JP2002135823A - ハンドオーバ方法および移動通信システム - Google Patents

ハンドオーバ方法および移動通信システム

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JP2002135823A
JP2002135823A JP2000318317A JP2000318317A JP2002135823A JP 2002135823 A JP2002135823 A JP 2002135823A JP 2000318317 A JP2000318317 A JP 2000318317A JP 2000318317 A JP2000318317 A JP 2000318317A JP 2002135823 A JP2002135823 A JP 2002135823A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる無線基地局制御装置の配下にあり、提
供可能な伝送レートが異なる基地局間のハンドオーバが
可能な移動通信システムを提供する。 【解決手段】 呼に対して提供可能な伝送レートによ
り、基地局3,4が作るセルが分類されたクラスを示す
情報をプライマリスクランブリングコードに含めてお
き、ハンドオーバ元の無線基地局制御装置2は、移動局
からパイロットチャネルの受信状態の通知を受けてハン
ドオーバ決定部25で追加セルと削除セルを決定し、ク
ラスを示す情報から追加セルが属するクラスを求め、現
在接続中のセルに対して追加セルを加え、削除セルを除
いた全てのセルで提供可能な伝送レートを速度決定部2
6で決定し、呼制御部24で移動局との通信を伝送レー
トに変更した後に、削除セルと移動局との通信を切断
し、追加セルと移動局を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
に関し、特に、エリア毎に異なるベアラサービスを提供
するIMT−2000システムのハンドオーバ方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】実用化に向けて検討および開発が進めら
れてるIMT−2000システムはマルチメディアサー
ビスを提供するために様々なベアラサービスをサポート
する。すなわち、IMT−2000は複数のベアラサー
ビスを提供可能である。
【0003】IMT−2000システムでは、提供する
ベアラサービスをエリア毎に差別化する、すなわち呼に
対して提供可能な伝送レートをエリア毎に定める場合が
ある。例えば、通信事業者の要求で高速レートまで提供
するエリアと低速レートのみ提供するエリアを設けるこ
とが考えられる。
【0004】また、マイクロ基地局のようにハードウェ
ア資源が通常の基地局に比べて少ない基地局では、例え
ば384kbpsのパケットデータのチャネルを設定し
てしまうと、音声や低速レートのデータ通信のデータが
基地局内でオーバーフローする可能性があるので低速レ
ートのみに制限する必要がある。
【0005】図9はIMT−2000システムの構成を
示すブロック図である。
【0006】図9において、IMTシステムは移動交換
局91と無線基地局制御装置92と基地局93と基地局
94を有しており、移動局(UE)95の発着呼を接続
し、通信を可能とする。
【0007】移動交換局(CN)91は発呼元と着呼先
との間の交換接続を行う。また、通常IMT−2000
システム内に複数ある移動交換局91の中にはIMT−
2000システム内の加入者と有線電話網内の加入者と
を接続するために電話回線網に接続されているものがあ
る。
【0008】無線基地局制御装置(RNC)92は移動
交換局91および基地局93,94と接続されており、
配下の基地局93,94を制御して呼接続を行う。
【0009】基地局(NodeB)93は無線電波で移
動局95と通信可能な無線装置であり、高速レート(3
84kbps)まで提供可能である。
【0010】基地局(NodeB)94は無線電波で移
動局95と通信可能な無線装置であり、低速レート(6
4kbps)のみ提供可能である。
【0011】基地局は提供可能な伝送レートによりクラ
ス分けされ、ここでは高速レートまで提供する基地局9
3をクラス0とし、低速レートのみ提供する基地局94
をクラス1とする。
【0012】無線基地局制御装置92は配下の基地局9
3,94が提供可能な伝送レートを局データとして記憶
しており、ハンドオーバ時、移動局95が通信を行う伝
送レート(アクティブセットセル速度)を移動機95が
跨ぐ全ての基地局のセルが提供可能な伝送レートに変更
する。
【0013】図9では移動局95はクラス1の基地局9
4とクラス0の基地局93を跨いでハンドオーバしてい
る。基地局94が高速レートを提供できないので伝送レ
ートは64kbpsとなる。
【0014】図10は、移動局5が図9に示したハンド
オーバの後に、更に、クラス1の基地局94と切断さ
れ、クラス0の新たな基地局93を接続するハンドオー
バの様子を示す図である。
【0015】それまで、移動局95はアクティブセット
セル速度が64kbpsであったが、基地局93は38
4kbpsを提供可能なので図10のハンドオーバでは
速度変更されてアクティブセットセル速度は384kb
psとなる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】通常IMT−2000
システムのは複数の無線基地局制御装置92が設けられ
ており、無線基地局制御装置92間にまたがるハンドオ
ーバ(加入者線延長)が発生することがある。
【0017】無線基地局制御装置92は自局配下の基地
局が提供可能な伝送レートは局データとして記憶してい
るが、他局配下の基地局が提供可能な伝送レートまでは
記憶していない。
【0018】自局配下のクラス0の基地93から他局配
下のクラス1の基地局94にハンドオーバするとき、ハ
ンドオーバ元の無線基地局制御装置92はハンドオーバ
先の基地局94に384kbpsのベアラチャネルを設
定するために、ハンドオーバ先の無線基地局制御装置9
2に対して“Radio Link Setup手順”
を実行する。
【0019】しかし、ハンドオーバ先の無線基地局制御
装置92では基地局94に384kbpsのベアラチャ
ネルを設定できないので、“Radio Link S
etup Failure手順”でチャネル設定を拒否
する。
【0020】したがって、ハンドオーバは失敗し、移動
局95と基地局93との通信が維持できなくなると呼損
になる。
【0021】全ての無線基地局制御装置92で全ての基
地局93,94が提供可能な伝送レートを記憶すること
で無線基地局制御装置92にまたがるハンドオーバの速
度変更は可能になるが、局データの量が膨大となり、ま
たシステムの増設や変更の困難性を考えると現実的でな
い。
【0022】本発明の目的は、異なる無線基地局制御装
置の配下にあり、提供可能な伝送レートが異なる基地局
間のハンドオーバが可能な移動通信システムを提供する
ことである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のハンドオーバ方法は、移動通信システムに
おいて、移動局の移動に伴い該移動局とセルとの接続を
変更するハンドオーバ方法であって、予め、呼に対して
提供可能な伝送レートによりセルをクラスに分類し、パ
イロットチャネルのスクランブルに用いる、前記セルに
固有の識別符号に該セルが属する前記クラスを示す情報
を含めておき、前記移動局から前記パイロットチャネル
の受信状態の通知を受けたとき、前記通知から新たに接
続すべき追加セルおよび切断すべき削除セルを決定し、
該通知に含まれる前記識別符号から前記追加セルが属す
る前記クラスを求め、現在接続中の前記セルに対して前
記追加セルを加え、前記削除セルを除いた全ての前記セ
ルで提供可能な伝送レートを決定し、前記移動局との通
信を前記伝送レートに変更した後に、前記削除セルを介
した前記移動局との通信を切断し、前記追加セルを介し
て前記移動局と接続する。
【0024】したがって、本発明によれば、移動通信シ
ステムは移動局からパイロットチャネルの受信状態の通
知を受けると、その通知に示された各無線電波の受信品
質等からハンドオーバを実施するか否かを決定する。ハ
ンドオーバを実施する場合、追加セルの識別符号から演
算によりクラスを求め、局データを参照して提供可能な
伝送レートを求める。ハンドオーバ後に接続された状態
となる全てのセルで提供可能となるように伝送レートを
変更し、セルを削除、追加することでハンドオーバする
ので、全セルのクラスを登録した膨大な局データで管理
しなくても伝送レートが異なるセルを跨ぐハンドオーバ
が可能である。
【0025】本発明の実施態様によれば、前記クラスを
示す情報は、前記識別符号をクラス数で割った余りであ
る。
【0026】また、前記追加セルがハンドオーバ元の無
線基地局制御装置配下にある場合には、前記セルと前記
クラスの対応を予め設定しておいた第2の局データから
前記追加セルの前記クラスを直接求めてもよい。
【0027】本発明の移動通信システムは、移動局の移
動に伴い該移動局とセルとの接続を変更することでハン
ドオーバを行う移動通信システムであって、呼に対して
提供可能な伝送レートに分類されるクラスを示す情報を
含み、パイロットチャネルのスクランブルに用いられる
識別情報で識別される少なくとも1つのセルを作る複数
の基地局と、前記移動局から前記パイロットチャネルの
受信状態の通知を受けたとき、前記通知から、前記移動
局に新たに接続すべき追加セルおよび切断すべき削除セ
ルを決定し、該通知に含まれる前記識別符号から前記追
加セルが属する前記クラスを求め、現在接続中の前記セ
ルに対して前記追加セルを加え、前記削除セルを除いた
全ての前記セルで提供可能な伝送レートを決定し、前記
移動局との通信を前記伝送レートに変更した後に、前記
削除セルと前記移動局との通信を切断し、前記追加セル
と前記移動局を接続するハンドオーバ元の無線基地局制
御装置と、前記ハンドオーバ元の無線基地局制御装置と
連携動作して前記伝送レートを変更し、前記追加セルと
前記移動局を接続するハンドオーバ先の無線基地局制御
装置を有している。
【0028】本発明の実施態様によれば、前記クラスを
示す情報は、前記識別符号をクラス数で割った余りであ
る。
【0029】また、前記追加セルが前記ハンドオーバ元
の無線基地局制御装置配下にある場合には、前記セルと
前記クラスの対応を予め設定しておいた第2の局データ
から前記追加セルの前記クラスを直接求めてもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0031】図1を参照すると、本発明の一実施形態の
IMT−2000の移動通信システムは移動交換局(C
N)1、無線基地局制御装置(RNC)2および基地局
(NodeB)3,4を有している。
【0032】移動交換局1は発呼元と着呼先との間の交
換接続を行う。また、通常IMT−2000システム内
に複数ある移動交換局1の中にはIMT−2000シス
テムの加入者と他システムの加入者とを接続するために
電話回線網等の他システムに接続されているものがあ
る。
【0033】無線基地局制御装置2は移動交換局1およ
び基地局3,4と接続されており、配下の基地局3,4
を制御して呼接続を行う。
【0034】また、移動局5が無線基地局制御装置2間
を跨いでハンドオーバする場合、それ以前から移動局5
と信号を送受信していた無線基地局制御装置2をハンド
オーバ元(S−RNC)、新たにその移動局5と信号の
送受信を開始する無線基地局制御装置2をハンドオーバ
先(D−RNC)と称することとする。
【0035】図2に示すように、無線基地局制御装置2
はネットワーク部21および制御部22を有している。
【0036】ネットワーク部21は無線基地局制御装置
2が基地局3,4または移動交換局1と通信するため
に、それら所望の相手先との間で送受信する信号の交換
接続を行う。
【0037】制御部22は呼情報管理部23、呼制御部
24、ハンドオーバ決定部25、速度決定部26および
局データ管理部27を有している。
【0038】呼情報管理部23は各呼に関する情報を呼
情報テーブルとして記録し管理する。
【0039】呼情報テーブルには、各呼毎に移動局5と
接続しているセルのセルID、それらのセルの状態、プ
ライマリ・スクランブリング・コード(Primary
Scrambling Code)、そのセルで提供
される伝送レート(対応速度)とそのクラス、および現
在移動局5が通信に使用している伝送レートが記憶され
ている。セルの状態とは、呼がそのセルを有効に使用し
ているか(Active)、無線電波の受信レベルの低
下などで使用を終了しようとしているか(tobe d
eleted)、これから使用しようとしているか(t
o be added)などの状態である。
【0040】以下、移動局5がハンドーバで接続してい
るセルの集合をアクティブセットと称し、アクティブセ
ットに属するセルをアクティブセットセルと称し、移動
局5が通信に使用する伝送レートをアクティブセットセ
ル速度と称することとする。
【0041】IMT−2000システムでは、無線電波
の品質を知るために移動局5はプライマリCPICHと
呼ばれる、基地局から送出される無線パイロットチャネ
ルの受信レベル等を測定する。各セルのプライマリCP
ICHはそれぞれ異なるプライマリ・スクランブリング
・コードでスクランブリングされており、それを識別符
号として基地局やセルが識別可能となっている。
【0042】一般には、プライマリ・スクランブリング
・コードが取り得る値は、n=16×i(i=0,1,
2,…,511)であるが、理解を容易にするために、
本明細書中で“プライマリ・スクランブリング・コー
ド”はnではなくiを指すものとする。
【0043】各セルには提供可能な伝送レートにそれぞ
れ制限があり、その制限条件によってクラスに分類され
る。通常、セルが提供可能な伝送レートは基地局毎に定
められる。ここでは高速レート(384kbps)まで
提供可能なクラス0と低速レート(64kbps)のみ
提供可能なクラス1の2つのクラスに分類されているも
のとする。
【0044】各セルのプライマリ・スクランブリング・
コードには、そのセルのクラスに関連した値が設定され
ている。その関係は、クラス=(プライマリ・スクライ
ンブリング・コード)%m(%は剰余演算子、mはセル
が分類されるクラス数を示す)である。
【0045】移動局が複数のセルを跨いでハンドオーバ
する場合、実際にハンドオーバを実施する前に、通信に
用いる伝送レートを全てのアクティブセットセルが提供
可能な速度に揃える必要がある。その伝送レートがすな
わちアクティブセットセル速度である。
【0046】呼制御部24は発着呼があると、それらの
呼接続の制御を行う。また、呼制御部24は、“Mes
urement Reportメッセージ”によってプ
ライマリCPICHの測定結果が移動局5から通知され
ると、ハンドオーバ決定部25を起動してハンドオーバ
を行うか否かを決定させる。そして、呼制御部24はそ
の決定から必要な場合にハンドオーバを実施する。ま
た、呼制御部24はハンドオーバを実施するとき、必要
ならばアクティブセットセル速度を速度決定部26で決
定された速度に変更した後にハンドオーバを実施する。
【0047】ハンドオーバ決定部25は移動局5から報
告されたプライマリCPICHの測定結果から、使用を
終了すべきセルや新たに使用すべきセルを選択し、ハン
ドオーバを行うか否かを決定する。
【0048】速度決定部26は、ハンドオーバで新たに
使用しようとしているセルを含めて、全てのアクティブ
セットセルが提供可能な伝送レートを決定し、アクティ
ブセットセル速度とする。速度決定部26は、プライマ
リ・スクランブリング・コードをクラス数(ここでは、
クラス0とクラス1があるのでクラス数は“2”であ
る)で割った余りを各アクティブセットセルのクラスと
し、局データから各クラスが提供可能な伝送レートを認
識し、全てのアクティブセットセルが提供可能な伝送レ
ートをアクティブセットセル速度として決定する。
【0049】局データ管理部27は、セルの分類である
各クラスと各クラスが提供可能な伝送レートとの関係を
局データとして記憶している。これはシステム内で共通
のものであり、全ての無線基地局制御装置2に共通のデ
ータである。
【0050】基地局3は無線電波で移動局5と通信可能
な無線装置であり伝送レートとして高速レート(384
kbps)までを提供する。したがって、基地局3がカ
バーするセルはクラス0に分類される。基地局4も無線
電波で移動局5と通信可能な無線装置であるが低速レー
ト(64kbps)のみを提供する。したがって、基地
局4がカバーするセルはクラス1に分類される。
【0051】次に、本実施形態の移動通信システムの動
作について説明する。
【0052】図3は、異なる無線基地局制御装置の配下
にあり、クラスが異なる基地局間のハンドーバにおける
移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。図
中でUEは移動局、S−RNCはハンドオーバ元の無線
基地局制御装置、D−RNCはハンドオーバ先の無線基
地局制御装置、NodeBはD−RNCの配下にあるハ
ンドオーバ先の基地局である。
【0053】図3を参照すると、まず、UEが周辺の各
セルのプライマリCPICHの品質を測定して結果をS
−RNCにMesurement Reportメッセ
ージで通知する。Mesurement Report
メッセージには、各セルのプライマリ・スクランブリン
グ・コードとそのセルに対応する測定結果が含まれてい
る。S−RNCはMesurement Report
メッセージの内容によって、アクティブセットセルから
削除するセルや追加するセル等を決定し、ハンドオーバ
を実施するか否かを決定する。ここでは、D−RNC配
下のNodeBをアクティブセットセルに追加すること
が決定されたものとする。
【0054】S−RNCはNodeBのプライマリ・ス
クランブリング・コードからそのクラスを識別し、No
deBを含めてアクティブセットセル速度を計算する。
【0055】計算で得られたアクティブセットセル速度
が現在のものと異なれば、S−RNCは“Physic
al CH Reconfiguration手順”を
実行して伝送レートを変更する。次に、S−RNCは
“Active Set Update手順”を実行し
てアクティブセットを更新(ここでは、D−RNCを追
加)してハンドオーバを完了する。
【0056】したがって、本実施形態の移動通信システ
ムは、移動局5からMesurement Repor
tメッセージを受信すると、そこに示された各無線電波
の受信品質からハンドオーバを実施するか否かを判定
し、ハンドオーバを実施する場合に、追加、削除しよう
とするセルを考慮した各アクティブセットセルのセルI
Dから演算によりクラスを求め、局データを参照して提
供可能な伝送レートを求めて、全てのアクティブセット
セルが提供可能な伝送レートをアクティブセットセル速
度として求め、必要に応じてアクティブセットセル速度
を変更した後に、アクティブセットセルを追加、削除等
することでハンドオーバするので、異なる無線基地局制
御装置2の配下にある、提供可能な伝送レートが異なる
基地局3,4を跨ぐハンドオーバが可能であり、移動通
信システム内で移動局が移動した場合にセルが提供可能
な伝送レートが合わないために通信が切断されてしまう
ことがない。
【0057】なお、本実施形態において、アクティブセ
ットに追加するセルがハンドオーバ元の無線基地局制御
装置の配下にある場合には、上述した本発明の動作でセ
ルのクラスを求めてもよく、また、従来のように局デー
タから直接求めてもよい。
【0058】図4は、基地局制御装置2がMesure
ment Reportメッセージを受信してハンドオ
ーバを実施するか否かを決定する手順を示すフローチャ
ートである。
【0059】移動局5からのMeasurement
Reportメッセージを受信すると、無線基地局制御
装置2は呼制御部24からハンドオーバ決定部25を起
動し、ハンドオーバ決定部25でハンドオーバを実施す
るか否かを決定する(ステップ101)。このとき、ハ
ンドオーバ決定部25は、Mesurement Re
portメッセージの内容からアクティブセットに追
加、削除等するセルを決定し、各アクティブセットセル
の新たな状態としてActive(通信中)、To b
e added(追加予定)、To be delet
ed(削除予定)のいずれかをプレイマリ・スクランブ
リング・コードに対応付けて呼情報テーブル60に記録
する。
【0060】ハンドオーバ決定部25はハンドオーバを
実施する可否か判定し(ステップ102)、ハンドオー
バを実施しない場合には処理を終了する。ハンドオーバ
を実施する場合、ハンドオーバ決定部25は速度決定部
26を呼び出し、速度決定部26は各アクティブセット
セルのクラス、提供可能な伝送レート(対応速度)を決
定し、呼情報管理部23が呼情報テーブルに記録する
(ステップ103)。このときの速度決定部26の処理
は、各アクティブセットセルに対応して呼情報テーブル
に記録されているプライマリ・スクランブリング・コー
ドに対して、(プライマリ・スクランブリング・コー
ド)%n=クラス(nはクラス数、%は剰余演算子)の
演算を行ってクラスを決定し、さらに、局データ管理部
27の局データから各クラスで提供可能な伝送レートを
抽出するというものである。
【0061】その後に速度決定部26は全てのアクティ
ブセットセルで提供可能な伝送レートを新たなアクティ
ブセットセル速度として定め、呼情報管理部23は呼情
報テーブルに記録する(ステップ104)。そして、速
度変更およびハンドオーバはその後に実施される。
【0062】次に、呼情報管理テーブルの構成、および
具体的な動作中の内容について詳細に説明する。
【0063】図5は呼情報管理部23で管理される呼情
報テーブルの内容を示す図である。
【0064】呼情報テーブル50は1次リスト51およ
び2次リスト52で構成されている。1次リスト51に
は、通信状態にある移動局5の端末番号と、それに対応
する2次リストにおける呼情報の記録位置を示す情報が
呼毎に記録されている。2次リスト52には、各呼に関
するアクティブセットセルのセルID(Cell I
D)、状態、プライマリ・スクランブリング・コード、
クラス、提供可能な伝送レート(対応速度)およびアク
ティブセットセル速度が記録されている。
【0065】図5に示された呼情報テーブルの内容は、
図4に示した動作においてMesurement Re
portメッセージを受信する前の初期状態の一例であ
る。
【0066】移動局5は複数のセルを跨いだハンドオー
バ状態であり、各アクティブセットセルのセルIDは順
に230,232,235である。全てのセルの状態は
Active(通信中)である。プライマリ・スクラン
ブリング・コードは順に202,103,400であ
る。
【0067】ここではセルのクラス数nは4であるとす
ると、演算によって得られるクラスは順に2,3,0で
ある。
【0068】ここでは、各クラスは図6の局データに示
すようにクラス0は384kbpsまで、クラス1は1
28kbpsまで、クラス2は64kbpsまで、クラ
ス3は32kbpsまでの伝送レートを提供可能である
とする。したがって、全てのアクティブセットセルで提
供可能な32kbpsがアクティブセットセル速度とし
て設定されており、移動局5は32kbpsで通信を行
っている。
【0069】移動局5からMeasurement R
eportメッセージを受信すると呼制御部53はハン
ドオーバ決定部25を起動し、ハンドオーバ決定部25
はハンドオーバを実行するか否か決定するが、ここでは
セルIDが232のセルを削除し、セルIDが233の
セルを追加するハンドオーバを決定した場合を想定す
る。
【0070】速度決定部26はセルID233のセルの
クラスを演算によって求め、局データから対応する伝送
レートを抽出して呼情報テーブルを書き換える。このと
き、削除しようとするセルの状態を“to be de
leted”とし、追加しようとするセルの状態を“t
o be added”とする。また、アクティブセッ
トセル速度は、セルの追加、削除後のアクティブセット
セルに関するものとする。このときの2次リスト52の
内容は図7に示すとおりである。
【0071】アクティブセットセル速度が32kbps
から64kbpsになっているので“Physical
CH Reconfiguration手順”を実行
して速度変更を行った後、“Active Set U
pdate手順”によりセルの追加、削除を行うことで
ハンドオーバを実施する。ハンドオーバが完了した後の
2次リスト52の内容は図8に示すとおりである。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、移動通信システムは移
動局からパイロットチャネルの受信状態の通知を受ける
と、その通知に示された各無線電波の受信品質等からハ
ンドオーバを実施するか否かを決定する。ハンドオーバ
を実施する場合、追加セルの識別符号から演算によりク
ラスを求め、局データを参照して提供可能な伝送レート
を求める。ハンドオーバ後に接続された状態となる全て
のセルで提供可能となるように伝送レートを変更し、セ
ルを削除、追加することでハンドオーバするので、全セ
ルのクラスを登録した膨大な局データで管理しなくても
伝送レートが異なるセルを跨ぐハンドオーバが可能であ
り、移動通信システム内で移動局が移動した場合にセル
が提供可能な伝送レートが合わないために通信が切断さ
れてしまうことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の移動通信システムの構成
を示すシステム構成図である。
【図2】本実施形態の無線基地局制御装置の構成を示す
ブロック図である。
【図3】異なる無線基地局制御装置の配下にあり、クラ
スが異なる基地局間のハンドーバにおける移動通信シス
テムの動作を示すシーケンス図である。
【図4】基地局制御装置2がMesurement R
eportメッセージを受信してハンドオーバを実施す
るか否かを決定する手順を示すフローチャートである。
【図5】呼情報管理部23で管理される呼情報テーブル
の内容を示す図である。
【図6】局データの一例を示す図である。
【図7】ハンドオーバ決定後の2次リストの内容を示す
図である。
【図8】ハンドオーバ完了後の2次リストの内容を示す
図である。
【図9】従来のIMT−2000システムの構成を示す
ブロック図である。
【図10】移動局がクラス0の基地局からクラス0の基
地局へハンドオーバする様子を示す図である。
【符号の説明】
1 移動交換局(CN) 2 無線基地局制御装置(RNC) 3,4 基地局(NodeB) 5 移動局(UE) 21 ネットワーク部 22 制御部 23 呼情報管理部 24 呼制御部 25 ハンドオーバ決定部 26 速度決定部 27 局データ管理部 50 呼情報テーブル 51 1次リスト 52 2次リスト 101〜104 ステップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信システムにおいて、移動局の移
    動に伴い該移動局とセルとの接続を変更するハンドオー
    バ方法であって、 予め、呼に対して提供可能な伝送レートによりセルをク
    ラスに分類し、パイロットチャネルのスクランブルに用
    いる、前記セルに固有の識別符号に該セルが属する前記
    クラスを示す情報を含めておき、 前記移動局から前記パイロットチャネルの受信状態の通
    知を受けたとき、前記通知から新たに接続すべき追加セ
    ルおよび切断すべき削除セルを決定し、該通知に含まれ
    る前記識別符号から前記追加セルが属する前記クラスを
    求め、 現在接続中の前記セルに対して前記追加セルを加え、前
    記削除セルを除いた全ての前記セルで提供可能な伝送レ
    ートを決定し、 前記移動局との通信を前記伝送レートに変更した後に、
    前記削除セルを介した前記移動局との通信を切断し、前
    記追加セルを介して前記移動局と接続するハンドオーバ
    方法。
  2. 【請求項2】 前記クラスを示す情報は、前記識別符号
    をクラス数で割った余りである、請求項1記載のハンド
    オーバ方法。
  3. 【請求項3】 前記追加セルがハンドオーバ元の無線基
    地局制御装置配下にある場合には、前記セルと前記クラ
    スの対応を予め設定しておいた第2の局データから前記
    追加セルの前記クラスを直接求める、請求項1記載のハ
    ンドオーバ方法。
  4. 【請求項4】 移動局の移動に伴い該移動局とセルとの
    接続を変更することでハンドオーバを行う移動通信シス
    テムであって、 呼に対して提供可能な伝送レートに分類されるクラスを
    示す情報を含み、パイロットチャネルのスクランブルに
    用いられる識別情報で識別される少なくとも1つのセル
    を作る複数の基地局と、 前記移動局から前記パイロットチャネルの受信状態の通
    知を受けたとき、前記通知から、前記移動局に新たに接
    続すべき追加セルおよび切断すべき削除セルを決定し、
    該通知に含まれる前記識別符号から前記追加セルが属す
    る前記クラスを求め、現在接続中の前記セルに対して前
    記追加セルを加え、前記削除セルを除いた全ての前記セ
    ルで提供可能な伝送レートを決定し、前記移動局との通
    信を前記伝送レートに変更した後に、前記削除セルと前
    記移動局との通信を切断し、前記追加セルと前記移動局
    を接続するハンドオーバ元の無線基地局制御装置と、 前記ハンドオーバ元の無線基地局制御装置と連携動作し
    て前記伝送レートを変更し、前記追加セルと前記移動局
    を接続するハンドオーバ先の無線基地局制御装置を有す
    る移動通信システム。
  5. 【請求項5】 前記クラスを示す情報は、前記識別符号
    をクラス数で割った余りである、請求項4記載の移動通
    信システム。
  6. 【請求項6】 前記追加セルが前記ハンドオーバ元の無
    線基地局制御装置配下にある場合には、前記セルと前記
    クラスの対応を予め設定しておいた第2の局データから
    前記追加セルの前記クラスを直接求める、請求項4記載
    の移動通信システム。
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