JP2002144933A - ヘッドサポート調整装置 - Google Patents

ヘッドサポート調整装置

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JP2002144933A
JP2002144933A JP2000349656A JP2000349656A JP2002144933A JP 2002144933 A JP2002144933 A JP 2002144933A JP 2000349656 A JP2000349656 A JP 2000349656A JP 2000349656 A JP2000349656 A JP 2000349656A JP 2002144933 A JP2002144933 A JP 2002144933A
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Kojiro Yamazaki
浩二郎 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポンプなどの付属装置を必要とせず、簡単な機
構と操作でコストダウンになるヘッドサポート調整装置
を提供する。 【解決手段】 内部に密閉空間を有する可撓性外皮71
と、密封空間内に配備される弾性部材72と、可撓性外
皮71の内部と大気との間に介在する開閉機構と73か
らヘッドサポート調整装置7を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、このチャイルドシ
ートに装着されている乳幼児の頭部を左右から支えるヘ
ッドサポートの間隔の調整に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に乳幼児を乗せる場合、乳幼児の
安全を図るためにチャイルドシートが使用される。チャ
イルドシートの一例を図10(正面斜視図)及び図11
(裏面斜視図)に示す。チャイルドシートCSは、乳幼
児を収容するためのシートバックAとシートクッション
Bとを一体にした主部50と、該主部50と一体、又は
水平方向に回転可能におよび/又はリクライニング可能
に結合される基部51とを備えている。シートクッショ
ンBの前部中央には腹当て部材52が立設され、この腹
当て部材52にはシートバックAの背面側から肩ベルト
通し孔53,53を通して引き出される肩ベルト54,
54と、シートクッションBに固定のシートベルト5
5,55とがそれぞれ着脱金具56,56によって着脱
自在に固定されるようになっている。
【0003】肩ベルト54は、シートバックAの背面側
(図11)で板状のベルト調整金具57の一端に固定さ
れ、ベルト調整金具57の他端にはリトラクタから引き
出された長さ調整ベルト58が固定されている。リトラ
クタは、シートバックAの下部に内装され、長さ調整ベ
ルト58が引出し口59から引き出される。肩ベルト通
し孔53,53は左右を対として複数対(図では3対)
が縦方向に設けられており、乳幼児の成長とともに、肩
ベルト通し孔53の使用位置を上の方に移し、最適に肩
を押さえるようにしている。
【0004】このようなチャイルドシートCSを使用す
る場合は、図11に示したように基部51を自動車の座
席に載置し、車両シートベルト61によって基部51を
固定する。固定のしかたはいろいろあるが、1つの方法
は次のとおりである。車両シートベルト61にはタング
61T(図11)が取り付けられている。このタング6
1Tを引いてショルダーベルト61Sを引き出して基部
51の凹部を通して反対側へ出した後、そのタング61
Tを、シート又はフロアに一端が固定のフロア固定シー
トベルト62の他端に取り付けられているバックル62
Bに係合させることにより、車両シートベルト61によ
ってチャイルドシートCSが座席に固定される。この
後、ショルダーベルト61Sを引き戻すことによって車
両シートベルト61の緩みがなくなり、チャイルドシー
トCSは車両シートに固定される。そして、乳幼児を主
部50のシートクッションBに腰掛けさせ、腹当て部材
52にそれぞれ着脱金具56,56を装着することによ
って乳幼児はチャイルドシートCSに確実に固定され
る。従って、自動車が急停車した場合であっても、乳幼
児の事故を未然に防止できる。
【0005】ところで、図10において、シートバック
Aの上部には、乳幼児の頭部を固定するためのヘッドレ
スト6が上下方向に調整可能に取り付けられている。そ
して、ヘッドレスト6の左右両端には、ヘッドサポート
6a,6aが固定されていて、乳幼児の頭部が左右方向
に大きく傾倒しないように途中で支えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ヘッドサポート6a,
6aは、図10に見られるとおり、その互いの内側の間
隔が一定である。このようなヘッドサポートの場合、乳
幼児の頭部が左右方向に大きく傾倒しないように途中で
支えているとはいえ、乳幼児が寝入ったとき、ある程度
傾倒した状態に保持するので、その状態で長時間眠ると
首筋に力がかかり寝違い等が生じて乳幼児にとって不快
なこととなった。図5(c)はこの状態を説明するもの
である。図5(c)において、6がヘッドレスト6であ
り、6a、6aがそれぞれ左右のヘッドサポートであ
る。乳幼児が寝込むと頭部Bは左右どちらかに傾倒して
ヘッドサポート6aで支えられている。この状態で長時
間眠ると首筋に寝違い等が生じるおそれがあった。
【0007】そこで、従来も、乳幼児が寝入っても乳幼
児の頭部が傾かないようにするため、左右のヘッドサポ
ートの内側を調整できるヘッドサポート調整装置が開発
されている。これらのヘッドサポート調整装置は図12
〜図14に平面図で示されている。これらのヘッドサポ
ート調整装置を原理的に分けると、ヒンジ式、ブロ
ック式、及びポンプ式に分けられる。
【0008】ヒンジ式のものは、図12に示すように、
ヘッドレスト6と左右のヘッドサポート6a、6aとを
それぞれヒンジ9a、9aで結合してなるもので、その
チャイルドシートと左右の各ヘッドサポートとの角度を
適宜変えることにより、乳幼児の頭部を支えるものであ
る。図12(a)はヒンジが大きく開いているときの状
態を示し、(b)はヒンジが狭く閉じているときの状態
を示す。このように、ヒンジ式によれば、それぞれヒン
ジ結合点を中心に鈍角から鋭角まで開閉するだけであ
り、乳幼児の頭部に対しては適宜な角度で調節されたと
しても、それは頭部とヘッドサポートの接する接点で頭
部を支えることとなり、頭部の全体を左右から包み込む
ものとはならず、頭部を安定的に支えるには問題があっ
た。
【0009】ブロック式のものは、図13に示すよう
に、左右の各ヘッドサポート6a、6aの両内側の乳幼
児の頭部が触れる部位にブロック9b、9bを出し入れ
自在に取り付けて、このブロック9b、9bの出し入れ
量を適宜変えることにより、乳幼児の頭部を支えるもの
である。図13(a)はブロックが左右の各ヘッドサポ
ート内に没入したときの状態を示し、(b)はブロック
が突出したときの状態を示す。出し入れ自在の構成は、
ねじ込み式、溝嵌合式、可動部片没入式などが公知であ
るがいずれも構成が複雑であり、その操作にも煩わしさ
があった。
【0010】また、ポンプ式のものは、図14に示すよ
うに、左右の各ヘッドサポート6a、6aの両内側の乳
幼児の頭部が触れる部位に空気収納室9c、9cを取付
け、この空気収納室9c、9cにポンプ9dから送気管
9fを介して空気を送り込んで、空気収納室9c、9c
を最適な容積にすることにより、乳幼児の頭部を支える
ものである。図14(a)は空気収納室が縮小したとき
の状態を示し、(b)は空気収納室が膨張したときの状
態を示す。このように、ポンプ式は、別途、ポンプを必
要としているため、構造が大がかりになり、また空気給
送のためのポンプ操作が面倒であった。以上のように、
従来の各ヘッドサポート調整装置にはそれぞれ問題があ
り、いずれも満足のいくものではなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決するもので、本発明によれば、とくに付属装置を必
要とせず、簡単な機構で、操作も簡単で、コストダウン
にもなるヘッドサポート調整装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願請求項1記載のヘッドサポート調整装置は、
内部に密閉空間を有する可撓性外皮と、該密封空間内に
配備される弾性部材と、前記可撓性外皮の内部と大気と
の間に介在する開閉機構と、から成ることを特徴とす
る。請求項2記載の発明は、請求項1記載のヘッドサポ
ート調整装置において、前記開閉機構の開状態で前記弾
性部材の付勢力により自動的に大気を前記可撓性外皮の
内部に吸入し、前記可撓性外皮を外側から押圧すること
により前記可撓性外皮の内部の空気を前記開閉機構を介
して大気へ逆送せしめ、前記開閉機構の閉状態で前記可
撓性外皮の内部への大気の流入を阻止することを特徴と
する。これによって、乳幼児が目覚めているときにヘッ
ドサポート調整装置の内部を負圧状態に維持することに
より、ヘッドサポート調整装置を縮小し、乳幼児の頭の
動きを妨げず、快適な着座姿勢をとることができる。ま
た、乳幼児が寝入ったときには、開閉機構を開くだけで
可撓性外皮の密閉空間に大気を吹き込むことができ、従
来のようなポンプを備える必要がない。請求項3記載の
発明は、請求項1又は2記載のヘッドサポート調整装置
において、前記弾性部材がウレタン、海綿、スプリング
の1つ以上であることを特徴とする。以上の構成によれ
ば、弾性部材としてこれらを用いることにより、乳幼児
の頭部に当接されるヘッドサポート調整装置の部位は、
弾性部材を密封した外皮が全体として乳幼児の頭部を柔
らかくかつ広範囲にて支えることができるため、乳幼児
にとって快適となる。しかも、この弾性部材がポンプの
役割もするので一挙両得となる。すなわち、弾性部材の
弾性(復元)力で外部空気をヘッドサポート調整装置内
に取り込むことができるのである。請求項4記載の発明
は、請求項1〜3のいずれか1項記載のヘッドサポート
調整装置において、前記開閉機構は、前記可撓性外皮の
内圧が大気圧以上のとき開となるバルブ機構であること
を特徴とする。以上の構成によれば、このようなバルブ
機構を用いることにより、可撓性外皮内の弾性部材の復
元力によって大気を可撓性外皮内に簡単に取り込むこと
が可能となる。請求項5記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか1項記載のヘッドサポート調整装置において、
前記可撓性外皮の少なくとも一部を吸汗性表皮で覆った
ことを特徴とする。以上の構成によれば、可撓性外皮を
このような表皮で覆うことにより、乳幼児の頭部や皮膚
からの汗を吸収するので、可撓性外皮との接触部がいつ
も乾いた状態に保たれ清潔であると共に快適である。請
求項6記載のチャイルドシートの発明は、請求項1〜5
のいずれか1項記載のヘッドサポート調整装置を主部の
着座部のそれぞれ左右の内側又はヘッドサポートのそれ
ぞれ左右の内側に装着したことを特徴とする。以上のよ
うなヘッドサポート調整装置を備えたチャイルドシート
を用いることにより、乳幼児は起きているときも寝込ん
だときも安全で快適なドライブを楽しむことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の第1の実施の形態によるヘッド
サポート調整装置の一部断面斜視図である。図1(a)
はヘッドサポート調整装置が膨張(復元)している使用
状態であり、図1(b)は収縮している不使用状態を示
している。図1において、本発明によるヘッドサポート
調整装置7は、可撓性外皮71と、弾性部材72と、バ
ルブ機構73とから構成されている。可撓性外皮71
は、ポリエチレンなどの薄皮のシート状の気密材料を熱
溶着などにより端部を溶着して略直方体状に密閉した形
状のもので、中は空洞となっている。そして、直方体形
状の邪魔にならない端部箇所にバルブ機構73が取り付
けられている。
【0014】この可撓性外皮71の内部空洞には、弾性
部材72が収納されている。弾性部材72は外部から力
が加わると収縮するが、外部からの力が無くなると元の
膨張状態にまで復元するものである。ここでは発泡ウレ
タンなどの発泡材を用いているが、発泡ウレタン以外に
も、海綿体、スプリングなど弾性部材であれば何でも良
いし、これらを併用してもよい。可撓性外皮71の空洞
内に収納される弾性部材72の大きさは、復元状態で可
撓性外皮71内に隙間ができないくらいの大きさのもの
が望ましい。
【0015】ここで用いるバルブ機構73は大気を内側
に取り入れない方向に常時作用するバルブである。すな
わち、内圧が大気圧より高くなければ「開」とならない
ものである。正確には、内圧が大気圧より少し高くなっ
てもすぐに「開」とはならず、所定のレベルを超えたと
き「開」となる特性を有するものがよい。これにより、
乳幼児の頭部の接触圧程度ではバルブ機構は「開」とは
ならず、親による手での押圧で「開」となる。このバル
ブ機構73を用いると、ヘッドサポート調整装置7が収
縮状態にあるときバルブ機構73を強制的に「開」にす
ると、弾性部材72が可撓性外皮71を内側から押圧し
ているので大気が可撓性外皮71の内側に入っていき、
可撓性外皮71は次第に膨張してゆくこととなる。この
ように本発明によれば、外付けポンプのようなものがな
くても、弾性部材72の復元力だけでヘッドサポート調
整装置7を膨らませることができ、しかも、この弾性部
材72の弾性力で乳幼児の頭部を柔らかく支持できるの
である。
【0016】なお、ヘッドサポート調整装置7は、乳幼
児の頭部に接する面が平面状で描かれているが、必要に
応じて適宜に乳幼児の頭部の形状に合わせて、湾曲とし
たり、頭部に接する面に風通しを良くするためいくつか
の凹凸形状とするのもよい。また、ヘッドサポート調整
装置7は、上記の可撓性外皮71、弾性部材72、バル
ブ機構73を有する他に、可撓性外皮71の一部を覆う
表皮材や、ヘッドサポート調整装置7をヘッドサポート
6aに装着するための装着手段が設けられている。図2
はこれを示すもので、74が表皮材であり、75が装着
手段である。
【0017】表皮材74は、可撓性外皮71が吸湿性が
良くないポリエチレンなどを用いているため乳幼児の顔
等から出た汗を吸収できないという欠点を解消するもの
で、布製のものを用いて汗を吸収して汗によるベトツキ
を無くし、ヘッドサポート調整装置7を常に清潔にかつ
爽やかに保つためのものである。表皮材74は可撓性外
皮71の少なくとも乳幼児の皮膚が当接する部位を覆う
ものであるが、もちろん全体を覆っても良い。また、表
皮材74は可撓性外皮71に永久的に取り付けしてもよ
いし、着脱自在としてもよい。さらに、特別な表皮を準
備せずに、シートクッションで代用してもよい。
【0018】装着手段75はヘッドサポート調整装置7
をヘッドサポート6aに装着するもので、ここでは面フ
ァスナで実現している。75aが面ファスナの一方の圧
接部でヘッドサポート調整装置7の一側面に固定され、
75bが面ファスナの他方の圧接部でヘッドサポート6
aに固定されている。面ファスナの一方の圧接部75a
を面ファスナの他方の圧接部75bに圧接することによ
り、ヘッドサポート調整装置7がヘッドサポート6aに
装着される。面ファスナは装着手段75の一例であり、
もちろんこれに限定されるものではない。面ファスナの
他、クリップファスナ、雄雌ホック、チャック、接着剤
固定、縫製などの締結部材を用いればよい。
【0019】図3は、図2の方法でヘッドサポート調整
装置をヘッドサポートの内側に装着したチャイルドシー
トの斜視図である。このチャイルドシートCSは、主部
1と、この主部1と一体又は水平方向に回転可能におよ
び/又はリクライニング可能に結合される基部2とを備
え、主部1の前部中央には腹当て部材3が立設され、こ
の腹当て部材に肩ベルト4とシートベルト5、5とがそ
れぞれ着脱金具によって着脱自在に固定されるようにな
っている。主部1の上部には、乳幼児の頭部を固定する
ためのヘッドレスト6が上下方向に調整可能に取り付け
られている。また、このヘッドレスト6の左右両端に
は、ヘッドサポート6a,6aが固定されている。本発
明のヘッドサポート調整装置7,7はこれらヘッドサポ
ート6a,6aの内側に装着されている。図3では、本
発明のヘッドサポート調整装置7,7はヘッドサポート
6a,6aに装着されている例を示しているが、必ずヘ
ッドサポート6a,6aに装着されなければならないも
のではない。すなわち、チャイルドシートによってはヘ
ッドレストそのものがないものもあるので、このような
場合は、チャイルドシートの主部1の着座部の内側にヘ
ッドサポート調整装置7,7を装着すればよい。
【0020】図4は本発明によるヘッドサポート調整装
置を膨張状態(a)から収縮状態(b)に変える手法を
示す図である。図4(a)では分かり易くするためバル
ブ機構73を拡大して描いている。また、取付位置もこ
こでなくてもよい。図4(b)ではバルブ機構73は省
略している。さて、図4(a)のように発泡材72が膨
張状態のとき、可撓性外皮71のヘッドサポート6aの
反対側の面71aを手で押圧すると、可撓性外皮71の
内圧が大気圧より高くなるので前述のバルブ機構73が
開き、可撓性外皮71内の空気は内部より大気へ放出す
る。したがって、図4(b)に示すように矢印方向に押
圧を続けるとヘッドサポート調整装置7は収縮状態とな
る。この状態で手を放しても、本発明が採用するバルブ
機構73の働きにより、この収縮状態が維持される。ま
た、この収縮状態においてバルブ機構73を強制的に
「開」にすると、前述のように弾性部材72が可撓性外
皮71を内側から押圧しているので可撓性外皮の内側が
負圧となり、大気が可撓性外皮71の内側に入ってい
き、可撓性外皮71は次第に膨張してゆく。本発明では
このようなバルブ機構を用いるのがベストであるが、こ
のようなバルブ機構を用いないでも実現することはでき
る。例えば、単に開閉栓のようなものでその都度、栓を
したり外したりして用いても可能ではある。
【0021】図5はチャイルドシートに着座した乳幼児
のヘッドサポート調整装置の使用態様を示す図である。
図5(a)はヘッドサポート調整装置7、7の収縮状態
を示す。この収縮モードでは、乳幼児の頭部Bとヘッド
サポート調整装置7,7とは接触せず、乳幼児の頭部B
は自由に動かせるので、乳幼児は快適なドライブを楽し
むことができる。図5(b)はヘッドサポート調整装置
7、7の膨張状態を示す。この膨張モードでは、乳幼児
の頭部Bをヘッドサポート調整装置7,7の弾性部材が
両側から柔らかく支持している。したがって、乳幼児の
頭部Bは、従来装置である図5(c)のような頭部Bが
ヘッドサポート6aまで傾倒する、ということがなくな
り、このままの状態で睡眠できるので、首の寝違い等が
起こらなくなる。
【0022】図6は本発明に用いられるバルブ機構の第
1実施例を示す図である。図において、13はバルブ本
体、13aは空気流通穴、13bはバルブ支持台、14
はバルブ板、14aは円盤部、14bはレバー、15は
バルブ軸である。図6のバルブ機構は、バルブ本体13
に設けられた空気の流通穴13aと、流通穴13aを開
閉するバルブ板14と、バルブ板14を取付けているバ
ルブ本体13に設けられたバルブ支持台13bとより構
成されている。通常、バルブ機構73は図6(a)に示
すようにバルブ本体13の自重により閉じた状態となっ
ている。すなわち、バルブ板14の円盤部14aは空気
穴13aに当接している。図6(a)の上側(X側)は
大気側で、下側(Y側)はヘッドサポート調整装置の外
皮71の内部である。通常は、バルブ板14の自重また
は該バルブ板14とバルブ軸15等との摩擦により、バ
ルブ機構73は閉じた状態を保っている。乳幼児の頭部
による接触(押圧力)ではバルブ板14が開かないよう
な重さにバルブ板14が選ばれているので、ヘッドサポ
ート調整装置7が膨張状態の使用中に乳幼児の頭部に押
されてヘッドサポート調整装置7が収縮していくことは
ない。また、大気を中へ入れるときは、バルブ板14を
図6(b)のように該バルブ板14のレバー14bを矢
印Fの方向へ押すことにより、空気穴13aを開放状態
にすると、上述のように、弾性部材の働きで外皮内部が
負圧となり(b)に示す矢印方向に空気は流通し、ヘッ
ドサポート調整装置の外皮71の内部に充満する。
【0023】図7はバルブ機構の第2実施例を示す図で
ある。図7のバルブ機構は、図6の重力利用のバルブ機
構に押圧ばね16を追加したものであり、他の点の構成
は図6と同様である。このバルブ機構では、バルブ板1
4のバルブ板のレバー14b側とバルブ本体13との間
に弾性体である押圧ばね16を取付けている。この弾性
体16は押圧ばねに限らず他の弾性体、例えばゴムなど
でも良い。従って、押圧ばね16の付勢力によりバルブ
板14にはバルブ軸15を中心とする反時計方向の回転
力が働いており、バルブ機構73は閉じた状態を保って
いる。乳幼児の頭部による接触(押圧力)ではバルブ板
14が開かないようになっている。大気を中へ入れると
きは、バルブ板14を図7(b)のようにバルブ板14
のレバー14bを矢印Fの方向へ押すことにより、空気
穴13aを開放状態にすると、矢印方向に空気は流通
し、ヘッドサポート調整装置の外皮71の内部に充満す
る。
【0024】図8はバルブ機構の第3実施例を示す図で
ある。図8のバルブ機構は、バルブ板14のバルブ板の
レバー14bを延長してバルブ板の延長部14cとし、
その延長部14cの先端側をバルブ本体13に当接させ
て成るものである。その他の構成は図6と同様である。
このバルブ板14はプラスチック成型品のため、バルブ
板の延長部14cはプラスチックの弾性力を利用してい
ることになり、図7の弾性体である押圧ばね16と同じ
効果を上げることができる。したがって、バルブ板14
には、延長部14cのプラスチックの弾性力(付勢力)
によりバルブ軸15を中心とする反時計方向の回転力が
働いており、バルブ機構73は閉じた状態を保ってい
る。乳幼児の頭部による接触(押圧力)ではバルブ板1
4が開かないように延長部14cの弾性が選ばれている
ので、使用中にヘッドサポート調整装置7が収縮してい
くことはない。大気を中へ入れるときは、バルブ板14
を図8(b)のようにバルブ板14のレバー14bを矢
印Fの方向へ押すことにより、空気穴13aを開放状態
にすると、矢印方向に空気は流通し、ヘッドサポート調
整装置の外皮71の内部に充満する。
【0025】図9はバルブ機構の第4実施例を示す図で
ある。図9(a)は平面図、図9(b)は縦断面図で、
バルブ円盤部13cが閉止状態を示し、図9(c)はバ
ルブ円盤部13cの開口状態を示している。図におい
て、13がバルブ本体で、13aが空気流通穴、13b
がバルブ支持台、13cがバルブ円盤部、13dがバル
ブ円筒部、13eがバルブ栓である。このバルブ機構
は、ゴム風船や浮き輪、ゴムボート、子供用簡易プール
などによく用いられている軟質プラスチックバルブであ
る。図9(b)の上側(X側)は大気側で、下側(Y
側)はヘッドサポート調整装置の可撓性外皮71の内部
である。バルブ本体13は軟質のプラスチックで成型さ
れ、バルブ円盤部13cは常時、図9(b)のように閉
じた状態にある。このように閉じた状態では、バルブ栓
13eを矢印A方向へ折れ曲げてバルブ円筒部13dの
嵌合穴へ嵌合しておく。嵌合した状態は破線で示す。こ
れにより確実に密封される。したがって、乳幼児の頭部
による接触(押圧力)で、使用中にヘッドサポート調整
装置7が収縮していくことはない。今、ヘッドサポート
調整装置7が収縮状態にあるときに、バルブ円筒部13
dを矢印B方向に指で強くつまむと、バルブ円盤部13
cは図9(c)に示すように下側へたわみ、空気の流通
穴13aが形成されるので、可撓性外皮の内部の弾性部
材の働きで内部が負圧になり、したがって空気は矢印方
向へ流通して可撓性外皮71は(ポンプが無くても)次
第に膨らんでいく。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のヘッド
サポート調整装置によれば、内部に密閉空間を有する可
撓性外皮と、密封空間内に配備される弾性部材と、可撓
性外皮の内部と大気との間に介在する開閉機構とから成
るので、開閉機構を「開」にするという簡単な操作でヘ
ッドサポート調整装置を膨らませることができ、ポンプ
などの付属装置が不要となり、構造も簡単で、コストダ
ウンになるヘッドサポート調整装置が得られる。しか
も、その弾性部材が乳幼児の頭部のソフトな支えにも寄
与するので、1つの部材で2つの効果が得られることと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるヘッドサポート調整装置の一部断
面斜視図で、(a)は膨張状態、(b)は収縮状態を表
す。
【図2】本発明によるヘッドサポート調整装置をヘッド
サポートへ装着する装着例を示す図である。
【図3】本発明によるヘッドサポート調整装置をヘッド
サポートの内側に装着したチャイルドシートの斜視図で
ある。
【図4】本発明によるヘッドサポート調整装置を膨張状
態(a)から収縮状態(b)にする手法を示す図であ
る。
【図5】チャイルドシートに着座した乳幼児のヘッドサ
ポート調整装置の使用態様を示す図である。
【図6】本発明のヘッドサポート調整装置に適用するバ
ルブ機構の第1実施例を示す図である。
【図7】本発明のヘッドサポート調整装置に適用するバ
ルブ機構の第2実施例を示す図である。
【図8】本発明のヘッドサポート調整装置に適用するバ
ルブ機構の第3実施例を示す図である。
【図9】本発明のヘッドサポート調整装置に適用するバ
ルブ機構の第4実施例を示す図である。
【図10】従来のチャイルドシートの構成を示す正面側
の斜視図である。
【図11】シートベルトによるチャイルドシートの取り
付け状態の背面側からの斜視図である。
【図12】従来のヒンジ式ヘッドサポート調整装置の平
面図で、(a)は不使用状態、(b)は使用状態を表
す。ある。
【図13】従来のブロック式ヘッドサポート調整装置の
平面図で、(a)は不使用状態、(b)は使用状態を表
す。
【図14】従来のポンプ式ヘッドサポート調整装置の平
面図で、(a)は不使用状態、(b)は使用状態を表
す。
【符号の説明】
1 主部 2 基部 3 腹当て部材 4 肩ベルト 5 チャイルドシートシートベルト 6 ヘッドレスト 6a ヘッドサポート 7 本発明のヘッドサポート調整装置 71 可撓性外皮 72 弾性部材 73 バルブ機構 74 表皮材 75 装着手段 13 バルブ本体 13a 空気流通穴 13b バルブ支持台 13c バルブ円盤部 13d バルブ円筒部 13e バルブ栓 14 バルブ板 14a 円盤部 14b レバー 14c 延長部 15 バルブ軸 16 押圧ばね CS チャイルドシート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に密閉空間を有する可撓性外皮と、
    該密封空間内に配備される弾性部材と、前記可撓性外皮
    の内部と大気との間に介在する開閉機構と、から成るこ
    とを特徴とするヘッドサポート調整装置。
  2. 【請求項2】 前記開閉機構の開状態で前記弾性部材の
    付勢力により自動的に大気を前記可撓性外皮の内部に吸
    入し、前記可撓性外皮を外側から押圧することにより前
    記可撓性外皮の内部の空気を前記開閉機構を介して大気
    へ逆送せしめ、前記開閉機構の閉状態で前記可撓性外皮
    の内部への大気の流入を阻止することを特徴とする請求
    項1記載のヘッドサポート調整装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材がウレタン、海綿、スプリ
    ングの1つ以上であることを特徴とする請求項1又は2
    記載のヘッドサポート調整装置。
  4. 【請求項4】 前記開閉機構は、前記可撓性外皮の内圧
    が大気圧以上のとき開となるバルブ機構であることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のヘッドサポ
    ート調整装置。
  5. 【請求項5】 前記可撓性外皮の少なくとも一部を吸汗
    性表皮で覆ったことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か1項記載のヘッドサポート調整装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載のヘッ
    ドサポート調整装置を主部の着座部のそれぞれ左右の内
    側又はヘッドサポートのそれぞれ左右の内側に装着した
    ことを特徴とするチャイルドシート。
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