JP2002139391A - トルク検出装置 - Google Patents

トルク検出装置

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JP2002139391A
JP2002139391A JP2000335614A JP2000335614A JP2002139391A JP 2002139391 A JP2002139391 A JP 2002139391A JP 2000335614 A JP2000335614 A JP 2000335614A JP 2000335614 A JP2000335614 A JP 2000335614A JP 2002139391 A JP2002139391 A JP 2002139391A
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L3/00Measuring torque, work, mechanical power, or mechanical efficiency, in general
    • G01L3/02Rotary-transmission dynamometers
    • G01L3/04Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft
    • G01L3/10Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft involving electric or magnetic means for indicating
    • G01L3/108Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft involving electric or magnetic means for indicating involving resistance strain gauges

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よく、小トルクを精度良く検出すること
を可能とする。 【解決手段】 トルク検出装置3は、第1軸部18(第
1トルク検出部)と、第1ひずみゲージ41と、第2軸
部20(第2トルク検出部)と、第2ひずみゲージ42
とを備えている。第1ひずみゲージ41は第1軸部18
に設けられている。第2軸部20は第1軸部18より剛
性が低い。第2トルクセンサは、第2軸部20に設けら
れ、第1ひずみゲージ41より小さなトルクを測定する
ためのものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトルク検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】車輌の回転駆動系の特性評価を行うため
には、トルク検出装置を用いて回転駆動系のトルク測定
を行う試験が必要である。トルク検出装置は、回転軸
と、回転軸のトルク検出部の表面に貼られた複数のひず
みゲージとから構成されている。各ひずみゲージはトル
ク演算部における抵抗ブリッジ回路の抵抗を構成してい
る。ひずみゲージは、回転軸に付与されるトルクによっ
て回転軸表面に発生するせん断応力の大きさを検出す
る。トルク演算部は、抵抗ブリッジ回路に現れる出力電
圧の入力電圧に対する変化の大きさを、トルクに換算す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】1つのトルク検出装置
でトルク検出を行うとすると、最大トルクに合わせたト
ルク検出部を有する必要があり、その場合は小トルク検
出における精度が低下してしまう。
【0004】そこで、小トルクを精度よく検出するため
には、複数のトルク検出部を用意し、測定ごとにトルク
検出部を交換する必要がある。しかし、トルク検出部の
交換作業は繁雑であり、試験の作業効率を低下させる。
【0005】本発明の課題は、効率よく、小トルクを精
度良く検出することを可能とすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のトルク
検出装置は、第1トルク検出部と、第1トルクセンサ
と、第2トルク検出部と、第2トルクセンサとを備えて
いる。第1トルクセンサは第1トルク検出部に設けられ
ている。第2トルク検出部は第1トルク検出部より剛性
が低い。第2トルクセンサは、第2トルク検出部に設け
られ、第1トルクセンサより小さなトルクを検出するた
めのものである。
【0007】このトルク検出装置では、第2トルクセン
サが小トルクを検出し、第1トルクセンサが大トルクを
検出する。したがってトルク検出部を交換する必要が無
く、効率よく、小トルクを精度良く検出することが可能
となる。
【0008】請求項2に記載のトルク検出装置は、請求
項1において、所定捩じり角度に達すると第2トルク検
出部の捩じり動作を停止させるストッパー部を含む。こ
のトルク検出装置では、捩じり角度が所定角度に達する
とストッパー部が第2トルク検出部の捩じり動作を停止
させ、それ以後は、第2トルク検出部ではトルク伝達が
されない。つまり、第1トルク検出部において大トルク
が検出されているときに第2トルク検出部が保護されて
いる。
【0009】請求項3に記載のトルク検出装置は、第1
トルク検出部と、第1トルクセンサと、第2トルク検出
部と、第2トルクセンサと、ストッパー部とを備えてい
る。第1トルクセンサは第1トルク検出部に設けられて
いる。第2トルク検出部は、第1トルク検出部と回転方
向に直列に作用するように配置され、第1トルク検出部
より剛性が低い。第2トルクセンサは、第2トルク検出
部に設けられ、第1トルクセンサより小さなトルクを検
出するためのものである。ストッパー部は、第2トルク
検出部と回転方向に並列に作用するように配置され、所
定捩じり角度に達すると第2トルク検出部の捩じり動作
を停止させるためのものである。
【0010】このトルク検出装置では、捩じり角度の小
さな範囲では第2トルク検出部が捩じれて第2トルクセ
ンサが小トルクを検出する。捩じり角度が所定角度に達
するとストッパー部が第2トルク検出部の捩じり動作を
停止させる。それ以後はストッパー部を介してトルク伝
達が行われ、第1トルクセンサが第1トルク検出部で大
トルクを検出する。
【0011】このトルク検出装置では、第2トルクセン
サが小トルクを検出し、第1トルクセンサが大トルクを
検出する。したがってトルク検出部を交換する必要が無
く、効率よく、小トルクを高精度で検出可能となる。ま
た、第1トルク検出部において大トルクが検出されてい
るときに、第2トルク検出部はストッパー部によって保
護されている。
【0012】請求項4に記載のトルク検出装置は、第1
部材と、第1トルクセンサと、第2トルクセンサと、第
2部材と、ストッパー部とを備えている。第1部材は、
第1トルク検出部と、第1トルク検出部と回転方向に直
列に作用するように配置され第1トルク検出部より剛性
が低い第2トルク検出部とを有する。第1トルクセンサ
は第1トルク検出部に設けられている。第2トルクセン
サは、第2トルク検出部に設けられ、第1トルクセンサ
より小さなトルクを検出するためのものである。第2部
材は第1部材に近接して配置されている。ストッパー部
は、第2トルク検出部と回転方向に並列に配置され、第
2部材と第1トルク検出部との間でトルク伝達可能では
あるが所定捩じり角度まではトルクを伝達しない。
【0013】このトルク検出装置では、例えば第1部材
が回転すると、そのトルクは第1部材の第1トルク検出
部、第2トルク検出部の順番で第2部材に伝達される。
捩じり角度の小さな範囲では第2トルクセンサが第2ト
ルク検出部で小トルクを検出する。捩じり角度が所定角
度に達するとストッパー部でトルク伝達が開始される。
つまり、第1部材のトルクは第1トルク検出部、第1ト
ルク伝達部の順番で第2部材に伝達され、第1トルクセ
ンサが第1トルク検出部で大トルクを検出する。
【0014】このトルク検出装置では、第2トルクセン
サが小トルクを検出し、第1トルクセンサが大トルクを
検出する。したがってトルク検出部を交換する必要が無
く、効率よく、小トルクを精度良く検出することが可能
となる。また、第1トルク検出部において大トルクが検
出されているときに、第2トルク検出部はストッパー部
によって保護されている。
【0015】請求項5に記載のトルク検出装置では、請
求項4において、第2トルク検出部は、第1部材と第2
部材との間で回転方向に圧縮可能な弾性部材を有してい
る。請求項6に記載のトルク検出装置では、請求項5に
おいて、弾性部材にはイニシャルトルクが付与されてい
る。
【0016】このトルク検出装置では、捩じりトルクが
弾性部材のイニシャルトルクに打ち勝つまでは弾性部材
は回転方向に圧縮されない。すなわち、その間は第1部
材と第2部材が一体回転して、両者間で摩擦抵抗が生じ
ない。この結果、第2トルクセンサは微小トルクを精度
良く検出できる。
【0017】請求項7に記載のトルク検出装置は、第1
部材と、第1トルクセンサと、第2トルクセンサと、第
1部材と、第2部材と、ストッパー部とを備えている。
第1トルクセンサは第1トルク検出部に設けられてい
る。第2トルクセンサは、第2トルク検出部に設けら
れ、第1トルクセンサより小さなトルクを検出するため
のものである。第1部材は、軸状の第1トルク検出部
と、第1トルク検出部の先端に設けられ第1トルク検出
部より剛性が低い第2トルク検出部と、第1トルク検出
部と第2トルク検出部との間に形成されたフランジとを
有する。第2部材は第2トルク検出部を介して第1部材
に対して回転方向に連結されている。ストッパー部は、
第2部材とフランジとの間に形成され、第1部材と第2
部材の捩じり角度までトルクを伝達しない。
【0018】このトルク検出装置では、第1部材が第2
部材に相対回転すると、捩じり角度の小さな範囲では、
第2トルクセンサが第2トルク検出部で小トルクを検出
する。捩じり角度が所定角度に達するとストッパー部で
トルク伝達が開始され、第2トルク検出部の捩じり動作
を停止させる。すなわち以後はストッパー部を介してト
ルク伝達が行われ、第1トルクセンサが第1トルク検出
部で大トルクを検出する。
【0019】このトルク検出装置では、第2トルクセン
サが小トルクを検出し、第1トルクセンサが大トルクを
検出する。したがってトルク検出部を交換する必要が無
く、効率よく、小トルクを精度良く検出することが可能
となる。また、第1トルク検出部において大トルクが検
出されているときに、第2トルク検出部はストッパー部
によって保護されている。
【0020】請求項8に記載のトルク検出装置では、請
求項7において、第2トルク検出部は、第1部材と第2
部材との間で回転方向に圧縮可能な弾性部材を有してい
る。請求項9に記載のトルク検出装置では、請求項8に
おいて、弾性部材にはイニシャルトルクが付与されてい
る。
【0021】このトルク検出装置では、捩じりトルクが
弾性部材のイニシャルトルクに打ち勝つまでは弾性部材
は回転方向に圧縮されない。すなわち、その間は第1部
材と第2部材が一体回転して、両者間で摩擦抵抗が生じ
ない。この結果、第2トルクセンサは微小トルクを精度
よく検出できる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1に本発明のトルク測定システ
ム1の全体構成を示す。本実施形態では、トルク測定シ
ステム1は、回転駆動系の一部となる対象物8(例えば
クラッチディスク組立体)の捩じり特性を測定するため
のシステムである。トルク測定システム1は、主に、ト
ルク発生源であるモータ2と、トルク検出装置3と、ト
ルク演算部4とから構成されている。モータ2とトルク
検出装置3は第1シャフト5によって連結されている。
トルク検出装置3と対象物8は第2シャフト6によって
連結されている。具体的には第2シャフト6の一端はク
ラッチディスク組立体のハブ内に挿入されている。ま
た、トルク検出装置3で得られた電気信号は線7を介し
てトルク演算部4に供給されるようになっている。
【0023】図2〜7を用いてトルク検出装置3につい
て説明する。トルク検出装置3は、第1シャフト5に連
結された第1フランジ部材10と、第2シャフト6に連
結された第2フランジ部材11と、第1フランジ部材1
0と第2フランジ部材11を回転方向に連結するための
第1トルク伝達部13と、第1フランジ部材10と第2
フランジ部材11を回転方向に連結するための第2トル
ク伝達部14とを備えている。トルク検出装置3は図2
に示す回転軸O−Oを中心に回転するようになってい
る。なお、以下の説明では、便宜上、図2を基準に軸方
向を上下方向とする。
【0024】第1フランジ部材10は、第1シャフト5
に固定された第1フランジ17と、第1フランジ17の
中心から軸方向に延びる第1軸部18と、第1軸部18
の他端に形成された第2フランジ19と、第2フランジ
19の中心から軸方向に延びる第2軸部20と、第2軸
部20の他端から延びる第3フランジ21と、第3フラ
ンジ21の中心から軸方向に延びる第3軸部22とから
構成されている。
【0025】第1フランジ17には、第1フランジ17
を第1シャフト5に固定するための図示しないボルトが
挿入される複数の孔17aが形成されている。第1軸部
18(第1トルク検出部)は比較的径の大きい円柱形状
である。第1軸部18の周りには複数の第1ひずみゲー
ジ41(第1トルクセンサ)が貼られている。第1ひず
みゲージ41は前述した線7を介してトルク演算部4に
接続されている。
【0026】第2フランジ19は、内周側の環状部19
aと、その外周縁から半径方向外方に突出する複数の
(4つの)突出部19bとから構成されている。各突出
部19bには軸方向に貫通する円形の孔19cが形成さ
れている。さらに、第2フランジ19の上面、より正確
には環状部19aの上面外周縁には環状の溝19dが形
成されている。
【0027】第2軸部20は、第1軸部18に比べて細
い円柱形状であり、直径は1/3程度である。このた
め、第2軸部20は第1軸部18に比べて捩じり方向の
剛性が低くなっている。第2軸部20の周りには複数の
第2ひずみゲージ42(第2トルクセンサ)が貼られて
いる。第2ひずみゲージ42は前述した線7を介してト
ルク演算部4に接続されている。なお、第1ひずみゲー
ジ41からの信号と第2ひずみゲージ42からの信号
は、線7に設けられたスイッチによって選択されてトル
ク演算部4に出力される。
【0028】第2軸部20の先端には、第3フランジ2
1が形成されている。第3フランジ21は第1及び第2
フランジ17,19に対して径方向寸法及び軸方向厚み
が大幅に小さい。第3フランジ21には、回転方向に並
んだ複数の窓孔21aが形成されている。窓孔21aは
回転方向に延びる軸方向貫通孔である。
【0029】第3軸部22は、第2軸部22からさらに
軸方向に延びている。第3軸部22の周りには、後述の
連結ナット40が係合するネジ22aが形成されてい
る。なお、第1フランジ部材10の中心には全体を軸方
向に貫通する中心孔10aが形成されている。
【0030】第2フランジ部材11は、第1フランジ部
材10の上方に近接して配置されている。第2フランジ
部材11は、主に、筒状部25と、第1フランジ26
と、第2フランジ27と、第3フランジ28とから構成
されている。
【0031】筒状部25は、第1フランジ部材10の第
2及び第3軸部20,22の周囲に大きな隙間をあけて
配置されている。第1フランジ26は筒状部25の上端
に形成され、第2シャフト6に固定されている。第1フ
ランジ26には、第1フランジ26を第2シャフト6に
固定するための図示しないボルトが貫通する複数の孔2
6aが形成されている。第2フランジ27は、筒状部2
5の下端に形成され、第1フランジ部材10に近接して
配置されている。第2フランジ27は、筒状部25から
半径方向外方に突出する複数の突出部であり、第1フラ
ンジ部材10の突出部19bに対応して配置されてい
る。各第2フランジ27には軸方向に貫通する孔27a
が形成されている。孔27aは、円形であり、突出部1
9bの孔19cに同心である。ただし孔27aは孔19
cより径が大きい。
【0032】孔19c,27a内には、ピン31が配置
されている。ピン31は小径部31aと大径部31bと
からなる円柱形状部材である。小径部31aは孔19c
内に挿入され嵌合している。大径部31bは孔27a内
に配置されている。大径部31bの径は孔27aの径よ
り小さく、大径部31bは孔27aの中心に配置されて
いるため、図7に示すように大径部31b外周面と孔2
7aの内周面との間には隙間が確保されている。この結
果、大径部31bは孔27aに対して回転方向両側に所
定角度θ1ずつ移動可能である。言い換えると、ピン3
1と孔27aによって、第1フランジ部材10と第2フ
ランジ部材11の捩じり角度が所定角度に達するまでは
トルクを伝達しないが、それ以降は直接トルクを伝達す
る第1トルク伝達部13が形成されていることになる。
【0033】第3フランジ28は、筒状部25の軸方向
中間部分から半径方向内側に延びている。第3フランジ
28の中心には中心孔28bが形成されている。中心孔
28b内には、第1フランジ部材10の第3軸部22が
延びている。第3フランジ28は、第1フランジ部材1
0の第3フランジ21に近接して配置されている。第3
フランジ28の下面には、窓孔21aに対応して凹部2
8aが形成されている。また、凹部28a及び窓孔21
aに対応して、複数の保持板34が第3フランジ28の
下面にボルト35によって固定されている。保持板34
は、第3フランジ21の下方に配置され、凹部28a及
び窓孔21aに対応する凹部34aを上面に有してい
る。
【0034】以上に述べた、凹部28a,窓孔21a,
凹部34aによって確保された空間内に弾性部材33が
配置されている。弾性部材33は、具体的には回転方向
に延びるコイルスプリングであり、回転方向両端が凹部
28a,窓孔21a,凹部34aの回転方向縁部に当接
している。また、弾性部材33は軸方向上側が凹部28
aに支持され、軸方向下側は凹部34aに支持されてい
る。第3フランジ21と第3フランジ28が相対回転す
るときに、弾性部材33は、凹部28a,34aの回転
方向片側縁と窓孔21aの回転方向反対側縁との間で圧
縮される。
【0035】なお、弾性部材33は、あらかじめ回転方
向に圧縮された状態で凹部28a,窓孔21a,凹部3
4a内に配置されている。つまり、弾性部材33にはイ
ニシャルトルクが付与されており、イニシャルトルク以
下のトルクでは弾性部材33を回転方向にさらに圧縮す
ることができない。
【0036】以上に述べた弾性部材33の構造・配置
は、第1フランジ部材10と第2フランジ部材11の間
の第2トルク伝達部14を構成している。第2トルク伝
達部14は、第2軸部20を介して第1軸部18とトル
ク伝達するように、すなわち、第2軸部20と直列に配
置されている。さらに、第2トルク伝達部14は、第1
軸部18に対して第1トルク伝達部13と並列に配置さ
れている。
【0037】また、弾性部材33は、第2軸部20と回
転方向に直列に配置されることで、第2軸部20からな
る第2トルク検出部の一部を構成しているとも言える。
第1フランジ部材10の第2フランジ19と第2フラン
ジ部材11の筒状部25との間には、第1ベアリング3
8が配置されている。より詳細には、第1ベアリング3
8は、第2フランジ19の溝19d内に配置され、第2
フランジ部材11の筒状部25の下面に当接している。
これにより、第1ベアリング38は第1フランジ部材1
0と第2フランジ部材11の間のスラスト荷重を受けて
いる。
【0038】第3軸部22の外周面と第3フランジ28
の中心孔28bとの間には、第2ベアリング39が配置
されている。第2ベアリング39は第1フランジ部材1
0と第2フランジ部材11の間のラジアル荷重を受けて
いる。
【0039】さらに、第3軸部22の先端には連結ナッ
ト40が係合している。連結ナット40は、第3フラン
ジ28及び第2ベアリング39の上方に配置され、第1
フランジ部材10と第2フランジ部材11を軸方向に離
脱不能に連結している。
【0040】次に、トルク測定システム1の動作につい
て説明する。モータ2が回転すると、そのトルクは、第
1シャフト5、トルク検出装置3、第2シャフト6の順
番で最後に対象物8に伝達される。対象物8で捩じり動
作が生じると、それに伴いトルク検出装置3でトルク検
出が行われ、トルク演算部4でトルクが演算される。
【0041】トルク検出装置3の動作について説明す
る。図8は第2トルク伝達部14の弾性部材33の捩じ
り特性線図である。弾性部材33のイニシャルトルクを
T1とすると、弾性部材33に作用するトルクがそれ未
満の間は捩じり角度は0のままで推移する。つまり、そ
の領域では弾性部材33は圧縮されず、第1フランジ部
材10と第2フランジ部材11は一体回転する。言い換
えると、両部材間では相対回転が生じず、第1ベアリン
グ38や第2ベアリング39において抵抗が生じない。
この結果、第2ひずみゲージ42による微小トルク検出
の精度が向上する。捩じりトルクがイニシャルトルクT
1を越えると、弾性部材33が圧縮され、弾性部材33
のばね定数に応じた捩じり特性が得られる。
【0042】以上の動作中、第1フランジ部材10のト
ルクは、第1軸部18,第2軸部20,第2トルク伝達
部14の順番で第2フランジ部材11に伝達されてい
る。第1トルク伝達部13においてピン31が孔27a
に当接すると、以降は第2フランジ19及びピン31を
介して、第1フランジ部材10から第2フランジ部材1
1にトルクが出力される。つまり、第2トルク伝達部1
4において弾性部材33はそれ以上圧縮されず、第2軸
部20での捩じれも大きくならない。
【0043】以上の動作中、第1フランジ部材11のト
ルクは、第1軸部18,第2フランジ19,第1トルク
伝達部13の順番で第2フランジ部材11に伝達され
る。このように、第1トルク伝達部13は、後述の第2
トルク伝達部14の動作を所定角度までは許容するがそ
れ以降は停止させるストッパー部として機能している。
さらに言い換えると、このトルク検出装置3のトルク伝
達経路は、捩じり角度の小さな(トルクの小さな)段階
では第2トルク伝達部14及び第2軸部20であり、捩
じり角度が大きくなると(トルクが大きくなると)第1
トルク伝達部13に切り換えられる。
【0044】以上の結果、第2トルク伝達部14及び第
2軸部20に大トルクは作用せず、それら部分の破損等
が生じない。 〔効果〕 (1)複数のトルク検出部を設けることで、効率よく、
小トルクを精度良く検出できる。つまり、1つのトルク
検出装置で複数のトルクを精度良く検出でき、トルク検
出部を交換する作業が不要になる。 (2)ストッパー部を設けることで、大トルク検出時に
小トルク検出部を保護している。つまり、小トルク検出
部の破損等が生じない。 〔他の実施形態〕前記実施形態ではトルク検出装置は2
種類のトルク検出部を有しているが、3種類又はそれ以
上のトルク検出部を有していてもよい。その場合には検
出されるトルクに応じて精度のよい検出が可能となる。
【0045】第1フランジ部材が出力側に設けられ、第
2フランジ部材が入力側に設けられていても良い。トル
クセンサはひずみゲージに限定されない。
【0046】
【発明の効果】本発明に係るトルク検出装置では、第1
トルク検出部と第2トルク検出部を備えているため、ト
ルク検出部を交換する必要が無く、効率よく、小トルク
を精度良く検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トルク測定システムの全体模式図。
【図2】トルク検出装置の縦断面概略図。
【図3】第1フランジ部材の底面図。
【図4】第1フランジ部材の平面図。
【図5】第2フランジ部材の底面図。
【図6】第2フランジ部材の平面図。
【図7】第1トルク伝達部を説明するための部分横断面
図。
【図8】弾性部材の捩じり特性線図。
【符号の説明】
3 トルク検出装置 10 第1フランジ部材 11 第2フランジ部材 13 第1トルク伝達部 14 第2トルク伝達部 18 第1軸部 20 第2軸部 33 弾性部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1トルク検出部と、 前記第1トルク検出部に設けられた第1トルクセンサ
    と、 前記第1トルク検出部より剛性が低い第2トルク検出部
    と、 前記第2トルク検出部に設けられ、前記第1トルクセン
    サより小さなトルクを検出するための第2トルクセンサ
    と、を備えたトルク検出装置。
  2. 【請求項2】所定捩じり角度に達すると前記第2トルク
    検出部の捩じり動作を停止させるためのストッパー部を
    さらに備えている、請求項1に記載のトルク検出装置。
  3. 【請求項3】第1トルク検出部と、 前記第1トルク検出部に設けられた第1トルクセンサ
    と、 前記第1トルク検出部と回転方向に直列に作用するよう
    に配置され、前記第1トルク検出部より剛性が低い第2
    トルク検出部と、 前記第2トルク検出部に設けられ、前記第1トルクセン
    サより小さなトルクを検出するための第2トルクセンサ
    と、 前記第2トルク検出部と回転方向に並列に作用するよう
    に配置され、所定捩じり角度に達すると前記第2トルク
    検出部の捩じり動作を停止させるためのストッパー部
    と、を備えたトルク検出装置。
  4. 【請求項4】第1トルク検出部と、前記第1トルク検出
    部と回転方向に直列に作用するように配置され前記第1
    トルク検出部より剛性が低い第2トルク検出部とを有す
    る第1部材と、 前記第1トルク検出部に設けられた第1トルクセンサ
    と、 前記第2トルク検出部に設けられ、前記第1トルクセン
    サより小さなトルクを検出するための第2トルクセンサ
    と、 前記第1部材に近接して配置された第2部材と、 前記第2トルク検出部と回転方向に並列に配置され、前
    記第2部材と前記第1トルク検出部との間でトルク伝達
    可能ではあるが所定捩じり角度まではトルクを伝達しな
    いストッパー部と、を備えたトルク検出装置。
  5. 【請求項5】前記第2トルク検出部は、前記第1部材と
    前記第2部材との間で回転方向に圧縮可能な弾性部材を
    有している、請求項4に記載のトルク検出装置。
  6. 【請求項6】前記弾性部材にはイニシャルトルクが付与
    されている、請求項5に記載のトルク検出装置。
  7. 【請求項7】軸状の第1トルク検出部と、前記第1トル
    ク検出部の先端に設けられ前記第1トルク検出部より剛
    性が低い第2トルク検出部と、前記第1トルク検出部と
    前記第2トルク検出部との間に形成されたフランジとを
    有する第1部材と、 前記第1トルク検出部に設けられた第1トルクセンサ
    と、 前記第2トルク検出部に設けられ、前記第1トルクセン
    サより小さなトルクを検出するための第2トルクセンサ
    と、 前記第2トルク検出部を介して前記第1部材に対して回
    転方向に連結された第2部材と、 前記第2部材と前記フランジとの間に形成され、前記第
    1部材と前記第2部材の捩じり角度が所定角度に達する
    まではトルクを伝達しないストッパー部と、を備えたト
    ルク検出装置。
  8. 【請求項8】前記第2トルク検出部は、前記第1部材と
    前記第2部材との間で回転方向に圧縮可能な弾性部材を
    有している、請求項7に記載のトルク検出装置。
  9. 【請求項9】前記弾性部材にはイニシャルトルクが付与
    されている、請求項8に記載のトルク検出装置。
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