JP2002141125A - 可撓性プリント基板接続用コネクタ及びこれを用いた可撓性プリント基板接続方法 - Google Patents

可撓性プリント基板接続用コネクタ及びこれを用いた可撓性プリント基板接続方法

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JP2002141125A
JP2002141125A JP2000332821A JP2000332821A JP2002141125A JP 2002141125 A JP2002141125 A JP 2002141125A JP 2000332821 A JP2000332821 A JP 2000332821A JP 2000332821 A JP2000332821 A JP 2000332821A JP 2002141125 A JP2002141125 A JP 2002141125A
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Yasuo Takemura
安男 竹村
Kazuya Akashi
一弥 明石
Ichiro Terunuma
一郎 照沼
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 可撓性プリント基板の端末同士を安価に、簡
単に、且つ確実に接続することができる可撓性プリント
基板接続用コネクタ及び可撓性プリント基板接続方法を
提供する。 【解決手段】 コネクタハウジング10は、FPCの端
末部を内部に収容する端末部収容室11の上部内壁11
aに突設された第1の突条14を備えてる。リテーナ2
0は、挿入固定板22と、この挿入固定板22の上面2
2aに突設された第2の突条23と、長孔24と、挿入
固定板22とを連結する連結部25とを備えて構成され
る。端子収容室11に挿入された導体配線101,20
1同士が接触するように合わせた状態の端末部303を
第1及び第2の突条14,23の上下面が端末部303
の厚み方向に挟み込んで、導体配線101,201同士
を圧着接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、可撓性プリント
基板接続用コネクタ及びこれを用いた可撓性プリント基
板接続方法に関し、特に、可撓性プリント基板の端末同
士を安価に、簡単に、且つ確実に接続することができる
可撓性プリント基板接続用コネクタ及び可撓性プリント
基板接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば自動車等に用いられている
ワイヤハーネスをできるだけ可撓性プリント基板(Flex
ible Printed Circuits:FPC)に代替しようとする
動きが活発になってきている。このような動きに則っ
て、例えば、図8に示すように、自動車等のダッシュボ
ード300の内側に搭載された電子制御ユニット301
やヒューズボックス302等を電気的に接続するために
は、従来の回路接続用ワイヤハーネス500に代えて、
FPC400をより多く使用することになる。
【0003】このような用途でFPCを使用する場合、
一般的には、例えば家電製品で用いられるFPCよりも
遥かにサイズの大きなFPCを使用することとなる。通
常、FPCは金型で外形抜きをして製作されるため、そ
の大きさは所定のサイズに制約されているが、図8に示
すような従来の回路接続用ワイヤハーネス500に代え
て使用する場合や複雑な取り回しを必要とする箇所に使
用する場合などでは現状の製造限界のFPCよりも更に
大きなサイズのFPCや複雑な形状のFPC等が必要と
なる。
【0004】このような場合、図9に示すように、例え
ば、それぞれ別々に製造したいくつかのFPC401〜
404やFPCハーネス405,406等をジョイント
させて一つのFPC400を形成して使用するというよ
うな対策が採られている。このように別々のFPC40
1〜404同士やFPC401〜404とFPCハーネ
ス405,406等を接続するためには、例えば図10
に示すような接続方法が一般的に行われている。
【0005】即ち、図10(a)に示すような接続方法
としては、例えばFPC402の端末部402aの可撓
性絶縁フィルム(以下、「絶縁フィルム」と呼ぶ。)4
02b上に形成された露出状態の導体配線402cの上
に半田407を充填・塗布等し、FPC401の端末部
401aの絶縁フィルム401b上に形成された露出状
態の導体配線401cが半田407を介して導体配線4
02cと対向するように端末部401aを半田407上
に載置した後、半田溶接装置(図示せず)の半田ごて先
端部408をFPC401の端末部401aの絶縁フィ
ルム401b上側に当接し、熱により半田407を溶融
して両導体配線401c,402cを電気的に接続し、
両FPC401,402をジョイントする。一方、同図
(b)に示すような接続方法としては、例えば、FPC
404の端末部404aの絶縁フィルム404b上に形
成された導体配線404cの上に導電性接着剤(導電性
接着膜、異方導電性接着剤及び異方導電性接着膜等を含
む。)409を充填等してFPC403の端末部403
aの絶縁フィルム403b上に形成された導体配線40
3cが導電性接着剤409を介して導体配線404cと
対向するように端末部403aを導電性接着剤409の
上に載置した後、熱圧着装置(図示せず)の圧着ヘッド
の先端部410をFPC403の端末部403aの絶縁
フィルム403bの上側に当接し、FPC404の端末
部404aの絶縁フィルム404bの下側が接触してい
る熱圧着装置のワークテーブル411に向かって熱しな
がら押圧することにより両導体配線403c,404c
を電気的に接続し、両FPC403,404をジョイン
トする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た半田による接続方法や接着剤による接続方法では、い
ずれの方法でも接続に際して半田や接着剤に熱を加える
必要があるため、熱に強い絶縁フィルムや導体配線等の
基材にする材料を選定しなければならず、材料コストの
上昇に繋がるおそれがある。また、半田溶接装置や熱圧
着装置等を用いたFPCの接続作業には、専用の工具や
設備等が必要であると共に、熟練した接続作業の技術も
要求されるため、作業性の向上がなかなか図れないとい
う問題もある。
【0007】この発明は、上記のような問題点に鑑みて
なされたもので、可撓性プリント基板の端末同士を安価
に、簡単に、且つ確実に接続することができる可撓性プ
リント基板接続用コネクタ及び可撓性プリント基板接続
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る可撓性プ
リント基板接続用コネクタは、可撓性フィルムに導体配
線が形成された複数の可撓性プリント基板の端末部に形
成された前記導体配線同士の電気的接続を行うための可
撓性プリント基板接続用コネクタであって、前記コネク
タは、前記複数の可撓性プリント基板の端末部を、その
端末部の前記導体配線同士が接触するように向かい合わ
せた状態で収容する端末部収容室を形成してなるコネク
タハウジングと、このコネクタハウジングの端末部収容
室に挿入されて前記端末部収容室の内壁との間で前記端
末部収容室に収容された端末部を挟持固定する挿入固定
板を有するリテーナとを備えたものであることを特徴と
する。
【0009】前記端末部を挟持固定する前記端末部収容
室の内壁と、前記挿入固定板の前記内壁と対向する面と
に、前記端末部収容室に収容された端末部を厚み方向に
押圧するためのなだらかな突起がそれぞれ形成されてい
ることが望ましい。
【0010】また、前記端末部を挟持固定する前記端末
部収容室の内壁と、前記挿入固定板の前記内壁と対向す
る面との少なくとも一方に、前記端末部収容室に収容さ
れた端末部に局部的に応力を集中させるための複数の応
力集中突起がそれぞれ形成されていることが望ましい。
【0011】なお、前記リテーナは、好ましくは前記コ
ネクタハウジングに対して前記挿入固定板の挿入方向に
スライド自在に設けられ、完全挿入状態で前記コネクタ
ハウジングにロックするロック機構が設けられ、前記挿
入方向の基端側に前記可撓性プリント基板の端末部が挿
入される長孔が形成されたものである。
【0012】この発明に係る可撓性プリント基板接続方
法は、可撓性フィルムに導体配線が形成された複数の可
撓性プリント基板の端末部に形成された前記導体配線同
士の電気的接続を行うための可撓性プリント基板接続方
法であって、前記複数の可撓性プリント基板の端末部
を、その端末部の前記導体配線同士が接触するように向
かい合わせてコネクタハウジングの端末部収容室に挿入
した状態で、前記コネクタハウジングの端末部収容室に
リテーナの挿入固定板を挿入することによって前記端末
部収容室の内壁と前記挿入固定板との間で前記端末部収
容室に収容された端末部を挟持固定するようにしたこと
を特徴とする。
【0013】この発明によれば、可撓性フィルム(絶縁
フィルム)に導体配線が形成された複数の可撓性プリン
ト基板(以下、「FPC」と呼ぶ。)の端末部に形成さ
れた導体配線同士の電気的接続を行うためのFPC接続
用コネクタとして、複数のFPCの端末部を、その端末
部の導体配線同士が接触するように向かい合わせた状態
で収容する端末部収容室を形成してなるコネクタハウジ
ングと、このコネクタハウジングの端末部収容室に挿入
されて端末部収容室の内壁との間で収容された端末部を
挟持固定する挿入固定板を有するリテーナとを備えたコ
ネクタを採用する。このため、FPCの端末部を、その
端末部の導体配線同士が接触するように向かい合わせた
状態にし、リテーナの挿入方向の基端側に形成された長
孔を通してコネクタハウジングに形成された端末部収容
室に挿入した後、リテーナの挿入固定板をコネクタハウ
ジングの端末部収容室に挿入すると、端末部収容室の内
壁と挿入固定板の端末部収容室の内壁と対向する面とに
形成されたなだらかな突起が端末部収容室に収容された
端末部を厚み方向に押し付けるため、専用の工具等を用
いなくても誰にでも簡単にFPCの導体配線同士の接続
をすることができ、接続作業が簡易化し生産性の向上を
図ることが可能となる。また、導体配線同士の接続に際
して半田や導電性接着剤等の材料を使用する必要がない
と共に、例えばFPC等を加熱する必要もないため、こ
れらFPC等の基材の選定に幅ができ、材料コストの削
減を図ることも可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、こ
の発明の実施例を説明する。図1は、この発明の一実施
例に係るFPC接続用コネクタを示す上方斜視図、図2
(a)は、FPC接続用コネクタを構成するコネクタハ
ウジングの下方平面図、同図(b)は、同じく正面図、
同図(c)は、(b)のA−A´断面図、図3(a)
は、FPC接続用コネクタを構成するリテーナの上方平
面図、同図(b)は、同じく正面図、同図(c)は、
(b)のB−B´断面図である。
【0015】図1〜図3に示すように、合成樹脂等を成
形してなるFPC接続用コネクタ1は、コネクタ1の本
体部を構成するコネクタハウジング10と、このコネク
タハウジング10に係合するリテーナ20とからなる。
コネクタハウジング10は、正面側にFPC100,2
00の導体配線101,201同士を接触させるように
向かい合わせた端末部303を内部に収容する端末部収
容室11と、この端末部収容室11を挟んだ両端部の外
側壁面10a,10bに突設され、後述するリテーナ2
0の係止爪21a,21bと係合する台形状の位置保持
突起12a,12b及び台形状の係止突起13a,13
bと、端末部収容室11の上部内壁11aに突設され、
外側壁面10a,10bを結ぶ方向に沿った方向に延び
る、その下面14aがFPC100の端末部の絶縁フィ
ルム102側に当接するなだらかな突起(以下、「第1
の突条」とする。)14とを備えて構成される。
【0016】一方、リテーナ20は、コネクタハウジン
グ10の外側壁面10a,10bに形成された位置保持
突起12a,12b及び係止突起13a,13bと係合
することで、リテーナ20をコネクタハウジング10に
取り付けると共に、リテーナ20の正確な取付位置を確
定するための係止爪21a,21b(これらは、突起1
2a,12b,13a,13bと共にロック機構を構成
する。)と、端末部収容室11の下部内壁11bの直上
に挿入される挿入固定板22と、リテーナ20が完全に
コネクタハウジング10に取り付けられたときに端末部
収容室11の上部内壁11aに設けられた第1の突条1
4と対向する位置にくるように挿入固定板22の上面2
2aに突設され、第1の突条14の下面14aと対向す
る上面23aを有するなだらかな突起(以下、「第2の
突条」とする。)23と、挿入固定板22の挿入方向基
端側に端末部303を挿通するための長孔24を有し、
係止爪21a,21bと挿入固定板22とを一つの部材
(リテーナ20)として連結する連結部25とを備えて
構成される。
【0017】次に、このように構成されたFPC接続用
コネクタ1を用いたFPC同士の接続方法について説明
する。図4は、FPC接続用コネクタ1を用いてFPC
を接続する様子を示すコネクタハウジング10とリテー
ナ20の一部を断面で示す側面図、図5は、FPC接続
用コネクタを用いたFPCの接続工程を示すフローチャ
ートである。
【0018】まず、図4(a)に示すように、コネクタ
ハウジング10の端末部収容室11の下部内壁11b上
に、リテーナ20の挿入固定板22の先端部を挿入載置
して端末部収容室11内に挿入固定板22が挿入可能な
状態となるようにリテーナ20をコネクタハウジング1
0にセットする(S1)。このとき、リテーナ20の両
側端部にある係止爪21a,21bは、コネクタハウジ
ング10の両側端部壁面に形成された位置保持突起12
a,12bと係合し、リテーナ20はコネクタハウジン
グ10に簡易係止された状態となる。次に、同図(b)
に示すように、コネクタ1とは別に用意されたFPC1
00,200の導体配線101,201同士を合わせた
状態にしてなる端末部303を、リテーナ20の連結部
25に形成された長孔24を通してコネクタハウジング
10の端末部収容室11内に挿入する(S2)。最後
に、同図(c)に示すように、端末部303を端末部収
容室11内に挿入したままリテーナ20をコネクタハウ
ジング10に完全に係合することで、挿入固定板22も
端末部収容室11内に完全に挿入され、第1の突条14
と第2の突条23とでFPC100,200の導体配線
101,201同士を圧着接続する(S3)。
【0019】このとき、コネクタハウジング10の端末
部収容室11内では、端末部303の一部が第1及び第
2の突条14,23に挟まれるため、上述したように導
体配線101,201同士が圧着されて電気的導通が確
保される。即ち、この例では、端末部303を端末部収
容室11に挿入した上でリテーナ20をコネクタハウジ
ング10に完全に係合したときに、同図(c)に示すよ
うに、FPC100の絶縁フィルム102の端面102
aが端末部収容室11の上部内壁11aに突設された第
1の突条14の下面14aと当接すると共に、この下面
14aと当接した端面102aと対向する位置にあるF
PC200の絶縁フィルム202の端面202aが端末
部収容室11の下部内壁11b上に挿入された挿入固定
板22の上面22aに突設された第2の突条23の上面
23aと当接するような構造が採られている。
【0020】また、図6に示すように、これら第1及び
第2の突条14,23の上下面14a,23a間の距離
aが、端末部303を構成するFPC100,200の
絶縁フィルム102,202の端面102a,202a
間の距離bよりも小さくなるように設定されているた
め、これら第1及び第2の突条14,23間に挟まれた
端末部303は十分圧迫され、導体配線101,201
同士が確実に圧着接続されることも分かる。更に、第1
の突条14には、端末部303の挿入方向に沿った方向
の両端部に第1及び第2のテーパ面14b,14cが形
成されていると共に、第2の突条23には、第3のテー
パ面23bが形成されており、例えば、第1の突条14
に形成された第1のテーパ面14bの垂直方向となす角
度θ1は、第2のテーパ面14cの同方向となす角度θ
2よりも大きな角度となっている。このため、端末部3
03を端末部収容室11内に挿入する際には第1のテー
パ面14bが作用してFPC100の絶縁フィルム10
2の破損を防止すると共に、リテーナ20を完全に係合
した際には第2のテーパ面14cが端末部303の端末
部収容室11からの抜けを防止するという効果が期待で
きる。また、第2の突条23には、垂直方向となす角度
θ1やθ2よりも大きな角度のθ3をもった第3のテー
パ面23bが形成されているため、挿入固定板22を端
末部収容室11内に挿入する際にはこの第3のテーパ面
23bが作用してFPC200の絶縁フィルム202の
破損を防止するという効果も期待できる。
【0021】なお、例えば、図7に示すように、リテー
ナ20の挿入固定板22の上面22aに突設された第2
の突条23の上面23aに、更に端末部収容室11内に
収容された端末部303に局部的に応力を集中させるた
めの応力集中突起26を複数形成してリテーナ20をコ
ネクタハウジング10に係合すれば、これら応力集中突
起26の作用により確実に第1の突条14の下面14a
と第2の突条23の上面23aとの間に挟まれた端末部
303の導体配線101,201同士の圧着接続を確保
することができ、高い接続信頼性を得ることが可能とな
る。また、これら応力集中突起26は、第1の突条14
の下面14aに形成しても良いし、両突条14,23の
上下面14a,23aに形成しても同様に高い接続信頼
性を得ることが期待できる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
絶縁フィルムに導体配線が形成された複数のFPCの端
末部に形成された導体配線同士の電気的接続を行うため
のFPC接続用コネクタとして、複数のFPCの端末部
を、その端末部の導体配線同士が接触するように向かい
合わせた状態で収容する端末部収容室を形成してなるコ
ネクタハウジングと、このコネクタハウジングの端末部
収容室に挿入されて端末部収容室の内壁との間で収容さ
れた端末部を挟持固定する挿入固定板を有するリテーナ
とを備えたコネクタを採用する。このため、FPCの端
末部を、その端末部の導体配線同士が接触するように向
かい合わせた状態にし、リテーナの挿入方向の基端側に
形成された長孔を通してコネクタハウジングに形成され
た端末部収容室に挿入した後、リテーナの挿入固定板を
コネクタハウジングの端末部収容室に挿入すると、端末
部収容室の内壁と挿入固定板の端末部収容室の内壁と対
向する面とに形成されたなだらかな突起が端末部収容室
に収容された端末部を厚み方向に押し付けるため、専用
の工具等を用いなくても誰にでも簡単にFPCの導体配
線同士の接続をすることができ、接続作業が簡易化し生
産性の向上を図ることが可能となる。また、導体配線同
士の接続に際して半田や導電性接着剤等の材料を使用す
る必要がないと共に、例えばFPC等を加熱する必要も
ないため、これらFPC等の基材の選定に幅ができ、材
料コストの削減を図ることも可能となるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係るFPC接続用コネ
クタを示す上方斜視図である。
【図2】 同コネクタを構成するコネクタハウジングの
下方平面、正面及び断面図である。
【図3】 同コネクタを構成するリテーナの上方平面、
正面及び断面図である。
【図4】 同コネクタを用いてFPCを接続する様子を
示すコネクタハウジングとリテーナの一部を断面で示す
側面図である。
【図5】 同コネクタを用いたFPCの接続工程を示す
フローチャートである。
【図6】 同コネクタを構成するコネクタハウジングと
リテーナの側方断面図の拡大図である。
【図7】 この発明の他の実施例に係るFPC接続用コ
ネクタを構成するリテーナの上方平面及び正面を示す図
である。
【図8】 自動車等のダッシュボードに使用されるFP
Cとワイヤハーネスとを示す上方斜視図である。
【図9】 FPCのジョイント構造を説明するための模
式的平面図である。
【図10】 従来のFPCの接続方法を説明するための
側面一部断面図である。
【符号の説明】
1…FPC接続用コネクタ、10…コネクタハウジン
グ、11…端末部収容室、12…位置保持突起、13…
係止突起、14…第1の突条、20…リテーナ、21…
係止爪、22…挿入固定板、23…第2の突条、24…
長孔、25…連結部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 照沼 一郎 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 5E023 AA04 BB23 BB29 CC02 DD03 DD08 DD25 GG02 GG09 HH08 HH18 HH30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性フィルムに導体配線が形成された
    複数の可撓性プリント基板の端末部に形成された前記導
    体配線同士の電気的接続を行うための可撓性プリント基
    板接続用コネクタであって、 前記コネクタは、 前記複数の可撓性プリント基板の端末部を、その端末部
    の前記導体配線同士が接触するように向かい合わせた状
    態で収容する端末部収容室を形成してなるコネクタハウ
    ジングと、 このコネクタハウジングの端末部収容室に挿入されて前
    記端末部収容室の内壁との間で前記端末部収容室に収容
    された端末部を挟持固定する挿入固定板を有するリテー
    ナとを備えたものであることを特徴とする可撓性プリン
    ト基板接続用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記端末部を挟持固定する前記端末部収
    容室の内壁と、前記挿入固定板の前記内壁と対向する面
    とに、前記端末部収容室に収容された端末部を厚み方向
    に押圧するためのなだらかな突起がそれぞれ形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の可撓性プリント基
    板接続用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記端末部を挟持固定する前記端末部収
    容室の内壁と、前記挿入固定板の前記内壁と対向する面
    との少なくとも一方に、前記端末部収容室に収容された
    端末部に局部的に応力を集中させるための複数の応力集
    中突起がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求
    項1又は2記載の可撓性プリント基板接続用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記リテーナは、前記コネクタハウジン
    グに対して前記挿入固定板の挿入方向にスライド自在に
    設けられ、完全挿入状態で前記コネクタハウジングにロ
    ックするロック機構が設けられ、前記挿入方向の基端側
    に前記可撓性プリント基板の端末部が挿入される長孔が
    形成されたものであることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項記載の可撓性プリント基板接続用コネク
    タ。
  5. 【請求項5】 可撓性フィルムに導体配線が形成された
    複数の可撓性プリント基板の端末部に形成された前記導
    体配線同士の電気的接続を行うための可撓性プリント基
    板接続方法であって、 前記複数の可撓性プリント基板の端末部を、その端末部
    の前記導体配線同士が接触するように向かい合わせてコ
    ネクタハウジングの端末部収容室に挿入した状態で、 前記コネクタハウジングの端末部収容室にリテーナの挿
    入固定板を挿入することによって前記端末部収容室の内
    壁と前記挿入固定板との間で前記端末部収容室に収容さ
    れた端末部を挟持固定するようにしたことを特徴とする
    可撓性プリント基板接続方法。
JP2000332821A 2000-10-31 2000-10-31 可撓性プリント基板接続用コネクタ及びこれを用いた可撓性プリント基板接続方法 Pending JP2002141125A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007287363A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Fujikura Ltd 可撓性フラット回路基板同士の接続構造

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