JP2002143709A - 有機廃棄物粉砕投入装置 - Google Patents
有機廃棄物粉砕投入装置Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 生ごみ等の有機廃棄物を効率よく粉砕して、
乾燥または発酵処理を行なう有機廃棄物処理装置に、良
好に投入することができる有機廃棄物粉砕投入装置を提
供する。 【解決手段】 この有機廃棄物粉砕投入装置１は、移動
輪２を底部に設けた本体１ａと、本体１ａ上に略水平に
設置され先端に差し込み部を有する粉砕送り槽３と、粉
砕送り槽３内に回転駆動可能に配設されたスクリューコ
ンベヤ４と、粉砕送り槽３上に設けられた投入用ホッパ
ー５と、粉砕送り槽３の先端の差し込み部３ａ内に設け
られたノズル部７と、を備える。スクリューコンベヤ４
の投入用ホッパーに対向したスクリューブレード部分
に、有機廃棄物粉砕用の切り刃４ｂが設けられ、粉砕送
り槽の差し込み部３ａが有機廃棄物処理装置の側壁に設
けた搬入孔に差し込み可能に形成されている。
乾燥または発酵処理を行なう有機廃棄物処理装置に、良
好に投入することができる有機廃棄物粉砕投入装置を提
供する。 【解決手段】 この有機廃棄物粉砕投入装置１は、移動
輪２を底部に設けた本体１ａと、本体１ａ上に略水平に
設置され先端に差し込み部を有する粉砕送り槽３と、粉
砕送り槽３内に回転駆動可能に配設されたスクリューコ
ンベヤ４と、粉砕送り槽３上に設けられた投入用ホッパ
ー５と、粉砕送り槽３の先端の差し込み部３ａ内に設け
られたノズル部７と、を備える。スクリューコンベヤ４
の投入用ホッパーに対向したスクリューブレード部分
に、有機廃棄物粉砕用の切り刃４ｂが設けられ、粉砕送
り槽の差し込み部３ａが有機廃棄物処理装置の側壁に設
けた搬入孔に差し込み可能に形成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ごみ等の有機廃
棄物を乾燥処理または発酵処理する有機廃棄物処理装置
内に、有機廃棄物を粉砕して投入する有機廃棄物粉砕投
入装置に関する。
棄物を乾燥処理または発酵処理する有機廃棄物処理装置
内に、有機廃棄物を粉砕して投入する有機廃棄物粉砕投
入装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】給食センター、仕出し業、レストラン、
家庭等から出される大量の残飯、残菜等の生ゴミを処理
する場合、それらを集めて発酵微生物と共に発酵槽に入
れ、微生物の発酵作用により生ゴミを発酵させ、或は乾
燥させて処理する有機廃棄物処理装置が普及しつつあ
る。
家庭等から出される大量の残飯、残菜等の生ゴミを処理
する場合、それらを集めて発酵微生物と共に発酵槽に入
れ、微生物の発酵作用により生ゴミを発酵させ、或は乾
燥させて処理する有機廃棄物処理装置が普及しつつあ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この種の有機廃棄物処
理装置として、従来、半円筒状の底部を有した横置き形
の収容槽を使用し、収容槽内を加熱する加熱器を設ける
と共に、収容槽の底部の略軸中心位置に、回転軸を水平
に支持し、その回転軸に複数の撹拌部材を放射状に取付
けてなる撹拌機構を設けた有機廃棄物処理装置が、特開
平５−２５４９７３号公報等で知られている。
理装置として、従来、半円筒状の底部を有した横置き形
の収容槽を使用し、収容槽内を加熱する加熱器を設ける
と共に、収容槽の底部の略軸中心位置に、回転軸を水平
に支持し、その回転軸に複数の撹拌部材を放射状に取付
けてなる撹拌機構を設けた有機廃棄物処理装置が、特開
平５−２５４９７３号公報等で知られている。
【０００４】この有機廃棄物処理装置は、収容槽内に生
ゴミ等の有機廃棄物を投入し、加熱器、ブロワ、撹拌機
構を動作させ、収容槽内と加熱通風路の間で熱風を循環
させ、収容槽内を予め設定した乾燥温度に加熱し、槽内
の有機廃棄物を撹拌しながら、水分を蒸発させて適度な
水分状態に乾燥処理するものである。
ゴミ等の有機廃棄物を投入し、加熱器、ブロワ、撹拌機
構を動作させ、収容槽内と加熱通風路の間で熱風を循環
させ、収容槽内を予め設定した乾燥温度に加熱し、槽内
の有機廃棄物を撹拌しながら、水分を蒸発させて適度な
水分状態に乾燥処理するものである。
【０００５】この種の有機廃棄物処理装置には、通常、
その上部に投入用のハッチが設けられ、そのハッチを開
いて有機廃棄物を投入するのであるが、投入する際に生
ごみ等の有機廃棄物が周囲に落ちる場合が多く、それに
よって、周囲を汚したり臭気を発生させたりする問題が
あった。
その上部に投入用のハッチが設けられ、そのハッチを開
いて有機廃棄物を投入するのであるが、投入する際に生
ごみ等の有機廃棄物が周囲に落ちる場合が多く、それに
よって、周囲を汚したり臭気を発生させたりする問題が
あった。
【０００６】また、投入されて処理される有機廃棄物
は、通常、レストラン、仕出し業等から出された生ごみ
であるが、そこには、野菜等食材の塊などが含まれ、処
理装置内の攪拌機構が攪拌羽根を回転させてそれらを攪
拌したとしても、野菜等の食材の塊を細かく粉砕するの
は難しい。このために、それらを完全に乾燥処理或は発
酵処理するためには、長時間の攪拌を必要とし、電力や
燃料の消費量が大きくなる問題があった。
は、通常、レストラン、仕出し業等から出された生ごみ
であるが、そこには、野菜等食材の塊などが含まれ、処
理装置内の攪拌機構が攪拌羽根を回転させてそれらを攪
拌したとしても、野菜等の食材の塊を細かく粉砕するの
は難しい。このために、それらを完全に乾燥処理或は発
酵処理するためには、長時間の攪拌を必要とし、電力や
燃料の消費量が大きくなる問題があった。
【０００７】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、生ごみ等の有機廃棄物を効率よく粉砕して、乾燥ま
たは発酵処理を行なう有機廃棄物処理装置に、良好に投
入することができる有機廃棄物粉砕投入装置を提供する
ことを目的とする。
で、生ごみ等の有機廃棄物を効率よく粉砕して、乾燥ま
たは発酵処理を行なう有機廃棄物処理装置に、良好に投
入することができる有機廃棄物粉砕投入装置を提供する
ことを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】このために、本発明の有
機廃棄物粉砕投入装置は、有機廃棄物を入れる収容槽
と、該収容槽内を加熱する加熱器と、該収容槽内の有機
廃棄物を攪拌する攪拌機構とを有する有機廃棄物処理装
置内に、有機廃棄物を投入するための有機廃棄物粉砕投
入装置であって、移動輪を底部に設けた本体と、該本体
上に略水平に設置され先端に差し込み部を有する粉砕送
り槽と、該粉砕送り槽内に回転駆動可能に配設されたス
クリューコンベヤと、該粉砕送り槽上に設けられた投入
用ホッパーと、該粉砕送り槽の先端の差し込み部内に設
けられたノズル部と、を備え、該スクリューコンベヤの
投入用ホッパーに対向したスクリューブレード部分に切
り刃が設けられ、前記粉砕送り槽の差し込み部が前記有
機廃棄物処理装置の側壁に設けた搬入孔に差し込み可能
に形成されていることを特徴とする。
機廃棄物粉砕投入装置は、有機廃棄物を入れる収容槽
と、該収容槽内を加熱する加熱器と、該収容槽内の有機
廃棄物を攪拌する攪拌機構とを有する有機廃棄物処理装
置内に、有機廃棄物を投入するための有機廃棄物粉砕投
入装置であって、移動輪を底部に設けた本体と、該本体
上に略水平に設置され先端に差し込み部を有する粉砕送
り槽と、該粉砕送り槽内に回転駆動可能に配設されたス
クリューコンベヤと、該粉砕送り槽上に設けられた投入
用ホッパーと、該粉砕送り槽の先端の差し込み部内に設
けられたノズル部と、を備え、該スクリューコンベヤの
投入用ホッパーに対向したスクリューブレード部分に切
り刃が設けられ、前記粉砕送り槽の差し込み部が前記有
機廃棄物処理装置の側壁に設けた搬入孔に差し込み可能
に形成されていることを特徴とする。
【０００９】
【作用】この有機廃棄物粉砕投入装置は、粉砕送り槽の
差し込み部が有機廃棄物処理装置の側壁に設けた搬入孔
に差し込まれた状態で使用される。有機廃棄物（生ご
み）は、有機廃棄物粉砕投入装置の投入用ホッパー内に
投入され、スクリューコンベヤを回転駆動させる。スク
リューコンベヤの回転により、ホッパー内に投入された
生ごみは、粉砕送り槽内に送られ、槽内のスクリューの
切り刃によって、野菜等の塊も良好に粉砕され、さらに
スクリューブレードの回転により、先端側に圧縮されな
がら送られる。そして、粉砕・圧縮された生ごみは、差
し込み部の先端のノズル部の孔から、有機廃棄物処理装
置の収容槽内に押し出され、送り込まれる。
差し込み部が有機廃棄物処理装置の側壁に設けた搬入孔
に差し込まれた状態で使用される。有機廃棄物（生ご
み）は、有機廃棄物粉砕投入装置の投入用ホッパー内に
投入され、スクリューコンベヤを回転駆動させる。スク
リューコンベヤの回転により、ホッパー内に投入された
生ごみは、粉砕送り槽内に送られ、槽内のスクリューの
切り刃によって、野菜等の塊も良好に粉砕され、さらに
スクリューブレードの回転により、先端側に圧縮されな
がら送られる。そして、粉砕・圧縮された生ごみは、差
し込み部の先端のノズル部の孔から、有機廃棄物処理装
置の収容槽内に押し出され、送り込まれる。
【００１０】有機廃棄物処理装置では、加熱器が加熱運
転されると共に、攪拌機構が攪拌運転され、収容槽内の
有機廃棄物が加熱されながら攪拌され、そこに含まれる
水分を蒸発させ、有機廃棄物を乾燥或は発酵させてい
く。
転されると共に、攪拌機構が攪拌運転され、収容槽内の
有機廃棄物が加熱されながら攪拌され、そこに含まれる
水分を蒸発させ、有機廃棄物を乾燥或は発酵させてい
く。
【００１１】有機廃棄物処理装置の運転が終了すると、
有機廃棄物粉砕投入装置内に残留した生ごみが悪臭を発
生するため、有機廃棄物粉砕投入装置を洗浄するが、こ
のとき、有機廃棄物粉砕投入装置は移動輪を有し、その
粉砕送り槽の差し込み部を有機廃棄物処理装置の側壁の
搬入孔に差し込んでいるだけであるため、容易に有機廃
棄物粉砕投入装置を動かして、有機廃棄物処理装置から
外すことができる。従って、有機廃棄物粉砕投入装置を
外した（分離した）状態で、その粉砕送り槽等の内部を
洗浄し、その内部に残った生ごみを簡単に洗い落とすこ
とができる。
有機廃棄物粉砕投入装置内に残留した生ごみが悪臭を発
生するため、有機廃棄物粉砕投入装置を洗浄するが、こ
のとき、有機廃棄物粉砕投入装置は移動輪を有し、その
粉砕送り槽の差し込み部を有機廃棄物処理装置の側壁の
搬入孔に差し込んでいるだけであるため、容易に有機廃
棄物粉砕投入装置を動かして、有機廃棄物処理装置から
外すことができる。従って、有機廃棄物粉砕投入装置を
外した（分離した）状態で、その粉砕送り槽等の内部を
洗浄し、その内部に残った生ごみを簡単に洗い落とすこ
とができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は有機廃棄物粉砕投入装置１
を装着した有機廃棄物処理装置２０の正面図を、図２は
その拡大右側面図を、図３は有機廃棄物粉砕投入装置１
の断面図を示している。この有機廃棄物粉砕投入装置１
は、本体１ａの上に、円筒形の粉砕送り槽３を水平に取
り付け、粉砕送り槽３の上部に投入用ホッパー５を取り
付けて構成される。
に基づいて説明する。図１は有機廃棄物粉砕投入装置１
を装着した有機廃棄物処理装置２０の正面図を、図２は
その拡大右側面図を、図３は有機廃棄物粉砕投入装置１
の断面図を示している。この有機廃棄物粉砕投入装置１
は、本体１ａの上に、円筒形の粉砕送り槽３を水平に取
り付け、粉砕送り槽３の上部に投入用ホッパー５を取り
付けて構成される。
【００１３】本体１ａは架台フレーム状に形成され、そ
の底部にキャスター等の移動輪２が取り付けられ、移動
可能に形成される。本体１ａ上に略水平に取り付けられ
た粉砕送り槽３は末端を閉鎖した円筒形に形成され、そ
の元部上に開口部が形成され、その開口部上に有機廃棄
物を投入するための投入用ホッパー５が取り付けられ
る。投入用ホッパー５の上部には蓋体６が設けられ、蓋
体６を閉鎖することにより、内部の臭気を外に逃さない
ようにしている。
の底部にキャスター等の移動輪２が取り付けられ、移動
可能に形成される。本体１ａ上に略水平に取り付けられ
た粉砕送り槽３は末端を閉鎖した円筒形に形成され、そ
の元部上に開口部が形成され、その開口部上に有機廃棄
物を投入するための投入用ホッパー５が取り付けられ
る。投入用ホッパー５の上部には蓋体６が設けられ、蓋
体６を閉鎖することにより、内部の臭気を外に逃さない
ようにしている。
【００１４】粉砕送り槽３の先端に、差し込み部３ａが
形成され、この差し込み部３ａは、有機廃棄物処理装置
２０の側壁２２に設けた搬入孔２３に差し込み可能に形
成される。さらに、粉砕送り槽３の先端部内には粉砕さ
れた有機廃棄物を押し出す孔あき円盤状のノズル部７が
取り付けられる。ノズル部７には適当な大きさの複数の
ノズル孔が設けられ、粉砕送り槽３内に配設されたスク
リューコンベヤ４によりノズル部７の手前で有機廃棄物
を圧縮する圧縮部が形成される。
形成され、この差し込み部３ａは、有機廃棄物処理装置
２０の側壁２２に設けた搬入孔２３に差し込み可能に形
成される。さらに、粉砕送り槽３の先端部内には粉砕さ
れた有機廃棄物を押し出す孔あき円盤状のノズル部７が
取り付けられる。ノズル部７には適当な大きさの複数の
ノズル孔が設けられ、粉砕送り槽３内に配設されたスク
リューコンベヤ４によりノズル部７の手前で有機廃棄物
を圧縮する圧縮部が形成される。
【００１５】スクリューコンベヤ４は、軸４ａの周囲に
スクリューブレードをねじ状に巻付け固定して構成さ
れ、その両端が粉砕送り槽３の両端で軸受を介して回転
可能に支持され、末端側の軸４ａの端部にスプロケット
１０が軸着される。このスクリューコンベヤ４は、搬送
・圧縮と粉砕の両方の機能を持つように構成され、元部
のスクリューつまり投入用ホッパー５に対向した部分の
スクリューブレードに、切り刃４ｂが設けられ、そこに
有機廃棄物を粉砕する粉砕部が形成される。
スクリューブレードをねじ状に巻付け固定して構成さ
れ、その両端が粉砕送り槽３の両端で軸受を介して回転
可能に支持され、末端側の軸４ａの端部にスプロケット
１０が軸着される。このスクリューコンベヤ４は、搬送
・圧縮と粉砕の両方の機能を持つように構成され、元部
のスクリューつまり投入用ホッパー５に対向した部分の
スクリューブレードに、切り刃４ｂが設けられ、そこに
有機廃棄物を粉砕する粉砕部が形成される。
【００１６】この切り刃４ｂは、図４に示すように、ス
クリューブレードの一部を切欠きそこに尖頭刃４ｃを設
けて形成され、この切り刃４ｂと尖頭刃４ｃにより野菜
の塊等を良好に粉砕する。スクリューコンベヤ４の軸４
ａの末端に軸着されたスプロケット１０と本体１ａ内に
取り付けたモータ８の回転軸に軸着したスプロケット間
に、チェーン９がかけ渡される。スクリューコンベヤ４
は、モータ８によりチェーン９を介して回転駆動され、
投入用ホッパー５から投入された生ごみ等の有機廃棄物
を、粉砕しながら先端側に搬送する。
クリューブレードの一部を切欠きそこに尖頭刃４ｃを設
けて形成され、この切り刃４ｂと尖頭刃４ｃにより野菜
の塊等を良好に粉砕する。スクリューコンベヤ４の軸４
ａの末端に軸着されたスプロケット１０と本体１ａ内に
取り付けたモータ８の回転軸に軸着したスプロケット間
に、チェーン９がかけ渡される。スクリューコンベヤ４
は、モータ８によりチェーン９を介して回転駆動され、
投入用ホッパー５から投入された生ごみ等の有機廃棄物
を、粉砕しながら先端側に搬送する。
【００１７】有機廃棄物処理装置２０は、その内部に収
容槽２１を配設し、収容槽２１の底部から側面にかけて
熱風路２６を形成し、熱風路２６内に加熱器２５を設
け、加熱器２５で生じた熱風を熱風路２６から収容槽２
１へと循環させ、槽内を加熱する。また、収容槽２１内
には、有機廃棄物を攪拌するための攪拌機構２４が回転
駆動可能に配設される。さらに、図３に示すように、収
容槽２１の側壁２２（図１の正面側の壁）に、上記粉砕
送り槽３の先端の差し込み部３ａを挿入可能な搬入孔２
３が貫通して形成される。搬入孔２３と差し込み部３ａ
との間には隙間ができるが、その隙間を塞ぐために、粉
砕送り槽３の差し込み部３ａの外周に、ゴムシート等で
形成された隙間塞ぎ部材１１が取り付けられる。
容槽２１を配設し、収容槽２１の底部から側面にかけて
熱風路２６を形成し、熱風路２６内に加熱器２５を設
け、加熱器２５で生じた熱風を熱風路２６から収容槽２
１へと循環させ、槽内を加熱する。また、収容槽２１内
には、有機廃棄物を攪拌するための攪拌機構２４が回転
駆動可能に配設される。さらに、図３に示すように、収
容槽２１の側壁２２（図１の正面側の壁）に、上記粉砕
送り槽３の先端の差し込み部３ａを挿入可能な搬入孔２
３が貫通して形成される。搬入孔２３と差し込み部３ａ
との間には隙間ができるが、その隙間を塞ぐために、粉
砕送り槽３の差し込み部３ａの外周に、ゴムシート等で
形成された隙間塞ぎ部材１１が取り付けられる。
【００１８】次に、上記構成の有機廃棄物処理装置の動
作を説明する。通常は、図１に示すように、有機廃棄物
粉砕投入装置１は、有機廃棄物処理装置２０の端部側壁
の搬入孔２３に、その粉砕送り槽３の差し込み部３ａを
差し込み接続した状態で運転される。レストラン、仕出
し業等から出される有機廃棄物（生ごみ）は、有機廃棄
物粉砕投入装置１の投入用ホッパー５内に投入され、ス
クリューコンベヤ４を回転駆動させる。
作を説明する。通常は、図１に示すように、有機廃棄物
粉砕投入装置１は、有機廃棄物処理装置２０の端部側壁
の搬入孔２３に、その粉砕送り槽３の差し込み部３ａを
差し込み接続した状態で運転される。レストラン、仕出
し業等から出される有機廃棄物（生ごみ）は、有機廃棄
物粉砕投入装置１の投入用ホッパー５内に投入され、ス
クリューコンベヤ４を回転駆動させる。
【００１９】スクリューコンベヤ４の回転により、ホッ
パー５内に投入された生ごみは、粉砕送り槽３内に送ら
れ、槽内のスクリューの切り刃４ｂや尖頭刃４ｃによっ
て、野菜等の塊も良好に粉砕される。粉砕された有機廃
棄物は、スクリューブレードの回転により、先端側に圧
縮されながら送られる。そして、粉砕・圧縮された生ご
みは、差し込み部３ａの先端のノズル部７の孔から、有
機廃棄物処理装置２０収容槽２１内に押し出され、送り
込まれる。生ごみの搬入が終わった場合、ホッパー５上
部には蓋体６を被せて閉鎖し、臭気が出ないようにして
おく。
パー５内に投入された生ごみは、粉砕送り槽３内に送ら
れ、槽内のスクリューの切り刃４ｂや尖頭刃４ｃによっ
て、野菜等の塊も良好に粉砕される。粉砕された有機廃
棄物は、スクリューブレードの回転により、先端側に圧
縮されながら送られる。そして、粉砕・圧縮された生ご
みは、差し込み部３ａの先端のノズル部７の孔から、有
機廃棄物処理装置２０収容槽２１内に押し出され、送り
込まれる。生ごみの搬入が終わった場合、ホッパー５上
部には蓋体６を被せて閉鎖し、臭気が出ないようにして
おく。
【００２０】有機廃棄物処理装置２０では、加熱器２５
が加熱運転されると共に、攪拌機構２４が攪拌運転さ
れ、収容槽２１内の有機廃棄物が加熱されながら攪拌さ
れ、そこに含まれる水分を蒸発させて、乾燥処理が行な
われる。或は、温度を所定の発酵温度に維持して、有機
廃棄物を発酵させる。所定時間の乾燥処理または発酵処
理が終了した時点で、図示しない排出口の自動扉が開放
され、収容槽内で例えば水分１０％程度に乾燥し粉体化
した有機粉体物或は一次発酵した有機粉体物が、排出用
の羽根の回転等により排出される。
が加熱運転されると共に、攪拌機構２４が攪拌運転さ
れ、収容槽２１内の有機廃棄物が加熱されながら攪拌さ
れ、そこに含まれる水分を蒸発させて、乾燥処理が行な
われる。或は、温度を所定の発酵温度に維持して、有機
廃棄物を発酵させる。所定時間の乾燥処理または発酵処
理が終了した時点で、図示しない排出口の自動扉が開放
され、収容槽内で例えば水分１０％程度に乾燥し粉体化
した有機粉体物或は一次発酵した有機粉体物が、排出用
の羽根の回転等により排出される。
【００２１】有機廃棄物処理装置２０の運転が終了する
と、有機廃棄物粉砕投入装置１内に残留した生ごみは悪
臭を発生させるため、有機廃棄物粉砕投入装置１を洗浄
して残留物を除去する。このとき、有機廃棄物粉砕投入
装置１は移動輪２を備えており、その粉砕送り槽３が、
差し込み部３ａを有機廃棄物処理装置２０の側壁２２の
搬入孔２３に差し込んでいるだけであるため、容易に有
機廃棄物粉砕投入装置１を動かして、有機廃棄物処理装
置２０から外すことができ、有機廃棄物粉砕投入装置１
を外した（分離した）状態で、その粉砕送り槽３等の内
部を良好に洗浄し、その内部に残った生ごみを完全に洗
い落とすことができる。
と、有機廃棄物粉砕投入装置１内に残留した生ごみは悪
臭を発生させるため、有機廃棄物粉砕投入装置１を洗浄
して残留物を除去する。このとき、有機廃棄物粉砕投入
装置１は移動輪２を備えており、その粉砕送り槽３が、
差し込み部３ａを有機廃棄物処理装置２０の側壁２２の
搬入孔２３に差し込んでいるだけであるため、容易に有
機廃棄物粉砕投入装置１を動かして、有機廃棄物処理装
置２０から外すことができ、有機廃棄物粉砕投入装置１
を外した（分離した）状態で、その粉砕送り槽３等の内
部を良好に洗浄し、その内部に残った生ごみを完全に洗
い落とすことができる。
【００２２】そして、洗い終わった有機廃棄物粉砕投入
装置１を再び有機廃棄物処理装置２０に接続するが、そ
の場合も、有機廃棄物粉砕投入装置１を動かして、粉砕
送り槽３の差し込み部３ａを有機廃棄物処理装置２０の
側壁２２の搬入孔２３に差し込むだけで簡単に接続する
ことができる。このとき、搬入孔２３と差し込み部３ａ
との隙間は、隙間塞ぎ部材１１により、差し込むだけで
自動的に塞がれ、運転中に、臭気が漏れ出ることを防止
することができる。
装置１を再び有機廃棄物処理装置２０に接続するが、そ
の場合も、有機廃棄物粉砕投入装置１を動かして、粉砕
送り槽３の差し込み部３ａを有機廃棄物処理装置２０の
側壁２２の搬入孔２３に差し込むだけで簡単に接続する
ことができる。このとき、搬入孔２３と差し込み部３ａ
との隙間は、隙間塞ぎ部材１１により、差し込むだけで
自動的に塞がれ、運転中に、臭気が漏れ出ることを防止
することができる。
【００２３】このように、有機廃棄物粉砕投入装置１を
使用することにより、生ごみの塊などを細かく粉砕しか
つ圧縮しノズル部を通すことによりさらに細かくして、
有機廃棄物を有機廃棄物処理装置２０の収容槽２１に良
好に搬入することができ、さらに、生ごみ等で周囲を汚
さずに乾燥処理や発酵処理を効率よく行なうことができ
る。また、有機廃棄物粉砕投入装置１は有機廃棄物処理
装置２０から簡単に分離して外すことができ、粉砕送り
槽３内等に容易に洗浄することができ、生ごみの残留や
腐敗を防止して、衛生的に使用することができる。
使用することにより、生ごみの塊などを細かく粉砕しか
つ圧縮しノズル部を通すことによりさらに細かくして、
有機廃棄物を有機廃棄物処理装置２０の収容槽２１に良
好に搬入することができ、さらに、生ごみ等で周囲を汚
さずに乾燥処理や発酵処理を効率よく行なうことができ
る。また、有機廃棄物粉砕投入装置１は有機廃棄物処理
装置２０から簡単に分離して外すことができ、粉砕送り
槽３内等に容易に洗浄することができ、生ごみの残留や
腐敗を防止して、衛生的に使用することができる。
【００２４】なお、上記実施例では、粉砕送り槽３内に
１軸のスクリューコンベヤ４を配設したが、粉砕送り槽
の断面を長円形として２軸のスクリューコンベヤを配設
することができる。
１軸のスクリューコンベヤ４を配設したが、粉砕送り槽
の断面を長円形として２軸のスクリューコンベヤを配設
することができる。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の有機廃棄
物粉砕投入装置によれば、スクリューコンベヤの切り刃
により、生ごみの塊などを細かく粉砕して圧縮しながら
有機廃棄物処理装置の収容槽に効率よく、また周囲に生
ごみを落とさずに良好に搬入することができる。また、
運転終了後には、有機廃棄物粉砕投入装置を有機廃棄物
処理装置から簡単に分離して外すことができ、粉砕送り
槽内等を容易に洗浄することができるから、生ごみの残
留や腐敗を防止して、衛生的に使用することができる。
物粉砕投入装置によれば、スクリューコンベヤの切り刃
により、生ごみの塊などを細かく粉砕して圧縮しながら
有機廃棄物処理装置の収容槽に効率よく、また周囲に生
ごみを落とさずに良好に搬入することができる。また、
運転終了後には、有機廃棄物粉砕投入装置を有機廃棄物
処理装置から簡単に分離して外すことができ、粉砕送り
槽内等を容易に洗浄することができるから、生ごみの残
留や腐敗を防止して、衛生的に使用することができる。
【図１】本発明の一実施形態を示す有機廃棄物粉砕投入
装置付き有機廃棄物処理装置の正面図である。
装置付き有機廃棄物処理装置の正面図である。
【図２】同処理装置の拡大右側面図である。
【図３】有機廃棄物粉砕投入装置の拡大断面図である。
【図４】図３のIV-IV 拡大断面図である。
【図５】図３のV-V 拡大断面図である。
１−有機廃棄物粉砕投入装置 ３−粉砕送り槽 ４−スクリューコンベヤ ５−投入用ホッパー ７−ノズル部 １１−隙間塞ぎ部材 ２０−有機廃棄物処理装置 ２１−収容槽 ２２−側壁 ２３−搬入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ０２Ｃ 19/22 Ｂ０２Ｃ 19/22 Ｂ０９Ｂ 3/00 ３０１ Ｂ０９Ｂ 3/00 ３０１Ｂ Ｆターム(参考） 4D004 AA02 CA03 CA04 CA19 CA22 CA42 CA48 CB13 CB16 CB28 CB45 4D065 CA18 CB07 CC01 DD16 DD26 EB17 ED06 ED16 ED27 4D067 CB01 CB08 CB09 GA17 4G037 AA05 CA11 EA03 4G078 AA13 AB20 BA01 CA01 CA05 CA12 CA17 DA01 DA03 DA30 EA03 EA10
Claims (2)
- 【請求項１】 有機廃棄物を入れる収容槽と、該収容槽
内を加熱する加熱器と、該収容槽内の有機廃棄物を攪拌
する攪拌機構とを有する有機廃棄物処理装置内に、有機
廃棄物を投入するための有機廃棄物粉砕投入装置であっ
て、 移動輪を底部に設けた本体と、該本体上に略水平に設置
され先端に差し込み部を有する粉砕送り槽と、該粉砕送
り槽内に回転駆動可能に配設されたスクリューコンベヤ
と、該粉砕送り槽上に設けられた投入用ホッパーと、該
粉砕送り槽の先端の差し込み部内に設けられたノズル部
と、を備え、 該スクリューコンベヤの投入用ホッパーに対向したスク
リューブレード部分に切り刃が設けられ、前記粉砕送り
槽の差し込み部が前記有機廃棄物処理装置の側壁に設け
た搬入孔に差し込み可能に形成されていることを特徴と
する有機廃棄物粉砕投入装置。 - 【請求項２】 前記スクリューコンベヤのスクリューブ
レードの切り刃には尖頭刃が設けられて粉砕部とされ、
前記ノズル部の手前にはスクリューコンベヤによって有
機廃棄物を圧縮する圧縮部が形成される請求項１記載の
有機廃棄物粉砕投入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000340081A JP2002143709A (ja) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | 有機廃棄物粉砕投入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000340081A JP2002143709A (ja) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | 有機廃棄物粉砕投入装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002143709A true JP2002143709A (ja) | 2002-05-21 |
Family
ID=18815051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000340081A Pending JP2002143709A (ja) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | 有機廃棄物粉砕投入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002143709A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006263636A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Peace Sangyo Kk | 生ゴミ処理装置 |
| CN102336592A (zh) * | 2011-07-26 | 2012-02-01 | 李文庆 | 一种厨余垃圾处理机 |
| CN104525335A (zh) * | 2014-12-24 | 2015-04-22 | 广西大学 | 一种压力可控锥形螺旋破碎机 |
| CN105598135A (zh) * | 2016-02-03 | 2016-05-25 | 天津欧盼科技开发有限公司 | 一种废料回收处理装置 |
| KR20160100148A (ko) * | 2015-02-13 | 2016-08-23 | 양재희 | 하부공급구조를 갖는 고추분쇄기 |
| CN111558610A (zh) * | 2020-04-07 | 2020-08-21 | 西南科技大学 | 放射性锶污染土壤的应急处理方法 |
| CN112792094A (zh) * | 2020-12-18 | 2021-05-14 | 宁波悦丰新电有限公司 | 一种厨余垃圾处理装置 |
| CN113953308A (zh) * | 2021-09-30 | 2022-01-21 | 中广核研究院有限公司 | 有机固体废物处理装置 |
-
2000
- 2000-11-08 JP JP2000340081A patent/JP2002143709A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006263636A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Peace Sangyo Kk | 生ゴミ処理装置 |
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