JP2002145283A - 袋 体 - Google Patents

袋 体

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JP2002145283A
JP2002145283A JP2000343256A JP2000343256A JP2002145283A JP 2002145283 A JP2002145283 A JP 2002145283A JP 2000343256 A JP2000343256 A JP 2000343256A JP 2000343256 A JP2000343256 A JP 2000343256A JP 2002145283 A JP2002145283 A JP 2002145283A
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bag
protective film
tape
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bag body
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JP2000343256A
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Takashi Matsumoto
隆 松本
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DAIWA HOUZAI KK
Original Assignee
DAIWA HOUZAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋体内に、形状が崩れやすく或いは粘着性接
着性を有している食材等の内容物を入れた場合であって
も、内容物を取り出す際に袋体自体にくっついてしまう
こと防止すると共に取りだしを容易にし、かつ包装時に
おいては内容物の形状を崩すことなく見栄えのよさを保
ち、かつその包装も簡便にする袋体の提供を課題とす
る。 【解決手段】 袋体1内側に保護フィルム2を有すると
共に袋体開封用の引き剥がし部材3を有しており、袋体
内に入れる内容物の接着性又は粘着性のある食材部分が
該保護フィルム2に接すると共に引き剥がし部材3を引
き剥がすことにより袋体1と共に保護フィルム2も併せ
て開口可能とした袋体により解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は保護フィルムを有す
る袋体に関し、より具体的には袋体内部の一部に保護フ
イルムを併設し、該袋体と保護フイルムとの間にテープ
を配設し、テープを除去することにより袋体と保護フイ
ルムとを同時に開封可能とした保護フィルムを有する袋
体に関する。
【0002】
【従来技術】従来より合成樹脂製の袋体を開封するため
袋体にテープを配設し、このテープを除去することによ
り袋体の開封を行う事は多用されている。即ち袋体をシ
ールや粘着テープ或いは粘着部により袋体の開口部を封
鎖し、袋体内部に内容物を密封した上で、この内容物を
取り出す場合に、袋体の開口を図るため袋体側面にスリ
ットを入れ或いはテープを配設し、この部分から例えば
スリットに沿って開口し、またはテープをひいて袋体側
面に裂け目を生じさせて開口し、内容物を外部に取り出
し可能とするものである。特に内容物と袋体との間に隙
間を有し、包装時にずれを生じされたり、包装時か開封
時に内容物が袋体と接する事により内容物がずれてしま
い、見栄えが悪くなるような場合にはこの様な包装は用
いにくいものであった。或いは内容物が接着性を有し、
袋体と接着してしまうような内容物にあっても同様にこ
の様な袋体を用いると内容物が袋体内に残存してしまい
用いにくいものであった。
【0003】即ち食材等の包装に際しては、例えば加工
食材をロールパン等に挟んだ加工パン等にあっては、ロ
ールパンにのせられた加工食材を包装、持ち運び及び開
封時それぞれにおいてずれてしまい見栄えが悪くなるこ
とを防止するために通常はこの様な袋体には入れず、こ
の加工パンをポリ塩化ビニリデン等の食品用包装フィル
ム等のラッピングシートに包み込んで包装することが多
用されている。或いは、この場合にも食材のずれを生じ
させてしまう部分又は接着しやすい部分に予め保護フィ
ルムをのせた上でポリ塩化ビニリデン等の食品用包装フ
ィルム等のラッピングシートに包み込んで包装する事が
多用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合に、内容物が
ずれやすく又は接着性を有しているものをポリ塩化ビニ
リデン等の食品用包装フィルム等のラッピングシートに
包み込んで包装した場合には、内容物を取り出す際には
このラッピングシートを開くことが必要であるが、この
ポリ塩化ビニリデン等の食品用包装フィルム自体が接着
性を有し、開きにくいものである。特に無理に開くと内
容物を潰してしまったり破損させてしまう恐れがあると
共に、特に食材においては見栄えを損ねてしまい食品と
しての価値を低くしてしまうこととなる。
【0005】また、このラッピングに際しては、綺麗に
包み込むには熟練を必要とし、包装時における包装の障
害ともなっている。或いは内容物のずれを生じさせてし
まう部分や接着しやすい部分に予め保護フィルムをのせ
た上で包装する事に関しては、保護フィルムを一つ一つ
のせる手間がかかると共に開封時にはこれがごみとして
出てしまうものであり、手軽さを低減させてしまうもの
であった。特に食材等に関しては、内容物を綺麗にみる
ことができ、開封時にはその外観を壊す事なく簡単に開
封可能とし、またごみをできる限り少なくする事が要請
されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、袋体
内の粘着性を有する内容物の形状を密封時に崩すことな
く、かつ開封時には袋体自体にくっついてしまうこと防
止すると共に簡単に開封可能とすることが要求される。
係るため請求項1に示す発明のように袋体内側に保護フ
ィルムを有すると共に袋体開封用の引き剥がし部材を有
し、該引き剥がし部材を引き剥がすことにより袋体と共
に保護フィルムも併せて開口可能とした袋体によって解
決できる。
【0007】また本発明の引き剥がし部材に関しては請
求項2に示す発明のように引き剥がし部材を袋体と保護
フィルムとの間に配設し、少なくとも引き剥がし部材と
保護フィルムとを接着乃至融着した袋体によって、引き
剥がし部材を引き裂くことにより保護フィルムと袋体と
を一緒に引き裂くことを可能とし、袋体の開口が図れ
る。この他請求項3に示す発明のように引き剥がし部材
を袋体の外表面に配設し、引き剥がし部材と袋体と保護
フィルムを接着乃至融着した袋体によって、同様に引き
剥がし部材を袋体から引き裂くと、これと共に保護フィ
ルムと袋体とを一緒に引き裂くことを可能とし、袋体の
開口が図れる。
【0008】或いは請求項4に係る発明のように引き剥
がし部材を保護フィルムの内表面に配設し、少なくとも
引き剥がし部材と保護フィルムとを接着乃至融着した袋
体によっても同様に引き剥がし部材を袋体から引き裂く
と、これと共に保護フィルムと袋体とを一緒に引き裂く
ことを可能とし、袋体の開口が図れる。これらの場合請
求項5に示す発明のように引き剥がし部材がテープより
なる袋体により製袋の容易化が図れる。
【0009】又は請求項6にかかる発明に示すように袋
体内側に保護フィルムを有すると共に該袋体の一部と保
護フィルムとを略帯状に接着乃至融着して重合部を構成
し、該略帯状の重合部の端部方向に切れ込み乃至摘み部
を設け、該重合部を引き剥がすことにより袋体の開口を
可能とした袋体によっても引き剥がし部材を用いず開口
可能である。この他請求項7に示す発明のように袋体の
一側面から底部にかけて保護フィルムを有する袋体によ
っても保護フィルムを内容物の必要箇所に接することを
可能とする。
【0010】或いは請求項8に示す発明のように角底を
有する袋体の底部に保護フィルムを有する袋体により、
角底底部形状の袋体内にきっちりと収まる内容物には最
適なものである。この他請求項9に示す発明のように保
護フィルムの一部と袋体の一部とを接着乃至融着した袋
体により保護フィルムが袋体と少なくとも一部で一体に
なり、袋体内で保護フィルムが不必要なまで移動するこ
とを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の基本構成の一実
施の状態を示す図である。角底よりなる袋体1の一側面
1aの底部方向1hの内面側に保護フィルム2が併設さ
れており、該袋体1の一側面1aと保護フイルム2とが
その各々の一部にて融着2aしており、いわゆる袋体1
の一部に保護フィルム2を有する二重側壁を有する状態
となっている。本図においては保護フイルム2と袋体1
の一側面1aとは融着部2a及び1d、1c、1e、1
fにより融着しており、この保護フイルム2は該袋体1
の側面1aに沿ってそのまま他の袋体の側面1bの底部
山折り底辺部1jまで併設されている。
【0012】この様な保護フイルム2と袋体1の側面1
aの間には袋体の一側辺部1cから他の側辺部1dにか
けて引き剥がし部材であるテープ3を有し、また袋体の
一側辺部1cにはテープ3の一端部を掴み易くするため
のスリット4を有している。従って、袋体1の一部にお
いては袋体1の側面1aと共に保護フィルム2を併設し
たいわゆる二重側壁となっていると共に袋体1の開口に
際しては引き剥がし部材であるテープ3を引き剥すこと
により、この二重側壁部分に開口部を設ける事を可能と
するものである。またスリット4は、袋体の側辺シール
部分である一側辺部1cに設けられていることから、こ
のスリット4によっても袋体の密封状態は変らず、異物
混入を防止できる。
【0013】尚、この他スリットに代えて、テープの端
部を突出させたものであっても或いは摘み部をテープ端
部に設けたものであってもよい。尚、袋体1内に内容物
を入れた場合に、袋体1の開口部の閉鎖に関しては熱融
着により又は粘着部材等により開口部を閉鎖するもので
あればよい。これにより開口部が閉鎖されるが、例えば
透明な樹脂製のシート1a,1bよりなる袋体を用いれ
ば内容物を視認することができ、かつ内容物を取り出す
場合にはテープ3を引き剥がすことにより開口できる。
【0014】またこの保護フィルム2を内容物の接着性
の高い部分やずれやすい部分例えば食材を挟んだ加工パ
ン等の該食材部分に当ることにより、この保護フィルム
2が食材部分に密着し食材部分のずれ等を防止できる。
特に保護フィルム2がその一端で袋体1と融着している
が他の部分では二重側壁を構成していることから袋体1
内でこの保護フィルム2が一定範囲内で動く事を可能と
するものであり、この保護フィルム2に食材が密着した
場合には袋体1自体を揺すった場合や掴んだ場合にも、
この保護フィルム2により食材が定着しており、この保
護フイルム2が袋体内でずれ動く事を可能とするので、
この保護フィルム2に定着している食材をずらすことが
ない。
【0015】また、開口に際してはこの保護フィルム2
の部分にて開口するので、内容物を取り出す際に袋体1
に接着性または粘着性のある内容物であっても袋体1自
体にくっついてしまうことを防止できる。従って、接着
性又は粘着性を一部に有する内容物例えば加工パン、ピ
ザ等の食品類等を袋体1内に入れた場合であっても、袋
体1内に簡単に入れることができると共にこの接着性又
は粘着性を有する部分5aを保護フィルム2で重ねるこ
とを可能とし、直接袋体1本体に接着又は密着せずに内
容物の形状維持及び美観保全を可能とする。また、開封
時においても該接着又は密着部分にて開封されるので、
内容物が袋体1にくっつくことがなく取り出しやすいと
共にその形状を崩すことがない。
【0016】次に図2は図1のA−A線断面図であり、
角底の袋体1の一側面の内側に保護フィルム2を内設
し、該側面1aの一部から袋体1の底部1h,1jにか
けて設けている状態である。この保護フィルム2は、袋
体1の側面部1aにて融着2aしているが、他の部分に
ては袋体1とは融着していない。従って保護フィルム2
自体は袋体1内で一定範囲に於いて可動自在となってい
る。
【0017】尚、本図ではこの保護フィルム2と袋体1
は一側面1aにて融着2aしているが、この場合に限ら
ず保護フィルム2の両端で融着しているものであっても
又、任意の箇所にて袋体1と保護フィルム2が融着して
いるものであってもよい。この保護フィルム2と袋体1
との融着は内容物に応じて適宜必要箇所に必要量の融着
がなされているものであればよい。この様な保護フィル
ム2は袋体1底部の他端部1jにかけてまで設けられて
いるが、この長さに関しては内容物に応じて適宜定めれ
ばよいものであり、本図ではその一実施の形態を示すも
のである。
【0018】この様な袋体1と保護フィルム2の間には
引き剥がし部材であるテープ3が設けられており、この
テープ3を引剥がすことにより、この部分から保護フィ
ルム2及び袋体1双方を切り開き袋体1の開口が図れる
ものである。このテープ3の位置は内容物を袋体1内に
入れた場合にこの内容物の接着性又は粘着性の高い部分
に位置する箇所に保護フィルム2が位置しかつ、このテ
ープ3部分が位置することが最も望ましいものである。
これにより内容物が袋体1に接着又は密着する部分に於
いて開口を可能とするからである。従って本図では袋体
1の側面下部にテープ3を配設しているがこれに限らず
任意箇所に設けていればよいものである。
【0019】例えば、本図のように底部に亘って保護フ
ィルム2を設けた場合には例えば袋体1の底部にテープ
3を配設したものであってもよく、或いは保護フィルム
2の位置が一側面1aにのみ設けられている場合にはそ
の保護フィルム2により二重側壁を構成している部分の
任意箇所に配設していればよいものである。なお、本図
に於いては保護フィルム2と袋体1とは融着している状
態を示しかつ説明しているが、この融着に限らず例えば
ホットメルト等の接着部材により保護フィルム2と袋体
1とを接着して二重側壁を構成するものであってもよ
い。
【0020】図3は図1に示す本発明に係る袋体内に内
容物である加工パン5を入れた状態を示す図である。加
工パン5の食材部分5aが保護フィルム2に当接し、か
つこの部分に袋体1の一端から他の一端にかけてテープ
3を設けてある。従って、本袋体1を開封する際にテー
プ3を引き剥がすことにより、加工パン5の食材部分5
aから袋体1を開くことが可能であり、食材5aが袋体
1にくっついてしまうことを防止でき、極めて容易に袋
体1の開口ができる。
【0021】又、密封時においても保護フィルム2によ
り加工パン5の食材部分5aを覆うことができ、袋体1
を揺すっても保護フィルム2により食材5aの見栄えを
保つと共に食材5aの崩れや袋体1本体にくっついてし
まうことを防止できる。次に図4は、本発明に係る袋体
が平底形態の場合の一実施例を示す図であり、袋体1の
一側面1aの内側に保護フィルム2を有している。この
保護フィルム2は袋体1の該一側面1aと一辺2aにて
融着することにより袋体1内部に配設されており、この
融着部2aと袋体1の底部1hとの略中央部に袋体開封
用の引き剥がし部材であるテープ3が配設されている。
【0022】このテープ3は、袋体1の一側端部1c方
向から他側端部1d方向に亘って配設されており、袋体
1の両側辺部の融着部にまで配設されている。これによ
り、製袋時に容易にテープ3を同時融着可能とする。又
保護フィルム2に関しては前記一辺2aと融着してい
ると共に袋体両側辺部1c,1dとも融着している。
【0023】従って、製袋時において袋体1を構成する
フィルムシート1a、1bにテープ3及び保護フィルム
2を重ねた上、袋体1と保護フィルム2の一辺2aを構
成するため融着し、このフイルムシート1a、1bを二
つ折りし、袋体1の両側部を構成するための融着1c、
1dを行ない、その後袋体1の形態にカットすることに
より本発明に係る袋体を製袋できる。又このほか二つ折
りのフィルムシート1a、1bに保護フィルム2及びテ
ープ3を挟み込んだ上、袋体側辺部の融着1c、1dを
行うことにより、袋体を製袋するものであってもよい。
これらのように簡単に製袋可能である。
【0024】図5は、図4のB−B線断面図であり、袋
体1の一側面の裏側に保護フィルム2が併設されてお
り、一辺2aにて袋体1と融着している。この様な袋体
1と保護フィルム2の間にはテーブ3が配設されてお
り、該テープ3が保護フィルム2と接着乃至融着等する
ことにより、このテープ3を袋体1から引き剥がすと袋
体1の側面部1a及び保護フィルム2が開口されること
となる。この場合、保護フィルム2の位置はこの袋体略
中央部から底部にかけて設けた形態に限らず他の箇所に
併設したものであってもよい。
【0025】例えば袋体開口部から底部にかけて併設し
たものであっても、或いは袋体の一側面1aから底部1
h、1jに亘った上他の側面1bにまで併設したもので
あってもよい。又、保護フィルム2の幅及び長さに関し
てもこの形態に限らずもっと袋体底部1hから開口部ま
でにかけての広い幅を有するものであっても、或いはこ
れとは異なりテープ2よりも若干幅広ではあるが袋体底
部1hから開口部までの幅よりは狭い任意の幅を有する
ものであればよい。
【0026】又袋体1の一側端部1cから他側端部1d
までのテープ3に沿った長さを有する状態を図1、図4
では示すがこれに限らず、もっと短いもの例えば袋体1
の両端部1c、1dにまでは及ばない任意の長さを有す
るものであっても、或いは袋体の一側端部1cにまでは
保護シート2が併設されるが、他端部1dまでには及ん
でいない任意の長さを有するものであってもよい。これ
らは、内容物に応じて適宜定めればよいものである。
【0027】次にテープ3の配設状態に関しては図1、
図2、図4、図5には保護フィルム2と袋体側面1aと
の間に設けられた状態を示すが、これに限らず保護フィ
ルム2の内側に設けたものであっても、或いは袋体1の
外面側に設けたものであってもよい。テープ3により袋
体1の側面1aと保護フィルム2とが開かれるものであ
ればよく、テープ3の配設位置は任意に定めればよいも
のである。例えば袋体1の内側であり、かつ保護フィル
ム2の内側にある場合にはテープ3と保護フィルム2が
接着乃至融着していればよく、必ずしも該箇所で保護フ
ィルム2と袋体側面1aとも接着乃至融着している必要
はない。もちろん切り裂きやすくするため袋体側面1a
と保護フィルム2を接着や融着等しているものであって
も構わないものである。
【0028】又袋体側面1aと保護フィルム2との間に
テープ3を配設した場合には保護フィルム2とテーブ3
が接着乃至融着することにより、袋体1の開口のための
引き裂きを容易にできる。この場合にも袋体側面1aと
の該箇所での接着乃至融着は必要に応じて行えばよい。
このほか袋体側面1aの外側にテープ3を配設した場合
には保護フィルム2と袋体側面1aとテープ3とを接着
乃至融着等することにより、テープ3を袋体1から引剥
がすと保護フィルム2と袋体側面1aとが併せて引き剥
がされ、袋体1の開口が行なえる。
【0029】尚、以上の説明においてテープ3を明示し
たが、この引き裂きのための部材即ち引き剥がし部材3
はテープに限らず紙紐や繊維紐等の紐状物や樹脂製棒等
の棒状物からなる引き剥がし部材3を配設したものであ
ってもよく、或いはこの他テープを用いず、袋体1の側
面1aと保護フィルム2とを例えば熱融着や超音波融着
等により融着し或いは接着部材により接着し、略帯状の
重合部を構成した上で係る部分の端部方向に切れ込みを
入れて該重合部を引き剥がして開口するものであっても
よい。この場合に切れ込みからなるスリットや摘み部を
設けることにより、この重合部を摘みやすくできる。こ
の他、この部分にミシン目を入れて切り裂き易くしたも
のであってもよい。
【0030】図6は、図4及び図5に示す本発明に係る
袋体の一実施例に内容物を入れた状態を示す図である。
この様に平袋の場合には例えばピザ等の略平坦状乃至平
板状等の高さのない内容物を入れる場合に極めて便利で
ある。図7は図5の他の例を示す図であり、袋体1の一
側面1aに保護フィルム2を併設して二重側壁を構成し
た上で、その二重の部分の中央部にてホットメルト等の
接着部材により袋体側面1と保護フィルム2とを接着し
た上、保護フィルム2の袋体内側にテープ3を配設した
状態を示す図である。
【0031】この場合においても袋体側面1aと保護フ
ィルム2とは融着したものでもよい。従って袋体側面1
aと保護フィルム2との接着乃至融着はテープ3配設箇
所を中心とした一定の幅に限られているが、この部分が
内容物と接すると共にテープ3の引き剥がしをも容易に
するものである。この場合テープ3は、袋体側面1aと
保護フィルム2との間であっても或いは袋体1外側に配
設したものであってもよい。図7は、角底を有する袋体
1の底部1h、1jに保護フィルム2を配設し底部分に
二重部分を設けた状態を示す図である。
【0032】この底部の山折り部1iにテープ3を配設
したものであり、保護フィルム2は袋体の側辺底部1
e、1fにより袋体1と融着している。本図では側辺底
部1e、1fのみ明示されているがもちろん他側面1b
の側辺底部でも同様に融着しているものであってもよ
い。図9は、図8のC−C線断面図であり、袋体底部の
山折り部1iを挟んで底部である谷折り部1h、1jの
両谷底間に保護フィルム2を併設したものである。テー
プ3は袋体1の底部の山折り部1iに配設している。
【0033】図10は、図8及び図9に示す袋体内に内
容物を入れた状態を示す図である。例えば菓子等の特殊
形状のもの例えば両辺部が盛上がり、中央部に接着性乃
至粘着性の高い食材5aが載置されているパイ等のよう
な菓子5にあっては両辺部及び底部は接着性乃至粘着性
は低く袋体1にくっつくことがないが、例えば中央部分
にアメやクリーム等の粘着性の高い食材5aが載置され
ている場合には粘着性の高い部分5aに保護フィルム2
が接し、かつこの部分5aから袋体1の開口が行なえる
こととなる。図11は、保護フィルム2と袋体側面1a
又は底部1i等の袋体1との関係を示す図である。図1
1aは、保護フィルム2と袋体1を構成する一面間に引
き剥がし部材であるテープ3を配設し、かつ保護フィル
ム2にテープ3が接着乃至融着している状態を示す図で
ある。
【0034】図11bは、保護フィルム2と袋体1を構
成する一面間を併設させた状態で保護フィルム2内側に
テープ3を配設し、かつ保護フィルム2にテープ3が接
着乃至融着している状態を示す図である。図11cは、
保護フィルム2と袋体1を構成する一面間にテープ3を
配設し、かつ保護フィルム2と袋体1の面双方にテープ
3が接着乃至融着している状態を示す図である。図11
dは、保護フィルム2と袋体1を構成する一面間にテー
プ3を配設し、かつ保護フィルム2と袋体1の面双方を
テープ3を挟んで融着した状態を示す図である。
【0035】図11eは、保護フィルム2と袋体1の面
を併設させた状態で袋体1の外側にテープ3を配設し、
保護フィルム2と袋体1の面とテープ3とを融着した状
態を示す図である。図11fは、保護フィルム2と袋体
1の面を併設させた状態で保護フィルム2内側にテープ
3を配設し、テープ3と保護フィルム2と袋体1の面と
を融着した状態を示す図である。この様にテープ3と袋
体1の面と保護フィルム2とはそれぞれ種々の形態で配
設されているものであればよいものである。なお、この
ほかテープ3に代えて他の引き剥がし部材3を用いたも
のであってもよく、或いは袋体1の面と保護フィルム2
とを接着乃至融着して重合部を構成し一体的に引き剥が
すことにより袋体1の開口が行えるものであってもよ
い。
【0036】
【発明の効果】1、袋体内側の保護フィルムにより、袋
体内に入れる内容物が接着性や粘着性を有するものであ
っても該部分が保護フィルムに接することとなり接着性
や粘着性を有する部分を保護し、かつ形状を保つことを
可能とする。即ち袋体自体に接するのではなく保護フィ
ルムに接することから手などで掴む袋体自体の歪みや変
形にあっても該部分の変形を防止できる。
【0037】2、保護フィルムの部分で袋体の開口がで
き、内容物の取り出しが極めて容易となると共に接着性
や粘着性を有する部分の保護フィルムを開口できるの
で、該部分の形状を保持した状態で袋体から取り出すこ
とができると共に袋体自体にくっついてしまうことを防
止できる。従って内容物の形状を維持したまま極めて容
易に内容物の取り出しを可能とする。3、本袋体は保護
フィルムと袋体から構成されており、極めて容易に製袋
可能であり、必要に応じて極めて簡単に引き裂き部材又
は重合部を設けることができ、保護フィルムの重なりあ
っている部分にて袋体の開口を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る袋体の一実施の形態を示す図
【図2】 図1のA−A線断面図
【図3】 図1に係る袋体に内容物を収納した状態を示
す図
【図4】 本発明に係る袋体の他の一実施の形態を示す
【図5】 図4のB−B線断面図
【図6】 図4に係る袋体に内容物を収納した状態を示
す図
【図7】 本発明に係る袋体の他の一実施の形態の断面
【図8】 本発明に係る袋体の他の一実施の形態を示す
【図9】 図8のC−C線断面図
【図10】 図8に係る袋体に内容物を収納した状態を
示す図
【図11】 袋体と保護フィルムとテープとの関係を示
す断面図
【符号の説明】
1 袋体 1a 側面 1b 側面 1c 側辺部 1d 側辺部 1e 側辺底部 1f 側辺底部 1g 開口部 1h 底部(谷折り部) 1i 底部山折り部 1j 底部(谷折り部) 2 保護フィルム 2a 融着部 3 引き剥がし部材 4 スリット 5 内容物 5a 接着性又は粘着性のある食材部分

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋体1内側に保護フィルム2を有すると
    共に袋体開封用の引き剥がし部材3を有し、該引き剥が
    し部材3を引き剥がすことにより袋体1と共に保護フィ
    ルム2も併せて開口可能としたことを特徴とする袋体。
  2. 【請求項2】 引き剥がし部材3を袋体1と保護フィル
    ム2との間に配設し、少なくとも引き剥がし部材3と保
    護フィルム2とを接着乃至融着したことを特徴とする請
    求項1に記載の袋体。
  3. 【請求項3】 引き剥がし部材3を袋体1の外表面に配
    設し、引き剥がし部材3と袋体1と保護フィルム2を接
    着乃至融着したことを特徴とする請求項1に記載の袋
    体。
  4. 【請求項4】 引き剥がし部材3を保護フィルム2の内
    表面に配設し、少なくとも引き剥がし部材3と保護フィ
    ルム2とを接着乃至融着したことを特徴とする請求項1
    に記載の袋体。
  5. 【請求項5】 引き剥がし部材3がテープよりなること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の袋体。
  6. 【請求項6】 袋体1内側に保護フィルム2を有すると
    共に該袋体1の一部と保護フィルム2とを略帯状に接着
    乃至融着して重合部を構成し、該略帯状の重合部の端部
    方向に切れ込み乃至摘み部を設け、該重合部を引き剥が
    すことにより袋体の開口を可能としたことを特徴とする
    袋体。
  7. 【請求項7】 袋体1の一側面1aから底部にかけて保
    護フィルム2を有することを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれかに記載の袋体。
  8. 【請求項8】 角底を有する袋体1の底部に保護フィル
    ム2を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれ
    かに記載の袋体。
  9. 【請求項9】 保護フィルム2の一部と袋体1の一部と
    を接着乃至融着したことを特徴とする請求項1乃至8の
    いずれかに記載の袋体。
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