JP2002131288A - 気泡検出クランパおよび人工透析装置 - Google Patents

気泡検出クランパおよび人工透析装置

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JP2002131288A
JP2002131288A JP2000324146A JP2000324146A JP2002131288A JP 2002131288 A JP2002131288 A JP 2002131288A JP 2000324146 A JP2000324146 A JP 2000324146A JP 2000324146 A JP2000324146 A JP 2000324146A JP 2002131288 A JP2002131288 A JP 2002131288A
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bubble
volume
transport pipe
liquid transport
ultrasonic vibration
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JP2000324146A
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Hiroki Sugihara
洋樹 杉原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気泡の見逃しをなくする。 【解決手段】 対向する一対の超音波振動素子1はバネ
7によりクランパ部品が開く方向に力が加えられ、しか
もフック9にてこれを固定することにより、一対の超音
波振動素子1の距離Lを常に一定とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体が流れる液体
輸送管を挟み対向する一対の超音波振動素子の挟持部に
対応する液体輸送管内を通過する気泡を検出する気泡
器、気泡検出装置、ならびに人工透析装置に関し、特に
微小気泡を安定して検出する気泡検出器、気泡検出装
置、ならびに人工透析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、人工透析装置においては、液
体輸送管内に存在する気泡が体内に混入すると人命に拘
わるため、液体輸送管内に気泡が存在するか否かを検出
することが必須とされており、この要請に応えるために
超音波を用いた気泡検出器が一般的に採用されている。
【0003】この超音波を利用した気泡検出器の原理は
周知のように、一方の発信側超音波振動素子1aで発信
した超音波が液体輸送管2と液体3を通過して他方の発
信側超音波振動素子1bで受信されるようになってお
り、液体3内に気泡4がある場合は超音波が気泡4によ
って反射して受信する超音波の強度が減少する現象を利
用するものである(図1参照)。
【0004】従来の気泡検出器(気泡検出クランパ)で
は、液体輸送管2を一対の超音波振動素子1により把持
する構造は、図2のような洗濯ばさみに類似した形状に
なっており、液体輸送管2を把持した際の変形は液体輸
送管2の外径に依存しているため、液体輸送管2によっ
て超音波振動素子1間の距離、対向する角度は定まる。
換言すれば、使用する液体輸送管2が変化すれば、超音
波振動素子1間の距離、対向する角度は変動する。
【0005】また、この気泡検出クランパが人工透析装
置に適用された場合には、液体輸送管2内の液体3に一
回の患者体内への混入で人命に拘わる大きさの気泡4が
通過した場合、異常検出信号を出力し、人工透析機を停
止させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来からの
気泡検出クランパは、主に血液輸送管内の血液に存在す
る気泡4の検出に用いられているとともに、以下のよう
な問題があるので、単に気泡検出器の性能上の問題では
なく人命に拘わる重大な問題となる。
【0007】1)超音波振動素子1間の距離が長くなる
と、図3のように把持した液体輸送管2両端の超音波が
透過しない領域5が増加するため、この部分を通過する
気泡4の検出感度の低下をもたらし、もしくは検出でき
ず見逃してしまうという問題がある。
【0008】2)超音波振動素子1間の距離Lが短くな
ると、図4のように液体輸送管2の中央が把持によりひ
ょうたん状に変形し、超音波振動素子1と液体輸送管2
の間に隙間6が生じるため超音波が透過しなくなり、こ
の部分を通過する気泡4の検出感度の低下をもたらし、
もしくは検出できず見逃してしまうという問題がある。
【0009】3)一度の患者体内への混入では生命の危
険はない微小な気泡4の検出を行わないが、複数の微小
な気泡4が短時間に連続して混入すると体内で気泡4が
積算されていくため、人命に拘わる危険な状態となる。
【0010】本発明は、従来の技術における上述した問
題点に鑑みてなされたものであり、液体輸送管内の超音
波透過面積を拡大し、液体輸送管内の気泡通過位置によ
る気泡の見逃しをなくすこと、液体輸送管の有無を検出
することで気泡検出忘れが起きないようにすること、お
よび、一定時間当たりの検出気泡積算値を計算すること
で、短時間に連続して混入する微小な気泡が患者体内で
積算されて人命が危険な状態にならないようにすること
を実現できる気泡検出クランパ、気泡検出装置ならび
に、人工透析装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1の気泡検出クランパは、一対の超音波振
動素子からなり、液体が流れる液体輸送管を挟んで該一
対の超音波振動素子を配置する機構を有する対向型の気
泡検出クランパであって、該一対の超音波振動素子間の
間隔Lを一定の間隔に操作可能に構成したものである。
【0012】ここで、液体輸送管の外形D、液体輸送管
の肉厚tと前記間隔Lとの関係をD≧L≧2.5tに設
定することが好ましく、液体輸送管の肉厚tと前記間隔
Lとの関係を4.0t≧L≧2.5tに設定することが
さらに好ましい。
【0013】請求項4の気泡検出装置は、請求項1から
請求項3の何れかの気泡検出クランパを備えるものであ
る。
【0014】ここで、発信側超音波振動素子からの発信
信号をもう一方の受信側の超音波振動素子により検出し
た際の超音波受信強度の地合レベルと設定値とを比較す
ることで、対向する一対の超音波振動素子の間の液体輸
送管を挟む空間における液体輸送管の有無を検出する液
体輸送管有無検出手段をさらに含むことが好ましい。
【0015】請求項5の人工透析装置は、請求項1から
請求項3の何れかの気泡検出クランパを備えるものであ
る。
【0016】ここで、発信側超音波振動素子からの発信
信号をもう一方の受信側の超音波振動素子により検出し
た際の超音波受信強度の地合レベルと設定値とを比較す
ることで、対向する一対の超音波振動素子の間の液体輸
送管を挟む空間における液体輸送管の有無を検出する液
体輸送管有無検出手段をさらに含むことが好ましい。
【0017】請求項8の気泡検出装置は、気泡が通過す
ることにより受信側超音波振動素子での超音波受信強度
が低下する時間より検出気泡の体積を計算する体積計算
手段と、人体への混入が人命に拘わる気泡の体積の場合
は異常信号出力を行いもしくは液体の供給を停止する停
止手段と、それ以下の微小な気泡の検出時は単位時間当
たりの微小気泡の体積積算値を計算する体積積算値算出
手段と、体積積算値がある設定値を超えた場合は警報信
号を出力する警報手段とを含むものである。
【0018】請求項9の人工透析装置は、気泡が通過す
ることにより受信側超音波振動素子での超音波受信強度
が低下する時間より検出気泡の体積を計算する体積計算
手段と、人体への混入が人命に拘わる気泡の体積の場合
は異常信号出力を行いもしくは人工透析を停止する停止
手段と、それ以下の微小な気泡の検出時は単位時間当た
りの微小気泡の体積積算値を計算する体積積算値算出手
段と、体積積算値がある設定値を超えた場合は警報信号
を出力する警報手段とを含むものである。
【0019】
【作用】請求項1の気泡検出クランパであれば、一対の
超音波振動素子からなり、液体が流れる液体輸送管を挟
んで該一対の超音波振動素子を配置する機構を有する対
向型の気泡検出クランパであって、該一対の超音波振動
素子間の間隔Lを一定の間隔に操作可能に構成したので
あるから、間隔Lを操作することによって、気泡の見逃
しをなくすことができる。
【0020】ここで、液体輸送管の外形D、液体輸送管
の肉厚tと前記間隔Lとの関係をD≧L≧2.5tに設
定すれば、気泡の見逃しをより確実になくすことがで
き、液体輸送管の肉厚tと前記間隔Lとの関係を4.0
t≧L≧2.5tに設定すれば、気泡の見逃しをさらに
確実になくすことができる。
【0021】請求項4の気泡検出装置であれば、請求項
1から請求項3の何れかの気泡検出クランパを備えるの
であるから、気泡の見逃しをなくすことができる。
【0022】そして、発信側超音波振動素子からの発信
信号をもう一方の受信側の超音波振動素子により検出し
た際の超音波受信強度の地合レベルと設定値とを比較す
ることで、対向する一対の超音波振動素子の間の液体輸
送管を挟む空間における液体輸送管の有無を検出する液
体輸送管有無検出手段をさらに含む場合には、気泡の有
無の検出のみならず、液体輸送管の有無をも検出するこ
とができる。
【0023】請求項5の人工透析装置であれば、請求項
1から請求項3の何れかの気泡検出クランパを備えるの
であるから、安全性を高めることができる。
【0024】そして、発信側超音波振動素子からの発信
信号をもう一方の受信側の超音波振動素子により検出し
た際の超音波受信強度の地合レベルと設定値とを比較す
ることで、対向する一対の超音波振動素子の間の液体輸
送管を挟む空間における液体輸送管の有無を検出する液
体輸送管有無検出手段をさらに含む場合には、気泡の有
無の検出のみならず、液体輸送管の有無をも検出するこ
とができ、安全性をより高めることができる。
【0025】請求項8の気泡検出装置であれば、体積計
算手段によって、気泡が通過することにより受信側超音
波振動素子での超音波受信強度が低下する時間より検出
気泡の体積を計算する。そして、人体への混入が人命に
拘わる気泡の体積の場合は停止手段によって異常信号出
力を行いもしくは液体の供給を停止する。逆に、それ以
下の微小な気泡の検出時は体積積算値算出手段によって
単位時間当たりの微小気泡の体積積算値を計算し、体積
積算値がある設定値を超えた場合は警報手段によって警
報信号を出力する。
【0026】したがって、大きい体積の気泡を含む液体
のみならず、小さい気泡であっても体積積算値が大きい
気泡を含む液体の供給を確実に防止することができ、ひ
いては安全性を高めることができる。
【0027】請求項9の人工透析装置であれば、体積計
算手段によって、気泡が通過することにより受信側超音
波振動素子での超音波受信強度が低下する時間より検出
気泡の体積を計算し、人体への混入が人命に拘わる気泡
の体積の場合は停止手段によって異常信号出力を行いも
しくは人工透析を停止する。逆に、それ以下の微小な気
泡の検出時は体積積算値算出手段によって単位時間当た
りの微小気泡の体積積算値を計算し、体積積算値がある
設定値を超えた場合は警報手段によって警報信号を出力
する。
【0028】したがって、大きい体積の気泡を含む液体
のみならず、小さい気泡であっても体積積算値が大きい
気泡を含む液体に基づく人工透析を確実に防止すること
ができ、ひいては安全性を高めることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明の気泡検出クランパ、気泡検出装置、および人工透
析装置の実施の態様を詳細に説明する。
【0030】図5はこの発明の気泡検出クランパの一実
施態様を示す構成図である。
【0031】この気泡検出クランパは受発信一対の超音
波振動素子1を有しており、空間8において液体輸送管
2を把持する構造を持つ。
【0032】この対向する一対の超音波振動素子1はバ
ネ7によりクランパ部品が図5(B)のように開く方向
に力が加えられるが、図5(A)のようにフック9にて
これを固定するため、一対の超音波振動素子1の距離L
は常に一定となる。
【0033】なお、図5のフック9の形状は鍵爪形とな
っているが、一対の超音波振動素子1の距離Lを一定に
して固定できる形状であればどのような形状のものでも
採用することができる。
【0034】液体輸送管2を把持する構造を持つ空間8
における一対の超音波振動素子1の距離Lは本発明の気
泡検出クランパにおいて使用される複数の液体輸送管2
の中で最も外径が小さい、外径5.9mm、内径3.2
mmの液体輸送管2で以下の条件 D≧L≧2.5t(Dは液体輸送管2の外形、tは液体
輸送管2の肉厚) を満たすように、液体輸送管2の肉厚t=1.35mm
の3倍である4.05mmとした。
【0035】ただし、4.0t≧L≧2.5tの条件を
満たすように距離Lを設定することがより好ましい。
【0036】次に図6を用いて信号処理について説明す
る。
【0037】正弦波発信回路22より出力される発信信
号はクランパ内に送られ、発信側超音波信号素子1aに
より超音波に変換され発信波となる。この実施例では発
信周波数を5MHzとした。
【0038】この発信波は発信側超音波信号素子1bと
の間の液体輸送管2と液体3を通過して発信側超音波振
動素子1bまでたどり着く。
【0039】発信側超音波振動素子1bまでたどり着い
た発信波は発信側超音波振動素子1bにより電気信号へ
と変換され、受信信号となる。
【0040】この受信信号は信号処理回路まで送られ、
基本的な使用周波数以下で一定の増幅率を有する増幅回
路10により増幅される。
【0041】ここで増幅された信号は増幅した受信信号
のピーク値をつないでいく包絡線検波回路11により検
波される。気泡4の通過が無く、検波回路の出力が一定
の値である場合、その出力レベルが地合レベルである。
【0042】このとき、この地合レベルと、ある設定電
圧14とを電圧比較回路15により比較することで、ク
ランパへの液体輸送管2の把持の有無を判定する。
【0043】なお、地合レベルが設定電圧14以上の場
合は、液体輸送管2が把持されていると判定され判定回
路出力はHIGHに、地合レベルが設定電圧14より小
さい場合は液体輸送管2が把持されていないと判定され
判定回路出力はLOWとなる。
【0044】この液体輸送管2有無判定回路15の出力
は、後述する二つの気泡有無判定回路の出力とそれぞれ
AND演算を行い、液体輸送管2有りで気泡無しの場合
はHIGH、液体輸送管2無しもしくは気泡有りの場合
はLOWを検出パルスとして出力する。
【0045】次に気泡通過時の気泡4が液体輸送管2内
を通過した場合について説明する。
【0046】気泡4が一対の超音波振動素子1間を通過
する間は液体3と気泡4の界面で超音波が反射されるた
め、発信側超音波振動素子1bでの受信レベルは通過す
る気泡4の断面積に比例して低下する。
【0047】実施態様では検出気泡4の直径によって信
号の処理方法を変えるため、検波信号より直流成分であ
る地合部分を取り除いて交流成分である気泡検出波形の
みを取りだし、一回の患者体内への混入で危険な状態と
なる大きな気泡4の処理部と数回の患者体内への混入で
体内で気泡4が積算されて危険な状態となる微小な気泡
4とで別々に気泡4を検出するため処理部の2つの増幅
回路12,13で検出波形の増幅を行う。
【0048】それぞれの気泡検出波形は気泡有無判定の
際の基準となる直流電圧に重畳された後、ある設定電圧
16,18との比較を行う判定回路17,19により、
気泡4の有無を判定する。
【0049】この際、一回の患者体内への混入で危険な
状態となる大きな気泡4の検出を目的とした信号処理部
では、液体輸送管2の内径より検出気泡径の方が大きい
と液体輸送管2内は気泡4で満たされた状態となり、超
音波がほとんど反射されるため超音波の受信レベルはゼ
ロを示す位置より低くならないことから、受信レベルの
大小によって気泡径を判定することができない。
【0050】しかし、液体輸送管2内径よりも直径が大
きな気泡4は液体輸送管2内で変形して液体3の流れ方
向に長くなるため、超音波受信レベルが低下する時間が
気泡径に比例して長くなる。
【0051】そのため、実施例では気泡直径4.5mm
以上とした大きな気泡4の有無の判定は、気泡検出波形
とある設定電圧16による判定回路17出力の検出パル
スのLOWの時間とある設定時間20との比較を行う。
【0052】このとき、検出パルスがLOWである時間
の方がある設定時間20よりも長い場合のみ、異常信号
を出力する。
【0053】なお、気泡径が液体輸送管2の内径よりも
小さな微小気泡の検出を目的とした処理部では、超音波
の受発信面積よりも検出気泡の断面積が小さいため、超
音波受信レベルの低下幅、通過時間の両方で気泡径の大
きさが判定可能である。
【0054】まずある設定値18との比較を行う判定回
路19により、実施態様では直径0.5mm以上の気泡
4のみ検出パルスを出力する。検出パルスのLOW時間
は検出気泡4の直径に比例して長くなるため、このパル
スのLOW時間より気泡径を計算する。
【0055】この計算された気泡径より気泡体積を計算
する。微小な気泡4の検出の際は、気泡検出毎にこの処
理を繰り返し、一定時間中の気泡検出積算値を計算す
る。
【0056】この積算値がある設定体積よりも大きな場
合、異常信号を出力する。
【0057】上記の実施態様に気泡検出装置を人工透析
装置に適用すれば、人体に対する安全性を高めることが
できる。
【0058】もちろん、人工透析装置以外の装置に適用
することも可能である。
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明は、間隔Lを操作するこ
とによって、気泡の見逃しをなくすことができるという
特有の効果を奏する。
【0060】請求項2の発明は、気泡の見逃しをより確
実になくすことができるという特有の効果を奏する。、
請求項3の発明は、気泡の見逃しをさらに確実になくす
ことができるという特有の効果を奏する。
【0061】請求項4の発明は、気泡の見逃しをなくす
ことができるという特有の効果を奏する。
【0062】請求項5の発明は、気泡の見逃しをなくし
て、人体に対する安全性を高めることができるという特
有の効果を奏する。
【0063】請求項6の発明は、気泡の有無の検出のみ
ならず、液体輸送管の有無をも検出することができると
いう特有の効果を奏する。
【0064】請求項7の発明は、気泡の有無の検出のみ
ならず、液体輸送管の有無をも検出することができ、人
体に対する安全性をより高めることができるという特有
の効果を奏する。
【0065】請求項8の発明は、大きい体積の気泡を含
む液体のみならず、小さい気泡であっても体積積算値が
大きい気泡を含む液体の供給を確実に防止することがで
き、ひいては安全性を高めることができるという特有の
効果を奏する。
【0066】請求項9の発明は、大きい体積の気泡を含
む液体のみならず、小さい気泡であっても体積積算値が
大きい気泡を含む液体に基づく人工透析を確実に防止す
ることができ、ひいては安全性を高めることができると
いう特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】気泡検出器の原理図である。
【図2】従来の気泡検出の一例を示す構成図である。
【図3】一対の超音波振動素子間距離が長い場合の気泡
検出クランパの断面図である。
【図4】一対の超音波振動素子間距離が短い場合の気泡
検出クランパ断面図である。
【図5】本発明の気泡検出クランパの一実施態様を示す
構成図である。
【図6】信号処理回路の構成図である。
【符号の説明】
1:超音波振動素子 15:液体輸送管有無判定回路 20:気泡通過時間による気泡判定回路 21:一定時間当たりの気泡体積積算値計算回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の超音波振動素子(1)からなり、
    液体が流れる液体輸送管を挟んで該一対の超音波振動素
    子(1)を配置する機構を有する対向型の気泡検出クラ
    ンパであって、該一対の超音波振動素子(1)間の間隔
    Lを一定の間隔に操作可能に構成したことを特徴とする
    気泡検出クランパ。
  2. 【請求項2】 液体輸送管の外形D、液体輸送管の肉厚
    tと前記間隔Lとの関係をD≧L≧2.5tに設定した
    請求項1に記載の気泡検出クランパ。
  3. 【請求項3】 液体輸送管の肉厚tと前記間隔Lとの関
    係を4.0t≧L≧2.5tに設定した請求項1に記載
    の気泡検出クランパ。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3の何れかの気泡検
    出クランパを備えることを特徴とする気泡検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3の何れかの気泡検
    出クランパを備えることを特徴とする人工透析装置。
  6. 【請求項6】 発信側超音波振動素子(1)からの発信
    信号をもう一方の受信側の超音波振動素子(1)により
    検出した際の超音波受信強度の地合レベルと設定値とを
    比較することで、対向する一対の超音波振動素子(1)
    の間の液体輸送管を挟む空間における液体輸送管の有無
    を検出する液体輸送管有無検出手段(15)をさらに含
    む請求項4に記載の気泡検出装置。
  7. 【請求項7】 発信側超音波振動素子(1)からの発信
    信号をもう一方の受信側の超音波振動素子(1)により
    検出した際の超音波受信強度の地合レベルと設定値とを
    比較することで、対向する一対の超音波振動素子(1)
    の間の液体輸送管を挟む空間における液体輸送管の有無
    を検出する液体輸送管有無検出手段(15)をさらに含
    む請求項5に記載の人工透析装置。
  8. 【請求項8】 気泡が通過することにより受信側超音波
    振動素子(1)での超音波受信強度が低下する時間より
    検出気泡の体積を計算する体積計算手段(20)と、人
    体への混入が人命に拘わる気泡の体積の場合は異常信号
    出力を行いもしくは液体の供給を停止する停止手段(2
    0)と、それ以下の微小な気泡の検出時は単位時間当た
    りの微小気泡の体積積算値を計算する体積積算値算出手
    段(21)と、体積積算値がある設定値を超えた場合は
    警報信号を出力する警報手段(21)とを含むことを特
    徴とする気泡検出装置。
  9. 【請求項9】 気泡が通過することにより受信側超音波
    振動素子(1)での超音波受信強度が低下する時間より
    検出気泡の体積を計算する体積計算手段(20)と、人
    体への混入が人命に拘わる気泡の体積の場合は異常信号
    出力を行いもしくは人工透析を停止する停止手段(2
    0)と、それ以下の微小な気泡の検出時は単位時間当た
    りの微小気泡の体積積算値を計算する体積積算値算出手
    段(21)と、体積積算値がある設定値を超えた場合は
    警報信号を出力する警報手段(21)とを含むことを特
    徴とする人工透析装置。
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