JP2002131123A - 波形データを用いてネットワークを介して機械を診断し検証するシステム及び方法 - Google Patents

波形データを用いてネットワークを介して機械を診断し検証するシステム及び方法

Info

Publication number
JP2002131123A
JP2002131123A JP2001156217A JP2001156217A JP2002131123A JP 2002131123 A JP2002131123 A JP 2002131123A JP 2001156217 A JP2001156217 A JP 2001156217A JP 2001156217 A JP2001156217 A JP 2001156217A JP 2002131123 A JP2002131123 A JP 2002131123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
waveform data
fault
diagnostic
failure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001156217A
Other languages
English (en)
Inventor
Piero Patrone Bonissone
ピエロ・パトロン・ボニッソン
Yu-To Chen
ユー−トゥー・チェン
Vipin Kewal Ramani
ヴィピン・ケワル・ラマニ
Rasiklal Punjalal Shah
ラスキラル・パンジャラル・シャー
John Andrew Johnson
ジョン・アンドリュー・ジョンソン
Philip Edward Steen
フィリップ・エドワード・スティーン
Ramesh Ramachandran
ラメシュ・ラマチャンドラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2002131123A publication Critical patent/JP2002131123A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/22Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing
    • G06F11/2257Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing using expert systems
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H30/00ICT specially adapted for the handling or processing of medical images
    • G16H30/20ICT specially adapted for the handling or processing of medical images for handling medical images, e.g. DICOM, HL7 or PACS
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H40/00ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices
    • G16H40/40ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the management of medical equipment or devices, e.g. scheduling maintenance or upgrades
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H40/00ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices
    • G16H40/60ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the operation of medical equipment or devices
    • G16H40/67ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the operation of medical equipment or devices for remote operation
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H70/00ICT specially adapted for the handling or processing of medical references
    • G16H70/60ICT specially adapted for the handling or processing of medical references relating to pathologies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 波形データを用いてネットワークを介して機
械を診断し検証するシステム及び方法を提供する。 【解決手段】 既知の故障を有する機械(20)からネ
ットワークを介して、履歴波形データ(18)が機械を
修復するための対応する処置と共に得られて、これらを
用いて故障分類規則(76及び78)を展開する。故障
分類規則(76及び78)は診断用知識データベース
(12)に記憶される。分類規則のデータベース(1
2)を用いて、未知の故障を有する機械(32)からの
新たな波形データ(30)をネットワークを介して診断
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的には、故障診
断に関し、より具体的には、機械から生成された波形デ
ータを用いて診断を行なうことに関する。
【0002】
【発明の背景】工業的環境又は商業的環境のいずれにお
いても、撮像(イメージング)機械のような機械が誤動
作すると業務を深刻に妨げる可能性がある。従って、撮
像機械の誤動作を迅速且つ正確に修復することが不可欠
である。通常、計算機式断層写真法(CT)機械又は磁
気共鳴撮像(MRI)機械のような撮像機械の誤動作時
には、現場技術者が呼び寄せられて、機械を診断して修
復する。典型的には、現場技術者はシステム性能試験を
実行して、画質又は撮像機械の状態を分析する。システ
ム性能試験から波形データが生成されて、波形データが
撮像機械の動作の「固有の特徴(signature)」を与え
る。波形データは、読み出し及びスライスの様々な組み
合わせについてデータ集合を構成する。システム性能試
験を実行した後に、現場技術者はこれらのデータ集合を
遠隔位置のサービス技術者に送付して誤動作の診断を支
援してもらう。サービス技術者は、データ集合を分析す
ると共に、撮像機械の誤動作を解決してきた技術者の蓄
積された経験を利用して、故障を示し得るあらゆる症状
を見出す。次いで、現場技術者は、サービス技術者が下
した診断に基づいて機械の誤動作をもたらしている可能
性のある問題の補正を試みる。データ集合が少量の情報
しか含んでいなければ、この方法は十分良好に機能す
る。しかしながら、大型の複雑な装置の場合には通例の
ことであるが、データ集合が大量の不正確な情報を含ん
でいると、現場技術者及びサービス技術者が故障を迅速
に診断するのは極めて困難になる。従って、大量の不正
確な情報を含んでいる波形データ集合から撮像機械の誤
動作を迅速に診断することのできるシステム及び方法が
必要とされている。
【0003】
【発明の概要】本発明の一実施形態は、ネットワークを
介して遠隔施設から機械を診断するシステム及び方法に
関する。この実施形態では、診断用知識ベースが、機械
の故障を診断するための複数の規則と、故障を修復する
ための複数の補正処置とを含んでいる。診断用故障検出
器が、ネットワークを介して上述の遠隔施設に接続され
ている機械から生成された波形データを正常なデータと
故障データとして分類する。診断用特徴抽出器が、故障
データとして分類された波形データから複数の特徴を抽
出する。診断用特徴抽出器及び診断用知識ベースに結合
されている診断用故障分離器が、抽出された特徴につい
て故障の候補集合を分離して、この故障の候補集合の原
因である可能性が最も高い根本的原因を識別する。
【0004】本発明のもう一つの実施形態は、機械から
生成された波形データの検証をネットワークを介して遠
隔施設から行なうシステム及び方法に関する。機械から
生成された波形データは、実行時データであってもよい
し、待機時動作データであってもよい。この実施形態で
は、診断用知識ベースが、機械の故障を診断するための
複数の規則を含んでいる。診断用故障検出器が、波形デ
ータを正常なデータと故障データとして分類する。診断
用特徴抽出器が、正常なデータとして分類された波形デ
ータから複数の特徴を抽出する。
【0005】
【発明の実施の形態】CT機械又はMRI機械のような
医用撮像装置を参照して本発明の診断システムを説明す
る。医用撮像装置を参照して本発明を説明するが、波形
出力を生成する任意の装置(化学装置、機械装置、電子
装置、マイクロプロセッサ制御式装置)と共に本診断シ
ステムを用いることもできる。図1は本発明に従って撮
像機械を診断するシステム10のブロック図を示す。診
断システム10は、撮像機械の故障を診断するための複
数の規則を含む診断用知識ベース12と、学習ユニット
14と、診断ユニット16とを含んでいる。学習ユニッ
ト14は、複数の撮像機械20から取得された波形デー
タ・ファイル18の複数の集合を得る。学習ユニット1
4は、波形データの集合の各々から無縁のデータを除去
する学習用構文解析器22と、波形データの集合の各々
を正常なデータと故障データとして分類する学習用フィ
ルタ24と、故障データとして分類された波形データの
集合の各々から複数の特徴を抽出する学習用特徴抽出器
26と、抽出された特徴を故障特性に分類するための複
数の段階を展開して、これらの段階を診断用知識ベース
12に供給する学習用故障分類器28とを含んでいる。
【0006】診断ユニット16は、撮像機械32から新
たな波形データ・ファイル30を得る。診断ユニット1
6は、新たな波形データから無縁のデータを除去する診
断用構文解析器34と、新たな波形データを正常なデー
タと故障データとして分類する診断用故障検出器36
と、故障データとして分類された新たな波形データから
複数の特徴を抽出する診断用特徴抽出器38と、診断用
知識ベース12に結合されており、抽出された特徴につ
いて故障の候補集合を分離して、この候補集合の原因で
ある可能性が最も高い根本的原因を識別する診断用故障
分離器40とを含んでいる。学習ユニット14及び診断
ユニット16の両方がワークステーションのようなコン
ピュータに組み入れられている。但し、メインフレー
ム、ミニコンピュータ、マイクロコンピュータ又はスー
パコンピュータのような他の形式のコンピュータを用い
ることもできる。学習ユニット14及び診断ユニット1
6の両方において実行されるアルゴリズムはC++、J
AVA(登録商標)及びMATLABでプログラムされ
るが、他の言語を用いてもよい。
【0007】診断ユニット16から生成された故障の候
補集合は知識統括者41(本発明の場合はサービス技術
者)に提示される。サービス技術者は、候補集合を検査
して、MRI機械32の故障が正しく識別されたか否か
を決定する。故障が正しく識別されていなければ、サー
ビス技術者が正しい故障種別を識別して、学習ユニット
14に新たな波形データ及び故障種別情報を入力して、
類似の性質を有する将来の故障を識別するのに利用でき
るようにする。具体的には、波形データ及び故障種別情
報を、構文解析のために学習用構文解析器22に、また
学習用フィルタ24、学習用特徴抽出器26及び学習用
故障分類器28に入力する。
【0008】複数のMRI機械20から生成された波形
データ・ファイル18の複数の集合は、撮像用ファント
ムから得られたものである。波形データ・ファイル18
の各々が、当該ファイルに関連した既知の故障を有す
る。既知の故障の幾つかを例示的であるが網羅的でなく
列挙すると、不適当に補償された長い時間定数の渦電
流、環境からの磁場擾乱、本体の前置増幅器による一定
位相の強度スパイク、IPG欠陥によるスパイク、磁石
の上方又は下方の床上の回転機械装置による高速振動、
Y軸GRAM欠陥による破損、及び本体コイル上のルー
ズ・ダイナミック・ディスエーブル・ボックスRFコネ
クタによる破損がある。
【0009】ファントムの2つの被走査区域は頭部及び
胴体である。ファスト・スピン・エコー(FSE)試験
及びファスト・グラディエント(FGRE)試験が頭部
及び胴体の両方について実行される。FSE試験は高い
RFデューティ・サイクルを有しており、RF関連の問
題に対して相対的に感受性が高くなる一方、勾配駆動器
に主にストレスを与えるFGRE試験は勾配関連の問題
に対して相対的に感受性が高い。次いで、これらの試験
を多数の位置で実行して、完全なデータ集合を生成す
る。完全なデータ集合は90のデータ集合で構成され
る。FGREデータは256のデータ点を含む一方、F
SEデータは512のデータ点を含む。本発明による波
形データ・ファイル18のデータ構造42の一例を図2
に示す。データ構造42は頭部及び胴体の2つの範疇に
分割される。前述のように、頭部及び胴体の両方につい
て、様々な位置でFSE試験及びFGRE試験が実行さ
れる。例えば、図2に示すように、胴体のFSEデータ
集合はXY(Xスライス、Y読み出し)においてL78
(左78)、iso(イソセンタ)及びR78(右7
8)で取得される。図2に掲げてあるその他の頭文字
は、P(体後部)、A(体前部)、I(下肢)及びS
(上体)である。頭部FSE及びFGRE、並びに胴体
FSE及びFGREの両方について様々な位置で取得さ
れたデータは3つの変数x1 (tj )、x2 (tj )及
びx3 (tj )を表わす。x1 (tj )変数はエコー・
シフトを表わし、x2 (tj )変数は一定位相ドリフト
を表わし、x3 (tj )変数は強度ドリフトを表わす。
なお、tj はj番目の時刻を示す。3つの変数x1 (t
j )、x2 (tj )及びx3 (tj )を時間にわたって
サンプリングして、n個の点から成る3つの時系列プロ
ット44を作成する。頭部FSE、頭部FGRE、胴体
FSE及び胴体FGREについての時系列プロット44
の一例を図3に示す。
【0010】各々の波形データ・ファイル18は学習ユ
ニット14に入力される。次いで、学習用構文解析器2
2が各々のファイルからデータを抽出する。学習用構文
解析器22が実行する工程を表わす流れ図を図4に示
す。学習用構文解析器は、ステップ46において各々の
履歴事例について波形データ・ファイルの一つを得るこ
とから始める。ステップ48において、ヘッダ情報(す
なわち、システム・ハードウェア、ソフトウェアのバー
ジョン、MRIの設置箇所、MRIの形式、製造年月
日、日付スタンプ等)を検索して、情報ファイルに保存
する。ステップ50においてファイル内のデータの各々
のブロックについて波形データを抽出して、ステップ5
2において構文解析済ファイルに保存する。波形データ
・ファイルのすべてを構文解析し終えたら、この過程は
終了する。
【0011】各々の波形データ・ファイル18がデータ
及び情報について構文解析された後に、これらのファイ
ルを前処理のために学習用フィルタ24に入力して、さ
らなる処理のために学習用特徴抽出器26に入力する。
図5は学習用フィルタ24及び学習用特徴抽出器26が
実行する工程を表わす流れ図を示す。本発明では、学習
用フィルタは粗大(gross)フィルタ及び細密(fine)
フィルタである。ステップ56において、学習用フィル
タは学習用構文解析器から波形データ・ファイルを得
る。ステップ58において、各々のファイル毎に、学習
用フィルタは時間領域解析、周波数領域解析及びウェー
ブレット解析を行なう。時間領域解析の場合には、時系
列データを用いてグラフのピーク間の値、グラフの曲線
の下方面積(積分)及び曲線の勾配(微分係数)を算出
する。周波数領域解析は、高速フーリエ変換(FFT)
を用いて、相対強度を解析するためにデータの時系列プ
ロットを異なる周波数成分に分解する。ウェーブレット
解析は、FFTの対応演算である離散ウェーブレット変
換(DWT)を用いることにより行なわれる。FFTと
同様に、DWTもサンプル数が2の羃乗であることを要
求する。DWTは信号を異なる時間尺度又は分解能で解
析する。大きいウィンドウの場合には「粗大な」特徴を
認識することができる一方、小さいウィンドウの場合に
はスパイク等の「微細な」特徴を認識することができ
る。DWTでは、母ウェーブレット(元の基底関数)を
スケール変換したものに係数Wi を乗算し、その有限和
によって信号を近似する。
【0012】時間領域解析、周波数領域解析及びウェー
ブレット解析を用いて、ステップ60において特徴を抽
出する。所望があれば、サービス技術者が頭部FSE、
頭部FGRE、胴体FSE及び胴体FGREの時系列プ
ロットのすべてを視覚化できるように、時間領域解析、
周波数領域解析及びウェーブレット解析を実行した後に
残存するデータに対してデータ可視化ルーチンを適用し
てもよい。時間領域解析から抽出される特徴は、次の通
りである。
【0013】下記の式として定義される時系列の最小値
【0014】
【数1】
【0015】下記の式として定義される時系列の最大値
【0016】
【数2】
【0017】下記の式として定義される時系列のピーク
間距離 v3,i=v2,i−v1,i (3)。
【0018】下記の式として定義される時系列平均
【0019】
【数3】
【0020】下記の式として定義される時系列の標準偏
【0021】
【数4】
【0022】下記の式として定義される最初の64サン
プルの間での時系列の最小絶対値
【0023】
【数5】
【0024】下記の式として定義される最初の64サン
プルでの最小値の時刻 v7,i=jmin、 (7) ここで、xi(tjmin)=v6,i
【0025】下記の式として定義される最初の64サン
プルでの最小値の符号 v8,i=sign{xi(tjmin)}、 (8) ここで、xi(tjmin)=v6,i
【0026】下記の式として定義される最初の64サン
プルの間での時系列の最大絶対値
【0027】
【数6】
【0028】下記の式として定義される最初の64サン
プルでの最大値の時刻 v10,i=jmax、 (10) ここで、xi(tjmax)=v9,i
【0029】下記の式として定義される最初の64サン
プルでの最大値の符号 v11,i=sign{xi(tjmax)}、 (11) ここで、xi(tjmax)=v9,i
【0030】及び下記の式として定義される最初の64
サンプルの間での時系列微分係数を近似する線分の勾配 v12,i=[xi(t64)−xi(t1)]/63 (12)。
【0031】周波数領域解析から抽出される特徴は、次
の通りである。
【0032】下記の式として定義されるパワー・スペク
トルの最大振幅
【0033】
【数7】
【0034】(ここで、Ajはxi(tj)のFFTのj
番目の振幅である)。
【0035】下記の式として定義される最大振幅が生ず
る所での周波数
【0036】
【数8】
【0037】(ここで、Fjはxi(tj)のFFTのj
番目の周波数成分である)。
【0038】及び下記の式として定義される全パワー
【0039】
【数9】
【0040】(ここで、Cjはxi(tj)のFFTのj
番目の係数である)。
【0041】ウェーブレット解析から抽出される特徴
は、ウェーブレット変換の係数Wiがすべて算出された
後に決定される。第一のウェーブレットの特徴は、全ス
パイクの中での最大絶対値である。この特徴は、最後の
2つのウェーブレット係数(W n,i 、Wn-1,i )の撒布
プロットにおける点に対して適用される。これらの係数
がスパイクのよい指標であるから、スパイクに含まれる
エネルギは、母ウェーブレット又はFFTによって用い
られる全長時間ウィンドウ上においては顕著であるとは
考えない。しかしながら、スパイクに含まれるエネルギ
は、非常に狭められた時間ウィンドウでの信号の残部と
比較すると、相当なものであって容易に検出することが
できる。全スパイクの中での最大絶対値を決定するため
には、クラスタ化したデータの重心座標を先ず算出しな
ければならない。クラスタ化したデータの重心座標は下
記の式として定義される。
【0042】
【数10】
【0043】次に、撒布プロットのすべての孤立値(す
なわち、クラスタ化したデータの重心からかなり離隔し
た点)を識別する。孤立値は下記の式として定義され
る。
【0044】
【数11】
【0045】次に、孤立値のための閾値として3倍標準
偏差を用いる。代替的には、フィルタ処理を用いてゼロ
付近の弱い信号について幾分かのノイズを除去してもよ
い。最後に、重心から最も離隔した孤立値、すなわち最
も強いスパイクであると考えられる孤立値が下記の式と
して定義される。
【0046】
【数12】
【0047】決定される次のウェーブレットの特徴は、
下記の式として定義される最も強いスパイクの符号であ
る。
【0048】 v17,i=sign{Wk,jmax} (17) ここで、
【0049】
【数13】
【0050】である。
【0051】決定されるもう一つのウェーブレットの特
徴は、下記の式として定義される最も強いスパイクが生
じた時刻である。
【0052】 v18,i=jmax (18) ここで、
【0053】
【数14】
【0054】である。
【0055】決定されるさらにもう一つのウェーブレッ
トの特徴は、下記の式として定義されるスパイク数であ
る。
【0056】
【数15】
【0057】ここで、di,j は、3倍標準偏差よりも大
きい。
【0058】図5に戻って述べると、特徴が抽出された
後に、ステップ62において、一つのファイルについて
時間領域の特徴、周波数領域の特徴及びウェーブレット
の特徴についてのベクタを形成する。次に、ステップ6
4においてベクタを組み合わせて特徴ベクタを得る。特
徴ベクタは、特徴空間において変数x1 (tj )、x 2
(tj )、x3 (tj )の各々の時系列値を表現する。
すべての特徴が抽出された後に、ステップ66におい
て、特徴ベクタを特徴行列に配置する。本発明では、特
徴行列は90×19行列となる。ステップ68において
さらにファイルが存在すると判断されたら、すべてのフ
ァイルについて特徴が抽出されるまでステップ56〜6
6を繰り返す。
【0059】すべての波形データ・ファイルから特徴が
抽出された後に、学習用故障分類器28に特徴を印加し
て、ここで複数の規則を展開する。これらの規則を用い
て、特徴行列を特定の故障特性に分類する。図6は、学
習用故障分類器28のブロック図をさらに詳細に示して
いる。学習用故障分類器は、規則ベース72と、規則ベ
ースから最もよく当てはまる段階を選択する規則選択器
74とを有するエキスパート・システム70で構成され
ている。規則ベース72は、FSE規則集合76とFG
RE規則集合78とを含んでいる。FSE規則集合及び
FGRE規則集合の両方とも、以下の例示的故障につい
て定義されているIF−THEN規則に基づく。
【0060】f1 :不適当に補償された長い時間定数の
渦電流、 f2 :環境からの磁場擾乱、 f3 :一定位相の強度スパイク、 f4 :IPG欠陥によるスパイク、 f5 :床上の回転機械装置による高速振動、 f6 :Y軸GRAM欠陥による破損、及び f7 :ルーズ・ダイナミック・ディスエーブル・ボック
スRFコネクタによる破損。
【0061】本発明はこれらの故障に限定されている訳
ではなく、他の可能性のある故障としては、RF受信故
障、RF送信故障、RF受信及び送信故障、シム故障、
S−V磁石の固有の特徴のある故障、定常状態擾乱(す
なわち振動)、勾配軸故障、磁石擾乱、定常状態擾乱
(すなわち冷却ヘッド及び磁気異常、過渡的振動、低信
号を有するSNR、並びに高雑音を有するSNR)等が
ある。
【0062】本発明では、故障f1〜f7は、下記の規則
を用いることにより識別される。
【0063】R1A→f1 スライスY、読み出しZにつ
いて適用可能、 R1B→f1 スライスZ、読み出しXについて適用可
能、 R2A→f2 スライスX、読み出しYについて適用可
能、 R2B→f2 スライスY、読み出しZについて適用可
能、 R3A→f3 FSEについて適用可能、 R3B→f3 FGREについて適用可能、 R4A→f4 FSEについて適用可能、 R4B→f4 FGREについて適用可能、 R5 →f5 FSEについて適用可能、 R6A→f6 FSEについて適用可能、 R6B→f6 FGREについて適用可能、 R7A→f7 FSEについて適用可能、及び R7B→f7 FGREについて適用可能。
【0064】R1A〜R7Bについて言語的に表現した規則
は次の通りである。
【0065】R1A:位置に拘わらず、x1 が最初の64
サンプルにおいて吐出(discharge )を示すが、x2
びx3 は正常である; R1B:位置に拘わらず(ISOを除く)、x2 が最初の
64サンプルにおいて吐出を示すが、x1 及びx3 は正
常である; R2A:位置に拘わらず、x2 が大きい偏位を示すが、x
1 及びx3 は正常である; R2B:位置に拘わらず、x2 が極めて大きい偏位を示す
が、x1 及びx3 は殆ど正常である; R3A:x2 及びx3 が凡そ同じ時刻に反対符号のただ1
つのスパイクを示すが、x1 は正常である; R3B:x2 及びx3 が凡そ同じ時刻に反対符号のただ1
つのスパイクを示すが、x1 は正常である; R4A:x1 、x2 及びx3 が2つのスパイクを示し、1
つのスパイクが再度伝播しており、スパイクは3つのす
べての変数にわたって凡そ同じ時刻に発生している; R4B:x1 、x2 及びx3 が2つのスパイクを示し、1
つのスパイクが再度伝播しており、スパイクは3つのす
べての変数にわたって凡そ同じ時刻に発生している; R5 :x2 が両方向に多数のスパイクを示すが、x1
びx3 は正常である; R6A:ISO位置を除き、x2 がすべて同じ方向にある
反復するスパイクを示し、さらに、x2 でのスパイクは
イソセンタの相対向する側では反対の方向を有する一
方、x1 は正常であり、x3 は同程度に正常であると想
定されるが、データ集合では入手できない; R6B:ISO位置を除き、x1 がすべて同じ方向にある
反復するスパイクを示すが、x2 及びx3 は正常であ
る; R7A:ISO位置を除き、x2 及びx3 が反対の方向に
ある多数のスパイクを示すが、x1 は多数の小さいスパ
イクを示す;並びに R7B:x2 に大きいスパイクがある。
【0066】以上の規則の各々が、データが与えられた
場合に規則が真であるか否かを決定するために満たさな
ければならない条件の集合を定義する叙述連合を有して
いる。規則は、当該規則の項のすべてが満たされた場合
に満足され、すなわち、根本にあるすべての制約条件を
波形データが満たした場合に満足される。本発明では、
規則R1A〜R7Bの項の幾つかは下記の意味を有す
る。
【0067】「吐出」:最初の64サンプルにおける微
分係数[v9,i ]を同じ最初の64サンプルにおける最
小値及び最大値[v6,i 、v7,i ]と結合したもの; 「正常」:全パワー[v12,i]が小さく、大強度を有す
るスパイクが存在しないことを意味する; 「殆ど正常」:正常な信号に加えて雑音が存在している
ことを意味する; 「大きい偏位」:範囲が5倍乃至6倍標準偏差よりも大
きい(平均の両側に2.5σ〜3.0σずつ)ことを意
味する; 「極めて大きい偏位」:範囲が7倍乃至8倍標準偏差よ
りも大きい(平均の両側に3.5σ〜4.0σずつ)こ
とを意味する; 「ただ1つのスパイク」:v16,iによるスパイクの存在
から得られ、且つスパイク数v19,i=1である; 「反対符号のスパイク」:xi 及びxj の特徴ベクタに
17,iを適用して、2つの符号が反対であることを確認
することにより得られる; 「凡そ同じ時刻」: 2つの事象が短時間(一般的には
3乃至5時間ステップ)内に生じている場合であり、2
つの変数xi 及びxj に対してv18,iを適用して、スパ
イクの時刻がこの小さい時間ウィンドウ内にあることを
確認することにより決定される; 「2つのスパイク」:P1,i によるスパイクの存在を検
出することにより、スパイク数v19,i=2である場合に
得られる; 「反復するスパイク」:有限の時間内で類似した強度を
有する2つの連続したスパイクである; 「多数の小さいスパイク」:最後の二つのウェーブレッ
ト係数の撒布プロットにおいてクラスタ化したデータの
重心から3σよりも離隔して位置する小さい強度を有す
る多数の点である、及び 「多数のスパイク」:最後の二つのウェーブレット係数
の撒布プロットにおいてクラスタ化したデータの重心か
ら遠くに離隔して位置する比較的大きい強度を有する多
数の点である。
【0068】次いで、規則R1A〜R7Bを定式化し直して
IF−THEN規則とし、FSE規則集合76及びFG
RE規則集合78に記憶させる。例えば、FSEモード
についてのR3Aは、もし(IF)x2 及びx3 が凡そ同
じ時刻に反対符号のただ1つのスパイクを示すが、x1
は正常である、ならば(THEN)故障はf3 である、
というように定式化される。その他の規則も同様の態様
で定式化される。
【0069】図6に戻ると、規則集合を展開した後に、
融合モジュール80がこれらの規則を、抽出された特徴
行列、FSEデータ、FGREデータ及びスライス・デ
ータ等の情報と共に用いて、故障種別を決定する。加え
て、融合モジュール80は、利用可能なデータの量、デ
ータが取得された位置の数、多数のスライス位置等のそ
の他の因子を考慮して、故障種別を宣言するに当たって
の信頼性を示す信頼値を与える。本質的に、データの完
全性は、故障の分類及び特性決定の信頼性を決定する際
の主要な因子となる。例えば、胴体FSEデータ及び胴
体FGREデータしか存在していない場合には、信頼値
は0.5となる。故障種別及び信頼値が割り当てられた
後には、サービス技術者がこれらの値を用いて、故障種
別及び信頼値ルーチンによって故障の原因である可能性
が最も高い根源的な原因を識別することができる。加え
て、サービス技術者はこの情報を用いて故障を補正する
推奨解決策を決定することができる。
【0070】図7は、学習用故障分類器28が実行する
処理工程を表わす流れ図を示す。処理工程はステップ8
2から開始して、このステップですべての特徴行列を学
習用特徴抽出器から得る。次いで、ステップ84におい
て各々の特徴行列を検査する。次いで、ステップ86に
おいて、行列内の最も特徴的な特徴及び変数を識別す
る。具体的には、特徴ベクタを検査して、特定の変数が
所定の閾値を上回っているか否かを決定する。ステップ
88においてさらに特徴行列が存在していると判断され
たら、ステップ90において次の特徴行列を検索して、
ステップ86において検査して最も特徴的な特徴ベクタ
及び変数を決定する。この過程は、すべての特徴行列が
検査されるまで続行する。次いで、ステップ92におい
て、特徴的な特徴ベクタ及び変数を用いて、FSE規則
集合及びFGRE規則集合を定式化する。これらの規則
集合が新たな波形データの集合に対しても機能すること
を確認するために、ステップ94において規則を試験す
る。規則集合を試験した後に、ステップ96において、
規則を診断用知識ベースへ送る。
【0071】規則集合が診断用知識ベース12へ送られ
た後には、診断ユニット16を、未知の故障を有するM
RI機械からの新たな波形データの診断に用いる準備が
できる。図1に戻ると、診断ユニット16は、未知の故
障を生じているMRI機械32から生成された新たな波
形データ・ファイル30を受け取る。新たな波形データ
・ファイル30は、サービス技術者か、又は現場技術者
による遠隔ダイヤルイン接続のいずれかによって、診断
用構文解析器34において診断ユニット16に入力され
る。
【0072】診断用構文解析器34が実行する工程は、
図4で述べた学習用構文解析器22の工程と実質的に同
じである。本質的に、診断用構文解析器34は、新たな
波形データ・ファイル30からデータのブロックを抽出
して、各々のスライス−読み出し及び位置のデータ集合
毎にファイルに保存する。加えて、システム・ハードウ
ェア、ソフトウェアのバージョン、磁石形式、設置箇所
情報、日付スタンプ及び他の関連情報についての情報を
含むヘッダのために情報ファイルが作成される。新たな
波形データ・ファイル30を構文解析した後に、前処理
のためにファイルを診断用故障検出器36に入力する。
学習用フィルタ24と同様に、診断用故障検出器36
は、新たな波形データを正常なデータと故障データとし
て分類する粗大フィルタ及び細密フィルタである。具体
的には、各々のデータのブロックに対して、時間領域解
析、周波数領域解析及びウェーブレット解析を行なう。
フィルタ処理に加えて、現場技術者及び/又はサービス
技術者が頭部FSE、頭部FGRE、胴体FSE及び胴
体FGREについての時系列プロットのすべてを視覚化
できるように、構文解析済のデータ・ファイルにデータ
可視化ルーチンを適用してもよい。
【0073】時間領域解析、周波数領域解析及びウェー
ブレット解析が実行された後に、診断用特徴抽出器38
が各々のブロック毎に複数の特徴ベクタを抽出して、こ
れらの特徴ベクタを特徴行列に入れる。診断用故障検出
器が波形データを正常と分類した場合であれば、診断ユ
ニット16は機械の動作が故障していない旨を出力す
る。本発明のこの側面は、実行時モード又は待機動作モ
ードのいずれかに生成される波形データの検証を行なう
のに好適である。しかしながら、故障データについて
は、次いで、抽出された特徴行列を診断用故障分離器4
0に入力して、診断用故障分離器40は診断用知識ベー
ス12と共に動作して故障の候補集合を分離する。本発
明では、診断用故障分離器40は規則ベース推論エキス
パート・システムである。学習用故障分類器と同様に、
診断用故障分離器40は、規則ベース(FSE規則集合
及びFGRE規則集合)と、規則ベースから最もよく当
てはまる規則を選択する規則選択器とを有するエキスパ
ート・システムで構成されている。代替的には、事例ベ
ース推論、推論分類(すなわち、線形分類器、ニューラ
ル・ネットワーク、規則ベース分類器及び距離分類器)
並びにファジィ推論のような他の形式の人工的推論手法
を用いてもよい。
【0074】図8は、診断用故障分離器40が実行する
故障分離処理工程を表わす流れ図を示す。処理工程はス
テップ98から開始して、このステップで特徴行列を診
断用特徴抽出器38から得る。次いで、ステップ100
において特徴行列を検査する。次いで、ステップ102
において、行列内で最も特徴的な特徴及び変数を識別す
る。具体的には、特徴ベクタを検査して、特定の変数が
所定の閾値を上回っているか否かを決定する。次に、ス
テップ104において、診断用知識ベース内の規則集合
を特徴行列に適用する。規則は、最も特徴的であると識
別された特徴に従って適用されて、ステップ106にお
いてこれらの規則を用いて、MRI機械32に関連した
故障の原因となり得る故障の候補集合を生成する。
【0075】次いで、この故障が故障の原因である可能
性が最も高いとの確信を示すそれぞれの信頼値と共に、
故障の候補集合がサービス技術者に提示される。次い
で、サービス技術者は候補集合を検査して、MRI機械
32の故障が正しく識別されているか否かを決定する。
故障が正しく識別されていなかった場合には、サービス
技術者は正しい故障種別を識別して、将来の故障を識別
するために新たな波形データを学習ユニット14に入力
する。具体的には、波形データ及び故障種別情報を、構
文解析のために学習用構文解析器22に、また学習用フ
ィルタ24、学習用特徴抽出器26及び学習用故障分類
器28に入力する。
【0076】ここで、図9を参照して述べると、図1に
示す診断システム10のようなシステムを含めた複数の
医療診断システム1012に対して遠隔サービスを提供
するサービス・システム1010が図示されている。図
9に示す実施形態では、医療診断システムには、磁気共
鳴イメージング(MRI)・システム1014、計算機
式断層写真法(CT)システム1016、及び超音波イ
メージング・システム1018が含まれている。各診断
システムは医療施設1020のような単一の位置又は施
設に配置されていてもよいし、或いは超音波システム1
018の例に示すように互いから遠隔に位置していても
よい。診断システムは集中サービス施設1022からサ
ービスを受ける。さらに、サービス要求の送信、サービ
ス状態の確認及びサービス・データの送信等を行なうた
めに複数の現場サービス・ユニット1024をサービス
・システムに結合してもよい。このことについては後に
さらに詳細に説明する。
【0077】図9の例示的な実施形態では、様々な異な
るシステム・モダリティに対してサービス施設によって
遠隔サービスが提供される。遠隔サービスは、遠隔監
視、遠隔システム制御、遠隔位置からの即時ファイル・
アクセス、遠隔ファイル記憶及び保管、遠隔リソース・
プール、遠隔記録、並びに遠隔高速計算等のサービスを
包含するが、これらに限定されない。遠隔サービスは、
サービス施設の能力、施設とのサービス契約に加入した
診断システムの形式、及び他の因子に応じて特定のモダ
リティに対して提供される。但し、一般的には、本発明
の手法は、MRIシステム、CTシステム、超音波シス
テム、ポジトロン・エミッション断層写真法(PET)
システム及び核医学システム等を含めた広範な医療診断
システム・モダリティに遠隔サービスを提供するのに特
に好適である。さらに、本発明の手法に従ってサービス
を受ける様々なモダリティ・システムは、異なる形式、
製造及びモデルのものであってよい。
【0078】システムのモダリティに応じて、様々な下
位要素又は下位システムが包含される。MRIシステム
1014の場合には、かかるシステムは一般的には、ス
キャナ、制御及び信号検出回路、システム制御器、並び
に操作者ステーションを含んでいる。MRIシステム1
014は、サービス要求、メッセージ及びデータをサー
ビス施設1022と対話的に交換する統一的プラットフ
ォームを含んでおり、このことについては後にさらに詳
細に説明する。MRIシステム1014は通信モジュー
ル1032に結合されており、通信モジュール1032
はMRIシステム1014から分離した単一又は別個の
物理的パッケージに含まれていてよい。典型的なシステ
ムでは、システム1014に、スキャナから収集された
データに基づいて再構成画像を形成するプリンタ又は写
真システムのような追加要素が含まれていてもよい。
【0079】同様に、CTシステム1016は典型的に
は、スキャナ、信号取得ユニット及びシステム制御器を
含んでいる。スキャナは、関心のある被検体を通過する
ように方向制御されたX線放射線の部分を検出する。制
御器は、スキャナの動作を指令すると共に、取得された
信号に基づいて画像データを処理して再構成するサーキ
ットリ(回路要素)を含んでいる。CTシステム101
6は、遠隔サービスのためにデータを送受する通信モジ
ュール1048に結合されている。さらに、MRIシス
テム1014と同様に、CTシステム1016も一般的
には、スキャナによって収集されたデータに基づいて再
構成画像を出力するプリンタ又は類似の装置を含んでい
る。
【0080】超音波システム1018の場合には、かか
るシステムは一般的には、スキャナ、データ処理ユニッ
ト及びシステム制御器を含んでいる。超音波システム1
018は、超音波システム1018とサービス施設10
22との間でサービス要求、メッセージ及びデータを伝
達するための通信モジュール1062に結合されてい
る。
【0081】本書では診断システムの「スキャナ」を一
般的に参照するが、この用語は、医療診断データ取得設
備を全体的に包含しており、画像データ取得に限定され
ず、医療診断分野での画像保管通信及び検索システム、
画像管理システム、設備又は施設管理システム及び閲覧
システム等を参照していることを理解されたい。
【0082】図9のMRIシステム1014及びCTシ
ステム1016の例に示すように、単一の施設又は箇所
に1よりも多い医療診断システムが設けられている場合
には、これらのシステムは、病院又は診療所の放射線部
門のような管理ステーション1070に結合されていて
もよい。管理ステーションは、様々な診断システム用の
制御器に直接的に結合されていてもよい。管理システム
は、イントラネット構成、ファイル共有構成、クライア
ント/サーバ構成又は他の任意の適当な態様でシステム
制御器に結合されているコンピュータ・ワークステーシ
ョン又はパーソナル・コンピュータ1072を含んでい
てもよい。さらに、管理ステーション1070は典型的
には、システム動作パラメータを観察し、システム利用
を分析し、施設1020とサービス施設1022との間
でサービス要求及びデータを交換するためのモニタ10
74を含んでいる。利用者との交信(インタフェイス)
を容易にするために、標準的なコンピュータ・キーボー
ド1076及びマウス1078のような入力装置が設け
られていてもよい。
【0083】代替的には、管理システム又は他の診断シ
ステム要素は「スタンド・アロン」であってもよいし、
或いは診断システムに直接的に結合されていなくてもよ
いことを特記しておく。かかる場合には、本書に記載し
たサービス・プラットフォーム、及びサービス機能の一
部又はすべてを管理システムに設けることができる。同
様に、応用によっては、診断システムが画像保管通信及
び検索システム、又は閲覧ステーションから成っていて
もよく、この画像保管通信及び検索システム又は閲覧ス
テーションは、スタンド・アロンであってもよいしネッ
トワーク接続されていてもよく、また本書に記載した機
能の一部を備えていてもよいしすべてを備えていてもよ
い。
【0084】前述の通信モジュール、並びにワークステ
ーション1072及び現場サービス・ユニット1024
は、遠隔アクセス・ネットワーク1080を介してサー
ビス施設1022に結合されていてもよい。この目的の
ためには、任意の適当なネットワーク接続を用いること
ができる。現状で好ましいネットワーク構成には、占有
又は専用のネットワーク、及びインターネット等のオー
プン・ネットワークの両方が含まれている。データは、
インターネット・プロトコル(IP)、トランスミッシ
ョン・コントロール・プロトコル(TCP)又は他の公
知のプロトコル等に従った任意の適当なフォーマットで
診断システム、現場サービス・ユニット及び遠隔サービ
ス施設1022の間で交換することができる。さらに、
幾つかの形式のデータは、ハイパーテキスト・マークア
ップ言語(HTML)又は他の標準的な言語のようなマ
ークアップ言語によって送信され或いはフォーマットさ
れていてもよい。
【0085】サービス施設1022の内部では、メッセ
ージ、サービス要求及びデータは参照番号1082に全
体的に示す通信要素によって受信される。要素1082
は、図9の参照番号1084によって全体的に示すサー
ビス・センタ処理システムにサービス・データを送信す
る。処理システムは、サービス施設への及びサービス施
設からのサービス・データの受信、処理及び送信を管理
する。一般的には、処理システム1084は、1又は複
数のコンピュータを含んでいてもよく、また、様々なサ
ービス要求を処理すると共にサービス・データを送受す
る専用のハードウェア又はソフトウェア・サーバを含ん
でいてもよい。このことについては後にさらに詳細に説
明する。
【0086】サービス施設1022はまた、操作者ワー
クステーションのバンク1086を含んでおり、バンク
1086にはサービス要求を扱う人員を配置することが
でき、サービス要求に応じて診断システムに対してオフ
ライン及びオンラインのサービスを提供する。また、処
理システム1084は、サービス施設1022に位置す
る又はサービス施設1022の遠隔に位置するデータベ
ースのシステム又は他の処理システム1088に結合さ
れていてもよい。かかるデータベース及び処理システム
は、特定の加入スキャナ及び拡張された数の診断設備の
両方についての動作パラメータ及びサービス履歴等の拡
張的なデータベース情報を含んでいてもよい。
【0087】図10は、図9のシステム要素を機能図と
して示すブロック図である。図10に示すように、現場
サービス・ユニット1024及び診断システム1012
は、参照番号1080に全体的に示すようなネットワー
ク接続を介してサービス施設1022と結合することが
できる。各々の診断システム1012の内部に統一的サ
ービス・プラットフォーム1090が設けられている。
【0088】プラットフォーム1090は、後に図11
を具体的に参照してさらに詳細に説明するが、サービス
要求を組み立てて、サービス・データを送受し、ネット
ワーク接続を確立すると共に、診断システムとサービス
施設との間での財務的取り決め又は加入者取り決めを管
理するように適応構成されているハードウェア要素、フ
ァームウェア要素及びソフトウェア要素を含んでいる。
さらに、これらのプラットフォームは各々の診断システ
ムにおいて統一的グラフィック・ユーザ・インタフェイ
スを提供しており、かかるユーザ・インタフェイスはサ
ービス機能のために医師及び放射線技師と様々な診断シ
ステムとの対話的相互作用を容易にするように様々なシ
ステム・モダリティに合わせて適応構成され得る。プラ
ットフォームは、スキャナ設計者が個々のスキャナの制
御サーキットリ及びスキャナのメモリ装置と直接交信
し、画像にアクセスし、要求されたサービス又は加入し
ているサービスを実施するのに必要な類似のファイルに
ログ・インしたりアクセスしたりすることを可能にして
いる。管理ステーション1070を設ける場合には、好
ましくは、同様の統一的プラットフォームを管理ステー
ションにロードして、管理ステーションとサービス施設
との間の直接的な交信を容易にする。統一的サービス・
プラットフォーム1090に加えて、各々の診断システ
ムには好ましくは、スキャナと遠隔サービス施設との間
でファクシミリ・メッセージを送受するためのファクシ
ミリ伝達モジュールのような代替的な通信モジュール1
092が設けられる。
【0089】診断システムとサービス施設との間で伝達
されるメッセージ及びデータは、後述するように処理シ
ステム1084内に含まれているセキュリティ障壁又は
「ファイアウォール」を横断する。セキュリティ障壁又
は「ファイアウォール」は、サービス施設への許可され
ていないアクセスを当技術分野で周知の態様で防止する
ものである。一連のモデム1098を含んでいるモデム
・ラック1096が、モデムとサービス・センタ処理シ
ステム1084との間のデータ・トラフィックを管理す
るルータ1100を介して、入って来るデータを受信し
出て行くデータを送信する。
【0090】図10の線図では、遠隔データベース又は
コンピュータ1088が結合されているのと同様に、操
作者ワークステーション1086が処理システムに結合
されている。加えて、ライセンス及び契約の取り決めを
確認し、サービス記録ファイル及びログ・ファイル等を
記憶するために少なくとも1のローカル・サービス・デ
ータベース1102が設けられている。さらに、サービ
ス施設と診断システム又は現場サービス・ユニットとの
間のファクシミリ伝達を送受するために処理システム1
084に1以上の通信モジュール1104が結合されて
いる。
【0091】図11は、各々の診断システム1012の
内部の統一的サービス・プラットフォーム1090を構
成する様々な機能要素を線図で示す。図11に示すよう
に、統一的プラットフォームには、装置側接続モジュー
ル1106及びネットワーク側接続モジュール1108
が含まれている。ネットワーク側接続モジュール110
8は、前述のように好ましくは診断システムのモニタ上
でシステム利用者に対して表示されるHTMLページの
ようなマークアップ言語のページであるメイン・ウェブ
・ページにアクセスする。メイン・ウェブ・ページ11
10は好ましくは、通常動作のページからアクセス可能
であって、この通常動作のページで利用者は画面上のア
イコン等を介して検査要求を構成設定し、検査結果を閲
覧する等を行なう。メイン・ウェブ・ページ1110を
介して、一連の追加ウェブ・ページ1112にアクセス
することができる。かかるウェブ・ページによって、遠
隔サービス要求を組み立てて遠隔サービス施設へ送信す
ることが可能になると共に、他のメッセージ、リポー
ト、ソフトウェア及びプロトコル等の交換が容易にな
る。このことについては後にさらに詳細に説明する。
【0092】本書で用いる場合には、「ページ」という
用語は、診断システムの利用者が閲覧することのできる
データ、メッセージ及びリポート等のグラフィック表現
又はテキスト表現を形成する画面等のユーザ・インタフ
ェイス画面又は類似の構成を含んでいることを特記して
おく。さらに、かかるページは、マークアップ言語によ
って定義してもよいし、或いはJava、perl、J
avaスクリプト若しくは他の任意の適当な言語等のプ
ログラミング言語によって定義してもよい。
【0093】ネットワーク側接続モジュール1108
は、診断システムとサービス施設との間のライセンス、
料金又は契約加入の状況を確認するライセンス・モジュ
ール1114に結合されている。本書で用いる場合に
は、「加入」という用語は、サービス、情報及びソフト
ウェア等の提供のための契約又は取引その他の様々な取
り決めを含んでおり、料金の支払いを伴うものも伴わな
いものも含むものと理解されたい。さらに、後述するよ
うなシステムによって管理される具体的な取り決めに
は、二、三挙げておくと、期間満了式取り決め、一回料
金式取り決め、及び所謂「利用毎回払い(pay per us
e)」式取り決めを含めて様々な異なる加入形式があ
る。
【0094】また、ライセンス・モジュール1114
は、ブラウザ、サーバ及び通信要素とモダリティ・イン
タフェイス・ツール1118とのインタフェイスを成す
1以上のアダプタ・ユーティリティ1116に結合され
ている。現状で好ましい構成では、システム・スキャナ
とサービス・プラットフォームとの間でデータを交換す
るためにこのような幾つかのインタフェイス・ツールが
提供されている。例えば、モダリティ・インタフェイス
・ツール1118は、モダリティ特有のアプリケーショ
ンを構築するためのアプレット又はサーブレット、並び
に構成テンプレート及びグラフィック・ユーザ・インタ
フェイス・カスタマイズ用コード等を含み得る。アダプ
タ1116は、かかる要素と相互作用してもよいし、或
いはモダリティ特有の下位要素1122に結合されてい
るモダリティ制御器1120と直接相互作用してもよ
い。
【0095】モダリティ制御器1120又はモダリティ
特有の下位要素1122は典型的には、検査を実行する
ために予め構成設定されているプロセッサ又はコンピュ
ータ、並びに画像データ・ファイル、ログ・ファイル及
びエラー・ファイル等を記憶するメモリ・サーキットリ
を含んでいる。アダプタ1116は、かかるサーキット
リと交信して、ハイパーテキスト・トランスファ・プロ
トコル(HTTP)と、医用撮像用のデータ表現の規格
であるDICOMとの間のように、記憶されているデー
タを所望のプロトコルに変換し、或いは所望のプロトコ
ルから変換することができる。さらに、後述するような
ファイル及びデータの転送を、ファイル・トランスファ
・プロトコル(FTP)又は他のネットワーク・プロト
コルのような任意の適当なプロトコルを介して行なって
もよい。
【0096】図示の実施形態では、装置側接続モジュー
ル1106には、診断システムと遠隔サービス施設との
間でのデータ交換を可能にする様々な要素が含まれてい
る。具体的には、接続性提供モジュール1124が、ネ
ットワーク側接続モジュール1108との交信を可能に
している。遠隔通信接続を介してインターネット・プロ
トコル(IP)パケットを伝達するために、ポイント・
トゥ・ポイント・プロトコル(PPP)モジュール11
26も設けられている。最後に、診断システムと遠隔サ
ービス施設との間でデータを送受するためにモデム11
28が設けられている。当業者には理解されるように、
かかるデータ交換を容易にするために装置側接続モジュ
ール1106の内部で他の様々なネットワーク・プロト
コル及び要素を用いてよい。
【0097】ネットワーク側接続モジュール1108は
好ましくは、サーバ1130とブラウザ1132とを含
んでいる。サーバ1130は、診断システムとサービス
施設との間のデータ交換を容易にして、一連のウェブ・
ページ1110及び1112をブラウザ1132を介し
て閲覧することを可能にしている。現状で好ましい実施
形態では、サーバ1130及びブラウザ1132はHT
TPアプリケーションをサポートし、ブラウザはJav
aアプリケーションをサポートする。診断システムと操
作者と遠隔サービス施設との間でデータ、サービス要
求、メッセージ及びソフトウェアを交換するために他の
サーバ及びブラウザ、又は類似のソフトウェア・パッケ
ージを利用してもよいのは言うまでもない。最後に、サ
ーバ1130と、医療施設内の管理ステーション107
0(図9及び図10を参照されたい)のような操作者ワ
ークステーションとの間に、直接ネットワーク接続11
34を設けてもよい。
【0098】本実施形態では、ネットワーク側接続モジ
ュールを構成する要素は、統一的プラットフォームの一
部として記憶されているアプリケーションを介して構成
設定されてもよい。具体的には、サービス技術者にライ
センスが与えられているJavaアプリケーションによ
って、技術者が診断システムでの装置接続性を構成設定
して、診断システムをサービス施設と接続し得るように
することが可能になる。
【0099】図12は、サービス施設1022の例示的
な機能要素を示す。前述のように、サービス施設102
2は、サービス施設とのデータ通信を調整するルータ1
100に結合されている複数のモデム1098を含むモ
デム・ラック1096を含んでいる。HTTPサービス
・サーバ1094が施設に関して出入りするトランザク
ションを受信し方向制御する。サーバ1094は、シス
テム・セキュリティのためのファイアウォール1138
を介して施設の他の要素と結合されている。サービス要
求を処理し、かかる要求に応じてメッセージ及びリポー
トを伝達するために操作者ワークステーション1086
がポート・マネージャに結合されている。
【0100】サービス施設には、以下に述べるように、
幾つかのサービス要求に応答して、加入している診断シ
ステムを動作パラメータ・データについて掃引する等を
自動的に行なう自動サービス・ユニット1136も含ま
れていてよい。現状で好ましい実施形態では、自動サー
ビス・ユニットは、処理システム1084を構成する対
話的サービス要素とは独立に動作してもよいし、或いは
かかる要素と共に動作してもよい。サービス施設が診断
システム及び遠隔サービス・ユニットとデータ及びメッ
セージを通信し交換することを可能にする外部のインタ
ーネット・サービス・プロバイダ(ISP)及びヴァー
チャル・プライベート・ネットワーク(VPN)等を含
めたシステムのような他のネットワーク又は通信方式を
設けてもよいことを特記しておく。
【0101】ファイアウォール1138の後方では、H
TTPアプリケーション・サーバ1140がサービス要
求、メッセージ伝達、リポート伝達及びソフトウェア転
送等の処理を調整している。特定の種別のサービス要求
を扱うように構成されているサービス解析サーバ114
2のような他のサーバがHTTPサーバ1140に結合
されていてもよく、このことについては後にさらに詳し
く説明する。図示の実施形態では、処理システム108
4はまた、ライセンス・サーバ1144を含んでおり、
ライセンス・サーバ1144は、診断システムのサービ
ス加入の状況を記憶し、更新すると共に確認するための
ライセンス・データベース1146に結合されている。
代替的には、所望がある場合には、ライセンス・サーバ
1144をファイアウォール1138の外部に配置し
て、サービス施設に入る許可を与える前に加入状況を確
認してもよい。
【0102】サービス要求、メッセージ伝達及びリポー
ト伝達の処理は、HTTPサーバ1140に結合されて
いるスケジューラ・モジュール1148によってさらに
調整される。スケジューラ・モジュール1148は、リ
ポート・サーバ1150、メッセージ・サーバ1152
及びソフトウェア・ダウンロード・サーバ1154のよ
うに処理システムを構成するその他のサーバの動作を調
整している。当業者には理解されるように、サーバ11
50、1152及び1154は、アドレス、ログ・ファ
イル、メッセージ及びリポート・ファイル及びアプリケ
ーション・ソフトウェア等のようなデータを記憶するた
めのメモリ装置(図示されていない)に結合されてい
る。具体的には、図12に示すように、ソフトウェア・
サーバ1154は1以上のデータ・チャネルを介して、
送信可能なソフトウェア・パッケージを含んでいる記憶
装置1156に結合されている。尚、これらのソフトウ
ェア・パッケージは、診断システムに直接送られてもよ
いし、診断システムによってアクセスされてもよいし、
或いは利用毎回払い方式又は購入方式で供給されてもよ
い。メッセージ・サーバ1152及びリポート・サーバ
1154はさらに、通信モジュール1104と共に、配
布処理モジュール1158に結合されており、配布処理
モジュール1158は、出て行くメッセージを受け取っ
て、診断システムとの適正な接続性を保証すると共に、
メッセージの伝達を調整するように構成されている。
【0103】現状で好ましい実施形態では、以上に述べ
た機能サーキットリは、任意の適当なコンピュータ・プ
ラットフォーム上のハードウェア、ファームウェア又は
ソフトウェアとして構成されていてよい。例えば、診断
システムの機能サーキットリは、システム・スキャナに
完全に組み込まれているか或いはシステム・スキャナに
付設されているパーソナル・コンピュータ又はワークス
テーション内の適当なコードとしてプログラムされてい
てもよい。サービス施設の機能サーキットリは、サーバ
及びスケジューラ等のうち1以上のものが構成設定され
ているメインフレーム・コンピュータに加えて追加のパ
ーソナル・コンピュータ又はワークステーションを含ん
でいてよい。最後に、現場サービス・ユニットは、任意
の適当なプロセッサ・プラットフォームを有するパーソ
ナル・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータを
含んでいてよい。また、上述の機能サーキットリは、本
書に記載した機能を実行するために多様な態様で適応構
成されていてよいことも特記しておく。一般的には、機
能サーキットリは、診断システムと遠隔サービス施設と
の間の遠隔サービス・データの交換を容易にし、このこ
とは好ましくは、サービス作業として診断システムに対
して定期的な更新を行なうように対話的な態様で具現化
される。
【0104】上述のように、診断システム及び現場サー
ビス・ユニットの両方が、好ましくは、対話的に利用者
が閲覧可能な一連のページを介して様々な診断システム
・モダリティと遠隔サービス施設との間の交信を容易に
している。ページの例としては、対話的情報を供給し、
サービス要求を組み立てて、メッセージ、リポート及び
診断システム・ソフトウェアを選択し転送する能力等が
ある。ページは、遠隔監視、遠隔システム制御、遠隔位
置からの即時ファイル・アクセス、遠隔ファイル記憶及
び保管、遠隔リソース・プール、遠隔記録、並びに遠隔
高速計算のような遠隔サービスの対話的相互作用及び利
用を容易にしている。
【0105】利用者は、ページのテキスト・エリアに掲
載されている特定のドキュメントに、ドキュメントを表
わすテキストのすべて又は一部を選択することによりア
クセスすることができる。現状で好ましい実施形態で
は、アクセスされるドキュメントは、診断システムの内
部のローカルなメモリ装置に記憶されていてもよいし、
或いはテキストを選択すると、遠隔のコンピュータ又は
サーバにネットワーク結合を介してアクセスするための
ユニフォーム・リソース・ローケータ(URL)をロー
ドするようにしてもよい。
【0106】サービス・システム1010(図9)が、
遠隔診断、遠隔制御、遠隔監視、遠隔ファイル記憶及び
遠隔修理のような遠隔サービスを提供すると有利であ
る。また、サービス・システム1010(図9)によっ
て、診断システム10が、本例ではサービス施設102
2のような遠隔施設に診断知識データベース12、学習
ユニット14及び診断ユニット16の任意のものを配置
させることが可能になると有利である。このようなもの
として、サービス・システム1010(図9)に組み入
れられている診断システム10(図1)は、本書に記載
したような迅速な診断機能及びサービス機能の能力を含
みつつ、診断知識データベース12、学習ユニット14
及び診断ユニット16のようなローカルな設備を有する
必要性を回避する。かかる設備は、少なくとも1の遠隔
施設に配置してよい。すると、多数の診断システムが協
働して、診断機能及びサービス機能のための大容量デー
タベース及び高速処理ユニットを共有することができ
る。
【0107】従って、本発明によれば、波形データを用
いて撮像機械を診断し検証するシステム及び方法であっ
て、前述の目標、利点及び課題を完全に満たすシステム
及び方法が提供されたことは明らかである。幾つかの実
施形態を参照して本発明を説明したが、当業者であれば
本発明の範囲から逸脱せずに変形及び改変を施し得るこ
とを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】好適実施形態に従って撮像機械を診断するシス
テムのブロック図である。
【図2】好適実施形態による波形データ・ファイルのデ
ータ構造の一例を示す図である。
【図3】図2に示すデータ構造によって表わされるデー
タ集合の時系列プロットの一例を示す図である。
【図4】図1に示す学習用構文解析器が実行する工程を
表わす流れ図である。
【図5】図1に示す学習用フィルタ及び学習用特徴抽出
器が実行する工程を表わす流れ図である。
【図6】図1に示す学習用故障分類器のさらに詳細な図
を示すブロック図である。
【図7】学習用故障分類器が実行する処理工程を表わす
流れ図である。
【図8】図1に示す診断用ユニットが実行する故障分離
処理工程を表わす流れ図である。
【図9】遠隔サービス、及び診断システムとサービス施
設との間でのデータ交換を可能にするためにネットワー
ク接続を介してサービス施設に結合されている一連の医
療診断システムの線図である。
【図10】図9に示すシステムのうち診断システム及び
サービス施設の幾つかの機能要素を示すブロック図であ
る。
【図11】図9及び図10に示す形式の診断システムの
内部に設けられており、診断システムの対話的遠隔サー
ビス提供を容易にする幾つかの機能要素のブロック図で
ある。
【図12】図9及び図10に示すサービス施設のうち複
数の医療診断システムに対話的遠隔サービスを行なう機
能要素の幾つかを示すブロック図である。
【符号の説明】
10 診断システム 20、32 撮像機械 42 波形データ・ファイルのデータ構造 44 時系列プロット 70 エキスパート・システム 1010 サービス・システム 1012 医療診断システム 1020 医療施設 1022 集中サービス施設 1024 現場サービス・ユニット 1070 管理ステーション 1072 コンピュータ・ワークステーション 1074 モニタ 1076 コンピュータ・キーボード 1078 マウス 1080 遠隔アクセス・ネットワーク 1090 統一的サービス・プラットフォーム 1092 代替的な通信モジュール 1096 モデム・ラック 1104 通信モジュール 1106 装置側接続モジュール 1108 ネットワーク側接続モジュール 1110 メイン・ウェブ・ページ 1112 追加ウェブ・ページ 1134 直接ネットワーク接続 1138 ファイアウォール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユー−トゥー・チェン アメリカ合衆国、ニューヨーク州、ニスカ ユナ、カーリール・ドライブ、1223番 (72)発明者 ヴィピン・ケワル・ラマニ アメリカ合衆国、ニューヨーク州、ニスカ ユナ、ナンバー106、ヒルサイド・アベニ ュー、1200番 (72)発明者 ラスキラル・パンジャラル・シャー アメリカ合衆国、ニューヨーク州、ラザ ム、ウインドラス・ドライブ、8番 (72)発明者 ジョン・アンドリュー・ジョンソン アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、デラ フィールド、モレイン・ビュー・ドライ ブ、ダブリュー322・エス1734番 (72)発明者 フィリップ・エドワード・スティーン アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、デラ フィールド、コンコード・レーン、エヌ9 ダブリュー・31418番 (72)発明者 ラメシュ・ラマチャンドラン アメリカ合衆国、カンザス州、オーバーラ ンド・パーク、ゴッダード・アパートメン ト・ナンバー279、10509番 Fターム(参考) 2G036 AA27 BA46 CA01 CA06 CA08 2G064 AA12 AB22 CC02 CC46 5H223 AA15 CC08 DD03 DD07 EE06 FF03 FF06

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して遠隔施設(102
    2)から機械(32)を診断するシステム(10)であ
    って、 機械の故障を診断するための複数の規則(76及び7
    8)と、前記故障を修復するための複数の補正処置とを
    含む診断用知識ベース(12)と、 前記ネットワークを介して前記遠隔施設(1022)に
    接続されている前記機械(32)から生成された波形デ
    ータ(30)を正常なデータと故障データとして分類す
    る診断用故障検出器(36)と、 故障データとして分類された前記波形データ(30)か
    ら複数の特徴を抽出する診断用特徴抽出器(38)と、 該診断用特徴抽出器(38)及び前記診断用知識ベース
    (12)に結合されており、前記抽出された特徴につい
    て故障の候補集合を分離して、該故障の候補集合の原因
    である可能性が最も高い根本的原因を識別する診断用故
    障分離器(40)と、を備えたシステム(10)。
  2. 【請求項2】 前記波形データ(30)は複数の時系列
    プロット(44)を含んでいる請求項1に記載のシステ
    ム(10)。
  3. 【請求項3】 前記診断用故障検出器(36)は粗大フ
    ィルタ及び細密フィルタを含んでいる請求項1に記載の
    システム(10)。
  4. 【請求項4】 前記診断用特徴抽出器(38)は時間領
    域解析、周波数領域解析及びウェーブレット解析を用い
    る請求項1に記載のシステム(10)。
  5. 【請求項5】 前記診断用故障分離器(40)は規則ベ
    ース推論エキスパート・システムである請求項1に記載
    のシステム(10)。
  6. 【請求項6】 前記診断用故障分離器(40)は前記識
    別された故障の候補集合の各々に対して信頼性尺度を割
    り当てる手段をさらに含んでおり、各々の信頼性尺度
    は、当該故障が故障の最も可能性の高い原因であるとの
    確信を示している請求項1に記載のシステム(10)。
  7. 【請求項7】 前記波形データ(30)から無縁のデー
    タを除去する診断用構文解析器34をさらに含んでいる
    請求項1に記載のシステム(10)。
  8. 【請求項8】 前記システムは、前記診断用知識ベース
    (12)に結合されている学習ユニット(14)をさら
    に含んでおり、該学習ユニット(14)は、 前記ネットワークを介して前記遠隔施設(1022)に
    接続されている複数の機械(20)から得られた複数の
    波形データ(18)の集合を得る手段であって、前記波
    形データ(18)の集合の各々が、該集合に関連する既
    知の故障と、該故障を修復するための対応する補正処置
    とを有している、複数の波形データ(18)の集合を得
    る手段と、 前記波形データ(18)の集合の各々を正常なデータと
    故障データとして分類する学習用フィルタ(24)と、 故障データとして分類された前記波形データ(18)の
    集合の各々から複数の特徴を抽出する学習用特徴抽出器
    (26)と、 前記故障の抽出内容を故障特性に分類するための複数の
    規則(76及び78)を展開して、前記診断用知識ベー
    ス(12)に前記複数の規則(76及び78)を供給す
    る学習用故障分類器(28)と、を含んでいる請求項1
    に記載のシステム(10)。
  9. 【請求項9】 前記波形データ(18)の複数の集合は
    複数の時系列プロット(44)を含んでいる請求項8に
    記載のシステム(10)。
  10. 【請求項10】 前記学習用フィルタ(24)は粗大フ
    ィルタ及び細密フィルタを含んでいる請求項8に記載の
    システム(10)。
  11. 【請求項11】 前記学習用特徴抽出器(26)は時間
    領域解析、周波数領域解析及びウェーブレット解析を用
    いる請求項8に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記学習用故障分類器(28)は規則
    ベース推論エキスパート・システム(70)である請求
    項8に記載のシステム(10)。
  13. 【請求項13】 前記学習ユニット(14)は、前記波
    形データ(18)の集合の各々から無縁のデータを除去
    する学習用構文解析器(22)をさらに含んでいる請求
    項8に記載のシステム(10)。
  14. 【請求項14】 未知の故障を有する機械(32)をネ
    ットワークを介して遠隔施設(1022)から診断する
    方法であって、 故障を診断するための複数の規則(76及び78)と、
    前記故障を修復するための複数の補正処置とを得る工程
    と、 前記ネットワークを介して前記機械(32)から新たな
    波形データ(30)を受け取る工程と、 前記新たな波形データ(30)を正常なデータと故障デ
    ータとして分類する工程と、 故障データとして分類された前記新たな波形データ(3
    0)から複数の特徴を抽出する工程と、 前記抽出された特徴について故障の候補集合を分類し
    て、該故障の候補集合の原因である可能性が最も高い根
    本的原因を識別する工程とを備えた方法。
  15. 【請求項15】 前記新たな波形データ(30)は複数
    の時系列プロット(44)を含んでいる請求項14に記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 前記新たな波形データ(30)を正常
    なデータと故障データとして分類する前記工程は、粗大
    フィルタ及び細密フィルタを用いること含んでいる請求
    項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 複数の特徴を抽出する前記工程は、時
    間領域解析、周波数領域解析及びウェーブレット解析を
    用いることを含んでいる請求項14に記載の方法。
  18. 【請求項18】 故障の候補集合を分類して、根本的原
    因を識別する前記工程は、規則ベース推論エキスパート
    ・システムを用いることを含んでいる請求項14に記載
    の方法。
  19. 【請求項19】 前記識別された故障の候補集合の各々
    に対して信頼性尺度を割り当てる工程をさらに含んでお
    り、各々の信頼性尺度は、当該故障が故障の最も可能性
    の高い原因であるとの確信を示している請求項14に記
    載の方法。
  20. 【請求項20】 前記波形データ(30)から無縁のデ
    ータを除去する工程をさらに含んでいる請求項14に記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 故障を診断するための複数の規則(7
    6及び78)と、前記故障を修復するための複数の補正
    処置とを得る前記工程は、 前記ネットワークを介して複数の機械(20)から得ら
    れた波形データ(18)の複数の集合を得る工程であっ
    て、該波形データ(18)の集合の各々が、該集合に関
    連する既知の故障を有する、波形データ(18)の複数
    の集合を得る工程と、 前記波形データ(18)の集合の各々を正常なデータと
    故障データとして分類する工程と、 故障データとして分類された前記波形データ(18)の
    集合の各々から複数の特徴を抽出する工程と、 前記故障の抽出内容を故障特性に分類するための複数の
    規則(76及び78)を展開する工程とを含んでいる請
    求項14に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記波形データ(18)の複数の集合
    は複数の時系列プロット(44)を含んでいる請求項2
    1に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記波形データ(18)の集合の各々
    を正常なデータと故障データとして分類する前記工程
    は、粗大フィルタ及び細密フィルタを用いることを含ん
    でいる請求項21に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記波形データ(18)の集合の各々
    から複数の特徴を抽出する前記工程は、時間領域解析、
    周波数領域解析及びウェーブレット解析を用いることを
    含んでいる請求項21に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記波形データ(18)の集合の各々
    から無縁のデータを除去する工程をさらに含んでいる請
    求項21に記載の方法。
  26. 【請求項26】 機械(32)から生成される波形デー
    タ(30)の検証をネットワークを介して遠隔施設(1
    022)から行なうシステム(10)であって、 前記機械(32)の故障を診断するための複数の規則
    (76及び78)を含む診断用知識ベース(12)と、 前記波形データ(30)を正常なデータと故障データと
    して分類する診断用故障検出器(36)と、 正常なデータとして分類された前記波形データ(30)
    から複数の特徴を抽出する診断用特徴抽出器(38)と
    を備えたシステム(10)。
  27. 【請求項27】 前記波形データ(30)は複数の時系
    列プロット(44)を含んでいる請求項26に記載のシ
    ステム(10)。
  28. 【請求項28】 前記診断用故障検出器(36)は粗大
    フィルタ及び細密フィルタを含んでいる請求項26に記
    載のシステム(10)。
  29. 【請求項29】 前記診断用特徴抽出器(38)は時間
    領域解析、周波数領域解析及びウェーブレット解析を用
    いる請求項26に記載のシステム(10)。
  30. 【請求項30】 前記波形データ(30)から無縁のデ
    ータを除去する診断用構文解析器34をさらに含んでい
    る請求項26に記載のシステム(10)。
  31. 【請求項31】 機械(32)から生成される波形デー
    タ(30)の検証をネットワークを介して遠隔施設(1
    022)から行なう方法であって、 故障を診断するための複数の規則(76及び78)を得
    る工程と、 前記ネットワークを介して前記機械(32)から新たな
    波形データ(30)を受け取る工程と、 前記複数の規則(76及び78)により前記新たな波形
    データ(30)を正常なデータと故障データとして分類
    する工程と、 正常なデータとして分類された前記新たな波形データ
    (30)から複数の特徴を抽出する工程とを備えた方
    法。
  32. 【請求項32】 前記新たな波形データ(30)は複数
    の時系列プロット(44)を含んでいる請求項31に記
    載の方法。
  33. 【請求項33】 前記新たな波形データ(30)を正常
    なデータと故障データとして分類する前記工程は、粗大
    フィルタ及び細密フィルタを用いることを含んでいる請
    求項31に記載の方法。
  34. 【請求項34】 複数の特徴を抽出する前記工程は、時
    間領域解析、周波数領域解析及びウェーブレット解析を
    用いることを含んでいる請求項31に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記新たな波形データ(30)から無
    縁のデータを除去する工程をさらに含んでいる請求項3
    1に記載の方法。
JP2001156217A 2000-05-26 2001-05-25 波形データを用いてネットワークを介して機械を診断し検証するシステム及び方法 Withdrawn JP2002131123A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/578,401 US6609217B1 (en) 1998-03-30 2000-05-26 System and method for diagnosing and validating a machine over a network using waveform data
US09/578401 2000-05-26

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002131123A true JP2002131123A (ja) 2002-05-09

Family

ID=24312716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001156217A Withdrawn JP2002131123A (ja) 2000-05-26 2001-05-25 波形データを用いてネットワークを介して機械を診断し検証するシステム及び方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6609217B1 (ja)
EP (1) EP1197861A2 (ja)
JP (1) JP2002131123A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517321A (ja) * 2003-02-06 2006-07-20 ローズマウント インコーポレイテッド プロセスプラントに遠隔診断及び保守サービスを提供するサービス・ファシリティ
JP2007064819A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Ho Jinyama 信号検査方法および信号検査モジュール
JP2018509953A (ja) * 2015-02-02 2018-04-12 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 磁気共鳴システムフィンガプリンティング
CN110006679A (zh) * 2019-04-23 2019-07-12 南京大学 一种油料收获装备监控及诊断***
US11782395B2 (en) 2018-06-18 2023-10-10 Mitsubishi Electric Corporation Diagnostic device, diagnostic method and program

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7428575B1 (en) * 1998-11-17 2008-09-23 Ricoh Company, Ltd. Method and system for communicating with a device attached to a computer using electronic mail messages
US7376728B1 (en) * 2000-07-25 2008-05-20 Ricoh Company, Ltd. Method and system for monitoring, collecting information, diagnosing and servicing a remote system
FI114749B (fi) * 2000-09-11 2004-12-15 Nokia Corp Poikkeamien ilmaisujärjestelmä ja menetelmä sen opettamiseksi
US6922796B1 (en) * 2001-04-11 2005-07-26 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for performing failure recovery in a Java platform
US6972565B2 (en) * 2001-12-27 2005-12-06 Kabushiki Kaisha Toshiba System, method and apparatus for MRI maintenance and support
US7055062B2 (en) * 2002-10-31 2006-05-30 General Electric Company Method, system and program product for establishing a self-diagnosing and self-repairing automated system
US7284163B2 (en) * 2003-01-31 2007-10-16 American Megatrends, Inc. Event mechanism for reporting diagnostic event messages
US7313728B2 (en) * 2003-02-05 2007-12-25 American Megatrends, Inc. Method and system for logging and accessing diagnostic result messages
US7209860B2 (en) * 2003-07-07 2007-04-24 Snap-On Incorporated Distributed expert diagnostic service and system
US20050209790A1 (en) * 2004-03-19 2005-09-22 Matthias Niethammer Method and apparatus for remote servicing of an external component of an installed medical system
US7373552B2 (en) * 2004-09-30 2008-05-13 Siemens Aktiengesellschaft Model based diagnosis and repair for event logs
CN101393543A (zh) * 2007-09-18 2009-03-25 西门子公司 一种故障分析和诊断的方法及***
US9785893B2 (en) * 2007-09-25 2017-10-10 Oracle International Corporation Probabilistic search and retrieval of work order equipment parts list data based on identified failure tracking attributes
US8156440B2 (en) * 2007-11-08 2012-04-10 Siemens Aktiengesellschaft User interface for a DICOM transfer configuration
JP5266764B2 (ja) * 2008-01-15 2013-08-21 富士通株式会社 支援装置、支援プログラムおよび支援方法
JP4958936B2 (ja) * 2009-04-13 2012-06-20 三菱電機株式会社 空気調和システム診断装置
JP5809283B2 (ja) * 2010-11-08 2015-11-10 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. デジタルネットワークを介した低遅延の信号伝達
US9262719B2 (en) * 2011-03-22 2016-02-16 Patrick Soon-Shiong Reasoning engines
US8655617B1 (en) * 2011-07-18 2014-02-18 Advanced Testing Technologies, Inc. Method and system for validating video waveforms and other electrical signals
US9529348B2 (en) 2012-01-24 2016-12-27 Emerson Process Management Power & Water Solutions, Inc. Method and apparatus for deploying industrial plant simulators using cloud computing technologies
US20130060304A1 (en) * 2012-11-02 2013-03-07 Brian D. Wichner Method and Apparatus for Generating Electrotherapeutic or Electrodiagnostic Waveforms
CN103902604B (zh) * 2012-12-28 2020-11-10 Ge医疗***环球技术有限公司 用于搜索并显示分散日志的方法和装置
US9933984B1 (en) 2014-09-29 2018-04-03 Advanced Testing Technologies, Inc. Method and arrangement for eye diagram display of errors of digital waveforms
CN107563291A (zh) * 2017-08-02 2018-01-09 江苏新道格自控科技有限公司 基于多小波阶比双谱分析的旋转机械故障诊断方法
EP3486675B1 (en) 2017-11-21 2020-02-19 Siemens Healthcare GmbH Automatic failure detection in medical devices
CN108306861B (zh) * 2017-12-29 2022-06-07 亿阳安全技术有限公司 一种生成登录高峰期时间参考的方法及装置
US20190266436A1 (en) * 2018-02-26 2019-08-29 General Electric Company Machine learning in an imaging modality service context
CN109063785B (zh) * 2018-08-23 2021-03-16 国网河北省电力有限公司沧州供电分公司 充电桩故障检测方法及终端设备
US10796181B2 (en) * 2018-09-18 2020-10-06 GE Precision Healthcare LLC Machine learning based method and system for analyzing image artifacts and imaging system failure
US11151808B2 (en) * 2018-12-06 2021-10-19 GM Global Technology Operations LLC Vehicle fault root cause diagnosis
CN109800861A (zh) * 2018-12-28 2019-05-24 上海联影智能医疗科技有限公司 一种设备故障识别方法、装置、设备及计算机***
US11227209B2 (en) * 2019-07-31 2022-01-18 Dell Products L.P. Systems and methods for predicting information handling resource failures using deep recurrent neural network with a modified gated recurrent unit having missing data imputation
EP3828577A1 (en) * 2019-11-27 2021-06-02 Siemens Healthcare GmbH System for medical data acquisition with two scanner units sharing a common infrastructure unit
CN113448935B (zh) * 2020-03-24 2024-04-26 伊姆西Ip控股有限责任公司 用于提供日志信息的方法、电子设备和计算机程序产品

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4853946A (en) * 1986-11-14 1989-08-01 Picker International, Inc. Diagonostic service system for CT scanners
US5077768A (en) * 1989-02-20 1991-12-31 Fuji Photo Film Co., Ltd. Fault detection and recovery device used in a radiation imaging information processing system
US5331550A (en) * 1991-03-05 1994-07-19 E. I. Du Pont De Nemours And Company Application of neural networks as an aid in medical diagnosis and general anomaly detection
JP3226400B2 (ja) * 1993-12-06 2001-11-05 富士通株式会社 診断装置
US5463768A (en) 1994-03-17 1995-10-31 General Electric Company Method and system for analyzing error logs for diagnostics
US6025717A (en) * 1997-06-23 2000-02-15 Fonar Corporation Diagnostic simulator for MRI
US6115489A (en) 1997-09-02 2000-09-05 General Electric Company System and method for performing image-based diagnosis
US6473659B1 (en) * 1998-04-10 2002-10-29 General Electric Company System and method for integrating a plurality of diagnostic related information

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517321A (ja) * 2003-02-06 2006-07-20 ローズマウント インコーポレイテッド プロセスプラントに遠隔診断及び保守サービスを提供するサービス・ファシリティ
JP4763593B2 (ja) * 2003-02-06 2011-08-31 ローズマウント インコーポレイテッド プロセスプラントに遠隔診断及び保守サービスを提供するシステム、方法、及び制御ユニット
JP2007064819A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Ho Jinyama 信号検査方法および信号検査モジュール
JP2018509953A (ja) * 2015-02-02 2018-04-12 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 磁気共鳴システムフィンガプリンティング
US11782395B2 (en) 2018-06-18 2023-10-10 Mitsubishi Electric Corporation Diagnostic device, diagnostic method and program
CN110006679A (zh) * 2019-04-23 2019-07-12 南京大学 一种油料收获装备监控及诊断***

Also Published As

Publication number Publication date
US6609217B1 (en) 2003-08-19
EP1197861A2 (en) 2002-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6609217B1 (en) System and method for diagnosing and validating a machine over a network using waveform data
US6501849B1 (en) System and method for performing image-based diagnosis over a network
US6105149A (en) System and method for diagnosing and validating a machine using waveform data
US6574518B1 (en) Method and apparatus for communicating operational data for a system unit in a medical diagnostic system
US6325540B1 (en) Method and apparatus for remotely configuring and servicing a field replaceable unit in a medical diagnostic system
US6412980B1 (en) Method and apparatus for configuring and monitoring a system unit in a medical diagnostic system
US6198283B1 (en) System and method of phase sensitive MRI reconstruction using partial k-space data and including a network
US6370455B1 (en) Method and apparatus for networked wheel alignment communications and service
US7263710B1 (en) Medical diagnostic system with on-line real-time video training
US7225406B2 (en) Problem-solution resource system for medical diagnostic equipment
DE60025144T2 (de) Verfahren zur Beseitigung von Bildartefakten in einem medizinischen System
US6988074B2 (en) Imaging system protocol handling method and apparatus
JP4726288B2 (ja) 学習能力のある故障診断システム、故障診断方法および故障診断トレーニング方法
DE102007017012A1 (de) Ereignisprotokollverwaltungssystem
DE10065579A1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur automatischen Verarbeitung von Geschäftsvertragsinformationen zu einer lizenzierten Endbenutzeranwendung
JP2001212134A (ja) ネットワークを通じてのデータ通信を含む、コンピュータ断層撮影透視検査システムでのヘリカル・マルチフレーム画像再構成のための方法および装置
US7080095B2 (en) Medical diagnostic system remote service method and apparatus
US7970582B2 (en) Diagnosis system for at least one technical system
US7107189B1 (en) Method and apparatus for associating a field replaceable unit with a medical diagnostic system and recording operational data
US20030153816A1 (en) Method and system for conducting medical imaging transactions
US7162394B2 (en) Generic embedded device and mechanism thereof for various intelligent-maintenance applications
US6351122B1 (en) MRI reconstruction using scan-specific partial echo and partial NEX data acquisitions and a network
JP2001209786A (ja) ネットワークを含むディジタル‐フィルム放射線写真イメージ変換
KR20030034849A (ko) 촬상 대상의 촬상 체적의 배열 위치 규정 방법 및 그 검색방법, 및 자기 공명 촬상 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805