状溝 50…建屋 52…容器載置部 56…ハウジング 62a…第1載置部 62b…第2載置部 70…詰替え装置 72…減速シリンダ 74…第1昇降機構 76…保持部 78…第2昇降機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G21F 9/36 541 G21C 19/06 S (72)発明者 村上 和夫 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 浅田 和雄 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 白石 直 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 国嶋 茂 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射性物質が封入された密閉容器を貯蔵す
    る貯蔵容器において、 上記密閉容器を収納する収納部と、この収納部に対して
    上記密閉容器を出し入れするための上端開口と、を有し
    た容器本体と、 上記容器本体の上端開口を閉塞した蓋と、 上記容器本体の底部に設けられた吸気口、上記容器本体
    の上部に設けられた排気口、および上記収納部の内面と
    この収納部に収納された上記密閉容器の外面との間に規
    定される冷却空気流路を有し、上記吸気口から容器本体
    内に導入された空気を上記冷却空気流路に流して上記放
    射性物質から発生する熱を除去し、上記排気口から排出
    する除熱部と、 上記密閉容器を上記収納部に対して出し入れする際、上
    記吸気口および排気口を閉塞する閉塞部材と、 上記容器本体の上端開口に設けられているとともに、上
    記収納部の寸法よりも小さくかつ上記密閉容器の外寸法
    よりも大きな寸法に形成され上記密閉容器を挿通可能な
    挿通孔を有した速度減衰部と、 を備えたことを特徴とする貯蔵容器。
  2. 【請求項2】上記速度減衰部は、上記容器本体の上端開
    口に脱着可能に装着されていることを特徴とする請求項
    1に記載の貯蔵容器。
  3. 【請求項3】上記速度減衰部は、上記容器本体と一体的
    に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の貯
    蔵容器。
  4. 【請求項4】上記速度減衰部は、上記挿通孔の内面にこ
    の挿通孔とほぼ同軸的に形成された溝を有していること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    貯蔵容器。
  5. 【請求項5】上記閉塞部材の各々は、上記容器本体に対
    し脱着自在に取付けられていることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれか1項に記載の貯蔵容器。
  6. 【請求項6】上記閉塞部材の各々は、上記吸気口あるい
    は排気口を閉塞する位置と上記吸気口あるいは排気口を
    開放する位置との間を移動可能に上記容器本体に取付け
    られていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    か1項に記載の貯蔵容器。
  7. 【請求項7】上記容器本体はコンクリートにより形成さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
    1項に記載の貯蔵容器。
  8. 【請求項8】放射性物質が封入された密閉容器を収納す
    る収納部、およびこの収納部に対して上記密閉容器を出
    し入れするための上端開口を有した容器本体と、上記容
    器本体の上端開口を閉塞した蓋と、上記容器本体の底部
    に設けられた吸気口、上記容器本体の上部に設けられた
    排気口、および上記収納部の内面とこの収納部に収納さ
    れた上記密閉容器の外面との間に規定される冷却空気流
    路を有し、上記吸気口から容器本体内に導入された空気
    を上記冷却空気流路に流して上記放射性物質から発生す
    る熱を除去し、上記排気口から排出する除熱部と、を備
    えた貯蔵容器に対して、上記密閉容器を装填および取り
    出す貯蔵容器の詰替えシステムにおいて、 上記収納部の寸法よりも小さな外寸法および上記密閉容
    器の寸法よりも大きな内寸法を有し、上記上端開口を通
    して上記収納部内に装着可能な減速シリンダと、 上記減速シリンダを上記容器本体の収納部内に装着され
    た下降位置と、上記収納部から引き出された上昇位置と
    の間で昇降させる第1昇降機構と、 上記密閉容器の一端部を保持する保持部を有し、上記密
    閉容器を上記容器本体に対して昇降させる第2昇降機構
    と、を備え、 上記容器本体の収納部内に上記減速シリンダを装着した
    状態で、上記第2昇降機構により、上記密閉容器を上記
    収納部に対して装填および取り出しを行うことを特徴と
    する貯蔵容器の詰替えシステム。
  9. 【請求項9】上記密閉容器を収納し搬送するための輸送
    容器と、上記貯蔵容器とを並べて配置する容器載置部を
    備え、 上記第2昇降機構は、上記輸送容器の上方に位置する第
    1位置と、上記貯蔵容器の上方に位置する第2位置との
    間を移動可能に設けられていることを特徴とする請求項
    8に記載の貯蔵容器の詰替えシステム。
  10. 【請求項10】上記容器載置部の上方において、上記輸
    送容器と対向する第1位置と、上記貯蔵容器と対向する
    第2位置との間を移動可能に設けられたハウジングを備
    え、 上記第1および第2昇降機構は上記ハウジング内に設け
    られ、 上記ハウジングは、上記第1位置において上記輸送容器
    の上端開口と対向し上記第2位置において上記貯蔵容器
    の上端開口と対向するとともに、上記減速シリンダおよ
    び密閉容器を挿通可能な導入開口と、上記導入開口を開
    閉する開閉部と、を備え、上記第1昇降機構によって引
    き上げた上記減速シリンダおよび上記第2昇降機構によ
    って引き上げた上記密閉容器を収納可能に形成されてい
    ることを特徴とする請求項9に記載の貯蔵容器の詰替え
    システム。
  11. 【請求項11】上記減速シリンダは、上記下降位置にお
    いて、上記容器本体の底壁によって閉塞される下端開口
    と、上記容器本体の排気口よりも上方に位置する上端開
    口と、を有していることを特徴とする請求項8ないし1
    0のいずれか1項に記載の貯蔵容器の詰替えシステム。
  12. 【請求項12】放射性物質が封入された密閉容器を収納
    する収納部、およびこの収納部に対して上記密閉容器を
    出し入れするための上端開口を有した容器本体と、上記
    容器本体の上端開口を閉塞した蓋と、上記容器本体の底
    部に設けられた吸気口、上記容器本体の上部に設けられ
    た排気口、および上記収納部の内面とこの収納部に収納
    された上記密閉容器の外面との間に規定される冷却空気
    流路を有し、上記吸気口から容器本体内に導入された空
    気を上記冷却空気流路に流して上記放射性物質から発生
    する熱を除去し、上記排気口から排出する除熱部と、を
    備えた貯蔵容器に対して、上記密閉容器を装填および取
    り出す貯蔵容器の詰替え方法において、 上記収納部の寸法よりも小さな外寸法および上記密閉容
    器の寸法よりも大きな内寸法を有した減速シリンダを、
    上記貯蔵容器の上端開口を通して上記収納部内に装着
    し、 上記減速シリンダの上端開口を通して、上記密閉容器を
    上方から上記減速シリンダ内に挿入することにより上記
    収納部内に配置した後、 上記減速シリンダを上記収納部から引き上げ、 上記密閉容器を上記収納部から取り出す際、上記貯蔵容
    器の上端開口を通して上記減速シリンダを上記収納部内
    に装着し、上記密閉容器の外側に配置した後、 上記密閉容器を上記収納部から引き上げることを特徴と
    する貯蔵容器の詰替え方法。
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