JP2002143158A - 超音波画像表示方法および超音波診断装置 - Google Patents

超音波画像表示方法および超音波診断装置

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JP2002143158A JP2000329967A JP2000329967A JP2002143158A JP 2002143158 A JP2002143158 A JP 2002143158A JP 2000329967 A JP2000329967 A JP 2000329967A JP 2000329967 A JP2000329967 A JP 2000329967A JP 2002143158 A JP2002143158 A JP 2002143158A
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harmonic
ultrasonic pulses
cfm
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JP2000329967A
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Yoichi Suzuki
陽一 鈴木
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハーモニックBモード画像を高フレームレー
トで表示するのと同時にCFM画像を表示し、その低速
描出特性を向上する。 【解決手段】 極性が交互に反転した4発の超音波パル
スS1p〜S4nを組として被検体内へ送信し、対応す
る超音波エコーを受信して受信エコー信号R1p〜R4
nを生成し、極性が反転した2発の超音波パルスに対応
する受信エコー信号の対を加算した和に基づいてハーモ
ニックBモードデータを生成する。一方、各受信エコー
信号からドプラ成分を抽出し、1番目から3番目までの
超音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和と
2番目から4番目までの超音波パルスに対応するドプラ
成分を加重加算した和とに基づいてCFMデータを生成
する。 【効果】 リアルタイム性に優れたハーモニックBモー
ド画像と低速描出特性に優れたCFM画像とを同時に表
示できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波画像表示方
法および超音波診断装置に関し、さらに詳しくは、ハー
モニックBモード画像を高フレームレートで表示できる
と共にCFM(Color Flow Mapping)画像の低速描出特
性を向上させうる超音波画像表示方法および超音波診断
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】造影剤として気泡を被検体内に注入し、
超音波エコーの信号成分のうち送信周波数の2倍の周波
数の信号成分を得て、その信号強度画像すなわちハーモ
ニックBモード画像を生成する技術が知られている。ま
た、超音波ドプラ効果を利用して、血流情報を反映した
CFM画像を生成する技術が知られている。なお、血流
の代わりに心筋の動きを対象とするTDI(Tissue Dop
pler Imaging)画像は、本発明に関してはCFM画像と
全く差異はないため、本発明でいう“CFM”は“TD
I”も含むものとする。
【0003】図5は、前記ハーモニックBモード画像と
前記CFM画像を同時に表示する機能を有する従来の超
音波診断装置の一例を示す構成図である。この超音波診
断装置500は、超音波探触子1と、送信部2と、受信
部3と、制御部54と、メモリ5と、加算器6と、Bモ
ード処理部8と、直交検波部10と、メモリ11i,1
1qと、減算器52i,52qと、自己相関器15と、
演算部16と、DSC17(Digital Scan Converter)
と、CRT(Cathode RayTube)18とを具備して構成
されている。
【0004】前記超音波探触子1および前記送信部2
は、図6の(a)に示すように、ハーモニックBモード
画像を構成するための第1音線方向に極性が正負の超音
波パルスの対S1pとS2nを送信し、次にCFM画像
を構成するための第1音線方向に極性が正正正の超音波
パルスの組S3p,S4p,S5pを送信し、次にハー
モニックBモード画像を構成するための第2音線方向に
極性が正負の超音波パルスの対S1pとS2nを送信
し、次にCFM画像を構成するための第2音線方向に極
性が正正正の超音波パルスの組S3p,S4p,S5p
を送信し、というように、極性が反転する超音波パルス
の対S1p,S2nと極性が同じ超音波パルスの組S3
p,S4p,S5pを交互に送信する。
【0005】上記の例では、ハーモニックBモード画像
を構成するための正負の超音波パルスの対とCFM画像
を構成するための正正正の超音波パルスの組が1:1に
なり、ハーモニックBモード画像が128音線で形成さ
れるなら、CFM画像も128音線で形成されることに
なる。しかし、実際には、ハーモニックBモード画像の
音線数よりもCFM画像の音線数を下げるのが一般的で
ある。例えば、ハーモニックBモード画像を構成するた
めの第1〜第4音線方向に正負の超音波パルスの対S1
p,S2nを送信し、次にCFM画像を構成するための
第1音線方向(ハーモニックBモード画像を構成するた
めの第1音線方向と必ずしも一致するものではない)に
正正正の超音波パルスの組S3p,S4p,S5pを送
信し、次にハーモニックBモード画像を構成するための
第5〜第8音線方向に正負の超音波パルスの対S1p,
S2nを送信し、次にCFM画像を構成するための第2
音線方向(ハーモニックBモード画像を構成するための
第2音線方向と必ずしも一致するものではない)に正正
正の超音波パルスの組S3p,S4p,S5pを送信す
る、というように、正負の超音波パルスの対S1p,S
2nと正正正の超音波パルスの組S3p,S4p,S5
pが4:1で送信される。この場合、ハーモニックBモ
ード画像が128音線で形成されるなら、CFM画像は
32音線で形成されることになる。
【0006】また、正負の超音波パルスの対S1p,S
2nをハーモニックBモード画像を構成するための第1
〜第128音線方向に送信し、次に正正正の超音波パル
スの組S3p,S4p,S5pをCFM画像を構成する
ための第1〜第32音線方向(ハーモニックBモード画
像を構成するための第1〜第32音線方向と必ずしも一
致するものではない)に送信し、次に正負の超音波パル
スの対S1p,S2nをハーモニックBモード画像を構
成するための第1〜第128音線方向に送信し、次に正
正正の超音波パルスの組S3p,S4p,S5pをCF
M画像を構成するための第1〜第32音線方向に送信す
る、というように、正負の超音波パルスの対S1p,S
2nと正正正の超音波パルスの組S3p,S4p,S5
pを1画像単位で交互に送信する場合もある。
【0007】上記の場合、ハーモニックBモード画像と
CFM画像のフレームレートは同じになるが、実際には
ハーモニックBモード画像のフレームレートよりもCF
M画像のフレームレートを下げるのが一般的である。つ
まり、ハーモニックBモード画像の複数枚の生成毎にC
FM画像を1枚生成するのが一般的である。
【0008】前記超音波探触子1および前記受信部3
は、前記被検体内から前記超音波パルスに対応する超音
波エコーを受信する。そして、該超音波エコーに基づ
き、図6の(b)に示すように、正負の超音波パルスの
対S1p,S2nに対応する受信エコー信号の対R1
p,R2nおよび正正正の超音波パルスの組S3p,S
4p,S5pに対応する受信エコー信号の組R3p,R
4p,R5pを出力する。
【0009】前記メモリ5は、前記受信エコー信号R1
pを格納する。前記メモリ5の読み書きは、前記制御部
54により制御される。前記加算器6は、前記メモリ5
に格納された受信エコー信号R1pと、その直後の受信
エコー信号R2nとを加算し、前記Bモード処理部8へ
渡す。この加算器6での加算において、対応する超音波
パルスS1p,S2nの極性は互いに反転しているの
で、対となる受信エコー信号R1p,R2nの基本波成
分には180°の位相差が生じる。ただし、2次高調波
成分に関しては、原理上、位相差が生じない。したがっ
て、加算により基本波成分が除去され、2次高調波成分
のみが抽出されることになる。
【0010】前記Bモード処理部8は、図6の(c)に
示すように、前記加算器6の出力信号R1p+R2nに
基づいてハーモニックBモードデータを生成する。
【0011】前記直交検波部10は、前記受信部3で得
た受信エコー信号からドプラ信号のIデータ(同相成
分)およびQデータ(直交成分)を抽出し、前記Iデー
タを前記メモリ11iおよび前記減算器52iへ渡し、
前記Qデータを前記メモリ11qおよび前記減算器52
qへ渡す。
【0012】前記メモリ11iは、前記受信エコー信号
R3p,R4pのIデータを入れ替えながら順に格納す
る。前記メモリ11iの読み書きは、前記制御部54に
より制御される。前記減算器52iは、前記メモリ11
iに受信エコー信号R3pのIデータが格納されている
時は、その直後の受信エコー信号R4pのIデータから
受信エコー信号R3pのIデータを減算し、その差を前
記自己相関器15へ渡す。また、前記メモリ11iに受
信エコー信号R4pのIデータが格納されている時は、
その直後の受信エコー信号R5pのIデータから受信エ
コー信号R4pのIデータを減算し、その差を前記自己
相関器15へ渡す。
【0013】前記メモリ11qは、前記受信エコー信号
R3p,R4pのQデータを入れ替えながら順に格納す
る。前記メモリ11qの読み書きは、前記制御部54に
より制御される。前記減算器52qは、前記メモリ11
qに受信エコー信号R3pのQデータが格納されている
時は、その直後の受信エコー信号R4pのQデータから
受信エコー信号R3pのQデータを減算し、その差を前
記自己相関器15へ渡す。また、前記メモリ11qに受
信エコー信号R4pのQデータが格納されている時は、
その直後の受信エコー信号R5pのQデータから受信エ
コー信号R4pのQデータを減算し、その差を前記自己
相関器15へ渡す。
【0014】なお、対応する超音波パルスS3p,S4
p,S5pの極性は同じなので、組となる受信エコー信
号R3p,R4p,R5pに位相差が生じない。したが
って、前記減算の対となる超音波パルスS3p,S4p
の送信間隔およびS4p,S5pの送信間隔の時間内に
変化した成分が抽出される。つまり、MTI(MovingTa
rget Indication)フィルタとして機能する。
【0015】前記自己相関器15は、前記受信エコー信
号R3p,R4pの差と前記受信エコー信号R4p,R
5pの差を用いた自己相関演算により平均周波数等を算
出する。前記演算部16は、CFMデータ(流れの速度
v,パワーレベルp,分散σ)を算出する。すなわち、
図6の(d)に示すように、差(R4p−R3p)およ
び差(R5p−R4p)に基づいてCFMデータが生成
される。
【0016】前記DSC17は、前記ハーモニックBモ
ードデータに基づいてハーモニックBモード画像データ
を生成し、前記CRT18へ渡す。また、前記CFMデ
ータに基づいてCFM画像データを生成し、前記CRT
18へ渡す。前記CRT18は、前記ハーモニックBモ
ード画像データに基づいてハーモニックBモード画像を
画面上に表示し、前記CFM画像データに基づいてCF
M画像を画面上に表示する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の超音波診断
装置500では、ハーモニックBモード画像に関して
は、ハーモニックBモードデータを生成するための超音
波パルスS1p,S2nとCFMデータを生成するため
の超音波パルスS3p,S4p,S5pとを独立にして
いたので、フレームレートが低くなってしまう問題点が
あった。また、CFM画像に関しては、差(R4p−R
3p)および差(R5p−R4p)からCFMデータを
生成していたので、単純なMTIフィルタしか構成でき
ず、低速描出特性に限界のある問題点があった。そこ
で、本発明の目的は、ハーモニックBモード画像を高フ
レームレートで表示できると共にCFM画像の低速描出
特性を向上させうる超音波画像表示方法および超音波診
断装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、極性が交互に反転した4発の超音波パルスを組とし
て被検体内へ送信すると共に前記被検体内から各超音波
パルスに対応する超音波エコーを受信して受信エコー信
号を生成し、極性が反転した2発の超音波パルスに対応
する受信エコー信号の対を加算した和に基づいてハーモ
ニックBモードデータを生成し、各受信エコー信号から
ドプラ成分を抽出し、1番目から3番目までの超音波パ
ルスに対応するドプラ成分を加重加算した和と2番目か
ら4番目までの超音波パルスに対応するドプラ成分を加
重加算した和とに基づいてCFMデータを生成し、前記
ハーモニックBモードデータに基づくハーモニックBモ
ード画像および前記CFMデータに基づくCFM画像を
表示することを特徴とする超音波画像表示方法を提供す
る。上記第1の観点による超音波画像表示方法では、極
性が交互に反転した4発の超音波パルスを組として送信
し、そのうちの極性が反転した2発の超音波パルスに対
応する受信エコー信号の対を加算した和に基づいてハー
モニックBモードデータを生成し、該受信エコー信号か
ら抽出したドプラ成分の組を加重加算した和に基づいて
CFMデータを生成する。したがって、ハーモニックB
モードデータとCFMデータの両方で同一の受信エコー
信号を共用することが可能となり、Bモード画像を高フ
レームレートで表示することが出来る。また、4発の超
音波パルスからCFMデータを生成するので、高度なM
TIフィルタを構成でき、CFM画像の低速描出特性を
向上することが出来る。
【0019】第2の観点では、本発明は、極性が交互に
反転した6発の超音波パルスを組として被検体内へ送信
すると共に前記被検体内から各超音波パルスに対応する
超音波エコーを受信して受信エコー信号を生成し、極性
が反転した2発の超音波パルスに対応する受信エコー信
号の対を加算した和に基づいてハーモニックBモードデ
ータを生成し、各受信エコー信号からドプラ成分を抽出
し、1番目から3番目までの超音波パルスに対応するド
プラ成分を加重加算した和と2番目から4番目までの超
音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和とに
基づいてCFMデータを生成し、2番目から4番目まで
の超音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和
と3番目から5番目までの超音波パルスに対応するドプ
ラ成分を加重加算した和とに基づいてCFMデータを生
成し、3番目から5番目までの超音波パルスに対応する
ドプラ成分を加重加算した和と4番目から6番目までの
超音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和と
に基づいてCFMデータを生成し、前記CFMデータを
平均したCFMデータを生成し、前記ハーモニックBモ
ードデータに基づくハーモニックBモード画像および前
記CFMデータに基づくCFM画像を表示することを特
徴とする超音波画像表示方法を提供する。上記第2の観
点による超音波画像表示方法では、極性が交互に反転し
た6発の超音波パルスを組として送信し、そのうちの極
性が反転した2発の超音波パルスに対応する受信エコー
信号の対を加算した和に基づいてハーモニックBモード
データを生成し、該受信エコー信号から抽出したドプラ
成分の組を加重加算した和に基づいてCFMデータを生
成する。したがって、ハーモニックBモードデータとC
FMデータの両方で同一の受信エコー信号を共用するこ
とが可能となり、Bモード画像を高フレームレートで表
示することが出来る。また、6発の超音波パルスからC
FMデータを生成するので、より高度なMTIフィルタ
を構成でき、CFM画像の低速描出特性を向上すること
が出来る。
【0020】第3の観点では、本発明は、極性が交互に
反転した4発の超音波パルスを組として被検体内へ送信
すると共に前記被検体内から各超音波パルスに対応する
超音波エコーを受信して受信エコー信号を生成し、各受
信エコー信号からドプラ成分を抽出し、極性が反転した
2発の超音波パルスに対応するドプラ成分の対を加算し
た和に基づいてハーモニックBモードデータを生成し、
1番目から3番目までの超音波パルスに対応するドプラ
成分を加重加算した和と2番目から4番目までの超音波
パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和とに基づ
いてCFMデータを生成し、前記ハーモニックBモード
データに基づくハーモニックBモード画像および前記C
FMデータに基づくCFM画像を表示することを特徴と
する超音波画像表示方法を提供する。上記第3の観点に
よる超音波画像表示方法では、極性が交互に反転した4
発の超音波パルスを組として送信し、そのうちの極性が
反転した2発の超音波パルスに対応する受信エコー信号
から抽出したドプラ成分の対を加算した和に基づいてハ
ーモニックBモードデータを生成し、ドプラ成分の組を
加重加算した和に基づいてCFMデータを生成する。し
たがって、ハーモニックBモードデータとCFMデータ
の両方で同一の受信エコー信号を共用することが可能と
なり、Bモード画像を高フレームレートで表示すること
が出来る。また、4発の超音波パルスからCFMデータ
を生成するので、高度なMTIフィルタを構成でき、C
FM画像の低速描出特性を向上することが出来る。
【0021】第4の観点では、本発明は、極性が交互に
反転した6発の超音波パルスを組として被検体内へ送信
すると共に前記被検体内から各超音波パルスに対応する
超音波エコーを受信して受信エコー信号を生成し、各受
信エコー信号からドプラ成分を抽出し、極性が反転した
2発の超音波パルスに対応するドプラ成分の対を加算し
た和に基づいてハーモニックBモードデータを生成し、
1番目から3番目までの超音波パルスに対応するドプラ
成分を加重加算した和と2番目から4番目までの超音波
パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和とに基づ
いてCFMデータを生成し、2番目から4番目までの超
音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和と3
番目から5番目までの超音波パルスに対応するドプラ成
分を加重加算した和とに基づいてCFMデータを生成
し、3番目から5番目までの超音波パルスに対応するド
プラ成分を加重加算した和と4番目から6番目までの超
音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和とに
基づいてCFMデータを生成し、前記CFMデータをを
平均したCFMデータを生成し、前記ハーモニックBモ
ードデータに基づくハーモニックBモード画像および前
記CFMデータに基づくCFM画像を表示することを特
徴とする超音波画像表示方法を提供する。上記第4の観
点による超音波画像表示方法では、極性が交互に反転し
た6発の超音波パルスを組として送信し、そのうちの極
性が反転した2発の超音波パルスに対応するドプラ信号
の対を加算した和に基づいてハーモニックBモードデー
タを生成し、ドプラ成分の組を加重加算した和に基づい
てCFMデータを生成する。したがって、ハーモニック
BモードデータとCFMデータの両方で同一の受信エコ
ー信号を共用することが可能となり、Bモード画像を高
フレームレートで表示することが出来る。また、6発の
超音波パルスからCFMデータを生成するので、より高
度なMTIフィルタを構成でき、CFM画像の低速描出
特性を向上することが出来る。
【0022】第5の観点では、本発明は、極性が交互に
反転した4発の超音波パルスを組として被検体内へ送信
する送信手段と、前記被検体内から各超音波パルスに対
応する超音波エコーの組を受信して受信エコー信号を出
力する受信手段と、極性が反転した2発の超音波パルス
に対応する受信エコー信号の対を加算する第1加算手段
と、その第1加算手段の出力信号に基づいてハーモニッ
クBモードデータを生成するハーモニックBモードデー
タ生成手段と、前記受信エコー信号からドプラ成分を抽
出するドプラ成分抽出手段と、1番目から3番目までの
超音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和と
2番目から4番目までの超音波パルスに対応するドプラ
成分を加重加算した和とを求める第2加算手段と、その
第2加算手段の出力信号に基づいてCFMデータを生成
するCFMデータ生成手段と、前記ハーモニックBモー
ドデータに基づくハーモニックBモード画像および前記
CFMデータに基づくCFM画像を表示する表示手段と
を具備したことを特徴とする超音波診断装置を提供す
る。上記第5の観点による超音波診断装置では、前記第
1の観点による超音波画像表示方法を好適に実施でき
る。
【0023】第6の観点では、本発明は、極性が交互に
反転した6発の超音波パルスを組として被検体内へ送信
する送信手段と、前記被検体内から各超音波パルスに対
応する超音波エコーの組を受信して受信エコー信号を出
力する受信手段と、極性が反転した2発の超音波パルス
に対応する受信エコー信号の対を加算する第1加算手段
と、その第1加算手段の出力信号に基づいてハーモニッ
クBモードデータを生成するハーモニックBモードデー
タ生成手段と、前記受信エコー信号からドプラ成分を抽
出するドプラ成分抽出手段と、1番目から3番目までの
超音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算して和と
2番目から4番目までの超音波パルスに対応するドプラ
成分を加重加算した和と3番目から5番目までの超音波
パルスに対応するドプラ成分を加重加算して和と4番目
から6番目までの超音波パルスに対応するドプラ成分を
加重加算した和とを求める第2加算手段と、その第2加
算手段の出力信号に基づいてCFMデータを生成するC
FMデータ生成手段と、前記ハーモニックBモードデー
タに基づくハーモニックBモード画像および前記CFM
データに基づくCFM画像を表示する表示手段とを具備
したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。上記
第6の観点による超音波診断装置では、前記第2の観点
による超音波画像表示方法を好適に実施できる。
【0024】第7の観点では、本発明は、極性が交互に
反転した4発の超音波パルスを組として被検体内へ送信
する送信手段と、前記被検体内から各超音波パルスに対
応する超音波エコーの組を受信して受信エコー信号を出
力する受信手段と、前記受信エコー信号からドプラ成分
を抽出するドプラ成分抽出手段と、極性が反転した2発
の超音波パルスに対応するドプラ成分の対を加算する第
1加算手段と、その第1加算手段の出力信号に基づいて
ハーモニックBモードデータを生成するハーモニックB
モードデータ生成手段と、1番目から3番目までの超音
波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和と2番
目から4番目までの超音波パルスに対応するドプラ成分
を加重加算した和とを求める第2加算手段と、その第2
加算手段の出力信号に基づいてCFMデータを生成する
CFMデータ生成手段と、前記ハーモニックBモードデ
ータに基づくハーモニックBモード画像および前記CF
Mデータに基づくCFM画像を表示する表示手段とを具
備したことを特徴とする超音波診断装置を提供する。上
記第7の観点による超音波診断装置では、前記第3の観
点による超音波画像表示方法を好適に実施できる。
【0025】第8の観点では、本発明は、極性が交互に
反転した6発の超音波パルスを組として被検体内へ送信
する送信手段と、前記被検体内から各超音波パルスに対
応する超音波エコーの組を受信して受信エコー信号を出
力する受信手段と、前記受信エコー信号からドプラ成分
を抽出するドプラ成分抽出手段と、極性が反転した2発
の超音波パルスに対応するドプラ成分の対を加算する第
1加算手段と、その第1加算手段の出力信号に基づいて
ハーモニックBモードデータを生成するハーモニックB
モードデータ生成手段と、1番目から3番目までの超音
波パルスに対応するドプラ成分を加重加算して和と2番
目から4番目までの超音波パルスに対応するドプラ成分
を加重加算した和と3番目から5番目までの超音波パル
スに対応するドプラ成分を加重加算して和と4番目から
6番目までの超音波パルスに対応するドプラ成分を加重
加算した和とを求める第2加算手段と、その第2加算手
段の出力信号に基づいてCFMデータを生成するCFM
データ生成手段と、前記ハーモニックBモードデータに
基づくハーモニックBモード画像および前記CFMデー
タに基づくCFM画像を表示する表示手段とを具備した
ことを特徴とする超音波診断装置を提供する。上記第8
の観点による超音波診断装置では、前記第4の観点によ
る超音波画像表示方法を好適に実施できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施形態により本
発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明
が限定されるものではない。
【0027】−第1の実施形態− 図1は、本発明の第1の実施形態にかかる超音波診断装
置を示す構成図である。この超音波診断装置100は、
超音波探触子1と、送信部2と、受信部3と、制御部4
と、メモリ5と、加算器6と、切換スイッチ7と、Bモ
ード処理部8と、直交検波部10と、メモリ11i,1
1qと、係数乗算加算器12i,12qと、自己相関器
15と、演算部16と、DSC17と、CRT18とを
具備して構成されている。
【0028】前記超音波探触子1および前記送信部2
は、図2の(a)に示すように、ハーモニックBモード
画像およびCFM画像を構成するための第1音線方向に
交互に極性が反転する4発の超音波パルスの組S1p,
S2n,S3p,S4nを送信し、次にハーモニックB
モード画像およびCFM画像を構成するための第2音線
方向に交互に極性が反転する4発の超音波パルスの組S
1p,S2n,S3p,S4nを送信する、というよう
に、正負正負の超音波パルスの組を被検体内へ送信す
る。
【0029】前記超音波探触子1および前記受信部3
は、前記超音波パルスの組に対応する超音波エコーを被
検体内から受信する。そして、図2の(b)に示すよう
に、該超音波エコーに基づく受信エコー信号の組R1
p,R2n,R3p,R4nを順に出力する。
【0030】前記切換スイッチ7が図1で破線の位置に
ある時、前記受信エコー信号R1p,R2n,R3p,
R4nが次々に前記Bモード処理部8に入力される。そ
こで、前記Bモード処理部8は、図2の(c)に示すよ
うに、前記受信エコー信号R1p,R2n,R3p,R
4nのそれぞれに基づく通常のBモードデータを出力す
る。
【0031】前記DSC17は、前記受信エコー信号R
1p,R2n,R3p,R4nのそれぞれに基づく通常
のBモードデータのうちの一つまたは全体を平均したデ
ータに基づいてBモード画像データを生成し、前記CR
T18へ渡す。前記CRT18は、前記Bモード画像デ
ータに基づいてBモード画像を画面上に表示する。
【0032】一方、前記メモリ5は、前記受信エコー信
号R1p,R2n,R3p,R4nを入れ替えながら順
に格納する。前記メモリ5の読み書きは、前記制御部4
により制御される。前記加算器6は、前記メモリ5に格
納された受信エコー信号とその直後の受信エコー信号と
を加算し、その和すなわちR1p+R2n,R2n+R
3p,R3p+R4nを出力する。この加算器6での加
算において、加算する受信エコー信号に対応する超音波
パルスの極性は互いに反転しているので、加算する受信
エコー信号の基本波成分には180°の位相差が生じて
いる。ただし、2次高調波成分に関しては、原理上、位
相差が生じない。したがって、加算により基本波成分が
除去され、2次高調波成分のみが抽出されることにな
る。前記切換スイッチ7が図1で実線の位置にある時、
前記和R1p+R2n,R2n+R3p,R3p+R4
nが次々に前記Bモード処理部8に入力される。そこ
で、前記Bモード処理部8は、図2の(d)に示すよう
に、前記和R1p+R2n,R2n+R3p,R3p+
R4nのそれぞれに基づくハーモニックBモードデータ
を出力する。
【0033】前記DSC17は、前記和R1p+R2
n,R2n+R3p,R3p+R4nのそれぞれに基づ
くハーモニックBモードデータのうちの一つまたは全体
を平均したデータに基づいてハーモニックBモード画像
データを生成し、前記CRT18へ渡す。前記CRT1
8は、前記ハーモニックBモード画像データに基づいて
ハーモニックBモード画像を画面上に表示する。
【0034】他方、前記直交検波部10は、前記受信部
3で得た受信エコー信号からドプラ信号のIデータ(同
相成分)およびQデータ(直交成分)を抽出し、前記I
データを前記メモリ11iおよび前記係数乗算加算器1
2iへ渡し、前記Qデータを前記メモリ11qおよび前
記係数乗算加算器12qへ渡す。
【0035】前記メモリ11iは、前記受信エコー信号
R1p,R2n,R3p,R4nに対応するIデータR
1pi,R2ni,R3pi,R4niのうちのR1p
i,R2niの対またはR2ni,R3piの対を入れ
替えながら順に格納する。前記メモリ11iの読み書き
は、前記制御部4により制御される。
【0036】前記係数乗算加算器12iは、前記メモリ
11iに格納されたIデータと、その直後の受信エコー
信号に対応するIデータとを次式により加重加算し、和
W1i,W2iを出力する。 (1)メモリ11iにR1pi,R2niの対が格納さ
れている時 W1i=(-0.5)R1pi+(-1)R2ni+(-0.5)R3pi (2)メモリ11iにR2ni,R3piの対が格納さ
れている時 W2i=(+0.5)R2ni+(+1)R3pi+(+0.5)R4ni 上式の係数(-0.5)、(-1)、(-0.5)、(+0.5)、(+1)、(+0.
5)の選択や加重加算のタイミングは、前記制御部4によ
り制御される。上記加重加算により、3次のFIR型M
TIフィルタと等価なフィルタリングが実現される。
【0037】前記メモリ11qは、前記受信エコー信号
R1p,R2n,R3p,R4nに対応するQデータR
1pq,R2nq,R3pq,R4nqのうちのR1p
q,R2nqの対またはR2nq,R3pqの対を入れ
替えながら順に格納する。前記メモリ11qの読み書き
は、前記制御部4により制御される。
【0038】前記係数乗算加算器12qは、前記メモリ
11qに格納されたQデータと、その直後の受信エコー
信号に対応するQデータとを次式により加重加算し、和
W1q,W2qを出力する。 (1)メモリ11qにR1pq,R2nqの対が格納さ
れている時 W1q=(-0.5)R1pq+(-1)R2nq+(-0.5)R3pq (2)メモリ11qにR2nq,R3pqの対が格納さ
れている時 W2q=(+0.5)R2nq+(+1)R3pq+(+0.5)R4nq 上式の係数(-0.5)、(-1)、(-0.5)、(+0.5)、(+1)、(+0.
5)の選択や加重加算のタイミングは、前記制御部4によ
り制御される。上記加重加算により、3次のFIR型M
TIフィルタと等価なフィルタリングが実現される。
【0039】前記自己相関器15は、和W1i,W2
i,W1q,W2qを用いた自己相関演算により平均周
波数等を算出する。前記演算部16は、流れの速度v,
パワーレベルp,分散σを算出する。すなわち、図2の
(e)に示すように、前記加重加算器12i,12qの
出力信号(-0.5)R1p+(-1)R2n+(-0.5)R3p,(+0.5)R2n+(+
1)R3p+(+0.5)R4nに基づいてCFMデータが生成され
る。
【0040】前記DSC17は、前記CFMデータに基
づいてCFM画像データを生成し、前記CRT18へ渡
す。前記CRT18は、前記CFM画像データに基づい
てCFM画像を画面上に表示する。
【0041】上記第1の実施形態に係る超音波診断装置
100によれば、ハーモニックBモードデータとCFM
データの両方で同一の受信エコー信号を共用することが
可能となり、Bモード画像を高フレームレートで表示す
ることが出来る。また、4発の超音波パルスからCFM
データを生成するので、高度なMTIフィルタを構成で
き、CFM画像の低速描出特性を向上することが出来
る。
【0042】上記の例では、ハーモニックBモード画像
が128音線で形成されるなら、CFM画像も128音
線で形成されることになる。しかし、必ずしも同じ音線
数にする必要はない。例えば、第1〜第128音線のう
ちの第4,第8,第12,…,第124,第128音線
のみで上記のように極性が交互に反転した4発の超音波
パルスを組として被検体内へ送信し、ハーモニックBモ
ードデータおよびCFMデータを生成し、その他の音線
では正負の2発の超音波パルスの対のみを被検体内へ送
信してハーモニックBモードデータのみを生成するよう
にしてもよい。この場合、ハーモニックBモード画像が
128音線で形成され、CFM画像が32音線で形成さ
れることになる。同様に、第1〜第128音線でハーモ
ニックBモード画像を生成し、関心領域を含む比較的少
数の音線群でCFM画像を生成するようにしてもよい。
【0043】上記の例では、ハーモニックBモード画像
とCFM画像のフレームレートは同じになるが、必ずし
も同じフレームレートにする必要はない。例えば、正負
の2発の超音波パルスの対のみを被検体内へ送信してハ
ーモニックBモードデータのみを生成することによりハ
ーモニックBモード画像のみを生成することを3枚繰り
返す毎に、極性が交互に反転した4発の超音波パルスを
組として被検体内へ送信してハーモニックBモードデー
タおよびCFMデータを生成しハーモニックBモード画
像およびCFM画像を1枚生成するようにしてもよい。
この場合、ハーモニックBモード画像とCFM画像のフ
レームレートは4:1になる。
【0044】−第2の実施形態− 第2の実施形態に係る超音波診断装置の構成は、第1の
実施形態に係る超音波診断装置100と基本的に同じで
あるが、動作が異なる。
【0045】前記超音波探触子1および前記送信部2
は、図3の(a)に示すように、ハーモニックBモード
画像およびCFM画像を構成するための第1音線方向に
交互に極性が反転する6発の超音波パルスの組S1p,
S2n,S3p,S4n,S5p,S6nを送信し、次
にハーモニックBモード画像およびCFM画像を構成す
るための第2音線方向に交互に極性が反転する6発の超
音波パルスの組S1p,S2n,S3p,S4n,S5
p,S6nを送信する、というように、正負正負正負の
超音波パルスの組を被検体内へ送信する。
【0046】前記超音波探触子1および前記受信部3
は、前記超音波パルスの組に対応する超音波エコーを被
検体内から受信する。そして、図3の(b)に示すよう
に、該超音波エコーに基づく受信エコー信号の組R1
p,R2n,R3p,R4n,R5p,R6nを順に出
力する。
【0047】前記切換スイッチ7が図1で破線の位置に
ある時、前記受信エコー信号R1p,R2n,R3p,
R4n,R5p,R6nが次々に前記Bモード処理部8
に入力される。そこで、前記Bモード処理部8は、図3
の(c)に示すように、前記受信エコー信号R1p,R
2n,R3p,R4n,R5p,R6nのそれぞれに基
づく通常のBモードデータを出力する。
【0048】前記DSC17は、前記受信エコー信号R
1p,R2n,R3p,R4n,R5p,R6nのそれ
ぞれに基づく通常のBモードデータのうちの一つまたは
全体を平均したデータに基づいてBモード画像データを
生成し、前記CRT18へ渡す。前記CRT18は、前
記Bモード画像データに基づいてBモード画像を画面上
に表示する。
【0049】一方、前記メモリ5は、前記受信エコー信
号R1p,R2n,R3p,R4n,R5p,R6nを
入れ替えながら順に格納する。前記メモリ5の読み書き
は、前記制御部4により制御される。前記加算器6は、
前記メモリ5に格納された受信エコー信号とその直後の
受信エコー信号とを加算し、その和すなわちR1p+R
2n,R2n+R3p,R3p+R4n,R4n+R5
p,R5p+R6nを出力する。この加算器6での加算
において、加算する受信エコー信号に対応する超音波パ
ルスの極性は互いに反転しているので、加算する受信エ
コー信号の基本波成分には180°の位相差が生じてい
る。ただし、2次高調波成分に関しては、原理上、位相
差が生じない。したがって、加算により基本波成分が除
去され、2次高調波成分のみが抽出されることになる。
前記切換スイッチ7が図1で実線の位置にある時、前記
和R1p+R2n,R2n+R3p,R3p+R4n,
R4n+R5p,R5p+R6nが次々に前記Bモード
処理部8に入力される。そこで、前記Bモード処理部8
は、図3の(d)に示すように、前記和R1p+R2
n,R2n+R3p,R3p+R4n,R4n+R5
p,R5p+R6nのそれぞれに基づくハーモニックB
モードデータを出力する。
【0050】前記DSC17は、前記和R1p+R2
n,R2n+R3p,R3p+R4n,R4n+R5
p,R5p+R6nのそれぞれに基づくハーモニックB
モードデータのうちの一つまたは全体を平均したデータ
に基づいてハーモニックBモード画像データを生成し、
前記CRT18へ渡す。前記CRT18は、前記ハーモ
ニックBモード画像データに基づいてハーモニックBモ
ード画像を画面上に表示する。
【0051】他方、前記直交検波部10は、前記受信部
3で得た受信エコー信号からドプラ信号のIデータ(同
相成分)およびQデータ(直交成分)を抽出し、前記I
データを前記メモリ11iおよび前記係数乗算加算器1
2iへ渡し、前記Qデータを前記メモリ11qおよび前
記係数乗算加算器12qへ渡す。
【0052】前記メモリ11iは、前記受信エコー信号
R1p,R2n,R3p,R4n,R5p,R6nに対
応するIデータR1pi,R2ni,R3pi,R4n
i,R5pi,R6niのうちのR1pi,R2niの
対、R2ni,R3piの対、R3pi,R4niまた
はR4ni,R5piの対を入れ替えながら順に格納す
る。前記メモリ11iの読み書きは、前記制御部4によ
り制御される。
【0053】前記係数乗算加算器12iは、前記メモリ
11iに格納されたIデータと、その直後の受信エコー
信号に対応するIデータとを次式により加重加算し、和
W1i,W2i,W3i,W4iを出力する。 (1)メモリ11iにR1pi,R2niの対が格納さ
れている時 W1i=(-0.5)R1pi+(-1)R2ni+(-0.5)R3pi (2)メモリ11iにR2ni,R3piの対が格納さ
れている時 W2i=(+0.5)R2ni+(+1)R3pi+(+0.5)R4ni (3)メモリ11iにR3pi,R4niの対が格納さ
れている時 W3i=(-0.5)R3pi+(-1)R4ni+(-0.5)R5pi (4)メモリ11iにR4ni,R5piの対が格納さ
れている時 W4i=(+0.5)R4ni+(+1)R5pi+(+0.5)R6ni 上式の係数(-0.5)、(-1)、(-0.5)、(+0.5)、(+1)、(+0.
5)の選択や加重加算のタイミングは、前記制御部4によ
り制御される。上記加重加算により、3次のFIR型M
TIフィルタと等価なフィルタリングが実現される。
【0054】前記メモリ11qは、前記受信エコー信号
R1p,R2n,R3p,R4n,R5p,R6nに対
応するQデータR1pq,R2nq,R3pq,R4n
q,R5pq,R6nqのうちのR1pq,R2nqの
対、R2nq,R3pqの対、R3pq,R4nqまた
はR4nq,R5pqの対を入れ替えながら順に格納す
る。前記メモリ11qの読み書きは、前記制御部4によ
り制御される。
【0055】前記係数乗算加算器12qは、前記メモリ
11qに格納されたQデータと、その直後の受信エコー
信号に対応するQデータとを次式により加重加算し、和
W1q,W2q,W3q,W4qを出力する。 (1)メモリ11qにR1pq,R2nqの対が格納さ
れている時 W1q=(-0.5)R1pq+(-1)R2nq+(-0.5)R3pq (2)メモリ11qにR2nq,R3pqの対が格納さ
れている時 W2q=(+0.5)R2nq+(+1)R3pq+(+0.5)R4nq (3)メモリ11iにR3pi,R4niの対が格納さ
れている時 W3q=(-0.5)R3pq+(-1)R4nq+(-0.5)R5pq (4)メモリ11iにR4ni,R5piの対が格納さ
れている時 W4q=(+0.5)R4nq+(+1)R5pq+(+0.5)R6nq 上式の係数(-0.5)、(-1)、(-0.5)、(+0.5)、(+1)、(+0.
5)の選択や加重加算のタイミングは、前記制御部4によ
り制御される。上記加重加算により、3次のFIR型M
TIフィルタと等価なフィルタリングが実現される。
【0056】前記自己相関器15は、和W1i,W2
i,W1q,W2qを用いた自己相関演算、和W2i,
W3i,W2q,W3qを用いた自己相関演算および和
W3i,W4i,W3q,W4qを用いた自己相関演算
により3個の自己相関演算結果を得ると、それらを平均
し、その平均から平均周波数等を算出する。前記演算部
16は、流れの速度v,パワーレベルp,分散σを算出
する。すなわち、図3の(e)に示すように、前記加重
加算器12i,12qの出力信号(-0.5)R1p+(-1)R2n+(-
0.5)R3p,(+0.5)R2n+(+1)R3p+(+0.5)R4n,(-0.5)R3p+(-
1)R4n+(-0.5)R5pおよび(+0.5)R4n+(+1)R5p+(+0.5)R6nに
基づいてCFMデータが生成される。
【0057】前記DSC17は、前記CFMデータに基
づいてCFM画像データを生成し、前記CRT18へ渡
す。前記CRT18は、前記CFM画像データに基づい
てCFM画像を画面上に表示する。
【0058】上記第2の実施形態に係る超音波診断装置
によれば、ハーモニックBモードデータとCFMデータ
の両方で同一の受信エコー信号を共用することが可能と
なり、Bモード画像を高フレームレートで表示すること
が出来る。また、4発の超音波パルスからCFMデータ
を生成するので、高度なMTIフィルタを構成でき、C
FM画像の低速描出特性を向上することが出来る。
【0059】−第3の実施形態− 図4は、本発明の第3の実施形態にかかる超音波診断装
置を示す構成図である。この超音波診断装置300は、
超音波探触子1と、送信部2と、受信部3と、制御部3
4と、直交検波部10と、メモリ11i,11qと、加
算器6i,6qと、切換スイッチ7i,7qと、Bモー
ド処理部38と、係数乗算加算器12i,12qと、自
己相関器15と、演算部16と、DSC17と、CRT
18とを具備して構成されている。
【0060】この超音波診断装置300において、超音
波探触子1と、送信部2と、受信部3と、直交検波部1
0と、メモリ11i,11qと、係数乗算加算器12
i,12qと、自己相関器15と、演算部16の動作
は、上記第1の実施形態にかかる超音波診断装置100
の各構成要素の動作と同じである。
【0061】一方、前記切換スイッチ7i,7qが図4
で破線の位置にある時、前記受信エコー信号R1p,R
2n,R3p,R4nのIデータおよびQデータが次々
に前記Bモード処理部38に入力される。そこで、前記
Bモード処理部38は、図2の(c)に示すように、前
記受信エコー信号R1p,R2n,R3p,R4nのそ
れぞれに基づく通常のBモードデータを出力する。
【0062】前記DSC17は、前記受信エコー信号R
1p,R2n,R3p,R4nのそれぞれに基づく通常
のBモードデータのうちの一つまたは全体を平均したデ
ータに基づいてBモード画像データを生成し、前記CR
T18へ渡す。前記CRT18は、前記Bモード画像デ
ータに基づいてBモード画像を画面上に表示する。
【0063】前記加算器6i,6qは、前記メモリ11
i,11qに格納された最新の受信エコー信号とその直
後の受信エコー信号とを加算し、その和すなわちR1p
+R2n,R2n+R3p,R3p+R4nを出力す
る。この加算器6i,6qでの加算において、加算する
受信エコー信号に対応する超音波パルスの極性は互いに
反転しているので、加算する受信エコー信号の基本波成
分には180°の位相差が生じている。ただし、2次高
調波成分に関しては、原理上、位相差が生じない。した
がって、加算により基本波成分が除去され、2次高調波
成分のみが抽出されることになる。前記切換スイッチ7
i,7qが図4で実線の位置にある時、前記和R1p+
R2n,R2n+R3p,R3p+R4nが次々に前記
Bモード処理部38に入力される。そこで、前記Bモー
ド処理部38は、図2の(d)に示すように、前記和R
1p+R2n,R2n+R3p,R3p+R4nのそれ
ぞれに基づくハーモニックBモードデータを出力する。
【0064】前記DSC17は、前記和R1p+R2
n,R2n+R3p,R3p+R4nのそれぞれに基づ
くハーモニックBモードデータのうちの一つまたは全体
を平均したデータに基づいてハーモニックBモード画像
データを生成し、前記CRT18へ渡す。前記CRT1
8は、前記ハーモニックBモード画像データに基づいて
ハーモニックBモード画像を画面上に表示する。
【0065】上記第3の実施形態に係る超音波診断装置
300によっても、上記第1の実施形態に係る超音波診
断装置100と同じ効果が得られる。
【0066】なお、上記第3の実施形態に係る超音波診
断装置300においても、上記第2の実施形態に係る超
音波診断装置と等価な動作が可能であり、同じ効果が得
られる。
【0067】−他の実施形態− パワーレベルに対して閾値処理を施すことで、反射が強
く且つ比較的動きの遅い部位(例えば心筋組織)の速度
をカラーに反映したTDI画像を生成し、CFM画像に
代えて又は加えて、表示してもよい。また、係数乗算加
算器12i,12qの出力は、3次のFIR型MTIフ
ィルタと等価なフィルタリングを経たものなので、これ
からパワーを求めてPDI画像を生成してもよい。
【0068】
【発明の効果】本発明の超音波画像表示方法および超音
波診断装置によれば、ハーモニックBモードデータとC
FMデータの両方で同一の受信エコー信号を共用するこ
とが可能となり、Bモード画像を高フレームレートで表
示することが出来る。また、4発または6発の超音波パ
ルスからCFMデータを生成するので、高度なMTIフ
ィルタを構成でき、CFM画像の低速描出特性を向上す
ることが出来る。すなわち、リアルタイム性に優れたハ
ーモニックBモード画像と低速描出特性に優れたCFM
画像とを同時に表示することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る超音波診断装置を示す構
成図である。
【図2】第1の実施形態に係る超音波パルス信号,受信
エコー信号,Bモードデータ,ハーモニックBモードデ
ータ,CFMデータを示すタイミング図である。
【図3】第2の実施形態に係る超音波パルス信号,受信
エコー信号,Bモードデータ,ハーモニックBモードデ
ータ,CFMデータを示すタイミング図である。
【図4】第3の実施形態にかかる超音波診断装置を示す
構成図である。
【図5】従来の超音波診断装置の一例を示す構成図であ
る。
【図6】従来の超音波診断装置における超音波パルス,
受信エコー信号,ハーモニックBモードデータ,CFM
データを示すタイミング図である。
【符号の説明】
100,300 超音波診断装置 1 超音波探触子 2 送信部 3 受信部 4,34 制御部 5,11i,11q メモリ 6,6i,6q 加算器 7,7i,7q 切換スイッチ 8,38 Bモード処理部 10 直交検波部 12i,12q 係数乗算加算器 15 自己相関器 16 演算部 17 DSC 18 CRT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 陽一 東京都日野市旭ケ丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C301 CC02 DD04 EE07 HH01 HH02 JB29 JB36 KK22

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極性が交互に反転した4発の超音波パル
    スを組として被検体内へ送信すると共に前記被検体内か
    ら各超音波パルスに対応する超音波エコーを受信して受
    信エコー信号を生成し、極性が反転した2発の超音波パ
    ルスに対応する受信エコー信号の対を加算した和に基づ
    いてハーモニックBモードデータを生成し、各受信エコ
    ー信号からドプラ成分を抽出し、1番目から3番目まで
    の超音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和
    と2番目から4番目までの超音波パルスに対応するドプ
    ラ成分を加重加算した和とに基づいてCFMデータを生
    成し、前記ハーモニックBモードデータに基づくハーモ
    ニックBモード画像および前記CFMデータに基づくC
    FM画像を表示することを特徴とする超音波画像表示方
    法。
  2. 【請求項2】 極性が交互に反転した6発の超音波パル
    スを組として被検体内へ送信すると共に前記被検体内か
    ら各超音波パルスに対応する超音波エコーを受信して受
    信エコー信号を生成し、極性が反転した2発の超音波パ
    ルスに対応する受信エコー信号の対を加算した和に基づ
    いてハーモニックBモードデータを生成し、各受信エコ
    ー信号からドプラ成分を抽出し、1番目から3番目まで
    の超音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和
    と2番目から4番目までの超音波パルスに対応するドプ
    ラ成分を加重加算した和とに基づいてCFMデータを生
    成し、2番目から4番目までの超音波パルスに対応する
    ドプラ成分を加重加算した和と3番目から5番目までの
    超音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和と
    に基づいてCFMデータを生成し、3番目から5番目ま
    での超音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した
    和と4番目から6番目までの超音波パルスに対応するド
    プラ成分を加重加算した和とに基づいてCFMデータを
    生成し、前記CFMデータを平均したCFMデータを生
    成し、前記ハーモニックBモードデータに基づくハーモ
    ニックBモード画像および前記CFMデータに基づくC
    FM画像を表示することを特徴とする超音波画像表示方
    法。
  3. 【請求項3】 極性が交互に反転した4発の超音波パル
    スを組として被検体内へ送信すると共に前記被検体内か
    ら各超音波パルスに対応する超音波エコーを受信して受
    信エコー信号を生成し、各受信エコー信号からドプラ成
    分を抽出し、極性が反転した2発の超音波パルスに対応
    するドプラ成分の対を加算した和に基づいてハーモニッ
    クBモードデータを生成し、1番目から3番目までの超
    音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和と2
    番目から4番目までの超音波パルスに対応するドプラ成
    分を加重加算した和とに基づいてCFMデータを生成
    し、前記ハーモニックBモードデータに基づくハーモニ
    ックBモード画像および前記CFMデータに基づくCF
    M画像を表示することを特徴とする超音波画像表示方
    法。
  4. 【請求項4】 極性が交互に反転した6発の超音波パル
    スを組として被検体内へ送信すると共に前記被検体内か
    ら各超音波パルスに対応する超音波エコーを受信して受
    信エコー信号を生成し、各受信エコー信号からドプラ成
    分を抽出し、極性が反転した2発の超音波パルスに対応
    するドプラ成分の対を加算した和に基づいてハーモニッ
    クBモードデータを生成し、1番目から3番目までの超
    音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和と2
    番目から4番目までの超音波パルスに対応するドプラ成
    分を加重加算した和とに基づいてCFMデータを生成
    し、2番目から4番目までの超音波パルスに対応するド
    プラ成分を加重加算した和と3番目から5番目までの超
    音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和とに
    基づいてCFMデータを生成し、3番目から5番目まで
    の超音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和
    と4番目から6番目までの超音波パルスに対応するドプ
    ラ成分を加重加算した和とに基づいてCFMデータを生
    成し、前記CFMデータをを平均したCFMデータを生
    成し、前記ハーモニックBモードデータに基づくハーモ
    ニックBモード画像および前記CFMデータに基づくC
    FM画像を表示することを特徴とする超音波画像表示方
    法。
  5. 【請求項5】 極性が交互に反転した4発の超音波パル
    スを組として被検体内へ送信する送信手段と、前記被検
    体内から各超音波パルスに対応する超音波エコーの組を
    受信して受信エコー信号を出力する受信手段と、極性が
    反転した2発の超音波パルスに対応する受信エコー信号
    の対を加算する第1加算手段と、その第1加算手段の出
    力信号に基づいてハーモニックBモードデータを生成す
    るハーモニックBモードデータ生成手段と、前記受信エ
    コー信号からドプラ成分を抽出するドプラ成分抽出手段
    と、1番目から3番目までの超音波パルスに対応するド
    プラ成分を加重加算した和と2番目から4番目までの超
    音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和とを
    求める第2加算手段と、その第2加算手段の出力信号に
    基づいてCFMデータを生成するCFMデータ生成手段
    と、前記ハーモニックBモードデータに基づくハーモニ
    ックBモード画像および前記CFMデータに基づくCF
    M画像を表示する表示手段とを具備したことを特徴とす
    る超音波診断装置。
  6. 【請求項6】 極性が交互に反転した6発の超音波パル
    スを組として被検体内へ送信する送信手段と、前記被検
    体内から各超音波パルスに対応する超音波エコーの組を
    受信して受信エコー信号を出力する受信手段と、極性が
    反転した2発の超音波パルスに対応する受信エコー信号
    の対を加算する第1加算手段と、その第1加算手段の出
    力信号に基づいてハーモニックBモードデータを生成す
    るハーモニックBモードデータ生成手段と、前記受信エ
    コー信号からドプラ成分を抽出するドプラ成分抽出手段
    と、1番目から3番目までの超音波パルスに対応するド
    プラ成分を加重加算して和と2番目から4番目までの超
    音波パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和と3
    番目から5番目までの超音波パルスに対応するドプラ成
    分を加重加算して和と4番目から6番目までの超音波パ
    ルスに対応するドプラ成分を加重加算した和とを求める
    第2加算手段と、その第2加算手段の出力信号に基づい
    てCFMデータを生成するCFMデータ生成手段と、前
    記ハーモニックBモードデータに基づくハーモニックB
    モード画像および前記CFMデータに基づくCFM画像
    を表示する表示手段とを具備したことを特徴とする超音
    波診断装置。
  7. 【請求項7】 極性が交互に反転した4発の超音波パル
    スを組として被検体内へ送信する送信手段と、前記被検
    体内から各超音波パルスに対応する超音波エコーの組を
    受信して受信エコー信号を出力する受信手段と、前記受
    信エコー信号からドプラ成分を抽出するドプラ成分抽出
    手段と、極性が反転した2発の超音波パルスに対応する
    ドプラ成分の対を加算する第1加算手段と、その第1加
    算手段の出力信号に基づいてハーモニックBモードデー
    タを生成するハーモニックBモードデータ生成手段と、
    1番目から3番目までの超音波パルスに対応するドプラ
    成分を加重加算した和と2番目から4番目までの超音波
    パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和とを求め
    る第2加算手段と、その第2加算手段の出力信号に基づ
    いてCFMデータを生成するCFMデータ生成手段と、
    前記ハーモニックBモードデータに基づくハーモニック
    Bモード画像および前記CFMデータに基づくCFM画
    像を表示する表示手段とを具備したことを特徴とする超
    音波診断装置。
  8. 【請求項8】 極性が交互に反転した6発の超音波パル
    スを組として被検体内へ送信する送信手段と、前記被検
    体内から各超音波パルスに対応する超音波エコーの組を
    受信して受信エコー信号を出力する受信手段と、前記受
    信エコー信号からドプラ成分を抽出するドプラ成分抽出
    手段と、極性が反転した2発の超音波パルスに対応する
    ドプラ成分の対を加算する第1加算手段と、その第1加
    算手段の出力信号に基づいてハーモニックBモードデー
    タを生成するハーモニックBモードデータ生成手段と、
    1番目から3番目までの超音波パルスに対応するドプラ
    成分を加重加算して和と2番目から4番目までの超音波
    パルスに対応するドプラ成分を加重加算した和と3番目
    から5番目までの超音波パルスに対応するドプラ成分を
    加重加算して和と4番目から6番目までの超音波パルス
    に対応するドプラ成分を加重加算した和とを求める第2
    加算手段と、その第2加算手段の出力信号に基づいてC
    FMデータを生成するCFMデータ生成手段と、前記ハ
    ーモニックBモードデータに基づくハーモニックBモー
    ド画像および前記CFMデータに基づくCFM画像を表
    示する表示手段とを具備したことを特徴とする超音波診
    断装置。
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